JP4710914B2 - ポテンショスタット回路、バイオセンサ回路及びセンシング装置 - Google Patents

ポテンショスタット回路、バイオセンサ回路及びセンシング装置 Download PDF

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Description

本発明のいくつかの態様は、一般には、ポテンショスタット回路及びポテンショスタット回路を用いたバイオセンサ回路に関する。本発明は、多数整列したバイオセンシング装置の全域にわたる、異なるセルで順次測定及び同時測定を行うことの出来るポテンショスタット回路を備えた、バイオセンサ回路及びセンシング装置を提供する。
ポテンショスタット回路とは、電気化学分野においてボルタンメトリー技術を実施する際に一般に用いられる測定装置である。サイクリック・ボルタンメトリーはとりわけ有用なボルタンメトリー技術であり、可逆還元−酸化(レドックス)反応の研究に役立っている。このような技術をバイオセンシング分野に応用した場合には、バイオセンサの選択的受容膜(バイオ受容体)の表面と電解液との界面に、可逆レドックス反応が起きる可能性がある。
図5(a)から図5(c)に、既知のポテンショスタット回路の3つの例を掲載した。図6は、図5のポテンショスタット回路を用いてサイクリック・ボルタンメトリー測定が行われている最中の試料を、概略的に図示した断面図である。図5について説明すると、ポテンショスタット回路1000が対向電極CE、基準電極RE、及び作用電極WEに接続されている。図6にもっともよく示されている通り、図5(a)及び図5(c)では抵抗1020として表示され、下文では検体又は電解液1001と呼ばれる試料入りの緩衝液と、図5(a)から図5(c)では並列接続されたキャパシタ及び抵抗1025として表示されるバイオ受容体層1015とで、前記回路は完成される。図6において、基準電極REは、例えばSi34等の絶縁層1030により作用電極WEから隔離されている。基準電極REは電流を引き込まず、作用電極WEの極めて近くに置かれてバイオ受容体層1015の表面電圧を測定し、第1演算増幅器A1用のフィードバック・ループを閉鎖する。フィードバック・ループがいったん閉鎖されると、第1演算増幅器A1における高い利得により、基準電極REの電圧即ちバイオ受容体層1015の表面電圧は、作用電極WEの電圧に対し、図5(a)及び図5(b)でサイクリック走査電圧VSCAN、又は図5(c)で−(R2/R1)VSCANに等しくなる。
前記バイオ受容体層1015は、所定のDNA鎖又はRNA鎖と結合するファージ又は酵素、ペプチド、又は別の生物分子等とすることができ、それによって前記各電極が接続された回路の抵抗やキャパシタンスを変化させることが出来る。一般に、バイオ受容体層1015は、プローブ及びそれが標的として相互作用する選択生物分子として知られている。キャパシタンスと抵抗の全域にわたり印加される電圧(この場合はサイクリック走査電圧VSCAN)の関数としてのキャパシタンス及び抵抗の特性は、バイオ受容体層1015として用意されたファージ又は酵素に標的生物分子が結合又は反応すると変化し、前記生物分子の検出を可能にする。具体的に述べると、(基準電極REにおける電圧として反映された)時間で変動する電圧であって、図5(a)及び図5(c)の例ではサイクリック走査電圧VSCANに等しい電圧がバイオ受容体層の表面に印加される間、ポテンショスタット回路が作用電極WEの電流を測定する。
図5(a)から図5(c)におけるサイクリック走査電圧VSCANとして、時間で変動する周期的電圧信号を用いるのが一般的である。これは、ポテンショスタット回路をレドックス反応の測定に用いている場合に有益となる。なぜなら、直流電圧の使用が反応に影響を与える場合があるからである。サイクリック走査電圧VSCANが振動するにつれて、最初の半サイクルで界面の還元・酸化反応が促進され、次の半サイクルで界面の酸化・還元反応が促進される。サイクリック走査電圧VSCANが変化するにつれて、還元・酸化反応の速度が変化する。濃度勾配によって起きる電荷担体種の拡散により、いくつかの時点で還元反応と酸化反応の速度が最大となる。所要の電荷移動は、作用電極WEにおいて供給/除去される。作用を説明すると、還元と酸化の各反応サイクルは、作用電極WEで測定される時間で変動する「電流フローIOUT(t)」対「サイクリック走査電圧VSCAN(t)」のサイクルとして観察される。作用電極WEの電圧は、どの直流基準レベルに保ってもよい。図7に示すとおり、前記回路の出力は、一般に、逆方向のピークを有するヒステリシス・ループである。ヒステリシス・ループの形状により、特定のレドックス反応が起きたかどうか、またそれが可逆反応であり、ユーザーが走査速度依存性を調節することにより反応速度を調べることが出来るかどうかがわかる。ピークの位置と大きさは、レドックス反応による電荷移動の間反応物質が平衡状態を保つ結果であるため、検体中の種の濃度を推論するために用いることが可能である。
