JP4700757B1 - 茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性に優れ、簡易な方法で茹で麺装置用バケットに押しバネを装着できる茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法を提供する。
【解決手段】押しバネ1は、バケット本体32側に丸棒38bに係止するL型切込み7のある第1係止板4を有し、バケット蓋34側にバケット蓋34の全開位置で丸棒38aに突き当たって支持する支持部6を有する連結板2、バケット本体32側にバケット蓋34の全開位置でバケット本体32の丸棒38bに突き当たる支持棒15を有し、バケット蓋34側に内部にバケット蓋34の丸棒38aに係止する開口部8,9のある第2係止板5を有する連結棒3、及び2枚のフランジ板12と、連結板2に重ね合わされて固定されるウエブ板13とからなり、バネ本体10を内蔵するバネ保持部11から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法に係り、特に、長手方向の上面に開口を有する筒状のバケット本体と、バケット本体と蝶番を介して連結される板状のバケット蓋とを備え、バケット蓋は、バケット本体の側面とバケット蓋の端部とを連結したバネ機構によりバケット本体の開口を開閉自在に塞ぐ茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法に関する。
図6に、一般的な茹で麺装置用バケットを斜視図で示す。茹で麺装置用バケット30は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売される茹で麺を自動的に製造する際に用いられる機器である。この茹で麺装置用バケット30は、長手方向の上面に開口31を有する筒状のバケット本体32と、バケット本体32と蝶番33を介して連結される板状のバケット蓋34とから構成される。そして、茹で麺装置用バケット30の内部は、仕切板35により複数の分割室37に分割されている。バケット蓋34は、バケット本体32の側面とバケット蓋34の側面とを結合したバネ機構36により開閉自在にバケット本体32の開口31を塞ぐ。このバネ機構36は、両端部にフックが設けられた引っ張りバネ39が、バケット蓋34に取り付けられた丸棒38aと、バケット本体32に取り付けられた丸棒38bとに接続される機構である。図6では、この引っ張りバネ39は金属保護パイプ40内に収納される。
茹で麺装置用バケット30は、茹で麺装置内において平行に走行する2本のコンベアチェーン間に横方向に設置され、さらにコンベアチェーンの移動方向にも多数並置される。茹で麺装置用バケット30は、茹で麺装置のコンベアチェーンの移動に伴って移動し、所定の位置において外部からの機構により自動的にバケット蓋34が開けられる。そして、生麺の投入位置にて塊状の生麺が麺装置用バケット30内に分割された分割室37にそれぞれ投入される。その後、自動的にバケット蓋34が閉じられ、熱湯内に送られそのまま熱湯中を通過して麺が茹で上げられる。
このように、バケット蓋34は、バケット本体32に対して繰り返し開閉されることから、バケット本体32の側面とバケット蓋34の側面とを結合したバネ機構36は、繰り返し開閉に対する耐久性が要求される。また、麺を茹でる作業は連続的に行われ、生産効率が重要となる。しかし、1つの茹で麺装置用バケット30のバネ機構36の異常や故障が発生した場合には、装置全体を停止して修理や交換をしなければならない。従って、耐久性だけではなくバネ機構36自体に簡易な操作性が要求される。
特許文献1には、断面略U字状に湾曲させたステンレス製金網の両端面をステンレス板で閉塞し、内部の長手方向にステンレス製の仕切板を隔設して複数の分割室を形成してバケット本体を構成する茹で麺装置用バケットが開示されている。ここでは、バケット蓋の長手方向の一方の端部とバケット本体の一端面との間には引っ張りバネであるコイルバネが、バケット蓋を閉じたときにはその状態を保持し、且つバケット蓋を開けたときにもその開けた状態を保持するような位置に架け渡して取り付けられていることが記載されている。
また、特許文献2には、仕切体によって複数の分割室を設けたバケット本体の長手方向の上面に開口を形成し、当該バケット本体の側面とバケット蓋の側面に結合した引っ張りバネによって閉じる開閉自在の長尺バケット蓋を設けた金網製筒状横型バケットが開示されている。ここでは、バケット本体とバケット蓋との間に蝶番を挟んで本体の両端面にコイル巻をした引っ張りバネを架け渡してあり、引っ張りバネは金属保護パイプに挿通されていることが記載されている。
実用新案登録第3026470号公報 実用新案登録第3087600号公報
上述した従来の茹で麺装置用バケットに用いられているバネ機構である引っ張りバネ(引きバネ)は、バケット蓋を閉じたときにはバケット本体と接触し、バケット蓋を開けようとする際には、引っ張りばねの抵抗があるため閉じた状態を保持することができる。しかし、バケット蓋を開けた際には、別途ストッパーが設けられない限りはその開けた位置を保持することができないという問題がある。
このため、ストッパー機構を組み込み易い押しバネを用いたバネ機構が考案されている。しかし、茹で麺装置用バケットに押しバネを装着する際に、押しバネを手で引っ張り上げて取り付けなければならず簡易な装着方法とはいえない。また、この押しバネにより繰り返しバケット蓋が開閉されると故障などにより押しバネを交換しなければならなくなるが、簡単に交換できず時間的なロスが発生するという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、耐久性に優れ、簡易な方法で茹で麺装置用バケットに押しバネを装着できる茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る茹で麺装置用バケットの押しバネは、長手方向の上面に開口を有する筒状のバケット本体と、バケット本体と蝶番を介して連結される板状のバケット蓋とを備え、バケット蓋は、バケット本体の側面とバケット蓋の端部にそれぞれ設けられた溝部を有する丸棒同士を結合した押しバネにより開閉自在にバケット本体の開口を塞ぐ茹で麺装置用バケットの押しバネにおいて、バケット本体側に、バケット本体の丸棒の溝部に係止するL型の切込みのある第1の係止板を有し、バケット蓋側に、バケット蓋の全開位置でバケット蓋の丸棒に突き当たって支持する支持部を有する連結板と、バケット本体側に、バケット蓋の全開位置でバケット本体の丸棒に突き当たって支持する支持棒を有し、バケット蓋側に、内部にバケット蓋の丸棒の溝部に係止する開口部のある第2の係止板を有する連結棒と、連結棒を貫通させる貫通孔を有する2枚のフランジ板と、連結板に重ね合わされて固定されるウエブ板とからなり、内部にバネ本体を内蔵するバネ保持部と、から構成されることを特徴とする。
上記構成により、茹で麺装置用バケットの押しバネは、バケット本体側に設けられた第1の係止板を有する連結板と、バケット蓋側に設けられた第2の係止板を有する連結棒と、連結板に固定され、バネ本体を内蔵するバネ保持部と、から構成される。そして、バケット本体側に設けられた丸棒に第1の係止板を係止させ、バケット蓋側に設けられた丸棒に第2の係止板を係止させる。これにより、引っ張りばねの両端部のフックをバケット本体の側面とバケット蓋の端部にそれぞれ設けられた丸棒に係止する引っ張りバネによるバネ機構と同様なバネ機構とすることができる。
そして、バケット蓋の全開位置が規定され、連結板に設けられた支持部と、連結棒に設けられた支持棒とをそれぞれ丸棒に突き当てることにより全開位置を保持するストッパーの機能を持たせることができる。このように、押しバネにストッパーの機能を組み込むことで、茹で麺装置用バケットの押しバネを耐久性に優れた簡易な機構にすることができる。
また、茹で麺装置用バケットの押しバネは、連結棒の開口部が、バケット蓋の丸棒に設けられた溝部のみが貫通する第1の孔と、溝部及び丸棒が貫通する第2の孔とが連結棒の軸方向に一部重なって設けられ、連結板の支持部が、押しバネの装着時にバケット蓋の丸棒と干渉しないように、連結棒の第2の係止板に対して斜め方向に軸回転可能であることが好ましい。これにより、茹で麺装置用バケットに本発明の押しバネを挿入する際に、連結板の支持部が丸棒をかわして挿入でき、干渉することが回避される。
