JP4678641B2 - 耐重力加速度服内圧力の制御方法、制御装置及び制御システム - Google Patents

耐重力加速度服内圧力の制御方法、制御装置及び制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重力加速度の上昇によって起きる意識喪失、特に航空機の飛行士が通常以下の低い重力加速度にある期間から通常より高い重力加速度へ移る時の意識喪失を起き難くさせる方法、装置、及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
「プッシュ−プル効果(Push−pull Effect)」と呼ばれる現象は、飛行士が低いあるいはマイナスの重力加速度の直後に高いプラスの重力加速度に晒された時に起こり、飛行士の重力加速度の増加に耐える力を減少させ、飛行士を無意識、無防備のままに生命を脅かす結果となりうる。
【0003】
飛行中、飛行士は通常の重力加速度(1G)より低い状況に晒らされている。この状態では、血液は頭に押し上げられて飛行士の上半身の血圧は上昇する。そこで人体の生理学的反応によって、心拍数を減らし、血管を膨らませて大脳血圧を低下させ、血圧を通常レベルに低下させようとする。
【0004】
ところが、飛行士が生理学的反応をすることが出来ないと、血圧が上がり過ぎ、「レッドアウト(Redout)」として知られる状態に陥る。レッドアウトすなわち視野が赤く見える状態は、重力加速度が低くなったときに網膜血管が破裂して起こる。生理学的研究によれば、重力加速度の低い状態では、副交感神経系は高血圧を感知し、2〜4秒で心拍数を減らし、5〜7秒で血管を膨らませて血圧を自動的に低下させるように働いている。
【0005】
低いあるいはマイナスの重力加速度から高い重力加速度へと移り変わる時には、飛行士は血液が頭部から引き下げされ、大脳の血圧が通常以下に減る。交感神経系が反応して、約6〜8秒で心拍数を増加させ、約7〜15秒で血管を圧縮して大脳の血圧を上昇させようとする。
【0006】
高い重力加速度では、大脳血圧が下がり、脳の酸素量が減少することにより、飛行士は意識喪失または瞬間的な失神を引き起こす。重力加速度が急激に上昇すると、脳には5〜7秒分の酸素しかないので、飛行士は視野がなくなり又色がなくなる状態になり、5〜7秒で意識を失うことがある。
【0007】
高性能戦闘機の飛行士は、方向変換、速度の急激な変化をしながら操縦しているので、低いマイナスの重力加速度と高い重力加速度の両方を体験することとなる。
【0008】
このような急激な重力加速度上昇が飛行士の瞬間的な失神につながる生理学効果に対し、これまで多くの対策が提案されているが、このうち脚に血液を蓄積することを防ぎ、上半身に血液を流すことにより、高い重力加速度に耐える力を増加させる方法が一般に採用されている。
【0009】
その方法の一つは、加圧耐重力加速度服の着用である。耐重力加速度服は、基本的には飛行士が着用するズボンの中に風船を入れるようなもので、風船に圧力をかけることによって飛行士の脚及び腹部を圧迫し、頭から脚へと追いやられた血量を減らし、重力加速度耐性を約1.5〜2Gだけ増加させることができる。
【0010】
耐重力加速度服の使用を説明すると以下の通りである。すなわち、高い重力加速度と闘うために飛行士が着用する耐重力加速度服に加えられる圧力は通常下記〔式1〕で定義され、9Gで11PSIが最高である。ここで、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値を表し、Pは耐重力加速度服に加えられる圧力である。
【0011】
【数7】
Figure 0004678641
【0012】
〔式1〕は1.0Gの基準から重力加速度レベルを上げる人体の生理学的反応の体験的証拠に基づいたものである。この提案には、血圧が上昇し血液が頭部へ押し上げられるマイナスの重力加速度から、血圧が低下し血液が頭部から引き下げられるプラスの重力加速度への移り変わる際に起きる「プッシュ−プル効果」は考慮されていない。
【0013】
高い重力加速度でも低い重力加速度でも、飛行士には明らかにマイナスの衝撃を与えるが、特に低い重力加速度から高い重力加速度への変化が組み合わせられると、飛行士にかかる重力加速度の衝撃は一層増加する。低重力加速度期間中に生理学的反応により血液が脳に押し上げられ、その結果、高い重力加速度に対しての耐える力が弱くなっているのである。
【0014】
「プッシュ−プル効果」は、最近のカナダでのCF−18航空機が墜落事故を起こして死者を出したことで脚光を浴びることになった。この墜落事故は、飛行士がマイナスの重力加速度に晒された後に、高いプラスの重力加速度を体験して起こった。調査の結果は、事故の原因は「プッシュ−プル効果」によるものであった。他にもいくつかの航空機事故で、原因がプッシュ−プル効果にあるのではないかと疑われているのがある。この現象は、アクロバット飛行の飛行士の間では知られており、多くの体験が報告されている。
【0015】
個人の体格も、重力加速度に耐える能力に影響し、例えば、背の高い人は、背の低い人よりも、心臓から脳へより遠くに血液を送り出さなければならないので、失神し易い。それ故、耐重力加速度服は個人の体格に適合させる必要がある。
【0016】
「プッシュ−プル効果」が原因で起きる事故をなくすことは、戦闘機を操縦する飛行士に明らかな戦術上の利点を与える事でもある。
【0017】
このような見地から、低い重力加速度から高い重力加速度へ移り変わる時に起きる意識喪失を減少させることは、当業界には必要である。さらに、航空機のコンピュータによる付加的な処理をしないで耐重力加速度服を制御できるシステムにより既存の航空機の装置を改良することが特に望ましいであろう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、航空機が通常以下の低い重力加速度にある期間から通常より高い重力加速度へ移る時に、飛行士が体験する「プッシュ−プル効果」、すなわち重力加速度によって起きる意識喪失を克服する方法、装置及びシステムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑み本発明は、耐重力加速度服内圧力の制御方法、装置、そのシステムであり、飛行士が受ける重力加速度、個々の飛行士の体格、これまで受けた重力加速度の履歴から耐重力加速度服内の所望の圧力を計算し、耐重力加速度服内の圧力を制御することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下の説明において、飛行士という用語は、航空機のパイロット、同乗者の個人及び集団を含めている。
【0021】
図1は、本発明の耐重力加速度服内圧力の制御システムの略ブロック図である。
【0022】
耐重力加速度服10は、耐重力加速度システム11に接続し、飛行士(図示してない)が着用して、飛行中の高い重力加速度レベルに対して耐性を増加させるものである。耐重力加速度服10は、飛行士の脚及び胴を空気袋で覆い、その空気袋は高加速度操作中に自動的に膨張して血管を圧縮し、血流が脳へ行くようにする。
【0023】
耐重力加速度システム11は、重力加速度計12、圧力計16、耐重力加速度制御装置14、バルブ制御装置18、圧力スイッチ26、圧力源24、圧力レリーフバルブ28、フィルバルブバルブ20、ベントバルブバルブ22、圧力管路40からなっている。
【0024】
重力加速度計12は、飛行士が体験する重力加速度レベルをモニターし、重力加速度レベルの信号を耐重力加速度制御装置14に出力する。一般に海抜ゼロにおける重力加速度は1Gである。圧力計16は耐重力加速度服10内の圧力をモニターし、圧力レベルの信号を耐重力加速度制御装置14に出力する。耐重力加速度制御装置14は重力加速度計12及び圧力計16からの入力を受け、時間を重力加速度の関数として、耐重力加速度服10内の圧力を増加させるべきか減少させるべきかどうかを計算する。これまでの重力加速度レベルの履歴をモニターすることによって、耐重力加速度制御装置14は耐重力加速度服10がプッシュ−プル効果と闘うためにどの位の圧力スケジュールで進めればよいか適切に決定することができる。
【0025】
耐重力加速度制御装置14は、バルブ制御装置18を制御することによって耐重力加速度服10内の圧力を調節する。バルブ制御装置18は、耐重力加速度制御装置14からの圧力信号を増加させたり、あるいは減少させたりして、それぞれフィルバルブ20を開けてベントバルブ22を閉じる、あるいはフィルバルブ20を閉じてベントバルブ22を開けて耐重力加速度服10内の圧力を制御する。フィルバルブ20及びベントバルブ22は、電気的に別々であっても、一緒であってもよい。フィルバルブ20は、圧力源24に接続されていて、耐重力加速度服10に加圧空気を供給する。
【0026】
耐重力加速度服10の圧力が、予め設定された限度を超えた場合、圧力スイッチ26はバルブ制御装置18に指示を送りフィルバルブ20を閉じ、ベントバルブ22を開けて過剰圧力を抜くことができる。さらに、圧力レリーフバルブ28は、耐重力加速度服10の圧力が設定限度を超えた場合の安全手段として機能する。
【0027】
重力加速度に対する呼吸圧力調節装置(図示してない)もまた、顔部および胸部の耐圧服(図示してない)の圧を適正にするために含まれている。呼吸圧力調節装置は、米国空軍CRU−93又はCRU−98または米国海軍CRU−103に示されている。
【0028】
図2は、耐重力加速度制御装置に含まれるシステム回路のブロック図である。
【0029】
耐重力加速度制御装置14の回路は、情報伝達用のシステムバス30、情報処理用のプロセッサー32、読み取り専用メモリ(ROM)34、メインメモリ36、メモリ装置38からなっている。
【0030】
耐重力加速度制御装置14は、ランダムアクセスメモリ(RAM)などのメインメモリ36を含み、システムバス30に接続され、プロセッサー32によって実行される命令、重力加速度計12および圧力計16の信号を記憶する。また、プロセッサー32が命令を実行する間に一時変数または他の中間情報を記憶するために、メインメモリ36を使用することができる。メモリ装置38は、磁気ディスク又は光学ディスクなどであり、システムバス30に接続され加速度計12及び圧力計16が入力する信号を記憶する。
【0031】
バルブ制御装置18の動作は、耐重力加速度制御装置14のプロセッサー32によって制御され、メインメモリ36に含まれる一連の命令を実行する。このような命令は、メモリ装置38のような別のコンピュータの読み取り可能媒体からメインメモリ36に読み込まれる。しかし、コンピュータ読み取り可能媒体はメモリ装置38のような装置に限られるものではない。例えば、コンピュータ読み取り可能媒体はフロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、その他磁気媒体、CD−ROM、その他光学媒体、パンチカード、紙テープ、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROMなど、コンピュータが読み取る事のできる全ての媒体を包含する。
【0032】
本発明の実施の形態は、ハードウェア回路及びソフトウェアのいかなる特定の組み合わせに限られるものではない。
【0033】
好ましい実施態様では、ROM34あるいはメモリ装置38に、下記〔式2〕を記憶させ、プロセッサー32によって、低いあるいはマイナスの重力加速度レベルに続いて高い重力加速度レベルに晒されたときに、耐重力加速度服10内にどのような圧力設定をするかを決定する。
【0034】
【数8】
Figure 0004678641
【0035】
〔式2〕において、Pはプッシュ−プル効果および高いプラスの重力加速度の影響と闘うための耐重力加速度服10に加えられる圧力である。Gzは飛行士が受ける重力加速度の値を表し、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数である。低いあるいはマイナスの重力加速度を受けていないかあるいは一瞬しか受けていない場合は、Gzは0.5Gより大きく、Xの値は0に設定される。2秒間以上Gzの値が0.0Gより大きく0.5Gより小さい場合は、Xの値は0・5に設定される。2秒間以上Gzが−0・5Gより大きく0.0Gより小さい場合、Xの値は1.0に設定され、2秒間以上Gzが−0・5Gより小さい場合Xの値は1.5に設定される。Xの最大値は1.5である。
【0036】
圧力スケジュールを0.0G以下で始めるとマイナスの重力加速度に対する人体の生理学的反応が強まり、飛行士が続いて起こるプラスの重力加速度に晒らされる時に起きる「プッシュ−プル効果」をひどくなるので、0.0G以上(又は約0.167G)まで進めてから耐重力加速度服10の圧力を加え始めると好ましい。
【0037】
プロセッサー32は、メインメモリ36に記憶されている重力加速度計12の最新の入力をモニターしている。重力加速度計12の入力が2秒間以上0.5Gより小さい場合、プロセッサー32は〔式2〕を使って、プッシュ−プル効果と闘う為に耐重力加速度服10に必要な圧力レベルを計算する。重力加速度計12入力が0.5Gの力より小さい場合、〔式2〕の変数Xは0.5に設定される。従って、重力加速度計12入力が0.0及び−0・5Gの力より小さい場合、変数Xはそれぞれ1.0および1.5である。プロセッサー32は計算された圧力をメインメモリ36に記憶された最新の服10圧力レベルと比較し、その差異を計算する。差異がわかると、プロセッサー32は信号をシステムバス30を通してバルブ制御装置18に伝達し、フィルバルブ20及びベントバルブ22を開閉する。
【0038】
計算された差異が、計算された圧力がその時の耐重力加速度服10の圧力より大きいと示した場合、プロセッサー32は圧力を増加させる信号を発生し、計算された差異が、計算された圧力が耐重力加速度服10の圧力より小さいと示した場合、プロセッサー32は圧力を減少させる信号を発生する。圧力増加の信号を受けたのに応じて、バルブ制御装置18はベントバルブ22を閉じ、フィルバルブ20を開けて耐重力加速度服10の圧力を増加させる。計算された差異がない場合、プロセッサー32は信号をシステムバス30を通じてバルブ制御装置18に伝達して、フィルバルブ20及びベントバルブ22を閉じる。プロセッサー32は重力加速度計12及び圧力計16の入力をモニターし続ける。
【0039】
耐重力加速度服10内の圧力が設定限度を超えた場合、圧力スイッチ26はバルブ制御装置18にフィルバルブ20を閉じ、ベントバルブ22を開いて過剰圧力を抜くことのできる。
【0040】
例として、図1に示した耐重力加速度システム11の耐重力加速度服10の操作を説明する。
【0041】
耐重力加速度服10を着用している飛行士が低いあるいはマイナスの重力加速度レベル、例えば約3秒間−0.2Gを体験すると、重力加速度計12は重力加速度レベルを示す信号を耐加速度制御装置14に伝達して、メインメモリ36又はメモリ装置38に記憶する。この時点で、ゼロあるいは極く僅かな圧力が耐加速度システム11によって耐重力加速度服10に運ばれる。プラスの重力加速度レベル、例えば1Gになると、プロセッサー32は望ましい服の圧力を、〔式2〕を使ってP=1.5×(1−1.667+1)=0.5PSIと計算する。増加圧力の信号は耐重力加速度制御装置14によってバルブ制御装置18へと送られる。重力加速度が2Gになると、プロセッサー32は〔式2〕を使ってP=1.5×(2−1.667+1)=1.9995PSIと計算して所望の服圧力を決定する。また、増加圧力信号はバルブ制御装置18に耐重力加速度制御装置14によって送られる。従来技術の〔式1〕を使うと、重力加速度が2Gになると、耐重力加速度服10に加えられる圧力は、P=1.5×(2−1.667)=0.5PSIになる。耐重力加速度制御装置14によって行われた〔式1〕及び〔式2〕からの圧力値の結果を比較することで、〔式2〕に基づいて計算された圧力は〔式1〕によって求められた圧力よりも1.5PSI大きいことが明らかになった。
【0042】
飛行士が前に低いあるいはマイナスの重力加速度を受けずに、通常または高いプラスの重力加速度を体験すると、〔式2〕のXの値はゼロに設定されので、〔式2〕は〔式1〕と同じになる。
【0043】
また、別の実施形態では、〔式2〕の代わって下記〔式3〕が使われる。ここで、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Yは個々の飛行士の体格を示す体格信号であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である。
【0044】
【数9】
Figure 0004678641
【0045】
Yは、圧力に対する重力加速度の応答感度を変える為に使われる値で1に近い。これは、例えば耐重力加速度服の応答感度を特定の個人に適合させるのに役立ち、背の高い人は、重力加速度が高い感度(例えば、1.05のYの値)で応答する必要あり、背の低い人はもっと緩やかな応答(例えば、0.95のYの値)が必要である。
【0046】
Yの値は飛行士(2人以上のパイロットによって飛ぶ航空機は、個人別に)によって、飛行前のメニュー入力として〔式3〕に入力される。さらに、Y値は飛行士によって飛行中に変更することができる。Yの値は、飛行中に、高い重力加速度操作中のパイロットの生理学的反応の測定に基づいて決定し変更される。例えば、パイロットの首での血圧が低い値は下半身に追加の圧力が必要であることを示し、Yの値は続いて起こる高い重力加速度操作中に増加することを示している。
【0047】
さらに別の実施の形態では、Yの値はGzの変化比の関数としてとらえ、Gzが急激に高くなったとき、Y値を高くし、圧力に対する重力加速度の応答感度を上げる。同じように、Yの値はこれまでの航空機操作および飛行士が受けたGzの関数として調節される。これは、X値の変化と一緒に行われ、Gzに対する最適な圧力を決めるのに有効である。
【0048】
耐重力加速度制御装置14は、既存の航空機コンピュータからは特別な入力を必要としないので、「プッシュ−プル効果」を起こす可能性のある航空機にこの装置を取付けるのは簡単である。航空機コンピュータから耐重力加速度システム11へ予想される高重力加速度レベルを指示する信号を送ると、耐重力加速度服10に圧力を満たす時間的余裕が与えられる。すなわち、航空機制御が5Gを越える急激な重力加速度上昇があるとすると、その予想の信号がシステムバス30を通してプロセッサー32へ送られる。
【0049】
本発明はパイロットに対する「プッシュ−プル効果」を軽減させるに有効である。さらに、耐重力加速度システム11は、航空機コンピュータからは付加の入力も必要なく、航空機に後で取付けるのも簡単である。
【0050】
以上の図示及び説明された本発明の実施の形態は、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく、多くのバリエーションが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐重力加速度服内圧力の制御システムを示す略ブロック図である。
【図2】耐重力加速度制御装置に含まれるシステム回路のブロック図である。

Claims (42)

  1. 飛行士が受ける重力加速度を示す重力加速度信号を記憶し、重力加速度信号に基づいて、1Gより低い重力加速度の期間から1Gより高い重力加速度へ移る変化に応じて、耐重力加速度服内の圧力を増加させることを特徴とする耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  2. 耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けGzの値によって決定する変数値である〕に従って増加させることを特徴とする請求項1記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
    Figure 0004678641
  3. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が2秒間以上で、Gzが0.0G≦Gz<0.5G〔Gは重力加速度〕の場合Xが0.5、2秒間以上で、Gzが−0.5G≦Gz<0.0Gの場合Xが1.0、及び2秒間以上で、GzがGz<−0.5Gの場合Xが1.5であるスケジュールに従ってXの値を決定することを特徴とする請求項2記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  4. Xの最大値が1.5であり、Pの最大値が11.0PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項3に記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  5. 急激な重力加速度の上昇予想を示す予想信号を受け取り、予想信号に応じて耐重力加速度服内の圧力を増加させることを特徴とする請求項1記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  6. 前記予想信号は5Gを越える急激な重力加速度上昇であることを特徴とする請求項5に記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  7. 耐重力加速度服内の圧力が所定の値を超えた場合、耐重力加速度服内の圧力を抜くことを特徴とする請求項1記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  8. 所定の値が11PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項7記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  9. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が2秒間より長いことを特徴とする請求項1に記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  10. 個々の飛行士の体格を示す体格信号を記憶し、体格信号に応じて耐重力加速度服内の圧力を増加させることを特徴とする請求項1記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  11. 耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Yは個々の飛行士の体格を示す体格信号であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である〕に従って増加させることを特徴とする請求項1記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
    Figure 0004678641
  12. 前記体格信号は、飛行士によって入力されることを特徴とする請求項10記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  13. 前記体格信号は、高い重力加速度操作中の飛行士の頭部あるいは首の辺りの血圧を感知することによって入力されることを特徴とする請求項10に記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  14. 前記体格信号は、重力加速度が変わる間の重力加速度の変化比を関数としてとらえることを特徴とする請求項10に記載の耐重力加速度服内圧力の制御方法。
  15. 圧力信号に応答して、耐重力加速度服内の圧力を増加あるいは減少させるバルブ制御装置重力加速度と耐重力加速度服の圧力の信号を受けこれを記憶するメモリ装置、1Gより低い重力加速度の期間から1Gより高い重力加速度へ移る変化に応じて飛行士が受ける重力加速度、さらに前記メモリ装置からこれまで受けた重力加速度の信号を得て耐重力加速度服の最適圧力を計算し、その時の耐重力加速度服の圧力と比較して増加あるいは減少圧力信号を前記バルブ制御装置に送るプロセッサーからなることを特徴とする耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  16. 耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である〕に従って計算することを特徴とする請求項15記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
    Figure 0004678641
  17. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が2秒間以上で、Gzが0.0G≦Gz<0.5G〔Gは重力加速度〕の場合Xが0.5、2秒間以上で、Gzが−0.5G≦Gz<0.0Gの場合Xが1.0、及び2秒間以上で、GzがGz<−0.5Gの場合Xが1.5であるスケジュールに従ってXの値を決定することを特徴とする請求項16記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  18. Xの最大値が1.5であり、Pの最大値が11.0PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項17記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  19. 急激な重力加速度の上昇予想を示す予想信号を受け取り、予想信号に応じて耐重力加速度服内の圧力を増加させることを特徴とする請求項15記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  20. 前記予想信号は5Gを越える急激な重力加速度上昇であることを特徴とする請求項19に記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  21. 耐重力加速度服内の圧力が所定の値を超える場合、耐重力加速度服内の圧力を抜く圧力スイッチを有することを特徴とする請求項15記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  22. 所定の値が11PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項21記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  23. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が2秒間より長いことを特徴とする請求項15に記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  24. 前記メモリ装置が、個々の飛行士の体格を示す体格信号を記憶することを特徴とする請求項15記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  25. 耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Yは個々の飛行士の体格を示す体格信号であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である〕に従って計算することを特徴とする請求項15記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
    Figure 0004678641
  26. 前記体格信号は、飛行士によって入力されることを特徴とする請求項24記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置。
  27. 前記体格信号は、高い重力加速度操作中の飛行士の頭部あるいは首の辺りの血圧を感知することによって入力されることを特徴とする請求項24に記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置
  28. 前記体格信号は、重力加速度が変わる間の重力加速度の変化比を関数としてとらえることを特徴とする請求項24に記載の耐重力加速度服内圧力の制御装置
  29. 耐重力加速度服内の圧力を制御する圧力制御装置重力加速度信号のこれまでの履歴を記憶する記憶装置前記圧力制御装置と前記記憶装置に接続し、1Gより低い重力加速度期間から1Gより高い加速度へ移る変化に応じて耐重力加速度服の圧力を増加させる補償制御装置からなることを特徴とする耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  30. 前記補償制御装置が、耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である〕に従って計算することを特徴とする請求項29記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
    Figure 0004678641
  31. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が、2秒間以上で、Gzが0.0G≦Gz<0.5G〔Gは重力加速度〕の場合Xが0.5、2秒間以上で、Gzが−0.5G≦Gz<0.0Gの場合Xが1.0、及び2秒間以上で、GzがGz<−0.5Gの場合Xが1.5であるスケジュールに従ってXの値を決定することを特徴とする請求項30記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  32. Xの最大値が1.5であり、Pの最大値が11.0PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項31記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  33. 急激な重力加速度上昇予想を示す予想信号を受け取り、予想信号に応じて耐重力加速度服内の圧力を増加させることを特徴とする請求項29記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  34. 前記予想信号は5Gを越える急激な重力加速度上昇であることを特徴とする請求項33に記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  35. 耐重力加速度服内の圧力が所定の値を超える場合に、耐重力加速度服内の圧力を抜く圧力スイッチを有することを特徴とする請求項29記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  36. 所定の値が11PSI(ポンド/立方インチ)であることを特徴とする請求項35記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  37. 1Gより低い重力加速度に晒される期間が2秒間より長いことを特徴とする請求項29に記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  38. 前記記憶装置が、個々の飛行士の体格を示す体格信号を記憶することを特徴とする請求項29記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  39. 前記補償制御装置が、耐重力加速度服内の圧力を、下記式〔式中、Pは耐重力加速度服内の所望の圧力であり、Yは個々の飛行士の体格を示す体格信号であり、Gzは飛行士が受ける重力加速度の値であり、Xはこれまで受けたGzの値によって決定する変数値である〕に従って計算することを特徴とする請求項29記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
    Figure 0004678641
  40. 前記体格信号は、飛行士によって入力されることを特徴とする請求項38記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  41. 前記体格信号は、高重力加速度操作中の飛行士の頭部あるいは首の辺りの血圧を感知することによって入力されることを特徴とする請求項38に記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
  42. 前記体格信号は、重力加速度が変わる間の重力加速度の変化比を関数としてとらえることを特徴とする請求項38に記載の耐重力加速度服内の圧力制御システム。
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