JP4700831B2 - RFID tag communication distance expansion method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナコイルを使用して電磁波で通信を行うRFIDタグの通信距離を任意に拡大する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、RFIDタグ(Radio Frequency IDentification TAG)には電磁誘導型と電磁結合型とがあり、何れも電磁波を利用してリーダライタ機等と非接触で通信を行なうようになっている。
【0003】
RFIDタグはアンテナコイルと制御部とを有し、リーダライタ機からの送信信号をアンテナコイルが受信すると、制御部がそれを電力としてコンデンサに蓄積すると共に、その電力を利用して記憶部に記憶されたIDコード等の情報を再びアンテナコイルからリーダライタ機に送信する。
【0004】
送受信方式としては、ASK(Amplitude Shift Keying)方式と、FSK(Frequency Shift Keying)方式とがあり、前者は電磁波の強度変調により送受信を行い、後者は電磁波の周波数変調により送受信を行なう。
【0005】
一般的なRFIDタグをアンテナコイルの形式で分けると、円形の空心コイルを使用した同心円盤状のアンテナコイルと、棒状のフェライトコアにエナメル線等の絶縁銅線を巻き付けたシリンダ状のアンテナコイルの2種類が存在し、外形は夫々のアンテナコイルの形状に対応して前者は円盤状に形成され、後者は棒状に形成される。
【0006】
尚、同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグは円形コイルの面方向の磁束変化を利用して通信を行い、シリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグは軸方向の磁束変化を利用して通信を行なうようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般にRFIDタグの通信可能距離は数mm〜数cm程度であり、例えば、RFIDタグに記憶された情報を小型のリーダライタ機により読み取る場合には、該リーダライタ機をRFIDタグの通信可能距離、即ち、数mm〜数cmに近づける必要があり、数m〜数十mと離れた位置から読み取ることは不可能である。そのため、RFIDタグの利用分野が制限されていた。
【0008】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、RFIDタグの通信可能距離を延長して、該RFIDタグの利用分野を広げることが出来るRFIDタグの通信距離拡大方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係るRFIDタグの通信距離拡大方法は、アンテナコイルを有するRFIDタグの通信距離を任意に拡大する方法において、任意の長さのループアンテナを直列に且つ着脱可能に接続できる誘導用コイルと、前記RFIDタグを着脱可能に装着できる装着部とを有し、前記誘導用コイルは前記装着部に装着された前記RFIDタグのアンテナコイルが接近配置して両者の間で電磁結合するように構成されている電磁結合器を用い、前記電磁結合器の前記装着部に前記RFIDタグを装着し、前記電磁結合器の前記誘導用コイルに任意の長さのループアンテナを直列接続し、該ループアンテナを利用して前記RFIDタグとリーダライタ機との間で通信することにより、前記RFIDタグの通信距離を任意に拡大することを特徴とする。
【0010】
本発明は、上述の如く構成したので、RFIDタグに電磁結合器を介してループアンテナを電磁的に結合し、そのループアンテナの作用によりRFIDタグの通信可能距離を任意に拡大することが出来る。
【0011】
即ち、電磁結合器本体に設けられた誘導用コイルの接続端と、ループアンテナの接続端とを直列接続し、装着部にRFIDタグを装着して該RFIDタグのアンテナコイルを誘導用コイルに接近配置して電磁結合することで、誘導用コイルを介してRFIDタグのアンテナコイルとループアンテナとを電磁結合し、ループアンテナの作用によりRFIDタグの通信可能距離を任意に拡大することが出来るものである。
【0012】
先ず、外部のリーダライタ機等からRFIDタグに記憶された固有情報を読み出す場合、その情報はRFIDタグのアンテナコイルから磁束変化として誘導用コイルに伝送される。
【0013】
すると、誘導用コイルにはその磁束変化に応じた電流が流れ、その電流は同時にそれと直列回路を構成するループアンテナにも流れ、該ループアンテナの全周に亘って磁束変化が発生する。従って、ループアンテナの外部全方向からリーダライタ機等で情報を読み出すことが出来る。
【0014】
逆にリーダライタ機等から電力や情報をRFIDタグに伝達する場合は、リーダライタ機等のアンテナから発信した信号により生じる磁束変化を、先ずループアンテナが捉え、それによってループアンテナに電流が流れ、それを誘導用コイルが磁束の形態で増幅(巻回数による増幅)し、その増幅された磁束の変化をRFIDタグのアンテナコイルが捉える。
【0015】
このようにループアンテナの全方向から通信が可能なので、簡単な構造で、且つ低コストでRFIDタグの通信可能距離をループアンテナの大きさや形状により任意に延長、拡大することが出来る。
【0016】
また、標準として市販されているRFIDタグを、そのまま使用して構成出来る。また、電磁結合器の装着部にRFIDタグを装着するだけで、そのアンテナコイルとループアンテナとを安定して電磁結合させることが出来るので施工が簡単になり、長時間安定に作動させることが出来る。
【0017】
また、予めRFIDタグを電磁結合器の装着部に装着した状態とすることにより管理、保管、運搬及び施工がより容易に出来る。
【0018】
更に電磁結合器に予めループアンテナも接続して、電磁結合器、RFIDタグ及びループアンテナをユニット化することも出来、これにより管理、保管、運搬及び施工を更に簡単化することが出来る。
【0019】
また、RFIDタグのアンテナコイルがシリンダ状または同心円盤状に形成された場合には、市販されたRFIDタグを使用出来るので入手が容易で大量生産によりコストダウンを図ることが出来る。
【0020】
また、前記ループアンテナがシート状の細長い形状の基材に固定された場合には、シート状の基材に固定されたループアンテナを特定の形状に容易に形成することが出来るので設置若しくは布設が容易に出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るRFIDタグの通信距離拡大方法の一実施形態を具体的に説明する。図1は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用したRFIDタグ構造を示す断面説明図、図2は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用した電磁結合器の構成を示す斜視図である。
【0022】
図3(a)は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグの構成を示す平面図、図3(b)は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに発生する磁界の様子を示す模式図、図4はRFIDタグの制御系の構成を示すブロック図である。
【0023】
図5(a),(b)はシリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用したRFIDタグ構造を示す断面説明図及び平面説明図、図6はシリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用した電磁結合器の構成を示す斜視説明図、図7はシリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグの構成及びこれに発生する磁界の様子を示す模式図である。
【0024】
図8(a)はループアンテナがシート状の基材に固定され、該シート状の基材に取り付けられた電磁結合器にRFIDタグが装着されたRFIDタグ構造において該シート状の基材が巻回された使用前の状態を示す側面図である。
【0025】
図8(b),(c)は使用に際して図8(a)のシート状の基材を伸ばした状態を示す側面図及び平面図、図9は図8に示すRFIDタグ構造を複数直列に配列して無人車や走行ロボット等の誘導レールを形成した一例を示す平面模式図である。
【0026】
先ず、図1〜図4を用いて、本発明に係るRFIDタグの通信距離拡大方法の一例として、同心円盤状のアンテナコイル2aを有するRFIDタグ1aを採用した場合の構成について説明する。
【0027】
本実施形態で好適に採用されるRFIDタグ1a,1bは、電磁結合方式、電磁誘導方式のRFIDタグであり、本実施形態では、電磁誘導方式のRFIDタグを用いた場合の一実施形態について以下に説明する。
【0028】
図1において、電磁結合器5は電気的絶縁性を有する樹脂製の本体と、その本体内に埋設された円形の空心コイルからなる誘導用コイル6と、同心円盤状のアンテナコイル2aを有するRFIDタグ1aを装着して該アンテナコイル2aと誘導用コイル6とを接近配置して電磁結合するための装着部5aを有している。
【0029】
装着部5aはRFIDタグ1aの外形に適合するように断面円形状の浅溝で構成され、該装着部5aの下部に誘導用コイル6が配置されている。誘導用コイル6は樹脂によりモールドして電磁結合器5に内蔵される。RFIDタグ1aは装着部5aに接着材11等により接着固定され、安定して装着される。
【0030】
電磁結合器5の内部に埋設された誘導用コイル6の接続端6a,6bは、該電磁結合器5の表面側に露出して設けられた導電性のネジ式のレセプタクル5bに電気的に接続されており、該レセプタクル5bには導電性を有するネジ式のプラグ5cが螺合し得るようになっている。
【0031】
7はループアンテナであり、該ループアンテナ7の接続端7a,7bには接続端子7cが電気的に接続されている。そして、接続端子7cを介在させてプラグ5cをレセプタクル5bに螺合締着することで、接続端子7c、プラグ5c及びレセプタクル5bを介して誘導用コイル6とループアンテナ7とが直列回路として接続される。
【0032】
これにより、電磁結合器5の誘導用コイル6を介してループアンテナ7と、RFIDタグ1aのアンテナコイル2aとを電磁結合することが出来る。
【0033】
ループアンテナ7は目的とする通信エリアにより任意の閉面積と形状に布設出来る。ループアンテナ7の長さ(ループ)を伸ばせば、それに応じて通信エリアは拡大するが、通信感度は、その面積に反比例して低下する傾向にある。他方、RFIDタグ1a,1b及びリーダライタ機の通信感度が高ければ、それに応じて通信エリアを拡大出来る。
【0034】
例えば、外径直径50mmの同心円盤状のアンテナコイル2aを有するRFIDタグ1aの場合、実験によればループアンテナ7を細長いループ形状とした場合に、その最大通信距離を10m〜20m程度まで拡大出来ることが判明した。
【0035】
尚、本実施形態では、誘導用コイル6の接続端6a,6bと、ループアンテナ7の接続端7a,7bとの電気的接続を接続端子7cを介在させて導電性のネジ式のプラグ5cとレセプタクル5bとを螺合することにより着脱自在に構成したが、ハンダ付けにより電気的に接続しても良い。
【0036】
図1に示すRFIDタグ構造は、RFIDタグ1aの同心円盤状のアンテナコイル2aを使用して電磁波で通信を行う場合の一例であって、図3(a)に示すように、同心円盤状のアンテナコイル2aと、制御部となる半導体ICチップ4とがプリント回路基板等を介さずに直結して構成されており、これによりRFIDタグ1aの小型化を実現している。
【0037】
半導体ICチップ4はIC(半導体集積回路)チップやLSI(半導体大規模集積回路)チップ等の一体的にパッケージされて構成されたものであり、該半導体ICチップ4の内部には、図4に示すように、制御部となるCPU4a、記憶部となるメモリ4b、送受信機4c及び蓄電手段となるコンデンサ4dが設けられている。
【0038】
図示しない外部のリーダライタ機等から発信された信号は、送受信機4cを介してCPU4aに伝達され、電力はコンデンサ4dに蓄電される。尚、蓄電手段となるコンデンサ4dが無く、外部のリーダライタ機等から連続的に半導体ICチップ4に電力が供給されるものでも良い。
【0039】
CPU4aは中央演算処理装置であり、メモリ4bに格納されたプログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、各種制御を行うものである。
【0040】
メモリ4bにはCPU4aが動作するための各種プログラムや電磁誘導タグ1aが各種の目的に応じて設置された際の各種固有情報が記憶されている。
【0041】
また、図3に示す同心円盤状のアンテナコイル2aの一例としては、直径30μm程度の銅線が単線巻きで径方向に多重層をなして同心円盤状に巻かれており、そのアンテナコイル2aのインダクタンスは9.5mH(周波数125kHz)程度で、該アンテナコイル2aに共振用に別途接続されたコンデンサの静電容量は170pF(周波数125kHz)程度であった。図3(b)にRFIDタグ1aに発生する磁界Hを示す。
【0042】
本実施形態のRFIDタグ1aは、無線周波が1波の振幅偏移変調(ASK;Amplitude Shift Keying)の無線通信方式を使い、共振周波数帯域も広い、線径も数十ミクロンの空心のアンテナコイル2aで特殊な送受信回路を組み込んだ消費電力の非常に少ないCMOS−ICを使ったRFIDタグ1aを採用した。
【0043】
RFIDタグでは外部のリーダライタ機等から送信された交流磁界をRFIDタグに内蔵されたアンテナコイルの共振周波数により受信する。その際に従来のRFIDタグは、通信距離を伸ばすために周波数偏移変調(FSK;Frequency Shift Keying)方式で無線周波は、例えば、125kHzと117kHzの2波を使用し、尚且つ受信電力を増やすためアンテナコイルにフェライトコアを使い、コイルの線径を太くして複数巻きにして通信距離を伸ばす方式が一般的であった。
【0044】
無線周波を2波使う周波数偏移変調(FSK)方式は、金属や磁性体等の導電性部材が近づくと受信周波数がずれて受信電力が低下すると共に通信エラーが発生して通信が出来なくなり通信距離が極端に低下し、実用上、使用不可能になるためRFIDタグは、金属や磁性体等の導電性部材に取り付けて使用することは不可能であるとの固定観念が支配的であった。
【0045】
しかしながら、最近では無線周波は、1波の振幅偏移変調(ASK)の無線通信方式を使い、共振周波数帯域も広い、線径も数十ミクロンの空心アンテナコイルで特殊な送受信回路を組み込んだ消費電力の非常に少ないCMOS−ICを使って金属や磁性体等の導電性部材に取り付けて使用することが出来るRFIDタグが提案され、広く市販されている。
【0046】
次に、図5〜図7を用いて、本発明に係るRFIDタグの通信距離拡大方法の一例として、シリンダ状のアンテナコイル2bを有するRFIDタグ1bを採用した場合の構成について説明する。
【0047】
図5はシリンダ状のアンテナコイル2bを有する棒状のRFIDタグ1bを利用したRFIDタグ構造を示す。図5において、電磁結合器5に内蔵された誘導用コイル6は空心のシリンダ状に形成されており、棒状のRFIDタグ1bの装着部5aが誘導用コイル6の内部に形成される断面円形の細長い挿通穴により構成されている。誘導用コイル6は樹脂によりモールドして電磁結合器5に内蔵される。
【0048】
棒状のRFIDタグ1bは断面円形の細長い挿通穴からなる装着部5aに挿入され、接着材等により接着固定され、安定して装着される。
【0049】
電磁結合器5の内部に埋設された誘導用コイル6の接続端6a,6bは、該電磁結合器5の表面側に露出して設けられた導電性のネジ式のレセプタクル5bに電気的に接続されており、該レセプタクル5bには導電性を有するネジ式のプラグ5cが螺合し得るようになっている。
【0050】
一方、ループアンテナ7の接続端7a,7bには接続端子7cが電気的に接続されている。そして、接続端子7cを介在させてプラグ5cをレセプタクル5bに螺合締着することで、接続端子7c、プラグ5c及びレセプタクル5bを介して誘導用コイル6とループアンテナ7とが直列回路として接続される。
【0051】
これにより、電磁結合器5の誘導用コイル6を介してループアンテナ7と、RFIDタグ1bのアンテナコイル2bとを電磁結合することが出来る。
【0052】
図7に示すように単線巻きでシリンダ状に形成されたアンテナコイル2bの内部には軸方向(図7の左右方向)に鉄心やフェライト等の円柱状のコア部材3が挿入されている。8はRFIDタグ1bの外装となるガラス容器である。
【0053】
例えば、アンテナコイル2bの一例としては、直径30μm程度の銅線が単線巻きで径方向に多重層で軸方向にシリンダ状に巻かれており、そのアンテナコイル2bの内部にコア部材3が有る状態でのインダクタンスは9.5mH(周波数125kHz)程度で、アンテナコイル2aに共振用に別途接続されたコンデンサの静電容量は170pF(周波数125kHz)程度であった。他の構成は前記実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0054】
図8はRFIDタグ構造の他の実施形態である。本実施形態では、ループアンテナ7をシート状の基材9に固定し、更に該シート状の基材9に接着等により電磁結合器5を固定し、ループアンテナ7の接続端7a,7bを電磁結合器5のプラグ5cにより誘導用コイル6の接続端6a,6bに電気的に接続し、電磁結合器5の装着部5aに適宜、RFIDタグ1a,1bを固定したものである。
【0055】
ループアンテナ7は、例えば、0.3mmの銅縒り線を塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質のプラスチックシートからなる基材9にラミネートして固定したものを採用することが出来る。
【0056】
本実施形態では、図8に示すように、シート状の基材9を細長い形状で構成した一例について説明するが、四角形や円形等の各種の形状のシート状の基材9にループアンテナ7を所望のループ形状で固定して構成しても良い。また、ループアンテナ7の表面側に更に保護膜を形成しても良い。
【0057】
本実施形態では、シート状の基材9の4隅に固定用のビス穴9aが形成された一例であるが、シート状の基材9の裏面側に接着層及び離型層を積層して形成し、ループアンテナ7を固定したシート状の基材9を目的の場所に設置する際に離型層を除去して接着層を露出させ、接着して固定する構成でも良い。
【0058】
