JP4686476B2 - 改善された係止用部位を備えるビンおよび密閉アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、容器のための改善されたネジ式密閉アセンブリに関する。
現在商業的に大量生産されている飲料用容器は、容器の頸部および密閉部材に連続した螺旋状のネジを用いている。ネジは、容器頸部上の、典型的には5°未満の緩やかな角度のネジ勾配を有する単一の実質的に連続したネジ部からなる。緩やかな角度の勾配は、密閉部材がひとりでに外れてこないことを確実にするために必要である。緩やかな角度の勾配はまた、密閉部材が容器頸部に締め付けられたときに、密閉部材と容器頸部との間の圧迫による気密性を実現するために必要な手段となる。螺旋状ネジの緩やかな勾配は、一般に、密閉部材を360°を超えて回さないと密閉部材を容器頸部から完全に外すことができないことをも意味する。
このような緩やかな勾配の螺旋状ネジは、密閉部材を頸部から外し再び締めるための回転に労力を要し、長い螺旋状ネジの成形に成形材料が余計に必要となり、そしてネジが緩やかな角度の勾配であるため不正開封防止リングが密閉部材のスカートから外れ易く、信頼できないという欠点をも有する。
本願出願人は、炭酸飲料用および非炭酸飲料用容器に用いる改善されたより安全な密閉部材について特許文献1に開示した。同特許文献には、実質的に連続的な螺旋状ネジ軌道を規定する実質的に連続したネジを有する容器密閉アセンブリが記載されている。密閉部材は、完全に外れた状態から360°以下の回転で容器頸部上の完全に締まった位置まで滑動することができる。密閉部材が頸部上の完全に締まった位置から緩まることを防止し、最適密封位置における密閉を維持するために、密閉アセンブリは、容器頸部および密閉部材のスカートに補完的な係止用部位(以下、「サイドキャッチ」という。)も有する。該係止用部位は、頸部上の密閉部材が完全に締まった地点で咬合位置に咬み合い、予め定められた最小開栓トルクが与えられない限り密閉部材が緩まないようにする。特許文献1のアセンブリにおいて、係止用部位は、密閉部材のスカート上の密閉ネジの下部にあり、容器頸部上の頸部ネジの下部にある係止凹部と咬合する係止リブである。さらにサイドキャッチは共働して、完全に締まった位置のアセンブリが密閉部材を密封位置となるように押し込む。密封位置については、我々の特許文献2においてより詳細に議論されている。特許文献2の内容のすべては、本願に引用され援用される。
特許文献1のアセンブリにおいて、頸部または密閉部材のネジは相互に咬合する部位を与えられ、中間地点を越え、密閉部材が容器頸部から生じる方向の軸力を受けているときには、密閉部材が緩む方向への回転を防止または抑制する。頸部および密閉部材は、少なくとも密閉部材が中間地点にあるときには、容器頸部からのガスを排気する通気孔を形成するように構成され準備されている。この圧力安全機構は、ひとたび密閉部材が容器頸部から緩められた後に、密閉部材が制御不能に噴き抜けることを防止する。したがって、容器および密閉部材のアセンブリにより短い更に急な勾配または複数の開始部を有する(multiple−started)ネジを使用することにより、圧力安全性を犠牲にすることなく、老人および子供により使い易いアセンブリを与えることが可能になる。
特許文献3および特許文献4には、特許文献1のアセンブリの改良型が記載されている。これら改良型のすべては、特許文献1に記載されたと同様の係止用部位を有するものである。
特許文献1に実施例として記載された飲料容器密閉アセンブリは、キャップに短いネジ山の突出部と、容器頸部により長いネジ山の突出部とを有している。この構成の一部は旧来のものである。というのは、キャップの高速インジェクション成形の要請から、キャップは(好ましくは)ワンピースのモールドのマンドレルから最小限の歪みで外れることが必要だからである。特許文献5には、頸部に短いネジ山を用い、密閉部材のスカート内部により長いネジ山を用いてより滑らかな頸部を実現した同様のアセンブリが記載されている。
この場合、密閉部材のネジ山に中絶部を設けることにより、密閉部材の製造を容易化している。
特許文献6(Ladina)には、炭酸飲料用容器のためのネジ式の容器および密閉部材のアセンブリが記載されている。このネジは、停止手段およびテーパー形状の連続した凸部(speed bumps)を有し、密閉部材を開けている最中に容器からの気体を排気できるように、ネジを妨げて遅れを生じさせる。ネジはまた、密閉部材が頸部上の完全に締まった位置にあるときに偶発的に開いてしまうことを防ぐ緩み防止機構を備えていてもよい。緩み防止機構は、容器および頸部のネジとともに構成部分として形成された小さな補完的な突出部であり、密閉部材が頸部上で完全に締まった状態において咬合する。この小さな突出部は歪み、磨り減り易く、最小の開栓トルクにおいて正確且つ安定したコントロールを与えるものではなく、開栓中の安全閉止効果を得られるものではなく、そして密閉部材が完全に締まった位置に達したことを使用者に知らせるためのクリック音がすることもない。さらに、この小さな突出部は、アセンブリの密封を所望のものとし、そして突出部の咬合を達成するためにキャップ、密閉部材が高度の正確さ(許容範囲はきわめて狭い)をもって製造されることを要する。実際には、これを大量生産下で実現することは困難である。
従来技術の容器および密閉部材のアセンブリの係止用突出部をより大きくする試みは、ネジの滑らかな動きを損ない、アセンブリの密閉を阻害することとなろう。
興味深いことに、飲料容器のための様々なネジ式密閉部材の構成は、いまだかつて王冠を使用したガラスびんを完全に置き換えたことはない。これは、王冠の場合開栓に栓抜きが必要であり、そして王冠は気密性ある態様では再締栓ができないからそのようなびんは開栓後には直ちに全部の内容物を消費せねばならず、利用者に深刻な不便を与えているにも拘らずの結果である。
本願出願人は、飲料容器用のネジ式密閉部材が十分には受け入れられていない一つの理由が、ネジ式密閉部材は比較的高価である点にあると考えた。この原因の一部は、頸部の端部の形成に要する成形用材料の量にある。王冠が継続して使用されている他の理由は、王冠用の頸部の丸い端部は、消費者が容器の頸部から直接飲用することを容易にし、またより快適であることにある。従来のネジ式密閉部材に対する王冠の別の利点は、その小型のサイズにある。王冠の深刻な不便性は、締栓できないことである。
国際公開第95/05322号パンフレット 国際公開第93/01098号パンフレット 国際公開第97/21602号パンフレット 国際公開第99/19228号パンフレット 国際公開第03/045806号パンフレット 米国特許第5462166号明細書 国際公開第02/42171号パンフレット 国際公開第97/11267号パンフレット
本発明の目的は、容器のための再密封可能なネジ式密閉アセンブリを提供することにある。本発明は、特に炭酸飲料容器のような飲料および食料の容器に有用である。
本発明は、ネジ式容器密閉アセンブリを提供する。該アセンブリは、
開口部を有する容器頸部;
前記頸部のための密閉部材、この密閉部材は基部およびスカート部分を有する;
前記頸部上の第一系統のネジおよび前記スカート内表面上の第二系統のネジ、前記第一系統のネジは1つ以上の第一のネジ山からなり、前記第二系統のネジは1つ以上の第二のネジ山からなり、前記第一および第二のネジ山は、密閉部材が容器頸部上で完全に外れた位置から完全に咬合した位置まで動いていくための連続した螺旋状のネジ軌道を規定しており、使用者が容器頸部上の密閉部材を回転することにより該密閉部材を容器頸部上の密閉位置に締め付け、取り外しまたは再び締め付けることが可能なように配置されている;
容器頸部上で前記第一のネジ山と離隔した第一の係止用突出部および密閉部材のスカートの内表面上で前記第二のネジ山と離隔した第二の係止用突出部、この第一および第二の係止用突出部は密閉部材が容器頸部上に締め付けられまたは再び締め付けられた後には予め決められた最小の開栓トルクが加えられない限り密閉部材が完全に咬合した位置から緩むことを妨害するように配置されている;
からなるアセンブリであって、
前記第一および第二の係止用突出部は、密閉部材が容器頸部上で完全に咬合した位置にあるときに第一または第二のネジ山と長軸方向における高さ位置が重なり合っており;
第一および/または第二の係止用突出部の長軸方向の長さが、2mm〜6mmであり;
前記係止用突出部の高さが0.5mm〜2mmであり;
密閉部材が容器頸部上の完全に締まった位置に近づくと、密閉部材のスカートの第二の係止部位のうち直径方向で最も内側の点は、容器頸部の第一の係止部位のうち直径方向で最も外側の点に乗り上げ;そして
第一の係止用突出部が第一のネジ山の上端部と縦方向における高さ位置が重なり合っており且つ円周方向に離隔して配置されているか、あるいは第二の係止用突出部が第二のネジ山の上端部と縦方向における高さ位置が重なり合っており且つ円周方向に離隔して配置されており、
前記第一または第二の係止用突出部が頸部または密閉部材上のネジ山によって規定されるネジ軌道の延長部分を規定している
容器頸部は、熱可塑性材料、換言するとインジェクション成形および/またはブロー成形の如き既知の方法による成形樹脂で形成されていることが好ましい。頸部は、同様にして形成されたガラス製であってもよい。
密閉部材は、インジェクション成形された熱可塑性材料で形成されていることが好ましい。本発明のある実施態様では、後に更に述べるように、密閉部材は高速インジェクション成形によって容易に製造できる。密閉部材のスカートのわずかの柔軟性により、密封位置に近付いたときにスカートが一時的に変形し、スカート上の係止用突出部(サイドキャッチ)が容器頸部上の係止用突出部(サイドキャッチ)の上に乗り上げることが可能になる。スカートは、略楕円形または略四角形になる方向に変形することができる。スカートの弾力性は、放射方向の復元力を発生する。この復元力はサイドキャッチの傾斜部分により増幅される。
頸部の平均内部直径は、炭酸飲料用容器としての一般的な値であることができ、例えば約1.5〜約3cmである。他の実施態様では、飲用または頸部からの充填を促進するため、頸部はより大きい直径を有し、例えば約3〜約8cm、好ましくは約4〜約6cmの平均内部直径を有する。本発明の原理は、頸部の直径25cmまで適用可能である。本発明は、加圧用および非加圧用容器の双方に適用することができ、飲料用のみならずあらゆる種類の物質のために容器に適用しうることが理解されよう。
上記第一のネジ山は少なくとも2つあることが好ましい。より好ましくは、第一のネジ山は少なくとも4つである。より大きな型の頸部では、特に6、8、10、12、16またはそれ以上の第一のネジ山を有していていもよい。第二のネジ山の数は、通常、第一のネジ山の数と同じである。好ましくはこのようにすることにより、ネジ開始部の数が第一のネジ山の数と等しくなる。すなわち、好ましくは少なくとも2つのネジ開始部であり、より好ましくは少なくとも4つ、例えば6、8または16のネジ開始部である。
好ましい実施態様では、容器頸部上の第一のネジ山は、第二のネジ山よりも短い。すなわち、第一のネジ山は、第二のネジ山が密閉部材のスカート周りに延びる角距離よりも小さい角距離をなして頸部の周囲を巻くように伸びる。第一のネジ山は頸部上を一巻きしないことが好ましく、容器頸部周りで相互に重なり合わないことが好ましい。
第一のネジ山のうちの少なくとも1つが約1〜約60°の角度で容器頸部の周囲に伸びていることが好ましく、より好ましくは約2〜約45°であり、より好ましくは約5〜約30°であり、より好ましくは約10〜約20°であり、更に第一のネジ山のすべてが上記のように伸びていることが好ましい。第一のネジ山の各々の好ましい最大長さ(平面に投影した場合)は約2〜20mmであり、より好ましくは約4〜約15mmであり、より好ましくは約6〜12mmである。第一のネジ山のすべてが実質的に同じ形状、おなじ構成であることが好ましく、これによりネジ開始部の数を第一のネジ山の数と等しくすることができる。
「第一のネジ山」という語は、通常、容器頸部上の長い均等な突出部を意味し、単なる突起状または杭状の突出部を意味しない。第一のネジ山表面の平均勾配は、約5°〜約25°であることが好ましく、約10°〜約20°であることがより好ましい。第一のネジ山の上部表面と下部表面とは相異なる勾配とすることができ、前記表面のうちの1つの中で勾配が変化してもよく、前記表面のうちの1つと他の表面とで勾配が異なっていてもよい。前記表面のうちの少なくとも1つは、容器頸部周りの少なくとも5°の範囲に亘って勾配の一定な領域を少なくとも1つ有することが好ましい。例えば第一のネジ山は、特許文献1(国際公開第95/05322号パンフレット)または特許文献3(国際公開第97/21602号パンフレット)に詳説された密閉キャップのネジ山と類似の丸まった端部を有する短い螺旋状のネジ山とすることができる。
第一のネジ山を頸部の縦方向に沿って切断した断面は、実質的に三角形、四角形、角が丸いもしくは角を落とした四角形、または台形状であることができる。第一のネジ山は、滑らかであることが好ましい。すなわち、第一のネジ山の少なくとも1つの辺は角の丸いまたは角を落とした形状であり、セグメントの側部および上部の間が三角形、四角形または台形形状の断面ではない。好ましくは、セグメントの実質的にすべての辺が上記のように滑らかになっていることが好ましい。このことは、好ましくはセグメント上部とセグメント側部の間の曲率半径が、従来技術と比較して大きいことを意味する。例えば曲率半径は少なくとも0.5mmであり、より好ましくは少なくとも1mmまたは2mmである。セグメントの断面は、頸部の縦方向に沿って半円状または正弦曲線の如き実質的に連続した曲線であることが好ましい。
この滑らかな輪郭により、頸部ネジの端部の使い易さが向上する。
第一のネジ山が頸端部の円柱状の基部から突出している直径方向の最大高さは、好ましくは0.1mmよりも大きく、より好ましくは0.2mmよりも大きく、更に好ましくは0.5〜3mmであり、最も好ましくは1〜2mmである。第一のネジ山の(容器頸部の縦方向に沿って測定した)幅は、好ましくは1mm〜6mmであり、より好ましくは2mm〜4mmである。かかる比較的大きくて高さの高いネジ山を用いることにより、気密性のある態様で適当なネジ式の栓を締め付けおよび再締め付けすることができる使い易い頸端部の製造を可能とすることに資する。一方、第一のネジの短さ(通常は密閉部材のネジよりも短い)および第一のネジ山の通常は丸まったもしくは滑らかな断面形状は、比較的高さの高い頸端部を使いやすくすることができ、特に利用者が頸部から直接飲む場合に口唇に心地よいように製造することができる。
密閉部材のスカート内側の第二のネジ山は、好ましくは容器頸部上の密閉部材が実質的に完全に外れた状態から実質的に完全に締め付けられた位置までに第一のネジ山が滑動する実質的に連続した螺旋状のネジ軌道を規定する。すなわち、第一および第二のネジは、旧来の連続した螺旋状ネジの如くに咬合するのであり、差込式の密閉部材(短いネジ山には普通である)のような階段状に咬合するのではない。換言すると、ネジ軌道の勾配は、その長さの全部に渡って通常90°よりも小さい。螺旋の勾配は一定でなくてもよいことが理解されよう。ここまで述べてきたように、螺旋状のネジ軌道は、典型的な炭酸飲料用アセンブリとして好ましくは5〜20°である。ここまで述べてきたように、上記勾配は大口径アセンブリにおいては異なっていてもよい。
連続したネジ軌道は、特に老人、傷病者および子供にも締め易いアセンブリを提供する。これに対して差込式のネジは、容器頸部に密閉部材を締め付けるのに比較的複雑な段階的操作が必要であり、ときとして容器頸部上の密閉部材の締め付けが不十分になることがある。更に、差込式の密閉アセンブリの密閉部材のための、信頼性に足り且つ開栓が容易である不正開封防止リングを創案することは極めて困難である。連続ネジは差込式ネジに比べ、身体的に弱い人々にとって容器内部からの圧力に逆らって捻じ込むことが容易である。
第二のネジ山は、差込式のネジ山ではない。第二のネジ山は、密閉部材のスカート周りに、あるネジ山の頂部が他のネジ山の底部に近接するのに十分な距離に伸びており、好ましくは上記他のネジ山と密閉部材のスカート周りの有限の角距離において重なり合っている。すなわち、隣接する第二のネジ山それぞれの頂部および底部が円周上で重なり合っていることが好ましい。第二のネジ山のうちの少なくとも1つは、好ましくは密閉部材のスカート周りの少なくとも45°、より好ましくは密閉部材のスカート部分周りの少なくとも60°、更に好ましくは少なくとも90°伸びている。ネジ間の隙間は、ネジ山の前記頂部および底部の間隔によって規定される。第一のネジ山のうちの1つは、密閉部材が容器頸部に捻じ込まれまたは捻って外されるときにこのネジ間の隙間を通って滑動する。
第二のネジ山は、4、6、8、12または16個あることが好ましい。第一および第二のネジ山は、開始点を4、6、8、12または16個有する実質的に連続した急勾配のネジ軌道を規定することが好ましい。
密閉部材は、容器頸部上において完全に外れた状態から完全に咬合した位置まで(またはこの逆に)、好ましくは約360°以下、より好ましくは約160°以下、最も好ましくは約90°以下の単一の滑らかな回転で移動することができる。
第二のネジ山が密閉部材のスカートの円柱状の表面から突出している直径方向の高さは、好ましくは約0.1mmよりも大きく、より好ましくは約0.2mmよりも大きく、更に好ましくは約0.5〜約3mmであり、最も好ましくは約1〜約2mmである。第二のネジ山の(密閉部材のスカートの縦方向に沿って測定した)幅は、好ましくは約1mm〜約6mmであり、より好ましくは約2mm〜約4mmである。
第二のネジ山はそれぞれ、円周上で空間をおいた1つまたはそれ以上の突出部として形成されていることが好ましい。この各突出部は、密閉部材のスカート周りの角距離が約60°以下であり、密閉部材のスカート周り約45°以下であることが好ましく、密閉部材のスカート周り約2°〜約35°であることがより好ましい。円周上で空間をおいた複数の突出部は、角距離が0°〜約10°の間隙をおいて離間していることが好ましく、約0.5°〜約2°が好ましい。間隙の幅は約0.1mm〜約5mmが好ましく、より好ましくは約0.5mm〜約2mmである。換言すると、第二の(好ましくはより長い)ネジは、各ネジ山において複数の間隙を有する断続的であるか中断しているネジ山であるが、前記間隙は、第二のネジ山の機能を妨げないよう、その角距離が十分に狭いことが好ましい。すなわち、第二のネジ山は、その間隙が実質的にはいまだ連続した螺旋状のネジ軌道を規定する。そのためには、第二のネジ山中の間隙は(第二のネジ山間の間隙と同様に)、その円周上の距離が第一のネジ山よりも小さいことが必要である。
第二のネジ山のそれぞれは、少なくとも2つの部分、好ましくは少なくとも3つまたは4つの部分からなることが好ましい。このことは、ネジ山に少なくとも1つ、好ましくは2つまたは3つの間隙があることを意味する。第2のネジ山に間隙があると、加圧された容器を開栓するときに第二のネジを通した気体の排気を促進することができる。更に重要なことは、断続的なネジは、成形型から外れるときに密閉部材のスカートの放射方向の復元力に対する抵抗を減ずるので、高速成形の際に密閉キャップが一体成形型のマンドレルから容易に外れることである。
第二のネジ山のうちの好ましくは少なくとも1つ(より好ましくはすべて)は、滑らかな断面を有する。第二のネジの断面は、第一のネジ山ついて前記した断面形状と相補的な形状であることが好ましい。
このようにすることにより、これらネジ山がよりよく適合することが理解されよう。例えば第一および第二のネジ山をその回転軸に平行な断面が相適合する形状を有する場合である。更に、密閉部材上のネジがテーパー形状または滑らかな形状であると、成形型のマンドレルから密閉部材が容易に外れ易くなり、多くの部品からなる成形型や折りたたみ式の中子を有する成形型(collapsing core mold)を必要とせずにインジェクション成形による密閉部材の高速製造が可能となる。
以上説明してきた第一および第二のネジ山の形状および構成の好ましい態様は、頸部上の相対的に短いネジ山と密閉部材のスカート上の相対的に長いネジ山とを有することが理解されよう。しかしながら本発明の射程は、例えば特許文献1(国際公開第95/05322号パンフレット)に記載されたような密閉部材のスカート上の相対的に短いネジ山と容器頸部上の相対的に長いネジ山とを有する別の構成にも及ぶものと理解されよう。基本的な構成として上記した種々の態様は、必要な改変を施した他の構成としても適用することができる。
ある実施態様では、本発明の容器密閉アセンブリは炭酸飲料に用いられる。この態様において容器は、頸部および密閉部材に相互に咬合する部位を更に有し、密閉部材が中間地点を越え且つ容器頸部から外部へ出る向きに軸方向の圧力を受けているときに、密閉部材を緩める方向への回転を妨げまたは制限する。これがいわゆる耐圧安全機構であり、密閉部材が制御不能に緩んだり、加圧下で外れたときにミサイルのように飛ぶのを避けることを意図している。耐圧安全機構の好ましい態様は、特許文献1(国際公開公報第95/05322号パンフレット)、特許文献3(国際公開公報第97/21602号パンフレット)および特許文献4(国際公開公報第99/19228号パンフレット)に記載された如きである。これら文献の内容のすべては、明示的に本願に引用されて援用される。
好ましくは、第一系統および第二系統のネジは、少なくとも密閉部材が前記中間地点にあるとき密閉部材が頸部に対して軸方向に移動しうるように作られ、配置される。そして好ましくは咬合部位が設置され、これらは密閉部材が、例えば加圧容器内部からの軸方向の圧力により頸部から抜ける向きの軸方向に移動したとき咬合する。相互に咬合する部材を、例えば容器頸部に密閉部材を締め付けている最中のように、密閉部材が中間地点にあって頸部の奥側に向かう軸方向に移動しているときには咬み合わないように配置することがより好ましい。
好ましくは、相互に咬合する部位は、第二のネジ山のうちの1つの下部表面に形成された第一の接合表面を与える段または凹部からなる。第一の接合表面は、第一のネジ山セグメントのうちの1つが有する第二の接合表面と接し、密閉部材が前記中間地点にあって容器頸部から外部へ出る向きの軸方向に圧力を受けているときには密閉部材を緩める方向への回転を妨げまたは制限するが、容器が過度の圧力下にないときには密閉部材を容易に外すことができる。
より好ましくは、第二のネジ山は、経線方向に第一の断面を有する第一のネジ部分と、経線方向に該第一の断面よりも狭い第二の断面を有する第二のネジ部分からなり、第一のネジ部分は第二のネジ部分と接着している。相対的に広い第一の断面は、好ましくは第二のネジ山の2つが円周周りで重なり合う領域に近接し、その領域で比較的狭いネジ間隙を形成する。
容器頸部および密閉部材上の第一および第二のネジは、好ましくは勾配が途中で変化しているネジであり、好ましくは特許文献3(国際公開第97/21602号パンフレット)に記載された如きである。同公報の内容のすべては本願に引用され援用される。第一および第二のネジ山によって定まる密閉部材を緩める方向のネジ軌道の勾配は、第一の領域において相対的に緩く、第一の領域から密閉部材を緩める方向に移動した第二の領域においては相対的に急であることが好ましい。第一の領域におけるねじ軌道の勾配は、実質的に一定であることが好ましい。第一の領域は、通常、密閉部材が容器頸部上の密封状態にある位置を含む。第一の領域は、容器頸部上または密閉部材のスカート上で、円周の20°〜40°に及ぶことが好ましい。第一の領域のネジ下部の勾配は、好ましくは1°〜12°の範囲であり、より好ましくは2°〜8°である。
第二の領域は、ネジ軌道の第一の領域と隣接していることが好ましい。第二の領域の螺旋状ネジ軌道の勾配は、実質的に一定であること好ましく、第二の領域は、容器頸部上または密閉部材のスカート上で、円周の15°〜35°に及ぶことが好ましい。第二の領域のネジ軌道の勾配は、好ましくは15°〜35°の範囲である。
勾配が途中で変化するネジを使用することにより、老人や子供に使い易い急な平均勾配を有する早く締められるネジと、耐圧安全性とを両立することが容易となる。早く締められるネジは勾配が急なので、容器が加圧下にある場合には、密閉部材が容器頸部上の完全に締まった位置から逆行して外れる傾向があるとの問題を生じうる。この問題は差込式のネジの使用により克服できるが、差込式のネジを使用すると前記したような数々の別の問題が生じる。一方、勾配が途中で変化するネジは、連続的な早く締められるネジの利点を維持しながら、加圧下で密閉部材が逆行して外れる問題を解決する。
密閉部材を緩める方向の螺旋状ねじ軌道は、更に、第二の領域に隣接する第三の領域を有することが好ましい。この第三の領域は、相対的に小さな勾配を有する。第三の領域は、好ましくは1〜12°、より好ましくは2〜8°の範囲のほぼ一定の勾配を有することが好ましい。第三の領域は、容器頸部上で密閉部材が中間地点にあって気体を排気する位置を含むものであることが好ましい。第三の領域の相対的に緩やかな勾配は、気体排出圧力が高いときにも密閉部材が防止手段に乗り上げる可能性を低くする。
密閉アセンブリは、密閉部材のスカートの内表面に凹部を有することが好ましい。この凹部は、複数の第二のネジ山のうちの二つの間にあり且つ該二つの第二のネジ山と円周上の投影位置で重なり合った位置にあり、第二のネジ山の間からガスを排出するための断面積を増大する。
隣接する第二のネジ山間の重なり合う領域におけるネジの隙間は、その断面がすべての状況で最適な気体排出をするためには小さすぎることが分かった。前記凹部は、ネジの隙間の断面積を増大してネジの隙間を通しての気体排出量を増大することにより、上記の問題を克服するものである。
第二のネジが円周上で重なり合う領域における排気経路の増大された断面積は、容器内部からの圧力を素早く排気することを可能にし、したがって排気が行われている間に密閉部材が中間地点でブロックされている時間を短くし、しかも耐圧安全性を全く損なわない。
上記凹部は、密閉部材のスカート周りで第二のネジ山の複数が重なり合う領域においてこれらの間に延びた細長い溝からなることが好ましい。この細長い溝は、螺旋状のネジ軌道に実質的に平行に伸びていることが好ましい。好ましくは、上記凹部は密閉部材のスカート部分の内側の細長い溝である。凹部の縦方向の断面積は、該凹部に隣接する第二のネジ山の縦方向の断面積の5%〜50%であることが好ましい。
本発明の容器密閉アセンブリは、更に、容器頸部および密閉部材上のネジ山から離隔した位置に補完的な係止用突出部(サイドキャッチ)を有する。該係止用突出部は、密閉部材が容器頸部上に締められまたは再び締められた後には、予め定められた最小限の開栓トルクを与えられない限り、密閉部材が容器頸部上の完全に咬合した位置から緩むことを防止する。
本発明の容器密閉アセンブリにおいて、上記第一および第二の係止用突出部(サイドキャッチ)は、密閉部材が容器頸部上で完全に咬合した位置にあるときに、第一および/または第二のネジ山と縦方向における高さ位置が重なり合っている。すなわち、第一および第二の係止用突出部は、ネジの完全に真上または真下にあるのではなく(ここで、上および下とは、アセンブリの縦軸に沿った相対位置をいう。)、少なくともその一部分は円周上でネジの間隙部分に位置する。サイドキャッチは、ネジの端部に隣接して位置することが好ましい。このことにより、ネジアセンブリ全体を縦方向(垂直方向)によりコンパクトに製造することが可能になり、したがってアセンブリを製造するに必要な成形用材料の量を減ずることができ、アセンブリの空間容積を減ずることができる。また、ある実施態様において上記の要件により、頸部から直接消費するのにより適するように頸部のネジを製造することが可能となる。
第一および第二の係止部位は、典型的には密閉部材が容器上で完全に締まったときのネジの下端部近傍に位置する。好ましくは、第一および/または第二の係止用突出部は、上記の如く密閉部材が容器上で完全に締まったときの第一および第二のネジ山の下端よりも下には伸びていないことが好ましい。「下端」とは、頸部ネジのうち、容器頸部の開口部から最も遠い部分を意味する。このようなアセンブリにおいて、係止用突出部はネジの上または下ではなく、円周上において実質的に完全に複数のネジの隙間に位置することが好ましい。頸部の係止用突出部は好ましくは下端部で輪縁または肩部(この肩部は、例えば不正開封防止バンドを保持するために使用される)と結合しておらず、したがって、係止用突出部の柔軟性が向上され、「クリック音がしたら密閉」のための音が増強されている。
前記したところに加えて、頸部および/または容器上の補完的な係止用突出部の少なくとも1つ、好ましくは双方が、ネジ山から実質的に離隔していることが好ましく、これにより突出部はネジゼグメントとは独立の柔軟性を持ち、頸部上で密閉部材が完全に締まった状態に達したときに、パチっとはまり、明確に聞こえる音を発する。一般に、完全に締まった位置が近づくと、密閉部材のスカートの第二の係止部位のうち直径方向で最も内側の点は、容器頸部の第一の係止部位のうち直径方向で最も外側の点に乗り上げる。そして、例えばアセンブリを開けるときなど密閉部材が密閉位置から離れると、第二の係止部材は、第一の係止部材の最高点を乗り越えて元に戻る。
頸部および/または容器上の補完的な係止用突出部の少なくとも1つ、好ましくは双方は、縦方向(すなわち、密閉アセンブリの回転軸に沿った方向)の長さがmm〜6mm、例えば2mm〜約4mmの長さを有する。頸部および/または容器上の補完的な係止用突出部の少なくとも1つ、好ましくは双方は、0.5mm〜2mm、例えば0.5mm〜約1.5mmの高さを有する。どのような場合であっても、係止用突出部の高さは、対応するネジ山の平均高さよりも低い。頸部および/または容器上の補完的な係止用突出部の少なくとも1つ、好ましくは双方は、最大幅(すなわち、頸部または密閉部材のスカートの円周周りの幅)が約0.5mm〜約3mm、例えば約1mm〜約2mmである。頸部および/または容器上の補完的な係止用突出部の少なくとも1つ、好ましくは双方は、その最大高さの最大幅に対する割合が、少なくとも約0.5であり、より好ましくは少なくとも1、例えば約1〜約5である。
好ましい実施態様では、第一の係止用突出部は、第一のネジ山の上端部と縦方向における高さ位置では重なり合い且つ円周方向では離隔した場所に位置する。他の実施態様では、第二の係止用突出部は、第二のネジ山の下端部と縦方向における高さ位置では重なり合い且つ円周方向では離隔した場所に位置する。後者の態様は、第一の係止用突出部が容器頸部の開口部から遠く離れた場所にあることとなるため好ましい。これらの実施態様において、突出部と対応するネジ山との円周上の離隔距離は、典型的には約1mm〜約10mm、例えば約1mm〜約4mmである。これらの実施態様において、円周方向に離隔した係止用突出部は、アセンブリの各部分が捻じ込まれて一緒になったときにアセンブリの他の部分のネジ山と接する。すなわち、円周方向に離隔した突出部は、密閉部材または頸部上のネジ軌道の一部をなすものといえる。例えば、容器頸部上の相対的に短いネジ山のためのネジ軌道を規定する密閉部材のスカート上の相対的に長いネジ山があるとき、密閉部材のスカート上の係止用突出部は、密閉部材のスカート上の相対的に長いネジ山の下端部から離隔しておりしたがって密閉部材が頸部に装着されるときには先ずネジ軌道の開始点においてその延長部分を規定し、次いで頸部上のネジ山に沿って進行する。係止用突出部を利用して頸部または密閉部材上のネジ軌道のうちの1つの延長部分を形成する上記方法は、ネジと重なり合う大きな係止用突出部に起因する問題点を解決し、しかもネジの滑動を妨げることがない。係止用突出部は一般に、頸部または密閉部材のうちの1つのネジ軌道のいわば延長線のようにその線上に位置する。
本発明のアセンブリは、容器頸部および密閉部材上に補完的な係止用突出部を一組を超えて有することができる。頸部および密閉部材のスカート周りで円周方向に離隔した上記の如き補完的な組を少なくとも2組有することが好ましい。通常、各ネジの開始部分ごとに少なくとも1組を持つことができ、頸部および密閉部材のスカート周りに例えば4組を持つことができる。
頸部および密閉部材のスカート上の係止用突出部は、密閉部材が容器頸部上で完全に締められ密封位置にあるときに互いに接触するような円周上の位置にあることが好ましい。すなわち、密閉部材上の突出部は、上記の完全に締められ密封位置にあるときに、対応する容器頸部の突出部の片面側に乗り上げて、反対側の面と接触して静止する。このことにより、密封位置に締められたときに、密封部分からの漏洩を引き起こすキャップの遊びが確実になくなる。密封位置に締められ、突出部が接触しているとき、接触している突出部に弾性力を及ぼすべく、密閉部材のスカートおよび/または突出部が依然として少し歪んでいることが好ましい。弾性力は接触により増幅され、密閉部材と頸部との間に締栓方向のトルクを生じ、密閉部材を完全に締められた密封位置に押し込む。このことにより、たとえ密閉部材が固く締め付けられていないときでも、自動的に容器頸部および密閉部材のそれぞれの密封面が確実に互に押し付けられることとなる。更に、係止用突出部相互の作用および密閉部材のスカートの半径方向への歪みによって円周方向の密封位置のより広い範囲にわたって効果的な密封が達成されるため、係止用突出部はアセンブリ成形の際の相当に悪いレベルの製造誤差でも許容される。
密閉部材を密封位置に押し込むという係止用突出部の利点は、特許文献2(国際公開第93/01098号パンフレット)に詳しく述べられている。同パンフレットの内容のすべては、本願に引用され援用される。
本発明の補完的な係止用部位は、上記の如く密閉部材を完全に締まった密封位置に押し込むことのほか、数々のその他の重要な利点を与える。第一に、突出部は密閉部材が容器頸部上の完全に咬合した密封位置から、容器内部からの圧力により不意に外れることを防止する。突出部は、密閉部材が自然に緩まる危険を伴わずにより急な勾配のネジや自由滑動(平行)ネジの使用を可能にする。より急な勾配のネジを使用する回転は、密閉部材を外し、再び締めることを容易にする。
いくつかの実施態様では、本発明の係止用部位は、容器頸部上で密閉部材が完全に咬合して密封位置に達したときに、「カチッ」という音を発してもよい。これにより、密閉部材が完全に締まった(密封された)位置にあることを、使用者に積極的に知らしめることができる。この機構はまた、容器と密閉部材との間に効果的な気密密封に達するための適度の圧縮力を与えることを保障する。
本発明のアセンブリは更に、頸部と密閉部材との間に耐圧密封を形成するための追加的手段を有することが好ましい。ある実施態様においては、容器頸部の口部に接触する密閉部材の基部内側に圧縮可能なライナーからなる密封手段を有する。好ましくは、密封ライナーは、圧縮可能な弾性体から形成される。弾性の密閉ライナーが、初期厚さの30%〜70%に圧縮されたときに、最適の密封状態が好ましく得られる。容器頸部の口部または密閉部材の基部の内側、密封ライナーの下側に、上記弾性体が最適の圧縮を受け気密密封が得られるよう、環状の密封リブを有していてもよい。しかしながら、容器頸部の口部は、最適の使い易さのために滑らかで丸まっていることが好ましい。
他の実施態様では、ライナーによらずに密封状態を実現することができる。例えば容器頸部に対峙して密閉キャップ上に適当に配置された環状の密封リブもしくはフィンの圧縮、または密閉部材のスカートの内部に同心状に突出して容器頸部の開口部付近の内面とともに密封を形成する円柱状の密封プラグによることができる。
特に好適な密封のための構成は、特許文献7(国際公開第02/42171号パンフレット)に記載されている。同特許文献の内容のすべては本願に引用され援用される。概略すると、この密封のための構成は、密閉部材の内側の基部から密閉部材のスカート部分と実質的に同心に伸びる密封プラグからなる。該密封プラグの外表面には環状の密封リブを複数有し、密閉部材が容器頸部上に締められたときにリブは容器頸部の内表面と密着する。密封プラグと密閉部材のスカートとの間に少なくとも1つの柔軟な密封フィンを有し、密閉部材が容器頸部上に締められたときにフィンは容器の口部と咬合する。そして、少なくとも1つの環状の密封リブが上記密閉部材の内表面にあり、密閉部材が容器頸部上に締められたときにリブが容器頸部の口部付近の外表面と密着する。
特許文献7(国際公開第02/42171号パンフレット)の密封リブおよび密封フィンの構成は、少ない締め付け力で驚くほどに向上した密封状態を実現する。好ましくは上記リブを2つ有することであるが、ある実施態様では、3〜10個のリブを有することが好ましく、最も好ましくは4〜6個のリブを有することである。容器頸部の内部の密封表面のテーパー角度は、頸部の縦方向から1°〜10°であることが好ましく、より好ましくは2°〜6°である。少なくとも1つのリブは、実質的に三角形、例えば実質的に正三角形の断面形状を有することが好ましい。このことにより密封のための力が密封リブの先端に集中され、密封の効率を最大化することができる。少なくとも1つのリブは、10〜500マイクロメーターの範囲の高さを有することが好ましく、より好ましくは50〜250マイクロメーターである。かかる微細な密封リブは、密封のための力を集中するのに極めて効果的であり、容器頸部の実質的に滑らかな密封表面とともに効果的な密封状態を得ることができる。更に、かかる微細な密封リブは、高速のキャップ成形装置で容易に成形することができ、成形後に装置のモールドのマンドレルから容易に外すことができる。複数の密封リブは、最適の密封状態を得るために異なる高さであってもよい。例えば栓の基部に最も近い密封リブの高さは、密閉部材の基部から遠い密封リブの高さよりも高くすることができる。このようにすることにより、密閉部材の基部に最も近い(すなわち、容器口部に最も近い)密封リブは、密閉部材の基部から最も遠い密封リブよりも余分に歪むこととなる。
密封プラグの外表面は、密閉部材の基部からテーパー形状で内側に傾斜していることが好ましい。このテーパーの平均角度は、頸部の縦方向から好ましくは1°〜10°であり、より好ましくは2°〜6°である。
密封フィンはその基部を、密閉部材の基部上のスカートと密封プラグの間に有していてもいいし、スカートまたは密封プラグの基部から内側または外側方向で下方に向かって伸びていてもよい。密閉部材は、密閉部材周りに同心状に伸びる2または4個の密封フィンを有することが好ましい。好ましくは、容器口部においてバランスのとれた密封締め付けをすることができるよう、2個のフィンが実質的に口部の双方の面に相当する位置に配置される。
密封フィンだけでは容器口部の頂部に対して耐圧密封を形成するに有効な弾力に不足することがある。したがって、密閉部材の基部の近傍に少なくとも1つの係止面を有することが好ましい。該係止面は、容器頸部上で密閉部材が締まったときに、少なくとも1つの密封フィンが該係止面に密着するように位置され、配置される。上記の如く2個のフィンが容器口部の双方の面上で密封するように形成され、更に、完全に締まった耐圧位置で各密封フィンに密着するように2個の係止面が密封プラグおよび密閉部材のスカートの基部に形成されることが好ましい。
特許文献7(国際公開第02/42171号パンフレット)の密封のための構成は、密閉部材のスカートの内表面に、更に容器頸部の該表面と密着するための環状の密封リブを有する。より好ましくは、環状の密封リブは、密閉部材の基部の近傍に位置する。更なる環状密封リブは、密封プラグ上の密封リブの好ましい態様として前記したところと同様の寸法および形状を有することが好ましい。更なる環状密封リブは、密閉部材の基部からの高さが、密封プラグ上の環状密封リブのうちの1つと実質的に同じ高さに位置することが最も好ましい。このようにすることにより、密封リブは前記密封リブの1つと協働して容器口部の双方の面に対称的に位置する密封リブとなり、対称的な密封締め付けを与える。
第二の見地において、本発明は、本発明の第一の見地による容器密閉アセンブリのための密閉キャップを提供する。
本発明の第二の見地の密閉キャップの好ましい態様は、本発明の第一の見地との関係において前述した。密閉キャップは、熱可塑性材料からインジェクション成形により形成されることが好ましい。
本発明の容器密閉アセンブリの具体的実施態様について、実施例により図を参照しつつ以下に更に詳しく説明する。
図1および2を見ると、この実施態様は、特に炭酸飲料用容器に適した容器密閉アセンブリである。このアセンブリの主要な特徴は、我々の国際出願である特許文献1(国際公開第95/05322号パンフレット)および特許文献3(国際公開第97/21602号パンフレット)ならびに特許文献4(国際公開第99/19228号パンフレット)に記載され、特許請求された態様の特徴と似ている。これら公報の内容のすべては本願に引用され援用される。しかしながら、上記出願に記載された密閉アセンブリと比較すると、本発明の密閉部材および頸部上のネジは逆であることが重要である。すなわち、先願に詳細に記載されたアセンブリは密閉部材のスカート上に短いネジ山を有し、頸部上に長いネジ山を有するのに対し、本発明は頸部上にほんの短いネジ山を有し、密閉部材のスカート上により長いネジ山を有する。
この実施態様のアセンブリは、炭酸飲料用容器の容器頸部10と、密閉部材12とからなる。容器頸部および密閉部材の双方は、樹脂材料で作られるが、容器頸部はガラス製であってもよい。容器はポリエチレンテレフタレートのインジェクション成形およびブロー成形により、炭酸飲料用容器の製造方法として従来知られている方法で製造されることが好ましい。密閉部材は、ポリエチレンのインジェクション成形によることが好ましい。容器頸部は丸まった口部14を有し、頸部の使い易さが向上されている。
容器頸部10上には、図2および図3〜5のネジ形状の斜線部分として示されたように、第一のネジ山16の4つによって形成された4つの開始点を持つ第一系統のネジが存在する。第一のネジ山16は、頸部周りに約33°伸びる短いネジ山であり、約6°の相対的に緩やかな勾配の下面18と、約13.5°の中間的な勾配の上面20とを有する。第一のネジ山は、頸部の軸に沿った断面形状が実質的に台形状である。
図1および3を見ると、密閉部材12は、基部22およびスカート部分24からなる。密閉部材のスカート部分24は、4つに伸びた第二のネジ山26により形成された第二系統のネジを有する。第二のネジ山のそれぞれは、ガス排出用の間隙28によって円周上で離隔された第一および第二の部分からなり、それぞれはネジの下面30およびネジの上面32を有する。(この文脈中の「上」という語は、密閉部材の基部に近い方、すなわち密閉部材の開口端から遠い方向を意味する)上記以外のガス排出用の間隙を有していてもよい。第二のネジの上面および下面30、32は、第一のネジ山の形状と相補的である実質的に台形状の側辺を与える。第一のネジ山のための実質的に連続したほぼ螺旋状のネジ軌道が、隣接する第二のネジ山26との隙間によって規定される。
このアセンブリは、第二のネジ山26の上面32によって特徴付けられる。上面32については、我々の国際出願である特許文献3(国際公開第97/21602号パンフレット)により詳しく記載されている。先ずネジの上面32の上部領域34は、わずか約6°の実質的に一定の勾配を有する。上部領域34は、更に急な約25°で実質的に一定の勾配を有する中間領域36に隣接している。第二のネジ山26が規定する螺旋状のネジ軌道の平均勾配は13.5°である。
第二のネジ山26は、我々の国際出願である特許文献1(国際公開第95/05322号パンフレット)に記載され特許請求されたものと類似の耐圧安全機構をも有する。簡単にいうと、第二のネジ山26の最下部が、第一のネジ山16の第一端部40と接触するための段差38を規定する。そして前記第一のネジ山16が上面32と接しているとき、すなわち密閉部材に容器頸部から出てくる方向の正味の軸力がかかっているときに、密閉部材12が頸部10から緩まることを防止する。第二のネジ山の上面32の第三の領域42は段差38に隣接して配置され、これも約6°の緩やかな勾配を有する。
容器および密閉アセンブリは、容器頸部および密閉部材上に補完的係止部位を有し、最小限の開栓トルクがかからない限り、容器頸部上の完全に締まった位置から密閉部材が緩むことを防止する。この係止部位は、容器頸部上に円周上均等に配置された第一の係止用突出部44の4つと、密閉部材のスカート24の内面上に円周上均等に配置された第二の係止用突出部46の4つとからなる。容器頸部上の突出部は、容器頸部から直接飲用する利用者に最大限目立たないようにネジの底部に位置する。密閉部材のスカート上の係止用突出部46は、スカート上のネジ26の底部から円周上約2mm離隔した位置に、これと同じ高さで配置される。密閉部材のスカート24上の係止用突出部は、密閉部材のネジ山26に連続するように形成される。このことにより、キャップが頸部上に締め付けられるときに頸部10上のネジ山16が頸部上の係止用突出部を滑らかに通過できる。
係止用突出部44、46のそれぞれは、密閉アセンブリの軸に沿った長軸方向に、実質的に三角プリズムの形状を持つ。各係止用突出部の高さは約1.5mmであり、基部の幅は約1.5mmである。これにより、突出部は実効的な強度を持ち、不可逆な変形を伴わずに互にパチッと乗り越えることができる。
第二のネジ山26のそれぞれは、縦上方への突出部48を有する。突出部48は縦方向の係止面50を規定し、係止面50は、密閉部材が頸部上で完全に締まったときに第一のネジ山16の第二の端部52がこれと接触し、頸部上で密閉部材が過度に締められることを防止する。
本発明のこの実施態様は、実質的に特許文献7(国際公開第02/42171号パンフレット)に記載されたような密封構造を有する。この密封構造は、容器頸部の口部14に近接した部分の内側に傾斜した内表面54を有する。円筒状の密封プラグ56が密閉キャップ12の基部22から下側に向かって突出し、それ自身頸部の内表面と実質的に平行に傾斜している。しかし、密封プラブ56と容器頸部との単純な締まりばめではなく、密封プラグ56の外側表面に実質的には3つの環状に連続した密封リブ58を有する。環状密封リブ58は、実質的に正三角形の断面を持ち、負荷のかかっていない状態で約150マイクロメートルの高さを有する。しかし、容器頸部の常態でより固い材料(ガラスまたはPET)に押し付けられると歪み、耐圧密封状態となる。密封リブ58の微小な寸法は、密封のために密封プラグ56に実質的には力を加えることなく耐圧密封状態を得ることが可能になる。
2つの柔軟なフィン60は、密閉部材12の基部22から密閉部材のスカート24と密封プラグ56との間に、約2mm下方に伸びている。2つの密封フィン60は密封位置に達したときには互に反対の方向に曲がり、容器口部14の丸まった頂部の両側面に実質的に対称的な密封状態を形成する。密封フィン60が対応する係止表面と接触することにより、確実な密封状態が保障される。
最後に、より大きな環状密封フィン62が密閉部材の基部から下方に突出し、容器頸部12の口部14に近い外表面と咬合する。密封フィン62の内側表面に更なる密封リブ64を有する。密封リブ64の無負荷状態における形状および寸法は、好ましくはプラグ上の密封リブ58の好ましい範囲と同様である。この場合も、密封リブ64の微小な寸法により、密封のために大きな力を用いずとも効果的な密封状態が得られる。更に、密封リブ64は使用状態において、密封プラグ56上の密封リブ58のうちの1つと実質的に反対側に位置する。密封リブ58、64は協働して容器口部14を圧迫することによって密封フィン60とともに少なくとも5つの独立した環状密封表面を形成し、炭酸飲料用容器に要求される温度および圧力の範囲において高度に効果的な密封状態を達成する。
この実施態様の容器密閉アセンブリは、不正開封防止機構を備える。同機構は、当初は容器密閉部材12のスカート24と一体として形成され、スカートに破壊可能な架橋部材62によって結合されている不正開封防止リング66を有する。不正開封防止リング66は、一体に成形された柔軟な、半径方向内側を向いた複数の残存タブ70を有する。容器頸部10には環状の残存リップ72を有する。容器頸部上、環状の残存リップ72の下方に、容器頸部から円周方向に離隔してラチェット式突出部(本実施態様には存在しない)を有していてもよい。これにより、容器頸部10上の不正開封防止リング66が緩める方向に回ることが防止される。しかしながら、頸部終端部の使い易さを向上するためには、これを滑らかにする、すなわちラチェット式突出部を省略することが好ましい。不正開封防止リングの構造および操作は、我々の国際出願である特許文献8(国際公開第97/11267号パンフレット)に記載され、特許請求されている如きものである。同パンフレットの内容のすべては、本願に引用され援用される。
使用状態において密閉部材12は、旧来の方法に従って捻じ込むことにより容器頸部10上に締め付けられる。ネジ開始部は4つ存在し、密閉部材12は完全に外れた位置から容器頸部10上で完全に咬合した位置まで約90゜の回転で移動することができる。頸部上のネジ山16は、先ず密閉部材のスカート上の係止用突出部46の上端を乗り越え、その後螺旋状のネジ軌道に導かれることが理解される。換言すると、スカート24上の係止用突出部46は、頸部上のネジ山16が辿る螺旋状ネジ軌道の延長線の最初の部分を規定する。このように、スカート上の係止用突出部は、ネジの自由な滑動を妨げあるいは妨害することがない。
密閉部材が捻じ込まれている最中には、通常、利用者によって容器頸部上の密閉部材に容器内部方向に向かう正味の軸力が加えられ、これにより頸部上の第一のネジ山16はスカート上の第二のネジ山20の下部表面30に接触し、これに乗って進む。第一のネジ山16は、勾配が途中で変化する螺旋に沿って実質的に連続した軌道に従う。第一および第二のネジは、完全に咬合する位置に近づくまで自由滑動、すなわち2つのネジ山間に実質的に摩擦力がない状態である。複数の開始部のこれらの特徴のすべて、すなわち90°の密閉回転、実質的に連続したネジ軌道、および自由滑動ネジによって、特に老人や関節炎患者、子供にも容器頸部上に密閉部材を極めて容易に締められることとなる。
密閉部材が上記頸部10上で完全に咬合する位置に近づいたとき、いくつかのことが起こる。第一に、不正開封防止リング66が容器頸部上の残存リップ72に乗り上げ始める。不正開封防止リング66条の残存タブ70が半径方向外側に曲がり、破壊可能な架橋部材62に対して半径方向に過度の応力を与えずに不正開封防止リングが残存リップ77を乗り越えて通過することが可能になる。
第二に、容器密閉部材基部の密封プラグ56および密封フィン60、62と、容器頸部の密封リップ14との最初の接触により、密閉部材に容器頸部から噴出する方法に向かう正味の軸力がかかる。この力はネジ山16を押して、第二のネジ山26の突出部分の下面30との接触を外し、第二のネジ山20の突出部分の上面32と接触させる。より詳しくは、この力は第一のネジ山16を移動させ、ネジの上面32の上部領域34と接触させる。密閉部材を捻じ込む方向に回転し続けると、第一のネジ山16は上部領域34に沿って滑動し、最終的には図1および4に示したように完全に咬合した位置に至る。上部領域34の緩やかな勾配により、ここにおける更なる回転が容器口部14に対して密封プラグ56および密封フィン60、62を押し付ける強力な増幅力(動力伝達)となり、効果的な気密密封が得られることとなる。
第三に、完全に締まった状態に到達したとき、密閉部材のスカート上の係止用突出部46は撓んで容器頸部上の補完的な係止用突出部44に乗り上げる。完全に締まった位置において、補完的な係止用突出部は互いに接触状態にあり、密閉部材のスカートは少し歪んでいる。密閉部材のスカートによって及ぼされる弾性回復力は、突出部44、46によってアセンブリの締栓方向のトルクとして増幅され、アセンブリの様々な密閉表面に対して十分に強い密閉力を与える。この効果は、突出部44、46の比較的大きい寸法と相俟って、係止用突出部44、46が極めて高い精度で成形されていなくても、効果的な密封状態を得ることを可能にする。
最後に、容器頸部10上で密閉部材12が完全に咬合した位置に到達しまたはこれを通過したとき、第一のネジ山16の第二端部52は、第二のネジ山26から突出した係止用肩部50と接触し、ネジの損傷および/または密閉部材上の密封フィンおよびリブの歪曲を結果しうる密閉部材の更なる捻じ込みを防止する。
密閉部材12が容器頸部10上で完全に咬合した位置にあるとき、第一のネジ山16の下面18は、図1および4に示したように第二のネジ山26の突出部の上側ネジ面32の上部領域34と接触している。第一のネジ山16の下面18は、上部領域34の勾配と適合するように緩やかな勾配角度を有する。このことにより、領域34における突出部間の接触面積が最大となり、容器からの軸力を容器頸部に可及的に均等に分配する。領域34の勾配が緩やかであることからこの位置におけるネジ表面間の接触によって、容器の内部圧力に起因する容器頸部からの軸力のうち開栓方向の回転力に転換されるのは比較的少しにすぎない。このことは、密閉部材が加圧下で自然に緩まる危険を極めて軽減する。自然に緩まることは、第一および第二の係止用突出部44、46の接触によっても防止される。本アセンブリの利点は下部領域34の低い勾配のネジによって、自然に緩まる危険が減少されていることにある。下部領域34の低い勾配のネジは、密閉部材が自然に噴き抜ける危険を伴わずに係止用突出部44、46の最小開栓トルクを減少しうる。このことにより、容器の耐圧を損なうことなく、老人もしくは関節症患者または子供にとって開け易い密閉部材となる。
使用下において、密閉部材は単純なネジ開け動作により容器頸部から外すことができる。最初に、係止用突出部44、46の抵抗に打ち勝つために最小の開栓トルクが必要である。一度この抵抗を打ち破れば、使用者は密閉部材を緩めるために実質的にはトルクを加える必要がない。容器内の内部圧力は、密閉部材に対して容器の口から噴出する方向に軸力を及ぼす。そして密閉部材が緩められると、第一のネジ山16は第二のネジ山26の上面32に沿ってこの上を移動する。第一のネジ山16は、はじめは上部領域34に沿ってこの上を移動し、その後第二のネジ山20の上面の急勾配の中間領域36に沿って行く。第一のネジ山16は、その後第二のネジ山26の下部突出部分38に接触する。この位置でネジ軌道に沿ってガスの排出が行われる間、更なるネジ開けは防止される。この中間のガス排出位置において、第一のネジ山16は主として第二のネジ山26の上面の領域42に接触していることに注意すべきである。この領域42の緩やかな勾配のため、密閉部材上の軸力のうち開栓方向の回転トルクに変換されるのは比較的少しにすぎず、密閉部材が耐圧安全機構に乗り上げ、噴き外れる危険が減少する。
ひとたび容器頸部内からのガス排出が終わったら、密閉部材にはもはや上方向への軸力はかかっていないので、密閉部材は下方に落ち、ネジ山16は第二のネジ山26の下側表面30に接触する。この位置で、密閉部材を容器頸部から完全に外すべくネジ開けを継続することができる。
上記実施態様は、単に例として記載したものである。添付した特許請求の範囲の行間にある本発明の他の多くの実施態様は、当業者には明らかであろう。特に、本発明は炭酸飲料用容器または熱可塑性材料の成形によって形成されたものに限定されるものではない。
密閉部材が容器頸部上の完全に咬合した位置にある、本発明の容器密閉アセンブリを示す図である。頸部は立面図であり、密閉部材は、容器頸部のネジが見えるようにそのスカートの一部が切り取られている。 密閉部材を取り去った後の図1の容器密閉アセンブリの側面立面図である。 図1の密閉アセンブリの密閉部材の断面図である。 図1のアセンブリの密閉部材のスカート部分のネジの平面投影図である。図には、頸部上で完全に締め付けられた位置にあるときの頸部のネジも斜線で示した。

Claims (12)

  1. 開口部を有する容器頸部;
    前記頸部のための密閉部材、この密閉部材は基部およびスカート部分を有する;
    前記頸部上の第一系統のネジおよび前記スカート内表面上の第二系統のネジ、前記第一系統のネジは1つ以上の第一のネジ山からなり、前記第二系統のネジは1つ以上の第二のネジ山からなり、前記第一および第二のネジ山は、密閉部材が容器頸部上で完全に外れた位置から完全に咬合した位置まで動いていくための連続した螺旋状のネジ軌道を規定しており、使用者が容器頸部上の密閉部材を回転することにより該密閉部材を容器頸部上の密閉位置に締め付け、取り外しまたは再び締め付けることが可能なように配置されている;
    容器頸部上で前記第一のネジ山と離隔した第一の係止用突出部および密閉部材のスカートの内表面上で前記第二のネジ山と離隔した第二の係止用突出部、この第一および第二の係止用突出部は密閉部材が容器頸部上に締め付けられまたは再び締め付けられた後には予め決められた最小の開栓トルクが加えられない限り密閉部材が完全に咬合した位置から緩むことを妨害するように配置されている;
    からなるアセンブリであって、
    前記第一および第二の係止用突出部は、密閉部材が容器頸部上で完全に咬合した位置にあるときに第一または第二のネジ山と縦方向における高さ位置が重なり合っており;
    第一および/または第二の係止用突出部の長軸方向の長さが、2mm〜6mmであり;
    前記係止用突出部の高さが0.5mm〜2mmであり;
    密閉部材が容器頸部上の完全に締まった位置に近づくと、密閉部材のスカートの第二の係止部位のうち直径方向で最も内側の点は、容器頸部の第一の係止部位のうち直径方向で最も外側の点に乗り上げ;そして
    第一の係止用突出部が第一のネジ山の上端部と縦方向における高さ位置が重なり合っており且つ円周方向に離隔して配置されているか、あるいは第二の係止用突出部が第二のネジ山の上端部と縦方向における高さ位置が重なり合っており且つ円周方向に離隔して配置されており、
    前記第一または第二の係止用突出部が頸部または密閉部材上のネジ山によって規定されるネジ軌道の延長部分を規定している、
    ことを特徴とする、ネジ式容器密閉アセンブリ。
  2. 第一および/または第二の係止用突出部が、容器頸部上で密閉部材が完全に咬合した位置にあるときに第一または第二のネジ山の下端部より下までは伸びていない、請求項1に記載の容器密閉アセンブリ。
  3. 少なくとも1つの係止用突出部の最大高さの円周周りの最大幅に対する比が少なくとも0.5である、請求項1または2に記載の容器密閉アセンブリ。
  4. 第一および第二の係止用突出部が、密閉部材が完全に締まったときのネジの底部近傍に配置されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
  5. 前記第一のネジ山が前第二のネジ山よりも短い、請求項1〜のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
  6. 第一のネジ山が2〜32個存在する、請求項1〜のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
  7. 第一のネジ山が4〜16個存在する、請求項6に記載の容器密閉アセンブリ。
  8. 密閉部材が、360°以下の単一の滑らかな回転により完全に外れた位置から完全に咬合した位置まで移動しうる、請求項1〜のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
  9. 密閉部材が、160°以下の単一の滑らかな回転により完全に外れた位置から完全に咬合した位置まで移動しうる、請求項8に記載の容器密閉アセンブリ。
  10. 密閉部材が、90°以下の単一の滑らかな回転により完全に外れた位置から完全に咬合した位置まで移動しうる、請求項9に記載の容器密閉アセンブリ。
  11. 前記第一のネジ山および前記第二のネジ山が少なくとも4つのネジ開始部を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
  12. 頸部および密閉部材のスカート上の係止用突出部は、密閉部材が容器頸部上で完全に締められた密封位置にあるときに互いに接触し、そして
    接触している突出部に弾性力を及ぼして密閉部材を完全に締められた密封位置に押し込むように、前記密封位置において密閉部材のスカートおよび/または突出部は少し歪むように構成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器密閉アセンブリ。
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