JP4721029B2 - Powder coating method for inner surface of bottomed can body - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、底を有したドラム缶、或いは、底を有した筒状容器などの、一端が底で閉じられ他端が開放された開口を有した有底缶体の内面(内壁)の粉体塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からドラム缶の内外面の塗装は溶剤(液体)塗料による塗装が主流であったが、近年、環境問題が取り上げられるようになり、その対策として水溶性塗装の導入が図られている。しかしながら、ドラム缶の内容物によっては塗膜性能が要求されることがあり、その場合には、例えばポリエチレン樹脂等の粉体塗料による塗装が施されている。
【0003】
このようなドラム缶の内面(内壁)の粉体塗料による塗装方法としては、図3に示すように、ドラム缶1を、その開口1cを上方にし、底1bを下方にした状態、所謂、通常の縦置き状態としてフロアーコンベア3上に載置し、粉体塗装ガン2をその吐出口(散布口)2aを下に向け状態として、該ドラム缶1の該開口1cからドラム缶1の内部に挿入して下降させつつ吐出口2aから粉体を散布してドラム缶の内面(内壁)1aの粉体塗装をするという方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、ドラム缶1を縦置き状態として粉体塗装する場合は、ドラム缶1の内面1aに付着しない粉体塗料は底1bに溜まり、該底1bの膜厚が過剰になるという問題があった。図3において、CPはドラム缶1の内面壁1aに塗着した粉体塗料、0Sは底1bに堆積した粉体塗料である。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、ドラム缶等の有底缶体の内面の粉体塗料の塗着膜厚を均一にすることにより、品質を安定に保ち、また、必要最小限の粉体塗料の使用により、ランニングコストの低下を図り得るなどした有底缶体内面の粉体塗装方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は次のような構成とした。
(1)有底缶体の内面を塗装ガンから粉体を吐出させて塗装する粉体塗装方法であって、該有底缶体は一端が底で閉じられ他端が開放された開口を有しており、該有底缶体を塗装ブース内で上部を走行するコンベアにその底を上方にしその開口を下方にして吊り下げ、該缶体を自転させつつ、かつ、該塗装ガンをその粉体吐出口を上方に向けて該缶体の下方の開口から缶体の内部に挿入し、該粉体吐出口を該缶体の該底の近傍に位置させた状態で該粉体吐出口から粉体の吐出を開始して該缶体の該底及びその周縁の内壁の塗装を行い、引き続き、塗装ガンを徐々に缶体の開口方向に下降させながら該粉体吐出口から粉体を吐出させて缶体の内壁に付着させて塗装するようにすると共に、缶体内面に付着しなかった粉体を該缶体の該開口を通して下方に落下させ、さらに吸引ファンによって塗装ブース内を下方に向かって流れる空気流に乗せることにより、該缶体の内面を塗装する構成にした。
【0007】
(2)上記(1)の有底缶体内面の粉体塗装方法において、さらに、該塗装ブース内を下方に向かって流れる空気流に乗せられた缶体内面に付着しなかった粉体を、該塗装ブースに配置した粉体回収装置に流入させることによって回収し、該回収した粉体を該塗装ガンに再度供給して塗装に使用する構成にした。
(3)上記(2)の有底缶体内面の粉体塗装方法において、さらに、該塗装ブースを、その両側面に、塗装ブースの上部を走行し有底缶体が吊り下げられる該コンベアの移動方向の上流側と下流側にそれぞれ有底缶体の取入開口と取出開口が設けられた塗装ブースとし、塗装ブース内で有底缶体に塗装が施されているとき、つぎに塗装を施される有底缶体は取入開口位置で待機し、既に塗装を終了した有底缶体は取出開口位置で停止している構成にした。
【0008】
【作用】
上記(1)の粉体塗装方法では、ドラム缶等の有底缶体は、塗装作業場である例えば塗装ブースの内部において、その底を上方にし開口を下方にして、所謂、逆様にされて、例えば吊り下げられて定位置に置かれた状態で、その縦中心軸線を中心にして自転(回転)させられる。その状態で、塗装ガンが、その端部の粉体塗料の吐出口(散布口)を上方に向けられて該缶体の下方の開口から該缶体の内部に挿入され、該塗装ガンの粉体塗料吐出口が缶体の内部で缶体の底の近傍に位置させられる。
