JP4722672B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4722672B2
JP4722672B2 JP2005320267A JP2005320267A JP4722672B2 JP 4722672 B2 JP4722672 B2 JP 4722672B2 JP 2005320267 A JP2005320267 A JP 2005320267A JP 2005320267 A JP2005320267 A JP 2005320267A JP 4722672 B2 JP4722672 B2 JP 4722672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
field
still image
image
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005320267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007129504A (ja
Inventor
利治 花岡
隆司 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005320267A priority Critical patent/JP4722672B2/ja
Publication of JP2007129504A publication Critical patent/JP2007129504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722672B2 publication Critical patent/JP4722672B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

本発明は、フレームレートあるいはフィールドレートを変換する機能を備えた画像表示装置に関し、特に動画像を表示しながらユーザによる指示に応じて静止画を取り込み、この静止画を動画像に切り替えて或いは合成して表示したり、更にはこの静止画を記録媒体に記録することが可能な画像表示装置に関するものである。
動画像を具現する用途に従来から主として用いられてきた陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube)に対して、LCD(Liquid Crystal Display)は、動きのある画像を表示した場合に、観る者には動き部分の輪郭がぼけて知覚されてしまうという、所謂、動きぼけの欠点がある。この動きぼけは、LCDの表示方式そのものに起因することが指摘されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
電子ビームを走査して蛍光体を発光させて表示を行うCRTでは、各画素の発光は蛍光体の若干の残光はあるものの概ねインパルス状になる。これをインパルス型表示方式という。一方、LCDでは、液晶に電界を印加することにより蓄えられた電荷が、次に電界が印加されるまで比較的高い割合で保持される。特に、TFT方式の場合、画素を構成するドット毎にTFTスイッチが設けられており、さらに通常は各画素に補助容量が設けられており、蓄えられた電荷の保持能力が極めて高い。このため、画素が次のフレームあるいはフィールド(以下、フレームで代表する)の画像情報に基づく電界印加により書き換えられるまで発光し続ける。これをホールド型表示方式という。
上記のようなホールド型表示方式においては、画像表示光のインパルス応答が時間的な広がりを持つため、時間周波数特性が劣化して、それに伴い空間周波数特性も低下し、動きぼけが生じる。すなわち、人の視線は動くものに対して滑らかに追従するため、ホールド型のように発光時間が長いと、時間積分効果により画像の動きがぎくしゃくして不自然に見えてしまう。
上記のホールド型表示方式における動きぼけを改善するために、フレーム間に画像を内挿することにより、フレームレート(フレーム数)を変換する技術が知られている。この技術は、FRC(Frame Rate Converter)と呼ばれ、液晶表示装置等において実用化されている。
従来、フレームレートを変換する方法には、単に同一フレームの複数回繰り返し読み出しや、フレーム間の直線内挿(線形補間)によるフレーム内挿などの各種の手法がある(例えば、非特許文献2参照)。しかしながら、線形補間によるフレーム内挿処理の場合、フレームレート変換に伴う動きの不自然さ(ジャーキネス、ジャダー)が発生するとともに、上述したホールド型表示方式に起因する動きぼけ妨害を十分に改善することはできず、画質的には不十分なものであった。
そこで、上記ジャーキネスの影響等をなくして動画質を改善するために、動きベクトルを用いた動き補償型のフレーム内挿(動き補正)処理が提案されている。この動き補正処理によれば、動画像そのものをとらえて補正するため、解像度の劣化がなく、また、ジャーキネスの発生もなく、極めて自然な動画を得ることができる。さらに、内挿画像信号は動き補償して形成されるので、上述したホールド型表示方式に起因する動きぼけ妨害を十分に改善することが可能となる。
前述の特許文献1には、動き適応的に内挿フレームを生成することにより、表示画像のフレーム周波数を上げて、動きぼけの原因となる空間周波数特性の低下を改善するための技術が開示されている。これは、表示画像のフレーム間に内挿する少なくとも1つの内挿画像信号を、前後のフレームから動き適応的に形成し、形成した内挿画像信号をフレーム間に内挿して順次表示するようにしている。
図8は、従来の液晶表示装置におけるFRC駆動表示回路の概略構成を示すブロック図で、図中、FRC駆動表示回路は、入力画像信号のフレーム間に動き補正処理を施した画像信号を内挿することにより入力画像信号のフレーム数を変換するFRC部100と、液晶層と該液晶層に走査信号及びデータ信号を印加するための電極とを有するアクティブマトリクス型の液晶表示パネル103と、FRC部100によりフレームレート変換された画像信号に基づいて液晶表示パネル103の走査電極及びデータ電極を駆動するための電極駆動部104と、を備えて構成される。
FRC部100は、入力画像信号から動きベクトル情報を検出する動きベクトル検出部101と、動きベクトル検出部101により得られた動きベクトル情報に基づいて内挿フレームを生成する内挿フレーム生成部102とを備える。
上記構成において、動きベクトル検出部101は、例えば、後述するブロックマッチング法や勾配法などを用いて動きベクトル情報を求めてもよいし、入力画像信号に何らかの形で動きベクトル情報が含まれている場合、これを利用してもよい。例えば、MPEG方式を用いて圧縮符号化された画像データには、符号化時に算出された動画像の動きベクトル情報が含まれており、この動きベクトル情報を取得する構成としてもよい。
図9は、図8に示した従来のFRC駆動表示回路によるフレームレート変換処理を説明するための図である。FRC部100は、動きベクトル検出部101より出力された動きベクトル情報を用いた動き補償により、フレーム間の内挿フレーム(図中グレーに色付けされた画像)を生成し、この生成された内挿フレーム信号を入力フレーム信号とともに、順次出力することで、入力画像信号のフレームレートを例えば毎秒60フレーム(60Hz)から毎秒120フレーム(120Hz)に変換する処理を行う。
