JP4676366B2 - 成膜装置 - Google Patents

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本発明は、反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置に係り、特にフラットパネルディスプレイ用のTFT(Thin Film Transistor)ゲート絶縁膜あるいはLSIのゲート絶縁膜を形成する成膜装置に関するものである。
原子層気相成長(ALD:Atomic Layer Deposition)反応による成膜(以下、ALD成膜反応により形成される膜を「ALD膜」という)は、
(1)反応容器の反応室への原料ガスの供給、
(2)必要に応じてパージガスを利用した原料ガスの反応容器の反応室からの排気、
(3)反応容器の反応室への酸化剤ガスの供給、
(4)必要に応じてパージガスを利用した酸化剤ガスの反応容器の反応室からの排気
を一サイクルとする。そして、この一サイクルにて1原子層の膜が形成され、サイクルを繰り返すことによりその繰り返した数だけ多層化される。
ALD膜を形成するための従来のALD成膜装置は、前記一サイクルに要する時間をできるだけ短縮して、サイクルを多く繰り返すことによる長時間化の程度を小さく抑えるようにする、更に原料ガスや酸化剤ガスを少ない量でも基板の膜形成面に確実に行き渡るようにする(原料ガスの分圧を一定値以上にする)等の観点から、反応容器の反応室の容積は可能な範囲で小さく形成されている。
一方、プラズマCVD成膜反応や熱CVD成膜反応による高速成膜(以下、CVD成膜反応により高速で形成される膜を「CVD膜」という)を行うためのCVD成膜装置は、原料ガスの流れの均一性を確保する、更に基板に対するプラズマ発生部によるプラズマ損傷の問題が起こらないように基板とプラズマ発生部との間隔を大きく取れるようにする等の観点から、反応容器の反応室の容積は前記ALD成膜装置のものより大きく構成されている。
従って、一つの基板にALD膜とCVD膜の積層膜を形成する場合は、ALD成膜装置とCVD成膜装置は別々の反応容器にて構成するというのが当業者の基本的認識である。しかし、このように別々の反応容器とした場合、ALD成膜装置の反応容器の反応室内に基板をセットしてその膜形成面にALD膜を形成し、その後に基板をトランスチャンバーを介してCVD成膜装置の反応容器の反応室内に移し替えることになるため、積層膜形成のスループットが低下する、すなわちプロセス時間が長くなるという問題があった。
上記問題を考慮した成膜装置の従来技術文献として、特開2004−47660号公報が挙げられる。この文献には、膜質の良い高誘電率ゲート絶縁膜を高スループットで成膜できるようにすることを目的として、一つの反応容器内で、成膜速度の小さいALD成膜反応と、成膜速度の大きい熱CVD成膜反応を行うようにした成膜装置が開示されている。
特開2004−47660号公報
特開2004−47660号公報に記載された成膜装置は、一つの反応器内でALD成膜反応と熱CVD成膜反応を行うようにしたことで、基板をALD成膜装置の反応容器からトランスファーチャンバーを介してCVD成膜装置の反応容器内に移し替える工程が無くなるため、その分の時間短縮は図れると言える。
しかし、反応容器の反応室の容積は、ALD成膜反応のときもCVD成膜反応のときも同じであるため、各成膜反応でALD膜およびCVD膜を形成するに当たってのそれぞれの上記観点に基づく要請のいずれか一方を満たすことができない。具体的には、通常はCVD成膜装置で要請される大きな容積から成る反応容器の反応室をそのままALD成膜装置の反応容器の反応室として使用することになると思われるため、ALD膜形成の前記一サイクルに要する時間は長くなり、サイクル数を増やすと大幅に長時間化する、更に原料ガスや酸化剤ガスを基板の膜形成面に確実に行き渡るようにするためには原料ガスや酸化剤ガスが多量に必要になるという問題が再現する。
本発明の目的は、一つの反応容器を用いて、ALD膜を形成する際には、その成膜プロセスの一サイクルに要する時間をできるだけ短縮してサイクルを多く繰り返すことによる長時間化の程度を小さく抑えることができ、更に原料ガスや酸化剤ガスを少ない量でも基板の膜形成面に確実に行き渡るようにすることができ、CVD膜を形成する際には、原料ガスの流れの均一性を確保でき、基板に対するプラズマ発生部によるプラズマ損傷の問題が起こらないようにすることのできる成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、一つの反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置であって、前記反応容器の反応室の容積が可変に構成され、前記反応容器の反応室は、原料ガスが供給されて膜形成反応を行わせることが可能に構成され、且つ該反応容器の反応室は排気可能に構成され、同じ基板に対して該反応容器の反応室を小容積にして原子層気相成長(ALD)反応による薄膜形成が行われ、該反応容器の反応室を大容積にしてプラズマCVD成膜反応または熱CVD成膜反応による薄膜形成が行われるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、反応容器の反応室の容積が可変に構成されており、小さい容積で成膜反応を行うという要請と、大きな容積で成膜反応を行うという要請の両要請に対して、一つの反応容器で容易に対応することが可能に構成されている。すなわち、ALD成膜反応を反応容器の反応室の容積としてその要請を満たす小さい容積で行い、さらに、例えばプラズマCVD成膜反応を反応容器の反応室の容積としてその要請を満たした大きな容積に変えて行い、これによりALD膜とCVD膜との積層膜を一つの反応容器内で形成することが可能に構成されている。
従って、一つの反応容器であっても、ALD膜を形成する際には、反応容器の反応室を小容積にするという要請を満たせるので、ALD成膜反応の成膜プロセスの一サイクルに要する時間をできるだけ短縮してサイクルを多く繰り返すことによる長時間化の程度を小さく抑えることができ、更に原料ガスや酸化剤ガスを少ない量でも基板の膜形成面に確実に行き渡るようにすることができる。更に、CVD膜を形成する際には、反応容器の反応室を大容積にするという要請を満たせるので、原料ガスの流れの均一性を確保することができ、更に基板に対するプラズマ発生部によるプラズマ損傷の問題が起こらないようにすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、基板を載置し、該基板を昇温すると共に移動可能に形成されたヒータ部材と、反応容器内面に周設されたストッパーと、を備え、反応容器の反応室の前記小容積状態は、前記ヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、構造を複雑化させることなく簡単な構造で反応容器の前記小容積状態と大容積状態を切り換えることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記反応容器は、基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、プラズマ発生部と、更に、前記ヒータ部材は反応容器内で前記シャワーヘッドに接近離間する方向に移動可能に形成されておりその移動を司る移動手段と、反応容器内面に周設され前記移動手段によって前記ヒータ部材が前記シャワーヘッドに接近する方向に移動して該ヒータ部材の周縁部が当接するストッパーとを備え、反応容器の反応室の前記小容積状態はヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の態様による前記作用効果に加えて、反応容器内でヒータ部材を移動させストッパーとの当接及び離間によって該反応容器の反応室の容積を可変としたので、反応容器の反応室の容積の変更を構造簡単にして実現することができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記反応容器は、基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、該シャワーヘッドと一体のプラズマ発生部と、更に、前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部は反応容器内で前記ヒータ部材に接近離間する方向に移動可能に形成されておりその移動を司る移動手段と、反応容器内面に周設され前記移動手段によって前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部が移動して該シャワーヘッドの周縁部が当接するストッパーとを備え、反応容器の反応室の前記小容積状態はシャワーヘッド及びプラズマ発生部が移動して該シャワーヘッドの周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はシャワーヘッド及びプラズマ発生部が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の態様による前記作用効果に加えて、反応容器内でシャワーヘッド及びプラズマ発生部を移動させストッパーとの当接及び離間によって該反応容器の反応室の容積を可変としたので、反応容器の反応室の容積の変更を構造簡単にして実現することができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様において、前記反応容器は、基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、プラズマ発生部と、更に、前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部と前記ヒータ部材との間において反応室内に挿脱可能な隔壁部材と、反応容器内面に周設され前記隔壁部材が反応室内に挿入されて該隔壁部材の周縁部が当接するストッパーとを備え、反応容器の反応室の前記小容積状態は隔壁部材が挿入されてその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態は隔壁部材が反応室から脱する方向に移動することによって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の態様による前記作用効果に加えて、反応容器内で隔壁部材を移動させストッパーとの当接及び離間によって該反応容器の反応室の容積を可変としたので、反応容器の反応室の容積の変更を構造簡単にして実現することができる。
本発明の第6の態様は、第2の態様または第3の態様において、前記ヒータ部材はバネ部材を介して駆動台に支持され、反応容器の反応室の前記小容積状態は、前記駆動台によって前記ヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接すると共に前記バネ部材が当接前の状態よりも圧縮状態で当接するように構成され、反応容器の反応室の大容積状態は、前記駆動台によってヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、反応室の小容積状態においては、前記ヒータ部材の周縁部が前記ストッパーに当接すると共に前記バネ部材が当接前の状態よりも圧縮状態で当接するように構成されているので、ヒータ部材は前記ばね部材の前記圧縮に基づく弾性力を受けて前記ストッパーに強く押し付けられ、これにより反応室の気密性を向上することができる。従って、ALD成膜反応における原料ガスが反応室から漏れる量を低減することができる。すなわち、ALD成膜反応における原料ガスの使用効率を上げることができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記バネ部材は皿ばねで構成されていることを特徴とするものである。皿ばねを用いたので、構造簡単にして反応室の気密性の向上を実現できる。
本発明の第8の態様は、第6の態様または第7の態様において、前記ヒータ部材用の導線はヒータ支柱部内を通り前記バネ部材のバネ受け部を兼ねるフランジを介して外部に導かれていることを特徴とするものである。
本発明によれば、前記ヒータ部材用の導線はヒータ支柱部内を通り前記バネ部材のバネ受け部を兼ねるフランジを介して外部に導かれているので、反応室内の気密性を低下する虞が少ないと共に、反応室内に導線が露出しないので、該導線が原料ガスや反応生成物の作用や影響を受けない。更に導線はフランジで固定されるから、ヒータ部材の移動に合わせて一緒に動くことができ、ヒータ部材の移動に伴って導線が伸縮しない。従って、導線の劣化を防止できる。
本発明の第9の態様は、第6の態様または第7の態様において、前記ヒータ部材用の導線は前記駆動台に固定された導線用フランジを介して外部に導かれ、前記導線用フランジと反応容器との間は蛇腹管によって外部と区画されていることを特徴とするものである。
このようにすることも可能である。
本発明の第10の態様は、第2の態様から第9の態様のいずれかにおいて、前記ストッパーは、当接する相手部材とメタルタッチするよう構成され、小容積状態の反応室内の圧力は該メタルタッチ部分を介して隣り合う空間より僅かに高圧となるように設定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、前記ストッパーは、当接する相手部材と金属同士の接触であるメタルタッチするよう構成されているので、反応容器内の高温環境下(300℃〜400℃)でも耐久性を維持することができる。
ここで、メタルタッチによる密閉性はO−リングのような弾性接触よりシール性において劣るため、メタルタッチ部分から僅かに漏れが生じる。本発明によれば、小容積状態の反応室内の圧力は該メタルタッチ部分を介して隣り合う空間より僅かに高圧となるように設定されているので、反応室内に外部から不純物が浸入するのを確実に防止することができる。
本発明によれば、一つの反応容器を用いて、ALD膜を形成する際には、その成膜プロセスの一サイクルに要する時間をできるだけ短縮してサイクルを多く繰り返すことによる長時間化の程度を小さく抑えることができ、更に原料ガスや酸化剤ガスを少ない量でも基板の膜形成面に確実に行き渡るようにすることができ、CVD膜を形成する際には、原料ガスの流れの均一性を確保でき、基板に対するプラズマ発生部によるプラズマ損傷の問題が起こらないようにすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る成膜装置の実施の形態を詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明に係る成膜装置の一実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図であり、図2は同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。
本実施の形態に係る成膜装置は、その反応容器1は、基板2を載置すると共に該基板2を昇温するヒータ部材3と、ALD成膜反応用ガス給気口4と、ALD成膜反応用ガス排気口5と、CVD成膜反応用ガス給気口6と、CVD成膜反応用ガス排気口7と、前記CVD成膜反応用ガス給気口6に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板2の膜形成面8の全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッド9と、プラズマ発生部10を備えている。
反応容器1は、その内部がほぼ直方体形状に形成されている。そして、本実施の形態では、その素材はアルミニウムをアルマイト処理したもの(A5052P)で形成されている。
前記基板2は、本実施の形態ではフラットパネルディスプレイ用のTFTの基体となる370mm×470mmの長方形状のガラス基板に多結晶ポリシリコン膜が形成されたものである。当該成膜装置は、反応容器1の反応室11内に基板2をセットし、該基板2の前記多結晶ポリシリコン膜の上にSiOゲート絶縁膜を形成するものである。
基板2が載置されるヒータ部材3も平面視で長方形状に形成され、該ヒータ部材3は前記基板2より4辺とも約50mm程度大型に形成されている。該ヒータ部材3は、素材がインコネル600(NCF600)で形成され、その内部にステンレスヒータ(図示せず)が内蔵されている。
ALD成膜反応用ガス給気口4から給気される原料ガスは、公知のALD成膜反応用ガスを使用でき、特定の種類に限定されない。ALD成膜反応用ガス排気口5は、本実施の形態ではターボモレキュラーポンプ(TMP)12に繋げられ、該TMP12により反応室11を吸引排気するようになっている。TMPの代わりにメカニカルブースターポンプを用いてもよい。
また、CVD成膜反応用ガス給気口6から給気される原料ガスも公知のCVD成膜反応用ガスを使用できるものであり、特定の種類に限定されない。CVD成膜反応用ガス排気口7も公知の吸引ポンプ(図示せず)に繋がっている。
シャワーヘッド9は公知の構造から成る。すなわち、多数の孔(図示せず)が設けられてCVD成膜反応用ガスが前記多数の孔を通過して前記基板2の膜形成面8の全体に一様に行き渡らせることができるようになっている。また、該シャワーヘッド9はアルミニウムをアルマイト処理した材料で(A5052P)で形成されている。
また、プラズマ発生部10は、公知の構造で構成され、具体的には丸棒のアンテナ10が複数本、ALD成膜反応用ガスの流れる方向に対して交差する方向に互いに離間して平行に設置されている。その表面は石英材で被覆されている。
更に、前記ヒータ部材3は、反応容器1内で前記シャワーヘッド9に接近離間する方向に移動可能に形成されており、その移動を司る移動手段13と、反応容器1の内面に周設され前記移動手段13によって前記ヒータ部材3が前記シャワーヘッド9に接近する方向に移動して該ヒータ部材3の周縁部が当接するリング状のストッパー14とを備えている。
移動手段13は、ステンレス製(SUS304)のヒータ支柱部15と、該ヒータ支柱部15が挿入し反応容器1の底面に固定されたステンレス製(SUS316L)のベローズ16と、ヒータ支柱部15の下端に固体された基板ヒータ駆動台17を備えて成り、図示しない駆動源の駆動力を受けて図1及び図2に示した各位置にヒータ部材3が移動できるようになっている。
リング状ストッパー14は、当接する相手部材であるヒータ部材3とメタルタッチするようステンレス材(SUS316L)で構成されている。そして、反応容器1の反応室11の前記小容積状態(図1の11a)は、ヒータ部材3が移動してその周縁部が前記リング状ストッパー14にメタルタッチすることによって構成され、一方、反応容器1の反応室11の大容積状態(図2の11b)は、ヒータ部材3が前記リング状ストッパー14から離れる方向に移動することによって構成されるようになっている。
そして、小容積状態の反応室11a内の圧力は、前記メタルタッチ部分を介して隣り合う空間より僅かに高圧となるように設定され、反応室11a内に外部から不純物が浸入するのを確実に防止することができるようになっている。
ヒータ部材3の移動による反応容器1の反応室11の前記小容積状態(11a)と大容積状態(11b)の切替、ALD成膜反応用ガス給気口4及びALD成膜反応用ガス排気口5のON−OFF切替、CVD成膜反応用ガス給気口6及びCVD成膜反応用ガス排気口7のON−OFF切替、プラズマ発生部のON−OFF切替は、制御部20によって行われる。すなわち制御部20により、反応容器1の反応室11を小容積にしてALD成膜反応を行わせ、続いて反応容器1の反応室11を大容積に変えてCVD成膜反応を行わせるようになっている。
次に、実施例1に係る成膜装置の作用を説明する。基板2は反応容器1内のヒータ部材3に図示しない公知の機構により載置され、該ヒータ部材3は移動手段13によりその周縁部がリング状ストッパー14に当接するまで移動される。これにより、反応容器1の反応室11は小容積状態となる。この状態でCVD成膜反応用ガス給気口6及びCVD成膜反応用ガス排気口7はOFF状態になり、ALD成膜反応用ガス給気口4及びALD成膜反応用ガス排気口5がON状態になり、ALD成膜反応用ガスが反応室11aに送られてALD成膜反応により基板2の膜形成面8にALD膜が形成される。ALD成膜反応が数サイクル繰り返されて所望の厚さのALD膜が形成された段階でALD膜の形成は終了となる。
ALD膜の形成が終了すると、ALD成膜反応用ガス給気口4及びALD成膜反応用ガス排気口5がOFF状態に変わり、CVD成膜反応用ガス給気口6及びCVD成膜反応用ガス排気口7がON状態に変わる。そして、移動手段13によってヒータ部材3がリング状ストッパー14から離れる方向に移動して図2に示した位置で止まる。これにより、反応容器1の反応室11は大容積状態となる。この状態で、CVD成膜反応用ガスが反応室11bに送られてCVD成膜反応により基板2の前記ALD膜の上にCVD膜が積層される。
実施例1によれば、一つの反応容器1であっても、ALD膜を形成する際には、反応容器の反応室11を小容積にするという要請を満たせるので、ALD成膜反応の成膜プロセスの一サイクルに要する時間をできるだけ短縮してサイクルを多く繰り返すことによる長時間化の程度を小さく抑えることができ、更に原料ガスや酸化剤ガスを少ない量でも基板2の膜形成面8に確実に行き渡るようにすることができる。更に、前記ALD膜の上にCVD膜を形成する際には、反応容器の反応室11を大容積にするという要請を満たせるので、原料ガスの流れの均一性を確保することができ、更に基板2に対するプラズマ発生部10によるプラズマ損傷の問題が起こらないようにすることができる。
[実施例2]
図3は本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図であり、図4は同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。
反応容器1の反応室11の容積を変える構造が実施例1と異なるが、他の構成はほぼ同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。実施例2では、シャワーヘッド9及びプラズマ発生部10は、一体となって反応容器1内で前記ヒータ部材3に接近離間する方向に移動可能に形成されている。その移動を司る移動手段23は、シャワーヘッド支柱部25と、該シャワーヘッド支柱部25が挿入され反応容器1の上面に固定されたベローズ26と、シャワーヘッド支柱部25の上端に固体されたシャワーヘッド駆動台27を備えて成り、図示しない駆動源の駆動力を受けて図3及び図4に示した各位置にシャワーヘッド9及びプラズマ発生部10が移動できるようになっている。
ヒータ部材3は反応容器1の内面にその周面を接触させて固定されている。このヒータ部材3の基板2が載置される上面によって反応室11の境界が画定されている。
反応容器1の反応室11の前記小容積状態(図3の11a)は、シャワーヘッド9及びプラズマ発生部10が移動して該シャワーヘッド9の周縁部が前記リング状ストッパー14に当接することによって構成され、反応容器1の反応室11の大容積状態(図4の11b)は、シャワーヘッド9及びプラズマ発生部10が前記リング状ストッパー14から離れる方向に移動することによって構成される。
実施例2の作用効果は、シャワーヘッド9及びプラズマ発生部10が移動することで反応室11の容積が変わる点が異なるが、基本的には実施例1と同様なのでその説明は省略する。
[実施例3]
図5は本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図であり、図6は同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。
反応容器1の反応室11の容積を変える構造が実施例1と異なるが、他の構成は同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。実施例3では、シャワーヘッド9及びプラズマ発生部10と前記ヒータ部材3との間において反応室11内に挿脱可能な隔壁部材30と、反応容器1内面に周設され前記隔壁部材30が反応室11内に挿入されて該隔壁部材30の周縁部が当接するリング状ストッパー14とを備えている。隔壁部材30はゲートバルブ31により挿脱されるように形成されている。
ヒータ部材3は反応容器1の内面にその周面を接触させてその位置が固定されている。このヒータ3の基板2が載置される上面によって反応室11の境界が画定されている。
反応容器1の反応室11の前記小容積状態(図5の11a)は、隔壁部材30が挿入されてその周縁部が前記リング状ストッパー14に当接することによって構成され、反応容器1の反応室11の大容積状態(図6の11b)は、隔壁部材30が反応室11から脱する方向に移動することによって構成される。
実施例3の作用効果は、隔壁部材30が挿脱することで反応室11の容積が変わる点が異なるが、基本的には実施例1と同様なのでその説明は省略する。
[実施例4]
図7は本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図であり、図8は同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。
実施例4では、ヒータ部材3はバネ部材40を介して駆動台17に支持され、反応容器1の反応室11の小容積状態は、前記駆動台17によってヒータ部材3が移動してその周縁部がストッパー14に当接すると共に前記バネ部材40が当接前の状態よりも圧縮状態で当接するように構成されている。一方、反応容器1の反応室11の大容積状態は、前記駆動台17によってヒータ部材3が前記ストッパー14から離れる方向に移動することによって構成されている。
ここで、前記バネ部材40は皿ばねで構成されている。皿ばね40を用いたので、構造簡単にして反応室11の気密性の向上を実現できる。ヒータ部材3用の導線42は、ヒータ支柱部15内を通り前記バネ部材40のバネ受け部を兼ねるフランジ45を介して外部に導かれている。その他の構成は実施例1と同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
このように、前記ヒータ部材3用の導線42は、ヒータ支柱部15内を通り前記バネ部材40のバネ受け部を兼ねるフランジ45を介して外部に導かれているので、反応室11内の気密性を低下する虞が少ないと共に、反応室11内に導線42が露出しないので、該導線42が原料ガスや反応生成物の作用や影響を受けない。更に導線42はフランジ45で固定されるから、ヒータ部材3の移動に合わせて一緒に動くことができ、ヒータ部材3の移動に伴って導線42が伸縮しない。従って、導線42の劣化を防止できる。
実施例4によれば、反応室11の小容積状態においては、ヒータ部材3の周縁部が前記ストッパー14に当接すると共に前記バネ部材40が当接前の状態よりも圧縮状態で当接するように構成されているので、ヒータ部材3は前記バネ部材40の前記圧縮に基づく弾性力を受けて前記ストッパー14に強く押し付けられる。これにより反応室11の気密性を向上することができるようになっている。従って、ALD成膜反応における原料ガスが反応室11から漏れる量を低減することができる。すなわち、ALD成膜反応における原料ガスの使用効率を上げることができる。
[実施例5]
図9は本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図であり、図10は同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。本実施例では、ヒータ部材3用の導線42は前記駆動台17に固定された導線用フランジ46を介して外部に導かれている。導線用フランジ46と反応容器1との間は蛇腹管47によって外部と区画され、前記導線42は該蛇腹管47内にある。導線用フランジ46とヒータ部材3との距離は、反応容器1の反応室11の小容積状態(図9)と大容積状態(図10)で少し変わるため、その間の導線はコイル状に形成されて伸縮可能になっている。その他の構成は同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
実施例5により得られる作用効果は、実施例4とほぼ同様なので、その説明は省略する。
本発明は、反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置に係り、特にフラットパネルディスプレイ用のTFTゲート絶縁膜あるいはLSIのゲート絶縁膜を形成する成膜装置に利用可能である。
本発明に係る成膜装置の一実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図である。 同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。 本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図である。 同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。 本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図である。 同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。 本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図である。 同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。 本発明に係る成膜装置の他の実施の形態でALD成膜反応状態を示す縦断面図である。 同実施の形態でCVD成膜反応状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 反応容器
2 基板
3 ヒータ部材
4 ALD成膜反応用ガス給気口
5 ALD成膜反応用ガス排気口
6 CVD成膜反応用ガス給気口
7 CVD成膜反応用ガス排気口
8 膜形成面
9 シャワーヘッド
10 プラズマ発生部
11 反応室(11a 小容積状態の反応室、11b 大容積状態の反応室)
13 移動手段
14 リング状ストッパー
20 制御部
40 バネ部材
42 導線
45 フランジ
46 導線用フランジ
47 蛇腹管

Claims (9)

  1. 一つの反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置であって、
    前記反応容器の反応室の容積が可変に構成され、
    前記反応容器の反応室は、原料ガスが供給されて膜形成反応を行わせることが可能に構成され、
    且つ該反応容器の反応室は排気可能に構成され、
    同じ基板に対して該反応容器の反応室を小容積にして原子層気相成長(ALD)反応による薄膜形成が行われ、該反応容器の反応室を大容積にしてプラズマCVD成膜反応または熱CVD成膜反応による薄膜形成が行われるように構成されており、
    前記基板を載置し、該基板を昇温すると共に移動可能に形成されたヒータ部材と、
    反応容器内面に周設されたストッパーと、を備え、
    反応容器の反応室の前記小容積状態は、前記ヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とする成膜装置。
  2. 一つの反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置であって、
    前記反応容器の反応室の容積が可変に構成され、
    前記反応容器の反応室は、原料ガスが供給されて膜形成反応を行わせることが可能に構成され、
    且つ該反応容器の反応室は排気可能に構成され、
    同じ基板に対して該反応容器の反応室を小容積にして原子層気相成長(ALD)反応による薄膜形成が行われ、該反応容器の反応室を大容積にしてプラズマCVD成膜反応または熱CVD成膜反応による薄膜形成が行われるように構成されており、
    前記反応容器は、
    前記基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、プラズマ発生部と、
    更に、前記ヒータ部材は反応容器内で前記シャワーヘッドに接近離間する方向に移動可能に形成されておりその移動を司る移動手段と、反応容器内面に周設され前記移動手段によって前記ヒータ部材が前記シャワーヘッドに接近する方向に移動して該ヒータ部材の周縁部が当接するストッパーとを備え、
    反応容器の反応室の前記小容積状態はヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とする成膜装置。
  3. 一つの反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置であって、
    前記反応容器の反応室の容積が可変に構成され、
    前記反応容器の反応室は、原料ガスが供給されて膜形成反応を行わせることが可能に構成され、
    且つ該反応容器の反応室は排気可能に構成され、
    同じ基板に対して該反応容器の反応室を小容積にして原子層気相成長(ALD)反応による薄膜形成が行われ、該反応容器の反応室を大容積にしてプラズマCVD成膜反応または熱CVD成膜反応による薄膜形成が行われるように構成されており、
    前記反応容器は、
    前記基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、該シャワーヘッドと一体のプラズマ発生部と、
    更に、前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部は反応容器内で前記ヒータ部材に接近離間する方向に移動可能に形成されておりその移動を司る移動手段と、反応容器内面に周設され前記移動手段によって前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部が移動して該シャワーヘッドの周縁部が当接するストッパーとを備え、
    反応容器の反応室の前記小容積状態はシャワーヘッド及びプラズマ発生部が移動して該シャワーヘッドの周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態はシャワーヘッド及びプラズマ発生部が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とする成膜装置。
  4. 一つの反応容器の反応室内で原料ガスを反応させて基板上に薄膜を形成する成膜装置であって、
    前記反応容器の反応室の容積が可変に構成され、
    前記反応容器の反応室は、原料ガスが供給されて膜形成反応を行わせることが可能に構成され、
    且つ該反応容器の反応室は排気可能に構成され、
    同じ基板に対して該反応容器の反応室を小容積にして原子層気相成長(ALD)反応による薄膜形成が行われ、該反応容器の反応室を大容積にしてプラズマCVD成膜反応または熱CVD成膜反応による薄膜形成が行われるように構成されており、
    前記反応容器は、
    前記基板を載置すると共に該基板を昇温するヒータ部材と、ALD成膜反応用ガス給気口と、ALD成膜反応用ガス排気口と、CVD成膜反応用ガス給気口と、CVD成膜反応用ガス排気口と、前記CVD成膜反応用ガス給気口に連通し給気されたCVD成膜反応用ガスを前記基板の膜形成面全体に一様に行き渡らせるシャワーヘッドと、プラズマ発生部と、
    更に、前記シャワーヘッド及びプラズマ発生部と前記ヒータ部材との間において反応室内に挿脱可能な隔壁部材と、反応容器内面に周設され前記隔壁部材が反応室内に挿入されて該隔壁部材の周縁部が当接するストッパーとを備え、
    反応容器の反応室の前記小容積状態は隔壁部材が挿入されてその周縁部が前記ストッパーに当接することによって構成され、反応容器の反応室の大容積状態は隔壁部材が反応室から脱する方向に移動することによって構成されることを特徴とする成膜装置。
  5. 請求項またはにおいて、前記ヒータ部材はバネ部材を介して駆動台に支持され、反応容器の反応室の前記小容積状態は、前記駆動台によって前記ヒータ部材が移動してその周縁部が前記ストッパーに当接すると共に前記バネ部材が当接前の状態よりも圧縮状態で当接するように構成され、反応容器の反応室の大容積状態は、前記駆動台によってヒータ部材が前記ストッパーから離れる方向に移動することによって構成されることを特徴とする成膜装置。
  6. 請求項において、前記バネ部材は皿ばねで構成されていることを特徴とする成膜装置。
  7. 請求項またはにおいて、前記ヒータ部材用の導線はヒータ支柱部内を通り前記バネ部材のバネ受け部を兼ねるフランジを介して外部に導かれていることを特徴とする成膜装置。
  8. 請求項またはにおいて、前記ヒータ部材用の導線は前記駆動台に固定された導線用フランジを介して外部に導かれ、前記導線用フランジと反応容器との間は蛇腹管によって外部と区画されていることを特徴とする成膜装置。
  9. 請求項からのいずれか1項において、前記ストッパーは、当接する相手部材とメタルタッチするよう構成され、小容積状態の反応室内の圧力は該メタルタッチ部分を介して隣り合う空間より僅かに高圧となるように設定されていることを特徴とする成膜装置。
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