図9は図8に示すRFIDタグ構造を複数直列に配列し、無人車や走行ロボット10等の走行用の誘導レールを形成した一例である。無人車や走行ロボット10には、RFIDタグ1a,1bの情報を読み取るリーダ機12と、マイクロコンピュータ(マイコン)が搭載されており、各RFIDタグ1a,1bに記憶された位置情報を読み取って、予めプログラムされた条件に従って走行し、或いは所定の位置に停止する自動運行を行なうように制御することが出来る。
【0059】
また、その他の応用例としては、盗難防止システムが考えられる。例えば、室内にループアンテナ7を張り巡らせておき、商品にRFIDタグ1a,1bの情報を読み取るリーダ機12を取り付け、商品が室内から外に持ち出された時にリーダ機12がRFIDタグ1a,1bとの通信を絶たれて警報を発するように構成することも出来る。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、簡単な構造で、且つ低コストでRFIDタグの通信可能距離をループアンテナの大きさや形状により任意に延長、拡大することが出来、該RFIDタグの利用分野を広げることが出来る。
【0061】
即ち、RFIDタグに電磁結合器を介して全方向から通信が可能なループアンテナを電磁的に結合し、そのループアンテナの作用によりRFIDタグの通信可能距離を任意に拡大することが出来る。
【0062】
また、標準として市販されているRFIDタグを、そのまま使用して構成出来、電磁結合器の装着部にRFIDタグを装着するだけで、そのアンテナコイルとループアンテナとを安定して電磁結合させることが出来るので施工が簡単になり、長時間安定に作動させることが出来る。
【0063】
また、予めRFIDタグを電磁結合器の装着部に装着した状態とすることにより管理、保管、運搬及び施工がより容易に出来る。
【0064】
更に電磁結合器に予めループアンテナも接続して、電磁結合器、RFIDタグ及びループアンテナをユニット化することも出来、これにより管理、保管、運搬及び施工を更に簡単化することが出来る。
【0065】
また、アンテナコイルがシリンダ状または同心円盤状に形成された場合には、市販されたRFIDタグを使用出来るので入手が容易で大量生産によりコストダウンを図ることが出来る。
【0066】
また、ループアンテナがシート状の基材に固定された場合には、シート状の基材に固定されたループアンテナを特定の形状に容易に形成することが出来るので設置若しくは布設が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用したRFIDタグ構造を示す断面説明図である。
【図2】 同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用した電磁結合器の構成を示す斜視図である。
【図3】 (a)は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグの構成を示す平面図、(b)は同心円盤状のアンテナコイルを有するRFIDタグに発生する磁界の様子を示す模式図である。
【図4】 RFIDタグの制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】 (a),(b)はシリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用したRFIDタグ構造を示す断面説明図及び平面説明図である。
【図6】 シリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグに適用した電磁結合器の構成を示す斜視説明図である。
【図7】 シリンダ状のアンテナコイルを有するRFIDタグの構成及びこれに発生する磁界の様子を示す模式図である。
【図8】 (a)はループアンテナがシート状の基材に固定され、該シート状の基材に取り付けられた電磁結合器にRFIDタグが装着されたRFIDタグ構造において該シート状の基材が巻回された使用前の状態を示す側面図、(b),(c)は使用に際して図8(a)のシート状の基材を伸ばした状態を示す側面図及び平面図である。
【図9】 図8に示すRFIDタグ構造を複数直列に配列して無人車や走行ロボット等の誘導レールを形成した一例を示す平面模式図である。
【符号の説明】
1a,1b…RFIDタグ
2a,2b…アンテナコイル
3…コア部材
4…半導体ICチップ
4a…CPU
4b…メモリ
4c…送受信機
4d…コンデンサ
5…電磁結合器
5a…装着部
5b…レセプタクル
5c…プラグ
6…誘導用コイル
6a,6b…接続端
7…ループアンテナ
7a,7b…接続端
7c…接続端子
8…ガラス容器
9…シート状の基材
9a…ビス穴
10…無人車や走行ロボット
11…接着材
12…リーダ機[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for arbitrarily extending the communication distance of an RFID tag that performs communication with electromagnetic waves using an antenna coil.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an RFID tag (Radio Frequency IDentification TAG) is classified into an electromagnetic induction type and an electromagnetic coupling type, and both communicate with a reader / writer machine or the like using electromagnetic waves.
[0003]
The RFID tag has an antenna coil and a control unit. When the antenna coil receives a transmission signal from a reader / writer machine, the control unit accumulates it in a capacitor as power, and stores the power in the storage unit. The information such as the ID code is transmitted from the antenna coil to the reader / writer again.