図10は、動きベクトル検出部101及び内挿フレーム生成部102による内挿フレーム生成処理について説明するための図である。動きベクトル検出部101は、図12に示した例えばフレーム#1とフレーム#2から勾配法等により動きベクトル105を検出する。すなわち、動きベクトル検出部101は、フレーム#1とフレーム#2の1/60秒間に、どの方向にどれだけ動いたかを測定することにより動きベクトル105を求める。
次に、内挿フレーム生成部102は、求めた動きベクトル105を用いて、フレーム#1とフレーム#2間に内挿ベクトル106を割り付ける。この内挿ベクトル106に基づいてフレーム#1の位置から1/120秒後の位置まで対象(ここでは自動車)を動かすことにより、内挿フレーム107を生成する。
このように、動きベクトル情報を用いて動き補償フレーム内挿処理を行い、表示フレーム周波数を上げることで、LCD(ホールド型表示方式)の表示状態を、CRT(インパルス型表示方式)の表示状態に近づけることができ、動画表示の際に生じる動きぼけによる画質劣化を改善することが可能となる。
ここで、上記動き補償フレーム内挿処理においては、動き補正のために動きベクトルの検出が不可欠となる。この動きベクトル検出の代表的な手法として、例えば、ブロックマッチング法、勾配法などが提案されている。これらの手法においては、連続した2つのフレーム間で各画素または小さなブロック毎に動きベクトルを検出し、検出された動きベクトルにより2つのフレーム間の内挿フレームの各画素または各小ブロックを内挿する。すなわち、2つのフレーム間の任意の位置の画像を正しく位置補正して内挿することにより、フレーム数の変換を行う。
一方で、テレビ放送番組等の動画像を表示させながら、ユーザによる静止画取込指示に応じて静止画を取り込み(キャプチャし)、これを動画像と同時に表示するとともに、HD、DVD、メモリカード等の記録媒体に記録するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これによると、ユーザはリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)等を用いて、視聴中の動画像の中から後でゆっくり視たい画像を静止画として取り込む指示操作を行うことにより、例えばテレビ放送に係る料理番組で出現するレシピの内容、視聴者プレゼントの宛先、或いはサッカー選手のシュートの場面等のスポーツ番組におけるハイライトシーンなどの所望の静止画を動画像と共に表示したり、その静止画を記録することが可能になる。
特許第3295437号明細書 石黒秀一、栗田泰市郎、「8倍速CRTによるホールド発光型ディスプレイの動画質に関する検討」、信学技報、社団法人電子情報通信学会、EID96−4(1996−06)、p.19−26 山内達郎、「テレビジョン方式変換」、テレビジョン学会誌、Vol.45、No.12、pp.1534−1543(1991) WO2005/067291号明細書
上述したFRC回路を備えた画像表示装置において、動画像表示を視聴しながら静止画をキャプチャする機能を搭載した場合、ユーザによる静止画取込指示操作のタイミングによっては、FRC回路で生成された内挿フレームが静止画フレームとして取り込まれ、画面表示或いは記録される可能性がある。
ここで、入力動画像の内容によっては、FRC回路において動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラーなどが発生することもあり、この場合、FRC回路で生成された内挿画像信号にはノイズ状の歪みが出現する。このような画質の劣化が生じている内挿フレームが静止画フレームとして取り込まれ、画面表示或いは記録されたりした場合、ユーザに不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、動き補償型のフレームレート変換(FRC)部を備えた画像表示装置において、ユーザの指示操作のタイミングに関わらず、常にFRC処理による画質劣化が発生していない静止画フレームを取り込み、画面表示或いは記録することが可能な画像表示装置を提供するものである。
本願の第1の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記レート変換手段より出力された画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを備え、前記静止画取込手段は、前記静止画フレームあるいはフィールドとして、前記レート変換手段により生成された内挿フレームあるいは内挿フィールドを取り込むことを禁止することを特徴とする。
本願の第2の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、全画面領域に対して、前記レート変換手段における動き補償処理を無効化することを特徴とする。
本願の第の発明は、前記レート変換手段は、前記入力画像信号に含まれる連続したフレーム間あるいはフィールド間で動きベクトル情報を検出する動きベクトル検出部と、該検出した動きベクトル情報に基づいて、前記フレーム間あるいは前記フィールド間に内挿ベクトルを割り付ける内挿ベクトル割付部と、該割り付けた内挿ベクトルから内挿画像信号を生成する内挿画像生成部と、該生成した内挿画像信号を前記フレーム間あるいは前記フィールド間に内挿する画像内挿部とを有することを特徴とする。
本願の第の発明は、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記動きベクトル検出部で検出された動きベクトルを0ベクトルにすることにより、前記動き補処理を無効化することを特徴とする。
本願の第の発明は、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記内挿ベクトル割付部で割り付けた内挿ベクトルを0ベクトルにすることにより、前記動き補処理を無効化することを特徴とする。
本願の第の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補償処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え、前記入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施していない画像信号を挿入することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換する他のレート変換手段を更に備え、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、全画面領域に対して、前記他のレート変換手段によりフレーム数あるいはフィールド数が変換された画像信号を、前記表示パネルへ出力することを特徴とする。
本願の第の発明は、前記他のレート変換手段は、前記入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、線形補間処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換するものであることを特徴とする。
