JP4698297B2 - 基地局間同期システム、基地局及びその方法 - Google Patents

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本発明は基地局間同期システム、基地局及びその方法に関し、特に同期情報の送受信を行うことで基地局間同期を行う基地局間同期システム、基地局及びその方法に関する。
一般に、複数の基地局を設け、各基地局が移動局との間で時分割多重(TDMA:Time Division Multiple Access)方式により送受信を行うPHS(Personal Handyphone System)等の移動体通信システムでは、各基地局の送受信信号のフレーム同期がとれていないと、フレーム内の連続する複数のタイムスロットが相互に干渉を受けることになる。
また、イーサネット(登録商標)LAN接続型のPHS基地局では、イーサネット(登録商標)が非同期回線であるため、基地局間でTDMAフレームの同期を取る必要がある。従来のイーサネット(登録商標)LAN接続型のPHS基地局は、他のPHS基地局が送信している制御チャネルを受信することで、TDMAフレームタイミングの補正を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1では、PHS基地局の制御チャネルは連続的にフレーム送信されるのではなく、間欠的にフレーム送信されるため、以下のような問題が生じる。
つまり、同期先のPHS基地局に対して自局がTDMAフレームタイミングの補正を行うと、その瞬間自局の送信タイミングも若干ずれることになる。タイミング補正を行う周期が長いほどこのずれも大きくなり、タイミング補正を行ったPHS基地局に対して接続しているPHS子機及びそのPHS基地局を基準としてタイミング補正を行っているPHS基地局に対して受信エラーを引き起こす要因となる。受信エラーは、PHS子機に対しては、ノイズ、ハンドオーバ及び呼切断の原因となる。また、PHS基地局に対しては、同期外れの原因となる。
さらに、同期先のPHS基地局の受信品質が良くない場合は、受信エラーによりタイミング補正を行えないケースが発生する。タイミング補正を行う周期が長い場合は、1度の受信エラーによる影響が大きくなる。例えば、タイミング補正周期が150msの場合、1度の受信エラーが発生すると、次の150ms間でタイミング補正を行うことになるので、タイミング補正に300ms間の時間を要することになる。
また、同期先のPHS基地局を選択する際は、自局に同期しているPHS基地局を選択してしまうと同期が安定しないため、自局に同期していないPHS基地局を選択する必要がある。しかし、制御チャネルを使用する方式では、無線上で他のPHS基地局に通知できる情報量はわずかである。このため、確実に選択するためには、併行してLAN上で制御情報を個別にやりとりする必要がある。例えば、CSID(Cell Station Identifier)とIP(Internet Protocol)アドレスとの対応づけを管理するしくみを構築する必要がある。
特開2003−319451号公報(第5−6頁、第9−13頁)
上述した従来の基地局間同期システム及びその方法は、制御チャネルが間欠的にフレーム送信されるためタイミング補正時のずれが大きく、受信品質が良くない環境においては顕著に通信中のPHS子機に悪影響を及ぼしやすいという欠点を有している。
また、制御チャネルで送信できる同期情報量は限られているので、確実に適切な同期が取れる保障がないという欠点を有している。
本発明の目的は、タイミング補正時のずれを小さくする基地局間同期システム、基地局及びその方法を提供することにある。
本発明の基地局間同期システムは、
時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期システムにおいて、1フレーム中の少なくとも1つのスロットを使用し、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を送信する第1の基地局と、前記スロットから前記同期情報を受信する第2の基地局とを備え、前記第2の基地局は、この同期情報の中に自局の識別番号がないことを確認した上で、前記第1の基地局を基準としてフレームタイミング補正を行うタイミング補正手段を含むことを特徴としている。
本発明の基地局は、
時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期を行う基地局において、
