JP4706573B2 - 動き検出装置及び動き検出方法 - Google Patents

動き検出装置及び動き検出方法

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本発明は、画像を用いた監視システムにおいて侵入者などの移動体を検出する動き検出装置及び動き検出方法に関する。
画像を用いた監視システムでは、侵入者などの動きを検出して自動でアラームを発生させたり、自動録画を開始したりすることにより、人間が画像を見て判断することなく異常に対応する技術が取り入れられている。その動き検出の方式としては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、画像信号を1フレームごとに多ブロックに分割して各ブロックの輝度あるいは色データの平均値を算出し、現フレームの平均値と数フレーム前の平均値とを比較することで動きの有無を判断する技術がある。特許文献1の方式では、分割するブロック数が多いほど画像上の小さい動きにも細かく対応でき、精度の高い動きの有無の判断が可能である。
特開平11−39495号公報(段落0017、図3)
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、現フレームの各ブロックの輝度あるいは色データの平均値と比較するために、数フレーム前の平均値をブロック数の分だけ保持しておかなければならないので、ブロック数が多いほどメモリ容量が大きくなりコストが高くなるという問題がある。
また、特許文献1に記載された発明では各ブロックの平均値を算出しているが、ブロック内すべての画素の平均値を求めるとすると、計算量及びメモリ容量が大きくなってしまう。そこで、各ブロック内のある1画素のデータを代表値として扱うか、数画素から平均値を求める方法が考えられる。しかし、この場合には対象となった画素以外の部分で動きが生じても動きを検出することができない。ブロックの分割数が少ないほど検出できない領域が広がり、精度の悪い動き検出となってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる動き検出装置及び動き検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれについて所定数の代表画素を決定し、その所定数の代表画素それぞれに基づいて物体の動きを検出する通常動作の機能と、動き検出を行うブロックを限定して物体の動きを検出する詳細検出機能とを実行する動き検出装置であって、前記詳細検出機能の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択手段と、選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記所定数より多い数の代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定手段と、決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力手段とを備える動き検出装置が提供される。この構成により、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる。また、本発明に係る動き検出装置は、画像フレーム上の特定の場所の動き検出を行う際などに効果的である。
また、本発明の動き検出装置において、前記選択手段は、所定時間の経過ごとに前記検出対象ブロックを、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更ることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より抜けの少ない動き検出を行うことができる。
また、本発明によれば、画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれについて所定数の代表画素を決定し、その所定数の代表画素それぞれに基づいて物体の動きを検出する通常動作の機能と、動き検出を行うブロックを限定して物体の動きを検出する詳細検出機能とを実行する動き検出方法であって、前記詳細検出機能の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択ステップと、選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記所定数より多い数の代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定ステップと、決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力ステップとを有する動き検出方法が提供される。この構成により、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる。
また、本発明の動き検出装置において、前記検出対象ブロックは、所定時間の経過ごとに、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更さることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より抜けの少ない動き検出を行うことができる。
また、本発明によれば、画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出装置であって、前記画像フレームにおける下部エリアほど前記ブロックの面積が大きく、前記画像フレームにおける上部エリアほど前記ブロックの面積が小さくなるように、前記画像フレームを複数のブロックに分割する分割手段と、分割された前記ブロック内の画素の中から、前記代表画素を検出対象ブロックごとに決定する決定手段と、決定された前記ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームにおける記ブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断手段とを備える動き検出装置が提供される。この構成により、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる。さらに、画面の奥行きなどに応じて動き検出の精度を分散させるためメモリを増加させることなく、より的確な動き検出を行うことができる。
また、本発明の動き検出装置において、前記分割手段は、前記画像フレームの最上部の領域のブロックを、動き検出を行わないマスク領域として設定することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より無駄の少ない動き検出を行うことができる。
