JP4723491B2 - 車両内の音声入力装置または通話装置の駆動方法および駆動装置 - Google Patents

車両内の音声入力装置または通話装置の駆動方法および駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、マイクロフォンを介して音声信号を記録し、これを少なくとも1つのスピーカで再生する音声サポートシステムの駆動方法、例えば車両の音声入力装置および/または通話装置の駆動方法および駆動装置に関する。
こうした方法は車両での通話または車両の電子機器または電気機器に対する音声入力制御を支援するために用いられる。ここで基本的な問題となるのは、車両内では駆動状態に応じて相応の障害を含む背景音が存在することである。この背景音は音声命令を抑圧してしまう。車両の音声入力装置および/または通話装置は大型車両やミニバスなどに設けられていると特に有利であるが、通常の自家用車両でも使用することができる。車両内の電子機器に対して音声入力装置を使用する際には背景音を抑圧して音声命令を取り出すことが特に重要である。
欧州特許第0078014号明細書から、センサを介して増幅器装置へ、機関が動作しているか否かおよび/または車両が運動しているか否かを報告する車両用の音声識別装置が公知である。報告に応じてレベル制御が試みられ、障害を含む背景音からフィルタリングにより音声命令が取り出される。
国際公開第97/34290号明細書からは、周期的な障害信号の周期を求め、ジェネレータにより障害を除去するためのフィルタが公知である。これにより障害のない音声信号が取り出される。
独国出願第19705471号明細書からは、トランスバーサルフィルタにより音声識別を支援することが公知である。
独国出願第4106405号明細書からは、複数のマイクロフォンが用いられ、音声信号からノイズが減算される方法が公知である。複数のマイクロフォンを備えた通話装置は独国出願第19958836号明細書にも記載されている。
独国出願第3925589号明細書からは、機関室にもキャビンにもマイクロフォンを配置するマルチマイクロフォン装置が公知である。ここで2つの信号の減算が行われる。この場合の欠点は機関音または固有の車両駆動音をキャビン内の信号全体から減算することしかできないということである。特殊な副次的ノイズはこの場合には考慮されない。またフィードバックの抑圧も行われない。つまりマイクロフォンおよびスピーカが音響的に近傍に配置されているところでは、スピーカで分離された音響信号が再びマイクロフォンへ戻って入力されてしまう。このいわゆるフィードバックが生じると制御が多重になる。こうした多重の制御を回避する手段は欧州特許第1077013号明細書、国際公開第02/069487号明細書および国際公開第02/21817号明細書から公知である。
本発明の基礎とする課題は、冒頭に言及した形式の方法および装置をさらに発展させ、車両の乗員のバーバルコミュニケイションを向上させることである。
この課題は、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力とマイクロフォン信号の電力が局所的極大値を有する他の全ての周波数での電力の平均値との比が付加的な電力限界値(RichContentThreshold)よりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにバンドパスフィルタを調整することにより解決される。
周波数に関する信号電力の局所的極大値はもちろん周波数に関する信号電力の大域的極大値であってもよい。
有利な実施形態では、信号電力の局所的極大値は周波数に関する信号電力の微分、特に1次微分に依存して求められる。
有利な実施形態では、周波数に関する信号電力の1次微分に基づいて、この1次微分が0以上であるときに第1のバイナリ値をとり、0より小さいときに第2のバイナリ値をとるエッジ信号が形成され、このエッジ信号の1次微分に依存して信号電力の局所的極大値が求められる。
別の有利な実施形態では、エッジ信号の1次微分が0より小さければそれのみで信号電力の局所的極大値が存在すると見なす。
前述の課題はまた、少なくとも1つのマイクロフォン、マイクロフォン信号を再生する少なくとも1つのスピーカ、およびマイクロフォンとスピーカとのあいだに配置されたバンドパスフィルタを備えており、周波数に依存する信号の電力が求められる音声サポートシステムの駆動方法、例えば車両内の音声入力装置および/または通話装置の駆動方法において、バンドパスフィルタを周波数に関する少なくとも1つの信号電力の微分に依存して調整することによっても解決される。
特に有利には、バンドパスフィルタは周波数に関する信号電力の少なくとも2つの局所的極大値に依存して求められる。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタは周波数に関する信号電力の1次微分に依存して調整される。