同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報の送受信を行う送信部及び受信部と;
相手局から受信した前記同期情報の中に自局の識別番号の有無を判定し、前記自局の識別番号有りの場合相手局の識別番号を削除し、前記自局の識別番号無しの場合前記相手局を同期先と判定する基地局管理部と;
前記相手局を同期先と判定後、前記相手局からの受信タイミングと自局のタイマのタイミングとを比較し、同期判定及びタイミング補正を行う同期判定タイミング補正部と;
を備えたことを特徴としている。
本発明の基地局間同期方法は、
時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期方法において、
第1の基地局が1フレーム中の少なくとも1つのスロットを使用し、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を送信し、
第2の基地局が前記スロットから前記同期情報を受信し、受信した前記同期情報の中に自局の識別番号がないことを確認した上で、前記第1の基地局を基準としてフレームタイミング補正を行うことを特徴としている。
本発明の基地局間同期方法は、
時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期方法において、
基地局の起動時に制御チャネルを検索し、近隣の基地局の固有にもつ識別番号とその受信レベルのリストを作成するステップと;
前記リスト内でもっとも受信レベルが大きい基地局に対して、同期スロット情報の要求を送信し、その応答から対象となる基地局の同期情報であって、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を受信するステップと;
前記同期スロット情報の応答の有無を判定し、前記同期スロット情報の応答がない場合、前記リストから対象基地局の識別番号を削除するステップと;
前記同期スロット情報の応答がある場合、同期スロットから同期情報を受信し、前記同期情報に自局の識別番号が含まれているかどうかを判断するステップと;
前記同期情報に自局の識別番号が含まれている場合、前記リストから前記対象基地局の識別番号を削除するステップと;
前記同期情報に自局の識別番号が含まれていない場合は、フレームごとにタイミング補正を行い、制御チャネル送信を開始するステップと;
を備えたことを特徴としている。
本発明の基地局間同期システム、基地局及びその方法は、1フレーム中の1スロットを同期用に用い、この同期用のスロットを用いてフレームごとにタイミング補正を行うことで、タイミング補正時のずれを小さくする。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の基地局間同期システム及びその方法の一つの実施の形態を示すブロック図である。
図1に示す本実施の形態は、PHS基地局10,20,30と、PHS子機11,21,31と、イーサネット(登録商標)LAN40と、PBX50とから構成されている。
PHS基地局10、PHS基地局20、PHS基地局30がイーサネット(登録商標)LAN40に接続し、イーサネット(登録商標)LAN40を介して同期情報を用い同期通信を行う。PHS子機11はPHS基地局10と通信を行う。PHS子機21はPHS基地局20と通信を行う。
PHS子機31はPHS基地局30と通信を行う。PBX50はイーサネット(登録商標)LAN40と接続し、公衆デジタル通信網(図示せず)と回線交換を行う。
図2は図1のPHS基地局の詳細ブロック図である。
図2を参照すると、PHS基地局10,20,30の各々は、LANインタフェース部101と、子機インタフェース部102と、送信部103と、受信部104と、基地局管理部105と、同期判定タイミング補正部106と、タイマ107とを有している。
LANインタフェース部101はイーサネット(登録商標)LAN40との送受信インタフェースを行う。子機インタフェース部102はPHS子機11,21,31との送受信インタフェースを行う。送信部103はPHS基地局、PHS子機へのデータ送信を行う。受信部104は他のPHS基地局、PHS子機からのデータ受信を行う。基地局管理部105は近隣のPHS基地局であるCSのCSID(Cell Station Identifier)とその受信レベルのリストの作成等や、PHS基地局全体の管理制御を行う。同期判定タイミング補正部106は同期の判定、タイミング補正処理を行う。タイマ107はタイミング補正用のタイミング信号を生成する。
