JP4692849B2 - 立体画像記録装置および立体画像記録方法 - Google Patents

立体画像記録装置および立体画像記録方法 Download PDF

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Description

本発明は立体画像の撮影ないし表示に関する。
特許文献1によると、ステレオ撮影方式を用いて、三次元運動情報を検出する際に、一方の画像を指定して、他方の画像から、同一個所と推定される点を検出し、その後、指定した部位の動きを両方の画像内で追跡する。どの点の動きを検出するかを指定する方法の一態様として、撮影者の視線を検出し、視線の先にある点を指定している。
また、特許文献2に示すように、従来、立体表示に使用する画像を撮影する方法として、被写体の周囲に複数のカメラを設置して、同時に撮影する方法(複眼ステレオ法)がある。
あるいは、図6に示すように、立体表示に使用する画像を撮影する方法として、被写体の周囲を移動しながら、1台のカメラで撮影する方法(モーションステレオ法)がある。
このようにして撮影した多数の画像の利用法として、3Dモデルの作成やレンチキュラー印刷がある。他方、視点の異なる2枚の画像を使用して、立体表示が可能である。つまり、多視点で撮影された画像群から、適切な2枚の画像を選び出すことで、立体表示が可能になる。
特開2000−182058号公報 特許2611173号公報
上述のような、立体表示に使用する2枚の画像を選択する際に、多数の画像の中から、どの画像が最適であるのか、人間が選び出すと、大変な手間がかかる。つまり、立体表示の適否を判断する場合でも、どの画素の視差を重視すべきか、人間が指定する必要がある。
そこで本発明は、立体表示の際に使用する2枚の画像を選ぶ際に参考となる座標情報を記録しておき、立体表示に適した画像を自動的に選択可能にすることを目的とする。
本発明に係る立体画像記録装置は、複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能な記録読出部と、記録読出部により読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出する検出部と、検出部の検出した特定パターンの座標を検出する座標検出部と、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、記録読出部は、立体表示用画像判別部により、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録する。
この発明によると、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せが自動的に判別され、その組合せと視差量とが対応づけて記録される。このため、所望の立体表示用装置において、記録された組合せと視差量に基づき、立体表示に適した2枚の画像の選択を自動的に行うことができる。
また、本発明に係る立体画像記録装置は、複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能な記録読出部と、記録読出部により読み出された複数の立体表示用画像に対応づけて記録されている、特定パターンの座標の情報を抽出する特定パターン情報抽出部と、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々に対応する特定パターンの座標の情報ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、記録読出部は、立体表示用画像判別部により、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録する。
また、本発明に係る立体画像記録装置は、撮影レンズを介して受光した被写体光を立体表示用画像に変換して出力する撮影部と、撮影部から出力された複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能である記録読出部と、記録読出部により読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出する検出部と、検出部の検出した特定パターンの座標を検出する座標検出部と、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、記録読出部は、立体表示用画像判別部により、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録する。
特定パターンは、人間の顔もしくは顔の構成部分を含むことが好ましい。
あらかじめ用意された所定の複数のパターンの中から、特定パターンとして所望のパターンを選択可能なパターン選択部をさらに備え、検出部は、パターン選択部の選択したパターンを特定パターンとして検出してもよい。
検出部は、あらかじめ用意された所定の複数のパターンの全てを、特定パターンとして検出することが好ましい。
本発明に係る立体画像記録方法は、複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出するステップと、検出された特定パターンの座標を検出するステップと、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出するステップと、算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録するステップとを含む。
本発明に係る立体画像記録方法は、複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、読み出された複数の立体表示用画像に対応づけて記録されている、特定パターンの座標の情報を抽出するステップと、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々に対応する特定パターンの座標の情報ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出するステップと、算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録するステップと、を含む。
本発明に係る立体画像記録方法は、撮影レンズを介して受光した被写体光を立体表示用画像に変換して出力するステップと、出力された複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出するステップと、検出された特定パターンの座標を検出するステップと、複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに第1の画像および第2の画像の各々の画素数に基づき、第1の画像および第2の画像の視差量を算出するステップと、算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、立体視に適した視差量を画像の組合せに対応づけて記録するステップと、を含む。
この発明によると、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せが自動的に判別され、その組合せと視差量とが対応づけて記録される。このため、所望の立体表示用装置において、記録された組合せと視差量に基づき、立体表示に適した2枚の画像の選択を自動的に行うことができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係るカメラ1を用いて多視点画像を記録する様子を例示している。この図に示す撮影方式は、いわゆるモーションステレオ法であり、カメラ1を、ある被写体OBの周囲に設けられた異なる視点位置に順次移動させつつ、異なる視点位置での撮影を繰り返すことで、各視点で得られた画像(単視点画像)からなる画像群である多視点画像IMを得るものである。モーションステレオ法は、2台以上のカメラを用いる複眼ステレオ法による撮影より、装置が簡単で小さく、経済的であり、またカメラ1のピント等撮影条件の調整が容易である。
カメラ1は、各単視点画像を記録する画像ファイルのタグ情報として、カメラ1の識別情報(カメラID)、多視点画像IMの識別情報である画像ID、各単視点画像の連続番号である画像番号、単視点画像から得られた特定パターン(ここでは顔)の位置座標などを含む。
単視点画像は、各々独立したファイルに記録されるが、モーションステレオ法による連続撮影で得られた一連の画像であることは、共通の画像IDで識別できる。
特定パターンの位置座標は、カメラ1のパターン検出回路40によって算出される。特定パターンの位置座標を格納するタグ情報格納部分は、Exif方式等で通常設けられているものとは異なる独自のものであってもよい。なお、第1画像ファイルおよび第2画像ファイルには、特定パターンとして顔が選択されたことを示す情報をさらに格納してもよい。
カメラ1は、立体表示に適した単視点画像の組合せの情報を、立体表示情報として記録する。
図2は、本発明に係るカメラ1のブロック図である。カメラ1の撮像装置2は、フォーカスレンズおよびズームレンズを含む撮影レンズ、絞り、イメージセンサ、レンズモータ、アイリスモータ、タイミングジェネレータ(TG)等を備えており、シャッターボタン5の押下に応じ、撮影レンズを介して受光した被写体光をイメージセンサにて光電変換して、記録用の画像信号を出力する。各種モータやTGの動作は制御装置18によって制御される。
撮像装置2は、画像信号処理回路とA/D変換器を備え、イメージセンサからの画像信号に対し、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施し、デジタル画像データに変換する。このデジタル画像データは、一時記憶装置(フレームメモリ)32にて一時的に格納される。
記録装置36は、一時記憶装置32に記憶された画像データに対して、JPEG方式等の所定の圧縮形式に従って圧縮処理を施し、圧縮処理された各画像データをメモリカード等の記録メディア38に記録する。
なお、上記の動作は、モードスイッチ9により撮影モードが選択された場合に実行される。
パターン検出回路40は、フレームメモリ32に格納された画像データから被写体中の特定パターンの検出を試みる。そして、特定パターンの検出をすることができた場合、画像データから検出された、被写体の特定パターンの位置座標(x,y)を算出する。特定パターンの位置座標(x,y)は、演算装置(CPU)19へ送信される。
ここで、被写体の特定パターンとは、顔や目その他の人体の構成部位、ビルその他の建物、犬その他の動物、車、花などのうち少なくとも1つを含む。これらのパターンのうち、任意の1または複数のパターンを特定パターンとして検出するかを、入力操作を介してユーザが選択できるようにしてもよい。
