JP4688114B2 - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4688114B2
JP4688114B2 JP2009021712A JP2009021712A JP4688114B2 JP 4688114 B2 JP4688114 B2 JP 4688114B2 JP 2009021712 A JP2009021712 A JP 2009021712A JP 2009021712 A JP2009021712 A JP 2009021712A JP 4688114 B2 JP4688114 B2 JP 4688114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
contact
spring
insertion hole
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009021712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010177175A (ja
Inventor
仁人 笹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP2009021712A priority Critical patent/JP4688114B2/ja
Priority to TW099100578A priority patent/TWI484703B/zh
Priority to CN 201010108375 priority patent/CN101794949B/zh
Publication of JP2010177175A publication Critical patent/JP2010177175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4688114B2 publication Critical patent/JP4688114B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、種々の電気信号の伝達用又は電力の供給用のケーブル類を電気的に接続し、その電気信号又は電力の授受のために使用するコネクタ装置に関する。
この種のコネクタ装置には、例えば、特許文献1に示すようなDCコネクタ(プラグ)とDCジャックからなるコネクタ装置の例がある。特許文献1は携帯型電子機器に関するものであるが、これは、対応しないサイズのDCコネクタが、機器に配設されているDCジャックに挿入された場合に、該DCジャック内の中央に配されている端子ピンが無理矢理その背後方向に押し込まれて機器内部に脱落するようなことのないように改良を加えたものである。
このDCジャック及び対応するDCコネクタは、基本的には、従来のこの種の装置の構造に変更が加えられてはいない。そのDCジャックは、円筒状の中空部を備え、その後部壁中央から該円筒状の中空部の軸心に沿って端子ピンが突設してあり、該中空部の内壁後部には二つの端子片が周方向180度の角度間隔で配してあるものである。他方、DCコネクタ(プラグ)は、その円柱状部の中央に軸心に沿ってピン挿通穴が配してあり、かつ該円柱状部の先端周囲に筒型端子が配してあるものである。
従って相互の電気的接続は、DCコネクタの円柱状部を、DCジャックの中空部に挿入し、前者のピン挿通穴に後者の端子ピンを挿通させ、かつ前者の筒型端子を後者の二つの端子片に接触させて行うものであり、嵌合長の長いものとなっている。
DCジャックに嵌合状態のこのようなDCコネクタをこれに繋がっているケーブルで引っ張ると、それらの軸方向には、容易に抜けるが、該軸方向に対して傾いた方向に引っ張った場合は容易に抜けなくなる。DCコネクタの円柱状部は、前記DCジャックの中空部に比較的長い嵌合長で嵌合し、かつ前者のピン挿通穴には後者の端子ピンが挿入状態となる構成であるため、そのような結果になると理解できる。それにも拘わらず、何らかの事情で無理に引っ張ってしまうこともあり、そうすると、これを接続している機器がノートパソコンその他の携帯機器であった場合等は、それらが引き摺られて、例えば、机上から落ちて破損してしまうような危険を生じることがある。或いは、コネクタ自体が壊れてしまうこともある。
特許文献2は、ACアダプタを使用した電気機器に関し、両者を着脱する従来のコネクタ装置として、特許文献1に示されたDCコネクタとDCジャックとほぼ同様のそれを示し、そのような構成のコネクタ装置では、それらのケーブルを引っ張れば両者は比較的容易に抜けてしまい、このような引き抜きが予期せずに起きた場合には、突然に機器の電源が落ちてしまう問題があると指摘し、これを解消する手段を提案している。
この特許文献2では、特許文献1のそれと同様のDCコネクタとDCジャックを示して、DCコネクタに接続しているケーブルを引っ張った場合の動作に関して、逆の結果が生じるように説明しているが、これは、ケーブルを、DCコネクタ及びDCジャックの軸方向に一致する方向に引いた場合に、相互が容易に抜けるということを云っているのであって、それと異なる方向に引いた場合に抜けにくいと云うことを否定しているものではないと考える。
特許文献3は、検査用コネクタに関するもので、プリント配線板に実装されたベースコネクタと、該ベースコネクタの空所部に挿抜自在に嵌合接続する検査用ソケットコネクタとからなり、
前記ベースコネクタには、そのベースハウジングの空所部に後壁から相互に平行に延びる複数の接触ピン部を配設し、
前記ソケットコネクタには、そのソケットハウジング内に前記接触ピン部と嵌合接触する接触部を備えた複数のソケットコンタクトを個別に離隔して収容し、かつ該ソケットハウジングの前端部に前記ベースハウジングの後部壁に当接する一以上のストッパ部片を突設し、
