JP4703239B2 - フイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行しながらロールブラシ(回転ブラシ)を回転することによって、絨毯面や床面、或いは路面等からなる清掃面を清掃することができる床面清掃機の技術分野に属するものであって、具体的には、ブロアー(バキュームファン)の吸引作用によってブラシ室から吸引したダストを捕集するフイルタの目詰まり具合を検知する機能を備えた床面清掃機に関するものである。
特許文献1に記載の「スイーパー用防塵装置」には、バキュームファンの吸引力が及ぶブラシ室の内部に設けた回転ブラシにより、床面上のゴミをバケットに掃き込むと共に、掃き込み時に発生した塵埃を吸引して捕集するバキュームファンとフイルタとを備えたスイーパーに関する記載があり、更に特許文献1では、ブラシ室の周囲に防塵スカートを設け、バキュームファンの吸引作用によって室内を負圧にして、ブラシの回転によって発生する塵埃が外部に洩れないように構成されている。
また、特許文献2に記載の「集塵機用フイルタ除塵装置」には、ファンの回転によってダストをフイルターボックス内に取付けたフイルタに捕集させて集塵する集塵機(特許文献1に記載の集塵機と同等なもの)において、ファンの排気側にファンの排気圧を検出し、検出した排気圧が設定圧以下に下がると、フイルタの除塵装置を作動する圧力スイッチを設けたフイルタ用除塵装置に関する記載がある。
実開平2−106168号公報 特開平7−213842号公報
上記特許文献1、2に記載の集塵機では、フイルタに堆積されたダストの量が多くなるにつれて、排気側の圧力が変化するので、ダスト除去処理の時期や、フイルタ交換の時期を検知するには、この圧力変化を検知するためのセンサーを新たに設ける必要がある。
また、上記特許文献1に記載の集塵機では、ブラシ室の周囲に除塵スカート部が設けられていて、常時床面との間がシール状態になっている。しかしながら、この集塵機で例えば絨毯面の清掃を行う場合は、清掃時はブラシ並びにスカート部を床面に降ろして行うが、移動時は床面から離した方がよく、作業の状況に応じてスカート部を上下するようになる。
従って、フイルタ排気側における圧力変化は、ダスト量の増加に起因する変化量と、スカートを上げ下げした時のそれぞれの変化量とが重なった状態で発生するものであるから、真のフイルタの目詰まりを正しく捉えて判断することが難しかった。
本発明は上述した問題点を解消するために成されたものであって、その技術的課題は、作業状態の如何に係わらず、フイルタの目詰まりを正しく判断して、除塵動作、または、フイルタの交換を促すことができるようにすると共に、圧力センサー等の機器を使用せずに、フイルタの目詰まりの検出を可能にして、コストを下げることができるように工夫したフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、走行しながらロールブラシを回転することにより、絨毯面や床面、或いは、路面等からなる清掃面上のゴミをホッパに掃き上げて回収すると共に、ロールブラシを覆うブラシ室の内部にブロアーの吸引作用を及ぼすことによって、ロールブラシの回転によってブラシ室内に舞い上がったダストを吸引してフイルタに捕集するように構成した床面清掃機であって、清掃時に上記のロールブラシをブラシ室と共に清掃面上に降ろし、清掃を行わない時及び移動時には、ロールブラシをブラシ室と共に清掃面から上昇させるブラシ上下手段と、当該ブラシ上下手段によってロールブラシがブラシ室と共に清掃面から上昇された時に、上昇したロールブラシ或いはブラシ室、又はブラシ上下手段自身のいずれかを検知することができるブラシ上昇検知器と、このブラシ上昇検知器によるブラシ上昇の検知に従って、所定時間だけ上記ブロアーの運転を行う手段と、 当該所定時間の運転を始めたブロアーの電流値を計測して、フイルタの目詰まりに起因する電流の変化から、上記フイルタの目詰まりを検出するフイルタ目詰まり検知手段と、当該検知手段がフイルタの目詰まりを検出すると作動する警報部とを備えて成ることを特徴としている。
(2) また、本発明の請求項2に係る発明は、前記ブラシ上下手段によってロールブラシがブラシ室と共に清掃面に降ろされた時に、ブラシ室の底面側が清掃面に密接して、ロールブラシをブラシ室が清掃面との間で密閉状態に覆うように構成し、この密閉状態に覆われたブラシ室の内部に、前記ブロアーから吸引作用が及ぼされるように構成したことを特徴としている。
