JP4681057B2 - 改良されたセル拘束システム - Google Patents

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Description

本発明は、概して、低い垂直圧力における充填物との摩擦が改善されたCCSに関し、具体的には、フラップ付きのCCSに関する。
本開示は、プラスチック製強化用物品に関する。ストリップおよびセル拘束システム(Cellular Confinement System)(CCS)は、土木用途での使用に最適化されたポリマー組成物から形成される。多くの用途において、強化は、土などとの間の最小限の摩擦および垂直応力を伴って提供される。その結果として、強化が制限され、ストリップ自体において、およびそれと閉じ込められた土との間で、望ましくない高レベルの変形が生じる。
土木用強化材料(geotechnical-reinforced materials)(GRM)を補強するプラスチック製品、特にCCSが、CCSによって支持されるGRMの耐荷重能力、安定性、および耐侵食性を増加するために使用される。
CCSは、特徴的な蜂の巣状三次元システムをなす、複数の高密度ポリエチレン(HDPE)または中密度ポリエチレン(MDPE)ストリップを備える。ストリップは間をあけた位置で互いに溶着されて、このシステムを成している。土木用材料は、CCS内で、またはCCSによって強化され、閉じ込められ、安定化され得る。CCSの表面は、GRMとの摩擦を増加させ、CCSとGRMとの間の相対的な動きを減少させるために、エンボス加工されることがある。
GRMを充填されたCCSの機械的性質は、圧縮された充填物(GRM)によって剛性および硬さが提供され、プラスチックのCCSセル壁が機械的連続性と動的耐荷重性を提供するという、複合現象である。GRMによってCCS壁に与えられる垂直応力は、GRMの高さによって生じる静水圧とGRMの圧縮力との和である。垂直応力は、CCS壁の耐荷重性に関与する。垂直応力が高いほど、CCS壁とGRMとの間の摩擦が良好となる。セル壁のクリープ、破裂、または不可逆的変形により、これらの2つの要素間の荷重伝達が崩れるときにはいつでも、充填されたCCSはその完全性を失い、必要な構造強度、寸法安定性、および剛性を提供することができなくなる。さらに、GRMが浅い場合や、土木用材料層の表面近くでは、CCS壁に対するGRMの垂直応力が低く、あるいは時にはほぼゼロとなることもあり、比較的小さい力が完全性に悪影響を及ぼす変形を引き起こし、それは、構造の破損、GRMの侵食、および最終的にはCCS−GRM複合システムの崩壊へと繋がる。斜面ではCCSセルへのGRMの締固めが困難であるために、浅いGRMと斜面との組み合わせは、さらなるマイナスの効果を有する。
「HDPE」という用語は、以降、密度が0.940g/cmよりも大きいことを特徴とするポリエチレンを指す。中密度ポリエチレン(MDPE)という用語は、密度が0.925g/cmよりも大きく0.940g/cmまでであることを特徴とするポリエチレンを指す。
現在市販されているCCSは、一般にHDPEまたはMDPEのみから製造されている。HDPE製のCCSセル壁は鉛直方向に剛性を有し、水平方向にはある程度の柔軟性を維持しており、寸法的に安定で、比較的良好な耐クリープ性を有し、セルがまだ空の状態で次にGRMが提供される(通常はGRMをCCSに投入し、CSS内のセルを押し固めることによる)ときに十分な剛性を有する。CCS壁の柔軟性が高すぎる場合には、現場での設置中、特にCCSセル内へのGRMの充填および凝縮中にCCS壁が崩壊する。しかしながら、HDPEは比較的剛であり、約950メガパスカル(MPa)のASTM D790による1%セカント曲げ弾性係数を有する。GRMはCCSに充填され、機械プレスなどによって締固めされる。CCSおよびその中の圧縮されたGRMを備える複合システムは、荷重を受ける、振動される、または変形されると、1つの構造単位として挙動する。CCS壁とGRMとの間の摩擦が耐荷重メカニズムであり、CCSの長期間の完全性と機能性における重要な特性である。
通常、CCSおよびGRMに基づく土木建設工事が行われるときには、約1メートル下までの表面である最上層は、垂直圧力が最も低く、風雨による侵食が最も高く、振動、人間の活動、および極端な気象条件も組み合わされて、最も侵食にさらされる。以降、垂直圧力は、GRMの静水圧と締固め圧力の和として定義される。
平坦なまたはエンボス加工されたCCSは、GRMとの比較的良好な接着および摩擦を提供する。通常、1〜1.2mmの厚さを有する平坦なHDPEストリップが、0.05〜0.4気圧の範囲の比較的通常のないし低い垂直圧力を提供する、砂や粒度分類された砕石などの浅いGRMと接触するときには、引き抜き試験中にストリップに生成される変形は、埋没された1メートルの長さあたり1.2mm未満である。このレベルの変形は、滑らかな壁またはエンボス加工の壁を備える、GRMを充填されたCCSの寸法安定性を保証するうえで、十分に低いものである。
CCSの大きな問題は、セル間の水はけの悪さとセル内の限られた容積であり、そのためにCSS内で植物が育ちにくい。これらの重要な課題を解決するために、壁に開口を備えるCCSが市販されており、特許文献、例えば、有孔のセル拘束システムを開示している特許文献1にも記載されている。典型的な有孔CCSでは、壁の表面積の約10〜15%を孔が占めている。孔はCCSの剛性を低下させるために、特に垂直圧力または応力が低いと、より大きな変形が見られる。例えば、直径10mmの円形の開口によって、その表面積の10〜15%に孔が開けられた、1〜1.2mmの厚さを有する平坦なHDPEストリップは、0.05〜0.6気圧の範囲の比較的通常のないし低い垂直圧力を提供する、砂や粒度分類された砕石などの浅いGRMと接触するときには、引き抜き試験中に、1メートルの長さあたり約3〜8mmの変形をストリップに生成する。このレベルの変形は比較的大きく、有孔CCS−GRM複合システムの寸法安定性を保証することはできない。
したがって、約0.05〜0.6気圧の範囲の低い垂直圧力におけるGRMとの摩擦が改善され、また振動、人間の活動、侵食および水はけによって与えられる荷重の下で変形する傾向がより少ない、有孔CCSを提供することが長い間必要とされてきた。改良されたCCSは、CCS壁への垂直応力が低い、またはさらにゼロである、土木システムの最上層におけるGRMの閉じ込めと強化に特に有用である。
米国特許第6,395,372号明細書