本願の第の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補償処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換せずに、該入力画像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とする。
本願の第の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段を、前記レート変換手段の前段に備え、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを高速で読み出し前記レート変換手段により出力された動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段を、前記レート変換手段の後段に備えたことを特徴とする。
本願の第10の発明は、入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、ユーザによる指示に応答して、前記レート変換手段より出力された動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを備え、前記静止画取込手段は、前記静止画フレームあるいはフィールドとして、必ず前記入力画像信号の原フレームあるいはフィールドを取り込むことを特徴とする。
本願の第11の発明は、ユーザによる指示に応答して、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴とする。
本発明の画像表示装置によれば、FRC処理による内挿フレームあるいはフィールドを静止画フレームあるいはフィールドとして取り込み、画面表示或いは記録することがないため、ユーザは常に所望する高画質の静止画を得ることが保障される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な画像表示装置の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、フィールド信号及び内挿フィールド信号、フレーム信号及び内挿フレーム信号のいずれに対しても適用できるものであるが、両者(フィールドとフレーム)は互いに類似の関係にあるため、フレーム信号及び内挿フレーム信号を代表例として説明するものとする。
図1は、本発明の画像表示装置が備える動き補償型フレームレート変換部の構成例を示すブロック図で、図中、10はフレームレート変換部(以下、FRC部)で、該FRC部10は、本発明のレート変換手段に相当し、入力画像信号に含まれる2つの連続したフレーム間で動きベクトルを検出するベクトル検出部11と、検出した動きベクトルに基づいて内挿フレーム(内挿画像)を生成するフレーム生成部12とから構成される。なお、ベクトル検出部11は、動きベクトル検出に反復勾配法を用いた場合の例について示すが、この反復勾配法に限定されず、ブロックマッチング法などを用いてもよい。
ここで、反復勾配法の特徴は、動きベクトルの検出がブロック単位で可能であるため、数種類の動き量が検出でき、また、小領域の動物体でも動きベクトルを検出することができる。また、回路構成も他の方式(ブロックマッチング法など)と比較して小規模で実現することができる。この反復勾配法では、被検出ブロックに対して、すでに検出された近傍のブロックの動きベクトルを初期偏位ベクトルとして、これを起点として勾配法の演算を繰り返す方法が用いられる。この方法によれば、勾配法の繰り返しは2回程度でほぼ正確な動き量を得ることができる。
図1において、ベクトル検出部11は、入力画像信号(RGB信号)から輝度信号(Y信号)を抽出する輝度信号抽出部11aと、抽出したY信号にLPFを掛けて高域部の帯域を制限するための前処理フィルタ11bと、動き検出用フレームメモリ11cと、初期ベクトル候補を蓄積するための初期ベクトルメモリ11dと、反復勾配法を用いてフレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部11eと、検出した動きベクトルに基づいてフレーム間に内挿ベクトルを割り付ける内挿ベクトル評価部11fと、を備えて構成される。
なお、FRC部10は、本発明のレート変換手段に相当し、動きベクトル検出部11eは、本発明の動きベクトル検出部に相当し、内挿ベクトル評価部11fは、本発明の内挿ベクトル割付部に相当する。
上記反復勾配法の演算は画素の微分成分を用いているため、ノイズの影響を受け易く、また、検出ブロック内の勾配の変化量が多いと演算誤差が大きくなるため、前処理フィルタ11bにおいてLPFをかけて高域部の帯域を制限しておく。初期ベクトルメモリ11dには、初期ベクトル候補として、前々フレームで既に検出されている動きベクトル(初期ベクトル候補)を蓄積しておく。
動きベクトル検出部11eは、初期ベクトルメモリ11dに蓄積されている初期ベクトル候補の中から被検出ブロックの動きベクトルに最も近い動きベクトルを初期ベクトルとして選択する。すなわち、被検出ブロック近傍のブロックにおける既検出動きベクトル(初期ベクトル候補)の中からブロックマッチング法により初期ベクトルを選択する。そして、動きベクトル検出部11eは、選択した初期ベクトルを起点として、勾配法演算によって前フレームと現フレーム間の動きベクトルを検出する。
内挿ベクトル評価部11fは、動きベクトル検出部11eにより検出された動きベクトルを評価し、その評価結果に基づいて最適な内挿ベクトルをフレーム間の内挿ブロックに割り付けて、フレーム生成部12に出力する。
フレーム生成部12は、2つの入力フレーム(前フレーム、現フレーム)を蓄積するための内挿用フレームメモリ12aと、この内挿用フレームメモリ12aからの2つの入力フレームと内挿ベクトル評価部11fにより割り付けられた内挿ベクトルとに基づいて内挿フレームを生成する内挿フレーム生成部12cと、入力フレーム(前フレーム、現フレーム)を蓄積するためのタイムベース変換用フレームメモリ12dと、タイムベース変換用フレームメモリ12dからの入力フレームに内挿フレーム生成部12cからの内挿フレームを挿入して出力画像信号(RGB信号)を生成するタイムベース変換部12eと、を備えて構成される。
なお、内挿フレーム生成部12dは、本発明の内挿画像生成部に相当し、タイムベース変換部12fは、本発明の画像内挿部に相当する。
図2は、フレーム生成部12による内挿フレーム生成処理の一例を説明するための図である。内挿フレーム生成部12cは、内挿ブロックに割り付けられた内挿ベクトルVを前フレーム、現フレームに伸ばして、各フレームとの交点近傍の画素を用いて内挿ブロック内の各画素を補間する。例えば、前フレームでは近傍3点よりA点の輝度を算出する。現フレームでは近傍3点よりB点の輝度を算出する。内挿フレームではP点の輝度をA点とB点の輝度から補間する。P点の輝度は、例えばA点の輝度とB点の輝度の平均としてもよい。
上記のようにして生成された内挿フレームは、タイムベース変換部12fに送られる。タイムベース変換部12fは、前フレーム、現フレームの間に、内挿フレームを挟み込んで、フレームレートを変換する処理を行う。このように、FRC部10により、入力画像信号(60フレーム/秒)を、動き補償された出力画像信号(120フレーム/秒)へ変換することができ、これを表示パネルに出力することにより、動きぼけを低減して動画質を改善することが可能となる。
なお、ここでは、60フレーム/秒)の入力画像信号を、120フレーム/秒の出力画像信号にフレームレート変換する場合について説明するが、例えば90フレーム/秒、180フレーム/秒の出力画像信号を得る場合に適用しても良いことは言うまでもない。
本発明の画像表示装置は、図1に示したFRC部10を備え、画面表示中の動画像から静止画を取り込む(キャプチャする)ときに、FRC部10により生成された内挿画像データを静止画データとして取り込まないようにすることを主たる目的とする。なお、本発明は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電気泳動ディスプレイなどのホールド型の表示特性を有する画像表示装置全般に適用可能であるが、以下の各実施形態においては、表示パネルとして液晶表示パネルを用いた液晶表示装置に本発明を適用した場合を代表例として説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、ユーザによる指示に応答して、動画フレームから静止画フレームを取り込む静止画取込部と、該静止画取込部により取り込まれた静止画フレームを動画フレームに対して切替或いは合成して出力する切替/合成部とを、FRC部の前段に備えて、静止画取込部が常に入力画像信号の原画像フレームを静止画フレームとして取り込むように構成したものである。
また、この静止画取込部で取り込んだ静止画フレームを、FRC部の前段で入力動画フレームに対して合成出力した場合、動画像と静止画像とが混在することによる動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラー等が発生し、表示画像の画質劣化が生じる可能性があるため、このような画質劣化を防止することを目的として、全画面或いは一部画面領域に対するFRC部の動き補正処理を無効化するようにしたものである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置(ここでは、液晶テレビジョン受像機)の要部構成例を示すブロック図で、液晶表示装置は、アンテナで受信されたテレビ放送電波から希望するチャンネルを選局するチューナ13と、該チューナ13で選局されたテレビ受信信号にデコード処理を施して所望の動画像信号を出力するデコーダ14と、該デコーダ14でデコードされた動画像信号のフレームレートを動き適応的に変換するFRC部10と、液晶表示パネル16を表示駆動するための電極駆動部15とを備えている。
また、前記デコーダ14でデコードされた動画像信号から所定のタイミングで静止画信号を取り込むフレームメモリを有する静止画取込部17と、該静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をそのまま前記デコーダ14でデコード動画像信号と切り替えて出力する、或いは縮小して前記デコーダ14でデコードされた動画像信号に合成(スーパーインポーズ)して出力する切替/合成部18と、前記静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をHD、DVD、メモリカード等の記録媒体20に記録する記録制御部19と、上述した各部を制御するための中央制御部(CPU)21とを備えている。
上記液晶表示パネル16は、液晶層と該液晶層に走査信号及びデータ信号を印加するための電極とを有するアクティブマトリクス型の液晶ディスプレイである。電極駆動部15は、FRC部10によりフレームレート変換された画像信号に基づいて液晶表示パネル16の走査電極及びデータ電極を駆動するための表示ドライバである。液晶表示パネル16の駆動周波数は、FRC部10により変換されたフレーム周波数となる。従って、60Hzのフレーム周波数で入力された画像信号が、FRC部10で120Hzのフレーム周波数に変換された場合、液晶表示パネル16の駆動周波数は120Hzとなる。
中央制御部21は、ユーザによる静止画表示指示を受けて、静止画取込部17に静止画フレームの取り込みを指示するとともに、この静止画フレームを60Hzのフレーム周波数で読み出し、入力動画フレームに対して切替或いは合成するよう切替/合成部18に指示する。またこの場合、FRC部10における動き補正処理を無効化するように制御する。さらに、ユーザによる静止画記録指示を受けて、静止画取込部17に取り込まれた静止画フレームを記録媒体20に記録するよう記録制御部19に指示する。
また、ユーザはリモコン(図示せず)を用いて当該表示装置に対する各種の制御指示操作を行うことが可能となっている。このリモコンには、例えば静止画表示の指示を行うための「静止キー」、静止画記録を指示するための「記録キー」、各種指示操作前の状態に戻すための「戻るキー」などが設けられている。
本実施形態における静止画キャプチャ動作について、図4及び図5とともに説明する。図4のフローチャートにおいて、通常の動画像表示時にユーザによってリモコンの「静止キー」が押下操作されたことを検出する(ステップ1)と、中央制御部21はデコーダ14より出力された動画フレームから静止画フレームを取り込むように静止画取込部17を制御する(ステップ2)。また、静止画取込部17に取り込まれた静止画フレームを60Hzのフレーム周波数で読み出し、デコーダ14より出力された動画フレームに対して切替或いは合成して出力するよう切替/合成部18を制御する。
ここで、図5(a)は通常の動画像表示時の表示画面を示しており、全画面に受信中のテレビ放送番組に係る動画像が表示されている。そして、静止画取込部17に取り込まれた静止画を動画像に切り替えて表示出力する場合、図5(b)に示すように、静止画が全画面表示される。また、静止画取込部17に取り込まれた静止画を動画像に合成して表示出力する場合、図5(c)に示すように、静止画を子画面として動画像の一部領域にピクチャー・イン・ピクチャー表示するか、或いは、図5(d)に示すように、静止画と動画像とをそれぞれ分割画面として同時に並べてピクチャー・アウト・ピクチャー表示する。
次に、図4のフローチャートにおいて、上記ステップ3で画面表示された静止画を確認したユーザによりリモコンの「記録キー」が押下操作されたか否かを検出し(ステップ4)、「記録キー」の押下操作が検出された場合、中央制御部21は静止画取込部17に取り込まれた静止画フレームデータを記録媒体20に記録するよう記録制御部19に指示を行い(ステップ5)、その後、静止画表示を解除して、通常の動画像表示に戻るように切替/合成部18を制御する(ステップ6)。
また、「記録キー」の押下操作が検出されず、リモコンの「戻るキー」の押下操作を検出する(ステップ7)と、中央制御部21はそのまま静止画表示を解除して、通常の動画像表示に戻るように切替/合成部18を制御する(ステップ6)。
これによって、静止画取込部17には必ず入力原画像フレームが静止画フレームとして取り込まれることとなるが、この静止画フレームを入力原画像フレームの一部に合成してから、FRC部10に入力した場合、動画像画面と静止画像画面の境界部分で動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラー等が発生し、表示画像に画質劣化が生じる恐れがある。このため、本実施形態では、少なくとも静止画が合成されている画素あるいは該画素を含む画面領域に対するFRC部10の動き補正処理を無効化する。
具体的には、以下のような手段を講じることで、FRC部の動き補正処理を無効化することができる。すなわち、(1)全画面領域に対してFRC部10の動き補正処理を無効化する場合、FRC部10内の動きベクトル検出部11eと内挿ベクトル評価部11fの間に切替スイッチを設け、中央制御部21からの指示に従って、動きベクトル検出部11eからの動きベクトルを0ベクトルへ切り替える構成とし、切替/合成部18により静止画が合成された場合、上記切替スイッチを0ベクトル側に切り替えて、動きベクトル検出部11eで検出された動きベクトルを強制的に0ベクトルに置き換えることにより、全画面領域に対するFRC部10の動き補正処理を無効化することができる。
(2)あるいは、FRC部10内の内挿ベクトル評価部11fと内挿フレーム生成部12dの間に切替スイッチを設け、中央制御部21からの指示に従って、内挿ベクトル評価部11fからの内挿ベクトルを0ベクトルへ切り替える構成とし、切替/合成部18により静止画が合成された場合、上記切替スイッチを0ベクトル側に切り替えて、内挿ベクトル評価部11fで割り付けられた内挿ベクトルを強制的に0ベクトルに置き換えることにより、全画面領域に対するFRC部10の動き補正処理を無効化することができる。
(3)静止画の表示画面領域を含む一部画面領域に対してFRC部10の動き補正処理を無効化する場合、中央制御部21からの指示に従って、静止画が合成されている画素あるいは該画素を含む画面領域における内挿ブロックの内挿ベクトルを0ベクトルにすることにより、該内挿ブロックの各画素に対して、前記動き補正処理を無効化することができる。
このように、通常の動画像表示時においては動き補償型のFRC処理により動画質を改善することができるとともに、動画像に静止画が合成された場合に、動き補正処理を無効化することにより、動画像と静止画像とが混在することによる動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラー等をなくし、動き補償型のFRC処理に起因する静止画合成部分の画質劣化を効果的に防止することができる。
以上詳述したとおり、本実施形態によれば、FRC処理により生成される内挿フレームを静止画フレームとして取り込むことを回避し、静止画フレームとして必ず前記入力画像信号の原フレームを取り込み、画面表示或いは記録する構成としているので、ユーザは常に所望する高画質の静止画を得ることが保障される。
尚、上記実施形態においては、動画像に対して静止画が切替/合成された場合に、画面全体或いは一部領域に対するFRC部10内の動き補正処理を無効化しているが、これに限らず、例えば以下のような手段を講じて、FRC部10を迂回するようにしてもよい(静止画表示を行う場合は、動き補償型のFRC処理は不要なため)。
すなわち、(1)入力画像信号のフレーム間に、動き補正処理を施していない画像信号を挿入することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換する他のレート変換部を更に備え、前記静止画取込部17により取り込まれた静止画フレームが動画フレームに対して切替或いは合成された場合、前記他のレート変換部によりフレーム数が変換された画像信号を、液晶表示パネル16へ出力する構成としてもよい。
例えば、動画像に対して静止画が切替/合成された場合には、全画面領域或いは静止画フレームが合成されている画素あるいは該画素を含む領域に対して、動き補償によるフレーム内挿処理を行う代わりに、例えば線形補間内挿処理(前述の非特許文献2参照)などを施してフレームレート変換を行い、電極駆動部15に出力することにより、動画像と静止画像とが混在することによる動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラー等をなくし、動き補償型のFRC処理に起因する静止画表示部分の画質劣化を防止することができる。
(2)また、動画像に対して静止画が切替/合成された場合には、フレームレート変換自体を禁止して、静止画が合成された動画像信号をそのまま液晶表示パネル16に表示出力するように切り替える構成としてもよい。この場合、入力画像信号のフレーム周波数(60Hz)に合わせて液晶表示パネル16の駆動周波数を変更するような構成としてもよい。
ここで、中央制御部21は、表示ドライバである電極駆動部15を制御して、液晶表示パネル16の駆動周波数を120Hzから60Hzに変更し、上記静止画が合成された動画像信号を、60Hzのままフレームレート変換せずに表示出力する。これによって、動画像と静止画像とが混在することによる動きベクトルの検出エラー、動き補正のエラー等をなくし、動き補償型のFRC処理に起因する静止画表示部分の画質劣化を効果的に防止することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、上記第1の実施形態のように、FRC部10における動き補正処理を無効化することなく、動画像に静止画が合成された場合の画質劣化を防止することを目的としたものであり、ユーザによる指示に応答して、動画フレームから静止画フレームを取り込む静止画取込部を、FRC部の前段に備えるとともに、該静止画取込部により取り込まれた静止画フレームを動画フレームに対して切替或いは合成して出力する切替/合成部を、FRC部の後段に備えることにより、静止画取込部が常に入力画像信号の原画像フレームを静止画フレームとして取り込むように構成したものである。
尚、以下の説明において、上記第1の実施形態と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置(ここでは、液晶テレビジョン受像機)の要部構成例を示すブロック図で、液晶表示装置は、アンテナで受信されたテレビ放送電波から希望するチャンネルを選局するチューナ13と、該チューナ13で選局されたテレビ受信信号にデコード処理を施して所望の動画像信号を出力するデコーダ14と、該デコーダ14でデコードされた動画像信号のフレームレートを動き適応的に変換するFRC部10と、液晶表示パネル16を表示駆動するための電極駆動部15とを備えている。
また、前記デコーダ14でデコードされた動画像信号から所定のタイミングで静止画信号を取り込むメモリを有する静止画取込部17と、該静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をそのまま前記FRC部10でフレームレート変換された動画像信号と切り替えて出力する、或いは縮小して前記FRC部10でフレームレート変換された動画像信号に合成(スーパーインポーズ)して出力する切替/合成部18と、前記静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をHD、DVD、メモリカード等の記録媒体20に記録する記録制御部19と、上述した各部を制御するための中央制御部(CPU)21とを備えている。
中央制御部21は、ユーザによる静止画表示指示を受けて、静止画取込部17に静止画フレームの取り込みを指示するとともに、この静止画フレームを120Hzのフレーム周波数で読み出し、FRC部10より出力された動画フレームに対して切替或いは合成するよう切替/合成部18に指示する。さらに、ユーザによる静止画記録指示を受けて、静止画取込部17に取り込まれた静止画フレームを記録媒体20に記録するよう記録制御部19に指示する。
