JP4692406B2 - 中継通信システム、中継装置及びそれらに用いるセッション別帯域制御方法並びにそのプログラム - Google Patents

中継通信システム、中継装置及びそれらに用いるセッション別帯域制御方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は中継通信システム、中継装置及びそれらに用いるセッション別帯域制御方法並びにそのプログラムに関し、特に複数のネットワークをまたがるデータ通信における帯域制御に関する。
近年、インタネットの普及に伴って、例えば、CATV(CAble TeleVision)、xDSL(x Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)等インタネットへの常時接続環境も普及してきている。
また、この常時接続環境の普及に伴って、インタネット上でのアプリケーションやコンテンツも多様化してきており、広帯域を必要とするビデオ等のマルチメディアアプリケーションが登場してきている。
このようなマルチメディアアプリケーションでは、必要とする帯域やタイミング等の要求品質が高くなっている。その要求品質を満たすための品質保証メカニズムとしては、品質保証を一切行わない従来のベストエフォートサービスに代えて、RSVP(Resource Reservation Protocol)や帯域仲介(Bandwidth Brokering)等の帯域割り当てメカニズムが検討されている。
この帯域割り当てとしては、利用者に対する使用帯域を利用者毎に動的に増加または減少させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、利用者にネットワークへの接続サービスを提供する接続サービス提供手段と、利用者側の端末を接続サービス提供手段に接続してネットワーク接続サービスの使用を可能にする利用者側接続手段とを通信システムに設けている。
また、この方法では、接続サービス提供手段に、入力されたデータの伝送先を決定する経路制御手段と、利用者毎に設定された帯域変更サービスのサービス情報を保持するサービス情報格納手段と、サービス情報に基づいて各利用者に対する帯域変更サービスを制御する付加サービス制御手段とを設けている。
さらに、他の帯域割り当てとしては、複数のISP(Internet Service Provider:インタネット接続事業者)にまたがる通信の場合において、帯域制御されたデータ通信を行う方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この方法は、インタネットにおいて複数のISPをまたがるデータ転送で、2つの通信装置(コンテンツサーバ)間のデータ転送における伝送帯域を確保する方法である。この場合、2つの通信装置のうちの一方の通信装置が、インタネットにおける伝送帯域の確保の仲介を行う帯域確保仲介サーバに対して、データ伝送が行われるデータ伝送経路の帯域確保の申請を行い、帯域確保仲介サーバがデータ伝送経路における伝送帯域の確保を2つの通信装置に代って行っている。
特開2003−8638 特開2002−344499
上述した従来の帯域制御方式では、上記の特許文献1,2に記載の技術を含む帯域制御において、動的に通信経路が変更される場合が考慮されておらず、速度超過や帯域が空いているにも関わらず、利用することができないという課題がある。
また、従来の帯域制御方式では、TCP(Transmission Control Protocol)セッションの制御に、ACK(ACKnowledgement)パケットの間隔を変更するような手法が用いられており、バースト的な通信が発生した場合にパケットロスが発生してしまうという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、経路単位で最適な帯域制御を実現することができる中継通信システム、中継装置及びそれらに用いるセッション別帯域制御方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による中継通信システムは、端末と第1及び第2のネットワークとが中継装置を経由して双方向通信を行う中継通信システムであって、
前記中継装置は、自装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択手段と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段と、前記セッション情報記録手段の情報通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定しかつその判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御手段とを備え
前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
前記帯域制御手段は、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって前記許可帯域にしたがった帯域制御を行い、
前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行っている。
本発明による中継装置は、端末と第1及び第2のネットワークとが双方向通信を行う際にそれらの間の通信を中継する中継装置であって、
自装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択手段と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段と、前記セッション情報記録手段の情報通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定しかつその判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御手段とを備え
前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Trans
mission Control Protocol/Internet Pr
otocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
前記帯域制御手段は、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行い、
前記TCPセッションを前記端末と自装置との間と、自装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行っている。
本発明によるセッション別帯域制御方法は、端末と第1及び第2のネットワークとが中継装置を経由して双方向通信を行う中継通信システムに用いるセッション別帯域制御方法であって、
前記中継装置が、自装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択処理と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段の情報通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定し、その判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御処理とを実行し
前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
前記帯域制御処理において、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行い、
前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行っている。
本発明によるプログラムは、端末と第1及び第2のネットワークとが双方向通信を行う際にそれらの間の通信を中継する中継装置の中央処理装置に実行させるプログラムであって、
前記中継装置通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択処理と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段の情報通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定し、その判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御処理とを含み、
前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行わせ、
前記帯域制御処理において、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行わせ、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行わせ、
前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行わせ、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行わせることを特徴とする
すなわち、本発明の中継通信システムは、端末と複数のネットワークとの間で経路を動的に選択しながらデータ通信を行う際に、選択された経路と当該経路上を通過するデータ量とに応じてパケットロスを最小限にするような最適帯域制御を実施している。
より具体的に説明すると、本発明の中継通信システムでは、端末と第1及び第2のネットワークとが中継装置を経由してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いた双方向通信を行っている。ここで、第1及び第2のネットワークは、無線や有線等の種類を問わず、どのようなアクセス方式のネットワークでもよい。
中継装置の経路選択手段は、中継装置を通過するパケットを、当該パケットのプロトコル番号やポート番号、IPアドレス等のパラメータによって第1及び第2のネットワークのどちらかを選択し、そのセッション情報をセッション情報記録部に記録する。尚、ルーティング情報は一般的なルーティングプロトコルを用いて経路情報を取得する場合や、使用者が予めルールを設定しておく場合、及びそれら両方の場合等のどのパターンでもよい。
中継装置の帯域制御手段はセッション情報記録部の情報を基に、当該経路において通信しているセッション数と通信量とに基づいて、通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する。この制御手法としては、TCPセッションを端末と中継装置との間と、中継装置と第1及び第2のネットワークとの間に2分割することで、TCPデータバッファ部へバッファリングを行い、受信ウインドウサイズ(送達確認なしで受信できるデータ量)を増減させることによって速度を調整する。
このようにして、本発明の中継通信システムでは、ある経路における通信量に追従してTCP分割手法による帯域制御を行うことによって、TCPセッションのバースト性によるパケットロスを抑えつつ、その経路の最適なスループットを実現することが可能となる。ここで、セッションとは、TCP/IP通信において、プロトコル番号とIPアドレスとポート番号との組合せによって一意に決定されるものことを指す。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、経路単位で最適な帯域制御を実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による中継通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による中継通信システムは、プログラム制御によって動作する中継装置1と、情報を記録する記憶装置2と、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等の端末3と、ネットワーク100,200とから構成されている。
本発明の一実施例による中継通信システムでは、端末3とネットワーク100,200とが中継装置1を経由してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いた双方向通信を行っている。ここで、ネットワーク100,200は、無線や有線等の種類を問わず、どのようなアクセス方式のネットワークであってもよい。また、端末3は1台だけでなく、複数接続されていてもよい。
中継装置1は経路選択手段11と、帯域制御手段12とを備えており、記憶装置2はセッション情報記録部21と、TCPデータバッファ部22とを備えている。
経路選択手段11はネットワーク100,200と経路情報の交換や、装置管理者による手動操作等によって経路情報を保持しており、その時点で最適な経路を選択する手段である。パケットを受信すると、経路選択手段11はその時点での経路を取得し、セッション情報記録部21に、例えば、IPアドレス、プロトコル番号、ポート番号、経路、最終使用時刻等の情報を保持する。セッション情報記録部21に保持する情報としては、れらが最低限のものであり、これ以外の情報を保持することもある。
帯域制御手段12はセッション情報記録部21から経路に関する情報を読出し、処理中のパケットが所属しているセッションを特定する。さらに、帯域制御手段12は特定したセッションの使用する経路を使用している他の全セッション情報を読出し、それらの情報から許可帯域を計算する。
また、帯域制御手段12は計算した許可帯域にしたがって、TCPパケットの場合にTCPデータバッファ部22へパケットを保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、UDP(User Datagram Protocol)パケットやその他のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行う。
尚、上記の経路選択手段11における経路情報の保持方法や帯域制御手段12のキューイングによる帯域制御に関しては、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成や動作についての説明は省略する。また、記憶装置2は中継装置1内に配置してもよい。
図2は図1のセッション情報記録部21の構成例を示す図である。図2において、セッション情報記録部21はIPアドレス番号[送信元(「x.x.x.x」,「x.x.x.z」,・・・)及び送信先(「y.y.y.y」,「c.c.c.c」,・・・)]と、プロトコル番号(「TCP」,・・・)と、ポート番号[送信元(「A」,「C」,・・・)及び送信先(「B」,「D」,・・・)]と、経路(「1」,「2」,・・・)と、最終使用時刻(「a」,「b」,・・・)とを対応付けて保持している。
図3は図1の中継装置1の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図3を参照して中継装置1の動作について説明する。尚、図3に示す処理は中継装置1の図示せぬCPU(中央処理装置)(コンピュータ)がプログラムを実行することでも実現可能である。
中継装置1は端末3から到着したパケットを経路選択手段11に供給し、経路選択手段11はパケットのヘッダからセッション情報を取得し、セッション情報記録部21に当該パケットの所属するセッションがあるかどうかを確認する(図3ステップS1)。セッション情報記録部21にセッション情報がなかった場合、経路選択手段11は当該パケットからパラメータを抽出し、セッション情報としてセッション情報記録部21に記録する(図3ステップS2)。
経路選択手段11はセッション情報記録部21にセッション情報を発見したら、あるいはセッション情報をセッション情報記録部21に記録したら、当該セッションの経路を経路情報から特定する(図3ステップS3)。特定した経路はセッション情報記録部21に記録する。この処理は一般的なルータ等で行っている処理と同様であるため、詳細な手段やその動作についての説明は省略する。
経路が特定されると、帯域制御手段12はセッション情報記録部21から、その特定した経路上の全セッション情報と、それぞれのセッションでTCPデータバッファ部22に保持されているパケット量とを取得し、それらのセッション情報から許可帯域を計算する(図3ステップS4)。
許可帯域の計算は、
(1)当該経路のセッション各々において、セッション情報とパケット量とを見て、その時点で有効なセッションかどうかを判定する。TCPの場合には、パケットがバッファリングされていれば有効とし、UDPや他のプロトコルの場合には、そのセッションの最終使用時刻からある程度の時間内(例えば、10秒等)であれば有効とする。
(2)有効なセッション数で使用可能帯域を割って、現時点での使用可能な帯域を計算する。この時、使用可能帯域は何らかの手段によって取得するものとする(例えば、装置管理者からの手動設定で与える等)。
というような手順にて行う。ここで、(2)の「有効なセッション数」は、何らかの手段によって与えられるセッションの優先度にしたがって重み付けをする等の優先処理を行ってもよい。
次に、帯域制御手段12は当該パケットがTCPパケット以外であれば(図3ステップS5)、キューイング等の手法を用いて、上記のステップS4の処理で計算した許可帯域にしたがった帯域制御を行う(図3ステップS7)。
また、帯域制御手段12は当該パケットがTCPパケットであれば(図3ステップS5)、TCPデータバッファ部22にパケットを保持し、保持したパケットに対して通常のTCPの処理と同様の送信処理を行い、ネットワーク100,200に送信する(図3ステップS6)。この送信処理は、TCPの規約にしたがっていれば、どのような処理方式でもよい。この時、上記のステップS4の処理で計算した許可帯域にしたがって、受信ウインドウサイズ(送達確認なしで受信できるデータ量)を再計算して端末3にACK(ACKnowledgement)を送信する。
これによって、本実施例では、端末3が許可帯域以上の送信を実施していた場合、受信ウインドウサイズが0となるので、端末3側で送信抑制が行われ、パケットロスすることなく、帯域制御を実現することができる。尚、ネットワーク100,200からパケットが到着した場合にも、上記と同様の動作が行われる。
このように、本実施例では、中継装置1の経路選択手段11が、中継装置1を通過するパケットを、当該パケットのプロトコル番号やポート番号、IPアドレス等のパラメータによってネットワーク100,200のどちらかを選択し、そのセッション情報をセッション情報記録部21に記録する。
中継装置1の帯域制御手段12は、セッション情報記録部21の情報を基に、当該経路において通信しているセッション数と通信量とに基づいて、通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する。制御手法としては、TCPセッションを端末3と中継装置1との間と、中継装置1とネットワーク100,200との間に2分割することで、TCPデータバッファ部22へバッファリングを行い、受信ウインドウサイズを増減させることによって速度を調整する。
したがって、本実施例では、ある経路における通信量に追従してTCP分割手法による帯域制御を行うことによって、TCPセッションのバースト性によるパケットロスを抑えつつ、その経路の最適なスループットを実現することができる。ここで、セッションとは、TCP/IP通信において、プロトコル番号とIPアドレスとポート番号との組合せによって一意に決定されるものを指す。
すなわち、本実施例では、通信経路毎にセッション情報を管理しているので、経路単位で最適な帯域制御を実現することができる。また、本実施例では、TCPを分割して処理しているので、TCPのセッションに対してパケットロスせずに帯域制御を実現することができる。
図4は本発明の他の実施例による中継通信システムの構成を示すブロック図である。図4において、本発明の他の実施例による中継通信システムは、中継装置1−1,1−2と記憶装置2−1,2−2と端末3−1,3−2とをネットワーク100,200の両端に設置した以外は図1に示す本発明の一実施例による中継通信システムと同様の構成となっている。
本実施例では、TCPの受信ウインドウによる制御がネットワーク100,200の両端の端末3−1,3−2に対して有効となるため、TCPのセッションに対してパケットロスせずに帯域制御を実現することができるという効果をさらに向上させることができる。
尚、本発明の各実施例では、中継装置1,1−1,1−2と記録装置2,2−1,2−2とを分離した場合について記載したが、記録装置2,2−1,2−2を中継装置1,1−1,1−2内にそれぞれ配置してもよく、これに限定されない。
また、本発明の各実施例では、端末3,3−1,3−2側にネットワークが一つしかないように記載したが、複数のネットワークであってもよく、ネットワーク100,200は特に2つに限定されず、いくつあってもよい。
本発明の一実施例による中継通信システムの構成を示すブロック図である。 図1のセッション情報記録部の構成例を示す図である。 図1の中継装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例による中継通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1−1,1−2 中継装置
2,2−1,2−2 記憶装置
3,3−1,3−2 端末
11 経路選択手段
12 帯域制御手段
21 セッション情報記録部
22 TCPデータバッファ部
100,200 ネットワーク

Claims (10)

  1. 端末と第1及び第2のネットワークとが中継装置を経由して双方向通信を行う中継通信システムであって、
    前記中継装置は、自装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択手段と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段と、前記セッション情報記録手段の情報通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定しかつその判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御手段とを有し、
    前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
    前記帯域制御手段は、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって前記許可帯域にしたがった帯域制御を行い、
    前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行うことを特徴とする中継通信システム。
  2. 前記経路選択手段は、前記時装置を通過するパケットのパラメータを選択した経路のセッション情報としてセッション情報記録手段に記録することを特徴とする請求項1記載の中継通信システム。
  3. 前記パラメータは、少なくともプロトコル番号、ポート番号、IP(Inte
    rnet protocol)アドレスを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の中継通信システム。
  4. 端末と第1及び第2のネットワークとが双方向通信を行う際にそれらの間の通信を中継する中継装置であって、
    自装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択手段と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段と、前記セッション情報記録手段の情報と通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定しかつその判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御手段とを有し、
    前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Trans
    mission Control Protocol/Internet Pr
    otocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
    前記帯域制御手段は、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行い、
    前記TCPセッションを前記端末と自装置との間と、自装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行うことを特徴とする中継装置。
  5. 前記経路選択手段は、前記時装置を通過するパケットのパラメータを選択した経路のセッション情報としてセッション情報記録手段に記録することを特徴とする請求項7記載の中継装置。
  6. 前記パラメータは、少なくともプロトコル番号、ポート番号、IP(Internet protocol)アドレスを含むことを特徴とする請求項4または請求項5記載の中継装置。
  7. 端末と第1及び第2のネットワークとが中継装置を経由して双方向通信を行う中継通信システムに用いるセッション別帯域制御方法であって、
    前記中継装置が、前記中継装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択処理と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段の情報と通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定し、その判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御処理とを実行し、
    前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行い、
    前記帯域制御処理において、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行い、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行い、
    前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行い、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行うことを特徴とするセッション別帯域制御方法。
  8. 前記経路選択処理において、前記時装置を通過するパケットのパラメータを選択した経路のセッション情報としてセッション情報記録手段に記録することを特徴とする請求項7記載のセッション別帯域制御方法。
  9. 前記パラメータは、少なくともプロトコル番号、ポート番号、IP(Internet protocol)アドレスを含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載のセッション別帯域制御方法。
  10. 端末と第1及び第2のネットワークとが双方向通信を行う際にそれらの間の通信を中継する中継装置の中央処理装置に実行させるプログラムであって、
    前記中継装置を通過するパケットを当該パケットのパラメータによって前記第1及び第2のネットワークのどちらかを選択する経路選択処理と、前記経路選択手段で選択された経路毎に当該パケットのパラメータによって決定されるセッション情報を記憶するセッション情報記録手段の情報と通信量とに基づいて有効なセッションか否かを判定し、その判定結果を用いて通信中のそれぞれのセッションに対して許可帯域を計算して制御する帯域制御処理とを含み、
    前記端末と前記第1及び第2のネットワークとが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を通信プロトコルとして用いて前記双方向通信を行わせ、
    前記帯域制御処理において、前記許可帯域にしたがってTCP(Transmission Control Protocol)パケットの場合に当該パケットをデータバッファに保持し、TCPセッションの分割を行って帯域制御を行わせ、前記TCPパケット以外のパケットの場合にキューイングによって帯域制御を行わせ、
    前記TCPセッションを前記端末と前記中継装置との間と、前記中継装置と前記第1及び第2のネットワークとの間に2分割し、前記TCPパケットの前記データバッファへのバッファリングを行わせ、送達確認なしで受信できるデータ量を示す受信ウインドウサイズを増減させることによって前記帯域制御を行わせることを特徴とするプログラム。
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