JPH04215598A - 耐ｇ用座席装置 - Google Patents
耐ｇ用座席装置Info
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- JPH04215598A JPH04215598A JP40166290A JP40166290A JPH04215598A JP H04215598 A JPH04215598 A JP H04215598A JP 40166290 A JP40166290 A JP 40166290A JP 40166290 A JP40166290 A JP 40166290A JP H04215598 A JPH04215598 A JP H04215598A
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 5
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Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は航空機の操縦系統に適用
される耐Ｇ用座席装置に関する。
される耐Ｇ用座席装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】機動性の高い航空機では、パイロットに
対し、各方向にＧ（加速度）がかかることが多く、就中
、大きなＧが下向きにかかると、頭部の血液が下方へ降
り、脳貧血を起し、意識喪失に到る。これが対策として
従来は図３に示すようにＧスーツに空気圧を送りパイロ
ットの腹部及び下肢を締め上げる手段、シート傾斜角を
大きくする手段（参考；Ｆ−１５が１５°に対してＦ−
１６は３０°と大きくなっている）、及び最近では加圧
１００％酸素をパイロットに供給する手段等を用いるこ
とによりパイロットの耐Ｇ性を向上して来た。しかしま
だ十分とは云えず一層の対策が求められている。
対し、各方向にＧ（加速度）がかかることが多く、就中
、大きなＧが下向きにかかると、頭部の血液が下方へ降
り、脳貧血を起し、意識喪失に到る。これが対策として
従来は図３に示すようにＧスーツに空気圧を送りパイロ
ットの腹部及び下肢を締め上げる手段、シート傾斜角を
大きくする手段（参考；Ｆ−１５が１５°に対してＦ−
１６は３０°と大きくなっている）、及び最近では加圧
１００％酸素をパイロットに供給する手段等を用いるこ
とによりパイロットの耐Ｇ性を向上して来た。しかしま
だ十分とは云えず一層の対策が求められている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の耐Ｇ手段に
は解決すべき次の課題があった。
は解決すべき次の課題があった。
【０００４】即ち、パイロットの耐Ｇ限界には比較的大
きなバラツキがあり、一定のＧに対して画一的なシート
傾斜角ではパイロットによっては満足な耐Ｇ性能が得ら
れなかったり、また、たとえば航空機の一層の旋回を必
要とするような場合、最適のシートの傾斜角が得られな
いことによるＧ制限から飛行目的が達成されなかったり
するという問題があった。
きなバラツキがあり、一定のＧに対して画一的なシート
傾斜角ではパイロットによっては満足な耐Ｇ性能が得ら
れなかったり、また、たとえば航空機の一層の旋回を必
要とするような場合、最適のシートの傾斜角が得られな
いことによるＧ制限から飛行目的が達成されなかったり
するという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、航空機の急加速によりパイロットに印加さ
れる加速度を検知する加速度計と、同加速度計の検知し
た加速度が上記パイロットの意識に異常を及ぼす範囲に
入っているか否かを判定するため当該パイロットについ
て予め得られた個人別加速度環境医学データを入力する
データ入力器と、同データ入力器の出力する個人別加速
度環境医学データの信号と上記加速度計が検知した加速
度及び所要の機体運動の情報とにより座席湾曲量を決定
する演算手段と、同演算手段の算出した湾曲指令に基い
て座席背部を湾曲させる駆動手段とを具備してなること
を特徴とする耐Ｇ用座席装置を提供しようとするもので
ある。
手段として、航空機の急加速によりパイロットに印加さ
れる加速度を検知する加速度計と、同加速度計の検知し
た加速度が上記パイロットの意識に異常を及ぼす範囲に
入っているか否かを判定するため当該パイロットについ
て予め得られた個人別加速度環境医学データを入力する
データ入力器と、同データ入力器の出力する個人別加速
度環境医学データの信号と上記加速度計が検知した加速
度及び所要の機体運動の情報とにより座席湾曲量を決定
