JP4715666B2 - 整合器およびアンテナ整合回路 - Google Patents

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この発明は可変容量ダイオードを用いて回路インピーダンスの整合をとる整合器およびそれを用いたアンテナ整合回路に関し、特に可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させる技術に関する。
一般的な無線通信においては、無線信号の受信周波数に応じて、アンテナと受信回路との間のインピーダンス整合(インピーダンスマッチング)をとって受信効率を高めることが行なわれる。このようなインピーダンス整合を行なうための一つの方法として、アンテナ素子と受信回路との間に可変容量ダイオードを含む整合器が配置される。
また、アンテナ素子で受信される複数の周波数成分を含む無線信号から対象とする周波数成分だけを抽出する同調回路(チューニング回路)においても、受信回路からみた同調周波数(共振周波数)を変化させるために、可変容量ダイオードが用いられる。
可変容量ダイオードは、バリキャップダイオードやバラクタダイオードとも称され、その内部に生じる空乏層の幅に応じた静電容量を発生する。そして、可変容量ダイオードは、逆バイアス電圧となるような制御電圧を印加されることで、その内部の空乏層の幅を変化させて、その結果、静電容量が可変する。
たとえば、特開平10−336055号公報(特許文献1)には、インダクタンス素子と制御電圧に応じてインダクタンス素子の共振周波数を設定する同調可変部とを有するアンテナと、このアンテナに制御電圧を供給する制御手段と、を有するアンテナ同調制御装置が開示されている。そして、この同調可変部は、直列接続された固定容量素子と可変容量素子とをインダクタンス素子に並列接続する。
また、特開平11−017580号公報(特許文献2)には、可変容量素子を有するアンテナ整合部と、アンテナ整合部の周波数特性に応じて調整処理を行なって定数発生部から出力された定数と加算する演算部と、この演算部の出力データをアナログ変換して可変容量素子の制御電圧として出力するD−Aコンバータとを備えるアンテナ整合器が開示されている。
特開平10−336055号公報 特開平11−17580号公報
上述したように、可変容量ダイオードでは、印加される逆バイアス電圧の大きさに応じて静電容量が変化する、すなわち可変容量ダイオードの可変容量範囲は、その両端に印加される制御電圧の変化幅に応じて定まる。
一方、特に小型無線機や携帯電話などの移動用受信機(通信機)においては、回路に使用される半導体集積回路の高密度化や低消費電力化などに伴い、整合器に使用される駆動電源はより低電圧化(たとえば、1.8V程度)している。これに伴って、可変容量ダイオードの両端に印加できる制御電圧の変化幅も小さくなり、可変容量範囲はより制限されるようになっている。
また、駆動電源をチャージポンプ回路やDC−DCコンバータなどを用いて昇圧することも考えられるが、回路構成が複雑になり、重量も増加するといった別の問題が生じるため、現実的には採用することはできない。
このような理由から、可変容量ダイオードの可変容量範囲が制限され、整合器としての性能が低下するといった問題があった。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させて、より広い範囲で回路インピーダンス整合が可能な整合器およびアンテナ整合回路を提供することである。
この発明によれば、外部素子を含む回路インピーダンスを変化させるように構成された可変容量ダイオードと、時間的に極性を変化させる交流成分と、正電位の直流成分と、を含む制御信号を入力される端子と、可変容量ダイオードのカソード端と端子との間に接続され、制御信号から直流の正電位を生成する正電位生成部と、端子に接続され、制御信号に含まれる直流成分を遮断する直流遮断部と、可変容量ダイオードのアノード端と直流遮断部との間に接続され、直流遮断部によって直流成分を遮断された後の制御信号から直流の負電位を生成する負電位生成部とを備える整合器である。
この発明によれば、直流遮断部が制御信号に含まれる直流成分を遮断した後、負電位生成部が制御信号に含まれる交流成分から負電位を生成する。そして、負電位生成部によって生成された負電位が可変容量ダイオードのアノード端に印加される一方、正電位生成部によって生成された正電位が可変容量ダイオードのカソード端に印加される。これにより、可変容量ダイオードのアノード端に接地電位が印加される場合に比較して、可変容量ダイオードに印加される逆バイアス電圧の範囲を、負電位生成部によって生成された負電位だけ拡大できる。よって、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させることができる。
好ましくは、直流遮断部は、ハイパスフィルタを含む。
好ましくは、負電位生成部は、倍圧整流回路を含む。
好ましくは、正電位生成部は、ローパスフィルタを含む。
好ましくは、正電位生成部は、倍圧整流回路を含む。
好ましくは、制御信号は、パルス幅変調により生成される。
また、この発明によれば、上述のこの発明に係る整合器と、整合器の端子に入力される制御信号を発生するための制御信号源とを備え、外部素子は、アンテナ素子である、アンテナ整合回路である。
この発明によれば、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させて、より広い範囲で回路インピーダンス整合が可能な整合器およびアンテナ整合回路を実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う整合器1を備える移動用受信機の要部を示す図である。
本発明の実施の形態1に従う移動用受信機は、一例として、モバイル機器向けの地上デジタル放送(いわゆる、「ワンセグメント放送」もしくは「ワンセグ(登録商標)」)の受信に向けられる。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に従う整合器1は、アンテナ素子ANTおよび制御信号源6と接続されてアンテナ整合回路100を構成する。
アンテナ整合回路100は、チャネル選択部(図示しない)などからのチャンネル選択指令SELを受け、受信回路8から見た回路インピーダンスが当該チャンネルの受信周波数に応じて整合するように静電容量を変化させる。そして、アンテナ整合回路100は、アンテナにより受信された無線信号を受信回路8へ出力する。受信回路8は、アンテナ整合回路100から受けた無線信号を増幅して受信信号RFとして出力する。そして、受信回路8は、当該復元した受信信号RFを図示しないミクサ部やデコーダ部などへ出力する。
アンテナ整合回路100は、制御信号源6と、可変容量ダイオードVDを含む整合器1と、アンテナ素子ANTとを備える。
制御信号源6は、チャンネル選択指令SELに応じて、可変容量ダイオードVDの静電容量をチャンネル選択指令SELに応じた値に変化させるための制御信号を整合器1へ供給する。本発明の実施の形態1においては、一例として、制御信号源6は、駆動電位Vcc(たとえば、1.8[V])からパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation;以下、単に「PWM変調」とも称す)によりそれぞれ生成したパルス信号PWMを整合器1へ供給する。このようなパルス信号PWMでは、キャリア(搬送波)周波数に従って、0[V](接地電位)から駆動電位Vcc[V]までの間にそれぞれ設定される「H」レベル(高電位状態)と「L」レベル(低電位状態)とが交互に繰返される。そのため、パルス信号PWMは、キャリア周波数に従って時間的に極性を変化させる交流成分と、デューティー比に応じた正電位の直流成分とを含むことになる。
そこで、可変容量ダイオードVDの静電容量をチャンネル選択指令SELに応じて変化させるために、制御信号源6は、チャンネル選択指令SELに応じてパルス信号PWMのデューティー比を変更する。
整合器1は、制御信号源6によって入力されるパルス信号PWMの一部から直流の正電位を生成して、可変容量ダイオードVDのカソード端に印加する。また、整合器1は、入力されるパルス信号PWMの一部から直流成分を遮断し、さらに直流成分を遮断した後のパルス信号から直流の負電位を生成して、可変容量ダイオードVDのアノード端に印加する。このように印加される正電位と負電位との電位差(印加電圧)に応じて、可変容量ダイオードVDは、その静電容量を変化させ、アンテナ素子ANTを含む整合回路の出力インピーダンス、すなわち受信回路8から見た回路インピーダンスを変化させる。
可変容量ダイオードVDは、バリキャップダイオードやバラクタダイオードとも称され、その内部に生じる空乏層の幅に応じた静電容量を発生する。そして、可変容量ダイオードは、逆バイアス電圧を印加されることで、その内部の空乏層の幅を変化させて、静電容量を変化させる。
図2は、整合器1、アンテナ素子ANTおよび受信回路8の回路構成図である。
図2を参照して、整合器1には、制御信号源6(図1)からパルス信号PWMを受ける入力端子N1と、アンテナ素子ANTと接続されるためのアンテナ端子N2と、受信回路8と接続されるための出力端子N3とが形成される。そして、整合器1は、可変容量ダイオードVDと、ローパスフィルタ(Low Pass Filter)回路LPFと、ハイパスフィルタ(High Pass Filter)回路HPFと、整流回路RCT1と、インダクタL1,L2と、キャパシタC3とからなる。
可変容量ダイオードVDは、そのカソード端に制御信号線LN1およびアンテナ素子ANTが接続され、そのアノード端に制御信号線LN2およびキャパシタC3が接続される。
ローパスフィルタ回路LPFは、可変容量ダイオードVDのカソード端と入力端子N1との間に接続され、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMから直流の正電位Vpを生成する。より詳細には、ローパスフィルタ回路LPFは、抵抗R1とキャパシタC1とからなる1段のRC型ローパスフィルタである。抵抗R1は、パルス信号PWMの伝送経路に直列に介挿され、キャパシタC1は、パルス信号PWMの伝送経路と接地電位との間に接続される。ローパスフィルタ回路LPFに入力したパルス信号PWMは、キャパシタC1で交流成分が遮断され、接地電位とキャパシタC1との間に直流の正電位Vpが生成される。そして、ローパスフィルタ回路LPFで生成された正電位Vpは、制御信号線LN1を介して可変容量ダイオードVDのカソード端に印加される。なお、上述したように、キャパシタC1の両端に現れる正電位Vpは、パルス信号PWMのデューティー比に応じて定まる。
ハイパスフィルタ回路HPFは、入力端子N1と接続され、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMに含まれる直流成分を遮断する。より詳細には、ハイパスフィルタ回路HPFは、キャパシタC2と抵抗R2とからなる1段のCR型ハイパスフィルタである。キャパシタC2は、パルス信号PWMの伝送経路に直列に介挿され、抵抗R2は、パルス信号PWMの伝送経路と接地電位との間に接続される。ハイパスフィルタ回路HPFに入力したパルス信号PWMは、キャパシタC2で直流成分が遮断され、接地電位と抵抗R2との間に直流成分を除去されたパルス信号が現れる。
図2に示すように、観測点MP1で観測されるパルス信号PWMは、いずれも0[V](接地電位)より高電位に設定される「H」レベルと「L」レベルとがキャリア周波数に従って交互に繰返される時間波形を有する。一方、ハイパスフィルタ回路HPFを通過後の観測点MP2で観測されるパルス信号は、正電位に設定される「H」レベルと負電位に設定される「L」レベルとがキャリア周波数に従って交互に繰返される時間波形を有する。すなわち、ハイパスフィルタ回路HPFは、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMのオフセット成分を除去することで、振幅が正電位と負電位とに交互に変化するパルス信号を生成する。
整流回路RCT1は、可変容量ダイオードVDのアノード端とハイパスフィルタ回路HPFとの間に接続され、ハイパスフィルタ回路HPFによって直流成分を遮断された後のパルス信号PWMから直流の負電位を生成する。そして、整流回路RCT1で生成された負電位Vnは、制御信号線LN2を介して可変容量ダイオードVDのアノード端に印加される。より詳細には、整流回路RCT1は、ダイオードD11,D12,D13とキャパシタC11,C12,C13とからなる3段の倍圧整流回路である。そして、整流回路RCT1は、ハイパスフィルタ回路HPFを通過した後のパルス信号を負電位方向に整流するとともに、その波高値を3倍圧して負電位Vnを生成する。
整流回路RCT1において、ダイオードD11,D12,D13は、直列接続される。キャパシタC11の一端は、ダイオードD13のアノード端に接続されるとともに、キャパシタC11の他端は、キャパシタC12の一端と共通に、ダイオードD12のカソード端に接続される。キャパシタC12の他端は、接地電位に接続される。キャパシタC13の一端は、ダイオードD11のカソード端に接続される一方、キャパシタC13の他端は、ダイオードD13のカソード端とダイオードD12のアノード端との接続点に接続される。
以下、整流回路RCT1の倍圧動作について説明する。ハイパスフィルタ回路HPFから出力されるパルス信号が負電位になると、ダイオードD13が導通状態となるので、キャパシタC13が当該パルス信号の波高値まで充電される。次に、ハイパスフィルタ回路HPFから出力されるパルス信号が正電位になると、ダイオードD12が導通状態となるので、当該パルス信号の波高値に、キャパシタC13の充電電圧が重畳された電圧がキャパシタC12に印加される。そのため、キャパシタC12は、当該パルス信号の波高値の2倍まで充電される。さらに、ハイパスフィルタ回路HPFから出力されるパルス信号が負電位になると、当該パルス信号の波高値に、キャパシタC12の充電電圧が重畳された電圧がキャパシタC13に印加される。そのため、キャパシタC11からは、当該パルス信号の波高値を3倍圧した負電位Vnが出力される。
上述したように、制御信号源6(図1)がチャンネル選択指令SELに応じて、パルス信号PWMのデューティー比を変更することで、ローパスフィルタ回路LPFで生成される正電位Vpおよび整流回路RCT1で生成される負電位Vnのいずれもが変化する。その結果、可変容量ダイオードVDに印加される逆バイアス電圧(正電位Vp+負電位Vn)が変化し、アンテナ素子ANTを含む回路インピーダンスの整合がとられる。このようにインピーダンス整合がとられたアンテナ素子ANTで受信された無線信号は、制御信号線LN1を介して受信回路8へ出力される。なお、受信された無線信号は、それぞれ制御信号線LN1,LN2に介挿されたインダクタL1,L2により制御信号源6への逆流を阻止されるため、受信回路8へ効率的に出力される。
受信回路8は、キャパシタC4と低雑音増幅器LNA(Low Noise Amplifier)とを含んで構成される。
キャパシタC4は、整合器1と低雑音増幅器LNAとの間に直列に介挿され、整合器1から出力される無線信号に含まれる直流成分(オフセット成分)を除去した後、低雑音増幅器LNAへ出力する。
低雑音増幅器LNAは、一例として、GaAsなどで構成される電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)増幅器や、GaAsなどで構成される高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)からなり、高周波の無線信号を比較的低い雑音レベルを維持しながら増幅する。そして、低雑音増幅器LNAで増幅された無線信号は、受信信号RFとして出力される。
上述のように、本発明の実施の形態1に従う整合器1では、ハイパスフィルタ回路HPFおよび整流回路RCT1によって、負電位の振幅を有さないパルス信号PWMから負電位Vnが生成され、可変容量ダイオードVDのアノード端に印加される。これにより、可変容量ダイオードVDのアノード端に0[V](接地電位)を印加する場合に比較して、可変容量ダイオードVDに印加される逆バイアス電圧は、負電位Vnだけ拡大する。その結果、可変容量ダイオードVDの可変容量範囲を拡大させることができる。
図3は、可変容量ダイオードVDのアノード端への負電位Vnの印加による可変容量ダイオードVDの可変容量範囲の拡大を説明するための図である。
図3(a)は、可変容量ダイオードVDのアノード端に接地電位を印加する場合を示す。
図3(b)は、可変容量ダイオードVDのアノード端に負電位Vnを印加する場合を示す。
図3(a)を参照して、上述したように、可変容量ダイオードVDは、逆バイアス電圧を印加されたときにのみキャパシタとして機能する回路素子であり、一般的に順バイアス電圧を印加して使用することはない。具体的には、可変容量ダイオードVDは、いかなる制御電圧も印加されていない状態において最大の静電容量を発生する。そして、逆バイアス方向の電圧を印加されるに伴って、その静電容量が漸減する特性を有している。
したがって、可変容量ダイオードVDのカソード端に正電位Vpが印加され、可変容量ダイオードVDのアノード端に0[V]が印加されると、可変容量ダイオードの可変容量範囲は、0〜−Vp[V]の範囲となる。
なお、ローパスフィルタ回路LPF(図2)は、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMの直流成分から直流の正電位Vpを生成する。そのため、ローパスフィルタ回路LPFが生成する正電位Vpは、パルス信号PWMの波高値を超えることはない。ここで、パルス信号PWMは、駆動電位VccからPWM変調により生成されるので、結局、ローパスフィルタ回路LPFによって生成される正電位Vpは、駆動電位Vccを超えることはない。
図3(b)を参照して、整流回路RCT1によって、可変容量ダイオードVDのアノード端に負電位Vnが印加されると、可変容量ダイオードVDに印加可能な逆バイアス電圧の範囲は、0[V]〜−(Vp+Vn)[V]まで拡大する。その結果、可変容量ダイオードの可変容量範囲は、0[V]〜−(Vp+Vn)[V]の範囲に相当する領域まで拡大することになる。
なお、可変容量ダイオードVDは、一般的には0[V]付近での電圧−容量曲線の傾きが大きすぎるため、0[V]が印加されることは少ないが、上述の説明においては、説明の便宜上、印加される逆バイアス電圧は0[V]以上とした。
本発明の実施の形態1に従う整合器1についての回路シミュレーションによれば、整合器1に入力されるパルス信号PWMが0[V](「L」レベル)と2[V](「H」レベル)との2値を有する場合において、デューティー比を0.5[%]〜95[%]の範囲で変化させると、−0.1[V]〜−3.2[V]の範囲で逆バイアス電圧を印加することを確認できた。
なお、本発明の実施の形態1においては、整合器1に入力されるパルス信号PWMは、時間的に極性を変化させる交流成分と正電位の直流成分とを含む必要がある。そのため、パルス信号PWMのデューティー比が0[%]もしくは100[%]の場合には、パルス信号PWMに交流成分が含まれないので、整流回路RCT1は負電位Vnを発生できない。したがって、本発明の実施の形態1における効果を発揮するためには、パルス信号PWMのデューティー比を所定の範囲(たとえば、5[%]〜95[%]など)に制限する必要がある。なお、このようなデューティー比の制限による性能低下が実用上問題となることは、皆無である。
また、この発明の実施の形態1においては、整流回路RCT1として、3段の倍圧整流回路を用いる構成について例示したが、この構成に限られることはない。すなわち、可変容量ダイオードVDについての所望の可変容量範囲に応じて、必要な負電位Vnの変化範囲、すなわち倍圧整流回路の段数を決定すればよい。
この発明の実施の形態1においては、ローパスフィルタ回路LPFが「正電位生成部」に相当し、ローパスフィルタ回路LPFが「直流遮断部」に相当し、整流回路RCT1が「負電位生成部」に相当する。
この発明の実施の形態1によれば、ローパスフィルタ回路がパルス信号に含まれる直流成分を遮断した後、整流回路RCT1がパルス信号に含まれる交流成分から負電位を生成する。そして、整流回路RCT1によって生成された負電位が可変容量ダイオードのアノード端に印加される一方、ローパスフィルタ回路によって生成された正電位が可変容量ダイオードのカソード端に印加される。これにより、可変容量ダイオードのアノード端に接地電位が印加される場合に比較して、可変容量ダイオードに印加される逆バイアス電圧の範囲を、整流回路によって生成された負電位だけ拡大できる。したがって、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させることができる。よって、より広い範囲にわたってインピーダンス整合を行なえる整合器およびアンテナ整合回路を実現できる。
また、この発明の実施の形態1によれば、整合器に入力される共通のパルス信号(制御信号)を用いて、可変容量ダイオードに印加するための正電位および負電位を生成できる。そのため、可変容量ダイオードのカソード端およびアノード端に印加する電位を生成するために、それぞれ異なる制御信号を入力する必要がない。よって、パルス信号を生成するための制御信号源をより簡素化でき、コスト競争力を高めることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、負電位を生成するための整流回路として、倍圧整流回路を用いるので、生成する負電位の振幅値をより大きくできる。これにより、単純にパルス信号に含まれる交流成分を単純に整流する場合に比較して、可変容量ダイオードに印加される逆バイアス電圧の範囲を、倍圧した負電圧の振幅値だけ拡大できる。したがって、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させることができる。よって、より広い範囲にわたってインピーダンス整合を行なえる整合器およびアンテナ整合回路を実現できる。
[実施の形態2]
上述の実施の形態1においては、ローパスフィルタ回路によって正電位を生成する構成について説明した。一方、実施の形態2においては、整流回路によって正電位を生成する構成について説明する。
本発明の実施の形態2に従う移動用受信機の要部は、図1と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
図4は、本発明の実施の形態2に従う整合器2、アンテナ素子ANTおよび受信回路8の回路構成図である。
図4を参照して、整合器2は、図2に示す本発明の実施の形態1に従う整合器1において、ローパスフィルタ回路LPFに代えて、整流回路RCT2を配置したものである。
整流回路RCT2は、可変容量ダイオードVDのカソード端と入力端子N1との間に接続され、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMから直流の正電位Vpを生成する。整流回路RCT2で生成された正電位Vpは、制御信号線LN1を介して可変容量ダイオードVDのカソード端に印加される。より詳細には、整流回路RCT2は、ダイオードD4とキャパシタC8とからなる半波整流回路である。ダイオードD4は、パルス信号PWMの伝送経路に直列に介挿され、キャパシタC8は、パルス信号PWMの伝送経路と接地電位との間に接続される。ダイオードD4は、整流回路RCT2に入力するパルス信号PWMが正電位の期間だけ導通するため、パルス信号PWMの半波成分(正電位側)がキャパシタC8で平滑化され、接地電位とキャパシタC8との間に直流の正電位Vpが生成される。そして、整流回路RCT2で生成された正電位Vpは、制御信号線LN1を介して可変容量ダイオードVDのカソード端に印加される。
その他については、上述した整合器1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。また、アンテナ素子ANTおよび受信回路8についても、図2に示す本発明の実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
この発明の実施の形態2によれば、上述したこの発明の実施の形態1における効果と同様の効果を得ることができる。さらに、この発明の実施の形態2によれば、ローパスフィルタ回路に代えて、整流回路によって正電位を生成するため、より高電位の範囲まで可変容量ダイオードのカソード端に印加することができる。すなわち、整流回路では、RC型のローパスフィルタに比較して、キャパシタの放電(ディスチャージ)時における抵抗損失を低減できるので、より高電位の正電位を可変容量ダイオードのカソード端に印加することができる。これにより、この発明の実施の形態1に比較して、可変容量ダイオードに印加される逆バイアス電圧の範囲をより拡大できる。したがって、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させることができ、より広い範囲にわたってインピーダンス整合を行なえる整合器およびアンテナ整合回路を実現できる。
[実施の形態3]
上述の実施の形態1および2においては、入力されるパルス信号PWMの直流成分を抽出して正電位Vpを生成する構成について説明した。一方、実施の形態3においては、入力されるパルス信号PWMの直流成分をさらに倍圧する構成について説明する。
本発明の実施の形態3に従う移動用受信機の要部は、図1と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
図5は、本発明の実施の形態3に従う整合器3、アンテナ素子ANTおよび受信回路8の回路構成図である。
図5を参照して、整合器3は、図2に示す本発明の実施の形態1に従う整合器1において、ローパスフィルタ回路LPFに代えて、整流回路RCT3を配置したものである。
整流回路RCT3は、可変容量ダイオードVDのカソード端と入力端子N1との間に接続され、制御信号源6(図1)から受けたパルス信号PWMから直流の正電位Vpを生成する。そして、整流回路RCT3で生成された正電位Vpは、制御信号線LN1を介して可変容量ダイオードVDのカソード端に印加される。より詳細には、整流回路RCT3は、ダイオードD21,D22,D23とキャパシタC21,C22,C23とからなる3段の倍圧整流回路である。そして、整流回路RCT3は、パルス信号PWMを正電位方向に整流するとともに、その波高値を3倍圧して正電位Vpを生成する。
整流回路RCT3において、ダイオードD21,D22,D23は、直列接続される。キャパシタC21の一端は、ダイオードD23のカソード端に接続されるとともに、キャパシタC21の他端は、キャパシタC22の一端と共通に、ダイオードD22のアノード端とダイオードD21のカソード端との接続点に接続される。キャパシタC22の他端は、接地電位に接続される。キャパシタC23の一端は、ダイオードD21のアノード端に接続される一方、キャパシタC23の他端は、ダイオードD23のアノード端とダイオードD22のカソード端との接続点に接続される。
以下、整流回路RCT3の倍圧動作について説明する。整流回路RCT3に入力されるパルス信号PWMが正電位になると、ダイオードD23が導通状態となるので、キャパシタC23が当該パルス信号の波高値まで充電される。次に、パルス信号PWMが負電位になると、ダイオードD22が導通状態となるので、当該パルス信号の波高値に、キャパシタC23の充電電圧が重畳された電圧がキャパシタC22に印加される。そのため、キャパシタC22は、当該パルス信号の波高値の2倍まで充電される。さらに、パルス信号PWMが正電位になると、当該パルス信号の波高値に、キャパシタC22の充電電圧が重畳された電圧がキャパシタC21に印加される。そのため、キャパシタC21からは、当該パルス信号の波高値を3倍圧した正電位Vpが出力される。
その他については、上述した整合器1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。また、アンテナ素子ANTおよび受信回路8についても、図2に示す本発明の実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
この発明の実施の形態3によれば、上述したこの発明の実施の形態1における効果と同様の効果を得ることができる。さらに、この発明の実施の形態3によれば、ローパスフィルタ回路に代えて、倍圧整流回路によって正電位を生成するため、より高電位の範囲まで可変容量ダイオードのカソード端に印加することができる。すなわち、倍圧整流回路は、入力されるパルス信号(制御信号)を倍圧して出力するので、より高電位の正電位を可変容量ダイオードのカソード端に印加することができる。これにより、この発明の実施の形態1に比較して、可変容量ダイオードに印加される逆バイアス電圧の範囲をより拡大できる。したがって、可変容量ダイオードの可変容量範囲を拡大させることができ、より広い範囲にわたってインピーダンス整合を行なえる整合器およびアンテナ整合回路を実現できる。
なお、上述のこの発明の実施の形態1〜3において示したハイパスフィルタ回路、ローパスフィルタ回路および整流回路の回路構成は一例であって、対応の機能を実現できる回路であれば、いずれの回路構成を用いてもよい。すなわち、上述の説明においては、1段のRC型ローパスフィルタや1段のCR型ハイパスフィルタについて例示したが、複数段のローパスフィルタやハイパスフィルタなどを用いてもよい。
また、上述のこの発明の実施の形態1〜3においては、制御信号として、PWM変調により生成されたパルス信号PWMを用いる場合について例示したが、時間的に極性を変化させる交流成分と正電位の直流成分とを含む信号であれば、いずれの信号を用いてもよい。たとえば、パルス振幅変調(PAM:Pulse Amplitude Modulation)やパルス周波数変調(PFM:Pulse Frequency Modulation)などによって生成されたパルス信号、もしくは直流成分を含む正弦波信号などを用いることもできる。さらに、パルス信号の時間波形は、矩形状または鋸波状のいずれであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う整合器を備える移動用受信機の要部を示す図である。 整合器、アンテナ素子および受信回路の回路構成図である。 可変容量ダイオードのアノード端への負電位の印加による可変容量ダイオードの可変容量範囲の拡大を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に従う整合器、アンテナ素子および受信回路の回路構成図である。 本発明の実施の形態3に従う整合器、アンテナ素子および受信回路の回路構成図である。
符号の説明
1,2,3 整合器、6 制御信号源、8 受信回路、100 アンテナ整合回路、ANT アンテナ素子、C1,C2,C3,C4,C8,C11,C12,C13,C21,C22,C23 キャパシタ、D4,D11,D12,D13、D21,D22,D23 ダイオード、HPF ハイパスフィルタ回路、L1,L2 インダクタ、LN1,LN2 制御信号線、LNA 低雑音増幅器、LPF ローパスフィルタ回路、MP1,MP2 観測点、N1 入力端子、N2 アンテナ端子、N3 出力端子、PWM パルス信号、R1,R2 抵抗、RCT1,RCT2,RCT3 整流回路、RF 受信信号、SEL チャンネル選択指令、Vcc 駆動電位、VD 可変容量ダイオード、Vn 負電位、Vp 正電位。

Claims (6)

  1. 外部素子を含む回路インピーダンスを変化させるように構成された可変容量ダイオードと、
    時間的に極性を変化させる交流成分と、正電位の直流成分と、を含む、パルス幅変調により生成される制御信号を入力される端子と、
    前記可変容量ダイオードのカソード端と前記端子との間に接続され、前記制御信号から直流の正電位を生成する正電位生成部と、
    前記端子に接続され、前記制御信号に含まれる前記直流成分を遮断する直流遮断部と、
    前記可変容量ダイオードのアノード端と前記直流遮断部との間に接続され、前記直流遮断部によって前記直流成分を遮断された後の前記制御信号から直流の負電位を生成する負電位生成部とを備える、整合器。
  2. 前記直流遮断部は、ハイパスフィルタを含む、請求項1に記載の整合器。
  3. 前記負電位生成部は、倍圧整流回路を含む、請求項1または2に記載の整合器。
  4. 前記正電位生成部は、ローパスフィルタを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の整合器。
  5. 前記正電位生成部は、倍圧整流回路を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の整合器。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の整合器と、
    前記整合器の前記端子に入力される前記制御信号を発生するための制御信号源とを備え、
    前記外部素子は、アンテナ素子である、アンテナ整合回路。
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