JP4671343B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
図3は発光ダイオード(以下LEDと略記する)を用いたサイドライト型照明装置をバックライトとして用いた場合の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が側面図である。
図3における照明装置は、複数のLED光源60−1,2,3,4を略直方体の導光板68の側面に配置し、該LED光源60−1,2,3,4の出射光が導光板68に入射する。導光板68にはマイクロプリズム、すなわちグルーブが形成され、該マイクロプリズムの頂点を結んだ稜線は図3(a)に点線群70で示したように複数のLED光源60−1,2,3,4が配置された側面に平行とされていた。
断面構造は図3(b)に示すように、導光板68の下面に反射シート80が、上面にプリズムシート78が配置され、導光板68、反射シート80、プリズムシート78がホルダー76に収納され、上部に置かれる液晶表示装置等の受光型表示装置を照明する構造となっていた。
なお以下の図において、同様の部材には同様の番号を付している。
この状況を図4、5を用いてさらに説明する。
図4は図3(a)の導光板68とLED光源60−1,2,3,4の図にLED光源60−2,3から出射される光線の軌跡を書き加えた図である。
点光源であるLED光源60−1,2,3,4の出射光は、光源間に暗部を作らないためにはある程度広角にする必要がある。また導光板に入射した光は、グルーブで反射する度に導光板の幅方向へ広がる方向に屈折される。その結果グルーブの稜線70と概ね直交する出射光82,84とグルーブの稜線70に対して直交しない光86,88とに分かれ、直交しない光の方が多くなってしまう。
このように光軸と稜線パターンとが直交しない光が多くなるとグルーブ部で光が散乱してしまった状態に近くなり、グルーブ部で屈折して導光板68の上面に出射される光のうち導光板68の面に対して垂直でない光成分が多くなってしまう。そのため照明装置の照明光の指向性が悪くなってしまい照明装置の輝度を高めることが出来ないという問題がある。
図5(a)は図3に示したような従来の照明装置の光学特性を表したグラフで、図5(b)は座標軸を説明する図である。
図5(b)に示すように、座標軸は導光板68の平面の縦方向をX軸、横方向をZ軸、導光板68上面に垂直な方向で、X軸およびZ軸と直交する軸をY軸とする。かつ導光板68から照明光が出射される方向Y’とY軸とが成す角を光放射角度θとする。
このように座標軸を定めて従来の照明装置の光学特性をグラフ化すると図5(a)のようになる。
図5(a)における横軸は光放射角度θで、縦軸は光強度の相対値であり、図の点線の太線90はX−Y平面における照明光の方向と照明光の強度の関係、実線の太線92はZ−Y平面における照明光の方向と照明光の強度の関係を示している。したがって横軸がθ=0の点は導光板68と直交する方向の照明光強度を示しており、θ=90の点は導光板68の面と平行な方向の照明光強度を示している。
図5(a)のグラフが示すように従来の照明装置はX−Y平面での特性90、Z−Y平面での特性92ともに、導光板68の表面に対して垂直な方向の光が最も強いものの、例えば垂直方向から30°の角度の光もX−Y平面で垂直方向光の40%程度、Z−Y平面で垂直方向光の10%程度の光強度を有しており、特に幅方向であるX−Y平面での指向性が広くなってしまい照明装置としての光の指向性が不十分であった。
図6(a)は理想的な指向性を有した場合の特性を示しており、X−Y平面での特性、Z−Y平面での特性ともに実線の太線94で示したように、すべての光がθ=0である導光板の面に対して垂直な方向となっている。
図6(b)は全く指向性がない場合の特性で、X−Y平面での特性Z−Y平面での特性ともに、実線の太線96で示したように導光板の面に対する各角度での光強度が一定となってしまっている。
本発明は図6(a)に示した特性94に近い特性を持った照明装置を実現することを目的としている。
