JP4693216B2 - エレベータ制御装置の補助装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ制御装置の補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に、現代の遠隔保守機能を備えたエレベータ制御装置17の構成を示している。また図15に、旧式のエレベータ制御装置17′の構成を示している。
【0003】
図14に示した現代のエレベータ制御装置17は、マイクロコンピュータ1によって運行制御される。エレベータは、利用者を乗せるかご10とつりあい重り11とをロープ13で結合し、モータ7で巻き上げるものが一般的である。このモータ7は、乗り心地を良くするためにインバータ制御を行うエレベータ制御装置17内の速度制御部6で駆動される。
【0004】
また、利用者がエレベータを操作する呼び登録装置9は建物内の各階とかご10内に取り付けられており、これらによるエレベータ乗り場からの呼び登録やかご内からの行先階登録がエレベータ制御装置17内の呼び制御部14にて行われる。
【0005】
エレベータ制御装置17は、運行制御を実施するために、16ビットもしくは32ビットのマイクロコンピュータCPU1、このCPU1が制御するローカルバス5に接続されるプログラム記憶部2(不揮発性の読みだし専用の記憶装置EP−ROM、フラッシュROMなど)、データ記憶部3(揮発性の読み書き記憶装置RAMなど)、仕様データ記憶部4(電気的消去可能なROMであるE2−ROMなど)を備えている。なお、この仕様データ記憶部4には建物別の調整データやエレベータが運行するためのデータ又はプログラムが格納されている。
【0006】
これらの装置は、CPU1が出力するアドレスやデータ及び記憶素子の書き込み/読み込み制御信号など30本程度の信号によりローカルバス5(これを「バスライン」と称する)上で制御される。
【0007】
また、エレベータ制御の特徴である各階及びかご10に設けられた呼び登録装置9からの信号を制御する呼び制御部14、エレベータの位置を検出するためにモータ7の回転に同期してパルスを出力するパルスジェネレータ(PG)8が発生するパルス数をカウントしてかご位置を検出するかご位置制御部15も同様にローカルバス5上の装置の1つであり、CPU1にて制御されている。さらに、エレベータ制御装置17内の回路制御を行う入出力部12は、ディジタル入力回路とディジタル出力回路で構成されており、電磁リレーの制御や安全スイッチの入力などを制御する。
【0008】
入出力部12内のディジタル入力部は、外部からの入力信号を、外部の接点とはフォトカプラで絶縁した後にDC5V程度の電圧信号に変換する。逆に、入出力部12内のディジタル出力部はDC5V程度の電圧信号をフォトカプラで絶縁した後にトランジスタ出力にして、大きな電流を必要とする回路を動作させる。
【0009】
また、エレベータの遠隔保守のためにエレベータ制御装置17に遠隔保守装置18が取り付けられ、エレベータ保守会社20に通信回線19を経由して接続され、予防保全に必要なデータや故障状況のデータを収集し、エレベータ保守会社20に送信するようにしてある。
【0010】
この遠隔保守装置18は、エレベータ制御装置17と一般に直列伝送によってデータ交信を行っており、ローカルバス5上のデータ伝送部16によって結合している。
【0011】
また、遠隔保守装置18は、エレベータ全体の状態をセンサ等で構成されたエレベータ動作検出部21を用いて予防保全を実施している。このエレベータ動作検出部21は、かご10の照明ランプ状態やロープ13の伸びやかご10の振動状態などを検出して保守性能を向上させるものである。
【0012】
このような現代のエレベータ制御装置17に対して、図15に示した旧式のエレベータ制御装置17′は、遠隔保守機能がないためデータ伝送部16がなく、CPU1も8ビット等の旧型マイクロコンピュータを使用しており、この場合、各制御部は複数の基板構成になっていることが多く、CPU1とプログラム記憶部2とデータ記憶部3と仕様データ記憶部4が一体の基板に格納されてCPU制御部22を構成していることが多い。
【0013】
これらの装置は図13(この図は従来例のものではないが、ハード構成を示すために参照した。したがって、補助制御装置24、コネクタ23については後述する。)のように、マザーボード28に20枚程度の基板をスロット状に並べたものが多く、マザーボード28にはローカルバス5が情報伝送ラインとして接続されている。
【0014】