本発明の1つの目的は、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを備えるセル拘束システムであって、該ストリップのそれぞれは、相隔たる結合領域で隣接のストリップとセグメント状に結合され、該結合領域は、該ストリップの両側面に交互に存在して、その結果として、該システムがその幅方向に引き伸ばされるときには、該ストリップは曲がって、該結合領域の間に配置されたセル壁によって閉囲されたセルのウェブを形成し、該セル壁のうちの少なくとも1つは、該壁にヒンジ結合された少なくとも1つのフラップを備える、セル拘束システムを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該フラップの少なくとも一部は、該壁に溶着されるか、縫着されるか、またはその他の方法で結合され、および/または、該フラップの少なくとも一部は、該壁の切り込みによって形成される、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該ストリップの少なくとも一部は、粗い(エンボス加工された)壁を形成し、および/または、該ストリップの少なくとも一部は、有孔壁を形成する、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該壁のそれぞれは、LH面(1)によって特徴付けられ、該ストリップの少なくとも一部は、その当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を備え、該切り込みは、該セルがGRMで充填されるときに、L 面(2)で画定される少なくとも1つのフラップの突出を可能とし、該フラップは、該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに自由に回転する、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、LH面の1つ以上の切り込みは、多角形パターン、曲線パターン、またはそれらの組み合わせを形成し、1つ以上の切り込みは、連続的であるか、隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせであり、および/または、該切り込みの少なくとも一部は、糸状のフィラメント様テクスチャを形成する、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該切り込みの少なくとも一部は、L Η面上で正弦波パターンを形成し、L<Lおよび/またはL≧Lである、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該切り込みは、LH面と平行なLおよびHの寸法によって特徴付けられ、特に、これに限定されないが、CCSは、L =0となるように、該フラップの縁と隣接した正弦曲線を含む、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該少なくとも1つのフラップは、その構造が幅方向に引き伸ばされるときには、突出挙動を示し、自発的にその壁から延出するように適合される、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該少なくとも1つのフラップは、GRMの状態が所定量にまで変化するときにのみ、突出挙動を示し、自発的にその壁から延出するように適合される、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、該少なくとも1つのフラップは、(i)特に充填後の締固めにより、第1の所定量よりも大きな圧力勾配が該壁に対して与えられるときにのみ、(ii)第2の所定量よりも低い垂直応力が与えられるときにのみ、またはこの2つの組み合わされるときにのみ、その壁から延出するように適合され、特に、該第1および第2の所定量が、約0.05気圧から約0.6気圧までの範囲内にある、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、少なくとも1つの切り込みは、H≧Hである、LおよびHの寸法によって特徴付けられ、少なくとも1つの切り込みは、L≧Lである、LおよびHの寸法によって特徴付けられ、少なくとも1つの切り込みは、L<Lである、LおよびHの寸法によって特徴付けられ、少なくとも1つの切り込みは、H<Hである、LおよびHの寸法によって特徴付けられ、および/または、Lgap=L−ΣL−ΣLおよびHgap=H−ΣH−ΣHである、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、LgapおよびHgapのサイズは、該切り込みおよびフラップが、ほぼ同じ有孔率を有する有孔ストリップと比較して、該壁の引き張りおよび引き裂きに対するシステムの抵抗性を弱めないように、所定の材料強度に従って決定される、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義されたCCSであって、Lgap gapは、セル壁面積LHの約30%〜95%であり、L は、約0.04cm〜21cmであり、L は、約0.04cm〜21cmであり、および/または、LHは、約10cm〜4,000cmのセル壁面積LHである、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、幅方向に引き伸ばされるとセルのウェブを形成するように適合された、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを特に含むCCSであって、該ストリップは、相隔たる結合領域において相互に接続されたセグメントとして隣接のストリップと結合され、該セルの少なくとも一部は、隣接の溶着またはその他の方法で接続するセグメントに固定された少なくとも1つのフラップを備える、CCSを開示することである。
本発明の別の目的は、セル拘束システム(CCS)と、これを満たす土木用強化材料(GRM)との間の相対的な変位を、該CCSの壁から延出する係止システムを構築することと、これにより該CSSとそのGRMとの間の連結システムを構築することによって、最小化するための方法を開示することである。該方法は、(i)相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを特に含むセル拘束システムであって、該ストリップのそれぞれは、相隔たる結合領域で隣接のストリップとセグメント状に結合され、該結合領域は、該ストリップの両側面に交互に存在して、その結果として、この構造がその幅方向に引き伸ばされるときには、該ストリップは曲がって、前記結合領域の間に配置されたセル壁によって閉囲されたセルのウェブを形成する、セル拘束システムを得るステップと、(ii)該セル壁のそれぞれにおいて、該壁の少なくとも1つの切り込みによって、該壁にヒンジ結合された少なくとも1つのフラップを提供するステップと、から選択されるステップを、特に含む。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、該壁のそれぞれは、LH面(1)によって特徴付けられる、方法を開示することである。該ストリップの少なくとも一部は、その当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を備える。該切り込みは、該セルが締固めされたGRMによって充填されるときには、L 面(2)によって画定される少なくとも1つのフラップの突出を可能とし、該フラップは、該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに回転であり、該フラップが、LH面から突出していかなる物体にも捕捉され、セル拘束システムと充填されたGRMとの間の相対的変位を最小化するように、該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに該フラップを回転させる。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、少なくとも1つの有孔壁、または粗い(エンボス加工された)壁を提供するステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、GRMの状態が所定量まで変化するときにのみ、少なくとも1つのフラップをその壁から延出するステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、(i)第1の所定量よりも大きな圧力勾配が該壁に対して与えられるときにのみ、(ii)第2の所定量よりも低い垂直応力が与えられるときにのみ、またはこの2つが組み合わせられるときにのみ、少なくとも1つのフラップをその壁から延出するステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、多角形パターン、曲線パターン、またはそれらの組み合わせを形成するために、LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、連続的であるか、隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせのパターンを形成するために、LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、フィラメント様の壁のテクスチャを形成するために、LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップをさらに含む、方法を開示することである。
本発明の別の目的は、上に定義された方法であって、特に、Lgap=L−ΣL−ΣLおよびHgap=H−ΣH−ΣHとなるように、LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップを含む、方法を開示することである。
本発明を理解し、いかにして本発明が実用され得るかが分かるように、ここで付属の図面を参照しながら、単なる制限されない例として、いくつかの好適な実施形態を説明する。
以下の説明は、任意の当業者が本発明を利用できるようにするために提供され、発明者によって考慮される本発明を実施する最善の態様を記載している。しかしながら、セル拘束システムとGRMとの間の摩擦を増加させることによって、建設後に充填物(GRM)との間の相対的変位を最小とするセル拘束システムを提供するための、本発明の一般的原理が詳細に定義されているために、様々な修正が当業者には明らかである。
「セル拘束システム」またはCCSという用語は、以降、GRM強化のための、プラスチック製の三次元ハニカム構造を指し、CCSは、土木用強化材料の耐荷重能力、安定性、および耐侵食性を増加させるために使用される。CCSは、一般的的にはセルのアレイまたはウェブから成り、CCSが引き伸ばされ展開されると、CCSのストリップがセルの壁を構成する。
「土木用強化材料」またはGRMという用語は、以降、CCSの中に使用される充填物を指す。GRMは、現地の土であり得るが、通常、充填性が良く、CCSとの摩擦が良好で、コスト効率の良い価格であることを特徴とする粒子状物質である。GRMは、例えば、土、岩、砂、石、泥炭、廃石、粘土、砂、コンクリート、砕石および砕岩、破砕コンクリート充填物、砂利、産業用の灰、ならびにその他の土質材料から選択される。
「垂直応力」という用語は、以降、CCS壁に加えられる、GRMの高さによって生じる静水圧とGRMの圧縮力の和を指す。
「フラップ」という用語は、以降、ストリップまたはCCSの壁面から突出する、部分的に分離した任意の面を指し、特に、これに限定されないが、約0.05〜0.6気圧の範囲の低い垂直圧力におけるCCSのGRMとの摩擦を改善する。製造、輸送、および組立の間に、フラップがその非突出構成に保たれることも、本発明の範囲に完全に含まれる。CCSセルへのGRMの充填および締固めの間に、CCSの壁に対して圧力勾配が生成するときには、フラップは自らを突出構成に配列する。フラップは、1つ、2つまたはさらに多くの接続を介して、例えば、CCSに溶着されるか、接着されるか、縫着されるか、またはリベットにより固定されるなどで、係止され得る。
「フィラメント様」ファイバという用語は、以降、細い糸状のテクスチャを指し、例えば、約1mm未満の直径を有するフィラメントを指す。
「約」および「およそ」という用語は、以降、定義された量の±20%の許容差を指す。
「粗い」または「エンボス加工された」という用語は、以降、拘束されたGRMとCCS壁との間の摩擦を増加させる手段を備える、CCS壁のテクスチャを指す。
「ヒンジ結合された」という用語は、以降、回転軸の回りのフラップの回転を指す。
「垂直応力」という用語は、以降、ASTM D−6706に定められるように、GRMの上層に対する90度の角度で、GRMによってCCS壁に加えられる一定かつ均一な応力を指す。
「ベクトルに分解される」という用語は、以降、「X」、「Y」、「Z」軸から選択される少なくとも2つの軸に沿った、それに力が作用した状態でのシステムのストリップまたはウェブの引き抜き力または抵抗の、計算を指す。
「低圧フラップ」(LPF)という用語は、以降、およそ0.05気圧よりも小さい圧力勾配で基材の中に延出するフラップを指す。
「中圧フラップ」(MPF)という用語は、以降、およそ0.1気圧よりも小さい静水圧勾配で基材の中に延出するフラップを指す。
「高圧フラップ」(HPF)という用語は、以降、およそ0.6気圧よりも小さい静水圧勾配で基材の中に延出するフラップを指す。
「突出挙動」という用語は、以降、フラップが、それぞれより低い垂直圧力を有するセル拘束システムの領域内に、例えばより圧縮度が低いGRMの方向に、および/または、ストリップの両面の間の圧力勾配の場合には、相対的圧力がより低い領域の方向に、延出するか、または傾く傾向を指す。
ここで、図1を参照すると、セル壁の星型フラップのおおよその位置とともに、上述の引き伸ばされた状態のCCSの一般化された概略図が示されている。Lという文字はセル壁の水平方向の寸法を示し、Hはセル壁の垂直方向の寸法を示し、切り込みの長さLは、約2mmと約45mmとの間であるが、最適なおよそのサイズは約12mmである。切り込みは、およそ図1に示すパターンで配置される。このパターンにより、充填石材の連結のための最適な空き領域が確保される一方で、建設現場での充填のための十分な壁の硬さが維持される。
フラップ付きのシステムは、表面近く、斜面、または浸水地帯に施工されるCCSにおいて、また小さな地震現象や高速道路交通に起因する、表面のGRMまたはその近くでの振動的な動きに曝されるCCSにおいて、特に有利である。このシステムはまた、GRMが、泥炭などのような、圧縮されない、または弱圧縮性のGRMを備える場合にも有用である。
本発明は、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを特に含むCCSを開示する。ストリップのそれぞれは、相隔たる結合領域で隣接のストリップとセグメント状に結合される。結合領域は、ストリップの両側面に交互に存在して、その結果として、CCSがその幅方向に引き伸ばされるときには、ストリップが曲がって、結合領域の間に配置されたセル壁によって閉囲されたセルのウェブを形成する。ストリップの少なくとも一部は、粗い壁を形成するか、または孔が開いていてもよい。
壁がLH面(1)によって特徴付けられることがまた、本発明に含まれる。ストリップの少なくとも一部は、その当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を備える。切り込みは、該セルがGRMで充填されるときには、L*H面で画定される少なくとも1つのフラップの突出を可能とし、Lは、フラップ面の長さを表し、Hはフラップ面(2)の高さを表す。フラップは、面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに回転自由である。
ここで図2を参照すると、セルの側面図が概略的に示されており、ここでLはセルの長さの寸法である。
本発明のセル拘束システムの実施形態は、GRM表面で、またはその近くで、多方向の摩擦力を確立するのに効果的であり得、垂直応力が低い場合のCCSとGRMとの間の摩擦の消失へと繋がる、GRMの動きとCCS壁における不可逆的変形を妨げ、それに抵抗する。CCS自体は、熱、UV光、化学的および機械的損傷により、経時的に強度特性が変化する。そのような要求のもとでそのような擁壁の建設に使用されるCCSは、極性を持つように、つまり、2つ以上の方向、鉛直方向、水平方向、その間の面および角度から、GRMの動きを妨げそれに抵抗する能力を持つように、造形され設計されねばならないことは明らかである。GRM内の動きに三次元的に抵抗する能力を有する、そのような新規な極性セル拘束システムの実施形態が説明されるが、重要な特徴は、三次元的な極性を提供するフラップの特別な配置である。
本発明の一実施形態によれば、好適にもCCSがGRMによって充填されるときに、フラップの切り込みをストリップの平面から開かせるか、または突出させるために、CCSの製造中にフラップの切り込みがストリップに予め施される。別の実施形態によれば、生産、出荷、保管、および輸送の間に、ストリップおよびフラップは、かさばらない2次元の折り畳まれた形態であることを特徴とし、これがフラップへの損傷を最小限とすることを確実にする。設置されGRMによって充填されると、フラップの少なくとも一部は、充填および締固めの間にGRMによって与えられる圧力勾配に応じて開き、ストリップの面から出て、かくして三次元の突出形態の特徴を示す。さらに、突出するフラップの3D形態の特定の実施形態では、フラップの1つまたは複数の自由端が、GRMの定着とCCSを構成するストリップの周りを埋める間に形成される圧力勾配の、低圧力領域に突出するように仕向けられる。
本発明の別の実施形態および目的によれば、フラップは、セル拘束システムおよび充填されたGRMの最初の組立の間には、自己配列を行い、かつ、建設後の圧力勾配の変化の間には、動的に自己調節を行う。
本発明の一実施形態によれば、LH面における少なくとも1つの切り込みは、多角形パターン、図8A、図8B、図12Aおよび図12Bに表されるような多角形パターン、図5A、図5B、図6A、図6B、図7Aおよび図7Bに表されるような曲線パターン、または、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bに表されるようなそれらの組み合わせを形成し、かつ/または、連続的か、例えば規則的または不規則な間隔で隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせのパターンを形成し、かつ/または、図9Aおよび図9Bに表されるようなフィラメント様の壁テクスチャを形成する。図9Aは、圧縮度が低いGRMを含むセルの側面から突出するLPF(91)、MPF(92)およびHPF(93)の尺度に従わない図を示す。
ここで、図6bを参照すると、LPF(21)およびHPF(22)の両方を含む、本発明の1つの例が示されている。図10Aおよび図10Bを参照すると、L>Lである場合の上述のフィルム状フラップの一般化された概略図が示されている。図10aは、特に2つのセクションを含むフラップ、例えば第1のHPFセクション(101)およびLPFセクション(102)より成るフラップを示す。
ここで、図11Aおよび図11Bを参照すると、本発明の実施形態による、上述した2つの隣接したフィルム状フラップの一般化された概略図が示されており、該フラップは、本発明の別の実施形態に従って、切り込みが正弦波形状を有することを特徴とする。図11Aは、小さい圧力勾配において突出するLPF(111)と、大きな圧力勾配で突出するHPF(112)とを示す、尺度に従わない例を示す。
上に定義されたいずれの切り込みも、LH面と平行なLおよびHの寸法によって特徴付けられ得る。セル拘束システムは、L*H=0となるように、フラップの縁と隣接した正弦曲線を備える。正弦曲線は、壁に孔を空けることによって、システムがその幅方向に引き伸ばされるときにフラップが自発的に延出するようにするものである。LおよびHの寸法は、H≧H、L≧L、L<L、H<Hから選択されるが、これらに限定されない。この点において、Lgapは好適にもL−ΣL−ΣLと等しくなり得、またHgap=H−ΣH−ΣHであることが理解される。LgapおよびHgapのサイズは、所定の材料強度に従い決定され得る。ここで図3Aおよび図3Bを参照すると、LがLよりも小さい場合のL 面で特徴付けられる1つのフラップを形成する、L で特徴付けられる1つの切り込みを特に含む、LH面で特徴付けられるセル壁のセクションの一般化された概略図が示されている。
ストリップが特に切り込みまたは開口のアレイを含み、それらの少なくとも一部が特に1つのフラップを含み、さらにこれらの隣り合うフラップが様々な方向に向けられる、例えば、各フラップが隣り合うフラップに対して30°、60°または120°を向くように時計回りまたは反時計回りに回転して、多方向を向いたフラップのアレイが得られる場合も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態によれば、フラップを形成するためのCCS壁の切り込みは、流体の排出に必要な開口を提供する。
本発明の別の実施形態によれば、Lgap gapは、セル壁面積LHの約30%〜95%であり、L は、約0.04cm〜21cmであり、L は、約0.04cm〜21cmであり、LHは約10cm〜4,000cmのセル壁面積LHである。
本発明の別の実施形態によれば、切り込みの少なくとも一部は、LfHf面上で正弦波パターンを形成する。LfとLとの間の比率は、図10A、図10B、図11Aおよび図11Bに図示されるように、Lf<LおよびLf≧Lから選択されるが、これらに限定されない。
ここで図12Aおよび図12Bを参照すると、フラップ面積の総和が開口面積よりも小さいことを特徴とする、4つの三角形のフラップの一般化された概略図が示されている。
サイズ、種類、およびパターンが異なる様々なフラップが図に示されているが、共存できるより多くの考えられるパターンが無数にあることが、この点に関して理解される。
本発明の別の実施形態によれば、CCSは、幅方向に引き伸ばされてセルのウェブを形成するように適合された、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを含む。ストリップは、相隔たる結合領域で相互に接続されたセグメントとして互いに結合されている。ここで、セルの少なくとも一部は、相互に接続された隣接のセグメントに固定された少なくとも1つのフラップをさらに含む。
本発明の別の実施形態は、相隔たる結合領域で互いにセグメント状に結合され、幅方向に引き伸ばされてセルのウェブを形成するように適合された、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを特に含む、セル拘束システムを得ることを特に含む方法を提供する。ストリップは壁を形成し、壁のそれぞれはその当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を含むLH面(1)を画定し、L 面(2)によって特徴付けられる少なくとも1つのフラップを形成する。フラップは、GRMの充填および締固めの間の垂直応力に応答してLH面から実質的に突出し、面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに回転自由であり、つまり、フラップがLH面を突き出るように、面上の少なくとも1つの回転軸(4)を中心にフラップを回転させる。
本発明の別の実施形態は、多角形パターン、曲線パターン、またはそれらの組み合わせを形成するために、LH面に切り込みを付ける方法を提供する。切り込みは、連続的であるか、隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。切り込みの少なくとも一部は、フィラメント様の壁のテクスチャを形成し得る。
本発明の別の実施形態は、GRMとの摩擦が増加したことを特徴とし、特にLH面と平行ではない方向での摩擦が増加したことを特徴とするCCSを形成することによって、表面を増加させる方法を提供する。該方法は、幅方向に引き伸ばされてセルのウェブを形成するように適合された、相互に並んだパターンに配列された複数の細長いストリップを得るステップを特に含み、ストリップは、相隔たる結合領域で相互に接続されたセグメントとして互いに結合される。セルの少なくとも一部は、相互に連結された隣接のセグメントに固定された少なくとも1つのフラップをさらに備える。
(極性抵抗基準(Polar Resistant Standard)(PRS))
特に浅いGRMであり、GRMの圧縮度が低く静水圧が低いかあるいはさらにゼロに近い場合、および斜面でCSSが施工される場合には、現場で得られる状況をシミュレートするのは大きな難題である。現在のところ、土中におけるジオシンセティック(geosynthetic)の引き抜き抵抗を測定するための既存の基準および方法(ASTM 6706−01)が、異なるジオシンセティック、GRMの種類などを比較するために使用さてれており、また研究開発試験手順として使用されている。標準試験法ASTM 6706−01では、土からの引き抜きに対するジオシンセティックの抵抗は、研究室の試験チャンバを使用して測定される。ジオシンセティックは2つの土の層の間に水平に埋没され、ジオシンセティックに水平力が加えられ、土からジオシンセティックを引くときに必要な力が記録される。引き抜き抵抗は、最大荷重を試験片の幅で割ることにより得られる。試験は、表土層に加えられている垂直応力に試料が曝されている間に行われる。一連のこのような試験を行うことによって、加えられた垂直応力に対する最大引き抜き抵抗のプロットが得られる。ASTM 6706−01試験法は、検査された試験条件に対する1組の設計値をユーザに提供するための性能試験を意図している。試験結果はまた、閉じ込められた荷重条件下におけるジオシンセティックの、土中の応力−ひずみ反応に関連した情報を提供するために使用される。
この試験により得られる、垂直応力に対する引き抜き抵抗のプロットは、GRMの粒度分類、可塑性、設置したときの乾燥単位重量、含水率、ジオシンセティックの長さおよび表面特性、ならびに他の試験パラメータの関数である。
したがって、結果は、実際の試験条件に関して表現される。試験は、引き抜きメカニズムの組み合わせの正味の影響を測定し、これはジオシンセティック試験片の種類、埋没長さ、相対開口サイズ、GRMの種類、変位速度、垂直応力および他の要素により変わる可能性がある。ASTM 6706−1は、特に、深く埋没されたシートの引き抜きを測定するように適合されており、表面のGRMで、またはその近くまたは近接した箇所で閉じ込められたCCSを測定するようには適合されていないことに留意することが重要である。したがって、ASTM 6706−1は、X、YおよびZデカルト座標軸の組み合わせに沿って構造体に作用する力の測定には対応せず、また様々な方向に同時にまたは順次に作用する引き抜き強度のデータを提供しない。ASTM 6706−1は、建設用GRMにおいて、様々な平面角度に沿って、構造体が傾いた状態で埋没された状況からのデータを提供しない。
ASTM 6706−01は、ジオシンセティックで強化された擁壁、斜面や土手、または、シミュレートされた類似の現場条件の下での引き抜きに対するジオシンセティックの抵抗が重要となる他の用途での、高い垂直応力条件の下での深い埋没のための設計に使用されるデータを生成する。しかしながら、それは単に埋没された長さに沿って水平方向に構造体を取り除くために必要な引き抜き力を測定するにすぎないという点において、発明者らの特定の必要性に対して、既存の基準には大きな障害および欠点がある。それは本質的に、機械の方向と機械を横切る方向の2つの方向のみのデータを提供する。試験条件は、ある深さに埋没され、高い圧迫または静水圧による垂直圧力に曝された構造体の引き抜き強度に対する情報が提供されるためのものである。現在の基準は、ウェブセル構造体を使用した場合の現場で得られる条件に関する有用なデータを与えない。実際には、構造体は、地表での、またはそれに近いまたは近接した箇所で、弱い圧迫または低い静水圧の下で、あらゆる軸および次元での動きに対する抵抗性を有するべきである。実際の状況では、CCSで強化された土手、斜面、または擁壁には、いくつかの異なる方向からの三次元での力および応力が作用する可能性がある。そのような力は、異なる時間に作用し始めることがある。例えば、傾斜擁壁には、その裏に支えられた土地の上に建物が建設されたことによる追加の荷重によって、最近には力がかかっている可能性がある。後に洪水が起こり、GRMに浸水して全方向に膨張させ、次に天候により凍結と融解が繰り返された後に、小さな地震性の現象や高速道路交通に起因する表面近くでの振動的な動きに曝される場合もある。構造体自体も、おそらくは生物学的、化学的または機械的損傷と、温度の変動により、経時的に強度特性を変化する可能性がある。そのような要件が求められるそのような擁壁の建設に使用される構造体は、極性(polarity)を持つように造形され設計されねばならないことは明らかである。ここで、「極性」という用語は、鉛直方向と、水平方向と、その間の平面角度とのうちの、2つ以上の方向からのGRMの動きを妨げそれに抵抗する能力と定義される。構造体が現実の世の中で有用となるためには、静水圧が低く、したがって通常の引き抜きが容易である、GRMの表面で、またはそれの近くまたは近接した箇所で、効果的に極性を持たなければならない。
ここで図13を参照すると、3Dのセル拘束システムの引き抜き抵抗を測定するための、本発明による極性抵抗基準(PRS)試験チャンバが概略的に示されている。PRS試験チャンバは、特に、圧迫が弱いか、または垂直応力が低い、表面における、またはその近くまたは近接した箇所での、所定の三次元方向で試験片を試験するように適合されている。
PRS試験チャンバは、特に以下に定義されるモジュール、すなわち、設置および試験の間の静水圧に耐えるための剛性および強度を特徴とし、特に少なくとも2つの移動可能な壁を含む、剛な容器(1)であって、該容器はX、Y、Zデカルト座標軸によって特徴付けられ、ここでXは長さ、Yは幅、Zは高さ(垂直軸)である、容器と、締め付け装置(5)と、水平に対して垂直にΦの角度で適用される(ここで17°<Φ>162°であり、特に約90°である)、試験されるセル拘束システム(3)と、上記締め付け装置(5)を牽引メカニズム(7)と相互接続するケーブル(6)と、ケーブルにおける応力がロードセルへの応力と等しくなるような、上記ケーブル(6)に接続されるロードセル(8)と、上記システム(3)に対して圧力を与える、上記剛な容器(1)中の所定量のGRM(2)と、任意選択の、上記GRM(2)内で垂直応力を所定のレベルに制御および調節することができるような、上記の圧縮されたGRM(2)の側面と連通したプレス(9)と、を備え、GRM(2)内にCSSセルストリップまたはウェブを埋没するステップと、上記GRMを通じて一方向に垂直圧縮応力を適用するステップと、Y、Z、または平行四辺形の法則で分解された任意のベクトルから選択された、少なくとも1つの主デカルト座標軸に沿って、埋没された長さ全体にわたり上記CCSセル、ストリップまたはウェブを牽引するステップと、そして最後に、上記CCSセル、ストリップまたはウェブあたりの引き抜き抵抗(N/cm)を取得するステップとを含む。したがってPRS試験チャンバは、CCSまたは試験されるCCSストリップが、表面で、またはその近くまたは近接した箇所でGRMに埋没されたときに、2つ以上の方向から、好ましくは垂直方向からのGRMの動きを妨げそれに抵抗する能力を有する極性CCS、そのシートまたはセルの設計および試験に役立つものである。
PRSが、Y、Z、または平行四辺形の法則で分解された任意のベクトルから選択された、上記少なくとも1つの主デカルト座標軸に沿って、埋没された長さ全体にわたり上記試験されるCCSセル、ストリップまたはウェブを順次的に牽引するステップをさらに含むことも、また本発明の範囲に含まれる。また、上記順次的な順番が、特に上記「Z」および「Y」デカルト座標軸を含む群から選択され、それによって上記システムのセル、ストリップまたはウェブあたりのベクトルに分解された引き抜き抵抗(N/cm)を取得することも、本発明の範囲に含まれる。
他の目的は、特に、上記CCSセル、ストリップまたはウェブを主軸Xに対してαの角度、主軸Yに対してβの角度、および主軸Zに対してγの角度(0°≦α,β,γ>90°)で埋没するステップと、上記CCSセル、ストリップまたはウェブを、その長さ全体にわたり上記角度の面に沿って牽引するステップと、上記傾いたシステムのセル、ストリップまたはウェブあたりの引き抜き抵抗(N/cm)を取得するステップとをさらに含む、上に定義されたPRSを得るための方法を開示することである。上記システムのセル、ストリップまたはウェブが同時に提供されることも、また本発明の範囲に含まれる。上記CCSセル、ストリップまたはウェブが同時には提供されないことも、また本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態によれば、CCSセル、ストリップまたはウェブは、エンボス加工される。さらに本発明の一実施形態によれば、システムのセル、ストリップまたはウェブは、開口されるか、または孔が開けられる。また、本発明の一実施例によれば、CCSセル、ストリップまたはウェブは、フラップ付きである。
本発明の一実施形態によれば、試験中のCCSセル、ストリップまたはストリップに加えられる静水圧は、およそ0.01〜0.6気圧である。また、本発明のさらに別の実施形態によれば、外部からの静水圧は、試験中のストリップに加えられない。
ここで図14Aを参照すると、システムの両側での垂直応力が等しい場所での、突出していないフラップ(144)を備えたセル拘束システム(143)によって隔てられた2層のGRM(141)および(142)を通過する断面の、鉛直方向からの図が示されている。ここで、GRM141および142は、システムに対して垂直応力勾配が生じないように、同じ程度に圧縮されるか、圧迫されるか、または締め付けられる。
ここで図14Bを参照すると、(1421)のGRMが適度に緩められて、システムに対して静水圧勾配が生成している場所での、セル拘束システム(143)によって隔てられた2層のGRM(141)および(1421)を通過する断面の、鉛直方向からの図が示されている。フラップ(144)は、およそ0.1気圧の適度に低い静水圧勾配の方向に、適度に突出するように導かれる。ここで、GRM141は、システムに対して垂直圧力勾配が生成するように、1421よりも圧縮されるか、圧迫されるか、または締め付けられる。
ここで図14Cを参照すると、(1421)のGRMが大きく緩められて、システムに対して静水圧勾配が生成している場所での、セル拘束システム(143)によって隔てられた2層のGRM(141)および(1422)を通過する断面の、鉛直方向からの図が示されている。フラップ(144)は、0.6気圧の大きく低下する静水圧勾配の方向に、完全に突出するように導かれる。ここで、GRM141は、システムに対して大きな垂直圧力勾配が生成するように、1422と比べて大きく圧縮されるか、圧迫されるか、または締め付けられる。
この点において、これに限定するものではないが、0.05気圧未満での圧力で基材に延出する低圧フラップ、0.1気圧未満の圧力で基材に延出する中圧フラップ、および0.5気圧未満の圧力で基材に延出する高圧フラップによって例示されるように、フラップは圧力勾配の範囲に対して適切であるように定義され得ることが理解される。その点において、それらの量は様々な現場の条件と合致するように変化し得ることが理解される。
本発明をさらに理解し、いかにしてそれが実用化され得るか、が分かるように、ここで表1〜表4を参照する。
0.937g/cmの密度を有するMarlex RT K306 MDPE(Chevron Philips製、登録商標)を、260℃でフラットダイにより単軸押出機で押し出し、型押し金属ロール上で冷却して、厚さ1.2mmを有するエンボス加工ストリップを形成した。ストリップを幅20cmに切断して、参照用に用いることとし、REFと名付け、現在市場で入手可能な無孔ストリップを代表するものとした。
