JP4691480B2 - アウトバウンド業務支援プログラム、アウトバウンド業務支援装置およびアウトバウンド業務支援方法 - Google Patents

アウトバウンド業務支援プログラム、アウトバウンド業務支援装置およびアウトバウンド業務支援方法 Download PDF

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Description

この発明は、インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援する方法をコンピュータに実行させるアウトバウンド業務支援プログラム等に関する。
企業が配備するコールセンタなどには、見込み顧客に対して電話をかけて新製品の紹介などの営業をかけるアウトバウンド業務、顧客からの電話に応対してサポートするインバウンド業務というものが存在する。そして、インバウンド業務の効率化を目的として、インバウンド業務時の電話応対時に顧客とオペレータとの間で取り交わされる専門用語、およびオペレータの質問に対する顧客の反応時間から顧客の知識レベルを推定して、インバウンド業務に利用する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、アウトバウンド業務では、コールセンタのオペレータは見込み顧客と対話しつつ、直感を頼りとして手探りで営業を行うのが一般的である。
特開2004−355108号公報
しかしながら、従来のようにアウトバウンド業務を行っていたのでは、十分に顧客獲得率の向上を図ることができないという問題点があった。すなわち、見込み客側の情報を取得することが困難であることから、オペレータはどのような見込み顧客に対しても一律に選択した資料を使用して、直感を頼りに手探りで営業を行わざるを得ないため、十分に顧客獲得率の向上を図ることができないという問題点があった。
また、アンケート調査や購買履歴などによって取得した見込み顧客側の情報に応じて、アウトバウンド業務に使用する資料を選択するなど、オペレータのアウトバウンド業務を支援することも考えられるが、顧客獲得率の向上を図ることを目的として採用するには、情報の取得のためにコストがかかりすぎるという問題点があった。
また、上記した従来の技術のように、過去に行われたインバウンド業務に関する情報を利用して、インバウンド業務を遂行するオペレータを支援することで、インバウンド業務の効率化を図る技術は開示されているが、過去に行われたインバウンド業務に関する情報をアウトバウンド業務に利用して、アウトバウンド業務を遂行するオペレータを支援するという技術が存在せず、この従来技術をアウトバウンド業務に転用したとしても、インバウンド業務時の電話応対時に顧客とオペレータとの間で取り交わされる専門用語、およびオペレータの質問に対する顧客の反応時間のみから推定した顧客レベル値では、アウトバウンド業務を遂行するオペレータを十分に支援することができず、結果として、顧客獲得率の向上を図ることも難しいという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、アウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることが可能なアウトバウンド業務支援プログラム、アウトバウンド業務支援装置およびアウトバウンド業務支援方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援する方法をコンピュータに実行させるアウトバウンド業務支援プログラムであって、前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手順と、前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手順と、前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手順と、前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手順と、前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手順に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手順と、前記資料対応情報記憶手順に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手順と、前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手順により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手順に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手順と、前記顧客識別子抽出手順により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手順に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手順と、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手順により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記インバウンド業務によって得られた情報に基づいて、前記顧客知識レベル値を算出する顧客知識レベル値算出手順をさらにコンピュータに実行させ、前記資料対応情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶し、前記顧客関連情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて、前記顧客の語句レベルを算出する語句レベル算出手順と、前記インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて、前記顧客の時間レベルを算出する時間レベル算出手順とをさらにコンピュータに実行させ、前記顧客知識レベル値算出手順は、前記語句レベル算出手順により算出された前記語句レベルと、前記時間レベル算出手順により算出された前記時間レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援装置であって、前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手段と、前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手段と、前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手段と、前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手段と、前記資料対応情報に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手段と、前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手段により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手段に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手段と、前記顧客識別子抽出手段により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手段と、前記アウトバウンド資料抽出手段により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手段により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援装置によって実行されるアウトバウンド業務支援方法であって、前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶工程と、前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶工程と、前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶工程と、前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶工程と、前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出工程と、前記資料対応情報記憶工程に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出工程と、前記テーマ/顧客知識レベル値抽出工程により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶工程に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出工程と、前記顧客識別子抽出工程により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶工程に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出工程と、前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出工程により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、アウトバウンド業務の内容とアウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料とを対応付けて記憶し、アウトバウンド資料に対応付けて、アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに保持する顧客知識レベル値と、アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれデータベースなどに記憶し、インバウンド業務を行った顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、インバウンド業務時におけるテーマと顧客知識レベル値とをそれぞれデータベースなどに記憶し、顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報(例えば、顧客の名称および連絡先など)をデータベースなどに記憶し、アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、そのアウトバウンド業務の内容に応じてアウトバウンド資料を抽出し、抽出されたアウトバウンド資料に応じて、関連テーマおよび顧客知識レベル値の中から、アウトバウンド業務の成功率が所定の値以上である関連テーマおよび顧客知識レベル値をそれぞれ抽出し、抽出された関連テーマおよび顧客知識レベル値に応じて顧客識別子を抽出し、抽出された顧客識別子に応じて顧客の名称および連絡先を抽出し、抽出されたアウトバウンド資料と顧客の名称および連絡先とを出力するので、アウトバウンド業務に利用するための資料とその資料を用いてアウトバウンド業務を行うと成功率が見込める(すなわち、アウトバウンド業務が成功する可能性の高い)顧客の連絡先などの情報を出力して、オペレータが実施するアウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることが可能である。
また、本発明によれば、インバウンド業務によって得られた情報に基づいて算出された顧客知識レベル値を各データベースに記憶するので、取得が難しい顧客に関する情報をインバウンド業務の実施に乗じて取得して、この情報に基づいて算出した顧客知識レベル値をアウトバウンド資料や顧客の連絡先などの出力に利用することができ、アウトバウンド業務を効率化に行うことが可能である。
また、本発明によれば、インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて顧客の語句レベルを算出する(例えば、専門用語を多く使用する顧客の語句レベルが高いものと算出する)とともに、インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて顧客の時間レベルを算出(例えば、質問時の平均時間より短い時間であるほど時間レベルが高いものと算出)して、算出された語句レベルと時間レベルとに基づいて顧客知識レベル値を算出するので、時代や時期に応じて各語句を利用した際の知識レベルに与える影響などを相対的に見ることができ、例えば、辞書データなどを利用して知識レベルに関する数値を算出する方法よりも、低コストでより確からしい顧客の知識レベルを算出することが可能である。