有利な実施形態では、周波数に関する信号電力の1次微分に基づいて、この1次微分が0以上であるときに第1のバイナリ値をとり、0より小さいときに第2のバイナリ値をとるエッジ信号が形成され、このエッジ信号またはその1次微分に依存してバンドパスフィルタが調整される。
有利な実施形態では、所定の周波数領域内の全ての局所的極大値が求められる。また所定の周波数領域内の大域的極大値を求めてもよい。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と他の周波数での電力の平均値との比がフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と他の周波数での電力の平均値との比が時間比限界値BinRatioTimeThresholdよりも長くかつフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの周波数に隣接する複数の周波数での電力を加えた和と他の周波数での電力の平均値との比がフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの周波数に隣接する複数の周波数での信号電力を加えた和と他の周波数での信号電力の平均値との比が時間比限界値BinRatioTimeThresholdよりも長い期間にわたってフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときに、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの電力よりも大きい前記周波数に直接隣接する周波数での信号電力を加えた和と他の周波数での信号電力の平均値との比がフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの電力よりも大きい前記周波数に直接隣接する周波数での電力を加えた和と他の周波数での電力の平均値との比が時間比限界値BinRatioTimeThresholdよりも長い期間にわたってフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときに、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの電力よりも大きい前記周波数に直接隣接する周波数での電力を加えた和と他の少なくとも主要な周波数または他の全ての周波数での電力の平均値との比がフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの電力よりも大きい前記周波数に直接隣接する周波数での電力を加えた和と他の少なくとも主要な周波数または他の全ての周波数での電力の平均値との比が時間比限界値BinRatioTimeThresholdよりも長くかつフィードバック電力限界値RatioThreshold,OutGrdRatioThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、フィードバック電力限界値はバンドパスフィルタの出力信号に依存して定められる。
有利な実施形態では、フィードバック電力限界値は20〜50の範囲の値である。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と電力の局所的極大値を有する他の周波数での電力の平均値との比が付加的な電力限界値RichContentThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と電力の局所的極大値を有する他の全ての周波数での電力の平均値との比が付加的な電力限界値RichContentThresholdよりも大きいときにのみ、マイクロフォン信号の阻止周波数の成分が阻止されるようにする。
マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力、および/またはマイクロフォン信号の電力の局所的極大値を有する周波数での電力、および/またはこれらの周波数に隣接する周波数でこれらに似た高い電力値を有する周波数での電力をそれぞれ極大値と称する。
有利な実施形態では、付加的な電力限界値は20〜50の範囲の値であり、特に有利には30〜40の範囲の値である。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタは出力信号に依存して調整される。
有利な実施形態では、バンドパスフィルタはノッチフィルタであるか、または少なくとも1つのノッチフィルタを有するフィルタグループ(Filterbank)である。フィルタグループとは例えば10個のノッチフィルタを含む。
本発明の実施形態およびその利点を以下に実施例に則して説明する。図1には車両が示されている。図2には本発明の駆動装置の実施例が示されている。図3にはノッチフィルタが示されている。図4にはフィルタグループが示されている。図5には判別論理回路でのフローチャートの実施例が示されている。図6には周波数‐電力グラフが示されている。図7には図5の問い合わせステップ41の詳細が示されている。図8,図9には周波数‐電力グラフが示されている。
図1には車両1の内部を上から見た図が示されている。ここにはフロントシート2,3およびリアシート4〜6が存在しており、スピーカ7〜20およびマイクロフォン21〜24が設けられている。スピーカ7〜20の一部は音楽装置に、他の一部は音声入力装置および通話装置に属している。これらは2種類のシステムの双方によって利用される。
本発明の実施例では、スピーカ9,17〜20はマイクロフォン21で形成された信号を出力し、スピーカ7,17〜20はマイクロフォン22で形成された信号を出力し、スピーカ7,9,19,20はマイクロフォン23で形成された信号を出力し、スピーカ7,9,17,18はマイクロフォン24で形成された信号を出力する。このようにして車両でのバーバルコミュニケイションが支援される。このとき基本的にマイクロフォン21〜24とスピーカ7,9,17〜20とのあいだの信号が強く増幅されるほど通信の品質は向上する。ただしフィードバック効果、つまりマイクロフォン21〜24で受信された信号が増幅されてスピーカ7,9,17〜20から放射される際に再びマイクロフォンへ入力されてしまうことのために、増幅手段は制限されている。
こうしたフィードバックを回避するために、図2に複数のマイクロフォンのうちの1つであるマイクロフォン30と複数のスピーカのうちの1つであるスピーカ31とのあいだにバンドパスフィルタ32を設ける手段が示されている。このバンドパスフィルタはマイクロフォン信号Sをフィルタリングし、判別論理回路33でフィードバックのおそれがあると識別された所定の周波数領域を取り除いたフィルタリング信号S’を出力する。このために判別論理回路33はフィルタパラメータf,Qを求め、これによりバンドパスフィルタ32を調整する。
信号Sまたはフィルタリング信号S’を増幅するために、図示されない増幅器を設けることもできる。ただし増幅器の機能をバンドパスフィルタに担当させてもよい。
図3にはノッチフィルタとして構成されたバンドパスフィルタの特性曲線のグラフが示されている。これはバンドパスフィルタの増幅率Vと周波数fとの関係を表したグラフであり、ここでバンドパスフィルタの中間周波数f、その品質Qが示されている。複数の周波数領域をフィルタリングするためにバンドパスフィルタ32は有利にはフィルタグループとして構成されており、図4のグラフのような特性曲線を呈する。1つのフィルタグループは有利には10個までのノッチフィルタを含む。
図5には判別論理回路33内で動作するフローの実施例のフローチャートが示されている。まずステップ40で信号Sの周波数fが分析される。ここでは例えば図6に示されているように、種々の検査周波数f〜fn+8での(例えば40Hzからの192個の検査周波数での)信号Sの電力Pが分析される。
検査周波数f〜fn+8での電力を時間的に求め、時間に関する平均値を形成し、検査周波数f〜fn+8での信号Sの実際の電力に代えてこの平均値を検査すると有利であると判明している。本明細書で言及している信号Sの電力とは、所定の時間にわたって形成された複数の電力の平均値を含む。また本発明における電力の概念は振幅およびその時間平均値も含む。さらに本発明における電力、振幅またはその時間平均値のさらなる代替量として、正規化量などを用いてもよい。例えば本発明における検査周波数fでの信号Sの電力とは全ての検査周波数f〜fn+8での信号Sの電力の和を除算した値であると解されたい。
ステップ40に続く問い合わせステップ41では、検査周波数f〜fn+8ごとにフィードバックのおそれがないかどうかが問い合わされる。この問い合わせステップの詳細が図7に示されている。検査周波数f〜fn+8にフィードバックのおそれがない場合にはステップ40へ戻る。ただし検査周波数f〜fn+8のうち1つでもフィードバックのおそれがある場合には、問い合わせステップ41から問い合わせステップ42へ移行し、マイクロフォン信号Sがバンドパスフィルタにより検査周波数を中心とした成分だけ低減されているか否かが問い合わされる。
マイクロフォン信号Sがまだバンドパスフィルタにより検査周波数を中心とした成分だけ低減されていない場合、問い合わせステップ42から問い合わせステップ43へ移行し、バンドパスフィルタが使用可能であるか否かが問い合わされる。使用可能である場合、問い合わせステップ43からステップ47へ移行し、所定のバンドパスフィルタが選択され、フィルタパラメータ、すなわちバンドパスフィルタの中間周波数fおよびその品質Qが形成される。中間周波数fは本発明の特許請求の範囲で云うところの阻止周波数の例である。本発明の特許請求の範囲における阻止周波数とは特に中間周波数f近傍の値であり、バンドパスフィルタは実際にはマイクロフォン信号Sからこの周波数を除去する。
中間周波数fは例えばフィードバックの検出された検査周波数に等しくなるようにセットすることができる。本発明の別の実施例として、中間周波数fは補正周波数の付加された検査周波数であってもよい。補正周波数は例えばマイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力およびこの周波数に少なくとも隣接する周波数での電力に依存して形成される。したがって補正周波数は
korr=sign*fdist*Pmaxneigh/(Pmax+Pmaxneigh
から形成される。ここでfkorrは補正周波数であり、fdistはマイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数とこの第1の検査周波数に直接隣接し極大電力を含む第2の検査周波数との間隔であり、Pmaxは第1の検査周波数での電力であり、Pmaxneighは第2の検査周波数での電力であり、signは符号である。なお第2の検査周波数が第1の検査周波数よりも大きい場合には符号が正となり、逆の場合には負となる。
このことを以下の実施例に基づいて詳細に説明する。192個の検査周波数f〜f192を考えることとし、fを40Hzとする。fdistは全ての周波数に対して40Hzである。さらに検査周波数f〜f192でのマイクロフォン信号の電力について
P(f,f,…f94)=1
P(f95)=4
P(f96)=16
P(f97)=2
P(f98,f99,…f192)=1
が当てはまる。したがって
korr=(−)*40Hz*4/(16+2)=−8Hz
となる。
マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数は3840Hzであり、阻止周波数は3832Hzである。
また補正周波数は式
korr=Δf*(Pneighright−Pneighleft)/(Pmax+|Pneighright−Pneighleft|)
から形成することもできる。ここでfkorrは補正周波数であり、Δfは2つの検査周波数の間隔であり、Pmaxはマイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力であり、Pneighrightは第1の検査周波数の直接上方の検査周波数での電力であり、Pneighleftは第1の検査周波数の直接下方の検査周波数での電力である。これらを考慮すると、この場合には
korr=40Hz*(2−4)/(16+|4−2|)=−4.44Hz
となる。マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数は3840Hzであり、阻止周波数は3835.56Hzである。
品質Qは例えば1/40Hzの設定値へ向かって調整される。
問い合わせステップ43で使用可能なバンドパスフィルタが存在しないことがわかった場合には、ステップ48で信号Sの電力が所定の低減係数ぶんだけ低減される。この低減係数は2dB〜5dBの範囲の値であり、特に有利には3dBである。
問い合わせステップ42でマイクロフォン信号Sが既にバンドパスフィルタにより検査周波数の所定の成分だけ低減されていることが確認された場合には、問い合わせステップ44へ移行する。問い合わせステップ44ではバンドパスフィルタの阻止周波数の領域をさらに拡張することにより、つまり品質Qをさらに低減することにより、所定の最低限の品質が下方超過されるか否かが問い合わされる。
周波数領域を拡張して所定の最低限の品質が下方超過される場合にはステップ45へ移行し、そうでない場合にはステップ46へ移行する。ステップ48に相応するステップ45では、信号Sの電力が所定の低減係数ぶんだけ低減される。この低減係数は2dB〜5dBの範囲の値であり、特に有利には3dBである。ステップ46では品質Qが低減され、バンドパスフィルタの帯域が拡張される。
ステップ45〜48に続いて、ステップ49で0.1s〜3sの時間が待機される。
図7には前述の問い合わせステップ41の実施例が示されている。まず問い合わせステップ61でバンドパスフィルタ32の出力信号S’の電力が出力限界値を上回るか否かが問い合わされる。バンドパスフィルタの出力信号S’の電力が出力限界値を上回る場合には問い合わせステップ62へ移行し、電力の比PowerRatio3、つまりマイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力にこの電力よりも大きく第1の検査周波数に直接隣接する第2の検査周波数での電力を加えた和MaxBinPwrPlusNeighborと、他の全ての周波数でのマイクロフォン信号の電力の平均値MeanBinPwrReminderとの比が、フィードバック電力限界値OutGrdRatioThresholdより大きいか否かが問い合わされる。
この実施例では有利に、問い合わせステップ62の別の手段として、電力の比PowerRatio3が時間比限界値OutBinRatioTimeThresholdよりも長い期間にわたってフィードバック電力限界値OutGrdRatioThresholdより大きいか否かが問い合わされる。ここで電力の比PowerRatio3とは、つまりマイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力にこの電力よりも大きく第1の検査周波数に直接隣接する第2の検査周波数での電力を加えた和MaxBinPwrPlusNeighborと、他の全ての周波数でのマイクロフォン信号の電力の平均値MeanBinPwrReminderとの比である。フィードバック電力限界値は30〜40の範囲内の値である。
有利には、大域的極大値が時間比限界値OutBinRatioTimeThresholdよりも長い場合にのみ問い合わせステップ62の結果がイエスとなるように構成してもよい。
問い合わせステップ62を実行する際には最初に局所的極大値が求められる。このためにまず検査周波数に対して周波数fによる信号Sの電力の1次微分が求められる。続いて周波数fによる信号Sの電力の1次微分から、この1次微分が0以上であるときに第1のバイナリ値をとり、0より小さいときに第2のバイナリ値をとるエッジ信号が形成される。次にこのエッジ信号の1次微分が求められる。このとき本発明の有利な実施例では、エッジ信号の1次微分が限界値より小さい場合にのみ周波数fに関する信号Sの電力の局所的極大値が存在すると見なす。
Figure 0004723491
上の表1にはMatlabTM言語でプログラミングされたプログラムの実施例が示されている。前述の基準にしたがった局所的極大値が存在する検査周波数のインデクスidx_vecが求められる。ここでxは個々の検査周波数での電力のベクトルであり、flec_threshは0〜−1の範囲内の値である。
極大電力を有する局所的極大値は大域的極大値と見なされる。
問い合わせステップ62の結果がイエスであった場合には問い合わせステップ63へ移行し、ノーであった場合にはステップ64へ移行する。
問い合わせステップ63では信号Sが強い高調波成分を有するか否かが問い合わされる。このために有利な実施例では、マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力と、局所的極大値を有する他の全ての周波数でのマイクロフォン信号の電力の平均値との比が付加的な電力限界値RichContentThreshold以下であるか否かが問い合わされる。
問い合わせステップ63で、マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力と局所的極大値を有する他の全ての周波数でのマイクロフォン信号の電力の平均値との比が付加的な電力限界値RichContentThreshold以下であることが確認された場合にはステップ64へ移行する。そうでない場合にはフィードバックが生じていると見なされる。
ステップ64では例えば3sの所定の待機時間が待機される。待機時間が経過すると、フィードバックは生じていないものとされる。
問い合わせステップ61でバンドパスフィルタ32の出力信号S’の電力が出力限界値を上回らないことが確認された場合、問い合わせステップ62に相応する問い合わせステップ65へ移行する。このときにはフィードバック電力限界値として前述の限界値OutGrdRatioThresholdでなく別の限界値RatioThresholdが使用される。フィードバック電力限界値RatioThresholdは有利には30〜40の範囲内の値である。
問い合わせステップ65の結果がイエスであった場合、問い合わせステップ63に相応する問い合わせステップ66へ移行する。問い合わせステップ65の結果がノーであった場合にはフィードバックは生じていないものとされる。
問い合わせステップ66で、マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力と局所的極大値を有する他の全ての周波数でのマイクロフォン信号の電力の平均値との比が付加的な電力限界値RichContentThreshold以下であることが確認された場合にはフィードバックは生じていないものとされる。そうでない場合にはフィードバックが生じていると見なされる。
本発明のフィードバック識別は前述の実施例のみに限定されない。問い合わせステップ65での問い合わせのみでフィードバック識別を行ってもよい。また図7の実施例で用いているバイナリの判別論理回路をシャープでない論理回路、すなわちファジィ論理回路またはニューラルネットワークによって置換してもよい。
図7の問い合わせステップ63を以下に図8の信号80の電力‐周波数グラフおよび図9の信号90の電力‐周波数グラフに則して説明する。これらのグラフでは信号80,90の電力P[dB]が検査周波数のインデクスidx_vecについて示されている。信号80,90に対する問い合わせステップ61でバンドパスフィルタ32の出力信号S’が出力限界値を上回ることが確認されると、問い合わせステップ62へ移行する。さらに問い合わせステップ62の結果がイエスであるとする。図8,図9のグラフの+マークは表1のプログラムによって局所的極大値/大域的極大値として識別された全ての検査周波数を表す。
図8には信号80の大域的極大値81が示されている。図9には信号90の大域的極大値91が示されている。検査周波数はそれぞれ40Hzの間隔を有している。付加的な電力限界値RichContentThresholdの値は37である。
信号80の電力が極大となる第1の検査周波数での電力と局所的極大値を有する他の全ての周波数での電力の平均値との比は約16であり、限界値37よりはるかに小さい。したがって問い合わせステップ63の結果はイエスとなり、フィードバックは生じていないものとされる。
一方、信号90の電力が極大となる第1の検査周波数での電力と局所的極大値を有する他の全ての周波数での電力の平均値との比は約73であり、限界値37よりはるかに大きい。したがって問い合わせステップ63の結果はノーとなり、フィードバックが生じているとされる。
車両を示す図である。 本発明の駆動装置を示す図である。 ノッチフィルタを示す図である。 フィルタグループを示す図である。 判別論理回路でのフローチャートである。 周波数‐電力グラフである。 周波数‐電力グラフである。 図5の問い合わせステップ41の詳細を示す図である。 周波数‐電力グラフである。
符号の説明
1 車両、 2,3 フロントシート、 4〜6 リアシート、 7〜20,31 スピーカ、 21〜24,30 マイクロフォン、 32 バンドパスフィルタ、 33 判別論理回路、 40,45〜49,64 ステップ、 41〜44,61〜63,65,66 問い合わせステップ、 80,90 信号、 81,91 大域的極大値、 BinRatioTimeThreshold 時間比限界値、 f 周波数、 f〜fn+8,f,f,f44,f88,f94,f95,f97,f98,f122,f192 周波数ポイント、 f 中間周波数、 fdist マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数とこの第1の検査周波数に直接隣接する極大電力を含む第2の検査周波数との間隔、 fkorr 周波数補正値、 MaxBinPwrPlusNeighbor マイクロフォン信号の電力が極大となる第1の検査周波数での電力とこの電力よりも大きい第1の検査周波数に直接隣接する周波数での電力との和、 MeanBinPwrReminder 全ての周波数についてのマイクロフォン信号の電力の平均値、 Q 品質、 OutGrdRatioThreshold,RatioThreshold フィードバック電力限界値、 P 電力、 Pmax 第1の検査周波数でのマイクロフォン信号の電力極大値、 Pmaxneigh 第1の周波数に直接隣接する第2の検査周波数での極大電力を含む電力、 Pneighleft 第1の検査周波数の直接下方の検査周波数でのマイクロフォン信号の電力、 Pneighright 第1の検査周波数の直接上方の検査周波数でのマイクロフォン信号の電力、 PowerRatio3 電力の比、 RichContentThreshold 付加的な電力限界値、 S 信号、 S’ フィルタリングされた信号、 sign 符号、 V 増幅率、 Δf 2つの検査周波数の差

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのマイクロフォン(30)、マイクロフォン信号を再生する少なくとも1つのスピーカ(31)、および、マイクロフォンとスピーカとのあいだに配置され1つまたは複数の阻止周波数を有し、周波数に依存するマイクロフォン信号(S)の電力を求めることにより、個々の帯域において周波数を阻止するように調整されるバンドパスフィルタを備えている、
    車両(1)内の音声入力装置または通話装置の駆動方法において、
    バンドパスフィルタを調整する際に、マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と電力の局所的極大値を有する他の全ての周波数での電力の平均値との比が付加的な電力限界値(RichContentThreshold)よりも大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるようにする
    ことを特徴とする車両内の音声入力装置または通話装置の駆動方法。
  2. 信号電力の局所的極大値を周波数(f)に関する信号電力の微分に依存して求める、請求項1記載の方法。
  3. 信号電力の局所的極大値を周波数(f)に関する信号電力の1次微分に依存して求める、請求項1または2記載の方法。
  4. 周波数(f)に関する信号電力の1次微分に基づいて、該1次微分が0以上であるときに第1のバイナリ値をとり、0より小さいときに第2のバイナリ値をとるエッジ信号を形成し、該エッジ信号の1次微分に依存して信号電力の局所的極大値を求める、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と他の周波数での電力の平均値との比がフィードバック電力限界値(RatioThreshold,OutGrdRatioThreshold)よりも大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるように、バンドパスフィルタを調整する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  6. マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と他の周波数での電力の平均値との比が、時間比限界値(BinRatioTimeThreshold)より長い期間にわたって、フィードバック電力限界値(RatioThreshold,OutGrdRatioThreshold)よりも大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるように、バンドパスフィルタを調整する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  7. マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの周波数に隣接する周波数での電力を加えた和と他の周波数での電力の平均値との比がフィードバック電力限界値(RatioThreshold,OutGrdRatioThreshold)よりも大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるように、バンドパスフィルタを調整する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  8. マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力にこの周波数に隣接する周波数での電力を加えた和と他の周波数での電力の平均値との比が、時間比限界値(BinRatioTimeThreshold)より長い期間にわたって、フィードバック電力限界値(RatioThreshold,OutGrdRatioThreshold)よりも大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるように、バンドパスフィルタを調整する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. フィードバック電力限界値をバンドパスフィルタの出力信号(S’)に依存して定める、請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. フィードバック電力限界値は20〜50の範囲の値である、請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数での電力と電力の局所的極大値を有する他の周波数での電力の平均値との比が付加的な電力限界値(RichContentThreshold)より大きい場合に、当該マイクロフォン信号の電力が極大となる周波数に相当するバンドパスフィルタの帯域の周波数の成分が阻止されるように、バンドパスフィルタを調整する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 付加的な電力限界値は20〜50の範囲の値である、請求項10または11記載の方法。
  13. 付加的な電力限界値は30〜40の範囲の値である、請求項12記載の方法。
  14. バンドパスフィルタは出力信号(S’)に依存して調整される、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 少なくとも1つのマイクロフォン(30)、マイクロフォン信号(S)を再生する少なくとも1つのスピーカ(31)、およびマイクロフォンとスピーカとのあいだに配置されたバンドパスフィルタ(32)を備えている
    車両(1)内の音声入力装置または通話装置の駆動装置において、
    請求項1から14までのいずれか1項記載の方法にしたがってバンドパスフィルタを調整するための判別論理回路が設けられている
    ことを特徴とする車両内の音声入力装置または通話装置の駆動装置。
  16. バンドパスフィルタは少なくとも1つのノッチフィルタを備えたフィルタグループである、請求項15記載の装置。
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