JP4694293B2 - Control device for vehicle sliding door - Google Patents
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Description
本発明は、フロントドアの開操作に連動してスライドドアを開動作させる車両用スライドドアの制御装置に関する。 The present invention relates to a control device for a vehicle sliding door that opens a sliding door in conjunction with an opening operation of a front door.
従来、例えばワゴン車やワンボックス車などの車両では、リヤ席側のドアに、乗員の乗降を容易にする目的からスライドドアを採用しているものがあり、更に、このスライドドアの開閉操作には大きな力を要することから、モータなどの駆動源を利用して開閉動作させるパワースライドドアを採用するものが知られている。 Conventionally, some vehicles such as wagon cars and one-box cars have adopted sliding doors on the rear seat side for the purpose of facilitating passengers to get on and off. Since a large force is required, a power sliding door that is opened and closed using a driving source such as a motor is known.
又、この種の車両では、フロントドアをヒンジ式ドアとし、リヤ側のパワースライドドアとの間のセンタピラー(「Bピラー」とも云う)を廃止して乗降性を向上させた、いわゆるピラーレス車両も知られている。 In this type of vehicle, the front door is a hinged door, and the center pillar (also referred to as “B-pillar”) between the rear-side power slide door is abolished and the so-called pillar-less vehicle is improved. Is also known.
例えば特許文献1(実開平6−3713号公報)には、リヤ側にスライドドアを有するピラーレス車両において、スライドドアを開状態へ移動させると、その移動がスイッチにより感知され、フロントドアをモータにより開状態となるように動作させる技術が開示されている。
ところで、上述した文献に開示されているように、ピラーレス車両においてはフロントドアとサイドドアとを連動させて開動作させるようにすることで、ドアを僅かに開動作させるだけで広い間口を確保することができる。 By the way, as disclosed in the above-mentioned document, in a pillarless vehicle, the front door and the side door are interlocked and opened to ensure a wide opening just by slightly opening the door. be able to.
しかし、スライドドアとフロントドアとが常に連動して動作するため、搭乗者の意図しない状況であっても、両方のドアが必ず開いてしまうため、使い勝手が悪い問題がある。 However, since the sliding door and the front door always operate in conjunction with each other, both doors always open even in a situation unintended by the occupant.
一方、フロントドアを開ける場合には、スライドドアが開動作しないため、この場合においても使い勝手が悪い問題がある。 On the other hand, when the front door is opened, the sliding door does not open, so that there is a problem in that it is not easy to use.
本発明は、上記事情に鑑み、新たなスイッチ類を追加することなく、フロントドアを開操作するに際し、搭乗者が意図したときにのみスライドドアを連動させることができて、使い勝手の良い車両用スライドドアの制御装置を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, the present invention is a vehicle that is easy to use because the sliding door can be interlocked only when the passenger intends to open the front door without adding new switches. An object of the present invention is to provide a sliding door control device.
上記目的を達成するため本発明は、車体の側部に形成された前開口部と、上記車体の側部で上記前開口部の後方に形成された後開口部と、前端を軸支された状態で上記前開口部を開閉するフロントドアと、上記車体の前後へ移動して上記後開口部を開閉するスライドドアと、上記スライドドアを開閉移動させるドア駆動部とを有する車両用スライドドアの制御装置において、上記フロントドアの全閉状態からの開操作を検知するフロントドア開閉検知手段と、上記フロントドアの開操作に連動して上記ドア駆動部により上記スライドドアを開動作させる制御手段と、上記フロントドアの開操作に連動した上記スライドドアの開動作を選択する選択手段とを有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention has a front opening formed at a side portion of a vehicle body, a rear opening formed at the rear of the front opening portion at the side portion of the vehicle body, and a front end pivotally supported. A vehicular slide door including: a front door that opens and closes the front opening in a state; a slide door that moves forward and backward of the vehicle body to open and close the rear opening; and a door drive unit that opens and closes the slide door. In the control device, a front door opening / closing detection means for detecting an opening operation from the fully closed state of the front door, and a control means for opening the slide door by the door drive unit in conjunction with the opening operation of the front door; And selecting means for selecting an opening operation of the slide door in conjunction with an opening operation of the front door.
本発明によれば、新たなスイッチ類を追加することなく、フロントドアを開操作するに際し、選択手段の操作により、フロントドアの開操作に連動するスライドドアの開動作を選択することができるので、使い勝手が良い。 According to the present invention, when opening the front door without adding new switches, the opening operation of the slide door linked to the opening operation of the front door can be selected by operating the selection means. Easy to use.
以下、図面に基づいて本発明の一形態を説明する。図1〜図6に本発明の第1形態を示す。図1にはパワースライドドアを備えたワンボックスカーの概略斜視図、図2にはルーフを省略したワンボックスカーの概略平面図、図3には車両用スライドドアの制御装置の概略構成図が示されている。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 6 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a schematic perspective view of a one box car provided with a power slide door, FIG. 2 is a schematic plan view of a one box car with a roof omitted, and FIG. 3 is a schematic configuration diagram of a control device for a vehicle slide door. It is shown.
図1、図2に示すように、車両の一例であるワンボックスカー1は、車体1aの両側前部に、その前端を車体1aにヒンジを介して回動自在に軸支されているフロントドア6L,6Rが設けられ、車体1aの両側後部に左側パワースライドドア7L、右側パワースライドドア7Rが各々設けられている。各パワースライドドア7L,7Rは電動式スライドドアであり、各パワースライドドア7L,7Rに対し、駆動源としてのモータ8aを有するドア駆動部8が各々連設されている(図3参照)。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, a one-
又、車体1aは、センタピラー(「Bピラー」とも云う)が廃止された、いわゆるピラーレス構造であり、フロントドア6L,6Rとパワースライドドア7L,7Rとが共に開放されると、車体1aの側部に、フロントドア6L,6Rにより開閉される前開口部1bと、その後方でパワースライドドア7L,7Rにより開閉される後開口部1cとが連続されて広い間口1dが確保される。車体1aの側部に広い間口1dを確保することで、後部座席の乗降は勿論のこと、前部座席への乗降も容易となる。
The
ここで、パワースライドドア7L,7Rの支持構造について簡単に説明する。パワースライドドア7L,7Rは、その前端上下部が、車体1aの上部と下部とに各々に設けられて前後へ延出されているアッパレール11aとロアレール11bとにアッパアーム12aとロアアーム12bとを介して支持されている。又、パワースライドドア7L,7Rの内面に設けられて前後方向へ延出するセンタレール13が、車体1aの側部に設けられているセンタアーム14に支持されている。尚、図1では、左側パワースライドドア7Lの支持構造について示されているが、右側パワースライドドア7Rの支持構造は、左側パワースライドドア7Lと対称な構成を有しているため、図面の記載は省略する。各パワースライドドア7L,7Rは、各レール10,11,13にガイドされて、車体1a側面の前後方向へ移動自在にされている。
Here, the support structure of the
又、各パワースライドドア7L,7Rの前端部に、タッチセンサ21が設けられている。このタッチセンサ21は、パワースライドドア7L,7Rが閉動作する際、ドア前端に異物などが挟み込まれたことを検知するもので、軟性樹脂やゴムなどの可撓性を有するプロテクタ(図示せず)にて被覆されている。パワースライドドア7L或いは7Rが閉動作中、フロントドア6L或いは6Rとの間に異物などが挟み込まれると、タッチセンサ21がON動作しパワースライドドア7L或いは7Rの閉動作が停止し、その後、開動作される。
A
尚、図2の符号18はフューエルリッドであり、本形態では車体1aの右側後部側面に設けられている。又、符号19はフロントドア6L,6Rに設けられているドアアウタハンドル、20はパワースライドドア7L,7Rに設けられているパワースライドドア(PSD)アウタハンドルである。
2 denotes a fuel lid, which is provided on the right rear side surface of the
又、各フロントドア6L,6R、及び各パワースライドドア7L,7Rにドアロック機構(図示せず)が各々併設されており、この各ドアロック機構のロック部分が、図3に示すドアロックアクチュエータ26によりロック/アンロック動作される。尚、図3においては便宜的に1つのドアロックアクチュエータ26のみを示すが、当該ドアロックアクチュエータ26は、全てのドア6L,6R,7L,7Rに設けられている。
Each
各ドア6L,6R,7L,7Rのロック/アンロック、及び各パワースライドドア7L,7Rの自動開閉動作は、ワンボックスカー1に搭載されている制御手段としての制御ユニット(ECU)9で制御される。
Locking / unlocking of each
この制御ユニット9は、周知のCPU、ROM、RAM(いずれも図示せず)などを備えたコンピュータ(マイクロコンピュータ)を主体に構成されており、その入力側に、後述するドアリモコン送信機(以下、「ドアリモコン」と称する)15から無線送信される信号を受信するリモコン受信部9a、上述したタッチセンサ21、各ドア6L,6R,7L,7Rの開閉を検出し、開状態でON動作する、ドア開閉検知手段としてのドアスイッチ22、及び各ドア6L,6R,7L,7Rに設けられているドアロック機構のロック/アンロックを検出し、アンロック状態でON信号を出力するドアロックスイッチ23、パワースライドドア7L,7Rの半開状態を検出するパワースライドドア(PSD)半開検出スイッチ24、パワースライドドア7L,7Rの全開状態を検出するパワースライドドア(PSD)全開検出スイッチ25などが接続されている。
The
ドアスイッチ22、ドアロックスイッチ23は各ドア6L,6R,7L,7R毎に設けられている。又、PSD半開検出スイッチ24、及びPSD全開検出スイッチ25はパワースライドドア7L,7R毎に設けられている。尚、PSD半開検出スイッチ24はリミットスイッチ等で構成されており、例えば各レール10,11,13の何れかの中途に設けられ、パワースライドドア7L,7Rが開動作中に、このPSD半開検出スイッチ24がセンタアーム14を通過したときON動作される。尚、この場合、パワースライドドア7L,7Rの開口量を、駆動モータに設置されたエンコーダやホールICにより読み取り、この読み取った値に基づいてパワースライドドア7L,7Rを予め設定された位置まで開口させるようにしているものでは、PSD半開検出スイッチ24が不要となるため、このPSD半開スイッチ24に代えて、エンコーダやホールICから信号により半開位置を検出するようにしても良い。
The door switch 22 and the
一方、制御ユニット9の出力側にドア駆動部8、ドアロックアクチュエータ26、ブザー27などが接続されている。
On the other hand, a
尚、図3においては、便宜的にタッチセンサ21、スイッチ22〜25、ドア駆動部8、ドアロックアクチュエータ26、ブザー27を1つのみ示したが、上述したように、ドアスイッチ22、ドアロックスイッチ23、及び出力側に接続されているドアロックアクチュエータ26は、各ドア6L,6R,7L,7R毎に設けられている。又、タッチセンサ21、PSD半開検出スイッチ24、PSD全開検出スイッチ25及び出力側のドア駆動部8、ブザー27は、各パワースライドドア7L,7R毎に設けられている。又、図示しないがインストルメントパネル2など、運転者の操作可能な位置に、パワースライドドア7L,7Rを開閉動作させる操作スイッチが配設されている。
In FIG. 3, only one
又、ドアリモコン15は、ドア駆動部8及びドアロックアクチュエータ26の動作を遠隔操作する無線信号をリモコン受信部9aに送信するもので、選択手段である操作スイッチとして、ロックスイッチ16L、及びアンロックスイッチ16Uが設けられていると共に、左側パワースライドドア7Lの自動開閉動作を操作する左側スライドドアスイッチ17L、右側パワースライドドア7Rの自動開閉動作を操作する右側スライドドアスイッチ17Rが設けられている。尚、このドアリモコン15はイグニッションキーに一体的に組み付けられている場合が多い。
The door
制御ユニット9は、リモコン受信部9aが、ドアリモコン15に設けられているロックスイッチ16L(或いはアンロックスイッチ16U)からのロック信号(或いはアンロック信号)を受信すると、全ドア6L,6R,7L,7Rに設けられているドアロックアクチュエータ26を駆動させて、これらに設けられているロック機構を一括してロック(アンロック)動作させる。又、両スライドドアスイッチ17L,17Rの一方からON信号を受信すると、ON信号が出力された側のパワースライドドア7L(或いは7R)が全開動作する。尚、パワースライドドア7L(或いは7R)が全開状態のときに、スライドドアスイッチ17L(或いは17R)をONすると、パワースライドドア7L(或いは7R)は閉動作される。
When the remote control receiver 9a receives the lock signal (or unlock signal) from the
更に、本形態では、ドアリモコン15のアンロックスイッチ16UをONした後、フロントドア6L,6Rの一方を開操作すると、これに連動して、同一側面に配設されているパワースライドドア7L(或いは7R)が自動的に半開動作する。本形態で採用する車体1aはピラーレス構造であるため、フロントドア6L(或いは6R)の開動作に連動してパワースライドドア7L(或いは7R)を半開動作させることで、前部座席への乗車は勿論のこと、後部座席への乗車も容易となる。
Further, in this embodiment, when the unlock switch 16U of the door
制御ユニット9で実行されるパワースライドドア7L(或いは7R)の動作制御は、図4に示すパワースライドドア(PSD)開閉制御ルーチンに従って処理される。このルーチンは、ドアリモコン15の各スイッチ16U,16L,17L,17Rの何れかからON信号が受信されたとき起動される。尚、以下においては、右側フロントドア6Rを開操作させたときの動作について説明し、左側フロントドア6Lを開操作させたときの動作については、関連する構成部品の符号を括弧書きで示し、説明を省略する。
The operation control of the
搭乗者がドアリモコン15の各スイッチ16U,16L,17L,17Rの何れかをONすると、先ず、ステップS1で、フロントドア6L,6Rが閉状態にあるか否かを、この各フロントドア6L,6Rに各々連設するドアスイッチ22の状態に基づいて調べる。そして、フロントドア6L,6Rに各々連設するドアスイッチ22の何れかがONのときは、ステップS9へジャンプし、カウンタのカウント値nをクリアして(n←0)、ルーチンを抜ける。又、フロントドア6L,6Rに各々連設するドアスイッチ22の双方がOFFのとき、すなわち両フロントドア6L,6Rが共に閉状態にあるときは、ステップS2へ進む。
When the passenger turns on any of the
ステップS2では、受信された信号がアンロックスイッチ16UをONしたときに出力されるアンロック信号か否かを調べ、アンロック信号でない場合は、ステップS9へジャンプし、カウンタのカウント値nをクリアして(n←0)、ルーチンを抜ける。又、アンロック信号のときは、ステップS3へ進み、各ドア6L,6R,7L,7Rのロック機構に設けられているドアロックアクチュエータ26を駆動させて、全ドア6L,6R,7L,7Rをアンロックさせ、ステップS4へ進む。
In step S2, it is checked whether or not the received signal is an unlock signal that is output when the unlock switch 16U is turned on. If not, the process jumps to step S9 to clear the count value n of the counter. (N ← 0) and exit the routine. If the signal is an unlock signal, the process proceeds to step S3, and the
ステップS4へ進むと、ステップS4〜S7でパワースライドドア7L或いは7Rを半開動作させるか否かを判定する。先ず、ステップS4では、アンロック信号の受信回数をカウントするカウンタのカウント値nをインクリメントし(n←n+1)、ステップS5へ進み、カウンタのカウント値nと予め設定されている設定回数noとを比較する。この設定回数noは、2回以上の値に適宜設定することができる。尚、本形態ではno=2に設定されている。
In step S4, it is determined in steps S4 to S7 whether or not the
そして、n<no、すなわち搭乗者がドアリモコン15のアンロックスイッチ16Uを設定回数noだけON操作していないときは、ルーチンを抜ける。一方、n≧no、すなわちアンロックスイッチ16Uを、少なくとも設定回数no(本形態では2度押し)以上、ON操作したときは、ステップS6でカウンタのカウント値nをクリアした後(n←0)、ステップS7へ進み、フロントドア6L,6Rに連設するドアスイッチ22の一方がON動作するまで待機する。
When n <no, that is, when the passenger has not turned on the unlock switch 16U of the door
そして、運転者などの搭乗者がフロントドア6R(6L)のアウタハンドル19を引いて、図2に二点鎖線で示すようにフロントドア6R(6L)を開操作すると、当該フロントドア6R(6L)に連設するドアスイッチ22がON動作する。
When a passenger such as a driver pulls the
すると、プログラムは、操作条件が適合していると判定し、ステップS8へ進み、パワースライドドア(PSD)半開制御を実行する。 Then, the program determines that the operation conditions are suitable, and proceeds to step S8 to execute power slide door (PSD) half-open control.
このPSD半開制御は、図5に示すPSD半開制御サブルーチンに従って処理される。このサブルーチンでは、先ず、ステップS11で、ドアスイッチ22がON動作したフロントドア6R(6L)と同一の側面に設けられているパワースライドドア7R(7L)を開閉移動させるドア駆動部8に対して開信号を出力する。すると、ドア駆動部8に設けられているモータ8aがパワースライドドア7R(7L)を、図2の二点鎖線で示すように、車体1aの後方へ移動させて開動作させる。
This PSD half-open control is processed according to the PSD half-open control subroutine shown in FIG. In this subroutine, first, in step S11, the
次いで、ステップS12へ進み、PSD半開検出スイッチ24がON動作したか否かを調べ、OFF状態のときは、ステップS11へ戻り、パワースライドドア7R(7L)の開動作を継続させる。そして、PSD半開検出スイッチ24がON動作したときは、ステップS13へ進み、ドア駆動部8の動作を停止し、パワースライドドア7R(7L)の開動作を停止した後、ステップS14へ進み、PSD閉制御を実行してルーチンを抜ける。
Next, the process proceeds to step S12, and it is checked whether or not the PSD half-open detection switch 24 has been turned ON. If it is in the OFF state, the process returns to step S11 to continue the opening operation of the
ステップS14で実行されるPSD閉制御は、図6に示すPSD閉制御サブルーチンに従って処理される。 The PSD closing control executed in step S14 is processed according to the PSD closing control subroutine shown in FIG.
このサブルーチンでは、先ず、ステップS16で、フロントドア6R(6L)が閉じられたか否かを、フロントドア6R(6L)側のドアスイッチ22がOFF動作したか否かで判定し、ドアスイッチ22がONの開状態にあるときは、ドアスイッチ22がOFF動作するまで待機する。そして、搭乗者がフロントドア6R(6L)を閉操作し、その結果、ドアスイッチ22がOFF動作すると、ステップS17へ進み、パワースライドドア7R(7L)が開状態にあるか否かを、パワースライドドア7R(7L)側のドアスイッチ22がON状態にあるか否かで判断する。
In this subroutine, first, in step S16, it is determined whether or not the
そして、パワースライドドア7R(7L)側のドアスイッチ22がOFFのパワースライドドア7R(7L)が全閉状態にあるとき、例えば後部座席に乗車した搭乗者が手動によりパワースライドドア7R(7L)を閉操作したときは、ルーチンを抜ける。
Then, when the
一方、当該ドアスイッチ22がONのパワースライドドア7R(7L)が開状態にあるときは、ステップS18へ進み、減算タイマT2がタイムアップ(T2=0)したか否かを調べる。この減算タイマT2は、パワースライドドア7R(7L)が半開状態で停止したとき、制限時間T_over2(例えば30[sec])にセットされる(T2←T_over2)。
On the other hand, when the
そして、タイムアップしたとき(T2=0)、すなわち、制限時間T_over2内にフロントドア6R(6L)を閉操作しなかった場合は、ルーチンを抜ける。従って、その後、フロントドア6R(6L)を閉操作しても、パワースライドドア7R(7L)は自動的に閉動作することはない。
When the time is up (T2 = 0), that is, when the
一方、T2>0のとき、すなわち、制限時間T_over2内にフロントドア6R(6L)を閉操作した場合は、ステップS19へ進み、減算タイマT2をクリアし(T2←0)、ステップS20へ進み、ブザー27を設定時間(例えば2[sec])ON動作させて吹鳴させ、搭乗者などにパワースライドドア7R(7L)が閉動作することを知らせる。
On the other hand, when T2> 0, that is, when the
その後、すなわち、ブザー27を吹鳴させるために要した時間が経過した後、ステップS21へ進み、半開状態で停止しているパワースライドドア7R(7L)のドア駆動部8に対して閉信号を出力し、このパワースライドドア7R(7L)を閉動作させて、ルーチンを抜ける。
After that, that is, after the time required for blowing the
このように、本形態では、フロントドア6R(6L)を開操作する前に、ドアリモコン15を操作してパワースライドドア7R(7L)を半開動作可能なスタンバイ状態としたので、図2に二点鎖線で示すように、搭乗者がフロントドア6R(6L)を開操作したとき、それに連動してパワースライドドア7R(7L)を自然に開動作させることができる。その結果、前部座席、或いは後部座席へ乗車するに際し、フロントドア6R(6L)、或いはパワースライドドア7R(7L)を大きく開ける必要がなく、従って、例えば駐車場などで隣接する車両との間隔が狭い場合であっても、容易に乗車することができる。
As described above, in this embodiment, before the
尚、この場合、例えば制限時間T_over2内にフロントドア6R(6L)を一度閉じた後、再度開操作したとき、或いはブザー27が吹鳴動作している間にフロントドア6R(6L)を再度開操作したときは、その後のパワースライドドア7R(7L)の自動閉動作を禁止させるようにしても良い。更に、パワースライドドア7R(7L)が閉動作している最中に、フロントドア6R(6L)を再度開操作したときは、パワースライドドア7R(7L)の閉動作を停止させるようにしても良い。
In this case, for example, when the
又、パワースライドドア7R(7L)の半開量はPSD半開検出スイッチ24のセット位置を移動させることで適宜設定することができる。又、パワースライドドア7R(7L)の半開量を必要最小限とすることで、乗車する際に車室内が外部から間口1dを通して外部から認識され難くなり、車室内に置かれている荷物などを盗難から有効に保護することができる。
Further, the half-open amount of the
更に、本形態では、予め装備されているドアリモコン15をそのまま利用しているため、新たなリモコンを用意する必要がなく、又、車体1a側にも新たなスイッチ類を増設する必要がないので、部品コストをアップさせることなく本形態を実現することができる。
Furthermore, in this embodiment, since the door
又、乗車後、フロントドア6R(6L)を閉じると、それに連動してパワースライドドア7R(7L)が閉動作するため、パワースライドドア7R(7L)を一々閉める必要がなく便利である。
Further, when the
更に、本形態では、フロントドア6R(6L)が閉じている状態で、ドアリモコン15のアンロックスイッチ16Uを、2回以上の設定回数no分だけON操作したときにのみ、当該パワースライドドア7R(7L)の半開動作が可能となり、換言すれば、設定回数no未満の操作では、パワースライドドア7R(7L)は開動作しないため、パワースライドドア7R(7L)の半開動作に搭乗者の意思を反映させることができる。同様に、フロントドア6R(6L)がアンロック状態であり、ドアリモコン15のアンロックスイッチ16Uを操作することなく、フロントドア6R(6L)を開放させた場合もパワースライドドア7R(7L)は開動作されない。
Further, in the present embodiment, the
勿論、ドアリモコン15のスライドドアスイッチ17L,17Rの一方をONした場合は、ONした側のスライドドアスイッチ17L或いは17Rが、通常どおり全開動作される。
Of course, when one of the
尚、本形態では、更に、アンロックスイッチ16UのON操作回数によって、フロントドア6L,6Rに連動するパワースライドドア7L,7Rを選択できるようにしても良い。すなわち、例えばアンロックスイッチ16Uを2回操作したときは、各フロントドア6L(6R)の開操作に連動して、各パワースライドドア7L(7R)を半開動作させる。又、アンロックスイッチ16Uを3回操作したときは、運転席側のフロントドア6Rの開操作に連動してパワースライドドア7Rが開動作されるが、助手席側のフロントドア6Lを開操作してもパワースライドドア7Lは開動作されないように制限する。一方、アンロックスイッチ16Uを4回操作したときは、助手席側のフロントドア6Lの開操作に連動してパワースライドドア7Lが開動作するが、運転席側のフロントドア6Rを開操作してもパワースライドドア7Rは開動作しないように制限する。
In the present embodiment, the
このように、アンロックスイッチ16UのON操作回数で、フロントドア6L,6Rに連動するパワースライドドア7L,7Rを選択できるようにすることで、逆にフロントドア6L或いは6Rの開操作に連動させたくないパワースライドドア7L或いは7Rを選択することができる。
As described above, the
又、図7に本発明の第2形態によるPSD開閉制御ルーチンを示す。上述した第1形態では、フロントドア6R(6L)を開操作する前の、ドアリモコン15による所定の操作をパワースライドドア6R(6L)の半開動作条件としたが、本形態では、フロントドア6R(6L)を開操作した後のドアリモコン15による所定の操作をパワースライドドア6R(6L)の半開動作条件としたものである。
FIG. 7 shows a PSD opening / closing control routine according to the second embodiment of the present invention. In the first embodiment described above, the predetermined operation by the door
すなわち、このルーチンでは、先ず、ステップS26で、フロントドア6L,6Rが閉状態にあるか否かを、この各フロントドア6L,6Rに各々連設するドアスイッチ22の状態に基づいて調べる。そして、これらのドアスイッチ22の何れもOFFのときはルーチンを抜ける。
That is, in this routine, first, in step S26, it is checked whether or not the
一方、これらのドアスイッチ22の一方がON動作すると、ステップS27へ進み、ドアリモコン15に設けられているロックスイッチ16LがON操作されたときに出力されるロック信号が受信されたか否かを調べ、ロック信号が受信されないときはルーチンを抜ける。
On the other hand, when one of these door switches 22 is turned ON, the process proceeds to step S27, and it is checked whether or not a lock signal output when the
又、ロック信号が受信されたときは、操作条件が適合していると判定し、ステップS28へ進み、上述した図5に示すPSD半開制御サブルーチンを実行してルーチンを抜ける。 If the lock signal is received, it is determined that the operating conditions are met, and the process proceeds to step S28, where the above-described PSD half-open control subroutine shown in FIG. 5 is executed to exit the routine.
通常、ロックスイッチ16Lは、全てのドア6L,6R,7L,7Rが閉状態にあるときON操作するものであり、従って、フロントドア6L,6Rの一方が開状態にあるときに操作しても、通常のロック操作に支障を来すことはない。
Normally, the
このように、本形態では、例えば、駐車場などでフロントドア6L,6Rの一方を開操作したとき隣の車両との間隔が狭く、乗車することができる程度までにフロントドア6L,6Rを開くことができない場合、ドアリモコン15のロックスイッチ16LをONすることで、間口1dを乗車可能な幅まで広げることができる。その結果、スムーズな乗車が可能となる。
Thus, in this embodiment, for example, when one of the
又、図8に本発明の第3形態によるPSD開閉制御ルーチンを示す。上述した第2形態では、フロントドア6R(6L)を開操作中にロック信号が受信されたとき、操作条件適合と判定したが、本形態ではドアリモコン15のアンロックスイッチ16UをON操作している間に、フロントドア6L,6Rの一方を開操作したとき、操作条件適合と判定するようにしたものである。
FIG. 8 shows a PSD opening / closing control routine according to the third embodiment of the present invention. In the second embodiment described above, when the lock signal is received during the opening operation of the
すなわち、搭乗者がドアリモコン15の各スイッチ16U,16L,17L,17Rの何れかをONすると、当該ルーチンが起動され、ステップS31で、受信した信号がアンロック信号か否かを調べ、アンロック信号のときはステップS32へ進み、又、アンロック信号以外の信号のときはルーチンを抜ける。
That is, when the passenger turns on any of the
ステップS32へ進むと、各ドア6L,6R,7L,7Rのロック機構に設けられているドアロックアクチュエータ26を駆動させて、全ドア6L,6R,7L,7Rをアンロックさせ、ステップS33へ進む。
In step S32, the
ステップS33では、アンロック信号を受信中か否か、すなわち、アンロックスイッチ16Uが継続的にON操作されているか否かを調べ、継続的にON操作(いわゆる長押し)されているときは、ステップS34へ進み、又、アンロック信号の出力が遮断されたときは、ルーチンを抜ける。 In step S33, it is checked whether or not the unlock signal is being received, that is, whether or not the unlock switch 16U is continuously turned on. When the unlock signal is continuously turned on (so-called long press), The process proceeds to step S34, and when the unlock signal output is interrupted, the routine is exited.
アンロック信号が継続的に出力されていると判断されてステップS34へ進むと、フロントドア6L,6Rに連設するドアスイッチ22の一方がON動作したか否かを調べる。そして、フロントドア6L,6Rに連設するドアスイッチ22の双方がOFF状態にあるときはステップS33へ戻る。又、フロントドア6L,6Rに連設するドアスイッチ22の一方がON動作されたときは、操作条件が適合していると判定し、ステップS35へ進み、上述した図5に示すPSD半開制御サブルーチンを実行し、ルーチンを抜ける。
If it is determined that the unlock signal is continuously output and the process proceeds to step S34, it is checked whether one of the door switches 22 connected to the
このように、本形態では、ドアリモコン15のアンロックスイッチ16Uを継続的にON操作している間にフロントドア6R(6L)を開操作することで、それに連動してパワースライドドア7R(7L)を半開動作させるようにしたので、搭乗者が誤ってドアリモコン15を操作してしまい、気づかないうちにフロントドア6L,6Rの開操作に連動してパワースライドドア7L,7Rが開動作してしまう確率を低減することができる。
As described above, in this embodiment, the
又、図9、図10に本発明の第4形態を示す。ここで、図9は車両用スライドドアの制御装置の概略構成図、図10はPSD開閉制御ルーチンを示すフローチャートである。尚、第1形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。 9 and 10 show a fourth embodiment of the present invention. Here, FIG. 9 is a schematic block diagram of a control device for a vehicle sliding door, and FIG. 10 is a flowchart showing a PSD opening / closing control routine. In addition, about the component same as 1st form, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
上述した各形態では、ドアリモコン15からの信号とフロントドア6L,6Rの開操作との組み合わせで、パワースライドドア7L,7Rの半開動作条件を判定するようにしているが、本形態では、スマートエントリシステムとフロントドア6L,6Rの開操作との組み合わせで、パワースライドドア7L,7Rの半開動作条件を判定するようにしたものである。
In each embodiment described above, the half-open operation condition of the
図9に示すように、制御ユニット9の入力側には、図3に示すリモコン受信部9aに代えて、スマートエントリ信号を受信するスマートエントリ受信部10が接続されている。スマートエントリシステムは、搭乗者が乗車する際のリモコン操作を不要としたキーレスドアエントリシステムであり、電子カードキーなどの携帯型スマートエントリ送信機(図示せず)とスマートエントリ受信部10との間で無線通信によりID照合が行われ、スマートエントリ送信機を携行している者を搭乗者と認識しスタンバイ状態となる。
As shown in FIG. 9, a
このスマートエントリ受信部10に、選択手段であるスマートエントリ用操作スイッチとしてのハンドルスイッチ10aが設けられている。このハンドルスイッチ10aは、例えば運転席側のフロントドア6Lに設けられているアウタハンドル19の近傍に配設されており、搭乗者がスマートエントリ送信機を携行した状態でハンドルスイッチ10aをON操作すると、各ドア6L,6R,7L,7Rがアンロックされる。
The smart
制御ユニット9では、図10に示すPSD開閉制御ルーチンに従い、半開動作条件を判定する。すなわち、このルーチンはスマートエントリ送信機を携行している搭乗者が近接すると起動され、先ず、ステップS41で、スマートエントリ受信部10の、フロントドア6R(6L)に設けられているハンドルスイッチ10aがON操作されたか否か、或いはON操作中か否かを調べ、ハンドルスイッチ10aがON操作されるまで待機する。
The
そして、搭乗者がハンドルスイッチ10aをON操作すると、ステップS42へ進み、各ドア6L,6R,7L,7Rのロック機構に設けられているドアロックアクチュエータ26を駆動させて、全ドア6L,6R,7L,7Rをアンロックさせ、ステップS43へ進む。
When the passenger turns on the
ステップS43では、ハンドルスイッチ10aのON操作時間Tonを計測する。そして、ステップS44へ進み、ON操作時間Tonと予め設定した設定時間TO(例えば5[sec])とを比較し、Ton<TOのときはステップS41へ戻り、ハンドルスイッチ10aのON操作時間Tonを計測する。そして、ハンドルスイッチ10aのON操作時間Tonが設定時間TOに達したとき、ステップS45へ進む。
In step S43, the ON operation time Ton of the
ステップS45では、ブザー27をON動作させて吹鳴させ、搭乗者に設定時間TOに達したことを報知する。
In step S45, the
その後、ステップS46へ進み、フロントドア6R(6L)が開操作されるまで待機する。そして、フロントドア6R(6L)が開操作されてドアスイッチ22がON動作すると、操作条件が適合していると判定しステップS47へ進み、上述した図5に示すPSD半開制御サブルーチンを実行し、ルーチンを抜ける。
Thereafter, the process proceeds to step S46 and waits until the
このように、本形態では、フロントドア6R(6L)を開操作する前に、ハンドルスイッチ10aを比較的長くON操作することで、パワースライドドア7R(7L)を半開動作可能なスタンバイ状態としたので、フロントドア6R(6L)を開操作したとき、それに連動してパワースライドドア7R(7L)を自然に開連動させることができる。
Thus, in this embodiment, before the
又、ハンドルスイッチ10aを設定時間TOに達する前にOFF動作させたときは、フロントドア6R(6L)を開操作しても、パワースライドドア7R(7L)は半開動作しないので、搭乗者の意思を反映した動作が可能となり使い勝手が良い。
Further, when the
更に、予め装備されているスマートエントリシステムをそのまま利用しているため、新たなシステムを増設する必要がないので、部品コストをアップさせることなく本形態を実現することができる。 Furthermore, since the smart entry system installed in advance is used as it is, it is not necessary to add a new system, so that this embodiment can be realized without increasing the cost of parts.
又、図11、図12に本発明の第5形態を示す。図11にはPSD開閉制御ルーチンが示されている。上述した第4形態では、フロントドア6R(6L)を開操作する前にパワースライドドア7R(7L)を半開動作可能なスタンバイ状態に設定するようにしたが、本形態では、フロントドア6R(6L)を開操作した後のハンドルスイッチ10aの操作により、半開動作条件が適合したと判定して、パワースライドドア7R(7L)を半開動作させるようにしたものである。
11 and 12 show a fifth embodiment of the present invention. FIG. 11 shows a PSD open / close control routine. In the fourth embodiment described above, the
すなわち、スマートエントリ送信機を携行している搭乗者が近接するとプログラムが起動され、先ず、ステップS51で、スマートエントリ受信部10の、フロントドア6R(6L)に設けられているハンドルスイッチ10aがON操作されたか否かを調べ、ハンドルスイッチ10aがON操作されるまで待機する。
That is, when a passenger carrying a smart entry transmitter approaches, the program is started. First, in step S51, the
そして、搭乗者がハンドルスイッチ10aをON操作すると、ステップS52へ進み、各ドア6L,6R,7L,7Rのロック機構に設けられているドアロックアクチュエータ26を駆動させて、全ドア6L,6R,7L,7Rをアンロックさせ、ステップS53へ進む。
When the passenger turns on the
ステップS53では、フロントドア6R(6L)が開操作されるまで待機する。そして、フロントドア6R(6L)が開操作されてドアスイッチ22がON動作すると、ステップS54へ進み、ハンドルスイッチ10aが再度ON操作されたか否かを調べ、ON操作されないときはルーチンを抜ける。
In step S53, the process waits until the
又、ハンドルスイッチ10aが再度ON操作されたときは、操作条件が適合していると判定しステップS55へ進み、上述した図5に示すPSD半開制御サブルーチンを実行し、ルーチンを抜ける。
When the
このように、本形態では、フロントドア6R(6L)を開操作した後のハンドルスイッチ10aの操作により、パワースライドドア7R(7L)を半開動作させるようにしたので、例えば、駐車場などでフロントドア6R(6L)を開操作したとき隣の車両との間隔が狭く、乗車することができる程度までにフロントドア6R(6L)を開くことができない場合、ハンドルスイッチ10aをON操作することで、間口1dを乗車可能な幅まで広げることができる。その結果、スムーズな乗車が可能となる。
Thus, in this embodiment, the
又、この場合、ステップS5において実行されるPSD半開制御サブルーチン(図5参照)に代えて、図12に示すPSD半開制御サブルーチンを実行するようにしても良い。図5に示すサブルーチンでは、パワースライドドア7R(7L)を予め設定された幅まで自動的に半開動作させるようにしたが、図12に示すサブルーチンでは、搭乗者がハンドルスイッチ10aによるON操作が継続されている間、パワースライドドア7R(7L)を開動作させるようにしたものである。
In this case, the PSD half-open control subroutine shown in FIG. 12 may be executed instead of the PSD half-open control subroutine (see FIG. 5) executed in step S5. In the subroutine shown in FIG. 5, the
すなわち、先ず、ステップS61でパワースライドドア7R(7L)を開動作させた後、ステップS62へ進み、ハンドルスイッチ10aのON操作が解除されたか否かを調べ、ON操作が継続されているときは、ステップS61へ戻り、パワースライドドア7R(7L)の開動作を継続させる。一方、ハンドルスイッチ10aのON操作が解除されてOFF状態のときは、ステップS63へ進み、パワースライドドア7R(7L)の開動作を停止させる。
That is, first, after the
そして、ステップS64へ進み、PSD閉制御を実行してルーチンを抜ける。このステップS64で実行されるPSD閉制御は、上述した図6に示すPSD閉制御サブルーチンに従って処理される。 Then, the process proceeds to step S64, the PSD closing control is executed, and the routine is exited. The PSD closing control executed in step S64 is processed according to the PSD closing control subroutine shown in FIG.
図12に示すサブルーチンでは、搭乗者がフロントドア6R(6L)を開操作するに際し、ハンドルスイッチ10aを継続的にON操作することで、パワースライドドア7R(7L)を必要とする量(開口幅)だけ動作させることができる。従って、乗車の際の間口1dの半開量を搭乗者が自由に設定することができるため便利である。
In the subroutine shown in FIG. 12, when the passenger opens the
ところで、上述した第3形態の図8に示すPSD開閉制御ルーチンのステップS31、及びステップS33で読込むアンロック信号を、スマートエントリ受信部10のハンドルスイッチ10aから出力されるON信号と読み換えることで、図8に示すPSD開閉制御ルーチンを、スマートエントリシステム搭載車に適用することができる。
By the way, the unlock signal read in step S31 and step S33 of the PSD opening / closing control routine shown in FIG. 8 of the third embodiment described above is replaced with the ON signal output from the
図8に示すPSD開閉制御ルーチンをスマートエントリシステム搭載車に適用することで、ハンドルスイッチ10aを過ってON操作した場合であっても、操作者が気づかないうちにパワースライドドア7L,7Rが開動作してしまう確率を低減させることができる。
By applying the PSD opening / closing control routine shown in FIG. 8 to a vehicle equipped with a smart entry system, even when the
又、上述した各形態において、フロントドア6R(6L)の開操作に連動してパワースライドドア7R(7L)を開動作させるに際し、ドアリモコン15やスマートエントリ受信部10のハンドルスイッチ10aが簡単に操作されてしまうと、誤操作が発生しやすくなる。そのため、操作者(主に運転者)の意思でトリガとなる各種スイッチ操作を予め登録できるようにしておくことで、誤操作を防止するようにしても良い。
In each embodiment described above, when the
又、図13に本発明の第6形態によるPSD開閉制御ルーチンを示す。尚、システム全体の構成は、第1形態の図1〜図3とほぼ同一であるため、共通する構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。 FIG. 13 shows a PSD opening / closing control routine according to the sixth embodiment of the present invention. In addition, since the structure of the whole system is as substantially the same as FIGS. 1-3 of a 1st form, the same code | symbol is attached | subjected about a common component and description is abbreviate | omitted.
本形態では、フロントドア6R(6L)を開動作したとき、パワースライドドア7R(7L)の先端に設けられているタッチセンサ21を所定に操作することで、新たなスイッチ類を追加することなく、搭乗者のフロントドア6R(6L)の開操作にパワースライドドア7R(7L)を連動させたいときだけ、作動させるようにしたものである。
In this embodiment, when the
すなわち、このルーチンでは、先ず、ステップS71,72でタッチセンサ21からの入力許可条件を判定する。ステップS71では、パワースライドドア7R(7L)が全閉状態にあるか否かを、パワースライドドア7R(7L)側のドアスイッチ22がOFF状態にあるか否かで調べる。又、ステップS72では、フロントドア6R(6L)側のドアスイッチ22が開動作されたか否かを、フロントドア6R(6L)側のドアスイッチ22がON状態にあるか否かで調べる。
That is, in this routine, first, input permission conditions from the
そして、パワースライドドア7R(7L)側のドアスイッチ22がONのパワースライドドア7R(7L)が開状態にあり、或いはフロントドア6R(6L)側のドアスイッチ22がOFFの閉状態にあるときはルーチンを抜ける。
When the
一方、パワースライドドア7R(7L)側のドアスイッチ22がOFFのパワースライドドア7R(7L)が全閉状態にあり、且つフロントドア6R(6L)側のドアスイッチ22がONの開操作されているときは、ステップS73へ進む。
On the other hand, when the
ステップS73へ進むと、タッチセンサ入力許可フラグFseをセットし(Fse←1)、ステップS74で減算タイマT1に、タッチセンサ21からのパターン入力を許可し続ける制限時間T_over1(例えば5[sec])をセットし(T1←T_over1)、減算を開始する。
In step S73, the touch sensor input permission flag Fse is set (Fse ← 1), and in step S74, the time limit T_over1 (for example, 5 [sec]) that continues to permit pattern input from the
次いで、ステップS75へ進み、減算タイマT1の値を参照し、タイムアップ(T1=0)したか否かを調べる。そして、タイムアップしていないとき、すなわち、制限時間T_over1以内(T1≧0)のときは、ステップS76へ進む。又、タイムアップしたときはルーチンを抜ける。 Next, the process proceeds to step S75, and the value of the subtraction timer T1 is referenced to check whether the time is up (T1 = 0). If the time is not up, that is, within the time limit T_over1 (T1 ≧ 0), the process proceeds to step S76. When the time is up, the routine is exited.
制限時間T_over1以内と判定されて、ステップS76へ進むと、タッチセンサ21からのパターン入力があるか否かを調べ、パターン入力が無い場合はルーチンを抜ける。一方、タッチセンサ21からパターン入力があったときは、ステップS77へ進み、タッチセンサ21の入力処理を実行する。
When it is determined that the time is within the time limit T_over1 and the process proceeds to step S76, it is checked whether or not there is a pattern input from the
ここでタッチセンサ21からの入力は、予め設定されている半開条件に適合させて行う。この半開条件としては、
(1)ある一定時間(例えば3[sec])以上、タッチセンサ21をON操作し続ける。
(2)ある一定時間内(例えば3[sec]以内)に、ある回数(例えば3回)以上、ON/OFFを繰り返す。
Here, the input from the
(1) The
(2) Repeat ON / OFF within a certain time (for example, within 3 [sec]) for a certain number of times (for example, 3 times) or more.
などが考えられる。 Etc. are considered.
そして、タッチセンサ21からの入力処理が所定に終了した後、ステップS78へ進み、タッチセンサ21から入力されたパターンと、予め設定されている半開条件とを照合する。次いで、ステップS79でタッチセンサ21からの入力パターンと半開条件とを比較し、入力パターンが半開条件と適合している場合はステップS80へ進み、又、入力パターンが半開条件と適合していないときはルーチンを抜ける。従って、例えば搭乗者の肘などがタッチセンサ21に当接して、このタッチセンサ21をON動作させた場合であっても、入力パターンが半開条件と適合しないため、パワースライドドア7R(7L)が誤動作することはない。
Then, after the input process from the
ステップS80へ進むと、タッチセンサ入力許可フラグFseをクリアして(Fse←0)、タッチセンサ21からのパターン入力を禁止すると共に、ステップS81で減算タイマT1をクリアする(T1←0)。
In step S80, the touch sensor input permission flag Fse is cleared (Fse ← 0), the pattern input from the
続いて、ステップS82へ進み、ブザー27をON動作させて吹鳴させ、搭乗者などにパワースライドドア7R(7L)が半開動作することを知らせる。
Subsequently, the process proceeds to step S82 where the
そして、ステップS83へ進み、上述した図5に示すPSD半開制御サブルーチンを実行してルーチンを抜ける。 Then, the process proceeds to step S83 to execute the PSD half-open control subroutine shown in FIG. 5 and exit the routine.
このように、本形態ではパワースライドドア7R(7L)をフロントドア6R(6L)の開操作に連動させたいときは、このパワースライドドア7R(7L)の前端部に設けられているタッチセンサ21から予め設定されているパターンを入力するようにしたので、誤動作がなく、必要なときにのみパワースライドドア7R(7L)を半開動作させることができる。勿論、タッチセンサ21を短時間ON動作させたときは、通常通り、全開方向へ開動作される。
Thus, in this embodiment, when the
尚、上述した第1〜第3形態では、ドアリモコン15のロックスイッチ16L、或いはアンロックスイッチ16Uを操作することで、パワースライドドア7R,7Lの動作をフロントドア6R,6Lに連動させるようにしたが、ドアリモコン15に設けられている他のスイッチを操作することで連動するように設定しても良い。
In the first to third embodiments described above, the operation of the
又、本形態は上述した各形態に限るものではなく、例えばパワースライドドア7R(7L)に連動して開動作するときのフロントドア6R(6L)の開口幅は全開状態であっても良い。
Moreover, this form is not restricted to each form mentioned above, For example, the opening width of
1a…車体
1b…前開口部
1c…後開口部
1d…間口
6L,6R…フロントドア
7R,7L…パワースライドドア
8…ドア駆動部
9…制御ユニット
9a…リモコン受信ユニット
10…スマートエントリ受信部
10a…ハンドルスイッチ
15…ドアリモコン
16L…ロックスイッチ
16U…アンロックスイッチ
21…タッチセンサ
22…ドアスイッチ
23…ドアロックスイッチ
24…半開検出スイッチ
26…ドアロックアクチュエータ
27…ブザー
Fse…タッチセンサ入力許可フラグ
T_over1,T_over2…制限時間
T1,T2…減算タイマ
TO…設定時間
Ton…操作時間
n…カウント値
no…設定回数
DESCRIPTION OF
Claims (17)
上記車体の側部で上記前開口部の後方に形成された後開口部と、
前端を軸支された状態で上記前開口部を開閉するフロントドアと、
上記車体の前後へ移動して上記後開口部を開閉するスライドドアと、
上記スライドドアを開閉移動させるドア駆動部と
を有する車両用スライドドアの制御装置において、
上記フロントドアの全閉状態からの開操作を検知するフロントドア開閉検知手段と、
上記フロントドアの開操作に連動して上記ドア駆動部により上記スライドドアを開動作させる制御手段と、
上記フロントドアの開操作に連動した上記スライドドアの開動作を選択する選択手段と
を有することを特徴とする車両用スライドドアの制御装置。 A front opening formed on the side of the vehicle body;
A rear opening formed on the side of the vehicle body behind the front opening;
A front door that opens and closes the front opening with the front end pivotally supported;
A sliding door that moves forward and backward of the vehicle body to open and close the rear opening;
In a control apparatus for a vehicle sliding door having a door driving unit that opens and closes the sliding door,
Front door opening / closing detection means for detecting an opening operation from the fully closed state of the front door;
Control means for opening the slide door by the door drive unit in conjunction with the opening operation of the front door;
A control device for a vehicular slide door, comprising: selection means for selecting an opening operation of the slide door in conjunction with an opening operation of the front door.
ことを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドアの制御装置。 2. The control device for a vehicle sliding door according to claim 1, wherein the front opening and the rear opening are formed continuously.
ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両用スライドドアの制御装置。 3. The control device for a slide door for a vehicle according to claim 1, wherein the selection means is an operation switch that can be operated to automatically open and close the slide door provided in a remote control transmitter.
ことを特徴とする請求項3記載の車両用スライドドアの制御装置。 Before opening the front door, the slide switch is opened in conjunction with the opening operation of the front door by operating the operation switch according to a preset operation condition. The control device for a vehicle sliding door according to claim 3.
ことを特徴とする請求項3記載の車両用スライドドアの制御装置。 The slide door is opened in conjunction with the opening operation of the front door by operating the operation switch in accordance with a preset operation condition during or after the opening operation of the front door. The control device for a vehicle sliding door according to claim 3.
ことを特徴とする請求項3記載の車両用スライドドアの制御装置。 When the front door is opened during an operation in which the operation switch is adapted to a preset operation condition, the slide door is opened in conjunction with the opening operation of the front door. The control apparatus for a sliding door for a vehicle according to claim 3,
ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両用スライドドアの制御装置。 3. The smart entry operation switch that is provided on the vehicle body and that operates the smart entry transmitter to unlock the front door by operating the selection means. The control apparatus of the sliding door for vehicles as described.
ことを特徴とする請求項7記載の車両用スライドドアの制御装置。 After unlocking the front door and before opening the front door, the smart entry operation switch is operated in accordance with preset operation conditions, and linked to the front door opening operation. The sliding door control device according to claim 7, wherein the sliding door is opened.
ことを特徴とする請求項7記載の車両用スライドドアの制御装置。 After the opening operation of the front door, the operation switch for smart entry is operated in accordance with a preset operation condition to open the sliding door in conjunction with the opening operation of the front door. The control device for a vehicle sliding door according to claim 7.
ことを特徴とする請求項9記載の車両用スライドドアの制御装置。 10. The control device for a vehicular slide door according to claim 9, wherein an opening operation amount of the slide door is set according to an operation time of the smart entry operation switch.
ことを特徴とする請求項7記載の車両用スライドドアの制御装置。 When the front door is opened while the smart entry operation switch is adapted to a preset operation condition, the slide door is opened in conjunction with the opening operation of the front door. 8. The control device for a sliding door for a vehicle according to claim 7, wherein:
ことを特徴とする請求項4〜6,8〜11の何れかに記載の車両用スライドドアの制御装置。 A plurality of the operation conditions are provided, and the operation of the operation switch is adapted to one of the plurality of operation conditions, so that the sliding door is operated in accordance with the suitable operation conditions. Item 12. The control device for a vehicle sliding door according to any one of Items 4 to 6 and 8 to 11.
上記スライドドアが全閉状態で且つ上記フロントドアが開操作された状態で上記タッチセンサからの入力を許可し、該許可状態での該タッチセンサへの入力により上記フロントドアの開操作に連動して上記スライドドアを開動作させる
ことを特徴とする請求項2記載の車両用スライドドアの制御装置。 The selection means is a touch sensor disposed at a front end of the sliding door;
The input from the touch sensor is permitted when the sliding door is fully closed and the front door is opened, and the input to the touch sensor in the permitted state is interlocked with the opening operation of the front door. 3. The vehicle sliding door control device according to claim 2, wherein the sliding door is opened.
ことを特徴とする請求項13記載の車両用スライドドアの制御装置。 14. The control device for a vehicle sliding door according to claim 13, wherein the permission state is limited within a preset time limit after the front door is opened.
ことを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドアの制御装置。 2. The control apparatus for a slide door for a vehicle according to claim 1, wherein the slide door is closed after a predetermined time limit has elapsed after the front door is closed.
ことを特徴とする請求項15記載の車両用スライドドアの制御装置。 The closing operation of the slide door in conjunction with the closing operation of the front door is prohibited when the front door is opened again after the closing operation of the front door within the time limit. 15. A control device for a vehicle sliding door according to 15.
ことを特徴とする請求項15記載の車両用スライドドアの制御装置。 16. The vehicular sliding door control device according to claim 15, wherein when the front door is opened during the sliding door closing operation, the sliding door closing operation is stopped.
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