JP4678522B2 - ステータ及び回転電機 - Google Patents
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Description
なるので、スロット内へのコイル辺部の挿入を容易に行うことができる。更に、このコイル位置規制体は、ステータ周方向に沿って配置されるので、ティースの先端部付近の断面積が小さくなることがなく、ティースの磁気抵抗の増加を抑えることができる。
加えて、コイル位置規制体を周方向溝に嵌め込むだけで容易に所定位置に配置することができる。また、この構成によれば、コイル位置規制体を嵌め込むための周方向溝を構成する凹部を、コイルの樹脂モールドの際に形成することができる。したがって、ステータコアの内周面の形状をステータ軸方向全域にわたって同じ形状とすることができる。
このように構成すれば、縮径した状態のコイル位置規制体を所定の取り付け位置で開放することで容易に取り付けて配置することができる。また、配置後の状態で拡径方向に弾性力を有しているので、コイル位置規制体が振動等によっても容易に外れることがなく、がたつきの発生も抑制することができる。
このように構成すれば、ステータ軸方向の複数箇所でコイルのステータ径方向内側への移動を規制することができるので、コイルがステータ径方向内側に移動してロータと干渉することをより確実に防止することができる。
機を実現することができる。
本発明に関連する参考実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る回転電機1の全体構成を示す断面図である。この回転電機1は、U相、V相及びW相の3相交流の入出力を行う電動機及び発電機として機能する同期機(同期電動機、同期発電機)である。また、図2は、回転電機1のステータ2の構成を示す斜視図である。これらの図に示すように、本発明は、ステータコア3のスロット31内にコイル辺部が挿入されて配置されるコイル4の、ステータ径方向内側への移動を規制するためのコイル位置規制体5の構成に特徴を有するものである。以下、この回転電機1及びステータ2の各部の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、回転電機1は、本例ではステータ2、ロータ11、及びハウジング12を備えている。ステータ2は、回転電機1の電機子を構成する。このステータ2は、ハウジング12の内周面に固定されている。ステータ2の構成については後に詳細に説明する。また、ステータ2の径方向内側には、永久磁石を備えた界磁としてのロータ11が、ステータ2に対して相対回転可能に配置される。このロータ11は、その回転軸11aが、軸受12aを介してハウジング12に対して回転可能に保持されている。ハウジング12は、軸方向両側に壁部12bが設けられた円筒形状に形成されている。そして、壁部12bの径方向中央部に軸受12aが取り付けられている。なお、図1に示す例では、一方(図における左側)の壁部12bがハウジング12の本体部から分離可能とされている。
図2に示すように、ステータ2は、内周側に複数のスロット31が形成されたステータコア3を備えるとともに、スロット31内にコイル辺部4aが挿入されて配置されるコイル4をステータ周方向D1に複数配列して構成される。
次に、本実施形態の特徴構成である、コイル位置規制体5及び周方向溝6の構成について詳細に説明する。図5は、本実施形態に係るステータ2の要部を拡大して示す部分断面斜視図である。また図6は、周方向溝6の構成を示す部分断面斜視図である。図2、図5及び図6に示すように、ステータ2は、コイル4に対してステータ径方向D2内側において、ステータ周方向D1に沿ってステータコア3の複数のスロット31間(ここでは全スロット31間)にわたって配置される輪状のコイル位置規制体5を備えている。また、ステータコア3には、その内周面に、このコイル位置規制体5を嵌め込むための周方向溝6が、ステータ周方向D1の全周にわたって形成されている。
ことができる。すなわち、本例の場合であれば、ステータ軸方向D3の中央位置に積層される、周方向溝6の幅w6に相当する枚数の電磁鋼板の形状を、他の電磁鋼板に対して異ならせる。具体的には、それら中央位置の電磁鋼板について、ティース32の先端部32aが、周方向溝6の深さd6分だけステータ径方向D2の外側に後退した形状とする。これにより、全ての電磁鋼板を積層してステータコア3を構成した際に、その内周面のステータ軸方向D3の中央位置に周方向溝6が形成される。
次に、本発明の第一の実施の形態について説明する。図9は、本実施形態に係るステータ2の要部を拡大して示す部分断面斜視図である。また図10は、周方向溝6の構成を示す部分断面斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態に係るステータ2では、コイル4として、その全体が樹脂モールドされた型巻コイルを用いる。そして、コイル位置規制体5が嵌め込まれる周方向溝6が、ステータコア3のスロット31からステータ軸方向D3に突出しているコイル端部4bの内周面4dに、前記樹脂モールドとステータコア3の軸方向端面(ステータ軸方向D3の端面)3aとを用いて形成されている。したがって、本実施形態においては、ステータコア3の内周面には、周方向溝6は形成されていない。これらの点で、本実施形態に係るステータ2は、上記参考実施形態と相違する。その他の点に関しては、上記参考実施形態と同様である。以下、相違点に関して詳細に説明する。
U相用コイル4U、V相用コイル4V、及びW相用コイル4Wが、それぞれ4個ずつ配置されている。そして、それらのコイル端部4bの配置について見れば、ステータ径方向D2外側から、U相用コイル4U、V相用コイル4V、及びW相用コイル4Wの順に配置されている。すなわち、本例では、図9に示すように、ステータコア3のスロット31内にコイル辺部4aが挿入されて配置された状態で、樹脂モールドされたコイル端部4bが、ステータ径方向D2外側からU相、V相及びW相の順に三層に重ねられて配置されている。したがって、これら3相のコイル4の中で、W相用コイル4Wのコイル端部4bが、ステータ径方向D2の最も内側に配置され、その内周面が、ステータ周方向D1の全周にわたってコイル端部4bの内周面4dを構成する。
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。図12は、本実施形態に係るステータ2の要部を拡大して示す部分断面斜視図である。また図13は、周方向溝6の構成を
示す部分断面斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態に係るステータ2では、コイル位置規制体5が嵌め込まれる周方向溝6が、ステータコア3のスロット31からステータ軸方向D3に突出しているコイル端部4bの内周面4dの樹脂モールドのみを用いて形成されている点で、上記第一の実施形態と相違する。その他の点に関しては、上記第一の実施形態と同様である。以下、相違点に関して詳細に説明する。
(1)上記の各実施形態では、コイル位置規制体5が輪状のばねである場合について説明した。しかし、コイル位置規制体5は、これ以外の構成とすることも可能である。例えば、コイル位置規制体5は、周方向に複数個に分割した輪状体とすることも可能である。ただし、この場合は、コイル位置規制体5を周方向溝6の内部に固定するための構成が必要となる。このような構成としては、例えば、周方向溝6のステータ軸方向D3の幅w6をコイル位置規制体5のステータ軸方向D3の幅w5とほぼ同じ寸法とし、コイル位置規制体5を周方向溝6に圧入して固定する構成や、コイル位置規制体5を周方向溝6の内部に接着剤等により接着する構成等を用いることができる。
タ径方向D2の最も内側に配置され、その内周面がコイル端部4bの内周面4dを構成する場合を例として説明した。しかし、このようなコイル端部4bの配置関係は単なる一例である。したがって、その他の配置関係がとられる場合であっても、ステータ径方向D2の最も内側に配置されるコイル端部4bの内周面に周方向溝6を形成すれば、上記第一及び第二の実施形態と同様に、コイル位置規制体5を配置することができる。
2:ステータ
3:ステータコア
31:スロット
32:ティース
4:コイル
4a:コイル辺部
4b:コイル端部
4d:コイル端部の内周面
5:コイル位置規制体
6:周方向溝
11:ロータ
D1:ステータ周方向
D2:ステータ径方向
D3:ステータ軸方向
Claims (5)
- 内周側にスロットが形成されたステータコアを備えるとともに、前記スロット内にコイル辺部が挿入されて配置されるコイルをステータ周方向に複数配列してなるステータであって、
前記コイルに対してステータ径方向内側において、ステータ周方向に沿って前記ステータコアの複数のスロット間にわたって配置される輪状のコイル位置規制体を備え、
前記コイルは、少なくとも前記スロットからステータ軸方向に突出しているコイル端部が樹脂モールドされた型巻コイルであり、
前記コイル端部の内周面に、ステータ周方向の全周にわたって、前記コイル位置規制体が嵌め込まれる周方向溝が前記樹脂モールドを用いて形成されているステータ。 - 前記コイル位置規制体は、拡径方向に弾性力を有した状態で配置されている輪状のばねである請求項1に記載のステータ。
- 前記コイル位置規制体は、磁性体で構成されている請求項1又は2に記載のステータ。
- 前記コイル位置規制体は、ステータ軸方向に複数配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載のステータ。
- 請求項1から4のいずれかに記載のステータと、このステータに対して相対回転可能に保持されるロータとを備える回転電機。
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