JP4706131B2 - Scanning optical system lens - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタなどの画像形成装置に用いられると好適な走査光学系用レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
高速印刷を達成するものとして、レーザプリンタが知られている。一般的なレーザプリンタにおいて、半導体レーザから出射したレーザビームは、ポリゴンミラーの反射面に照射され、その回転により偏向走査されながら、fθレンズで集光され、感光体層を形成したドラム上に同一ビームスポットを形成するようになっている。
【0003】
従って、fθレンズには、ポリゴンミラーによって反射された光束が、広範囲に走査されるため、高画質な画像を形成するためには、初期形状はもとより、環境変化に応じた歪みなど極力排除することが必要となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、fθレンズを樹脂材料から形成すれば、安価に大量生産が可能となる。しかしながら、fθレンズを樹脂材料から形成した場合、樹脂の吸水により屈折率が変化するという問題がある。これに対し、ある種のポリオレフィン系の樹脂材料を用いると、吸水率を極端に小さく抑えることができることが判っている。
【0005】
しかるに、樹脂材料の吸水率を低く抑えることができたとしても、環境温度変化による熱膨張などに基づく変化や、レンズ成形時に発生するレンズ内歪の影響は無視できないという実情がある。特に、fθレンズには、副走査方向の側面中央に、位置決めのための突起などを設けることが一般的に行われており、この突起の大きさ、形状によっては、熱膨張に基づく変形時にfθレンズの歪みが大きくなったり、レンズ成形時に発生するレンズ内部歪の影響が大きくなったりすることが判った。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、熱膨張による変形や、レンズ成形時に発生するレンズ内部歪を抑制し、高画質な画像の形成に貢献できる走査光学系用レンズを提供することを目的とする。
【0007】
第1の本発明の走査光学系レンズは、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たす樹脂材料からなる走査光学系用レンズであって、
0<Pc<4×10E−13 (1)
(好ましくは、0<Pc<2×10E−13)
0%<Hc<0.1% (2)
前記走査光学系用レンズは、
レンズ部と、
前記レンズ部の少なくとも副走査方向の側面に形成されたフランジ部と、
前記フランジ部の副走査方向の側面に設けられた少なくとも一つの突起とを有し、
前記フランジ部の光軸方向の厚さは、前記レンズ部の光軸方向の厚さより薄く、
前記突起の光軸方向の厚さは、前記フランジ部の光軸方向の厚さよりも薄く、
前記突起が形成された前記フランジ部の側面と、前記走査光学系用レンズを通過する光線の有効範囲との距離HHは、以下の式を満たす。
0.5mm<HH<3.0mm (3)
前記突起が形成されることによる、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを抑制し、それにより環境変化に関わらず収差などを抑えることができるため、かかる走査光学系用レンズを用いることにより、高画質な画像を形成することができる。尚、前記走査光学用レンズの側面といった場合、側面にフランジが形成されているときには、かかるフランジの側面を含むものとする。又、「前記走査光学系用レンズを通過する光線」とは、前記走査光学系用レンズを組みこんだ機器(例えばレーザプリンタなど)において、その動作時に光源からの光束が走査される範囲をいうものとする。更に、本明細書において、10のべき乗数(例えば 4×10-13)を、E(例えば 4×E−13)を用いて表すものとする。
【0008】
更に、前記突起が、主走査方向の前記光線の有効範囲全体にわたって形成されていると、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。
【0009】
又、前記突起の光軸直交方向の幅が、前記距離HH以下であると、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。前記突起の幅とは、前記突起が複数ある場合、各々の幅の合計をいうものとする。
【0010】
更に、前記走査光学系用レンズの光軸方向の厚さをDとしたときに、前記突起の光軸方向の長さbが、以下の式を満たすと、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。
0<b<D/3 (4)
【0011】
第2の本発明の走査光学系レンズは、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たす樹脂材料からなる走査光学系用レンズであって、
0<Pc<4×10E−13 (1)
(好ましくは、0<Pc<2×10E−13)
0%<Hc<0.1% (2)
前記走査光学系用レンズは、
レンズ部と、
前記レンズ部の少なくとも副走査方向の側面に形成されたフランジ部と、
前記フランジ部の副走査方向の側面に設けられた少なくとも一つの凹みとを有し、
前記フランジ部の光軸方向の厚さは、前記レンズ部の光軸方向の厚さより薄く、
前記凹みの光軸方向の厚さは、前記フランジ部の光軸方向の厚さよりも薄く、
前記凹みの底部と、前記走査光学系用レンズを通過する光線の有効範囲との距離HHは、以下の式を満たす。
0.5mm<HH<3.0mm (3)
前記突起が形成されることによる、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを抑制し、それにより環境変化に関わらず収差などを抑えることができるため、かかる走査光学系用レンズを用いることにより、高画質な画像を形成することができる。尚、前記走査光学用レンズの側面といった場合、側面にフランジが形成されているときには、かかるフランジの側面を含むものとする。又、「前記走査光学系用レンズを通過する光線」とは、前記走査光学系用レンズを組みこんだ機器(例えばレーザプリンタなど)において、その動作時に光源からの光束が走査される範囲をいうものとする。更に、本明細書において、10のべき乗数(例えば 4×10-13)を、E(例えば 4×E−13)を用いて表すものとする。
【0012】
更に、前記凹みが、主走査方向の前記光線の有効範囲全体にわたって形成されていると、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。
【0013】
又、前記凹みの光軸直交方向の幅が、前記距離HH以下であると、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。前記凹みの幅とは、前記凹みが複数ある場合、各々の幅の合計をいうものとする。
【0014】
更に、前記走査光学系用レンズの光軸方向の厚さをDとしたときに、前記凹みの光軸方向の長さbが、以下の式を満たすと、前記走査光学系用レンズの熱膨張時およびレンズ成形時のひずみを、より抑制できる。
0<b<D/3 (8)
【0015】
又、前記樹脂材料がポリオレフィン系樹脂を含むと、吸水率を低く抑えることができるので好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を参照して本発明を説明する。図1は、本実施の形態にかかる、レーザプリンタの走査光学系100の概略構成を示す斜視図である。半導体レーザ101は、不図示の光学系制御部に制御されレーザビームを出射する。半導体レーザ101から出射されたレーザビームは、コリメートレンズ102により概略平行光にされ、ポリゴンミラー104の反射面に対して副走査方向に結像させるシリンドリカルレンズ103を通過して、そのポリゴンミラー104で反射し、更に一対のfθレンズ105,10により集光されて、感光体ドラム106の表面にスポット光を結像するようになっている。かかるレーザプリンタにおいては、半導体レーザ101への駆動電流のオン/オフ変調による発光の断続と、ポリゴンミラー104の等速回転による偏向走査と、感光体ドラム106の回転によって、画像が形成されるようになっている。駆動電流のオン/オフ変調は、不図示の光学系制御部により行われる。
【0017】
図2は、上述した実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は底面図、図2(d)は、図2(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ10は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0018】
fθレンズ10は、湾曲したレンズ部11と、レンズ部11の周辺に形成されたフランジ部12と、フランジ部12の一方の側面12aに形成された突起13とを有している。突起13は、fθレンズ10の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起13は、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部11を通過する光線の有効範囲(ここでは半導体レーザ101のレーザビームの走査範囲、以下同じ)Aは、図2(c)に一点鎖線で示している。
【0019】
ここで、光線の有効範囲Aと側面12aとの間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ10に熱膨張が生じたような場合でも、突起13が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起13の光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ10の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起13の光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起13が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0020】
図3は、第2の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図3(a)は上面図、図3(b)は側面図、図3(c)は底面図、図3(d)は、図3(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ20は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0021】
fθレンズ20は、湾曲したレンズ部21と、レンズ部21の周辺に形成されたフランジ部22と、フランジ部22の一方の側面22aに形成された一対の突起23a、23bとを有している。突起23a、23bは、fθレンズ20の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起23a、23bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部21を通過する光線の有効範囲Aは、図3(c)に一点鎖線で示している。
【0022】
ここで、光線の有効範囲Aと側面22aとの間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ20に熱膨張が生じたような場合でも、突起23a、23bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起23a、23bの光軸直交方向の合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ20の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起23a、23bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起23a、23bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0023】
図4は、第3の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図4(a)は上面図、図4(b)は側面図、図4(c)は底面図、図4(d)は、図4(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ30は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0024】
fθレンズ30は、湾曲したレンズ部31と、レンズ部31の周辺に形成されたフランジ部32と、フランジ部32の一方の側面32aに形成された凹み33とを有している。凹み33は、fθレンズ30の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み33は、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部31を通過する光線の有効範囲Aは、図4(c)に一点鎖線で示している。
【0025】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み33の底部の間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ30に熱膨張が生じたような場合でも、凹み33が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み33の光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ30の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み33の光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み33が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0026】
図5は、第4の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図5(a)は上面図、図5(b)は側面図、図5(c)は底面図、図5(d)は、図5(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ40は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0027】
fθレンズ40は、湾曲したレンズ部41と、レンズ部41の周辺に形成されたフランジ部42と、フランジ部42の一方の側面42aに形成された一対の凹み43a、43bとを有している。凹み43a、43bは、fθレンズ40の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み43a、43bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部41を通過する光線の有効範囲Aは、図5(c)に一点鎖線で示している。
【0028】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み43a、43bの底部の間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ40に熱膨張が生じたような場合でも、凹み43a、43bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み43a、43bの光軸直交方向の合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ40の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み43a、43bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み43a、43bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0029】
図6は、第5の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図6(a)は上面図、図6(b)は側面図、図6(c)は底面図、図6(d)は、図6(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ50は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0030】
fθレンズ50は、湾曲したレンズ部51と、レンズ部51の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部52と、レンズ部51の一方の側面51aに形成された突起53とを有している。突起53は、fθレンズ50の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起53は、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部51を通過する光線の有効範囲Aは、図6(c)に一点鎖線で示している。
【0031】
ここで、光線の有効範囲Aと側面51aとの間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ50に熱膨張が生じたような場合でも、突起53が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起53の光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ50の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起53の光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起53が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0032】
図7は、第6の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図7(a)は上面図、図7(b)は側面図、図7(c)は底面図、図7(d)は、図7(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ60は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0033】
fθレンズ60は、湾曲したレンズ部61と、レンズ部61の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部62と、レンズ部61の一方の側面61aに形成された一対の突起63a、63bとを有している。突起63a、63bは、fθレンズ60の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起63a、63bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部61を通過する光線の有効範囲Aは、図7(c)に一点鎖線で示している。
【0034】
ここで、光線の有効範囲Aと側面61aとの間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ60に熱膨張が生じたような場合でも、突起63a、63bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起63a、63bの光軸直交方向の合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ60の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起63a、63bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起63a、63bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0035】
図8は、第7の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図8(a)は上面図、図8(b)は側面図、図8(c)は底面図、図8(d)は、図8(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ70は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0036】
fθレンズ70は、湾曲したレンズ部71と、レンズ部71の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部72と、レンズ部71の一方の側面71aに形成された凹み73とを有している。凹み73は、fθレンズ70の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み73は、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部71を通過する光線の有効範囲Aは、図8(c)に一点鎖線で示している。
【0037】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み73の底部の間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ70に熱膨張が生じたような場合でも、凹み73が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み73の光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ70の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み73の光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み73が存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0038】
図9は、第8の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図9(a)は上面図、図9(b)は側面図、図9(c)は底面図、図9(d)は、図9(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ80は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0039】
fθレンズ80は、湾曲したレンズ部81と、レンズ部81の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部82と、レンズ部81の一方の側面81aに形成された一対の凹み83a、83bとを有している。凹み83a、83bは、fθレンズ80の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み83a、83bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部81を通過する光線の有効範囲Aは、図9(c)に一点鎖線で示している。
【0040】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み83a、83bの底部の間の距離HHは、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ80に熱膨張が生じたような場合でも、凹み83a、83bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み83a、83bの光軸直交方向の合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ80の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み83a、83bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み83a、83bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0041】
図10は、第9の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図10(a)は上面図、図10(b)は側面図、図10(c)は底面図、図10(d)は、図10(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ110は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0042】
fθレンズ110は、湾曲したレンズ部11と、レンズ部11の周辺に形成されたフランジ部12と、フランジ部12の両方の側面12a、12bにそれぞれ形成された突起13a、13bとを有している。突起13a、13bは、fθレンズ110の中央に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起13a、13bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部11を通過する光線の有効範囲Aは、図10(c)に一点鎖線で示している。
【0043】
ここで、光線の有効範囲Aと側面12a、及び光線の有効範囲Aと側面12bとの間の距離HHは互いに等しく(但し常に等しい必要はない、以降の実施の形態において同じ)、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ110に熱膨張が生じたような場合でも、突起13a、13bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起13a、13bの光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ110の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起13a、13bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起13a、13bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0044】
図11は、第10の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図11(a)は上面図、図11(b)は側面図、図11(c)は底面図、図11(d)は、図11(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ120は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0045】
fθレンズ120は、湾曲したレンズ部21と、レンズ部21の周辺に形成されたフランジ部22と、フランジ部22の両方の側面22a、22bに形成された各一対の突起23a、23b;23c、23dとを有している。突起23a、23b及び突起23c、23dは、それぞれfθレンズ120の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起23a、23b;23c、23dは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部21を通過する光線の有効範囲Aは、図11(c)に一点鎖線で示している。
【0046】
ここで、光線の有効範囲Aと側面22a、及び光線の有効範囲Aと側面22bとの間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ120に熱膨張が生じたような場合でも、突起23a、23b;23c、23dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起23a、23b;23c、23dの光軸直交方向の各合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ120の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起23a、23b;23c、23dの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起23a、23b;23c、23dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0047】
図12は、第11の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図12(a)は上面図、図12(b)は側面図、図12(c)は底面図、図12(d)は、図12(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ130は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0048】
fθレンズ130は、湾曲したレンズ部31と、レンズ部31の周辺に形成されたフランジ部32と、フランジ部32の両方の側面32a、32bにそれぞれ形成された凹み33a、33bとを有している。凹み33a、33bは、fθレンズ130の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み33a、33bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部31を通過する光線の有効範囲Aは、図12(c)に一点鎖線で示している。
【0049】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み33aの底部、及び光線の有効範囲Aと凹み33bの底部の間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ130に熱膨張が生じたような場合でも、凹み33a、33bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み33a、33bの光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ130の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み33a、33bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み33a、33bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0050】
図13は、第12の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図13(a)は上面図、図13(b)は側面図、図13(c)は底面図、図13(d)は、図13(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ140は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0051】
fθレンズ140は、湾曲したレンズ部41と、レンズ部41の周辺に形成されたフランジ部42と、フランジ部42の両方の側面42a、42bにそれぞれ形成された各一対の凹み43a、43b;43c、43dとを有している。凹み43a、43b及び凹み43c、43dは、それぞれfθレンズ140の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み43a、43b;43c、43dは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部41を通過する光線の有効範囲Aは、図13(c)に一点鎖線で示している。
【0052】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み43a、43bの底部、及び光線の有効範囲Aと凹み43c、43dの底部の間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ140に熱膨張が生じたような場合でも、凹み43a、43b;43c、43dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み43a、43b;43c、43dの光軸直交方向の各合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ140の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み43a、43b;43c、43dの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み43a、43b;43c、43dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0053】
図14は、第13の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図14(a)は上面図、図14(b)は側面図、図14(c)は底面図、図14(d)は、図14(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ150は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0054】
fθレンズ150は、湾曲したレンズ部51と、レンズ部51の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部52と、レンズ部51の両方の側面51a、51bにそれぞれ形成された突起53a、53bとを有している。突起53a、53bは、fθレンズ150の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起53a、53bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部51を通過する光線の有効範囲Aは、図14(c)に一点鎖線で示している。
【0055】
ここで、光線の有効範囲Aと側面51a、及び光線友好範囲Aと側面51bとの間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ150に熱膨張が生じたような場合でも、突起53a、53bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起53a、53bの光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ150の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起53a、53bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起53a、53bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0056】
図15は、第14の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図15(a)は上面図、図15(b)は側面図、図15(c)は底面図、図15(d)は、図15(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ160は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (1)
0%<Hc<0.1% (2)
【0057】
fθレンズ160は、湾曲したレンズ部61と、レンズ部61の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部62と、レンズ部61の両方の側面61a、61bにそれぞれ形成された各一対の突起63a、63b;63c、63dとを有している。突起63a、63b及び突起63c、63dは、それぞれfθレンズ160の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。突起63a、63b;63c、63dは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部61を通過する光線の有効範囲Aは、図15(c)に一点鎖線で示している。
【0058】
ここで、光線の有効範囲Aと側面61a、及び光線の有効範囲Aと側面61bとの間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (3)
環境温度変化によりfθレンズ160に熱膨張が生じたような場合でも、突起63a、63b;63c、63dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、突起63a、63b;63c、63dの光軸直交方向の各合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ160の光軸方向の厚さをDとしたときに、突起63a、63b;63c、63dの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (4)
突起63a、63b;63c、63dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0059】
図16は、第15の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図16(a)は上面図、図16(b)は側面図、図16(c)は底面図、図16(d)は、図16(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ170は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0060】
fθレンズ170は、湾曲したレンズ部71と、レンズ部71の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部72と、レンズ部71の両方の側面71a、71bにそれぞれ形成された凹み73a、73bとを有している。凹み73a、73bは、fθレンズ170の中央に配置され、光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み73a、73bは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部71を通過する光線の有効範囲Aは、図16(c)に一点鎖線で示している。
【0061】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み73aの底部、及び光線の有効範囲Aと凹み73bの底部の間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ170に熱膨張が生じたような場合でも、凹み73a、73bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み73a、73bの光軸直交方向の幅aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ170の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み73a、73bの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み73a、73bが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0062】
図17は、第16の実施の形態に用いることができるfθレンズを示す図であり、それぞれ、図17(a)は上面図、図17(b)は側面図、図17(c)は底面図、図17(d)は、図17(b)の矢印Y方向に見た図である。fθレンズ180は、光弾性係数Pcと、吸水率Hcが以下の式を満たすポリオレフィン樹脂材料から形成されている。
0<Pc<4×10E−13 (5)
0%<Hc<0.1% (6)
【0063】
fθレンズ180は、湾曲したレンズ部81と、レンズ部81の光軸直交方向両側のみに形成されたフランジ部82と、レンズ部81の両方の側面81a、81bにそれぞれ形成された各一対の凹み83a、83b;83c、83dとを有している。凹み83a、83b及び凹み83c、83dは、それぞれfθレンズ180の中央を挟んで等距離に配置され、それぞれ光軸方向の長さがb、光軸直交方向の幅がaとなっている。凹み83a、83b;83c、83dは、レーザプリンタに組み込む際に、位置決めとして用いるものである。又、レンズ部81を通過する光線の有効範囲Aは、図17(c)に一点鎖線で示している。
【0064】
ここで、光線の有効範囲Aと凹み83a、83b、及び光線の有効範囲Aと凹み83c、83dの底部の間の距離HHは互いに等しく、以下の式を満たすので、
0.5mm<HH<3.0mm (7)
環境温度変化によりfθレンズ180に熱膨張が生じたような場合でも、凹み83a、83b;83c、83dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みを抑制することができるのである。尚、凹み83a、83b;83c、83dの光軸直交方向の各合計幅2aは、距離HH以下であり、しかもfθレンズ180の光軸方向の厚さをDとしたときに、凹み83a、83b;83c、83dの光軸方向の長さbは、以下の式を満たしているので、
0<b<D/3 (8)
凹み83a、83b;83c、83dが存在することにより生ずる光線の有効範囲Aにおける歪みをより効果的に抑制することができる。
【0065】
図18は、以上のfθレンズを用いることができる、別なレーザプリンタの走査光学系200の概略構成を示す斜視図である。図18において、半導体レーザ201は、不図示の光学系制御部に制御されレーザビームを出射する。半導体レーザ201から出射されたレーザビームは、コリメートレンズ202により概略平行光にされ、ポリゴンミラー204の反射面に対して副走査方向に結像させるシリンドリカルレンズ203を通過して、そのポリゴンミラー204で反射し、更に一対のfθレンズ10’,205により集光されて、感光体ドラム206の表面にスポット光を結像するようになっている。かかるレーザプリンタにおいては、半導体レーザ201への駆動電流のオン/オフ変調による発光の断続と、ポリゴンミラー204の等速回転による偏向走査と、感光体ドラム206の回転によって、画像が形成されるようになっている。駆動電流のオン/オフ変調は、不図示の光学系制御部により行われる。
【0066】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、突起もしくは凹みは、fθレンズの主走査方向における光線の有効範囲全体にわたっていても良い。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、熱膨張による変形や、レンズ成形時に発生するレンズ内部歪などを抑制し、高画質な画像の形成に貢献できる走査光学系用レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる、レーザプリンタの走査光学系100の概略構成を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図3】第2の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図4】第3の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図5】第4の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図6】第5の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図7】第6の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図8】第7の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図9】第8の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図10】第9の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図11】第10の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図12】第11の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図13】第12の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図14】第13の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図15】第14の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図16】第15の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図17】第16の実施の形態にかかるfθレンズを示す図である。
【図18】別な実施の形態にかかる、レーザプリンタの走査光学系200の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80,110,120,130,140,150,160,170,180 fθレンズ
13,13a、13b、23a、23b、23c、23d、53,53a、53b、63a、63b、63c、63d 突起
33,33a、33b、43a、43b、43c、43d、73,73a、73b、83a、83b、83c、83d 凹み[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a scanning optical system lens suitable for use in an image forming apparatus such as a printer.
[0002]
[Prior art]
Laser printers are known for achieving high-speed printing. In a general laser printer, a laser beam emitted from a semiconductor laser is irradiated on a reflecting surface of a polygon mirror, is deflected and scanned by its rotation, is collected by an fθ lens, and is the same on a drum on which a photosensitive layer is formed. A beam spot is formed.
[0003]
Therefore, since the light beam reflected by the polygon mirror is scanned over a wide range for the fθ lens, in order to form a high-quality image, not only the initial shape but also distortions according to environmental changes should be eliminated as much as possible. Is required.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, if the fθ lens is formed from a resin material, mass production is possible at a low cost. However, when the fθ lens is formed from a resin material, there is a problem that the refractive index changes due to water absorption of the resin. On the other hand, it has been found that the use of a certain type of polyolefin-based resin material makes it possible to keep the water absorption rate extremely low.
[0005]
However, even if the water absorption rate of the resin material can be suppressed to a low level, there is a situation in which changes due to thermal expansion due to environmental temperature changes and the effects of in-lens distortion generated during lens molding cannot be ignored. In particular, the fθ lens is generally provided with a protrusion for positioning at the center of the side surface in the sub-scanning direction, and depending on the size and shape of the protrusion, the fθ lens may be deformed during deformation based on thermal expansion. It has been found that the distortion of the lens increases and the influence of the internal distortion of the lens that occurs during lens molding increases.
[0006]
The present invention has been made in view of such problems, and provides a lens for a scanning optical system that can contribute to the formation of high-quality images by suppressing deformation due to thermal expansion and internal lens distortion that occurs during lens molding. The purpose is to do.
[0007]
The scanning optical system lens according to the first aspect of the present invention is a scanning optical system lens made of a resin material having a photoelastic coefficient Pc and a water absorption rate Hc satisfying the following expressions:
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
(Preferably, 0 <Pc <2 × 10E-13)
0% <Hc <0.1% (2)
The scanning optical system lens is:
The lens part,
A flange portion formed on at least a side surface in the sub-scanning direction of the lens portion;
Of the flange portionOn the side in the sub-scanning directionProvidedAt least one protrusionWhenHave
The thickness of the flange portion in the optical axis direction is thinner than the thickness of the lens portion in the optical axis direction,
The thickness in the optical axis direction of the protrusion is thinner than the thickness in the optical axis direction of the flange portion,
SaidProtrusion formedOf the flange portionThe distance HH between the side surface and the effective range of the light beam passing through the scanning optical system lens satisfies the following expression..
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Since the projection is formed, the distortion of the lens for scanning optical system at the time of thermal expansion and lens molding can be suppressed, and thereby aberration and the like can be suppressed regardless of environmental changes. By using the lens, a high-quality image can be formed. In the case of the side surface of the scanning optical lens, when the flange is formed on the side surface, the side surface of the flange is included. The “light beam passing through the scanning optical system lens” refers to a range in which a light beam from a light source is scanned during operation of a device (for example, a laser printer) incorporating the scanning optical system lens. Shall. Further, in the present specification, a power of 10 (for example, 4 × 10-13) Is expressed using E (for example, 4 × E-13).
[0008]
Furthermore, when the projection is formed over the entire effective range of the light beam in the main scanning direction, distortion during thermal expansion and lens molding of the scanning optical system lens can be further suppressed.
[0009]
In addition, when the width of the protrusion in the direction perpendicular to the optical axis is equal to or less than the distance HH, distortion at the time of thermal expansion and lens molding of the scanning optical system lens can be further suppressed. When there are a plurality of the protrusions, the width of the protrusions means the sum of the widths of the protrusions.
[0010]
Further, when the thickness in the optical axis direction of the scanning optical system lens is D, and the length b of the projection in the optical axis direction satisfies the following equation, the thermal expansion of the scanning optical system lens Strain during molding and lens molding can be further suppressed.
0 <b <D / 3 (4)
[0011]
The scanning optical system lens according to the second aspect of the present invention is a scanning optical system lens made of a resin material having a photoelastic coefficient Pc and a water absorption rate Hc satisfying the following expressions:
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
(Preferably, 0 <Pc <2 × 10E-13)
0% <Hc <0.1% (2)
The scanning optical system lens is:
The lens part,
A flange portion formed on at least a side surface in the sub-scanning direction of the lens portion;
Of the flange portionOn the side in the sub-scanning directionProvidedAt least one dentWhenHave
The thickness of the flange portion in the optical axis direction is thinner than the thickness of the lens portion in the optical axis direction,
The thickness in the optical axis direction of the recess is thinner than the thickness in the optical axis direction of the flange portion,
SaidThe distance HH between the bottom of the dent and the effective range of the light beam passing through the scanning optical system lens satisfies the following equation:.
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Since the projection is formed, the distortion of the lens for scanning optical system at the time of thermal expansion and lens molding can be suppressed, and thereby aberration and the like can be suppressed regardless of environmental changes. By using the lens, a high-quality image can be formed. In the case of the side surface of the scanning optical lens, when the flange is formed on the side surface, the side surface of the flange is included. The “light beam passing through the scanning optical system lens” refers to a range in which a light beam from a light source is scanned during operation of a device (for example, a laser printer) incorporating the scanning optical system lens. Shall. Further, in the present specification, a power of 10 (for example, 4 × 10-13) Is expressed using E (for example, 4 × E-13).
[0012]
Furthermore, when the dent is formed over the entire effective range of the light beam in the main scanning direction, distortion during thermal expansion and lens molding of the scanning optical system lens can be further suppressed.
[0013]
In addition, when the width of the dent in the direction perpendicular to the optical axis is equal to or less than the distance HH, distortion during thermal expansion and lens molding of the scanning optical system lens can be further suppressed. The width of the dent means the sum of the widths of the dents when there are a plurality of dents.
[0014]
Furthermore, when the thickness in the optical axis direction of the scanning optical system lens is D, the thermal expansion of the scanning optical system lens is obtained when the length b in the optical axis direction of the dent satisfies the following expression: Strain during molding and lens molding can be further suppressed.
0 <b <D / 3 (8)
[0015]
In addition, it is preferable that the resin material contains a polyolefin resin because the water absorption rate can be kept low.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to embodiments. FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a scanning optical system 100 of a laser printer according to the present embodiment. The
[0017]
2A and 2B are diagrams showing an fθ lens that can be used in the above-described embodiment. FIG. 2A is a top view, FIG. 2B is a side view, and FIG. 2C is a bottom view. FIG. 2D is a view seen in the direction of the arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0018]
The
[0019]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0020]
3A and 3B are diagrams showing an fθ lens that can be used in the second embodiment. FIG. 3A is a top view, FIG. 3B is a side view, and FIG. 3C is a bottom surface. FIG. 3 and FIG. 3D are views seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0021]
The
[0022]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
Distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0023]
FIG. 4 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the third embodiment. FIG. 4 (a) is a top view, FIG. 4 (b) is a side view, and FIG. 4 (c) is a bottom surface. FIG. 4D is a view seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0024]
The
[0025]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottom of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0026]
FIG. 5 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the fourth embodiment. FIG. 5 (a) is a top view, FIG. 5 (b) is a side view, and FIG. 5 (c) is a bottom view. FIG. 5D is a view seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0027]
The
[0028]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottom of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
Distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0029]
6A and 6B are diagrams showing an fθ lens that can be used in the fifth embodiment. FIG. 6A is a top view, FIG. 6B is a side view, and FIG. 6C is a bottom surface. FIG. 6 and FIG. 6D are views seen in the direction of the arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0030]
The
[0031]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0032]
7A and 7B are diagrams showing an fθ lens that can be used in the sixth embodiment. FIG. 7A is a top view, FIG. 7B is a side view, and FIG. FIG. 7 and FIG. 7D are views seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0033]
The
[0034]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
Distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0035]
FIG. 8 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the seventh embodiment. FIG. 8 (a) is a top view, FIG. 8 (b) is a side view, and FIG. 8 (c) is a bottom view. FIG. 8 (d) is a view seen in the direction of arrow Y in FIG. 8 (b). The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0036]
The
[0037]
Here, since the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottom of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0038]
FIG. 9 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the eighth embodiment. FIG. 9 (a) is a top view, FIG. 9 (b) is a side view, and FIG. 9 (c) is a bottom view. FIG. 9 and FIG. 9D are views seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0039]
The
[0040]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottoms of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0041]
10A and 10B are diagrams showing fθ lenses that can be used in the ninth embodiment, in which FIG. 10A is a top view, FIG. 10B is a side view, and FIG. 10C is a bottom view. FIG. 10D is a view seen in the direction of the arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0042]
The
[0043]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0044]
FIG. 11 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the tenth embodiment. FIG. 11 (a) is a top view, FIG. 11 (b) is a side view, and FIG. 11 (c) is a bottom view. FIG. 11 (d) is a view as seen in the direction of arrow Y in FIG. 11 (b). The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0045]
The
[0046]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0047]
FIG. 12 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the eleventh embodiment. FIG. 12 (a) is a top view, FIG. 12 (b) is a side view, and FIG. 12 (c) is a bottom view. FIG. 12 and FIG. 12D are views seen in the direction of the arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0048]
The
[0049]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottom of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0050]
FIG. 13 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the twelfth embodiment. FIG. 13 (a) is a top view, FIG. 13 (b) is a side view, and FIG. 13 (c) is a bottom view. FIG. 13 and FIG. 13D are views seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0051]
The
[0052]
Here, the effective range A of the light beam and the bottoms of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even when thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0053]
FIG. 14 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the thirteenth embodiment. FIG. 14 (a) is a top view, FIG. 14 (b) is a side view, and FIG. 14 (c) is a bottom view. FIG. 14D is a view seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0054]
The
[0055]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0056]
FIG. 15 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the fourteenth embodiment. FIG. 15 (a) is a top view, FIG. 15 (b) is a side view, and FIG. 15 (c) is a bottom view. FIG. 15 and FIG. 15D are views seen in the direction of the arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (1)
0% <Hc <0.1% (2)
[0057]
The
[0058]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (3)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (4)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0059]
FIG. 16 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the fifteenth embodiment. FIG. 16 (a) is a top view, FIG. 16 (b) is a side view, and FIG. 16 (c) is a bottom view. FIG. 16D is a view seen in the direction of arrow Y in FIG. The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0060]
The
[0061]
Here, the distance HH between the effective range A of the light beam and the bottom of the recess 73a and the effective range A of the light beam and the bottom of the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0062]
FIG. 17 is a diagram showing an fθ lens that can be used in the sixteenth embodiment. FIG. 17 (a) is a top view, FIG. 17 (b) is a side view, and FIG. 17 (c) is a bottom view. FIG. 17 (d) is a view as seen in the direction of arrow Y in FIG. 17 (b). The
0 <Pc <4 × 10E-13 (5)
0% <Hc <0.1% (6)
[0063]
The
[0064]
Here, the effective range A of the light beam and the
0.5mm <HH <3.0mm (7)
Even in the case where thermal expansion occurs in the
0 <b <D / 3 (8)
The distortion in the effective range A of the light beam caused by the presence of the
[0065]
FIG. 18 is a perspective view showing a schematic configuration of a scanning
[0066]
The present invention has been described above with reference to the embodiments. However, the present invention should not be construed as being limited to the above-described embodiments, and can be modified or improved as appropriate. For example, the protrusion or the depression may extend over the entire effective range of the light beam in the main scanning direction of the fθ lens.
[0067]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the lens for scanning optical systems which can suppress the deformation | transformation by thermal expansion, the lens internal distortion etc. which generate | occur | produce at the time of lens shaping | molding, and can contribute to formation of a high quality image can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a scanning optical system 100 of a laser printer according to an embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating an fθ lens according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating an fθ lens according to a second embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating an fθ lens according to a third embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating an fθ lens according to a fourth embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating an fθ lens according to a fifth embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating an fθ lens according to a sixth embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating an fθ lens according to a seventh embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating an fθ lens according to an eighth embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating an fθ lens according to a ninth embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating an fθ lens according to a tenth embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating an fθ lens according to an eleventh embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating an fθ lens according to a twelfth embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating an fθ lens according to a thirteenth embodiment.
FIG. 15 is a diagram illustrating an fθ lens according to a fourteenth embodiment.
FIG. 16 is a diagram illustrating an fθ lens according to a fifteenth embodiment.
FIG. 17 is a diagram illustrating an fθ lens according to a sixteenth embodiment.
FIG. 18 is a perspective view showing a schematic configuration of a scanning
[Explanation of symbols]
10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 110, 120, 130, 140, 150, 160, 170, 180 fθ lens
13, 13a, 13b, 23a, 23b, 23c, 23d, 53, 53a, 53b, 63a, 63b, 63c, 63d Projection
33, 33a, 33b, 43a, 43b, 43c, 43d, 73, 73a, 73b, 83a, 83b, 83c, 83d
Claims (8)
0<Pc<4×10E−13
0%<Hc<0.1%
前記走査光学系用レンズは、
レンズ部と、
前記レンズ部の少なくとも副走査方向の側面に形成されたフランジ部と、
前記フランジ部の副走査方向の側面に設けられた少なくとも一つの突起とを有し、
前記フランジ部の光軸方向の厚さは、前記レンズ部の光軸方向の厚さより薄く、
前記突起の光軸方向の厚さは、前記フランジ部の光軸方向の厚さよりも薄く、
前記突起が形成された前記フランジ部の側面と、前記走査光学系用レンズを通過する光線の有効範囲との距離HHは、以下の式を満たすことを特徴とする走査光学系用レンズ。
0.5mm<HH<3.0mmA lens for a scanning optical system made of a resin material having a photoelastic coefficient Pc and a water absorption rate Hc satisfying the following formula,
0 <Pc <4 × 10E-13
0% <Hc <0.1%
The scanning optical system lens is:
The lens part,
A flange portion formed on at least a side surface in the sub-scanning direction of the lens portion;
And at least one projection provided in the sub-scanning direction of the side surface of the flange portion,
The thickness of the flange portion in the optical axis direction is thinner than the thickness of the lens portion in the optical axis direction,
The thickness in the optical axis direction of the protrusion is thinner than the thickness in the optical axis direction of the flange portion,
A scanning optical system lens, wherein a distance HH between a side surface of the flange portion on which the protrusion is formed and an effective range of light rays passing through the scanning optical system lens satisfies the following expression.
0.5mm <HH <3.0mm
0<b<D/3The thickness of the optical axis of the scanning optical system lens is D, the length b of the optical axis direction of the projection, according to claim 1 or 2, characterized by satisfying the following expression Scanning optical system lens.
0 <b <D / 3
0<Pc<4×10E−13
0%<Hc<0.1%
前記走査光学系用レンズは、
レンズ部と、
前記レンズ部の少なくとも副走査方向の側面に形成されたフランジ部と、
前記フランジ部の副走査方向の側面に設けられた少なくとも一つの凹みとを有し、
前記フランジ部の光軸方向の厚さは、前記レンズ部の光軸方向の厚さより薄く、
前記凹みの光軸方向の厚さは、前記フランジ部の光軸方向の厚さよりも薄く、
前記凹みの底部と、前記走査光学系用レンズを通過する光線の有効範囲との距離HHは、以下の式を満たすことを特徴とする走査光学系用レンズ。
0.5mm<HH<3.0mmA lens for a scanning optical system made of a resin material having a photoelastic coefficient Pc and a water absorption rate Hc satisfying the following formula,
0 <Pc <4 × 10E-13
0% <Hc <0.1%
The scanning optical system lens is:
The lens part,
A flange portion formed on at least a side surface in the sub-scanning direction of the lens portion;
And at least one indentation provided in the sub-scanning direction of the side surface of the flange portion,
The thickness of the flange portion in the optical axis direction is thinner than the thickness of the lens portion in the optical axis direction,
The thickness in the optical axis direction of the recess is thinner than the thickness in the optical axis direction of the flange portion,
A scanning optical system lens, wherein a distance HH between the bottom of the dent and the effective range of light rays passing through the scanning optical system lens satisfies the following expression.
0.5mm <HH <3.0mm
0<b<D/3The thickness of the optical axis of the scanning optical system lens is D, the length b in the optical axis direction of the indentations, as claimed in claim 4 or 5, characterized by satisfying the following expression Scanning optical system lens.
0 <b <D / 3
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