マルチチャネル・ポテンショスタット回路は、マトリックス状の試料の分析、又はマトリックス状のバイオ受容体を用いた試料分析を行うために必要である。図8に、既知のマルチチャネル・ポテンショスタット回路の例を示す。図8について説明すると、多数の異なるマトリックス要素、セル「1」、セル「2」、セル「N」が、それぞれ共通の検体又は電解液を共有している。このような配置で、各マトリックス要素としてのセル「1」、セル「2」、…、セル「N」の各対向電極CEは互いに接続されている。即ち、単一の対向電極CEが効率的に用いられている。各マトリックス要素は、バイオ受容体層(図8に図示せず)の表面近くに配置された基準電極REと、前記バイオ受容体層に関する電流感度やダイナミック・レンジなどの特定の特性を有する作用電極WEとを備えている。各マトリックス要素は対向電極CEと各基準電極REとの間のフィードバック・ループを共有しているため、基準電極REを所要のサイクリック走査電圧VSCANに保とうとすれば、一度に一つのマトリックス要素しか使用することが出来ない。従って、マトリックス要素の選択と測定は順次に行わなければならない。
セルに印加するサイクリック走査電圧VSCANは、一般に、各セルにつき数秒から数百秒の測定時間を必要とする。DNAチップの場合、セル数は千個をはるかに上回る場合があり、各セルの測定と読み出しが順次行われるにつれて、累積時間が何時間にもわたる可能性がある。また、リピート可能な出力を得るためにはサイクル数が大きくなり、測定時間をさらに長くする。さらにまた、そのように長い測定期間を経る間には一部の試料に劣化や分解が起きるかもしれないため、試料を安定状態に保つために費用のかかる措置が必要となる。そこで本発明は、使用中に基準電極と作用電極との間でフィードバック・ループが閉鎖されるポテンショスタット回路と、前記ポテンショスタット回路を用いて各セルの効率的な順次測定と同時測定とを可能にしたバイオセンサ回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係わるポテンショスタット回路は、第1の入力端子で走査電圧を、第2の入力端子で基準電極の電圧を受け取り、出力端子で出力電圧を生成し、作用電極に反映させるための第1差動増幅器を含み、使用中に、ポテンショスタット回路のフィードバック・ループが基準電極と作用電極との間で閉じられる。
好ましくは、前記第1差動増幅器の出力電圧は、出力端子と第2入力端子との間に負のフィードバックを有する第1演算増幅器の第1の入力端子に印加され、作用電極は、第1演算増幅器の第2の入力端子に接続されて第1演算増幅器の第1の入力端子の電圧に保たれる。
より好ましくは、前記第1入力端子は非反転入力端子であり、前記第2入力端子は反転入力端子である。
前記ポテンショスタット回路には、前記第1演算増幅器の出力端子に接続された第1入力端子と、第1演算増幅器の第1入力端子に接続された第2入力端子とを有する第2差動増幅器がさらに備わっていてもよい。
その場合に、前記第2差動増幅器の第1入力端子は反転入力端子であり、第2入力端子は非反転入力端子であってもよい。
前記ポテンショスタット回路は、前記基準電極に接続された第1入力端子と、前記第1演算増幅器の第2端子に接続された出力端子とを有する第3演算増幅器をさらに含んでもよい。
また本発明の他の態様に係わるバイオセンサ回路は、対向電極と、基準電極と、作用電極と、ポテンショスタット回路と、を含み、前記ポテンショスタット回路が第1入力端子において走査電圧を、第2入力端子において前記基準電極の電圧を受け取り、出力端子において出力電圧を生成して前記作用電極に反映させるものであり、前記基準電極と前記作用電極との間でフィードバック・ループが閉鎖される、ことを特徴とする。
このバイオセンサ回路は、対向電極と、基準電極と、作用電極と、ポテンショスタット回路と、を含み、前記ポテンショスタット回路は、第1の入力端子、第2の入力端子及び第1の出力端子を有する第1の差動増幅器と、第3の入力端子、第4の入力端子及び第2の出力端子を有する第2の差動増幅器と、を含み、前記第1の入力端子には走査電圧に基づく第1の信号が入力され、前記第2の入力端子には前記基準電極の電位に基づく第2の信号が入力され、前記第3の入力端子には前記作用電極の電位に基づく第3の信号が入力され、前記第4の入力端子には前記第1の出力端子の電位に基づく第4の信号が入力され、前記第3の入力端子と前記第2の出力端子との間には抵抗が接続され、 前記基準電極と前記作用電極との間でフィードバック・ループが閉鎖されることを特徴とする。


また本発明の他の態様に係わるバイオセンサ回路は、複数の対向電極と、複数の基準電極と、複数の作用電極と、複数の第1スイッチと、複数の第2スイッチと、シフトレジスタと、ポテンショスタット回路と、を含み、前記複数の基準電極が前記複数の第1スイッチの第1端子に接続され、前記複数の作用電極が前記複数の第2スイッチの第1端子に接続され、前記ポテンショスタット回路が第1入力端子において走査電圧を、第2入力端子において前記複数の第1スイッチの第2端子の電圧を受け取り、出力端子において出力電圧を生成して前記複数の第2スイッチの第2端子に反映させるものであり、前記シフトレジスタの出力が前記複数の第1スイッチのゲート端子と前記複数の第2スイッチのゲート端子に接続され、前記ポテンショスタット回路が順次読み出しを行えるよう、前記複数の第1スイッチのひとつと前記複数の第2スイッチのひとつとを選択することができるものである、ことを特徴とする。
また本発明の他の態様に係わるセンシング装置は、前記バイオセンサ回路を複数含み、前記複数のバイオセンサ回路の各々は、同時読み出しが可能であってもよい。
前記センシング装置は、好ましくは、1本の入力ラインを各ポテンショスタット回路が共有し、走査電圧を受け取る。あるいは、それぞれのポテンショスタット回路が、それぞれの入力ラインに接続されて走査電圧を受け取るようにしてもよい。
本発明のポテンショスタット回路及びそれを用いたバイオセンサ回路は、測定時間が短縮され、効率が向上したバイオセンシング技術を実現する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1(a)に示すように、本発明の第1の実施形態は、バイオセンサ回路1を含み、バイオセンサ回路1は、セルとしての3端子電気化学セル、差動増幅器、及び電流−電圧変換器で構成され、作用電極WEと基準電極REとの間にフィードバック電圧信号経路が形成され、フィードバック・ループが閉鎖されている。前記3端子電気化学セルは、対向電極CE、基準電極RE、及び作用電極WEを用いて形成されている。対向電極CEは、VBIASで示すバイアス電圧3に接続された第1電圧源レール2に接続されている。第1抵抗4は、対向電極CEと基準電極REとの間に接続され、少なくとも1つの標的分子を含む電解液である。図6の場合と同様に、基準電極REは作用電極WEに近接して絶縁体(図1に図示せず)上に配置されており、作用電極WEは、図1(a)において抵抗とキャパシタの並列配置6で表わされたバイオ受容層の上に配置されている。
基準電極REは、ポテンショスタット回路5に接続されている。電流を殆ど又は全く引き込まない基準電極REは、1の利得を有する第1差動増幅器DA1の第2入力端子としての非反転入力端子DA1bと配線8によって接続されている。第1差動増幅器DA1の第1入力端子としての反転入力端子DA1aは、走査電圧としてのサイクリック走査電圧VSCANを供給するための第2電圧源レール18に接続されている。第1差動増幅器DA1の出力端子DA1cは、接続部34を介して、電流−電圧変換器として構成された第1演算増幅器OA1の第1入力端子としての非反転入力端子OA1aに接続されている。
第1演算増幅器OA1の第2入力端子としての反転入力端子OA1bは、接続部28において作用電極WEに接続されている。また、接続部29において、第1演算増幅器OA1の出力端子OA1cと、前記電流−電圧変換器中の負のフィードバック抵抗としての第2抵抗26の第1端子26aとが接続されている。第2抵抗26の第2端子26bは、作用電極WEと第1演算増幅器OA1の第2入力端子としての反転入力端子OA1bとの間にある接続部28に接続されている。
接続部29において、第1演算増幅器OA1の出力端子OA1cと、第2差動増幅器DA2の第1入力端子としての反転入力端子DA2aに接続されている。また、第2差動増幅器DA2の第2入力端子としての非反転入力端子DA2bは、接続部34を介して、第1差動増幅器DA1の出力端子DA1cと、第1演算増幅器OA1の第1入力端子としての非反転入力端子OA1aとに接続されている。第2差動増幅器DA2の出力端子DA2cは出射部(図1に図示せず)に接続されている。
図1(b)について説明すると、ポテンショスタット回路5は、走査電圧としてのサイクリック走査電圧VSCAN、基準電極REの電圧、及び作用電極WEによって引き込まれた電流iという各入力を有する略ブロック図として表わされている。またポテンショスタット回路5は、出力電圧VOUTを生成するために出力端子5dも備えている。
(実施形態2)
図2について説明すると、本発明の第2の実施形態はバイオセンサ回路1を含み、バイオセンサ回路1は、セルとしての3端子電気化学セル、各差動増幅器、及び電流−電圧変換器を備え、作用電極WEと基準電極REとの間にフィードバック電圧信号経路が形成され、フィードバック・ループが閉鎖されている。前記3端子電気化学セルは、対向電極CE、基準電極RE、及び作用電極WEを用いて形成されている。対向電極CEは、システム接地に等しいバイアス電圧3に接続された第1電圧源レール2に接続されている。第1抵抗4は、対向電極CEと基準電極REとの間に接続され、少なくとも1つの標的生物分子を含む電解液である。図6の場合と同様に、基準電極REは作用電極WEに近接して絶縁体(図2に図示せず)の上に配置され、作用電極WEは、図2において抵抗とキャパシタの並列配置6により表わされるバイオ受容層の上に配置されている。
基準電極RE及び作用電極WEはポテンショスタット回路5に接続されている。基準電極REは、第1増幅器A1、第2増幅器A2、第5増幅器A5、並びに第1インピーダンス負荷10、第2インピーダンス負荷14、第3インピーダンス負荷20、及び第4インピーダンス負荷24を備えた第1差動増幅器DA1又は第3差動増幅器DA3の第2入力端子としての非反転入力端子DA1bと配線8で接続されている。第1差動増幅器DA1又は第3差動増幅器DA3の第2入力端子としての非反転入力端子DA1bは、高い開ループ利得を有する第1増幅器A1の非反転入力により形成される。第1増幅器A1は、第1増幅器A1の反転入力端子を第1増幅器A1の出力端子A1cに接続部43において接続することにより単位利得電圧フォロワとして動作するよう構成されている。第1増幅器A1と全く同じ第5増幅器A5に、入力オフセット電圧を補償するため、反転入力端子に接続された第1増幅器A1の出力を与えることが好ましい。第5増幅器A5の非反転入力端子は、第1差動増幅器DA1の第1入力端子としての反転入力端子DA1aを形成し、サイクリック走査電圧VSCANをもたらす第2電圧源レール18に接続されている。第2増幅器A2の非反転入力端子と接続されている接続部12は、第1インピーダンス負荷10の第1端子10aと第2インピーダンス負荷14の第1端子14aに接続されている。第1インピーダンス負荷10の第2端子10bは、第1増幅器A1の出力端子と接続部43で接続されている。第2インピーダンス負荷14の第2端子14bは、システム接地16に接続されている。第2増幅器A2の反転入力端子と接続されている接続部22は、第3インピーダンス負荷20の第1端子20aと第4インピーダンス負荷24の第1端子24aに接続されている。第4インピーダンス負荷24の第2端子24bは、第2増幅器A2の出力端子と接続部46において接続されている。第3インピーダンス負荷20の第2端子20bは、第5増幅器A5の出力端子と接続部45において接続され、事実上、ノードとしての第2電圧源レール18でサイクリック走査電圧VSCANに接続されている。第3インピーダンス負荷20の第1端子20aは、第2増幅器A2の反転入力端子と接続部22において接続されている。第1インピーダンス負荷10、第2インピーダンス負荷14、第3インピーダンス負荷20及び第4インピーダンス負荷24に同じ値を与え、第1差動増幅器DA1又は第3差動増幅器DA3の出力端子DA1cは接続部34に接続され、接続部34においてVRE−VSCANに等しい出力電圧V2を得ることが好ましい。
第1演算増幅器OA1には、第3増幅器A3が含まれている。きわめて高い開ループ利得を有する第3増幅器A3の反転入力端子と接続されている接続部28は、作用電極WEに接続されている。RFBで示すフィードバック抵抗としての第2抵抗26の第2端子26bは、第3増幅器A3の反転入力端子として接続部28で接続され、第3増幅器A3の出力端子OA1cが接続部29で接続されて電流−電圧変換器を形成する。第3増幅器A3の高い開ループ利得が、反転入力と非反転入力における電圧を等しくする。その結果、基準電極REと作用電極WEとの間の局所的電圧差は、
Figure 0004710914
により、バイオ受容体の界面でのレドックス反応に起因する電流iが発生する。この電流iは、作用電極WEからRFBで示すフィードバック抵抗としての第2抵抗26を通って接続部29へと流れ、接続部29にVWE−iRFBの電圧を発生させる。
第2差動増幅器DA2には第4増幅器A4が含まれ、第4増幅器A4の非反転入力端子と接続されている接続部40は、第5インピーダンス負荷32の第1端子32aと第6インピーダンス負荷36の第1端子36aとに接続されている。第5インピーダンス負荷32の第2端子32bは、第1演算増幅器OA1の非反転入力端子としての接続部34に接続されている。第6インピーダンス負荷36の第2端子36bは、システム接地38に接続されている。第4増幅器A4の反転入力端子と接続されている接続部44は、第7インピーダンス負荷30の第1端子30aと第8インピーダンス負荷42の第1端子42aに接続されている。第7インピーダンス負荷30の第2端子30bは、第1演算増幅器OA1の出力端子OA1cを形成する接続部29に接続されている。第8インピーダンス負荷42の第2端子42bは、第4増幅器A4の出力端子OA1cと接続部47において接続されている。全てのインピーダンス負荷の値を等しくし、第4増幅器A4においてiRFBに等しい出力電圧VOUTを得ることが好ましい。
第1差動増幅器DA1及び第3差動増幅器DA3の実施は、図2に示す実施形態に限られるものではない。第1差動増幅器DA1と第3差動増幅器DA3は共に、単位利得を得たそれぞれの入力の差に等しい出力を供給しなければならない。第1差動増幅器DA1は基準電極REから最小限の電流を引き込まなければならず、第3差動増幅器DA3は、次の段階に向けて十分な出力電流を供給しなければならない。設計を単純化すると、第1差動増幅器DA1は、第3差動増幅器DA3の反転入力と非反転入力の両方に電圧フォロワとして構成されて電流を最小化する第1増幅器A1と第5増幅器A5とを、第3差動増幅器DA3に追加したものである。第5増幅器A5はあっても無くてもよいが、ある方が好ましい。何故なら、第1増幅器A1と第5増幅器A5とのマッチド・ペアはこれらの演算増幅器が継承したオフセット電圧の解除を可能にし、従って差動増幅器として構成された第2増幅器A2での出力エラーが少なくなると考えられるからである。
(実施形態3)
図3は、本発明の第3の実施形態の要部を示す図である。本発明の第3の実施形態は第2の実施形態と同じであるが、ただインピーダンス負荷を全て容量性負荷で実装している点だけが異なる。全ての容量性負荷をCに等しくすることが好ましい。
(実施形態4)
図4(a)は、本発明の第4の実施形態の要部を示す図である。本実施形態のバイオセンサ回路1は、整列された複数の対向電極CE、複数の基準電極RE、複数の作用電極WE、複数の電解液、及び複数のバイオ受容体層を備えて本実施形態の順次読み出しを行うために配置されている。
複数の対向電極CEは、アース接地又は直流電圧源としてのバイアス電圧3に接続された第1電圧源レール2に接続されている。各対向電極CEは、各第2端子4bが各基準電極REに接続された各第1抵抗4の、各第1端子4aに接続されている。各第1抵抗4は、標的生物分子を少なくとも1つ含んだ電解液である。図7に図示されたものと同様に、各基準電極REは各作用電極WEに近接して各絶縁体(図4(a)に図示せず)上に配置されており、各作用電極WEは、図4(a)では抵抗とキャパシタの並列配置6で表わされた各バイオ受容体層の隣に配置されている。
各基準電極REはそれぞれの第1スイッチとしての第1トランジスタ50の第1端子50aに接続されており、第1トランジスタ50のゲート端子50cはシフト・レジスタ52に接続され、第2端子50bはポテンショスタット回路5の第2入力端子5bに接続されている。各作用電極WEはそれぞれの第2スイッチとしての第2トランジスタ54の第1端子54aに接続されており、第2トランジスタ54のゲート端子54cはシフト・レジスタ52に接続され、第3端子54bはポテンショスタット回路5の第3入力端子5cに接続されている。ポテンショスタット回路5には第1入力端子5aがあり、第2電圧源レール18に接続されてサイクリック走査電圧VSCANを受け取る。サイクリック走査電圧VSCANはシフト・レジスタ52の入力端子52aにも印加される。ポテンショスタット回路5には、生成された出力電圧VOUTを出力するための出力端子5dが備わっている。
(実施形態5)
図4(b)は、本発明の第5の実施形態の要部を示す図である。本実施形態のバイオセンサ回路1は、整列された複数の対向電極CE、複数の基準電極RE、複数の作用電極WE、複数の電解液、複数のバイオ受容体層、及び複数のポテンショスタット回路5を備え、本発明の第5の実施形態の同時読み出しを行うために配置されている。
各対向電極CEは、アース接地又は直流電圧源としてのバイアス電圧3に接続された第1電圧源レール2に接続されている。各対向電極CEは、各第2端子4bが各基準電極REに接続された各第1抵抗4の各第1端子4aに接続されている。各第1抵抗4は、標的生物分子を少なくとも1つ含む電解液である。図7に図示されたものと同様に、各基準電極REは各作用電極WEに近接して絶縁体(図4(b)では図示せず)上に配置され、各作用電極WEは図4(b)でレジスタとキャパシタの並列配置6により表わされた各バイオ受容体層の隣に配置されている。
各基準電極REは、それぞれのポテンショスタット回路5の第2入力端子5bに接続され、各作用電極WEはそれぞれのポテンショスタット回路5の第3入力端子5cに接続されている。各ポテンショスタット回路5は、サイクリック走査電圧VSCANを受け取る第1入力端子5aと生成された出力電圧VOUTを出力するための出力端子5dとを備えている。
本実施形態によるバイオセンサ回路1の作用について述べると、各対向電極CEは固定された接地電位に保たれる。バイオセンサ回路1は、第1抵抗4で表わされる複数の検体又は複数の電解液と、抵抗とキャパシタの並列配置6で表わされた複数のバイオ受容体層により完成する。各電流がセルとしての各3端子電気化学セルを通りぬけるにつれて、各基準電極REは各電圧VREに自動調整される。各電流を引き込むことなく、この電圧は電圧フォロワとして構成された各第1増幅器A1(図2及び図3参照)の第2入力端子としての非反転入力端子DA1bに検出され、各第1増幅器A1の出力端子と接続されている接続部43にコピーされて各3端子電気化学セルの動作が混乱するのを防ぐ。その後、各第1増幅器A1の出力電圧は各第2増幅器A2(図2及び図3参照)の非反転入力端子と接続されている接続部12に印加される。
図2及び図3に示すように、サイクリック走査電圧VSCANが各第2増幅器A2の反転入力端子と接続されている接続部22に印加される。各第2増幅器A2及びそれに対応する第1インピーダンス負荷10、第2インピーダンス負荷14、第3インピーダンス負荷20、及び第4インピーダンス負荷24は単位利得を有する各第3差動増幅器DA3を構成して出力電圧V2=(VRE−VSCAN)を供給し、各出力電圧V2は各第3増幅器A3の非反転入力端子と接続されている接続部34に印加される。
各作用電極WEの電圧は、各第3増幅器A3に「仮想接地理論」を応用することにより、各第2増幅器A2の出力電圧V2によって制御と調整が行われる。各第3増幅器A3における高い開ループ利得と各第2抵抗26を負のフィードバックに使用することにより、各第3増幅器A3の反転入力端子と接続されている接続部28及び非反転入力端子と接続されている接続部34における各電圧は事実上等しくなる。従って、各作用電極WEの電圧はV2=(VRE−VSCAN)に等しい。各作用電極WEで引き込まれた電流は、電流−電圧変換器として構成された各第3増幅器A3により、出力電圧=(V2−iRFB)に変換される。前記出力電圧は、各第4増幅器A4及びそれに対応する第7インピーダンス負荷30、第5インピーダンス負荷32、第8インピーダンス負荷42、第6インピーダンス負荷36で構成される各第1演算増幅器OA1の出力端子と接続されている接続部29に印加される。この各第1演算増幅器OA1の非反転入力端子と接続されている接続部34は、各第2増幅器A2の出力端子と接続部46で接続されている。その結果、VOUT=iRFBにより得られる各出力電圧VOUTが生成される。
当然のことながら、図1に示した実施形態も同様に動作することが理解されるであろう。
本発明の順次読み出しに用いられる図4(a)のバイオセンサ回路1の作用について述べると、図4(a)のバイオセンサ回路1は、ポテンショスタット回路5の他に、シフト・レジスタ52及び複数の第1スイッチとしての第1トランジスタ50、複数の第2スイッチとしての第2トランジスタ54を有することを特徴とする。複数の対向電極CEは、固定された接地電位又は任意の直流電圧に保たれている。図1から図3までを参照しながら説明した上記ポテンショスタット回路5は、サイクリック走査電圧VSCAN、基準電極の電圧VRE、及び作用電極WEが引き込んだ電流iという各入力を有し、出力電圧VOUTを生成するブロック図で表わされる。
個別のセルを順次読み出すために、シフト・レジスタ52は、第1トランジスタ50及び第2トランジスタ54のそれぞれのゲート電極に信号を印加することにより、前記個別セルの基準電極REと作用電極WEとを選択する。基準電極REの電圧VREと同じ電圧がバイオ受容体層の表面に確認され、また図1から図3までの説明に関連して上述したとおり、作用電極WEの電圧VWEは、電流−電圧変換を担当する演算増幅器(第1演算増幅器OA1又は第3増幅器A3)の仮想接地により、VRE−VWE=VSCANとなるように制御することが可能である。シフト・レジスタ52は、連続した個々のセルを順次選択することが出来る。
本発明の同時読み出しに用いられる図4(b)のバイオセンサ回路1の作用について説明すると、図4(b)のバイオセンサ回路1は、ポテンショスタット回路5がN個存在することを特徴とする。共通の第1電圧源レール2は、固定された接地電位又は任意の直流電圧源としてのバイアス電圧3に保たれる。各ポテンショスタット回路5には個別の閉じたフィードバック・ループが備わっているため、各セルの出力電圧VOUT(VOUT1,VOUT2,…,VOUTN)を同時に読み出すことが出来る。この配置により、検体の入った検査容器の中にバイオセンサ回路1を沈ませ、その後で各ポテンショスタット回路5に生成された出力電圧VOUT(VOUT1,VOUT2,…,VOUTN)を同時に読み出すことが可能となる。隣接したセルの間で起きる反応物質の化学的クロストークは、物理間隔を十分とることによって防止することが出来る。
(実施形態6)
図4(c)は、本発明の第6の実施形態の要部を示す図である。本実施形態によれば、上記同時読み出しに用いるバイオセンサ回路1の各々のポテンショスタット回路5に対し、走査電圧としてのサイクリック走査電圧VSCAN1,VSCAN2,…,VSCANNが別々に印加される。この場合、各ポテンショスタット回路5にそれぞれ異なる値のサイクリック走査電圧VSCAN1,VSCAN2,…,VSCANNを印加することが可能となる。
上記の解説は例として述べたものに過ぎず、本発明の範囲を逸脱することなく修正が可能であることは、当業者には十分にお分かりのことと思う。
例えば、図1にはポテンショスタット回路5を単純化して図示したが、リセット・スイッチを適宜用いることも出来る。図4(a)から図4(c)に図示した各ポテンショスタット回路5では、1個の対向電極を使うことが可能である。図4(a)から図4(c)のバイオセンサ回路1は単一のチップ又は基板上に配置することが可能であるが、セル領域が広いため、追加の回路を組み込んでオートゼロ増幅器、ピーク検出・弁別装置、及びディジタル化装置を備えることも可能である。
入力するサイクリック走査電圧VSCANの形状は三角波に限らない。鋸波、正弦波、方形波、又はマーク対スペース比の変化するパルスであってもよい。サイクリック走査電圧VSCANはサイクリック交流電圧に限らない。サイクリック走査電圧VSCANは、第2増幅器A2ではなく直流差動増幅器に印加する定電圧とすることも出来る。本実施形態においては、周知の技術として、抵抗その他のインピーダンス負荷を採用して第1インピーダンス負荷10、第2インピーダンス負荷14、第3インピーダンス負荷20、及び第4インピーダンス負荷24の代用とした。第4増幅器A4の代わりに直流差動増幅器を用いることも可能である。
本発明のポテンショスタット回路及びそれを用いたバイオセンサ回路は、医療、環境、食品など、バイオセンサ回路による測定を必要とするあらゆる分野の産業に利用することが可能である。とりわけ、効率的な測定を必須とする分野のバイオセンシング技術に大きな進歩をもたらすことができる。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係るバイオセンサ回路での使用に適したポテンショスタット回路を備えたバイオセンサ回路の回路図、(b)は、上記第1の実施形態に係るバイオセンサ回路での使用に適したポテンショスタット回路の概略ブロック図。 本発明の第2の実施形態に係るバイオセンサ回路での使用に適したポテンショスタット回路を備えたバイオセンサ回路の回路図。 本発明の第3の実施形態に係るバイオセンサ回路での使用に適したポテンショスタット回路を備えたバイオセンサ回路の回路図。 (a)は、本発明の第4の実施形態に係る順次読み出しに用いられるバイオセンサ回路の回路図、(b)は、本発明の第5の実施形態に係る同時読み出しに用いられるバイオセンサ回路の回路図、(c)は、本発明の第6の実施形態に係る同時読み出しに用いられるバイオセンサ回路の回路図。 既知のポテンショスタット回路の回路図。 既知のサイクリック・ボルタンメトリー測定が行われている資料液とバイオ受容層との界面を示す、電気化学セルの概略断面図。 既知のサイクリック・ボルタンメトリー測定が行われている試料の理論的測定結果を示す概略図。 既知のマルチチャネル・ポテンショスタット回路を示す回路図。
符号の説明
1…バイオセンサ回路、2…第1電圧源レール、3…直流電圧源としてのバイアス電圧、4…第1抵抗、4a,10a,14a,20a,24a,26a,30a,32a,36a,42a,50a,54a…第1端子、4b,10b,14b,20b,24b,26b,30b,32b,36b,42b,50b…第2端子、5…ポテンショスタット回路、5a…第1入力端子、5b…第2入力端子、5c…第3入力端子、5d,A1c,DA1c,DA2c,OA1c…出力端子、6…並列配置、8…配線、10…第1インピーダンス負荷、12,22,28,29,40,43,44,45,46,47…接続部、14…第2インピーダンス負荷、16,38…システム接地、18…ノードとしての第2電圧源レール、20…第3インピーダンス負荷、24…第4インピーダンス負荷、26…負のフィードバック抵抗としての第2抵抗、30…第7インピーダンス負荷、32…第5インピーダンス負荷、34…非反転入力端子としての接続部、36…第6インピーダンス負荷、42…第8インピーダンス負荷、50…第1スイッチとしての第1トランジスタ、50c,54c…ゲート端子、52…シフト・レジスタ、52a…入力端子、54…第2スイッチとしての第2トランジスタ、54b…第3端子、A1…第1増幅器、A2…第2増幅器、A3…第3増幅器、A4…第4増幅器、A5…第5増幅器、CE…対向電極、DA1…第1差動増幅器、DA1a,DA2a…第1入力端子としての反転入力端子、DA1b,DA2b…第2入力端子としての非反転入力端子、DA2…第2差動増幅器、DA3…第3差動増幅器、i…電流、OA1…第1演算増幅器、OA1a…第1入力端子としての非反転入力端子、OA1b…第2入力端子としての反転入力端子、RE…基準電極、V2,VOUT1,VOUT2,VOUT,VOUTN…出力電圧、VRE,VWE…電圧、VSCAN1,VSCAN2,VSCAN,VSCANN…走査電圧としてのサイクリック走査電圧、WE…作用電極。

Claims (10)

  1. 基準電極と、
    作用電極と、
    第1差動増幅器と、を含み、
    前記第1差動増幅器が第1入力端子において走査電圧を、第2入力端子において前記基準電極の電圧を受け取り、出力端子において出力電圧を生成して前記作用電極に反映させるものであり、
    前記基準電極と前記作用電極との間でフィードバック・ループが閉鎖されるとを特徴とするポテンショスタット回路。
  2. 第1演算増幅器を含み、
    前記第1演算増幅器の第1入力端子に前記第1差動増幅器の前記出力電圧が印加され、
    前記第1演算増幅器の出力端子と前記第1演算増幅器の第2入力端子との間に負のフィードバックがあり、
    前記第1演算増幅器の第2入力端子に前記作用電極が接続され、前記作用電極が前記第1演算増幅器の第1入力端子の電圧に保たれるものであるとを特徴とする請求項1に記載のポテンショスタット回路。
  3. 前記第1演算増幅器の第1入力端子が非反転入力端子であり、前記第1演算増幅器の第2入力端子が反転入力端子であるとを特徴とする請求項2に記載のポテンショスタット回路。
  4. 第2差動増幅器を含み、
    前記第2差動増幅器の第1入力端子が前記第1演算増幅器の前記出力端子に接続され、
    前記第2差動増幅器の第2入力端子が前記第1演算増幅器の前記第1入力端子に接続されるものであるとを特徴とする請求項2に記載のポテンショスタット回路。
  5. 前記第2差動増幅器の第1入力端子が反転入力端子であり、前記第2差動増幅器の第2入力端子が非反転入力端子であるとを特徴とする請求項4に記載のポテンショスタット回路。
  6. 第3差動増幅器を含み、
    前記第3差動増幅器の第1入力端子が前記基準電極に接続され、
    前記第3差動増幅器の出力端子が前記第1演算増幅器の第2入力端子に接続されるものであるとを特徴とする請求項2に記載のポテンショスタット回路。
  7. 対向電極と、
    基準電極と、
    作用電極と、
    ポテンショスタット回路と、を含み、
    前記ポテンショスタット回路は、第1の入力端子、第2の入力端子及び第1の出力端子を有する第1の差動増幅器と、第3の入力端子、第4の入力端子及び第2の出力端子を有する第2の差動増幅器と、を含み、
    前記第1の入力端子には走査電圧に基づく第1の信号が入力され、
    前記第2の入力端子には前記基準電極の電位に基づく第2の信号が入力され、
    前記第3の入力端子には前記作用電極の電位に基づく第3の信号が入力され、
    前記第4の入力端子には前記第1の出力端子の電位に基づく第4の信号が入力され、
    前記第3の入力端子と前記第2の出力端子との間には抵抗が接続され、
    前記基準電極と前記作用電極との間でフィードバック・ループが閉鎖されるとを特徴とするバイオセンサ回路。
  8. 複数の対向電極と、
    複数の基準電極と、
    複数の作用電極と、
    複数の第1スイッチと、
    複数の第2スイッチと、
    シフトレジスタと、
    複数のポテンショスタット回路と、を含み、
    前記複数のポテンショスタット回路の各々は、請求項1乃至6のいずれかに記載のポテンショスタット回路であり、
    前記複数の基準電極が前記複数の第1スイッチの第1端子に接続され、
    前記複数の作用電極が前記複数の第2スイッチの第1端子に接続され、
    前記ポテンショスタット回路が前記第1入力端子において走査電圧を、前記第2入力端子において前記複数の第1スイッチの第2端子に電気的に接続され、出力端子において出力電圧を生成して前記複数の第2スイッチの第2端子に反映させるものであり、
    前記シフトレジスタの出力が前記複数の第1スイッチのゲート端子と前記複数の第2スイッチのゲート端子に接続され、前記ポテンショスタット回路が順次読み出しを行えるよう、前記複数の第1スイッチのひとつと前記複数の第2スイッチのひとつとを選択することができるものであるとを特徴とするバイオセンサ回路。
  9. 請求項7に記載のバイオセンサ回路を複数含み、前記複数のバイオセンサ回路の各々が同時に読み出しを行えるよう構成されるものであるとを特徴とするセンシング装置。
  10. 前記複数のバイオセンサ回路各々の前記ポテンショスタット回路の入力端子が、一の入力ラインに接続されているものであるとを特徴とする請求項9に記載のセンシング装置。
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