前記ソケットハウジングを前記ベースハウジングの前記空所部に嵌合した際に、前記ストッパ部片が前記空所部内の後壁に当接して、前記ソケットハウジングの前記ベースハウジングに対する嵌合長を短く規制することができるようにしたものである。
従ってこの検査用ソケットコネクタによれば、以上のように、検査用ソケットコネクタをベースコネクタに接続した際に、相互の嵌合長が短いため、該検査用ソケットコネクタを前記接触ピン及びソケットコンタクトの軸方向に対して斜め方向に引いた場合でも、こじり力が軽減され、ベースハウジング等に破損が生じるのを回避することができると思われる。
しかし、この特許文献3の検査用ソケットコネクタは、前記のように、単にソケットハウジングの先端に一以上のストッパ部片を突設して、ソケットコネクタをベースコネクタに嵌合した際にその嵌合深さを浅くなるようにしたに過ぎないため、必要な保持力等を有するものではない。
それ故、このようなコネクタの構成をノートパソコンその他の携帯機器に於ける種々の電気信号の伝達用又は電力の供給用ケーブル類の接続のためのコネクタとして適用した場合は、何らかの事情でそのケーブル類をコネクタの軸心に沿って引っ張った場合、若しくは該軸心に対して斜め方向に引っ張った場合のいずれの場合であれ、それが小さな力であっても容易に抜けてしまうことになる。そのため、該ノートパソコンその他の携帯機器を引き摺ってテーブルから落としてしまうとか、コネクタ自体を壊してしまうような問題を生じる虞はない。しかし、保持力が弱くなり過ぎ、僅かな力でコネクタの接続が解消されてしまうため、意図せずして、該コネクタを通じて接続していた信号源との接続が切れたり、電源との接続が切れてしまうような新たな問題を生じる虞がある。
特開2004−171848号公報 特開2005−151629号公報 特開2007−265922号公報
本発明は、以上の従来技術の問題点を解消し、プラグとジャック又は雄のコネクタと雌のコネクタとの接続における嵌合長を短くし、接続状態のコネクタ装置のプラグ又は雄のコネクタをその軸心に対して傾いた方向に引っ張ってジャック又は雌のコネクタから抜こうとした場合に、その引っ張り力が保持力を越えれば、該コネクタ装置に損傷を生じさせることなく、容易に抜ける用にすることが可能であり、このコネクタ装置を、軽量の携帯機器に使用していた場合であってもそれを引き摺ってテーブルや机上から落としてしまう等の問題を生じさせる虞がなく、しかも以上のように相互の嵌合長を短く構成しながらも適切な保持力を維持することができるコネクタ装置を提供することを解決の課題とするものである。
本発明の1は、プラグ挿入孔を正面に開口した絶縁性のソケット本体と、
該ソケット本体のプラグ挿入孔に配した円筒状のアース金具であって、先端側にコイルスプリング状の係止バネの先端側を支持するバネ座となる鍔部を内側に張り出したアース金具と、
該アース金具の内側で、その鍔部と前記プラグ挿入孔の後部に構成した後端側バネ座との間に配するコイルスプリング状の係止バネであって、先端及び後端に座巻き部を有し、かつ先端から後端に向かって径が拡大するコイルスプリング状の係止バネと、
該ソケット本体のプラグ挿入孔中にその接触部を進入させるべく配したコンタクトバネと、
で構成したソケット、
及び
先端に開口する中空部を有するプラグ本体と、
該プラグ本体の中空部に配する円筒状の導電性係合部材であって、その途中に、その係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に、該プラグ挿入孔のアース金具の先端に当接することとなる当接面を有し、かつ先端側に、該当接面から延長し、該係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に、その係止バネの先端の座巻き部に頸部が係止することとなる、先端側に向かって拡大する前記係合部を備えた導電性係合部材と、
該導電性係合部材の内側に絶縁支持材を介して配したコンタクト部材であって、該絶縁支持材の先端に、前記係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に前記コンタクトバネの接触部に接触する接触部を備えたコンタクト部材と、
で構成したプラグ、
からなるコネクタ装置である。
本発明の2は、本発明の1のコネクタ装置に於いて、前記係止バネを構成するコイルスプリング状の部材をその端部方向から見て円弧状又は楕円弧状に構成したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2のコネクタ装置に於いて、前記係止バネの先端の座巻き部におけるフラット部の全円弧に対する割合を50%を越えるように設定したものである。
本発明の4は、本発明の1、2又は3のコネクタ装置に於いて、前記ソケット中のコンタクトバネをプラグ挿入孔の軸方向に平行に複数本並べて配し、前記プラグ中のコンタクト部材を、前記コンタクトバネと対応する位置関係で同数配したものである。
本発明の5は、本発明の1、2、3又は4のコネクタ装置に於いて、前記係止バネを導電性のバネ材で構成したものである。
本発明の6は、本発明の5のコネクタ装置に於いて、前記アース金具の内径を前記係止バネの最大外径より小さく構成したものである。
本発明の1のコネクタ装置によれば、前記プラグの係合部を前記ソケットのプラグ挿入孔に挿入すると、該プラグ挿入孔に配したアース金具の先端の鍔部と該プラグ挿入孔の後端付近に構成した後端側バネ座との間に先端から後端に向かって径が拡大するコイルスプリング状の係止バネが配置してあり、他方、該係合部は、該係止バネの先端の座巻き部に頸部が係止することとなるように先端側に向かって拡大するように構成してあるため、その通りに、前記プラグの係合部はその頸部でプラグ挿入孔前端直後に位置する係止バネの先端の座巻き部に係合することになる。