また、本発明によれば、画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出方法であって、前記画像フレームにおける下部エリアほど前記ブロックの面積が大きく、前記画像フレームにおける上部エリアほど前記ブロックの面積が小さくなるように、前記画像フレームを複数のブロックに分割する分割ステップと、分割された前記ブロック内の画素の中から、前記代表画素を検出対象ブロックごとに決定する決定ステップと、決定された前記ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームにおける記ブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断ステップとを有する動き検出方法が提供される。この構成により、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる。さらに、画面の奥行きなどに応じて動き検出の精度を分散させるためメモリを増加させることなく、より的確な動き検出を行うことができる。
また、本発明の動き検出方法において、前記分割ステップにおいて、前記画像フレームの最上部の領域のブロックを、動き検出を行わないマスク領域として設定することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、より無駄の少ない動き検出を行うことができる。また、本発明によれば、請求項9に記載の動き検出装置及び請求項10に記載の動き検出方法が提供される。この構成により、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応でき、より抜けの少ない動き検出を行うことができる。
本発明の動き検出装置及び動き検出方法は、上記構成を有し、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置について図1から図7を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置を含む監視システムの構成の一例を示す構成図である。図2aは本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームをブロック分割した一例を示す図である。図2bは本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置においてブロック分割された画像フレームにおける検出対象ブロックの一例を示す図である。図3は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における動き検出機能の設定項目の一例を示す図である。図4は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における動作の一例について説明するためのフローチャートである。図5は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における代表画素の判断に必要なパラメータと画像の関係を示した図である。図6は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームの代表画素の判断手順を説明するためのフローチャートである。図7は本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における検出対象ブロックの代表画素の対象を示す図である。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置を含む監視システムの一例について図1を用いて説明する。図1に示すように、動き検出装置(動き検出部)105は、監視システムの一部である。監視システムは、撮像素子100、画像入力部101、画像出力部102、表示装置103、操作部104、動き検出部105から構成されている。なお、監視システムの構成は図1に示す構成に限られるものではない。動き検出部105はさらに、設定値記録部106、演算部107、メモリ108、アラーム出力部109から構成されているが、動き検出部105の構成も図1に示す構成に限られるものではない。
撮像素子100は、レンズから入ってきた光を電気信号に変換するものであり、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの電子部品を言う。画像入力部101は、撮像素子100から入力される電気信号をデジタルデータに変換し、後述する演算部107に引き渡す画像フレームを生成するものである。画像出力部102は、デジタル信号を画像表示信号に変換して表示装置103へ出力するものである。表示装置103は画像を表示するものであり、例えばディスプレイなどである。操作部104はユーザが情報を入力する際に用いられるものであり、後述する動き検出のための値などを設定する際などに用いられる。
設定値記録部106は、動き検出のための設定情報を格納するものであり、具体的には操作部104から入力された動き検出感度などの設定値(動き検出のための設定情報に相当)を記録するものである。なお、設定値記録部106に記録される動き検出のための設定情報は、外部からユーザなどによって直接入力されるものでなく、あらかじめ設定値記録部106に記録されているものであってもよい。演算部107は、画像入力部101から受けた画像フレームを複数のブロックに分割し、分割されたブロックのうち、動き検出の対象となるブロックである検出対象ブロックを設定値記録部106に格納された設定情報に基づいて選択するものである。また、演算部107は、選択された検出対象ブロック内の画素の中から、設定値記録部106に格納された設定情報に基づいて所定数の代表画素を検出対象ブロックごとに決定するものである。また、演算部107は、決定された検出対象ブロックにおける代表画素の輝度値と、画像格納手段(メモリ108など)に格納された過去の画像フレームの検出対象ブロックに対応するブロックの代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断するものである。
なお、この例では画像フレームを複数のブロックに分割してから輝度値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断するまでを演算部107が行っているが、演算部107が行っている処理を分散して処理させるようにしてもよい。すなわち、画像入力部101から受けた画像フレームを複数のブロックに分割することを不図示の分割手段が行い、分割されたブロックのうち、動き検出の対象となるブロックである検出対象ブロックを設定値記録部106に格納された設定情報に基づいて選択することを不図示の選択手段が行い、選択された検出対象ブロック内の画素の中から、設定値記録部106に格納された設定情報に基づいて所定数の代表画素を検出対象ブロックごとに決定することを不図示の決定手段が行い、決定された検出対象ブロックにおける代表画素の輝度値と、画像格納手段に格納された過去の画像フレームの検出対象ブロックに対応するブロックの代表画素の輝度値との差分を取り、取られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断することを不図示の判断手段が行うようにしてもよい。
メモリ108は、過去の画像フレームや過去のフレームの輝度データを記録するものである。アラーム出力部109は、差分値が閾値以上であるか否かの演算部107による判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された信号を、例えば外部の機器に出力するものである。具体的には動き検出がなされた場合に、例えば外部機器110に警報(アラーム)させるための信号を生成し、外部機器110に出力するが、動き検出がなされなかった場合に外部機器110に検出されなかった旨を示す信号を生成し、外部機器110に出力するようにしてもよい。外部機器110は、アラーム出力部109から出力された信号を受信し、受信した信号に基づいて警報を行うものである。なお、この例では外部機器110は監視システムの構成要素ではないが、監視システムの構成要素であってもよい。
次に、図2a及び図2bを用いて第1の実施の形態における動き検出部105の基本動作について説明をする。図2aは画像の1フレームをブロック分割した一例である。上述したように、この分割数は多いほど画像上の小さい動きにも細かく対応できるが、分割数を多くする分メモリ容量が大きくなってしまう。ここでは、水平方向8分割、垂直方向6分割の合計48分割を例にとって説明する。
図2aに示すような48分割の全領域を動き検出対象とした通常動作では、このブロックの中心に位置する1つの画素202を代表画素として扱う。そして、現フレーム200と過去のフレーム201の対応するブロック間の代表画素の輝度データ(輝度値)の差分を取り、この差分値が一定数値(閾値)以上であったときにそのブロックで動き検出があったと判定している。
一方、図2bは第1の実施の形態の特徴であるより詳細な動き検出を実施する一例を示すものである。この例では1フレームの中で4つのブロック(検出対象ブロック203)のみを動き検出の対象としている。詳細については後述するが、検出対象外で不要となったメモリ領域を検出対象の4つのブロックのみに集中して費やすことができるため、ブロック内の対比させる画素を1画素から12画素に増やすことができる。これにより、精度の高い動き検出が可能になる。
第1の実施の形態は、例えば広域に撮影している画像の中で左右の入り口付近を詳細に監視したい場合などに有効である。上記ではブロック分割数が48分割、検出対象ブロックが4ブロックの例を示したが、これらはメモリ容量などの制限内で任意に選択することができる。以下でその動作の詳細について説明する。
図3は第1の実施の形態における動き検出機能の設定項目の一例である。同図において、動き検出機能を利用する場合はON(オン)、利用しない場合はOFF(オフ)にする。垂直分割数(n)と水平分割数(m)は、図2a及び図2bで示したように、動き検出を行う1フレーム内のブロックの垂直方向と水平方向の分割数である。実装できるメモリ容量を考慮してあらかじめブロック分割数(すなわち、垂直分割数(n)×水平分割数(m))の上限値が決められている。1画素の輝度データが1バイトであるとすると、ブロック分割数×1(バイト)≦メモリ容量(バイト)の関係が成り立つ。
フレーム間隔とは、現フレームと比較するフレーム(過去のフレーム)を幾つ前にするかを示すものである。数値が小さいほど速い移動物に対応できる。感度とは、動き検出の有無を識別する、現フレームと過去のフレームの輝度データの差の閾値の大きさを表す。例えば1〜5の5段階で現され、レベルが高いほど少しの変化でも動き検出があったとして判定し、各段階に対する具体的な差分値はあらかじめユーザなどによってチューニングされているものとする。詳細検出機能とは、図2bで説明した通り、動き検出を行うブロックを限定して、限定した分高精度に検出を行うための機能である。ON/OFF(オン/オフ)の設定ができ、OFFの場合は全ブロックで動き検出を行うことになる。ONの場合にはユーザが表示装置103を見ながら実際に動き検出の対象としたいブロック(検出対象ブロック)を任意の数だけ選択することになる。
動き検出を行うブロックである詳細検出ブロック(検出対象ブロック)の水平検出画素数(r)と垂直検出画素数(s)は、上記で選択した動き検出を行うブロック中で、現フレームと過去のフレームとの間で比較を行う代表画素の水平方向と垂直方向の数である。ただし、ブロック分割の上限値分しかメモリ容量がないため、この数には、(ブロック分割の上限値/詳細検出するブロック数)≧(詳細ブロックの水平検出画素数×詳細ブロックの垂直検出画素数)のような制限がある。
ここで、動き検出部105の動作の一例について図4を用いて説明する。まず、設定値記録部106の上述の設定値を確認する(ステップS401)。そして、設定値より動き検出が開始されたか否かを判断する(ステップS402)。動き検出が開始された場合、画像入力部101によって変換された画像のデジタルデータを解析し、代表画素を判断する(ステップS403)。なお、この代表画素の判断の手順については後述することとし、ここではまず全体の流れを説明する。
次に、ステップS403で判断した代表画素の輝度データをメモリ108に書き込む(ステップS404)。そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS405)。終了していない場合にはステップS403に戻り、同様の処理を行う。一方、1フレームが終了した場合には、あらかじめ設定されたフレーム間隔が経過したか否かを判断する(ステップS406)。設定されたフレーム間隔が経過した場合、再び代表画素を判断する(ステップS407)。代表画素であった場合、メモリ108から過去のフレームの対応する代表画素の輝度データを読み出し、今取得した現フレームの輝度データとの差分を取る(ステップS408)。この差分値が設定された閾値以上であった場合、この画素で動き検出があったと判定する(ステップS409)。なお、不図示であるが閾値以下の場合は動き検出なしと判定する。そして、再度動き検出をステップS401から開始する。
次に、今取得した現フレームの代表画素の輝度データをメモリ108へ書き込む(ステップS410)。そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS411)。1フレームが終了したと判断された場合、ステップS409において判定された動き検出があった旨を外部機器110に通知する(ステップS412)。そして、あらかじめ決められた動き検出の終了条件(例えば、あらかじめ決められた動き検出を行うフレーム数を処理したら終了するなどの条件)を満たすか判断し(ステップS413)、満たした場合に処理を終了する。終了条件を満たさなければステップS406から同様の処理を繰り返す。
外部機器110では、動き検出部105から動き検出があった旨を受信した場合に、画像データの録画を開始することなどが実行できる。また、ステップS412において、判定した結果を画像出力部102に通知し、映像信号と共に動き検出結果を表示装置103に出力することで、動き検出結果を表示装置103上に表示するといった使い方もできる。
次に、上述したステップS403で生じた代表画素の判断について図5及び図6を用いて説明する。図5は代表画素の判断に必要な下記に示すパラメータと画像の関係を示したものである。ここで、全水平画素数はp、全垂直画素数はq、全画素数はp×q、全水平分割数はm、全垂直分割数はn、全分割数はm×n、1フレーム内の分割ブロックはX(i、j)(iは0〜n−1までの整数、jは0〜m−1までの整数)、画素はY(k、l)(kは0〜q−1までの整数、lは0〜p−1までの整数)、詳細検出ブロックの水平検出画素数はs、詳細検出ブロックの垂直検出画素数はr、選択された動き検出対象ブロックはX(I、J)(Iは0〜n−1までの整数、Jは0〜m−1までの整数)である。
そして、図6は1フレームの代表画素の判断手順を示すフローチャートであり、図6を用いて動作を説明する。まず、各変数を初期化する(ステップS601)。具体的には、垂直画素数k=0、水平画素数l=0、変数t=0、変数u=0と初期化する。また、ステップS601では、選択された動き検出対象ブロックを示すI、Jをセットする。セットする値は最も小さい値のIとそのIの中で最も小さい値のJである。
次に、垂直画素数kをカウントする(ステップS602)。そして、代表画素のある垂直画素数を判断する(ステップS603)。具体的には、kが下記の式(1)を満たすか否かで判断する。なお、代表画素は、検出ブロック内で均等に分散させるため、図7に示すように、検出ブロックの垂直画素数を垂直検出画素数rで分割した真ん中のラインが対象となる。よって、垂直画素数kが式(1)を満たすまで垂直画素数をカウントする。
Figure 0004706573
式(1)を満たさない場合、ステップS602に戻り同様の処理を行う。一方、式(1)を満たす(すなわち垂直画素が検出対象であった)場合、水平画素数lをカウントする(ステップS604)。そして、動き検出の対象となる水平画素数を判断する(ステップS605)。具体的には、lが下記の式(2)を満たすか否かで判断する。なお、動き検出の対象画素は、検出ブロック内で均等に分散させるため、垂直の場合と同様に水平画素数lが式(2)を満たすまで水平画素数をカウントする。
Figure 0004706573
式(2)を満たさない場合、ステップS604に戻り同様の処理を行う。一方、式(2)を満たす場合、動き検出の代表画素と判断する(ステップS606)。そして、上述した図4のステップS403あるいはステップS407を実行する。また、u=s−1か否かを判断する(ステップS607)。そして、u=s−1でない場合、uに1を加え(ステップS608)、ステップS604から同様の処理を行う。すなわち、検出ブロック内の水平検出画素数はsであるので、同一垂直画素(ライン)でs個の水平画素を検出するまでステップS605から同様の処理を繰り返す。
ステップS607においてu=s−1である場合にはu=0と初期化する(ステップS609)。そして、l=pか否かを判断する(ステップS610)。そして、水平画素数=pでなければ、同一垂直画素で次の動き検出対象ブロックへ移行するため、同一のIの中で次に小さい値にJを更新するか否かを判断する(ステップS611)。ここで、同一のIの中でJが存在しない場合はステップS612へ移行する。
ステップS610においてl=pである場合、垂直画素が移動するため水平画素数lを初期化する(ステップS612)。具体的にはlを0とし、tに1を加える。そして、t=rか否かを判断する(ステップS613)。そして、t=rでない場合、検出ブロック内の垂直検出画素数はrであるのでr個の垂直画素を検出するまでステップS602から同様の処理を繰り返す。一方、t=rの場合、別の分割ブロックへ移動するためtを初期化(tを0とする)し(ステップS614)、更新する(I、J)があるか否か判断し(ステップS615)、あればIを次に小さい値に更新してそのIの中で最も小さいJに更新し(ステップS616)、ステップS602から同様の処理を繰り返す。一方、ステップS615において更新する(I、J)がなければ、上述した図4のステップS406へ戻る。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、ユーザが動き検出の対象とするブロックを指定することにより、詳細な動き検出を実現した。このため、常に動き検出を行うことができないブロックが存在していた。そこで、第2の実施の形態では、全ブロックを動き検出の対象としつつ、画像上の小さな移動物にも対応できる動き検出を実現する。
ここで、第2の実施の形態における動き検出部105の基本動作について図8a及び図8bを用いて説明する。図8a及び図8bは1フレームを水平方向8分割、垂直方向6分割の合計48分割にした例であり、時間により動き検出するブロックの領域を4つに分けている。図8aに示すペア1では、画面左上の12ブロックを対象とし、過去のフレームと現フレームのそれぞれの代表画素の輝度データを比較する。そして、同様にペア2、図8bに示すペア3、ペア4と順に処理を行い、再びペア1へ戻る。
第1の実施の形態と同様に、検出対象外で未使用となったメモリ領域を検出対象の12ブロックに集中して費やすことができるため、ブロック内の対比させる画素を1画素から4画素に増やすことができる。これにより、精度の高い動き検出が可能になる。
図9は第2の実施の形態における動き検出機能の設定項目の一例である。同図において、動き検出機能を利用する場合はON、利用しない場合はOFFにする。水平分割数(m)、垂直分割数(n)、フレーム間隔、感度は、第1の実施の形態の図3で説明したものと同様であるため説明を省略する。時分割検出とは、図8a及び図8bで説明した通り、時間によって動き検出を行うブロックを限定して、限定した分高精度に検出を行うための機能である。ON/OFFの設定ができ、OFFの場合は全ブロックで動き検出が行われる。一方、ONの場合は、時分割検出ブロック指定の処理において、ユーザが表示装置103を見ながら実際に検出対象としたい任意の数のブロックを指定する。この場合、図8aのペア1のように1つの領域のみ指定すればよいが、領域内で設定するブロックの数は全垂直分割数、全水平分割数のそれぞれの約数で選ぶことになる。
時分割検出ブロックの水平検出画素数rと垂直検出画素数sは、上記で選択した動き検出を行う領域内の1つのブロックにおける代表画素の水平方向と垂直方向の数である。ただし、ブロック分割の上限値分しかメモリ容量がないので、(ブロック分割の上限値/詳細検出するブロック数)≧(詳細検出するブロックの水平画素数×詳細検出するブロックの垂直画素数)という制限がある。
ここで、第2の実施の形態における動き検出部105の動作の一例について図10を用いて説明する。まず、設定値記録部106の上述の設定値を確認する(ステップS1001)。そして、設定値より動き検出が開始されたか否かを判断する(ステップS1002)。動き検出が開始された場合、画像入力部101によって変換された画像のデジタルデータを解析し、代表画素を判断する(ステップS1003)。なお、この代表画素の判断の手順は、選択された動き検出対象ブロックX(I、J)が時間によって更新されるのを除いて、第1の実施の形態で説明した方法と同様にして行う。なお、X(I、J)の更新は後述のステップS1013で行う。
そして、ステップS1003において判断された代表画素の輝度データをメモリ108に書き込む(ステップS1004)。そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS1005)。終了していない場合にはステップS1003に戻り、同様の処理を行う。一方、1フレームが終了した場合には、あらかじめ設定されたフレーム間隔が経過したか否かを判断する(ステップS1006)。設定されたフレーム間隔が経過した場合、再び代表画素を判断する(ステップS1007)。代表画素であった場合、メモリ108から過去のフレームの対応する代表画素の輝度データを読み出し、今取得した現フレームの輝度データとの差分を取る(ステップS1008)。この差分値が設定された閾値以上であった場合、この画素で動き検出があったと判定する(ステップS1009)。なお、不図示であるが閾値以下の場合は動き検出なしと判定する。そして、再度動き検出をステップS1001から開始する。
そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS1010)。1フレームが終了したと判断された場合、ステップS1009において判定された動き検出があった旨を外部機器110に通知する(ステップS1011)。そして、動き検出対象ブロックがまだあるか判断し(ステップS1012)、あれば動き検出対象ブロックX(I、J)を次の領域に更新し(ステップS1013)、ステップS1002に戻る。一方、動き検出対象ブロックがなければ終了する。
外部機器110では、動き検出部105から動き検出があった旨を受信した場合に、画像データの録画を開始することなどが実行できる。また、ステップS1009において、判定した結果を画像出力部102に通知し、映像信号と共に動き検出結果を表示装置103に出力することで、動き検出結果を表示装置103上に表示するといった使い方もできる。
なお、上述した説明では、時分割検出ブロック指定、時分割検出ブロックの水平検出画素数r、時分割検出ブロックの垂直検出画素数sをユーザに設定させる形式にしている。しかし、例えば1/4分割、1/16分割といったようにいくつかのパターンをあらかじめ準備しておき、自動で時分割検出が行えるようにしてもよい。以上説明したように、第2の実施の形態では、時分割で動き検出領域を変更させることにより、より抜けの少ない動き検出を行うことができる。
<第3の実施の形態>
上述した第1の実施の形態ではユーザが設定した検出対象とする特定のエリアの情報のみにメモリ資源を割り当てることによって、また、第2の実施の形態では検出対象とするエリアを時分割で変更することによって、低コストながら細かい動きにも対応できる動き検出を実現している。
ここで、一般に監視カメラは図11に示すような角度で設置されることが多い。こうした場合には、図12の表示画面の例に示すように、監視カメラから遠方の人物B(又は物体)ほど画面上では小さく表示され、監視カメラから近い人物A(又は物体)ほど画面上では大きく表示されるという特徴がある。つまり、動き検出対象の人物(物体)が同程度の大きさであるならば、画面の上部(すなわち、監視カメラから遠方の位置)については、小さな動きにも対応できる高精度な動き検出が必要であるが、画面下部(すなわち、監視カメラから近い位置)については検出が粗くても構わないという状況になる。
第1の実施の形態では、設定したエリアについては精度の高い動き検出が得られるもののそれ以外のエリアでは動き検出ができない。これを解決するために、第2の実施の形態では時分割によるエリアの変更がなされているが、この場合はエリアによっては時間的に動き検出が完全に失われてしまうこともある。第3の実施の形態以降では、図12のように、細かく動き検出したい、例えば画面上部エリアと、大雑把でも構わない、例えば画面下部エリアとがある場合に適切に対応することができる動き検出について説明する。これによって、撮影した画像の上下に奥行き差がある場合でも、メモリ資源を無駄なく有効に利用できる。
以下では、本発明の第3の実施の形態に係る動き検出装置を含む監視システムの一例について図13を用いて説明する。図13に示すように、動き検出装置(動き検出部)1305は、監視システムの一部である。監視システムは、撮像素子1300、画像入力部1301、画像出力部1302、表示装置1303、操作部1304、動き検出部1305から構成されている。なお、監視システムの構成は図13に示す構成に限られるものではない。動き検出部1305はさらに、設定値記録部1306、演算部1307、メモリ1308、アラーム出力部1309から構成されているが、動き検出部1305の構成も図13に示す構成に限られるものではない。
撮像素子1300は、レンズから入ってきた光を電気信号に変換するものであり、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの電子部品を言う。画像入力部1301は、撮像素子1300から入力される電気信号をデジタルデータに変換し、後述する演算部1307に引き渡す画像フレームを生成するものである。画像出力部1302は、デジタル信号を画像表示信号に変換して表示装置1303へ出力するものである。表示装置1303は画像を表示するものであり、例えばディスプレイなどである。操作部1304はユーザから情報を入力する際に用いられるものであり、後述する動き検出に必要な値などを設定する際などに用いられる。
設定値記録部1306は、動き検出のための設定情報を格納するものであり、具体的には操作部1304から入力された動き検出感度などの設定値(動き検出のための設定情報に相当)を記録するものである。なお、設定値記録部1306に記録される動き検出のための設定情報は、外部からユーザなどによって直接入力されるものでなく、あらかじめ設定値記録部1306に記録されているものであってもよい。演算部1307は、画像フレーム上における詳細な動き検出をすべき領域と詳細な動き検出をしなくてもよい領域(大雑把でも構わない領域)の情報に基づいて、画像フレームを複数のブロックに分割し、分割されたブロック内の画素の中から、設定値記録部1306に格納された設定情報に基づいて所定数の代表画素をブロックごとに決定するものである。また、演算部1307は、決定されたブロックにおける代表画素の輝度値と、画像格納手段(メモリ1308など)に格納された過去の画像フレームの決定されたブロックに対応するブロックの代表画素の輝度値との差分を取り、取られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断するものである。
なお、この例では画像フレームを複数のブロックに分割してから輝度値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断するまで演算部1307が行っているが、演算部1307が行っている処理を分散して処理させるようにしてもよい。すなわち、画像入力部1301から受けた画像フレームを画像フレーム上における詳細な動き検出をすべき領域と詳細な動き検出をしなくてもよい領域(大雑把でも構わない領域)の情報に基づいて、複数のブロックに分割することを不図示の分割手段が行い、分割されたブロック内の画素の中から、設定値記録部1306に格納された設定情報に基づいて所定数の代表画素をブロックごとに決定することを不図示の決定手段が行い、決定されたブロックにおける代表画素の輝度値と、画像格納手段に格納された過去の画像フレームの決定されたブロックに対応するブロックの代表画素の輝度値との差分を取り、取られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断することを不図示の判断手段が行うようにしてもよい。
メモリ1308は、過去の画像フレームや過去のフレームの輝度データを記録するものである。アラーム出力部1309は、差分値が閾値以上であるか否かの演算部1307による判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された信号を、例えば外部の機器に出力するものである。具体的には動き検出がなされた場合に、例えば外部機器1310に警報(アラーム)させるための信号を生成し、外部機器1310に出力するが、動き検出がなされなかった場合に外部機器1310に検出されなかった旨を示す信号を生成し、外部機器1310に出力するようにしてもよい。外部機器1310は、アラーム出力部1309から出力された信号を受信し、受信した信号に基づいて警報を行うものである。なお、この例では外部機器1310は監視システムの構成要素ではないが、監視システムの構成要素であってもよい。
次に、第3の実施の形態における動き検出部1305の動作の一例について図14を用いて説明する。図14は画像の1フレームをブロック分割した一例である。この例では垂直方向を不均等に6分割にし、水平方向はフレームの最下部の2分割から最上部の16分割まで段階的に分割数を増やしている。そして、各ブロックの中心に位置する1画素を代表画素とし、現フレームと過去のフレームの対応するブロック間の代表画素の輝度データの差分を取り、この差分値が一定数値(閾値)以上であったときに、そのブロックで動き検出があったと判定する。
ここで、動き検出部1305の詳細動作について説明する。図15は第3の実施の形態における動き検出機能の設定項目の一例である。同図において、動き検出機能を利用する場合はON、利用しない場合はOFFにする。段階検出機能ON/OFFとは図14で説明した通り、ONの場合には、例えばフレームの垂直方向を不均等に分割し、フレームの水平方向の分割数を段階的に変更して動き検出させる。フレーム間隔とは、第1の実施の形態と同様に現フレームと比較するフレームを幾つ前にするかを設定するためのものである。数値が小さいほど速い移動物に対応できる。感度とは、第1の実施の形態と同様に動き検出の有無を識別する現フレームと過去のフレームの輝度データの差の閾値の大きさを表すものである。例えば1〜5の5段階で現され、レベルが高いほど少しの変化でも動き検出があったとして判定されるものであり、各段階に対する具体的な差分値はあらかじめユーザなどによってチューニングされているものとする。
垂直分割数(n)は、動き検出を行う1フレーム内のブロックの垂直方向の分割数を指定するものである。垂直分割数(n)が指定されることによって、例えばあらかじめ設定された垂直分割数(n)に応じた分割の割合でフレームの垂直方向が分割される。水平分割数の指定とは、各水平ブロックのラインに対して何ブロックに分割するかを指定するものである。ただし、実装できるメモリ容量を考慮して、あらかじめ1フレームで分割できるブロック数の上限値が決められている。1画素の輝度データが1バイトであるとすると、ブロック分割数×1(バイト)≦メモリ容量(バイト)の関係が成り立つ。
以下では動き検出部1305の動作フローの一例について図16を用いて説明する。まず、設定値記録部1306の上述の設定値を確認する(ステップS1601)。そして、設定値より動き検出が開始されたか否かを判断する(ステップS1602)。動き検出が開始された場合、画像入力部1301によって変換された画像のデジタルデータを解析し、代表画素を判断する(ステップS1603)。なお、この代表画素の判断の手順については後述することとし、ここではまず全体の流れを説明する。
次に、ステップS1603で判断した代表画素の輝度データをメモリ1308に書き込む(ステップS1604)。そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS1605)。終了していない場合にはステップS1603に戻り、同様の処理を行う。一方、1フレームが終了した場合には、あらかじめ設定されたフレーム間隔が経過したか否かを判断する(ステップS1606)。設定されたフレーム間隔が経過した場合、再び代表画素を判断する(ステップS1607)。代表画素であった場合、メモリ1308から過去のフレームの対応する代表画素の輝度データを読み出し、今取得した現フレームの輝度データとの差分を取る(ステップS1608)。この差分値が設定された閾値以上であった場合、この画素で動き検出があったと判定する(ステップS1609)。なお、不図示であるが閾値以下の場合は動き検出なしと判定する。そして、再度動き検出をステップS1601から開始する。
今取得した現フレームの代表画素の輝度データをメモリ1308へ書き込む(ステップS1610)。そして、1フレームが終了したか否かを判断する(ステップS1611)。1フレームが終了したと判断した場合、ステップS1609において判定された動き検出があった旨を外部機器1310に通知する(ステップS1612)。そして、あらかじめ決められた動き検出の終了条件(例えば、あらかじめ決められた動き検出を行うフレーム数を処理したら終了するなどの条件)を満たすか判断し(ステップS1613)、満たした場合に終了する。終了条件を満たさなければステップS1606から同様の処理を繰り返す。
外部機器1310では、動き検出部1305から動き検出があった旨を受信した場合に、画像データの録画を開始することなどが実行できる。また、ステップS1612において判定された結果を画像出力部1302に通知し、映像信号と共に動き検出結果を表示装置1303に出力することで、動き検出結果を表示装置1303上に表示するといった使い方もできる。
次に、上述したステップS1603で生じた代表画素の判断について説明する。代表画素の判断に必要なパラメータは以下のものである。全水平画素数はp、全垂直画素数はq、全垂直分割数はn、各垂直領域に対する水平分割数はm[t](t=1、2、・・・、n)である。なお、図14の場合では、最下部の水平分割数m[1]=2、以下順に最上部までm[2]=4、m[3]=6、m[4]=8、m[5]=12、m[6]=16となる。
以下では1フレームの代表画素の判断手順について図17を用いて説明する。まず、各変数を初期化する(ステップS1701)。具体的には、垂直画素数k=0、水平画素数l=0、変数t=n、変数u=0と初期化する。
次に、垂直画素数kをカウントする(ステップS1702)。そして、代表画素のある垂直画素数を判断する(ステップS1703)。第3の実施の形態では、図14で示したものと同様に、最下部を全領域の1/2、上部に向かって順に1/4、1/6、・・・と垂直方向の分割ブロックが設定されている。代表画素のある垂直画素数は各ブロックの中央であるため、具体的には垂直画素数kが下記の式(3)を満たすまでカウントされる。なお、垂直方向の分割ブロックの割合は、上述したものに限られるものではなく、任意に変更することが可能である。
Figure 0004706573
式(3)を満たさない場合、ステップS1702に戻り同様の処理を行う。一方、式(3)を満たす(すなわち、代表画素のある垂直画素数であった)場合、水平画素数lをカウントする(ステップS1704)。そして、代表画素のある水平画素数を判断する(ステップS1705)。代表画素の水平画素数は検出ブロック内の中央にあるため、垂直画素数の判断の場合と同様に、具体的には水平画素数lが下記の式(4)を満たすまでカウントされる。
Figure 0004706573
式(4)を満たさない場合、ステップS1704に戻り同様の処理を行う。一方、式(4)を満たす場合、代表画素と判断する(ステップS1706)。そして、この同一垂直画素(ライン)の代表画素がすべて検出されたか否かを識別するために、変数uが下記の式(5)を満たすか否かを判断する(ステップS1707)。
Figure 0004706573
uが式(5)を満たしていない場合、uに1を加え(ステップS1708)、ステップS1704から同様の処理を繰り返す。一方、uが式(5)を満たしている場合、1フレームのすべての代表画素が検出されたかを識別するために、変数tが1か否かを判断する(ステップS1709)。tが1である場合には1フレームのすべての代表画素を検出したため、図16のステップS1606へ移行する。一方、tが1でない場合には、代表画素のある次の垂直画素数を判断するためtから1を引き、また変数u=0、変数l=0と初期化し(ステップS1710)、ステップS1702から同様の処理を繰り返す。
以上説明したように、第3の実施の形態では、画面の奥行きに応じて動き検出の精度を分散させるためメモリを増加させることなく、より的確な動き検出を行うことができる。
<第4の実施の形態>
第3の実施の形態において、画面上部の動き検出精度が高くなったが、画面上部が壁であったり、敷地外であったりして動き検出をする必要がないという環境もあり得る。この場合、高精度に動き検出を割り当てたものが無駄になってしまう。そこで、第4の実施の形態では、図18に示すように、動き検出の対象としないマスク領域を設定することができるようにした。図18は画面上方から画素数v×pの領域をマスク領域とした例である。
このマスク設定を行った場合も第3の実施の形態と同様に段階的な動き検出を行う。ただし、動き検出を行う全領域がv×p画素分なくなったため、図17における代表画素の判断の式(3)を下記の式(6)に置き換えたもので行われる。
Figure 0004706573
なお、第3、第4の実施の形態において、垂直、水平それぞれの分割ブロックの数をメモリ容量の範囲内で任意に設定できるため、様々な撮影環境に対応可能である。しかし、その反面、ユーザ設定が繁雑であるという問題もある。そこで、いくつかのブロック分割のパターンをあらかじめ準備しておき、ユーザに選択させるようにしてもよい。以上説明したように、第4の実施の形態では、動き検出を行わないマスク領域を設定することにより、より無駄の少ない動き検出を行うことができる。
本発明に係る動き検出装置及び動き検出方法は、限られたメモリ容量と比較的少ない計算量で、画像上の小さな移動物にも効果的に対応できるため、画像を用いた監視システムにおいて侵入者などの移動体を検出する動き検出装置及び動き検出方法などに有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置を含む監視システムの構成の一例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームをブロック分割した一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置においてブロック分割された画像フレームにおける検出対象ブロックの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における動き検出機能の設定項目の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における動作の一例について説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における代表画素の判断に必要なパラメータと画像の関係を示した図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームの代表画素の判断手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る動き検出装置における検出対象ブロックの代表画素の対象を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームを水平方向8分割、垂直方向6分割の合計48分割にした例のうちのペア1、2を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームを水平方向8分割、垂直方向6分割の合計48分割にした例のうちのペア3、4を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動き検出装置おける動き検出機能の設定項目の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動き検出装置の動作の一例について説明するためのフローチャートである。 本発明の第3及び第4の実施の形態における監視カメラの設置状況を示す図である。 本発明の第3及び第4の実施の形態における監視カメラによって写された画面の一例を示す図である。 本発明の第3及び第4の実施の形態に係る動き検出装置を含む監視システムの構成の一例を示す構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームをブロック分割した一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る動き検出装置おける動き検出機能の設定項目の一例である。 本発明の第3の実施の形態に係る動き検出装置の動作の一例について説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る動き検出装置における画像1フレームの代表画素の判断手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る動き検出装置における画面上方から画素数v×pの領域をマスク領域とした一例を示す図である。
符号の説明
100、1300 撮像素子
101、1301 画像入力部
102、1302 画像出力部
103、1303 表示装置
104、1304 操作部
105、1305 動き検出部(動き検出装置)
106、1306 設定値記録部(格納手段)
107、1307 演算部(分割手段、選択手段、決定手段、判断手段)
108、1308 メモリ
109、1309 アラーム出力部(出力手段)
110、1310 外部機器
200 現フレーム
201 過去のフレーム
202 中心の画素(代表画素)
203 検出対象ブロック

Claims (10)

  1. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれについて所定数の代表画素を決定し、その所定数の代表画素それぞれに基づいて物体の動きを検出する通常動作の機能と、動き検出を行うブロックを限定して物体の動きを検出する詳細検出機能とを実行する動き検出装置であって、
    前記詳細検出機能の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択手段と、
    選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記所定数より多い数の代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定手段と、
    決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力手段とを、
    備える動き検出装置。
  2. 前記選択手段は、所定時間の経過ごとに前記検出対象ブロックを、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更る請求項1に記載の動き検出装置。
  3. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれについて所定数の代表画素を決定し、その所定数の代表画素それぞれに基づいて物体の動きを検出する通常動作の機能と、動き検出を行うブロックを限定して物体の動きを検出する詳細検出機能とを実行する動き検出方法であって、
    前記詳細検出機能の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択ステップと、
    選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記所定数より多い数の代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定ステップと、
    決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力ステップとを、
    有する動き検出方法。
  4. 前記検出対象ブロックは、所定時間の経過ごとに、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更さる請求項3に記載の動き検出方法。
  5. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出装置であって、
    前記画像フレームにおける下部エリアほど前記ブロックの面積が大きく、前記画像フレームにおける上部エリアほど前記ブロックの面積が小さくなるように、前記画像フレームを複数のブロックに分割する分割手段と
    割された前記ブロック内の画素の中から、前記代表画素を検出対象ブロックごとに決定する決定手段と、
    決定された前記ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームにおける記ブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断手段とを
    備える動き検出装置。
  6. 前記分割手段は、前記画像フレームの最上部の領域のブロックを、動き検出を行わないマスク領域として設定する請求項5に記載の動き検出装置。
  7. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出方法であって、
    前記画像フレームにおける下部エリアほど前記ブロックの面積が大きく、前記画像フレームにおける上部エリアほど前記ブロックの面積が小さくなるように、前記画像フレームを複数のブロックに分割する分割ステップと、
    分割された前記ブロック内の画素の中から、前記代表画素を検出対象ブロックごとに決定する決定ステップと、
    決定された前記ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームにおける記ブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断ステップとを
    有する動き検出方法。
  8. 前記分割ステップにおいて、前記画像フレームの最上部の領域のブロックを、動き検出を行わないマスク領域として設定する請求項7に記載の動き検出方法。
  9. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出装置であって、
    動き検出の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択手段と、
    選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定手段と、
    決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力手段とを備え、
    前記選択手段は、所定時間の経過ごとに前記検出対象ブロックを、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更する動き検出装置。
  10. 画像格納手段に格納される画像フレームを複数のブロックに分割し、その複数のブロックそれぞれにおける代表画素に基づいて物体の動きを検出する動き検出方法であって、
    動き検出の対象となるブロックである検出対象ブロックを、前記複数のブロックの中から選択する選択ステップと、
    選択された前記検出対象ブロック内の画素の中から、前記代表画素を前記検出対象ブロックごとに決定する決定ステップと、
    決定された前記検出対象ブロックにおける前記代表画素の輝度値と、前記画像格納手段に格納された過去の画像フレームの前記検出対象ブロックに対応するブロックの前記代表画素の輝度値との差分を取り、得られた差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記差分値が前記閾値以上であるか否かの判断結果に基づき、動きの検出又は非検出を示す信号を生成し、生成された前記信号を出力する出力ステップとを有し、
    前記選択ステップにおいて、前記検出対象ブロックが、所定時間の経過ごとに、前記複数のブロックの内の他のブロックへと変更される動き検出方法。
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