) 更に、本発明の請求項に係る発明は、ブロアーの静圧が、3〜1.5kPaであることを特徴としている。
上記(1)(2)で述べた手段によれば、清掃時にはブラシが床面に降ろされると共に、ブラシ室も床面に降ろされてブラシを床面との間で密閉状態に覆い、且つ、ブロアーからの吸引作用を上記ブラシ室内に及ぼすから、ブラシの回転によって床面上のゴミが掻き出されると共に、ブラシ室内に舞い上がったダストを、ブロアーによって吸引してフイルタに捕集することができる。また、床面に対してブラシ室が密閉状態で接しているから、外から吸引される空気は、床面、特に絨毯の繊維を通じてブラシ室に吸引されるため、絨毯面に入り込んだゴミを効率よく吸引することを可能にする。
そして、ブロアーはブラシ室における吸引負荷と、フイルタにおけるダストの目詰まり負荷の両負荷を受けるため、相当な電流が流れ相当な電流値検出することができる。一方、清掃を行わない場合、または移動時において、ブラシは床面から離れた位置に上昇し、それと一緒にブラシ室も床面から離れた位置に上昇するから、ブラシ室に吸引される空気はなんら抵抗が掛からなくなって、ブロアーに掛かる負荷はフイルタの目詰まりによって発生する分に留まる値になる。
従って、前者のブラシ並びにブラシ室が床面に降ろされた清掃状態に比較して、後者の場合、つまり、清掃を行わない場合や、または移動時のように、ブラシが床面から離れた位置に上昇し、それと一緒にブラシ室も床面から離れた位置に上昇した場合の方が、電流値がく、且つ、フイルタの目詰まりに起因する電流の変化が明確になるため、この電流の変化に従ってフイルタの交換、或いは、除塵時期を適格に判断することが可能となる。
また、上記(1)で述べた手段によれば、ブラシによる清掃運転を終了した時点、即ち、ブラシ上昇検知器がブラシの上昇を検知した時点で、ブロアーを所定の時間だけ回転させて、その間にフイルタの目詰まりを正確に検知することができるから、フイルタ交換等の処置が行いやすく、また、次に作業を行うに際して、フイルタ汚れによる作業の開始ができない、といったトラブル発生を防止することができる
以上述べた次第で、本発明に係るフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機によれば、作業状態の如何に関係なく、フイルタの目詰まりを正確に検出して、除塵やフイルタ交換等の対策を速やかに講じることができるため、フイルタの目詰まりに起因する床面清掃の不具合や、ブロアーモータの加熱及び故障といった各種問題の発生を防止して、清掃機による絨毯や床面、或いは、路面等の清掃を効果的に行うことができるものであって、圧力センサー等の検知機器を使用せずにフイルタの目詰まりを検出できる点と相俟って、フイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機を、比較的低コストにて提供できる経済性を備えている。
以下に、上述した本発明に係るフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機の実施の形態を説明すると、図1は本発明に係る清掃機の全体を示した斜視図、図2は図1に示した清掃機の内部構造を説明した側面図、図3は本発明におけるブラシ装置の部分を拡大した側面図であって、これ等の図面において、1は清掃機本体、1Aは本体カバー、2は操作ハンドル、2aは後述するフイルタの目詰まりを検出する検出装置や、目詰まりが発生すると警報を発生する警報部等が収められたコントロールボックス、3はモータ15によって駆動する駆動輪、4は前輪、14は駆動軸14Rに取付けたロールブラシ、13はブラシ駆動モータで、図示した清掃機は図面上左方向に走行しながらロールブラシ14を回転して、絨毯面や床面、或いは、路面といった清掃面CP(以下単に清掃面CPという)を清掃するように構成されている。
更に図中、符号20で全体的に示したのは、一端側に上記のロールブラシ14を回転自在に取付け、他端側を取付軸6を用いて車体のシャーシ1Kに回動自在に取付けたブラシアーム体で、ブラシアーム体20の全体は、上記の取付軸6を支点にして、ロールブラシ14を取付けた一端側が清掃面CPに対して上下回動自在に構成されている。尚、図1において20Hは外カバー体である。
符号30で全体的に示したのは、一側を支持軸5を用いて上記ブラシアーム体20の中間上側部に回動自在に取付け、他側の上部側を上記ロールブラシ14の上側部を覆うブラシ室34と成したブラシカバー体であって、ブラシカバー体30の全体は、上記の支持軸5を支点にして、ロールブラシ14を覆うブラシ室34を設けた側が、清掃面CPに対して上下作動自在に構成され、且つ、底面部側が直接、又は、間接点に清掃面CP側に接する仕組みに成っている。
図3において、40はロールブラシ14に隣接させて上記ブラシカバー体30の内部に連接したダストボックスで、前記ロールブラシ14の回転によって掃き上げたゴミが、上記ブラシ室34のドーム形状にガイドされて上記のダストボックス40内に回収される仕組みに成っている。このダストボックス40は、回収したゴミを処理するために図面において手前方向に引出し自在に構成されており、41はダストボックス40の蓋板を兼ねるダクト吸引通路のガイド板を示す。
図2と図3において、9は車体内部に設けたブロアーで、ブロアー9の吸引作用は上記ダストボックス40及びブラシ室34に及んでいて、ダストボックス40及びブラシ室34内に舞い上がったダスト(粉塵)は、吸引ダクト18を通って一次及び二次フイルタ10、11にて順次濾過され、濾過後の清浄空気がダクト9Hからブロアー9を経て本体カバー1Aの内側に設けたガイド通路1Z及び排気ダクト12を通って清掃機本体1の外部に排出される仕組みに成っている。
更に図中、16Sは前述したブラシアーム体20に常時上方への牽引作用を付勢するバネ、8は作業者によって作動操作自在に構成された前記ブラシ上下手段としての昇降用シリンダで、シリンダロッドの下端に設けた振動吸収用のスプリング部8Sの先端が上記ブラシアーム体20に連結されていて、この昇降用シリンダ8を前記コントロールボックス2aに設けた操作盤を操作することによって、ブラシアーム体20を上下動して、清掃面CPに対してロールブラシ14を上下動すると共に、清掃面CPに対するロールブラシ14の接触圧を加減調節することができるように構成されている。
また、37は上記ブラシカバー体30の先端部側面に突設したストッパー軸、24は上記ブラシアーム体20の先端部側面に形成したスライド長孔であって、図2、図3に示すようにこのスライド長孔24内にストッパー軸37を嵌め込むことにより、ブラシカバー体30とブラシアーム体20、即ち、ロールブラシ14の相対的な上下作動を、所定の範囲内で規制するブラシ上下動規制手段が構成される。尚、図2と図3はロールブラシ14が新品の時の状態を示したものであることは、前述の通りである。
次に、上述したブラシアーム体20とブラシカバー体30の具体的な構成を図面と共に説明すると、図4(A)は上記ブラシアーム体20の実施例を示した平面図、(B)はその左側面図、(C)は右側面図、図6は全体の斜視図であって、これ等の図面において、20A,20Bは左右のアーム板、20Eと20Fはこれ等左右のアーム板20A,20Bを連結する前後の連結板で、20Dは連結杆、21,21は前記取付軸5用の取付穴、27,27は前記ブラシカバー体30を回動自在に支持する支持軸5を挿入する軸受部、22はブラシ駆動モータ13の駆動軸が挿入される穴、23…はブラシ駆動モータ13の取付穴、20Dは前記ブラシ上下手段としての昇降用シリンダ8の振動吸収用スプリング8Sの下端部(具体的にはシリンダロッドの下端部)が懸掛される係止杆、25は前記ロールブラシ14の駆動軸14Rの取付穴、20Cは一方のアーム板20Bの外側面に設けたダストボックス40のカバー室、26は前記ダストボックス40の装着室を示す。
以上の如く構成されたブラシアーム体20の全体は、取付軸6を支点に上下動し、また、その先端部、具体的には前記連結板20Eには、前述した上方に牽引作用が働くバネ16Sの下端が懸掛されて、ロールブラシ14がその重量によって清掃面CP側に必要以上に強く接することを防止している。
次に、図6(A)は上記ブラシカバー体30の実施例を示した平面図、(B)はその左側面図、(C)は右側面図であって、これ等の図面において、30Aと30Bはブラシカバー体30のダスト吸引部とカバー部であって、ダストボックス40へのロールブラシ14によるゴミの掃き込みに際して、前記ブラシ室34及びダストボックス40内に舞い上がったダストは、前記ブロアー9の吸引作用を受けてダストボックス40の上部室33を通ってその天井面に設けた排気口31,31から上記ダスト吸引部30側に接続されている前記のダスト18及びフイルタ10,11を経て、ブロアー9側に吸引される仕組みに成っている。
また、32,32はブラシカバー体30の一方の外側壁根端部側と支持板30Cの夫々に設けた前記支持軸5を挿入する軸受部で、ブラシカバー体30はこの支持軸5を支点にして上下回動自在であることは前述の通りである。更に、ブラシカバー体30の左右両外側壁の先端部側には、前述したストッパー軸37,37が突設されている。
上記のカバー部30Bは、前述したブラシ室34と、ロールブラシ14を収めるブラシ室の内部空間34Aと、ロールブラシ14の駆動軸14Rを挿通する縦長の軸穴35と、ロールブラシ14用の底面開口部34B’とを備えていて、ロールブラシ14の回転によって清掃面CPより掃き上げたゴミを、カバー部30Bがガイドして通路部39を通して前記ダストボックス40内に送り込むことができるように構成されている。
図7と図8は、上記本発明の要部を拡大して示した断面図であって、図7は前記ブラシ上下手段としての昇降用シリンダ8によって、上記ブラシアーム体20及びブラシカバー体30の全体が清掃面CP上に降下されて、ロールブラシ14による清掃面CPの清掃が行われている状態を示し、また、図8は上記昇降用シリンダ8によってブラシアーム体20とブラシカバー体30が引き上げられて、ロールブラシ14が清掃面CPから上昇した状態を示す。
これ等の図面において、夫々符号50で全体的に示したのは、上記ブラシカバー体30の底面に設けたロールブラシ14用の開口部34Bの部分に取付けるシール部材であって、シール部材50の全体は、中央部50Aと、先端部50Bと、根端部50Cとによって構成されている。
全体を金属板を打ち抜いて形成されたシール部材50は、図7、図8に示すように中央部50Aと先端部50Bとは、互いに内側に傾斜していて、その平坦な底面50Tの上側部に、前記ブラシカバー体30の底面開口部34Bの部分が嵌め込まれる仕組みになっており、且つ、この底面50Tにロールブラシ14が入る大きな清掃口51が開口されている。
また、上記先端部50Bの傾斜している板53は、前記ブラシカバー体30の底面開口部34Bに設けた傾斜板38の底面側に沿設され、その屈曲した先端部53Aをブラシカバー体30の傾斜板38の前縁に金属が持つ弾性を利用して係合すると共に、根端部50Cに設けた屈接片55を、図示するように上記ブラシカバー体30の底面一側部に設けた取付台36にネジ59を用いて止めることによって、上記ブラシカバー体30の底面側に交換自在に取付けられている。
本発明は、以上の如く構成された床面清掃機に実施されるものであって、図2と図3、及び、図7、図8において、100は取付板101を用いて機体の内部に取付けた前記ブラシ上昇検知器としてのスイッチである。このスイッチ100は清掃の終了時、或いは、清掃機の移動に際して、上下作動用シリンダ8によってブラシアーム体20及びブラシカバー体30が図8の如く引き上げられて、ロールブラシ14が清掃面CPから離れると、上昇したブラシアーム体20(ブラシカバー体30でもシリンダ8であってもよい)に押されてスイッチONする仕組みに成っていて、スイッチ100がONすると、予め設定された時間(例えば3〜5秒)だけブロアー9の運転を継続するように構成されている。
図8の如くロールブラシ14が引き上げられると、ブラシカバー体30の底面開口部34Bと、シール部材50の清掃口51が、いずれも清掃面CPから離れて開放状態になるため、上記ブロアー9の運転によって外気がこれ等各清掃口51及び底面開口部34Bを通して安定した状態でブラシ室34内に吸い込まれて、ダストボックス40及び両フイルタ10,11を通ってブロアー9側に吸引されることになる。
本発明は、上記ブロアー9の運転が継続される設定時間中に、フイルタ10,11の目詰まりに起因するブロアー駆動モータ9K(図10参照)に流れる電流値の変化を検出して、この電流値の変化からフイルタ10,11の除塵時期や、交換時期を明確にするものである。即ち、上記清掃口51と底面開口部34Bが清掃面CPから離れると、それと一緒にブラシ室34も清掃面CPから離れる。その結果、ブラシ室34に吸引される空気はなんら抵抗が掛からなくなるので、ブロアー駆動モータ9Kに掛かる負荷は、フイルタ10,11の目詰まりによって発生する分に留まる値になって、フイルタ10,11の目詰まりに起因する電流の変化が明確になるため、この電流の変化を捉えることによって、上記フイルタ10,11の目詰まり状態を検出することができる。また、静圧が3〜1.5kPaの如く比較的低い低圧ブロアー9(バキュームファン)を使用する場合は、同じ圧損変化でも静圧が高い高圧ブロアーに比較すると電流変化が大きくなるため、目詰まりの判断が容易になる。
図9は上記高圧ブロアーと低圧ブロアーの違いを説明したものであって、高圧と低圧とでは同じ圧損(図示の場合1kPa)であっても、電流変化(風量変化)が大きくなる。同様に、上記清掃口51と底面開口部34Bが清掃面CPによってシールされている状態においては、高圧ブロアーの場合は、図9では圧力損失の比率は10kPaに対して1kPaで1/10であるのに対し、低圧ブロアーの場合は、3kPaに対して1kPaで1/3となるため、その差を見る場合に無視できなくなる。
図10は、本発明に係る清掃機に実施されるフイルタ目詰まり検出装置FXの構成例を示したブロック図であって、図中、111はブロアー駆動モータ9Kの電流値を検出する電流検出部、110はCPUを備えた制御部であって、電流検出部111が検出するブロアー駆動モータ9Kの電流値を監視して、その電流が設定値以下になると、前記コントロールボックス2aに設けた警報部112を作動して、フイルタ10,11目詰まりしてしまったことを知らせるように構成されている。図11に示したステップS1〜S10は、上記目詰まり検出の操作手順を説明したものであって、これ等の手順を実行するプログラムは、前記制御部110のメモリ(図示省略)に格納されている。
本発明に係るフイルタ目詰まり検出機能を備えた清掃機の一例を示した斜視図。 本発明に係る清掃機の内部構造を説明した側面図。 ロールブラシが新品の時における本発明の要部構成を拡大して示した側面図。 (A)は本発明で使用するブラシアーム体の一例を示した平面図、(B)はの左側面図、(C)は右斜視図。 ブラシアーム体の全体を説明した斜視図。 (A)は本発明で使用するブラシカバー体の一例を示した平面図、(B)はの左側面図、(C)は右斜視図。 ロールブラシが清掃面に接地している状態の要部の拡大断面図。 ロールブラシが清掃面から引き上げられた状態の要部の拡大断面図。 低圧ブロアーと高圧ブロアーの違いを説明した線図。 フイルタ目詰まり検出装置のブロック図。 本発明の操作手順を説明したフローチャート。
1 清掃機本体
5 支持軸
6 取付軸
8 昇降用シリンダ
9 ブロアー
9K ブロアー駆動モータ
10,11 フイルタ
14 ロールブラシ
CP 清掃面
16S バネ
20 ブラシアーム体
30 ブラシカバー体
34 ブラシ室
40 ダストボックス
50 シール部材
112 警報部
100 ブラシ上昇検知用スイッチ
FX フイルタ目詰まり検出装置

Claims (3)

  1. 走行しながらロールブラシを回転することにより、絨毯面や床面、或いは、路面等からなる清掃面上のゴミをホッパに掃き上げて回収すると共に、ロールブラシを覆うブラシ室の内部にブロアーの吸引作用を及ぼすことによって、ロールブラシの回転によってブラシ室内に舞い上がったダストを吸引してフイルタに捕集するように構成した床面清掃機であって、
    清掃時に上記のロールブラシをブラシ室と共に清掃面上に降ろし、清掃を行わない時及び移動時には、ロールブラシをブラシ室と共に清掃面から上昇させるブラシ上下手段と、
    当該ブラシ上下手段によってロールブラシがブラシ室と共に清掃面から上昇された時に、上昇したロールブラシ或いはブラシ室、又はブラシ上下手段自身のいずれかを検知することができるブラシ上昇検知器と、
    このブラシ上昇検知器によるブラシ上昇の検知に従って、所定時間だけ上記ブロアーの運転を行う手段と、
    当該所定時間の運転を始めたブロアーの電流値を計測して、フイルタの目詰まりに起因する電流の変化から、上記フイルタの目詰まりを検出するフイルタ目詰まり検知手段と
    当該検知手段がフイルタの目詰まりを検出すると作動する警報部とを備えて成ることを特徴とするフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機。
  2. 前記ブラシ上下手段によってロールブラシがブラシ室と共に清掃面に降ろされた時に、ブラシ室の底面側が清掃面に密接して、ロールブラシをブラシ室が清掃面との間で密閉状態に覆うように構成し、この密閉状態に覆われたブラシ室の内部に、前記ブロアーから吸引作用が及ぼされるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機。
  3. ブロアーの静圧が、3〜1.5kPaであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフイルタ目詰まり検出機能を備えた床面清掃機。
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