また、茹で麺装置用バケットの押しバネは、連結板の支持部が、押しバネの装着の際に、バケット蓋の丸棒の溝部に第2の係止板の第1の孔が係合した状態でバケット蓋の丸棒に突き当たって支持するように軸回転可能であることが好ましい。これにより、押しバネを手で引っ張り上げることなく押しバネを茹で麺装置用バケットに簡易に装着することができる。
また、茹で麺装置用バケットの押しバネは、連結板の支持部が、押しバネの脱却の際に、バケット蓋の丸棒に突き当たって支持している状態から軸回転することで、丸棒をバケット蓋の丸棒の溝部に係合している連結棒の第2の係止板の第1の孔から第2の孔に移動させることが可能であることが好ましい。これにより、茹で麺装置用バケットから押しバネを脱却させて交換する際にも、押しバネを手で引っ張り上げることなく簡易に押しバネを茹で麺装置用バケットから脱却することができる。
また、茹で麺装置用バケットの押しバネは、バネ本体が、中央部でコイルの直径が膨らむ紡錘状の圧縮コイルバネであることが好ましい。これにより、バネ本体が圧縮された際に横方向に座屈することがなくなり、座屈によりバネ本体の耐力が低下することが防止できる。
さらに、茹で麺装置用バケットの押しバネの装着方法は,押しバネの装着の際に、連結板がバケット蓋の丸棒と干渉しないように、連結板を連結棒の第2の係止板に対して斜め方向に軸回転させるステップと、第2の係止板の第2の孔に丸棒を挿入するステップと、丸棒を第2の係止板の第1の孔に係合させるステップと、連結板の支持部を連結棒の第2の係止板と略平行に軸回転させ、バケット蓋の丸棒に突き当てて支持させるステップと、バケット本体の丸棒の溝部に第1の係止板のL型の切込みを引掛けて係止させるステップと、を備えることが好ましい。これにより、連結板に設けられた支持部と、連結棒に設けられた支持棒とにより、バケット蓋を開けた際にその開けた位置を保持するストッパーの機能を持たせることができる。このように、押しバネにストッパーの機能を組み込むことで、耐久性に優れた簡易な機構にすることができる。
以上のように、本発明に係る茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法によれば、耐久性に優れ、簡易な方法で茹で麺装置用バケットに押しバネを装着できる茹で麺装置用バケットの押しバネ、及び押しバネの装着方法を提供することができる。
本発明に係る茹で麺装置用バケットの押しバネの1つの実施形態の概略構成を示す側面図及び断面図である。 バケット蓋を開けた際と閉じた際とをそれぞれ側面から示す側面図である。 茹で麺装置用バケットに押しバネを装着する手順を上側から示す説明図である。 茹で麺装置用バケットに押しバネを装着する手順を側面から示す説明図である。 茹で麺装置用バケットに押しバネを着脱する手順を示すフローチャートである。 一般的な茹で麺装置用バケットを示す斜視図である。
(茹で麺装置用バケットの押しバネ)
以下に、図面を用いて本発明に係る茹で麺装置用バケットの押しバネ1の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、茹で麺装置用バケットの押しバネ1の1つの実施形態の概略構成を示す。図1(a)は、押しバネ1の側面図であり、バケット蓋34を全開位置に開けた状態を図6の裏面から見た側面図である。そして、図1(b)は、図1(a)のA−A断面であり、図1(c)は、図1(a)のB−B断面である。茹で麺装置用バケット30は、バケット本体32にバケット蓋34が蝶番33により連結される。
麺装置用バケットの押しバネ1は、連結板2、バネ本体10を内蔵した連結棒3、及びバネ保持部11から構成される。そして、押しバネ1は、茹で麺装置用バケット30のバケット蓋34に取り付けられた丸棒38aと、バケット本体32に取り付けられた丸棒38bとを結合する。この押しバネ1は、麺装置用バケット30の両端或いは片端に設けられる。押しバネは、圧縮コイルバネとも称され、圧縮されるとその弾性復元力により元の形状に伸びて復元しようとする特性を利用したバネである。一方、引きバネ或いは引っ張りバネは、引張コイルバネとも称され、両端に設けられたフックを引っ張るとその弾性復元力により元の形状に縮んで復元しようとする特性を利用したバネである。以下、バネ機構を指す場合には、圧縮コイルバネ又は引張コイルバネと称する。本実施形態では、バネ本体10は圧縮コイルバネであり、中央部でコイルの直径が膨らむ紡錘状をしている。この紡錘状の形状によりバネ本体10が圧縮された際に横方向にバネ全体が座屈することがなくなり、座屈によりバネ本体10の耐力が低下することが防止できる。
連結板2は、バケット本体32側に、バケット本体32の丸棒38bの溝部14bに係止するL型切込み7のある第1係止板4を有する。また、連結板2は、バケット蓋34側に、バケット蓋34の全開位置でバケット蓋34の丸棒38aに突き当たって支持する支持部6を有する。このバケット本体32の丸棒38bは、丸棒支持部16によりバケット本体32の側面に固定される。
連結棒3は、バケット本体32側に、バケット蓋34の全開位置でバケット本体32の丸棒38bに突き当たる支持棒15を有する。また、連結棒3は、バケット蓋34側に、内部にバケット蓋34の丸棒38aの溝部14aに係止する開口部8,9のある第2係止板5を有する。この開口部8,9は、バケット蓋34の丸棒38aに設けられた溝部14aのみが貫通可能な第1孔8と、溝部14a及び丸棒38aが貫通可能な第2孔9とが連結棒3の軸方向に一部重なる「ひょうたん型」として設けられる。
バネ保持部11は、連結棒3を貫通させる貫通孔(図示せず)を有する2枚のフランジ板12a,12bと、連結板2に重ね合わされて溶接により固定されるウエブ板13とからなるコの字型をした部材である。そして、コの字型の内部を貫通する連結棒3にバネ本体10が取り付けられる。このバネ本体10は、フランジ板12a側では直接フランジ板12aに当接し、フランジ板12b側ではナット17に当接する。このナット17は、連結棒3の所定の位置に固定されている。従って、バネ本体10はフランジ板12aとナット17とに挟まれて圧縮される。
図2に、バケット蓋34の側面を示す。図2(a)は、バケット蓋34を全開位置に開けた状態を示し、図2(b)は、バケット蓋34を閉めた状態を示す。図2(a)の状態からバケット蓋34をX方向に移動させると、バケット蓋34は丸棒38bを中心に回転して図2(b)の状態になり、図2(b)の状態からバケット蓋34をY方向に移動させると、バケット蓋34は丸棒38bを中心に逆回転して図2(a)の状態になる。このように、バケット蓋34は、押しバネ1により開閉自在にバケット本体32の開口を塞ぐ。
このように、茹で麺装置用バケットの押しバネ1は、引張コイルバネの両端部のフックをバケット本体32の側面に設けられた丸棒38bと、バケット蓋34の端部に設けられた丸棒38aとに係止する引張コイルバネによるバネ機構と同様な圧縮コイルバネによるバネ機構とすることができる。すなわち、バケット本体32側に設けられた丸棒38bに第1係止板4を係止させ、バケット蓋34側に設けられた丸棒38aに第2係止板5を係止させることで押しバネ1全体として両端部にフックを有する引張コイルバネと同様な構成となる。そして、連結板2に固定されたバネ保持部11の内部にバネ本体10を内蔵させ、連結棒3の動作に追従するナット17と、連結板2の動作に追従するフランジ板12aにより、押しバネ1全体が引っ張られる場合にはバネ本体10が圧縮されるバネ機構とすることができる。
図1に示すように、この圧縮コイルバネによるバネ機構を採用することにより、連結板2の上端を延長して支持部6とし、連結棒3の下端を延長して支持棒15とし、支持部6及び支持棒15に、バケット蓋34の全開位置でそれぞれ丸棒38a,bに当接するストッパーの役割を担わせることができる。
(押しバネの装着機構)
上述した圧縮コイルバネによるバネ機構において、茹で麺装置用バケット30に本発明に係る押しバネ1を装着する手順を説明する。図3に、茹で麺装置用バケット30に押しバネ1を装着する手順を上側から示し、図4に、茹で麺装置用バケット30に押しバネ1を装着する手順を側面から示す。図3(a)及び図4(a)は、丸棒38aに押しバネ1を挿入した状態であり、図3(b)及び図4(c)は、丸棒38aの溝部14aに押しバネ1を装着した状態である。また、図4(b)は、図4(a)のC−C断面を示し、図4(d)は、図4(c)のD−D断面を示す。