また、本発明によれば、インバウンド業務における顧客応答時の反応(例えば、顧客の相槌のピッチパワーの特徴)およびオペレータの属性情報(例えば、オペレータの発話時間やオペレータの知識レベルなど)に基づいて顧客の理解レベルを算出して、語句レベル、時間レベルおよび理解レベルに基づいて顧客知識レベル値を算出するので、オペレータの要素も加味して、顧客の知識レベルをより詳細に算出することが可能である。
また、本発明によれば、アウトバウンド業務を実施した場合に、アウトバウンド業務を実施した顧客識別子に対応付けて、アウトバウンド業務の内容と、アウトバウンド業務に用いたアウトバウンド資料と、アウトバウンド業務の実施日時と、アウトバウンド業務の結果とをアウトバウンド履歴としてデータベースに記憶しておき、記憶されているアウトバウンド履歴に基づいて、アウトバウンド資料に対応付けられた関連テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、アウトバウンド業務の成功率を算出してデータベースなどに記憶するので、アウトバウンド業務の結果をアウトバウンド資料や顧客情報の出力にフィードバックして利用することができ、オペレータが実施するアウトバウンド業務を適切に支援することができ、結果として、十分に顧客獲得率の向上を見込むことが可能である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るアウトバウンド業務支援プログラム、アウトバウンド業務支援装置およびアウトバウンド業務支援方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るアウトバウンド業務支援プログラムを実行させるアウトバウンド業務支援装置を実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の概要および特徴、アウトバウンド業務支援装置の構成および処理を順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[アウトバウンド業務支援装置の概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置は、インバウンド業務(顧客からの電話に応対してサポートする業務)によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務(見込み顧客に対して電話をかけて新製品の紹介などの営業をかける業務)を支援することを概要とするが、アウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることが可能である点に主たる特徴がある。
同図に示すように、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置は、インバウンド業務を実施するオペレータが使用するインバウンドオペレータ端末、およびアウトバウンド業務を実施するアウトバウンドオペレータ端末と、LANなどのネットワークを介して通信可能な状態に接続される。
また、アウトバウンド業務支援装置は、インバウンド業務に用いるナレッジと、このナレッジに関するテーマとを対応付けて記憶するナレッジ対応テーマDB、インバウンドオペレータ端末から受け付けたインバウンド情報を記憶するインバウンド履歴DBを備える。
また、アウトバウンド業務支援装置は、アウトバウンド業務の内容に対応付けてアウトバウンド資料を記憶する業務内容対応資料DB、アウトバウンド業務に推奨する資料に対応付けて、このアウトバウンド資料に関連するテーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、このアウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の効果を示す成功率(例えば、契約成就数などの成功数をアウトバウンド実施総数で除算した値)とをそれぞれ記憶する推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB、顧客を一意に特定するための顧客IDに対応付けて、インバウンド業務時におけるテーマと顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客/テーマ対応知識レベル値DB、顧客IDに対応付けて、顧客の名称や連絡先などの顧客情報を記憶する顧客情報DBを備える。
そして、アウトバウンド業務支援装置は、アウトバウンドオペレータ端末を使用するオペレータから、行おうとするアウトバウンド業務の内容を受け付けると、そのアウトバウンド業務に応じたアウトバウンド資料と顧客情報をそれぞれ出力して、アウトバウンドオペレータ端末へ送信する。
具体的に説明すると、アウトバウンド業務支援装置は、アウトバウンドオペレータ端末を使用するオペレータから、行おうとするアウトバウンド業務の内容を受け付けると、受け付けた業務内容に対応するアウトバウンド資料の集合を業務内容対応資料DBから抽出する。次に、抽出した各アウトバウンド資料について、アウトバウンド資料に対応する効果としてアウトバウンド資料ごとに予め保持するアウトバウンド業務の成功率が所定の値以上(例えば、1%以上)のテーマおよび顧客知識レベル値を推奨資料対応テーマ/知識レベル値DBから抽出する。
続いて、アウトバウンド業務支援装置は、抽出した各テーマおよび顧客知識レベル値について、テーマおよび顧客知識レベル値に対応する顧客IDの集合を顧客/テーマ対応知識レベル値DBからそれぞれ抽出する。次に、抽出した各顧客IDの集合について、各顧客IDに対応する顧客情報を顧客情報DBからそれぞれ抽出する。
そして、アウトバウンド業務支援装置は、抽出した全アウトバウンド資料について、顧客情報の抽出に関する処理を終了したか否か確認する。その結果、抽出した全アウトバウンド資料について処理を終了している場合には、抽出したアウトバウンド資料および顧客情報対応をそれぞれ対応付けて出力し、アウトバウンドオペレータ端末へ送信する。
なお、アウトバウンド業務支援装置は、例えば、管理者からの指示を受け付けて、顧客知識レベル値を算出する。具体的には、インバウンド情報DBに記憶されているインバウンド情報からインバウンドで最終的に利用したナレッジのナレッジIDを取得し、このナレッジIDに対応するテーマをナレッジ対応テーマDBから抽出する。その後、顧客の語句レベル値および時間レベル値を算出して、算出した語句レベル値および時間レベル値から顧客知識レベル値を算出する。そして、算出した顧客知識レベル値を対応するDB(推奨資料対応テーマ/知識レベル値DBおよび顧客/テーマ対応知識レベル値DB)に格納する。取得が難しい顧客に関する情報をインバウンド業務の実施に乗じて取得して顧客知識レベル値の更新することで、アウトバウンド業務を効率化に行う趣旨である。
このようなことから、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置は、上述した主たる特徴の如く、アウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることが可能である。
[アウトバウンド業務支援装置の構成(実施例1)]
次に、図2を用いて、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置30の構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置を実現する上で、必要な処理部のみを図示し、その他の処理部については図示を省略する。
同図に示すように、アウトバウンド業務支援装置30は、インバウンド業務を実施するオペレータが使用するインバウンドオペレータ端末10、およびアウトバウンド業務を実施するアウトバウンドオペレータ端末20と、LAN1などのネットワークを介して通信可能な状態に接続される。また、アウトバウンド業務支援装置30は、通信制御I/F部31と、記憶部32と、制御部33とから構成される。通信制御IF部31は、インバウンドオペレータ端末10およびアウトバウンドオペレータ端末20との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。
記憶部32は、制御部33による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、インバウンド履歴DB32aと、ナレッジ対応テーマDB32bと、業務内容対応資料DB32cと、推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dと、顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eと、顧客情報DB32fとを備える。
このうち、インバウンド履歴DB32aは、インバウンドオペレータ端末10から受け付けたインバウンド業務の履歴をインバウンド情報として記憶する記憶部であり、具体的には、図3に例示するように、オペレータID、顧客ID、応対日時、応対音声、応対履歴、使用検索キー、利用ナレッジIDをそれぞれ対応づけて記憶して構成される。
ナレッジ対応テーマDB32bは、インバウンド業務に用いるナレッジに対応するテーマを記憶する記憶部であり、具体的には、図4に例示するように、ナレッジIDと、このナレッジIDに関するテーマ(例えば、「PCの構成について」などのテーマ)を対応付けて記憶して構成される。
業務内容対応資料DB32cは、アウトバウンド業務の内容に対応するアウトバウンド資料を記憶する記憶部であり、具体的には、図5に例示するように、アウトバウンドオペレータ端末20から要望として受け付けられるアウトバウンド業務の内容(例えば、「PC新製品紹介」などの要望)に対応づけて、アウトバウンド業務に適したアウトバウンド資料を記憶して構成される。
推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dは、アウトバウンド資料に対応するテーマや顧客知識レベル値などを記憶する記憶部であり、具体的には、図6に例示するように、アウトバウンド業務に推奨する資料に対応付けて、このアウトバウンド資料に関連するテーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、このアウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の効果を示す成功率(例えば、契約成就数などの成功数をアウトバウンド実施総数で除算した値)とをそれぞれ記憶して構成される。
顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eは、顧客に対応するインバウンド業務時におけるテーマ等などを記憶する記憶部であり、具体的には、図7に例示するように、顧客を一意に特定するための顧客IDに対応付けて、インバウンド業務時におけるテーマと顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶して構成される。
顧客情報DB32fは、顧客の名称や連絡先などの顧客情報を記憶する記憶部であり、具体的には、図8に例示するように、顧客IDに対応付けて、顧客の名称や連絡先などの顧客情報を記憶して構成される。
制御部33は、所定の制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、各種データ送受信部33aと、顧客知識レベル値算出部33bと、アウトバウンド資料抽出部33cと、各種データ抽出部33dと、各種データ出力部33eを備える。
このうち、各種データ送受信部33aは、インバウンドオペレータ端末10およびアウトバウンドオペレータ端末20との間で各種データを送受信する処理部であり、具体的には、通信制御I/F部31を介してインバウンドオペレータ端末10からインバウンド情報を受信してインバウンド履歴DB32aへ格納し、また、後述する各種データ出力部33eから受け付けたアウトバウンド資料や顧客情報に関するデータを通信制御I/F部31を介してアウトバウンドオペレータ端末20へ送信する。
顧客知識レベル値算出部33bは、例えば、キーボードやマウス、マイクを備えて構成される入力部を介して、管理者からの指示を受け付けた場合に、顧客知識レベル値を算出する処理部であり、具体的には、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報からインバウンドで最終的に利用したナレッジのナレッジIDを取得し、このナレッジIDに対応するテーマをナレッジ対応テーマDB32bから抽出するとともに、語句レベル値および時間レベル値を算出した後に、例えば、図11に例示する計算式に基づいて語句レベル値および時間レベル値から顧客知識レベル値を算出して、対応するDB(推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dおよび顧客/テーマ対応知識レベル値DB32e)に格納する。
ここで、語句レベル値の算出について具体的に説明する。顧客知識レベル値算出部33bは、まず、ナレッジIDに基づいてテーマを抽出した後、取得したナレッジIDのナレッジについて質問文(図13参照)を抽出する。次に、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報から顧客の障害説明時の用語を抽出する。用語を抽出する方法としては、例えば、顧客の障害説明時の音声に対してワードスポッティング法を用いた音声認識によって取得する。続いて、抽出した顧客の用語とナレッジの質問文との一致語句数から語句レベルを算出する。具体的には、一致語句数をナレッジの質問文中の語句数で除算した値を語句レベルとして算出する。語句レベルを算出した後、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマと同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して語句レベルの分布を算出する。そして、過去の語句レベルの分布および算出した語句レベルから語句レベル値を算出する。具体的に例を示せば、過去の語句レベルの分布を順位づけして、算出した語句レベルが分布の下位3分の1以下の時には語句レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には語句レベル値を“3”、それ以外の時には語句レベル値を“2”として算出する。
続いて、時間レベル値の算出について具体的に説明する。例えば、顧客知識レベル値の算出後、顧客知識レベル値算出部33bは、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報から顧客の障害説明の時間を抽出する。障害説明の時間は、例えば、ログ情報や、音声認識を行った結果などから類推する方法が考えられる。次に、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマと同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して、顧客の障害説明の時間の平均値を算出する。続いて、算出した顧客の障害説明の時間の平均値から時間レベルを算出する。具体的には、障害説明時間の平均値を抽出した障害説明時間で除算した値を時間レベルとして算出する。時間レベルの算出後、過去の応対における顧客の障害説明時間の分布を算出する。そして、過去の障害説明時間の分布および算出した時間レベルから時間レベル値を算出する。具体的に例を示せば、過去の時間レベルの分布を順位づけして、算出した時間レベルが分布の下位3分の1以下の時には時間レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には時間レベル値を“3”、それ以外の時には時間レベル値を“2”として算出する。
アウトバウンド資料抽出部33cは、アウトバウンドオペレータ端末20からの要望を受け付けて、適切なアウトバウンド資料を抽出する処理部であり、具体的には、アウトバウンドオペレータ端末20を使用するオペレータから、行おうとするアウトバウンド業務の内容を受け付けると、受け付けた業務内容に対応するアウトバウンド資料の集合を業務内容対応資料DB32cから抽出する。そして、抽出したアウトバウンド資料のデータを各種データ抽出部33dおよび各種データ出力部33eへ出力する。
各種データ抽出部33dは、アウトバウンド資料抽出部33cから受け付けたアウトバウンド資料の集合に関するデータに応じて、各種データを抽出する処理部である。具体的に説明すると、まず、受け付けた各アウトバウンド資料について、アウトバウンド資料に対応する効果としてアウトバウンド資料ごとに予め保持するアウトバウンド業務の成功率が所定の値以上(例えば、1%以上)のテーマおよび顧客知識レベル値を推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dからそれぞれ抽出する。
続いて、各種データ抽出部33dは、抽出した各テーマおよび顧客知識レベル値について、テーマおよび顧客知識レベル値に対応する顧客IDの集合を顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eからそれぞれ抽出する。次に、抽出した各顧客IDの集合について、各顧客IDに対応する顧客情報を顧客情報DB32fからそれぞれ抽出する。そして、アウトバウンド資料抽出部33cから受け付けた全アウトバウンド資料について、顧客情報の抽出に関する処理を終了したか否か確認する。その結果、抽出した全アウトバウンド資料について処理を終了している場合には、抽出した各顧客情報を各種データ出力部33eへ出力する。
なお、各種データ抽出部33dは、前回アウトバウンド業務を行った日時を顧客IDに対応付けて管理しておき、アウトバウンド業務が顧客に対して頻繁にアウトバウンド業務が実施される事態を回避するようにしてもよい。
各種データ出力部33eは、アウトバウンド業務に応じたアウトバウンド資料と顧客情報をそれぞれ出力する処理部であり、具体的には、アウトバウンド資料抽出部33cから受け付けた各アウトバウンド資料と、各種データ抽出部33dから受け付けた各顧客情報をそれぞれ対応付けて、データ送受信部33aへ出力する。
なお、アウトバウンド業務支援装置30は、既知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置に、上記した各種データ送受信部33a、顧客知識レベル値算出部33b、アウトバウンド資料抽出部33c、各種データ抽出部33dは、各種データ出力部33eの各機能を搭載することによって実現することもできる。
[最適資料抽出処理(実施例1)]
次に、図9を用いて、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の最適資料抽出処理を説明する。図9は、実施例1に係る最適資料抽出処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、アウトバウンドオペレータ端末20を使用するオペレータから、行おうとするアウトバウンド業務の内容を受け付けると(ステップS901)、アウトバウンド資料抽出部33cは、受け付けた業務内容に対応するアウトバウンド資料の集合を業務内容対応資料DB32cから抽出する(ステップS902)。そして、抽出した各アウトバウンド資料のデータを各種データ抽出部33dおよび各種データ出力部33eへ出力する。
次に、各種データ抽出部33dは、受け付けた各アウトバウンド資料について、アウトバウンド資料に対応する効果としてアウトバウンド資料ごとに予め保持するアウトバウンド業務の成功率が所定の値以上(例えば、1%以上)のテーマおよび顧客知識レベル値を推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dからそれぞれ抽出する(ステップS903)。
続いて、各種データ抽出部33dは、抽出した各テーマおよび顧客知識レベル値について、テーマおよび顧客知識レベル値に対応する顧客IDの集合を顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eからそれぞれ抽出する(ステップS904)。次に、抽出した各顧客IDの集合について、各顧客IDに対応する顧客情報を顧客情報DB32fからそれぞれ抽出する(ステップS905)。
各種データ抽出部33dは、アウトバウンド資料抽出部33cから受け付けた全アウトバウンド資料について、顧客情報の抽出に関する処理を終了したか否か確認する(ステップS906)。その結果、抽出した全アウトバウンド資料について処理を終了している場合には(ステップS906肯定)、抽出した各顧客情報を各種データ出力部33eへ出力する(ステップS907)。一方、抽出した全アウトバウンド資料について処理を終了していない場合には(ステップS906否定)、残りのアウトバウンド資料について処理を継続する。
その後、図には示していないが、各種データ出力部33eは、アウトバウンド資料抽出部33cから受け付けた各アウトバウンド資料と、各種データ抽出部33dから受け付けた各顧客情報をそれぞれ対応付けて、各種データ送受信部33aへ出力する。そして、データ送受信部33aは、各種データ出力部33eから受け付けたアウトバウンド資料や顧客情報に関するデータを通信制御I/F部31を介してアウトバウンドオペレータ端末20へ送信する。
続いて、図10を用いて、実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の顧客知識レベル算出処理を説明する。図10は、実施例1に係る顧客知識レベル値算出処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、顧客知識レベル値算出部33bは、例えば、管理者から処理開始指示を受け付けると(ステップS1001)、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報からインバウンドで最終的に利用したナレッジのナレッジIDを取得して(ステップS1002)、このナレッジIDに対応するテーマをナレッジ対応テーマDB32bから抽出する(ステップS1003)。
そして、顧客知識レベル値算出部33bは、語句レベル値および時間レベル値を算出した後に(ステップS1004およびステップS1005)、例えば、図11に例示する算出式に基づいて語句レベル値および時間レベル値から顧客知識レベル値を算出して(ステップS1006)、対応するDB(推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dおよび顧客/テーマ対応知識レベル値DB32e)に格納する(ステップS1007)。
[語句レベル値算出処理(実施例1)]
ここで、図12を用いて、ステップS1004に示す語句レベル値算出処理を説明する。図12は、実施例1に係る語句レベル算出処理の流れを示すフローチャートである。
ナレッジIDに基づいてテーマを抽出した後(図10のステップS1003参照)、図12に示すように、顧客知識レベル値算出部33bは、語句レベル値算出処理を実行する。まず、取得したナレッジIDのナレッジについて質問文(図13参照)を抽出する(ステップS1201)。次に、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報から顧客の障害説明時の用語を抽出する(ステップS1202)。
続いて、顧客知識レベル値算出部33bは、抽出した顧客の用語とナレッジの質問文との一致語句数から語句レベルを算出する(ステップS1203)。具体的には、一致語句数をナレッジの質問文中の語句数で除算した値を語句レベルとして算出する。語句レベルを算出した後、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマ(図10のステップS1003参照)と同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して語句レベルの分布を算出する(ステップS1204)。
そして、顧客知識レベル値算出部33bは、過去の語句レベルの分布および算出した語句レベルから語句レベル値を算出する(ステップS1205)。具体的には、過去の語句レベルの分布を順位づけして、算出した語句レベルが分布の下位3分の1以下の時には語句レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には語句レベル値を“3”、それ以外の時には語句レベル値を“2”として算出する。
[時間レベル値算出処理(実施例1)]
さらに、図14を用いて、ステップS1005に示す時間レベル値算出処理を説明する。図14は、実施例1に係る時間レベル算出処理の流れを示すフローチャートである。
例えば、語句レベル値算出処理を終了すると(図10のステップS1004参照)、顧客知識レベル値算出部33bは、時間レベル値算出処理を実行する。まず、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報から顧客の障害説明の時間を抽出する(ステップS1401)。次に、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマ(図10のステップS1003参照)と同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して(ステップS1402)、顧客の障害説明の時間の平均値を算出する(ステップS1403)。
続いて、算出した顧客の障害説明の時間の平均値から時間レベルを算出する(ステップS1404)。具体的には、障害説明時間の平均値を抽出した障害説明時間で除算した値を時間レベルとして算出する。時間レベルの算出後、過去の応対における顧客の障害説明時間の分布を算出する(ステップS1405)。
そして、過去の障害説明時間の分布および算出した時間レベルから時間レベル値を算出する(ステップS1406)。具体的には、過去の時間レベルの分布を順位づけして、算出した時間レベルが分布の下位3分の1以下の時には時間レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には時間レベル値を“3”、それ以外の時には時間レベル値を“2”として算出する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、アウトバウンド業務の内容とアウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料とを対応付けて記憶し、アウトバウンド資料に対応付けて、アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに保持する顧客知識レベル値と、アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれデータベースなどに記憶し、インバウンド業務を行った顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、インバウンド業務時におけるテーマと顧客知識レベル値とをそれぞれデータベースなどに記憶し、顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報(例えば、顧客の名称および連絡先など)をデータベースなどに記憶し、アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、そのアウトバウンド業務の内容に応じてアウトバウンド資料を抽出し、抽出されたアウトバウンド資料に応じて、関連テーマおよび顧客知識レベル値の中から、アウトバウンド業務の成功率が所定の値以上である関連テーマおよび顧客知識レベル値をそれぞれ抽出し、抽出された関連テーマおよび顧客知識レベル値に応じて顧客識別子を抽出し、抽出された顧客識別子に応じて顧客の名称および連絡先を抽出し、抽出されたアウトバウンド資料と顧客の名称および連絡先とを出力するので、アウトバウンド業務に利用するための資料とその資料を用いてアウトバウンド業務を行うと成功率が見込める(すなわち、アウトバウンド業務が成功する可能性の高い)顧客の連絡先などの情報を出力して、オペレータが実施するアウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることが可能である。
また、実施例1によれば、インバウンド業務によって得られた情報に基づいて算出された顧客知識レベル値を各データベースに記憶するので、取得が難しい顧客に関する情報をインバウンド業務の実施に乗じて取得して、この情報に基づいて算出した顧客知識レベル値をアウトバウンド資料や顧客の連絡先などの出力に利用することができ、アウトバウンド業務を効率化に行うことが可能である。
また、実施例1によれば、インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて顧客の語句レベルを算出する(例えば、専門用語を多く使用する顧客の語句レベルが高いものと算出する)とともに、インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて顧客の時間レベルを算出(例えば、質問時の平均時間より短い時間であるほど時間レベルが高いものと算出)して、算出された語句レベルと時間レベルとに基づいて顧客知識レベル値を算出するので、時代や時期に応じて各語句を利用した際の知識レベルに与える影響などを相対的に見ることができ、例えば、辞書データなどを利用して知識レベルに関する数値を算出する方法よりも、低コストでより確からしい顧客の知識レベルを算出することが可能である。
また、上述してきた実施例1では、語句レベル値および時間レベル値から顧客知識レベル値を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インバウンド業務における顧客応答時の反応(例えば、顧客の相槌のピッチパワーの特徴)およびオペレータの属性情報(例えば、オペレータの発話時間やオペレータの知識レベルなど)に基づいて顧客の理解レベルを算出して、語句レベル、時間レベルおよび理解レベルに基づいて顧客知識レベル値を算出するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例2では、図15〜図19を用いて、実施例2に係るアウトバウンド業務支援装置の理解レベル算出処理を説明する。図15は、実施例2に係るオペレータスキルDBの構成例を示す図である。図16は、実施例2に係る理解レベル算出処理の流れを示すフローチャートである。図17は、実施例2に係る補正値の算出式を示す図である。図18は、実施例2に係る理解レベル値の算出式を示す図である。図19は、実施例2に係る顧客知識レベル値の算出式を示す図である。
[理解レベル値算出処理(実施例2)]
例えば、時間レベル値算出処理を終了すると(図10のステップS1005参照)、顧客知識レベル値算出部33bは、理解レベル値算出処理を実行する。図16に示すように、まず、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマ(図10のステップS1003参照)と同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出する(ステップS1601)。
過去の応対の集合を抽出した後、顧客知識レベル値算出部33bは、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報からオペレータの説明時の用語を抽出する(ステップS1602)。また、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報から、全オペレータに関するオペレータログに記述された文書中の用語を抽出する(ステップS1603)。
顧客知識レベル値算出部33bは、インバウンド情報からそれぞれ抽出した、オペレータの説明時の用語とオペレータログに記述された文書中の用語との一致語句数、およびオペレータログに記述された文書中の総語句数からオペレータの語句レベルを算出する(ステップS1604)。具体的には、実施例1において説明した語句レベルの算出と同様に、一致語句数をオペレータログに記述された文書中の総語句数で除算した値をオペレータの語句レベルとして算出する。
顧客知識レベル値算出部33bは、同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して、オペレータの語句レベルの分布を算出する(ステップS1605)。そして、実施例1において説明した語句レベル値の算出と同様に、オペレータの過去の語句レベルの分布における順位づけをして、オペレータが説明時に利用したオペレータの語句レベル値を算出する(ステップS1606)。具体的な例を示せば、実施例1において説明した語句レベル値の算出と同様に、オペレータの過去の語句レベルの分布を順位づけして、算出した語句レベルが分布の下位3分の1以下の時には語句レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には語句レベル値を“3”、それ以外の時には語句レベル値を“2”として算出する。
続いて、顧客知識レベル値算出部33bは、インバウンド履歴DB32aに記憶されているインバウンド情報からオペレータの説明の時間を抽出する(ステップS1607)。オペレータの説明の時間を抽出した後、ナレッジIDに基づいて抽出したテーマ(図10のステップS1003参照)と同じテーマに紐付けられたナレッジ群を利用して過去の応対の集合を抽出して、オペレータの説明時間の平均値を算出する(ステップS1608)。
顧客知識レベル値算出部33bは、オペレータの説明の時間レベル値を算出する(ステップS1609)。具体的に説明すると、実施例1において説明した時間レベル値の算出と同様に、まず、オペレータの説明時間の平均値を抽出したオペレータ説明時間で除算した値を時間レベルとして算出する。時間レベルの算出後、過去の応対におけるオペレータの説明時間の分布を算出する。そして、過去の時間レベルの分布における順位づけをして、時間レベル値を算出する。具体的に例を示せば、算出したオペレータ説明時の時間レベルが分布の下位3分の1以下の時には時間レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には時間レベル値を“3”、それ以外の時には時間レベル値を“2”として算出する。
そして、顧客知識レベル値算出部33bは、オペレータ説明の際の顧客の反応から、例えば、顧客がオペレータの説明を理解していないと考えられる顧客の相槌のピッチパワー(例えば、初心者に特有のピッチパワーの特徴)を抽出する(ステップS1610)。顧客の相槌のピッチパワーの特徴を抽出した後、過去の応対の集合からオペレータの説明を理解していないと考えられるピッチパワーの単位時間当たりの個数についての平均値を算出する(ステップS1611)。ピッチパワーの平均値を算出した後、顧客知識レベル値算出部33bは、過去のピッチパワーの平均値、および今回抽出したピッチパワーの平均値から顧客相槌レベルを算出するとともに、この顧客相槌レベルについて顧客相槌レベル値を算出する(ステップS1612)。具体的には、過去のピッチパワーの平均値を今回抽出したピッチパワーの平均値で除算した値を顧客相槌レベルとして算出する。具体的に例を示せば、過去の顧客相槌レベルの分布を順位づけして、算出した顧客相槌レベルが分布の下位3分の1以下の時には顧客相槌レベル値を“1”、上位3分の1以上の時には顧客相槌レベル値を“3”、それ以外の時には顧客相槌レベル値を“2”として算出する。
さらに、顧客知識レベル値算出部33bは、例えば、記憶部32に備えたオペレータスキルDB(図15参照)から応対オペレータのスキルレベルを取得する(ステップS1613)。また、過去の応対の集合からオペレータの語句レベル、時間レベル、顧客相槌レベルおよびオペレータのスキルレベルをそれぞれ抽出する(ステップS1614)。次に、オペレータのスキルレベルに応じて、例えば、図17に例示する算出式により補正値を算出する(ステップS1615)。そして、図18に例示する算出式に基づいて、オペレータの語句レベル値、オペレータ説明時の時間レベル値、顧客相槌レベル値および補正値から理解レベル値を算出する(ステップS1616)。
理解レベル値を算出した後、顧客知識レベル値算出部33bは、例えば、図19に例示する算出式に基づいて、語句レベル値、時間レベル値および理解レベル値から顧客知識レベル値を算出する。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2によれば、インバウンド業務における顧客応答時の反応(例えば、顧客の相槌のピッチパワーの特徴)およびオペレータの属性情報(例えば、オペレータの語句レベルやオペレータの時間レベルなど)に基づいて顧客の理解レベルを算出して、語句レベル、時間レベルおよび理解レベルに基づいて顧客知識レベル値を算出するので、オペレータの要素も加味して、顧客の知識レベルをより詳細に算出することが可能である。
ところで、上述してきた実施例1および実施例2において、アウトバウンド業務の履歴を記憶しておき、アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の効果を示す成功率を適宜算出するようにしてもよい。そこで、以下では、この場合のアウトバウンド業務支援装置の構成および処理を説明した後に、実施例3による効果を説明する。
[アウトバウンド業務支援装置の構成(実施例3)]
まず、図20を用いて、実施例3に係るアウトバウンド業務支援装置の構成を説明する。図20は、実施例3に係るアウトバウンド業務支援装置の構成を示すブロック図である。なお、実施例3に係るアウトバウンド業務支援装置40は、上記で説明した実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置30と基本的に同様の構成(通信制御I/F部31と通信制御I/F部41、記憶部32のインバウンド履歴DB32a、ナレッジ対応テーマDB32b、業務内容対応資料DB32c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32d、顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eおよび顧客情報DB32fと記憶部42のインバウンド履歴DB42a、ナレッジ対応テーマDB42b、業務内容対応資料DB42c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB42d、顧客/テーマ対応知識レベル値DB42eおよび顧客情報DB42f、制御部33の各種データ送受信部33a、顧客知識レベル値算出33b、アウトバウンド資料抽出部33c、各種データ抽出部33dおよび各種データ出力部33eと制御部43の各種データ送受信部43a、顧客知識レベル値算出43b、アウトバウンド資料抽出部43c、各種データ抽出部43dおよび各種データ出力部43eとがそれぞれ同様の構成)であるが、以下に説明する点が異なる。
記憶部42のアウトバウンド履歴DB42gは、アウトバウンドオペレータ端末20を使用して実施されたアウトバウンド業務の履歴であるアウトバウンド情報を記憶する記憶部であり、具体的には、図21に例示するように、アウトバウンド業務を実施した顧客IDに対応付けて、アウトバウンド業務の内容と、アウトバウンド業務に用いたアウトバウンド資料と、アウトバウンド業務の実施日時と、アウトバウンド業務の結果とを記憶して構成される。
制御部43のアウトバウンド効果算出部43fは、例えば、管理者からの指示を受け付けて、アウトバウンド資料に対応付けられた関連テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、アウトバウンド業務の効果を示すアウトバウンド業務の成功率を算出する処理部である。
具体的に説明すると、アウトバウンド効果算出部43fは、インバウンド履歴DB42aからインバウンド業務を実施した顧客IDを抽出するとともに、アウトバウンド履歴DB42gからアウトバウンド業務を実施した顧客IDを抽出して、顧客IDを互いに照らし合わせて、両業務が実施されている顧客IDを抽出する。
次に、アウトバウンド効果算出部43fは、抽出した顧客IDに応じて、顧客/テーマ対応知識レベル値DB42eからテーマおよび顧客知識レベル値を抽出する。また、抽出した顧客IDに応じて、アウトバウンド履歴DB42gから利用したアウトバウンド資料とアウトバウンド結果を抽出する。
続いて、アウトバウンド効果算出部43fは、各アウトバウンド資料に対応付けられた関連テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、アウトバウンド業務の効果を算出する(すなわち、所定のテーマに関して、所定の知識レベル値の顧客に、所定の資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の効果を算出する)。具体的には、各アウトバウンド資料について、テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、例えば、契約成就数などの成功数をアウトバウンド実施総数で除算した値をアウトバウンド業務の効果として算出する。
そして、アウトバウンド効果算出部43fは、算出したアウトバウンド業務の効果を対応するDBである推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB42dへ格納する。
[アウトバウンド効果算出処理(実施例3)]
次に、図22を用いて、実施例3に係るアウトバウンド業務支援装置のアウトバウンド効果算出処理を説明する。図22は、実施例3に係るアウトバウンド効果算出処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、例えば、管理者から処理開始指示を受け付けると(ステップS2201)、アウトバウンド効果算出部43fは、インバウンド履歴DB42aからインバウンド業務を実施した顧客IDを抽出するとともに(ステップS2202)、アウトバウンド履歴DB42gからアウトバウンド業務を実施した顧客IDを抽出して(ステップS2203)、顧客IDを互いに照らし合わせて、両業務が実施されている顧客IDを抽出する(ステップS2204)。
次に、アウトバウンド効果算出部43fは、抽出した顧客IDに応じて、顧客/テーマ対応知識レベル値DB42eからテーマおよび顧客知識レベル値を抽出する(ステップS2205)。また、抽出した顧客IDに応じて、アウトバウンド履歴DB42gから利用したアウトバウンド資料とアウトバウンド結果を抽出する(ステップS2206)。
続いて、アウトバウンド効果算出部43fは、各アウトバウンド資料に対応付けられた関連テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、アウトバウンド業務の効果を算出する(ステップS2207)。具体的には、各アウトバウンド資料について、テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、例えば、契約成就数などの成功数をアウトバウンド実施総数で除算した値をアウトバウンド業務の効果として算出する。
そして、アウトバウンド効果算出部43fは、算出したアウトバウンド業務の効果を対応するDBである推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB42dへ格納する(ステップS2208)。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3によれば、アウトバウンド業務を実施した場合に、アウトバウンド業務を実施した顧客識別子に対応付けて、アウトバウンド業務の内容と、アウトバウンド業務に用いたアウトバウンド資料と、アウトバウンド業務の実施日時と、アウトバウンド業務の結果とをアウトバウンド履歴としてデータベースに記憶しておき、記憶されているアウトバウンド履歴に基づいて、アウトバウンド資料に対応付けられた関連テーマおよび顧客知識レベル値ごとに、アウトバウンド業務の成功率を算出してデータベースなどに記憶するので、アウトバウンド業務の結果をアウトバウンド資料や顧客情報の出力にフィードバックして利用することができ、オペレータが実施するアウトバウンド業務を適切に支援することができ、結果として、十分に顧客獲得率の向上を見込むことが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)装置構成等
また、図2に示したアウトバウンド業務支援装置30および図20に示したアウトバウンド業務支援装置40の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、アウトバウンド業務支援装置30およびアウトバウンド業務支援装置40の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、アウトバウンド業務支援装置30において、インバウンド履歴DB32aとナレッジ対応テーマDB32bとを統合し、業務内容対応資料DB32cと推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32dと顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eとを統合し、アウトバウンド資料抽出部33cと各種データ抽出部33dと各種データ出力部33eとを統合し、また、アウトバウンド業務支援装置40において、インバウンド履歴DB42aとナレッジ対応テーマDB42bとを統合し、業務内容対応資料DB42cと推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB42dと顧客/テーマ対応知識レベル値DB42eとを統合し、アウトバウンド資料抽出部43cと各種データ抽出部43dと各種データ出力部43eとを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、アウトバウンド業務支援装置30およびアウトバウンド業務支援装置40にて行なわれる各処理機能(図9に示す最適資料抽出処理機能、図10に示す顧客知識レベル値算出機能等参照)は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)アウトバウンド業務支援プログラム
ところで、上記の実施例1および2で説明したアウトバウンド業務支援装置30にかかる各種の処理(図9、図10、図12、図14および図16参照)および上記の実施例3で説明したアウトバウンド業務支援装置40にかかる各種の処理(図22参照)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図23および図24を用いて、上記の実施例1および2または実施例3と同様の機能を有するアウトバウンド業務支援プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図23および図24は、アウトバウンド業務支援プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
まず、図23に示すように、アウトバウンド業務支援装置としてのコンピュータ50は、通信制御I/F部51、HDD52、RAM53、ROM54およびCPU55をバス60で接続して構成される。ここで、通信制御I/F部51は、図2に示した通信制御I/F部31に対応する。
そして、ROM54には、上記の実施例1および2に示したアウトバウンド業務支援装置30と同様の機能を発揮するアウトバウンド業務支援プログラム、つまり、図23に示すように、各種データ送受信プログラム54a、顧客知識レベル値算出プログラム54b、アウトバウンド資料抽出プログラム54c、各種データ抽出プログラム54dおよび各種データ出力プログラム54eがあらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム54a、54b、54c、54dおよび54eについては、図2に示したアウトバウンド業務支援装置30の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。なお、ROM54は、不揮発性の「RAM」でもよい。
そして、CPU55が、これらのプログラム54a、54b、54c、54dおよび54eをROM54から読み出して実行することで、図23に示すように、各プログラム54a、54b、54c、54dおよび54eは、各種データ送受信プロセス55a、顧客知識レベル値算出プロセス55b、アウトバウンド資料抽出プロセス55c、各種データ抽出プロセス55dおよび各種データ出力プロセス55eとして機能するようになる。なお、各プロセス55a、55b、55c、55dおよび55eは、図2に示した各種データ送受信部33a、顧客知識レベル値算出33b、アウトバウンド資料抽出部33c、各種データ抽出部33dおよび各種データ出力部33eにそれぞれ対応する。
また、HDD52には、図23に示すように、インバウンド履歴データテーブル52a、ナレッジ対応テーマデータテーブル52b、業務内容対応資料データテーブル52c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル52d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル52eおよび顧客情報データテーブル52fがそれぞれ設けられる。これらのインバウンド履歴データテーブル52a、ナレッジ対応テーマデータテーブル52b、業務内容対応資料データテーブル52c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル52d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル52eおよび顧客情報データテーブル52fは、図2に示したインバウンド履歴DB32a、ナレッジ対応テーマDB32b、業務内容対応資料DB32c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB32d、顧客/テーマ対応知識レベル値DB32eおよび顧客情報DB32fにそれぞれ対応する。そして、CPU55は、インバウンド履歴データテーブル52a、ナレッジ対応テーマデータテーブル52b、業務内容対応資料データテーブル52c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル52d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル52eおよび顧客情報データテーブル52fからインバウンド履歴データ53a、ナレッジ対応テーマデータ53b、業務内容対応資料データ53c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ53d、顧客/テーマ対応知識レベル値データ53eおよび顧客情報データ53fをそれぞれ読み出してRAM53に格納し、RAM53に格納されたインバウンド履歴データ53a、ナレッジ対応テーマデータ53b、業務内容対応資料データ53c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ53d、顧客/テーマ対応知識レベル値データ53eおよび顧客情報データ53fに基づいて、アウトバウンド業務支援処理を実行する。
なお、上記した各プログラム54a、54b、54c、54dおよび54eについては、必ずしも最初からROM54に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ50に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ50の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ50に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ50がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
続いて、図24に示すように、アウトバウンド業務支援装置としてのコンピュータ70は、通信制御I/F部71、HDD72、RAM73、ROM74およびCPU75をバス80で接続して構成される。ここで、通信制御I/F部71は、図20に示した通信制御I/F部41に対応する。
そして、ROM74には、上記の実施例3に示したアウトバウンド業務支援装置40と同様の機能を発揮するアウトバウンド業務支援プログラム、つまり、図24に示すように、各種データ送受信プログラム74a、顧客知識レベル値算出プログラム74b、アウトバウンド資料抽出プログラム74c、各種データ抽出プログラム74d、各種データ出力プログラム74eおよびアウトバウンド効果算出プログラム74fがあらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム74a、74b、74c、74d、74eおよび74fについては、図20に示したアウトバウンド業務支援装置30の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。なお、ROM74は、不揮発性の「RAM」でもよい。
そして、CPU75が、これらのプログラム74a、74b、74c、74d、74eおよび74fをROM74から読み出して実行することで、図24に示すように、各プログラム74a、74b、74c、74d、74eおよび74fは、各種データ送受信プロセス75a、顧客知識レベル値算出プロセス75b、アウトバウンド資料抽出プロセス75c、各種データ抽出プロセス75d、各種データ出力プロセス75eおよびアウトバウンド効果算出プロセス75fとして機能するようになる。なお、各プロセス75a、75b、75c、75d、75eおよび75fは、図20に示した各種データ送受信部43a、顧客知識レベル値算出43b、アウトバウンド資料抽出部43c、各種データ抽出部43d、各種データ出力部43eおよびアウトバウンド効果算出部43fにそれぞれ対応する。
また、HDD72には、図24に示すように、インバウンド履歴データテーブル72a、ナレッジ対応テーマデータテーブル72b、業務内容対応資料データテーブル72c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル72d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル72e、顧客情報データテーブル72fおよびアウトバウンド履歴データテーブル72gがそれぞれ設けられる。これらのインバウンド履歴データテーブル72a、ナレッジ対応テーマデータテーブル72b、業務内容対応資料データテーブル72c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル72d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル72e、顧客情報データテーブル72fおよびアウトバウンド履歴データテーブル72gは、図20に示したインバウンド履歴DB42a、ナレッジ対応テーマDB42b、業務内容対応資料DB42c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB42d、顧客/テーマ対応知識レベル値DB42e、顧客情報DB42fおよびアウトバウンド履歴DB42gにそれぞれ対応する。そして、CPU75は、インバウンド履歴データテーブル72a、ナレッジ対応テーマデータテーブル72b、業務内容対応資料データテーブル72c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル72d、顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル72e、顧客情報データテーブル72fおよびアウトバウンド履歴データテーブル72gからインバウンド履歴データ73a、ナレッジ対応テーマデータ73b、業務内容対応資料データ73c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ73d、顧客/テーマ対応知識レベル値データ73e、顧客情報データ73fおよびアウトバウンド履歴データ73gをそれぞれ読み出してRAM73に格納し、RAM73に格納されたインバウンド履歴データ73a、ナレッジ対応テーマデータ73b、業務内容対応資料データ73c、推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ73d、顧客/テーマ対応知識レベル値データ73e、顧客情報データ73fおよびアウトバウンド履歴データ73gに基づいて、アウトバウンド業務支援処理を実行する。
なお、上記した各プログラム74a、74b、74c、74d、74eおよび74fについては、必ずしも最初からROM74に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ70に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ70の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ70に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ70がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援装置であって、
前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手段と、
前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手段と、
前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手段と、
前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手段と、
前記資料対応情報に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手段と、
前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手段により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手段に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手段と、
前記顧客識別子抽出手段により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手段と、
前記アウトバウンド資料抽出手段により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手段により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手段と、
を備えたことを特徴とするアウトバウンド業務支援装置。
(付記2)前記インバウンド業務によって得られた情報に基づいて、前記顧客知識レベル値を算出する顧客知識レベル値算出手段をさらに備え、
前記資料対応情報記憶手段は、前記顧客知識レベル値算出手段により算出された前記顧客知識レベル値を記憶し、
前記顧客関連情報記憶手段は、前記顧客知識レベル値算出手段により算出された前記顧客知識レベル値を記憶することを特徴とする付記1に記載のアウトバウンド業務支援装置。
(付記3)前記インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて、前記顧客の語句レベルを算出する語句レベル算出手段と、
前記インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて、前記顧客の時間レベルを算出する時間レベル算出手段とをさらに備え、
前記顧客知識レベル値算出手段は、前記語句レベル算出手段により算出された前記語句レベルと、前記時間レベル算出手段により算出された前記時間レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記2に記載のアウトバウンド業務支援装置。
(付記4)前記インバウンド業務における顧客応答時の反応およびオペレータの属性情報に基づいて、前記顧客の理解レベルを算出する理解レベル算出手段をさらに備え、
前記顧客知識レベル値算出手段は、前記語句レベル算出手段により算出された前記語句レベルおよび前記時間レベル算出手段により算出された前記時間レベルと、前記理解レベル算出手段により算出された前記理解レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記3に記載のアウトバウンド業務支援装置。
(付記5)前記アウトバウンド業務が実施された場合に、当該アウトバウンド業務を実施した前記顧客識別子に対応付けて、当該アウトバウンド業務の内容と、当該アウトバウンド業務に用いた前記アウトバウンド資料と、当該アウトバウンド業務の実施日時と、当該アウトバウンド業務の結果とをアウトバウンド履歴として記憶するアウトバウンド履歴記憶手段と、
前記アウトバウンド履歴記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド履歴に基づいて、前記アウトバウンド資料に対応付けられた前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値ごとに、前記アウトバウンド業務の成功率を算出するアウトバウンド成功率算出手段とをさらに備え、
前記資料対応情報記憶手段は、前記アウトバウンド成功率算出手段により算出された前記成功率を記憶することを特徴とする付記1に記載のアウトバウンド業務支援装置。
(付記6)インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援方法であって、
前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶工程と、
前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶工程と、
前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶工程と、
前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶工程と、
前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出工程と、
前記資料対応情報記憶工程に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出工程と、
前記テーマ/顧客知識レベル値抽出工程により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶工程に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出工程と、
前記顧客識別子抽出工程により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶工程に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出工程と、
前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出工程により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力工程と、
を含んだことを特徴とするアウトバウンド業務支援方法。
(付記7)前記インバウンド業務によって得られた情報に基づいて、前記顧客知識レベル値を算出する顧客知識レベル値算出工程をさらに含み、
前記資料対応情報記憶工程は、前記顧客知識レベル値算出工程により算出された前記顧客知識レベル値を記憶し、
前記顧客関連情報記憶工程は、前記顧客知識レベル値算出工程により算出された前記顧客知識レベル値を記憶することを特徴とする付記6に記載のアウトバウンド業務支援方法。
(付記8)前記インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて、前記顧客の語句レベルを算出する語句レベル算出工程と、
前記インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて、前記顧客の時間レベルを算出する時間レベル算出工程とをさらに含み、
前記顧客知識レベル値算出工程は、前記語句レベル算出工程により算出された前記語句レベルと、前記時間レベル算出工程により算出された前記時間レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記7に記載のアウトバウンド業務支援方法。
(付記9)前記インバウンド業務における顧客応答時の反応およびオペレータの属性情報に基づいて、前記顧客の理解レベルを算出する理解レベル算出工程をさらに含み、
前記顧客知識レベル値算出工程は、前記語句レベル算出工程により算出された前記語句レベルおよび前記時間レベル算出工程により算出された前記時間レベルと、前記理解レベル算出工程により算出された前記理解レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記8に記載のアウトバウンド業務支援方法。
(付記10)前記アウトバウンド業務が実施された場合に、当該アウトバウンド業務を実施した前記顧客識別子に対応付けて、当該アウトバウンド業務の内容と、当該アウトバウンド業務に用いた前記アウトバウンド資料と、当該アウトバウンド業務の実施日時と、当該アウトバウンド業務の結果とをアウトバウンド履歴として記憶するアウトバウンド履歴記憶工程と、
前記アウトバウンド履歴記憶工程に記憶されている前記アウトバウンド履歴に基づいて、前記アウトバウンド資料に対応付けられた前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値ごとに、前記アウトバウンド業務の成功率を算出するアウトバウンド成功率算出工程とをさらに含み、
前記資料対応情報記憶工程は、前記アウトバウンド成功率算出工程により算出された前記成功率を記憶することを特徴とする付記6に記載のアウトバウンド業務支援方法。
(付記11)インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援する方法をコンピュータに実行させるアウトバウンド業務支援プログラムであって、
前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手順と、
前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手順と、
前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手順と、
前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手順と、
前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手順と、
前記資料対応情報記憶手順に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手順と、
前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手順により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手順に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手順と、
前記顧客識別子抽出手順により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手順に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手順と、
前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手順により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするアウトバウンド業務支援プログラム。
(付記12)前記インバウンド業務によって得られた情報に基づいて、前記顧客知識レベル値を算出する顧客知識レベル値算出手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記資料対応情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶し、
前記顧客関連情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶することを特徴とする付記11に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
(付記13)前記インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて、前記顧客の語句レベルを算出する語句レベル算出手順と、
前記インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて、前記顧客の時間レベルを算出する時間レベル算出手順とをさらにコンピュータに実行させ、
前記顧客知識レベル値算出手順は、前記語句レベル算出手順により算出された前記語句レベルと、前記時間レベル算出手順により算出された前記時間レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記12に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
(付記14)前記インバウンド業務における顧客応答時の反応およびオペレータの属性情報に基づいて、前記顧客の理解レベルを算出する理解レベル算出手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記顧客知識レベル値算出手順は、前記語句レベル算出手順により算出された前記語句レベルおよび前記時間レベル算出手順により算出された前記時間レベルと、前記理解レベル算出手順により算出された前記理解レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする付記13に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
(付記15)前記アウトバウンド業務が実施された場合に、当該アウトバウンド業務を実施した前記顧客識別子に対応付けて、当該アウトバウンド業務の内容と、当該アウトバウンド業務に用いた前記アウトバウンド資料と、当該アウトバウンド業務の実施日時と、当該アウトバウンド業務の結果とをアウトバウンド履歴として記憶するアウトバウンド履歴記憶手順と、
前記アウトバウンド履歴記憶手順に記憶されている前記アウトバウンド履歴に基づいて、前記アウトバウンド資料に対応付けられた前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値ごとに、前記アウトバウンド業務の成功率を算出するアウトバウンド成功率算出手順とをさらにコンピュータに実行させ、
前記資料対応情報記憶手順は、前記アウトバウンド成功率算出手順により算出された前記成功率を記憶することを特徴とする付記11に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
以上のように、本発明に係るアウトバウンド業務支援プログラム、アウトバウンド業務支援装置およびアウトバウンド業務支援方法は、インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援する方法をコンピュータに実行させる場合に有用であり、特に、オペレータが実施するアウトバウンド業務を支援することができ、十分に顧客獲得率の向上を図ることに適する。
実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るアウトバウンド業務支援装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るインバウンド履歴DBの構成例を示す図である。 実施例1に係るナレッジ対応テーマDBの構成例を示す図である。 実施例1に係る業務内容対応資料DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る推奨資料対応テーマ/知識レベル値DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る顧客/テーマ対応知識レベル値DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る顧客情報DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る最適資料抽出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る顧客知識レベル値算出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る顧客知識レベル値の算出式を示す図である。 実施例1に係る語句レベル値算出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係るオペレータが参照するナレッジの構成例を示す図である。 実施例1に係る時間レベル値算出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るオペレータスキルDBの構成例を示す図である。 実施例2に係る理解レベル値算出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る補正値の算出式を示す図である。 実施例2に係る理解レベル値の算出式を示す図である。 実施例2に係る顧客知識レベル値の算出式を示す図である。 実施例3に係るアウトバウンド業務支援装置の構成を示すブロック図である。 実施例3に係るアウトバウンド履歴DBの構成例を示す図である。 実施例3に係るアウトバウンド効果算出処理の流れを示すフローチャートである。 アウトバウンド業務支援プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 アウトバウンド業務支援プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 LAN
10 インバウンドオペレータ端末
20 アウトバウンドオペレータ端末
30 アウトバウンド業務支援装置
31 通信制御I/F部
32 記憶部
32a インバウンド履歴DB
32b ナレッジ対応テーマDB
32c 業務内容対応資料DB
32d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB
32e 顧客/テーマ対応知識レベル値DB
32f 顧客情報DB
33 制御部
33a 各種データ送受信部
33b 顧客知識レベル値算出部
33c アウトバウンド資料抽出部
33d 各種データ抽出部
33e 各種データ出力部
40 アウトバウンド業務支援装置
41 通信制御I/F部
42 記憶部
42a インバウンド履歴DB
42b ナレッジ対応テーマDB
42c 業務内容対応資料DB
42d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値DB
42e 顧客/テーマ対応知識レベル値DB
42f 顧客情報DB
42g アウトバウンド履歴DB
43 制御部
43a 各種データ送受信部
43b 顧客知識レベル値算出部
43c アウトバウンド資料抽出部
43d 各種データ抽出部
43e 各種データ出力部
43f アウトバウンド効果算出部
50 コンピュータ
51 通信制御I/F部
52 HDD(Hard Disk Drive)
52a インバウンド履歴データテーブル
52b ナレッジ対応テーマデータテーブル
52c 業務内容対応資料データテーブル
52d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル
52e 顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル
52f 顧客情報データテーブル
53 RAM(Random Access Memory)
53a インバウンド履歴データ
53b ナレッジ対応テーマデータ
53c 業務内容対応資料データ
53d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ
53e 顧客/テーマ対応知識レベル値データ
53f 顧客情報データ
54 ROM(Read Only Memory)
54a 各種データ送受信プログラム
54b 顧客知識レベル値算出プログラム
54c アウトバウンド資料抽出プログラム
54d 各種データ抽出プログラム
54e 各種データ出力プログラム
55 CPU(Central Processing Unit)
55a 各種データ送受信プロセス
55b 顧客知識レベル値算出プロセス
55c アウトバウンド資料抽出プロセス
55d 各種データ抽出プロセス
55e 各種データ出力プロセス
60 バス
70 コンピュータ
71 通信制御I/F部
72 HDD(Hard Disk Drive)
72a インバウンド履歴データテーブル
72b ナレッジ対応テーマデータテーブル
72c 業務内容対応資料データテーブル
72d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値データテーブル
72e 顧客/テーマ対応知識レベル値データテーブル
72f 顧客情報データテーブル
72g アウトバウンド履歴DB
73 RAM(Random Access Memory)
73a インバウンド履歴データ
73b ナレッジ対応テーマデータ
73c 業務内容対応資料データ
73d 推奨資料対応テーマ/知識レベル値データ
73e 顧客/テーマ対応知識レベル値データ
73f 顧客情報データ
73g アウトバウンド履歴データ
74 ROM(Read Only Memory)
74a 各種データ送受信プログラム
74b 顧客知識レベル値算出プログラム
74c アウトバウンド資料抽出プログラム
74d 各種データ抽出プログラム
74e 各種データ出力プログラム
74f アウトバウンド効果算出プログラム
75 CPU(Central Processing Unit)
75a 各種データ送受信プロセス
75b 顧客知識レベル値算出プロセス
75c アウトバウンド資料抽出プロセス
75d 各種データ抽出プロセス
75e 各種データ出力プロセス
75f アウトバウンド効果算出プロセス
80 バス

Claims (5)

  1. インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援する方法をコンピュータに実行させるアウトバウンド業務支援プログラムであって、
    前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手順と、
    前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手順と、
    前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手順と、
    前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手順と、
    前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手順に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手順と、
    前記資料対応情報記憶手順に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手順と、
    前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手順により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手順に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手順と、
    前記顧客識別子抽出手順により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手順に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手順と、
    前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手順により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするアウトバウンド業務支援プログラム。
  2. 前記インバウンド業務によって得られた情報に基づいて、前記顧客知識レベル値を算出する顧客知識レベル値算出手順をさらにコンピュータに実行させ、
    前記資料対応情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶し、
    前記顧客関連情報記憶手順は、前記顧客知識レベル値算出手順により算出された前記顧客知識レベル値を記憶することを特徴とする請求項1に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
  3. 前記インバウンド業務における顧客質問時の発話内容に含まれる専門用語の使用率に基づいて、前記顧客の語句レベルを算出する語句レベル算出手順と、
    前記インバウンド業務における顧客質問時の発話時間に基づいて、前記顧客の時間レベルを算出する時間レベル算出手順とをさらにコンピュータに実行させ、
    前記顧客知識レベル値算出手順は、前記語句レベル算出手順により算出された前記語句レベルと、前記時間レベル算出手順により算出された前記時間レベルとに基づいて、前記顧客知識レベル値を算出することを特徴とする請求項2に記載のアウトバウンド業務支援プログラム。
  4. インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援装置であって、
    前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶手段と、
    前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶手段と、
    前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶手段と、
    前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出手段と、
    前記資料対応情報に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出手順により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出手段と、
    前記テーマ/顧客知識レベル値抽出手段により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶手段に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出手段と、
    前記顧客識別子抽出手段により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出手段と、
    前記アウトバウンド資料抽出手段により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出手段により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするアウトバウンド業務支援装置。
  5. インバウンド業務によって得られた情報を利用してアウトバウンド業務を支援するアウトバウンド業務支援装置によって実行されるアウトバウンド業務支援方法であって、
    前記アウトバウンド業務の内容に対応付けて、当該アウトバウンド業務において利用されるアウトバウンド資料を記憶するアウトバウンド資料記憶工程と、
    前記アウトバウンド資料に対応付けて、当該アウトバウンド資料に関連するテーマである関連テーマと、業務遂行対象となる顧客ごとに予め保持する顧客知識レベル値と、当該アウトバウンド資料を用いてアウトバウンド業務を実施した場合の成功率とをそれぞれ記憶する資料対応情報記憶工程と、
    前記顧客を一意に特定するための顧客識別子に対応付けて、前記インバウンド業務時におけるテーマと前記顧客知識レベル値とをそれぞれ記憶する顧客関連情報記憶工程と、
    前記顧客識別子に対応付けて、顧客に関する情報である顧客情報を記憶する顧客情報記憶工程と、
    前記アウトバウンド業務の内容の入力を受け付けた場合に、当該アウトバウンド業務の内容に応じて、前記アウトバウンド資料記憶手段に記憶されている前記アウトバウンド資料を抽出するアウトバウンド資料抽出工程と、
    前記資料対応情報記憶工程に記憶されている前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値の中から、前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料に対応し、かつ前記成功率が所定の値以上の当該関連テーマおよび当該顧客知識レベル値をそれぞれ抽出するテーマ/顧客知識レベル値抽出工程と、
    前記テーマ/顧客知識レベル値抽出工程により抽出された前記関連テーマおよび前記顧客知識レベル値に応じて、前記顧客関連情報記憶工程に記憶されている前記顧客識別子を抽出する顧客識別子抽出工程と、
    前記顧客識別子抽出工程により抽出された前記顧客識別子に応じて、前記顧客情報記憶工程に記憶されている顧客情報を抽出する顧客情報抽出工程と、
    前記アウトバウンド資料抽出工程により抽出された前記アウトバウンド資料と、前記顧客情報抽出工程により抽出された前記顧客情報とを出力する資料/顧客情報出力工程と、
    を含んだことを特徴とするアウトバウンド業務支援方法。
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