[0004]
As a transmission / reception method, there are an ASK (Amplitude Shift Keying) method and an FSK (Frequency Shift Keying) method. The former performs transmission / reception by intensity modulation of electromagnetic waves, and the latter performs transmission / reception by frequency modulation of electromagnetic waves.
[0005]
When a general RFID tag is divided into antenna coil types, a concentric disk-shaped antenna coil using a circular air-core coil and a cylindrical antenna coil in which an insulating copper wire such as an enameled wire is wound around a rod-shaped ferrite core. There are two types, and the outer shape is formed in a disk shape corresponding to the shape of each antenna coil, and the latter is formed in a bar shape.
[0006]
An RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil performs communication using the magnetic flux change in the surface direction of the circular coil, and an RFID tag having a cylindrical antenna coil communicates using the magnetic flux change in the axial direction. To do.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the communicable distance of the RFID tag is generally several millimeters to several centimeters. For example, when reading information stored in the RFID tag with a small reader / writer, the reader / writer can communicate with the RFID tag. It is necessary to approach the distance, that is, several mm to several cm, and it is impossible to read from a position separated by several m to several tens m. Therefore, the field of use of RFID tags has been limited.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide an RFID tag communication distance expansion method capable of extending the communication range of the RFID tag and expanding the field of use of the RFID tag. It is something to be done.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the RFID tag communication distance expansion method according to the present invention is a method of arbitrarily expanding the communication distance of an RFID tag having an antenna coil, and a loop antenna having an arbitrary length can be attached and detached in series. An induction coil that can be connected to the RFID tag, and a mounting portion to which the RFID tag can be detachably mounted, and the induction coil is placed close to the antenna coil of the RFID tag mounted on the mounting portion. The RFID tag is attached to the attachment portion of the electromagnetic coupler, and a loop antenna having an arbitrary length is attached to the induction coil of the electromagnetic coupler. By connecting in series and communicating between the RFID tag and the reader / writer using the loop antenna, the communication distance of the RFID tag can be arbitrarily set. And wherein the large to Rukoto.