この図15に示した過去機種17′の場合、図14に示した新式のエレベータ制御装置17と比べると呼び制御部14などが直列伝送化されていないので、多くの信号がエレベータ制御装置に直接入出力される。このために基板の枚数が多い。また、半導体素子の集積度が低いために、基板内に格納されている回路の量は図14に示す現代のエレベータ制御装置に比べると1/10程度になっている。また、プログラム記憶部2にはEP−ROMを使用し、基板上にICソケットを介して設置されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
近年、エレベータは建物内の縦の交通機関として中高層ビルだけでなく小規模ビルや個人住宅にも設置されるようになってきている。このような状況において、エレベータは、使用状況にもよるが、25年間程度の長寿命が要求されている。
【0016】
ところが、マイクロコンピュータは時代と共に性能が向上しているため、現在までに15年以上経過している図15に示すようなエレベータ制御装置17′では、8ビットのマイクロコンピュータが主流の時代であり、制御能力が充分でなく、図14に示した現在のエレベータ制御装置17とは制御構造が異なるために、遠隔保守機能の接続ができない。このために、旧態依然として人間系による保守作業が必要である。しかも、15年以上経過しているエレベータの台数は、国内でも10万台以上あり、建物の状況から考えてリニューアルするには早すぎ、他方、機構品が摩耗期に達している時期であるために、今後、保守の要望は急激に増え、その対応に追われるようになることが予想される。
【0017】
従って、これらの図15に示した制御装置17′を備えたエレベータを図14に示した制御装置17を備えた最新機種のエレベータと同様に管理し、利用者に安心感を抱いてもらうようにすることが急務となってきている。
【0018】
またリニューアルするといっても、リニューアルの作業のために数日間エレベータを停止させる必要があるが、この作業自体が高層マンション、高齢者などエレベータの動作が必要不可欠な建物では許されないようになってきている。
【0019】
一方、図14に示したような制御装置17を備えた現在のエレベータでも、将来、保守技術の更なる向上があった場合には同様の問題が発生する恐れがあり、マイクロコンピュータ回路の構成に依存しない拡張方法が期待されている。
【0020】
本発明はこのような従来の技術的課題を解決するためになされたもので、エレベータの性能を向上させる作業を効率的に行えるエレベータ制御装置の補助装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のエレベータ制御装置の補助装置は、既存のエレベータ制御用のマイクロコンピュータとバスラインによって結合可能なバスライン結合手段と、前記バスラインを通じて前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータに対して入出力されるバスラインデータであるアドレス及びデータを記憶するデータ記憶部と、前記既存のエレベータの機種に対応したマイクロコンピュータのアドレスと各アドレスに対応するデータの意味をアドレスマップとして記憶するアドレスマップ記憶手段と、前記データ記憶部のアドレス及びデータの内容を前記アドレスマップ記憶手段のアドレスマップに照らして解釈し、エレベータの動作をシミュレーションして当該エレベータの制御状態を推定するエレベータ制御動作推定部と、当該エレベータ制御動作推定部の推定結果に基づき、エレベータの保守に必要な情報を作成する保守データ作成部とを備えたものである。
【0022】
請求項1の発明のエレベータ制御装置の補助装置では、既存の旧式のエレベータ制御用のマイクロコンピュータに対して、バスライン結合手段を用いて当該補助装置を結合して使用する。これにより、データ記憶部によりエレベータ制御用のマイクロコンピュータに対して入出力される諸データを記憶し、エレベータ制御動作推定部がエレベータの制御状態を推定し、保守データ作成部がエレベータの保守に必要な情報を作成する。
【0023】
したがって、必要に応じてこの保守データ作成部の作成した保守用のデータを参照することによって保守作業が行えるようになる。こうして、旧来のエレベータ制御装置の構成はそのままにして補助装置を追加的に結合するだけで保守機能の向上が図れる。また、この補助装置にデータ伝送機能を持たせることにより、既存のエレベータ制御装置に対して最新の遠隔保守技術が適用できるようになる。
【0025】
請求項の発明は、請求項1のエレベータ制御装置の補助装置において、前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータよりも高速のマイクロコンピュータを備え、前記バスラインの動作を前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータの動作周波数に同期して解析するようにしたものであり、既存のエレベータ制御装置側のバスラインの動作を当該補助装置内の高速なマイクロコンピュータが解析し、動作状況を判定することにより、より詳細なデータを作成することができる。また、既存のエレベータ制御装置の構成に依存することなく保守関連データを補助装置側で作成することができ、複数のエレベータ機種に対して同一の補助制御装置を採用することができる。
【0026】
請求項の発明は、請求項1又は2のエレベータ制御装置の補助装置において、前記バスライン結合手段が、前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータ側のデータ記憶部に用意されている1つ又は複数のICソケットに対するドーターボード構造にして当該ICソケットから前記バスライン情報を取り出すようにしたものであり、既存のエレベータ制御用のマイクロコンピュータがバスラインに出力しない構成の場合でも補助装置が設置でき、保守機能の向上が図れる。
【0032】
請求項の発明は、請求項のエレベータ制御装置の補助装置において、エレベータ制御用の補助制御装置を備え、前記エレベータ制御動作推定部が前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータの動作異常を検出したときに、それ以降のエレベータの制御を当該補助制御装置にて行うようにしたものであり、特に過去に作成された旧式の制御装置に使われているマイクロコンピュータに対して近年のマイクロコンピュータの性能は大幅に向上しているので、エレベータの制御動作と保守機能を同時に補助制御装置によって行わせることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の全体構成を示している。この図1に示すエレベータ制御装置は、図15に示した旧式のエレベータ制御装置17′に対して、ローカルバス5に接続できるコネクタ23を介して補助制御装置24を結合した構成である。
【0036】
この補助制御装置24は、旧式のエレベータ制御装置17′のCPU制御部22と独立して動作可能な装置であり、内部にバスライン記憶部25と、主制御部動作シミュレーション部26と、保守データ作成部27と、遠隔保守装置18に接続可能なデータ伝送部16とで構成されている。
【0037】
なお、本実施の形態は、旧式のエレベータの改造を目的としているため、図15に示した旧式のエレベータ制御装置17′はそのままに、補助制御装置24を接続することを特徴としている。従って、エレベータ制御装置17′の内部構成は、図15に示したものと共通であり、同一の要素には同一の符号を付して示してある。
【0038】
また本実施の形態では、旧式のエレベータの改造を目的としているため、補助制御装置24には信頼性の高いバスライン結合が要求される。
【0039】
次に、上記構成のエレベータ制御装置の動作について説明する。補助制御装置24内のバスライン記憶部25のデータ構造を図2に示してある。この図2は、CPU制御部22から外の装置の状況を示すものであり、図15に示した呼び制御部14、かご位置制御部15、入出力部12や速度制御部6とのデータ交信状態を示している。
【0040】
例えば、入出力部12のデータであるCPU1のアドレスF000Hは、3LSが下降制限信号、4LSが上昇制限信号、5LSが最下階信号、6LSが最上階信号、DZが戸開可能位置信号、DCが戸閉信号、DSが戸全開信号、PDCが戸閉信号というようにマッピングされている。
【0041】
同様に、アドレスF001Hの1K〜8Kは、1階から8階までのかご呼び入力信号である。また、F002Hの1U〜8Uは、1階から8階乗り場の上昇方向呼び入力信号である。
【0042】
F003Hの1CP〜8CPは、かご10の階床位置を表わす出力信号であり、例えばかご10が1階に停止しているときには、1CPがオン、他の信号がオフしている。
【0043】
F004Hの11K〜18Kは、1階から8階までのかご呼び登録表示信号である。F005Hの11U〜18Uは、1階から8階までの乗り場の上昇方向呼び登録表示信号である。
【0044】
F006H,F007Hはそれぞれ2バイトで意味を持つ信号であり、このかご位置は通常16ビットの信号で表わすため、上位8ビットのPP(H)と下位8ビットのPP(L)で構成している。この情報は1階停止時には0100H、2階は0456H、3階は0876Hというように階間の距離を表わすデータである。
【0045】
これら信号状態の変化は、補助制御装置24における主制御部動作シミュレーション部26が解析している。図3は、その補助制御装置24の処理動作を示すフローチャートである。
【0046】
ステップS05では、ローカルバス5のバスラインデータをバスライン記憶部25に保存する。前述の図2ではCPU1から見たアドレスで説明したが、ここでは補助制御装置24のアドレスとデータの形で格納される。
【0047】
ステップS10では、ステップS05で得られたデータを図2で示したように対応するアドレスとデータの内容とを比較する。この結果、CPU1がどのようにデータを処理しているのかを補助制御装置24で知ることができる。バスラインデータは単純にCPU1のアドレスとそれに対応するデータしか分からないために、それぞれのデータに意味をもたすのである。図2に示したマップを「アドレスマップ」と呼ぶことにすると、エレベータの機種毎に内容が異なるため、補助制御装置24は各機種に応じたアドレスマップを備え、対応する機種を自装置内の主制御部動作シミュレーション部26にE2−ROMなどの形で保存している。また、バスラインデータから機種に関する情報を読み出し、機種を推定することも可能である。これはCPU1も機種毎に動作内容を変えることができるように仕様データ記憶部4内に機種に関するデータを有しているためである。
【0048】
ステップS15では、主制御部動作シミュレーション部26が保守に必要なデータの動きを推定している。ここでエレベータの性能を把握することができる。
【0049】
例えば、かご10に取り付けられたドアの動作状況を知るためには、DCがオフしてからDSがオンするまでの時間を測定すれば、ドアの開時間を知ることができる。また、各々の階の呼びボタンの状況を知るには、1Kのオン時間を測定することで1階かご呼びがどのような状態にあるのか知ることができる。例示すれば、1階かご呼びボタンがオンしたまま一定時間を経過した時はボタンの故障として保存するなどである。
【0050】
ステップS20では、ステップS15の結果をトレースして異常データ、予防保全データ、トレースデータを作成している。
【0051】
異常データとしては、同時に入力することがない3LSと4LSとが共にオンしたような場合に異常発生コード(例えば、「12H」などとコードで示す)として保存する。また予防保全データとしては、前述の毎回のドア開時間の経時推移でドアモータの状態を推測することができる。トレースデータとしては、これらのバッファデータを常にリングバッファ状態で保存しておき、故障発生前後のバスライン情報を記録し、トラブル原因解明のデータとするのである。この結果は保守データ作成部27に記録される。
【0052】
ステップS25では、エレベータ保守会社20に通信する必要性、一般には異常データが発生したかどうか判断し、通信する必要がない場合には再びステップS05に戻り、通信する必要がある場合にはステップS30を実行する。
【0053】
ステップS30では、データ伝送部16より遠隔保守装置18にデータを通信する。これは、図14に示した現代のエレベータ制御装置17におけるデータ伝送部16と遠隔保守装置18と間のデータ通信と同一であるため、詳しい説明は省略する。
【0054】
図1において、8ビット、8MHzの周波数で駆動するCPU1と、プログラム記憶部2として28ピン程度のDIP(デュアルインパッケージ)構成の32KバイトのEP−ROMが4個と、記憶部3として8KバイトのRAMと、このCPU制御部22を結合する図13に示したようなマザーボード28と、入出力部12として基板1枚あたり32点程度の入出力レジスタが搭載された10枚程度の基板とによって旧式のエレベータ制御装置17′が構成されている。
【0055】
このマザーボード28には、64ピン程度のコネクタ23で基板が接続できるようになっている(16階建ての建物程度に納入されたエレベータはこの程度の規模である)。
【0056】
この既設のエレベータ制御装置17′に対して、マザーボード28に接続される補助制御装置24は、バスライン記憶部25として128KバイトのRAM、主制御部動作シミュレーション部26として20MHzで駆動する16ビットのマイクロコンピュータと128Kバイトのプログラムを格納するフラッシュROM、16KバイトのRAMによる保守データ作成部27、そしてシリアル伝送を行うデータ伝送部16にて構成されている。