また、ユーザが特定パターンを選択しない場合は、予めEEPROM39に用意された、顔、物体、動物、車、花などの異なる複数パターンの全てについて、検出を試みてもよい。
以下、説明の便宜上、パターン検出回路40で検出される被写体の特定パターンは、人間の顔もしくは顔の構成部分(目、鼻、口など)であるとする。ただし、その他の特定パターンが検出されてもよい。
図3は、本発明に係る立体画像表示装置200のブロック図である。立体画像表示装置200は、CPU219、入力操作部209、記録メディア38、メディアコントローラ237、フレームメモリ232、立体画像処理回路234、LCDドライバ235、LCD210を備えている。
入力操作部209は、メニューボタンやカーソルボタンなどからなり、適宜操作により、電源のオン/オフ、各種モードや表示画像の切り替えが行われる。
立体画像処理回路234は、記録メディア38に格納されている画像データを、LCD210が立体表示を行うための立体画像データに合成する。
LCD210は、パララックスバリア式、あるいはレンチキュラーレンズ式の3Dモニタであり、記録メディア38から読み出した2枚の画像データに基づいて立体表示を行う。
CPU219は、立体画像表示装置200の全体の動作を統括的に制御する。CPU219には、前述のシャッターボタン5、入力操作部9のほか、不揮発性メモリであるEEPROM239が接続されている。EEPROM239は、各種制御用のプログラムや設定情報などを格納している。CPU219は、このプログラムや設定情報に基づいて各種処理を実行する。
記録メディア38に記録された画像データをLCD210に再生表示する場合、記録メディア38の各画像データは、メディアコントローラ237によって読み出され、立体画像処理回路234によって立体画像データに変換された後、LCDドライバ235を介してLCD210に再生画像として表示される。
LCD210の詳細な構造は図示しないが、LCD210は、その表面にパララックスバリア表示層を備えている。LCD210は、立体表示を行う際に、パララックスバリア表示層に光透過部と光遮蔽部とが交互に所定のピッチで並んだパターンからなるパララックスバリアを発生させるとともに、その下層の画像表示面に左右の像を示す短冊状の画像断片を交互に配列して表示することで立体視を可能にする。
なお、立体視を可能にする表示装置の構成は、スリットアレイシートを用いるパララックス方式に限られる必然性はなく、レンチキュラーレンズシートを用いるレンチキュラー方式、マイクロレンズアレイシートを用いるインテグラルフォトグラフィ方式、干渉現象を用いるホログラフィー方式などが採用されてもよい。
また、LCD210は、必ずしも立体画像表示装置200に内蔵されている必然性はなく、外部の表示装置を用いてもよい。
以下、図4のフローチャートを参照し、カメラ1の実行する立体表示情報作成処理の流れを説明する。この処理は、モードスイッチ9から「連続撮影モード」が選択された場合に開始する。
S1では、CPU19は、モードスイッチ9により「連続撮影モード」の選択が解除されたか否かを判断する。「連続撮影モード」の選択が解除されていない場合はS2、「連続撮影モード」の選択が解除された場合はS5に移行する。
S2では、モーションステレオ法により、同一被写体OBを各視点から所定枚数(例えば24枚)だけ連続撮影(いわゆる連写)し、各視点画像を格納した画像ファイルを作成する。
S3では、パターン検出回路40は、各視点画像から特定パターンを検出し、検出された特定パターンの位置座標(x,y)を算出する。特定パターンの位置座標(x,y)は、CPU19へ送信される。
例えば、図5に示すような2つの視点画像である左目画像ILおよび右目画像IRが一時記憶装置32に格納された場合、パターン検出回路40は、この左目画像ILおよび右目画像IRから、それぞれ顔FLおよび顔FRを検出し、さらに顔FLの代表点の座標X2および顔FRの代表点X1を算出する。顔の代表点は、顔を被覆する最小面積の矩形領域の中心であってもよいし、顔に含まれる目や鼻などの代表的な顔の構成部分の存在位置などでもよい。
S4では、CPU19は、パターン検出回路40から受信した視点画像ごとの代表点の座標を、各視点画像の画像ファイルのタグ情報格納部分に記録するよう、記録装置36を制御する。これにより、図1に示したように、単視点画像中の特定パターンの存在位置が、単視点画像データとともに画像ファイルに格納される。
S5では、CPU19は、単視点画像が2枚以上撮影されたか否かを判断する。撮影された場合はS6に進む。なお、撮影されていない場合は、所定枚数に達するまで、連写を続行する。
S6では、CPU19は、記録装置36に記録された単視点画像について、重複しない2枚の単視点画像の全ての組合せを決定する。つまり、n枚の単視点画像から、C(n,2)個の組合せが決定される。CPU19は、決定した組合せに従い、各組合せに該当する単視点画像を順次読み出し、読み出された単視点画像の組合せにおける特定パターンの位置座標の差異に基づいて特定パターンの視差Pを算出する。
例えば、図5に示すような左目画像ILおよび右目画像IRの画像ファイルの組合せに従い、顔FLの位置座標X1および顔FRの位置座標X2がタグ情報から読み出された場合は、CPU19は、この顔FLの座標X1から顔FRの座標X2を減じることで、両画像の視差P=X1−X2を算出する。なお、視差の単位は、メートル、インチ、ヤード等の標準的な測長単位であるとする。
S7では、CPU19は、各組の視差Pを、立体表示装置200のLCD210での画素数P’に換算する。例えば、
ピクセル単位の視差量P’=メートル単位の視差量P×LCD210の水平方向の全ピクセル数/メートル単位のLCD210の水平方向の画像呈示面サイズ
という換算式をEEPROM39に記録しておき、これを用いて、メートル単位の視差Pを、ピクセル単位のP’に換算する。なお、立体表示装置200の種類は単一である必要はなく、複数であってもよい。この場合、各種類ごとの換算式を用意すればよい。
そして、CPU19は、画素数に換算された視差P’が、立体表示装置200での立体画像の鑑賞に適した目標の画素範囲内(M≦P’≦N)となる単視点画像の組合せを決定する。
ここで、Mは視差の範囲の下限閾値、Nは視差の範囲の上限閾値である。MおよびNは、立体表示装置200の特性、例えばLCD210の画素ピッチ、LCD210の大きさ、視点から画面までの距離などの諸条件とも相関があり、立体表示装置200に関わるこれらの諸条件に応じて予め経験的に求められ、予めEEPROM39に記録されている。
CPU19は、視差P’が目標の画素範囲内(M≦P’≦N)となるような単視点画像の組合せが1つでもあるか否かを判断する。1つもない場合はS8、1つでもあった場合はS9に進む。
なお、立体表示装置200の種類が複数ある場合、各種類ごとに目標の画素範囲内の視差となる組合せを決定する。
S8では、視差が適切になる組合せが存在しないことを示す情報を、立体表示情報として記録メディア38に記録する。
S9では、視差P’が目標の画素範囲内となる単視点画像の組合せを示す情報を、立体表示情報として記録メディア38に記録する。例えば、図1に示す立体表示情報ででは、「FF3Dxx1」という種類の立体表示装置200については、12枚目および13枚目の単視点画像の組合せならびに14枚目および15枚目の単視点画像の組合せが、適切な単視点画像の組合せに決定されている。また、「FF3Dx15」という種類の立体表示装置200については、13枚目および14枚目の単視点画像の組合せが、適切な単視点画像の組合せに決定されている。
一方、立体画像表示装置200のCPU219は、メディアコントローラ237を制御し、記録メディア38から、一連の単視点画像(多視点画像)をフレームメモリ232に展開する。同時に、多視点画像に対応する立体表示情報を読み出す。
立体画像処理回路234は、立体表示情報に基づき、立体表示に適した単視点画像の組合せを特定する。この組合せが立体画像表示装置200の種類ごとに定められている場合は、自身の種類に対応する組合せを特定する。
立体画像処理回路234は、特定された画像の組に基づき、立体画像データを合成する。そして、立体画像処理回路234は、合成された立体画像データをLCDドライバ235に出力し、LCD210に立体画像を表示させる。
このように、観察者が合焦しようとする重要な被写体部分である特定パターンの視差Pが立体表示に適した状態で表示されるから、観察者にとって重要な部分に適切な視差の設定された立体画像を自動で生成して、鑑賞させることができる。
<その他の実施形態>
カメラ1と立体画像表示装置200とを一体化して立体画像記録再生装置に構成することもできる。あるいは、カメラ1と立体画像表示装置200とを備えた立体画像記録再生システムを構成することもできる。
各視点で得られた一連の視点画像が立体表示情報とともに記録される様子を示す図 カメラのブロック図 立体表示装置のブロック図 立体表示情報作成処理の流れを示すフローチャート 左右の視点画像から特定パターンとして顔が検出された様子を示す図 従来の立体表示用画像の撮影方法および利用方法を例示した図
符号の説明
1:カメラ、19:演算装置(CPU)、32:一時記憶装置(フレームメモリ)、38:記録メディア、40:パターン検出回路、200:立体表示装置、234:立体画像処理回路

Claims (9)

  1. 複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能な記録読出部と、
    前記記録読出部により読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出する検出部と、
    前記検出部の検出した特定パターンの座標を検出する座標検出部と、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、
    前記視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、
    前記記録読出部は、前記立体表示用画像判別部により、前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録することを特徴とする立体画像記録装置。
  2. 複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能な記録読出部と、
    前記記録読出部により読み出された複数の立体表示用画像に対応づけて記録されている、特定パターンの座標の情報を抽出する特定パターン情報抽出部と、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々に対応する特定パターンの座標の情報ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、
    前記視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、
    前記記録読出部は、前記立体表示用画像判別部により、前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録することを特徴とする立体画像記録装置。
  3. 撮影レンズを介して受光した被写体光を立体表示用画像に変換して出力する撮影部と、
    前記撮影部から出力された複数の立体表示用画像の記録および読み出しが可能である記録読出部と、
    前記記録読出部により読み出された前記複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出する検出部と、
    前記検出部の検出した特定パターンの座標を検出する座標検出部と、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出する視差量算出部と、
    前記視差量算出部で算出した視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別する立体表示用画像判別部と、を備え、
    前記記録読出部は、前記立体表示用画像判別部により、前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録することを特徴とする立体画像記録装置。
  4. 前記特定パターンは、人間の顔もしくは前記顔の構成部分を含む請求項1から3のいずれかに記載の立体画像記録装置。
  5. あらかじめ用意された所定の複数のパターンの中から、前記特定パターンとして所望のパターンを選択可能なパターン選択部をさらに備え、
    前記検出部は、前記パターン選択部の選択したパターンを前記特定パターンとして検出する請求項1から3のいずれかに記載の立体画像記録装置。
  6. 前記検出部は、あらかじめ用意された所定の複数のパターンの全てを、前記特定パターンとして検出する請求項1から3のいずれかに記載の立体画像記録装置。
  7. 複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、
    読み出された複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出するステップと、
    検出された特定パターンの座標を検出するステップと、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出するステップと、
    算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、
    前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録するステップと、
    を含むことを特徴とする立体画像記録方法。
  8. 複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、
    読み出された複数の立体表示用画像に対応づけて記録されている、特定パターンの座標の情報を抽出するステップと、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々に対応する特定パターンの座標の情報ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出するステップと、
    算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、
    前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録するステップと、
    を含むことを特徴とする立体画像記録方法。
  9. 撮影レンズを介して受光した被写体光を立体表示用画像に変換して出力するステップと、
    出力された複数の立体表示用画像の記録および読み出しを行うステップと、
    読み出された前記複数の立体表示用画像中の各々から、特定パターンを検出するステップと、
    検出された特定パターンの座標を検出するステップと、
    前記複数の立体表示用画像に含まれる異なる2つの立体表示用画像である第1の画像および第2の画像の各々から検出された特定パターンの座標ならびに前記第1の画像および前記第2の画像の各々の画素数に基づき、前記第1の画像および前記第2の画像の視差量を算出するステップと、
    算出された視差量に基づき、所望の立体表示用装置による立体視に適した視差量に相当する第1の画像および第2の画像の組合せを判別するステップと、
    前記立体視に適した視差量に相当する画像の組合せが存在する場合、前記所望の立体表示用装置の種類を前記画像の組合せに対応づけて記録するステップと、
    を含むことを特徴とする立体画像記録方法。
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