このように、前記プラグの係合部はその頸部がプラグ挿入孔の前端直後に位置する係止バネの座巻き部に係合するものであり、該係止バネは、前記アース金具の先端の鍔部とプラグ挿入孔の後端の後端側バネ座との間に突っ張り状態に配されているものであるから、該係止バネの先端側の座巻き部は、該係止バネの突っ張り力を越える外力が加わらない限り、該アース金具の先端鍔部の直後の位置を維持し、それ故、前記プラグの係合部の頸部はその位置にガタ付くこともなく保持される。従ってプラグに於けるコンタクト部材の接触部とソケットに於けるコンタクトバネの接触部との確実な接触も維持される。また該プラグの導電性係合部材の当接面とソケットのアース金具の先端面(先端鍔部の外面側)との確実な接触も保持できることになる。
更にプラグとソケットの結合は、以上のように、前者の係合部の頸部と後者の先端直後の座巻き部との結合によって確保されるものであるため、極めて嵌合長の短いものとなる。そのため、プラグがこれに接続するケーブルによってその軸方向に対して傾いた方向から引かれた場合には、その係合部は、コネクタ装置の損傷を伴うことなく、同様の方向に傾くことが可能であり、更にその頸部が係止する座巻き部がコイルスプリング状の係止バネの先端部を構成するものであり、該座巻き部が該係合部の傾きに対して弾力的に対応可能であるため、なお一層良好にその傾きに対応することが可能である。そして引き抜き力が、ソケットの保持力を越えると、引き抜き方向がプラグとソケットの軸方向に対して傾いている場合も傾いていない場合も同様に、プラグは該ソケットのプラグ挿入孔から引き抜かれることになる。
以上の保持力を、係止バネのバネ定数及びその座巻き部の径を適切に定めることにより適切に設定しておけば、このコネクタ装置を、ノートパソコン等の携帯機器の電力又は電気信号の授受用のケーブルの接続手段として用いた場合に、そのケーブルをプラグ及びソケットの軸方向と一致しない種々の方向から引っ張ったとしても、プラグは、ソケットの適切な保持力を越えたところで、該ソケットから離脱することになる。そのため、対象のノートパソコン等を引き摺ってしまって、テーブル等から落下させてしまうような問題を生じる虞はない。
本発明の2のコネクタ装置によれば、係止バネを構成するコイルをその端部方向から見て円弧状又は楕円弧状に構成することとしたため、コネクタ装置で必要とする電極数に応じてそのいずれか(円弧状か楕円弧状か)を適切に選択し、或いは、更に楕円弧の長径と短径の寸法関係を適切に調節して電極数に一層良好に適合させることもできる。
本考案の3のコネクタ装置によれば、プラグの係合部をソケットのプラグ挿入孔に挿入した場合に、該係合部の頸部と係止バネの先端の座巻き部との係止がより確実に行われ得ることになる。
本発明の4のコネクタ装置によれば、装置の多極化をする場合には、このように、プラグ側もソケット側も電極を前二者の軸方向に平行に並べて構成するのが適切であり、その場合に、電極間を余裕を持ったものにする観点からは、前記係止バネを構成するコイルを端部方向から見て楕円弧状に構成するのが適当である。
本発明の5のコネクタ装置によれば、プラグ側の係合部とソケット側のアース金具とを前記係止バネを介して確実に短絡することができることになる。
本発明の6のコネクタ装置によれば、係止バネとアース金具の接触がより確実になり、その間の短絡をより確実なものにすることができる。
(a)は実施例のプラグの斜視図、(b)はソケットの斜視図、(c)は結合状態のプラグとソケットの断面図、(d)は(c)の部分拡大図。 (a)は実施例のソケットの正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は底面図。 (a)は図2の(a)のA−A線拡大断面図、(b)は図2(a)のB−B線拡大断面図。 (a)は実施例のソケット本体の正面図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は斜視図。 (a)は実施例のアース金具の正面図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は左側面図、(e)は底面図、(f)は斜視図。 (a)は実施例の係止バネの正面図、(b)は断面図、(c)は底面図、(d)は斜視図。 (a)は実施例のプラグの側面図、(b)は正面図、(c)は断面図。
発明を実施するための形態を図面を参照しながら実施例に基づいて詳細に説明する。
この実施例のコネクタ装置は、図1〜図3に示すように、基本的に、ソケット1とプラグ2とで構成したものである。該ソケット1は、プラグ挿入孔1a1を正面に開口した絶縁性のソケット本体1aと、該ソケット本体1aのプラグ挿入孔1a1の内側に配した円筒状のアース金具1bと、該アース金具1bの内側に配したコイルスプリング状の係止バネ1cと、該ソケット本体1aのプラグ挿入孔1a1中にその接触部1d1が進出状態になるように配したコンタクトバネ1dとで構成したものである。またプラグ2は、先端に開口する開口部(中空部)2a1を有するプラグ本体2aと、該プラグ本体2aの開口部2a1に配する円筒状の導電性係合部材2bであって、当接面2b1及びテーパ状係合部(係合部)2b4を備えた導電性係合部材2bと、該導電性係合部材2bの内側に絶縁支持材2cを介して配したコンタクト部材2dとで構成したものである。
前記ソケット本体1aは、図1(b)、(c)、(d)及び図2〜図4に示すように、この実施例では、正面から見てほぼ正方形で、奥行き方向寸法が、正面の幅に対して約60%程度である絶縁性プラスチック製の部材であり、前記のように、正面中央にプラグ挿入孔1a1を開口し、かつその下部には、基板等への接続用の接続脚部1aL、1aL…を突出形成してあるものである。
該プラグ挿入孔1a1は、特に図1(c)、(d)及び図3(a)、(b)に示すように、その内周部に、前記アース金具1bを内装するための拡大部1a1kが形成してあり、その最奥部端には、図2(c)及び図4(b)に示すように、該アース金具1bの後部に突出する係止脚1b2、1b2を係止する係止孔1a1r、1a1rが背後面まで開口させてある。また該拡大部1a1kの最奥部端には、前記コイルスプリング状の係止バネ1cの後端の座巻き部1c2を係止する後部側バネ座1a1sが形成してある。そして該後部側バネ座1a1sには、前記ソケット本体1aの下部中央に対応する部分に外部に開くリード用開口部1a1hが形成してあり、このリード用開口部1a1hは、ソケット本体1aの正面側まで開くスリット状の開口になっている。更に該プラグ挿入孔1a1は、同図に示すように、後部に開く後部開口1a2に連通状態になってもいる。
前記ソケット本体1aの後部には、図1(c)、(d)、図3(a)、(b)及び図4(b)、(e)に示すように、前記コンタクトバネ1dの取付手段が構成してある。この取付手段は、後部開口1a2の下部側を背後側から切り欠いた基部用切欠1a3と、該基部用切欠1a3の高さ方向途中に配した返り爪用の爪係止段差部1a3dと、前記プラグ挿入孔1a1の直近背後側の下部に、背後方向を向いた面として構成したバネ係止面1a3kとで構成したものである。なお該基部用切欠1a3は、ソケット本体1aの最下部まで切欠状態で延長してあり、コンタクトバネ1dの端子部1d3の基部付近が配置し得るようになっている。
前記アース金具1bは、先に述べ、かつ図1(b)、(c)、(d)、図3(a)、(b)及び図5(a)〜(f)に示すように、基本的に円筒状であり、先端に前記コイルスプリング状の係止バネ1cの先端側の座巻き部1c1を支持するバネ座となる鍔部1b1を内側に張り出してあり、その周側部には、前記プラグ挿入孔1a1の内周に沿った拡大部1a1kに強圧する返り片1b3、1b3が相互に周方向180度の中心間角度間隔で構成してある。前記係止脚1b2、1b2は、該二つの返り片1b3、1b3の位置に対応する後縁から後方に延長したものである。なお、該アース金具1bは、云うまでもなく、導電性の金属で構成する。
前記係止バネ1cは、前記し、かつ図1(b)、(c)、(d)、図3(a)、(b)及び図6(a)〜(c)に示すように、コイルスプリング状の部材であり、その先端と後端にはそれぞれ座巻き部1c1、1c2が形成してある。また後端の座巻き部1c2からはリード部1c3がコイルの軸方向に直交する方向に延長状態に構成してある。この係止バネ1cは、この実施例では、端部方向から見て、円弧状のコイルスプリング状に構成し、各座巻き部1c1、1c2のフラット部の全円弧に対する割合、即ち、傾きのないフラットな部分の全円弧に対する割合は75%に設定したものである。このフラット部の割合は、前記導電性係合部材2bに於けるテーパ状係合部2b4の頸部2b4kとの良好な係合の観点からはできるだけ大きい方が良いが、事実上以上の75%程度が上限であり、これ以上に大きくするのは困難である。なお、50%を越えれば係合可能であるが、これがほぼ最低限度である。
この係止バネ1cの先端の座巻き部1c1の内径は、該テーパ状係合部2b4の頸部2b4kの外径を僅かに越える寸法とする。更に該係止バネ1cは、最小径の先端の座巻き部1c1から後端の最大径の座巻き部1c2に向かって径が徐々に拡大するテーパ状のコイルスプリング状に構成する。なお、以上の後端の最大径の座巻き部1c2の外径は、前記アース金具1bの内径を僅かに越える寸法とする。またこの係止バネ1cは、弾力を有する導電性の素材で構成するものとする。このような構成を採用しているのはアース金具1bと係止バネ1cとを良好に短絡させ得るようにする趣旨である。
前記コンタクトバネ1dは、先に述べ、図1(b)、(c)、(d)、図2(a)〜(d)及び図3(a)、(b)に示すように、プラグ挿入孔1a1中にその接触部1d1を進出状態に配したものであり、当然、導電性のバネ材で構成したものである。
該コンタクトバネ1dは、同図に示すように、幅広帯状の基部1d2と、該幅広帯状の基部1d2から細幅帯状となって直線状に延長する端子部1d3と、該帯状の基部1d2の端子部1d3の反対側の部位から延長して折り返し、途中から更に直線状に延長した上で該基部1d2側に屈曲させて構成した屈曲部及びその前の部位である前記接触部1d1と、該屈曲部から若干延長した上で、その先端部を該基部1d2とは逆方向に屈曲して構成した先端係止部1d4とで構成したものである。
前記帯状の基部1d2は、図2(c)及び図3(a)に示すように、その中央部に返り爪1d2nを切り起こしてあり、ソケット本体1aに取り付けた際に、前記爪係止段差部1a3dに係止するようになっている。また該基部1d2の両側には、ソケット本体1aに取り付けた際に、前記基部用切欠1a3の両側部に係止状態になる返り小片1d2f、1d2fを形成してある。なお、前記接触部1d1は中央で二つに分割された状態に形成してある。
従ってソケット1は、以上のソケット本体1aの各々所定の部位にアース金具1b、係止バネ1c及びコンタクトバネ1dを配設することによって構成する。例えば、アース金具1bは、これに係止バネ1cを内装状態にした上で、ソケット本体1aのプラグ挿入孔1a1の拡大部1a1kに所定の周方向の角度で挿入する。その係止脚1b2、1b2を該ソケット本体1a1に形成した係止孔1a1r、1a1rに挿入し得る角度で挿入するわけである。
そのとき、同様に、係止バネ1cも所定の周方向の角度で挿入する。これは、該係止バネ1cのリード部1c3を、ソケット本体1aの正面側までスリット状に開口しているリード用開口部1a1hに周方向の位置関係を対応させ、正面から挿入するためである。