【0009】
その状態で塗装ガンから粉体の吐出が開始される。塗装が開始され、缶体の底、及び、その周縁の内壁の塗装が完了すると、塗装ガンは缶体の内部を徐々に開口方向に下降されて該内壁は徐々に粉体塗装されていく。しかして、この塗装作業中において、缶体は、一端が底で閉じられ他端が開放された開口を有しており、その底が上方に、開口が下方に位置しているため、缶体の底や内周壁に付着しなかった粉体は缶体の該開口より下方へ落下し、塗装ブース内を吸引ファンによって下方に向かって流されている空気流に乗せられる。これにより該付着しなかった粉体は、従来の如く底に溜まることはなく、該底面の塗膜が過剰になることはない。また、缶体は自転されながら塗装される。このため、缶体の底は全面に亘って、内周壁は全周囲に亘って、即ち、缶体の内面(底及び内周壁)は、全体に亘って均一の膜厚に塗装される。これにより、内面塗装缶体としての品質が安定する。なお、本明細書では粉体塗料を単に粉体ということもある。
【0010】
上記(2)の粉体塗装方法では、塗装ブース内を下方に向かって流れる空気流に乗せられた該缶体の内面の底や内壁に付着しなかった粉体が塗装ブースに配置した粉体回収装置に流入されて回収され、再び該塗装ガンに供給されて塗装に供される。これにより、粉体塗料の損失がなくされ、必要最小限の粉体使用量とされてランニングコストが低減される。
上記(3)の粉体塗装方法では、塗装ブース内で或る有底缶体が内面塗装を施されている間は、次に塗装を施される有底缶体は塗装ブースの取入側の開口位置において待機しており、また、塗装を既に施された有底缶体は塗装ブースの取出側の開口位置で停止しているので、該両方の開口を通して塗装ブース内に流入される空気量が少なくされ、吸引ファンの動力消費が節約される。この点からさらに粉体塗装ランニングコストの低減が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明方法に適用される有底缶体としてのドラム缶の粉体塗装装置の一実施形態を示すものであり、図1は粉体塗装装置の正面断面図、図2は図1の概略平面図であり、主として多数のドラム缶を順次塗装していく場合の塗装要領を示す図である。なお、これらの図において、前記図3と同一または相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0012】
図1において、塗装ブース30の中央上部には、有底缶体としてのドラム缶1が、底1bを上方にし開口1cを下方にした状態でハンガー35により吊り下げられて位置している。ハンガー35は、塗装ブース30の天井面の上部に位置して塗装ブース30の長手方向に移動するオーバーヘッドコンベア32にその上端を釣支されると共に、該オーバーヘッドコンベア32に対して回転自在に釣支されており、その上部分は塗装ブース30の上端中央の開口を貫通している。
【0013】
ハンガー35の上部分のコンベア32への釣支点付近にはスプロケット44が取付けられている。ハンガー35の下部分は、複数の例えば4本の丸棒鋼で形成された脚部で構成され、それぞれの脚の下端は外方に折曲されてドラム缶底部の端部の内方折曲部へ係止可能に形成され、該ハンガー35の脚部の下端の外方折曲部がドラム缶1の底部の内方折曲部へ係止されることにより、ドラム缶1はハンガー35により逆様にして吊り下げ可能とされている。31は塗装ブース30の両側面に設けられた被塗物(ワーク)としてのドラム缶1の取入開口及び取出開口を示す。
【0014】
図2にも示すように、塗装ブース31の外側に設けた架構45には天井の上面との間に第1の巻き掛け伝導チェーン装置42、及び、該装置42によって連結駆動される第2の巻き掛け伝導チェーン装置43がそれぞれ設けられており、該第2の巻き掛け伝導チェーン装置42はその一端を減速機付き電動機41に連結されて回動駆動される構成にされている。これら第1、第2の巻き掛け伝導チェーン装置42、43、及び、減速機付き電動機41はワーク自転装置40を構成する。45は該ワーク自転装置40の電動機41、及び、第1、第2の巻き掛け伝導チェーン装置42、43を支持する架構である。
【0015】
図2に示すように、オーバーヘッドコンベア32にはその移動(回動)方向に一定間隔毎に前記ハンガー35が回転(自転)可能に釣支されて取付けられており、図示の塗装ブース30のコンベア32の移動方向上流側の開口31の手前位置で塗装を施されるドラム缶1が底1bを上にして開口1cを下にして逆様に吊り下げられる。そして、該ドラム缶1は、図2に示す矢印方向にコンベア32が回動されることにより移動され、塗装ブース30の平面視中央の実線で示す位置PAに移動されると停止され、この停止位置PAにて塗装ガン20による粉体塗装が行われる。
