JP4711872B2 - Rotating electronic components - Google Patents
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Description
本発明は、回転体の回転に伴って電気的機能部の電気的出力が変化する構成の回転式電子部品に関するものである。 The present invention relates to a rotary electronic component having a configuration in which an electrical output of an electrical functional unit changes with rotation of a rotating body.
従来、取付部材と、この取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、取付部材と回転体の間に設置され回転体の回転に伴って電気的出力が変化する電気的機能部とを備えた回転式電子部品がある(例えば特許文献1参照)。そしてこの回転式電子部品では、前記電気的機能部として取付部材側に設けた摺接パターンと回転体に取り付けた摺動子とを備え、回転体の回転に伴って摺動子に設けた接点部が摺接パターン上を摺接して該摺接パターンの電気的出力が変化するように構成している。また、回転体の回転中心位置に設置されたコイル状に巻き回されたコイル部と、該コイル部から半径方向外側に引き出された引出部とからなるコイルスプリングを回転体に内蔵し、回転体が回転する際に取付部材側に設けた引出部係止部でコイルスプリングの引出部が係止されることでコイル部に弾性復帰力が生じ、回転体が中立位置に自動復帰するように構成している。 Conventionally, a mounting member, a rotating body that is rotatably installed with respect to the mounting member, and an electrical function unit that is installed between the mounting member and the rotating body and whose electrical output changes as the rotating body rotates. (For example, refer to Patent Document 1). The rotary electronic component includes a sliding contact pattern provided on the attachment member side as the electrical function portion and a slider attached to the rotating body, and contacts provided on the slider as the rotating body rotates. The portion is configured to be in sliding contact with the sliding contact pattern so that the electrical output of the sliding contact pattern changes. Further, the rotating body incorporates a coil spring comprising a coil portion wound in the shape of a coil installed at the rotation center position of the rotating body and a drawing portion drawn out radially outward from the coil portion. When the coil rotates, the pulling part of the coil spring is locked by the pulling part locking part provided on the mounting member side, so that an elastic return force is generated in the coil part, and the rotating body automatically returns to the neutral position. is doing.
ところが、上記従来の回転式電子部品では、引出部係止部を摺動子の接点部よりも回転体の回転中心から遠い位置(外側位置)に配置していたことで、摺動子の接点部が回転体の回転中心に近い位置に配置されていた。そのため接点部が摺接パターン上を摺接する際の分解能を高めることができず、回転体の回転角度を大きくする必要があり、その分回転式電子部品の小型化・薄型化が図れないという問題があった。またコイルスプリングのコイル部と引出部係止部との間の引出部が長くなると、回転体を回転した際に該引出部の撓みが大きくなりすぎて、回転体が中立位置へ復帰する際の応答が遅くなるおそれがあった。また引出部係止部を摺動子の接点部の外側位置に配置していると、その分回転式電子部品の外形寸法の小型化を図ることができないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、外形寸法の小型化・薄型化を図ることができる回転式電子部品を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a rotary electronic component that can be reduced in size and thickness.
本願請求項1に記載の発明は、取付部材と、前記取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、前記取付部材側に設けられた摺接パターンと前記回転体に取り付けられた摺動子とを具備し、前記摺動子に設けた接点部が前記回転体の回転に伴って前記摺接パターン上を摺接して該摺接パターンの電気的出力が変化する電気的機能部と、前記回転体の回転中心位置に設置されたコイル状に巻き回されたコイル部と、該コイル部から半径方向外側に引き出された引出部とを具備し、前記回転体が回転する際に前記取付部材側に設けた引出部係止部によって前記引出部が係止され前記回転体を中立位置に自動復帰させるコイルスプリングと、を備えた回転式電子部品において、前記コイルスプリングは前記回転体の前記取付部材に対向する反対の面側に設置され、一方前記取付部材から突出する前記引出部係止部は、前記回転体を貫通して該回転体の前記コイルスプリングを設置した面側に突出し、さらにこの引出部係止部は、前記摺動子の接点部よりも前記回転体の回転中心に近い位置に配置されることを特徴とする。
The invention according to
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転式電子部品において、前記回転体を、該回転体の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする長方形状に形成したことを特徴とする。
Invention of Claim 2 of this application WHEREIN: The rotary electronic component of
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の回転式電子部品において、前記摺接パターン及び前記摺動子の接点部を、前記回転体の長手方向の両端部の近傍位置にそれぞれ配置したことを特徴とする。 Invention of Claim 3 of this application WHEREIN: The rotary electronic component of Claim 2 WHEREIN: The said sliding contact pattern and the contact part of the said slider are respectively located in the vicinity of the both ends of the longitudinal direction of the said rotary body. It is arranged.
本願請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の回転式電子部品において、前記摺動子は、前記回転体の長手方向と同一方向を長手方向とする長方形状の本体部を備え、該本体部の長手方向の両端部に前記接点部を設けた構成としたことを特徴とする。
Invention of
本願の請求項1に記載の発明によれば、引出部係止部を、摺動子の接点部よりも回転体の回転中心に近い位置に配置したので、回転式電子部品の外形寸法の小型化を図ることができる。また、引出部係止部をコイルスプリングのコイル部に近付けて配置することができるので、引出部係止部とコイル部との間の引出部が撓むおそれがなくなると共に、引出部が係止される際に生じるコイルスプリングの弾発復帰力を強くすることが可能となる。また、摺動子の接点部を回転体の回転中心から離れた位置に配置できるので、摺動子の接点部が摺接パターン上を摺接する際の分解能を高めることができる。これらにより回転体の回転角度が小さくて済むので、その点においても回転式電子部品の小型化・薄型化を図ることができる。
According to the invention described in
本願の請求項1に記載の発明によれば、取付部材から突出する引出部係止部を、回転体のコイルスプリングを設置した面側に容易に配置することが可能となる。
According to the invention described in
本願の請求項2に記載の発明によれば、回転体を、該回転体の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする長方形状に形成したことで、回転体の高さ寸法を従来よりも小さくすることができ、回転式電子部品の薄型化を図ることができる。 According to the invention described in claim 2 of the present application, since the rotating body is formed in a rectangular shape whose longitudinal direction is a direction orthogonal to the rotating shaft direction of the rotating body, the height of the rotating body is conventionally increased. And the thickness of the rotary electronic component can be reduced.
本願の請求項3に記載の発明によれば、摺接パターン及び摺動子の接点部を回転体の回転中心からできるだけ遠い位置に配置することができるので、接点部が摺接パターン上を摺接する際の分解能をさらに高めることができる。これにより回転体の回転角度がより小さくて済むので、回転式電子部品の小型化・薄型化を図ることができる。 According to the invention described in claim 3 of the present application, since the sliding contact pattern and the contact portion of the slider can be arranged as far as possible from the rotation center of the rotating body, the contact portion slides on the sliding contact pattern. The resolution at the time of contact can be further increased. As a result, the rotation angle of the rotating body can be made smaller, so that the rotary electronic component can be reduced in size and thickness.
本願の請求項4に記載の発明によれば、長方形状に形成された回転体への取り付けが簡単で、該回転体から容易に外れない摺動子を提供することができる。また、簡単な構成で回転体の長手方向の両端部の近傍位置に接点部を配置することが可能な摺動子を提供できる。
According to the invention described in
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態にかかる回転式電子部品1の側断面図であり、図2は回転式電子部品1を前面側から見た分解斜視図であり、図3は、回転式電子部品1の一部構成部品を背面側から見た分解斜視図である。また図5は、回転式電子部品1を前面から見た概略構成図(但し、下記する押え部材65や取付台90等の記載は省略)である。これら各図に示すように回転式電子部品1は、回路基板(以下この実施形態では「フレキシブル回路基板」という)10を取り付けた取付部材20と、取付部材20に対して回転自在に設置される回転体30と、回転体30に内蔵され回転体30を中立位置に自動復帰させるコイルスプリング(以下この実施形態では「ねじりコイルスプリング」という)60と、回転体30の前面に設置した押え部材65と、回路基板(以下この実施形態では「第2フレキシブル回路基板」という)85を載置した取付台90と、取付部材20を取付台90に取り付ける固定部材80と、回転体30の外周側面上に設置され該回転体30と一体に回転するつまみ70とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a side sectional view of a rotary
図4は、フレキシブル回路基板10を取り付けた取付部材20を示す斜視図である。同図に示すようにフレキシブル回路基板10は、機能パターン部11と端子パターン部12とを設けて構成されている。機能パターン部11は、下記する取付部材20の電子部品取付部21の外形と略一致する長方形状に形成され、その中央には、下記する回転体30の回転軸31を通す円形の貫通孔17が設けられている。また、貫通孔17の両側には下記する取付部材20の引出部係止部28を貫通させる一対の貫通孔18が設けられている。さらに貫通孔18の両外側の表面には、電気的機能部を構成する一対の円弧状の摺接パターン13が形成されている。この摺接パターン13はスイッチパターンであっても良いし、抵抗体パターンであっても良く、さらにそれら以外の機能を有するパターンであっても良い。一方、機能パターン部11の下側に接続された端子パターン部12には、3つの端子パターン14が設けられ、摺接パターン13と端子パターン14間が接続パターン15によって接続されている。端子パターン部12の両側近傍には下記する固定部材80の取付片82を係合する貫通穴からなる係合部16が設けられている。
FIG. 4 is a perspective view showing the
取付部材20は、合成樹脂の成形品で、回転体30の回転軸方向と直交する左右方向を長手方向とする略長方形状で板状の電子部品取付部21と、電子部品取付部21を略L字状に屈曲することで回転体30から離れる方向(後方)に伸びる平板状の圧接接続部22とを一体成形して構成されている。ここでいう回転体30の回転軸方向と直交する左右方向とは、回転体30が中立位置にある状態でその長手方向が向かう方向と同じ方向を示す。電子部品取付部21は、フレキシブル回路基板10の機能パターン部11の周囲と背面とを囲むように成形されている。この電子部品取付部21の上部中央と下部両端には、それぞれ下記する回転体30の外周側面の上部及び両側部の外側を通して押え部材65側に向かって棒状に突出する押え部材固定部23,24,25が設けられている。各押え部材固定部23,24,25の先端には、熱カシメによって下記する押え部材65を固定する小突起状の固定部26が設けられている。
The
電子部品取付部21の下部両端に設けた押え部材固定部24,25の上面は、下記するねじりコイルスプリング60の引出部62に当接する当接部24a,25aとなっている。また、押え部材固定部23の左右両側面は、下記する回転体30のストッパ当接面36aを当接するストッパ当接部23aとなっている。また電子部品取付部21中央のフレキシブル回路基板10の貫通孔17を設けた位置には、貫通孔17の内径寸法と同一内径寸法であって下記する回転体30の回転軸32を回転自在に軸支する円形の貫通孔27が設けられている。また、貫通孔27の両外側であってフレキシブル回路基板10の両摺接パターン13より内側の位置には、電子部品取付部21の前面側に向かって水平に突出する一対の柱状の小突起からなる引出部係止部28が設けられている。引出部係止部28は、回転体30が回転する際にねじりコイルスプリング60の引出部62に当接してこれを係止するものである。一方、圧接接続部22は平板状であって、その両側辺の近傍に下記する固定部材80の取付片82を係合する貫通孔からなる取付片挿入部29が設けられている。
The upper surfaces of the pressing
回転体30は、合成樹脂の成形品で、その外形を、該回転体30の回転軸方向と直交する方向を長手方向とする長方形状に形成している。そして、その両面(回転軸方向に直交する両面)の中央から一対の回転軸31,32を突出し、一方の面(取付部材20側の面)を摺動子取付面33とし、他方の面に収納部34を設けている。また、図5に示すように回転体30はその外周側面の上面部につまみ70を設置するつまみ設置面35を設け、このつまみ設置面35を平面状に形成している。このつまみ設置面35は、回転体30の長手方向と一致する方向を長手方向とする長方形の平面状に形成されている。言い換えると回転体30は、つまみ設置面35上の回転体30の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする横長の長方形状に形成されている。
The rotating
つまみ設置面35の中央部には、取付部材20の押え部材固定部23を挿通する凹状の窪みからなる挿通部36が設けられ、挿通部36の左右両内側面をストッパ当接面36aとしている。また、つまみ設置面35の挿通部36の両側部分、即ちつまみ設置面35の中央から左右に等間隔の位置には、それぞれつまみ設置面35から上方に向かって突出する突起状の押圧部当接部37が形成されている。この押圧部当接部37は、回転体30の長手方向に沿って延伸する板状部分と、該板状部分の両外側の前面側に設けた突起状部分とを備えた形状で、前面側に下記するつまみ70の押圧部73の先端部73aを当接させる当接用凹部37aを形成している。
At the center of the
両回転軸31,32の先端面には、それぞれ下記するつまみ70の一対の係合部75に係合する取付部38が設けられている。取付部38は、回転軸31,32の先端面から上下に帯状(直線状)に伸びる平板状の突起であり、平板状のその突起先端面は、つまみ70から離れる方向に従って外方に広がるテーパ面38aとなっている。つまり取付部38は下記する係合部75にスナップイン係合していく方向に向かって縦長形状に形成されている。
Attaching
回転体30の前面に設けた収納部34は、図5に示すように回転体30の外形に沿う外側壁34aに囲まれた略長方形状の凹部として形成されている。収納部34内の回転軸31の外周には、ねじりコイルスプリング60のコイル部61を設置するコイル部設置部39が設けられている。このコイル部設置部39は、回転軸31と、該回転軸31の下面側の周囲を囲む円弧形状の突起部40との間に形成された円弧形状の溝部を有している。回転軸31の両側に位置する突起部40の上端面は、ねじりコイルスプリング60の引出部62に当接する当接部40aとなっている。また、該当接部40aの上方の部分は、コイル部設置部39から半径方向外側が開放された引出部挿通部41になっている。また当接部40aの両外側には、収納部34の内底面に設けた貫通孔からなる挿通部43が形成されている。この挿通部43は引出部係止部28を挿通させるもので、回転体30が回転する際に引出部係止部28がこの挿通部43内で移動することができるように、回転軸31を中心とする円弧形状の貫通孔として形成されている。さらに、引出部挿通部41の両外側に位置する収納部34の外側壁34aには、この外側壁34aを切り欠いた一対の切り欠きからなる引出部挿通部42が設けられている。引出部挿通部42の下側の面はそれぞれ当接部42aとなっている。一方、図3に示す回転体30の摺動子取付面33には、下記する摺動子50の取付部56に挿入される小突起状の固定部44が突設されている。
As shown in FIG. 5, the
摺動子50は、弾性金属板からなる部材で、略長方形状に形成された本体部51と、該本体部51の長手方向の両端部から外側に突出する半円弧状のアーム部52とを備えると共に、アーム部52の中間部に本体部51の一方の面側に向かって突出する突起状の接点部53を設けて構成されている。即ち、摺動子50は、長方形状の本体部51の長手方向の両端部にアーム部52を介して接点部53を設けた構成である。上記の摺接パターン13とこの摺動子50の接点部53とで電気的機能部が構成される。本体部51は、その短手方向の幅寸法が回転体30の上下方向の幅寸法と略同一寸法で、長手方向の幅寸法が両引出部係止部28間の幅寸法よりも若干大きな寸法に形成されている。また本体部51の中央部に回転体30の回転軸32を貫通させる貫通穴54を設け、該貫通穴54の両側に一対の貫通穴からなる挿通部55を設けると共に、本体部51の上下部分2ヶ所ずつに小孔からなる取付部56を設けている。
The
ねじりコイルスプリング60は、線材をコイル状に巻き回したコイル部61の両端から、コイル部61の半径方向外側に向かう直線状の引出部62を引き出して構成されている。コイル部61は、両引出部62を上方向に移動することでその内径が小さくなって絞られる方向になるように巻き回されている。またコイル部61は、回転体30のコイル部設置部39内に設置可能な径寸法に巻き回されている。
The
押え部材65は、合成樹脂製の平板状部材で、回転体30の収納部34を塞ぐ外形寸法である略長方形状に形成されている。そして、その中央部には回転体30の回転軸31を回動自在に軸支しながら挿入する円形の貫通孔からなる挿入部66が設けられ、またその外周の下部両端と上部中央には外側に向けて舌片状に突出する取付部67が設けられ、各取付部67には、取付部材20に設けた固定部26を挿入する挿入固定部68が設けられている。
The pressing
つまみ70は、合成樹脂の成形品で、その外形が、回転体30の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする略直方体形状に形成されている。そして上面の長手方向の両端近傍が指などで操作する操作部71になっていて、下面にはこのつまみ70の外形に沿った長方形の凹部状に形成された収納部72が設けられている。この収納部72は、つまみ70を回転体30に一体に設置した際に、回転体30のつまみ設置面35を覆って該回転体30の一部(つまみ設置面35及びその近傍を含む回転体30の上側部分)をその内部に収納するようになっている。また、つまみ70の下面(収納部72の内底面)のつまみ70の長手方向の両側近傍には、回転体30に設けた一対の押圧部当接部37にそれぞれ当接する一対の押圧部73が設けられている。押圧部73は、略三角形状に突出する一本の爪状の突起によって構成され、その先端部73aが回転体30に設けた押圧部当接部37の当接用凹部37aに当接して回転体30を押圧することができる寸法形状に形成されている。一方、つまみ70の長手方向の一対の側辺の下端中央には、下方に向かって舌片状に突出する取付部74を設け、取付部74の中央部に縦方向に帯状(直線状)に延びる矩形状の貫通孔からなる係合部75を設け、また一対の取付部74の対向する内側の面の下部には、下方向に向かって両面間が広がっていくテーパ面76(図1参照)を設けている。
The
固定部材80は、金属板製であり、取付部材20の圧接接続部22の上面をほぼ覆う矩形状の押え部81と、押え部81の両側辺から2本ずつ突出して下方向に屈曲される舌片状の取付片82とを具備して構成されている。各取付片82は圧接接続部22の各取付片挿入部29に対向する位置に形成されている。
The fixing
第2フレキシブル回路基板85は、可撓性を有する合成樹脂フイルム上に3つの端子パターン86を設け、各端子パターン86から引き出した引出パターン87をこの第2フレキシブル回路基板85の引出部88に導出している。この第2フレキシブル回路基板85上の固定部材80の取付片82に対応する位置には、取付片82を貫通させる貫通孔からなる係合部89が設けられている。
The second
取付台90は、合成樹脂を略矩形状に成形して構成されており、その前方側は電子部品載置部91、後方側は基板圧接部92となっている。基板圧接部92の略中央には矩形状で凹状の弾発手段収納部93が設けられ、また基板圧接部92の両側近傍にはそれぞれ2つずつの貫通孔からなる係合部94が設けられている。また弾発手段収納部93内に収納される弾発手段95は弾性金属板製であり、略矩形状の基部96の長手方向の一側辺から3本の弾発片97を突出して上方向に折り曲げ、それぞれの先端に上方向に突出する弾発部97aを形成して構成されている。電子部品載置部91には、回転体30が回転する際にその長手方向両側の下端面が収まる一対の凹部からなる開口部98が設けられている。
The mounting
次に回転式電子部品1の組立方法を説明すると、まず予め回転体30の摺動子取付面33に摺動子50の本体部51の一方の面(接点部53が突出する側と反対側の面)を当接し、その際回転体30に設けた固定部44を摺動子50に設けた取付部56に挿入してその先端を熱カシメすることで固定する。次に回転体30を、取付部材20に取り付けたフレキシブル回路基板10の機能パターン部11の表面上に設置し、その際フレキシブル回路基板10及び取付部材20の貫通孔17,27に、回転体30の一方の回転軸32を回動自在に挿入する。このとき取付部材20の引出部係止部28が摺動子50の挿通部55と回転部材30の挿通部43とに挿通されて、回転体30の収納部34内に突出した状態になる。
Next, a method of assembling the rotary
次に、回転体30のコイル部設置部39内にねじりコイルスプリング60のコイル部61を設置して、両端の引出部62をそれぞれ回転体30の引出部挿通部41と引出部挿通部42に挿入し、当接部40aと引出部係止部28とに弾接させる。このとき引出部62は、当接部42aと取付部材20の当接部24a,25aとに極めて接近して位置している。あるいは引出部62が、当接部42aと取付部材20の当接部24a,25aとに当接していても良い。そして、回転体30の前面(収納部34を設けた面)に押え部材65を設置して被せ、押え部材65の挿入部66に回転体30の回転軸31を挿入して回動自在に軸支し、このとき同時に押え部材65の各挿入固定部68に取付部材20の各固定部26を挿入してその先端を熱カシメして固定する。これによって回転体30の回転軸31,32はそれぞれ回転体30の両側において取付部材20と押え部材65に軸支される。また押え部材65を取り付けることで、取付部材20から回転体30が外れず、且つ回転体30の収納部34からねじりコイルスプリング60が抜け出ない。また、このとき摺動子50の接点部53は機能パターン部11の摺接パターン13上にそれぞれ当接している。
Next, the
そして、つまみ70の収納部72を回転体30のつまみ設置面35に被せるようにして該つまみ設置面35を覆うことで、つまみ設置面35上につまみ70を設置する。この際回転体30の一対の回転軸31,32の取付部38を、つまみ70に設けた一対の係合部75に係止することで、つまみ70を回転体30と一体に設置する。つまみ70を回転体30に取り付ける際、図1に示すつまみ70のテーパ面76に取付部38のテーパ面38aが当接してつまみ70の両取付部74が広がるように撓みながら両係合部75が両取付部38にいわゆるスナップイン係合によって容易に係合する。このとき同時に、図5に示すようにつまみ70に設けた一対の押圧部73の先端部73aが回転体30に設けた一対の押圧部当接部37の当接用凹部37aに当接する。
Then, the
次に、取付台90の弾発手段収納部93内に弾発手段95を収納した上で、その上に端子パターン86を上向きとした第2フレキシブル回路基板85を載置する。次に取付部材20に取り付けたフレキシブル回路基板10の端子パターン部12を、図2に示すように取付部材20の圧接接続部22の下面側に折り曲げて、第2フレキシブル回路基板85上に載置する。そして圧接接続部22の上面に固定部材80の押え部81を載置し、その際固定部材80の取付片82を圧接接続部22の取付片挿入部29と端子パターン部12の係合部16と第2フレキシブル回路基板85の係合部89と取付台90の係合部94とに係合し、取付片82の先端を取付台90の裏面に折り曲げ、これによって取付部材20を取付台90に固定すると同時に、取付台90上に載置した第2フレキシブル回路基板85の各端子パターン86とフレキシブル回路基板10の各端子パターン14とを圧接接続部22の下面と弾発手段95の弾発部97aとによって圧接接続する。
Next, after the elastic means 95 is accommodated in the elastic means
以上のようにして組み立てられた回転式電子部品1は、取付部材20側に設けられた摺接パターン13と回転体30に取り付けられた摺動子50とで構成される電気的機能部を備えている。また、回転体30の回転軸31の中心位置(回転体30の回転中心位置)に設置されたコイル状に巻き回されたコイル部61と、該コイル部61から半径方向外側に引き出された引出部62とを具備してなるコイルスプリング60を回転体30に内蔵している。そして図5に示すように、取付部材20に設けた引出部係止部28を摺動子50に設けた接点部53よりも回転体30の回転軸31,32(回転体30の回転中心)に近い位置(内側位置)に配置している。また回転体30を、該回転体30の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする長方形状に形成している。また摺動子50は、図2などに示すように回転体30の長手方向と同一方向を長手方向とする長方形状の本体部51を備え、該本体部51の長手方向の両端部にアーム部52を介して接点部53を設けた構成としている。これにより接点部53は、回転体30の長手方向の両端部の近傍位置にそれぞれ配置されている。
The rotary
図6は、この回転式電子部品1の動作を説明するための動作説明図である。図6と図5を用いて回転式電子部品1の動作を説明する。まず、図5に示すように回転体30が中立位置にあるときは、ねじりコイルスプリング60の両引出部62は、回転体30の両当接部40aと取付部材20の両引出部係止部28とに弾接している。このとき両引出部62は、回転体30の両当接部42a及び取付部材20の両当接部24a,25aに極めて接近して位置しているか、又はこれらにも当接している。
FIG. 6 is an operation explanatory diagram for explaining the operation of the rotary
そして例えばつまみ70の一方の操作部71を押圧操作すると、つまみ70の一方の押圧部73の先端部73aが回転体30の押圧部当接部37の当接用凹部37aを押圧することで、回転体30及びつまみ70全体が図6に示す矢印A方向に回転し、摺動子50の接点部53がフレキシブル回路基板10の摺接パターン13上を摺動してその出力を変化する。その際、ねじりコイルスプリング60の左側の引出部62が引出部係止部28で係止されて元の位置に保持される一方、右側の引出部62が当接部40aによって押し上げられて図6の状態となる。そしてつまみ70の回動を解除すれば、ねじりコイルスプリング60の弾発復帰力によって回転体30及びつまみ70は元の図5の状態に自動復帰する。なお、回転体30の回転角度は回転体30のストッパ当接面36aに取付部材20のストッパ当接部23aが当接することで規制される。なお、回転体30の両当接部42a及び取付部材20の両当接部24a,25aは、当接部40aと引出部係止部28の補助として設けられており、上記の引出部係止部28による引出部62の係止の際、引出部62は取付部材20の当接部24a(25a)でも補助的に係止される。また、当接部40aで引出部62が押し上げられる際に、引出部62は当接部42aでも補助的に押し上げられる。
For example, when one of the
この回転式電子部品1では、上記のように引出部係止部28を摺動子50の接点部53よりも回転体30の回転軸31,32(回転体30の回転中心)に近い位置に配置している。これにより回転式電子部品1の外形寸法の小型化(詳細には、回転式電子部品1の回転軸方向に直交する方向における幅寸法の小型化)を図ることができる。また、引出部係止部28をコイルスプリング60のコイル部61に近付けて配置することができるので、引出部係止部28とコイル部61との間の引出部62が撓むおそれがなくなると共に、引出部62が引出部係止部28で係止される際に生じるコイルスプリング60の弾発復帰力を強くすることが可能となる。また引出部係止部28を、摺動子50の接点部53よりも回転体30の回転軸31,32に近い位置に配置したことによって、その分摺動子50の接点部53を回転体30の回転軸31,32から離れた位置に配置できるので、摺動子50の接点部53が摺接パターン13上を摺接する際の分解能を高めることができる。これらにより回転体30の回転角度を小さくすることができるので、それによっても回転式電子部品1の小型化・薄型化を図ることができる。
In the rotary
また回転体30を、該回転体30の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする長方形状に形成したことで、回転体30の高さ寸法(回転軸31,32の上側部分や下側部分の厚さ寸法)を従来よりも小さくすることができるので、それによっても回転式電子部品1の薄型化を図ることができる。また、摺接パターン13及び摺動子50の接点部53を、回転体30の長手方向の両端部の近傍位置にそれぞれ配置したことで、これら摺接パターン13及び摺動子50の接点部53を回転体30の回転中心からできるだけ遠い位置に配置することができるので、接点部53が摺接パターン13上を摺接する際の分解能をさらに高めることができる。これにより回転体30の回転角度がより小さくて済むので、回転式電子部品1の小型化・薄型化を図ることができる。また、摺動子50が長方形状の本体部51を備えて形成されているので、長方形状の回転体30への取り付けが簡単で、且つ回転体30から容易に外れない摺動子50となる。また、簡単な構成で回転体30の長手方向の両端部の近傍位置に接点部53を配置することが可能な摺動子50となる。
Further, the rotating
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる回転式電子部品を説明する。この第2実施形態における図面及びその説明においては、下記で説明する以外の事項については、上記の第1実施形態と同じである。図7は、本発明の第2実施形態にかかる回転式電子部品1−2の一部構成部品を前面側から見た分解斜視図である。この回転式電子部品1−2は、第1実施形態の回転式電子部品1が備える回転体30の外周側面上に設置されたつまみ70に代えて、回転体30の一方の回転軸31に取り付けるつまみ100を備えたもので、それに伴い回転体30や押え部材65の形状も若干変更したものである。
[Second Embodiment]
Next, a rotary electronic component according to a second embodiment of the present invention will be described. In the drawings and the description thereof in the second embodiment, matters other than those described below are the same as those in the first embodiment. FIG. 7 is an exploded perspective view of some components of the rotary electronic component 1-2 according to the second embodiment of the present invention as viewed from the front side. The rotary electronic component 1-2 is attached to one
即ち、この回転式電子部品1−2が備えるつまみ100は、合成樹脂製で円形平板状の部材で、その外周側面が指などで回転操作する操作部101になっていて、一方の端面の中心部には突起状の取付部102が設けられ、該取付部102内に下記する回転体30−2の軸部31を挿入して取り付ける挿入固定部103が設けられている。挿入固定部103の内周には下記する軸部31の係合用突起31aを挿入する溝部103aが形成されている。回転体30−2は、第1実施形態の回転体30において押圧部当接部37を省略すると共に回転軸31,32の先端に設けていた取付部38も省略し、それらに代えて、回転軸31の先端の外周に、つまみ100の溝部103aに係合してつまみ100が回転軸31に対して回転することを防止する係合用突起31aを設けて構成されている。また押え部材65−2は、挿入部66の内周の係合用突起31aに対応する位置に該係合用突起31aを挿通させる凹部66aを形成している。
That is, the
この回転式電子部品1−2は、第1実施形態の回転式電子部品1の組み立てと同様の手順で、回転体30−2を取付部材20と押え部材65−2で回転自在に軸支する状態まで組み立てた後、押え部材65−2の挿入部66から突出する回転軸31の先端をつまみ100の挿入固定部103に挿入して、つまみ100を回転軸31に取り付ける。なお詳細な図示は省略するが、本実施形態の回転式電子部品1−2では、第1実施形態の回転式電子部品1における取付台90の電子部品載置部91を省略するか、あるいはこれをつまみ100と接触しない形状に変更している。この回転式電子部品1−2でも、つまみ100以外の各部品の形状が第1実施形態の回転式電子部品1の各部品とほぼ同一の形状なので、つまみ100以外の部分の小型化・薄型化を図ることができる。
The rotary electronic component 1-2 is rotatably supported by the mounting
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the technical idea described in the claims and the specification and drawings. Is possible. It should be noted that any shape, structure, and material not directly described in the specification and drawings are within the scope of the technical idea of the present invention as long as the effects and advantages of the present invention are exhibited.
上記各実施形態では、取付部材20に、引出部62を補助的に係止する当接部24a,25aを設けた場合を説明したが、この当接部24a,25aは設置を省略することも可能である。その場合は、回転体30が回転する際に引出部係止部28だけで引出部62を係止する。このように当接部24a,25aを省略する場合は、押え部材固定部24,25以外の他の構造を採用して押え部材65を固定するように構成すれば、当接部24a,25aを設けている押え部材固定部24,25自体もその設置を省略することが可能となる。このように押え部材固定部24,25を省略できることで、その分回転式電子部品1をさらに小型化することが可能となる。また、回転体30に設けた当接部42aもその設置を省略することが可能である。その場合は、回転体30が回転する際に回転体30の当接部40aのみで引出部62を押圧することになる。
In each of the above embodiments, the case has been described in which the
また、引出部係止部28の具体的な形状は上記実施形態で示す形状には限定されず、回転体30が回転する際に引出部62を係止できるものであれば、これ以外の形状としてもよい。また、引出部係止部28は回転軸31の両側に一対設けた場合を示したが、これら一対の引出部係止部28のうちいずれか一方を省略して他方のみを設け、回転体30がこの一方の側にだけ回動するように構成し、その際にこの一方の引出部係止部28で引出部62が係止されるように構成してもよい。また引出部係止部28は、取付部材20のみならず、押え部材65(65−2)に設けることもできる。本発明の引出部係止部としては、要は、押え部材65(65−2)を含む取付部材側に設けていればよい。また回転体30の具体的な形状も上記実施形態には限定されず、これ以外にも例えば取付部材20を向く面側(摺動子取付面33側)にコイルスプリング60を収納する収納部34を形成してもよい。その場合は、挿通部43が不要となる。また上記実施形態では、回転体30側に回転軸32,31を設け、取付部材20及び押え部材65(65−2)側に回転軸32,31を回転自在に軸支する貫通孔27,66を設けた場合を示したが、これとは逆に、取付部材20及び押え部材65(65−2)側に軸状の突起部を形成し、回転体30側に該軸状の突起部によって回転自在に軸支される貫通孔などからなる軸支部を形成してもよい。
Moreover, the specific shape of the drawer | drawing-out part latching | locking
上記各実施形態では、回転部材30(30−2)を操作するつまみ70(100)を設置している場合を示したが、つまみ70(100)は省略することも可能である。その場合は、回転体30の外周側面等に操作部を形成し、この操作部を指等で直接操作することで回転体30を回転させるように構成すればよい。
In each of the above embodiments, the case where the knob 70 (100) for operating the rotating member 30 (30-2) is provided is shown, but the knob 70 (100) can be omitted. In that case, an operation unit may be formed on the outer peripheral side surface or the like of the
また上記実施形態において用いた第2フレキシブル回路基板85と取付台90と固定部材80とは必ずしも必要なく、省略してもよい。要は本発明にかかる回転式電子部品は、取付部材と、取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、取付部材側に設けられた摺接パターンと回転体に取り付けられた摺動子とを具備する電気的機能部と、回転体の回転中心位置に設置されたコイル状に巻き回されたコイル部と、該コイル部から半径方向外側に引き出された引出部とを具備するコイルスプリングと、回転体が回転する際に引出部に当接してこれを係止する引出部係止部と、を備えたものであればよい。
The second
1,1−2 回転式電子部品
10 フレキシブル回路基板(回路基板)
13 摺接パターン(電気的機能部)
20 取付部材
27 貫通孔
28 引出部係止部
30,30−2 回転体
31,32 回転軸
33 摺動子取付面
34 収納部
35 つまみ設置面
39 コイル部設置部
40 突起部
40a 当接部
41 引出部挿通部
42 引出部挿通部
42a 当接部
50 摺動子(電気的機能部)
51 本体部
53 接点部(電気的機能部)
60 ねじりコイルスプリング(コイルスプリング)
61 コイル部
62 引出部
65,65−2 押え部材
66 挿入部
70 つまみ
72 収納部
80 固定部材
85 第2フレキシブル回路基板(回路基板)
90 取付台
95 弾発手段
100 つまみ
1,1-2 Rotating
13 Sliding contact pattern (electrical function part)
20 Mounting
51
60 Torsion coil spring (coil spring)
61
90
Claims (4)
前記取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、
前記取付部材側に設けられた摺接パターンと前記回転体に取り付けられた摺動子とを具備し、前記摺動子に設けた接点部が前記回転体の回転に伴って前記摺接パターン上を摺接して該摺接パターンの電気的出力が変化する電気的機能部と、
前記回転体の回転中心位置に設置されたコイル状に巻き回されたコイル部と、該コイル部から半径方向外側に引き出された引出部とを具備し、前記回転体が回転する際に前記取付部材側に設けた引出部係止部によって前記引出部が係止され前記回転体を中立位置に自動復帰させるコイルスプリングと、を備えた回転式電子部品において、
前記コイルスプリングは前記回転体の前記取付部材に対向する反対の面側に設置され、
一方前記取付部材から突出する前記引出部係止部は、前記回転体を貫通して該回転体の前記コイルスプリングを設置した面側に突出し、さらにこの引出部係止部は、前記摺動子の接点部よりも前記回転体の回転中心に近い位置に配置されることを特徴とする回転式電子部品。 A mounting member;
A rotating body installed rotatably with respect to the mounting member;
A sliding contact pattern provided on the attachment member side and a slider attached to the rotating body, and a contact portion provided on the slider is on the sliding contact pattern as the rotating body rotates. And an electrical function part in which the electrical output of the sliding contact pattern changes by sliding contact,
A coil portion wound in a coil shape installed at a rotation center position of the rotating body, and a lead-out portion pulled out radially outward from the coil portion, and the attachment when the rotating body rotates In a rotary electronic component comprising: a coil spring in which the drawer portion is locked by a drawer portion locking portion provided on a member side and the rotating body is automatically returned to a neutral position.
The coil spring is installed on the opposite side of the rotating body facing the mounting member,
On the other hand, the drawing portion locking portion protruding from the mounting member protrudes to the surface side of the rotating body through which the coil spring is installed, and the drawing portion locking portion further includes the slider. rotary electronic component is than the contact portion located closer to the center of rotation of the rotary member, characterized in Rukoto.
前記回転体を、該回転体の回転軸方向に直交する方向を長手方向とする長方形状に形成したことを特徴とする回転式電子部品。 The rotary electronic component according to claim 1 ,
A rotary electronic component, wherein the rotary body is formed in a rectangular shape whose longitudinal direction is a direction orthogonal to a rotation axis direction of the rotary body.
前記摺接パターン及び前記摺動子の接点部を、前記回転体の長手方向の両端部の近傍位置にそれぞれ配置したことを特徴とする回転式電子部品。 The rotary electronic component according to claim 2 ,
The rotary electronic component according to claim 1, wherein the sliding contact pattern and the contact portion of the slider are arranged in the vicinity of both ends in the longitudinal direction of the rotating body.
前記摺動子は、前記回転体の長手方向と同一方向を長手方向とする長方形状の本体部を備え、該本体部の長手方向の両端部に前記接点部を設けた構成としたことを特徴とする回転式電子部品。 The rotary electronic component according to claim 3 ,
The slider includes a main body having a rectangular shape whose longitudinal direction is the same as the longitudinal direction of the rotating body, and the contact portions are provided at both ends in the longitudinal direction of the main body. Rotating electronic parts.
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