別の組のREFストリップに、丸パンチで行と列のパターンに10mm径の孔を開けて、孔がストリップの表面積の15%を占めるようにした。この種のストリップをREF−Pと名付け、現在市場で入手可能な有孔ストリップを代表するものとした。
別の組のREFストリップに、10mmのアーム部と6mmのヒンジ部が形成されるように、また穴がストリップの表面積の15%を占めるように、行と列のパターンにフラップ形成パンチで穴を開けた。この種のストリップをFLAPと名付け、本発明によるフラップ形成ストリップを代表するものとした。
3種類のストリップをPRS引き抜き装置に装着し、(a)密度1.665gr/cmの砂、および(b)密度2.15gr/cmの粒度分類された砕石、の2種類のGRMに埋没した。ストリップ幅は20cmであり、埋没長さは50cmであった。
浅いGRMおよび地質構造の最上層をシミュレートするために、垂直応力を0.15気圧および0.05気圧に設定した。引き抜き抵抗(荷重によりもたらされた引き抜き力をストリップ幅で割った値)、および該荷重下での埋没された区間(長さ50cm)での変形を測定した。
表1は、0.15気圧の垂直圧力下における、砂中の3種類の異なるストリップの結果を示している。表2は、0.15気圧の垂直圧力下における、粒度分類された砕石中の3種類の異なるストリップの結果を示している。表3は、0.05気圧の垂直圧力下における、砂中の3種類の異なるストリップの結果を示している。表4は、0.05気圧の垂直圧力下における、粒度分類された砕石中の3種類の異なるストリップの結果を示している。
表1 0.15気圧の垂直圧力下における、砂中に埋没された3種類の異なるストリップの引き抜き抵抗および変形
Figure 0004681057
REFおよびREF−P試料では、ストリップは塑性変形により変形したが、同時にGRMに対して相対的に動いた。FLAP試料では、塑性変形のみが観察された。
表2 0.15気圧の垂直圧力下における、粒度分類された砕石中に埋没された3種類の異なるストリップの引き抜き抵抗および変形
Figure 0004681057
REFおよびREF−P試料では、ストリップは塑性変形により変形したが、同時にGRMに対して相対的に動いた。FLAP試料では、塑性変形のみが観察された。
表3 0.05気圧の垂直圧力下における、砂中に埋没された3種類の異なるストリップの引き抜き抵抗および変形
Figure 0004681057
REFおよびREF−P試料では、ストリップは塑性変形により変形したが、同時にGRMに対して相対的に動いた。FLAP試料では、塑性変形のみが観察された。
表4 0.05気圧の垂直圧力下における、粒度分類された砕石中に埋没された3種類の異なるストリップの引き抜き抵抗および変形
Figure 0004681057
REFおよびREF−P試料では、ストリップは塑性変形により変形したが、同時にGRMに対して相対的に動いた。FLAP試料では、塑性変形のみが観察された。
表1から表4までで、低い垂直応力下での変形抵抗性に対するフラップの効果は著しかった。無孔ストリップは塑性変形に対するより高い抵抗性を有するが、GRMとの摩擦には優れてはおらず、それゆえに、変形には、少なくとも部分的にはGRM中のストリップのスリップが寄与している。有孔ストリップは最悪の結果であった。すなわち、一方では無孔ストリップよりも剛さが劣り、したがってより塑性変形しやすく、他方ではGRMとの摩擦が少なく、無孔ストリップのようにスリップする傾向がある。驚くべきことに、フラップ形成ストリップの挙動は異なっていた。すなわち、GRMとのよりよい摩擦により、塑性変形は無孔ストリップとほぼ同程度に低く、GRMとストリップとの間で応力が分散されていた。より顕著な差は、フラップ形成ストリップが、その優れた摩擦により、GRMに対して相対的に少しも移動しなかったことである。
図1は、セル拘束システムの壁の星型フラップのおよその位置を含む、上述の引き伸ばされた状態のセルの、尺度によらない概略図を図式的に示す。 図2は、セル拘束システムのセルの側面図を図式的に示す。 図3Aは、特にL で特徴付けられる1つの切り込みを含み、LがLよりも小さいときの、L 面によって特徴付けられる1つのフラップを形成する、CCSのセル壁のセクションの一般化された概略図を図式的に示す。 図3Bは、延出した位置での図3Aのフラップを図式的に示し、この延出は、GRMの締固め中に引き起こされる。 図4Aは、本発明の別の実施形態による、LがLよりも小さいときの4つの隣接するフラップの図を図式的に示す。 図4Bは、延出した位置での図4Aのフラップを図式的に示す。以下のすべての図において、1という番号はLH面を示し、2という番号はフラップを示し、3という番号は切り込みの開口を示し、4という番号は回転軸を示す。 図5Aは、本発明の別の実施形態による、上方向に半円形の輪郭を有する曲線型フラップの図を図式的に示す。 図5Bは、延出した位置での図5Aのフラップを図式的に示す。 図6Aは、本発明の別の実施形態による、上方向に半円形の輪郭を有する2つのフラップの上面図を図式的に示す。 図6Bは、延出した位置での図6Aのフラップを図式的に示す。 図7Aは、本発明の別の実施形態による、上方向および下方向に半円形の輪郭を有する2つの隣接したフラップの図を図式的に示す。 図7Bは、延出した位置での図7Aのフラップを図式的に示す。 図8Aは、本発明の一実施形態による、四角形パターンの上述のフラップの一般化された概略図を図式的に示す。 図8Bは、延出した位置での図8Aのフラップを図式的に示す。 図9Aは、本発明の別の実施形態による、フィラメント様テクスチャを有するフラップの図を図式的に示す。 図9Bは、延出した位置での図9Aのフラップを図式的に示す。 図10Aは、本発明の別の実施形態による、LがLよりも大きいときのフィルム状フラップの上面図を図式的に示す。 図10Bは、延出した位置での図10Aのフラップを図式的に示す。 図11Aは、本発明の別の実施形態による、2つの隣接したフィルム状フラップを備えた図10の実施形態を図式的に示し、ここでもまた、フラップは、切込みが正弦波形状を有することを特徴とする。 図11Bは、延出した位置での図11Aのフラップを図式的に示す。 図12Aは、本発明の別の実施形態による、4つの三角形のフラップの図を図式的に示す。 図12Bは、延出した位置での図12Aのフラップを図式的に示す。 図13Aは、上に定義され、本発明の一実施形態による、極性抵抗基準(PRS)試験チャンバの鉛直方向からの図を図式的に示す。 図13Bは、本発明の一実施形態による、PRS試験チャンバの側面図を図式的に示す。 図14A、図14Bおよび図14Cは、本発明の一実施形態による、セル拘束システムによって隔てられた2層のGRMを通過する断面の、鉛直方向からの図を図式的に示す。

Claims (26)

  1. 複数の細長いストリップを備えセル拘束システムであって、該複数のストリップのそれぞれは、互いに隣接するストリップの間に複数のセルを含むハニカム構造を形成するように、隣接するストリップに結合され、各セルは、1つ以上のセル壁によって規定され、該セル壁のうちの少なくとも1つは、該壁にヒンジ結合された少なくとも1つのフラップを含む、セル拘束システム。
  2. 前記フラップの少なくとも一部は、前記壁に溶着されるか、縫着されるか、または結合される、請求項1に記載のセル拘束システム。
  3. 前記フラップの少なくとも一部は、前記壁の切り込みによって形成される、請求項1に記載のセル拘束システム。
  4. 前記ストリップの少なくとも一部は、エンボス加工された壁を形成する、請求項1に記載のセル拘束システム。
  5. 前記ストリップの少なくとも一部は、有孔壁を形成する、請求項1に記載のセル拘束システム。
  6. 前記壁のそれぞれは、LH面(1)によって特徴付けられ、Lは、前記セル壁の水平方向の寸法であり、Hは、前記セル壁の垂直方向の寸法であり、前記ストリップの少なくとも一部は、その当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を含み、該切り込みは、該セルが土木用強化材料(GRMによって充填されるときには、L 面(2)によって規定される少なくとも1つのフラップの突出を可能とし、 は、前記フラップの水平方向の寸法であり、H は、前記フラップの垂直方向の寸法であり、前記フラップは、該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに回転自由である、請求項1に記載のセルウェブ。
  7. H面の1つ以上の切り込みは、多角形パターン、曲線パターン、またはそれらの組み合わせを形成する、請求項1に記載のセルウェブ。
  8. 1つ以上の切り込みは、連続的であるか、隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載のセルウェブ。
  9. 前記切り込みの少なくとも一部は、前記 面上で正弦波パターンを形成する、請求項7に記載のセルウェブ。
  10. 前記切り込みは、前記LH面平行なLおよびHの寸法によって特徴付けられる、請求項6に記載のセル拘束システム。
  11. =0となるように、前記フラップの縁隣接した正弦曲線を含む、請求項13に記載のセル拘束システム。
  12. 前記少なくとも1つのフラップは、その構造が幅方向に引き伸ばされるときに、前記セル壁から突出し、延出する、請求項1に記載のセル拘束システム。
  13. 前記少なくとも1つのフラップは、土木用強化材料(GRMの状態が所定量にまで変化するときにのみ、前記セル壁から突出し、延出する、請求項1に記載のセル拘束システム。
  14. 前記少なくとも1つのフラップは、(i)第1の所定量よりも大きな圧力勾配が前記壁にわたって与えられるときにのみ、(ii)第2の所定量よりも低い垂直応力が該壁にわたって与えられるときにのみ、その壁から延出するように適合され該第1および第2の所定量は、0.6気圧より小さい、請求項13に記載のセル拘束システム。
  15. は、約0.04cmから21cmまでである、請求項6に記載のセル拘束システム。
  16. は、約0.04cmから21cmまでである、請求項6に記載のセル拘束システム。
  17. Hは、約10cmから4,000cmまでのセル壁面積LHである、請求項6に記載のセル拘束システム。
  18. 複数の細長いストリップを備えセル拘束システムであって、該複数のストリップのそれぞれは、互いに隣接するストリップの間に複数のセルを含むハニカム構造を形成するように、隣接するストリップに結合され、複数のセルの少なくとも一部は、隣接する溶着または接続するセグメントに固定された少なくとも1つのフラップをさらに含む、セル拘束システム。
  19. セル拘束システム(CCS)と、これを満たす土木用強化材料(GRM)との間の相対的な変位を、該CCSの壁から延出する係止システムを構築することと、これにより該CSSとそのGRMとの間の連結システムを構築することによって、最小化する方法であって、該方法は、
    a)複数の細長いストリップを備えセル拘束システムを取得することであって、該複数のストリップのそれぞれは、互いに隣接するストリップの間に複数のセルを含むハニカム構造を形成するように、隣接するストリップに結合され、各セルは、1つ以上のセル壁によって規定されている、ことと、
    b)該セル壁のそれぞれにおいて、該壁の少なくとも1つの切り込みによって形成される、該壁にヒンジ結合された少なくとも1つのフラップを提供することと
    含む、方法。
  20. a)セル拘束システムを取得することであって、前記壁のそれぞれは、LH面(1)によって特徴付けられ、Lは、前記セル壁の水平方向の寸法であり、Hは、前記セル壁の垂直方向の寸法であり、前記ストリップの少なくとも一部は、その当該セルの少なくとも1つまたは任意の数のセルにおいて、1つ以上の切り込み(3)を含み、該切り込みは、該セルが締固めされたGRMによって充填されるときに、L 面(2)によって規定される少なくとも1つのフラップの突出を可能とし、 は、前記フラップの水平方向の寸法であり、H は、前記フラップの垂直方向の寸法であり、該フラップは、該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに回転自由である、ことと、
    b)該面上の少なくとも1つの回転軸(4)の回りに、該フラップを回転させることであって、その結果として、該フラップは、いかなる物体にも捕捉され、セル拘束システムと充填されたGRMとの間の相対的変位を最小化するように、該LH面から突出する、ことと
    含む、請求項19に記載の方法。
  21. 少なくとも1つの有孔壁を提供するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  22. エンボス加工された壁を形成する前記フラップの少なくとも一部を提供するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  23. GRMの状態が所定量にまで変化するときにのみ、少なくとも1つのフラップをその壁から延出するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  24. (i)第1の所定量よりも大きな圧力勾配が前記壁にわたって与えられるときにのみ、(ii)第2の所定量よりも低い垂直応力が該壁にわたって与えられるときにのみ、少なくとも1つのフラップをその壁から延出するステップをさらに含み、該第1および第2の所定量は、0.6気圧より小さい、請求項19に記載の方法。
  25. 多角形パターン、曲線パターン、またはそれらの組み合わせを形成するために、前記LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  26. 連続的であるか、隔たっているか、またはそれらの任意の組み合わせのパターンを形成するために、LH面の少なくとも一部に切り込みを付けるステップを含む、請求項19に記載の方法。
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