[0010]
Since the present invention is configured as described above, a loop antenna can be electromagnetically coupled to the RFID tag via an electromagnetic coupler, and the communicable distance of the RFID tag can be arbitrarily increased by the action of the loop antenna.
[0011]
That is, the connection end of the induction coil provided in the electromagnetic coupler body and the connection end of the loop antenna are connected in series, the RFID tag is attached to the attachment portion, and the RFID tag antenna coil is brought close to the induction coil. By arranging and electromagnetically coupling, the RFID tag antenna coil and the loop antenna can be electromagnetically coupled via the induction coil, and the communicable distance of the RFID tag can be arbitrarily expanded by the action of the loop antenna. is there.
[0012]
First, when reading the unique information stored in the RFID tag from an external reader / writer machine or the like, the information is transmitted from the antenna coil of the RFID tag to the induction coil as a magnetic flux change.
[0013]
Then, a current corresponding to the change in magnetic flux flows through the induction coil, and the current also flows through the loop antenna that forms a series circuit with the current, and the magnetic flux changes over the entire circumference of the loop antenna. Therefore, information can be read out from all directions outside the loop antenna by a reader / writer machine or the like.
[0014]
Conversely, when transmitting power or information from a reader / writer machine or the like to an RFID tag, the loop antenna first captures the magnetic flux change caused by the signal transmitted from the antenna of the reader / writer machine, etc., thereby causing a current to flow to the loop antenna. The induction coil amplifies it in the form of magnetic flux (amplification by the number of turns), and the antenna coil of the RFID tag captures the change in the amplified magnetic flux.
[0015]
As described above, since communication is possible from all directions of the loop antenna, the communicable distance of the RFID tag can be arbitrarily extended and expanded according to the size and shape of the loop antenna with a simple structure and at low cost.
[0016]
In addition, a commercially available RFID tag can be used as it is. In addition, simply mounting an RFID tag on the mounting part of the electromagnetic coupler makes it possible to stably electromagnetically couple the antenna coil and the loop antenna, thus simplifying the construction and enabling stable operation for a long time. .
[0017]
In addition, management, storage, transportation, and construction can be facilitated by previously mounting the RFID tag on the mounting portion of the electromagnetic coupler.
[0018]
Furthermore, a loop antenna can be connected to the electromagnetic coupler in advance, and the electromagnetic coupler, the RFID tag, and the loop antenna can be unitized, thereby further simplifying management, storage, transportation, and construction.
[0019]
In addition, when the antenna coil of the RFID tag is formed in a cylinder shape or a concentric disk shape, a commercially available RFID tag can be used, so that it can be easily obtained and the cost can be reduced by mass production.
[0020]
Further, when the loop antenna is fixed to a sheet-like elongated base material, the loop antenna fixed to the sheet-like base material can be easily formed into a specific shape, so that installation or installation is possible. Easy to do.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the RFID tag communication distance extending method according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view showing an R FID tag structure applied to an RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil, and FIG. 2 shows a configuration of an electromagnetic coupler applied to the RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil. It is a perspective view.
[0022]
FIG. 3A is a plan view showing a configuration of an RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil, and FIG. 3B is a schematic diagram showing a state of a magnetic field generated in the RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil. FIG. 4 is a block diagram showing the configuration of the RFID tag control system.
[0023]
5A and 5B are a cross-sectional explanatory view and a plane explanatory view showing an R FID tag structure applied to an RFID tag having a cylindrical antenna coil, and FIG. 6 shows an RFID tag having a cylindrical antenna coil. FIG. 7 is a schematic diagram showing a configuration of an RFID tag having a cylindrical antenna coil and a state of a magnetic field generated in the RFID tag having a cylindrical antenna coil.
[0024]
FIG. 8A shows an RFID tag structure in which a loop antenna is fixed to a sheet-like base material and an RFID tag is mounted on an electromagnetic coupler attached to the sheet-like base material. It is a side view which shows the state before the use turned.
[0025]
8 (b) and 8 (c) are a side view and a plan view showing a state in which the sheet-like substrate of FIG. 8 (a) is extended in use, and FIG. 9 is an array of a plurality of RFID tag structures shown in FIG. It is a schematic plan view showing an example in which guide rails such as unmanned vehicles and traveling robots are formed.