【0057】
ここで主制御部動作シミュレーション部26は、エレベータ保守会社20からの通信により自装置のフラッシュROMにプログラムを格納できるようにしてある。この遠隔ダウンロード方法は最近のエレベータでは一般的に用いられており、機種毎の管理をエレベータ保守会社20にて行える。
【0058】
CPU1は周辺の呼び制御部14やかご位置制御部15などとデータを交信する時に、同時に補助制御装置24のバスラインデータ記憶部25にデータを書き込む。このタイミングを図4に示す。
【0059】
CPUアドレスバスやCPUデータバスは必ず書き込み信号や読み込み信号に同期して正確なデータを入出力している。従って、これを利用して書き込み信号や読み込み信号が駆動状態の時にデータをバスライン記憶部25に転送すればよい。一般に書き込み信号、読み込み信号は負論理であるので、信号が「1」のときにCPUアドレスバスとCPUデータバスの状態を転送することで実現できる。この結果、バスラインデータ記憶部25のRAMにはアドレスとデータが時分割に保存されることになり、主制御部動作シミュレーション部26では、このランダムに格納されたデータを図2のデータ構造に並び変えてCPU1の動作を確認する。これ以降の保守データの作成は前述と同等であるので省略する。
【0060】
この第1の実施の形態では、CPU1のI/O(入出力データ)の監視が可能であり、先に説明したようにドアの開閉時間の測定や呼びボタンのオン時間のみならず、かご10の照明点灯時間、エレベータ走行距離などの保全データも収集できる。このような構成とすることで、第1の実施の形態によれば、図15に示した構成の旧式のエレベータ制御装置17′の改造要素を最小限として、保守関連機能の向上が図れる。
【0061】
なお、上記の実施の形態では、マザーボード28を使用したスロット構造の場合を説明したが、バスラインと接続できるものとしてCPU制御部22上にドーターボード構成の装置に対して補助制御装置24を接続する構造にしてもよい。ここで、ドーターボード構成とは、マザーボードに新たに基板を重畳若しくは抱かせた場合のその新たな基板の構成をいう。このような構造を持つエレベータ制御装置17′は、10年程度前のものに広く見られるものである。そしてその場合には、制御基板などを接続するためにドーターボードそのものが複数台設置されているため、補助制御装置24にはコネクタ23を2個以上設置する必要がある。
【0062】
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5に基づいて説明する。第2の実施の形態の特徴は、図1に示した第1の実施の形態に対して、補助制御装置24内のバスライン記憶部25に、図5の構成のDP−RAM(デュアルポートRAM)25Aを使用した点にある。
【0063】
このDP−RAM25Aは、ローカルバス5内のCPU1が制御するCPUアドレスバス(8ビットマイクロコンピュータの場合、16ビットであることが多い)と、CPUデータバス(8ビットマイクロコンピュータの場合、8ビット)と、CPU1が記憶装置にアクセスする時に使用する書き込み信号(通常「WR」と称し、信号がL→Hとなる時にCPU1が周辺装置にデータを書き込む)と読み込み信号(通常「RD」と称し、WRと同様なタイミングでCPU1がデータを読み込む)を使用する。
【0064】
そしてDP−RAM25Aは2つのバスラインに接続できるRAMであるため、CPU1からのデータ書き込みと、主制御部動作シミュレーション部26に相当するマイクロコンピュータ26Aからの読み込みを独立に実施できる。また、CPU1からの書き込み信号と読み込み信号とを論理和しているために、図6に示すように、CPU1が制御するバスラインデータをすべてDP−RAM25A内に格納できる。
【0065】
この結果、CPU1の周辺装置のデータをそのまま保存でき、第1の実施の形態では必要であったデータ構造の並び変え処理を不要とすることができる。
【0066】
次に、本発明の第3の実施の形態を図7に基づいて説明する。第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対して、バスライン記憶部25を図7に示す構成としたことを特徴とする。すなわち、ローカルバス5のバスラインデータを補助制御装置24内のバスラインバッファ25Bで直接に監視し、高速のマイクロコンピュータを内蔵したバスライン解析部26Bにて、CPU1の動作を解析する。そしてこの結果は、補助制御装置24内の記憶部27Aに保存する。