これにより、本実施形態においても、静止画取込部17には必ず入力原画像フレームが静止画フレームとして取り込まれることとなり、さらに、この静止画フレームをFRC部10でフレームレート変換された動画フレームに切替/合成しているので、静止画フレームを静止画取込部17より読み出して切替/合成する際、FRC部10で増加したフレームレートの割合だけ高速なクロック動作を行う必要が生じるが、動画像と静止画像とが混在する画面領域においてFRC処理に起因する画質劣化は発生しない。
以上のとおり、本実施形態によれば、FRC処理による内挿フレームを静止画フレームとして取り込むことを回避し、静止画フレームとして必ず前記入力画像信号の原フレームを取り込み、画面表示或いは記録する構成としているので、ユーザは常に所望する高画質の静止画を得ることが保障される。また、上記第1の実施形態のように、動き適応型のFRC部10における動き補正処理を無効化する処理等を不要とすることが可能である。
尚、上記実施形態においては、デコーダ14とFRC部10とを結ぶ経路上から静止画フレームを取り込む構成としているが、これに限らず、FRC部10のタイムベース変換部12eより前で静止画フレームを取り込むように構成すればよいことは明らかである。
例えば、FRC部10の内部に設けられた内挿フレームメモリ12a或いはタイムベース変換用フレームメモリdに格納されている動画フレームを静止画フレームを取り込むように構成してもよい。この場合、図2に示した前フレームと現フレームとのうち、前フレームを静止画フレームとして取り込むようにすることによって、よりユーザの所望するタイミングの静止画を得ることが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、ユーザによる指示に応答して、動画フレームから静止画フレームを取り込む静止画取込部を、FRC部の後段に設けるが、該静止画フレームとしてFRC部により生成された内挿フレームを取り込むことを禁止するように構成し、静止画取込部が常に入力画像信号の原画像フレームを静止画フレームとして取り込むように構成したものである。
尚、以下の説明において、上記第1、2の実施形態と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置(ここでは、液晶テレビジョン受像機)の要部構成例を示すブロック図で、液晶表示装置は、アンテナで受信されたテレビ放送電波から希望するチャンネルを選局するチューナ13と、該チューナ13で選局されたテレビ受信信号にデコード処理を施して所望の動画像信号を出力するデコーダ14と、該デコーダ14でデコードされた動画像信号のフレームレートを動き適応的に変換するFRC部10と、液晶表示パネル16を表示駆動するための電極駆動部15とを備えている。
また、前記FRC部10でフレームレート変換された動画像信号から所定のタイミングで静止画信号を取り込むメモリを有する静止画取込部17と、該静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をそのまま前記FRC部10でフレームレート変換された動画像信号と切り替えて出力する、或いは縮小して前記FRC部10でフレームレート変換された動画像信号に合成(スーパーインポーズ)して出力する切替/合成部18と、前記静止画取込部17で取り込まれた静止画信号をHD、DVD、メモリカード等の記録媒体20に記録する記録制御部19と、上述した各部を制御するための中央制御部(CPU)21とを備えている。
中央制御部21は、ユーザによる静止画表示指示を受けて、静止画取込部17に静止画フレームの取り込みを指示するとともに、この静止画フレームを120Hzのフレーム周波数で読み出し、FRC部10より出力された動画フレームに対して切替或いは合成するよう切替/合成部18に指示する。さらに、ユーザによる静止画記録指示を受けて、静止画取込部17に取り込まれた静止画フレームを記録媒体20に記録するよう記録制御部19に指示する。
ここで、本実施形態のFRC部10では、内挿フレーム生成部12cで生成された内挿フレームとタイムベース変換用フレームメモリ12dより読み出された入力原画像フレームとを区別するフラグを各フレームに付加しておき、静止画取込部17では、このフラグを参照して、内挿フレームが取り込まれるのを禁止して、常に入力原画像フレームが取り込まれるようにしている。
これにより、本実施形態において、FRC部10の後段に設けられた静止画取込部17であっても、必ず入力原画像フレームが静止画フレームとして取り込まれることとなり、また、この静止画フレームをFRC部10でフレームレート変換された動画フレームに切替/合成しているので、動画像と静止画像とが混在する画面領域においてFRC処理に起因する画質劣化は発生しない。
以上のとおり、本実施形態によれば、FRC処理により生成された内挿フレームを静止画フレームとして取り込むことを禁止し、静止画フレームとして必ず入力画像信号の原フレームを取り込み、画面表示或いは記録する構成としているので、ユーザは常に所望する高画質の静止画を得ることが保障される。また、上記第1の実施形態のように、動き適応型のFRC部10における動き補正処理を無効化する処理等を不要とすることも可能である。
尚、上述した第1乃至第3の各実施形態においては、ユーザによる静止画表示或いは記録の指示がリモコンのキーを押下することによってなされるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、装置本体に設けられた操作部を操作することによって静止画表示或いは記録の指示を行うものであってもよい。また、本発明は、テレビジョン受像機に限らず、パソコンモニターや携帯電話機等の各種電子機器に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の画像表示装置が備えるフレームレート変換部の構成例を示すブロック図である。 フレーム生成部による内挿フレーム生成処理の一例を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態における要部概略構成を示すブロック図である。 本発明の静止画キャプチャ動作を示すフローチャートである。 画面表示例を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態における要部概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。 従来の液晶表示装置におけるFRC駆動表示回路の概略構成を示すブロック図である。 図8に示した従来のFRC駆動表示回路によるフレームレート変換処理を説明するための説明図である。 動きベクトル検出部及び内挿フレーム生成部による内挿フレーム生成処理について説明するための説明図である。
符号の説明
10,100…フレームレート変換(FRC)部
11…ベクトル検出部
11a…輝度信号抽出部
11b…前処理フィルタ
11c…動き検出用フレームメモリ
11d…初期ベクトルメモリ
11e,101…動きベクトル検出部
11f…内挿ベクトル評価部
12…フレーム生成部
12a…内挿用フレームメモリ
12b…内挿ベクトルメモリ
12c,102…内挿フレーム生成部
12d…タイムベース変換用フレームメモリ
12e…タイムベース変換部
13…チューナ
14…デコーダ
15…電極駆動部
16…液晶表示パネル
17…静止画取込部
18…切替/合成部
19…記録制御部
20…記録媒体
21…中央制御部(CPU)

Claims (11)

  1. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記レート変換手段より出力された画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを備え、
    前記静止画取込手段は、前記静止画フレームあるいはフィールドとして、前記レート変換手段により生成された内挿フレームあるいは内挿フィールドを取り込むことを禁止することを特徴とする画像表示装置。
  2. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え
    前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、全画面領域に対して、前記レート変換手段における動き補償処理を無効化することを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記請求項に記載の画像表示装置において、
    前記レート変換手段は、前記入力画像信号に含まれる連続したフレーム間あるいはフィールド間で動きベクトル情報を検出する動きベクトル検出部と、
    該検出した動きベクトル情報に基づいて、前記フレーム間あるいは前記フィールド間に内挿ベクトルを割り付ける内挿ベクトル割付部と、
    該割り付けた内挿ベクトルから内挿画像信号を生成する内挿画像生成部と、
    該生成した内挿画像信号を前記フレーム間あるいは前記フィールド間に内挿する画像内挿部とを有することを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記請求項に記載の画像表示装置において、
    前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記動きベクトル検出部で検出された動きベクトルを0ベクトルにすることにより、前記動き補処理を無効化することを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記請求項に記載の画像表示装置において、
    前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記内挿ベクトル割付部で割り付けた内挿ベクトルを0ベクトルにすることにより、前記動き補処理を無効化することを特徴とする画像表示装置。
  6. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補償処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え、
    前記入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施していない画像信号を挿入することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換する他のレート変換手段を更に備え、
    前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、全画面領域に対して、前記他のレート変換手段によりフレーム数あるいはフィールド数が変換された画像信号を、前記表示パネルへ出力することを特徴とする画像表示装置。
  7. 前記請求項に記載の画像表示装置において、
    前記他のレート変換手段は、前記入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、線形補間処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換するものであることを特徴とする画像表示装置。
  8. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補償処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを、前記レート変換手段の前段に備え、
    前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドが、動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成された場合、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換せずに、該入力画像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とする画像表示装置。
  9. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記入力画像信号の動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段を、前記レート変換手段の前段に備え、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを高速で読み出し前記レート変換手段により出力された動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段を、前記レート変換手段の後段に備えたことを特徴とする画像表示装置。
  10. 入力画像信号のフレーム間あるいはフィールド間に、動き補処理を施した画像信号を内挿することにより、前記入力画像信号のフレーム数あるいはフィールド数を変換して、表示パネルへ出力するレート変換手段を備えた画像表示装置であって、
    ユーザによる指示に応答して、前記レート変換手段より出力された動画フレームあるいはフィールドから静止画フレームあるいはフィールドを取り込む静止画取込手段と、
    該静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、前記動画フレームあるいはフィールドに対して切替或いは合成して出力する切替/合成手段とを備え、
    前記静止画取込手段は、前記静止画フレームあるいはフィールドとして、必ず前記入力画像信号の原フレームあるいはフィールドを取り込むことを特徴とする画像表示装置。
  11. 前記請求項1乃至10のいずれかに記載の画像表示装置において、
    ユーザによる指示に応答して、前記静止画取込手段により取り込まれた静止画フレームあるいはフィールドを、記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
JP2005320267A 2005-11-04 2005-11-04 画像表示装置 Expired - Fee Related JP4722672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320267A JP4722672B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320267A JP4722672B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007129504A JP2007129504A (ja) 2007-05-24
JP4722672B2 true JP4722672B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38151798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005320267A Expired - Fee Related JP4722672B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722672B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4618305B2 (ja) 2008-02-19 2011-01-26 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP2010288052A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Sharp Corp テレビジョン受像機
CN113470589B (zh) * 2016-04-04 2022-12-30 株式会社半导体能源研究所 显示装置、显示模块以及电子设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000148059A (ja) * 1998-11-13 2000-05-26 Sony Corp ライン数変換処理回路およびこれを搭載した表示装置
JP2000250456A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 映像表示装置及び映像表示方法
JP3295437B2 (ja) * 1991-03-29 2002-06-24 日本放送協会 表示装置
JP2002369092A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Sony Corp 表示制御装置および映像表示装置
JP2004120757A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号を処理するための方法および映像処理ユニット
WO2005067291A1 (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sharp Kabushiki Kaisha 画像記録装置及び画像記録方法
JP2005301620A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Sony Corp 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2680137B2 (ja) * 1989-09-08 1997-11-19 株式会社日立製作所 液晶表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3295437B2 (ja) * 1991-03-29 2002-06-24 日本放送協会 表示装置
JP2000148059A (ja) * 1998-11-13 2000-05-26 Sony Corp ライン数変換処理回路およびこれを搭載した表示装置
JP2000250456A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 映像表示装置及び映像表示方法
JP2002369092A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Sony Corp 表示制御装置および映像表示装置
JP2004120757A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号を処理するための方法および映像処理ユニット
WO2005067291A1 (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sharp Kabushiki Kaisha 画像記録装置及び画像記録方法
JP2005301620A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Sony Corp 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007129504A (ja) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722936B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP5215668B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP4181593B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP4139430B1 (ja) 画像処理装置及び方法、画像表示装置及び方法
JP5075195B2 (ja) 映像送信装置、映像受信装置、映像記録装置、映像再生装置及び映像表示装置
JP4181592B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4746514B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4369948B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
CN101646032A (zh) 图像处理设备及图像处理方法
JP4722672B2 (ja) 画像表示装置
JP2009055340A (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4181613B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP4504999B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4769234B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4181612B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP4369971B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4359328B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4746606B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4181610B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4181611B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4369967B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
JP4359322B2 (ja) 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20071205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees