JP4719792B2 - インプラント可能なサポートスリング用の可溶性保護処置 - Google Patents

インプラント可能なサポートスリング用の可溶性保護処置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、患者の体内に解剖学的サポートを提供する外科用スリングアセンブリおよび関連方法に関する。より具体的には、様々な実施形態において、本発明は、インプラント可能なサポートスリング用の可溶性コーティングに関する。
ストレス性尿失禁(SUI)は、主として、女性が患い、一般的に、内括約筋不全(ISD)および過剰運動性の2つの条件によって生じる。これらの条件は、独立でも、あるいは組み合わさっても起こり得る。ISDにおいては、尿道内にある尿道括約筋弁が、適切に閉じる(接合する)ことができずに、その結果、ストレスの多い行動の間に、尿道から尿が漏れる。過剰移動性は、骨盤底が膨張し、弱体化し、あるいは損傷した状態であり、その結果、(例えば、くしゃみ、せき、いきみなどによる)腹腔内圧力の増加に応答して、膀胱頚部および近位尿道が回転し、下降する。この結果、尿道閉鎖を促進するのに十分な応答時間がなくなり、それゆえに、尿が漏れ、および/または流れ出す結果となる。
SUIの一般的な処置は、患者の膀胱頚部または尿道中央部の下にサポートスリングをインプラントして、尿道プラットホームを提供することを含む。外科用スリングの設置は、骨盤内筋膜が下降するのを制限する一方で、尿道括約筋に圧縮を提供して、接合を改善する。典型的に、設置手順の間に、保護スリーブがスリングを囲む。スリングからスリーブとを含む外科用スリングアセンブリが、患者の尿道周囲の組織に、一度正しく置かれると、スリーブは、スリング周辺から外され、あるいはスリングをスライドして外され、患者の体から引き抜かれ、患者の組織の中にスリングのみが残される。
しかしながら、スリーブが囲むスリング周辺からそのスリーブを物理的に外すために使用される現在のステップおよび手順は、問題を抱えている。例えば、スリング周辺からスリーブを物理的に外す間に、スリーブとスリングとの間の摩擦によって、スリングが、その尿道中央部近くの好ましい位置から引き出され、捩れ、あるいは、さもなくば、間違った場所に置かれる結果となり得る。結局、スリングの有用性が損なわれ、患者の不快感が増す。
したがって、SUIを処置するための、改善された外科用スリングアセンブリおよび関連方法が必要とされている。
(本発明の概要)
本発明は、一つの実施形態において、患者の体の尿道周囲の組織内の解剖学的サポートを提供するために(例えば、尿道プラットホームを提供するために)、可溶性生体適合保護処置を有するインプラント可能な外科スリングアセンブリおよび関連方法とを提供することによって、従来技術における欠点に対処する。本発明の外科スリングアセンブリおよび関連方法は、スリング周辺から保護スリーブを物理的に取り外す必要性を排除し、その一方で、十分な構造的な保護と剛性とを提供し、インプラントの間におけるスリング変形を抑制する点で、従来技術に対する利点を有する。用語「生体適合」は、本明細書で使用される際、実質的に毒性がなく、患者の健康に重大な悪影響を及ぼさない材料を意味する。
一局面に従うと、本発明は、尿失禁を処置するスリングアセンブリを提供する。該スリングアセンブリは、第一および第二の側面と、第一および第二の長手方向に延びるエッジを有するインプラント可能なサポートスリングを含み、かつ尿道プラットホームを提供するために、尿道周囲の組織内に置かれる寸法および形状にされる。該第一および第二の長手方向に延びるエッジは、例えば、突起を付けられた(tanged)セクションまたは比較的スムーズで、突起のないセクションを含み得る。該スリングは、例えば、任意の適切な合成材料および/または天然材料から作成され得、メッシュとして、あるいは材料のシートのような他の適切な構造として形成され得る。該スリングアセンブリは、該スリングの少なくとも該第一の側面に沿った該スリングの該第一の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分を覆う生体適合可溶性保護処置を含む。該保護処置は、その長さの少なくとも一部分に沿って、該第一のエッジと該第二のエッジとのスリング中間の長手方向に延びる部分を未処理で残す。
一つの構成に従うと、上記スリングの実質上全長に沿った中間ストリップが、未処理のまま残される。生体適合可溶性処置は、体液に溶解するか、あるいは、インプラント後に、スリングの領域にある患者の組織に浸出し得る。一つの特徴に従うと、生体適合可溶性保護処置は、十分な構造的剛性を提供するので、スリングがインプラントの間に伸縮することを、あるいは、さもなくば、長手方向に変形することを抑制する。別の特徴に従うと、保護処置は、スリングがインプラントの間に軸方向にねじれること、および/または水平方向に変形することを抑制する。
一部の実施形態に従うと、上記保護処置は、上記スリングの上記第一の側面と上記第二の側面との双方に沿って、該スリングの上記第一の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分を覆う。さらなる実施形態に従うと、該保護処置はまた、該第一の側面と該第二の側面との少なくとも一方に沿って、該スリングの上記第二の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分をも覆う。一つの構成において、該保護処置は、該スリングの実質上全長に沿って該第一の側面に沿って、該スリングの該第一の長手方向に延びるエッジを覆う。
上記保護処置は、処置されるべきスリングの部分を、例えば、スプレイ、ブラッシング、または浸漬することによって、スリングに付与され得る。代替の実施形態において、該保護処置は、処置されるべきスリングの部分に付着(affix)される材料のシートの形を有する。別の実施形態に従うと、該保護処置は、スリングの上でスライドする1つ以上の平にされた管として付与される。さらなる実施形態において、該保護処置は、ポリマーを含み、このポリマーは、スリング上に、溶融、凍結乾燥、または真空乾燥される。一つの実行において、保護処置は、最終的に、ゲルの特性を帯びるか、あるいは凝固する。さらに、同じ材料または異なる材料の1つ以上の保護処置または他の処置が、スリングに同じ方法または異なる方法で付与され得る。
一つの構成において、上記保護処置は、上記スリングの上記第一の側面と上記第二の側面との双方に沿って、上記第一の長手方向に延びるエッジの一部分を実質的に封じ込める。別の構成において、該保護処置はまた、該スリングの該第一の側面および該第二の側面に沿って、上記第二の長手方向に延びるエッジの一部分を実質的に封じ込める。この構成の一つの特徴に従うと、該保護処置は、十分に剛性があり、送達手順の間に、該長手方向に延びるエッジに突起または凸凹を付けられた(ragged)セクションが、患者の組織上で、捕らえられることを防止する。
さらなる実施形態に従うと、上記スリングは、第一のターミナルエンドおよび第二のターミナルエンドと、該第一のターミナルエンドと該第二のターミナルエンドとの中間に位置し、該スリングの幅にわたって延びる中間部分を有する。好ましくは、該中間部分は、スリングの長さ方向に沿った中央部分の近くに位置し、第一と第二の長手方向に延びるエッジとの間の該スリングの幅にわたって延びる。一つの特徴に従うと、中間部分は、少なくともスリングの尿道と面する側面上に生体適合生体吸収性処置がなく、尿道をじかに取り囲む組織を刺激する可能性を低減する。一つの構成において、スリングの第一の側面が、尿道に面する側面である。別の構成において、スリングの第二の側面が、尿道に面する側面である。
上記処置は、複数の化合物を含み得る。例えば、該処置は、アルギネート、糖ベースの調合物、デンプン、ゼラチン、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキシノン(polydioxinone)、および/または
滑らかな材料のいずれか、またはこれらの組み合わせを含み得る。別の特徴に従うと、該処置は、特定の時間範囲内に溶解するように構成され得る。例えば、該処置は、スリングがインプラントされた時刻から、約30分、約15分、約10分、または約5分以内に、実質的に溶解されるように構成され得る。
したがって、様々な実施形態に従うと、本発明は、インプラント可能なスリングに対して生体適合吸収性保護処置を提供することによって、従来技術を改善する。ここで、該処置は、スリング全体を覆うこと、コーティング、封じ込め、または他の処理をすることを必ずしも必要としない。本発明の保護処置はまた、患者の組織の中に吸収するための任意の適切な治療剤をも含み得る。
したがって、本発明の上記および他の目的、特徴、および利点は、以下の説明および請求項からより明らかになる。
図面において、同じ参照記号は、一般的に、異なる図面全体を通して、同じパーツを意味する。また、図面は、必ずしも縮尺どおりではなく、その代わりに、本発明の原理を説明するために、一般的に強調されている。
(例示的な実施形態の説明)
以上に、概要で述べたように、本発明は、様々な例示的な実施形態において、患者の体の尿道周囲の組織に解剖学的サポートを提供するために(例えば、尿道プラットホームを提供するために)、可溶性生体適合保護処置を有するインプラント可能な外科用スリングおよび関連方法を提供する。
図1Aは、本発明の例示的な実施形態に従って、可溶性生体適合保護処置118を有するスリング102を含むスリングアセンブリ100の上面図を示す。図1Bは、線AAに沿って採られたスリングアセンブリ100の断面端面図120を示す。図1Aと図1Bとの双方を参照すると、スリング102は、第一のターミナルエンド104および第二のターミナルエンド106を有する。また、スリング102は、第一の側面112および第二の側面114と、第一の長手方向に延びるエッジ108および第二の長手方向に延びるエッジ110を有する。図1Aおよび図1Bの例示的な実施形態に従うと、エッジ108および110は、V字型突起部を有するか、あるいはほぐれている(frayed)(例えば、突起を付けられている)。しかしながら、代替の実施形態において、エッジ108および110は、事実上、直線形であり得る(例えば、比較的スムーズで、突起のないこともあり得る)。スリング102はまた、第一のターミナルエンド104と第二のターミナルエンド106とのおよそ中央部に位置し、第一のエッジ108と第二のエッジ110との間に延びる中間セクション116を有する。以下に記載されるように、スリング102のターミナルエンド104および106は、スリング102を適切な送達デバイスを有すると関連付ける任意の適切なメカニズムの中で、あるいは任意の適切な送達アプローチを用いる任意の適切なメカニズムの中で、終端となり得る。
様々な例示的な構成に従うと、保護処置118の一つの特徴は、保護処置によって、保護スリーブを使用することと、次いで、スリング設置後、そのスリングの辺りから保護スリーブを物理的に取り外すこととに対する必要性がなくなることである。保護処置118はまた、(保護スリーブの構造的保護および剛性と同様の)十分な構造的保護および剛性を提供し、インプラント中に、スリングが変形、ねじれ、あるいは他の損傷を受けることを抑制する。保護処置118が作成され得る例示的な生体吸収性/可溶性材料は、アルギネート、糖ベースの調合物、デンプン、ゼラチン、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、ポリジオキシノン(PDO)、および/またはこれらの組み合わせを含む他の合成ポリマーまたは天然ポリマーを含むが、これらに限定されない。
生体適合保護処置118は、スリング102の任意の部分または全体を覆い得る。図1Aおよび図1Bの例示的な実施形態に従うと、生体適合可溶性保護処置118は、スリング102の第一の長手方向に延びるエッジ108の少なくとも一部分を覆う少なくとも一セクション118aを含む。保護処置118aは、スリング102の少なくとも第一の側面112に沿って延びる。しかしながら、図1Bに示されるように、保護処置118aは、スリングの第二の側面114に沿ってもまた延び得る。例示的なスリングアセンブリ100において、保護処置118は、第一のエッジ108と第二のエッジ110との間に、スリング102の長手方向に延びる部分122を、その長さの少なくとも一部分に沿って未処理のまま残す。図1Aは、中間部分122が、その長さ全体に沿って未処理であるものとして描かれているが、このことは、必ずしも必要とされない。スリングアセンブリ100の保護処置118はまた、スリング102の第二の長手方向に延びるエッジ110の少なくとも一部分に沿って延びるセクション118bを含む。セクション118aの場合と同じように、セクション118bは、スリング102の第一の側面112と第二の側面114との一方または双方に沿って延び得る。
特定の一構成において、保護処置118aは、スリング102の第一の側面112と第二の側面114との双方に沿った第一の長手方向に延びるエッジ108の少なくとも一部分を封じ込めるか、あるいは実質的に封じ込める。関連する構成において、保護処置118bはまた、スリング102の第一の側面112と第二の側面114との双方に沿った第二の長手方向に延びるエッジ110の少なくとも一部分を封じ込めるか、あるいは実質的に封じ込める。一つの特徴に従うと、保護処置118は、滑らかな(lubricious)材料から形成され、スリングアセンブリ100と患者の尿道周囲の組織との間の摩擦を減らす。このようにして、本発明の保護処置118は、比較的スムーズな組織接触表面を、あるいは、さもなくば、突起または凸凹を付けられたスリングエッジ108および110に対して提供し、インプラントの間に、スリング102が患者の組織を刺激する可能性を低減する。
保護処置118aおよび118bは、図1Aに示されるように、スリング104の全長の実質上全長に沿って延び得るが、他の例示的な実施形態において、中間部分116は、側面112および114の一方または双方の上で、未処理のまま残される。特定の一構成において、尿道に面するスリング102の側面は、インプラントされるとき、処置118がないまま残される。様々な例示的な実施形態において、中央長さセクションは、約1cm〜約2cm、約500mm〜約1cm、あるいは約250mm〜約500mmの長さを有する。
保護処置118は、任意の適切なアプローチ、例えば、処置されるべきスリングの部分をスプレイ、ブラッシング、または浸漬することによって、スリング108に付与され得る。別の例示的な実施形態に従うと、保護処置118は、処置されるべきスリング102の部分に付着され得る材料のシートとして形成される。
別の特徴に従うと、処置は、特定の時間範囲内に溶解するように構成され得る。処置は、例えば、スリングがインプラントされた時刻から、約30分、約15分、約10分、または約5分以内に、患者の組織の中に実質的に吸収されるように構成され得る。
図1Aおよび図1Bにおいて、保護処置118は、特定のメッシュスリング102を用いるものとして描かれているが、任意の適切なインプラント可能なスリングも使用され得る。保護処置118は、例えば、長さが約5cm〜約50cmの範囲で、幅が約0.5cm〜約3cmの範囲であるスリング102を使用し得るが、より大きいスリング、あるいはより小さいスリングが、患者および/または用途のサイズに適するように使用され得る。スリング102の厚さは、スリング全体にわたって均一であり得るか、あるいは1箇所以上の異なる場所で異なり得る。様々な例示的な実施形態に従うと、スリング102の厚さは、約0.01cm〜約0.2cmの範囲であり、一つの実施形態において、約0.08cmである。
処置118は、スリング102とともに使用され得、スリング102は、任意の適切な形状を有し、任意の相補的な形態を含む。例えば、スリング102は、特定の解剖学的サイトでその意図される位置に対して適し得るように、形状において、長方形または実質的に長方形、台形、六角形、八角形、あるいは楕円形であり得る。スリング102はまた、一方のエンドまたは双方のエンドで、二股(forked)構成を有し得る。上述のように、一部の例示的な実施形態において、スリングのエッジは、事実上、線形であり得る(比較的スムーズで、突起のいないこともあり得る)か、あるいはV字型突起部を有し得るか、もしくはエッジでほぐれている(例えば、突起を付けられ)得る。一部の例示的な実施形態に従うと、スリング102は、任意の適切な形状およびサイズのアパーチャを含み、例えば、円形、正方形、ダイヤモンド状、または三角形である。別の例示的な実施形態において、スリング102の側面の少なくとも一つは、テクスチャード加工される(textured)。テクスチャード加工された表面または不規則な表面は、組織がスリングの中に成長するのを促進するように機能し、また、摩擦力を介して組織の中でのスリングの安定化にも役立つ。これに限定するわけではないが、本発明の例示的な実施形態とともにあり得る様々なスリング構成の例は、米国特許出願第10/092,872号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許出願第10/640,838号(発明の名称「Medical implant」)、米国特許出願第10/641,170号(発明の名称「Medical slings」)、および米国特許出願第10/641,192号(発明の名称「Medical slings」)に開示されており、これら出願全ての内容全体は、以下に参考として援用される。
別の例示的な実施形態に従うと、処置118は、引っ張り(tensioning)メカニズムを含むスリング102とともに使用され得、その引っ張りメカニズムは、その伸縮性(stretchability)を限定し、その長さに沿って均一に引っ張るのに役立ち、設置後に形状悪化するのを抑制するのに役立つ。このような引っ張りメカニズムは、スリング材料の中に組み込まれ得るか、および/または吸収性または非吸収性縫合材料から作成され得る。引っ張りデバイスは、実質的に直線形またはコイル状であり得る。吸収性縫合材料の例は、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、およびポリ−L−ラクチド(PLLA)を含むが、これらに限定されない。非吸収性縫合材料の例は、ポリプロピレン(PP)およびポリブテエステル(polybutester)を含むが、これらに限定されない。限定するわけではないが、本発明の例示的な実施形態とともに使用され得る引っ張りメカニズムの例は、米国特許第6,666,817号(発明の名称「Expandable surgical implants and methods of using them」)、米国特許第6,669,706号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)、米国特許第6,375,662号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)、および米国特許第6,042,592号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)に開示されており、これらの特許の全ての内容全体は、参考として、以下に援用される。
他の例示的な実施形態に従うと、本発明の処置118は、任意の適切な送達システムとともに使用され得る。このような送達システムは、例えば、恥骨上で、恥骨前で、経膣で、および/または閉鎖膜経由での(transobtural)手順用に構成される。これに限定するわけではないが、本発明の例示的な実施形態を使用し得るスリングアセンブリ、送達デバイス、およびインプラントアプローチの例は、米国特許出願第10/015,114号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/774,826号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/093,398号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,498号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,371号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,424号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,450号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/094,352号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/631,364号(発明の名称「Bioabsorbable casing for surgical sling assembly」)、米国特許出願第10/641,376号(発明の名称「Spacer for sling delivery system」)、米国特許出願第10/641,487号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/642,395号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/642,397号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/832,653号(発明の名称「Systems and methods for delivery and placement」)、米国仮特許出願第60/569,300号(発明の名称「Systems and methods for delivering a medical implant to an anatomical location in a patient」)、および米国仮特許出願第60/508,600号(発明の名称「Systems and methods for delivering a medical implant to an anatomical location in a patient」)に開示されており、これらの出願および仮出願の全ての内容全体は、以下に、参考として援用される。
別の特徴にしたがって、スリング102の少なくとも一部分は、生分解性であり、そしてまた、患者の組織に溶解および/または吸収され得る。例えば、一つの例示的な実施形態において、スリング102の繊維は生分解性である。他の例示的な実施形態において、スリング102の一部分のみ(例えば、中間部分102)が生分解性である。上で列挙された物質に加えて、例示的な生分解性物質(スリング102および/または保護トリートメント118に用いられ得る)としては、ヒト真皮、および脱細胞化された(decellularized)動物組織が挙げられるが、それらに限定されない。ヒト組織は、例えば、ヒトの死体または処理されたヒト組織に由来し得る。動物組織は、例えば、ブタ組織源、ヒツジ組織源、ウシ組織源、およびウマ組織源に由来し得る。さらに、保護トリートメント118および/またはスリング102に対して、上で列挙された物質に加えて用いられ得る、例示的な生分解性ポリマーとしては、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ならびにそれらのコポリマーおよび混合物(例えば、ポリ(L−ラクチド)(PLLA)、ポリ(D,L−ラクチド)(PLA)、ポリグリコール酸[ポリグリコリド(PGA)]、ポリ(L−ラクチド−コ−D,L−ラクチド)(PLLA/PLA)、ポリ(L−ラクチド−コ−グリコリド)(PLLA/PGA)、ポリ(D,L−ラクチド−コ−グリコリド)(PLA/PGA)、ポリ(グリコリド−コ−トリメチレンカーボネート)(PGA/PTMC)、ポリ(D,L−ラクチド−コ−カプロラクトン)(PLA/PCL)、およびポリ(グリコリド−コ−カプロラクトン)(PGA/PCL));ポリエチレンオキシド(PEO);ポリジオキサノン(PDS);ポリプロピレンフマレート;ポリデプシペプチド、ポリ(グルタミン酸エチル−コ−グルタミン酸)、ポリ(tert−ブチルオキシ−カルボニルメチルグルタメート);ポリカプロラクトン(PCL)、ポリ(ヒドロキシ酪酸)、ポリカプロラクトン コ−アクリル酸ブチル、ポリヒドロキシ酪酸(PHBT)、およびポリヒドロキシ酪酸のコポリマー;ポリホスファゼン、ポリ(リン酸エステル);無水マレイン酸コポリマー、ポリイミノカーボネート、ポリ[(97.5% ジメチル−トリメチレンカーボネート)−コ−(2.5% トリメチレンカーボネート)]、シアノアクリレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ポリサッカリド(例えば、ヒアルロン酸、キトサン、および再生セルロース);ポリ(アミノ酸)およびタンパク質(例えば、ゼラチンおよびコラーゲン);ならびにそれらの混合物およびコポリマーが挙げられるが、それらに限定されない。スリングの材料はまた、哺乳動物の組織と合成物質との組み合わせから作製され得る。
別の例示的な特徴にしたがって、スリング102および/または保護トリートメント118はまた、患者の組織への放出のための薬剤を含み得る。一つの例示的な薬剤は、薬学的に受容可能な量で患者の組織に加えられた場合、十分に組織化された膠原性組織増殖(例えば、瘢痕組織増殖)を好ましくは大量に促進する。一つの特徴にしたがって、薬剤108は、保護トリートメント118の可溶性を遮断もしくは遅延してもよいし、しなくてもよい。これは、その薬剤をスリング102または保護トリートメント118に充填するための異なる方法を選択することにより、制御され得る。組織増殖因子は、組織応答を刺激するための天然のタンパク質および/または組換え型タンパク質を含み得、その結果、膠原性組織増殖(例えば、瘢痕組織増殖)が増進され得る。用いられ得る例示的な増殖因子としては、血小板由来増殖因子(PDGF)、線維芽細胞増殖因子(EGF)、トランスホーミング増殖因子β(TGF−β)、血管内皮増殖因子(VEGF)、アクチビン/TGFおよび性ステロイド、骨髄増殖因子、成長ホルモン、インスリン様成長因子1、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。その薬剤はまた、ホルモンを含み得、そのホルモンとしては、適切な膠原性組織(例えば、瘢痕組織)の増殖を促進するためのエストロゲン、ステイロイドホルモン、および他のホルモンが挙げられるが、それらに限定されない。その薬剤はまた、宿主患者に由来する幹細胞または他の適切な細胞を含み得る。これらの細胞は、適切な組織に成熟するための線維芽細胞、筋芽細胞、または他の先祖細胞であり得る。種々の例示的な実施形態において、その薬剤は一種または一種より多い治療剤を含み得る。その治療剤は、例えば、抗炎症剤(ステロイド性抗炎症剤および非ステロイド性抗炎症剤を含む)、鎮痛剤(麻酔性鎮痛剤および非麻酔性鎮痛剤を含む)、局所麻酔性鎮痛剤、抗痙攣剤、増殖因子、遺伝子治療剤、ならびにそれらの組み合わせであり得る。
例示的なステロイド性抗炎症治療剤(グルココルチコイド)としては、21−アセトキシプレフネノロン(acetoxyprefnenolone)、アルクロメタゾン(aalclometasone)、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾル、デフラザコルト(deflazacort)、デソニド(desonide)、デスオキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルアザコルト、フルクロロニド(flucloronide)、フルメタゾン(flumehtasone)、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルランドレノリド(flurandrenolide)、プロピオン酸フルチカゾン、フォルモコルタール、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベータゾル(halobetasol)、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ヒドロコルタメート、ヒドロコルチゾン、ロテプレドノールエタボネート(loteprednol etabonate)、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン(methyolprednisolone)、フロ酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルバート、プレドニゾロン、プレドニゾロン25−ジエチルアミノアセテート、プレドニゾロンリン酸ナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル(prednival)、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルト、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトアニド、トリアムシノロンベネトニド、トリアムシノロンヘキサセトニド、およびそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
例示的な非ステロイド性抗炎症治療剤としては、アミノアリールカルボン酸誘導体(例えば、エンフェナム酸、エトフェナマート、フルフェナム酸、イソニキシン、メクロフェナク酸、メフェナム酸(mefanamic acid)、ニフルム酸、タルニフルマート、テロフェナマート、およびトルフェナム酸);アリール酢酸誘導体(例えば、アセメタシン、アルクロフェナク、アムフェナク、ブフェキサマック、シンメタシン、クロピラク、ジクロフェナクナトリウム、エトドラク、フェルビナク、フェンクロフェナク、フェンクロラク、フェンクロジン酸、フェンチアザク、グルカメタシン、イブフェナック、インドメタシン、イソフェゾラク、イソキセパック、ロナゾラク、メチアジン酸、オキサメタシン、プログルメタシン、スリンダク、チアラミド、トルメチン、およびゾメピラク);アリール酪酸誘導体(例えば、ブマジゾン、ブチブフェン、フェンブフェン、およびキセンブシン);アリールカルボン酸誘導体(例えば、クリダナク、ケトロラク、およびチノリジン);アリールプロピオン酸誘導体(例えば、アルミノプロフェン、ベノキサプロフェン、ブクロクス酸;カルプロフェン、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、イブプロキサム、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、ミロプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、ピケトプロフェン、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、スプロフェン、およびチアプロフェン酸;ピラゾール(例えば、ジフェナミゾールおよびエピリゾール);ピラゾロン(例えば、アパゾン(apazone)、ベンズピペリロン、フェプラゾン、モフェブタゾン、モラゾン、オキシフェンブタゾン、フェニルブタゾン(phenybutazone)、ピペブゾン、プロヒフェナゾン、ラミフェナゾン、スキシブゾン、およびチアゾリノブタゾン);サリチル酸誘導体(例えば、アセトアミノザロール、アスピリン、ベノリラート(benorylate)、ブロモサリゲニン(bromosaligenin)、アセチルサリチル酸カルシウム、ジフルニサル、エテルサラート、フェンドサール、ゲンチジン酸、サリチル酸グリコール、サリチル酸イミダゾール、アセチルサリチル酸リシン、メサラミン(mesalamine)、サリチル酸モルホリン、サリチル酸1−ナフチル、オルサラジン、パルサルミド、アセチルサリチル酸フェニル、サリチル酸フェニル、サラセタミド、サロチルアミンo−酢酸、サリチル硫酸、サルサラート、およびスルファサラジン);チアジンカルボキサミド(例えば、ドロキシカム、イソキシカム、ピロキシカム、およびテノキシカム);その他の物質(例えば、ε−アセトアミドカプロン酸、s−アデノシルメチオニン、3−アミノ−4−ヒドロキシ酪酸、アミキセトリン、ベンダザック、ベンジダミン、ブコローム、ジフェンピラミド、ジタゾール、エモルファゾン、グアイアズレン、ナブメトン、ニメスリド、オルゴテイン、オキサセプロール、パラニリン(paranyline)、ペリソキサール、ピフォキシム、プロカゾン、プロキサゾール、およびテニダプ);ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
例示的な麻酔性鎮痛治療剤としては、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジルモルフィン(benzylmorphine)、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、コデインメチルブロミド、リン酸コデイン、硫酸コデイン、デソモルヒネ、デキストロモラミド、デゾシン、ジアムプロミド(diampromide)、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデインエノールアセテート、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメヘプタノール、ジメチルチアムブテン、酪酸ジオキサフェネチル、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアムブテン、エチルモルヒネ、エチニタゼン、フェンタニール、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、ヒドロキシペチジン、イソメタゾン、ケトベミドン、レボルファノール、ロフェンタニル、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、塩酸メタゾン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ノルモルフィン、ノルピパノン、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェナゾシン、フェオペリジン(pheoperidine)、ピミノジン、ピリトラミド、プロヘプタジン、プロメドール(promedol)、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、ルミフェンタニル(rumifentanil)、スフェンタニル、チリジン、およびそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
スリング100と組み合わせられ得る例示的な非麻酔性鎮痛治療剤としては、アセクロフェナク(aceclofenac)、アセトアミノフェン、アセトアミノザロール、アセトアニリド、アセチルサリチルサリチル酸、アルクロフェナク、アルミノプロフェン、アロキシプリン、アルミニウムビス(アセチルサリチル酸)、アミノクロルテノクサジン(aminochlorthenoxazin)、2−アミノ−4−ピコリン、アミノプロピロン、アミノピリン、サリチル酸アンモニウム、アムトルメチングアシル(amtolmetin guacil)、アンチピリン、サリチル酸アンチピリン、アントラフェニン、アパゾン(apazone)、アスピリン、ベノリラート(benorylate)、ベノキサプロフェン、ベンジピペリロン(benzpiperylon)、ベンジダミン、ベルモプロフェン、ブロフェナク(brofenac)、p−ブロモアセトアニリド、5−ブロモサリチル酸アセテート、ブセチン、ブフェキサマック、ブマジゾン、ブタセチン(butacetin)、アセチルサリチル酸カルシウム、カルバマゼピン、カルビフェン(carbiphene)、カルサラム、クロラランチルピリン(chloralantipyrine)、クロテルノキサジン、サリチル酸コリン、キノフェン、シラマドール、クロメタシン、クロプロパミド、クロテタミド、デキスオキサドロール、ジフェナミゾール、ジフルニサル、ジヒドロキシアセチルサリチル酸アルミニウム、ジピロセチル、ジピロン、エモルファゾン、エンフェナム酸、エピリゾール、エテルサラート、エテンザミド、エトキサゼン、エトドラク、フェルビナク、フェノプロフェン、フロクタフェニン、フルフェナム酸、フルオレソン、フルピルチン、フルプロカゼン、フルルビプロフェン、フォスフォサル、ゲンチジン酸、グラフェニン、イブフェナック、サリチル酸イミダゾール、インドメタシン、インドプロフェン、イソフェゾラク、イソラドール、イソニキシン、ケトプロフェン、ケトロラク、p−ラクトフェネチド、レフェタミン、ロキソプロフェン(loxoprofen)、アセチルサリチル酸リシン、アセチルサリチル酸マグネシウム、メトトリメプラジン、メトホリン、ミロプロフェン、モラゾン、サリチル酸モルホリン、ナプロキセン、ネホパム、ニフェナゾン、5’ニトロ−2’プロポキシアセトアニリド、パルサルミド、ペリソキサール、フェナセチン、塩酸フェナゾピリジン、フェノコール(phenocoll)、フェノピラゾン、アセチルサリチル酸フェニル、サリチル酸フェニル、フェニラミドール、ピペブゾン、ピペリロン、プロジリジン、プロパセタモール(propacetamol)、プロピフェナゾン、プロキサゾール、サリチル酸キニーネ、ラミフェナゾン、メチル硫酸リマゾリウム、サラセタミド、サリシン、サリチルアミド、サリチルアミドo−酢酸、サリチルスルホン酸、サルサラート、サルベリン、シメトリド、サリチル酸ナトリウム、スルファミプリン、スプロフェン、タルニフルマート、テノキシカム、テロフェナマート、テトラドリン(tetradrine)、チノリジン、トルフェナム酸、トルプロニン、トラマドール、ビミノール、キセンブシン、ゾメピラク、およびそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
例示的な局所麻酔性治療剤としては、アムブカイン、アモラノン、塩酸アミロカイン、ベノキシナート(benoxinate)、ベンゾカイン、ベトキシカイン、ビフェナミン、ブピバカイン、ブタカイン、ブタベン(butaben)、ブタニリカイン、ブテタミン、ブトキシカイン(butoxycaine)、カルチカイン、塩酸クロロプロカイン、コカエチレン(cocaethylene)、コカイン、シクロメチカイン、塩酸ジブカイン、ジメチソキン(dimethisoquin)、ジメトカイン(dimethocaine)、塩酸ジペドロン、ジクロニン、エクゴニジン(ecgonidine)、エクゴニン、クロルエチル、ベータ−オイカイン、ユープロシン、フェナルコミン、フォモカイン、塩酸ヘキシルカイン、ヒドロキシテトラカイン、p−アミノ安息香酸イソブチル、ロイシノカインメシラート、レボキサドロール、リドカイン、メピバカイン、メプリルカイン、メタブトキシカイン、塩化メチル、ミルテカイン、ネパイン、オクタカイン、オルトカイン、オキセサゼイン、パレトキシカイン、塩酸フェナカイン、フェノール、ピペロカイン、ピリドカイン、ポリドカノール、プラモキシン、プリロカイン、プロカイン、プロパノカイン、プロパラカイン、プロピポカイン、塩酸プロポキシカイン、プソイドコカイン(pseudococaine)、ピロカイン、ロパバカイン(ropavacaine)、サリチルアルコール、塩酸テトラカイン、トリカイン、トリメカイン、ゾラミン、およびそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
例示的な抗痙攣性治療剤としては、アリベンドール、アムブセタミド、アミノプロマジン、アポアトロピン(apoatropine)、メチル硫酸ベボニウム、ビエタミベリン、ブタベリン、臭化ブトロピウム、n−臭化ブチルスコポラミン、カロベリン、臭化シメトロピウム、シンナメドリン、クレボプリド、臭化水素コニイン、塩酸コニイン、ヨウ化シクロニウム(cyclonium)、ジフェメリン、ジイソプロミン、酪酸ジオキサフェチル、臭化ジポニウム、ドロフェニン、臭化エメプロニウム、エタベリン、フェクレミン、フェナラミド、フェノベリン、フェンピプラン、臭化フェンピベリニウム、臭化フェントニウム、フラボキサート、フロプロピオン、グルコン酸、グアイアクタミン(guaiactamine)、ヒドラミトラジン、ヒメクロモン、レイオピロール、メベベリン、モキサベリン、ナフィベリン、オクタミルアミン、オクタベリン、塩化オキシブチニン、ペンタピペリド、塩酸フェナマシド(phenamacide)、フロログルシノール、臭化ピナベリウム、ピペリレート(piperilate)、塩酸ピポキソラン、プラミベリン、臭化プリフィニウム、プロペリジン、プロピバン(propivane)、プロピロマジン、プロザピン、ラセフェミン、ロシベリン、スパスモリトール(spasmolytol)、ヨウ化スチロニウム、スルトロプニウム、ヨウ化チエモニウム、臭化チキジウム、チロプラミド、トレピブトン、トリクロミル(tricromyl)、トリフォリウム(trifolium)、トリメブチン、n−トリメチル(ltrimethyl)−3,3−ジフェニル−プロピルアミン、トロペンジル、塩化トロスピウム、臭化キセニトロピウム、およびそれらの薬学的に受容可能な塩が挙げられるが、それらに限定されない。
薬剤は、様々な方法で、スリング118および/または保護処置118と関連し得る。例えば、薬剤は、スリング102の繊維のうちの1つ以上の表面に化学的または物理的に付着され得る。一つの例示的な実施形態において、スリング102(および/または保護処置118)の表面と薬剤とは、例えば、溶液において、相補的なイオン電荷を有する。このように、薬剤がスリング102(および/または保護処置118)上に置かれるとき、その薬剤は、その表面にイオン結合する。別の例示的な実施形態において、薬剤を付与する前に、保護処置118は、スリング102に付与される。別の例示的な実施形態に従うと、保護処置118と薬剤とは、混合されて、単一の処置を形成し、次いで、ワンステッププロセスの中でスリングに付与される。本発明に従って、薬剤が、インプラントされたスリング102の領域の中の組織に浸出し、処置118は、体液に溶解し得、および/またはインプラントされたスリング102の領域にある組織の中に浸出し得るような任意の適切なプロセスは、薬剤および/または処置118をスリング102と連携するために使用され得る。
図2Aは、本発明の別の例示的な実施形態に従うスリングアセンブリ200の上面図を示す。図2Bは、線BBに沿って採られたスリングアセンブリ200の断面端面図220である。スリングアセンブリ200は、図1Aおよび図1Bのスリングアセンブリ100のように、第一のターミナルエンド104および第二のターミナルエンド106と、第一の長手方向に延びるエッジ108および第二の長手方向に延びるエッジ110と、中間セクション116とを有するスリング102含む。図2Aおよび図2Bを参照すると、例示的なスリングアセンブリ200は、生体適合可溶性保護処置218を含む。例示的な保護処置218は、上述の保護処置118の特徴のいずれかまたは全てを含み得る。しかしながら、長手方向に延びる部分122を未処理のまま残すよりも、保護処置218は、セクション218aを含み、セクション218aは、スリング102の一部分を実質的に封じ込める。保護処置218aが、スリング102の一部分を実質的に封じ込めるように示されているが、このことは、必ずしも必要とされない。例えば、代替の例示的な実施形態において、保護処置218aは、スリング102の一つの側面112または114のみの沿って延びる。
保護処置218aは、スリング102の全長に沿って延び得る。代替として、保護処置218は、スリング102に沿って、セクション218aから軸方向に離れたセクション218bを含み得る。図2Aに示されるように、この構成の利点の一つは、スリング102の中間部分116が、保護処置のないまま残されることが望まれる場合、そのように残され得ることである。図2Aの例示的な実施形態に従うと、中間部分116は、比較的スムーズで、突起のないエッジを有し、患者の尿道を刺激する可能性をさらに低減する。しかしながら、このことは必ずしも必要とされない。保護処置218aおよび218bは、例えば、保護処置118に関して上述された方法のいずれかによって、スリング102に付与され得る。さらに、保護処置118がスリング102の一部分を封じ込める場合、保護処置118はまた、スリング102の上でスライドする1つ以上の平にされた管として付与され得る。
本発明を使用する尿失禁を処置する例示的な方法において、医療施術者は、任意の所望の浸出剤に沿った所望の可溶性品質を有する保護処置を含むスリングアセンブリを選択し、そのスリングアセンブリを患者の尿道に隣接するその患者の尿道周囲の組織に、上述のアプローチのいずれかのような任意の適切なアプローチによって設置する。保護処置と、(オプションとして)任意の薬剤は、次いで、選択されたスリングアセンブリの特定の品質に従って、患者の体内へと溶解し、これによって、医療施術者は、スリングを設置後に、スリングから保護シースを物理的に取り外す必要がなくなる。
例証として、医療施術者は、尿道の第一の側面上の第一のサイトで、患者の体内へ経膣でシャフトを導入し、そのシャフトは自身と連携するスリングアセンブリの第一の端を有すると、その結果、そのシャフトの遠位端が患者の腹部壁から出る。次いで、施術者は、スリングアセンブリの第一の端を掴んで、安定化し、患者の体の外に出たシャフトを戻す。施術者は、次いで、スリングアセンブリの第二の端に対して、患者の体の対側で処理を繰り返す。
代替の実施形態において、上述のような経膣でのアプローチを用いる代わりに、施術者は、恥骨上からのアプローチ(すなわち、腹部壁、腹部筋膜、および直筋を介して経皮で)、閉鎖膜を経由するアプローチ(すなわち、坐骨恥骨枝周辺から経皮により閉鎖膜および尿道周囲骨盤内筋膜を介する膣切開、または膣切開から尿道周囲骨盤内筋膜および閉鎖膜を介して坐骨恥骨枝周辺に出る)、あるいは恥骨前からのアプローチ(すなわち、腹部壁から恥骨の前面に沿った)を用いて、患者の尿道周囲の組織に近づく。
図3Aは、本発明の例示的な一つの実施形態に従って、患者の尿道周囲の組織300にインプラントされた図1のスリングアセンブリ100を示す概念図である。尿道は、302で示される。図示されるように、スリングアセンブリ100が最初にインプラントされたとき、スリングアセンブリ100は、生体適合可溶性処置118a〜118dを含む。しかしながら、図3Bに示すように、患者の尿道周囲組織300に設置後の所定の期間経過後、例えば、約30分未満、約20未満、または約10分未満経過後に、保護処置118a〜118dは、溶解し、患者の体に吸収される。好ましくは、保護処置118a〜118dは、スリングアセンブリ100の設置後、約5分〜約15分以内に、患者の組織によって吸収される。しかしながら、代替の実施形態において、保護処置118a〜118dは、設置後、任意の期間後に、患者の組織によって吸収され得る。最終的に、スリング102のみが、患者の尿道周囲の組織300に残され、一部の実施形態においては、スリングさえも、ある期間経過後に、溶解し得る。スリングが溶解しない場合には、組織圧縮と、結果として、スリング102の長さ方向に沿って成長する組織とが、スリング102を恒久的に定位置に固定する。スリング102は、その周囲に形成された瘢痕組織とともに、節制を維持するのに必須なサポートを提供する。
上述のように、本明細書に記載された可溶性生体適合保護処置は、任意の適切なスリングまたはスリングアセンブリとともに使用され得る。本発明の処置を使用するスリングまたはスリングアセンブリは、腹部(恥骨上)から、経膣で、閉鎖膜を経由して、あるいは恥骨前からのアプローチを含む任意の適切な送達デバイスまたは送達アプローチによって、患者の体の解剖学的サイトに送達され得る。また、スリングまたはスリングアセンブリは、スリングアセンブリと送達デバイスとの任意の適切な連携メカニズムをも使用し得る。一度インプラントされると、スリングは、任意の適切なアンカリングメカニズムを使用し得るか、あるいはそのメカニズムを全く使用しないこともあり得る。
これに限定するわけではないが、本発明が使用し得る例示的なスリング、スリングアセンブリ、スリング送達デバイスおよびアプローチ、スリングアセンブリと送達デバイスとの連携メカニズム、ならびにスリングアンカリングメカニズムは、米国特許第6,042,534号(発明の名称「Stabilization sling for use in minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許第6,755,781号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許第6,666,817号(発明の名称「Expandable surgical implants and methods of using them」)、米国特許第6,042,592号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)、米国特許第6,375,662号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)、米国特許第6,669,706号(発明の名称「Thin soft tissue surgical support mesh」)、米国特許第6,752,814号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/918,123号(発明の名称「Surgical Slings」)、米国特許出願第10/641,376号(発明の名称「Spacer for sling delivery system」)、米国特許出願第10/641,192号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許出願第10/641,170号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許出願第10/640,838号(発明の名称「Medical implant」)、米国特許出願第10/460,112号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許出願第10/631,364号(発明の名称「Bioabsorbable casing for surgical sling assembly」)、米国特許出願第10/092,872号(発明の名称「Medical slings」)、米国特許出願第10/939,191号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/774,842号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/774,826号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/015,114号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/973,010号(発明の名称「Systems and methods for sling delivery and placement」)、米国特許出願第. 10/957,926号(発明の名称「Systems and methods for delivering a medical implant to an anatomical location in a patient」、米国特許出願第10/939,191号(発明の名称「Devices for minimally invasive pelvic surgery」)、米国特許出願第10/918,123号(発明の名称「Surgical slings」)、米国特許出願第10/832,653号(発明の名称「Systems and methods for sling delivery and placement」)、米国特許出願第10/642,397号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/642,395号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/642,365号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/641,487号(発明の名称「Systems, methods and devices relating to delivery of medical implants」)、米国特許出願第10/094,352号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」、米国特許出願第10/093,498号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」、米国特許出願第10/093,450号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,424号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)、米国特許出願第10/093,398号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」、および米国特許出願第10/093,371号(発明の名称「System for implanting an implant and method thereof」)に開示されており、これらの特許および特許出願の全ての内容全体は、本明細書に参考として援用される。
図1Aは、本発明の例示的な実施形態に従って、可溶性生体適合保護処置を含むスリングアセンブリの上面図である。 図1Bは、図1Aのスリングアセンブリの断面端面図である。 図2Aは、本発明の別の例示的な実施形態に従って、可溶性生体適合保護処置を含むスリングアセンブリの上面図である。 図2Bは、図2Aのスリングアセンブリの断面端面図である。 図3Aは、患者の尿道周囲の組織にインプラントされた本発明の例示的な実施形態に従う生体適合可溶性保護処置を有するスリングアセンブリを示す概念図である。 保護処置が患者の体内に溶解した後の図3Aのインプラントされたスリングアセンブリの概念図である。

Claims (25)

  1. 尿失禁を処置するスリングアセンブリであって、
    第一の側面および第二の側面と、第一の長手方向に延びるエッジおよび第二の長手方向に延びるエッジとを有し、かつ尿道プラットホームを提供するための寸法および形状にされたインプラント可能なサポートスリングと、
    該スリングの少なくとも該第一の側面に沿った該スリングの該第一の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分に沿った生体適合可溶性保護処置であって、該生体適合可溶性保護処置は、セクション(118a)を少なくとも覆い、該スリングは、該第一の長手方向に延びるエッジ第二の長手方向に延びるエッジとの間にある長手方向に延びる未処理の部分(122)を有し、該長手方向に延びる未処理の部分(122)は、該セクション(118a)に隣接し、該生体適合可溶性保護処置は、インプラントの後に、患者の組織に吸収可能である、生体適合可溶性保護処置と
    を備える、スリングアセンブリ。
  2. 前記保護処置は、インプラントの間に、前記スリングが長手方向に変形するのを抑制するために、該スリングに十分な構造的剛性を提供する、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  3. 前記保護処置は、前記第一の側面および前記第二の側面双方に沿って、前記スリングの前記第一の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分を覆う、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  4. 前記保護処置はまた、前記第一の側面および前記第二の側面うちの少なくとも一方に沿って、前記第二の長手方向に延びるエッジの少なくとも一部分も覆う、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  5. 前記保護処置は、前記スリングの実質的に全長に沿って、前記第一の側面に沿って、前記スリングの前記第一の長手方向に延びるエッジ覆う、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  6. 前記保護処置は、前記スリングの前記第一の側面および前記第二の側面に沿って、前記第一の長手方向に延びるエッジの一部分を実質的に封じ込める、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  7. 前記保護処置は、前記スリングの前記第一の側面および前記第二の側面に沿って、前記第二の長手方向に延びるエッジの一部分を実質的に封じ込める、請求項6に記載のスリングアセンブリ。
  8. 前記スリングは、第一のターミナルエンドおよび第二のターミナルエンドと、該第一のターミナルエンド第二のターミナルエンドの間の中央位置近くに位置し、かつ前記第一の長手方向に延びるエッジ前記第二の長手方向に延びるエッジの間に延びる中間部分とを含み、該中間部分は、少なくとも尿道に面する側上に前記保護処置を実質的に有しない、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  9. 前記スリングの前記第一の側面が、前記尿道に面する側面である、請求項8に記載のスリングアセンブリ。
  10. 前記スリングの前記第二の側面が、前記尿道に面する側面である、請求項8に記載のスリングアセンブリ。
  11. 前記保護処置は、コーティングを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  12. 前記保護処置は、アルギナートを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  13. 前記保護処置は、糖ベースの調合物を備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  14. 前記保護処置は、デンプンを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  15. 前記保護処置は、ゼラチンを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  16. 前記保護処置は、セルロースを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  17. 前記保護処置は、ポリビニルアルコールを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  18. 前記保護処置は、ポリグリコール酸を備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  19. 前記保護処置は、ポリ乳酸を備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  20. 前記保護処置は、ポリジオキシノンを備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  21. 前記保護処置は、滑らかな材料を備える、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  22. 前記保護処置は、前記スリングがインプラントされた後、30分未満で、前記患者内で溶解する、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  23. 前記保護処置は、前記スリングがインプラントされた後、15分未満で、前記患者内で溶解する、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  24. 前記生体保護処置は、前記スリングがインプラントされた後、10分未満で、前記患者内で溶解する、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
  25. 前記保護処置は、前記スリングがインプラントされた後、5分未満で、前記患者の組織内で溶解する、請求項1に記載のスリングアセンブリ。
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