図4(c)に示すように、連結板2の支持部6の先端を丸棒38aに突き当てると、丸棒38aは第2係止板5の第1孔8の位置となる。この第1孔8の直径は、丸棒38aに設けられた溝部14aが貫通するサイズであり、丸棒38aは貫通できない。すなわち、押しバネ1を茹で麺装置用バケット30に装着するには丸棒38aを第2孔9に通さなければならず、その状態では、支持部6の先端は丸棒38aと干渉してしまい、押しバネ1はそのままでは茹で麺装置用バケット30に装着できない。そこで、押しバネ1を下方に引っ張り込んで無理やり挿入することになるが、バネ本体10の復元力に抗して押しバネ1を引っ張り込むのは容易ではなく、労力と時間がかかる。
そこで、本発明では図3(a)に示すように、連結板2の支持部6は、押しバネ1の装着時にバケット蓋34の丸棒38aと干渉しないように、連結棒3の第2係止板5に対して斜め方向に軸回転させる。すなわち、連結板2の支持部6を図3(a)に示すライン(C)を超すまで軸回転させることで丸棒38aをかわして連結板2の支持部6が挿入できる。図4(a)にこの動作を側面から見た様子を示す。連結板2の支持部6は、側面から見ると斜めに傾けられて丸棒38aに挿入されるように見える。挿入された押しバネ1は、図3及び図4に示す方向(Z)に移動し、丸棒38aの溝部14aの位置に設置される。そして、図4(b)から図4(d)への変化に示すように、丸棒38aの位置を第2係止板5の第2孔9から第1孔8へと移動させる。
連結板2の支持部6は、押しバネ1の装着の際に、バケット蓋34の丸棒38aの溝部14aに連結棒3の第2係止板5の第1孔8が係合した状態で、バケット蓋34の丸棒38aに突き当たって支持するように軸回転する。すなわち、図3(b)及び図4(c)に示すように、連結棒3の第2係止板5の位置を下げて丸棒38aを第1孔8に係合した状態とすると、連結板2の支持部6の位置は丸棒38aをかわせる位置になる。そして、連結板2の支持部6を上述した軸回転方向と逆方向に軸回転させる。その結果、図3(b)及び図4(c)に示すように、押しバネ1は、茹で麺装置用バケット30の丸棒38aに装着される。
一方、連結板2の支持部6は、押しバネ1の脱却の際に、バケット蓋34の丸棒38aに突き当たって支持している状態から軸回転することで、丸棒38aをバケット蓋34の丸棒38aの溝部14aに係合している連結棒3の第2係止板5の第1孔8から第2孔9に移動させる。すなわち、押しバネ1を茹で麺装置用バケット30から脱却させる場合には、上述した手順と逆の手順を踏むことができる。
押しバネ1をバケット蓋34の丸棒38aに装着した後、バケット本体32の丸棒38bに連結板2の第1係止板4を係止させる。つまり、バケット本体32の丸棒38bの溝部14bに第1係止板4のL型切込み7を引掛けることで容易に係止させることができる。これにより、押しバネ1の茹で麺装置用バケット30の丸棒38a及び丸棒38bへの装着が完了する。
(押しバネの装着方法)
以下に、図面を用いて本発明に係る押しバネ1の装着方法を図5のフローチャートを用いて説明する。押しバネ1の脱却方法は、この装着方法の逆の動作を行えばよい。なお、各ステップは、S1〜S5により示す。
押しバネ1の装着の際に、連結板2がバケット蓋34の丸棒38aと干渉しないように、連結板2を連結棒3の第2係止板5に対して斜め方向に軸回転させる(S1)。このステップは、図3(a)及び図4(a),(b)に示す状態である。これにより、茹で麺装置用バケット30に本発明の押しバネ1を挿入する際に、連結板2の支持部6が丸棒38aをかわして挿入でき、互いに干渉することが回避される。
次に、第2係止板5の第2孔9に丸棒38aを挿入する(S2)。そして、丸棒38aを第2係止板5の第1孔8に係合させ(S3)、連結板2の支持部6を連結棒3の第2係止板5と略平行に軸回転させ、バケット蓋34の丸棒38aに突き当てて支持させる(S4)。これらのステップにより、図3(b)及び図4(c),(d)に示す状態となり、押しバネ1は、茹で麺装置用バケット30の丸棒38aへの装着が完了する。
バケット本体32の丸棒38bの溝部14bに第1係止板4のL型切込み7を引掛けて係止させる(S5)。これにより、押しバネ1の茹で麺装置用バケット30の丸棒38a及び丸棒38bへの装着が完了する。