【0016】
該位置PAでドラム缶1が塗装されている間、次に塗装を施されるドラム缶1は該上流側の開口31位置WAで待機し、また、既に塗装作業の終了したドラム缶1はブースのもう一方の下流側の開口31位置PFで一時停止している。該下流側の開口位置PFで一時停止し塗装が施されたドラム缶1は、その後コンベア32が所定距離回動した位置で取り外される。
【0017】
ドラム缶1は、塗装ブース30の平面視中央部分の、前記ワーク自転装置40の第2の巻き掛け伝導チェーン装置43の延在する範囲で、該第2の巻き掛け伝導チェーン装置43のチェーンに該ドラム缶1を吊り下げているハンガー35に取付けられたスプロケット44の歯が係合し(噛み合い)、該ハンガー35が回転されることにより、図1及び図2に矢印で示す方向に自転される。
【0018】
図1に示すように、塗装ブース30の内部には、塗装ブース30の平面視の中央位置PAにおいて該ハンガーに吊り下げられたドラム缶1の下方位置Aで該ドラム缶1の縦中心軸線にほぼ一致させたほぼ中央位置に、粉体塗装ガン20が、ガン取付金具21を介して塗装ブース30の外部側部に位置したガン昇降装置25のガン取付アーム26の先端部分に固定されて取付けられている。
【0019】
該塗装ガン20は本実施形態では3本の静電塗装ガン20a、20b、20cで構成されており、その各々は先端の吐出口を上部に向けて位置されている。塗装ガン20はこのように3本の塗装ガンから構成されているので、塗装時間が短縮され作業能率が向上される。該塗装ガン20は、ガン昇降装置25により、図1の符号Aで示す塗装作業待機位置と符号Bで示す塗装作業位置との間で上下動可能に設けられている。
【0020】
塗装ブース30の下端には、粉体回収装置50が接続されて取付けられており、該粉体回収装置50の内部には、複数本(本実施形態では4本)の粉体回収モジュールとしての円筒型カートリッジフィルタ51が該粉体回収装置を横断するように横架されて併置されている。該カートリッジフィルタ51は円筒外周部に濾過面を有し、内部が空間とされ、塗装ブース30内部を通過した空気が該カートリッジフィルタ51の外周部の濾過面を通過して該フィルタ51の内部に吸引される際に該空気に同伴された粉体が該濾過面の表面で濾過されることにより粉体が捕集される。
【0021】
粉体を分離された空気は図示していない吸引ファンにより該カートリッジフィルタ51の内部空間を通過し該フィルタ51の軸方向の端部を通して粉体回収装置50の外部に排出される。該粉体回収装置50の該カートリッジフィルタ51の下方には底部に通気性の多孔板53を備えた粉体貯蔵ホッパ52が形成され、さらにその下部には流動化空気の供給室54が形成されている。前記カートリッジフィルタ51の外周部の濾過面で捕集された粉体は該粉体貯蔵ホッパ52に落下されて溜められ該ホッパ52に溜められた粉体は空気供給室54から多孔板53を通して貯蔵ホッパ52内に分散供給された流動化空気により流動化される。
【0022】
該流動化された粉体は図示していないパウダーポンプ(エジェクターポンプ)により吸引され、粉体戻しホース13を通して後記するサイクロン6へ搬送されて捕集され粉体供給タンク5に返される。なお、前記貯蔵ホッパ52内に供給された流動化空気は前記フィルタ51内部に流入し、前記のブース30内を通過しフィルタ51内部に流入した空気とともに図示していない吸引ファンによって粉体回収装置50の外部に排出される。
【0023】
前記ガン昇降装置25の傍には、上部に戻り菅8を介して振動スクリーン7が取付けられた空気流動式の粉体供給タンク5が設置されている。該粉体供給タンク5の頂部には粉体送出用のエジェクターポンプ10が設けられており、該ポンプ10と前記塗装ガン20を構成するうちの塗装ガン20aとの間には粉体供給ホース12aが接続されている。11は該ポンプ10へ粉体送給用の圧縮空気を供給する管路である。なお、該ポンプ10は図示していないが別途2個設けられており、該各々のポンプ10と前記塗装ガン20を構成するうちの塗装ガン20b、20cとの間はそれぞれ粉体供給ホース12b、12cで接続されている。
【0024】
振動スクリーン7の上端にはサイクロン6が立設されており、該サイクロン6にはその側部に粉体補給ホース9と前記粉体戻しホース13がそれぞれ接続されている。また、該サイクロン6の頂部の排ガス排出管には前記粉体回収装置50との間に排気ホース14が接続されている。前記粉体回収装置50から粉体戻しホース13を通してサイクロン6に送られて捕集された戻り粉は振動スクリーン7に投入されて不純物(空気中に含まれる塵埃)が除去され、戻り菅8を通してタンク5に戻され再び塗装に供される。
【0025】
以上のように構成されたドラム缶粉体塗装装置を用いたドラム缶内面の粉体塗装方法について説明する。塗装ブース30内の塗装位置PAにおいて、オーバーヘッドコンベア32は走行が停止され、ドラム缶1は、オーバーヘッドコンベア32にハンガー35により底1bを上にし開口1cを下にして逆様に吊り下げられ、ワーク自転装置40により自転されている。この状態で、ドラム缶1に向けて、塗装ガン20がガン昇降装置25によって図1のブース内の下部位置Aから上昇されてドラム缶1の下方の開口1cからドラム缶1の内部に挿入され、塗装ガン20の各々の塗装ガン20a、20b、20cの粉体塗料吐出口がドラム缶1の内部でその底1bの近傍に位置させられて上昇移動が停止される。
【0026】
その状態で、粉体供給タンク5に取付けられた粉体供給ポンプ(エジェクターポンプ)10が作動され、塗装ガン20の各々の塗装ガン20a、20b、20cに粉体供給タンク5から粉体供給ホース12a、12b、12cを介して粉体塗料の供給が開始され、該各々の塗装ガンの吐出口から粉体塗料の吐出が開始される。それにより、ドラム缶1の底1b、及び、その周縁の内壁1aの粉体塗装が行われる。該部の塗装が完了すると、ガン昇降装置25が作動され、粉体の有効塗着を可能ならしめる所望の速度で塗装ガン20はドラム缶1の内部を徐々に開口1c方向に下降され、該ドラム缶1の内周壁1aは徐々に粉体塗装されていく。本実施形態の塗装方法では、ドラム缶1は1本当たり約30秒で内面塗装が行われる。
【0027】
なお、図示していないが、塗装ガン20の各々の塗装ガン20a、20b、20cには制御装置との間に高電圧ケーブルが接続されており、該制御装置から該ケーブルを介して該各々の塗装ガンに供給される高電圧によるコロナ放電により粉体塗料は静電気的に帯電されて各々の塗装ガンの吐出口からドラム缶1の内面に向けて吐出される。これによりドラム缶1の内面に粉体塗料が塗着される。
【0028】
このような、ドラム缶1の内面の塗装作業中において、内面(底1b、内周壁1a)に付着しなかった余分の粉体塗料はドラム缶1の開口1cを通って塗装ブース30内に落下し、塗装ブース30内を下方に向かって流れている空気流に乗せられて塗装ブース30の下部の粉体回収装置50に流入させられる。回収装置50に流入した粉体は、その円筒型カートリッジフィルタ51の外周濾過面で捕捉され、下部のホッパ52に落下され、粉体戻しホース13、サイクロン6、振動スクリーン7及び戻り管8を介して粉体供給タンク5に返される。
【0029】
しかして、このようなドラム缶1の粉体塗装作業中において、ドラム缶1は、その底1bが上方に、開口1cが下方に位置しているため、ドラム缶1の底1bや内周壁1aに付着しなかった粉体は、ドラム缶1の下方の開口1cを通ってドラム缶1の外部の下方に落下し、底1bに溜まることはなく、従来のように該底1bの塗膜が徒に厚くなることがない。また、ドラム缶1は自転されながら塗装が行われるため、その底面1bは全面に亘って、また、その内周面1aも全周に亘って均一の膜厚の塗装が施される。即ち、ドラム缶1の内面は全体に亘って均一膜厚の塗装が行われる。これにより、内面塗装が施されたドラム缶としての品質が安定する。
【0030】
また、前記のとおり、該ドラム缶1の底1bや内壁1aに付着しなかった粉体は、ドラム缶1の開口1cよりドラム缶外の塗装ブース30内に落下し、該ドラム缶1の下方の塗装ブース30の下部に位置した粉体回収装置50によって、回収され、再び塗装ガン20に供給されてドラム缶1内面の塗装に供される。これにより、粉体塗料の損失がなくされ、必要最小限の粉体使用量とされて粉体塗装のランニングコストが低減される。
【0031】
また、本実施形態の粉体塗装方法では、塗装ブース30の中央の塗装作業位置PAでドラム缶1が内面塗装を施されている間は、次に塗装を施されるドラム缶1の待機位置WAである塗装ブース30のドラム缶1の入口側の開口31において、また、塗装を既に施されたドラム缶1の一時停止位置PFである塗装ブース30のドラム缶1の出口側の開口31において、ドラム缶1が釣支されて位置しているので、該両方の開口31、31を通して塗装ブース30内に流入される空気量が少なくされ、前記の吸引ファンの動力消費が節約される。この点からも粉体塗装ランニングコストの低減が図られる。
【0032】
