JP4703688B2 - 発話権調整システムおよび発話可能機器 - Google Patents

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Description

本発明は発話権調整システムおよびそれに用いる発話可能機器に関し、特に、車両内に搭載されるETC車載器、DSRC(Dedicated Short Range Communication、専用狭域通信)車載器、カーナビゲーション装置、オーディオ装置等の音声出力機能を持つ発話権調整システムおよびそれに用いる発話可能機器に関するものである。
車両内に搭載される発話可能機器において、音声を出力する機能を備えるものが増えてきている。扱われる音声データは、発話可能機器内部で予め保持しているものと車両の外部から送信されてくるものとがある。車両の外部から送信される音声情報は、放送の他、路側から光ビーコンやDSRCによって配信される機会も多くなってきている。
例えば、特許文献1は、オーディオ装置とカーナビゲーション装置とが含まれる情報出力システムにおいて、音声出力を制御する方法が開示されている。一般に、オーディオ装置が音楽等を出力中にカーナビゲーション装置が経路誘導に関する音声ガイダンスを出力する場合、利用者が、音楽等に遮られて、カーナビゲーションの音声ガイダンスが聞き取りにくい可能性があることが課題である。そこで、特許文献1では、カーナビゲーション装置が経路誘導に関する音声ガイダンスを出力している時には、オーディオ装置が出力する音量を下げる方法が示されている。
特開2002−213985号公報
このように、従来の情報出力システムにおいては、複数の機器からの音声出力が重なった場合に重要なほうを優先して聞き取れるようにする方法が提案されている。ところが、同時に出力されている音声のうちの両方ともが重要である可能性もあり、それにもかかわらず、無条件に一方の音声を抑制してしまうと、利用者が抑制された音声を聞き漏らしてしまう可能性があるという問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、異なる発話可能機器が同時に音声出力しようとする状況においても、個々の音声が利用者に聞き取れるようにする発話権調整システムおよび発話可能機器を得ることを目的とする。
本発明は、発話可能機器が複数接続されて構成される発話権調整システムであって、上記発話可能機器は、他の発話可能機器との間の通信を相互に行うための外部インタフェース手段と、上記外部インタフェース手段を介して他の発話可能機器との間で通信を行って発話権の調整を行い、自機の発話を制御する発話権協議手段と、上記発話権協議手段により発話開始を指示されたときに、発話対象データに基づく発話を行う発話手段とを備え、各上記発話可能機器の上記発話権協議手段は、上記外部インタフェース手段を介して、他の発話可能機器との間で自機に関する情報を相互に交換することにより、上記発話可能機器の中の1つを優先発話権を持つ第1の発話可能機器に決定し、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該第1の発話可能機器の上記発話権協議手段が、自機の上記発話手段に発話を開始するように制御し、上記優先発話権を持たない発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該発話可能機器の上記発話権協議手段が、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段に対して発話許可を要求する発話許可要求コマンドを送信し、それに対して当該要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段から受信したときに、自機の上記発話手段による発話を開始するように制御し、発話完了時に、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の上記発話権協議手段に対して発話完了を通知する発話完了通知コマンドを送信する発話権調整システムであって、上記発話可能機器は、発話中に他の発話可能機器に発話対象データが発生すれば発話を中断して他の発話可能機器に発話を許す発話中断可能な属性を有する発話可能機器群と、他の発話可能機器からの割込み発話を許さない発話中断不可能な属性を有する発話可能機器群とから構成され、上記優先発話権のある第1の発話可能機器の発話権協議手段が、発話中断可能な第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可を与えた後に、発話中断不可能な第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可を要求する発話許可要求コマンドを受信した場合に、第1の発話可能機器の発話権協議手段は、第2および第3の発話可能機器の上記属性の情報に基づいて、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可中断を通知し、第2の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可中断受入れの応答を受けた後に、第3の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可の要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを発行し、第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話完了を通知する発話完了通知コマンドを受けた時に、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話再開を指示する
本発明は、発話可能機器が複数接続されて構成される発話権調整システムであって、上記発話可能機器は、他の発話可能機器との間の通信を相互に行うための外部インタフェース手段と、上記外部インタフェース手段を介して他の発話可能機器との間で通信を行って発話権の調整を行い、自機の発話を制御する発話権協議手段と、上記発話権協議手段により発話開始を指示されたときに、発話対象データに基づく発話を行う発話手段とを備え、各上記発話可能機器の上記発話権協議手段は、上記外部インタフェース手段を介して、他の発話可能機器との間で自機に関する情報を相互に交換することにより、上記発話可能機器の中の1つを優先発話権を持つ第1の発話可能機器に決定し、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該第1の発話可能機器の上記発話権協議手段が、自機の上記発話手段に発話を開始するように制御し、上記優先発話権を持たない発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該発話可能機器の上記発話権協議手段が、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段に対して発話許可を要求する発話許可要求コマンドを送信し、それに対して当該要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段から受信したときに、自機の上記発話手段による発話を開始するように制御し、発話完了時に、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の上記発話権協議手段に対して発話完了を通知する発話完了通知コマンドを送信する発話権調整システムであって、上記発話可能機器は、発話中に他の発話可能機器に発話対象データが発生すれば発話を中断して他の発話可能機器に発話を許す発話中断可能な属性を有する発話可能機器群と、他の発話可能機器からの割込み発話を許さない発話中断不可能な属性を有する発話可能機器群とから構成され、上記優先発話権のある第1の発話可能機器の発話権協議手段が、発話中断可能な第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可を与えた後に、発話中断不可能な第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可を要求する発話許可要求コマンドを受信した場合に、第1の発話可能機器の発話権協議手段は、第2および第3の発話可能機器の上記属性の情報に基づいて、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可中断を通知し、第2の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可中断受入れの応答を受けた後に、第3の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可の要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを発行し、第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話完了を通知する発話完了通知コマンドを受けた時に、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話再開を指示するようにして、発話時期を調整するようにしたので、異なる発話可能機器が同時に音声出力しようとする状況においても、個々の音声が利用者に聞き取れるように制御することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明を実施するための実施の形態1による発話権調整システムに設けられる発話可能機器の一例を示した構成図である。発話可能機器とは発話機能を備える各種機器の総称として用いる。図1の構成は発話可能機器の一種である通信機器を示すものであり、例えばDSRC車載器が該当する。また、本発明の発話権調整システムは複数の発話可能機器が接続されて構成されるものである。
図1において、1aは発話可能機器であり、この例では、発話可能機器の一種であるDSRC車載器を例に挙げている。しかしながら、当然のことながら、DSRC車載器に限定されるものではなく、カーナビゲーション装置、オーディオ装置等の種々の他の発話可能機器も本発明に適用可能である。また、2は路側無線装置との無線通信を行うための空中線部(無線通信アンテナ)、3は空中線部2により送受信する信号の処理を行う無線制御部、4は無線制御部3からの信号の処理を行うとともに他の発話可能機器との通信の制御を行う制御処理部、5aは他の発話可能機器との間で通信を行って発話権の調整を行って、自機の発話を制御する発話権協議手段、6は制御処理部4から受け取ったコンテンツデータを処理するとともに、コンテンツデータに音声データ(発話対象データ)があった場合に後述の発話機能構成要素7に出力する受信コンテンツ処理部、7aは発話権協議手段5aから発話開始の指示を受けたときに、受信コンテンツ処理部6からの音声データに基づく発話を行う発話機能構成要素、8は当該音声データに基づいて音声を合成する音声合成エンジン、9は合成された音声を外部に出力するスピーカ、10aは他の発話可能機器との間の通信を相互に行うための外部インタフェースである。なお、図1の例では、受信コンテンツ処理部6と発話機能構成要素7aとが、発話権協議手段5aにより発話開始を指示されたときに、音声データに基づく発話を行う発話手段を構成しているが、その場合に限らず、発話機能構成要素7aのみで発話手段を構成するようにしてもよい(すなわち、発話権協議手段5aが、直接、発話機能構成要素7aを制御してもよい)。
また、図2は、複数の発話可能機器が接続されて構成される本実施の形態1による発話権調整システムの構成を示す図である。1aは、図1に示した発話可能機器(DSRC車載器)であり、1b〜1eは、それぞれ、発話可能機器1aと同一の車体に搭載された発話可能機器である。発話可能機器1b〜1eは、それぞれ、機器の種類は互いに異なり、例えば、カーナビゲーション装置やオーディオ機器等であり、機器の種類により内部構成がそれぞれ異なる。ただし、発話可能機器1a〜1eは、発話権協議手段5a〜5e、発話機能構成要素7a〜7e、外部インタフェース10a〜10eをそれぞれ共通要素として備える。但し、発話可能機器1b〜1eが備える発話機能構成要素7b〜7eは、図1のように、音声合成エンジン8とスピーカ9から構成されるものに限定されず、他の構成であってもよい。なお、発話可能機器1a〜1eは、まとめて呼ぶ場合には発話可能機器1とするが、個々の説明においては、それらを区別して、発話可能機器1a〜1eと呼ぶこととする。
発話可能機器1の例としてDSRC車載器から構成された発話可能機器1aの動作について図1を参照して説明する。DSRC車載器から構成された発話可能機器1aにおいて、空中線部2は路側無線装置との間で無線信号を送受信する。無線制御部3は、空中線部2で受信した無線信号に対してはベースバンド信号に復調し、空中線部2から路側無線装置へ送信するために用意されたベースバンド信号に対しては無線信号に変調して空中線部2に送るという動作を行う。
制御処理部4は、無線制御部3からベースバンド信号を受けた場合は、当該ベースバンド信号から、路側無線装置が発行した要求コマンドを取り出して処理を実行する。要求コマンドにコンテンツデータが含まれる場合、制御処理部4はコンテンツデータを取り出して受信コンテンツ処理部6に送る。制御処理部4は、受信コンテンツ処理部6によって要求コマンドが処理された後、その処理結果を伝える情報を乗せて路側無線装置への応答コマンドを発行し、無線制御部3に送る。また、制御処理部4は、外部インタフェース10aを制御して、他の発話可能機器1b〜1eとの通信動作を制御する。
受信コンテンツ処理部6は、制御処理部4から受け取ったコンテンツデータの出力を制御する。コンテンツデータに音声データが含まれる場合は、受信コンテンツ処理部6は音声データを発話機能構成要素7aに送る。音声データの出力は、後述の発話権協議手段5aの制御を受ける。
発話権協議手段5aは、発話可能機器1a内部で発話を要する音声データが発生した時に、他の発話可能機器1b〜1eと発話の重なりを避けるよう調整する役割を担う。各発話可能機器1a〜1eの発話権協議手段5a〜5eは、ネットワーク確立時(機器起動時)に、自機に関する情報(発話必要度の情報)を相互に交換して、単一の発話可能機器1が優先発話権を持つことを協議する。その後、当該ネットワークを構成する発話可能機器1a〜1eの何れかで発話対象データが生じた場合、発話権協議手段5a〜5eは、優先発話権を得ている発話可能機器1の発話が、他からの発話との重なりを受けないように制御する。すなわち、優先発話権を得ている発話可能機器1が発話中または発話対象データを有している場合には、他の発話を待機させ、当該発話終了後に、他の発話を開始するように制御する。
発話可能機器1b〜1eの内部の動作については説明を省略するが、発話機能構成要素7b〜7e、発話権協議手段5b〜5e、および、外部インタフェース10b〜10eについては、発話可能機器1aの発話機能構成要素7a、発話権協議手段5a、および、外部インタフェース10aと基本的に同じである。
図3は、発話の調整方法を説明する図であり、発話可能機器1aに発話対象データが発生し、優先発話権のある発話可能機器1bと交渉して、自身の発話を調整する手順が示されている。発話可能機器1aで発話対象データが発生した時、発話可能機器1aの発話権協議手段5aは、発話許可を得るために、発話可能機器1bの発話権協議手段5bに対して、外部インタフェース10aおよび10bを介して、発話許可要求コマンドを発行する(ステップS1)。同コマンドを受信した発話可能機器1b側に発話中またはこれから発話させようとする音声データがある場合には、発話権協議手段5bは自身に優先発話権があるために自機の発話を優先させると判断する。そのため、発話権協議手段5bは、発話可能機器1aの発話権協議手段5aに対して、外部インタフェース10bおよび10aを介して、発話許可応答コマンドとして、発話を待機する待機指示を示す所定のコード(待機指示コード)を送信する(ステップS2)。発話可能機器1aは当該コード(待機指示コード)を受信し、それに応じて、発話権協議手段5aは自身の発話を待機する(ステップS3)。
一方、発話可能機器1bは、上記のコード(待機指示コード)を送信した後に、発話機能構成要素7bによる発話が完了すると、発話権協議手段5bは、発話権協議手段5aに、外部インタフェース10bおよび10aを介して、発話許可応答コマンドとして、発話を承認したことを通知する所定のコード(発話承認コード)を送信する(ステップS5)。これを受信すると、待機中だった発話可能機器1aの発話権協議手段5aは、当該コードに基づいて、発話を控えていた発話対象データを発話させるように、自身の受信コンテンツ処理部6に発話開始指示コードを出力する。受信コンテンツ処理部6は、これを受けて、発話機能構成要素7aにより、発話対象データに基づいて音声を合成し、出力する(ステップS6)。なお、発話権協議手段5aが制御する対象は、受信コンテンツ処理部6ではなく発話機能構成要素7aにして、発話機能構成要素7aを直接制御して発話を行うようにしてもよい(受信コンテンツ処理部6が設けられていない場合等)。但し、その場合には、発話機能構成要素7a側に、受信コンテンツ処理部6から入力された音声データを発話まで一時的に格納するためのバッファメモリが必要である。
発話可能機器1aでの発話が完了すると、発話権協議手段5aは、外部インタフェース10aおよび10bを介して、発話権協議手段5bに、発話完了通知コマンドとして発話が完了したことを通知するコード(発話完了通知コード)を送信する(ステップS7)。以上で、発話可能機器1aで発話対象データが発生した時の発話調整シーケンスが終了する。
以上のように、本実施の形態1によれば、個々の発話可能機器1の発話権協議手段5同士による交渉により単一の発話可能機器1が優先発話権を持つように予め設定しておき、発話対象データが発生した発話可能機器1は、優先発話権を持つ発話可能機器1と発話権協議手段5同士で発話時期を調整するようにしたので、発話が重なることがないように制御することができる。
なお、図1では、発話機能構成要素7aにスピーカ9を内蔵する構成例を示したが、スピーカ9は発話可能機器1aの外部に接続される構成であってもよい。また、図1では発話可能機器1aとして通信機器を示したが、通信機能を持たないが、発話機能を備える機器の場合であってもよい。
また、上記実施の形態1では、発話対象データとして音声について説明したが、音楽等の非音声であってもよく、その場合においても、上記実施の形態1と同様の効果がある。
実施の形態2.
図4〜図7は、本発明を実施するための実施の形態2による発話可能機器と発話権調整システムを説明するための図である。また、実施の形態1で示した図1および図2もここでの説明に利用する。本実施の形態2においては、発話可能機器1毎に、発話の必要性の度合い(レベル、重要度)を示す発話必要度が設定されているものとする。図4は、図2のように発話可能機器1a〜1eからなる発話可能機器群が接続された発話権調整システムで、発話必要度が最も高い発話可能機器1が優先発話権を獲得するように発話権協議手段5a〜5eが動作する様子を示している。図4において、発話可能機器1a〜1eにそれぞれ付された1〜5の数字は発話必要度である。この例では、時間経過とともに発話可能機器1a〜1eの発話必要度が変化している。また、優先発話権を保有する発話可能機器1は、該当期間が網掛け棒で示されている。
まず、図4において、最初の状態では、発話可能機器1a〜発話可能機器1eの発話必要度は、それぞれ、3、4、2、2、1である。この中では発話可能機器1bの発話必要度が4で最高である。したがって、最初に発話可能機器1bが優先発話権を得る。この手順(初期優先発話権決定処理)は例えば次のような方法で実現できる。
起動が完了した発話可能機器1は、ネットワーク上のすべての発話可能機器1に向けて自機の機器情報と発話必要度を通知する。機器情報は、例えば、機器の種類を示す情報(種別コード)、機器を識別するための情報(IDコード)、および、その他の属性情報が含まれているものである。このとき、他のいずれの発話可能機器1からの応答もなければ、先に起動した発話可能機器1がないと判断し、無条件に自身が優先発話権を獲得する。一方、先に起動している発話可能機器1がある場合には、後から起動した発話可能機器1の機器情報と発話必要度とを受信して、当該発話可能機器1に向けて、応答として、自機の機器情報を通知してくる。これにより、(起動したばかりの)後から起動した発話可能機器1は、ネットワークに接続中の他機情報として、先に起動している発話可能機器1の機器情報を保持する。先に起動した発話可能機器1が複数ある場合には、後から起動した発話可能機器1は、複数の発話可能機器1の全てから機器情報を受信し、ネットワーク接続中の他機情報としてすべて保持する。
すなわち、ネットワーク上で最初に起動した発話可能機器1は、起動時に、ネットワーク上のすべての発話可能機器1に向けて自機の機器情報と発話必要度を通知する。しかしながら、ネットワーク上の他の発話可能機器1のいずれからの応答がないために、自機が唯一の動作機器であることを認識し、無条件に優先発話権を得る。その後、優先発話権を保有する発話可能機器1の発話権協議手段5は、後から起動した発話可能機器1から、それの機器情報と発話必要度とを受信し、自機の発話必要度とを比較する。自機の発話必要度のほうが高いか両者が同じ場合は、後から起動した発話可能機器1に対して、最初に起動した発話可能機器1が、自機に優先発話権があることを通知する。逆に、後から起動した発話可能機器1の発話必要度が自機よりも高い場合、優先発話権のある発話可能機器1の発話権協議手段5は、ネットワーク上のすべての発話可能機器1に向けて、新規に起動した発話可能機器1に優先発話権を移譲することを通知する。以上の手順を繰り返すことによって、ネットワークに発話可能機器1が新規に接続する時に、どの発話可能機器1に優先発話権があるのかを各発話可能機器1が認識することができる。以上が、初期優先発話権決定処理の手順である。
なお、優先発話権がある発話可能機器1の発話権協議手段5は、ネットワーク上で動作中のすべての発話可能機器1と発話必要度を対応付けて管理するために、ネットワーク管理テーブルを使用する。ネットワーク管理テーブルの管理ルールは次のとおりとする。
(1)ネットワーク上で最初に優先発話権を得た発話可能機器1がネットワーク管理テーブルを生成する。
(2)優先発話権を保有する発話可能機器1は、自機または他機に発話必要度の変化が発生した時にネットワーク管理テーブルを更新する。
(3)優先発話権の移譲時には、ネットワーク管理テーブルも同時に引き継がれる。
次に、起動後で発話可能機器1の発話必要度が変化した時に優先発話権を見直す手順を示す。図4においては、上述の初期優先発話権決定処理により、発話可能機器1bが優先発話権を有している。このとき、発話可能機器1aの発話必要度が3から5に変化すると、図4および図5に示すように、発話権協議手段5aは、優先発話権を持つ発話可能機器1bの発話権協議手段5bに対して、外部インタフェース10aおよび10bを介して、優先発話権交渉要求コマンドとして、所定のコード(交渉要求コード)と機器情報とを発信する(ステップS10)。この時に、発話可能機器1aの発話必要度が3から5になったことも伝える。これに対して、受信側の発話権協議手段5bは、まず、ネットワーク管理テーブルにおいて発話可能機器1aの発話必要度を3から5に書き換える。さらに、発話権協議手段5bは、発話可能機器1aの発話必要度の5と自機の発話必要度の4とを比較して、発話可能機器1aの発話必要度の5の方が高いと判断し、優先発話権を発話可能機器1aに移譲する処理を以下のようにして実行する。
発話権協議手段5bは、発話権協議手段5aに、外部インタフェース10bおよび10aを介して、優先発話権交渉応答コマンドとして、移譲を示す所定のコード(交渉応答コード)と発話可能機器1aの機器情報とを発信して、優先発話権を発話可能機器1aに移譲することを伝える(ステップS11)。この時に、ネットワーク管理テーブルが発話権協議手段1aに引き渡される。さらに発話権協議手段5bはネットワーク上の残りの発話可能機器1c,1d,1eに優先発話権の移譲を伝えるために、発話権協議手段5c,5d,5eに、優先発話権移譲通知コマンドとして、所定のコード(移譲通知コード)と優先発話権の移譲先の発話可能機器1aの機器情報と変更後のそれの発話必要度(:5)とを一斉発信する(ステップS12)。発話権協議手段5c,5d,5eは、このコマンドを受信すると、優先発話権を保有する発話可能機器1が、発話可能機器1bから1aに移譲されたことを認識する。
次に、図4に示すように、発話可能機器1cの発話必要度が2から3に変化すると、図6のように、発話権協議手段5cは、優先発話権を持つ発話権可能機器1aの発話権協議手段5aに、外部インタフェース10cおよび10aを介して、優先発話権交渉要求コマンドとして、所定のコード(交渉要求コード)と機器情報とを発信する(ステップS13)。この時に、発話可能機器1cの発話必要度が2から3になったことも伝える。これに対して受信側の発話権協議手段5aは、まず、ネットワーク管理テーブルにおいて発話可能機器1cの発話必要度を2から3に書き換える。次に、発話権協議手段5aは、自機の発話必要度の5が発話可能機器1cの発話必要度の3よりも高いと判断し、発話権協議手段5cに向けて、優先発話権交渉応答コマンドとして、移譲なしを示す所定のコード(交渉応答コード)を発信し、優先発話権の移譲なしを伝える(ステップS14)。
さらに時間が経過し、図4に示すように、優先発話権のある発話可能機器1aにおいて、発話必要度が5から3に下がると、発話権協議手段5aは、自身が保有するネットワーク管理テーブルを更新してから、当該テーブルから他機の中で現在最も高い発話必要度を抽出して、自機の発話必要度と比較する。この例では、自機の発話必要度の3よりも発話可能機器1bの発話必要度の4の方が高い。これにより、発話可能機器1aは、優先発話権を発話可能機器1aから1bへ移譲することを決定する。これにより、発話権協議手段5aは、図7のように、発話権協議手段5bに対して、優先発話権交渉要求コマンドとして、所定のコード(交渉要求コード)を発行する(ステップS15)。この時、同コマンドとともに、発話可能機器1aの発話必要度が5から3になったことも伝える。この処理は、発話可能機器1aはあらかじめネットワーク管理テーブルから発話可能機器1bの発話必要度が現在4であることを把握しているが、発話可能機器1bで発話必要度が変化したばかりという状況もありうるので、発話可能機器1bに両機器の発話必要度の最終的な比較判定を委ねるためである。発話可能機器1bは自機の発話必要度の4が発話可能機器1aの3よりも高いと確認できれば、発話権協議手段5bは発話権協議手段5aに対して、優先発話権交渉応答コマンドとして、所定のコード(交渉応答コード)と自機の機器情報とを送信し、優先発話権の移譲成立を伝える(ステップS16)。さらに、発話権協議手段5bは、残りの発話権協議手段5c〜5eに対して、優先発話権移譲通知コマンドとして、所定のコード(移譲通知コード)と移譲先の発話可能機器1bの機器情報とを送信し、優先発話権が発話可能機器1bに移譲されたことを伝える(ステップS17)。
以上のように、本実施の形態2によれば、発話可能機器1毎に発話必要度が設定され、発話可能機器1内の発話権協議手段5間の交渉で発話必要度が高い発話可能機器が優先発話権を獲得することにより、もっとも発話を必要とする発話可能機器1が優先的に発話することができる。
また、発話可能機器1毎に内部の処理状態に応じて発話必要度が遷移する場合には、発話必要度が遷移した発話可能機器1の発話権協議手段5は他の発話可能機器1の発話権協議手段5と優先発話権の移動見直し交渉することにより、状況変化に応じてもっとも発話を必要とする発話可能機器1が優先的に発話することができる。
実施の形態3.
図8と図9は、本発明を実施するための発明の形態3による発話可能機器と発話権調整システムを説明するための図である。図8はネットワーク上に優先発話権のある第1の発話可能機器1f、発話中断可能な第2の発話可能機器1g、発話中断不可能な第3の発話可能機器1hが接続されている様子を示す。図9は、発話中断可能な第2発話可能機器1gが発話中に、優先発話権のある第1の発話可能機器1fの制御によって、第3の発話可能機器1hが割り込んで発話する手順を示している。なお、図8に示すように、各発話可能機器1f,1g,1hには、発話権協議手段5f,5g,5h、発話機能構成要素7f,7g、7h、および、外部インタフェース10f,10g,10hが、それぞれ、設けられている。これらの基本的な動作については、図1及び図2に示した発話可能機器1a〜1eに設けられているものと同等の動作を行うため、ここでは、説明を省略し、以下では、異なる動作についてのみ説明することとする。
図8および図9において、発話中断可能な第2の発話可能機器1gは、自機が発話中であっても他の発話可能機器1hに発話対象データが発生した場合、自機は発話を中断して他機に割り込ませて発話させることを許す。一方、第3の発話可能機器1hは、自機が発話中には他機が割り込んで発話することを許さず、また、発話中断可能な発話可能機器1gが発話中でも、自機の発話を優先させる権利を持つ。例えば、オーディオ装置やラジオ等は、発話中断可能な属性が割付けられる。このような機器は、音声や音楽(広義の発話とみなす)を継続的に出力する。一方では、ETC車載器、DSRC車載器、カーナビゲーション装置等は、発話中断不可能な属性が割付けられる。これらの機器は、必要な時に緊急性の高い短いメッセ−ジを発話するものであり、オーディオ装置やラジオ等よりも優先して発話できることが望まれる。
発話中断可能か発話中断不可能かという属性を示す属性情報は、優先発話権のある第1の発話可能機器1fが発話可能機器間の発話を調整するために利用される。このため、機器毎の属性情報は、実施の形態2において説明した機器情報の中に含まれ、ネットワーク管理テーブルの構成情報として扱われる。
発話可能機器1間の発話は、図9のように、発話権協議手段5間で調整される。まず、第2の発話可能機器1gで発話対象データが発生すると、第2の発話権協議手段5gは、発話許可要求コマンドとして、所定のコード(許可要求コード)と自身の機器情報とを、外部インタフェース10gおよび10fを介して、優先発話権のある第1の発話権協議手段5fに送信する(ステップS20)。これに対して、第1の発話権協議手段5fから、外部インタフェース10fおよび10gを介して、発話許可応答コマンドとして所定のコード(許可応答コード)が送信され(ステップS21)、それを受けて、第2の発話権協議手段5gは、自身が承認されたことを検知して、第2の発話可能機器1gは、発話機能構成要素7gにより発話を開始する(ステップS22)。
第2の発話可能機器1gが発話機能構成要素7gによる発話を続けている時に(ステップS22)、第3の発話可能機器1hに発話対象データが発生したとする。この時、第3の発話権協議手段5hは、発話許可要求コマンドとして、所定のコード(許可要求コード)と自身の機器情報とを、外部インタフェース10hおよび10fを介して、優先発話権のある第1の発話権協議手段5fに送信する(ステップS23)。第1の発話権協議手段5fは、第2の発話可能機器1gが発話中であることと、ネットワーク管理テーブルにより第2の発話可能機器1gの属性情報が発話中断可能であることを認知して、第2の発話可能機器1gに発話を中断させると判断する。その結果、第1の発話権協議手段5fは、第2の発話可能機器1gに、外部インタフェース10fおよび10gを介して、発話許可中断コマンドとして、所定のコード(発話中断コード)を送信して(ステップS24)、発話を中断させ、以下のような第3の発話可能機器1hに発話させる処理に入る。
第1の発話権協議手段5fが、第2の発話権協議手段5gに対して、上記の発話許可中断要求コマンドを送信すると(ステップS24)、第2の発話権協議手段5gはこれに応じて発話を中断し、第1の発話権協議手段5fに対して、発話許可中断応答コマンドとして、外部インタフェース10gおよび10fを介して、所定のコード(中断承認コード)を送信して、承認したことを通知する(ステップS25)。第1の発話権協議手段5fは、次に、第3の発話権協議手段5hに対して、外部インタフェース10fおよび10hを介して、発話許可応答コマンドとして、ステップS23の発話許可要求コマンドを承認したことを伝える所定のコード(承認コード)を送信する(ステップS26)。これにより、第3の発話可能機器1hは、発話機能構成要素7hにより発話を開始する(ステップS27)。
第3の発話可能機器1hが発話を完了すると、第3の発話権協議手段5hは、外部インタフェース10hおよび10fを介して、第1の発話権協議手段5fに、発話完了通知コマンドとして、発話完了を通知するための所定のコード(完了通知コード)を送信する(ステップS28)。これを受けて、第1の発話権協議手段5fは、第2の発話権協議手段5gに、外部インタフェース10fおよび10gを介して、発話許可再開通知コマンドとして、発話を再開させる指示を示す所定のコード(再開通知コード)を送信する(ステップS29)。これを受けて、第2の発話権協議手段5gは、発話機能構成要素7gによる発話を再開させる(ステップS30)。その後、第2の発話可能機器1gの発話が完了すると、第2の発話権協議手段5gは、外部インタフェース10gおよび10fを介して、発話完了通知コマンドとして、所定のコード(完了通知コード)を第1の発話権協議手段5fに送信する(ステップS31)。
なお、上記説明では発話可能機器1の属性が発話中断可能か発話中断不可能かの何れかに固定されている例を示したが、動作状況に応じて属性(属性情報)が変化してもよい。この場合、属性が変化した発話可能機器1の発話権協議手段5は、優先発話権のある発話権協議手段5fに対して属性の変化を通知する。これに応じて優先発話権のある発話権協議手段5fは、ネットワーク管理テーブルの内容を更新することにより、属性の変化に応じて発話調整を行うことができる。
また、上記の例では発話中断可能な第2の発話可能機器1gは優先発話権のある第1の発話権協議手段5fからの発話許可中断要求コマンドに応じて発話を中断したが、発話を中断するかわりに音量を下げ、第1の発話権協議手段5fから発話許可再開通知コマンドを受けた時に音量を元に戻すような制御方法も考えられる。この方法でも、重要性の高い第3の発話可能機器1hからの発話が優先されることになる。
上記のように、本実施の形態3によれば、発話可能機器1毎に発話中断が可能か不可能かの属性を設定することにより、発話中断が可能な機器が発話中でも優先して発話すべきデータを持つ機器が割り込んで発話することができる。
また、発話可能機器1毎に内部の処理状態に応じて発話中断が可能か不可能かの属性を遷移させることにより、発話の必要性をより柔軟に反映させて割込み発話をさせることができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、複数の発話可能機器から同時に発話されることを避ける方法を示した。これらに共通することは、優先発話権のない発話可能機器に発話対象データが発生した場合は、その発話権協議手段が優先発話権のある発話可能機器上の発話権協議手段に発話許可を求めることである。ところが、緊急性の高い発話対象データが発生した場合には、発話可能機器は発話調整を待たずに即座に発話することが必要な場合がある。
図10は、本発明を実施するための発明の形態4による発話可能機器と発話権調整システムを説明するための図であり、例外的な処理として、緊急性の高い発話対象データを発話する手順を示す。緊急性の高い発話対象データは、例えば安全運転のための注意や警告のためのメッセージである。この情報は、路車間通信で路側無線装置からDSRC車載器等に送信されるものや、車両に取り付けられたセンサ情報を処理した結果として生成されるものが含まれる。カーナビゲーション装置による経路誘導のための音声ガイダンス等も比較的発話を急ぐべき情報であると考えられる。
発話対象データは優先度で複数のレベルに区分して緊急性の高い発話対象データを最優先とすることにより、緊急性の高い発話対象データを他のデータと区別することができる。発話可能機器内部で新たに発生した発話対象データに対しては、データ種別に基づいて発話可能機器が自身で優先度を区分する。また、車両外部から配信される発話対象データでは、あらかじめ配信元によって情報区分が示されていれば、それに応じて発話可能機器が優先度を区分することができる。あるいは、データ種別によって、発話可能機器が優先度を区分する。このようにして、緊急性が高い発話対象データでは、優先度区分が最優先に割付けられる。本実施の形態においては、当該優先度に基づいて、最優先の発話対象データが、発話調整を待たずに、無条件に発話することが許されることとする。
図10は、優先発話権のない発話可能機器に最優先の発話対象データが発生した場合の処理を示している。優先発話権のない発話可能機器1iの発話権協議手段5iは、最優先の発話対象データ発生時に、優先発話権のある発話可能機器1jの発話権協議手段5jに、緊急発話開始通知コマンドとして、緊急に発話を要するコンテンツデータが発生したことを知らせる所定のコード(緊急通知コード)を送信する(ステップS40)。この後、優先発話権のない発話協議手段5iは優先発話権のある発話権協議手段5jの応答を待たずに発話を開始させる(ステップS41)。発話完了時には、優先発話権のない発話権協議手段5iが、優先発話権のある発話権協議手段5jに、緊急に発話を要するコンテンツデータの発話が完了したことを示す所定のコード(完了通知コード)を、緊急発話完了通知コマンドとして送信する(ステップS42)。
この期間において、優先発話権のある発話権協議手段5jは、発話権協議手段5iからの緊急発話開始通知コマンドを受信することにより(ステップS40)、通知元の発話可能機器1iが発話中であることを把握する。優先発話権のある発話権協議手段5jは、自機が発話中であれば、ステップS42の緊急発話完了通知コマンドを受信するまで、発話を中断し待機する。図9に示した第2の発話可能機器1gのように、発話中断可能な発話可能機器1がすでに発話中であれば、優先発話権のある発話権協議手段5jは実施の形態3で示したような手順で発話を中断させる。また、図9に示した第3の発話可能機器1hのように、発話中断不可能な発話可能機器1がすでに発話中であれば、優先発話権のある発話権協議手段5jは、発話を中断させることができないため、第3の発話可能機器1hの音量を下げるか、あるいは、発話中断不可能な発話可能機器1であっても、第2の発話可能機器1gに対する同じ手順により発話を中断させる。
なお、本実施の形態における発話可能機器1iおよび1jは、実施の形態1〜3で示した発話可能機器1a〜1hのいずれかと同等の構成を有し、上記の緊急時の動作以外の基本的な動作は、それらと同じものであるため、ここでは基本的な動作についての説明は省略する。
以上のように、本実施の形態4によれば、発話対象データはデータ種別に応じて優先度が設定され、優先度が最優先の場合は、これを扱う発話可能機器内の発話権協議手段5iが優先発話権のある発話可能機器の発話権協議手段5jに緊急発話開始を通知してから発話することにより、緊急性の高い発話対象データは例外扱いで速やかに発話させることができる。
なお、図10の例では発話優先権のない発話権協議手段5iは、最優先区分の発話対象データが発生した時と発話が完了した時に優先発話権のある発話権協議手段5jに緊急発話開始通知コマンドと緊急発話完了通知コマンドを送信したが、非通知で発話する手順も考えられる。この場合も、同様に緊急性の高い発話対象データは例外扱いで速やかに発話させられるという効果が得られる。
以上のように、本発明の実施の形態1〜4によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明によれば、個々の発話可能機器の発話権協議手段同士による交渉により単一の発話可能機器が優先発話権を持ち、発話対象データが発生した発話可能機器は優先発話権を持つ発話可能機器と発話権協議手段同士で発話時期を調整することにより発話が重なることがないように制御できる(実施の形態1〜4)。
また、本発明によれば、発話可能機器毎に発話必要度が設定され、発話権協議手段間の交渉で発話必要度が高い発話可能機器が優先発話権を獲得することにより、もっとも発話を必要とする発話可能機器が優先的に発話することができる(実施の形態1〜4)。
また、本発明によれば、発話可能機器毎に内部の処理状態に応じて発話必要度が遷移する場合には、発話必要度が遷移した発話可能機器の発話権協議手段は他の発話可能機器の発話権協議手段と優先発話権の移動見直し交渉することにより、状況変化に応じてもっとも発話を必要とする発話可能機器が優先的に発話することができる(実施の形態2)。
さらに、本発明によれば、発話可能機器毎に発話中断が可能か不可能かの属性を設定することにより、発話中断が可能な機器が発話中でも優先して発話すべきデータを持つ機器が割り込んで発話することができる(実施の形態3)。
また、本発明によれば、発話可能機器毎に内部の処理状態に応じて発話中断が可能か不可能かの属性を遷移させることにより、発話の必要性をより柔軟に反映させて割込み発話をさせることができる(実施の形態3)。
また、本発明によれば、データ種別に応じて発話対象データに優先度が設定され、優先度が最優先の場合は、優先発話権を持たない発話可能機器でも無条件に発話することにより、緊急性の高い発話対象データは例外扱いで速やかに発話させることができる(実施の形態4)。
さらに、本発明によれば、データ種別に応じて発話対象データに優先度が設定され、優先度が最優先の場合は、これを扱う発話可能機器内の発話権協議手段が優先発話権のある発話可能機器の発話権協議手段に緊急発話開始を通知してから発話することにより、緊急性の高い発話対象データは例外扱いで速やかに発話させることができる(実施の形態4)。
本発明の実施の形態1に係る発話可能機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る複数の発話可能機器が接続されて構成される発話権調整システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る発話権調整システムにおける発話の調整の手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2に係る発話権調整システムにおける優先発話権の移動を説明する説明図である。 本発明の実施の形態2に係る発話権調整システムにおける優先発話権移譲交渉の手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2に係る発話権調整システムにおける優先発話権移譲交渉の手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2に係る発話権調整システムにおける優先発話権移譲交渉の手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態3に係る複数の発話可能機器が接続されて構成される発話権調整システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る発話権調整システムにおける、発話中断可能な発話可能機器が発話中に、別の発話可能機器が割り込んで発話する手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態4に係る発話権調整システムにおける、緊急性の高い発話対象データを発話する手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h 発話可能機器、2 空中線部、3 無線制御部、4 制御処理部、5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5h,5i,5j 発話権協議手段、6 受信コンテンツ処理部、7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h 発話機能構成要素、8 音声合成エンジン、9 スピーカ、10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h 外部インタフェース。

Claims (7)

  1. 発話可能機器が複数接続されて構成される発話権調整システムであって、
    上記発話可能機器は、
    他の発話可能機器との間の通信を相互に行うための外部インタフェース手段と、
    上記外部インタフェース手段を介して他の発話可能機器との間で通信を行って発話権の調整を行い、自機の発話を制御する発話権協議手段と、
    上記発話権協議手段により発話開始を指示されたときに、発話対象データに基づく発話を行う発話手段と
    を備え、
    各上記発話可能機器の上記発話権協議手段は、上記外部インタフェース手段を介して、他の発話可能機器との間で自機に関する情報を相互に交換することにより、上記発話可能機器の中の1つを優先発話権を持つ第1の発話可能機器に決定し、
    上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該第1の発話可能機器の上記発話権協議手段が、自機の上記発話手段に発話を開始するように制御し、
    上記優先発話権を持たない発話可能機器において発話対象データが発生した場合には、当該発話可能機器の上記発話権協議手段が、
    上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段に対して発話許可を要求する発話許可要求コマンドを送信し、
    それに対して当該要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段から受信したときに、自機の上記発話手段による発話を開始するように制御し、
    発話完了時に、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の上記発話権協議手段に対して発話完了を通知する発話完了通知コマンドを送信する発話権調整システムであって、
    上記発話可能機器は、発話中に他の発話可能機器に発話対象データが発生すれば発話を中断して他の発話可能機器に発話を許す発話中断可能な属性を有する発話可能機器群と、他の発話可能機器からの割込み発話を許さない発話中断不可能な属性を有する発話可能機器群とから構成され、
    上記優先発話権のある第1の発話可能機器の発話権協議手段が、発話中断可能な第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可を与えた後に、発話中断不可能な第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可を要求する発話許可要求コマンドを受信した場合に、
    第1の発話可能機器の発話権協議手段は、第2および第3の発話可能機器の上記属性の情報に基づいて、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可中断を通知し、第2の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可中断受入れの応答を受けた後に、第3の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可の要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを発行し、第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話完了を通知する発話完了通知コマンドを受けた時に、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話再開を指示する
    ことを特徴とする発話権調整システム。
  2. 上記発話可能機器毎に、上記発話手段による発話の必要性の度合いを示す発話必要度が設定されており、
    各上記発話可能機器の上記発話権協議手段は、上記外部インタフェース手段を介して、他の発話可能機器との間で、上記発話必要度の情報を相互に交換し、最も発話必要度の高い発話可能機器を、上記優先発話権を持つ発話可能機器に決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の発話権調整システム。
  3. 上記発話必要度は可変であって、
    発話必要度が変化したときに、当該発話可能機器の発話権協議手段は、上記優先発話権を持つ発話可能機器に新しい発話必要度を通知し、
    上記優先発話権を持つ発話可能機器が、自機の発話必要度とそれを比較して、自機の発話必要度の方が高いか、あるいは、同じであった場合には、優先発話権の移譲なしと判断して、移譲なしを示す応答コマンドを発話必要度が変化した上記発話可能機器に返信し、自機の発話必要度の方が低かった場合には、優先発話権を発話必要度が変化した上記発話可能機器に移譲すると判断して、当該移譲を示す応答コマンドを発話必要度が変化した上記発話可能機器に返信するとともに、当該移譲を通知する通知コマンドを他の発話可能機器に送信する
    ことを特徴とする請求項2記載の発話権調整システム。
  4. 上記属性は可変であって、
    上記属性が変化したときに、当該発話可能機器の発話権協議手段は、上記優先発話権を持つ発話可能機器に新しい属性を通知する
    ことを特徴とする請求項に記載の発話権調整システム。
  5. データ種別毎に発話対象データに対して優先度が設定され、
    上記優先度が最も高い発話対象データが発生した場合は、これを扱う発話可能機器が、上記優先発話権を持たなくとも無条件に当該発話対象データを発話手段により発話する
    ことを特徴とする請求項1記載の発話権調整システム。
  6. データ種別毎に発話対象データに対して優先度が設定され、
    上記優先度が最も高い発話対象データが発生した場合は、これを扱う発話可能機器が、上記優先発話権を持たなくとも、当該発話可能機器の発話権協議手段が、上記優先発話権を持つ発話可能機器の発話権協議手段に対して緊急発話開始を通知してから、当該発話対象データを発話手段により発話させ、発話完了後に、上記優先発話権を持つ発話可能機器の発話権協議手段に発話完了を通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の発話権調整システム。
  7. 発話可能機器が複数接続されて構成される発話権調整システムに接続されて用いられる発話可能機器であって、
    他の発話可能機器との間の通信を相互に行うための外部インタフェース手段と、
    上記外部インタフェース手段を介して他の発話可能機器との間で通信を行って発話権の調整を行い、自機の発話を制御する発話権協議手段と、
    上記発話権協議手段により発話開始を指示されたときに、発話対象データに基づく発話を行う発話手段と
    を備え、
    上記発話可能機器の上記発話権協議手段は、上記外部インタフェース手段を介して、他の発話可能機器との間で自機に関する情報を相互に交換することにより、上記発話可能機器の中の1つを優先発話権を持つ第1の発話可能機器に決定し、
    上記優先発話権を自身が持っている場合に、発話対象データが発生したときには、上記発話権協議手段により自機の上記発話手段に対して発話を開始するように制御し、
    上記優先発話権を自身が持たない場合に、発話対象データが発生したときには、上記発話権協議手段は、
    上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段に対して、上記外部インタフェース手段を介して、発話許可を要求する発話許可要求コマンドを送信し、
    それに対して当該要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを、上記外部インタフェース手段を介して、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の発話権協議手段から受信したときに、上記発話手段による発話を開始するように制御し、
    発話完了時に、上記優先発話権を持つ第1の発話可能機器の上記発話権協議手段に対して、上記外部インタフェース手段を介して、発話完了を通知する発話完了通知コマンドを送信する発話可能機器であって、
    上記発話可能機器は、発話中に他の発話可能機器に発話対象データが発生すれば発話を中断して他の発話可能機器に発話を許す発話中断可能な属性を有する発話可能機器群と、他の発話可能機器からの割込み発話を許さない発話中断不可能な属性を有する発話可能機器群とから構成され、
    上記優先発話権のある第1の発話可能機器の発話権協議手段が、発話中断可能な第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可を与えた後に、発話中断不可能な第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可を要求する発話許可要求コマンドを受信した場合に、
    第1の発話可能機器の発話権協議手段は、第2および第3の発話可能機器の上記属性の情報に基づいて、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可中断を通知し、第2の発話可能機器の発話権協議手段から発話許可中断受入れの応答を受けた後に、第3の発話可能機器の発話権協議手段に発話許可の要求を承認したことを示す発話許可応答コマンドを発行し、第3の発話可能機器の発話権協議手段から発話完了を通知する発話完了通知コマンドを受けた時に、第2の発話可能機器の発話権協議手段に発話再開を指示する
    ことを特徴とする発話可能機器。
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