JP4676353B2 - 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム - Google Patents

断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4676353B2
JP4676353B2 JP2006044211A JP2006044211A JP4676353B2 JP 4676353 B2 JP4676353 B2 JP 4676353B2 JP 2006044211 A JP2006044211 A JP 2006044211A JP 2006044211 A JP2006044211 A JP 2006044211A JP 4676353 B2 JP4676353 B2 JP 4676353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
sectional
dimensional image
image
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006044211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007226337A (ja
Inventor
潤 大石
忠彦 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2006044211A priority Critical patent/JP4676353B2/ja
Publication of JP2007226337A publication Critical patent/JP2007226337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4676353B2 publication Critical patent/JP4676353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

本発明は、断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラムに係り、より詳しくは、3次元画像を示す3次元画像データに基づいて前記3次元画像の断面画像を表示する断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラムに関する。
近年、画像処理技術やコンピュータ・グラフィクス技術の進展に伴い、3次元画像の断面画像をリアルタイムで表示したい、という要望が高くなっている。例えば、施工前、施工中、施工後の建物や設計中の自動車等を表示対象とした顧客向けプレゼンテーションでの利用や、医療機関等における人体を表示対象とした患者やその家族向け説明時での利用等である。なお、ここでいう「断面画像」には、3次元画像を破断面により切断した場合の当該3次元画像の断面を示す画像の他、上記破断面を3次元画像の内部又は外部に設けた場合の当該3次元画像の透視画像、及び当該透視画像と上記断面を示す画像との組み合わせも含まれる。
この要望に応えるために適用できる従来の技術として、特許文献1には、平面図上に引かれた切断線に沿ってその断面図を作画する装置であって、前記平面図を表す平面図情報を記憶するための記憶手段を備え、前記平面図情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した平面図情報に基づいて前記平面図を作画し、前記切断線と前記平面図上のその他の線との交点に関する交点情報及び高さに関する高さ情報に基づいて前記断面図を作画することを特徴とする断面図作画装置が開示されている。
この技術を、上記平面図を上記建物、自動車、人体等の3次元画像の平面図として適用すると共に、作画した断面図を画像として表示するものとすることにより、これらの3次元画像の断面図を表示することができる。
特開2001−52038号公報
ところで、表示する断面画像の用途によっては、複数箇所の断面画像を連続的に表示したい場合がある。この場合、当該複数箇所の断面位置を連続的かつ効率的に指定する必要がある。
これに対し、上記特許文献1に開示されている技術は、平面図に対して切断線を設定することによって断面位置を指定するものとされているので、複数箇所の断面位置を連続的かつ効率的に設定することが困難である、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することのできる断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の断面画像表示装置は、断面画像の表示対象とする3次元画像を示す3次元画像データを予め記憶した記憶手段と、前記3次元画像の2次元画像を提示する提示面を有する2次元画像提示手段と、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有し、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させるための指定部材と、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成する断面画像作成手段と、前記断面画像作成手段によって作成された複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御する制御手段と、を備えている。
請求項1記載の断面画像表示装置によれば、断面画像の表示対象とする3次元画像を示す3次元画像データが記憶手段によって予め記憶される。なお、上記断面画像には、3次元画像を破断面により切断した場合の当該3次元画像の断面を示す画像の他、上記破断面を3次元画像の内部又は外部に設けた場合の当該3次元画像の透視画像、及び当該透視画像と上記断面を示す画像との組み合わせも含まれる。また、上記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の半導体記憶素子、スマート・メディア(SmartMedia(登録商標))、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置が含まれる。
ここで、本発明では、2次元画像提示手段の提示面により、前記3次元画像の2次元画像が提示され、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有する指定部材により、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかが位置されることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置が同時に指定され、検知手段により、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置が検知される。なお、上記表示面を構成する表示媒体には、液晶ディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等の各種ディスプレイが含まれる。
そして、本発明では、断面画像作成手段により、前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データが、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成され、制御手段により、前記断面画像作成手段によって作成された複数の前記断面画像データが用いられて、対応する表示面に、対応する前記断面画像が表示されるように制御される。
すなわち、本発明では、2次元画像提示手段の提示面において表示対象とする3次元画像の2次元画像を提示すると共に、指定部材により、利用者に対して、当該提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置を指定させることによって複数の断面位置を同時に設定するようにしており、これによって利用者は実際の3次元画像に対して直接切断する状態で、自然な動作により複数の断面位置を指定することができ、この結果として、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができるようにしている。
このように、請求項1記載の断面画像表示装置によれば、断面画像の表示対象とする3次元画像の2次元画像を予め定められた提示面において提示し、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有する指定部材を、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させ、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知し、検知した前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置と、前記3次元画像を示すものとして予め記憶手段により記憶された3次元画像データとに基づいて作成し、作成した複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御しているので、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置を前記3次元画像における座標系の断面位置に換算する換算手段を更に備え、前記断面画像作成手段は、前記換算手段によって換算された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成するものとしてもよい。これにより、より正確な断面画像を表示することができる。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記記憶手段により、前記3次元画像に関連する関連情報を更に予め記憶しておき、前記制御手段により、前記関連情報に関係する情報を前記複数の表示面の少なくとも1つに更に表示するように制御するものとしてもよい。これにより、利便性を向上させることができる。なお、上記関連情報には、上記3次元画像の構造や構成に関する情報が含まれる。
また、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記指定部材を、表面及び裏面が前記表示面とされた板状のもので、かつ表示対象とする断面に当該板状における表面及び裏面を対応させるように位置させることにより前記複数の断面位置を同時に指定させるものとし、前記断面画像作成手段により、前記断面画像データを前記仮想的に構成させた3次元画像における前記指定部材の前記表面及び前記裏面が位置された領域の断面画像を示すものとして作成するものとしてもよい。これにより、実際の3次元画像に対して直接切断する状態で、より自然な動作により断面位置を指定することができる結果、断面位置を、より効率的に設定することができる。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、前記指定部材を、外周面が前記表示面とされた角柱状のもので、かつ表示対象とする断面に当該角柱状における外周面を対応させるように位置させることにより前記複数の断面位置を同時に指定させるものとし、前記断面画像作成手段により、前記断面画像データを前記仮想的に構成させた3次元画像における前記指定部材の前記外周面が位置された領域の断面画像を示すものとして作成するものとしてもよい。これにより、3箇所以上の断面画像を同時に表示することができる結果、利便性を更に向上させることができる。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、前記表示面を、前記断面画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に前記断面画像が表示されるものか、又は前記断面画像データにより示される断面画像を担持した光が投影されることにより前記断面画像が表示されるもの(所謂、プロジェクタ方式)としてもよい。
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、前記指定部材を、予め定められた複数のペン状部材が、先端部が端部に位置されるように固定的に設けられたものとし、前記検知手段を、前記ペン状部材の先端部の位置を検知することによって前記複数の断面位置を検知するものとしてもよい。これにより、近年、市場に広く供給されている安価なタブレット等の位置検出装置及びペンを利用して本発明を構成することができ、本発明を低コストで実現することができる。
また、本発明は、請求項8に記載の発明のように、前記2次元画像を前記3次元画像の平面図又は側面図又は当該3次元画像の所定位置における断面図としてもよい。これにより、当該3次元画像の平面図又は側面図又は断面図を参照した状態で断面位置を設定することができる。
更に、本発明は、請求項9に記載の発明のように、前記2次元画像提示手段を、前記3次元画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に前記2次元画像を表示することによって当該2次元画像を提示するものとしてもよい。これにより、本発明の2次元画像を、人手を介することなく提示することができ、利便性を向上させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項10記載の断面画像表示方法は、断面画像の表示対象とする3次元画像の2次元画像を予め定められた提示面において提示し、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有する指定部材を、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させ、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知し、検知した前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置と、前記3次元画像を示すものとして予め記憶手段により記憶された3次元画像データとに基づいて作成し、作成した複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御するものである。
従って、請求項10記載の断面画像表示方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項11記載の断面画像表示プログラムは、断面画像の表示対象とする3次元画像を示す3次元画像データを予め記憶した記憶手段と、前記3次元画像の2次元画像を提示する提示面を有する2次元画像提示手段と、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有し、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させるための指定部材と、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知する検知手段と、を備えた断面画像表示装置により実行される断面画像表示プログラムであって、前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成する断面画像作成ステップと、前記断面画像作成ステップによって作成された複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
従って、請求項11記載の断面画像表示プログラムによれば、コンピュータに対して請求項1記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1記載の発明と同様に、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができる。
本発明によれば、断面画像の表示対象とする3次元画像の2次元画像を予め定められた提示面において提示し、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有する指定部材を、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させ、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知し、検知した前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置と、前記3次元画像を示すものとして予め記憶手段により記憶された3次元画像データとに基づいて作成し、作成した複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御しているので、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明が適用された断面画像表示システム10の構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る断面画像表示システム10は、当該システム10全体の動作を司るパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という。)12と、タブレット16と、平板状とされた小型の表示装置18と、を含んで構成されている。
本実施の形態に係る表示装置18は、液晶ディスプレイによる表示面18Aを表面及び裏面に各々備えている。なお、表示装置18の表示媒体としては液晶ディスプレイに限らず、現存する各種のディスプレイを適用することができるが、表示装置18は断面位置を連続的に指定するために用いるものである(詳細は後述。)ため、この際の操作性を考慮すると、有機ELディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ等の薄型のものを適用することが好ましい。
一方、表示装置18の両端部には、各々タブレット16によって先端部による指定位置の位置座標を検出することのできる一対のペン18Bが、当該先端部が表示装置18を正立させた状態で鉛直下方を向く状態で固定されている。従って、タブレット16は、表示装置18をペン18Bの先端部が下方を向く姿勢(以下、「通常姿勢」という。)とし、タブレット16の位置検出面16A上の空間の予め定められた位置検出許容範囲内にペン18Bの先端部が位置される状態とされているときに、表示装置18の下端両端部における位置検出面16A上の位置座標(以下、「指定断面位置座標」という。)を検出することができる。
なお、タブレット16の位置検出面16Aは、断面画像の表示対象とする3次元画像の平面画像、側面画像、斜視画像、当該3次元画像の所定位置における断面画像等の2次元画像(以下、「提示2次元画像」という。)が描画された用紙が載置されることにより当該提示2次元画像を提示する、本発明の提示面としての役割も有している。
タブレット16はPC12に電気的に接続されており、PC12は、タブレット16の作動の制御を行う一方、タブレット16によって検出された指定断面位置座標を取得することができる。また、表示装置18もまたPC12に電気的に接続されており、PC12は、表示装置18の複数(ここでは、2つ)の表示面18Aに対して任意の画像を表示させることができる。なお、PC12には、後述するようにキーボード、ディスプレイ等の周辺機器が備えられているが、図1では、これらの周辺機器の図示を省略する。
次に、図2を参照して、本システムにおいて特に重要な役割を有するPC12の電気系の要部構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係るPC12は、PC12全体の動作を司るCPU(中央処理装置)12Aと、CPU12Aによる各種処理プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM12Bと、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM12Cと、各種情報を記憶するために用いられる二次記憶部(ここでは、ハードディスク装置)12Dと、各種情報を入力するために用いられるキーボード12Eと、各種情報を表示するために用いられるディスプレイ12Fと、外部装置等との間の各種信号の授受を司る入出力I/F(インタフェース)12Gと、が備えられており、これら各部はシステムバスBUSにより電気的に相互に接続されている。
従って、CPU12Aは、RAM12B、ROM12C、及び二次記憶部12Dに対するアクセス、キーボード12Eを介した各種入力情報の取得、ディスプレイ12Fに対する各種情報の表示、及び入出力I/F12Gを介した外部装置等との間の各種信号の授受を各々行うことができる。なお、入出力I/F12Gには、前述したタブレット16及び表示装置18が電気的に接続されると共に、図示しないプリンタも接続されている。
一方、図3には、PC12に備えられた二次記憶部12Dの主な記憶内容が模式的に示されている。同図に示すように、二次記憶部12Dには、各種データベースを記憶するためのデータベース領域DBと、各種処理を行うためのプログラム等を記憶するためのプログラム領域PGと、が設けられている。
なお、データベース領域DBには、断面画像表示システム10において断面画像の表示対象としている3次元画像を示す3次元画像データを記憶するための3次元画像データベースDB1が含まれている。また、プログラム領域PGには、後述する断面画像表示処理プログラムの他、汎用のコンピュータ・グラフィクス用のアプリケーション・プログラム(以下、「CGプログラム」という。)が予め記憶(インストール)されている。なお、本実施の形態に係る断面画像表示システム10では、上記3次元画像データとして、3次元物体の3次元形状を座標で表現した座標データと、当該3次元物体の表面及び内部の少なくとも一方の色データ及び形状の画像データを含むデータを適用しているが、これに限らず、例えば、上記座標データのみにより構成されたデータを適用してもよい。また、本実施の形態に係る3次元画像データには、当該3次元画像データにより示される3次元画像に関連する情報として、当該3次元画像の構造及び構成を示す情報が含まれたメタデータが添付されている。
一方、本実施の形態に係るCGプログラムは、3次元画像データベースDB1に記憶されている3次元画像データに基づいて、当該画像データにより示される3次元画像の、予め設定された断面位置を示す位置データにより示される断面位置における断面画像を示す2次元画像データを作成する機能(以下、「断面画像作成機能」という。)を有している。なお、本実施の形態に係るCGプログラムの断面画像作成機能では、後述する仮想的なカメラ24(図5(B)も参照。)の位置を示す座標(xc,yc,zc)及び矩形面20Bの中心位置を示す座標(xt,yt,zt)が設定されることにより上記断面画像を示す2次元画像データが作成されるものとされている。また、CGプログラムは、3次元画像データベースDB1に記憶されている3次元画像データに基づいて、当該画像データにより示される3次元画像の平面画像、側面画像、斜視画像、当該3次元画像の所定位置における断面画像等の2次元画像を示す2次元画像データを作成する機能(以下、「2次元画像作成機能」という。)も有している。なお、これらの機能はCGプログラムにおいて従来既知の一般的な機能であるので、これ以上のここでの説明は省略する。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る断面画像表示システム10の作用を説明する。なお、図4は、利用者により、キーボード12Eを介して断面画像表示処理の実行を指示する指示入力が行われた際にPC12のCPU12Aによって実行される断面画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
当該断面画像表示処理プログラムの実行に先立ち、利用者は、3次元画像データベースDB1に登録されている3次元画像から断面画像の表示対象とする3次元画像を指定し、CGプログラムの2次元画像作成機能を利用して、タブレット16の位置検出面16Aにより提示する提示2次元画像(ここでは、平面画像、側面画像、斜視画像、上記3次元画像の所定位置における断面図の何れか1つ)が描画された用紙を不図示のプリンタにより作成する。
そして、利用者は、作成した用紙を位置検出面16A上の所定の位置(ここでは、上記用紙の中心位置が位置検出面16Aの中心位置に略一致する位置)に載置した後、上記断面画像表示処理の実行を指示する指示入力を行う。これに応じて、CPU12Aは、図4に示される断面画像表示処理プログラムの実行を開始する。
まず、同図のステップ100では、タブレット16に対する検出座標軸の初期値化等を行う初期設定を行い、次のステップ102にて、利用者により表示装置18の位置により指定された断面位置を導出する断面位置導出処理を実行する。
このとき、利用者は、タブレット16の位置検出面16A上の空間に、指定した3次元画像を当該位置検出面16Aにおいて提示されている提示2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成した状態で、当該構成した3次元画像における表示対象とする断面位置に表示装置18の表示面18Aを位置させることにより、当該断面位置を指定する。なお、本実施の形態に係る表示装置18には表示面18Aが表面及び裏面に各々1つずつ設けられているため、これらの表示面18Aにより各々1箇所ずつ、合計2箇所の断面位置が同時に指定されることになる。
そこで、上記断面位置導出処理では、タブレット16から指定断面位置座標を取得し、当該指定断面位置座標を、以下に示すように3次元画像の座標系に換算する。
なお、ここでは、図5(A)に示すように、タブレット16の座標系における位置検出面16Aの水平方向サイズ及び垂直方向サイズを各々Tw及びThとし、表示装置18の表示面18Aの水平方向サイズ及び垂直方向サイズを各々Sw及びShとする。また、図5(B)に示すように、3次元画像の座標系における位置検出面16Aに対応する仮想的な矩形面20Aの水平方向サイズ及び垂直方向サイズを各々Vw及びVhとし、3次元画像の座標系における表示面18Aに対応する仮想的な矩形面20Bの水平方向サイズ及び垂直方向サイズを各々Svw及びSvhとする。更に、矩形面20Aの原点を(α,β,γ)とし、3次元画像の座標系に対して、矩形面20Bの中心点を撮影領域の中心位置とするように仮想的に設けたカメラ24の矩形面20Bに対する画角をθとする。また、ここで、位置検出面16Aのサイズと矩形面20Aのサイズの比率は1:a、すなわち、Tw×a=Vw,Th×a=Vhとする。
そして、本実施の形態に係る断面画像表示システム10では、以上の各パラメータ(位置検出面16Aの水平方向サイズTw及び垂直方向サイズTh、表示面18Aの水平方向サイズSw及び垂直方向サイズSh、矩形面20Aの水平方向サイズVw及び垂直方向サイズVh、矩形面20Bの水平方向サイズSvw及び垂直方向サイズSvh、原点(α,β,γ)、画角θ、及びa)は固定値とされており、これらのパラメータの値が予め二次記憶部12Dの所定領域に記憶されている。
タブレット16から取得された指定断面位置座標のうち、一方のペン18Bの先端部の位置座標を(xp1,yp1,zp1)とし、他方のペン18Bの先端部の位置座標を(xp2,yp2,zp2)とすると、矩形面20Bの中心位置を示す座標(xt,yt,zt)は次の(1)式により算出することができる。
Figure 0004676353
ここで、各ペン18Bの先端部間の距離Lは次の(2)式により示される。
Figure 0004676353
従って、カメラ24の位置を示す座標(xc,yc,zc)は次の(3)式により算出することができる。
Figure 0004676353
そこで、CPU12Aは、予め記憶されているパラメータの値と、タブレット16から取得した指定断面位置座標を(3)式に代入することにより、カメラ24の位置を示す座標(xc,yc,zc)を算出する。
なお、以上が一方の表示面18Aに対応する指定断面位置座標に関する座標の、表示対象とする3次元画像の座標系への換算手順であるが、他方の表示面18Aに対応する指定断面位置座標に関する座標も同様の手順により換算することができることは言うまでもない。ここで、本実施の形態に係るタブレット16は、一対のペン18Bを各々個別に識別する(特定する)ことができるものとして構成されており、本実施の形態に係る断面画像表示システム10では、各ペン18Bの位置関係から表示装置18の表面及び裏面を識別するものとされている。
ところで、本実施の形態に係るCGプログラムに搭載された断面画像作成機能では、一例として図6に示されるように、処理対象とする3次元物体30を仮想的なカメラ24で撮影することを想定し、カメラ24の前方にフロント・カット・オフ・プレーン(Front Cut Off Plane)32を設けると共にカメラ24のフロント・カット・オフ・プレーン32より遠方にバック・カット・オフ・プレーン(Back Cut Off Plane)34を設け、カメラ24の水平視野角(画角)をθとし、カメラ24による撮影位置からフロント・カット・オフ・プレーン32までの距離をLfcとし、カメラ24による撮影位置からバック・カット・オフ・プレーン34までの距離をLbcとして、カメラ24からの距離dが、Lfc≦d≦Lbcの関係を満足する画像が作成対象とする断面画像として抽出される。
従って、当該断面画像作成機能では、画角θとして‘0’を設定することにより、距離Lfc及び距離Lbcが座標(xt,yt,zt)に置かれる結果、断面を示す画像を示す2次元画像データが生成される。また、距離Lfcとして‘0’を、距離Lbcとして‘∞’(無限大)を、各々設定することにより、透視画像を示す2次元画像データが生成され、距離Lfcとして(Svw/tanθ)を、距離Lbcとして‘∞’(無限大)を、各々設定することにより、透視画像と断面を示す画像が組み合わされた画像を示す2次元画像データが生成される。
従って、上記ステップ100の処理によって実行される初期設定では、断面のみを示す画像を表示したい場合には画角θとして‘0’を設定し、透視画像を表示したい場合には距離Lfcとして‘0’を設定すると共に距離Lbcとして‘∞’を設定し、透視画像と断面を示す画像が組み合わされた画像を表示したい場合には距離Lfcとして(Svw/tanθ)を設定すると共に距離Lbcとして‘∞’を設定する。
次のステップ104では、上記ステップ102の処理によって導出された、一対の表示面18Aに対応する2組の座標(xt,yt,zt)及び座標(xc,yc,zc)をCGプログラムに設定し、次のステップ106にて、当該CGプログラムの断面画像作成機能を実行することにより、導出した一対の断面位置に対応する断面画像を示す一対の2次元画像データを作成させ、次のステップ108にて、作成された一対の2次元画像データを用いて、当該一対の2次元画像データにより示される断面画像が、対応する表示面18Aにより表示されるように表示装置18を制御し、その後にステップ110に移行する。
ステップ110では、本断面画像表示処理プログラムの実行を終了するタイミングが到来したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ102に戻り、肯定判定となった時点で本断面画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る断面画像表示処理プログラムでは、上記終了するタイミングを、利用者によって本断面画像表示処理プログラムの実行の停止を指示する指示入力が行われたタイミングを適用しているが、これに限らず、PC12の不図示の電源スイッチがオフ状態とされたタイミング、タブレット16によって表示装置18の位置が検出できなくなったタイミング等、他のタイミングを適用することもできることは言うまでもない。
このように、本断面画像表示処理プログラムは、ステップ102〜ステップ108の処理を所定のタイミングが到来するまで繰り返し実行しているので、利用者が表示装置18をタブレット16の位置検出面16A上の検出可能範囲内において移動させることにより、その時点における表示装置18の表示面18Aの位置に対応する断面画像が、当該表示面18Aによりリアルタイムで連続的に表示されることになる。
そして、このとき、表示面18Aに連続的に表示される断面画像は、一例として図7に示されるように、タブレット16の位置検出面16A上に載置された用紙に描画されている画像(図7では平面画像)に対応する寸法かつ位置で位置検出面16A上の空間に仮想的に3次元画像を構成させた状態での、当該構成させた3次元画像における断面画像となるようにしているため、より現実味の高い状態で当該断面画像を表示することができる。なお、図7(A)は表示装置18の表面側に設けられた表示面18Aにおける断面画像の表示状態例を示すものであり、図7(B)は表示装置18の裏面側に設けられた表示面18Aにおける断面画像の表示状態例を示すものである。また、図7ではペン18Bの図示は省略している。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、断面画像の表示対象とする3次元画像の2次元画像を予め定められた提示面(ここでは、位置検出面16A)において提示し、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面(ここでは、表示面18A)を有する指定部材(ここでは、表示装置18)を、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させ、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知し、検知した前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置と、前記3次元画像を示すものとして予め記憶手段(ここでは、二次記憶部12D)により記憶された3次元画像データとに基づいて作成し、作成した複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御しているので、複数の断面位置を連続的かつ効率的に設定することができる。
また、本実施の形態では、検知した前記複数の断面位置を前記3次元画像における座標系の断面位置に換算し、これによって得られた複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成しているので、より正確な断面画像を表示することができる。
また、本実施の形態では、前記指定部材を、表面及び裏面が前記表示面とされた板状のもので、かつ表示対象とする断面に当該板状における表面及び裏面を対応させるように位置させることにより前記複数の断面位置を同時に指定するものとし、前記断面画像データを前記仮想的に構成させた3次元画像における前記指定部材の前記表面及び前記裏面が位置された領域の断面画像を示すものとして作成しているので、実際の3次元画像に対して直接切断する状態で、より自然な動作により断面位置を指定することができる結果、断面位置を、より効率的に設定することができる。
また、本実施の形態では、前記指定部材を、予め定められた複数(ここでは、2つ)のペン状部材(ここでは、ペン18B)が、先端部が端部に位置されるように固定的に設けられたものとし、ペン状部材の先端部の位置を検知することによって前記複数の断面位置を検知するものとしているので、近年、市場に広く供給されている安価なタブレット等の位置検出装置及びペンを利用して本発明を構成することができ、本発明を低コストで実現することができる。
更に、本実施の形態では、前記2次元画像を前記3次元画像の平面図又は側面図又は当該3次元画像の所定位置における断面図としているので、当該3次元画像の平面図又は側面図又は断面図を参照した状態で断面位置を設定することができる。
なお、本実施の形態では、3次元画像データに添付されているメタデータに関しては特に言及しなかったが、当該メタデータに関係する情報(以下、「関係情報」という。)を複数の表示面18Aの少なくとも1つに表示する形態とすることもできる。
図8(A)には、断面画像の表示状態が図7(B)に示すものである場合の上記関係情報の表示状態例が示されている。同図に示されるように、この場合、表示面18Aに表示されている断面画像に関連する情報として、当該断面画像に含まれている構成品の名称及び数量を示す情報、当該断面画像で示される部分の構造を示す情報、当該断面画像に含まれる部分の溶接部に関する情報等が表示されている。なお、この場合、上記断面画像表示処理プログラムのステップ108の処理において、ステップ106の処理により作成された一対の2次元画像データを用いて表示する少なくとも一方の断面画像に対し、上記関係情報が重畳された状態で表示されるように表示装置18を制御することになる。
一方、図8(B)には、断面画像の表示状態が図7(B)に示すものである場合の上記メタデータの適用例として、当該断面画像に含まれる構成品のうち、柱、壁、床といった建物の構造物のみを当該断面画像として表示した場合の表示状態例が示されている。
これらの場合、本実施の形態に係る断面画像表示システム10に比較して、より多くの情報を提示することができるようになる結果、より利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、表示装置18とPC12とを有線で電気的に接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線で接続する形態とすることもできる。この場合、本実施の形態に比較して表示装置18の移動が容易となるため、操作性を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、本発明の表示面として、断面画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に前記断面画像を表示するものを適用した場合の形態例について説明したが、本第2の実施の形態では、本発明の表示面として、断面画像データにより示される断面画像を担持した光を投影することにより断面画像を表示するもの(プロジェクタ方式)を適用した場合の形態例について説明する。
まず、図9を参照して、本第2の実施の形態に係る断面画像表示システム10’の構成を説明する。なお、図9における図1と同一の構成要素については図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示されるように、本第2の実施の形態に係る断面画像表示システム10’は、上記第1の実施の形態に係る断面画像表示システム10に比較して、表示装置18に代えて板状のスクリーン26を適用している点、及びスクリーン26に設けられた複数(ここでは、2つ)の表示面26Aに画像を投影する複数(ここでは、2台)のプロジェクタ22が新たに設けられている点のみ相違している。
同図に示すように、本実施の形態に係るスクリーン26の両端部には、上記第1の実施の形態に係る表示装置18と同様に、各々タブレット16によって先端部による指定位置の位置座標を検出することのできる一対のペン26Bが、当該先端部がスクリーン26を正立させた状態で鉛直下方を向く状態で固定されている。従って、タブレット16は、スクリーン26をペン26Bの先端部が下方を向く姿勢(以下、「通常姿勢」という。)とし、タブレット16の位置検出面16A上の空間の予め定められた位置検出許容範囲以内にペン26Bの先端部が位置される状態とされているときに、スクリーン26の下端両端部における位置検出面16A上の位置座標(指定断面位置座標)を検出することができる。
また、各プロジェクタ22はPC12に電気的に接続されており、PC12は、各プロジェクタ22の作動の制御を行うことができる。ここで、各プロジェクタ22は、表示すべき画像を担持した光をスクリーン26の対応する表示面26Aに投影することにより当該画像を表示するものであり、スクリーン26が指定断面位置座標を検出することができる範囲内の何れの位置に位置されていても、当該スクリーン26の対応する表示面26Aに画像を投影できる予め定められた位置に設置されている。
本実施の形態に係る断面画像表示システム10’では、利用者によって断面画像表示処理の実行を指示する指示入力が行われた際に上記第1の実施の形態に係る断面画像表示処理プログラム(図4参照。)と略同様の処理が実行されるが、3次元画像の座標系に仮想的に設けたカメラ24の位置とプロジェクタ22の設置位置の相対的な違いを考慮して、1枚の断面画像を表示するために、CGプログラムが断面画像作成機能を2度実行させる点が異なっている。
すなわち、この場合、CGプログラムでは、上記第1の実施の形態と同様に断面画像を示す2次元画像データを作成し、当該2次元画像データにより示される断面画像を矩形面20B(図5(B)も参照。)に対してマッピングする。
そして、CGプログラムは、カメラ24を、矩形面20Bに対する位置が、スクリーン26の表示面26Aに対するプロジェクタ22の位置と同一の位置関係となるように仮想的に設置し、この状態で矩形面20Bにマッピングされた断面画像をカメラ24により撮影して得られた画像を示す2次元画像データをスクリーン26の対応する表示面26Aによる表示画像を示すものとして作成する。
なお、CPU12Aは、断面画像表示処理プログラムのステップ108の処理において、以上の処理によって作成された2次元画像データを用いて、当該画像データにより示される断面画像をスクリーン26の対応する表示面26Aに投影するようにプロジェクタ22を制御することになる。
本第2の実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができると共に、スクリーン26に対して通信を行うことなく断面画像を表示することができ、利便性を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態では、本発明の指定部材を板状のものとし、当該指定部材に本発明の表示面が2つ設けられている場合の形態例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の指定部材に本発明の表示面が3つ以上設けられている形態とすることもできる。
図10(A)には三角柱状のものとした場合の指定部材の一例が、図10(B)には四角柱状のものとした場合の指定部材の一例が、各々示されている。ここで、同図に示される例では、上記各実施の形態と同様のペンが当該指定部材の垂直方向に延びた各辺に、その先端部が指定部材を正立させた状態で鉛直下方を向く状態で固定され、本発明の表示面が指定部材の外周面に設けられている。
一方、図10(C)には、二枚の板状部材を中央部で交差するように組み合わせた形状とした場合の指定部材の一例が示されている。ここで、同図に示される例では、上記各実施の形態と同様のペンが当該指定部材の外周に位置する各辺に、その先端部が指定部材を正立させた状態で鉛直下方を向く状態で固定され、本発明の表示面が指定部材における上記板状部材の表面に設けられている。なお、これらの場合、各表示面に表示する断面画像を示す断面画像データの導出方法や、対応する表示面への断面画像の表示方法は上記各実施の形態と同様である。また、これらでは、指定部材の各表示面を簡易に特定するためにペンが3本又は4本設けられているが、この形態に限らず、互いに異なる2つの位置に各々1本ずつ、合計2本のペンのみを設ける形態とすることもできる。但し、この場合、当該2本のペンの設けられている位置と指定部材の形状を示す情報をPC12が予め把握している必要があり、PC12は、これらの情報を用いて指定部材の各表示面を特定することになる。
これらの場合、3箇所以上の断面画像を同時に表示することができる結果、利便性を更に向上させることができる。
また、上記各実施の形態では、断面画像の表示対象とする3次元画像の平面画像、側面画像等の2次元画像を、用紙に印刷したものをタブレット16の位置検出面16Aに載置することにより提示する場合の形態例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記2次元画像を、3次元画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に表示することにより提示する形態とすることもできる。この場合の形態としては、タブレット16に代えて、ディスプレイ表面にタッチパネルが重ねられて構成されたタッチパネル・ディスプレイが設けられた表示部を採用した、所謂タブレットPCを適用する形態を例示することができる。この場合、提示すべき2次元画像が印刷された用紙を用意する必要がなくなるので、利便性を向上させることができる。
また、上記各実施の形態では、表示装置18又はスクリーン26にタブレット16によって検出可能なペン18Bを設けることにより、表示装置18又はスクリーン26の位置(指定断面位置)を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、表示装置18又はスクリーン26に超音波を発する音源と光を射出する光源とを設けると共に、位置検出装置(上記各実施の形態では、タブレット16)に上記超音波及び光を検知する検知手段を設け、当該検知手段による検知結果に基づいて3角測量の原理で指定断面位置を検出する形態や、表示装置18又はスクリーン26に複数の光源を設けると共に、位置検出装置に表示装置18又はスクリーン26を撮像する撮像装置を設け、当該撮像装置による撮像画像から上記複数の光源からの光の位置を特定することにより指定断面位置を検出する形態等とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、PC12によってタブレット16の座標系を3次元画像の座標系に換算する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、タブレット16においてタブレット16の座標系を3次元画像の座標系に換算する形態とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態で説明した断面位置座標の換算手法は一例であり、他の従来既知の換算手法を適用できることは言うまでもない。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、表示装置18又はスクリーン26を1台(1枚)のみ用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の表示装置18又はスクリーン26を用いる形態とすることもできる。この場合、複数の表示装置18又はスクリーン26に対して、自身の位置が断面位置とされた断面画像が表示されることになる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
その他、上記各実施の形態で説明した断面画像表示システム10、10’の構成(図1〜図3、図9参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で示した断面画像表示処理プログラムの処理の流れ(図4参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係る断面画像表示システムの構成を示す概略斜視図である。 実施の形態に係るPCの電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るPCに備えられた二次記憶部の主な記憶内容を示す模式図である。 実施の形態に係る断面画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る断面画像表示処理プログラムにより行われる指定断面位置座標のタブレットの座標系から3次元画像データの座標系への換算の説明に供する概略図である。 実施の形態に係るCGプログラムに搭載された断面画像作成機能の説明に供する概略図である。 実施の形態に係る断面画像表示システムによる断面画像の表示状態例を示す斜視図である。 実施の形態に係る断面画像表示システムによる他の断面画像の表示状態例を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る断面画像表示システムの構成を示す概略斜視図である。 実施の形態に係る本発明の指定部材の他の構成例を示す概略斜視図である。
符号の説明
10、10’ 断面画像表示システム
12 パーソナル・コンピュータ
12A CPU(制御手段、換算手段、断面画像作成手段)
12D 二次記憶部(記憶手段)
16 タブレット(2次元画像提示手段)
16A 位置検出面(提示面、検知手段)
18 表示装置(指定部材)
18A 表示面
18B ペン(ペン状部材)
22 プロジェクタ
26 スクリーン(指定部材)
26A 表示面
26B ペン(ペン状部材)

Claims (11)

  1. 断面画像の表示対象とする3次元画像を示す3次元画像データを予め記憶した記憶手段と、
    前記3次元画像の2次元画像を提示する提示面を有する2次元画像提示手段と、
    各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有し、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させるための指定部材と、
    前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成する断面画像作成手段と、
    前記断面画像作成手段によって作成された複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御する制御手段と、
    を備えた断面画像表示装置。
  2. 前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置を前記3次元画像における座標系の断面位置に換算する換算手段を更に備え、
    前記断面画像作成手段は、前記換算手段によって換算された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成する
    請求項1記載の断面画像表示装置。
  3. 前記記憶手段は、前記3次元画像に関連する関連情報が更に予め記憶されたものであり、
    前記制御手段は、前記関連情報に関係する情報を前記複数の表示面の少なくとも1つに更に表示するように制御する
    請求項1又は請求項2記載の断面画像表示装置。
  4. 前記指定部材は、表面及び裏面が前記表示面とされた板状のもので、かつ表示対象とする断面に当該板状における表面及び裏面を対応させるように位置させることにより前記複数の断面位置を同時に指定させるものであり、
    前記断面画像作成手段は、前記断面画像データを前記仮想的に構成させた3次元画像における前記指定部材の前記表面及び前記裏面が位置された領域の断面画像を示すものとして作成する
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  5. 前記指定部材は、外周面が前記表示面とされた角柱状のもので、かつ表示対象とする断面に当該角柱状における外周面を対応させるように位置させることにより前記複数の断面位置を同時に指定させるものであり、
    前記断面画像作成手段は、前記断面画像データを前記仮想的に構成させた3次元画像における前記指定部材の前記外周面が位置された領域の断面画像を示すものとして作成する
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  6. 前記表示面は、前記断面画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に前記断面画像が表示されるものか、又は前記断面画像データにより示される断面画像を担持した光が投影されることにより前記断面画像が表示されるものである
    請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  7. 前記指定部材は、予め定められた複数のペン状部材が、先端部が端部に位置されるように固定的に設けられたものであり、
    前記検知手段は、前記ペン状部材の先端部の位置を検知することによって前記複数の断面位置を検知する
    請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  8. 前記2次元画像を前記3次元画像の平面図又は側面図又は当該3次元画像の所定位置における断面図とした
    請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  9. 前記2次元画像提示手段は、前記3次元画像データに基づいて生成された映像信号により電気的に前記2次元画像を表示することによって当該2次元画像を提示するものである
    請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の断面画像表示装置。
  10. 断面画像の表示対象とする3次元画像の2次元画像を予め定められた提示面において提示し、
    各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有する指定部材を、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させ、
    前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知し、
    検知した前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置と、前記3次元画像を示すものとして予め記憶手段により記憶された3次元画像データとに基づいて作成し、
    作成した複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御する、
    断面画像表示方法。
  11. 断面画像の表示対象とする3次元画像を示す3次元画像データを予め記憶した記憶手段と、前記3次元画像の2次元画像を提示する提示面を有する2次元画像提示手段と、各々前記断面画像を表示するための複数の表示面を有し、前記提示面上の空間に前記3次元画像を当該提示面において提示されている前記2次元画像に対応する寸法かつ位置で仮想的に構成させた状態で、当該構成させた3次元画像における前記断面画像の表示対象とする断面位置に前記複数の表示面の何れかを位置させることにより、結果的に前記複数の表示面により複数の断面位置を同時に指定させるための指定部材と、前記指定部材によって同時に指定された複数の前記断面位置を検知する検知手段と、を備えた断面画像表示装置により実行される断面画像表示プログラムであって、
    前記検知手段によって検知された前記複数の断面位置における前記3次元画像の断面画像を示す断面画像データを、対応する断面位置及び前記3次元画像データに基づいて作成する断面画像作成ステップと、
    前記断面画像作成ステップによって作成された複数の前記断面画像データを用いて、対応する表示面に、対応する前記断面画像を表示するように制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる断面画像表示プログラム。
JP2006044211A 2006-02-21 2006-02-21 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム Active JP4676353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044211A JP4676353B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044211A JP4676353B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007226337A JP2007226337A (ja) 2007-09-06
JP4676353B2 true JP4676353B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=38548131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044211A Active JP4676353B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4676353B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007027A (ja) * 2000-06-27 2002-01-11 Masanori Idesawa 画像情報表示装置
JP2002342394A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sekisui House Ltd 縦断面透視図自動表示システムおよびその方法
JP2003006674A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Tis Inc 高品質な3次元立体間取り図配布/表示システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3234633B2 (ja) * 1992-06-19 2001-12-04 シャープ株式会社 情報処理装置
JPH06318058A (ja) * 1993-04-28 1994-11-15 Nec Home Electron Ltd 画像表示装置
JPH07249112A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd 3次元表示処理方法及び3次元表示処理装置
JPH09230831A (ja) * 1996-02-27 1997-09-05 Agency Of Ind Science & Technol ディスプレイ、情報処理装置およびその画像表示方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007027A (ja) * 2000-06-27 2002-01-11 Masanori Idesawa 画像情報表示装置
JP2002342394A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sekisui House Ltd 縦断面透視図自動表示システムおよびその方法
JP2003006674A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Tis Inc 高品質な3次元立体間取り図配布/表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007226337A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4694435B2 (ja) 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム
US9495802B2 (en) Position identification method and system
EP2973414B1 (en) Apparatus for generation of a room model
US8319773B2 (en) Method and apparatus for user interface communication with an image manipulator
JP3997566B2 (ja) 描画装置、及び描画方法
US20150029180A1 (en) Information processing device, position designation method and storage medium
US11244511B2 (en) Augmented reality method, system and terminal device of displaying and controlling virtual content via interaction device
JP4513830B2 (ja) 描画装置、及び描画方法
JP2004199496A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP6318542B2 (ja) 表示制御方法、表示制御プログラムおよび情報処理装置
JP2013520751A (ja) デバイスレスな拡張現実およびインタラクションのためのプロジェクタおよび深度カメラ
JP2010042466A (ja) ロボット教示システム及びロボットの動作のシミュレーション結果の表示方法
JP2009070245A (ja) 画像投影表示装置、画像投影表示方法、画像投影表示プログラム及び記録媒体
US20090251492A1 (en) Storage medium storing image conversion program and image conversion apparatus
EP3037936A2 (en) Image projection apparatus, and system employing interactive input-output capability
JP2003265475A5 (ja)
JP4676353B2 (ja) 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム
JP2010272078A (ja) 電子情報ボードシステム、電子情報ボード制御装置およびカーソル制御方法
JP4763431B2 (ja) 透視画像表示装置及び透視画像表示プログラム
JP4676415B2 (ja) 断面画像表示装置、断面画像表示方法及び断面画像表示プログラム
JP2005165665A (ja) 仮想物体の操作補助装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2017021495A (ja) 3d座標検出システム、情報処理装置、プログラム、及び3d座標検出方法
JP2007094902A (ja) 3次元画像表示装置、3次元画像表示方法及び3次元画像表示プログラム
Dey et al. Laser beam operated windows operation
KR20200083762A (ko) 모션인식 기반의 홀로그램 출력 전자칠판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4676353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150