JP4683767B2

JP4683767B2 - Dentifrice composition

Info

Publication number: JP4683767B2
Application number: JP2001154697A
Authority: JP
Inventors: 恭史板谷; 由賀中島
Original assignee: Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 2001-05-23
Filing date: 2001-05-23
Publication date: 2011-05-18
Anticipated expiration: 2021-05-23
Also published as: JP2002348223A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、研磨剤として炭粉末を配合してなる歯磨組成物に関する。特に口腔内の歯垢や食べ物滓の掻きだし除去効果、及び着色や臭い成分の吸着除去効果に優れた歯磨組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
古くから虫歯予防のために使用されている歯磨剤は、近年では虫歯予防に加えて歯槽膿漏や歯肉炎等のような歯周病予防を目的として、さらには歯を白くする等の審美効果及び口臭除去などを目的として使用されている。そして、このような消費者ニーズの多様化に伴って、現在に至るまで極めて多種の歯磨剤が市販されている。
【０００３】
最近では、食べ物滓の掻きだし効果や歯面の研磨効果を期待して、りん酸水素カルシウム、炭酸水素カルシウム、酸化アルミニウム、または水酸化アルミニウム等の無機質研磨剤を配合してなる歯磨剤も種々開発されている。
【０００４】
また、無機質研磨剤に代えて、木炭粉末など炭成分を配合しその吸着効果を期待した歯磨剤も提案されている（特開平10-95721号公報、特開2000-128751号公報、特開2000-143467号公報、特開2000-143471号公報）。これらの公報によると、炭粉末の粒子径が大きすぎると、歯のエナメル質を損傷する、ざらつきがあり使用感が悪い、歯の隙間等の細部の汚れの掻きだし除去効果に劣る等といった問題があり、一方、粒子径が小さすぎると汚れの掻きだし効果が劣る等といった問題があるため、歯磨き用途に相応しい炭粉末の粒子径は、およそ５０〜５００μｍであるとされている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、食べ滓や歯垢の掻きだし効果とともに、歯面の着色や口腔内の臭い成分の吸着除去効果に優れた歯磨用の組成物を提供することを目的とする。
【０００６】
さらに、本発明は、歯磨組成物に配合する活性成分の効力と炭の吸着効果とが互いに悪影響しないように調製されてなる歯磨組成物を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決をめざして日夜研究を重ねていたところ、研磨剤として、歯磨組成物中で所定の崩壊挙動を示す炭粉末を配合することにより、上記課題を解決した所望の歯磨組成物が調製できることを見出した。具体的には、研磨剤として荷重６００ｇ下でのブラッシング１０秒後に粒子径０.５〜５０μｍに崩壊し、また荷重６００ｇ下でのブラッシング２００秒後に粒子径０.１〜２μｍに崩壊する、２態様の崩壊挙動を示す、当初粒子径９〜１００μｍの炭粉末を含有する歯磨組成物によれば、磨き始めにおいて食べ滓や歯垢等の汚れの掻き取り除去効果に優れるだけでなく、ブラッシングによって炭粉末が徐々に崩壊するにつれて粒子径が小さくなって細部の汚れ除去効果が増大し、さらに微細化に伴って炭粉末の比表面積が大きくなることで、汚れ、着色及び臭い等に対する吸着除去効果が増大することを見出し、これによって歯間や歯表面の汚れや着色除去効果と口臭除去効果に優れた歯磨き剤が提供できることを見出した。
【０００８】
さらに、歯磨組成物に配合する研磨剤として、炭の微粉末が互いに凝集して所定の粒子径を形成してなる粒子（炭粉末）を採用することによって、歯磨組成物の基剤や他成分による炭孔の埋没が有意に防止でき、孔確保によって高い吸着効果が確保できることを見出し、さらに炭を凝集状態で配合することによって炭の吸着作用による香料や他の活性成分の経時的劣化という現象を有意に抑制できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて開発されたものである。
【０００９】
すなわち、本発明は下記に掲げる歯磨組成物である：
（１）歯磨組成物中に９〜１００μｍの粒子分布を示すように炭粉末を含有する歯磨組成物であって、該炭粉末は歯磨組成物に荷重を加えることによって崩壊し、荷重６００ｇ下でのブラッシング１０秒後に０.５〜５０μｍの粒度分布、荷重６００ｇ下でのブラッシング２００秒後に０.１〜２μｍの粒度分布と示す崩壊性を有するものである歯磨組成物。
（２）炭粉末が、歯磨組成物中で平均粒子径１０〜４０μｍを備え、該歯磨組成物に荷重を加えることによって崩壊し、荷重６００ｇ下でのブラッシング１０秒後に平均粒子径２〜１０μｍ、荷重６００ｇ下でのブラッシング２００秒後に平均粒子径０.３〜０.７μｍとなることを特徴とする（１）記載の歯磨組成物。
（３）炭粉末が凝集した状態で粒子を形成して歯磨組成物中に含まれていることを特徴とする（１）または（２）に記載の歯磨組成物。
（４）歯磨組成物中に含まれる炭粉末の配合割合が０.１〜５０重量％であることを特徴とする（１）乃至（３）のいずれかに記載の歯磨組成物。
（５）炭粉末がヤシガラを原料として調製されるものである（１）乃至（４）のいずれかに記載の歯磨組成物。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の歯磨組成物は、研磨剤として炭粉末を含有するものである。
【００１１】
歯磨組成物中に配合される炭粉末は、該組成物における粒度分布が通常９〜１００μｍの範囲、好ましくは１０〜８０μｍの範囲となるような粒子径を備えているものが採用される。この場合、炭粉末の平均粒子径としては、通常１０〜４０μｍ、好ましくは１０〜３０μｍを例示することができる。
【００１２】
当該炭粉末は、日本薬局方で薬用炭として規定されるもの、若しくはこれに準じるものであり、且つ炭粉末を含有する歯磨組成物に荷重を加えることによって、崩壊して所定範囲の粒度分布を示すものであればよい。具体的には、本発明で用いる炭粉末は、荷重６００ｇ下でのブラッシング１０秒後に０.５〜５０μｍの粒度分布、好ましくは１〜３０μｍ、より好ましくは１〜１０μｍとなるようなものであることが望ましい。また、当該崩壊後の炭粉末の平均粒子径としては、通常２〜１０μｍ、好ましくは４〜６μｍを例示することができる。
【００１３】
また、本発明で用いる炭粉末は、さらに荷重６００ｇ下でのブラッシング２００秒後に粒度分布が０.１〜２μｍ、好ましくは０.３〜２μｍ、より好ましくは０.４〜０.８μｍとなるように崩壊する性質を有するものであることが望ましい。当該崩壊後の炭粉末の平均粒子径としては、通常０.３〜０.７μｍ、好ましくは０.４〜０.７μｍ、より好ましくは０.５〜０.７μｍを例示することができる。
【００１４】
なお、本発明において採用する粒子径（粒度分布）及び平均粒子径は、いずれもレーザー回析およびレーザー散乱法に基づいて測定算出されるものである。
【００１５】
また、本発明において「歯磨組成物に荷重６００ｇを加える」とは、歯磨組成物を一定量（０.５ｇ）歯ブラシに塗布し、６００ｇ荷重下で３０ｍｍ幅で１分間あたり２００ストローグでのブラッシングを所定時間行うことを意味する。
【００１６】
すなわち、本発明の炭粉末は上記で示す崩壊性を備えることにより、一定の耐摩耗性を備えており、このため研磨剤として歯磨組成物に配合することによって所望の研磨力を発揮・維持しながら徐々に崩壊するという挙動を示すものと考えられる。本発明の歯磨組成物が備える高い汚れ除去効果は、当初の炭大粒子による掻きとり除去効果（研磨作用）と暫時崩壊によって生じる細粒物による細部の掻きとり除去効果（研磨作用）の粒子崩壊に伴う段階的作用によるものと考えられる。さらに粒子崩壊に伴って多孔質である炭粉末の比表面積が徐々に増大することによって吸着除去効果が増強し、これによって歯表面に付着した汚れや色素また口腔内の臭いの除去を効果的に行うことができる。
【００１７】
なお、本発明で用いられる炭粉末は、上記性質を有するものであれば、その原料や製造方法に特に制限されるものではない。
【００１８】
例えば本発明の炭粉末の原料としては、制限はされないが、各種木炭（例えばラワン、スギ、ヒノキ、クヌギ、ナラ、カシ、ウメバヤシ、アオガシなど）、各種果実殻炭（例えばヤシガラ、クルミガラ等）、各種果実種殻（例えば、桃等）、おがくず炭、もみがら炭、竹炭、石炭、骨炭（牛骨など）などを例示することができる。好ましくはヤシガラ、クルミガラ、スギ、ラワン、竹、カシ又はクヌギを原料として調製される炭であり、より好ましくはヤシガラから調製される炭である。なお、これらは１種単独で使用しても、２種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
【００１９】
炭粉末の製法も特に制限されない。例えば、上記炭素含有原料をガス賦活法（田丸, 日化 54,1088,1129 (1933); 有井, 理研彙報 13,835,1428 (1934); 鶴泉,日化 79,142,266 (1958))、または薬品賦活法（平野, 日化 50,439 (1930);今井，日化 54,1145 (1933)、56, 142, 153 (1935)；鶴泉, 工化 59,596 (1953)）を利用して、賦活、活性化して活性炭を調製し、次いでこれを上記所望の粒度となるように粉砕して調製する方法を挙げることができる。粉砕手法も特に制限されず、例えばボールミールなどの粉砕機、乳鉢やすり鉢を用いて粉砕する方法を挙げることができる。
【００２０】
なお、本発明において、炭粉末として、好適には歯磨組成物中に凝集状態で、粒度分布９〜１００μｍの範囲で存在するものを採用することが望ましい。好ましい粒度分布として１０〜８０μｍの範囲を例示することができる。なお、この場合、凝集した炭粉末の平均粒子径としては１０〜４０μｍ、好ましくは１０〜３０μｍを例示することができる。該凝集物は、荷重６００ｇ下でブラッシング１０秒間行うことにより凝集状態が崩壊して粒度分布が０.５〜５０μｍ、好ましくは１〜３０μｍ、より好ましくは１〜１０μｍとなるようなものであることが望ましい。また、当該凝集崩壊後の炭粉末の平均粒子径としては、通常２〜１０μｍ、好ましくは４〜６μｍを例示することができる。
【００２１】
かかる凝集状態の炭粉末は、炭粉末を水、高級アルコール、脂肪酸などと接触させる等といった凝集に関する公知技術を用いて調製することができる。
【００２２】
歯磨組成物に炭粉末を凝集状態で配合することによって、炭表面への孔露出の程度を抑えることができ、その結果、粉末歯磨組成物の基剤や他成分による炭孔の埋没による吸着効果の低下が有意に防止できるとともに、歯磨組成物に配合する香料や他の活性成分が、炭の吸着作用によって経時的に劣化するという現象を有意に抑制できる。
【００２３】
斯くして得られる本発明の炭粉末は、練り歯磨、粉歯磨、液状歯磨など各種形態の歯磨組成物に配合することができるが、練り状態の歯磨組成物に配合して練り歯磨剤として用いられることが好ましい。
【００２４】
本発明の歯磨組成物には上記炭粉末以外に、従来より歯磨剤に一般的に配合されている各種成分を配合することができる。具体的には、例えば、発泡剤（ラウリル硫酸ナトリウム，ラウロイルサルコシンナトリウム，ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等）、粘結剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、増粘性シリカ、モンモリロナイト、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、グアガム、ペクチン等）、湿潤剤（ソルビット液，プロピレングリコール、グリセリン等）、香味剤（各種香料，サッカリンナトリウム等）などを例示することができる。さらに、この他に必要に応じて様々な薬用成分（例えば、歯質強化剤、歯茎収斂剤、殺菌剤、消炎剤、血行促進剤等）、安定剤、保存料等を適宜配合してもよい。
【００２５】
上記粒度分布及び崩壊性を有する炭粉末は、歯磨組成物中に通常０.１〜５０重量％、好ましくは１〜２０重量％の割合で配合して用いられる。なお、炭粉末の調製によって炭粉末組成物中に９μｍ以下の粉末を伴なう場合はそのまま歯磨剤に配合することができるが、歯磨組成物中で１５０μｍ以上となる粉末を伴なう場合は、これを篩等にかけて取り除いた上で配合することが好ましい。
【００２６】
炭粉末を含有する本発明の歯磨組成物は、例えば通常の練り歯磨き同様にチューブに充填して製品化され、歯磨きの際に適量を絞り出して歯ブラシに着けて使用される。このように、本発明の歯磨組成物を用いて歯を磨くことにより、使い始めは比較的大きな粒度を有する炭粉末の研磨効果によって、食べ滓や歯垢などの汚れ落し効果に貢献することができ、またブラッシング操作により、この粉末が徐々に崩壊していく過程で粒子径が小さくなって、歯の隙間等の細かい部分の汚れ落し効果に貢献する。さらに使用に伴う炭粉末の微細化によって炭粉末の比表面積が順次増大し、これによって炭特有の吸着効果が増大し、歯の着色成分の除去や口腔内の臭い成分の除去に多いに貢献することができる。
【００２７】
【実施例】
以下、本発明の内容を以下の実施例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。なお、下記の処方において％とは、特に言及しないかぎり、重量％を意味するものとする。
実施例１
（１）練り歯磨組成物の調製
日本薬局方（第１３改正）で規定の薬用炭の規定に適う活性炭素（梅蜂Ｙ印活性炭；太平洋化学産業（株）製）の粉末を水と接触させて凝集状態に調製した。次いで、これを市販の研磨剤無配合のチューブ入り練り歯磨剤（小林製薬（株）製の「シコンコート」、配合成分；表１）より取り出した内容物に対して２０重量％の割合になるように添加して均一に混合し、本発明の歯磨組成物を調製した。
【００２８】
【表１】

【００２９】
（２）炭粉末の粒度分布及びその崩壊性
上記で調製した本発明の歯磨組成物中に含まれる炭粉末の粒度分布及び平均粒子径をレーザー回折式粒度分布測定装置（SALD-2000J、島津製作所製、半導体レーザー：波長680nm、屈折率1.7-0.2i使用）を用いて測定した。次いで、この歯磨組成物をシャーレに取り出し、これに水を添加して５０％水溶液とし、歯ブラシを用いて荷重約６００ｇで１０秒間ブラッシングを行い、ブラッシング後の歯磨組成物中に含まれる炭粉末の粒度分布及び平均粒子径を上記と同様にして測定した。更に引き続いて荷重約６００ｇで１９０秒間（計２００秒間）ブラッシングを行った後の歯磨組成物中に含まれる炭粉末の粒度分布及び平均粒子径を同様にして測定した。
【００３０】
結果を図１に示す。図１中、−△−で示す粒度分布がブラッシング操作前の本発明の歯磨組成物中に含まれる炭粉末のものであり、−●−がブラッシング操作１０秒後の組成物中の炭粉末の粒度分布であり、−▲−がブラッシング操作２００秒後の組成物中の炭粉末の粒度分布である。この結果から、本発明の歯磨組成物中に含まれる炭粉末の粒子径は９〜１００μｍの範囲に分布しており、その平均値は約２９.３μｍ（標準偏差0.257）であった（メディアン径：約２７.２μｍ、モード径：約２２.４μｍ）。それに対して、ブラッシング１０秒後の炭粉末は、崩壊によって細粒化しており、粒子径は０.５〜５０μｍの範囲に分布し、その平均値は約５.１１μｍ（標準偏差0.298）であり（メディアン径：約４.９μｍ、モード径：約４.５μｍ）、さらにブラッシング２００秒後の炭粉末は微細化し、粒子径は０.１〜２μｍの範囲に分布し、その平均値は約０.６３μｍ（標準偏差0.150）であった（メディアン径：約０.５９μｍ、モード径：約０.５６μｍ）。なお、炭粉末を配合したシコンコート（小林製薬（株）製）には、図２に示すように研磨剤が一切配合されていない。
（３）使用感、汚れ除去効果
上記で調製した本発明の歯磨組成物を使用して歯磨きをしたところ、ブラッシング開始直後はざらつき感を伴いながらも食物滓除去効果に優れており、またブラッシングするにつれて、ざらつき感がなくなるとともに歯表面がツルツルしていく感じを顕著に感じることができ、使用感に優れた歯磨組成物であることが実感できた。
【００３１】
【発明の効果】
本発明の歯磨組成物は、研磨剤として所定の粒度を有する崩壊性の炭粉末を用いることを特徴とする。これによって、本発明の歯磨組成物は、磨き始めの食べ滓や歯垢などの汚れの掻き取り除去効果に優れるだけでなく、ブラッシング操作で徐々に崩壊するにつれて細粒化した粒子によって細部の汚れを効果的に除去することができる。さらに粒子径が小さくなることによって増した比表面積による吸着効果の向上によって、歯表面に付着した汚れや色素、及び口腔内の臭いを有意に効果的に除去することができる。すなわち、本発明の歯磨組成物は、高い汚れ落ち効果、歯の着色除去効果及び口臭除去効果を兼ね備えた有利なものである。さらに、本発明の歯磨組成物によれば、崩壊性の研磨剤を含有することによって、ブラッシングによる研磨剤の崩壊による口腔内での触感の変化によって磨き終わりの目安を知ることことも可能となる。
【００３２】
また、請求項３の歯磨組成物は、炭粉末を凝集状態で含有していることによって、炭表面への孔露出の程度が有意に抑えられており、その結果、歯磨組成物の基剤や他成分による炭孔の埋没による吸着効果の低下が有意に防止できるとともに、歯磨組成物に配合する香料や他の活性成分が、炭の吸着作用によって経時的に劣化するという現象が有意に抑制される。さらに、当該歯磨組成物によれば、磨き始めにおいて、ブラッシングによって炭粉末の凝集状態が破砕されて、歯磨組成物の基剤等による目詰まりを生じていない多孔の炭粉末が現れることによって、目詰まりした多孔の炭粉末に比べて有意に高い掻き取り及び吸着除去効果を発揮し、また引き続き更なるブラッシングによる炭粉末の破砕崩壊によって汚れの掻き取り除去効果や比表面積増大による吸着除去効果が向上することによって歯表面に付着した汚れや色素及び口腔内の臭いを有意に効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１（１）で調製した歯磨組成物（−△−）、ブラッシング１０秒後の組成物（−●−）、及びブラッシング２００秒後の組成物（−▲−）中に含まれる炭粉末の粒度分布及び平均粒子径をレーザー回折式粒度分布測定装置（SALD-2000J、島津製作所製、屈折率1.7-0.2i使用）を用いて測定した結果を示す。
【図２】炭粉末の配合基剤として用いた市販の練り歯磨剤（シコンコート；小林製薬（株）製）をレーザー回折式粒度分布測定装置にかけた結果を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dentifrice composition comprising charcoal powder as an abrasive. In particular, the present invention relates to a dentifrice composition excellent in the effect of removing the plaque from the oral cavity and food cake, and the effect of adsorbing and removing coloring and odor components.
[0002]
[Prior art]
Dentifrices that have been used for the prevention of dental caries for a long time have recently been used to prevent periodontal diseases such as periodontal disease and gingivitis in addition to the prevention of dental caries, as well as whitening teeth. It is used for the purpose of removing bad breath. Along with the diversification of consumer needs, a wide variety of dentifrices are commercially available up to now.
[0003]
Recently, a variety of dentifrices containing inorganic abrasives such as calcium hydrogen phosphate, calcium hydrogen carbonate, aluminum oxide, or aluminum hydroxide in anticipation of the scraping effect of food bowls and the polishing effect of tooth surfaces. Has been developed.
[0004]
In addition, dentifrices that incorporate charcoal components such as charcoal powder and expect their adsorption effect instead of inorganic abrasives have also been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 10-95721, 2000-128751, and 2000). No. -143467, JP 2000-143471 A). According to these publications, if the particle size of the charcoal powder is too large, the enamel of the teeth will be damaged, the texture will be rough and the feeling of use will be poor, and the effect of scratching and removing dirt from details such as tooth gaps will be inferior. On the other hand, if the particle size is too small, there is a problem that the effect of scratching dirt is inferior. Therefore, the particle size of the charcoal powder suitable for toothpaste is about 50 to 500 μm.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of this invention is to provide the composition for dentifrice excellent in the coloring of a tooth surface, and the adsorption removal effect of the odor component in an oral cavity with the effect of scooping out a meal and plaque.
[0006]
Furthermore, an object of this invention is to provide the dentifrice composition prepared so that the efficacy of the active ingredient mix | blended with a dentifrice composition, and the adsorption effect of charcoal may not mutually adversely affect.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have been researching day and night with the aim of solving the above problems, and as a polishing agent, by adding charcoal powder exhibiting a predetermined disintegration behavior in the dentifrice composition, it is desirable to solve the above problems. It was found that a dentifrice composition can be prepared. Specifically, as an abrasive, it collapses to a particle diameter of 0.5 to 50 μm after 10 seconds of brushing under a load of 600 g, and collapses to a particle diameter of 0.1 to 2 μm after 200 seconds of brushing under a load of 600 g. According to the dentifrice composition containing the charcoal powder having an initial particle size of 9 to 100 μm, which shows the disintegration behavior of the embodiment, it is not only excellent in the scraping and removing effect of dirt such as candy and plaque at the beginning of brushing, but also by brushing As the carbon powder gradually disintegrates, the particle size becomes smaller and the effect of removing fine dirt increases, and the specific surface area of the charcoal powder increases as the powder becomes finer, thereby adsorbing and removing dirt, coloring and odors. As a result, it was found that a dentifrice excellent in the effect of removing dirt and coloration between the teeth and the tooth surface and removing bad breath can be provided.
[0008]
Furthermore, as the abrasive compounded in the dentifrice composition, by adopting particles (charcoal powder) formed by agglomerating fine charcoal powders to form a predetermined particle diameter, the base of the dentifrice composition and other components It was found that the burial of charcoal holes due to coal could be prevented significantly, and that a high adsorption effect could be ensured by securing the holes, and that the fragrance and other active ingredients deteriorate over time due to the charcoal adsorption action by blending the charcoal in an aggregated state Was found to be significantly suppressed. The present invention has been developed based on such knowledge.
[0009]
That is, the present invention is a dentifrice composition listed below:
(1) A dentifrice composition containing charcoal powder so as to show a particle distribution of 9 to 100 μm in the dentifrice composition, the charcoal powder disintegrating by applying a load to the dentifrice composition, and under a load of 600 g A dentifrice composition having a disintegrating property showing a particle size distribution of 0.5 to 50 μm after 10 seconds of brushing and a particle size distribution of 0.1 to 2 μm after 200 seconds of brushing under a load of 600 g.
(2) The charcoal powder has an average particle size of 10 to 40 μm in the dentifrice composition, disintegrated by applying a load to the dentifrice composition, and an average particle size of 2 to 10 μm after 10 seconds of brushing under a load of 600 g; The dentifrice composition according to (1), which has an average particle size of 0.3 to 0.7 μm after 200 seconds of brushing under a load of 600 g.
(3) The dentifrice composition according to (1) or (2), wherein particles are formed in a state where the carbon powder is aggregated and contained in the dentifrice composition.
(4) The dentifrice composition according to any one of (1) to (3), wherein the blending ratio of the charcoal powder contained in the dentifrice composition is 0.1 to 50% by weight.
(5) The dentifrice composition according to any one of (1) to (4), wherein the charcoal powder is prepared from coconut shells as a raw material.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The dentifrice composition of the present invention contains charcoal powder as an abrasive.
[0011]
As the charcoal powder blended in the dentifrice composition, one having a particle size such that the particle size distribution in the composition is usually in the range of 9 to 100 μm, preferably in the range of 10 to 80 μm is adopted. In this case, the average particle diameter of the charcoal powder is typically 10 to 40 μm, preferably 10 to 30 μm.
[0012]
The charcoal powder is specified as medicinal charcoal in the Japanese Pharmacopoeia or equivalent to this, and by applying a load to the dentifrice composition containing charcoal powder, it collapses and has a particle size distribution in a predetermined range. Anything is acceptable. Specifically, the charcoal powder used in the present invention has a particle size distribution of 0.5 to 50 μm, preferably 1 to 30 μm, more preferably 1 to 10 μm after 10 seconds of brushing under a load of 600 g. It is desirable. Moreover, as an average particle diameter of the carbon powder after the said decay | disintegration, 2-10 micrometers normally, Preferably 4-6 micrometers can be illustrated.
[0013]
The charcoal powder used in the present invention further has a particle size distribution of 0.1 to 2 μm, preferably 0.3 to 2 μm, more preferably 0.4 to 0.8 μm after 200 seconds of brushing under a load of 600 g. It is desirable that it has a property of disintegrating. Examples of the average particle size of the carbon powder after the collapse include 0.3 to 0.7 μm, preferably 0.4 to 0.7 μm, and more preferably 0.5 to 0.7 μm.
[0014]
The particle diameter (particle size distribution) and average particle diameter employed in the present invention are both measured and calculated based on laser diffraction and laser scattering methods.
[0015]
Further, in the present invention, “adding a load of 600 g to the dentifrice composition” means applying a certain amount (0.5 g) of the dentifrice composition to a toothbrush, and brushing at a stroke of 200 mm per minute with a width of 30 mm under a load of 600 g. This means performing for a predetermined time.
[0016]
That is, the charcoal powder of the present invention has a certain level of wear resistance by having the above-described disintegration properties. Therefore, by blending it into a dentifrice composition as an abrasive, it exhibits and maintains a desired polishing power. However, it is thought that it shows a behavior that gradually collapses. The high dirt removal effect of the dentifrice composition of the present invention is the effect of removing particles by the initial scraping removal effect (polishing action) by the large charcoal particles and the effect of removing fine particles by the fine particles (polishing action) caused by temporary collapse. This is thought to be due to the gradual action associated with Furthermore, the adsorption and removal effect is enhanced by gradually increasing the specific surface area of the porous charcoal powder as the particles collapse, which effectively removes dirt and pigments attached to the tooth surface and odors in the oral cavity. It can be carried out.
[0017]
In addition, if the carbon powder used by this invention has the said property, it will not restrict | limit in particular in the raw material and manufacturing method.
[0018]
For example, the raw material of the charcoal powder of the present invention is not limited, but various charcoal (for example, lauan, cedar, cypress, kunugi, oak, oak, umebayashi, blue oak, etc.), various fruit shell charcoal (for example, coconut husk, walnut husk etc.), Examples include various fruit seed shells (for example, peach), sawdust charcoal, rice bran charcoal, bamboo charcoal, coal, bone charcoal (cow bone, etc.), and the like. Preferred is charcoal prepared from coconut shells, walnuts, cedar, lawan, bamboo, oak or kunugi, more preferably charcoal prepared from coconut shells. In addition, even if these are used individually by 1 type, they can also be used in combination of 2 or more types arbitrarily.
[0019]
The method for producing the charcoal powder is not particularly limited. For example, the above carbon-containing raw materials can be activated by gas activation (Tamaru, Nikka 54,1088,1129 (1933); Arii, RIKEN Vocabulary 13,835,1428 (1934); Tsuruzumi, Nikka 79,142,266 (1958)) or chemical activation. Using the law (Hirano, Nikka 50,439 (1930); Imai, Nikka 54,1145 (1933), 56, 142, 153 (1935); Tsuruzumi, Kouka 59,596 (1953)) An activated carbon is prepared, and this is then pulverized to the desired particle size. The pulverization technique is not particularly limited, and examples thereof include a pulverization method using a pulverizer such as a ball meal or a mortar filer.
[0020]
In the present invention, as the charcoal powder, it is desirable to employ a powder that exists in a range of 9 to 100 μm in particle size distribution, preferably in an aggregated state in the dentifrice composition. As a preferable particle size distribution, a range of 10 to 80 μm can be exemplified. In this case, the average particle diameter of the agglomerated charcoal powder is 10 to 40 μm, preferably 10 to 30 μm. The aggregate is such that the aggregated state collapses by performing brushing for 10 seconds under a load of 600 g and the particle size distribution becomes 0.5 to 50 μm, preferably 1 to 30 μm, more preferably 1 to 10 μm. Is desirable. Moreover, as an average particle diameter of the carbon powder after the said cohesive collapse, 2-10 micrometers normally, Preferably 4-6 micrometers can be illustrated.
[0021]
Such agglomerated charcoal powder can be prepared using a known technique relating to agglomeration, such as bringing the charcoal powder into contact with water, higher alcohol, fatty acid, or the like.
[0022]
By blending the charcoal powder into the dentifrice composition in an aggregated state, the degree of pore exposure to the charcoal surface can be suppressed. Can be significantly prevented, and the phenomenon that fragrances and other active ingredients blended into the dentifrice composition deteriorate over time due to the adsorption action of charcoal can be significantly suppressed.
[0023]
The charcoal powder of the present invention thus obtained can be blended in various forms of dentifrice compositions such as toothpaste, powder dentifrice, liquid dentifrice, etc., but is blended in a dentifrice composition in a kneaded state and used as a toothpaste. It is preferred that
[0024]
In addition to the charcoal powder, the dentifrice composition of the present invention can be blended with various components that have been conventionally blended in dentifrices. Specifically, for example, foaming agents (sodium lauryl sulfate, sodium lauroyl sarcosine, polyoxyethylene polyoxypropylene glycol, etc.), binders (sodium carboxymethyl cellulose, sodium polyacrylate, hydroxyethyl cellulose, thickening silica, montmorillonite, Carrageenan, sodium alginate, guar gum, pectin, etc.), wetting agents (sorbite solution, propylene glycol, glycerin, etc.), flavoring agents (various flavors, saccharin sodium, etc.) and the like can be exemplified. In addition to these, various medicinal components (for example, a tooth strengthening agent, gum astringent, bactericidal agent, anti-inflammatory agent, blood circulation promoter, etc.), stabilizer, preservative and the like may be appropriately blended as necessary. .
[0025]
The charcoal powder having the particle size distribution and disintegration is used in the dentifrice composition usually in a proportion of 0.1 to 50% by weight, preferably 1 to 20% by weight. In addition, when the powder of 9 μm or less is included in the charcoal powder composition by the preparation of the charcoal powder, it can be blended into the dentifrice as it is, but when the powder that is 150 μm or more is included in the dentifrice composition It is preferable to blend after removing it through a sieve or the like.
[0026]
The dentifrice composition of the present invention containing charcoal powder is made into a product by filling a tube like a normal toothpaste, for example, and a suitable amount is squeezed out and used on a toothbrush. Thus, by brushing teeth using the dentifrice composition of the present invention, the charcoal powder having a relatively large particle size at the beginning of use can contribute to the effect of removing dirt such as candy and plaque. In addition, the brushing operation reduces the particle diameter in the process of gradually disintegrating the powder, which contributes to the effect of removing fine parts such as tooth gaps. In addition, the specific surface area of charcoal powder increases gradually due to the refinement of charcoal powder that accompanies use, thereby increasing the charcoal-specific adsorption effect and contributing greatly to the removal of coloring components in the teeth and the removal of odorous components in the oral cavity. be able to.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the content of the present invention will be specifically described with reference to the following examples, but the present invention is not limited thereto. In the following formulation, “%” means “% by weight” unless otherwise specified.
Example 1
(1) Preparation of toothpaste composition A powder of activated carbon (plum bee Y-activated charcoal; manufactured by Taiheiyo Chemical Sangyo Co., Ltd.) that meets the requirements of medicinal charcoal specified in the Japanese Pharmacopoeia (13th revision) is brought into contact with water. To agglomerated state. Next, this is a ratio of 20% by weight with respect to the contents taken out from a commercially available toothpaste containing a tube containing no abrasive (“Sicon Coat” manufactured by Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd .; compounding ingredients; Table 1). And then uniformly mixed to prepare the dentifrice composition of the present invention.
[0028]
[Table 1]

[0029]
(2) Particle size distribution of charcoal powder and its disintegration The particle size distribution and average particle size of the charcoal powder contained in the dentifrice composition of the present invention prepared above are measured by a laser diffraction particle size distribution measuring device (SALD-2000J, Shimadzu Corporation). Manufactured, semiconductor laser: wavelength 680 nm, refractive index 1.7-0.2i used). Next, this dentifrice composition is taken out into a petri dish, and water is added thereto to make a 50% aqueous solution. Using a toothbrush, brushing is performed for 10 seconds at a load of about 600 g, and the charcoal powder contained in the dentifrice composition after brushing is added. The particle size distribution and average particle size were measured as described above. Further, the particle size distribution and average particle size of the charcoal powder contained in the dentifrice composition after brushing for 190 seconds (total 200 seconds) at a load of about 600 g were measured in the same manner.
[0030]
The results are shown in FIG. In FIG. 1, the particle size distribution indicated by −Δ− is that of the charcoal powder contained in the dentifrice composition of the present invention before the brushing operation, and − ● − is the charcoal powder in the composition after 10 seconds of the brushing operation. It is the particle size distribution, and-▲-is the particle size distribution of the charcoal powder in the composition after 200 seconds of the brushing operation. From this result, the particle diameter of the charcoal powder contained in the dentifrice composition of the present invention was distributed in the range of 9 to 100 μm, and the average value thereof was about 29.3 μm (standard deviation 0.257) (median diameter). : About 27.2 μm, mode diameter: about 22.4 μm). On the other hand, the charcoal powder after 10 seconds of brushing is finely divided by disintegration, the particle diameter is distributed in the range of 0.5 to 50 μm, and the average value is about 5.11 μm (standard deviation 0.298). (Median diameter: about 4.9 μm, mode diameter: about 4.5 μm) Further, the charcoal powder after 200 seconds of brushing is refined and the particle diameter is distributed in the range of 0.1 to 2 μm, and the average value is about 0. 0.63 μm (standard deviation 0.150) (median diameter: about 0.59 μm, mode diameter: about 0.56 μm). In addition, as shown in FIG. 2, no abrasive is blended in a silicon coat (manufactured by Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd.) blended with charcoal powder.
(3) Usability and dirt removal effect After brushing using the above-prepared dentifrice composition of the present invention, immediately after the start of brushing, it has a feeling of roughness and is excellent in removing food wrinkles, and also brushes. As a result, the feeling of roughness disappeared and the surface of the tooth surface became noticeable, so that the toothpaste composition was excellent in use feeling.
[0031]
【The invention's effect】
The dentifrice composition of the present invention is characterized by using a disintegrating charcoal powder having a predetermined particle size as an abrasive. As a result, the dentifrice composition of the present invention is not only excellent in the effect of scraping and removing dirt such as eating candy and dental plaque at the beginning of brushing, but also because of fine particles as it gradually disintegrates by brushing operation. Can be effectively removed. Furthermore, by improving the adsorption effect due to the specific surface area increased as the particle size becomes smaller, dirt and pigments adhering to the tooth surface and odor in the oral cavity can be removed effectively. That is, the dentifrice composition of the present invention is advantageous in that it has a high dirt removal effect, tooth coloring removal effect and bad breath removal effect. Furthermore, according to the dentifrice composition of the present invention, by including a disintegrating abrasive, it is also possible to know an indication of the end of brushing by changing the tactile sensation in the oral cavity due to the disintegration of the abrasive by brushing. .
[0032]
In addition, the dentifrice composition of claim 3 contains the charcoal powder in an aggregated state, so that the degree of pore exposure to the charcoal surface is significantly suppressed. As a result, the base of the dentifrice composition The effect of the adsorption of charcoal holes by other components can be significantly prevented, and the fragrance and other active ingredients added to the dentifrice composition are significantly suppressed over time due to charcoal adsorption. The Further, according to the dentifrice composition, at the beginning of brushing, the aggregated state of the charcoal powder is crushed by brushing, and the porous charcoal powder that is not clogged with the base of the dentifrice composition appears, thereby causing eyelashes. Compared to clogged porous charcoal powder, it exhibits significantly higher scraping and adsorption removal effects. Further, the brushing and disintegration of charcoal powder by further brushing improves the scraping removal effect of dirt and the adsorption removal effect by increasing the specific surface area. By doing so, dirt and pigments adhering to the tooth surface and odor in the oral cavity can be removed significantly and effectively.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 In the dentifrice composition (-Δ-) prepared in Example 1 (1), the composition after 10 seconds of brushing (-●-), and the composition after 200 seconds of brushing (-▲-) The result of having measured the particle size distribution and average particle diameter of the contained carbon powder using the laser diffraction type particle size distribution measuring apparatus (SALD-2000J, the Shimadzu Corporation make, using refractive index 1.7-0.2i) is shown.
FIG. 2 is a view showing a result of applying a commercially available toothpaste (Sikon Coat; manufactured by Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd.) used as a blending base of charcoal powder to a laser diffraction particle size distribution measuring apparatus.

Claims

A dentifrice composition containing charcoal powder with a particle distribution of 9-100 μm and an average particle size of 10-40 μm in the dentifrice composition,
The charcoal powder is disintegrated by applying a load to the dentifrice composition, and shows a particle size distribution of 0.5 to 50 μm and an average particle size of 2 to 10 μm after 10 seconds of brushing under a load of 600 g,
A dentifrice composition having a disintegrating property showing a particle size distribution of 0.1 to 2 μm and an average particle size of 0.3 to 0.7 μm after 200 seconds of brushing under a load of 600 g ,
Charcoal powder is coconut shells and is prepared as a raw material,
A dentifrice composition characterized in that charcoal powder forms particles in a state of being aggregated with water, a higher alcohol, or a fatty acid and is contained in the dentifrice composition .

The dentifrice composition according to claim 1, wherein a blending ratio of the charcoal powder contained in the dentifrice composition is 0.1 to 50% by weight.