JP4674412B2 - 登録システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Webなどによる顧客サービスに関する。
【0002】
【発明の背景】
Webと呼ばれ、ハイパーテキストを用いてインターネット上で情報を検索する情報検索システムが知られている。このシステムでは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを有するWebサーバーにコンテンツを登録し、Webサーバーに登録されるコンテンツをインターネットに接続された端末からブラウジングプログラムを用いて検索する。コンテンツの登録場所はWebサイトと呼ばれる。Webによれば、ユニークな情報を含むコンテンツをWebサイトに用意し、このWebサイトを検索してコンテンツを利用する人々に情報を提供する一方、情報の提供を受ける人々からも情報を得ることが可能である。
【0003】
発明者は、製品の情報を掲載するコンテンツを設け、このコンテンツから情報を得て当該製品を購入した人からの情報を上記コンテンツに集めれば、新たな顧客サービスが構築できると考えた。
【0004】
本発明の目的は、顧客サービスを行う登録システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1に記載の発明による登録システムは、商品を購入した顧客を登録する顧客登録システムと、Webサービスの提供を受けるWebサービス会員を登録するWebサービス会員登録システムとを備える登録システムであって、前記顧客登録システムは、顧客の情報を入力するための顧客情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客情報入力画面提供手段と、顧客が購入した商品に関する情報を入力するための商品情報入力画面を顧客の端末に提供する商品情報入力画面提供手段と、前記顧客であることを認証する顧客認証情報を入力するための顧客認証情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客認証情報入力画面提供手段と、前記顧客情報入力画面に入力された顧客情報と前記商品情報入力画面に入力された商品の情報と前記顧客認証情報入力画面に入力された前記顧客認証情報とをそれぞれ記憶する顧客情報記憶手段とを有し、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員の情報を入力するためのWebサービス会員情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員であることを認証するWebサービス会員認証情報を入力するためのWebサービス会員認証情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員認証情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員情報入力画面に入力されたWebサービス会員情報と前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された前記Webサービス会員認証情報とをそれぞれ記憶するWebサービス会員情報記憶手段とを有し、前記顧客登録システムは、前記顧客情報入力画面への入力と前記商品情報入力画面への入力と前記顧客認証情報入力画面への入力によって顧客登録を終了した顧客の端末に、前記Webサービス会員の登録を勧誘するためのWebサービス会員勧誘画面を提供する勧誘画面提供手段を更に有し、前記顧客登録終了の顧客がWebサービス会員登録を行う場合には、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員登録者の端末に、前記Webサービス会員認証情報入力画面提供手段によって、Webサービス会員登録者が前記顧客認証情報を入力するための前記Webサービス会員認証情報入力画面を提供し、前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された認証情報が前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客認証情報に一致する場合に前記Webサービス会員情報入力画面提供手段によって前記Webサービス会員情報入力画面を提供することを特徴とする。
(2)請求項3に記載の発明による登録システムは、商品を購入した顧客を登録する顧客登録システムと、Webサービスの提供を受けるWebサービス会員を登録するWebサービス会員登録システムとを備える登録システムであって、前記顧客登録システムは、顧客の情報を入力するための顧客情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客情報入力画面提供手段と、顧客が購入した商品に関する情報を入力するための商品情報入力画面を顧客の端末に提供する商品情報入力画面提供手段と、前記顧客であることを認証する顧客認証情報を入力するための顧客認証情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客認証情報入力画面提供手段と、前記顧客情報入力画面に入力された顧客情報と前記商品情報入力画面に入力された商品の情報と前記顧客認証情報入力画面に入力された前記顧客認証情報とをそれぞれ記憶する顧客情報記憶手段とを有し、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員の情報を入力するためのWebサービス会員情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員であることを認証するWebサービス会員認証情報を入力するためのWebサービス会員認証情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員認証情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員情報入力画面に入力されたWebサービス会員情報と前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された前記Webサービス会員認証情報とをそれぞれ記憶するWebサービス会員情報記憶手段とを有し、前記顧客登録システムは、少なくとも前記顧客情報入力画面への入力と前記商品情報入力画面への入力と前記顧客認証情報入力画面への入力によって顧客登録を終了し、前記顧客登録終了の顧客がWebサービス会員登録を行う場合には、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員登録者の端末に、前記Webサービス会員認証情報入力画面提供手段によって、Webサービス会員登録者が前記顧客認証情報を入力するための前記Webサービス会員認証情報入力画面を提供し、前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された認証情報が前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客認証情報に一致する場合に前記Webサービス会員情報入力画面提供手段によって前記Webサービス会員情報入力画面を提供することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本発明の一実施の形態によるWebサイト用コンテンツは、Webによるサービス提供者が、製品に関する情報やサービスをサービス利用者に提供するものである。図1は、Webサイト用コンテンツが登録されるWebサイトの全体構成例を示す図である。図1において、サービス提供者はデータセンターにサーバーを配置し、サービス利用者は端末からインターネットに接続してWebサイトを検索する。サービス利用者が、インターネットにアクセス可能な端末からWebサイトサーバーのURL(Uniform Resource Locator)を指定すると、当該サーバー側に格納されているコンテンツのデータが読み出されてサービス利用者の端末に送られる。本実施の形態では、製品としてカメラを例にあげ、カメラおよびカメラに関連する情報やサービスをサービス利用者に提供する。本発明によるコンテンツは、図2のサイトマップに示すように、次の7つのカテゴリに分類されている。
1.会員登録
2.新着情報
3.製品情報
4.サービス・サポート
5.オンラインアルバム
6.オンラインショップ
7.コミュニティ
【0007】
会員登録1は、Webによるサービス利用者の登録を行うためのページである。新着情報2は、Webサイトに新しく登録されたコンテンツなどの情報をサービス利用者に紹介するためのページである。製品情報3は、サービス利用者にカメラなどの製品を紹介するページである。サービス・サポート4は、製品ユーザから寄せられた質問、およびその質問に対する回答などをサービス利用者に紹介するページである。オンラインアルバム5は、サービス利用者に電子画像データを扱うサービスを提供するページである。たとえば、オンラインアルバム5では、サービス利用者が撮影した画像データを無料で所定容量になるまで蓄積したり、蓄積した画像データの中からサービス利用者が選択した画像データを高詳細にプリントアウトして配送可能にするなどのサービスを提供する。オンラインショップ6は、サービス利用者に商品を販売するページである。コミュニティ7は、サービス利用者同士のコミュニケーションの場を提供するページである。たとえば、コミュニティ7では、質問を持つサービス利用者が質問を掲載し、質問に対する回答を知っているサービス利用者が回答を掲載するような掲示板機能などを提供する。
【0008】
図3は、サービス利用者の端末のディスプレイに表示されるWebのトップページ10の画面例を示す図である。この画面は、Webによるサービスを利用する人の端末から指定されたURLに格納されているデータに基づいて、サービス利用者の端末に備えられるブラウジング用プログラムによって当該端末のディスプレイに表示される。図3において、上述した7つの各カテゴリページへのリンク先ボタン21〜27が表示されている。さらに、「記事1」のページへのリンク先ボタン28と、「記事2」のページへのリンク先ボタン29と、「記事3」のページへのリンク先ボタン30と、後述する「検索」ページへのリンク先ボタン31とが表示される。
【0009】
Webによるサービスを利用する人が、端末に備えられる不図示のポインティングデバイスを操作してリンク先ボタンをクリックすると、各リンク先ボタンに対応して貼りつけられているリンク先の情報、すなわち、URLが指定される。これにより、当該URL内に格納されているデータが端末に向けて送信され、当該データによる画面が端末のディスプレイに表示される。たとえば、Webによるサービス利用者が「新着情報」のリンク先ボタン21をクリックすると、図4に示す新着情報2のカテゴリのトップページの画面が端末のディスプレイに表示される。
【0010】
図4において、新着情報2のカテゴリページの画面には、図2のサイトマップに記載されている「お知らせ」、「新製品情報・ニュース」、「サービス・サポート情報」、および「サイト更新情報」がそれぞれ表示される。これらの表示内容は、図4によるページ画面の中にリンク先ボタンを設け、図4によるページ画面と異なるリンク先のページ画面に表示するようにしてもよい。図4の画面にはさらに、他のカテゴリページへジャンプするためのリンク先ボタン21〜26と、「検索」ページへのリンク先ボタン31と、「トップページにもどる」ためのリンク先ボタン32も表示される。これらの各リンク先ボタンをクリックすると、各ボタンに対応するページが端末のディスプレイに表示される。なお、図4によるページ画面が表示されている状態で「新着情報」のカテゴリページへのリンク先ボタン21がクリックされた場合は、図4によるページ画面が表示されたままとなる。
【0011】
図3において、「コミュニティ」のリンク先ボタン26をクリックすると、図5に示すコミュニティ7のカテゴリのトップページの画面が表示される。図5において、コミュニティ7のカテゴリページの画面には、図2のサイトマップに記載されている記事に対応するページへのリンク先ボタン28、29、30、「掲示板」のページへのリンク先ボタン71、画像データをダウンロードするページへのリンク先ボタン72、および「会員登録」を行うページへのリンク先ボタン27が表示される。これらの表示内容は、リンク先ボタンを設けずに、図5によるページの中に表示するようにしてもよい。
【0012】
図5の画面にはさらに、上述した図4の画面と同様に、他のカテゴリページへジャンプするためのリンク先ボタン21〜26と、「検索」ページへのリンク先ボタン31と、「トップページに戻る」ためのリンク先ボタン32も表示される。なお、図5によるページ画面が表示されている状態で「コミュニティ」のカテゴリページへのリンク先ボタン26がクリックされた場合は、図5によるページ画面が表示されたままとなる。
【0013】
上述した図3、図4および図5による各ページ画面において、たとえば、リンク先ボタン21〜26のように各ページに共通に設けられるリンク先ボタンがある。また、リンク先ボタン28〜30のように所定のページにおいて共通に設けられるリンク先ボタンがある。異なるページ間で共通のリンク先ボタンを設けることにより、図2のサイトマップに示す各ページの表示切替えを行うとき、トップページ10に一旦戻らなくても各カテゴリページ相互の間でページ画面を切替えることができる。さらに、リンク先ボタンが各ページ間に共通に設けられていると、リンク先ボタンがWebによるサービス利用者の目にとまりやすくなる。この結果、サービス利用者に対してリンク先ボタンに対応するページを表示させるようにインセンティブが与えられる。
【0014】
本実施の形態では、上述したカテゴリの中で「会員登録」、「オンラインショップ」、「オンラインアルバム」、および「掲示板」に特徴を有するので、これらのカテゴリを中心に説明を行う。
【0015】
−会員登録−
Webによるサービス提供者は、あらかじめ登録したサービス利用者にサービスを提供することを目的にして、サービスの利用者名などを登録してもらう。会員登録のページは、Webによるサービス利用の会員登録の他に、サービス提供者が販売する商品を購入したユーザが顧客情報などを登録する顧客登録にも使用される。顧客登録は、ユーザが顧客登録カードと呼ばれるハガキなどに顧客情報を書いて返送する代わりに、上記会員登録のページを用いてオンラインで顧客情報を送信するものである。サービス利用者が、図3によるページ画面において「会員登録」へのリンク先ボタン27をクリックすると、会員登録用の不図示の選択画面が端末のディスプレイに表示される。この選択画面は、
1.Webによるサービス利用の会員登録をしていない人が新規に顧客登録を行う2.Webによるサービス利用の会員登録済みの人が新規に顧客登録を行う
3.Webによるサービス利用の会員登録を行う
4.顧客登録(会員登録)済みの人が登録内容の変更を行う
の4つの入力画面を選択するためのものである。
【0016】
−Webによるサービス利用の非会員が顧客登録する場合−
上記の選択画面において、サービス利用者が「Webによるサービス利用の会員登録をしていない人が新規に顧客登録を行う」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、Webサイトサーバー、すなわち、サービス提供者のサーバーがサービス利用者の端末に表示用データを送信し、図6に示す製品情報入力用の画面を端末のディスプレイに表示させる。図1に示すように、一般にWebサイトサーバーには、Web用サーバー、コンテンツ管理サーバー、メール用サーバー、掲示板用サーバー、ショップ用サーバーなど複数のサーバーがある。それぞれ、Web用サーバーはWeb画面のデータを格納し、コンテンツ管理サーバーはコンテンツ管理を行う。また、メール用サーバーはメールのデータを格納し、掲示板用サーバーは掲示板に書込まれたデータを格納し、ショップ用サーバーはショップ用データを格納する。本説明ではこれらの複数のサーバーを総称してサーバーと呼ぶ。
【0017】
サービス利用者は、製品情報入力用の画面が端末のディスプレイに表示されると、表示内容にしたがって表示画面の枠内に登録内容を書き込む。図6において、下向き三角形が表示される枠には、プルダウンメニューが用意されている。サービス利用者は、サービス提供者によってあらかじめ書込まれているメニューの中から該当する項目を選択する。
【0018】
たとえば、商品名の枠に表示されるプルダウンメニューボタン6Aをクリックすると、商品1、商品2、商品3、…と商品名が表示される。サービス利用者は、商品名のメニューの中から自分が購入した商品名を選ぶ。プルダウンメニューに該当する商品名がない場合や、プルダウンメニューが用意されていない枠内には、サービス利用者が不図示の端末キーを操作して登録内容を書込む。サービス利用者がOKボタン6Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて製品情報の登録データが送信される。
【0019】
サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された製品情報の登録データを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信し、図7に示す顧客情報(カスタマ情報)入力用の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容にしたがって表示画面の枠内に登録内容を書き込む。図7において、パスワードの枠7Aには、サービス利用者がパスワードを入力する。サービス利用者が後に登録内容を変更する場合は、このパスワードを入力した上で変更を行う。顧客情報入力用の画面から入力されるパスワードは、後述するWebによるサービス利用の会員登録を行う場合にも共通のパスワードとして使用される。
【0020】
下向き三角形が表示される枠には、上述したプルダウンメニューが用意されている。プルダウンメニューに該当する項目がない場合、およびプルダウンメニューが用意されていない枠内には、サービス利用者が不図示の端末キーを操作して登録内容を書き込む。なお、上記パスワード枠7A内の表示は、サービス利用者が入力したパスワードをそのまま表示せずに***…として表示する。サービス利用者が登録内容を書き込み後にOKボタン7Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて顧客情報の登録データが送信される。
【0021】
サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された顧客情報の登録データを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信し、図8に示すアンケート回答用の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容にしたがって表示画面の枠内に回答を書き込む。ここで、アンケートの設問は次のように決定される。図9は、サービス提供者のサーバーで行われる設問処理の流れを説明するフローチャートである。図9による処理は、顧客情報の登録データが受信されると起動する。
【0022】
ステップS201において、サーバーは、商品情報入力画面から当該サービス利用者によって登録された商品名の情報をサーバー内の所定のデータベースから読出してステップS202へ進む。ステップS202において、サーバーは、登録された商品名に応じて質問を選び、ステップS203へ進む。ここで、あらかじめ全ての商品に対応してそれぞれ質問が用意されており、これらの質問がサーバー内のデータベースに記録されている。データベースに記録された各質問は、複数の商品に共通の質問と、ある商品に固有の質問とが判断できるように管理されている。サーバーは、登録された商品名により当該商品に対応する質問を選ぶ。
【0023】
サービス利用者が複数の商品を購入した場合には、これら複数の商品に対応する質問がそれぞれ選択される。サーバーは、選択された質問の中に共通の質問がある場合、同じ質問をサービス利用者の端末に送信しないように、重複する質問は1つ残して残りを削除する。ステップS203において、サーバーは、図8のアンケート入力画面を表示させるためのページデータを作成してステップS204へ進む。ステップS204において、サーバーは、作成したアンケート入力画面の表示に必要なデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図9による処理を終了する。これにより、たとえば、図8の質問1〜質問5には、それぞれ商品1と商品2とに共通の質問が表示される。質問6には商品1に関する質問が、質問7には商品2に関する質問が、それぞれ表示される。サービス利用者は、複数の商品を購入した場合でも、1つのアンケート入力画面の中で複数の商品に対する質問に答えることができる。
【0024】
サービス利用者が図8の画面上で各質問に対する回答を各枠8A〜8G内に書込んだ後に登録ボタン8Hをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けてアンケートの登録データが送信される。サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された登録データを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信し、図10に示す景品選択用の画面を端末のディスプレイに表示させる。図10(a)は個人が登録する場合のページ画面の例、図10(b)は法人が登録する場合のページ画面の例である。
【0025】
サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容にしたがって希望する景品を選択する。ここで、景品選択画面は次のように決定される。図11は、サービス提供者のサーバーで行われる景品選択画面作成処理の流れを説明するフローチャートである。図11による処理は、アンケートの登録データが受信されると起動する。ステップS101において、サーバーは、上述した図6による製品情報入力画面から入力された商品名、購入区分(個人または法人)、および購入数量と、上述した図7による顧客情報入力画面から入力された購入者の名前、住所などの情報とをサーバー内の所定のデータベースから読出してステップS102へ進む。
【0026】
ステップS102において、サーバーは、購入区分が法人か否かを判定する。法人の場合はステップS102を肯定判定してステップS104へ進み、個人の場合はステップS102を否定判定してステップS103へ進む。ステップ103において、サーバーは、図10(a)のような個人向けのページ画面用のデータを用意する。図10(a)は、一眼レフカメラ1台を購入した人に対する景品を紹介しており、撮影に関する情報を載せた冊子、カメラ用ストラップ、Webによるサービスで使用できるポイントのうちいずれかを選択する画面である。ここで、ポイントは個人向けに用意される景品であって、法人向けの景品としては用意されない。サーバーは、ページ画面用のデータを作成するとステップS105へ進む。
【0027】
ポイントは、図2のオンラインショップ6での買い物の際に利用でき、このポイントに応じて商品の価格を割引いて購入できる。また、オンラインアルバム5によるサービスでは、ポイントに応じて画像データの蓄積容量を通常より増やすことができたり、プリントアウトサービスを無料で受けたりできる。また、コミュニティ7では、質問を掲載したサービス利用者が回答を掲載したサービス利用者に報酬としてポイントを渡すなどの使い方もある。
【0028】
ステップS104へ進んだ場合、サーバーは、図10(b)のような法人向けのページ画面用のデータを用意する。図10(b)は、一眼レフカメラとコンパクトカメラとを合計3台購入した法人に対する景品を紹介しており、撮影に関する情報を載せた冊子、カメラ用ストラップ、コンパクトカメラ用ケースのうちいずれかを合わせて3点まで選択する画面である。法人向けの場合は、個人向けと異なりポイントが景品として用意されない。また、購入した商品、ここでは、コンパクトカメラに対応する景品としてケースが用意される。サーバーは、ページ画面用のデータを作成するとステップS105へ進む。
【0029】
ステップS105において、サーバーは、サービス利用者の端末にデータを送信して図11による処理を終了する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには、上述した図10(a)、(b)に示す画面が表示される。サービス利用者は、図10(a)、(b)によるいずれかの画面上で希望する景品をチェックし、OKボタン10Bをクリックする。図10(b)のように複数個の景品が選択できる場合は数量枠10Cが表示されるので、サービス利用者はプルダウンメニューを開いて希望する数量を選択する。図10(a)、(b)において、景品の画像10Aの横には当該景品の説明が表示される。画像10Aはリンク先ボタンを兼ねており、サービス利用者がこのボタンをクリックするとサーバーから新たなデータが端末に送信され、当該景品を詳細に紹介するページ画面がサービス利用者の端末のディスプレイに表示される。図12は、冊子を紹介する画面の例である。
【0030】
図10(a)、(b)においてサービス利用者がOKボタン10Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて選択データが送信される。サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された選択データを受信すると、景品に応じたページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信する。これにより、サービス利用者に対して配送が必要な景品の場合には、図13(a)のように送付先を通知する画面がサービス利用者の端末のディスプレイに表示される。また、ポイントなど配送が不要な景品の場合は、図13(b)のようにポイント加算を通知する画面がサービス利用者の端末のディスプレイに表示される。
【0031】
図13(a)、図13(b)の画面でサービス利用者がOKボタンをクリックすると、Webによるサービス利用の会員登録をしていない人による顧客登録が終了する。このとき、サーバーは、購入区分が個人の場合に引き続きWebによるサービス利用の会員登録のページに導く。
【0032】
図14は、サービス提供者のサーバーで行われる会員登録の誘導画面作成処理の流れを説明するフローチャートである。図14による処理は、顧客登録が終了すると起動する。ステップS301において、サーバーは、購入区分が法人か否かを判定する。法人の場合はステップS301を肯定判定してステップS304へ進み、個人の場合はステップS301を否定判定してステップS302へ進む。ステップS302において、サーバーは、サービス利用者が登録会員か否かを判定する。登録会員の場合はステップS302を肯定判定してステップS304へ進み、非会員の場合はステップS302を否定判定してステップS303へ進む。ここで、登録顧客がWebによるサービス利用の会員か否かの情報は、顧客登録が開始されるときにクリックされたリンク先ボタンによりサーバーに伝えられている。すなわち、「Webによるサービス利用の会員登録をしていない人が新規に顧客登録を行う」ボタンがクリックされていれば非会員とみなし、「Webによるサービス利用の会員登録済みの人が新規に顧客登録を行う」ボタンがクリックされていれば会員とみなす。
【0033】
ステップS303において、サーバーは、図15に示すようなページ画面を表示させるデータを作成する。図15は、顧客登録の終了を示す景品注文の承り通知と、Webによるサービス利用の会員登録のページに誘導するメッセージとを表示する画面の例である。サーバーは、ページ画面用のデータを用意するとステップS305へ進む。ステップS305において、サーバーは、サービス利用者の端末にデータを送信して図14による処理を終了する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには、上述した図15の画面が表示される。サービス利用者がWebによるサービス利用の会員登録のリンク先ボタン15Aをクリックすると、サーバーは、会員登録画面の表示に必要なデータをサービス利用者の端末に向けて送信する。Webによるサービス利用の会員登録については後述する。一方、サービス利用者が「トップページにもどる」リンク先ボタン32をクリックすると、サーバーは、上述した図3のトップページ10の表示に必要なデータをサービス利用者の端末に向けて送信する。
【0034】
サーバーは、ステップS304へ進む場合にWebによるサービス利用の会員登録を勧めない。これは、サービス利用会員に法人を募らないことと、既に登録している会員が重複して登録しないようにするためである。ステップS304において、サーバーは、景品注文の承り通知を表示するとともに、顧客登録の終了を示すページ画面のデータを作成してステップS305へ進む。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには、顧客登録終了の不図示の画面が表示される。サービス利用者が「トップページにもどる」リンク先ボタンをクリックすると、サーバーは、上述した図3のトップページ10の表示に必要なデータをサービス利用者の端末に向けて送信する。
【0035】
−Webによるサービス利用の会員が顧客登録する場合−
リンク先ボタン27に対応する会員登録用の選択画面において、サービス利用者が「Webによるサービス利用の会員登録済みの人が新規に顧客登録を行う」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーがサービス利用者の端末に表示用データを送信し、図16に示すWebによるサービス利用の会員認証用の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、会員登録時に登録したログイン名とパスワードとを入力し、OKボタン16Aをクリックする。これにより、ログイン名とパスワードとがサービス提供者のサーバに送信される。
【0036】
サービス提供者のサーバーは、送信されたログイン名とパスワードとがサーバー内のデータベースに記録されているものとそれぞれ一致する場合に、次の処理を行う。Webの会員登録時に登録された情報と、顧客登録時に登録される情報とで共通する項目について、相違する内容があれば最新の内容に上書き(更新)する。図17は、サービス提供者のサーバーで行われる登録内容更新処理の流れを説明するフローチャートである。図17による処理は、サービス利用者から送信された上記ログイン名およびパスワードが、サーバー側のデータベースの内容とそれぞれ一致した場合に起動する。
【0037】
ステップS401において、サーバーは、既に登録されているWebの会員登録のデータの中から、顧客登録のデータと共通する項目のデータをデータベースから読出してステップS402へ進む。ステップS402において、サーバーは、上述した図6に示す製品情報入力用の画面を表示させるページデータを用意し、端末に送信する。サービス利用者は、上述したWebによるサービス利用の非会員が顧客登録する場合と同様に、ディスプレイ上の表示内容にしたがって表示画面の枠内に登録内容を書き込む。サービス利用者がOKボタン6Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて登録データが送信される。
【0038】
サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された製品情報の登録データを受信すると、顧客情報(カスタマ情報)更新用の画面を表示させるページデータを用意して端末に送信し、ステップS403へ進む。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには図18に示すページ画面が表示される。図18において、Webの会員登録と顧客登録とで共通する項目の枠内にWebの会員登録時の内容が表示される。サービス利用者はディスプレイ上の表示内容を確認し、変更がある箇所だけ書き込めばよい。サービス利用者が変更内容を書き込み後にOKボタン18Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて変更データが送信される。
【0039】
ステップS403において、サーバーは、変更データを受信したか否かを判定する。変更データを受信した場合はステップS403を肯定判定してステップS404へ進み、変更データを受信していない場合はステップS403を否定判定して判定処理を繰り返す。ステップS404において、サーバーは、受信したデータとWebの会員登録時のデータとを比較し、変更箇所があるか否かを判定する。変更が行われている場合はステップS404を肯定判定してステップS405へ進み、変更が行われていない場合はステップS404を否定判定してステップS408へ進む。
【0040】
ステップS405において、サーバーは、図18のページ画面をサービス利用者から送信された変更データによる内容に変更して不図示のページ画面を作成する。サーバーはさらに、作成したページ画面のデータを、たとえば、「この内容で上書きしてよろしいですか?」というメッセージのデータとともにサービス利用者の端末に向けて送信し、ステップS406へ進む。ステップS406において、サーバーは、データベースを変更するか否かを判定する。サービス利用者が端末のディスプレイ上で不図示のOKボタンをクリックすると、変更指示が端末からサーバーに向けて送信される。サーバーは、変更指示を受信した場合にステップS406を肯定判定してステップS407へ進み、変更指示を受信しない場合にステップS406を否定判定してステップS408へ進む。
【0041】
ステップS407において、サーバーは、データベースの内容を変更データで上書き変更してステップS408へ進む。ステップS408において、サーバーは、Webの会員登録時のデータと共通しない項目について、当該項目のデータをデータベースに登録する。サーバーはさらに、登録を終了したことを通知するメッセージのデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図17による処理を終了する。なお、変更データがブランクデータの場合、すなわち、サービス利用者が枠内を空欄にして変更データを送信した場合は、サーバーはデータベースをブランクデータで上書きしない。この場合には、サーバーは変更内容が未入力であることを通知するメッセージデータを作成し、サービス利用者の端末に向けて送信する。
【0042】
次に、サーバーはサービス利用者の端末に表示用データを送信し、上述した図7に示すアンケート回答用の画面を端末のディスプレイに表示させる。以降の手順は、上述したWebによるサービス利用の非会員が顧客登録する場合の手順と同様であるので説明を省略する。ただし、顧客登録が終了した時点においてWebによるサービス利用の会員登録を勧めない。すなわち、上述した図14による処理のステップS302において、サーバーはサービス利用者が既にWebの会員であることから肯定判定する。この結果、サービス利用者の端末のディスプレイには会員登録終了を通知する不図示の画面が表示されるだけで、Webの会員登録を勧めることはない。
【0043】
−Webによるサービス利用の会員登録を行う場合−
上述したWebサイトに登録されているコンテンツの7つのカテゴリのうち、オンラインアルバム5、オンラインショップ6、コミュニティ7の各ページのサービスは、Webによるサービス利用の登録会員に提供される。つまり、サービス利用者は、これら3つのカテゴリのサービスを受けるために会員登録を行う必要がある。会員登録を行うと、これら3つのカテゴリのサービスを受けるためのログインが許可される。
【0044】
リンク先ボタン27に対応する会員登録用の選択画面において、サービス利用者が「Webによるサービス利用の会員登録を行う」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーがサービス利用者の端末に表示用データを送信し、Webによるサービス利用の会員規約を記載する不図示の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、規約に同意する場合に不図示のOKボタンをクリックする。サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された同意を示すデータを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信し、ログイン名、パスワード、およびニックネーム入力用の不図示の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容にしたがって表示画面の枠内に登録内容を書き込む。ログイン名は、サービス利用者がサービスを受けるために登録する利用者名である。パスワードは認証用に用いられるものである。ニックネームは、コミュニティのカテゴリに含まれる掲示板の利用時に必須となるものである。
【0045】
サービス利用者が端末のキー操作によりログイン名、パスワードおよびニックネームを書込み後に不図示のOKボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて登録データが送信される。サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信された登録データを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信し、上述した図7と同様のWebの会員情報入力用の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容にしたがって表示画面の枠内に登録内容を書込む。ただし、パスワードは上述したように既に送信しているので省略される。サービス利用者が登録内容を書込み後にOKボタン7Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて会員情報の登録データが送信される。
【0046】
サービス提供者のサーバーは、サービス利用者から送信されたWebの会員情報の登録データを受信すると、サービス利用者の端末に表示用データを送信する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイにはWebの会員登録の完了を通知するメッセージが表示される。
【0047】
以上の説明は、顧客登録をしていない人がWebによるサービス利用の会員登録を行う場合を例にあげて説明したが、顧客登録済みの人がWebの会員登録を行うこともできる。この場合には、サーバーは、図19に示す顧客認証用の画面を端末のディスプレイに表示させる。サービス利用者は、顧客情報登録時に登録したIDとパスワードとを入力し、OKボタン19Aをクリックする。これにより、IDとパスワードとがサービス提供者のサーバに送信される。
【0048】
サービス提供者のサーバーは、送信されたIDとパスワードとがサーバー内のデータベースに記録されているものとそれぞれ一致する場合に、次の処理を行う。顧客登録時に登録された情報とWebの会員登録時に登録される情報とで共通する項目について、相違する内容があれば最新の内容に上書き(更新)する。これは、先に説明したWebの会員が顧客登録を行う場合に、Webの会員登録時に登録された情報と顧客登録時に登録される情報とで共通する項目について、最新の内容に上書き(更新)するのと同様である。
【0049】
サービス提供者のサーバーは、端末から送信されたIDとパスワードとがサーバー内のデータベースに記録されているものとそれぞれ一致すると、上述した図18と同様のWebの会員情報更新用の画面を表示させるページデータを用意して端末に送信する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには図18と同様のページ画面が表示され、顧客登録時の項目と共通する項目の枠内に顧客登録時のデータが表示される。サービス利用者は、ディスプレイ上の表示内容を確認して変更がある箇所だけ書込めばよい。サービス利用者が変更内容を書込み後にOKボタン18Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて変更データが送信される。このように、顧客登録時に登録された情報と異なる情報のみを書込めば、顧客登録時と同じ内容を重複して書込むことなしにWebによるサービス利用の会員登録を行うことができる。
【0050】
−顧客登録(Webの会員登録)済みの人が登録内容の変更を行う場合−
リンク先ボタン27に対応する会員登録用の選択画面において、サービス利用者が「顧客登録(会員登録)済みの人が登録内容の変更を行う」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーがサービス利用者の端末に表示用データを送信し、図19に示す顧客会員認証用の画面を端末のディスプレイに表示させる。Webの会員登録済みの人が登録内容を変更する場合は、図16に示すWebの会員認証用の画面を端末のディスプレイに表示させる。
【0051】
顧客登録済みのサービス利用者は、顧客登録時に登録したパスワードとIDとを入力し、OKボタン19Aをクリックする。これにより、IDとパスワードとがサービス提供者のサーバに送信される。一方、Webの会員登録済みのサービス利用者は、会員登録時に登録したパスワードとログイン名とを入力し、OKボタン16Aをクリックする。これにより、ログイン名とパスワードとがサービス提供者のサーバに送信される。
【0052】
サービス提供者のサーバーは、送信されたIDとパスワードとがサーバー内のデータベースに記録されているものとそれぞれ一致する場合に、顧客情報更新用の画面を表示させるページデータを用意して端末に送信する。一方、サービス提供者のサーバーは、送信されたログイン名とパスワードとがサーバー内のデータベースに記録されているものとそれぞれ一致する場合に、Webの会員情報更新用の画面を表示させるページデータを用意して端末に送信する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイには上述した図18と同様のページ画面が表示される。図18において、登録項目の枠内に登録時のデータが表示される。
【0053】
サービス利用者はディスプレイ上の表示内容を確認し、変更がある箇所だけ書込めばよい。サービス利用者が変更内容を書込み後にOKボタン18Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて変更データが送信される。以降の処理は、上述した図17のステップS403以降と同様であるので説明を省略する。すなわち、サーバーは、データベースに登録されている登録データのうち、サービス利用者から送信された変更データについてのみ上書き変更する。
【0054】
以上の会員登録に関する説明では、サーバーは、顧客登録時のパスワードとWebの会員登録時のパスワードとを共通に使えるようにし、サービス利用者が両パスワードを同じに登録する場合について説明した。これに対し、サービス利用者は顧客登録とWebの会員登録とで異なるパスワードを登録してもよい。この場合には、顧客登録とWebの会員登録とは独立して行われる。すなわち、顧客登録とWebの会員登録との間で登録データに共通する項目がある場合でも、一方の登録時のデータが他方の登録時に用いられることがない。
【0055】
また、商品を購入した人が上述したように端末からサーバーに対してオンラインで顧客登録を行うと、サービス提供者は、ハガキなどによって顧客登録する場合に比べてその商品の保証期間を延長する特典を与える。なお、保証期間を延長するのは、後述するオンラインショップによって商品を購入し、当該商品の顧客登録をオンラインで行った場合とする。
【0056】
図20は、サービス提供者のサーバーで行われる保証期間延長処理の流れを説明するフローチャートである。図20による処理は、顧客登録が終了すると起動する。ステップS801において、サーバーは、顧客登録されたデータより、当該商品がオンラインショップで購入されたものか否かを判定する。オンラインショップによる場合はステップS801を肯定判定してステップS802へ進み、オンラインショップによるものでない場合はステップS801を否定判定して図20による処理を終了する。この場合には、保証期間の延長処理を行わない。
【0057】
ステップS802において、サーバーは、顧客情報に関連づけられている所定のデータベースにアクセスし、当該商品の保証期間などのサポート情報を読出してステップS803へ進む。ステップS803において、サーバーは、読出したサポート情報のうち、たとえば、保証期間を6ヶ月延長し、上記データベース内のデータを変更する。サーバーは、データベースを変更するとステップS804へ進む。ステップS804において、サーバーは、保証期間が延長された保証書を購入者に発送可能にする処理を施し、図20による処理を終了する。
【0058】
Webによるサービスを利用するオンラインで顧客登録する特典として、保証期間を延長する例を説明したが、たとえば、Webによるサービスで使用できるポイントを与えるようにしてもよい。
【0059】
以上説明した実施の形態によるコンテンツで行う会員登録によれば、次の作用効果が得られる。
(1)景品を選択するための画面(図10(a)、(b))において、景品の画像10Aにリンク先ボタンを兼用させ、サービス利用者が画像9Aをクリックすると当該景品を詳細に紹介するページ画面(図12)がさらに表示されるようにした。したがって、サービス利用者は、わざわざ当該景品を紹介ページ画面を検索しなくても、当該景品の詳細情報を得ることができる。
(2)景品としてWebによるサービスで使用できるポイントを用意した。これにより、サービス利用者が顧客登録後にWebによるサービスを利用するようにサービス利用者にインセンティブを与えることができる。
(3)顧客情報登録時のパスワードと、Webによるサービス利用の会員登録時のパスワードとを共通のパスワードとして用いるようにした。この結果、複数のパスワードを使い分ける場合に比べて、サービス利用者によるパスワードの入力間違いが減り、サービス利用者の負担を低減できる。
(4)Webの会員登録時に登録された情報と顧客登録時に登録される情報とで共通する項目について、相違する内容があれば最新の内容に上書き(更新)するようにした。これにより、同じサービス利用者の登録データを一元管理することができる。また、ブランクデータの場合はブランクデータで上書きしないようにしたので、元の情報を失うことがない。
(5)全ての商品に対応してそれぞれアンケートの質問を用意し、これらの質問を複数の商品に共通の質問と商品に固有の質問とに判断できるように管理する。サーバーは、登録された商品名に応じて質問を選び、サービス利用者の端末に送信する。これにより、サービス利用者が複数の商品を登録する場合でも同じ質問が重複して送信されることがない上に、1つのアンケート入力画面の中で複数の商品に対して質問することができる。
(6)顧客登録が終了すると、引き続きWebの会員登録に導くようにしたので、会員登録に導かない場合に比べてWebの会員を増やすことができる。この結果、Webによるサービス利用者を増やすことができる。
(7)商品を購入した人が端末からサーバーに対してオンラインで顧客登録を行うと、サービス提供者が商品の保証期間を延長するようにした。このため、ハガキなどを用いて登録する場合に比べてサービス提供者の負担が少ないオンライン登録をするように購入者に促す効果が得られる。
【0060】
以上の説明では、顧客登録した人への景品として、小冊子やストラップなどの「物」の他にWebによるサービスで使用できるポイントを用意した。ポイントの代わりに、後述するアルバム・プリントサービスにおいてサービス提供者がサービス利用者に提供するアルバム用のデータ格納領域のメモリサイズおよび有効期間を、通常のメモリサイズより大きく、通常の有効期間より長くして優遇してもよい。
【0061】
−オンラインショップ−
オンラインショッピング6のカテゴリについて説明する。オンラインショップは電子ショップとも呼ばれる。上述した図3のトップページ10の画面が端末のディスプレイに表示された状態で、Webによるサービス利用者が端末に備えられる不図示のポインティングデバイスを操作して「オンラインショップ」のリンク先ボタン25をクリックすると、図21に示すオンラインショップ6のカテゴリのトップページ画面が端末のディスプレイに表示される。オンラインショップ6のサービス利用は、上述したように、Webによるサービス利用の会員登録を行ったサービス利用者がログイン名とパスワードとを入力してログインした上で受けるものである。
【0062】
図21において、おすすめ商品として商品A〜商品Fが不図示の画像と説明文とでそれぞれ紹介される。商品A〜商品Fの表示位置には、それぞれリンク先の情報が貼りつけられており、不図示のポインティングデバイスを操作して「商品A」〜「商品F」の画像および文字のいずれかをクリックすると、その商品を詳細に説明するページ画面がさらに表示される。このように、リンク先の情報が貼られているところは、アンダーラインを引いて示すことにする。ショップメニューとして商品群1、商品群2、商品群3、…が分類表示されている。商品群1は、たとえば、フィルムカメラであり、商品群2は一眼レフカメラ用アクセサリである。この場合、アンダーラインが引かれている「商品群1」の文字をクリックすると、フィルムカメラを詳細に紹介するページ画面がさらに表示される。また、アンダーラインが引かれている「商品群2」の文字をクリックすると、一眼レフカメラ用アクセサリを詳細に紹介するページ画面がさらに表示される。
【0063】
売れ筋ランキングは、オンラインショップでよく売れる商品名を1位、2位、3位、…の順位とともにそれぞれ紹介するものである。これらの順位表示、もしくは商品名にもリンク先の情報が貼りつけられている。したがって、アンダーラインが引かれている順位あるいは商品名の文字をクリックすることにより、当該商品を詳細に説明するページ画面がさらに表示される。なお、図21の画面の上部には、他のカテゴリのトップページと同様に、現在のカテゴリページと別のカテゴリページにジャンプするためのリンク先ボタンが設けられている。
【0064】
オンラインショップにおける商品の購入の流れは、
▲1▼購入者がサービス提供者のオンラインショップにログオンし、
▲2▼購入者がショップメニューの中から商品を選び、
▲3▼購入者が選んだ商品について詳細に紹介するページ画面により確認し、
▲4▼購入者が当該商品を仮想のショッピングカートの中に入れ、
▲5▼購入者が支払い金額、支払い方法および商品の配送先を確認し、
▲6▼購入者が注文する
▲7▼サービス提供者が決済処理する
▲8▼サービス提供者が商品を発送する
の流れで行われる。本発明によるオンラインショップのサービスにおいて、サービス提供者はサービス利用者に対し、以下に説明するようなサービスを提供する。なお、オンラインショップの説明では、Webによるサービスの利用者を購入者と呼ぶことにする。また、実際のショップ業務はサービス提供者が行ってもよいし、サービス提供者が第三者に依託してもよい。
【0065】
−アクセサリを装着した状態の画像を提供する−
購入者は、商品にアクセサリを装着した状態、たとえば、カメラ本体にアクセサリを装着した状態の画像を確認することができる。サービス提供者は、カメラ本体のポリゴン画像と、交換レンズ、および閃光装置などの各アクセサリのポリゴン画像とをそれぞれ用意する。これらのポリゴン画像は、カメラ本体および各アクセサリの画像が、それぞれ実際の機器のサイズの比率に合わせて構成されている。このため、これらのカメラ本体およびアクセサリの画像を接合処理すると、カメラ本体と交換レンズ、あるいはカメラ本体と閃光装置とを実際の機器で装着した場合と同様に見える。カメラ本体の画像とアクセサリの画像とを接合した接合画像は、ディスプレイ画面内において一体化して回転および移動させることが可能である。このようなポリゴン画像は、あらかじめサービス提供者のサーバーの所定のデータベース内に格納されている。
【0066】
購入者の端末の不図示の画面において、購入者が「アクセサリ装着状態を確認する」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーが購入者の端末に表示用データを送信し、図22に示すアイテム選択画面を端末のディスプレイに表示させる。図22において、購入者は、アイテム選択画面が端末のディスプレイに表示されると、表示内容にしたがって表示画面の枠内に選択内容を書込む。図22において、下向き三角形が表示される枠にはプルダウンメニューが用意されており、購入者はメニューの中から希望するアイテムを選択する。図22の例では、F○○というカメラ本体に組合わせる交換レンズを選択している画面を示している。
【0067】
購入者がOKボタン22Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて選択アイテムのデータが送信される。図23は、サービス提供者のサーバーで行われるポリゴン画像処理の流れを説明するフローチャートである。図23による処理は、サーバーが選択アイテムのデータを受信すると起動する。ステップS501において、サーバーは、データベースから選択されたアイテムに対応するポリゴン画像と、このポリゴン画像に付随する情報とを読出し、ステップS502へ進む。ステップS502において、サーバーは、選択されたアイテムの画像が接合可能か否かを判定する。ここで接合可能とは、カメラ本体にアクセサリが装着可能であることを意味する。サーバーは、接合可能の場合にステップS502を肯定判定してステップS503へ進み、接合不可能の場合にステップS502を否定判定してステップS505へ進む。
【0068】
ステップS503において、サーバーは、選択されているアイテムの画像どうしを接合してステップS504へ進む。画像の接合は、実際にアクセサリを装着した様子を示す。すなわち、選択アイテムが交換レンズの場合は、カメラ本体のマウント部と交換レンズのマウント部とを合わせるように画像合成を行い、図24に示すような一体化された画像を得る。
【0069】
ステップS504において、サーバーは、接合後のポリゴン画像(図24)のデータを購入者の端末に向けて送信し、図23による処理を終了する。購入者は、図24の表示が行われている状態で端末の不図示のポインティングデバイスを操作することにより、接合画像を回転させて任意の角度から見た画像にすることができる。
【0070】
ステップS505において、サーバーは、選択されているアイテムが接合できる組合わせでないことを通知するメッセージのデータを購入者の端末に送信し、ステップS506へ進む。ステップS506において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信し、図23による処理を終了する。これにより、購入者の端末に再び図22に示すアイテム選択画面が表示され、購入者に対してアイテム選択の再考が促される。
【0071】
−購入者が所有する商品に応じて他の推奨商品を提案する−
購入者は、所有している商品に応じて新たな商品の提案を受けることができる。サービス提供者は、商品ごとに推奨する商品を用意する。たとえば、カメラ本体に対して交換レンズaaa、閃光装置bbb、バッテリパックccc、ケースdddを用意し、これらに優先順位を設けておく。このような推奨商品のデータは、あらかじめサービス提供者のサーバーの所定のデータベース内に格納されている。
【0072】
購入者の端末の不図示の画面において、購入者が「推奨商品を確認する」に対応する不図示のリンク先ボタンをクリックすると、サービス提供者のサーバーが購入者の端末に表示用データを送信し、図25に示す推奨商品の紹介画面を端末のディスプレイに表示させる。図25は、閃光装置bbbの画像、仕様、および購入メリットを紹介する画面の例である。購入者が推奨商品を購入する場合は、「ショッピングカートに入れる」ボタン25Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて購入の意志を伝えるデータが送信される。
【0073】
図26は、サービス提供者のサーバーで行われる推奨商品提案処理の流れを説明するフローチャートである。図26による処理は、購入者の端末によって不図示の「推奨商品を確認する」ボタンがクリックされると起動する。ステップS601において、サーバーは、購入者によってログインされているか否かを判定する。ログインされている場合はステップS601を肯定判定してステップS602へ進み、ログインされていない場合はステップS601を否定判定してステップS606へ進む。
【0074】
ステップS602において、サーバーは、ログインしている購入者の顧客登録情報が格納されているデータベースにアクセスし、登録データの中から当該購入者が既に購入して所有するカメラなどの機種情報を読出してステップS603へ進む。ステップS603において、サーバーは、読出した機種情報から推奨商品を抽出してステップS604へ進む。推奨商品の抽出は、たとえば、購入者がカメラを所有している場合に、当該カメラ用の交換レンズaaa、閃光装置bbb、バッテリパックccc、およびケースdddの中から優先順位の順に行う。優先順位が
1.交換レンズaaa
2.閃光装置bbb
3.バッテリパックccc
4.ケースddd
の順に定められているとき、購入者が交換レンズaaaを所有していない場合は交換レンズaaaを抽出する。また、購入者が交換レンズaaaおよび閃光装置bbbを所有する場合はバッテリパックcccを抽出する。なお、ログインしている購入者が所有する機種の情報は、上述した顧客登録時以外にも顧客情報更新のページ画面により所有機種を任意に追加登録することもできる。
【0075】
ステップS604において、サーバーは、抽出した推奨商品を紹介する図25の画面の表示に必要なページデータを作成し、ステップS605へ進む。ステップS605において、サーバーは、作成したページデータを購入者の端末に向けて送信し、図26による処理を終了する。
【0076】
ステップS606において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信し、上述した図22と同様の所有機種入力用画面を端末のディスプレイに表示させる。図22において、購入者は、表示内容にしたがって表示画面の枠内に所有する機種、アクセサリ類を書込む。購入者がOKボタン22Bをクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて所有機種のデータが送信される。
【0077】
ステップS607において、サーバーは、所有機種のデータを受信したか否かを判定する。データを受信した場合はステップS607を肯定判定してステップS603へ進み、データを受信していない場合は判定処理を繰り返す。
【0078】
−購入者がカートに入れた商品に応じて他の推奨商品を提案する−
購入者は、ショッピングカートに入れた商品に応じて新たな商品の提案を受けることができる。サービス提供者は、上述したように、商品ごとに推奨する商品を用意し、優先順位を設けてデータベースに格納する。
【0079】
図27は、サービス提供者のサーバーで行われる推奨商品提案処理の流れを説明するフローチャートである。図27による処理は、購入者の端末によって不図示の「商品をカートに入れる」ボタンがクリックされると起動する。ステップS701において、サーバーは、購入者によってログインされているか否かを判定する。ログインされている場合はステップS701を肯定判定してステップS702へ進み、ログインされていない場合はステップS701を否定判定してステップS703へ進む。
【0080】
ステップS702において、サーバーは、ログインしている購入者のWebの会員登録情報が格納されているデータベースにアクセスし、登録データの中から当該購入者が既に購入して所有するカメラなどの機種情報を読出してステップS703へ進む。ステップS703において、サーバーは、ショッピングカートに入れられた商品名、および購入者が所有する機種情報から推奨商品を抽出してステップS704へ進む。推奨商品の抽出は、たとえば、購入者がカメラを所有しており、ショッピングカートに入れられたものが閃光装置bbbの場合に、当該カメラ用の交換レンズaaaを抽出する。なお、ステップS701で否定判定されている(ログインされていない)場合は、ショッピングカートに入れられた商品名から推奨商品を抽出してステップS704へ進む。
【0081】
ステップS704において、サーバーは、抽出した推奨商品を紹介する図25の画面の表示に必要なページデータを作成し、ステップS705へ進む。ステップS705において、サーバーは、作成した表示用ページデータを購入者の端末に向けて送信し、図27による処理を終了する。
【0082】
−バーチャル在庫管理−
サービス提供者は、商品の在庫を絶対数ではなく相対数で管理する。在庫数は、購入者が商品をショッピングカートに入れると当該商品の数量に応じて減少し、購入者が商品をショッピングカートから出すと当該商品の数量に応じて増加する。オンラインショッピングサービスでは多数の購入者が同時にアクセスするので、商品の在庫数が時々刻々変化する。このため、サービス提供者は、当初の在庫絶対数を基準にした相対的な増減数と、リアルタイムに変化する在庫数とによって在庫(本説明ではバーチャル在庫と呼ぶ)管理する。
【0083】
図28は、商品情報を管理する管理用ページ画面の例を示す図である。管理用ページ画面は、オンラインショッピングサービスで取り扱われる商品ごとにサービス提供者によって用意される。同じ商品であっても、ラッピングされた商品、および商品に名前入れを施した商品などは、通常の商品と異なる商品IDを付与して別商品として管理する。
【0084】
サービス提供者によってあらかじめ決められている管理者がサーバーに対して所定の操作を行うことにより、サーバーが管理者の端末に管理用ページ画面のデータを送り、管理者の端末に図28の管理用画面が表示される。図28において、説明1の枠28Aには当該商品の概要が記入されている。説明2の枠28Bには当該商品の詳細な説明が記入されている。検索キーワードの枠28Cには、当該商品に対するキーワードが記入されている。たとえば、当該商品が閃光装置である場合に、フラッシュ、スピードライト、照明などが記入される。キーワードは、なるべく上述した説明1、説明2の枠内に記入されていない語句がよい。この理由は、後で説明する検索機能において、キーワードの他に説明1および説明2の各枠内に記入されている語句も参照されるからである。
【0085】
掲載期間の枠28Dには、当該商品をオンラインショップのページ画面に掲載する期間が記入されている。掲載とは、上述した図21によるオンラインショップのページ画面において、ショップメニューやおすすめ商品として表示されることを意味する。サーバーは、掲載期間の枠28Dに記入されている期間内においてオンライショップに当該商品を掲載する。なお、管理者が掲載期間の枠28Dの右側の表示のチェックを外して非掲載にすると、掲載期間内であってもオンラインショップのページに対する当該商品の掲載が停止される。すなわち、ショップメニューやおすすめ商品としての表示が停止される。販売受付期間の枠28Eには、オンラインショップによって当該商品の注文を受ける期間が記入されている。サーバーは、記入されている期間内において当該商品の注文を受付ける。なお、管理者が販売受付期間の枠28Eの右側の表示のチェックを外すと、受付期間内であっても当該商品の注文受付が停止される。
【0086】
関連商品の枠28Fには、当該商品に関連する他の商品の商品IDが記入されている。上述した推奨商品の商品IDを関連商品の枠28F内に記入しておくことにより、購入者が当該商品をショッピングカートに入れた場合に枠28Fに記入されている推奨商品が提案される。在庫切れ時の処理の欄28Gには、当該商品が在庫切れになったときにサーバーが行うべき処理がチェックされている。図28の例では、在庫切れ表示を掲載して販売を停止するようにチェックされている。この場合には、当該商品が在庫切れになると、ショップメニューやおすすめ商品のページ画面において当該商品のところに在庫切れ表示が掲載される。このとき、在庫切れ時の処理の欄28Gに入庫予定日が記入されていると、入庫予定日がページ画面に掲載される。
【0087】
在庫の増減の枠28Hには、当初の在庫数を基準とする相対的な増減数が記入されている。管理者は、当初の在庫数に対して10個追加する場合は+10、5個減らす場合は−5を入力する。したがって、管理者は、枠28Hに記入されている数値によって当初の在庫数に対していくら増減させたかがわかる。現在の在庫数の枠28Iには、購入者が商品をショッピングカートに入れたか否かによって在庫数がリアルタイムで表示される。バーチャル在庫は、在庫の増減と現在の在庫数とによって在庫を管理する。
【0088】
管理者が不図示のポインティングデバイスを操作して登録ボタン28Jをクリックすると、管理者の端末からサーバーへ登録データが送信される。サーバーは、登録データを受信するとデータベースを変更してオンラインショップのページに反映させる。このように、管理者は、現在の在庫数の枠28Iの在庫数を除いて上記各枠内の記載内容を変更することができる。
【0089】
−バーチャル在庫が所定数以下になると通知する−
サーバーは、商品の現在の在庫数が所定数以下になると管理者にメールを送信して警告を行う。また、サーバーは、購入者が商品をショッピングカートに入れた時点で当該商品の現在の在庫数が0または負の数の場合に、在庫がないことを購入者に通知する。
【0090】
図29は、サービス提供者のサーバーで行われる在庫通知処理の流れを説明するフローチャートである。図29による処理は、オンラインショップのサービスが提供されているときに常時実行される。ステップS1801において、サーバーは、商品AがX個(Xは1以上の整数)ショッピングカートに入れられたか否かを判定する。商品Aがカートに入れられた場合はステップS1801を肯定判定してステップS1802へ進み、商品Aがカートに入れられない場合はステップS1801を否定判定してステップS1803へ進む。
【0091】
ステップS1802において、サーバーは、商品Aのバーチャル在庫の現在の在庫数n=n−XとしてステップS1805へ進む。ステップS1805において、サーバーは、在庫数nが所定値Z以下か否かを判定する。ここで、Zは在庫切れとみなす数量であって商品(商品ID)ごとに定められる値である。サーバーはn≦Zが成立する場合にステップS1805を肯定判定してステップS1806へ進み、n>Zが成立する場合にステップS1805を否定判定してステップS1808へ進む。
【0092】
ステップS1806において、サーバーは、ステップS1805において肯定判定されたのが所定時から数えて1回目か否かを判定する。所定時とは、たとえば、午前0時、あるいはバーチャル在庫の増減を行った時刻とする。サーバーは、所定時から数えて1回目の場合にステップS1806を肯定判定してステップS1807へ進み、1回目でない場合にステップS1806を否定判定してステップS1808へ進む。ステップS1807において、サーバーは、バーチャル在庫を管理する管理者に在庫が少なくなったことを通知するメールを送信し、ステップS1808へ進む。これにより、所定時以降にはじめて在庫数nが所定値Z以下となったときだけ、在庫減少を知らせるメールが管理者に送られる。
【0093】
ステップS1808において、サーバーは、バーチャル在庫の現在の在庫数nが0以下か否かを判定する。サーバーはn≦0が成立する場合にステップS1808を肯定判定してステップS1809へ進み、n>0が成立する場合にステップS1808を否定判定してステップS1801へ戻る。ステップS1809において、サーバーは、バーチャル在庫を管理する管理者に在庫が0になったことを通知するメールを送信し、ステップS1810へ進む。これにより、在庫数nが0以下になるたびに、在庫切れを知らせるメールが管理者に送られる。ステップS1810において、サーバーは、商品Aをカートに入れた購入者の端末に向けて表示用データを送信し、在庫切れであることを通知するメッセージを購入者の端末のディスプレイに表示させる。サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信するとステップS1801へ戻る。
【0094】
一方、上述したステップS1801において否定判定されて進むステップS1803において、サーバーは、商品AがY個(Yは1以上の整数)ショッピングカートから出されたか否かを判定する。商品Aがカートから出された場合はステップS1803を肯定判定してステップS1804へ進み、商品Aがカートから出されない場合はステップS1803を否定判定してステップS1801へ戻る。ステップS1804において、サーバーは、商品Aの現在の在庫数n=n+YとしてステップS1801へ戻る。
【0095】
以上説明した図29による処理によって算出されるバーチャル在庫の現在の在庫数nは、上述した管理者用の図28の管理画面の表示内容と連動する。つまり、図28の現在の在庫数の枠28Iにはnの値が表示される。なお、図28の例では現在の在庫数nが0になると販売が停止されるが、在庫切れ時の処理の欄28Gのチェックは、販売停止時は外されて表示される。この場合、在庫数nが増えて販売が再開されると、在庫切れ時の処理の欄28Gには元の位置にチェックが表示される。
【0096】
−完売商品を検索対象から除外する−
上述した図28における在庫切れ時の処理の欄28Gのチェック位置に基づいて、サーバーは、在庫切れ時に次のような処理を行う。
a.在庫数nが0以下になっても販売を継続する。
b.在庫数nが0になると在庫切れを表示し、在庫が補充されるまで販売を停止する。
c.在庫数nが0になると完売を表示し、以降の販売を停止する。
d.在庫数nが0になると商品の表示を削除し、以降の販売を停止する。
【0097】
在庫数nが0以下になっても販売を継続するものは、生産量が十分に確保されており、商品の安定供給が可能な商品が該当する。在庫数nが0になると在庫切れを表示し、在庫が補充されるまで販売を停止するものは、受注に対して生産量が少なく、供給できるまでに時間を要する商品が該当する。在庫数nが0になると完売を表示し、以降の販売を停止するものは、数量限定商品が該当する。在庫数nが0になると商品の表示を削除し、以降の販売を停止するものは、生産終了(打ち切り)商品が該当する。このような商品a〜dの分類は、管理者によって図28の管理用画面の中で各商品(商品ID)ごとに行われている。
【0098】
サーバーは、上記a〜dの処理を行う商品について、次のようにオンラインショップ上の掲載の切替えを行う。図30は、サービス提供者のサーバーで行われる掲載切替え処理の流れを説明するフローチャートである。図30による処理は、オンラインショップのサービスが提供されているときに常時実行される。ステップS1601において、サーバーは、バーチャル在庫数n≦0か否かを判定する。n≦0の場合にステップS1601を肯定判定してステップS1602へ進み、n>0の場合にステップS1601を否定判定して判定処理を繰り返す。ステップS1602において、サーバーは、データベースにアクセスし、在庫数nが0以下になった商品が上記dに分類される商品か否かを判定する。dに分類される場合はステップS1602を肯定判定してステップS1603へ進み、dに分類されない場合はステップS1602を否定判定してステップS1605へ進む。
【0099】
ステップS1603において、サーバーは、当該商品を表示対象外にしてステップS1604へ進む。これにより、当該商品の表示、すなわち、オンラインショップ画面上への掲載が停止される。ステップS1604において、サーバーは、当該商品を検索対象外にして図30による処理を終了する。これにより、当該商品がオンラインショップの検索処理の対象から外される。ステップS1605において、サーバーは、在庫数nが0になった商品が上記cに分類される商品か否かを判定する。cに分類される場合はステップS1605を肯定判定してステップS1606へ進み、cに分類されない場合はステップS1605を否定判定してステップS1607へ進む。
【0100】
ステップS1606において、サーバーは、当該商品について完売表示を指示して図30による処理を終了する。これにより、ショップメニューやおすすめ商品のページ画面において当該商品のところに完売表示が掲載される。なお、完売表示を掲載しても、オンラインショップの検索処理の対象からは外さない。ステップS1607において、サーバーは、在庫数nが0になった商品が上記bに分類される商品か否かを判定し、商品がbに分類される場合はステップS1607を肯定判定してステップS1608へ進む。ステップS1608において、サーバーは、当該商品について在庫切れ表示を指示して図30による処理を終了する。これにより、ショップメニューやおすすめ商品のページ画面において当該商品のところに在庫切れ表示が掲載される。なお、在庫切れ表示を掲載しても、オンラインショップの検索処理の対象からは外さない。一方、在庫数nが0になった商品が上記bに分類されない場合は、ステップS1607を否定判定して図30による処理を終了する。この場合には、在庫数nが0になった商品が上記aに分類されるため、在庫切れになっても在庫切れの表示を掲載しない。また、オンラインショップの検索処理の対象から外さない。
【0101】
以上の説明では、上記dに分類される商品が在庫切れになった場合にのみ、当該商品をオンラインショップの検索処理の対象から外す(ステップS1604)ようにしたが、上記cに分類される商品が在庫切れになった場合にも、当該商品をオンラインショップの検索処理の対象から外すようにしてもよい。この場合には、上述したステップS1606による処理の後からステップS1604へ進むようにすればよい。
【0102】
−商品購入者に抽選を行い、当選者に購入商品と当選商品とを同梱配送する−
サービス提供者は、オンラインショップにより商品を購入する購入者に対して抽選を行い、当選者に購入商品と当選商品とを同梱して配送する。図31は、サービス提供者のサーバーで行われる商品配送指示処理の流れを説明するフローチャートである。図31による処理は、オンラインショップによる商品の購入処理が終了することによって起動する。ステップS901において、サーバーは、商品の購入金額Pが所定の金額Q以上か否かを判定する。P≧Qが成立する場合にステップS901を肯定判定してステップS902へ進み、P<Qが成立する場合はステップS901を否定判定して図31による処理を終了する。ここでは、購入金額PがQ以上の購入者に抽選の機会が与えられる。
【0103】
ステップS902において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信し、図32(a)に示す抽選ページ画面を端末のディスプレイに表示させる。図32(a)において、購入者は、抽選ページ画面が端末のディスプレイに表示されると、表示内容にしたがって抽選を行う。購入者が画面に表示されている抽選器のハンドル部分をクリックすると、サービス提供者のサーバーに向けて抽選を開始する旨のデータが送信される。ステップS903において、サーバーは、抽選を開始するデータを受信したか否かを判定する。サーバーは、抽選開始のデータを受信した場合にステップS903を肯定判定し、所定の抽選処理を行ってステップS904へ進む。抽選開始のデータを受信しない場合は判定処理を繰り返す。
【0104】
ステップS904において、サーバーは、購入者の住所と購入商品の配送先の住所とが同じか否かを判定する。購入者の住所および配送先の住所は、オンラインショップの購入処理の中で入力されている。サーバーは、購入者および配送先の住所が同一の場合はステップS904を肯定判定してステップS905へ進み、購入者および配送先の住所が相違する場合はステップS904を否定判定してステップS906へ進む。
【0105】
ステップS906において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信してステップS907へ進む。これにより、図32(b)に示すページ画面が端末のディスプレイに表示される。図32(b)において、赤色の玉が出てカメラが当選したことを通知するとともに、当選商品の配送先を選択するボタンが表示されている。購入者は、選択ボタンのいずれかをクリックして配送先住所(購入商品の配送先)、購入者の住所、あるいは、その他の中から当選商品の配送先を選ぶ。購入者が選択ボタンをクリックすると、選択された配送先住所の情報を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。
【0106】
一方、ステップS905において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信してステップS907へ進む。この場合には、購入商品の配送先が購入者の住所と同一であるから、当選商品の配送先も購入者の住所とみなす。そこで、購入者の端末のディスプレイには、図32(b)による画面から配送先の選択ボタンを省略した不図示のページ画面が表示される。すなわち、赤色の玉が出てカメラが当選したことのみが通知される。購入者が不図示の確認ボタンをクリックすると、購入者の住所の情報を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。
【0107】
ステップS907において、サーバーは、配送先住所の情報を受信したか否かを判定する。サーバーは、配送先住所のデータを受信した場合にステップS907を肯定判定してステップS908へ進み、配送先住所のデータを受信しない場合は判定処理を繰り返す。ステップS908において、サーバーは、購入商品の配送先住所と当選商品の配送先住所とが同一か否かを判定する。配送先住所が同一の場合にステップS908を肯定判定してステップS909へ進み、配送先住所が相違する場合はステップS908を否定判定してステップS910へ進む。
【0108】
ステップS909において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信し、図33に示す当選商品の配送先確認画面を端末に表示させる。購入者がOKボタン33Bをクリックすると、サーバーは、購入商品と当選商品とを同梱して購入者に発送可能にする処理を施し、図31による処理を終了する。ステップS910において、サーバーは、購入者の端末に表示用データを送信し、図33に示す当選商品の配送先確認画面を端末に表示させる。購入者がOKボタン33Bをクリックすると、サーバーは、購入商品と当選商品とを別梱してそれぞれの配送先に別送可能にする処理を施し、図31による処理を終了する。
【0109】
−購入商品の一部が入荷待ちの場合に、入荷後全ての購入商品を同梱配送する−図34は、サービス提供者のサーバーで行われる商品配送指示処理の流れを説明するフローチャートである。図34による処理は、購入者の端末によってオンラインショップのページにログイン処理が行われると起動する。ステップS1001において、サーバーは、購入者の端末から商品をショッピングカートに入れる指示が送られたか否かを判定する。この指示は、購入者が端末のディスプレイの画面上で不図示の「商品をカートに入れる」ボタンをクリックすることにより送られる。サーバーは、カートに入れる指示を示すデータを受けるとステップS1001を肯定判定してステップS1002へ進み、カートに入れる指示を示すデータを受けない場合はステップS1001を否定判定してステップS1005へ進む。
【0110】
ステップS1002において、サーバーは、カートに入れる指示を受けた商品が在庫切れか否かを判定する。在庫切れの場合はステップS1002を肯定判定してステップS1004へ進み、在庫切れでない場合はステップS1002を否定判定してステップS1003へ進む。ステップS1003において、サーバーは、商品をカートに入れる指示を送信した購入者の端末に向けて表示用データを送信し、商品をカートに入れたことを示す不図示のページ画面を購入者の端末のディスプレイに表示させる。サーバーは、表示用データを送信するとステップS1005へ進む。
【0111】
ステップS1004において、サーバーは、在庫切れ商品に対する予約処理を行い、予約処理後にステップS1005へ進む。予約処理については後述する。
【0112】
ステップS1005において、サーバーは、購入者の端末からショッピングを終了する指示が送られたか否かを判定する。この指示は、購入者が端末のディスプレイの画面上で不図示の「ショッピングを終了する」ボタンをクリックすることにより送られる。サーバーは、ショッピング終了の指示を示すデータを受けるとステップS1005を肯定判定してステップS1006へ進み、ショッピング終了の指示を示すデータを受けない場合はステップS1005を否定判定してステップS1001へ戻る。
【0113】
ステップS1006において、サーバーは、ショッピングカート内に商品が入っているか否かを判定する。カート内に商品がある場合はステップS1006を肯定判定してステップS1007へ進み、カート内に商品がない場合にはステップS1006を否定判定して図34による処理を終了する。ステップS1007において、サーバーは、ショッピングカート内の商品の中に予約商品があるか否かを判定する。予約商品がある場合にステップS1007を肯定判定してステップS1008に進み、予約商品がない場合にステップS1007を否定判定してステップS1009に進む。
【0114】
ステップS1008において、サーバーは、オプション決済と呼ぶ決済処理を行い、決済処理後に図34による処理を終了する。一方、ステップS1009において、サーバーは、通常決済と呼ぶ決済処理を行い、決済処理後に図34による処理を終了する。なお、決済処理およびオプション決済処理については後述する。
【0115】
上述した予約処理について説明する。図35は、サービス提供者のサーバーで行われる予約処理の流れを説明するフローチャートである。図35による処理は、上述した図34のステップS1002において肯定判定されると起動する。図35のステップS1101において、サーバーは、データベースにアクセスして在庫切れとなっている商品の商品情報を読出し、当該商品の入荷予定日の情報を得てステップS1102へ進む。ステップS1102において、サ−バーは、後述する予約ページ画面用の表示用データを作成してステップS1103へ進む。ステップS1103において、サーバーは、購入者の端末に向けて表示用ページデータを送信してステップS1104へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイに図36に示す予約ページ画面が表示される。図36において、当該商品の入荷予定日が表示されている。
【0116】
購入者が端末のディスプレイの画面(図36)上で予約ボタン36Bをクリックすると、商品を予約する指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1104において、サーバーは、購入者の端末から商品予約の指示が送られたか否かを判定する。サーバーは、予約指示のデータを受けるとステップS1104を肯定判定してステップS1107へ進み、予約指示のデータを受けない場合はステップS1104を否定判定してステップS1105へ進む。
【0117】
ステップS1107において、サーバーは、ショッピングカートに当該商品を追加してステップS1108へ進む。ステップS1108において、サーバーは、商品をカートに入れる指示を送信した購入者の端末に向けて表示用ページデータを送信し、商品をカートに入れたこと、すなわち、商品を予約したことを示すページ画面を購入者の端末のディスプレイに表示させる。サーバーは、表示用ページデータを送信すると図35による予約処理を終了する。
【0118】
ステップS1105において、サーバーは、購入者の端末から商品を予約しない指示が送られたか否かを判定する。予約しない指示は、購入者が図36による画面上で「予約しない」ボタン36Cをクリックすることによりサーバーに送られる。サーバーは、予約しない指示を示すデータを受けるとステップS1105を肯定判定してステップS1106へ進み、予約しない指示を示すデータを受けない場合はステップS1105を否定判定してステップS1104へ戻る。
【0119】
ステップS1106において、サーバーは、商品をカートに入れる指示を送信した購入者の端末に向けて表示用ページデータを送信し、商品を予約しないことを示すページ画面を購入者の端末のディスプレイに表示させる。サーバーは、表示用ページデータを送信すると図35による予約処理を終了する。
【0120】
上述したオプション決済処理について説明する。図37は、サービス提供者のサーバーで行われるオプション決済処理の流れを説明するフローチャートである。図37による処理は、上述した図34のステップS1007において肯定判定されると起動する。図37のステップS1201において、サーバーは、ショッピングカート内の商品の中に予約商品以外の商品があるか否かを判定する。予約商品以外の商品がある場合にステップS1201を肯定判定してステップS1202に進み、予約商品以外の商品がない場合にステップS1201を否定判定してステップS1204に進む。ステップS1202において、サーバーは、購入者の端末に向けて表示用ページデータを送信してステップS1203へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイには図38に示す配送方法選択用のページ画面が表示される。図38において、予約商品の配送見込み日が表示されている。
【0121】
購入者が端末のディスプレイの画面(図38)上でボタン38Bをクリックすると、予約商品を他の商品と同送する指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。一方、購入者がボタン38Cをクリックすると、予約商品を他の商品と別送する指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1203において、サーバーは、購入者の端末から同送指示が送られたか否かを判定する。サーバーは、同送指示を示すデータを受けるとステップS1203を肯定判定してステップS1204へ進み、同送指示を示すデータを受けない場合はステップS1203を否定判定してステップS1205へ進む。
【0122】
ステップS1204において、サーバーは、計算書の作成のための計算を行ってステップS1206へ進む。この場合には、商品の配送が1回でよいので1回分の送料と商品の金額とが含まれる。また、ステップS1205において、サーバーは、計算書の作成のための計算を行ってステップS1206へ進む。この場合には、商品の配送が複数回に分かれるので、配送ごとの送料と商品の金額とが含まれる。ステップS1206において、サーバーは、購入者の端末に向けて表示用ページデータを送信してステップS1207へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイには図39に示す計算書のページ画面が表示される。
【0123】
購入者が端末のディスプレイの画面(図39)上で不図示の「この内容で注文する」ボタンをクリックすると、決済の指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1207において、サーバーは、購入者の端末から決済の指示が送られたか否かを判定する。決済指示を示すデータを受けるとステップS1207を肯定判定してステップS1208へ進み、決済指示を示すデータを受けない場合は判定処理を繰り返す。ステップS1208において、サーバーは、決済処理を行った後、図37によるオプション決済処理を終了する。
【0124】
上述した通常決済処理について説明する。通常決済処理では、図37によるオプション決済処理におけるステップS1201〜ステップS1203までの処理とステップS1205の処理とが省略される。通常決済処理は、上述した図34のステップS1007において否定判定される場合、すなわち、予約商品がない場合に行われる。この場合には、カートに入れられている商品が全て在庫されていることから配送が1回で済むので、計算書の作成は1回分の送料と商品の金額とを含めて行えばよい。このため、ステップS1204による処理から行うようにする。
【0125】
以上説明したオプション決済処理では、予約商品を他の商品と同送する場合に1回分の送料で計算し、さらに、予約商品と他の商品との決算処理を共通にする場合について説明した。次に説明するのは、購入する商品の合計金額に応じて配送料を無料にしたり、予約商品と他の商品とで別々に決済したりする例である。
【0126】
図40は、配送方法および決済方法に応じて配送料を決める処理の流れを説明するフローチャートであり、図37によるオプション決済処理の代わりに行われる。図40のステップS1301において、サーバーは、配送方法の選択および決済方法の選択用のページ画面を作成してステップS1302へ進む。配送方法選択は、予約商品と他の商品とを同送するか、別々に配送するかを選択する。決済方法選択は、予約商品と他の商品とを一括して決済するか、分割して決済するかを選択する。ステップS1302において、サーバーは、作成したページ画面のデータを購入者の端末に向けて送信し、ステップS1303へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイには、不図示の配送方法選択用チェック欄と、不図示の決済方法選択チェック欄とを有するページ画面が表示される。
【0127】
購入者が端末のディスプレイの画面上で任意のチェック欄をチェックした上で不図示のOKボタンをクリックすると、配送方法および決済方法の指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1303において、サーバーは、購入者の端末から配送および決済の指示が送られたか否かを判定する。サーバーは、端末からの指示を示すデータを受けるとステップS1303を肯定判定してステップS1304へ進み、端末からの指示を示すデータを受けない場合はステップS1303を否定判定して判定処理を繰り返す。
【0128】
ステップS1304において、サーバーは、配送回数Dを検出してステップS1305へ進む。ここで、商品を同送する場合はD=1である。また、予約商品を別に配送する場合はD≧2となる。Dの値は、予約商品の有無と各予約商品の入荷予定日とに応じて異なる値をとる。ステップS1305において、サーバーは、一括決済するか否かを判定する。購入者の端末から一括決済の指示を示すデータが送られている場合にステップS1305を肯定判定してステップS1306へ進み、分割決済の指示を示すデータが送られている場合はステップS1305を否定判定してステップS1307へ進む。ステップS1306において、サーバーは一括決済の決済処理を行い、決済処理後に図40による処理を終了する。一方、ステップS1307において、サーバーは、分割決済の決済処理を行い、決済処理後に図40による処理を終了する。
【0129】
上述した一括決済処理について説明する。一括決済では、在庫されている商品と、在庫切れで予約した予約商品とが一緒に決済される。図41は、サービス提供者のサーバーで行われる一括決済処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS1401において、サーバーは、ショッピングカート内の購入商品および予約商品の合計金額Eを算出し、ステップS1402へ進む。ステップS1402において、サーバーは、有料となる配送回数Gを算出してステップS1403へ進む。有料配送回数GはG=D−(E/F)により算出される。ただし、Fは送料を無料にサービスするようにあらかじめ定められた金額である。Gの小数点以下の端数は切り上げられる。
【0130】
ステップS1403において、サーバーは、G≦0が成立するか否かを判定する。G≦0が成立する場合はステップS1403を肯定判定してステップS1405へ進み、G>0が成立する場合はステップS1403を否定判定してステップS1404へ進む。ステップS1405において、サーバーは、配送料を0にして計算書を作成し、ステップS1406へ進む。一方、ステップS1404において、サーバーは、G回分の配送料を含めて計算書を作成し、ステップS1406へ進む。
【0131】
ステップS1406において、サーバーは、購入者の端末に向けて計算書表示用ページデータを送信してステップS1407へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイには上述した図39と同様の計算書のページ画面が表示される。購入者が端末のディスプレイの画面(図39)上で不図示の「この内容で注文する」ボタンをクリックすると、決済の指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1407において、サーバーは、購入者の端末から決済の指示が送られたか否かを判定する。決済指示を示すデータを受けるとステップS1407を肯定判定してステップS1408へ進み、決済指示を示すデータを受けない場合は判定処理を繰り返す。
【0132】
ステップS1408において、サーバーは、クレジットカードによる支払いか否かを検出する。ここで、支払い方法は、たとえば、クレジットカードによる引落とし、配送時の代金引換払い、などの支払方法の中から購入者によって選択されている方法である。サーバーは、クレジットカードによる支払いの場合にステップS1408を肯定判定してステップS1409へ進み、クレジットカードによる支払いでない場合にステップS1408を否定判定してステップS1410へ進む。
【0133】
ステップS1409において、サーバーは、購入者が契約しているクレジットカード会社に対し、当該クレジットカードについて決済金額について与信を行う。サーバーは、与信処理を行うとステップS1410へ進む。ステップS1410において、サーバーは、与信が通った場合に決済処理を行い、図41による一括決済処理を終了する。また、サーバーは、与信が通らなかった場合は不決済処理を行って図41による処理を終了する。この場合には売買が成立しない。
【0134】
上述した分割決済処理について説明する。分割決済では、在庫されている商品について先に決済を行い、在庫切れ商品について当該商品が入荷された後に決済を行う。図42は、サービス提供者のサーバーで行われる分割決済処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS1501において、サーバーは、ショッピングカート内の購入商品および予約商品のうち、今回決済される合計金額Hを算出し、ステップS1502へ進む。ステップS1502において、サーバーは、無料サービス可能な配送回数Jを算出してステップS1503へ進む。無料配送回数JはJ=H/Fにより算出される。ただし、Fは送料を無料にサービスするようにあらかじめ定められた金額である。Jの小数点以下の端数は切り捨てられる。
【0135】
ステップS1503において、サーバーは、J=0が成立するか否かを判定する。J=0が成立する場合はステップS1503を肯定判定してステップS1504へ進み、J≠0が成立する場合はステップS1503を否定判定してステップS1505へ進む。ステップS1505において、サーバーは、J=J−1とおき、Jの値を購入者に関連づけてデータベースに格納し、ステップS1506へ進む。ステップS1506において、サーバーは、配送料を0にして計算書を作成し、ステップS1507へ進む。一方、ステップS1504において、サーバーは、配送料を含めて計算書を作成し、ステップS1507へ進む。
【0136】
ステップS1507において、サーバーは、作成した計算書の表示用ページデータを購入者の端末に向けて送信し、ステップS1508へ進む。これにより、購入者の端末のディスプレイには上述した図39と同様の計算書のページ画面が表示される。購入者が端末のディスプレイの画面(図39)上で不図示の「この内容で注文する」ボタンをクリックすると、決済の指示を示すデータが購入者の端末からサーバーに送られる。ステップS1508において、サーバーは、購入者の端末から決済の指示が送られたか否かを判定する。サーバーは、決済指示を示すデータを受けるとステップS1508を肯定判定してステップS1509へ進み、決済指示を示すデータを受けない場合は判定処理を繰り返す。
【0137】
ステップS1509において、サーバーは、クレジットカードによる支払いか否かを検出する。サーバーは、クレジットカードによる支払いの場合にステップS1509を肯定判定してステップS1510へ進み、クレジットカードによる支払いでない場合にステップS1509を否定判定してステップS1513へ進む。
【0138】
ステップS1510において、サーバーは、購入者が契約しているクレジットカード会社に対し、当該クレジットカードについて今回決済する金額の与信を行う。サーバーは、与信処理を行うとステップS1511へ進む。ステップS1511において、サーバーは、与信が通った場合に決済処理を行いステップS1512へ進む。この時点では予約商品の決済をしない。サーバーは、与信が通らなかった場合は不決済処理を行ってステップS1512へ進む。不決済処理の場合には売買が成立しない。ステップS1512において、サーバーは、今回の決済金額を除く予約商品の金額について与信を行う。サーバーは、与信処理を行うとステップS1513へ進む。これにより、当該クレジットカードによって予約商品を購入可能であることが確認できるので、予約の信ぴょう性が高くなる。
【0139】
ステップS1513において、サーバーは、与信が通った場合に図42による分割決済処理を終了する。また、サーバーは、与信が通らなかった場合はクレジットカード以外の他の決済方法による決済処理を行い、図42による分割決済処理を終了する。
【0140】
以上説明した実施の形態によるコンテンツで行うオンラインショップによれば、次の作用効果が得られる。
(1)サービス提供者がカメラ本体のポリゴン画像と、交換レンズなどの各アクセサリのポリゴン画像とを用意し、これらのポリゴン画像をそれぞれ接合できるようにした。これにより、購入者は商品を購入する前に、カメラ本体に各アクセサリを装着した状態の画像を確認することができる。一方、サービス提供者は、本体と各アクセサリとの組合わせ数に応じて、カメラ本体に各アクセサリを実際に装着した状態で数多くの撮影をしなくてもよいので、撮影の手間を低減することができる。
(2)ログインしている購入者の会員登録情報が格納されているデータベースにアクセスし、当該購入者が既に所有するカメラなどの機種情報を読出し、当該機種用アクセサリなどの新たな商品を購入者に提案するようにした。これにより、購入者が既に所有している機種と同じ物を提案することがない上に、購入者がわざわざ検索しなくても所有する機種用のアクセサリを自動的に提案できるので、購入者にとって便利なショップサービスを提供できる。
(3)上記(2)に加えて、購入者がショッピングカートに入れた商品に応じて新たな商品を提案するようにしたので、購入者が既にショッピングカートに入れている商品と同じ物を提案することがないから、購入者にとって便利なショップサービスを提供できる。
(4)商品の当初の在庫絶対数を基準にした相対的な増減数と、購入者が当該商品をショッピングカートに入れるか否かによってリアルタイムに変化する在庫数nとによって在庫(バーチャル在庫)管理するようにしたので、管理者は、在庫増減の枠28H内に記入されている数値によって当初の在庫数に対していくら増減させたかがわかり、現在の在庫数の枠28I内に表示される在庫数nによって充足/不足がわかる。
(5)商品情報を管理するとき、ラッピングされた商品、および商品に名前入れを施した商品などは同じ商品であっても異なる商品IDを付与して別商品として管理するようにした。したがって、必要に応じてラッピングする場合に比べて作業効率がよくなる。
(6)商品の在庫数nが所定時刻以降にはじめて所定値Z以下となったときにのみ、当該商品の在庫減少を知らせるメールを管理者に送るようにした。このため、多数の購入者が同時にオンラインショップにアクセスして在庫数nが時々刻々変化し、在庫数nがZより大きくなったり小さくなったりする場合でも、管理者に同じメールが何度も送信されることがない。
(7)商品の在庫数nが0以下になるたびに、当該商品の在庫0を知らせるメールを管理者に送るようにした。このため、管理者は、在庫数nが0になった以降に当該商品がショッピングカートに入れられた回数を、在庫0を知らせるメールを受けた回数から知ることができる。
(8)商品の在庫数nが0の場合、購入者が当該商品をカートに入れた時点で購入者の端末に向けて在庫切れであることを通知するメッセージを送信するようにした。このため、購入者がカートに入れた商品に対して決済処理を行うための端末操作をしている間に、当該商品が在庫切れになることがない。つまり、カートに入れた時点で在庫切れでない商品は、当該購入者が予約待ちすることなく購入できる。
(9)在庫数nが0の場合、商品ごとに管理されている商品情報管理画面の在庫切れ時の処理の欄28Gのチェック内容に応じて、在庫切れ表示の掲載の有無、完売表示の掲載の有無、当該商品の掲載の継続および中止を決定するようにした。したがって、入荷までに時間を要する商品は在庫切れ表示を掲載し、数量限定商品で売り切れた商品は完売表示を掲載し、生産打ち切り商品は掲載中止するように、商品に応じて在庫切れ時の掲載内容を変えることができる。この結果、購入者にとってわかりやすく在庫切れ情報を提供できる。
(10)購入者がカートに入れた商品の在庫数nが0の場合(ステップS1002)に、購入者の端末に向けて在庫切れと入荷予定日とを通知して予約ボタン36Bにより予約できるようにした。これにより、購入者は簡単に購入予約をすることができる。
(11)オンラインショップで商品を購入した購入者にオンラインで抽選を行い、当選賞品と購入商品との配送先が同一の場合に同梱の指示をする(ステップS909)ようにした。これにより、別々に配送する場合に比べて配送料を低減することができる。
(12)購入者が在庫商品と在庫切れ商品とを購入する場合に、在庫商品と予約商品とを同時に配送するか否かを確認する(ステップS1203)ようにした。したがって、購入者は、予約商品が入荷されてから在庫商品と一緒に配送してもらう方法と、在庫商品を先に、予約商品を後から別々に配送してもらう方法のいずれかを選択することができる。
(13)購入者が在庫商品と在庫切れ商品とを購入する場合に、在庫されている商品と在庫切れで予約した予約商品とを一緒に決済するか否かを確認(ステップS1305)する。分割して決済する指示を受け、さらにカードによる決済の指示を受けると(ステップS1509の肯定判定)、今回の決済金額と別に予約商品の金額についての与信を行う(ステップS1512)ようにした。この結果、予約商品を購入可能であることも確認できるので、予約の信ぴょう性が高くなる。
【0141】
−アルバム・プリントサービス−
オンラインアルバム5のカテゴリについて説明する。オンラインアルバムは電子アルバムとも呼ばれる。上述した図3のトップページ10の画面が端末のディスプレイに表示された状態で、Webによるサービス利用者が端末に備えられる不図示のポインティングデバイスを操作して「オンラインアルバム」のリンク先ボタン24をクリックすると、不図示のオンラインアルバム5のカテゴリのトップページ画面が端末のディスプレイに表示される。このトップページ画面でサービス利用者がログインすると、図43に示すページ画面が端末のディスプレイに表示される。上述したように、オンラインアルバム5のサービス利用はWebの会員登録を行ったサービス利用者がログイン名とパスワードとを入力してログインした上で受けるものである。
【0142】
図43において、「アルバム作成」と、「プリントサービス」と、「フォトメール」と、「はじめての方はこちら」と記載された各位置に、それぞれリンク先の情報が貼り付けられている。サービス利用者が、アンダーラインが引かれている「アルバム作成」の文字およびボタンをクリックすると、アルバム作成用のページ画面がさらに表示される。アルバム作成は、サービス提供者が用意するアルバム用サーバー内のデータ格納領域をサービス提供者が借り受け、このデータ格納領域にサービス利用者が画像を格納することにより行う。サービス利用者は、画像を格納したデータ格納領域を電子アルバムとして利用する。ここで、電子アルバムに画像データを格納することを画像を登録するという。
【0143】
アルバム用のデータ格納領域のメモリサイズ(記憶容量)は、たとえば、1利用者当たり50Mバイト、有効期間(使用期間)を1年とする。このメモリサイズおよび有効期間は、上述したように、顧客登録したサービス利用者に対してメモリサイズを通常より大きく、有効期間を通常より長くするように適宜優遇措置が行われる。
【0144】
サービス利用者が登録した電子アルバムに格納される画像データは、原則としてサービス利用者自身によってデータ格納領域から端末に読出され、当該画像データによる画像がサービス利用者によって閲覧される。サービス利用者が他のサービス利用者に上記アルバムを見てもらいたい場合、あるいは他のサービス利用者が見ることを許可する場合は、サービス提供者にその旨を通知して公開できる。公開されたアルバムは、図43の画面上に公開アルバムとして掲載される。図43の例では、アルバム1、アルバム2、アルバム3について、各アルバムの中の代表画像とともに説明が表示されている。サービス利用者がこれらの画像、およびアンダーラインが引かれているアルバムの文字のいずれかをクリックすると、各アルバムに格納されている画像データが当該データの格納領域からサービス利用者の端末に送信される。この結果、サービス利用者は送られたデータによる画像を自分の端末の画面上で閲覧できる。
【0145】
アルバムを公開しない場合は非公開とされ、アルバムを作成したサービス利用者のみが閲覧でき、他のサービス利用者は閲覧できない。公開/非公開の設定は、アルバムに登録されている画像ごとに、アルバムを作成したサービス利用者が決定する。公開には無条件の公開とパスワードつき公開とがある。サーバーは、無条件公開の場合にサービス利用者がだれでも当該画像データを読出せるようにし、パスワードつき公開の場合にパスワードを入力したサービス利用者だけが当該画像データを読出せるようにする。
【0146】
公開アルバムは、図43の画面上に代表画像を掲載して紹介される他、アルバムのカテゴリごとに分類されて紹介される。たとえば、サービス利用者がアンダーラインが引かれている「カテゴリ1」の文字をクリックすると、カテゴリ1に分類されている公開アルバムを各アルバムの中の代表画像とともに紹介するページ画面がさらに表示される。このように、公開アルバムは、各カテゴリごとに分類され紹介されている。
【0147】
図43において、アンダーラインが引かれている「プリントサービス」の文字およびボタンをサービス利用者がクリックすると、プリントサービス用のページ画面がさらに表示される。プリントサービスは、電子アルバムに登録されている画像をサービス提供者側で高詳細にプリントアウトし、サービス利用者に発送可能にするサービスである。なお、プリントそのものはサービス提供者が行ってもよいし、サービス提供者が第三者に依託してもよい。プリントサービスの流れは、
▲1▼サービス利用者がサービス提供者のオンラインアルバムにログオンし、
▲2▼サービス利用者が登録されている画像の中から希望する画像を選び、
▲3▼サービス利用者が支払い金額、支払い方法およびプリントの配送先を確認し、
▲4▼サービス利用者が注文する
▲5▼サービス提供者が決済処理する
▲6▼サービス提供者がプリントアウトして発送する
の流れで行われる。
【0148】
図43において、アンダーラインが引かれている「フォトメール」の文字およびボタンをサービス利用者がクリックすると、メールサービス用のページ画面がさらに表示される。フォトメールは、上述した電子アルバムに登録されている画像のリンク先の情報を添付可能なメールサービスである。フォトメールを受けた人は、メールに記載されているリンク先の情報、たとえば、URLを指定することにより、電子アルバムに登録されている画像データを読出して閲覧することができる。
【0149】
図43において、アンダーラインが引かれている「はじめての方はこちら」の文字およびボタンをサービス利用者がクリックすると、オンラインアルバムサービスの利用方法を紹介するページ画面がさらに表示される。サービスの利用者は、この紹介画面を参照して上述した電子アルバムなどの利用方法などの情報を得る。
【0150】
本実施の形態によるオンラインアルバムのサービスにおいて、サービス提供者はサービス利用者に対して以下に説明するようなサービスを提供する。
【0151】
−サービス利用者が所定期間ログインしない場合にアルバムを消去する−
オンラインアルバムサービスは、画像を格納するデータ格納領域をサービス利用者に貸し出すので、メールサービスなどに比べて多くのデータ格納領域を必要とする。このため、サービスを利用しなくなった人のためにデータ格納領域を確保し続けることがないように、サービス利用がない状態が所定期間経過すると、当該利用者に貸し出していたデータ格納領域に格納されていたデータを消去する。これにより、当該データ格納領域は他のサービス利用者に対して貸し出し可能になる。
【0152】
図44は、サービス提供者のサーバーで行われるアルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。図44による処理は、たとえば、月に一度定期的に行われる。ステップS2001において、サーバーは、データベースにアクセスしてサービス利用者ごとに記録されているログインデータを検索し、ステップS2002へ進む。ステップS2002において、サーバーは、第1の所定期間以上の間、ログイン記録がないサービス利用者がいるか否かを判定する。第1の所定期間は、たとえば、1年とする。サーバーは、ログイン記録がない利用者がいる場合にステップS2002を肯定判定してステップS2003へ進み、ログイン記録がない利用者がいない場合はステップS2002を否定判定してステップS2006へ進む。
【0153】
ステップS2003において、サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを有するか否かを判定する。当該サービス利用者がアルバムを登録している場合にステップS2003を肯定判定してステップS2004へ進み、アルバムを登録していない場合にステップS2003を否定判定して図44による処理を終了する。ステップS2003を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0154】
ステップS2004において、サーバーは、当該サービス利用者が登録しているアルバムを全て消去してステップS2005へ進む。ステップS2005において、サーバーは、第1の所定期間以上の間ログインがないのでアルバムを消去したことを通知するメールを当該サービス利用者に向けて送信し、図44による処理を終了する。
【0155】
ステップS2006において、サーバーは、第1の所定期間より短い第2の所定期間以上の間、ログイン記録がないサービス利用者がいるか否かを判定する。第2の所定期間は、たとえば、11ヶ月とする。サーバーは、ログイン記録がない利用者がいる場合にステップS2006を肯定判定してステップS2007へ進み、ログイン記録がない利用者がいない場合はステップS2006を否定判定して図44による処理を終了する。ステップS2006を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0156】
ステップS2007において、サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを有するか否かを判定する。当該サービス利用者がアルバムを登録している場合にステップS2007を肯定判定してステップS2008へ進み、アルバムを登録していない場合にステップS2007を否定判定して図44による処理を終了する。ステップS2007を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0157】
ステップS2008において、サーバーは、第1の所定期間以上の間ログインされない場合はアルバムを消去するという警告メールを当該サービス利用者に向けて送信し、図44による処理を終了する。これにより、第2の所定期間以上サービスを利用していないサービス利用者に対し、アルバムを消去する前に警告メールが送られる。
【0158】
−他のサービス利用者によって閲覧されているアルバムを消去しない−
アルバムを登録したサービス利用者がログインしない場合でも、当該アルバムが公開されていて、他のサービス利用者から当該アルバムが閲覧されている場合は当該アルバムを消去しない。これにより、サービス提供者は公開アルバムを目当てにサービスを利用する人を確保できる。図45は、サービス提供者のサーバーで行われるアルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。図45による処理は、たとえば、月に一度定期的に行われる。
【0159】
ステップS2101において、サーバーは、データベースにアクセスしてサービス利用者ごとに記録されているログインデータを検索し、ステップS2102へ進む。ステップS2102において、サーバーは、第1の所定期間以上の間、ログイン記録がないサービス利用者がいるか否かを判定する。ログイン記録がない利用者がいる場合にステップS2102を肯定判定してステップS2103へ進み、ログイン記録がない利用者がいない場合はステップS2102を否定判定してステップS2108へ進む。
【0160】
ステップS2103において、サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを有するか否かを判定する。サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを登録している場合にステップS2103を肯定判定してステップS2104へ進み、アルバムを登録していない場合にステップS2103を否定判定して図45による処理を終了する。ステップS2103を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0161】
ステップS2104において、サーバーは、データベースにアクセスして当該サービス利用者が登録したアルバムごとのアクセス状況を示すデータを検索し、ステップS2105へ進む。ステップS2105において、サーバーは、第1の所定期間以上の間、アクセスされていないアルバムがあるか否かを判定する。サーバーは、アクセスされていないアルバムがある場合にステップS2105を肯定判定してステップS2106へ進み、アクセスされていないアルバムがない場合はステップS2105を否定判定してステップS2111へ進む。
【0162】
ステップS2106において、サーバーは、当該サービス利用者が登録しているアルバムのうち、アクセスされていないアルバムを消去してステップS2107へ進む。ステップS2107において、サーバーは、第1の所定期間以上の間ログインおよびアクセスがないアルバムを消去したことを通知するメールを当該サービス利用者に向けて送信し、図45による処理を終了する。
【0163】
ステップS2108において、サーバーは、第1の所定期間より短い第2の所定期間以上の間、ログイン記録がないサービス利用者がいるか否かを判定する。サーバーは、ログイン記録がない利用者がいる場合にステップS2108を肯定判定してステップS2109へ進み、ログイン記録がない利用者がいない場合はステップS2108を否定判定して図45による処理を終了する。ステップS2108を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0164】
ステップS2109において、サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを有するか否かを判定する。サーバーは、当該サービス利用者がアルバムを登録している場合にステップS2109を肯定判定してステップS2110へ進み、アルバムを登録していない場合にステップS2109を否定判定して図45による処理を終了する。ステップS2109を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0165】
ステップS2110において、サーバーは、データベースにアクセスして当該サービス利用者が登録したアルバムごとのアクセス状況を示すデータを検索し、ステップS2111へ進む。ステップS2111において、サーバーは、第2の所定期間以上の間、アクセスされていないアルバムがあるか否かを判定する。アクセスされていないアルバムがある場合にステップS2111を肯定判定してステップS2112へ進み、アクセスされていないアルバムがない場合はステップS2111を否定判定して図45による処理を終了する。ステップS2111を否定判定する場合は、アルバムを消去しない。
【0166】
ステップS2112において、サーバーは、第1の所定期間以上の間ログインおよびアクセスされない場合はアルバムを消去するという警告メールを当該サービス利用者に向けて送信し、図45による処理を終了する。これにより、第2の所定期間以上利用がないサービス利用者に対し、アクセスがないアルバムを消去する前に警告メールが送られる。
【0167】
−サービス利用者がWebの会員を退会すると当該サービス利用者が登録していたアルバムを消去する−
図46は、サービス提供者のサーバーで行われるアルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。図46による処理は、Webの会員の退会手続きが終了すると行われる。ステップS2301において、サーバーは、退会会員がアルバムを有しているか否かを判定する。サーバーは、退会会員がアルバムを登録していた場合はステップS2301を肯定判定してステップS2302へ進み、アルバムを登録していなかった場合はステップS2301を否定判定してステップS2303へ進む。ステップS2302において、サーバーは、退会会員が登録していたアルバムを消去してステップS2303へ進む。このときサーバーは、退会会員が退会前に掲示板に書込んだ内容や、この書込みに添付されているデータサイズ縮小画像(たとえば、サムネイル画像)のデータは消去しないで残す。
なお、サムネイル画像については後述する。
【0168】
ステップS2303において、サーバーは、退会会員が使用していた掲示板利用時のニックネームおよびフォトメールアドレスを示すデータを、Webの登録会員の情報を保存するデータベースのデータ領域から退会会員の情報を保存するデータ領域に移動してステップS2304へ進む。サーバーは、退会会員の情報を保存することにより、将来登録される会員に退会会員と同じニックネームおよびフォトメールアドレスを与えないようにする。ステップS2304において、サーバーは、退会会員がカスタマ(顧客)登録しているか否かを判定する。退会会員が顧客登録している場合はステップS2304を肯定判定してステップS2305へ進み、顧客登録していない場合はステップS2304を否定判定してステップS2306へ進む。
【0169】
ステップS2305において、サーバーは、退会会員がWebの会員登録時に登録したデータのうち顧客登録データに必要ないデータを削除し、図46による処理を終了する。ステップS2306において、サーバーは、退会会員がWebの会員登録時に登録したデータを全て削除し、図46による処理を終了する。
【0170】
−アルバム管理−
サービス提供者は、サービス利用者によって登録されたアルバムをカテゴリごとに分類して管理し、登録されている画像データをカテゴリごとに一覧可能にする。一般に、公序良俗に反する画像は特定のカテゴリに集中して登録されると考えられる。そこで、サービス提供者はカテゴリごとに監視しやすいようにアルバムの管理を行う。
【0171】
図47は、アルバムを管理する管理用ページ画面の例を示す図である。管理用ページ画面は、登録されているアルバムのカテゴリごとにサービス提供者によって用意される。サービス提供者によってあらかじめ決められている管理者がサーバーに対して所定の操作を行うことにより、サーバーが管理者の端末に管理用データを送り、管理者の端末に図47の管理用画面が表示される。図47において、登録されているアルバムをカテゴリごとに並びかえて表示させる場合に、管理者は第1優先の「並替」欄をチェックし、プルダウンメニュー47Aの中から「カテゴリ」を選択して実行ボタン47Eをクリックする。これにより、「カテゴリ」に属するアルバムの一覧が表示される。
【0172】
また、カテゴリ内の「風景」に属するアルバム一覧を表示させる場合、管理者は第1優先の「抽出」欄をチェックし、プルダウンメニュー47Aの中から「カテゴリ」を選択する。さらに、管理者はプルダウンメニュー47Bの中から「風景」を選択して実行ボタン47Eをクリックする。これにより、図47に示す「カテゴリ」−「風景」に属するアルバムの一覧が表示される。図47の例では、アルバムを登録しているサービス利用者のユーザID、カテゴリ名(この場合は風景)、アルバム名(アルバム名が登録されている場合)、登録されている画像の数、および登録された日時(アップ日時)が一覧として表示されている。
【0173】
プルダウンメニュー47Aの中には、「カテゴリ」の他に「アップ日時」、「使用カメラ」、「撮影方法」、「会員」、「最終ログイン」、「閲覧回数」などがあり、それぞれアルバムの並び替えおよび抽出が可能に構成されている。さらに、第2優先として並び替えおよび抽出を行うプルダウンメニュー47Cおよび47Dが設けられており、第1優先の条件に第2優先の条件をさらに付加して並び替えおよび抽出を行うことができる。なお、選択されたプルダウンメニュー47A〜47Dの選択内容は、一覧表示が行われている間続けて表示されるので、一覧表示されているアルバムをさらに並べ替えたり、抽出をやり直すことが容易である。
【0174】
図47において、たとえば、プルダウンメニュー47Aの中で「使用カメラ」を選択して並び替えを行うと、カテゴリの代わりに使用カメラの機種名が表示され、当該機種名のカメラで撮影された画像が登録されているアルバム一覧が表示される。
【0175】
図48は、サービス提供者のサーバーで行われるアルバム一覧作成処理の流れを説明するフローチャートである。図48による処理は、管理者によって上述した実行ボタン47Eがクリックされると行われる。ステップS2401において、サーバーは、選択プルダウンメニューによる条件にしたがって並び替えおよび抽出を実行してステップS2402へ進む。ステップS2402において、サーバーは、並び替えおよび抽出処理が終了したか否かを判定する。サーバーは、処理が終了した場合にステップS2402を肯定判定してステップS2403へ進み、処理が終了していない場合はステップS2402を否定判定し、再び判定処理を行う。
【0176】
ステップS2403において、サーバーは、アルバム一覧表示のページ画面を作成してステップS2404に進む。ステップS2404において、サーバーは、ページ画面のデータを管理者の端末に向けて送信し、図48による処理を終了する。これにより、管理者の端末に図47に示す管理用画面が表示される。
【0177】
管理者の端末に図47の管理用画面が表示された状態で、たとえば、アンダーラインが引かれているアルバム名「富士山」という文字を管理者がクリックすると、アルバム名「富士山」に保存されている画像データが読出され、サムネイル画像が管理者の端末のディスプレイに表示される。サムネイル画像は、たとえば、オリジナル画像データを間引きするなどしてデータ数をオリジナル画像のデータ数より縮小した縮小画像である。図49(a)は、「富士山」というアルバムに保存されている画像データによるサムネイル画像を表示した図である。図49(a)において、アルバムに保存されている10枚の画像、すなわち、画像1〜画像10の画像データのうち画像1〜画像6の6枚分の画像がサムネイル1〜サムネイル6として表示されている。各サムネイル画像の下には、画像にタイトルがつけられている場合に各画像のタイトルが表示される。
【0178】
図49(a)に示すサムネイル画像が表示された状態で、たとえば、サムネイル1画像を管理者がクリックすると、図49(b)に示すように、画像1の画像データによる画像がサムネイル画像より大きく管理者の端末のディスプレイに表示される。このとき、画像データ内に記録されている撮影情報のデータに基づいて、使用カメラ、絞り値、シャッター速度、閃光装置の有無、露出補正値などの撮影条件や、当該画像が後述する掲示板に掲載されているか否かの情報が、画像とともに表示される。なお、アルバムに登録されている画像の撮影条件、および掲示板への掲載の有無の情報は、管理者用の管理画面において表示されるもので、サービス利用者の端末に送信されるものではない。つまり、サービス利用者が閲覧できるのは、公開されている画像と当該画像につけられているタイトルのみである。
【0179】
−顧客登録したサービス利用者にアルバム用のメモリサイズおよび使用期間を優遇する−
図1に示されるように、アルバム用のサーバーは、他のサービスを行うサーバーと別のサーバーが行う。そこで、アルバムサービス用サーバー内にもアルバムサービスに必要な会員情報、たとえば、ログイン名、フォトメールアドレス、サービスフラグ、および追加サービスフラグなどの情報を保持する。サービスフラグは、会員が顧客登録している場合にONされるフラグである。図50は、サービス提供者のサーバーで行われる優遇処理の流れを説明するフローチャートである。図50による処理は、オンラインアルバム5のトップページ画面でサービス利用者がログインすることにより起動する。
【0180】
図50のステップS2501において、サーバーは、アルバムサービス用サーバー内のデータベースにアクセスし、会員情報を検索してステップS2502へ進む。ステップS2502において、サーバーは、ログインされた会員の情報が有るか否かを判定する。サーバーは、会員情報が有る場合にステップS2502を肯定判定してステップS2504へ進み、会員情報がない場合はステップS2502を否定判定してステップS2503へ進む。ステップS2503において、サーバーは、アルバムサービス用サーバー内のデータベースに会員情報を登録してステップS2504へ進む。
【0181】
ステップS2504において、サーバーは、アルバム・プリントサービスへのログイン時に、顧客登録したサービス利用者であることを示すデータを受信したか否かを判定する。顧客登録していることを示すデータを受けた場合はステップS2504を肯定判定してステップS2505へ進み、顧客登録していることを示すデータを受けていない場合はステップS2504を否定判定してステップS2507へ進む。ステップS2505において、サーバーは、会員情報の中のサービスフラグがONか否かを判定する。サービスフラグがONの場合にステップS2505を肯定判定してステップS2507へ進み、サービスフラグがONでない場合にステップS2505を否定判定してステップS2506へ進む。ステップS2506において、サーバーは、サービスフラグをONしてステップS2507へ進む。
【0182】
サーバーは、サービスフラグがONされているサービス利用者に対し、アルバム用のメモリサイズを、たとえば、通常の50MBから100MBにサイズアップするとともに、使用期限を通常の1年から無期限に変更して優遇する。
【0183】
ステップS2507において、サーバーは、アルバム・プリントサービスへのログイン時に、ポイント情報を示すデータを受信したか否かを判定する。ポイント情報は、上述した顧客登録後の景品選択ページ画面でポイントを選択した場合に加算されるポイントの情報である。このポイントは、後述する掲示板で回答を掲載した場合にも加算される。サーバーは、ポイント情報を示すデータを受けた場合はステップS2507を肯定判定してステップS2508へ進み、ポイント情報を示すデータを受けていない場合はステップS2507を否定判定して図50による処理を終了する。
【0184】
ステップS2508において、サーバーは、会員情報の中の追加サービスフラグがONか否かを判定する。追加サービスフラグがONの場合にステップS2508を肯定判定して図50による処理を終了し、追加サービスフラグがONでない場合にステップS2508を否定判定してステップS2509へ進む。ステップS2509において、サーバーは、追加サービスフラグをONして図50による処理を終了する。
【0185】
サーバーは、追加サービスフラグがONされているサービス利用者に対し、アルバム用のメモリサイズを、たとえば、さらに50MBを加えてサイズアップして優遇する。
【0186】
以上説明した図50による処理では、ポイントを有するサービス利用者に対して無条件で追加サービスフラグをONする、すなわち、アルバム用のメモリサイズをさらに50MBサイズアップするようにした。この代わりに、追加サービスフラグをONするのと引替えにサービス利用者が有するポイントを減らすようにしてもよい。また、サービス利用者が有するポイントと、サービス提供者による優遇措置とを引替える場合は、優遇措置としてアルバム用のメモリサイズをサイズアップする他に、プリントアウトサービスを無料にするようにしてもよい。
【0187】
−アルバムに登録される画像データのファイル名を不規則にする−
たとえば、アルバムへの画像登録時に画像データのファイル名が通し番号で付与された場合、1つの画像データファイル名がわかると他の画像データのファイル名を推測しやすくなる。そこで、アルバムサービス用のサーバーは、サービス利用者からアルバムに登録する画像データがサーバーにアップロードされると、当該画像データのファイル名を付け直してデータ格納領域に登録する。図51は、サービス提供者のサーバーで行われるファイル名決定処理の流れを説明するフローチャートである。図51による処理は、サービス利用者によって登録画像のアップロードが開始されると起動する。
【0188】
ステップS2201において、サーバーは、1つの画像ファイルのデータのアップロードが完了したか否かを判定する。完了した場合はステップS2201を肯定判定してステップS2202へ進み、完了していない場合はステップS2201を否定判定してアップロードが完了するまで判定処理を繰り返す。ステップS2202において、サーバーは、アップロードした画像データファイルのファイル名をアトランダムに決定し、ステップS2203へ進む。
【0189】
ファイル名の決定は、周知のワンタイム・パスワードの技術を用いる。サーバーは、たとえば、当該画像ファイルがアップロードされた時刻をパラメータとしてファイル名を生成する。このため、画像データファイルが続けてアップロードされる場合でも、それぞれの画像データファイルのアップロード時刻が異なるため、これらの画像データファイルには全く異なるファイル名が生成される。これにより、アルバムに登録されている他の画像データのファイル名から類推できないアトランダムなファイル名が決定される。
【0190】
ステップS2203において、サーバーは、アップロードされ、アトランダムなファイル名が付与された画像データファイルをサービス利用者に合わせて所定のフォルダに移動し、図51による処理を終了する。
【0191】
図51による処理を行うと、アルバムに複数の画像データが登録される場合に、これらの画像データファイルに互いに他のファイル名を類推できないファイル名が付与される。この結果、アルバム内の1つの画像データが公開されることによって公開された画像データのファイル名から他のファイル名が推測されてしまい、推測されたファイル名を有する非公開の画像データが読出されてしまうことがない。
【0192】
以上説明した実施の形態によるコンテンツで行うアルバム・プリントサービスによれば、次の作用効果が得られる。
(1)アルバムを登録したサービス利用者によるサービス利用が所定期間ない場合に、当該利用者に貸し出していたアルバム用のデータ格納領域に格納されていたデータを消去するようにした。この結果、当該データ格納領域を他のサービス利用者に対して貸し出すことができるので、データ格納領域を有効に使用することができる。
(2)アルバムを登録したサービス利用者によるサービス利用がない場合でも、当該アルバムが公開されていて、他のサービス利用者から当該アルバムが閲覧されている場合は当該アルバムを消去しないようにした。これにより、サービス提供者は公開アルバムを目当てにサービスを利用する人を確保できる。
(3)サービス提供者は、サービス利用者によって登録されたアルバムをカテゴリごとに分類し、登録されている画像データをカテゴリごとに一覧するようにした。この結果、公序良俗に反する画像が集中しやすい特定のカテゴリを重点的に監視することが可能になる。
(4)アルバムに登録されている画像データ内に記録されている撮影情報のデータに基づいて、管理者の端末の管理画面に当該画像を撮影したカメラ、絞り値、シャッター速度、閃光装置の有無、露出補正値などの撮影条件や、当該画像が後述の掲示板に掲載されているか否かの情報を表示するようにした。登録されている多くのアルバムについて調べれば、たとえば、サービス利用者がどのような撮影条件を好むかなどの情報を得ることができ、カメラの新製品開発に役立てることができる。
(5)アルバム用のデータ格納領域のメモリサイズ(記憶容量)は、上述した顧客登録したサービス利用者に対してメモリサイズを通常より大きく、有効期間を通常より長くするように優遇措置を行なうようにした。この結果、サービス利用者に顧客登録をするように促すことができる。
(6)アルバムに登録する画像データファイルが続けてアップロードされる場合でも、それぞれの画像データファイルに全く異なるアトランダムなファイル名を付与するようにした。この結果、公開されている画像データファイル名から他の画像データのファイル名が推測され、非公開にもかかわらず閲覧されることが防止される。
【0193】
以上説明したアルバム一覧表示の並べ替えでは、アルバム単位で並べ替えや抽出を行うようにした。もし、アルバムという概念を用いずに画像データ単位で画像を登録する場合には、当該画像単位で並べ替えや抽出を行うようにしてもよい。
【0194】
−掲示板−
図5のコミュニティ7のカテゴリページの画面が表示された状態で、サービス利用者が「掲示板」のページへのリンク先ボタン71をクリックすると、不図示の掲示板のトップページ画面が端末のディスプレイに表示される。このトップページ画面でサービス利用者がログインすると、図52に示すページ画面が端末のディスプレイに表示される。掲示板のサービス利用は、上述したように、Webによるサービス利用の会員登録を行ったサービス利用者がログイン名とパスワードとを入力してログインした上で受けるものである。この掲示板は電子掲示板とも呼ばれる。
【0195】
掲示板のサービスでは、サービス利用者が掲載した質問に対し、掲載された質問を見た他のサービス利用者が質問に答えてくれる。サービス利用者はニックネームを用いて質問を掲載し、ニックネームを用いて回答を掲載する。質問する人が不特定の人から広く回答を募る「質問オークションで聞く」と、質問する人が特定の人から回答を募る「エキスパートに聞く」とがある。サービス利用者は、「質問オークションで聞く」に対応するボタン52Cと、「エキスパートに聞く」に対応するボタン52Dとのいずれかをクリックして両者を選択する。ここでエキスパートとは、掲載された質問に対して回答をよせる人のことをいう。
【0196】
掲載された質問に対してエキスパートが回答をよせると、質問を掲載した人から回答したエキスパートに対してポイントが移動する。具体的には、エキスパートが掲載された質問を読んで掲示板に回答を書込み、質問者が掲示板に書込まれた回答を読出したときにポイントが移動する。ポイントは回答に対する報酬として利用される。このポイントは、上述した顧客登録時の景品として説明したポイントを使用できる。サーバーは、掲示板に書込まれた内容を不特定の人に見てもらう場合は公開し、特定の人に見てもらう場合は、特定の人がパスワードを入力した上で読出せるようにする。
【0197】
図52に示す画面の左下部に、エキスパートのニックネームが獲得ポイントとともに掲載される。獲得ポイントが多いエキスパートは、多くの質問に回答していることを意味する。アンダーラインが引かれた「カテゴリ1」、「カテゴリ2」、「カテゴリ3」、…の文字をクリックすると、各カテゴリに属する質問に対応するエキスパートが獲得ポイント順に掲載される。すなわち、エキスパートのニックネームは、質問のカテゴリごとに分類されて管理される。アンダーラインが引かれたエキスパートのニックネームの文字「○△×」をクリックすると、当該エキスパートを紹介するページ画面(たとえば、図63)が端末のディスプレイに表示される。質問を掲載する人は、図63のようなエキスパート情報を参考に質問先のエキスパートを決めることができる。
【0198】
質問を掲載する人がエキスパートに聞く場合、ボタン52Dおよび質問が該当するカテゴリの文字をクリックし、そのとき掲載されるエキスパートの中から選択したエキスパートに対する質問をサーバーに送る。一方、質問を掲載する人が質問オークションで聞く場合、ボタン52Cおよび質問が該当するカテゴリの文字をクリックし、質問をサーバに送る。質問をサーバーに送るとき、ニックネーム書込み枠52Aにニックネームを書込み、質問書込み枠52Bに質問を書込み、アンダーラインが引かれている「質問する」の文字をクリックすると、質問掲載者(サービス利用者)の端末からサーバーに向けて質問のデータが送信される。
【0199】
本実施の形態による掲示板のサービスにおいて、サービス提供者はサービス利用者に対して以下に説明するようなサービスを提供する。
【0200】
−アルバムに登録された画像を掲示板に掲載する−
掲示板に画像を掲載すると、文字だけ掲載する場合に比べて書込み内容がわかりやすくなることがある。図52において、質問掲載者(サービス利用者)がアンダーラインが引かれている「画像掲載」の文字をクリックすると、質問掲載者(サービス利用者)が登録しているアルバムの中の画像を質問に添付して掲載できる。ただし、公開にされている画像について掲載し、非公開にされている画像は掲載しない。なお、質問とともに掲載する画像は、質問掲載者が登録している画像の他に、公開されている他のサービス利用者による登録画像でもよい。
【0201】
画像データを掲示板にそのまま掲載すると、掲示板用サーバー内に蓄積されるデータ量が増大して掲示板用のデータがあふれてしまう。そこで、本実施の形態による掲示板サービスでは、登録されているアルバム内のオリジナル画像データに比べてデータサイズを縮小したサムネイル画像を作成し、このサムネイル画像を掲示板に掲載する。
【0202】
図53、図54は、サービス提供者のサーバーで行われるサムネイル画像掲載処理の流れを説明するフローチャートである。図53、図54による処理は、質問掲載者(サービス利用者)によって上述した図52による画面上で「画像掲載」の文字がクリックされると起動する。図53のステップS1701において、サーバーは、ログインしているサービス利用者がアルバムを有するか否かを判定する。サービス利用者がアルバムを登録している場合はステップS1701を肯定判定してステップS1702へ進み、サービス利用者がアルバムを登録していない場合はステップS1701を否定判定してステップS1707へ進む。
【0203】
ステップS1702において、サーバーは、当該サービス利用者が登録しているアルバム(マイアルバムと呼ぶことにする)の画像データを読出し、不図示のトップページ画面のデータを作成してステップS1703へ進む。作成されたトップページ画面のデータがサービス利用者の端末に送信されることにより、サービス利用者の端末のディスプレイにマイアルバムのトップページ画面が表示される。このトップページ画面は、たとえば、図49(a)に示したようなマイアルバム内の画像データによるサムネイル画像とタイトルとが表示されたものである。サービス利用者は、掲示板に掲載したいサムネイル画像をクリックする。
【0204】
ステップS1703において、サーバーは、マイアルバム内の画像が選択されたか否かを判定する。サーバーは、サムネイル画像がクリックされるとステップS1703を肯定判定してステップS1711へ進み、サムネイル画像がクリックされない場合はステップS1703を否定判定して判定処理を繰り返す。ステップS1711において、サーバーは、選択された画像が非公開に設定されているか否かを判定する。サーバーは、選択画像が非公開に設定されている場合はステップS1711を肯定判定して図54のステップS1712へ進み、公開に設定されている場合はステップS1711を否定判定してステップS1704へ進む。
【0205】
ステップS1704において、サーバーは、クリック操作によって選択されたサムネイル画像データと、サムネイル画像データよりデータサイズが大きな中画像データとを作成して掲示板用サーバー内の所定の画像用フォルダにそれぞれ保存する。ここで、サムネイル画像データおよび中画像データが格納される画像用フォルダは、掲示板への書込みデータを格納する格納領域、およびマイアルバムの画像データ(オリジナルデータ)を格納するアルバム用のデータ格納領域と別に設けられるものである。サーバーは、サムネイル画像データおよび中画像データをそれぞれ保存すると、ステップS1705へ進む。
【0206】
ステップS1705において、サーバーは、選択された画像データのリンクの情報(上記画像用フォルダにおける格納位置を示す情報)を貼り付けた掲示板用ページ画面を作成し、ステップS1706へ進む。リンクの情報により、図52の質問書込み枠52B内に、質問と選択されたサムネイル画像とがいっしょに表示されるようになる。サーバーはさらに、質問書込み枠52B内に表示されたサムネイル画像がクリックされた場合に、中画像データによる画像が表示されるようにリンクの情報を貼り付ける。さらにまた、中画像データによる画像が表示されている状態で当該中画像がクリックされた場合に、マイアルバムの中の画像データ(オリジナルデータ)による画像が表示されるようにリンクの情報を貼り付ける。
【0207】
ステップS1706において、サーバーは、上述したようにリンクの情報を貼り付けた掲示板用ページ画面のデータをサービス利用者の端末に送信し、図53による処理を終了する。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイに、サムネイル画像が掲載された図52による画面が表示される。この状態で、質問掲載者(サービス利用者)がアンダーラインの引かれている「質問する」の文字をクリックすると、質問掲載者(サービス利用者)の端末からサーバーに向けて質問のデータが送信される。
【0208】
他のサービス利用者が端末で掲示板に掲載された質問を見るとき、質問のデータに上述したサムネイル画像データへのリンクの情報が含まれるので、質問とともにサムネイル画像が端末の画面に表示される。そして、端末の画面でサムネイル画像をクリックすると中画像データによる画像が、中画像データによる画像をクリックするとマイアルバムの中の画像データ(オリジナルデータ)による画像が、端末の画面にそれぞれ表示される。
【0209】
一方、ステップS1707において、サーバーは、アルバムが登録されていないことを通知するとともに、アルバムを登録することを督促するメッセージを含むページ画面データを作成してサービス利用者の端末に送信し、ステップS1708へ進む。ステップS1708において、サーバーは、アルバム作成の指示を受けたか否かを判定する。サーバーは、アルバムの画像登録の指示を示すデータを受けるとステップS1708を肯定判定してステップS1709へ進み、アルバムの画像登録の指示を示すデータを受けていない場合はステップS1708を否定判定してステップS1710へ進む。
【0210】
ステップS1709において、サーバーは、サービス利用者からの登録画像データをアップロードしてアルバムの登録処理を行い、上述したステップS1703へ進む。ステップS1710において、サーバーは、掲示板に画像を掲載できないことを通知するページ画面データを作成してサービス利用者の端末に送信し、図53による処理を終了する。
【0211】
図54のステップS1712において、サーバーは、選択された画像が非公開に設定されているため掲載できないことを通知するメッセージを含むページ画面のデータを作成し、サービス利用者の端末に送信してステップS1713へ進む。これにより、サービス利用者の端末のディスプレイに図55に示すページ画面が表示される。サービス利用者は、次の3つの処理を選択できる。
1.図55による表示画面上で「公開にする」ボタン55Aをクリックして当該画像を公開にした上で掲載する。
2.「他選択」ボタン55Bをクリックして他の公開画像を掲載する。
3.「中止」ボタン55Cをクリックして画像の掲載を中止する。
【0212】
ステップS1713において、サーバーは、「公開にする」ボタン55Aがクリックされたか否かを判定する。ボタン55Aがクリックされた場合はステップS1713を肯定判定してステップS1714へ進み、ボタン55Aがクリックされない場合はステップS1713を否定判定してステップS1715へ進む。ステップS1714において、サーバーは、選択された画像を公開に設定して図53のステップS1704へ進む。
【0213】
ステップS1715において、サーバーは、「他選択」ボタン55Bがクリックされたか否かを判定する。ボタン55Bがクリックされた場合はステップS1715を肯定判定して図53のステップS1702へ戻り、ボタン55Bがクリックされない場合はステップS1715を否定判定してステップS1716へ進む。
【0214】
ステップS1716において、サーバーは、「中止」ボタン55Cがクリックされたか否かを判定する。ボタン55Cがクリックされた場合はステップS1716を肯定判定して図53および図54による処理を終了し、ボタン55Cがクリックされない場合はステップS1716を否定判定してステップS1713へ戻る。
【0215】
図53および図54による処理を行うと、アルバム内に登録されている画像を掲示板に掲載できる。このとき、アルバム内に登録されているオリジナル画像から、オリジナル画像に比べてデータサイズが小さなサムネイル画像データを作成し、サムネイル画像データを掲示板用サーバーおよびアルバム用データストレージ装置と異なるフォルダに保存した上で、掲示板に書込む質問にサムネイル画像の格納フォルダへのリンクの情報を貼り付けるようにした。この結果、掲示板サーバーに画像データを保存しないから、当該サーバーにかかる負担を抑えることができる。さらに、アルバム内のオリジナル画像が削除された場合でも、サムネイル画像データによって掲示板への画像掲載を続けることが可能になる。
【0216】
以上の説明では、サムネイル画像データを掲示板用書込みデータの格納領域、およびアルバム用のデータ格納領域と異なる画像用フォルダに保存した上で、掲示板に書込む質問にサムネイル画像が格納されている画像用フォルダへのリンクの情報を貼り付けるようにした。この代わりに、サムネイル画像データを質問とともに掲示板用書込みデータの格納領域に保存するようにしてもよい。この場合にも、オリジナル画像データを掲示板用書込みデータの格納領域にコピーして保存する場合に比べて、掲示板用サーバーにかかる負担を抑えることができる。
【0217】
また、掲示板に書込む質問にアルバム内のオリジナル画像へのリンクの情報を貼り付けるのみで当初はサムネイル画像データを作成せず、当該オリジナル画像が削除される場合にサムネイル画像データを作成し、掲示板用書込みデータの格納領域、およびアルバム用データ格納領域と異なる画像用フォルダにサムネイル画像データを保存した上で、上記質問に貼り付けたリンクの情報を画像用フォルダへリンクするように書き換えてもよい。
【0218】
図56および図57は、サービス提供者のサーバーで行われる上記処理の流れを説明するフローチャートである。図56による処理は、上述した図53による処理のステップS1704がステップS1704Bに変更されるので、ステップS1704Bについてのみ説明を行う。図56のステップS1704Bにおいて、サーバーは、クリック操作によって選択されたサムネイル画像データに対応するマイアルバムの画像データ(オリジナルデータ)に、掲示板に掲載されていることを示す情報を付加してステップS1705へ進む。付加する情報は、オリジナル画像データ内のヘッダ部に加えてもよいし、マイアルバム内に当該オリジナル画像データと対応づけて保持してもよい。
【0219】
図57による処理は、マイアルバム、もしくはマイアルバム内に保存されているオリジナル画像データを削除する指示をサーバーが受けると開始する。図57のステップS1901において、サーバーは、削除する画像データが掲示板に掲載されているかを検出してステップS1902へ進む。ステップS1902において、サーバーは、当該画像データが掲示板に掲載されているか否かを判定する。当該画像データに掲載を示す情報が付加されている場合はステップS1902を肯定判定してステップS1903へ進み、当該画像データに掲載を示す情報が付加されていない場合はステップS1902を否定判定して図57による処理を終了する。
【0220】
ステップS1903において、サーバーは、当該画像データのデータサイズを縮小したサムネイル画像データ、およびサムネイル画像データよりデータサイズが大きな中画像データをそれぞれ作成し、当該画像データとともに所定の画像用フォルダにそれぞれ保存する。ステップS1904において、サーバーは、掲示板用ページ画面に貼り付けられている画像データのリンク先の情報を、マイアルバム(オリジナルデータ)へのリンクを示す情報から画像用ファルダ(サムネイル画像データ、中画像データ)へのリンクを示す情報に変更して図57による処理を終了する。これにより、マイアルバムのオリジナルデータが削除されても、画像用フォルダ内のサムネイル画像データによって掲示板の掲載画像が保持される。
【0221】
−掲示板の質問のカテゴリとアルバムのカテゴリとを一致させる−
図43に示すオンラインアルバム5のページ画面において表示されているカテゴリと、図52に示す掲示板のページ画面において表示されているカテゴリとを一致させる。たとえば、アルバムのカテゴリが「風景」、「夜景」、「ポートレート」、…などのカテゴリを有する。このうち、「風景」というカテゴリは、さらに「北海道」、「東北」、「関東」、…などのサブカテゴリに分類されている。この場合に、掲示板のカテゴリを、たとえば、「撮影情報」というカテゴリと、「北海道」、「東北」、「関東」、…などのサブカテゴリとによって分類する。
【0222】
図58(a)は、掲示板で「撮影情報」−「北海道」に分類される質問を表示するページ画面の例である。図58(a)において、画面の左寄り位置にカテゴリ「撮影情報」およびサブカテゴリ「北海道」、「東北」、「関東」、…が表示されている。画面の中央位置に「北海道」に分類される質問が順に掲載されている。質問に対してエキスパートが回答したものは、回答された数に応じて画面の右寄り位置に回答数が表示される。画面の右上位置には、オンラインアルバム5のトップページへのリンクの情報、アルバムのカテゴリ「風景」のページへのリンクの情報、およびアルバムのサブカテゴリ「北海道」のページへのリンクの情報がそれぞれ貼り付けられている。
【0223】
サービス利用者が、アンダーラインが引かれている「アルバム」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイにオンラインアルバム5のトップページ画面が表示される。また、サービス利用者が、アンダーラインが引かれている「風景」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイにアルバムのカテゴリ「風景」のページ画面が表示される。さらにまた、サービス利用者が、アンダーラインが引かれている「北海道」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイにアルバムのサブカテゴリ「北海道」のページ画面が表示される。
【0224】
図58(b)は、オンラインアルバム5において「風景」−「北海道」に分類されるアルバムに登録されている画像データによる画像を表示するページ画面の例である。図58(b)において、画面の左寄り位置にカテゴリ「風景」およびサブカテゴリ「北海道」、「東北」、「関東」、…が表示されている。画面の中央位置に「北海道」に分類される画像データによる画像が順に表示されている。画面の右上位置には、掲示板のトップページへのリンクの情報、掲示板のカテゴリ「撮影情報」のページへのリンクの情報、および掲示板のサブカテゴリ「北海道」のページへのリンクの情報がそれぞれ貼り付けられている。
【0225】
サービス利用者がアンダーラインが引かれている「掲示板」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイに掲示板のトップページ画面が表示される。また、サービス利用者がアンダーラインが引かれている「撮影情報」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイに掲示板のカテゴリ「撮影情報」のページ画面が表示される。さらにまた、サービス利用者がアンダーラインが引かれている「北海道」の文字をクリックすると、サービス利用者の端末のディスプレイに掲示板のサブカテゴリ「北海道」のページ画面が表示される。
【0226】
アルバムの「北海道」のページに表示されている画像を閲覧し、気に入った画像を見つけた場合に、その画像が具体的に北海道のどこで、いつ、どのような撮影条件で撮影されたのかを知りたくなったときに、掲示板の質問のカテゴリとアルバムのカテゴリとが一致しており、また、リンクの情報が貼り付けられているので、対応する質問が掲載されている掲示板のページを迷うことなく簡単に見ることができる。
【0227】
−入力した地名に該当する掲示板のカテゴリを表示する−
図59は、サービス提供者のサーバーで行われる検索処理の流れを説明するフローチャートである。図59による処理は、図52に示す掲示板のページ画面において、検索ボタン52Fがクリックされると起動する。サービス利用者は、検索文字書込み枠52Eに検索文字を書込んだ上で検索ボタン52Fをクリックする。
【0228】
図59のステップS2601において、サーバーは、掲示板内に書込まれている全ての書込みについて、検索文字と一致する文字を検索してステップS2602へ進む。ステップS2602において、サーバーは、検索文字と一致する書込みが有るか否かを判定する。サーバーは、検索文字がヒットする書込みがある場合にステップS2602を肯定判定してステップS2607へ進み、ヒットする書込みがない場合にステップS2602を否定判定してステップS2603へ進む。ステップS2603において、サーバーは、サーバー内にあらかじめ登録されているキーワードについて、検索文字と一致するものを検索してステップS2604へ進む。キーワードは、掲示板のカテゴリに対応して登録されているもので、たとえば、「東京タワー」、「国会議事堂」、「渋谷」、「横浜港」というキーワードが掲示板のカテゴリ「関東」と関連づけて登録されている。また、「大阪城」、「関西空港」、「神戸」というキーワードが掲示板のカテゴリ「関西」と関連づけて登録されている。
【0229】
ステップS2604において、サーバーは、検索文字と一致するキーワードが有るか否かを判定する。サーバーは、検索文字がヒットするキーワードがある場合にステップS2604を肯定判定してステップS2606へ進み、ヒットするキーワードがない場合にステップS2604を否定判定してステップS2605へ進む。ステップS2606において、サーバーは、掲示板の中でヒットしたキーワードに関連づけられたカテゴリのページにジャンプする。たとえば、検索文字が「渋谷」である場合に、キーワード「渋谷」に関連づけられているカテゴリ「関東」の掲示板ページにジャンプする。サーバーは、サービス利用者の端末にカテゴリ「関東」の掲示板ページを表示させると図59による処理を終了する。
【0230】
ステップS2605において、サーバーは、検索文字にヒットする書込み、および検索文字に関連する掲示板のカテゴリのいずれもないので、検索文字を変更するように促すメッセージとともに図52の掲示板のページ画面をサービス利用者の端末に再度表示させる。サーバーは、図52のページにジャンプすると図59による処理を終了する。
【0231】
ステップS2607において、サーバーは、検索文字がヒットした掲示板の書込みを抽出した不図示のページ画面を作成してステップS2608へ進む。ステップS2608において、サーバーは、作成したページ画面データをサービス利用者の端末に送信して図59による処理を終了する。
【0232】
以上説明した実施の形態によるコンテンツで行う掲示板サービスによれば、次の作用効果が得られる。
(1)質問掲載者(サービス利用者)が登録しているアルバムの中の公開画像を質問に添付して掲載できるようにしたので、掲載質問が文字だけの場合に比べてわかりやすくなる。
(2)掲示板への画像掲載は、アルバム内に登録されているオリジナル画像からオリジナル画像に比べてデータサイズが小さなサムネイル画像データを作成し、サムネイル画像データを掲示板用サーバーおよびアルバム用データストレージ装置と異なるフォルダに保存した上で、掲示板に書込む質問にサムネイル画像が格納されたフォルダへのリンクの情報を貼り付ける。この結果、掲示板サーバーに画像データを保存しないから当該サーバーにかかる負担を抑えることができる上に、アルバム内のオリジナル画像が削除された場合でもサムネイル画像データによって掲示板への画像掲載を続けることが可能になる。
(3)質問掲載者(サービス利用者)が掲示板に掲載するためにクリックしたサムネイル画像が非公開画像である場合(ステップS1711の肯定判定)に、選択画像が非公開のため掲載できないことをサービス利用者に通知するようにした。このため、非公開画像を誤って掲示板に掲載することを防止できる。
(4)掲示板の質問のカテゴリとアルバムのカテゴリとを一致させ、掲示板およびアルバムのページのそれぞれに互いにリンクの情報を貼り付けるようにした。したがって、たとえば、アルバムの「北海道」のページに表示されている画像を閲覧して気に入った画像を見つけた場合に、その画像が具体的に北海道のどこで、いつ、どのような撮影条件で撮影されたのかを知りたくなったとき、対応する質問が掲載されている掲示板のページを迷うことなく簡単に見ることができる。
(5)掲示板のページ画面(図52)の検索ボタン52Fをクリックすると、検索文字書込み枠52Eに書込まれている検索文字と一致する文字を掲示板書込みから検索し、ヒットする書込みがある場合に当該書込みを抽出して端末に表示させる。一方、ヒットする書込みがない場合にあらかじめ登録されている複数のキーワードと検索文字がヒットするかを検索し、ヒットしたキーワードに関連づけられたカテゴリのページを端末に表示させる。これにより、検索文字と一致する書込みがない場合でも、比較的類似しているカテゴリの掲示板が自動的に端末に表示されるので、サービス利用者にとって使いやすい掲示板サービスを提供できる。
【0233】
−検索機能−
上述した図3によるWebのトップページ10の画面、および図4、図5、図21、図43などに示したWebサイト用コンテンツの各カテゴリのトップページの画面において、サイト検索を行う「検索」ページへのリンク先ボタン31が設けられている。サービス利用者がこのボタン31をクリックすると、サーバーはサービス利用者の端末に向けて表示用ページデータを送信し、図60に示す検索ページ画面を端末のディスプレイに表示させる。図60において、検索文書込み枠60Aと、検索文字書込み枠60Bと、検索範囲チェックボックス60Cと、検索ボタン60Dとが設けられている。
【0234】
サーバーは、検索文書込み枠60Aに書込まれた検索文、もしくは検索文字書込み枠60Bに書込まれた検索文字について、検索範囲チェックボックス60Cにチェックされたコンテンツの範囲でヒットするものを検索する。図61は、サービス提供者のサーバーで行われる検索処理の流れを説明するフローチャートである。図61による処理は、検索ボタン60Dがクリックされると起動する。
【0235】
図61のステップS2701において、サーバーは、自然文検索か否かを判定する。サーバーは、検索文書込み枠60Aに書込みが行われている場合に自然文検索とみなし、ステップS2701を肯定判定してステップS2702へ進む。一方、検索文書込み枠60Aに書込みが無く、検索文字書込み枠60Bに書込みが行われている場合に文字検索とみなし、ステップS2701を否定判定してステップS2703へ進む。
【0236】
ステップS2702において、サーバーは、検索文を解析してステップS2703へ進む。解析は、検索文を用いて周知の文章検索を行うための前処理である。ステップS2703において、サーバーは、検索範囲チェックボックス60Cにより指定されたコンテンツにおいて、当該コンテンツ内に登録されているページ画面に含まれる文字の検索を行い、ステップS2704へ進む。ステップS2704において、サーバーは、指定された検索範囲の検索が終了したか否かを判定する。検索が終了した場合はステップS2704を肯定判定してステップS2705へ進む。一方、検索が終了していない場合はステップS2704を否定判定してステップS2703へ戻り、検索処理を継続する。
【0237】
ステップS2705において、サーバーは、検索したコンテンツのカテゴリが複数か否かを判定する。サーバーは、検索範囲チェックボックス60Cが複数チェックされている場合にステップS2705を肯定判定してステップS2706へ進み、検索範囲チェックボックス60Cが複数チェックされていない場合にステップS2705を否定判定してステップS2707へ進む。ステップS2706において、サーバーは、検索の結果ヒットしたものを検索範囲ごと(コンテンツごと)に並べ替え、各コンテンツごとに検索結果を表示する検索結果ページ画面を作成してステップS2708へ進む。ステップS2708において、サーバーは、検索結果ページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図61による処理を終了する。これにより、図62(a)に示す検索結果の画面が端末のディスプレイに表示される。
【0238】
図62(a)による検索結果ページ画面において、各コンテンツごとにヒットした件数が表示されている。各コンテンツの欄には検索文字列、文章との間で類似度が高いものから上位5件ずつが表示されている。ここで、ヒット件数が5件に満たないコンテンツの欄には全てのヒット件数分が表示され、ヒット件数が0の場合はヒットしない旨を通知する不図示のメッセージデータが表示される。また、「すべて表示」するためのボタン62Aが設けられており、ボタン62Aがクリックされた場合に、サーバーは、ヒット件数が6件以上あるコンテンツの欄に上位5件だけでなく、ヒットしたもの全てを表示させる。
【0239】
ステップS2707において、サーバーは、検索結果ページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図61による処理を終了する。これにより、図62(b)に示す検索結果の画面が端末のディスプレイに表示される。図62(b)において、指定されているコンテンツにおいてヒットした件数が表示されている。このうち、検索文字列、文章との間で類似度が高いものから上位20件が表示される。ヒット件数が20件に満たない場合は、全てのヒット件数分が表示され、ヒット件数が0の場合はヒットしない旨を通知する不図示のメッセージが表示される。
【0240】
図61による処理では、各コンテンツごとのヒット件数表示について、検索範囲が複数のコンテンツカテゴリにまたがる場合(ステップS2705で肯定判定)に、1コンテンツ当たり上位5件まで、検索範囲が1つのコンテンツカテゴリの場合(ステップS2705で否定判定)に、当該コンテンツの上位20件までとした。これらの表示件数の上限は、コンテンツカテゴリごとに表示件数の上限を変えてもよいし、検索範囲がまたがるコンテンツカテゴリの数に応じて変えてもよい。たとえば、検索範囲チェックボックス60Cのチェック数が1つの場合に表示件数の上限を20件に、チェック数が2つの場合に表示件数の上限を1コンテンツ当たり10件に、チェック数が3つの場合に表示件数の上限を1コンテンツ当たり7件にする。
【0241】
−カメラの機種名から検索する−
本実施の形態によるWebサイト用コンテンツは、カメラおよびカメラに関連する情報やサービスを提供するものである。そこで、たとえば、掲示板のページ画面でカメラの機種名が表示されると、この機種名を検索文字とみなして検索処理を行う。図63は、上述したエキスパートを紹介するページ画面の例である。この中で、「所有カメラ」として機種名が紹介されている。図63の例では、「F△」および「F□」という機種名が掲載される。これらの機種名の文字は、クリック可能に表示データが構成されている。
【0242】
図64は、サービス提供者のサーバーで行われる検索処理の流れを説明するフローチャートである。図64による処理は、機種名の文字「F△」、「F□」のいずれかがクリックされ、クリックを示すデータをサーバーが受けると起動する。ステップS2801において、サーバーは、データベースにアクセスし、クリックされた文字が示す機種名がデータベースに登録されているかを検索してステップS2802へ進む。本実施の形態ではカメラに関するサービスを提供するので、サービス提供者がその生産および販売に携わっているカメラに関するデータは、サービス提供者によってデータベースに登録されている。ステップS2802において、サーバーは、クリックされた機種名が登録されているか否かを判定する。当該機種名がデータベースに登録されている場合はステップS2802を肯定判定してステップS2803へ進み、登録されていない場合はステップS2802を否定判定してステップS2806へ進む。
【0243】
ステップS2803において、サーバーは、新着情報、製品情報、サービス・サポート、オンラインショップ、コミュニティ、掲示板など全てのコンテンツカテゴリについて、クリックされた機種名を検索文字として検索し、ステップS2804へ進む。ステップS2804において、サーバーは、検索範囲の検索が終了したか否かを判定する。検索が終了した場合はステップS2804を肯定判定してステップS2805へ進む。一方、検索が終了していない場合はステップS2804を否定判定してステップS2803へ戻り、検索処理を継続する。
【0244】
ステップS2805において、サーバーは、検索の結果ヒットしたものを検索範囲ごと(コンテンツごと)に並べ替え、各コンテンツごとに検索結果を表示する検索結果ページ画面を作成してステップS2809へ進む。ステップS2809において、サーバーは、検索結果ページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図64による処理を終了する。これにより、図62(a)に示した画面と同様の検索結果の画面が端末のディスプレイに表示される。
【0245】
図62(a)と同様に、検索結果ページ画面は各コンテンツごとにヒットした件数が表示され、各コンテンツの欄にクリックされた機種名との間で類似度が高いものから上位5件ずつが表示される。また、ヒット件数が5件に満たないコンテンツの欄には全てのヒット件数分が表示され、ヒット件数が0の場合はヒットしない旨を通知するメッセージが表示される。さらに、ヒット件数が6件以上あるコンテンツの欄にヒットしたもの全てを表示させる「すべて表示」ボタン62Aが設けられる。
【0246】
ステップS2806において、サーバーは、コミュニティ、掲示板のコンテンツカテゴリについて、クリックされた機種名を検索文字として検索し、ステップS2807へ進む。ステップS2802で否定判定される場合、当該機種名はサービス提供者がその生産および販売に携わっているカメラではないとみなせる。この場合、新着情報、製品情報、サービス・サポート、オンラインショップ内を検索してもヒットしないので、これらのコンテンツ内の検索を省略する。ステップS2807において、サーバーは、検索範囲の検索が終了したか否かを判定する。検索が終了した場合はステップS2807を肯定判定してステップS2808へ進む。一方、検索が終了していない場合はステップS2807を否定判定してステップS2806へ戻り、検索処理を継続する。
【0247】
ステップS2808において、サーバーは、検索の結果ヒットしたものを検索範囲ごと(コンテンツごと)に並べ替え、各コンテンツごとに検索結果を表示する検索結果ページ画面を作成してステップS2809へ進む。この場合には、検索するコンテンツが少ないので、クリックされた機種名との間で類似度が高いものから1コンテンツ当たり上位10件ずつを表示するように検索結果が表示される。
【0248】
−関連検索−
サービス利用者が見ているページについて、当該ページ画面に関してあらかじめWeb用文書記述言語HTML(Hyper Text Markup Lunguage)で記述されている文字列および文章を抽出し、抽出した文字列および文章を各コンテンツ内から検索する。たとえば、サービス利用者が図65に示す製品情報を紹介するページ画面を見ている場合を例に説明する。図65において、「F△」という機種名のカメラの情報が紹介されている。ページ画面に右下に「関連検索」ボタン65Aが設けられている。このページ画面を記述するHTMLでは、「関連検索」ボタン65Aを配置するための記述の他に、タイトルタグ(<TITLE></TITLE>)に挟まれたタイトル文字列が検索文字列として抽出される。
【0249】
また、特別に設けられた検索用タグ(たとえば、<!--SEARCH CONTEXT--><!--SEARCH CONTEXT-->)に挟まれた文字列もしくは文章を記述してもよい。検索用タグに挟まれた文字列もしくは文章は、検索文字列、文章として抽出される。この場合にはHTMLタグを検索文字から除外する。
【0250】
さらにまた、実際にページ画面に表示される文字列もしくは文章以外に、検索文字列として用いるために特別に作成された文字列、文章を<META HTTP-EQUIV="Keywords" CONTENT="******">の中の******に埋め込んで記述してもよい。******に埋め込んで記述された文字列もしくは文章は、検索文字列、文章として抽出される。
【0251】
図66は、サービス提供者のサーバーで行われる検索処理の流れを説明するフローチャートである。図66による処理は、図65のページ画面上で「関連検索」ボタン65Aがクリックされると起動する。ステップS2901において、サーバーは、表示されているページ画面において上述したタグなどにより表されている文字列、文章を抽出してステップS2902へ進む。ステップS2902において、サーバーは、抽出した文字列もしくは文章を検索文字列として各コンテンツの中を検索する。このとき、表示中のページ画面は検索対象にしない。
【0252】
ステップS2903において、サーバーは、検索が終了したか否かを判定する。全てのコンテンツの検索が終了した場合にステップS2903を肯定判定してステップS2904へ進み、コンテンツの検索が終了していない場合はステップS2903を否定判定してステップS2902へ戻り、検索を継続する。
【0253】
ステップS2904において、サーバーは、検索の結果ヒットしたものをコンテンツごとに並べ替え、各コンテンツごとに検索結果を表示する検索結果ページ画面を作成してステップS2905へ進む。ステップS2905において、サーバーは、検索結果ページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図66による処理を終了する。これにより、図62(a)に示した画面と同様の検索結果の画面が端末のディスプレイに表示される。
【0254】
図62(a)と同様に、検索結果ページ画面は各コンテンツごとにヒットした件数が表示され、各コンテンツの欄に検索文字列、文章との間で類似度が高いものから上位5件ずつが表示される。また、ヒット件数が5件に満たないコンテンツの欄には全てのヒット件数分が表示され、ヒット件数が0の場合はヒットしない旨を通知するメッセージが表示される。さらに、ヒット件数が6件以上あるコンテンツの欄にヒットしたもの全てを表示させる「すべて表示」ボタン62Aが設けられる。
【0255】
−関連エキスパート検索−
エキスパート情報を紹介する図63のページ画面において、ページ画面下部に「関連エキスパート検索」ボタン63Aが設けられている。このページ画面を記述するHTMLでは、「関連エキスパート検索」ボタン63Aを配置するための記述の他に、当該エキスパートの得意撮影分野、所有カメラの機種名に記載されている文字列を検索文字列とするように特別に設けられた検索用タグで挟んで記述してもよい。
【0256】
図67は、サービス提供者のサーバーで行われる検索処理の流れを説明するフローチャートである。図67による処理は、図63のページ画面上で「関連エキスパート検索」ボタン63Aがクリックされると起動する。ステップS3001において、サーバーは、表示されているページ画面において上述したタグなどにより表されている文字列、文章を抽出してステップS3002へ進む。ステップS3002において、サーバーは、抽出した文字列もしくは文章を検索文字列としてエキスパート情報が格納されているデータベースを検索する。このとき、表示中のページ画面は検索対象にしない。
【0257】
ステップS3003において、サーバーは、検索が終了したか否かを判定する。全てのエキスパート情報の検索が終了した場合にステップS3003を肯定判定してステップS3004へ進み、検索が終了していない場合はステップS3003を否定判定してステップS3002へ戻り、検索を継続する。
【0258】
ステップS3004において、サーバーは、検索の結果ヒットしたエキスパートを格付け順に並べ替え、格付け順に検索結果を表示する検索結果ページ画面を作成してステップS3005へ進む。ステップS3005において、サーバーは、検索結果ページ画面のデータをサービス利用者の端末に向けて送信し、図67による処理を終了する。これにより、検索結果の画面が端末のディスプレイに表示される。格付けとは、たとえば、獲得ポイントが多く、質問掲載者からの評判がよい人を上位格とし、獲得ポイントが低く、質問掲載者からの評判が悪い人を低位格にするものである。質問掲載者が高い格付けのエキスパートを選ぶと、それだけ満足できる回答を得られる可能性が高くなる。
【0259】
以上説明した実施の形態によるコンテンツで行う検索によれば、次の作用効果が得られる。
(1)検索文書込み枠60Aに書込まれた検索文もしくは検索文字書込み枠60Bに書込まれた検索文字について、検索範囲チェックボックス60Cにチェックされたコンテンツの範囲でヒットするものを検索する。複数のコンテンツ内を検索して各コンテンツごとにヒット件数を表示するとき、各コンテンツの欄に検索文字列、文章との間で類似度が高いものから上位5件ずつを表示するようにし、さらに「すべて表示」するためのボタン62Aがクリックされた場合に、ヒット件数が6件以上あるコンテンツ欄にヒットしたもの全てを表示するようにした。この結果、サービス利用者は、表示画面をスクロールしなくても各コンテンツでヒットしたものを確認することができる。
(2)掲示板のページ画面(図63)でカメラの機種名が表示されると、この機種名を検索文字とみなして検索処理を行うようにした。本実施の形態によるWebサイト用コンテンツはカメラおよびカメラに関連する情報やサービスを提供するものであるので、サービス利用者によりよい検索サービスを提供できる。
(3)製品情報を紹介するページ画面(図65)において、当該ページ画面の記載内容に関連する検索文字列をサービス提供者があらかじめHTMLで記述し、当該ページ画面上に設けた「関連検索」ボタン65Aをサービス利用者がクリックするだけで検索文字列を入力しなくても検索を開始するようにした。この結果、サービス利用者は、現在見ている(表示されている)ページ画面に関連する検索を素早く行うことができる。
(4)エキスパート情報を紹介するページ画面(図63)において、当該ページ画面の記載内容に関連する検索文字列をサービス提供者があらかじめHTMLで記述し、当該ページ画面上に設けた「関連エキスパート検索」ボタン63Aをサービス利用者がクリックするだけで検索文字列を入力しなくても検索を開始するようにした。この結果、サービス利用者は、現在見ている(表示されている)エキスパートと撮影分野が同じであったり、所有カメラが同じである他のエキスパート検索を素早く行うことができる。
【0260】
HTMLによる検索文字列の記述は、上述した以外にもボディタグ(<BODY></BODY>)により文章を挟む方法や、HTMLページ内全ての文字を検索対象にする方法を用いてもよい。ページ内全ての文字を検索対象にする場合は、検索結果にノイズが増える(必要以上にヒットする)ことが予想される。
【0261】
また、ページごとに検索文字列の記述を変えるようにしてもよい。たとえば、「製品情報」を記載するコンテンツのページではタイトルタグに挟まれた文字列を検索対象とし、「記事」を記載するページではタイトルタグに挟まれた文字列とボディタグに挟まれた文章とを検索対象とする。
【0262】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)商品を購入した顧客から発信される顧客情報を受信して格納する顧客登録が終了した後に、顧客登録と異なる会員登録に案内する情報を顧客に発信するようにしたので、会員登録に案内しない場合に比べて会員登録数を増やすことができる。
(2)顧客情報とともに登録する顧客登録された顧客であることを認証するための認証情報と、顧客登録と異なる会員登録の会員であることを認証するための認証情報とを、同一登録者である場合には認証情報の一部または全てを同一にするようにした。これにより、複数の認証情報を使い分ける場合に比べて認証情報の入力間違いを減らせるので、顧客および会員の負担を低減することができる。
(3)顧客登録と会員登録とによって登録する情報に共通項目があり、顧客登録、会員登録の一方における共通項目の情報登録の際に、既に他方で共通項目が登録されている場合には他方の共通項目の情報を更新するようにした。この結果、共通の項目を常に最新の情報に更新することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Webサイト用コンテンツが登録されるWebサイトの全体構成例を示す図である。
【図2】サイトマップを示す図である。
【図3】 Webのトップページの画面を示す図である。
【図4】新着情報のカテゴリのトップページの画面を示す図である。
【図5】コミュニティのカテゴリのトップページの画面を示す図である。
【図6】製品情報入力用の画面を示す図である。
【図7】顧客情報(カスタマ情報)入力用の画面を示す図である。
【図8】アンケート回答用の画面を示す図である。
【図9】設問処理の流れを説明するフローチャートである。
【図10】景品選択用の画面を示す図である。
【図11】景品選択画面作成処理の流れを説明するフローチャートである。
【図12】冊子を紹介する画面を示す図である。
【図13】 (a)送付先を通知する画面を示す図、(b)ポイント加算を通知する画面を示す図である。
【図14】会員登録の誘導画面作成処理の流れを説明するフローチャートである。
【図15】景品注文の承り通知および会員登録への誘導メッセージを表示する画面を示す図である。
【図16】会員認証用の画面を示す図である。
【図17】登録内容更新処理の流れを説明するフローチャートである。
【図18】顧客情報(カスタマ情報)更新用の画面を示す図である。
【図19】顧客認証用の画面を示す図である。
【図20】保証期間延長処理の流れを説明するフローチャートである。
【図21】オンラインショップのカテゴリのトップページの画面を示す図である。
【図22】アイテム選択画面を示す図である。
【図23】ポリゴン画像処理の流れを説明するフローチャートである。
【図24】カメラ本体と交換レンズとの接合画像を示す図である。
【図25】推奨商品の紹介画面を示す図である。
【図26】推奨商品提案処理の流れを説明するフローチャートである。
【図27】推奨商品提案処理の流れを説明するフローチャートである。
【図28】商品情報管理用画面を示す図である。
【図29】在庫通知処理の流れを説明するフローチャートである。
【図30】掲載切替え処理の流れを説明するフローチャートである。
【図31】商品配送指示処理の流れを説明するフローチャートである。
【図32】 (a)抽選用画面を示す図、(b)カメラの当選通知および配送先選択ボタンの表示画面を示す図である。
【図33】当選商品の配送先確認画面を示す図である。
【図34】商品配送指示処理の流れを説明するフローチャートである。
【図35】予約処理の流れを説明するフローチャートである。
【図36】予約用画面を示す図である。
【図37】オプション決済処理の流れを説明するフローチャートである。
【図38】配送方法選択用画面を示す図である。
【図39】計算書のページ画面を示す図である。
【図40】配送料を決める処理の流れを説明するフローチャートである。
【図41】一括決済処理の流れを説明するフローチャートである。
【図42】分割決済処理の流れを説明するフローチャートである。
【図43】オンラインアルバムのカテゴリにログインした画面を示す図である。
【図44】アルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。
【図45】アルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。
【図46】アルバム消去処理の流れを説明するフローチャートである。
【図47】アルバム管理用画面を示す図である。
【図48】アルバム一覧作成処理の流れを説明するフローチャートである。
【図49】 (a)サムネイル画像表示を示す図、(b)サムネイル画像より大きな画像表示を示す図である。
【図50】優遇処理の流れを説明するフローチャートである。
【図51】ファイル名決定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図52】コミュニティのカテゴリにログインした画面を示す図である。
【図53】サムネイル画像掲載処理の流れを説明するフローチャートである。
【図54】サムネイル画像掲載処理の流れを説明するフローチャートである。
【図55】選択画像が掲載できないことを通知する画面を示す図である。
【図56】サムネイル画像掲載処理の流れを説明するフローチャートである。
【図57】サムネイル画像掲載処理の流れを説明するフローチャートである。
【図58】 (a)掲示板で「撮影情報」−「北海道」に分類される質問の表示画面を示す図(b)アルバムで「風景」−「北海道」に分類される画像の表示画面を示す図である。
【図59】検索処理の流れを説明するフローチャートである。
【図60】検索画面を示す図である。
【図61】検索処理の流れを説明するフローチャートである。
【図62】 (a)複数のコンテンツの検索結果の表示画面を示す図、(b)1つのコンテンツの検索結果の表示画面を示す図である。
【図63】エキスパートの紹介画面を示す図である。
【図64】検索処理の流れを説明するフローチャートである。
【図65】製品情報の紹介画面を示す図である。
【図66】検索処理の流れを説明するフローチャートである。
【図67】検索処理の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…会員登録のコンテンツのページ、 2…新着情報のコンテンツのページ、
3…製品情報のコンテンツのページ、 4…サービス・サポートのコンテンツのページ、
5…オンラインアルバムのコンテンツのページ、
6…オンラインショップのコンテンツのページ、
7…コミュニティのコンテンツのページ、
10…トップページ
Claims (6)
- 商品を購入した顧客を登録する顧客登録システムと、Webサービスの提供を受けるWebサービス会員を登録するWebサービス会員登録システムとを備える登録システムであって、
前記顧客登録システムは、顧客の情報を入力するための顧客情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客情報入力画面提供手段と、顧客が購入した商品に関する情報を入力するための商品情報入力画面を顧客の端末に提供する商品情報入力画面提供手段と、前記顧客であることを認証する顧客認証情報を入力するための顧客認証情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客認証情報入力画面提供手段と、前記顧客情報入力画面に入力された顧客情報と前記商品情報入力画面に入力された商品の情報と前記顧客認証情報入力画面に入力された前記顧客認証情報とをそれぞれ記憶する顧客情報記憶手段とを有し、
前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員の情報を入力するためのWebサービス会員情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員であることを認証するWebサービス会員認証情報を入力するためのWebサービス会員認証情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員認証情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員情報入力画面に入力されたWebサービス会員情報と前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された前記Webサービス会員認証情報とをそれぞれ記憶するWebサービス会員情報記憶手段とを有し、
前記顧客登録システムは、前記顧客情報入力画面への入力と前記商品情報入力画面への入力と前記顧客認証情報入力画面への入力によって顧客登録を終了した顧客の端末に、前記Webサービス会員の登録を勧誘するためのWebサービス会員勧誘画面を提供する勧誘画面提供手段を更に有し、
前記顧客登録終了の顧客がWebサービス会員登録を行う場合には、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員登録者の端末に、前記Webサービス会員認証情報入力画面提供手段によって、Webサービス会員登録者が前記顧客認証情報を入力するための前記Webサービス会員認証情報入力画面を提供し、前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された認証情報が前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客認証情報に一致する場合に前記Webサービス会員情報入力画面提供手段によって前記Webサービス会員情報入力画面を提供することを特徴とする登録システム。 - 請求項1に記載の登録システムにおいて、
前記顧客情報には顧客が法人であるか個人であるかの情報を含み、
前記顧客登録システムは、前記顧客情報入力画面に入力された前記顧客情報が法人を示すか個人を示すかを判定する判定手段を有し、
前記勧誘画面提供手段は、前記判定手段が個人を示すと判定したときに前記Webサービス会員勧誘画面を提供し、前記判定手段が法人を示すと判定したときに前記Webサービス会員勧誘画面を提供しないことを特徴とする登録システム。 - 商品を購入した顧客を登録する顧客登録システムと、Webサービスの提供を受けるWebサービス会員を登録するWebサービス会員登録システムとを備える登録システムであって、
前記顧客登録システムは、顧客の情報を入力するための顧客情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客情報入力画面提供手段と、顧客が購入した商品に関する情報を入力するための商品情報入力画面を顧客の端末に提供する商品情報入力画面提供手段と、前記顧客であることを認証する顧客認証情報を入力するための顧客認証情報入力画面を顧客の端末に提供する顧客認証情報入力画面提供手段と、前記顧客情報入力画面に入力された顧客情報と前記商品情報入力画面に入力された商品の情報と前記顧客認証情報入力画面に入力された前記顧客認証情報とをそれぞれ記憶する顧客情報記憶手段とを有し、
前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員の情報を入力するためのWebサービス会員情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員であることを認証するWebサービス会員認証情報を入力するためのWebサービス会員認証情報入力画面をWebサービス会員登録者の端末に提供するWebサービス会員認証情報入力画面提供手段と、前記Webサービス会員情報入力画面に入力されたWebサービス会員情報と前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された前記Webサービス会員認証情報とをそれぞれ記憶するWebサービス会員情報記憶手段とを有し、
前記顧客登録システムは、少なくとも前記顧客情報入力画面への入力と前記商品情報入力画面への入力と前記顧客認証情報入力画面への入力によって顧客登録を終了し、
前記顧客登録終了の顧客がWebサービス会員登録を行う場合には、前記Webサービス会員登録システムは、Webサービス会員登録者の端末に、前記Webサービス会員認証情報入力画面提供手段によって、Webサービス会員登録者が前記顧客認証情報を入力するための前記Webサービス会員認証情報入力画面を提供し、前記Webサービス会員認証情報入力画面に入力された認証情報が前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客認証情報に一致する場合に前記Webサービス会員情報入力画面提供手段によって前記Webサービス会員情報入力画面を提供することを特徴とする登録システム。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の登録システムにおいて、
前記顧客情報入力画面は、入力するべき複数項目の顧客情報を有し、
前記Webサービス会員情報入力画面は、入力するべき複数項目のWebサービス会員情報を有し、
前記複数項目の顧客情報と前記複数項目のWebサービス会員情報とは、共通の項目を有し、
前記Webサービス会員情報入力画面提供手段は、前記共通の項目については、前記顧客情報入力画面に入力済みの顧客情報を前記Webサービス会員情報入力画面に表示して前記端末に提供することを特徴とする登録システム。 - 請求項4に記載の登録システムにおいて、
前記顧客登録システムは、前記共通の項目について、前記Webサービス会員情報記憶手段に記憶されたWebサービス会員情報が前記顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報と相違する場合に、前記顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報を前記Webサービス会員情報記憶手段に記憶されたWebサービス会員情報で上書きすることを特徴とする登録システム。 - 請求項5に記載の登録システムにおいて、
前記顧客登録システムは、前記共通の項目について、前記Webサービス会員情報記憶手段に記憶されたWebサービス会員情報がブランクデータの場合には、前記顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報を前記ブランクデータで上書きしないことを特徴とする登録システム。
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