以上の実施形態の粉体塗装方法では、塗装開始に際して塗装ガン20を位置Aから上昇させてその粉体吐出口がドラム缶1の底1bに近接した位置Bに置き、ドラム缶1の内面塗装を、ドラム缶1の底1b側から始め塗装ガン20を徐々に下降させて開口1a側に向かって行うようにしたが、逆に、塗装開始に際して塗装ガン20を位置Aから上昇させてその粉体吐出口がドラム缶1の開口1cに近接した位置に置き、ドラム缶1の内面塗装を、ドラム缶1の開口1c側から始め塗装ガン20を徐々に上昇させて底1b側に向かって行うようにしてもよい。また、内面塗装を塗装ガン20を上昇させつつ行う動作と下降させつつ行う動作を組み合わせて行う方法であってもよい。
【0033】
また、以上の実施形態では有底缶体がドラム缶である場合を示したが、本発明は、断面形状が円形、矩形、角形、或いは多角形等をなし、底を有した筒状の他の形状をなした缶に対しても適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は次のような優れた効果を奏する。
【0035】
請求項1の構成では、有底缶体の内面(底及び内周壁)を均一の膜厚に塗装することができる。これにより品質の安定した内面塗装缶体を得ることができる。
【0036】
請求項2の構成では、粉体塗料の損失がなく、必要最小限の粉体使用量として粉体塗装のランニングコストを低減させることができる。
請求項3の構成では、塗装ブースの取入開口及び取出開口を通して塗装ブース内に流入される空気量が少なくされ、吸引ファンの動力消費が節約される。これによりさらに粉体塗装ランニングコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に適用される有底缶体としてのドラム缶の粉体塗装装置の一実施形態を示す正面断面図である。
【図2】図1の概略平面図であり、主として多数のドラム缶を順次塗装していく場合の塗装要領を示す図である。
【図3】従来のドラム缶内面の粉体塗装方法を説明する概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶(有底缶体)
1a 底(ドラム缶)
1b 内壁面(ドラム缶)
1c 開口(ドラム缶)
2、20 粉体塗装ガン
20a、20b、20c 静電塗装ガン
5 粉体供給タンク
12a、12b、12c 粉体供給ホース
13 粉体戻しホース
25 ガン昇降装置
30 塗装ブース
31 塗装ブース開口
32 オーバーヘッドコンベア
35 ハンガー
40 ワーク(ドラム缶)自転装置
41 減速機付き電動機
42 第1の巻き掛け伝導チェーン装置
43 第2の巻き掛け伝導チェーン装置
44 スプロケット
50 粉体回収装置
51 粉体回収カートリッジフィルタ
PA 塗装作業位置
WA 塗装待機位置
PF 塗装終了缶一時停止位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an inner surface (inner wall) of a bottomed can body having an opening having one end closed at the bottom and the other end opened, such as a drum can having a bottom or a cylindrical container having a bottom. The present invention relates to a powder coating method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the inner and outer surfaces of drum cans have been mainly coated with a solvent (liquid) paint. However, in recent years, environmental problems have been taken up, and water-soluble paint has been introduced as a countermeasure. However, depending on the contents of the drum, coating film performance may be required, and in that case, coating with a powder paint such as polyethylene resin is performed.
[0003]
As shown in FIG. 3, the drum can 1 is coated with the powder can on the inner surface (inner wall) of the drum can 1 with its opening 1c facing upward and the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, when powder coating is performed with the drum can 1 placed vertically, the powder coating that does not adhere to the inner surface 1a of the drum can 1 accumulates on the
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems, and by maintaining the coating film thickness of the powder coating on the inner surface of a bottomed can body such as a drum can, the quality can be maintained stably. An object of the present invention is to provide a powder coating method for the inner surface of a bottomed can body that can reduce the running cost by using the minimum necessary powder coating material.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
(1) A powder coating method in which the inner surface of a bottomed can body is coated by discharging powder from a coating gun, the bottomed can body having an opening with one end closed at the bottom and the other end opened. and which, with its bottom upwards to the conveyor running top the bottomed can body in a painting booth suspended with its opening downward, while rotating the the can body, and the powder the spray gun With the body discharge port facing upward, it is inserted into the inside of the can body from the lower opening of the can body, and the powder discharge port is positioned near the bottom of the can body from the powder discharge port. Powder discharge is started and the bottom of the can body and the inner wall of the periphery are painted, and then the powder is discharged from the powder discharge port while the coating gun is gradually lowered in the opening direction of the can body. together they are allowed to be painted by adhering to the inner wall of the can body, through the opening of the can body powder not adhered to the can inner surface It is dropped downward, by placing the air flow towards the inside of the painting booth downwardly by further suction fan, and the structure of coating the inner surface of the can body.
[0007]
(2) In the powder coating method for the inner surface of the bottomed can body according to (1), the powder that has not adhered to the inner surface of the can body placed on the air flow flowing downward in the coating booth , The powder was collected by flowing it into a powder collecting device arranged in the painting booth , and the collected powder was supplied again to the painting gun to be used for painting.
(3) In the powder coating method for the inner surface of the bottomed can body according to (2) above, the conveyor of the conveyor where the bottomed can body is suspended by running the coating booth on both sides of the coating booth. A painting booth with an inlet opening and an outlet opening for bottomed cans on the upstream and downstream sides of the moving direction respectively, and when the bottomed can body is painted in the painting booth, The bottomed can body to be applied waits at the intake opening position, and the bottomed can body that has already finished painting is stopped at the extraction opening position.
[0008]
[Action]
In the powder coating method of the above (1), a bottomed can body such as a drum can is so-called reversed in the interior of a painting booth, for example, a painting booth, with the bottom up and the opening down. For example, in a state where it is suspended and placed at a fixed position, it is rotated (rotated) around its longitudinal center axis. In this state, the coating gun is inserted into the can body from the lower opening of the can body with the powder coating discharge port (spraying port) at the end directed upward, and the powder of the coating gun is The body paint discharge port is positioned in the vicinity of the bottom of the can body inside the can body.
[0009]
In this state, the discharge of powder from the coating gun is started. When painting is started and the painting of the bottom of the can body and the inner wall at the periphery thereof is completed, the coating gun is gradually lowered in the opening direction inside the can body, and the inner wall is gradually powder coated. During the painting operation, the can body has an opening with one end closed at the bottom and the other end opened, and the bottom is located above and the opening is located below. The powder that has not adhered to the bottom or inner peripheral wall of the can falls down from the opening of the can body and is put on the air flow that is flowing downward in the painting booth by the suction fan. As a result, the powder that has not adhered does not accumulate on the bottom as in the prior art, and the coating film on the bottom does not become excessive. The can body is painted while rotating. For this reason, the bottom of the can body covers the entire surface, the inner peripheral wall extends over the entire periphery, that is, the inner surface (bottom and inner peripheral wall) of the can body is coated with a uniform film thickness over the entire surface. Thereby, the quality as an inner surface painting can body is stabilized. In the present specification, the powder coating material may be simply referred to as powder.