図1において、PHS基地局10は1フレーム中のスロットの1つを使用し、自局の同期情報を送信する。PHS基地局20はPHS基地局10が送信する同期情報を受信することで、同期先として相手のPHS基地局10が相応しいかの判定を行った後、自局のTDMAフレームのタイミングの補正を行う。
次にタイミング補正を行う動作について説明する。
自局が保持する図2のタイマ107からのタイミングと、同期先PHS基地局のスロットを受信したタイミングを同期判定タイミング補正部106で比較し、ズレが有れば自局のタイマ107を修正する。
例えば、タイミングt1で同期先スロットを受信するところを、t2のタイミングで受信した場合、自局のタイマ107をt2→t1にリセットする。つまり、同期先スロットを受信した瞬間がt1になるように補正する動作となる。
このようにして、PHS基地局はフレームごとに同期情報の取得及びTDMAフレームタイミングの補正を行うことができるようにしているので、ふさわしくない同期先の選択や一時的な受信品質の劣化による基準タイミングの喪失(同期外れ)を防ぐことができる。したがって、PHS基地局間をイーサネット(登録商標)LAN経由で接続するシステムではPHS基地局のみで自立的に安定した同期状態を保つことができる。
次に、図1を参照して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。
PHS基地局10は同期情報を他のPHS基地局に対して送信する。PHS基地局20は、PHS基地局10の送信した同期情報を受信し、同期情報の中に自局(PHS基地局20)のCSID(Cell Station Identifier)が無いことを確認する。無いことを確認した上で、PHS基地局20はPHS基地局10を基準としてTDMAフレームのタイミング補正を行い、同期情報を他のPHS基地局に対して送信する。CSIDは各PHS基地局が固有にもつ識別番号である。
図3は同期情報の受信及び送信を示すフレームフォーマットの図である。
PHSでは1フレーム(5ms)が8スロット(0〜7)で構成されており、1スロットは625μsの時間幅である。スロット0〜3は上り回線(子機→基地局)に、スロット4〜7は下り回線(基地局→子機)の通信に使用される。1つのPHS基地局は4スロットを使用して同時に4通話分の回線を保有するが、1スロットは制御情報用として専用に使用されるので、通話用として3スロット使用することで3回線になる。
本発明は、さらに通話用スロットから1スロットを使用し、1回線(1チャネル)を基地局間の同期用として使用しているので、通話用スロットは2回線になる。
なお、通話用スロットの1つを同期用スロットとして使用するが、この通話用スロットの名称は必ずしも常に通話専用に使用されるものではなく、通話以外のデータにも使用される。ここではPHSを対象としているので、通話音声データとして通話用スロットと呼称している。
図4は図3のフレームフォーマットでのスロット構成を示す図である。
図4に示すとおり、1スロットは625μsの時間幅であり、240bitのデータから構成されている。同期用のスロットとして、Iフレーム内の180bitに同期情報を格納する。図4に記載されているR,SS,PR,UW,CRC,G,CI,SAについては、PHSの規格であるRCR STD−28に規定されている。図4の中の各ブロックの数字はビット数を表す。
なお、各記号の「R」は過渡応答用ランプタイム、「SS」はスタートシンボル、「PR」はプリアンブル、「UW」は同期ワード、「CRC」はエラー検出用巡回冗長符号、「G」はガードビットを示す。「I」フレームを構成する「CI」はチャネル種別、「SA」は低速付随制御チャネル(SACCH)を意味する。
同期情報は、同期スロット情報と同期先CSID情報の2つからなる。同期用スロットはマルチフレーム構成をとることが可能であり、そのためのフレーム番号情報は同期スロット情報として格納される。同期先CSID情報部には、同期先のPHS基地局のCSIDが格納される。
例として、42bitのCSIDを格納する場合、1フレームで3個のCSIDを格納することが可能である。これはスロット内に、同期先CSID情報用として144bit確保しているので、42×3=126であるから1フレームで3台分までの同期を確保できることになる。