[0026]
First, with reference to FIGS. 1 to 4, a configuration when an RFID tag 1 a having a concentric disc-shaped antenna coil 2 a is employed as an example of the RFID tag communication distance extending method according to the present invention will be described.
[0027]
The RFID tags 1a and 1b suitably employed in the present embodiment are electromagnetic coupling type and electromagnetic induction type RFID tags. In the present embodiment, an embodiment in which an electromagnetic induction type RFID tag is used will be described below. Explained.
[0028]
In FIG. 1, an
[0029]
The mounting
[0030]
The connection ends 6a and 6b of the
[0031]
[0032]
Thereby, the
[0033]
The
[0034]
For example, in the case of the RFID tag 1a having the concentric disk-shaped antenna coil 2a having an outer diameter of 50 mm, the maximum communication distance can be expanded to about 10 m to 20 m when the
[0035]
In the present embodiment, the electrical connection between the connection ends 6a and 6b of the
[0036]
The RFID tag structure shown in FIG. 1 is an example of communication using electromagnetic waves using a concentric disk-shaped antenna coil 2a of the RFID tag 1a. As shown in FIG. 3A, a concentric disk-shaped structure is used. The antenna coil 2a and the
[0037]
The
[0038]
A signal transmitted from an unillustrated external reader / writer device or the like is transmitted to the CPU 4a via the transceiver 4c, and the electric power is stored in the capacitor 4d. The capacitor 4d serving as the power storage means may be omitted, and power may be continuously supplied to the
[0039]
The CPU 4a is a central processing unit, and reads programs and various data stored in the memory 4b, performs necessary calculations and determinations, and performs various controls.
[0040]
The memory 4b stores various programs for operating the CPU 4a and various unique information when the electromagnetic induction tag 1a is installed for various purposes.
[0041]
Further, as an example of the concentric disk-shaped antenna coil 2a shown in FIG. 3, a copper wire having a diameter of about 30 μm is wound in a concentric disk shape with multiple layers in the radial direction by single wire winding, and the antenna coil 2a The inductance was about 9.5 mH (frequency 125 kHz), and the capacitance of a capacitor separately connected to the antenna coil 2a for resonance was about 170 pF (frequency 125 kHz). FIG. 3B shows a magnetic field H generated in the RFID tag 1a.
[0042]
The RFID tag 1a of the present embodiment uses a radio communication system of amplitude shift keying (ASK) with a radio frequency of one wave, has a wide resonance frequency band, and a hollow antenna coil with a wire diameter of several tens of microns. The RFID tag 1a using a CMOS-IC with very little power consumption and incorporating a special transmission / reception circuit 2a is adopted.
[0043]
In an RFID tag, an alternating magnetic field transmitted from an external reader / writer machine or the like is received by a resonance frequency of an antenna coil built in the RFID tag. At that time, the conventional RFID tag uses frequency shift keying (FSK) to increase the communication distance, and the radio frequency uses, for example, two waves of 125 kHz and 117 kHz, and the received power is increased. For this reason, a method of extending the communication distance by using a ferrite core for the antenna coil and increasing the coil diameter to make a plurality of windings has been common.
[0044]
In the frequency shift keying (FSK) method using two radio frequencies, when a conductive member such as a metal or magnetic material approaches, the reception frequency shifts and the received power decreases and a communication error occurs and communication becomes impossible. Because the distance is extremely reduced and it becomes practically unusable, the fixed idea that RFID tags cannot be used attached to conductive members such as metals and magnetic materials was dominant. .
[0045]
Recently, however, the radio frequency uses a single-wave amplitude shift keying (ASK) radio communication system, and is a consumption that incorporates a special transmission / reception circuit with an air-core antenna coil having a wide resonance frequency band and a wire diameter of several tens of microns. An RFID tag that can be used by attaching to a conductive member such as a metal or a magnetic material using a CMOS-IC with very little electric power has been proposed and is widely available on the market.
[0046]
Next, the configuration when the RFID tag 1b having the
[0047]
FIG. 5 shows an RFID tag structure using a rod-shaped RFID tag 1b having a
[0048]
The rod-shaped RFID tag 1b is inserted into the mounting
[0049]
The connection ends 6a and 6b of the
[0050]
On the other hand, a
[0051]
Thereby, the
[0052]
As shown in FIG. 7, a
[0053]
For example, as an example of the
[0054]
FIG. 8 shows another embodiment of the R FID tag structure. In the present embodiment, the
[0055]
As the
[0056]
In the present embodiment, as shown in FIG. 8, an example in which the sheet-
[0057]
In this embodiment, the fixing
[0058]
FIG. 9 shows an example in which a plurality of RFID tag structures shown in FIG. 8 are arranged in series to form a guide rail for traveling such as an unmanned vehicle or a traveling
[0059]
Another application example is an anti-theft system. For example, a
[0060]
【The invention's effect】
Since the present invention has the configuration and operation as described above, the communicable distance of the RFID tag can be arbitrarily extended and expanded according to the size and shape of the loop antenna with a simple structure and at a low cost. The field of use of tags can be expanded.
