JP4681061B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は発電装置に係り、例えば、ダムのように大量の水を蓄えることができる貯水設備から排水口又は取水口を介して排出される水の水圧を利用して電気エネルギを発生させことができるように工夫したもの、或いは、河川や海等において水流を利用して電気エネルギを発生させことができるように工夫したものに関する。
例えば、ダム等の貯水設備には貯水槽となるダム湖が設置されている。このダム湖の水は定期的に排水されるようになっており、又、河川の水量調節等のために不定期に排水されることもある。さらに、外部に設けられている発電機を回転させるためにダム湖内の水を取水することが行われている。上記排水にはダムの擁壁の側面を内外に貫くように形成されている排水口が使用される。又、上記取水にはダム湖の湖底からダムの擁壁の内側に沿って上方に延びている管路先端の取水口が使用される。
このようなダム等の貯水設備の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2がある。
特開平01−142114号公報
特開2006−241790号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、上記排水口や取水口を開くと、ダム湖内の大量の水の水圧が排水口や取水口に作用して、排水口や取水口から一挙に勢いよく水が放出されることになる。取水の場合には発電機を回転させることによってエネルギの利用が図られているが、排水の場合はそのエネルギの殆どが有効利用されていないという問題があった。又、取水に関してもさらなるエネルギの有効利用が要求されていた。
尚、ダム湖のような貯水設備からの排水以外にも、例えば、通常の河川や海等における水流についてもこれを有効に利用して電気エネルギを得ることが要求されていた。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、例えば、貯水設備から放出される水の排水圧を利用して水のエネルギを電気エネルギに効果的に変換することができる、或いは、河川や海等における水流を利用して水のエネルギを電気エネルギに効果的に変換することができる簡易な構成の発電装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による発電装置は、流路に配置されるガイド筒と、上記ガイド筒内にその後端部が挿入・配置され上記ガイド筒との間に流入経路が形成され先端部から後端部に向かう水流が発生する流水管と、上記流水管内の先端部から後端部に向う水流を利用して発電する発電手段と、を具備し、上記流入経路を介して上記流路内に流入して流通する水流によって上記流水管の後端部側に吸引力を発生させ、それによって、上記流水管内の先端部から後端部に向かう水流の流速ひいては流量を増大させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による発電装置は、請求項1記載の発電装置において、上記発電手段は、上記流水管内の水流によって回転エネルギを発生するエネルギ発生手段と、上記エネルギ発生手段により発生された回転エネルギにより電気エネルギを発生する電気エネルギ発生手段と、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による発電装置は、請求項2記載の発電装置において、上記エネルギ発生手段は、上記流水管内に内装される油圧ポンプと、上記油圧ポンプによって駆動される油圧モータと、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による発電装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の発電装置において、上記流水管の先端部には上記流水管内の水流の流速を増大させる高圧水噴射装置の噴射ノズルが接続されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による発電装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の発電装置において、上記流路は貯水設備の排水口又は取水口であり、上記流水管は上記排水口又は取水口より排水するための排水管であることを特徴とするものである。
又、請求項6による発電装置は、請求項1〜請求項の何れかに記載の発電装置において、上記流路は河川又は海又は配管内に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7による発電装置は、請求項記載の発電装置において、上記流水管と上記ガイド筒は上記河川又は海において昇降可能に設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項8による発電装置は、請求項記載の発電装置において、上記流水管と上記ガイド筒は船舶に設置されていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による発電装置によると、流出口と、上記流出口に対して後端部が隙間を存した状態で取り付けられ先端部から後端部に向かう水流が発生する流水管と、上記流水管内の先端部から後端部に向う水流を利用して発電する発電手段と、を具備し、上記隙間を介して上記流出口に向かう水流によって上記流水管の後端部側に吸引力を発生させ、それによって、上記流水管内の先端部から後端部に向かう水流を増大させるようにしたので、流出口から流出される水のエネルギーを友好的に利用して発電することができる。
又、請求項2による発電装置は、請求項1記載の発電装置において、上記流水管は流水管取付具を介して上記流出口に隙間を有した状態で取り付けられているので、隙間の確保が確実なものとなり、上記効果を確実なものとすることができる。
又、請求項3による発電装置は、請求項1又は請求項2記載の発電装置において、 上記発電手段は、上記流水管内の水流によって回転エネルギを発生するエネルギ発生手段と、上記エネルギ発生手段により発生された回転エネルギにより電気エネルギを発生する電気エネルギ発生手段と、から構成されているので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項4による発電装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の発電装置において、上記エネルギ発生手段は、上記流水管内に内装される油圧ポンプと、上記油圧ポンプによって駆動される油圧モータと、から構成されているので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項5による発電装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の発電装置において、上記流水管の先端部には上記流水管内の水流の流速を増大させる高圧水噴射装置の噴射ノズルが接続されているので、水流をさらに増大させて上記効果をより高いものとすることができる。
又、請求項6による発電装置は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の発電装置において、上記流出口は貯水設備の排水口又は取水口であり、上記流水管は上記排水口又は取水口より排水するための排水管であって、この排水管は排水管取付具を介して上記排水口又は取水口に隙間を有した状態で取り付けられているので、貯水設備より排出される水を有効利用して発電することができる。
又、請求項7による発電装置は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の発電装置において、上記流出口は河川又は海又は配管内に設けられており、上記流水管は流水管取付具を介して上記流出口に隙間を有した状態で取り付けられているので、河川や海や配管内の水のエネルギを有効利用して発電することができる。
又、請求項8による発電装置は、請求項7記載の発電装置において、上記流水管と上記流水管取付具は上記河川又は海において昇降可能に設置されているので、必要な時にのみ水中に沈めて機能させることができる。
又、請求項9による発電装置は、請求項7記載の発電装置において、上記流水管と上記流水管取付具は船舶に設置されているので、任意の場所で必要に応じて機能させることができる。
又、請求項10による発電方法は、流出口から流出される水のエネルギを利用して上記流出口に隙間を存した状態で取り付けられる流水管内に吸引力を発生させこの吸引力によって流水管内の水流を増大させ、上記流水管内の増大された水流を利用して発電するようにしたので、流出口から流出される水のエネルギーを友好的に利用して発電することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、発電装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1中のII−II断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、排水管取付け具を分解して示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、排水管の後端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、排水管の先端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、発電装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図6中のVII−VII断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、排水管の後端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、発電装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図9中のX−X断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図11(a)は管路を開放したときの状態を示す側断面図で、図11(b)は管路を閉塞した時の状態を示す側断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、バイパス河川の水流を利用した発電装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、バイパス河川の水流を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、図13のXIV部を拡大して示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、河川の水流を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、図15のXVI−XVI断面図(但し、発電装置を引き上げた非使用状態としている)である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、図15のXVII部を拡大して示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、河川又は海の水流を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、図18のXIX−XIX断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、図18のXX部を格大して示す断面図である。 本発明の第7の実施の形態を示す図で、配管内の水流を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。 本発明の第8の実施の形態を示す図で、排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。 本発明の第9の実施の形態を示す図で、排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。
以下、図1乃至図5に示す(A)第1の実施の形態と、図6乃至図8に示す(B)第2の実施の形態と、図9乃至図11に示す(C)第3の実施の形態を例にとって本発明の排水圧を利用した発電装置及び発電方法について具体的に説明する。
(A)第1の実施の形態(図1乃至図5参照)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す平面図、図2は図1中のII−II線で破断した状態を示す側断面図、図3は排水管取付け具を分解して示す側面図、図4は排水管の後端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図、図5は排水管の先端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図である。
本実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置1は、後端部3が貯水設備の一例であるダム2の排水口5に隙間を存した状態で取り付けられ、先端部7が貯水槽の一例であるダム湖9内の水中に伸展状態で配置されている排水管11と、上記排水管11の後端部3を支持して上記排水口5に取り付けられる排水管取付け具13と、上記排水管11の内部を流れる水流15を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段17と、上記エネルギー発生手段17によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機19と、を具備することによって構成されている。
上記排水管11は、例えば、円形断面の複数本のパイプ材21を蛇腹管23によって屈曲可能な状態で接続することによって構成されている。排水管11の内部には後述するエネルギー発生手段17の構成部材である油圧ポンプ26が適宜の間隔を空けて複数個、支持杆27によって、排水管11の中心に位置するように設けられている。
又、上記排水管11はダム湖9の水面に浮かんでいる複数のフロート20から水中に向けて繰り出されている複数本のワイヤ8によって吊持されている。具体的にはフロート20の上部には一例として2基ずつのウィンチ29、29が設けられており、これらのウィンチ29、29から繰り出されたワイヤ8、8によって上記排水管11は水中の所定の深さに設置されるようになっている。
上記排水管11の先端部7には排水管11外部の水のみを排水管11内に取り込んで、土砂等の異物の排水管11内への流入を防止するためにストレーナ31が設けられている。又、排水管11の先端部7のパイプ材21には複数本の保持リング33が外嵌めされている。該保持リング33にはワイヤ8の一端が接続されていて、ワイヤ8の他端はダム湖9の湖面を自由に移動することができる台船35に接続されている
上記台船35には後述するエネルギー発生手段17の構成部材である油圧モータ37と、該油圧モータ37の出力軸に接続されている発電機19と、排水管11内の水流15の勢いが弱い場合に使用する高圧水噴射装置39とが積載されている。上記発電機19には送電線18が接続されている。この送電線18は図示しない発電所本来の送電線に接続されている。又、台船35の船首と、上記フロート20の一部にはアンカーロープ43の一端が接続されており、該アンカーロープ43の他端には台船35ないしフロート20の位置を安定させるためのアンカ41が取り付けられている。
尚、上記高圧水噴射装置39には図示しない吸込ホースが接続されているとともに2本の吐出ホース38、38夫々接続されている。上記吸込ホースを介してダム湖9内の水を吸い込んで加圧する。又、上記吐出ホース38、38の先端部に取り付けられている噴射ノズル40、40は排水管11の先端部7に設置されている。これら噴射ノズル40、40を介して排水管11内に高圧水が勢いよく噴射され、それによって、排水管11内の水流15の勢いを増大させることができるようになっている。
上記排水管11の後端部3には上述したように排水管取付け具13が設けられている。該排水管取付け具13は、図3に示すように、排水口5に挿嵌されるガイド筒45と、一例として格子状の通水構造を備える排水管支持具47とを備えることによって構成されている。上記ガイド筒45は中心に排水管11の後端部3の一部を受け入れる受入れ口49を備え、該受入れ口49の周りにダム湖9内の水を直接、排水口5に流入させるための流入経路51が形成された二重管構造のソケット部53と、該ソケット部53の一方の端部に設けられる鍔状のフランジ部55とを具備している。
一方、排水管支持具47は排水管11の後端部3を支持して上記ガイド筒45に固定するための部材で、本実施の形態では一例として笠状の外観形状を有し、大きな網目の通水構造を備えた支持具が使用されている。
尚、上記ガイド筒45は、ソケット部53が上記排水口5に挿嵌され、排水口5の周縁部にフランジ部55が当接されて、複数本のアンカーボルト57を使用してダム2の擁壁59に固定される。
又、上記排水管支持具47は複数本のボルト61を使用して、上記ガイド筒45のフランジ部55に固定されている。
又、排水口5の途中には、開閉バルブ63が設けられており、該開閉バルブ63を開放状態にすることによってダム湖9内の水が上記網目を通って排水口5内に勢いよく流入するようになっている。エネルギー発生手段17は上記排水管11内を流れる水流15によって回転するプロペラ65を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ26と、上記台船35上に設けられ、上記油圧ポンプ26から供給された油圧によって回転する油圧モータ37とを具備することによって構成されている。
上記油圧ポンプ26は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ65が排水管11の先端部7側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ26には油圧ポンプ26から圧送される油圧を上記台船35上の油圧モータ37に供給し、該油圧モータ37から排出された油圧を再び上記油圧ポンプ26に戻すための油圧経路69が接続されている。
尚、上記油圧経路69は油圧モータ37に油圧を供給する供給経路69Aと、油圧モータ37から排出された油圧を油圧ポンプ26に戻す戻し経路69Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ26から繰り出される供給経路69Aと戻し経路69Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記台船35上の油圧モータ37に接続されるようになっている。
次に上記排水圧を利用した発電装置1を使用することによって実行される本実施の形態の排水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の排水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は貯水設備2の排水口5又は取水口6から直接、放出させる水のエネルギを利用して上記排水口5又は取水口6に接続される排水管11内に水流15を形成する工程である。
即ち、本実施の形態では排水管11は排水口5に接続されているから、排水口5に設置されている開閉バルブ63を開放させて、ダム2に蓄えられている水を排水口5に流入させる。この場合、ダム湖9内の水は上記排水管支持具47の格子状の網目から排水管取付け具13内に流入し、ガイド筒45におけるソケット部53に形成されている流入経路51を通って排水口5に勢いよく流れ込む。
そして、上記排水口5からダム2外に排出される水の勢いによって排水管11内には負圧が発生して、ダム湖9内の水を排出管11内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、排水管11内に水流15を形成する。
尚、排水管11内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、排水管11の先端部7にはストレーナ31が設けられているため、該ストレーナ31によって水と異物が分離されて水のみが排水管11内に流入するようになっている。
又、排水管11内の水流15の流速が弱い場合には台船35上の高圧水噴射装置39を駆動して排水管11の先端部7に接続されている噴射ノズル40から高圧水を噴射させて排水管11内の水流15の流速を増大させることができるようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記排水管11内に形成された水流15を利用して回転エネルギを生成する工程である。
即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段17が油圧ポンプ26と油圧モータ67とを具備することによって構成されているから、排水管11内に配置されている油圧ポンプ26が排水管11内を流れる水流15によって回転するプロペラ65から駆動力を受けて動作するようになる。
油圧ポンプ26が動作を開始すると、油圧が発生して、該油圧は油圧経路69の供給経路69Aを通って台船35上の油圧モータ37に供給される。そして、上記油圧の供給を受けて油圧モータ37が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、油圧モータ37の回転に使用された油圧は油圧経路69の戻し経路69Bを通って再び油圧ポンプ26に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ37によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ37の出力軸の回転を利用して発電機19を駆動させて電気エネルギを生成する。発電機19にて発電された電気は送電線18を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように本実施の形態によれば、極めて簡単な構成によって、従来、殆ど有効利用されることなく、貯水設備2から放出されていた水の有効利用を図ることができ、上記水のエネルギを電気エネルギに変換することで種々の用途への活用が可能になる。
又、本実施の形態による排水圧を利用した発電装置は、既存のあらゆる貯水設備を備えた施設に対して容易に適用して使用することができる。
(B)第2の実施の形態(図6乃至図8参照)
図6は本発明の第2の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す平面図、図7は図6中のVII−VII線で破断した状態を示す側断面図、図8は排水管の後端部とその周辺部材を拡大して示す側断面図である。
第2の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置1Aは、前記第1の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置1と基本的に同様の構成を有している。したがって、ここでは第1の実施の形態と相違している構成に絞って説明する。
即ち、本実施の形態では排水管11の後端部3を支持するヤグラ71をダム湖9の湖底からダム2の擁壁59に沿って上方に立ち上げるようにして設置している。又、排水管11の先端部7と中間部4が水面近くに位置できるようにフロート20を配置し、ウィンチ29、29を適宜、巻き上げてワイヤ8の長さを調節している。そして、このような構成の排水圧を利用した発電装置1Aによっても、前述した本発明の排水圧を利用した発電方法が実行でき、前記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。
又、本実施の形態の場合には、油圧ポンプ26が水面に近い位置に配置されているため、油圧経路69が短くて済み、排水管11の先端部7に接続されている高圧水噴射装置39のホース38も同様に短くて済む。又、油圧ポンプ26やストレーナ31が水面に近い位置に配置されているため、油圧ポンプ26やストレーナ31のメンテナンスが容易になる。
(C)第3の実施の形態(図9乃至図11参照)
図9は本発明の第3の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す平面図、図10は図9中のX−X線で破断した状態を示す側断面図、図11は取水口から延びる管路の切り替えの様子を示す側断面図である。
第3の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置1Bは、前記第2の形態に係る排水圧を利用した発電装置1Aと基本的に同様の構成を有している。したがって、ここでは第2の実施の形態と相違している構成に絞って説明する。
即ち、本実施の形態では発電用の取水口6に対して上記排水管取付け具13を使用して前述した排水管11の後端部3が取り付けられている点と、ヤグラ71が設けられていない点において上記第2の実施の形態と相違する。取水口6はダム2の擁壁59の外部に設けられている発電機73(発電所本来の目的のために設置されている発電機)にダム湖9内の水を供給する管路75の先端部に設けられている。
又、上記管路75の途中には分岐管路77が接続されており、管路75と分岐管路77の接続部には取水口6内に流れ込んだ水の流路を発電機73側と分岐管路77側とに切り替えるための切替え弁79が設けられている。そして、上記切替え弁79を図11(a)に示すように管路75を開放する方向に切り替えると、弁体81が分岐管路77への開口を閉塞して発電機73に向って水が流れて所望の発電を実行し得るようになっている。
一方、上記切替え弁79を図11(b)に示すように管路75を閉鎖する方向に切り替えると、弁体81が分岐管路77への開口を開放状態にし、分岐管路77に水が流れ込むようになっている。
そして、このような構成の排水圧を利用した発電装置1Bによっても上述した本発明の排水圧を利用した発電方法が実行でき、上記第2の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。
(D)第4の実施の形態(図12乃至図14参照)
図12は本発明の第4の実施の形態に係る河川に設けられたバイパス河川の水流を利用した発電装置の使用状態を示す平面図、図13は本発明の第4の実施の形態に係る発電装置の使用状態を示す側断面図である。図14は図13のXIV部を拡大して示す拡大断面図である。
まず、河川101があり、上記河川101にはバイパス河川103が設けられている。すなわち、上記河川101の上流側(図12中右側)にはバイパス河川取水口105が設けられており、又、上記河川101の下流側(図12中左側)にはバイパス河川排水口107が設けられている。これらバイパス河川取水口105とバイパス河川排水口107の間が上記バイパス河川103となっている。
上記河川101の上記バイパス河川取水口105より僅かに下流側位置には切換弁109が設けられている。上記切換弁109が開弁しているときには、水流は上流側から下流側に向けて、上記河川101と上記バイパス河川103の両方を通過していく。一方、上記切換弁109を閉じた場合には、水流は上記バイパス河川103のみを流れることになる。
又、上記バイパス河川103には発電装置111が設置されている。上記発電装置111は、流水管取付具113を備えている。上記流水管取付具113は、固定台115、116によって川底117に固定されている。上記固定台115は、バイパス河川103の水中に埋没した状態で設置されていて、上記流水管取付具113を取り付けるための貫通孔115aを備えている。一方、上記固定台116は上記固定台115に対して、より高く延長された状態で設置されていて、その幅はバイパス河川103の幅と同じである。上記固定台116の上部(図13中上側)には、開閉バルブ119が設けられている。又、上記固定台116には、流水管取付具113を取り付けるための貫通孔116aが設けられている。上記流水管取付具113は、上記貫通孔115aと貫通孔116aを貫通して設置されている。又、上記流水管取付具113の内周が流出口123となっている。
上記開閉バルブ119は弁体119aを備えていて、この弁体119aには図示しない雌ねじ部が形成されている。一方、シャフト119bが設けられていて、このシャフト119bには雄ねじ部が設けられている。上記雄ねじ部は上記雌ねじ部に螺合されている。上記シャフト119bの上端にはハンドル121が取り付けられている。そして、上記ハンドル121を適宜の方向に回転操作することにより上記シャフト119bを同方向に回転させ、それによって、上記弁体119aを昇降させて開閉するものである。
上記開閉バルブ119が開いた状態では、上記河川101から上記バイパス河川取水口105を介して上記バイパス河川103側に迂回した水流は、上記固定台116を越流して下流側に流れると共に、上記流出口123を介して下流側に流れていく。この場合、上記開閉バルブ119の上流側と下流側での水位の差は殆どない。
一方、上記開閉バルブ119を上記ハンドル121の操作により閉じると、上記開閉バルブ119によって、上記固定台116を越流する水流が堰きとめられる。これにより、水流は上記流出口123のみを通過していくようになる。同時に、上記開閉バルブ119を開いた状態よりも、上記開閉バルブ119の上流側と下流側との間で高低差が発生し、より流速を速めることができる。
又、上記発電装置111は、既に説明した流水管取付具113と、上記バイパス河川103の水中に配置されている流水管127と、上記流水管127の内部を流れる水流129を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段131と、上記エネルギー発生手段131によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機133と、を具備することによって構成されている。上記流水管127の先端部125は、上記バイパス川103の上流側に位置している。上記流水管127は固定具134によって上記川底117とも固定されている。上記流水管127は、上記固定具134に設けられた貫通孔134aを貫通して固定されている。
上記流水管127の先端部125には流水管127外部の水のみを流水管127内に取り込んで、土砂等の異物の排水管127内への流入を防止するためにストレーナ135が設けられている。上記流水管127の後端部136には上述したように流水管取付け具113が設けられている。該流水管取付け具113は、図13に示すように、上記貫通孔115a及び116aを貫通するガイド筒137と、一例として格子状の通水構造を備える流水管支持具139とを備えることによって構成されている。上記流水管支持具139は流水管127の後端部136を支持して上記ガイド筒137に固定するための部材で、本実施の形態では一例として笠状の外観形状を有し、大きな網目の通水構造を備えた支持具が使用されている。
上記エネルギー発生手段131は上記流水管127内を流れる水流129によって回転するプロペラ141を入力軸に備えた油圧ポンプ143と、地上に設けられ、上記油圧ポンプ143から供給された圧油によって回転する油圧モータ145とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ143は、支持杆144によって、上記排水管127の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ143は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ141が流水管127の先端部125側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ143には油圧ポンプ143から圧送される圧油を上記地上の油圧モータ145に供給し、該油圧モータ145から排出された圧油を再び上記油圧ポンプ143に戻すための油圧経路147が接続されている。
尚、上記油圧経路147は上記油圧モータ145に圧油を供給する供給経路147Aと、上記油圧モータ145から排出された圧油を上記油圧ポンプ143に戻す戻し経路147Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ143から繰り出される供給経路147Aと戻し経路147Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ145に接続されるようになっている。
次に、上記流水圧を利用した発電装置111を使用することによって実行される本実施の形態の流水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の流水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は流出口123から直接流出される水のエネルギを利用して上記流出口123に接続される流水管127内に水流129を形成する工程である。本実施の形態では、上記流出口123の設けられている固定台116の幅はバイパス川103の幅と同じであり、上記固定台116の高さは上記バイパス川103の深さと同じである。よって、上記固定台116の上部に設けられた開閉バルブ119を閉じれば、上記開閉バルブを通過していた水流は塞き止められ、水流は上記流水管127内のみを通過していくことになる。
そのため、上記開閉バルブ119を開き、上記開閉バルブ及び上記流水管127の両方を通して水流が通過していた場合に比べ、上記固定台116を境にした水位の差が大きくなる。すなわち、上記固定台116の上流側の水位が高くなり、上記固定台116の下流側の水位が低くなる。よって、この水位差により、上記固定台116の上流側の水が、上記流水管127の先端部125に設けられたストレーナ135の格子状の網目から上記流水管127内に勢いよく流入し、下流側へと流れていく。これによって、上記水流129が発生する。
又、上記流水管127は流水管取付具113によって、上記流出口123に取付けられており、上記流水管取付具113の上記固定台116の上流側に露出した部分には上記流水管127を支持し格子状の通水構造を備える流水管支持具139が設けられている。そのため、上記流水管支持具139の格子状通水構造からも上記固定台116の下流側に水が流れていき、この水の勢いによって上記流水管127の後端部136側に負圧が発生し、水を上記流水管127内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記流水管127内に発生する上記水流129をより強力なものとすることができる。
尚、上記流水管127内及び上記流水管取付具113内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記流水管127の先端部125には上記ストレーナ135が設けられ、上記流水管取付具113の上記流水管127側の先端には格子状の通水構造を備える流水管支持具139が設けられているため、該ストレーナ135及び流水管支持具139によって水と異物が分離されて、水のみが上記流水管127及び上記流水管取付具113内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記流水管127内に形成された水流129を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段131が油圧ポンプ143と油圧モータ145とを具備することによって構成されているから、流水管127内に配置させている油圧ポンプ143が流水管127内を流れる水流129によって回転するプロペラ141から駆動力を受けて動作するようになる。
油圧ポンプ143が動作を開始すると、油圧が発生して、該油圧は油圧経路147の供給経路147Aを通って地上の油圧モータ145に供給される。そして、上記油圧の供給を受けて油圧モータ145が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、油圧モータ145の回転に使用された油圧は油圧経路147の戻し経路147Bを通って再び油圧ポンプ143に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ145によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ145の出力軸の回転を利用して発電機133を駆動させて電気エネルギを生成する。発電機133にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように、本実施の形態によれば、河川101をバイパスするバイパス河川103に発電装置111を設置することで、容易に発電を行うことができる。
(E)第5の実施の形態(図15乃至図17参照)
図15は本発明の第5の実施の形態に係る発電装置の使用状態を示す側断面図、図16は図15のXVI−XVI断面図(但し、発電装置を水面上に引き上げた非使用状態を示す)である。図17は図15のXVII部を拡大して示す拡大断面図である。
まず、河川201があり、この河川201の側方には櫓203が設けられている。この櫓203の下方には、発電装置205が設置されている。上記発電装置205は発電装置本体206を備えている。上記発電装置本体206は流水管取付具207を備えている。上記櫓203には複数個(この実施の形態の場合には4個)のガイド209が設けられている。上記4個のガイド209の内、図15中左側に示す2個のガイド209には、取付具211と取付具213が上下に摺動可能に取り付けられている。
上記流水管取付具207は、上記取付具211と上記取付具213によって、上記櫓203に設置されている。上記取付具211は、後述する操作により上記発電装置本体206を上記河川201の水中に埋没させた場合、上記河川201の水中に埋没した状態となる。一方、上記取付具213は上記取付具211に対して、より高く延長された状態で設置されている。又、上記取付具213の幅は、上記河川201の幅と同じであり、その高さは上記河川201の深さと同じである。上記取付具211には貫通孔211aが設けられており、上記取付具213には貫通孔213aが設けられている。上記流水管取付具207は、上記貫通孔211aと上記貫通孔213aを貫通して設置されている。又、上記流水管取付具207の内周が流出口215となっている。
上記取付具211及び上記取付具213は、ワイヤ217、217によって吊り下げられている。これらワイヤ217、217は、上記櫓203上部に設置されたウィンチ219、219に巻回されている。したがって、上記ウィンチ219、219を駆動することにより、上記ワイヤ217、217を介して、上記取付具211、213ひいては上記発電装置本体206を上下に移動させることができる。そして、使用時は上記発電装置本体206を上記河川201の水中に沈めて川底221に設置し、非使用時には上記発電装置本体206を水面上に持ち上げることができる。
上記発電装置本体206を上記川底221に設置した場合、上記取付具213によって上記河川201の水流が堰きとめられることになるので、河川201の水は上記流出口215を通過していくようになる。その結果、上記取付具213の上流側と下流側との間で水位の高低差が発生し、より流速を速めることができる。
上記発電装置本体206は、すでに説明した流水管取付具207と、上記発電装置本体206を水中に設置した場合には上記河川201の水中に配置されている流水管225と、上記流水管225の内部を流れる水流229を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段231とからなる。
又、上記発電装置205は、上記発電装置本体316と、上記エネルギー発生手段231によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機233と、を具備することによって構成されている。上記流水管225の先端部223は、上記河川201の上流側(図15中右側)に位置している。上記櫓203に設置されたガイド209、209に摺動可能に取付けられた取付具234、234には貫通孔234a、234aが夫々設けられている。上記流水管225は、これら貫通孔234a、234aを貫通して取付けられている。
上記流水管225の先端部223には流水管225外部の水のみを流水管225内に取り込んで、土砂等の異物の流水管225内への流入を防止するためにストレーナ235が設けられている。上記流水管225の後端部227には上述したように流水管取付け具207が設けられている。上記流水管取付け具207は、図14に示すように、上記流出口215に挿嵌されるガイド筒237と、一例として格子状の通水構造を備える流水管支持具239とを備えることによって構成されている。上記流水管支持具239は、例えは、前記第4の実施の形態で説明したものと同じ構成をなしている。
上記エネルギー発生手段231は上記流水管225内を流れる水流229によって回転するプロペラ241を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ243と、地上に設けられ、上記油圧ポンプ243から供給された圧油によって回転する油圧モータ245とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ243は、支持杆244によって、上記流水管225の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ243は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ241が流水管225の先端部223側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ243には油圧ポンプ243から圧送される圧油を上記地上の油圧モータ245に供給し、該油圧モータ245から排出された圧油を再び上記油圧ポンプ243に戻すための油圧経路247が接続されている。
尚、上記油圧経路247は上記油圧モータ245に圧油を供給する供給経路247Aと、上記油圧モータ245から排出された圧油を上記油圧ポンプ243に戻す戻し経路247Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ243から繰り出される供給経路247Aと戻し経路247Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ245に接続されるようになっている。
次に上記流水圧を利用した発電装置205を使用することによって実行される本実施の形態の流水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の流水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は流出口215から直接、流出される水のエネルギを利用して上記流出口215に接続される流水管225内に水流229を形成する工程である。本実施の形態では、上記流出口215の設けられている取付具213の幅は河川201の幅と同じであり、高さは該河川201の略深さと同じである。よって、発電装置本体206を上記川底221に設置すれば、上記河川201の水流は取付具213によって堰きとめられ、上記流出口215を通過していくことになる。
そのため、上記取付具213を境にして水位の差が発生する。すなわち、上記取付具213の上流側の水位が高くなり、上記取付具213の下流側の水位が低くなる。よって、この水位差により、上記取付具213の上流側の水が、上記流水管225の先端部223に設けられたストレーナ235の格子状の網目から上記排水管内に勢いよく流入し、下流側へと流れていく。これによって、上記水流229が発生する。
又、上記流水管225は上記流水管取付具207によって、上記流出口215に取付けられており、上記流水管取付具207の上記取付具213の上流側に露出した部分には上記流水管225を支持し格子状の通水構造を備える流水管支持具239が設けられている。そのため、上記流水管支持具239の格子状通水構造からも上記取付具213の下流側に水が流れていき、この水の勢いによって上記流水管225の後端部227側に負圧が発生し、水を上記流水管225内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記流水管225内に発生する上記水流229をより強力なものとすることができる。
尚、上記流水管225内及び上記流水管取付具207内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記流水管225の先端部223には上記ストレーナ235が設けられ、上記流水管取付具113の上記流水管225側の先端には格子状の通水構造を備える流水管支持具239が設けられているため、該ストレーナ235及び流水管支持具239によって水と異物が分離されて、水のみが上記流水管225及び上記流水管取付具207内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記流水管225内に形成された水流229を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段231が油圧ポンプ243と油圧モータ245とを具備することによって構成されているから、流水管225内に配置させている油圧ポンプ243が排水管225内を流れる水流229によって回転するプロペラ241から駆動力を受けて動作するようになる。
油圧ポンプ243が動作を開始すると、油圧が発生して、該油圧は油圧経路247の供給経路247Aを通って地上の油圧モータ245に供給される。そして、上記油圧の供給を受けて油圧モータ245が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、油圧モータ245の回転に使用された油圧は油圧経路247の戻し経路247Bを通って再び油圧ポンプ243に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ245によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ145の出力軸の回転を利用して発電機233を駆動させて電気エネルギを生成する。発電機233にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように、本実施の形態によれば、河川201に発電装置205を設置することで、容易に発電を行うことができる。
(F)第6の実施の形態(図18乃至図20参照)
図18は本発明の第6の実施の形態に係る発電装置の使用状態を示す側断面図、図19は本発明の第6の実施の形態に係る発電装置の使用状態を示す正面図である。図20は、図18のXX部を拡大して示す拡大図断面図である。
まず、河川や海など水の流れのある場所に台船301を設置する。台船301は、甲板303と、該甲板303の下に固定された2つの船体305、305から構成されている。上記船体305、305の間であって上記甲板303の下には空間307が存在する。上記甲板303にはアンカーロープ308A、308Bの一方の端が接続されている。上記アンカーロープ308A、308Bの他方の端は図示しない海底や川底、地上などに固定されており、これにより上記台船301は、水流に流されないように固定されている。上記船体305の内部にはバラストタンク309が設けられている。該バラストタンク309内には、バラスト水311が貯水されている。該バラスト水311の量を調整することで、上記台船301の深さ方向(図18中下方向)の位置を調整することができる。
上記台船301上には、上記船体305、305を跨ぐように櫓313が設けられている。上記櫓313の下方の上記空間307内には、発電装置315が設置されている。上記発電装置315は、発電装置本体316を備えている。上記発電装置本体316は流水管取付具317を備えている。上記櫓313には複数個のガイド319が設けられている。
上記発電装置本体316は、取付リング323を介してワイヤ325によって支持されている。該ワイヤ325は、上記櫓313上部に設置されたウィンチ327に接続されている。したがって、上記発電装置本体316は、上記ワイヤ325を介して、上記ウインチ327によって上下に移動させることができる。よって、前述したバラストタンク309だけでなく、上記ウィンチ327によっても上記発電装置本体316の深さ方向の位置を調整することができる。
上記発電装置本体316は、すでに説明した流水管取付具317と、水中に配置されている流水管331と、上記流水管331の内部を流れる水流335を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段337とからなる。上記発電装置315は、上記発電装置本体316と、上記エネルギー発生手段337によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機339とを具備することによって構成されている。上記流水管331の先端部329は、水流の上流側(図18中右側)に位置している。
上記流水管331の先端部329には流水管331外部の水のみを流水管331内に取り込んで、土砂等の異物の流水管331内への流入を防止するために格子状の網目を有するストレーナ341が設けられている。上記流水管331の後端部333には上述したように流水管取付け具317が設けられている。上記流水管取付け具317は、図16に示すように、ガイド筒343と、一例として格子状の通水構造を備える流水管支持具345とを備えることによって構成されている。この流水管支持具345は、前記各実施の形態で説明したものと同様の構成をなしている。
上記エネルギー発生手段337は上記流水管331内を流れる水流335によって回転するプロペラ347を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ349と、上記台船301上に設けられ、上記油圧ポンプ349から供給された油圧によって回転する油圧モータ351とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ349は、支持杆350によって、上記流水管331の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ349は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ347が流水管331の先端部329側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ349には油圧ポンプ349から圧送される油圧を上記地上の油圧モータ351に供給し、該油圧モータ351から排出された油圧を再び上記油圧ポンプ349に戻すための油圧経路353が接続されている。
尚、上記油圧経路353は上記油圧モータ351に油圧を供給する供給経路353Aと、上記油圧モータ351から排出された油圧を上記油圧ポンプ349に戻す戻し経路353Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ349から繰り出される供給経路353Aと戻し経路353Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ351に接続されるようになっている。
次に上記流水圧を利用した発電装置315を使用することによって実行される本実施の形態の流水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の流水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は河川や海等の水流のエネルギを利用して流水管331内に水流335を形成する工程である。河川や海等に存在する水が、上記流水管331の先端部329に設けられたストレーナ341の格子状の網目から上記流水管331内に勢いよく流入し、下流側へと流れていく。これによって、上記水流335が発生する。
又、上記流水管331は上記流水管取付具317によって、ワイヤ325を介して櫓313に取付けられており、上記流水管取付具317には上記流水管331を支持し格子状の通水構造を備える流水管支持具345が設けられている。そのため、上記流水管支持具345の格子状通水構造からも下流側に水が流れていき、この水の勢いによって上記流水管331の後端部側に負圧が発生し、水を上記流水管331内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記流水管331内に発生する上記水流335をより強力なものとすることができる。
尚、上記流水管331内及び上記流水管取付具317内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記流水管331の先端部329には上記ストレーナ341が設けられ、上記流水管取付具317の上記流水管331側の先端には格子状の通水構造を備える流水管支持具345が設けられているため、該ストレーナ341及び流水管支持具345によって水と異物が分離されて、水のみが上記流水管331及び上記流水管取付具317内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記流水管331内に形成された水流335を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段337が油圧ポンプ349と油圧モータ351とを具備することによって構成されているから、排水管331内に配置させている油圧ポンプ349が排水管331内を流れる水流335によって回転するプロペラ347から駆動力を受けて動作するようになる。
油圧ポンプ349が動作を開始すると、油圧が発生して、該油圧は油圧経路353の供給経路353Aを通って台船301上に設置された油圧モータ351に供給される。そして、上記油圧の供給を受けて油圧モータ351が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、油圧モータ351の回転に使用された油圧は油圧経路353の戻し経路353Bを通って再び油圧ポンプ349に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ351によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ351の出力軸の回転を利用して発電機339を駆動させて電気エネルギを生成する。発電機339にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように、本実施の形態によれば、水の流れがあるところならば場所を選ばず発電装置を設置することができ、容易に発電を行うことができる。
(G)第7の実施の形態(図21)
図21は、本発明の第7の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。
まず、下流側に位置する配管401及び上流側に位置する配管403がある。上記配管401及び上記配管403の間には、発電装置405が設置されている。上記配管401及び上記配管403は、図示しない上下水道や河川などと接続されている。上記配管401の内部は、流出口404となっている。
上記配管401の端にはフランジ407が、上記配管403の端にはフランジ409が、上記発電装置405の両端にはフランジ411、413が設けられている。上記配管401のフランジ407には貫通孔415が形成されていて、上記発電装置405のフランジ411には上記貫通孔415と連通するように貫通孔417が設けられている。上記配管401と上記発電装置405は、上記貫通孔415及び上記貫通孔417を貫通するボルト419とナット421によって固定されている。
上記配管403のフランジ409には貫通孔423が、上記発電装置405のフランジ413には上記貫通孔423と連通するように貫通孔425が設けられている。上記配管403と上記発電装置405は、上記貫通孔423及び上記貫通孔425を貫通するボルト427とナット429によって固定されている。
上記発電装置405は、上記フランジ411、413が設けられた配管431と、流水管439と、上記流水管439を支持して上記配管431に取付けられる上記流水管取付具435と、上記流水管439の内部を流れる水流441を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段443と、上記エネルギー発生手段443によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機445とを具備することによって構成されている。上記流水管439は、その先端部437が上流側(図21中右側)を向くように取り付けられている。上記発電装置405は、上記配管431が、上記配管401及び上記配管403と連通するように設置されている。
上記流水管439の先端部437には上記流水管439外部の水のみを上記流水管439内に取り込んで、土砂等の異物の上記流水管439内への流入を防止するために格子状の網目を有するストレーナ447が設けられている。上記流水管439は上述したように流水管取付け具435が設けられている。上記流水管取付け具435は、図21に示すように、上記取付具449によって取付けられるガイド筒451と、一例として格子状の通水構造を備える流水管支持具453とを備えることによって構成されている。上記流水管支持具453は前記各実施の形態のものと同様の構成をなしている。上記流水管439の後端は取付具433を介して上記ガイド筒451に支持されている。上記取付具433はガイド筒451内の水流を阻害しないような構成(例えば、周方向に間欠的に隙間をおいて設けられている)になっている。
上記エネルギー発生手段443は上記流水管439内を流れる水流441によって回転するプロペラ455を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ457と、地上に設けられ、上記油圧ポンプ457から供給された油圧によって回転する油圧モータ459とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ457は、支持杆461によって、上記流水管439の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ457は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ455が流水管439の先端部437側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ457には油圧ポンプ457から圧送される圧油を上記地上の油圧モータ459に供給し、該油圧モータ459から排出された圧油を再び上記油圧ポンプ457に戻すための油圧経路463が接続されている。
尚、上記油圧経路463は上記油圧モータ459に圧油を供給する供給経路463Aと、上記油圧モータ459から排出された圧油を上記油圧ポンプ457に戻す戻し経路463Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ457から繰り出される供給経路463Aと戻し経路463Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ459に接続されるようになっている。
次に上記流水圧を利用した発電装置405を使用することによって実行される本実施の形態の流水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の流水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は流出口404から直接、流出される水のエネルギを利用して上記流出口404に接続される流水管439内に水流441を形成する工程である。本実施の形態では、上記流出口404の設けられている配管401は、上下水道や河川などに接続されており、下流側に位置するものである。また、上記配管401の発電装置405を挟んだ上流側には配管403があり、上下水道や河川などに接続されている。よって、水は、上記配管403側から、上記排水管439の先端部437に設けられたストレーナ447の格子状の網目から上記流水管439内に勢いよく流入し、上記配管401側へと流れていく。これによって、上記水流441が発生する。
又、上記流水管439は流水管取付具435によって、上記配管401及び上記配管403に接続された配管431の内部に取付けられている。上記流水管取付具435の上流側に露出した部分には上記流水管439を支持し格子状の通水構造を備える流水管支持具453が設けられている。そのため、上記流水管支持具453の格子状通水構造からも上記流水管取付具435の内部を通過して下流側に水が流れていく。この水の勢いによって上記流水管439の後端部側(図21中左側)に負圧が発生し、水を上記流水管439内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記流水管439内に発生する上記水流441をより強力なものとすることができる。
尚、上記流水管439内及び上記流水管取付具435内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記流水管439の先端部437には上記ストレーナ447が設けられ、上記流水管取付具435の上記流水管439側の先端には格子状の通水構造を備える流水管支持具453が設けられている。そのため、上記ストレーナ447及び流水管支持具453によって水と異物が分離されて、水のみが上記流水管439及び上記流水管取付具435内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記流水管439内に形成された水流441を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段443が油圧ポンプ457と油圧モータ459とを具備することによって構成されているから、上記流水管439内に配置させている油圧ポンプ457が流水管439内を流れる水流441によって回転するプロペラ455から駆動力を受けて動作するようになる。
上記油圧ポンプ457が動作を開始すると、油圧が発生して、圧油が油圧経路463の供給経路463Aを通って地上の油圧モータ459に供給される。そして、上記圧油の供給を受けて上記油圧モータ459が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、上記油圧モータ459の回転に使用された圧油は油圧経路463の戻し経路463Bを通って再び上記油圧ポンプ457に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ459によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ459の出力軸の回転を利用して発電機445を駆動させて電気エネルギを生成する。上記発電機445にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
上記流水管439内に発生した水流441により上記プロペラ455が回転し、上記油圧ポンプ457が駆動される。そして、上記油圧ポンプ457から供給された油圧によって、上記油圧モータ459が回転し、上記発電機445により発電がされるものである。
(H)第8の実施の形態(図22)
図22は、本発明の第8の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。
まず、貯水設備501があり、該貯水設備501の内周面503には排水口505が設けられている。上記排水口505の上記貯水設備501側開口部には、発電装置507が設置されている。
上記発電装置507は、両端が開口している筒状のケース509と、排水管517と、上記排水管517を支持して上記ケース509に取付けられる上記排水管取付具513と、上記排水管517の内部を流れる水流521を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段523と、上記エネルギー発生手段523によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機525とを具備することによって構成されている。上記排水管517は、その先端部527が上記貯水設備501側を向くように取付けられている。上記発電装置507は、上記ケース509と上記排水口505が連通するように、固定台519によって設置されている。また、上記排水口505の径と上記ケース509の径は略同じである。したがって、上記発電装置507のケース509は、上記排水口505の内部に入り込む構造とはなっていない。
上記排水管517の先端部527には上記排水管517外部の水のみを上記排水管517内に取り込んで、土砂等の異物の上記排水管517内への流入を防止するために格子状の網目を有するストレーナ529が設けられている。上記排水管517は上述したように排水管取付け具513に設けられている。上記排水管取付具513は、図21に示すように、上記取付具531によって取付けられるガイド筒533と、その先端部に一例として格子状の通水構造を備える排水管支持具535とを備えることによって構成されている。上記排水管517の後端は取付具511を介して上記ガイド筒533に支持されている。上記取付具511はガイド筒533内の水流を阻害しないような構成(例えば、周方向に間欠的に隙間をおいて設けられている)になっている。
上記エネルギー発生手段523は上記排水管517内を流れる水流521によって回転するプロペラ537を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ539と、地上に設けられ、上記油圧ポンプ539から供給された圧油によって回転する油圧モータ541とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ539は、支持杆543によって、上記排水管517の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ539は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ537が上記排水管517の先端部527側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ539には油圧ポンプ539から圧送される圧油を上記地上の油圧モータ541に供給し、該油圧モータ541から排出された圧油を再び上記油圧ポンプ539に戻すための油圧経路545が接続されている。
尚、上記油圧経路545は上記油圧モータ541に圧油を供給する供給経路545Aと、上記油圧モータ541から排出された圧油を上記油圧ポンプ539に戻す戻し経路545Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ539から繰り出される供給経路545Aと戻し経路545Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ541に接続されるようになっている。
次に上記排水圧を利用した発電装置507を使用することによって実行される本実施の形態の排水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の排水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は排水口505から直接、放出させる水のエネルギを利用して上記排水口505に接続される排水管517内に水流521を形成する工程である。本実施の形態では、上記排水口505は、貯水設備501に接続されている。そのため、上記貯水設備501内の水は上記排水口505へと流出していく。また、上記排水口505の上記貯水設備501側の開口部には発電装置507が設置されている。上記発電装置507は、筒状のケース509の内部に上記排水管517が設けられており、上記排水管517はその先端部527を上記貯水設備501側に向けている。上記発電装置は、上記ケース509が上記排水口505と連通するように設置されている。そのため、水は、上記貯水設備501から、上記排水管517の先端部527に設けられたストレーナ529の格子状の網目から上記排水管517内に勢いよく流入し、上記排水口505へと流れていく。これによって、上記水流521が発生する。
また、上記排水管517は排水管取付具513によって、上記発電装置507のケース509の内部に取付けられている。上記排水管取付具513のガイド筒533の先端部には、上記排水管517を支持し格子状の通水構造を備える排水管支持具535が設けられている。そのため、上記排水管支持具535の格子状通水構造からも上記排水管取付具513の内部を通過して上記排水口505へ水が流れていく。この水の勢いによって上記排水管517の後端部側(図21中左側)に負圧が発生し、水を上記排水管517内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記排水管517内に発生する上記水流521をより強力なものとすることができる。
尚、上記排水管517内及び上記排水管取付具513内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記排水管517の先端部527には上記ストレーナ529が設けられ、上記排水管取付具513のガイド筒533の先端部には格子状の通水構造を備える排水管支持具535が設けられている。そのため、上記ストレーナ529及び排水管支持具535によって水と異物が分離されて、水のみが上記排水管517及び上記排水管取付具513内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記排水管517内に形成された水流521を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段523が油圧ポンプ539と油圧モータ541とを具備することによって構成されているから、上記排水管517内に配置させている上記油圧ポンプ539が上記排水管517内を流れる水流521によって回転するプロペラ537から駆動力を受けて動作するようになる。
上記油圧ポンプ539が動作を開始すると、油圧が発生して、圧油が油圧経路545の供給経路545Aを通って地上に設置された上記油圧モータ541に供給される。そして、上記圧油の供給を受けて上記油圧モータ541が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、上記油圧モータ541の回転に使用された圧油は油圧経路545の戻し経路545Bを通って再び上記油圧ポンプ539に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ541によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ541の出力軸の回転を利用して上記発電機525を駆動させて電気エネルギを生成する。上記発電機525にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように、本実施の形態によれば、貯水設備等の排水口に容易に発電装置を設置することができ、発電を行うことができる。
(I)第9の実施の形態(図23)
図23は、本発明の第9の実施の形態に係る排水圧を利用した発電装置の使用状態を示す側断面図である。
まず、貯水設備601があり、該貯水設備601の内周面603には排水口605が設けられている。上記排水口605には、発電装置607が接続されている。
上記発電装置607は、両端が開口している筒状のケース609と、排水管617と、上記排水管617を支持して上記ケース609に取付けられる上記排水管取付具613と、上記排水管617の内部を流れる水流619を利用して回転エネルギを発生させるエネルギー発生手段621と、上記エネルギー発生手段621によって発生した回転エネルギを電気エネルギに変換する電気エネルギ発生手段としての発電機623とを具備することによって構成されている。上記排水管617は、その先端部615が上記貯水設備601側を向くように取付けられている。上記発電装置607は、上記ケース609と上記排水口605が連通するように、上記排水口605内に挿入され、固定台624によって設置されている。また、上記ケース609の外周にストッパ610が設けられている。そのため、上記発電装置607は、上記ケース609の一部が上記貯水設備601内に露出するように設置される。
上記排水管617の先端部615には上記排水管617外部の水のみを上記排水管617内に取り込んで、土砂等の異物の上記排水管617内への流入を防止するために格子状の網目を有するストレーナ625が設けられている。上記排水管617は上述したように排水管取付具613に設けられている。上記排水管取付具613は、図23に示すように、取付具627によって上記ケース609に取付けられるガイド筒629と、その先端部に一例として格子状の通水構造を備える排水管支持具631とを備えることによって構成されている。上記排水管617の後端は取付具611を介して上記ガイド筒629に支持されている。上記取付具627はガイド筒629内の水流を阻害しないような構成(例えば、周方向に間欠的に隙間をおいて設けられている)になっている。
上記エネルギー発生手段621は上記排水管617内を流れる水流619によって回転するプロペラ633を入力軸に備えた上述した油圧ポンプ635と、地上に設けられ、上記油圧ポンプ635から供給された圧油によって回転する油圧モータ637とを具備することによって構成されている。上記油圧ポンプ635は、支持杆639によって、上記排水管617の中心に位置するように、適宜の間隔をあけて複数個設置されている。
上記油圧ポンプ635は、一例として、外観形状が流線形状をしており、上記プロペラ633が上記排水管617の先端部615側を向くように配置されている。又、油圧ポンプ635には油圧ポンプ635から圧送される圧油を上記地上の油圧モータ637に供給し、該油圧モータ637から排出された圧油を再び上記油圧ポンプ635に戻すための油圧経路641が接続されている。
尚、上記油圧経路641は上記油圧モータ637に圧油を供給する供給経路641Aと、上記油圧モータ637から排出された圧油を上記油圧ポンプ635に戻す戻し経路641Bとによって構成されており、上記各油圧ポンプ635から繰り出される供給経路641Aと戻し経路641Bは途中でそれぞれ1本の経路に合流してから上記地上の油圧モータ637に接続されるようになっている。
次に上記排水圧を利用した発電装置607を使用することによって実行される本実施の形態の排水圧を利用した発電方法について説明する。本実施の形態の排水圧を利用した発電方法は、(1)水流形成工程と、(2)回転エネルギー生成工程と、(3)電気エネルギー生成工程と、を具備することによって基本的に構成されている。
(1)水流形成工程
水流形成工程は排水口605から直接、放出させる水のエネルギを利用して上記排水口505に接続される排水管617内に水流619を形成する工程である。本実施の形態では、上記排水口605は、貯水設備601に接続されている。そのため、上記貯水設備601内の水は上記排水口605へと流出していく。また、上記排水口605の上記貯水設備601側の開口部には発電装置607が設置されている。上記発電装置607は、筒状のケース609の内部に上記排水管617が設けられており、上記排水管617はその先端部615を上記貯水設備601側に向けている。上記発電装置は、上記ケース609が上記排水口605と連通するように設置されている。そのため、水は、上記貯水設備601から、上記排水管617の先端部615に設けられたストレーナ625の格子状の網目から上記排水管617内に勢いよく流入し、上記排水口605へと流れていく。これによって、上記水流619が発生する。
また、上記排水管617は排水管取付具613によって、上記発電装置607のケース609の内部に取付けられている。上記排水管取付具613のガイド筒629の先端部には、上記排水管617を支持し格子状の通水構造を備える排水管支持具631が設けられている。そのため、上記排水管支持具631の格子状通水構造からも上記排水管取付具613の内部を通過して上記排水口605へ水が流れていく。この水の勢いによって上記排水管617の後端部側(図23中左側)に負圧が発生し、水を上記排水管617内に流れ込ませる吸引力を生じさせ、上記排水管617内に発生する上記水流619をより強力なものとすることができる。
尚、上記排水管617内及び上記排水管取付具613内への水の流入の際に土砂等の異物も同時に吸引されるが、上記排水管617の先端部615には上記ストレーナ625が設けられ、上記排水管取付具613のガイド筒629の先端部には格子状の通水構造を備える排水管支持具631が設けられている。そのため、上記ストレーナ625及び排水管支持具631によって水と異物が分離されて、水のみが上記排水管617及び上記排水管取付具613内に流入するようになっている。
(2)回転エネルギー生成工程
回転エネルギー生成工程は上記排水管617内に形成された水流619を利用して回転エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態ではエネルギー発生手段621が油圧ポンプ635と油圧モータ637とを具備することによって構成されているから、上記排水管617内に配置させている上記油圧ポンプ635が上記排水管617内を流れる水流619によって回転するプロペラ633から駆動力を受けて動作するようになる。
上記油圧ポンプ635が動作を開始すると、油圧が発生して、圧油が油圧経路641の供給経路641Aを通って地上に設置された上記油圧モータ637に供給される。そして、上記圧油の供給を受けて上記油圧モータ637が回転するようになって回転エネルギが生成されるようになる。又、上記油圧モータ637の回転に使用された圧油は油圧経路641の戻し経路641Bを通って再び上記油圧ポンプ635に送られて循環・使用される。
(3)電気エネルギー生成工程
電気エネルギー生成工程は上記生成された回転エネルギを利用して電気エネルギを生成する工程である。即ち、本実施の形態では上述したように油圧モータ637によって回転エネルギが生成されているから、該油圧モータ637の出力軸の回転を利用して上記発電機623を駆動させて電気エネルギを生成する。上記発電機623にて発電された電気は図示しない送電線を介して図示しない発電所本来の送電線側に送電されることになる。
このように、本実施の形態によれば、貯水設備等の排水口に容易に発電装置を設置することができ、発電を行うことができる。
尚、本発明は前述した第1〜第9の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、貯水設備はダムに限らず、大容量の水を蓄えることができる人工的あるいは自然界に存在している種々の貯水設備や自然地形を利用することができる。
又、エネルギ発生手段も上記構成に限らず、水の流れを利用して回転エネルギを生成することができる種々の構成(例えば水車や歯車装置を使用した構成)が採用可能である。
又、上記油圧モータと発電機は各油圧ポンプ毎に複数設けることが可能である。
又、排水管、流水管も複数本のパイプ材を直列状態につなぎ合わせる構成に限らず、並列状態に設置することも可能である。
又、上記油圧ポンプやフロートの設置個数は図示の各実施の形態のものに限定されることなく、適宜、増減することが可能である。
その他、図示したものはあくまで一例である。
本発明は発電装置及び発電方法に係り、例えば、貯水設備から排水口又は取水口を介して排出される水の水圧を利用して電気エネルギを発生させことができるように工夫したもの、或いは、河川や海等において水流を利用して電気エネルギを発生させことができるように工夫したものに関し、例えば、ダム湖のような貯水設備、河川、海などにおいて簡易に発電させる設備として好適である。
1 (排水圧を利用した)発電装置
2 ダム(貯水設備)
3 後端部
4 中間部
5 排水口
6 取水口
7 先端部
8 ワイヤ
9 ダム湖(貯水槽)
11 排水管
13 排水管取付け具
15 水流
17 エネルギー発生手段
19 発電機
20 フロート
21 パイプ材
23 蛇腹管
26 油圧ポンプ
27 支持杆
29 ウインチ
31 ストレーナ
33 保持リング
35 台船
37 油圧モータ
38 ホース
39 高圧水噴射装置
40 噴射ノズル
41 アンカー
43 アンカーロープ
45 ガイド筒
47 排水管支持具
49 受入れ口
51 流入経路
53 ソケット部
55 フランジ部
57 アンカーボルト
59 擁壁
61 ボルト
63 開閉バルブ
65 プロペラ
69 油圧経路
69A 供給経路
69B 戻し経路
71 ヤグラ
73 発電機
75 管路
77 分岐管路
79 切替え弁
81 弁体

Claims (8)

  1. 流路に配置されるガイド筒と、上記ガイド筒内にその後端部が挿入・配置され上記ガイド筒との間に流入経路が形成され先端部から後端部に向かう水流が発生する流水管と、上記流水管内の先端部から後端部に向う水流を利用して発電する発電手段と、を具備し、
    上記流入経路を介して上記流路内に流入して流通する水流によって上記流水管の後端部側に吸引力を発生させ、それによって、上記流水管内の先端部から後端部に向かう水流の流速ひいては流量を増大させるようにしたことを特徴とする発電装置。
  2. 請求項1記載の発電装置において、
    上記発電手段は、上記流水管内の水流によって回転エネルギを発生するエネルギ発生手段と、上記エネルギ発生手段により発生された回転エネルギにより電気エネルギを発生する電気エネルギ発生手段と、から構成されていることを特徴とする発電装置。
  3. 請求項2記載の発電装置において、
    上記エネルギ発生手段は、上記流水管内に内装される油圧ポンプと、上記油圧ポンプによって駆動される油圧モータと、から構成されていることを特徴とする発電装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の発電装置において、
    上記流水管の先端部には上記流水管内の水流の流速を増大させる高圧水噴射装置の噴射ノズルが接続されていることを特徴とする発電装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の発電装置において、
    上記流路は貯水設備の排水口又は取水口であり、上記流水管は上記排水口又は取水口より排水するための排水管であることを特徴とする発電装置。
  6. 請求項1〜請求項の何れかに記載の発電装置において、
    上記流路は河川又は海又は配管内に設けられていることを特徴とする発電装置。
  7. 請求項記載の発電装置において、
    上記流水管と上記ガイド筒は上記河川又は海において昇降可能に設置されていることを特徴とする発電装置。
  8. 請求項記載の発電装置において、
    上記流水管と上記ガイド筒は船舶に設置されていることを特徴とする発電装置。
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