次に図3において、PHS基地局10はスロット1により同期情報を送信し、PHS基地局20はスロット1によりPHS基地局10の同期情報を受信する。PHS基地局20は4スロット後の同じチャネル位置に相当するスロット5により同期情報をPHS基地局30に送信する。PHS基地局30は、スロット5によりPHS基地局20の同期情報を受信し、4スロット後のスロット1により同期情報を他のPHS基地局に送信する。以降、PHS基地局は上述の動作を繰り返す。
また、上記実施の形態では、同期情報を送信する同期用スロットにスロット1、スロット5を使用しているが、制御スロット以外のどのスロット(スロット2,6やスロット3,7)を使用してもよい。
図5は本発明の基地局間同期システム及びその方法の動作を示すフローチャートである。
次に図2、図3及び図5を用いてPHS基地局の動作を説明する。
基地局管理部105は、PHS基地局(ここではPHS基地局20とする)であるCS(Cell Station)を起動した直後は(ステップS1)、まず制御チャネルを検索し、近隣のCSのCSID(Cell Station Identifier)とその受信レベルのリストを作成する(ステップS2)。
図6はPHS基地局のCSIDと受信レベルの対応を示す図である。
図6は自局の側にいるPHS基地局のCSIDとその受信レベルの対応リストを示しており、このリストをもとに同期先を示すことになる。
ここでCSはPHS基地局を示し、CSIDは各PHS基地局が固有にもつ識別番号を示す。次に基地局管理部105はリストが空かどうかを判定する(ステップS3)。基地局管理部105はリストが空であれば、自走内部クロックによりタイミングをとり(ステップS10)、ステップS11に進み送信部103を制御し制御チャネル送信を開始する。基地局管理部105はリストが空でなければ、リスト内でもっとも受信レベルが大きいCS(例えばPHS基地局10)に対して、同期スロット位置情報の要求を送信部103により送信する(ステップS4)。ここで、同期スロット位置情報とは、図3の同期用スロット番号(図3の場合、スロット1)を示す。
次に、基地局管理部105は同期スロット位置情報の応答の有無を判定し(ステップS5)、ステップS5で同期スロット位置情報の応答がない場合、リストから対象(PHS基地局10)のCSIDを削除し(ステップS8)、ステップS3に戻る。
基地局管理部105はステップS5で同期スロット位置情報の応答がある場合、同期スロットから同期情報を受信し(ステップS6)、同期情報に自局(PHS基地局20)のCSIDが含まれているかどうかを判断する(ステップS7)。
ステップS7で、基地局管理部105は同期情報に自局のCSIDが含まれている場合、リストから同期情報の応答があったCS(PHS基地局10)のCSIDを削除する。つまりリストからこのCSの項目を削除し、同期先の対象のCSを変更するため、ステップS3に戻る(ステップS8)。この動作の理由については図7を用いて後述する。
また、ステップS7で自局のCSIDが含まれていない場合は、基地局管理部105はこの情報を同期判定タイミング補正部106に送出し、同期判定タイミング補正部106は同期スロット(図3のスロット1)でフレームごとにタイミング補正を行う(ステップS9)。次に制御チャネル送信を開始する(ステップS11)。
以後、図3のようにPHS基地局10と20との間でステップS3からステップS11がフレーム毎に繰り返され、これによりフレーム毎にスロット1による同期の確立を行う。
図7はPHS基地局間の同期状態を示す図である。
さて、同期情報の中に自局のCSIDが含まれている基地局に同期すると、同期の輪(同期先を辿っていくと自局にたどり着く)ができる(図7(a))。この状態では、同期が安定せず、また複数の同期グループができる可能性がある。同期が安定しないのは、自局がフォールスロック等誤同期した場合、他局全てが誤同期することになるからである。図7(a)ではグループA、グループB間の同期は取れていない。無線同期は原則的にすべてのPHS基地局で取れている必要があり、その場合、同期状態は図7(b)のようにツリー状(枝分かれしていく状態)になる。
ここで、同期先にふさわしいかどうかの判定について説明する。PHSで安定したサービスを行うための条件として、「サービスエリア内の全てのPHS基地局において、無線上のタイミングが同期していること」がある。全てのPHS基地局の無線上のタイミングが取れているということは、同期状態がツリー状(図7(b))になっていることを意味する。
これを実現するための方法として、外部で同期状態を管理することが考えられるが、そのためには同期状態を管理するための装置(同期管理サーバ)を、サービスエリア毎に用意する必要がある。本発明の方式では、外部で同期状態を管理する装置を必要とせず、各PHS基地局が自立的に同期先のPHS基地局を選択し、かつ、正しい同期状態を保つ(=同期の輪を避ける)ことができる。
各PHS基地局が自立的に同期先を選択する際、図7(a)のような同期の輪ができることは避ける必要がある。
本発明では、上述の同期の輪を避けるために、同期先選択時の判定処理(図5のステップS7)において、同期先から受け取る同期情報の中に自局のCSIDが入っていないかをチェックする。入っているのであれば、そのPHS基地局を同期先に選択すると、同期の輪ができるので、そのPHS基地局を同期先の候補から削除するということを行う(図5のステップS8)。
同期先のPHS基地局は、距離が近い(つまり受信レベルが大きい)方が安定して同期情報を受信できるので、基本的に最も近いPHS基地局に同期することになる。距離が遠く離れると、伝送エラーが発生し同期情報を取りこぼす可能性が高くなる。したがって、図5のステップS4でリスト内で受信レベルが大きいものから同期可能か否かをチェックすることになる。
図5のステップS4でリスト内でもっとも受信レベルが大きいCSに対して同期スロット位置情報の要求を送信し、その応答から対象となるCSの同期情報を受信する。同期情報に自局のCSIDが含まれていた場合(図5のステップS7)は、リストから本CSの項目を削除し(図5のステップS8)、対象を次のCSへ変更する。
一方、同期情報に自局のCSIDが含まれていなかった場合は、同期情報を送ってきたCSを同期先CSに決定し、フレームごとに同期用スロットの送信タイミングに合わせて自局のTDMAフレームタイミングを補正することになる(図5のステップS9)。
なお、「同期スロット情報」、「同期先CSID情報」については、同期先のPHS基地局からこれまでの同期状態を確認するために使用される。つまり、このPHS基地局に同期して良いのかどうかを判定するために使用されるものである。
上述の通り、フレームごとにTDMAフレームタイミングの補正を行おうとしているので、一時的に受信品質が劣化してもタイミング補正時のずれ幅を小さくできる。
また、常に同期用のスロットで同期先PHS基地局の同期情報を取得できるので、確実かつ容易に同期先CSの選択が行うことができる。
さらに、全てPHS基地局内で完結しているため、外部に接続したPBXや他サーバ等において同期に関する処理を行う必要が無い。
同期情報に同期先のPHS基地局のCSIDを加えたものを同期用のスロットに入れて送信することで、その情報を受信したPHS基地局は同期先として同期情報を送った相手局が相応しい基地局であるかどうかを容易に判断できるので、PHS基地局で自立的に安定した無線同期状態を実現できる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、たとえばLAN接続でない通常のPHS基地局に対しても適用することができる。
また、本発明は時分割多重(TDMA)方式であり、かつ複数のスロットによりフレーム構成された信号により送受信を行うものであれば、PHS通信方式に限定されるものではない。
本発明の基地局間同期システム及びその方法の一つの実施の形態を示すブロック図である。 図1のPHS基地局の詳細ブロック図である。 同期情報の受信及び送信を示すフレームフォーマットの図である。 図3のフレームフォーマットでのスロット構成を示す図である。 本発明の基地局間同期システム及びその方法の動作を示すフローチャートである。 PHS基地局のCSIDと受信レベルの対応を示す図である。 PHS基地局間の同期状態を示す図で、(a)は同期の輪を示す図であり、(b)は正しい同期状態を示す図である。
符号の説明
10,20,30 PHS基地局
11,21,31 PHS子機
40 イーサネット(登録商標)LAN
50 PBX
101 LANインタフェース部
102 子機インタフェース部
103 送信部
104 受信部
105 基地局管理部
106 同期判定タイミング補正部
107 タイマ

Claims (12)

  1. 時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期システムにおいて、1フレーム中の少なくとも1つのスロットを使用し、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を送信する第1の基地局と、前記スロットから前記同期情報を受信する第2の基地局とを備え、前記第2の基地局は、この同期情報の中に自局の識別番号がないことを確認した上で、前記第1の基地局を基準としてフレームタイミング補正を行うタイミング補正手段を含むことを特徴とする基地局間同期システム。
  2. 前記第1及び第2の基地局は、フレーム毎に前記同期情報の取得及び前記フレームタイミング補正を行うことを特徴とする請求項記載の基地局間同期システム。
  3. 前記タイミング補正手段は、前記スロットを受信したタイミングと前記第2の基地局が保持するタイマからのタイミングと比較しずれがある場合、前記タイマを修正することを特徴とする請求項記載の基地局間同期システム。
  4. 前記基地局が、PHS(Personal Handyphone System)基地局であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基地局間同期システム。
  5. 時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期を行う基地局において、
    同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報の送受信を行う送信部及び受信部と;
    相手局から受信した前記同期情報の中に自局の識別番号の有無を判定し、前記自局の識別番号有りの場合相手局の識別番号を削除し、前記自局の識別番号無しの場合前記相手局を同期先と判定する基地局管理部と;
    前記相手局を同期先と判定後、前記相手局からの受信タイミングと自局のタイマのタイミングとを比較し、同期判定及びタイミング補正を行う同期判定タイミング補正部と;
    を備えたことを特徴とする基地局。
  6. 前記基地局管理部は、近隣の基地局の前記識別番号と受信レベルのリストを作成することを特徴とする請求項記載の基地局。
  7. 前記基地局が、PHS(Personal Handyphone System)基地局であることを特徴とする請求項又は請求項記載の基地局。
  8. 時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期方法において、
    第1の基地局が1フレーム中の少なくとも1つのスロットを使用し、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を送信し、
    第2の基地局が前記スロットから前記同期情報を受信し、受信した前記同期情報の中に自局の識別番号がないことを確認した上で、前記第1の基地局を基準としてフレームタイミング補正を行うことを特徴とする基地局間同期方法。
  9. 前記第1及び第2の基地局は、毎フレーム毎に前記同期情報の取得及びフレームタイミング補正を行うことを特徴とする請求項記載の基地局間同期方法。
  10. 前記フレームタイミング補正は、前記スロットを受信したタイミングと前記第2の基地局が保持するタイマからのタイミングと比較しずれがある場合、前記タイマを修正することを特徴とする請求項記載の基地局間同期方法。
  11. 時分割多重方式によるフレーム信号を用いた基地局間同期方法において、
    基地局の起動時に制御チャネルを検索し、近隣の基地局の固有にもつ識別番号とその受信レベルのリストを作成するステップと;
    前記リスト内でもっとも受信レベルが大きい基地局に対して、同期スロット情報の要求を送信し、その応答から対象となる基地局の同期情報であって、同期先の基地局の識別情報を含むことが可能な同期情報を受信するステップと;
    前記同期スロット情報の応答の有無を判定し、前記同期スロット情報の応答がない場合、前記リストから対象基地局の識別番号を削除するステップと;
    前記同期スロット情報の応答がある場合、同期スロットから同期情報を受信し、前記同期情報に自局の識別番号が含まれているかどうかを判断するステップと;
    前記同期情報に自局の識別番号が含まれている場合、前記リストから前記対象基地局の識別番号を削除するステップと;
    前記同期情報に自局の識別番号が含まれていない場合は、フレームごとにタイミング補正を行い、制御チャネル送信を開始するステップと;
    を備えたことを特徴とする基地局間同期方法。
  12. 前記基地局が、PHS(Personal Handyphone System)基地局であることを特徴とする請求項11のいずれか1項に記載の基地局間同期方法。
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