このようにして、図1(b)、(c)、(d)、図2(a)〜(d)及び図3(a)、(b)に示すように、アース金具1bは、その係止脚1b2、1b2が前記係止孔1a1r、1a1rに挿入係止状態となり、かつその本体部分がソケット本体1aに於けるプラグ挿入孔1a1の拡大部1a1kに正確に挿入固定状態となり、他方、係止バネ1cも該アース金具1bの内側で、その鍔部1b1と、ソケット本体1aの拡大部1a1kの最奥部端に構成された後部側バネ座1a1sとにより先端及び後端の座巻き部1c1、1c2が支持され、かつそのリード部1c3も前記リード用開口部1a1hに位置する状態となる。いずれも予定通りの部位に正確に位置決め固定されることになる。
次に、図1(b)、(c)、(d)、図2(a)〜(d)及び図3(a)、(b)に示すように、コンタクトバネ1dをソケット本体1aに取り付ける。コンタクトバネ1dは、ソケット本体1aの背後側から取り付ける。接触部1d1は、これをソケット本体1aの背後の後部開口1a2から装入して、特に図3(a)に示すように、プラグ挿入孔1a1内に進入状態にし、その先端の先端係止部1d4を、該プラグ挿入孔1a1の直近背後側の下部に背後方向を向けて構成したバネ係止面1a3kに係止させる。このとき、図2(c)、(d)及び図3(a)に示すように、コンタクトバネ1dの基部1d2を後部開口1a2の下部側に構成した基部用切欠1a3中に配置し、該基部1d2の両側の返り小片1d2f、1d2fを該基部用切欠1a3の両側部に係止させ、かつ該基部1d2の内側に切り起こした返り爪1d2nを該基部用切欠1a3の高さ方向途中に配した爪係止段差部1a3dに係止させる。
こうして、コンタクトバネ1dは、先に述べ、図3(a)中二点鎖線で示したように、その接触部1d1がプラグ挿入孔1a1中に進出状態になり、その先端の先端係止部1d4はバネ係止面1a3kに係止状態となる。また、同図に示すように、該コンタクトバネ1dの基部1d2付近が前記基部用切欠1a3に位置し、それより下端側の端子部1d3は、該基部用切欠1a3の位置を通じて下部外側に垂下状態となる。
前記プラグ本体2aは、この実施例では、先に述べ、特に図1(c)、(d)及び図7(b)、(c)に示すように、その先端に開口する円形を基本とする開口部2a1を備え、該開口部2a1中まで延びるケーブル3をその後端に接続したものである。該開口部2a1は、図1(c)、(d)及び図7(c)に示すように、先端から途中までが大径部2a11に、その後方が小径部2a12に各々なっており、更に大径部2a11の軸方向中間付近には、周方向に沿って円環状の係止溝2a1mが形成してある。なお、該プラグ本体2aは、絶縁性のプラスチック材で構成したものであり、図1(a)、(c)及び図7(a)、(c)に示すように、外観的には、前部が円柱状で、後部が後方に向かって細くなるテーパ状に成形してある。またこのプラグ本体2aは、図1(a)及び図7(a)に示すように、同一形状の二つの半割部材を対面状態に結合して構成したものである。
前記導電性係合部材2bは、図1(a)、(c)、(d)及び図7(c)に示すように、その基部2b2が、前記プラグ本体2aの大径部2a11に密に嵌合し得る外径を持った円筒状で、後部は該基部2b2から該プラグ本体2aの小径部2a12内に突出する小径突出部2b3となっている。該小径突出部2b3も基部2b2から連続する同径の中空部を有している。また該導電性係合部材2bの基部2b2の外周には、前記係止溝2a1mに係合すべく対応する環状の係止突条2btが構成してある。
該導電性係合部材2bは、前記し、図1(a)、(c)、(d)及び図7(a)、(c)に示すように、その先端にテーパ状係合部2b4が突出状態に構成してある。該テーパ状係合部2b4は、基部2b2側が最も小径の頸部2b4kであり、この頸部2b4kは、前記係止バネ1cの先端の座巻き部1c1の内径を僅かに下回る外径寸法とする。該導電性係合部材2bの基部2b2の外径は、これより大径に構成すべきものであり、それ故、図1(a)、(c)、(d)及び図7(b)、(c)に示すように、該基部2b2の先端の該テーパ状係合部2b4の頸部2b4kの周囲には、前記当接面2b1が生じることになる。なお、該テーパ状係合部2b4も基部2b2から連続する中空部を有している。もっともこの中空部は、該テーパ状係合部2b4の頸部2b4kより若干先端寄りの部位から先端側が僅かに大径となっている。それ故、内周の該頸部2b4kより若干先端寄りの部位は段差部となっている。
前記コンタクト部材2dは、図1(c)、(d)及び図7(c)に示すように、直線状に延びる基部2d1と、その後端の端子部2d2と、基部2d1の先端で90度に屈曲して構成した接触片(接触部)2d3とで構成するものであり、同図に示すように、該基部2d1を前記絶縁支持材2cに支持させたものである。
該絶縁支持材2cは、図1(a)、(c)、(d)及び図7(b)、(c)に示すように、その内部に前記コンタクト部材2dの基部2d1を装入するためのスリット2c1を有する絶縁性の円柱状部材であり、先端には円形の凹部2c2が形成してある。該絶縁支持材2cは、この実施例では、プラスチックで成形したものである。該絶縁支持材2cは、その外径を、先端部については、前記導電性係合部材2bの先端の大内径部に対応する寸法とし、それ以外の部位の外径については、該導電性係合部材2bのその他の部位の内径に対応する寸法とする。また先端の大径部の長さも、導電性係合部材2bの先端の大内径部の長さに一致させ、それ以外の径の部位の長さも相互に一致させるものとする。
従ってプラグ2は、図1(a)、(c)、(d)及び図7(a)〜(c)に示すように、プラグ本体2aに、前記絶縁支持材2cを介してコンタクト部材2dを配した導電性係合部材2bを取り付けることで構成する。
例えば、まず絶縁支持材2cのスリット2c1にその先端側からコンタクト部材2dを装入する。コンタクト部材2dは、端子部2d2側から、その先端の接触片2d3の裏面側が凹部2c2の前面に当接するまで装入する。該接触片2d3の裏面が該凹部2c2の前面に当接した時点で、その端子部2d2は、図1(c)、(d)及び図7(c)に示すように、該絶縁支持材2cの後端から突出状態となる。
以上の状態の絶縁支持材2cを、図1(c)、(d)及び図7(c)に示すように、前記導電性係合部材2bの中空部に装入する。該絶縁支持材2cは、その後端側から該導電性係合部材2b中に装入する。また該絶縁支持材2cは、該導電性係合部材2bにその先端側から装入する。該絶縁支持材2cは、これを該導電性係合部材2bに押し込んで行くと、前者の先端側の大径の部分が後者の中空部の先端側の大径の部分に装入状態となり、更に押し込むと、各々の小径の部分との段差部相互が当接し合うこととなる。この時点で、装入は完了である。同図に示すように、相互の大径の部分と小径の部分とが嵌合し合い、絶縁支持材2cを介してコンタクト部材2dを導電性係合部材2b中に配した状態となる。
この後、以上の状態の導電性係合部材2bをプラグ本体2a中に装入状態とする。プラグ本体2aには、例えば、半割部材を対面状態で接合する前に装入する。このとき、以上の導電性係合部材2bは、これの後端部及びこれに以上のようにして配してあるコンタクト部材2dの端子部2d2に、前記ケーブル3中の対応するワイヤを接続しておく。プラグ本体2aの一方の半割部材には、以上の導電性係合部材2bを、前者の大径部2a11に後者の基部2b2を、前者の小径部2a12に後者の小径突出部2b3を対応させて配置する。前者の大径部2a11に構成した円環状の係止溝2a1mに、後者の基部2b2の外周に構成した環状の係止突条2btを嵌合させることで両者の位置決めを正確にする。この後、プラグ本体2aの他方の半割部材を前記一方の半割部材に対面状態に接合固定すればプラグ2の作成は完了である。両半割部材は、この実施例では接着剤で結合したものである。
従ってこの実施例のコネクタ装置によれば、前記プラグ2のテーパ状係合部2b4を前記ソケット1のプラグ挿入孔1a1に挿入すると、該プラグ挿入孔1a1の内周の拡大部1a1kに沿って配したアース金具1bの先端の鍔部1b1と該プラグ挿入孔1a1の後端付近に構成した後部側バネ座1a1sとの間に先端から後端に向かって径が拡大するコイルスプリング状の係止バネ1cが配置してあり、他方、該テーパ状係合部2b4は、該係止バネ1cの先端の座巻き部1c1に頸部2b4kが係止することとなるように先端側に向かって拡大するように構成してあるため、その通りに、かつ図1(c)、(d)に示すように、前記プラグ2のテーパ状係合部2b4はその頸部2b4kでプラグ挿入孔1a1前端直後に位置する係止バネ1cの先端の座巻き部1c1に係合することになる。
このように、前記プラグ2のテーパ状係合部2b4はその頸部2b4kがプラグ挿入孔1a1の前端直後に位置する係止バネ1cの座巻き部1c1に係合するものであり、該係止バネ1cは、前記アース金具1bの先端の鍔部1b1とプラグ挿入孔1a1の後端の後部側バネ座1a1sとの間に突っ張り状態に配されているものであるから、該係止バネ1cの先端側の座巻き部1c1は、該係止バネ1cの突っ張り力を越える外力が加わらない限り、該アース金具1bの先端鍔部1b1の直後の位置を維持し、それ故、前記プラグ2のテーパ状係合部2b4の頸部2b4kはその位置にガタ付くことなく保持される。
そのため、この状態で、図1(c)、(d)に示すように、前記プラグ2に於ける絶縁支持材2cの凹部2c2の前面に位置するコンタクト部材2dの接触片2d3と、前記ソケット1に於けるソケット本体1aの奥側に固定され、プラグ挿入孔1a1中に後方から進出してきているコンタクトバネ1dの接触部1d1とが確実な接触状態を維持することになる。
またこのとき同時に、図1(c)、(d)に示すように、前記プラグ2の導電性係合部材2bの当接面2b1と前記ソケット1のアース金具1bの先端面(先端の鍔部1b1の外面側)との確実な接触も保持できることになる。
前記プラグ2のテーパ状係合部2b4を前記ソケット1のプラグ挿入孔1a1に挿入すると、進入するテーパ状係合部2b4の先端に位置する接触片2d3が、図3(a)中二点鎖線で示すように、該プラグ挿入孔1a1中に進出状態になっているコンタクトバネ1dの接触部1d1に当接し、図1(c)、(d)及び図3(a)中に実線で示すように、該テーパ状係合部2b4の進入に伴って該接触部1d1を押し込み、先に述べたように、強い両者の接触状態が生じることになる。このとき、同時に、アース金具1bの先端面と前記プラグ2の導電性係合部材2bの当接面2b1との接触も生じる。そしてこれらの状態は、前記したように、このとき、前記プラグ2のテーパ状係合部2b4の頸部2b4kと、前記ソケット1のアース金具1bの先端鍔部1b1の内側に位置する係止バネ1cの先端の座巻き部1c1とが係止することで、確実に維持されるものである。
更に以上のプラグ2とソケット1の結合は、以上のように、前者のテーパ状係合部2b4の頸部2b4kと後者の先端直後の座巻き部1c1との結合によって確保できるものであるため、極めて嵌合長の短いものとなり得る。そのため、プラグ2がこれに接続するケーブル3によってその軸方向に対して傾いた方向から引かれた場合には、そのテーパ状係合部2b4は、このコネクタ装置の損傷を伴うことなく、同様の方向に傾くことが可能であり、更にその頸部2b4kが係止する座巻き部1c1がコイルスプリング状の係止バネ1cの先端部を構成するものであり、該座巻き部1c1が該テーパ状係合部2b4の傾きに弾力的に対応できるため、なお一層良好にその傾きに対応して傾くことが可能である。そして引き抜き力が、ソケット1の保持力(係止バネ1cの座巻き部1c1による保持力)を越えると、該テーパ状係合部2b4は、プラグ2とソケット1との軸方向に引かれている場合であれ、その軸方向に対して傾いた方向に引かれている場合であれ、該座巻き部1c1から離脱してプラグ挿入孔1a1から抜け出し、該プラグ2は該ソケット1から引き抜かれることになる。
以上の保持力を適切に設定しておけば、このコネクタ装置を、ノートパソコン等の携帯機器の電力又は電気信号の授受用のケーブルの接続手段として用いた場合に、そのケーブル3をプラグ2及びソケット1の軸方向と一致しない種々の方向から引っ張ったとしても、プラグ2は、ソケット1の適切な保持力を越えたところで、該ソケット1から離脱することになるため、対象のノートパソコン等を引き摺ってしまって、テーブル等から落下させてしまうような問題を生じる虞はない。
なお、以上の実施例では、ソケット1には、その中央に一個のコンタクトバネ1dが配してあるのみであり、対応するプラグ2にもその中央に一個のコンタクト部材2dが配してあるのみであるが、ソケット本体1a、アース金具1b及び係止バネ1cを正面視で楕円形に構成し、複数のコンタクトバネ1dをその長径方向に並べて配することにし、他方、プラグ本体2a、導電性係合部材2b、絶縁支持材2cを、同様に正面視で楕円形に構成し、複数のコンタクト部材2dをその長径方向に並べて配することとすることにより、多極のコネクタ装置にも容易に対応できる。
1 ソケット
1a ソケット本体
1a1 プラグ挿入孔
1a1h リード用開口部
1a1k 拡大部
1a1r 係止孔
1a1s 後部側バネ座
1a2 後部開口
1a3 基部用切欠
1a3d 爪係止段差部
1a3k バネ係止面
1aL 接続脚部
1b アース金具
1b1 鍔部
1b2 係止脚
1b3 返り片
1c 係止バネ
1c1 係止バネの先端の座巻き部
1c2 係止バネの後端の座巻き部
1c3 係止バネのリード部
1d コンタクトバネ
1d1 コンタクトバネの接触部
1d2 コンタクトバネの基部
1d2f 返り小片
1d2n 基部の返り爪
1d3 コンタクトバネの端子部
1d4 先端係止部
2 プラグ
2a プラグ本体
2a1 開口部(中空部)
2a11 大径部
2a12 小径部
2a1m 係止溝
2b 導電性係合部材
2b1 当接面
2b2 導電性係合部材の基部
2b3 小径突出部
2b4 テーパ状係合部(係合部)
2b4k 頸部
2bt 係止突条
2c 絶縁支持材
2c1 スリット
2c2 凹部
2d コンタクト部材
2d1 コンタクト部材の基部
2d2 コンタクト部材の端子部
2d3 接触片(接触部)
3 ケーブル

Claims (6)

  1. プラグ挿入孔を正面に開口した絶縁性のソケット本体と、
    該ソケット本体のプラグ挿入孔に配した円筒状のアース金具であって、先端側にコイルスプリング状の係止バネの先端側を支持するバネ座となる鍔部を内側に張り出したアース金具と、
    該アース金具の内側で、その鍔部と前記プラグ挿入孔の後部に構成した後端側バネ座との間に配するコイルスプリング状の係止バネであって、先端及び後端に座巻き部を有し、かつ先端から後端に向かって径が拡大するコイルスプリング状の係止バネと、
    該ソケット本体のプラグ挿入孔中にその接触部を進入させるべく配したコンタクトバネと、
    で構成したソケット、
    及び
    先端に開口する中空部を有するプラグ本体と、
    該プラグ本体の中空部に配する円筒状の導電性係合部材であって、その途中に、その係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に、該プラグ挿入孔のアース金具の先端に当接することとなる当接面を有し、かつ先端側に、該当接面から延長し、該係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に、その係止バネの先端の座巻き部に頸部が係止することとなる、先端側に向かって拡大する前記係合部を備えた導電性係合部材と、
    該導電性係合部材の内側に絶縁支持材を介して配したコンタクト部材であって、該絶縁支持材の先端に、前記係合部を前記プラグ挿入孔に挿入した際に前記コンタクトバネの接触部に接触する接触部を備えたコンタクト部材と、
    で構成したプラグ、
    からなるコネクタ装置。
  2. 前記係止バネを構成するコイルスプリング状の部材をその端部方向から見て円弧状又は楕円弧状に構成した請求項1のコネクタ装置。
  3. 前記係止バネの先端の座巻き部におけるフラット部の全円弧に対する割合を50%を越えるように設定した請求項1又は2のコネクタ装置。
  4. 前記ソケット中のコンタクトバネをプラグ挿入孔の軸方向に平行に複数本並べて配し、前記プラグ中のコンタクト部材を、前記コンタクトバネと対応する位置関係で同数配した請求項1、2又は3のコネクタ装置。
  5. 前記係止バネを導電性のバネ材で構成した請求項1、2、3又は4のコネクタ装置。
  6. 前記アース金具の内径を前記係止バネの最大外径より小さく構成した請求項5のコネクタ装置。
JP2009021712A 2009-02-02 2009-02-02 コネクタ装置 Expired - Fee Related JP4688114B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009021712A JP4688114B2 (ja) 2009-02-02 2009-02-02 コネクタ装置
TW099100578A TWI484703B (zh) 2009-02-02 2010-01-11 Connector device
CN 201010108375 CN101794949B (zh) 2009-02-02 2010-02-01 连接器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009021712A JP4688114B2 (ja) 2009-02-02 2009-02-02 コネクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010177175A JP2010177175A (ja) 2010-08-12