1 (茹で麺装置用バケットの)押しバネ、2 連結板、3 連結棒、4 第1係止板、5 第2係止板、6 支持部、7 L型切込み、8 第1孔、9 第2孔、10 バネ本体、11 バネ保持部、12a,12b フランジ板、13 ウエブ板、14a,14b 溝部、15 支持棒、16 丸棒支持部、17 ナット、30 茹で麺装置用バケット、31 開口、32 バケット本体、33 蝶番、34 バケット蓋、35 仕切板、36 バネ機構、37 分割室、38a,38b 丸棒、39 引っ張りバネ、40 金属保護パイプ

Claims (6)

  1. 長手方向の上面に開口を有する筒状のバケット本体と、バケット本体と蝶番を介して連結される板状のバケット蓋とを備え、バケット蓋は、バケット本体の側面とバケット蓋の端部にそれぞれ設けられた溝部を有する丸棒同士を結合した押しバネにより開閉自在にバケット本体の開口を塞ぐ茹で麺装置用バケットの押しバネにおいて、
    バケット本体側に、バケット本体の丸棒の溝部に係止するL型の切込みのある第1の係止板を有し、バケット蓋側に、バケット蓋の全開位置でバケット蓋の丸棒に突き当たって支持する支持部を有する連結板と、
    バケット本体側に、バケット蓋の全開位置でバケット本体の丸棒に突き当たって支持する支持棒を有し、バケット蓋側に、内部にバケット蓋の丸棒の溝部に係止する開口部のある第2の係止板を有する連結棒と、
    連結棒を貫通させる貫通孔を有する2枚のフランジ板と、連結板に重ね合わされて固定されるウエブ板とからなり、バネ本体を内蔵するバネ保持部と、
    から構成されることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネ。
  2. 請求項1に記載の茹で麺装置用バケットの押しバネであって、連結棒の開口部は、バケット蓋の丸棒に設けられた溝部のみが貫通する第1の孔と、溝部及び丸棒が貫通する第2の孔とが連結棒の軸方向に一部重なって設けられ、連結板の支持部は、押しバネの装着時にバケット蓋の丸棒と干渉しないように、連結棒の第2の係止板に対して斜め方向に軸回転可能であることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネ。
  3. 請求項2に記載の茹で麺装置用バケットの押しバネであって、連結板の支持部は、押しバネの装着の際に、バケット蓋の丸棒の溝部に第2の係止板の第1の孔が係合した状態でバケット蓋の丸棒に突き当たって支持するように軸回転可能であることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネ。
  4. 請求項2又は3に記載の茹で麺装置用バケットの押しバネであって、連結板の支持部は、押しバネの脱却の際に、バケット蓋の丸棒に突き当たって支持している状態から軸回転することで、丸棒をバケット蓋の丸棒の溝部に係合している連結棒の第2の係止板の第1の孔から第2の孔に移動させることが可能であることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の茹で麺装置用バケットの押しバネであって、バネ本体は、中央部でコイルの直径が膨らむ紡錘状の圧縮コイルバネであることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネ。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の茹で麺装置用バケットの押しバネの装着方法において、
    押しバネの装着の際に、連結板がバケット蓋の丸棒と干渉しないように、連結板を連結棒の第2の係止板に対して斜め方向に軸回転させるステップと、
    第2の係止板の第2の孔に丸棒を挿入するステップと、
    丸棒を第2の係止板の第1の孔に係合させるステップと、
    連結板の支持部を連結棒の第2の係止板と略平行に軸回転させ、バケット蓋の丸棒に突き当てて支持させるステップと、
    バケット本体の丸棒の溝部に第1の係止板のL型の切込みを引掛けて係止させるステップと、を備えることを特徴とする茹で麺装置用バケットの押しバネの装着方法。
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