JP4698040B2 - フロントライトユニット、反射型液晶表示装置および表示機器 - Google Patents

フロントライトユニット、反射型液晶表示装置および表示機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフロントライトユニットおよびこのフロントライトユニットを設けた反射型液晶表示装置に関するものである。さらに本発明の反射型液晶表示装置を搭載した表示機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯情報端末,携帯電話等のディスプレイに液晶パネルが使用されているが、低消費電力化、屋外での適用性が求められている。この要求に応じるべく反射型液晶表示パネルが提示されている。
【0003】
しかしながら、反射型液晶表示パネルは夜間等における外光がほとんどない環境下においては、表示画面が認識できないという課題がある。
【0004】
この課題を解消するために、反射型液晶表示パネルの表示画面上にフロントライトユニットを配し、そこからの光を反射型液晶表示パネルに入射させ、その反射光をフロントライトユニットを通過させ、これによって画像認識する技術が提案されている。
【0005】
このような反射型液晶表示装置の一例を図17により説明する。
同図はフロントライトユニットを配置した反射型液晶表示装置1の概略断面図である。
【0006】
2は反射型液晶表示パネルであり、このパネル2の上にフロントライトユニット3を配設している。
【0007】
フロントライトユニット3は、平板状の導光板4と、導光板4の一端面に設けた光源5とから成り、さらに反射防止膜6を形成したものであり、導光板4の外面、すなわち反射型液晶表示パネル2の配設面側とは反対側の面上に溝7を複数個設けている。この溝7はプリズム状にしてもよい。
【0008】
反射型液晶表示パネル2において、8は反射膜、9は液晶、10は基板、11は偏光板である。
【0009】
この反射型液晶表示装置1によれば、光源5の照射光が導光板4の端面より入射し、導光板4内を伝播しながら溝7にて反射され、反射型液晶表示パネル2に入射される。この入射光は偏光板11、液晶9を通して反射膜8により反射され、その反射光が再び液晶9、偏光板11を通過し、さらにフロントライトユニット3の導光板4を通過し、その出射光が画像情報として認識される。
【0010】
このような構成の反射型液晶表示装置1においては、バックライトを用いないことで、表示画面の出射光に対し、さらに輝度を上げることが求められるが、この要求に応じるべく導光板4に溝7を形成している。
【0011】
そして、上記構成の反射型液晶表示装置1においては、この溝7を形成するに当り、導光板4から液晶表示パネル2側への出射光ピークが法線方向になるように設計され、これによって反射光の輝度を高めている。
【0012】
また、特開平10−268308号においては、反射型液晶表示パネルにフロントライトユニットを配設した反射型液晶表示装置が提案され、このフロントライトユニットによれば、第1の導光体と光散乱体から成る第2の導光体とを充填剤でもって固定し、これら導光板の外部への光漏れを低減するとともに、第1の導光体に入射した光を第2の導光体へ導き、第2の導光体でもって法線方向に近い方向に光出射する技術が記載されている。
【0013】
以上のとおり、上述した各液晶表示装置によれば、フロントライトユニットの出射光ピークを法線方向にすることで、輝度が向上すると考えられていた。
【0014】
一方、前記のような平板状の導光板4に代えて、傾斜面部を設けた導光板を使用したフロントライトユニットにおいて、フロントライトユニットの出射光ピークを法線方向からそらす技術が提案されている(特開平11‐218757号参照)。
【0015】
このフロントライトユニットによれば、導光板の反射型液晶表示パネル配設側面をパネルと平行な平面にし、反対側の表示画面側に傾斜面部(傾斜角α)を設けることで、導光板の端面より入射した光源の照射光が、その傾斜面部にて反射され、反射型液晶表示パネルに入射され、これでもって輝度を高めることができる。
【0016】
この傾斜面部を設けるに当り、プリズムを鋸歯状に形成した構成も開示されているが、そのような構成にしたことで、主に輝度や見やすさ等を改善している。
【0017】
そして、導光板の法線方向に対する出射角σを45°程度にすると良好な液晶表示が得られることが実験的に認められている。さらに出射角σが34〜90°にするとよいことも記載されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図17に示す反射型液晶表示装置1や特開平10−268308号に提案された反射型液晶表示装置によれば、輝度を高めるために、フロントライトユニットから液晶表示パネル側への出射光ピークが法線方向になるように設計されているのであって、コントラストを高めることは、まったく検討されていない。
【0019】
この点を図18に示す反射型液晶表示装置1でもって説明すると、導光板4から液晶表示パネル2側への出射光Aのピークが法線方向である場合には、その反射光B0が大きくなり、輝度が高められるが、その反面、導光板4の出射面における反射光Cや、偏光板11の表面での反射光Dが生じることで、とくに液晶表示パネル2を黒表示する場合、輝度が上がり、これに起因してコントラストが低下していた。
【0020】
反射防止膜6を形成することで、反射光Cが低減され、さらに偏光板11の表面にも同様な反射防止膜を形成することで、反射光Dも低減されるが、これら反射光C、Dの影響はなくならず、いまだ満足し得る程度にまでコントラストが改善されなかった。
【0021】
また、特開平10−268308号の反射型液晶表示装置においては、第1、第2の導光体を充填剤でもって固定し一体化した構成であり、その充填剤でもって光の一部が吸収され、輝度やコントラストの低下を招いている。
【0022】
一方、特開平11‐218757号に提示された反射型液晶表示装置についても、表示画面側に傾斜面部(傾斜角α)を設けた導光板を用いるに当たり、輝度を改善するために導光板の法線方向に対する出射角σを34〜90°にすることが記載されているが、法線方向での輝度が低くなっている。
【0023】
この点を図19に示す反射型液晶表示装置1aにて説明する。
プリズムを鋸歯状7aに形成した構成のフロントライトユニット3aを用いるが、導光板4aからの出射光Aが出射角σ45°にて液晶表示パネル2に入射されると、このパネル2にて反射され反射光Bとなり、法線方向より導光板末端側へ傾いた角度が約45°付近になる方向ヘ向けて光が多く出ていく。
【0024】
また、実際には出射光Aは出射角45°をピークとした拡散光であり、これによって反射光Bの一部は法線方向への反射光B0として存在するが、その光量は小さく、法線方向とピーク角度の差が大きいため、法線方向の反射光B0を大きくするのはむずかしいと言える。
【0025】
よって、この提案の反射型液晶表示装置1aを屋外で使用する携帯端末等に使用した場合、出射角σを34〜90°に規定すると、法線方向への輝度が低下し、これによって視認性が劣化し実用的ではない。
【0026】
したがって本発明は上記事情に鑑みて完成されたものであり、その目的は輝度とコントラストの双方を高めた光反射性の表示装置を得るためのフロントライトユニットを提供することにある。
【0027】
本発明の他の目的は法線方向付近での高コントラストおよび高輝度を実現し、良好な視認性を達成した反射型液晶表示装置を提供することにある。
【0028】
本発明のさらに他の目的は携帯情報端末や携帯電話等の屋外用の表示デバイスに適したフロントライトユニットならびに反射型液晶表示装置を提供することにある。
【0029】
また、本発明の目的は本発明の反射型液晶表示装置を搭載することで、その装置の効果を奏する表示機器を提供することになる。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明のフロントライトユニットは、導光板と、導光板の端面に配設した光源とを含み前記導光板の一主面に前記光源に向けて傾斜面を有する溝を形成し、前記導光板内に入射した前記光源の照射光を、前記溝の傾斜面にて反射させ、その反射光を前記導光板の他主面より出射光として出射せしめるフロントライトユニットであって、前記出射光の出射ピークの方向が前記導光板の前記一主面に対する法線方向に対し5°〜15°に規定すべく前記溝の前記傾斜面を形成し、前記導光板の前記端面を凹面状にしたことを特徴とする。
【0031】
本発明の反射型液晶表示装置は、反射型液晶表示パネルに対し、かかる本発明のフロントライトユニットを配したことを特徴とする。
【0032】
本発明の表示機器は、本発明の反射型液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の反射型液晶表示装置を図面により説明する。
図1は本発明の反射型液晶表示装置12の概略断面図である。なお、従来の反射型液晶表示装置1、1aと同一箇所には同一符号を付す。
【0034】
反射型液晶表示装置12は、液晶表示パネル2とフロントライトユニット13とから成る。これら液晶表示パネル2とフロントライトユニット13は、筐体であるフレーム(外枠)を用いて組込んでいる。
【0035】
フロントライトユニット13はアクリル合成樹脂やポリカーボネイト合成樹脂などからなる矩形状の平板である導光板14と、導光板14の一端面に設けた冷陰極管(CFL)やLEDから成る光源5とを主要構成部材とする。
【0036】
導光板14を構成する材料としては、光線を効率良く通過させる透明材であればよく、たとえば透明性および加工性に優れたアクリル樹脂が適している。その他に、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の各種熱可塑性の透明樹脂、もしくは各種ガラス材料等の無機透明材料がある。
【0037】
以上のとおり、反射型液晶表示装置12によれば、液晶表示パネル2とフロントライトユニット13とを、従来の如く充填剤を用いないで、フレームにて組込んでいるので、その充填剤による光吸収がなく、その分、輝度が向上する。なお、本発明の装置において、かかる充填剤を用いても何ら差し支えない。
【0038】
このような基本構造に対し、光源5の導光板14への入射光を出射させる面に反射防止膜6を形成している。この反射防止膜6は導光板14の主面に蒸着法やスパッタリング法等の方法でもって成膜するが、たとえばSiO2層(屈折率約1.46)とTiO2層(屈折率2.2〜2.7)とを交互に2層以上に積層したり、樹脂フィルム上にそのように積層したものを作成し、導光板14の主面に粘着剤でもって貼付したものである。
【0039】
また、導光板14の液晶表示パネル2との配設面とは反対側の面には断面がV字状の溝15を複数個設けている。このような溝形状に代えて、断面が鋸歯状のプリズムにしてもよい。この溝15は導光板14を形成する際に、ヒートコンプレッションまたはインジェクションにて形成すればよい。
【0040】
以上のようなフロントライトユニット13の具体例を図2と図3により説明する。
光源5には冷陰極管(CFL)やLEDを用いるが、LEDを使用する場合には、導光板14の端面に1つもしくは2つ以上配設するが、さらに導光ロッドを導光板14の端面に配設し、この導光ロッドの両端にそれぞれLEDを配してもよい。
【0041】
図2と図3は、このようにLEDを使用したフロントライトユニットであり、図2はフロントライトユニット13aの斜視図、図3は他のフロントライトユニット13bの斜視図である。
【0042】
これらフロントライト13a、13bによれば、矩形状の導光板14と、導光板14の一端面に設けた導光ロッド16と、導光ロッド16の両端に設けたLEDなどからなる点状光源17と、反射防止膜6とから構成される。導光ロッド16の長手端面には、その短辺方向に沿って溝(図示せず)を複数個形成してもよく、さらに導光板14の外面上に、導光ロッド16の長手方向に沿って溝15を直線状に複数個設けている。
【0043】
図2に示すフロントライト13aは、溝15を等間隔のピッチでもって配列形成しているが、図3に示すフロントライト13bは、溝15を導光ロッド16から遠ざかるに従い密になるように形成する。
【0044】
このフロントライト13bによれば、導光板14より出射される光量が導光ロッド16からの距離によらず一定となり、表示領域全体にて均一な輝度が得られる。
【0045】
(液晶表示パネル2)
このパネル2の要部構成を詳述する。
【0046】
反射型の液晶表示パネル2は従来周知のさまざまな構成の反射型パネルを使用することができる。
【0047】
また、液晶表示パネル2では、バックライトを使用しないことで明るい表示を得るために、あらゆる角度からの入射光に対し、広い散乱角度でもって光出射させるのがよく、そのために基板内側面に鏡面の反射板を設けることに加えて、さらに装置前面に散乱性のフィルムを配する、いわゆる機能分離型があり、他方、後方に配設した基板の内側面に対し凹凸形状の光反射層を形成したもの、あるいは基板内側面に鏡面の反射板と散乱層を形成した散乱反射型があるが、いずれも本発明の反射型液晶表示構造に含まれる。
【0048】
そこで、機能分離型の液晶表示パネル2として、図4のカラー液晶表示の反射型構造により説明する。
【0049】
一方のガラス基板10aの上にアルミニウム金属やクロム金属などからなる光反射層8を被覆し、光反射層8上にカラーフィルタ19を形成し、カラーフィルタ19の上にアクリル系樹脂などからなるオーバーコート層20を被覆し、オーバーコート層20上にITOなどからなる透明電極21を帯状に複数配列し、さらに一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜22を被覆する。また、ガラス基板10b上にITOなどからなる透明電極23を帯状に複数配列し、さらに一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜24を被覆する。
【0050】
上記カラーフィルタ19は顔料分散方式、すなわちあらかじめ顔料(赤、緑、青など)により調合された感光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィにより形成する。なお、各カラーフィルタ19間にクロム金属もしくは感光性レジストのブラックマトリックスを形成してもよい。
【0051】
光反射層8については、アルミニウム金属やクロム金属の単一層に代えて、これら各金属層の上にたとえばSiO2 、AlF3 、CaF2 、MgF2 などからなる低屈折率層と、たとえばTiO2 、ZrO2 、SnO2 などからなる高屈折率層との積層構造を配設してもよい。さらには金属層上を低屈折率層と高屈折率層と低屈折率層と高屈折率層と...というように4層、6層、8層以上の積層構造にしてもよい。
【0052】
そして、双方の基板10a、10bをたとえば200〜260°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶からなる液晶25を介して対向配設し、液晶25をシール部材により囲まれた領域内に充填している。
【0053】
さらにガラス基板10bの外面に光散乱性フィルム26とポリカーボネイトなどからなる第1位相差フィルム27とポリカーボネイトなどからなる第2位相差フィルム28とヨウ素系の偏光板29とを順次形成する。
【0054】
光散乱性フィルム26はたとえば大日本印刷(株)製のIDS(Internal Diffusing Sheet)の光散乱膜があり、樹脂中にビーズ等を含有させたものである。その他に平板の表面に光散乱性の凹凸を設けてもよい。そして、光散乱性フィルム26をガラス基板10bと第1位相差フィルム27との間に設けることで、光反射層8による反射光は光散乱性フィルム26でもって正反射方向以外の方向にも散乱され、これによって画像表示の視野角が大きくなり、画像表示の認識領域が広くなる。
【0055】
そして、これら液晶表示パネル2と各フロントライトユニット13a、13bとを組合せて成る液晶表示装置12において、溝15を形成するに当り、図1に示すように導光板14からの出射光Aを法線方向より導光板末端側へ、すなわち光源5の配設面とは対向する面側に向けて、5〜15°の傾きをもたせるように溝15(もしくはプリズム)の傾斜面を調整する。
【0056】
次に、このように反射制御した溝15について、図5により詳述する。
同図は屈折率1.5のアクリル合成樹脂から成る導光板14の要部拡大の断面図である。反射防止膜6は図示しないが、この膜6を成膜形成しても、もしくは成膜しなくても、作用効果上関係しない。
【0057】
同図に示す如く、光源5からの入射光が板面に対し角度θでもって入り、そして、この入射光は前記溝の傾斜面である溝15のプリズム面30へ角度γでもって入射し反射する。
【0058】
この反射光は導光板14の出射面31へ角度δで入射し、そして、液晶表示パネル2側の空気層へ角度σで出射する。
【0059】
このような光路によれば、スネルの法則などから次の関係式が成り立つ。
【0060】
sinσ=1.5×sinδ ・・・(1)
θ=90−(δ+2α) ・・・(2)
θ=90−(γ+α) ・・・(3)
また、導光板14と空気層との界面に入射光が(角度γ、δ)42°以上の光となって入射すると、その界面で全反射する。したがって、γ≧42°で全反射させるとともに、δ<42°で出射させるように溝15の形状/構造を決定する。
【0061】
本発明においては、出射光の角度σ=5〜15°と設定するが、そのために(1)式より角度δ=3.3〜9.9°となる。
【0062】
そして、角度αを変化させたときの角度θの範囲をそれぞれ(2)式及び(3)式より算出すると、表1に示すような結果が得られた。
【0063】
【表1】
Figure 0004698040
【0064】
この表において、(2)式で算出の角度θの範囲が(3)式で算出の角度θの範囲に含まれるαの角度は39〜40°となり、これにより、角度σ=5〜15°にするための角度αは39〜40°が最適となる。
【0065】
叙上の如く、屈折率が1.5である導光板14を用いたが、これに代えて屈折率が1.5以外の導光板14を用いて、同様に最適な溝(プリズム)の構造を算出することができる。
【0066】
また、上述の算出は、図5に示すように断面が階段状のプリズム構造にて説明したが、これに代えて図1に示すような断面がV形状の溝タイプでも同様に算出することができる。
【0067】
以上のような構成の反射型液晶表示装置12の光学特性を測定したところ、以下の如く、図6〜図8に示すような結果が得られた。
【0068】
出射ピーク角度σが0°、10°、20°の3通りになるように、それぞれ溝15の形状/構造や導光板14の構成を規定し、これらのフロントライトユニットの出射輝度分布を測定したところ、図6に示すような結果が得られた。
【0069】
同図の横軸は導光板14からの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの出射輝度を相対値でもって示す。
【0070】
この出射輝度分布の測定方法を図20に示す。
ミノルタ株式会社製の色彩色差計CS−100を用いて、光源を点灯し、そして、導光板出射面(液晶表示パネル側)の導光板センター位置上に配し、それを上下方向に振ることで輝度を測定する。
【0071】
図6において、(イ)は出射ピーク角度σが0°の場合、(ロ)は出射ピーク角度σが10°の場合、(ハ)は出射ピーク角度σが20°の場合である。
【0072】
そして、このように出射ピーク角度σを0°に規定したものをフロントライトユニット(イ)とする。同様に出射ピーク角度σを10°に規定したものをフロントライトユニット(ロ)、出射ピーク角度σを20°に規定したものをフロントライトユニット(ハ)とする。
【0073】
本発明者はこれら各フロントライトユニット(イ)〜(ハ)を用いて、それぞれの反射型液晶表示装置12の白輝度の分布を測定したところ、図7に示すような結果が得られた。
【0074】
図7の横軸はフロントライトユニットからの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの表示画面側の白輝度を相対値でもって示す。
【0075】
この白輝度の測定方法を図21に示す。
ミノルタ株式会社製の色彩色差計CS−100を用いて、光源を点灯し、そして、表示面側の導光板センター位置上に配し、それを上下方向に振ることで白輝度を測定する。
【0076】
また、各フロントライトユニット(イ)〜(ハ)を用いて、それぞれの反射型液晶表示装置12のコントラスト分布を測定したところ、図8に示すような結果が得られた。同図の横軸はフロントライトユニットからの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの表示画面側のコントラストを相対値でもって示す。
【0077】
このコントラスト値は、図21に示す測定方法にしたがって、白輝度と黒輝度を測定し、白輝度/黒輝度の比を算出することで求める。
【0078】
図6〜図8に示す結果から明らかなとおり、フロントライトユニット(イ)のように出射ピーク角度σが0°の場合、白輝度は角度0°(法線方向)付近にて高くなるが、その反面、コントラストが低下し視認性が劣っている。
【0079】
一方、フロントライトユニット(ハ)のように出射ピーク角度σが20°の場合、コントラストは角度0°(法線方向)付近で高いが、その反面、輝度が低下し視認性で劣る。
【0080】
そこで、フロントライトユニット(ロ)のように出射ピーク角度σが10°の場合、反射型液晶装置の白輝度は角度0°(法線方向)付近で、出射ピーク角度σが0°の場合に比べ低いが、実用上支障のない程度の輝度が達成され、しかも、コントラストが高く、良好な視認性が得られている。
【0081】
本発明においては、フロントライトユニットの出射ピーク角度σを0°〜20°の範囲内で種々変えて、輝度とコントラストを測定したところ、表2に示すような結果が得られた。
【0082】
同表中、○印は良好な評価結果が得られた場合であり、×印は実用上支障がある場合である。
【0083】
【表2】
Figure 0004698040
【0084】
この表から明らかなとおり、フロントライトユニットの出射ピーク角度σを5°〜15°にするとコントラストおよび輝度の双方に優れることがわかる。
【0085】
次に本発明の他の実施形態例を述べる。
前述したような反射型液晶表示装置12については、フロントライトユニット13の出射ピークの角度について示してきたが、出射光Aは拡散光であり、この点を図9にて説明する。
【0086】
同図はフロントライトユニット13のうち出射ピーク角度σを10°に規定したフロントライトユニット(ロ)であり、出射光Aに対し、さらに法線方向への出射光A0などがある。
【0087】
この出射光A0が大きい場合、導光板14の出射面31の反射光C0および偏光板29の表面での反射光D0が影響し、とくに液晶表示パネル2が黒表示の場合に輝度が上昇し、コントラストが低下する傾向にあり、最適な状態に至っていない。
【0088】
そこで、本発明においては、光源から導光板に入射される光において、指向性を高めることで、かかる課題が解消される。この発明を図10〜図14により説明する。
【0089】
図10は光源の導光板への入射光の指向性を高めるための様々な構成を示す。同図(a)はフロントライトユニット13dの断面概略図であり、(b)および(c)は、それぞれフロントライトユニット13e、フロントライトユニット13fの断面概略図である。また、図11は各フロントライトユニット13d、13e、13fの光路を示し、図12〜図14はこれらの光学特性を示す。
【0090】
先ず各フロントライトユニット13d、13e、13fの構成を説明する。
フロントライトユニット13dについては、光源5と導光板14の間に凸レンズPを配置している。
【0091】
フロントライトユニット13eでは、導光板14の光源5と対向する端面を凹面状部Qに成している。さらにフロントライトユニット13fについては、光源5と導光板14の間に住友スリーエム社製BEF等の光学フィルムRを配置している。
【0092】
このように集光手段である凸レンズP、凹面状部Qおよび光学フィルムRを形成したフロントライトユニット13d、13e、13fは図11に示すように導光板14からの出射光Aの拡散が抑えられ、たとえば出射方向を10°に傾けた場合に法線方向への出射光A0を顕著に低減することができ、これにより、導光板14の出射面31の反射光C0および偏光板29の表面での反射光D0が低減し、コントラストをさらに高めることができた。
【0093】
このような指向性の高いフロントライトユニット13d、13e、13fを用いた反射型液晶表示装置12の光学特性を測定したところ、以下の如く、図12〜図14に示すような結果が得られた。これら各データは、出射ピーク角度σを10°になるように、それぞれ溝15の形状/構造や導光板14の構成を規定している。
【0094】
図12はフロントライトユニット13d、13e、13fの出射輝度分布を測定した結果であり、同図の横軸は導光板14からの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの出射輝度を相対値でもって示す。
【0095】
(ニ)はフロントライトユニット13d、13e、13fの測定データであり、(ホ)は図6〜図8の(ロ)と同じデータであって、フロントライトユニット13aの出射ピーク角度10°のものである。
【0096】
次にフロントライトユニット13d、13e、13fを用いて、反射型液晶表示装置12の白輝度の分布を測定したところ、図13に示すような結果が得られた。
【0097】
同図の横軸はフロントライトユニットからの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの表示画面側の白輝度を相対値でもって示す。
【0098】
また、フロントライトユニット13d、13e、13fを用いて、反射型液晶表示装置12のコントラスト分布を測定したところ、図14に示すような結果が得られた。同図の横軸はフロントライトユニットからの出射光の法線方向に対する角度であり、右側の横軸(プラス値)は法線方向を基準にして光源側からの測定角度である。また、縦軸はフロントライトユニットの表示画面側のコントラストを相対値でもって示す。
【0099】
図12〜図14に示す結果から明らかなとおり、導光板に入射する光の拡散が小さくなると、フロントライトユニットからの出射光は指向性が強くなることで、角度0°(法線方向)付近において出射光が低下し、反射型液晶装置の白輝度も指向性が強くなるが、その反面、コントラストは上昇する。
【0100】
かくして本発明の反射型液晶表示装置12によれば、光源5から導光板14に入射する光を指向性の強いものにするとともに、その光が導光板14の溝15に反射した後、反射型液晶パネル2側へ出射する際、法線方向への出射光を低減するように、溝15の角度や形状を設計したことで、高コントラストと高輝度との双方を実現することができ、その結果、視認性の良好な反射型液晶表示装置が提供できた。
【0101】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良や変更等は何ら差し支えない。たとえば、上記実施例では出射ピークを法線方向より導光板末端側へずらした場合にて説明しているが、法線方向から光源5側にずらした場合でも同様な効果が得られる。
【0102】
次に本発明の表示機器を説明する。
【0103】
(携帯端末)
図15にて液晶表示装置12を搭載した携帯電話32を説明する。
携帯電話32によれば、小型の筐体33内に液晶表示装置12を配設している。また、筐体33の上部には送信/受信用のアンテナ34を設け、さらに表面にはレシーバ35とマイク36とが形成されている。
【0104】
図16にて液晶表示装置12を配設した携帯端末37を説明する。この携帯端末37は携帯電話32以外のさまざまな情報端末として示す。たとえば、時計、計算機、ゲーム機器、万歩計、GPS、POS、ハンディーターミナル、工業計器などがあるが、これらに限定されるものではない。この携帯端末37においても、小型の筐体38内に液晶表示装置12を配設している。
【0105】
かくしてこれら携帯電話32や携帯端末37においては、高品位表示かつ小型化、低コスト化を達成した液晶表示装置12を用いたことで、同様に高品質、小型および低コストという効果を奏する。
【0106】
また、本発明の液晶表示装置を配設した装置として、携帯端末でもって例示したが、その他、この液晶表示装置を表示デバイスとして使用する各種機器にも適用できる。たとえば、ミシン、ステレオ、楽器、ビデオ、ATM、複写機やファクシミリ、駅、レストラン、工場内の表示パネルなどのさまざまな表示機器の表示板にも使用してもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のフロントライトユニットによれば、出射光の出射ピークの方向が導光板の一主面に対する法線方向に対し5°〜15°に規定すべく溝の傾斜面を形成し、導光板の端面を凹面状にしたことで、輝度とコントラストの双方を高めた光反射性の表示装置を得るためのフロントライトユニットが得られた。
【0108】
また、本発明の反射型液晶表示装置においては、反射型液晶表示パネルに対し、かかる本発明のフロントライトユニットを配したことで、法線方向付近での高コントラストおよび高輝度を実現し、良好な視認性を達成することができ、とくにフロントライトユニットからの出射光の指向性が強くなると、コントラストが顕著に向上する。
【0109】
さらにまた、本発明においては、本発明の反射型液晶表示装置を用いることで、上述したような作用効果を奏する表示機器を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図2】本発明のフロントライトユニットの斜視図である。
【図3】本発明の他のフロントライトユニットの斜視図である。
【図4】本発明に係る液晶表示パネルの要部断面図である。
【図5】本発明のフロントライトユニットの要部を示す図である。
【図6】フロントライトユニットの出射輝度の分布図である。
【図7】反射型液晶表示装置の白輝度の分布図である。
【図8】反射型液晶表示装置のコントラストの分布図である。
【図9】本発明の他のフロントライトユニットの要部を示す図である。
【図10】(a)(b)(c)は本発明のフロントライトユニットの断面図である。
【図11】本発明のフロントライトユニットの要部を示す図である。
【図12】フロントライトユニットの出射輝度の分布図である。
【図13】反射型液晶表示装置の白輝度の分布図である。
【図14】反射型液晶表示装置のコントラストの分布図である。
【図15】携帯電話の正面図である。
【図16】携帯端末の正面図である。
【図17】従来の反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図18】従来の反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図19】従来の反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図20】フロントライトユニットの出射輝度分布の測定方法を示す説明図である。
【図21】反射型液晶表示装置の白輝度分布の測定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1、12反射型液晶表示装置
2・・・反射型液晶表示パネル
3、13、13a、13b・・・フロントライトユニット
4、14導光板
5・・・光源
6・・・反射防止膜
7、15・・・溝
8・・・反射膜
9・・・液晶

Claims (3)

  1. 導光板と、導光板の端面に配設した光源とを含み前記導光板の一主面に前記光源に向けて傾斜面を有する溝を形成し、前記導光板内に入射した前記光源の照射光を、前記溝の傾斜面にて反射させ、その反射光を前記導光板の他主面より出射光として出射せしめるフロントライトユニットであって、
    前記出射光の出射ピークの方向が前記導光板の前記一主面に対する法線方向に対し5°〜15°に規定すべく前記溝の前記傾斜面を形成し、
    前記導光板の前記端面を凹面状にしたことを特徴とするフロントライトユニット。
  2. 反射型液晶表示パネルに対し、請求項1に記載のフロントライトユニットを配したことを特徴とする反射型液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載の反射型液晶表示装置を搭載した表示機器。
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