[0010]
In the powder coating method of (2) above, the powder placed on the bottom of the inner surface and the inner wall of the can body placed on the air flow flowing downward in the coating booth is disposed in the coating booth. It flows into the collecting device and is collected, and is supplied again to the painting gun for painting. As a result, the loss of the powder coating material is eliminated, and the required amount of powder used is reduced, thereby reducing the running cost.
In the powder coating method of (3) above, while a bottomed can body is being coated on the inside surface in the painting booth, the bottomed can body to be coated next is the intake side of the painting booth. Since the bottomed can already painted is stopped at the opening position on the take-out side of the painting booth, the air flowing into the painting booth through both openings The amount is reduced and the power consumption of the suction fan is saved. From this point, the powder coating running cost can be further reduced.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 show an embodiment of a powder coating apparatus for a drum can as a bottomed can body applied to the method of the present invention, FIG. 1 is a front sectional view of the powder coating apparatus, and FIG. It is a schematic plan view of FIG. 1, and is a figure which shows the coating point in the case of coating many drum cans sequentially. In these drawings, the same or corresponding parts as those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0012]
In FIG. 1, a drum can 1 as a bottomed can body is hung by a
[0013]
A
[0014]
As shown in FIG. 2, the
[0015]
As shown in FIG. 2, the
[0016]
While the drum can 1 is being painted at the position PA, the drum can 1 to be coated next waits at the
[0017]
The
[0018]
As shown in FIG. 1, the interior of the
[0019]
In the present embodiment, the coating gun 20 is composed of three
[0020]
A
[0021]
The air from which the powder has been separated passes through the internal space of the
[0022]
The fluidized powder is sucked by a powder pump (ejector pump) (not shown), conveyed to a cyclone 6 described later through a
[0023]
Near the gun lifting and lowering
[0024]
A cyclone 6 is erected on the upper end of the vibrating screen 7, and a powder supply hose 9 and the
[0025]
A powder coating method for the inner surface of the drum can using the drum can powder coating apparatus configured as described above will be described. At the painting position PA in the
[0026]
In this state, the powder supply pump (ejector pump) 10 attached to the powder supply tank 5 is operated, and the powder supply hose is supplied from the powder supply tank 5 to each
[0027]
Although not shown, a high voltage cable is connected to each of the
[0028]
During such a painting operation on the inner surface of the
[0029]
Thus, during the powder coating operation of the drum can 1, the drum can 1 adheres to the bottom 1 b and the inner peripheral wall 1 a of the drum can 1 because the bottom 1 b is located above and the
[0030]
Further, as described above, the powder that has not adhered to the bottom 1b or the inner wall 1a of the drum can 1 falls into the
[0031]
Further, in the powder coating method of the present embodiment, while the
[0032]
In the powder coating method of the above embodiment, at the start of coating, the coating gun 20 is lifted from the position A and the powder discharge port is placed at the position B close to the bottom 1b of the drum can 1 to coat the inner surface of the drum can 1. The coating gun 20 was gradually lowered toward the opening 1a starting from the bottom 1b side of the drum can 1, but conversely, the coating gun 20 was raised from position A at the start of coating, and the powder discharge port May be placed near the
[0033]
Moreover, although the case where the bottomed can body is a drum can was shown in the above embodiment, the present invention has another cross-sectional shape that is circular, rectangular, rectangular, polygonal, etc. It can also be applied to shaped cans.
[0034]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention has the following excellent effects.
[0035]
In the structure of
[0036]
In the configuration of
In the configuration of the third aspect, the amount of air flowing into the painting booth through the intake opening and the extraction opening of the painting booth is reduced, and the power consumption of the suction fan is saved. Thereby, powder coating running cost can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view showing an embodiment of a powder coating apparatus for a drum can as a bottomed can body applied to the method of the present invention.
FIG. 2 is a schematic plan view of FIG. 1, and is a diagram showing a coating procedure when a large number of drums are mainly coated sequentially.
FIG. 3 is a schematic longitudinal sectional view illustrating a conventional powder coating method for the inner surface of a drum can.
[Explanation of symbols]
1 drum (bottomed can)
1a Bottom (drum can)
1b Inner wall surface (drum can)
1c Opening (drum can)
2,20
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