【0067】
この実施の形態の場合、図8に示すように、CPU1は旧式のエレベータ制御装置17′のCPU1のクロックを基準として動作する。すなわち、8MHzのマイクロコンピュータの場合、8MHzを単位としてバスラインが動作する。例えば、書き込み信号、読み込み信号が1クロック(この場合、1/8MHz=125ns)であることが多く、1データの処理に3クロック程度で動作している場合が多い。従来の8ビットのマイクロコンピュータでは、ほとんどがこのような処理であった。
【0068】
従って本実施の形態では、図6に示した第2の実施の形態と異なり、各CPUクロック単位でバスラインの状態を読み取るのである。この利点として、第2の実施の形態の場合にはCPU1が周辺装置への書き込み又は読み込み処理を実施しないとDP−RAM25Aに書き込めないが、第3の実施の形態の場合には、書き込み、読み込み信号がバスライン上に発生しないCPU制御部22の内部の動作も監視できる点がある。このためエレベータの保護運転の状況や仕様データを直接読み取ることができる。
【0069】
次に、本発明の第4の実施の形態を、図9に基づいて説明する。第4の実施の形態は、CPU制御部22内のプログラム記憶部2又は仕様データ記憶部4のICソケットを利用して補助制御装置24とバスライン結合する点にある。
【0070】
図15に示した旧式のエレベータ制御装置17′では、プログラム記憶部2にはCPUアドレス、CPUデータ、読み込み信号が接続されているため、この信号を利用することによって補助制御装置24が動作する環境ができている。
【0071】
図9は従来のCPU制御部22の基板の外観図である。旧式のエレベータ制御装置17′では、CPU制御部22で1枚の基板構成であり、CPU1として40ピン程度のDIP−ICを用い、プログラム記憶部2として28ピンのDIP−ICの複数個を用い、データ記憶部3として28ピンのDIP−ICを用い、仕様データ記憶部4として24ピンのDIP−ICを用いていることが多い。また図13に示したようなマザーボード28との接続には64ピンの金メッキ接触部を有したものが多い。
【0072】
そこで第4の実施の形態では、従来のCPU制御部22におけるプログラム記憶部2のICを取り外し、その代わりに空き状態となったICソケット上にドーターボード構成の補助制御装置24(機能的には図1に示したものと同じ)を乗せ、これをエレベータ制御装置17′のマザーボード28の所定のスロットに差し込むことによって保守機能を備えたエレベータ制御装置に改造することを特徴としている。
【0073】
この利点として、第3の実施の形態のようにCPU制御部22の内部のデータを読み取ることができる点、またマザーボード28のスロットを新たに使用せずに補助制御装置24が追加できる点がある。
【0074】
次に、本発明の第5の実施の形態を、図10に基づいて説明する。第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対して、補助制御装置24とCPU1との間にCPU1の基準動作信号であるCLKとCPU1を一時停止させることができるHOLD信号を用い、補助制御装置24からCPU1に対してHOLD信号を出力して保守データを作成できるようにしたことを特徴とする。
【0075】
本実施の形態における補助制御装置24は、第3の実施の形態のようにバスラインの状態を監視して動作を解析する機能を有する。すなわち、バスラインの状態により一時的にCPU1を停止させて、周辺装置のデータを補助制御装置24が読み取る動作を繰り返し実施することで、補助制御装置24において保守に関するデータを読み取る。
【0076】
補助制御装置24は旧来のマイクロコンピュータであるCPU1に比べて充分に高速であるために、CPU1のプログラムサイクル実行時の記憶部を待つ時間内でバスラインを監視できる。すなわち、図11に示したタイミングチャートにおいて、書き込み信号、読み込み信号が共に“H”状態であり、かつCPUクロックが変化していない状態で補助制御装置24がバスラインをτだけ占有するようにすればよい。また、補助制御装置24に取り込んだ後は、CPU1のバスと補助制御装置24の動作は無関係であるので、CPU1に影響を与えない。
【0077】
このようにすることにより、CPU1の動作を遅れさせず、遠隔保守機能を導入することができる。
【0078】
次に、本発明の第6の実施の形態を図12に基づいて説明する。第6の実施の形態は、補助制御装置24内に遠隔保守装置18を内蔵することを特徴とする。
【0079】
遠隔保守装置18は制御部18Aとデータ通信部18Bと停電用のバッテリ18Cで構成される装置であるため、補助制御装置24に遠隔保守装置18内の制御部18Aとデータ通信部18Bとを吸収することができる。
【0080】
補助制御装置24内のマイクロコンピュータは保守データの作成のみでは余裕が充分にあるために遠隔保守での通信機能をあわせて持つことが容易である。また、素子の構成としても、両機能をあわせてもメモリカード程度の大きさに格納することができ、外観としてエレベータ制御装置17′から通信回線19のみが出ている形にして、遠隔保守機能の実現ができる。
【0081】
この遠隔保守装置18のマイクロコンピュータも通信機能のみであるため8ビット程度のものが使用されており、このように補助制御装置24に組み込んでも遠隔保守性能は充分確保できる。
【0082】
次に、本発明の第7の実施の形態を図13に基づいて説明する。第7の実施の形態は、CPU制御部22の故障時にエレベータの運転を補助制御装置24がバックアップするようにしたことを特徴とする。図13のように、マザーボード28を使用したエレベータ制御装置17′では、CPU制御部22が信号を出力しない場合に補助制御装置24が代わりになる信号を発生すれば、完全にエレベータの運行が可能である。
【0083】
制御部の構造は、図10に示した第5の実施の形態のように、補助制御装置24が動作するときにはCPU1に対してHOLD信号を出力してCPU制御部22からの信号を3ステート(“H”,“L”,どちらでもない状態)とし、信号としてマザーボード28にCPU制御部22が接続していないのと同様な状態にできる。
【0084】
なお、この実施の形態の場合、補助制御装置24のマイクロコンピュータによりバックアップ運転するようになれば、そのバックアップ運転状態をデータ伝送部16(図1参照)を介してエレベータ保守会社20に通信する機能を持たせることができる。これは補助制御装置24が保守データの作成のみ実施しているか、エレベータの制御も実施しているかを示すをデータ伝送部16に転送するだけで可能となる。
【0085】
なお、以上では、過去の機種のエレベータ制御装置17′の性能向上を前提としたため、ICソケットやマザーボード28にてバスライン結合する方法を示したが、最近の機種で採用されているメモリカードに本機能を実現することも容易である。本来、メモリカードはプログラムの転送やトラブルデータの記憶や調整データの転送用に採用されるものであるが、メモリカード自体がcard−bus等のバスラインに準拠した構成になっているため、補助制御装置24としても動作可能であるためである。
【0086】
【発明の効果】
以上にように、請求項の発明によれば、以前のエレベータ制御装置を変更することなく、補助装置の追加によって容易に保守機能の向上が図れる。このため過去のエレベータ制御装置を使用したエレベータでも最新の保守技術の適用が可能となる。
【0087】
また、従来のエレベータ制御装置を保存した状態になるために、遠隔保守装置の取り付け時に不具合が発生すれば復旧が容易である。改造作業はエレベータを運用しながら実施するため、不具合があった時には即座に従来の構成に戻してエレベータ運転を復帰する必要があるので、容易に従来の機能に戻せることは、大きな利点である。
【0089】
請求項の発明によれば、旧式のエレベータ制御装置のバスラインの動作を補助装置内のマイクロコンピュータが解析し、動作状況を判定するために、より詳細なデータを作成することができる。また、この旧式のエレベータ制御装置の構成に無関係にデータを作成することができるため、複数のエレベータ機種に対して同一の補助制御装置を適用でき、エレベータ保守技術者の作業が単純化される。
【0090】
請求項の発明によれば、旧式のエレベータ制御装置内の記憶部を取り外し、そのICソケットよりバスラインデータを読み取るので、旧式のエレベータ制御装置がバスラインを出力しない回路構成である場合に補助装置を追加するのに有効であり、また、旧式のエレベータ制御装置のマイクロコンピュータの動作検知が必ず実施できる利点もある。
【0093】
請求項の発明によれば、旧式のエレベータ制御装置が故障した場合に補助制御装置でエレベータを動作させることができ、遠隔保守機能の追加と共にエレベータ運行制御の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能構成を示すブロック図。
【図2】上記の実施の形態におけるバスラインデータの構造図。
【図3】上記の実施の形態における補助制御装置の動作のフローチャート。
【図4】上記の実施の形態におけるバスラインのタイミングチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態における補助制御装置のブロック図。
【図6】上記の実施の形態におけるバスラインのタイミングチャート。
【図7】本発明の第3の実施の形態における補助制御装置のブロック図。
【図8】上記の実施の形態におけるバスラインのタイミングチャート。
【図9】本発明の第4の実施の形態の基板構造を示す平面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態の機能構成を示すブロック図。
【図11】上記の実施の形態におけるバスラインのタイミングチャート。
【図12】本発明の第6の実施の形態の機能構成を示すブロック図。
【図13】本発明の第7の実施の形態の基板マウント構成を示す説明図。
【図14】現代のエレベータ制御装置のブロック図。
【図15】旧式のエレベータ制御装置のブロック図。
【符号の説明】
1 CPU
2 プログラム記憶部
3 データ記憶部
4 仕様データ記憶部
5 ローカルバス
6 速度制御部
7 モータ
8 PG
9 呼び登録装置
10 かご
11 つりあい重り
12 入出力部
13 ロープ
14 呼び制御部
15 かご位置制御部
16 データ伝送部
17 エレベータ制御装置(現代式)
17′ エレベータ制御装置(旧式)
18 遠隔保守装置
19 通信回線
20 エレベータ保守会社
21 エレベータ動作検出部
22 CPU制御部
23 コネクタ
24 補助制御装置
25 バスラインデータ記憶部
26 主制御部動作シミュレーション部
27 保守データ作成部
28 マザーボード

Claims (4)

  1. 既存のエレベータ制御用のマイクロコンピュータとバスラインによって結合可能なバスライン結合手段と、
    前記バスラインを通じて前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータに対して入出力されるバスラインデータであるアドレス及びデータを記憶するデータ記憶部と、
    前記既存のエレベータの機種に対応したマイクロコンピュータのアドレスと各アドレスに対応するデータの意味をアドレスマップとして記憶するアドレスマップ記憶手段と、
    前記データ記憶部のアドレス及びデータの内容を前記アドレスマップ記憶手段のアドレスマップに照らして解釈し、エレベータの動作をシミュレーションして当該エレベータの制御状態を推定するエレベータ制御動作推定部と、
    当該エレベータ制御動作推定部の推定結果に基づき、エレベータの保守に必要な情報を作成する保守データ作成部とを備えて成るエレベータ制御装置の補助装置。
  2. 前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータよりも高速のマイクロコンピュータを備え、前記バスラインの動作を前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータの動作周波数に同期して解析するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置の補助装置。
  3. 前記バスライン結合手段は、前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータ側のデータ記憶部に用意されている1つ又は複数のICソケットに対するドーターボード構造にして当該ICソケットから前記バスライン上のバスラインデータであるアドレス及びデータを取り出すようにしたこと特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ制御装置の補助装置。
  4. エレベータ制御用の補助制御装置を備え、前記エレベータ制御動作推定部が前記エレベータ制御用のマイクロコンピュータの動作異常を検出したときに、それ以降のエレベータの制御を当該補助制御装置にて行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置の補助装置。
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