する演算手段と、同演算手段の算出した湾曲指令に基い
て座席背部を湾曲させる駆動手段とを具備してなること
を特徴とする耐Ｇ用座席装置を提供しようとするもので
ある。
【０００６】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【０００７】即ち、パイロットの個人別加速度環境医学
データを基に各種座席背部湾曲度に対応した意識喪失に
関する判定領域作成プログラムを作り、これと、たとえ
ば操縦桿・スタビレータ指令並びに慣性航法装置によっ
て計測された姿勢角、高度及び速度等の機体運動の情報
と、別に備えた加速度計の検知する加速度とにより演算
手段で座席湾曲量を求め、パイロットが意識障害等に陥
ることのない座席背部の最適湾曲量を駆動手段に指令し
て、座席背部を湾曲させる。
データを基に各種座席背部湾曲度に対応した意識喪失に
関する判定領域作成プログラムを作り、これと、たとえ
ば操縦桿・スタビレータ指令並びに慣性航法装置によっ
て計測された姿勢角、高度及び速度等の機体運動の情報
と、別に備えた加速度計の検知する加速度とにより演算
手段で座席湾曲量を求め、パイロットが意識障害等に陥
ることのない座席背部の最適湾曲量を駆動手段に指令し
て、座席背部を湾曲させる。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を図１及び図２により説明
する。
する。
【０００９】図１は本実施例の構成を兼ねた機能ブロッ
ク図、図２は座席湾曲度を決定するメカニズムを時間の
経過と伴に示した説明図である。
ク図、図２は座席湾曲度を決定するメカニズムを時間の
経過と伴に示した説明図である。
【００１０】なお、本実施例の装置は従来、パイロット
耐Ｇ性用に用いられている各種装置に追加されて使用さ
れるものでそこに利用される原理は今までには存在しな
かった。
耐Ｇ性用に用いられている各種装置に追加されて使用さ
れるものでそこに利用される原理は今までには存在しな
かった。
【００１１】本装置の耐Ｇ性原理は脳内血液の脳外への
流出すなわち体内への下降を防ぐため、印加されうるで
あろう又は印加されたＧに対してパイロットの耐Ｇ性に
対応した量だけ座席の背部を後方へ湾曲させることによ
り、航空機の旋回Ｇによる脳内血液にかかる遠心力をベ
クトル的に後頭部の方向へそらすことである。
流出すなわち体内への下降を防ぐため、印加されうるで
あろう又は印加されたＧに対してパイロットの耐Ｇ性に
対応した量だけ座席の背部を後方へ湾曲させることによ
り、航空機の旋回Ｇによる脳内血液にかかる遠心力をベ
クトル的に後頭部の方向へそらすことである。
【００１２】図１において、本実施例の装置は座席１７
、操縦桿１８、座席背部１９を駆動するためのサーボシ
リンダ８、サーボシリンダ８への油圧を調節するための
サーボバルブ１１、油圧源２２、コンピュータ６、デー
タ入力器２３、パイロット７に関する個人別加速度環境
医学データ２５、慣性航法装置３及び加速度計１４から
構成されている。
、操縦桿１８、座席背部１９を駆動するためのサーボシ
リンダ８、サーボシリンダ８への油圧を調節するための
サーボバルブ１１、油圧源２２、コンピュータ６、デー
タ入力器２３、パイロット７に関する個人別加速度環境
医学データ２５、慣性航法装置３及び加速度計１４から
構成されている。
【００１３】次に上記構成の作用について説明する。ま
づ、航空機の始動時、カセット状のものに入れられてい
る個人別加速度環境医学データ２５をデータ入力器２３
に対し、押入２４を行なってコンピュータ６へデータ２
１を転送し、さらに判定領域作成プログラム１６により
判定基準１５を作っておく。
づ、航空機の始動時、カセット状のものに入れられてい
る個人別加速度環境医学データ２５をデータ入力器２３
に対し、押入２４を行なってコンピュータ６へデータ２
１を転送し、さらに判定領域作成プログラム１６により
判定基準１５を作っておく。
【００１４】それから航空機はフライト状態に移ると必
要に応じＧを掛けることになるが、それを行なうにはパ
イロット７はまづ操縦桿１８を手前に引く。するとその
角度量が操縦桿・スタビレータ指令１としてコンピュー
タ６内の座席湾曲量決定プログラム１３に渡される。座
席湾曲量決定プスグラム１３は操縦桿１８を引くことに
よってすぐに発生するであろうＧを操縦桿・スタビレー
タ指令１より姿勢角２、高度４及び速度５と言ったパラ
メータを慣性航法装置３より受け、推測計算する。その
際、機体の動特性及びパラメータも必要であるがそれは
あらかじめ座席湾曲量決定プログラム１３の中に入れて
おく。そして推測計算結果は湾曲指令１０としてサーボ
バルブ１１に印加され、サーボバルブ１１を駆動するこ
とによって油圧源２２から供給されている油圧２０をサ
ーボバルブ１１の出力側へ油圧９として送る。油圧９は
サーボシリンダ８に印加されサーボシリンダ８のピスト
ンを引くことによって座席１７の座席背部１９を後方へ
湾曲する。その時の湾曲量はパイロット７が暗黒視や意
識障害を起さない程度の最小の量とする。その時の各量
の相互関係を図２に示す。図において、意識障害曲線よ
り大きな加速度が発生した場合、パイロットは意識を喪
失してしまうので、加速度が絶対に意識障害曲線を越え
ないよう座席湾曲度をコントロールする。一方、座席湾
曲量決定プログラム１６は前述の入力信号以外に加速度
計１４からも加速度１２が入力されておりこれ等の信号
の安定度もモニターしており、これ等の信号の不安定が
続くかぎり推測計算を行ない早め、早めに必要な座席湾
曲量を決定する。そしてこれ等の信号がすべて安定にな
った時、加速度１２のみが判定基準１５に照らされて精
密に必要湾曲量を計算することになる。
要に応じＧを掛けることになるが、それを行なうにはパ
イロット７はまづ操縦桿１８を手前に引く。するとその
角度量が操縦桿・スタビレータ指令１としてコンピュー
タ６内の座席湾曲量決定プログラム１３に渡される。座
席湾曲量決定プスグラム１３は操縦桿１８を引くことに
よってすぐに発生するであろうＧを操縦桿・スタビレー
タ指令１より姿勢角２、高度４及び速度５と言ったパラ
メータを慣性航法装置３より受け、推測計算する。その
際、機体の動特性及びパラメータも必要であるがそれは
あらかじめ座席湾曲量決定プログラム１３の中に入れて
おく。そして推測計算結果は湾曲指令１０としてサーボ
バルブ１１に印加され、サーボバルブ１１を駆動するこ
とによって油圧源２２から供給されている油圧２０をサ
ーボバルブ１１の出力側へ油圧９として送る。油圧９は
サーボシリンダ８に印加されサーボシリンダ８のピスト
ンを引くことによって座席１７の座席背部１９を後方へ
湾曲する。その時の湾曲量はパイロット７が暗黒視や意
識障害を起さない程度の最小の量とする。その時の各量
の相互関係を図２に示す。図において、意識障害曲線よ
り大きな加速度が発生した場合、パイロットは意識を喪
失してしまうので、加速度が絶対に意識障害曲線を越え
ないよう座席湾曲度をコントロールする。一方、座席湾
曲量決定プログラム１６は前述の入力信号以外に加速度
計１４からも加速度１２が入力されておりこれ等の信号
の安定度もモニターしており、これ等の信号の不安定が
続くかぎり推測計算を行ない早め、早めに必要な座席湾
曲量を決定する。そしてこれ等の信号がすべて安定にな
った時、加速度１２のみが判定基準１５に照らされて精
密に必要湾曲量を計算することになる。
【００１５】以上の通り、本実施例によれば個人別加速
度環境医学データ２５を基礎にして得られた判定領域作
成プログラム１６と、加速度計１４が得た加速度及びそ
の他の機体運動情報、即ち、姿勢角２、高度４、速度５
等の情報により座席湾曲量決定プログラム１３がサーボ
シリンダ８に座席背部１９の望ましい湾曲指令１０を出
力して座席背部１９を湾曲させるので、個体差を有する
パイロットでも意識障害に陥ることのない耐Ｇ状態が得
られるという利点がある。
度環境医学データ２５を基礎にして得られた判定領域作
成プログラム１６と、加速度計１４が得た加速度及びそ
の他の機体運動情報、即ち、姿勢角２、高度４、速度５
等の情報により座席湾曲量決定プログラム１３がサーボ
シリンダ８に座席背部１９の望ましい湾曲指令１０を出
力して座席背部１９を湾曲させるので、個体差を有する
パイロットでも意識障害に陥ることのない耐Ｇ状態が得
られるという利点がある。
【００１６】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【００１７】即ち、本発明によれば、パイロットの個人
別加速度環境医学データを基礎にして、パイロット座席
の背部を最適な状態に湾曲させるので、パイロットの耐
Ｇ性が向上し、その結果、マニューバラビリティが向上
し、瞬時に要求される高度な飛行目的が達成される。
別加速度環境医学データを基礎にして、パイロット座席
の背部を最適な状態に湾曲させるので、パイロットの耐
Ｇ性が向上し、その結果、マニューバラビリティが向上
し、瞬時に要求される高度な飛行目的が達成される。
【図１】本発明の一実施例に係る耐Ｇ用座席装置の構成
を兼ねたブロック図である。
を兼ねたブロック図である。
【図２】上記実施例における動作の時間的流れ図である
。
。
【図３】従来の耐Ｇ用座席装置のブロック図である。
８ サーボシリンダ
１３ 座席湾曲量決定プログラム
１４ 加速度計
１６ 判定領域作成プログラム
１９ 座席背部
２５ 個人別加速度環境医学データ
Claims (1)
- 【請求項１】 航空機の急加速によりパイロットに印
加される加速度を検知する加速度計と、同加速度計の検
知した加速度が上記パイロットの意識に異常を及ぼす範
囲に入っているか否かを判定するため当該パイロットに
ついて予め得られた個人別加速度環境医学データを入力
するデータ入力器と、同データ入力器の出力する個人別
加速度環境医学データの信号と上記加速度計が検知した
加速度及び所要の機体運動の情報とにより座席湾曲量を
決定する演算手段と、同演算手段の算出した湾曲指令に
基いて座席背部を湾曲させる駆動手段とを具備してなる
ことを特徴とする耐Ｇ用座席装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40166290A JPH04215598A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 耐ｇ用座席装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40166290A JPH04215598A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 耐ｇ用座席装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215598A true JPH04215598A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18511499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40166290A Withdrawn JPH04215598A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 耐ｇ用座席装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04215598A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001225797A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-08-21 | Litton Syst Inc | 耐重力加速度服内圧力の制御方法、制御装置及び制御システム |
| JP2010533096A (ja) * | 2007-07-12 | 2010-10-21 | エアバス オペラシオン（エス．ア．エス） | 飛行機の改良型コックピット |
| DE102023102424B3 (de) | 2023-02-01 | 2024-03-14 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Exoskelettarm-Hilfe im Luftfahrzeugcockpit für hohe Beschleunigungen |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP40166290A patent/JPH04215598A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001225797A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-08-21 | Litton Syst Inc | 耐重力加速度服内圧力の制御方法、制御装置及び制御システム |
| JP4678641B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2011-04-27 | カールトン ライフ サポート システムズ インコーポレーテッド | 耐重力加速度服内圧力の制御方法、制御装置及び制御システム |
| JP2010533096A (ja) * | 2007-07-12 | 2010-10-21 | エアバス オペラシオン（エス．ア．エス） | 飛行機の改良型コックピット |
| DE102023102424B3 (de) | 2023-02-01 | 2024-03-14 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Exoskelettarm-Hilfe im Luftfahrzeugcockpit für hohe Beschleunigungen |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |