JP4710689B2 - 内燃機関の性能予測解析方法及び性能予測解析システム - Google Patents
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Description
また、この発明は、上記の性能予測解析方法を自動的に実行する内燃機関の性能予測解析システムを提供することを第2の目的とする。
機関回転数、スロットル開度、及び負荷率の少なくとも1つに基づいて脈動条件の成否を判断するステップと、
前記脈動条件の成立時に、前記1次元CFDモデルを用いて前記流体物理量を模擬するステップと、
前記脈動条件の不成立時に、前記集中定数系流体モデルを用いて前記流体物理量を模擬するステップと、
前記流体物理量の模擬値に基づいて筒内流入空気量を算出するステップとを含み、
前記脈動条件は、前記筒内流入空気量に、前記空間内での脈動の影響が及ぶ条件であることを特徴とする。
前記集中定数系流体モデル、及び前記1次元CFDモデルは、何れも吸気通路を流れる空気の流体物理量を模擬するモデルであることを特徴とする。
機関回転数、スロットル開度、及び負荷率の少なくとも1つに基づいて脈動条件の成否を判断する脈動条件判定手段と、
前記脈動条件の成立時に、前記1次元CFDモデルを用いて前記流体物理量を模擬する1次元模擬手段と、
前記脈動条件の不成立時に、前記集中定数系流体モデルを用いて前記流体物理量を模擬する0次元模擬手段と、
前記流体物理量の模擬値に基づいて筒内流入空気量を算出する空気量算出手段とを含み、
前記脈動条件は、前記筒内流入空気量に、前記空間内での脈動の影響が及ぶ条件であることを特徴とする。
前記集中定数系流体モデル、及び前記1次元CFDモデルは、何れも吸気通路を流れる空気の流体物理量を模擬するモデルであることを特徴とする。
前記筒内流入空気量に基づいて内燃機関の発生するトルクを模擬するトルク模擬手段と、
前記トルクの模擬値に基づいて、機関回転数及び車速を模擬する車両模擬手段と、
前記機関回転数の模擬値を前記脈動条件判定手段に提供する機関回転数提供手段と、
規定の走行モードを記憶する走行モード記憶手段と、
前記走行モードによる目標車速と前記車速の模擬値とに基づいて、前記目標車速を実現するためのアクセル開度を算出するアクセル開度算出手段と、
前記アクセル開度の算出値を、前記集中定数系流体モデル及び前記1次元CFDモデルに提供するアクセル開度提供手段と、
を含むことを特徴とする。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1の設計値最適化システムの構成を説明するためのブロック図である。本実施形態のシステムは、通常のコンピュータシステムに、後述する機能を実現するためのソフトウェアをインストールすることにより実現することができる。図1に示す各ブロックは、コンピュータシステムが、上記のソフトウェアに従った処理を行うことで実現される機能ブロックを、模式的に表したものである。
上述した通り、本実施形態のシステムは、空気モデル14の中に、集中定数系流体モデル16と、1DCFDモデル18を含んでいる。本実施形態の性能予測解析方法は、これらのモデルを適宜選択的に用いることにより、性能予測解析の精度を下げることなく、模擬のための演算負荷を軽量化する点に特徴を有している。
16 集中定数系流体モデル(0Dモデル)
18 1DCFDモデル
20 トルクモデル
22 車両モデル
Ne1 脈動下限回転数
Ne2 脈動上限回転数
Claims (7)
- 模擬の対象である空間内の流体物理量を一様なものとして模擬する集中定数系流体モデルと、前記流体物理量を流体の進行方向の位置に応じた量として模擬する1次元CFDモデルとを用いる内燃機関の性能予測解析方法であって、
機関回転数、スロットル開度、及び負荷率の少なくとも1つに基づいて脈動条件の成否を判断するステップと、
前記脈動条件の成立時に、前記1次元CFDモデルを用いて前記流体物理量を模擬するステップと、
前記脈動条件の不成立時に、前記集中定数系流体モデルを用いて前記流体物理量を模擬するステップと、
前記流体物理量の模擬値に基づいて筒内流入空気量を算出するステップとを含み、
前記脈動条件は、前記筒内流入空気量に、前記空間内での脈動の影響が及ぶ条件であることを特徴とする内燃機関の性能予測解析方法。 - 前記空間は、内燃機関の吸気通路であり、
前記集中定数系流体モデル、及び前記1次元CFDモデルは、何れも吸気通路を流れる空気の流体物理量を模擬するモデルであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の性能予測解析方法。 - 機関回転数が、脈動下限回転数と脈動上限回転数との間にある場合に、前記脈動条件の成立を判定することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の性能予測解析方法。
- 模擬の対象である空間内の流体物理量を一様なものとして模擬する集中定数系流体モデルと、前記流体物理量を流体の進行方向の位置に応じた量として模擬する1次元CFDモデルとを用いて内燃機関の性能予測解析を行うシステムであって、
機関回転数、スロットル開度、及び負荷率の少なくとも1つに基づいて脈動条件の成否を判断する脈動条件判定手段と、
前記脈動条件の成立時に、前記1次元CFDモデルを用いて前記流体物理量を模擬する1次元模擬手段と、
前記脈動条件の不成立時に、前記集中定数系流体モデルを用いて前記流体物理量を模擬する0次元模擬手段と、
前記流体物理量の模擬値に基づいて筒内流入空気量を算出する空気量算出手段とを含み、
前記脈動条件は、前記筒内流入空気量に、前記空間内での脈動の影響が及ぶ条件であることを特徴とする内燃機関の性能予測解析システム。 - 前記空間は、内燃機関の吸気通路であり、
前記集中定数系流体モデル、及び前記1次元CFDモデルは、何れも吸気通路を流れる空気の流体物理量を模擬するモデルであることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の性能予測解析システム。 - 前記脈動条件判定手段は、機関回転数が、脈動下限回転数と脈動上限回転数との間にある場合に、前記脈動条件の成立を判定することを特徴とする請求項5記載の内燃機関の性能予測解析システム。
- 前記集中定数系流体モデル、及び前記1次元CFDモデルは、何れもアクセル開度をパラメータとして含むモデルであり、
前記筒内流入空気量に基づいて内燃機関の発生するトルクを模擬するトルク模擬手段と、
前記トルクの模擬値に基づいて、機関回転数及び車速を模擬する車両模擬手段と、
前記機関回転数の模擬値を前記脈動条件判定手段に提供する機関回転数提供手段と、
規定の走行モードを記憶する走行モード記憶手段と、
前記走行モードによる目標車速と前記車速の模擬値とに基づいて、前記目標車速を実現するためのアクセル開度を算出するアクセル開度算出手段と、
前記アクセル開度の算出値を、前記集中定数系流体モデル及び前記1次元CFDモデルに提供するアクセル開度提供手段と、
を含むことを特徴とする請求項6記載の内燃機関の性能予測解析システム。
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