JP4708544B2 - Work positioning and loading device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークに板材加工を行う板材加工機の前方に配置された旋回式マニピュレータによって板材のワークを搬入する際に効率よく掴み換えを行って作業工程の時間短縮が図れるワーク位置決め搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベンディング加工機、シャーリングマシン等の板材加工機へのワーク供給装置としての旋回式マニピュレータは、実開平1−60729号公報や特開平3−42135号公報に示されているようにすでに使用されている。
【0003】
この旋回式マニピュレータは、メインクランプ(旋回クランプ)により上下からワークを挟んだ状態で、前後動作と水平面内で旋回動作が行われるので、複数辺を剪断したり、また煩雑な板取を行うときなどに効率が高いものである。
【0004】
より詳しくは、図16に示されているように、マニピュレータ101では当初のワークWの原点設定時にメインクランプ103(旋回クランプ)でワークWのほぼ中心(重心付近)が把持され、マニピュレータ101が前進してシャーリングマシン105で剪断加工が連続して行われる。
【0005】
マニピュレータ101の可動範囲が限界に達した場合は、クランプ位置を後方に掴み換える動作が必要になる。しかし、メインクランプ103(旋回クランプ)は上下から挟み込む構造上、ワークWをシャーリングマシン105の剪断加工部に送り込む可動範囲の限界(リフトリミットあるいはストロークリミット)があり切断不可の部分が生じてくる。
【0006】
例えば、図17ではマニピュレータ101を用いずに、作業者がワークWを切断工程1〜6までの工程を経て材料1〜材料5までの短冊加工が行われる場合である。この同じ短冊加工が、マニピュレータ101を用いて行われる場合は、図18に示されているようにワークWのほぼ中心がメインクランプ103でクランプされているので、切断工程1、2が行われた後、ワークWが旋回されて切断工程3、4が行われる。しかし、メインクランプ103の可動範囲限界(リフトリミットあるいはストロークリミット)内は切断不可となる。
【0007】
そこで、実開平1−60729号公報に示されているシャーリングマシン105では、残材の後端部を把持して送るためのサブクランプ(図示省略)が別途設けられている。また、特開平3−42135号公報に示されているシャーリングマシン105では、メインクランプ103とサブクランプ(図示省略)が備えられ、製品端部の立ち上がりの移動状況を把握し効率の良いクランプ上下移動が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のマニピュレータ101においては、メインクランプ103で上下からワークWのほぼ中心がクランプされ、このクランプ位置でメインクランプ103の可動範囲で剪断加工が行われた後、1回〜複数回の掴換えが行なわれ、最終的にサブクランプで送り込むという工程が踏まれる。このクランプ動作中の時間はロスするという問題点があった。
【0009】
また、メインクランプ103にサブクランプも加わり、ワークWの旋回や掴み換え動作等が入る切断工程が行なわれるために、制御装置への入力内容が複雑になるので、入力時間の遅延、入力ミスが発生するという問題点があった。
【0010】
また、従来のサブクランプはメインクランプ103の後方に位置しており、このサブクランプでワークを送り込むとしてもメインクランプ103の可動範囲を越えることが難しいため、依然として切断不可の部分が生じるという問題点があった。
【0011】
本発明は叙上の課題を解決するためになされたもので、その目的は、マニピュレータによってワークを供給する際に、全体の工程を考慮して掴み換え回数が最も少ない位置をクランプすることで、制御装置の入力内容の簡易化、作業者入力時間の短縮、入力ミスの削減を図り、生産性の向上を図り得るワーク位置決め搬入装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑みて、この発明のワーク位置決め搬入装置は、ワーク搬入テーブルに載置したワークを板材加工機の加工部に前方から供給位置決めするワーク位置決め搬入装置において、
前記ワーク搬入テーブルに、ワーク搬入方向に対してワークの前後左右を位置決めする突当て部材と、この突当て部材に前記ワークを突当てるワーク引寄せ装置とからなる原点位置決め装置を設け、この原点位置決め装置により位置決めされたワークを上下からクランプし水平面内に旋回自在、前後動自在のメインクランプと、前記ワークの後端をクランプし前後動自在のサブクランプとを設け、ワークの原点位置決め時にワークの中心を前記メインクランプでクランプした場合の工程シミュレーションを事前に行なうと共にこの工程シミュレーションにおける第1回目以降の掴み換え位置を算出した後に、実際の原点位置決め時のメインクランプの把持位置を前記工程シミュレーションで算出された第1回目以降の掴み換え位置にあるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置を前記工程シミュレーションで算出されたそれ以降の掴み換え位置に変更補正をすると共に、この変更補正に基づいて前記原点位置決め装置とメインクランプの作動・位置決めの指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】
したがって、ワークを原点位置決め時にメインクランプをワークのほぼ中心位置からオフセットするとき、あるいは掴み換えを行うときは、制御装置においてメインクランプでクランプした場合の工程シミュレーションを事前に行うことにより、実際では余分な掴み換え動作を排除して効率よく掴み換えをするので、工程時間の短縮が図られる。
【0016】
また、この発明のワーク位置決め搬入装置は、ワーク搬入テーブルに載置したワークを板材加工機の加工部に前方から供給位置決めするワーク位置決め搬入装置において、
前記ワーク搬入テーブルに、ワーク搬入方向に対してワークの前後左右を位置決めする突当て部材と、この突当て部材に前記ワークを突当てるワーク引寄せ装置とからなる原点位置決め装置を設け、この原点位置決め装置により位置決めされたワークを上下からクランプし水平面内に旋回自在、前後動自在のメインクランプと、前記ワークの後端をクランプし前記メインクランプよりも前記剪断加工部に接近可能に前後動自在のサブクランプとを設け、ワークの原点位置決め時にワークの中心を前記メインクランプでクランプした場合の加工の工程シミュレーションを事前に行なうと共にこの工程シミュレーションの加工の工程の中において第1回目以降の掴み換え動作およびサブクランプの把持動作が必要な各々の工程を算出する第1の演算を行い、この第1の演算で算出された各工程のうちの、サブクランプの最終把持位置を算出する第2の演算を行い、実際のメインクランプによって行われる原点位置決め時の把持動作位置を第2の演算で算出された前記最終把持位置にあるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置を第2演算で算出された最終把持位置に変更補正すると共に、この変更補正に基づいて前記原点位置決め装置とメインクランプ及びサブクランプの作動・位置決めの指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、ワークを短冊材に加工する場合の剪断加工では、制御装置において工程シミュレーションを事前に行い、メインクランプおよびサブクランプでの把持動作が必要な各工程を第1の演算で行うことにより全体の工程を把握し、メインクランプおよびサブクランプの可動範囲に基づいて前記全体の工程の中から第2演算により最終把持位置が算出され、実際では余分な掴み換え動作及びメインクランプの旋回動作をしなくとも効率よくサブクランプによる把持が行われるので、工程時間の短縮が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のワーク位置決め搬入装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
本実施の形態に係わる板材加工機としての例えばシャーリングマシン1には図1に示されているように、その剪断加工部へ板状のワークWを搬入するためのフロントテーブル3(ワーク搬入テーブル)が設けられている。
【0020】
フロントテーブル3の上面には図2に示されているようにワークWがいずれの方向にも円滑に移動自在となるよう多数のフリーベア5(フリーベアリング)が設けられており、フロントテーブル3の図2において左側にはワークWを載置するためのワークテーブル7が隣接して設けられている。
【0021】
なお、本実施の形態では、以下、ワークWがワークテーブル7からフロントテーブル3へ搬送されるワーク搬送方向を「X方向」といい、フロントテーブル3からシャーリングマシン1の剪断加工部へ搬入されるワーク搬入方向を「Y方向」という。また、後述のグリッパ9のX方向に往復動する移動軸を「U軸」とし、フロントテーブル3のX方向の長さのほぼ中央を通過するY方向に向かう中心線を「Y軸」とする。シャーリングマシン1によるワークWの剪断線はX方向となる。
【0022】
図1及び図2を参照するに、前記フロントテーブル3にはワークテーブル7へ載置されたワークWをクランプするグリッパ9が備えられ、このグリッパ9はクランプされたワークWをフロントテーブル3の原点決め位置付近へ搬入するために、フロントテーブル3のほぼ左右端に渡りX方向に往復動自在に設けられている。
【0023】
グリッパ9は、前記フロントテーブル3の図2の上位置に配されたU軸にキャレッジ用モータ(図示省略)で回転されるボールねじ等によって駆動され、ワークテーブル7上のワークWをクランプしてフロントテーブル3上へ搬入すると共に、グリッパ9自体がグリッパ昇降シリンダ等の作動により上昇してグリッパ9のクランプ部がフロントテーブル3上のワークパスラインPLに対して出没自在となっている。
【0024】
図2を参照するにフロントテーブル3には、前記グリッパ9が走行するU軸ラインに対してシャーリングマシン1の剪断加工部側(図2において上方側)に2つのピンゲージ11(突当て部材)が設けられている。また、前記各ピンゲージ11の近傍にはフロントテーブル3上のワークWをクランプして前記各ピンゲージ11へ突き当てるべく移動せしめるためのワーク引寄せ装置13が設けられている。なお、前記2つのピンゲージ11とワーク引寄せ装置13とからワーク原点位置決め装置15が構成されている。
【0025】
なお、前記ピンゲージ11及びワーク引寄せ装置13は図示せざるピンゲージ可動支持体に設けられており、このピンゲージ可動支持体は例えばフロントテーブル3の架台にX方向に軸承されてピンゲージ用駆動モータ(図示省略)により回転駆動されるX軸用ボールネジに螺合されている。なお、前記ピンゲージ11のピンゲージ用駆動モータは後述の制御装置17に電気的に接続されている。
【0026】
より詳しくは、ワーク引寄せ装置13はワークWをクランプするクランパ(図示省略)が備えられており、このクランパによりクランプされたワークWをピンゲージ11の方向へ移動せしめる構造となっている。ワーク引寄せ装置13は後述の制御装置17に電気的に接続されている。
【0027】
図1及び図2を参照するに、前記フロントテーブル3には、ワークWを上下からクランプ・アンクランプ自在で把持したワークWを水平方向に所望の角度で回転すると共にワークWをY方向に前後動せしめるマニピュレータ19(ワーク位置決め搬入装置)が設けられている。
【0028】
より詳しくは、マニピュレータ19はY軸と平行なボールねじ(図示省略)をサーボモータ等で適宜駆動制御することによって、ベース21上をY方向に走行自在に設けられている。
【0029】
さらに、マニピュレータ19は上フレーム23、支柱フレーム25、下フレーム27からなり、上フレーム23と下フレーム27のY方向前方側の先端にはワークWをクランプして回転位置決めするメインクランプ29が設けられている。このメインクランプ29は上フレーム23のY方向前方側の先端の上クランパ31と下フレーム27のY方向前方側の先端の下クランパ33とから構成されている。
【0030】
図1を参照するに、メインクランプ29は、下フレーム27の先端にC軸用モータ35により回転駆動されるワーククランプ軸37が垂直方向に軸承されており、このワーククランプ軸37(C軸)の先端には下クランパ33が装着されている。一方、上フレーム23の先端には図3に示されているようにブラケット23Aが固定されており、このブラケット23Aの上部に設けられたメインクランプ用シリンダ39のピストンロッド41の下端に上クランパ31が設けられており、前記ワーククランプ軸37の先端の下クランパ33に接離可能に昇降自在にであって、回転自在である。
【0031】
また、マニピュレータ19にはメインクランプ29より図1において左側の前方の位置でワークWの後端をクランプし前後動自在で且つ上下動自在のサブクランプ43が設けられている。
【0032】
より詳しくは、サブクランプ43は図3〜図5に示されているように上フレーム23の先端のブラケット23Aにメインクランプ用シリンダ39より前方に位置して上部に支持ブラケット45が立設されている。この支持ブラケット45に設けられたサブクランプ用シリンダ47のピストンロッド49の下端には、複数のサブクランプ43を支持するための可動フレーム51が連結されており、この可動フレーム51は上フレーム23の先端の下部に設けられたガイド部材53に案内されて上下動可能に設けられている。
【0033】
なお、可動フレーム51は図4に示されているようにほぼ水平方向に長い角パイプ等の部材で構成されており、可動フレーム51の下面には図4において左右に2個づつ合計4個のサブクランプ用アーム55が図3において逆L字形状をなすように設けられている。
【0034】
各サブクランプ用アーム55の先端には例えばジョー駆動シリンダ57により作動してワークWの端縁を把持可能な上クランプジョーと下クランプジョーからなるサブクランプ部43Aが設けられている。
【0035】
したがって、サブクランプ43は図3に示されているようにメインクランプ29より前方の位置でワークWをクランプしてマニピュレータ19の移動により前後動自在であるので、シャーリングマシン1のカットラインに近い位置までワークWを送ることが可能になるため、メインクランプ29の可動範囲を超えるワーク送りが可能になる。
【0036】
また、可動フレーム51がサブクランプ用シリンダ47で上下動されることにより各サブクランプ部43Aが昇降自在であるので、メインクランプ29でクランプしてワーク送りをするときにはサブクランプ43が全体的に上昇されることにより邪魔にならない。
【0037】
なお、マニピュレータ19の前述した各駆動装置は後述の制御装置17に電気的に接続されている。
【0038】
図1を参照するに、57は上下の直線刃59、61を有する一般的な剪断加工機であって、63はワークWを押える板押え装置、65は上刃59を上下動せしめるラムで、しかも67はラム65を駆動する流体圧シリンダである。
【0039】
ラム65の前方には複数個の板押え装置63が適宜間隔を介して前板69に並設されている。なお、この板押え装置63はシャーリングマシン1に附属するもので、剪断前に下降してワークWを押え、ラム65が上昇後にワークWを離すのが一般的であるが、前述した上下クランパ31、33のアンクランプ時の押え具としても機能させるためにアンクランプ時にラム65の上下動とは連動せずに独自に作動することも可能なように設定されている。
【0040】
すなわち、制御装置17内のラム駆動制御部71から独立した板押え駆動制御部73を別途にし、マニピュレータ駆動制御部75(マニピュレータ制御装置)に接続する中央制御部77に接続する構成となっている。
【0041】
なお、中央制御部77にはワークWの大きさ、切断位置、メインクランプ29の可動範囲等のデータを入力する入力装置79、表示装置81、入力されたデータを記憶するメモリ83、入力されたデータを予め設定されている演算式に基づいて種々の計算をする演算装置85、予め入力されているメインクランプ29の可動範囲やクランプ幅、マニピュレータ19の上フレーム23の懐の最大距離と前記演算装置85で計算されて得られた計算値とを比較判断して最適の剪断工程を選択する比較判断装置87が設けられている。
【0042】
上記構成により、図2においてワークテーブル7に載置されたワークWは2つのグリッパ9によりクランプされ、X方向に移動されてフロントテーブル3のほぼ中央へ搬送される。
【0043】
ワークWの基準面BLは図14において上方と右方の2辺であって、ピンゲージ11がフロントテーブル3の上面より上方へ突出する。
【0044】
前記ワークWはグリッパ9から開放されると共にワーク引寄せ装置13のクランパによりクランプされ、2つのピンゲージ11と2つのグリッパ9の基準へ突き当てるように斜めに移動され、図14に示されているように原点位置決めされる。
【0045】
ワークWの4辺が耳切り切断されるときは、メインクランプ29により旋回される旋回動作がある。ワークWはメインクランプ29の上・下クランパ31,33,により把持される。マニピュレータ19はY方向に前進してワークWの所望の位置をシャーリングマシン1の剪断加工部へ搬入したときに停止する。
【0046】
剪断加工後にワークWが上・下クランパ31,33,によりクランプされマニピュレータ19が後退し、ワーククランプ軸37(C軸)の回転によりワークWがフロントテーブル3上で適宜角度回転される。マニピュレータ19が再びY方向へ前進し、ワークWの所望の位置がシャーリングマシン1の加工位置へ位置決めされ剪断加工される。以上の工程が繰り返されて、図14においてワークWの4辺が耳切り切断される。
【0047】
図15は、左右の2辺の耳切り剪断加工が行われた後に、剪断位置1〜4の短冊加工が行われる場合について示されている。この短冊加工とは、X又はY方向の一方向のみの切断加工のみで済むもので、このような短冊加工がメインクランプ29とサブクランプ43を用いて行なわれる場合は、掴み換え動作を行なう必要がある。
【0048】
次に、本発明の実施の形態における主要部に係わるマニピュレータ制御装置75(マニピュレータ駆動制御部)について、主として短冊加工を例にとって詳しく説明する。
【0049】
マニピュレータ駆動制御部75では、ワークWの原点位置決め時にワークWの中心を前記メインクランプ29でクランプした場合の工程シミュレーションが事前に行なわれる。この工程シミュレーションにおいて第1回目以降の掴み換え位置を算出した後に、実際の原点位置決め時のメインクランプ29の把持位置が前記工程シミュレーションで算出された第1回目以降の掴み換え位置にあるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置が前記工程シミュレーションで算出されたそれ以降の掴み換え位置に変更補正される。
【0050】
この変更補正に基づいて前記原点位置決め装置とメインクランプ29へ作動・位置決めの指令が発生される。
【0051】
短冊加工においては、メインクランプ29の掴み換え動作とサブクランプ43動作が不要の第1パターンと、メインクランプ29の掴み換え動作が必要で且つサブクランプ43動作が不要の第2パターンと、メインクランプ29の掴み換え動作とサブクランプ43動作が必要の第3パターンとの3つのパターンに分類できる。
【0052】
なお、図12(A)〜(E)を参照するに、メインクランプ29で掴み換えされる場合は、図12(A)においてメインクランプ29により把持されたワークWはシャーリングマシン1の剪断加工部に位置決めされて切断され、図12(B)において板押え装置63が下降してワークWがテーブルに押圧されて固定される。この状態で図12(C)においてメインクランプ29の掴み換えが行われる。図12(D)でメインクランプ29によりワークWはシャーリングマシン1の剪断加工部に位置決めされて切断される。図12(E)でキッカー89により残材が搬出される。
【0053】
また、図13(A)〜(E)を参照するに、メインクランプ29からサブクランプ43に掴み換えされる場合は、図13(A)においてメインクランプ29により把持されたワークWはシャーリングマシン1の剪断加工部に位置決めされて切断され、図13(B)において板押え装置63が下降してワークWがテーブルに押圧されて押さえられる。この状態で図13(C)においてメインクランプ29がワークWを解除してマニピュレータ19が後退し、サブクランプ43で掴み換えが行われる。図13(D)でサブクランプ43によりワークWはシャーリングマシン1の剪断加工部に位置決めされて切断される。図13(E)でキッカー89により残材が搬出される。
【0054】
第1パターン(メインクランプ29の掴み換え動作とサブクランプ43動作が不要)は、例えば図6及び図7に示されているように工程シミュレーション時の原点位置決め時に掴んだメインクランプ29の位置で工程1〜2までの全ての剪断工程が完了してしまう場合である。このときは工程1で剪断された後にメインクランプ29により180°旋回され、次いで剪断加工位置に位置決めされ工程2の剪断が行なわれる。
【0055】
工程シミュレーションにおいて、(1)原点位置決め以降の掴み換えが不要であ ること、(2)メインクランプ29の可動範囲内で最終工程まで終了すること、(3)メインクランプ29からワークWの最大対角L(図14参照)が上フレーム23の懐の最大距離より小さいこと、の条件が判断されたときは、この第1パターンである。
【0056】
第2パターン(メインクランプ29の掴み換え動作が必要で且つサブクランプ43動作が不要)は、工程シミュレーション時の原点位置決め時に掴んだメインクランプ29の位置から最終工程終了まで、メインクランプ29の掴み換え動作のみで最終工程に到達でき、サブクランプ43は使用されない場合である。
【0057】
例えば、一枚のワークWから4回の剪断工程1〜4まであるとき、図8及び図9に示されているように初めにワークWの中央付近を掴み、工程3がメインクランプ29のために邪魔されて切断できないので、工程2が終了した後にメインクランプ29の後方への掴み換えが行なわれる必要がある。次の工程3のときに初めて掴み換えが行なわれるが、工程4がメインクランプ29の可動範囲で十分に剪断可能であるときにはこの工程3で最終掴み換えが行われるものとシミュレーションされるので、このときは、工程シミュレーション上の最終掴み換え位置を工程3とする制御指令コードが工程2の後に挿入される。これにより、工程4での掴み換えは行われないので効率の良い剪断工程が行われる。
【0058】
また、旋回動作が途中の工程に入る場合には、メインクランプ29の最終把持位置は、前述した最大対角Lが上フレーム23の懐の最大距離より小さいこととメインクランプ29のストローク可動範囲内であること、の条件を満たす範囲で、工程シミュレーションで事前に演算される。この演算による最終把持位置でワークWが把持されるよう制御が行われる。
【0059】
上記の演算では原点位置決め時に最終把持位置でクランプするか、あるいは最初の掴み換え時に最終把持位置でクランプするかどうかは、旋回動作の工程位置、掴み換えしようとする位置の最大対角Lの寸法等の条件などに照らして選択が行われることになる。
【0060】
旋回動作が後に控えていない場合は、最大対角Lを条件から外した最終把持位置が選択される。
【0061】
第3パターン(メインクランプ29の掴み換え動作とサブクランプ43動作が必要)は、例えば図10及び図11に示されているように工程4ではメインクランプ29の可動範囲で剪断不可能であるためにサブクランプ43が必要である場合のように、初めて掴み換え動作が必要になったときに、後工程でサブクランプ43が必要であり、且つサブクランプ43可動範囲内であり、且つ後工程で旋回動作が含まれていないとシミュレーションされた場合に、初めの掴み換え動作時にサブクランプ43が使用される。
【0062】
このときは、サブクランプ43の使用に関する制御指令コードが工程2の後に挿入される。これにより、工程3と工程4はサブクランプ43の動作で効率の良い剪断工程が行われる。
【0063】
なお、旋回動作が途中の工程に入る場合には最大対角Lの条件の制約を受けることになるので、メインクランプ29及びサブクランプ43の動作範囲、最大対角Lの条件、を制約の条件として事前の演算が行われる。この演算により各条件の範囲内で最終把持位置ではメインクランプ29を使用するかあるいはサブクランプ43を使用するかの選択が行われる。
【0064】
上記構成から、ワークWを原点位置決め時のメインクランプ29をワークWのほぼ中心位置からオフセットするときは、マニピュレータ駆動制御部75においてメインクランプ29でクランプした場合の工程シミュレーションが事前に行なわれることにより、実際では余分な掴み換え動作を排除して効率よく掴み換えをするので、工程時間の短縮が図られる。
【0065】
また、本発明の他の実施の形態のマニピュレータ駆動制御部75では、ワークWの原点位置決め時にワークWの中心がメインクランプ29でクランプされた場合の加工の工程シミュレーションが事前に行なわれる。この工程シミュレーションの加工の工程の中において第1回目以降の掴み換え動作とサブクランプ43の把持動作とを必要な各々の工程が第1の演算で算出される。この第1の演算で算出された各工程のうちの、サブクランプ43の最終把持位置を算出する第2の演算が行なわれる。
【0066】
実際のメインクランプ29によって行われる原点位置決め時の把持動作位置は、上記の第2の演算で算出された前記最終把持位置あるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置を第2演算で算出された最終把持位置に変更補正される。マニピュレータ駆動制御部75では、前記変更補正に基づいて原点位置決め装置とメインクランプ29及びサブクランプ43に対して作動・位置決めの指令が発生される。
【0067】
以上のように、ワークWを短冊材に加工する場合の剪断加工では、マニピュレータ駆動制御部75で、メインクランプ29およびサブクランプ43での把持動作の工程シミュレーションが事前に行われ、メインクランプ29およびサブクランプ43の可動範囲に基づいて前記全体の工程の中から最終把持位置が算出されて、実際では余分な掴み換え動作及びメインクランプ29の旋回動作をしなくとも効率よくサブクランプによる把持が行われるため、工程時間の短縮が図られる。
【0068】
なお、この発明は前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例では板材加工機としてシャーリングマシンを例にとって説明したがレーザ加工機、ベンディング加工機およびその他の板材加工機であっても構わない。
【0070】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態から理解されるように、本発明によれば、ワークを原点位置決め時のメインクランプをワークのほぼ中心位置からオフセットするとき、あるいは掴み換えを行うときは、制御装置においてメインクランプでクランプした場合の工程シミュレーションを事前に行うことにより、実際では余分な掴み換え動作を排除して効率よく掴み換えができるので、工程時間の短縮を図ることができる。
【0071】
また、本発明によれば、ワークを短冊材に加工する場合の剪断加工では、制御装置において、メインクランプおよびサブクランプでの把持動作の全体の工程を把握するよう工程シミュレーションを事前に行い、メインクランプおよびサブクランプの可動範囲に基づいて最終把持位置を算出して、実際では余分な掴み換え動作及びメインクランプの旋回動作をしなくとも効率よくサブクランプで掴み換えを行なえるので、工程時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレータを含むシャーリングマシンの側面図(図2の左側側面図)である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、フロントテーブルの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレータのサブクランプの側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレータのサブクランプの正面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレータのサブクランプの平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わる第1パターンにおけるメインクランプ及びサブクランプの掴み換えの要否を示す図表である。
【図7】図6に対応する第1パターンの説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係わる第2パターンにおけるメインクランプ及びサブクランプの掴み換えの要否を示す図表である。
【図9】図8に対応する第2パターンの説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係わる第3パターンにおけるメインクランプ及びサブクランプの掴み換えの要否を示す図表である。
【図11】図10に対応する第3パターンの説明図である。
【図12】本発明の実施の形態に係わるメインクランプの掴み換えの説明図である。
【図13】本発明の実施の形態に係わるサブクランプの掴み換えの説明図である。
【図14】本発明の実施の形態に係わるワークの原点位置決め及び剪断位置の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態に係わるワークの剪断位置の説明図である。
【図16】従来におけるマニピュレータを用いたワークの供給状態を示す概略説明図である。
【図17】従来における手動によるワークの短冊加工を示す概略説明図である。
【図18】従来におけるマニピュレータを用いたワークの短冊加工を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン
3 フロントテーブル
9 グリッパ
11 ピンゲージ(突当て部材)
13 ワーク引寄せ装置
15 ワーク原点位置決め装置
17 制御装置
19 マニピュレータ(ワーク位置決め搬入装置)
23 上フレーム
29 メインクランプ
43 サブクランプ
51 可動フレーム
55 サブクランプ用アーム
59、61 直線刃
63 板押え装置
73 板押え駆動制御部
75 マニピュレータ駆動制御部
77 中央制御部
87 比較判断装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a workpiece positioning and carrying-in apparatus that can efficiently carry out and reduce the work process time when carrying a plate-like workpiece by a swivel manipulator arranged in front of a plate material processing machine that performs plate material processing on the workpiece. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, swivel manipulators as work supply devices for plate material processing machines such as bending machines and shearing machines have already been used as disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 1-60729 and 3-42135. ing.
[0003]
This swivel manipulator is swiveled back and forth and in a horizontal plane with the work clamped from the top and bottom by the main clamp (swivel clamp), so when shearing multiple sides or performing complicated planing, etc. It is very efficient.
[0004]
More specifically, as shown in FIG. 16, in the
[0005]
When the movable range of the
[0006]
For example, in FIG. 17, the
[0007]
Therefore, in the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the
[0009]
In addition, since a sub-clamp is added to the
[0010]
In addition, the conventional sub clamp is located behind the
[0011]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and its purpose is to clamp a position where the number of times of re-handling is smallest in consideration of the whole process when supplying a work by a manipulator, An object of the present invention is to provide a workpiece positioning and carrying-in apparatus capable of improving productivity by simplifying input contents of a control device, shortening an operator input time, and reducing input errors.
[0014]
[ Means for solving the problem ]
In view of the above, The workpiece positioning and loading device of the present invention is a workpiece positioning and loading device that feeds and positions the workpiece placed on the workpiece loading table from the front to the processing portion of the plate material processing machine.
The workpiece carry-in table is provided with an origin positioning device comprising an abutting member for positioning the front, rear, left and right of the workpiece with respect to the workpiece loading direction, and a workpiece attracting device for abutting the workpiece against the abutting member. A workpiece clamped from above and below is clamped from above and below, a main clamp that can be swiveled and moved back and forth in a horizontal plane, and a sub-clamp that can be moved back and forth by clamping the rear end of the workpiece. A process simulation is performed in advance when the center is clamped by the main clamp, and after calculating the first and subsequent gripping positions in the process simulation, the gripping position of the main clamp at the time of actual origin positioning is calculated by the process simulation. At the calculated repositioning position after the first time or The actual gripping position of the main clamp at the first and subsequent gripping changes is corrected to the subsequent gripping position calculated in the process simulation, and the origin positioning device and the main clamp are corrected based on the change correction. And a control device for generating an operation / positioning command.
[0015]
Therefore, when offsetting the main clamp from the approximate center position of the workpiece when positioning the workpiece, or when re-holding the workpiece, it is actually unnecessary to perform a process simulation when clamping with the main clamp in the control device in advance. Therefore, it is possible to reduce the process time because efficient gripping is performed without the need for gripping.
[0016]
Also, The workpiece positioning and loading device of the present invention is a workpiece positioning and loading device that feeds and positions the workpiece placed on the workpiece loading table from the front to the processing portion of the plate material processing machine.
The workpiece carry-in table is provided with an origin positioning device comprising an abutting member for positioning the front, rear, left and right of the workpiece with respect to the workpiece loading direction, and a workpiece attracting device for abutting the workpiece against the abutting member. The workpiece positioned by the device is clamped from above and below, and can be swiveled in a horizontal plane. The main clamp can be moved back and forth, and the rear end of the workpiece can be clamped to move closer to the shearing part than the main clamp. A sub-clamp is provided, and a process simulation of machining is performed in advance when the center of the work is clamped by the main clamp at the time of workpiece origin positioning, and the first and subsequent gripping change operations in the machining process of this process simulation And a first operation for calculating each process that requires a gripping operation of the sub-clamp. Of the steps calculated in the first calculation, the second calculation for calculating the final gripping position of the sub clamp is performed, and the gripping operation position at the time of the origin positioning performed by the actual main clamp is determined. In addition to correcting the change to the final gripping position calculated by the second calculation or the actual gripping position of the main clamp at the first and subsequent gripping changes to the final gripping position calculated by the second calculation. On the basis of the above, the origin positioning device and a control device for generating an operation / positioning command for the main clamp and the sub clamp are provided.
[0017]
Therefore, in the shearing process when a workpiece is processed into a strip material, a process simulation is performed in advance in the control device, and each process that requires gripping operations at the main clamp and the sub clamp is performed by the first calculation. Grasping the process, the final gripping position is calculated by the second calculation from the entire process based on the movable range of the main clamp and the sub clamp, and in practice, no extra grip replacement operation and main clamp turning operation are performed. In both cases, the gripping by the sub-clamp is performed efficiently, so that the process time can be shortened.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a workpiece positioning and carrying-in apparatus according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0019]
As shown in FIG. 1, for example, a shearing
[0020]
A large number of free bears 5 (free bearings) are provided on the upper surface of the front table 3 so that the workpiece W can move smoothly in any direction as shown in FIG. 2, a work table 7 on which the work W is placed is provided adjacent to the left side.
[0021]
In the present embodiment, hereinafter, the workpiece conveyance direction in which the workpiece W is conveyed from the workpiece table 7 to the front table 3 is referred to as “X direction”, and is carried from the front table 3 to the shearing unit of the shearing
[0022]
Referring to FIGS. 1 and 2, the front table 3 is provided with a
[0023]
The
[0024]
Referring to FIG. 2, the front table 3 has two pin gauges 11 (abutting members) on the shearing part side (upper side in FIG. 2) of the shearing
[0025]
The
[0026]
More specifically, the
[0027]
Referring to FIGS. 1 and 2, the front table 3 has a workpiece W that can be clamped and unclamped from above and below by rotating it at a desired angle in the horizontal direction and moving the workpiece W back and forth in the Y direction. A manipulator 19 (work positioning carry-in device) that is moved is provided.
[0028]
More specifically, the
[0029]
Further, the
[0030]
Referring to FIG. 1, in the
[0031]
Further, the
[0032]
More specifically, as shown in FIGS. 3 to 5, the
[0033]
As shown in FIG. 4, the
[0034]
At the tip of each
[0035]
Accordingly, as shown in FIG. 3, the
[0036]
Further, since the
[0037]
Note that the above-described driving devices of the
[0038]
Referring to FIG. 1, 57 is a general shearing machine having upper and lower
[0039]
In front of the
[0040]
That is, a plate press
[0041]
The
[0042]
With the above configuration, the workpiece W placed on the workpiece table 7 in FIG. 2 is clamped by the two
[0043]
The reference plane BL of the workpiece W is two sides on the upper side and the right side in FIG. 14, and the
[0044]
The workpiece W is released from the
[0045]
When the four sides of the workpiece W are cut off at the edge, there is a turning motion that is turned by the
[0046]
After the shearing process, the workpiece W is clamped by the upper and
[0047]
FIG. 15 shows a case where strip processing at the
[0048]
Next, the manipulator control device 75 (manipulator drive control unit) related to the main part in the embodiment of the present invention will be described in detail mainly using strip processing as an example.
[0049]
In the manipulator
[0050]
Based on this change correction, an operation / positioning command is issued to the origin positioning device and the
[0051]
In strip processing, the first pattern that does not require the gripping change operation of the
[0052]
12A to 12E, when the
[0053]
13A to 13E, when the
[0054]
The first pattern (the operation for changing the grip of the
[0055]
In the process simulation, (1) the gripping after the origin positioning is unnecessary, (2) the end of the
[0056]
In the second pattern (the
[0057]
For example, when there are four
[0058]
Further, when the turning operation enters an intermediate process, the final gripping position of the
[0059]
In the above calculation, whether to clamp at the final gripping position when positioning the origin, or whether to clamp at the final gripping position at the time of the first gripping, determines the process position of the turning operation, the dimension of the maximum diagonal L of the position to be gripped The selection is made in light of the above conditions.
[0060]
If the turning operation is not reserved later, the final gripping position with the maximum diagonal L excluded from the condition is selected.
[0061]
The third pattern (required for the
[0062]
At this time, a control command code regarding the use of the
[0063]
Note that when the turning operation enters an intermediate process, the condition of the maximum diagonal L is restricted. Therefore, the operation range of the
[0064]
With the above configuration, when the
[0065]
Further, in the manipulator
[0066]
The gripping operation position at the time of origin positioning performed by the actual
[0067]
As described above, in the shearing process when the workpiece W is processed into a strip material, the manipulator
[0068]
In addition, this invention is not limited to the example of embodiment mentioned above, It can implement in another aspect by making an appropriate change. In the example of the present embodiment, a shearing machine has been described as an example of a plate material processing machine, but a laser processing machine, a bending processing machine, and other plate material processing machines may be used.
[0070]
[ The invention's effect ]
As can be understood from the embodiments of the invention as described above, according to the present invention, When offsetting the main clamp when positioning the workpiece from the approximate center position of the workpiece, or when performing gripping, it is actually unnecessary to perform a process simulation in advance when the clamp is clamped with the main clamp in the control device. Since the re-gripping operation is eliminated and the re-grabbing can be performed efficiently, the process time can be shortened.
[0071]
In addition, the present invention According to the above, in the shearing process when a workpiece is processed into a strip material, the control device performs a process simulation in advance so as to grasp the entire process of the gripping operation by the main clamp and the sub clamp, and the main clamp and the sub clamp. The final gripping position is calculated based on the movable range of the actuator, and in fact, the gripping can be performed efficiently with the sub-clamp without the need for extra gripping and main clamp pivoting operations. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view (a left side view of FIG. 2) of a shearing machine including a manipulator according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a front table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view of a sub-clamp of a manipulator showing an embodiment of the present invention.
FIG. 4 shows an embodiment of the present invention and is a front view of a sub clamp of a manipulator.
FIG. 5 is a plan view of a sub clamp of a manipulator showing an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a chart showing whether or not it is necessary to replace the main clamp and the sub clamp in the first pattern according to the embodiment of the present invention.
7 is an explanatory diagram of a first pattern corresponding to FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a chart showing whether or not it is necessary to replace the main clamp and the sub clamp in the second pattern according to the embodiment of the present invention.
9 is an explanatory diagram of a second pattern corresponding to FIG. 8. FIG.
FIG. 10 is a chart showing whether or not it is necessary to replace the main clamp and the sub clamp in the third pattern according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a third pattern corresponding to FIG.
FIG. 12 is an explanatory view of re-holding of the main clamp according to the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an explanatory view of sub-clamp replacement according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an explanatory diagram of a work origin positioning and a shearing position according to an embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a shear position of a workpiece according to the embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a schematic explanatory view showing a workpiece supply state using a conventional manipulator.
FIG. 17 is a schematic explanatory view showing a conventional manual strip processing of a workpiece.
FIG. 18 is a schematic explanatory view showing strip processing of a workpiece using a conventional manipulator.
[Explanation of symbols]
1 Shearing machine
3 Front table
9 Gripper
11 Pin gauge (butting member)
13 Work drawing device
15 Work origin positioning device
17 Control device
19 Manipulator (Workpiece positioning and loading device)
23 Upper frame
29 Main clamp
43 Sub clamp
51 Movable frame
55 Sub-clamp arm
59, 61 Straight blade
63 Plate holding device
73 Plate presser drive controller
75 Manipulator drive controller
77 Central control unit
87 Comparison judgment device
Claims (2)
前記ワーク搬入テーブルに、ワーク搬入方向に対してワークの前後左右を位置決めする突当て部材と、この突当て部材に前記ワークを突当てるワーク引寄せ装置とからなる原点位置決め装置を設け、
この原点位置決め装置により位置決めされたワークを上下からクランプし水平面内に旋回自在、前後動自在のメインクランプと、前記ワークの後端をクランプし前後動自在のサブクランプとを設け、
ワークの原点位置決め時にワークの中心を前記メインクランプでクランプした場合の工程シミュレーションを事前に行なうと共にこの工程シミュレーションにおける第1回目以降の掴み換え位置を算出した後に、実際の原点位置決め時のメインクランプの把持位置を前記工程シミュレーションで算出された第1回目以降の掴み換え位置あるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置を前記工程シミュレーションで算出されたそれ以降の掴み換え位置に変更補正をすると共に、この変更補正に基づいて前記原点位置決め装置とメインクランプの作動・位置決めの指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とするワーク位置決め搬入装置。In a workpiece positioning and loading device for supplying and positioning the workpiece placed on the workpiece loading table from the front to the processing portion of the plate material processing machine,
The workpiece carry-in table is provided with an origin positioning device comprising an abutting member that positions the front, rear, left, and right of the workpiece with respect to the workpiece loading direction, and a workpiece attracting device that abuts the workpiece against the abutting member,
A workpiece clamped by this origin positioning device is clamped from above and below, and a main clamp that can be swung in a horizontal plane and can be moved back and forth, and a sub-clamp that can be moved back and forth by clamping the rear end of the workpiece,
A process simulation is performed in advance when the center of the workpiece is clamped by the main clamp at the time of workpiece origin positioning, and after calculating the first and subsequent gripping change positions in this process simulation, the main clamp of the actual origin positioning is determined. The gripping position after the first time calculated by the process simulation or the gripping position of the main clamp at the time of the actual first or subsequent gripping change after that is calculated by the process simulation. A workpiece positioning and carrying-in apparatus comprising: a correction device for correcting the change to the position and a control device for generating a command for operating and positioning the origin clamp and the main clamp based on the change correction.
前記ワーク搬入テーブルに、ワーク搬入方向に対してワークの前後左右を位置決めする突当て部材と、この突当て部材に前記ワークを突当てるワーク引寄せ装置とからなる原点位置決め装置を設け、
この原点位置決め装置により位置決めされたワークを上下からクランプし水平面内に旋回自在、前後動自在のメインクランプと、前記ワークの後端をクランプし前記メインクランプよりも前記剪断加工部に接近可能に前後動自在のサブクランプとを設け、
ワークの原点位置決め時にワークの中心を前記メインクランプでクランプした場合の加工の工程シミュレーションを事前に行なうと共にこの工程シミュレーションの加工の工程の中において第1回目以降の掴み換え動作およびサブクランプの把持動作が必要な各々の工程を算出する第1の演算を行い、この第1の演算で算出された各工程のうちの、サブクランプの最終把持位置を算出する第2の演算を行い、実際のメインクランプによって行われる原点位置決め時の把持動作位置を第2の演算で算出された前記最終把持位置にあるいは、実際の第1回目以降の掴み換え時のメインクランプの把持位置を第2演算で算出された最終把持位置に変更補正すると共に、この変更補正に基づいて前記原点位置決め装置とメインクランプ及びサブクランプの作動・位置決めの指令を発生する制御装置を設けてなることを特徴とするワーク位置決め搬入装置。In a workpiece positioning and loading device for supplying and positioning the workpiece placed on the workpiece loading table from the front to the processing portion of the plate material processing machine,
The workpiece carry-in table is provided with an origin positioning device comprising an abutting member that positions the front, rear, left, and right of the workpiece with respect to the workpiece loading direction, and a workpiece attracting device that abuts the workpiece against the abutting member,
The workpiece positioned by this origin positioning device is clamped from above and below, and can be swiveled in a horizontal plane. The main clamp can be moved back and forth, and the rear end of the workpiece can be clamped and moved closer to the shearing part than the main clamp. A movable sub-clamp,
A machining process simulation is performed in advance when the center of the workpiece is clamped by the main clamp at the time of positioning of the workpiece origin, and in the machining process of this process simulation, the first gripping change operation and the sub clamp holding operation are performed. The first calculation for calculating each process that requires the first calculation is performed, and the second calculation for calculating the final gripping position of the sub-clamp is performed among the processes calculated in the first calculation. The gripping operation position at the time of origin positioning performed by the clamp is calculated as the final gripping position calculated by the second calculation, or the gripping position of the main clamp at the time of the actual first and subsequent grip replacement is calculated by the second calculation. And correcting the change to the final gripping position, and based on the change correction, the origin positioning device, the main clamp and the sub-clamp Work positioning loading apparatus characterized by comprising providing a hydraulic-positioning of the control device for generating a command.
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