JP4688114B2 true JP4688114B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=42587436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009021712A Expired - Fee Related JP4688114B2 (ja) 2009-02-02 2009-02-02 コネクタ装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4688114B2 (ja)
CN (1) CN101794949B (ja)
TW (1) TWI484703B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5729617B2 (ja) * 2013-05-15 2015-06-03 Smk株式会社 コネクタ装置
CN103594863B (zh) * 2013-10-22 2015-11-18 资阳晨风电气有限公司 一种止退器
JP6610194B2 (ja) * 2015-11-19 2019-11-27 Smk株式会社 コネクタ
CN106785654B (zh) * 2017-01-17 2024-04-30 普联技术有限公司 一种连接结构、电源适配器及电子设备
CN110581394B (zh) * 2018-06-08 2021-01-26 睿能创意公司 电连接器插头
CN113598589B (zh) * 2021-08-25 2022-11-08 龙滩水电开发有限公司龙滩水力发电厂 一种开关插座用定位装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665590U (ja) * 1979-10-25 1981-06-01
JPH04223076A (ja) * 1990-03-29 1992-08-12 Siemens Ag 差し込みコネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM288041U (en) * 2005-10-21 2006-02-21 Chin-Kuo Chen Improved locking structure for plug and socket
JP4190554B2 (ja) * 2006-07-31 2008-12-03 Smk株式会社 ジャックに於けるプラグ挿入保持機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665590U (ja) * 1979-10-25 1981-06-01
JPH04223076A (ja) * 1990-03-29 1992-08-12 Siemens Ag 差し込みコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
TW201041236A (en) 2010-11-16
CN101794949A (zh) 2010-08-04
TWI484703B (zh) 2015-05-11
JP2010177175A (ja) 2010-08-12
CN101794949B (zh) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4688114B2 (ja) コネクタ装置
KR101319091B1 (ko) 동축형 전기 커넥터
TWI459655B (zh) 連接器及連接器單元
US20180159263A1 (en) Rubber plug fixed by a plug holder to a cover fixed to a device
JP2017004949A (ja) 電気コネクタ用掛止装置
US8784132B2 (en) Electrical connector assembly having connector shroud
WO2001003246A1 (fr) Connecteur pour cartes avec contact a la masse
EP2538501A1 (en) Connector
JP5312175B2 (ja) コネクタ
JP3225926U (ja) 迅速位置決め構造を有するコネクタ
JP2010033991A (ja) 電子機器
KR200481574Y1 (ko) 분리 방지용 커넥터
US7862368B1 (en) Socket assembly
JP2010282895A (ja) 電気コネクタ
US7255608B2 (en) Connector assembly and method having segmented body portion
JP5729617B2 (ja) コネクタ装置
JP4141455B2 (ja) 接続装置
EP2015397A2 (en) Connecting structure, cable and liquid crystal module
JP4705354B2 (ja) コネクタ
JP2011181199A (ja) 嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタ
CN210111213U (zh) 线束插接件及车用电子设备
CN219419599U (zh) 一种端子锁定件及连接器
CN216391539U (zh) 电路板组件、mlpe设备及光伏系统
CN210607906U (zh) 一种磁吸数据线
JP6274662B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees