JP4722687B2 - Sipアプリケーション制御プログラム、sipサーバ、sipアプリケーション制御方法 - Google Patents

Sipアプリケーション制御プログラム、sipサーバ、sipアプリケーション制御方法 Download PDF

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本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)を利用するSIPアプリケーションのためのSIPアプリケーション制御プログラム、SIPサーバ、SIPアプリケーション制御方法に関するものである。
SIPは、IP(Internet Protocol)電話等のセションを確立するためのプロトコルである。図9は、従来のSIPアプリケーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。従来のSIPアプリケーションシステムにおいて、発行要求を行うUAC(ユーザエージェントクライアント)1と着信を行うUAS(ユーザエージェントサーバ)2は、それぞれ直接通信ができるように同一ネットワークに接続されており、SIPサーバ3を介して接続される。SIPサーバ3は、ロケーションサーバ4、認証サーバ5、プレゼンスサーバ6に直接又はネットワーク経由で接続され、それぞれにアクセスすることができる。なお、SIPサーバ3とロケーションサーバ4とは、通常、LDAP等のプロトコルで接続されることが一般的である。
UAC1の利用者がUAS2の利用者に対して電話をかける場合、UAC1の利用者による操作に従って、UAC1はSIPサーバ3に対して発行要求を行う。このときUAC1は、SIPサーバ3に対して、認証用のIDとパスフレーズ、接続先電話番号に相当するユニバーサルSIPアドレスを通知する。SIPサーバ3は、認証サーバ5に対して、このIDとパスフレーズの問い合わせを行い、正しければ次の処理に進み、誤りがあれば、UAC1にエラーを返却する。次に、SIPサーバ3は、ロケーションサーバ4へユニバーサルIPアドレスを通知して問い合わせを行い、ロケーションサーバ4から返却されるローカルSIPアドレスを取得する。ロケーションサーバ4は、UAC1やUAS2等の端末の位置情報を一元的又は分散的に管理し、代表アドレスであるユニバーサルSIPアドレスからIPアドレス等を含んだ実際の論理位置情報であるローカルSIPアドレスへの変換を行う。
この段階で、SIPサーバ3はUAS2のローカルSIPアドレスを知っているので、更にSIPサーバ3はUAS2への発呼要求を行う。UAS2は、この発呼要求を受けて着信音等の通知方法を用いてUAS2の利用者に着信を通知する。UAS2の利用者による着信の操作に従って、UAS2はSIPサーバ3に対して正常応答を返却し、SIPサーバ3は更にこの正常応答をUAC1に中継する。UAC1は応答を正しく受け取ったことを示すACK要求をSIPサーバ3に通知し、SIPサーバ3はこのACK要求をUAS2に中継する。
以上の処理が完了した段階でSIPのセションの確立は完了し、UAC1と
UAS2はそれぞれお互いに直接通信用パケットを送信して通信を行う。なお、直接通信に利用されるプロトコルは発呼要求と正常応答のSIPパケットの中に含まれる。
従来のSIPアプリケーション開発においては、Jain SIP Servlet仕様に基づくアーキテクチャで構成されている。図10は、従来のSIPサーバのアーキテクチャの一例を示すブロック図である。SIPサーバ3には、OS(オペレーティングシステム)10がインストールされ、更にオペレーティングシステム10上に、ミドルウェアであるSIP Servletコンテナ11、Webコンテナ12がインストールされている。SIPアプリケーションの開発者はSIP Servletコンテナ11、Webコンテナ12上にそれぞれ、複数のSIPアプリケーション13、複数のWebアプリケーション14を配備する。
オペレーティングシステム10は、UAC1から送信されるUDP(User Datagram Protocol)又はTCP(Transmission Control Protocol)のSIPパケットを解釈し、ポート番号等の情報からSIPパケットと判断すると、その情報をSIP Servletコンテナ11に通知する。SIP Servletコンテナ11は、受信したSIPパケットからSIPメソッド情報及びヘッダ情報を抽出し、これらの情報とSIPアプリケーションに添付される定義ファイルとを照合することにより、通知先のアプリケーションとそのJava(登録商標)メソッド名を特定し、そのメソッドを呼び出す。
SIPアプリケーション13には、SIPメソッドに対応するJavaメソッドが定義されており、REGISTER要求やINVITE要求等のSIPメソッドに対応するJavaのメソッドが呼び出される仕様となっている。このJavaメソッド内に、認証サーバ5に接続して認証を行う、ロケーションサーバ4との通信を行ってローカルSIPアドレスを取得する等のビジネスロジック処理を記述することにより、SIPアプリケーションは目的の処理ができるようになる。
Webのアプリケーションの場合には、オペレーティングシステム10がTCPのパケットを解釈し、ポート番号からWebコンテナ12を呼び出す。Webコンテナ12は同様に、このパケットのHTTPメソッド情報やHTTPヘッダとWebアプリケーション14に添付された定義ファイルとを照合することにより、呼び出すJavaメソッドを決定し、呼び出しを行う。SIPコンテナ13とWebコンテナ14とは、相互に通信することができるようになっており、WebからSIPの呼び出し等の連携処理もできるようになっている。
なお、本発明の関連ある従来技術として、例えば、下記に示す特許文献1が知られている。このサービス起動フレームワークは、セッションプロトコルのメッセージによって起動される複数のサービスを管理する方法及びシステムである。
特開2004−532472号公報
しかしながら、SIPを使ったアプリケーションは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等と比較して定型的な作業が多く発生するにもかかわらず、ロケーションサーバ4や認証サーバ5との接続や通信等の処理の全てをアプリケーション開発者が記述しなければならないことから、開発効率が低いという問題がある。
また、SIPアプリケーションの開発者は、上述のJavaメソッドの単位で開発する必要がある。SIPアプリケーション内には複数のアプリケーションで共通に含まれる処理、即ち上述の従来例においてロケーションサーバ4を通じてユニバーサルSIPアドレスからローカルSIPアドレスに変換する処理や、ユーザを認証する処理が含まれている。しかしながら、SIP Servletの開発者は、これらの関心事の単位でアプリケーションを開発することができないことから、SIPアプリケーションが複雑化するという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、開発効率の高いSIPアプリケーションのためのSIPアプリケーション制御プログラム、SIPサーバ、SIPアプリケーション制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御をコンピュータに実行させるSIPアプリケーション制御プログラムであって、前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークであるレジストラフレームワーク処理ステップとをコンピュータに実行させるものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクションプログラムと、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムとを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークであるプロキシフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムと、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクションプログラムとを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークであるSIMPLEフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、前記フレームワークは更に、SIP要求又はSIP応答の妥当性を検証するバリデーションアクションプログラムを呼び出し、エラーが発生した場合、エラー処理を行うエラーハンドリングアクションプログラムを呼び出すことを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、更に、各アクションプログラムの実行によってフォワード情報が与えられた場合、新たなSIPアプリケーションセションを生成するフォワーディングアクションプログラムを呼び出すセション生成フレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、前記フレームワークは、予め定義されたフレームワーク定義ファイルに基づいて、呼び出すアクションプログラムを決定することを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、SIP要求における要求URIに応じて呼び出すアクションプログラムを切り替えることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、SIP要求における必須プロトコルヘッダまたはSDPに含まれるプロトコル情報に応じて呼び出すアクションプログラムを切り替えることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、更に、各アクションプログラムの作成のために、前記フレームワークに対応する前記アクションプログラムの雛形を提供するアクションプログラム雛形提供ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明は、SIP Servletコンテナ処理部の動作に応じたSIPアプリケーションの制御を行うSIPサーバであって、前記SIP Servletコンテナ処理部の呼び出し先を定義するコンテナ定義部と、前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナ処理部からの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクション処理部と、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクション処理部と、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクション処理部とを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理部とを備えたものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、更に、前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナ処理部からの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクション処理部と、前記認証アクション処理部と、前記ロケーションサーバ操作アクション処理部とを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークを実行するプロキシフレームワーク処理部を備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、更に、前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクション処理部と、前記ロケーションサーバ操作アクション処理部と、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクション処理部とを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークを実行するSIMPLEフレームワーク処理部を備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、前記フレームワークは更に、SIP要求又はSIP応答の妥当性を検証するバリデーションアクション処理部を呼び出し、エラーが発生した場合、エラー処理を行うエラーハンドリングアクション処理部を呼び出すことを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、更に、各アクション処理部の実行によってフォワード情報が与えられた場合、新たなSIPアプリケーションセションを生成するフォワーディングアクション処理部を呼び出すセション生成フレームワーク処理部を備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、前記フレームワークは、予め定義されたフレームワーク定義ファイルに基づいて、呼び出すアクション処理部を決定することを特徴とするものである。
また、本発明に係るSIPサーバにおいて、更に、各アクション処理部の作成のために、前記フレームワークに対応する前記アクション処理部の雛形を提供するアクション雛形提供部を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御を実行するSIPアプリケーション制御方法であって、前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理ステップとを実行するものである。
本発明によれば、ビジネスロジックを除いた部分をフレームワーク化することにより、開発者がアプリケーション間で共通の処理を記述する手間を省き、開発の効率化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態に係るSIPアプリケーションシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るSIPアプリケーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1において、図9と同一符号は図9に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。図9と比較すると図1は、従来のSIPサーバ3の代わりに本実施の形態に係るSIPサーバ21を備える。
次に、SIPサーバのアーキテクチャの構成について説明する。
図2は、本実施の形態に係るSIPサーバのアーキテクチャの一例を示すブロック図である。図2において、図10と同一符号は図10に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。図10と比較すると図2は、SIP Servletコンテナ11の代わりにSIP Servletコンテナ23、コンテナ定義ファイル61を備え、Webコンテナ12の代わりにWebコンテナ24を備え、Webアプリケーション14の代わりにWebアプリケーション26を備え、SIPアプリケーション13の代わりにSIPフレームワーク25、SIPアクション27、フレームワーク(FW)定義ファイル28、フォワーディングアクション29を備える。
SIP Servletコンテナ23上には、SIPフレームワーク25が配備される。このSIPフレームワーク25上には更に、SIPアクション27及びフレームワーク定義ファイル28が配備される。これらのSIPアクション27及びフレームワーク定義ファイル28は開発者により作成されることを想定したものである。また、SIPフレームワーク25上には、フォワーディングアクション29を配備することができる。また、Webコンテナ24上には、Webアプリケーション26が配備される。
図3は、本実施の形態に係るSIPアプリケーションの構成の一例を示すブロック図である。上述したようにSIPアプリケーションは、主にSIPアクション27とSIPフレームワーク25で構成される。また、SIPアプリケーションとして、レジストラとして機能するレジストラアプリケーション31、プロキシとして機能するプロキシアプリケーション32、主にインスタントメッセージやプレゼンス管理のために用いられるSIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)アプリケーション33が実現される。
これらのSIPアプリケーションに含まれるSIPアクション27は、機能毎のアクションとして作成され、認証アクション34、バリデーションアクション35、ロケーションサーバ操作アクション36、エラーハンドリングアクション37、レジストラアクション38、プロキシアクション39、SIMPLEアクション40から成る。
SIPフレームワーク25は、SIPアプリケーションに共通の処理を行うもので、レジストラフレームワーク41、プロキシフレームワーク42、SIMPLEフレームワーク43で構成されており、それぞれレジストラアプリケーション31、プロキシアプリケーション32、SIMPLEアプリケーション33に対応するアクションの呼び出しを制御する。
コンテナ定義ファイル61は、SIP Servletコンテナ23がどのフレームワークを呼び出すかを予め定義しておくものであり、SIP Servletコンテナ23が受信する要求に対応して呼び出すフレームワークが指定されている。
フレームワーク定義ファイル28は、主に、各フレームワーク(レジストラフレームワーク41、プロキシフレームワーク42、SIMPLEフレームワーク43)がどのJavaクラスをアクションとして呼び出すかを予め定義しておくものであり、関連するアクションについてインタフェースにおけるクラスを指定する。例えば、レジストラフレームワーク41に関連する、認証アクション34、バリデーションアクション35、ロケーションサーバ操作アクション36、エラーハンドリングアクション37、レジストラアクション38のそれぞれを実現するクラスは、予めフレームワーク定義ファイル28に定義される。レジストラフレームワーク41は、フレームワーク定義ファイル28に基づいて各アクションを決定し、呼び出す。
また、フレームワーク定義ファイル28には、SIPの要求URI(Uniform Resource Identifier)やSIP要求の必須プロトコルヘッダ又はSDP(Session Description Protocol)の種別に応じて、呼び出すアクションのセットが、予め定義される。プロキシフレームワーク42は、フレームワーク定義ファイル28に基づいて適切なアクションのセットを決定し、呼び出す。例えば、電話用とテレビ会議用とで異なるアクションのセットを利用するような場合にこの機能を利用する。
また、フレームワーク定義ファイル28には、フレームワークが受け取るフォワード情報に対応する遷移先のアクションが予め定義される。セション生成用フレームワーク54は、フレームワーク定義ファイル28に基づいてフォワーディングアクション29を決定し、呼び出す。
このフレームワーク定義ファイル28によれば、フレームワークとアクションの呼び出し関係を容易に変更することができ、機能の切り替えや保守の効率が向上する。また、状況に応じて異なるアクションへ遷移させることができることから、従来のフレームワークにおけるアプリケーションのテンプレート化のように柔軟性や拡張性を犠牲にすることなく、複雑なアプリケーションを容易に記述することができる。
また、Webコンテナ24がコンテナ定義ファイル61を用いることにより、Webシステムからもフレームワークの呼び出しを行うことができ、WebとSIPが連携するアプリケーションを容易に構築することができる。
次に、各フレームワークと各アクションとの呼び出し関係について説明する。
図4は、本実施の形態に係る各フレームワークと各アクションとの間の呼び出し関係の一例を示すブロック図である。UAC1からのSIP要求やSIP応答はSIP Servletコンテナ23を介して各フレームワークに通知されるようになっており、逆に各フレームワークからUAC1へのSIP要求やSIP応答はSIP Servletコンテナ23を経由して通知される。
また、各フレームワークは各アクションの呼び出しを行う。次に、その依存関係について詳細に記述する。認証アクション34、バリデーションアクション35、ロケーションサーバ操作アクション36、エラーハンドリングアクション37は、全てのフレームワークから呼び出される。レジストラアクション38は、レジストラフレームワーク41のみから呼び出される。プロキシアクション39は、プロキシフレームワーク42のみから呼び出される。SIMPLEアクション40は、SIMPLEフレームワーク43とレジストラフレームワーク41から呼び出される。
また、上述したSIPアプリケーションの開発環境について説明する。
開発者には各フレームワークが提供される他、各アクションを記述するための雛形またはインタフェースが提供される。従って、開発者はフレームワークに適したアクションが容易に作成できる。また、開発者は、SIPアプリケーションに共通する処理を見ることなく、SIPアプリケーションにおけるビジネスロジックの関心事の単位で、各アクションを記述することができる。
次に、各アクションの機能について説明する。
認証アクション34には、SIP要求又はSIP応答を認証するプログラムが記述される。SIPではRFC3261によりダイジェスト認証を行うことが規定されており、通常はUAC1から送信されるユーザIDとパスワードのダイジェスト値の妥当性を認証サーバ5に対して問い合わせるプログラムが、認証アクション34に記述される。なお、認証アクションのプログラムはダイジェスト認証に限定するものではなく、基本認証等の既存の認証方式でも記述することは可能であり、他の認証方法が採用された際にはその認証方法に対応したプログラムを記述しても良い。
バリデーションアクション35には、SIP要求又はSIP応答のヘッダ及びボディ部分の妥当性を検証するプログラムが記述される。例えば、システムで必要とされるヘッダ情報が含まれていなければ、エラーをUAC1に返却するようなプログラムが、バリデーションアクション35に記述される。
ロケーションサーバ操作アクション36には、ロケーションサーバ4への接続、及びロケーションサーバ4に対してUAC1の情報を登録、検索、削除するプログラムが記述される。通常、ロケーションサーバ4との通信方法はLDAP等のプロトコルが採用されることが多いが、このようにロケーションサーバ4との接続の部分を1個のアクションとして纏めることで、例えば接続方式がLDAPから内部データベースアクセスに変更になった場合でもロケーションサーバ操作アクション36のみを変更すれば良い。
エラーハンドリングアクション37には、フレームワーク41〜43やSIP Servletコンテナ23内でエラーが発生した場合に、そのエラーの種類に応じて一定の動作をさせるためのプログラムが記述される。これにより、例えば電話番号誤りの情報を統計情報として取得するような場合に、プロキシアプリケーション32とSIMPLEアプリケーション33とで統一的な処理を行うことができる。
レジストラアクション38には、レジストラアプリケーション31固有に発生するビジネスロジックプログラムが記述される。例えば、1台のSIPサーバ21にログインできるUAC1の台数を制限するようなプログラムをここに記述することにより、SIPサーバ21が過負荷になることを防止するようなプログラムを記述することができる。
プロキシアクション39には、発呼要求のライフサイクルを定義するプログラムを記述する。即ち、最初に発呼要求が通知された際に呼び出される初期化処理、通信相手との接続前に呼び出されるビジネスロジックである接続前ビジネスロジック、セションが確立された直後に呼び出されるビジネスロジックである接続後ビジネスロジック、通信が完了した際に呼び出されるビジネスロジックである通話完了後ビジネスロジック、終了処理である。例えば、接続前と通信完了後にタイマをセットし、その時間を計測することで時間課金を行うプログラムを記述することができる。また、プロキシアクション39は、セション生成用フレームワーク54を呼び出すことができ、B2BUA(Back-to-Back User Agent)や3PCC(3rd Party Call Control)等のSIPアプリケーションを新規に開始することができる。
SIMPLEアクション40には、レジストラフレームワーク31から呼び出された場合にプレゼンス情報をウォッチャに通知するプログラムが記述される。また、SIMPLEアクション40には、SIMPLEフレームワーク43から呼び出された場合にウォッチャからのプレゼンス通知要求(SUBSCRIBE要求)を処理したり、インスタントメッセージ通知要求(MESSAGE要求)を処理したりするプログラムが記述される。例えば、インスタントメッセージの履歴をデータベースで管理する、インスタントメッセージに特定の文字列が含まれる場合のみ第三者に再送信する、等のプログラムを記述することができる。
次に、各フレームワークの動作について説明する。
まず、レジストラフレームワーク41の動作について説明する。
図5は、本実施の形態に係るレジストラフレームワークの動作の一例を示すシーケンス図である。図の下方向が時間の流れる方向を表す。予めコンテナ定義ファイル61において、SIP Servletコンテナ23がSIPのREGISTER要求を受信した際にはレジストラフレームワーク41を呼び出すことが記述されている。また、UAC1とレジストラフレームワーク41は、SIP Servletコンテナ23を介して通信ができる。
SIP Servletコンテナ23がUAC1からのREGISTER要求を受信すると(S11)、コンテナ定義ファイル61に従ってレジストラフレームワーク41が呼び出される(S12)。すると、レジストラフレームワーク41は、認証アクション34(S13)、バリデーションアクション35(S15)を順に呼び出す。レジストラフレームワーク41は、これらのアクションを呼び出す際に、引数としてSIP要求及びSIP要求に含まれるボディ情報を渡す。認証アクション34は、認証サーバ5を用いて認証を行う(S14)。
エラーがなければ、レジストラフレームワーク41は、ロケーションサーバ操作アクション36の接続メソッドを呼び出し、ロケーションサーバ4との接続が確立される。レジストラフレームワーク41は、ロケーションサーバ操作アクション36の登録メソッドを呼び出し(S21)、SIP要求を行ったUAC1のSIPユニバーサルアドレス及びSIPローカルアドレスをロケーションサーバ4に登録する(S22)。更に、レジストラフレームワーク41は、SIMPLEアクション40を呼び出し、UAC1のプレゼンスを知りたいウォッチャへの通知を実施しても良い。最後に、レジストラフレームワーク41は、独自のビジネスロジックを実行するレジストラアクション38を呼び出し(S23)、処理を完了する。レジストラフレームワーク41は、SIP Servletコンテナ23に応答し(S24)、SIP Servletコンテナ23は、UAC1へ応答する(S25)。
このシーケンス中の各アクションは、認証結果、バリデーション結果、途中で発生した例外等のエラー情報をレジストラフレームワーク41に返却する。各アクション内でエラーが発生した場合、レジストラフレームワーク41は、そのエラー情報をエラーハンドリングアクション37に引き渡す。
次に、プロキシフレームワーク42の動作について説明する。
図6は、本実施の形態に係るプロキシフレームワークの動作の一例を示すシーケンス図である。図の下方向が時間の流れる方向を表す。予めコンテナ定義ファイル61において、SIP Servletコンテナ23がSIPのINVITE要求を受信した際にはプロキシフレームワーク42を呼び出すことが記述されている。レジストラフレームワーク41と同様、UAC1とプロキシフレームワーク42は、SIP Servletコンテナ23を介して通信ができる。
SIP Servletコンテナ23がUAC1からのINVITE要求を受信すると(S31)、コンテナ定義ファイル61に従ってプロキシフレームワーク42が呼び出される(S32)。すると、プロキシフレームワーク42は、プロキシアクション39の初期化メソッドinit()(S33)、認証アクション34(S34)、バリデーションアクション35(S35)、ロケーションサーバ操作アクション36(S36)の接続メソッドを順に呼び出す。
まず、プロキシアクション39の初期化メソッドにより、プロキシアプリケーションのライフサイクルが初期化される。認証アクション34、バリデーションアクション35、ロケーションサーバ操作アクション36の役割はレジストラフレームワーク41の場合と同様である。
次に、プロキシフレームワーク42はロケーションサーバ操作アクション36の検索メソッドfind()を呼び出す。このとき検索メソッドの引数として、SIP要求及びボディ情報の他に、ユニバーサルSIPアドレスが引き渡される。検索メソッドはロケーションサーバ4に問い合わせを行い、受け取ったユニバーサルSIPアドレスに対応する1個又は複数個のローカルSIPアドレス又は他のSIPサーバのアドレスを取得し、プロキシフレームワーク42に返却する。更にプロキシフレームワーク42は、プロキシアクション39の接続前ビジネスロジックexecute()を呼び出す(S41)。
プロキシフレームワーク42は、ロケーションサーバ操作アクション36の検索メソッドからの返却値に応じて、次に行う動作を決定する。返却値が1個のSIPローカルアドレス又はSIPサーバのアドレスの場合、プロキシフレームワーク42は、そのアドレスへのINVITE要求を実施するように、SIP Servletコンテナ23に通知する(S51)。複数のローカルSIPアドレス又はSIPサーバのアドレスが返却された場合、プロキシフレームワーク42は、リストの上位から順番にINVITE要求を呼び出すように、SIP Servletコンテナ23に通知する。このとき、複数のINVITE要求は非同期で行われる。SIPローカルアドレス又はSIPサーバが1件も返却されない場合、プロキシフレームワーク42は、相手先が見つからないエラーとして扱い、エラーハンドリングアクション37を呼び出す。その後は従来と同様、UAC1、SIP Servletコンテナ23、UAS2の間でセションの確立が行われ、通話が開始される。
通話が開始されるとプロキシフレームワーク42はプロキシアクション39の接続後ビジネスロジックnotifyConnected()を呼び出す(S42)。また、通話が終了するとプロキシフレームワーク42はプロキシアクション39の通話完了後ビジネスロジックnotifyTerminated()を呼び出す(S43)。ここではIP電話における通話という用語を用いたが、他の目的でSIPを利用する場合でも、セションの確立前、確立後、完了後にビジネスロジックの呼び出しを行うことで同様の処理を行うことができる。
また、プロキシアクション39の接続前ビジネスロジック、接続後ビジネスロジック、通話完了後ビジネスロジックは、フォワード情報を返却することができる。プロキシフレームワーク42は、フォワード情報を受け取ると、別のセションの開始と判断し、セション生成用フレームワーク54を呼び出す(S45,S46,S47)。フレームワーク定義ファイル28にはフォワード情報に対応する遷移先のアクションが定義されている。セション生成用フレームワーク54は、フレームワーク定義ファイル28に基づいて呼び出すフォワーディングアクション29を決定し、呼び出す(S48)。フォワーディングアクション29では、SIPアプリケーションセションを新規に作成し、B2BUAや3PCCのセションを開始する。
最後にプロキシフレームワーク42は、ライフサイクルを完了するために、プロキシアクション39の終了処理メソッドdestroy()を呼び出す(S44)。処理の途中でエラーが発生した場合、レジストラフレームワーク41の場合と同様、プロキシフレームワーク42は、エラーハンドリングアクション37を呼び出し、エラー情報を通知する。
次に、SIMPLEフレームワーク43の動作について説明する。
予めコンテナ定義ファイル61において、SIP Servletコンテナ23がSIPのSUBSCRIBE要求及びMESSAGE要求を受信した際にはプロキシフレームワーク42を呼び出すことが記述されている。
まず、SIP Servletコンテナ23がUAC1からSUBSCRIBE要求を受信した場合について説明する。図7は、本実施の形態に係るSIMPLEフレームワークがSUBSCRIBE要求を受信した場合の動作の一例を示すシーケンス図である。図の下方向が時間の流れる方向を表す。SIP Servletコンテナ23がSUBSCRIBE要求を受信すると(S71)、コンテナ定義ファイル61に従ってSIMPLEフレームワーク43が呼び出される(S72)。すると、SIMPLEフレームワーク43は、認証アクション34(S73)、バリデーションアクション35(S74)、SIMPLEアクション40のプレゼンス通知要求メソッド(S75)を順に呼び出す。認証アクション34、バリデーションアクション35の役割はレジストラフレームワーク41の場合と同様である。
プレゼンス通知要求メソッドは、プレゼンスサーバ6に接続してプレゼンス通知要求の管理を委譲する(S76)。プレゼンスサーバ6は対象のUASのプレゼンス状態が変化した際に、そのプレゼンス状態をUAC1に通知する。このプレゼンス通知要求メソッドの動作は代表的な例を述べたが、プレゼンス通知要求メソッドに様々なビジネスロジックを実装することが可能である。例えば、プレゼンスサーバ6が別途用意できないような場合には、SIPサーバ21内で全てのプレゼンス通知処理を実行することも可能である。
次に、SIP Servletコンテナ23がUAC1からMESSAGE要求を受信した場合について説明する。図8は、本実施の形態に係るSIMPLEフレームワークがMESSAGE要求を受信した場合の動作の一例を示すシーケンス図である。SIP Servletコンテナ23がMESSAGE要求を受信すると(S81)、コンテナ定義ファイル61に従ってSIMPLEフレームワーク43が呼び出される(S82)。すると、SIMPLEフレームワーク43は、認証アクション34(S83)、バリデーションアクション35(S84)、ロケーションサーバ操作アクション36の接続メソッド、検索メソッド(S85)、SIMPLEアクション40のプレゼンス通知要求メソッド(S86)を順に呼び出す。ロケーションサーバ操作アクション36の接続メソッド及び検索メソッドの動作は、プロキシフレームワーク42の場合と同様であり、インスタントメッセージの通知先を決定するために呼び出される。
次に、SIMPLEフレームワーク43は、ビジネスロジックが記述されたSIMPLEアクション40のインスタントメッセージ通知メソッドを呼び出す。SIMPLEアクション40のインスタントメッセージ通知メソッドはフォワード情報を返却することが可能である。フォワード情報が返却された場合、SIMPLEフレームワーク43は、プロキシフレームワーク42の場合と同様、セション生成用フレームワーク54を呼び出す(S87)。セション生成用フレームワーク54は、フレームワーク定義ファイル28に基づいて、必要なフォワーディングアクション29を呼び出すことで(S88)、新規のB2BUAセション又は3PCCセションを開始する。最後にSIMPLEフレームワーク43は、ロケーションサーバ操作アクション36の検索メソッドが返却したSIPアドレスのリストに従ってインスタントメッセージを通知する。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、各SIPメソッドの役割を明確化し、ビジネスロジックを除いた部分をフレームワーク化することにより、開発者が共通の処理を記述する手間を省き、ビジネスロジックのみを記述することにより、開発の効率化、高生産性が実現できる。更に、ビジネスロジック内の処理を関心事の単位で分離することにより、アプリケーションの構造が単純化され、ソフトウェアの再利用性や保守性が向上する。
更に、SIPサーバを構成するコンピュータにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、SIP制御プログラムとして提供することができる。上述したプログラムは、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、SIPサーバを構成するコンピュータに実行させることが可能となる。ここで、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体としては、ハードディスク、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
なお、コンテナ定義ステップとコンテナ定義部は、実施の形態におけるコンテナ定義ファイルに対応する。
(付記1) SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御をコンピュータに実行させるSIPアプリケーション制御プログラムであって、
前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、
前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークであるレジストラフレームワーク処理ステップと
をコンピュータに実行させるSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記2) 付記1に記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクションプログラムと、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムとを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークであるプロキシフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記3) 付記1または付記2に記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムと、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクションプログラムとを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークであるSIMPLEフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記4) 付記1乃至付記3のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
前記フレームワークは更に、SIP要求又はSIP応答の妥当性を検証するバリデーションアクションプログラムを呼び出し、エラーが発生した場合、エラー処理を行うエラーハンドリングアクションプログラムを呼び出すことを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記5) 付記1乃至付記4のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
更に、各アクションプログラムの実行によってフォワード情報が与えられた場合、新たなSIPアプリケーションセションを生成するフォワーディングアクションプログラムを呼び出すセション生成フレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記6) 付記1乃至付記5のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
前記フレームワークは、予め定義されたフレームワーク定義ファイルに基づいて、呼び出すアクションプログラムを決定することを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記7) 付記1乃至付記6のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
SIP要求における要求URIに応じて呼び出すアクションプログラムを切り替えることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記8) 付記1乃至付記7のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
SIP要求における必須プロトコルヘッダまたはSDPに含まれるプロトコル情報に応じて呼び出すアクションプログラムを切り替えることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記9) 付記1乃至付記8のいずれかに記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
更に、各アクションプログラムの作成のために、前記フレームワークに対応する前記アクションプログラムの雛形を提供するアクションプログラム雛形提供ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
(付記10) SIP Servletコンテナ処理部の動作に応じたSIPアプリケーションの制御を行うSIPサーバであって、
前記SIP Servletコンテナ処理部の呼び出し先を定義するコンテナ定義部と、
前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナ処理部からの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクション処理部と、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクション処理部と、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクション処理部とを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理部と
を備えるSIPサーバ。
(付記11) 付記10に記載のSIPサーバにおいて、
更に、前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナ処理部からの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクション処理部と、前記認証アクション処理部と、前記ロケーションサーバ操作アクション処理部とを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークを実行するプロキシフレームワーク処理部を備えることを特徴とするSIPサーバ。
(付記12) 付記10または付記11に記載のSIPサーバにおいて、
更に、前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクション処理部と、前記ロケーションサーバ操作アクション処理部と、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクション処理部とを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークを実行するSIMPLEフレームワーク処理部を備えることを特徴とするSIPサーバ。
(付記13) 付記10乃至付記12のいずれかに記載のSIPサーバにおいて、
前記フレームワークは更に、SIP要求又はSIP応答の妥当性を検証するバリデーションアクション処理部を呼び出し、エラーが発生した場合、エラー処理を行うエラーハンドリングアクション処理部を呼び出すことを特徴とするSIPサーバ。
(付記14) 付記10乃至付記13のいずれかに記載のSIPサーバにおいて、
更に、各アクション処理部の実行によってフォワード情報が与えられた場合、新たなSIPアプリケーションセションを生成するフォワーディングアクション処理部を呼び出すセション生成フレームワーク処理部を備えることを特徴とするSIPサーバ。
(付記15) 付記10乃至付記14のいずれかに記載のSIPサーバにおいて、
前記フレームワークは、予め定義されたフレームワーク定義ファイルに基づいて、呼び出すアクション処理部を決定することを特徴とするSIPサーバ。
(付記16) 付記10乃至付記15のいずれかに記載のSIPサーバにおいて、
更に、各アクション処理部の作成のために、前記フレームワークに対応する前記アクション処理部の雛形を提供するアクション雛形提供部を備えることを特徴とするSIPサーバ。
(付記17) SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御を実行するSIPアプリケーション制御方法であって、
前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、
前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理ステップと
を実行するSIPアプリケーション制御方法。
(付記18) 付記17に記載のSIPアプリケーション制御方法において、
更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクションプログラムと、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムとを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークを実行するプロキシフレームワーク処理ステップを実行することを特徴とするSIPアプリケーション制御方法。
(付記19) 付記17または付記18に記載のSIPアプリケーション制御方法において、
更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムと、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクションプログラムとを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークを実行するSIMPLEフレームワーク処理ステップを実行することを特徴とするSIPアプリケーション制御方法。
(付記20) 付記17乃至付記19のいずれかにに記載のSIPアプリケーション制御方法において、
更に、前記アクションプログラムの作成のために、前記フレームワークに対応する前記アクションプログラムの雛形を提供するアクションプログラム雛形提供ステップをコンピュータに実行することを特徴とするSIPアプリケーション制御方法。
本実施の形態に係るSIPアプリケーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るSIPサーバのアーキテクチャの一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るSIPアプリケーションの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る各フレームワークと各アクションとの間の呼び出し関係の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るレジストラフレームワークの動作の一例を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るプロキシフレームワークの動作の一例を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るSIMPLEフレームワークがSUBSCRIBE要求を受信した場合の動作の一例を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るSIMPLEフレームワークがMESSAGE要求を受信した場合の動作の一例を示すシーケンス図である。 従来のSIPアプリケーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。 従来のSIPサーバのアーキテクチャの一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 UAC、2 UAS、3,21 SIPサーバ、4 ロケーションサーバ、5 認証サーバ、6 プレゼンスサーバ、10 オペレーティングシステム、11,23 SIP Servletコンテナ、12,24 Webコンテナ、13 SIPアプリケーション、14,26 Webアプリケーション、25 SIPフレームワーク、27 SIPアクション、28 フレームワーク定義ファイル、29 フォワーディングアクション、31 レジストラアプリケーション、32 プロキシアプリケーション、33 SIMPLEアプリケーション、34 認証アクション、35 バリデーションアクション、36 ロケーションサーバ操作アクション、37 エラーハンドリングアクション、38 レジストラアクション、39 プロキシアクション、40 SIMPLEアクション、41 レジストラフレームワーク、42 プロキシフレームワーク、43 SIMPLEフレームワーク、54 セション生成用フレームワーク、61 定義ファイル。

Claims (5)

  1. SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御をコンピュータに実行させるSIPアプリケーション制御プログラムであって、
    前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、
    前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークであるレジストラフレームワーク処理ステップと
    をコンピュータに実行させるSIPアプリケーション制御プログラム。
  2. 請求項1に記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
    更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、セションのタイミングに応じた処理を行うプロキシアクションプログラムと、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムとを呼び出すことにより、SIP要求の中継処理を行うフレームワークであるプロキシフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のSIPアプリケーション制御プログラムにおいて、
    更に、前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、前記認証アクションプログラムと、前記ロケーションサーバ操作アクションプログラムと、SIMPLEアプリケーション固有の処理を行うSIMPLEアクションプログラムとを呼び出すことにより、プレゼンス管理又はインスタントメッセージ送信を行うフレームワークであるSIMPLEフレームワーク処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするSIPアプリケーション制御プログラム。
  4. SIP Servletコンテナ処理部の動作に応じたSIPアプリケーションの制御を行うSIPサーバであって、
    前記SIP Servletコンテナ処理部の呼び出し先を定義するコンテナ定義部と、
    前記コンテナ定義部に基づく前記SIP Servletコンテナ処理部からの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクション処理部と、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクション処理部と、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクション処理部とを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理部と
    を備えるSIPサーバ。
  5. SIP Servletコンテナの動作に応じたSIPアプリケーションの制御を実行するSIPアプリケーション制御方法であって、
    前記SIP Servletコンテナの呼び出し先を定義するコンテナ定義ステップと、
    前記コンテナ定義ステップに基づく前記SIP Servletコンテナからの呼び出しに基づいて、SIP要求又はSIP応答を認証する認証アクションプログラムと、ロケーションサーバへ接続して操作するロケーションサーバ操作アクションプログラムと、レジストラアプリケーション固有の処理を行うレジストラアクションプログラムとを呼び出すことにより、ログイン又はログアウトの処理を行うフレームワークを実行するレジストラフレームワーク処理ステップと
    を実行するSIPアプリケーション制御方法。
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