[0061]
That is, a loop antenna capable of communication from all directions is electromagnetically coupled to the RFID tag via an electromagnetic coupler, and the communicable distance of the RFID tag can be arbitrarily increased by the action of the loop antenna.
[0062]
In addition, a commercially available RFID tag can be used as it is, and the antenna coil and loop antenna can be stably electromagnetically coupled simply by mounting the RFID tag on the mounting portion of the electromagnetic coupler. Because it is possible, the construction is easy and it can be operated stably for a long time.
[0063]
In addition, management, storage, transportation, and construction can be facilitated by previously mounting the RFID tag on the mounting portion of the electromagnetic coupler.
[0064]
Furthermore, a loop antenna can be connected to the electromagnetic coupler in advance, and the electromagnetic coupler, the RFID tag, and the loop antenna can be unitized, thereby further simplifying management, storage, transportation, and construction.
[0065]
In addition, when the antenna coil is formed in a cylinder shape or a concentric disk shape, a commercially available RFID tag can be used, so that it is easy to obtain and the cost can be reduced by mass production.
[0066]
Further, when the loop antenna is fixed to the sheet-like base material, the loop antenna fixed to the sheet-like base material can be easily formed in a specific shape, so that installation or laying can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view showing an R FID tag structure applied to an RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil.
FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of an electromagnetic coupler applied to an RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil.
3A is a plan view showing a configuration of an RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil, and FIG. 3B is a schematic diagram showing a state of a magnetic field generated in the RFID tag having a concentric disk-shaped antenna coil. is there.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of a control system of the RFID tag.
5A and 5B are a cross-sectional explanatory view and a plane explanatory view showing an R FID tag structure applied to an RFID tag having a cylindrical antenna coil.
FIG. 6 is a perspective explanatory view showing a configuration of an electromagnetic coupler applied to an RFID tag having a cylindrical antenna coil.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a configuration of an RFID tag having a cylindrical antenna coil and a state of a magnetic field generated in the RFID tag.
FIG. 8A is a sheet-like substrate in an RFID tag structure in which a loop antenna is fixed to a sheet-like substrate, and an RFID tag is mounted on an electromagnetic coupler attached to the sheet-like substrate. FIG. 9B is a side view showing a state before use in which the sheet is wound, and FIGS. 9B and 9C are a side view and a plan view showing a state in which the sheet-like substrate of FIG.
9 is a schematic plan view showing an example in which a plurality of RFID tag structures shown in FIG. 8 are arranged in series to form a guide rail such as an unmanned vehicle or a traveling robot.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a, 1b ...
4b ... Memory 4c ... Transceiver 4d ...
10 ... Unmanned vehicles and traveling robots
11… Adhesive
12 ... Reader machine
Claims (2)
任意の長さのループアンテナを直列に且つ着脱可能に接続できる誘導用コイルと、前記RFIDタグを着脱可能に装着できる装着部とを有し、前記誘導用コイルは前記装着部に装着された前記RFIDタグのアンテナコイルが接近配置して両者の間で電磁結合するように構成されている電磁結合器を用い、
前記電磁結合器の前記装着部に前記RFIDタグを装着し、前記電磁結合器の前記誘導用コイルに任意の長さのループアンテナを直列接続し、該ループアンテナを利用して前記RFIDタグとリーダライタ機との間で通信することにより、前記RFIDタグの通信距離を任意に拡大することを特徴とするRFIDタグの通信距離拡大方法。 In a method of arbitrarily expanding the communication distance of an RFID tag having an antenna coil ,
An induction coil capable of detachably connecting a loop antenna of an arbitrary length in series and a mounting portion capable of detachably mounting the RFID tag, wherein the induction coil is mounted on the mounting portion Using an electromagnetic coupler configured so that the antenna coil of the RFID tag is placed close to and electromagnetically coupled between the two ,
The RFID tag is attached to the attachment portion of the electromagnetic coupler, a loop antenna having an arbitrary length is connected in series to the induction coil of the electromagnetic coupler, and the RFID tag and the reader are utilized using the loop antenna. A communication distance expansion method for an RFID tag, wherein the communication distance of the RFID tag is arbitrarily increased by communicating with a writer .
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