この提案は照明装置の指向性を改良するため優れたものであるが、照明装置の輝度を上昇させるためには導光板のコーナー部に1つのLED光源を設ける必要が生じ、このような1つのLED光源をもとに導光板からの出射光を導光板の面全体にわたって一様にするのはきわめて困難であった。また製造上の余裕度もきわめて小さなものになってしまっていた。
また前記導光板を前記対角に配置された発光ダイオード近傍を結ぶ線によって上下の部分に分割し、分割されたそれぞれの部分の導光板上の前記グルーブは、該部分に属する前記発光ダイオードの出射光が進行する方向とほぼ直交するような稜線を持つよう構成した。
図1(a)における本発明の照明装置は、略直方体の導光板10の対角のコーナー付近に点光源であるLED光源12,14が配置され、該LED光源12,14の出射光が導光板68に入射する。
導光板10にはマイクロプリズム、すなわちグルーブが形成されており、また対角に配置された発光ダイオード12,14近傍を結ぶ線16によって上の部分18と下の部分20とに分割されている。該マイクロプリズムの頂点を結んだ稜線は図1(a)に点線群22,24で示したように、2つのLED光源12,14に対して、ほぼLED光源を中心とする同心円状となっている。したがって分割されたそれぞれの部分18,20の導光板上のグルーブ22,24は、該それぞれの部分に属する前記発光ダイオード12,14の出射光が進行する方向とほぼ直交するような稜線となっている。
図2(a)において、LED光源12から入射された光40,42,44及びLED光源14から入射された光46,48,50は導光板10内で導光板10上面と、導光板10下面に設けられたマイクロプリズムの面とで屈折を繰り返して伝播される。
該伝播を繰り返すうちに、光の進行方向と導光板10上面とがなす角度が臨界角よりも小さくなり、導光板10上面から光が出射する。この伝搬を繰り返す時、光40,42,44の進行方向とマイクロプリズムの稜線22及び光46,48,50の進行方向とマイクロプリズムの稜線24とがほぼ直交しているためマイクロプリズム部で光が散乱してしまう状態が著しく減少し、導光板10の上面に対して従来よりもより垂直な方向に光が出射される。導光板10下面に出射されてしまって光は反射シート34で反射されて導光板10に戻される。導光板10から出射した光は、プリズムシート32によってさらに導光板10の上面に対して垂直に近い方向に屈曲され、照明装置上面に置かれる表示装置側へと導かれる。
なお、座標軸は図5(b)で説明したものと同様である。
図2(b)における横軸は光放射角度θで、縦軸は光強度の相対値であり、図の点線の太線52はX−Y平面における照明光の方向と照明光の強度の関係、実線の太線54はZ−Y平面における照明光の方向と照明光の強度の関係を示している。したがって横軸がθ=0の点は導光板68と直交する方向の照明光強度を示しており、θ=90の点は導光板68の面と平行な方向の照明光強度を示している。
図2(b)のグラフが示すように本発明の照明装置はX−Y平面での特性52、Z−Y平面での特性54ともに、従来に比べ導光板10の表面に対して垂直な方向に光が集光されている。例えば垂直方向から30°の角度の光は、X−Y平面で垂直方向光の10%程度、Z−Y平面では垂直方向光の数%程度の光強度となっており、特に幅方向であるX−Y平面での指向性が狭くなって照明装置としての光の指向性が向上している。
さらに光源を分散配置したため製造、組み立て条件によるバラツキを押さえることが出来、光源を一カ所に配置した場合に比べ製造しやすい照明装置を実現出来ている。
18 導光板上部分
20 導光板下部分
12,14 発光ダイオード
22,24 グルーブの稜線
16 発光ダイオード近傍を結ぶ線
40,42,44,46,48,50 発光ダイオードの出射光
Claims (2)
- 点光源としての発光ダイオードと、該発光ダイオードの光源光を伝播する導光板を有していて、該導光板は上面より見た時概略長方形を成す直方体形状を有すると共に、前記導光板の下面にはグルーブが設けられた照明装置において、
前記発光ダイオードは長方形形状の前記導光板の対角近傍に配置されており、また、導光板は前記対角に配置された前記発光ダイオード近傍を結ぶ線によって上下の部分に分割されているものであって、該分割されたそれぞれの部分の導光板上の前記グルーブは前記各部分に属する前記発光ダイオードの出射光が前記導光板に進行する方向とほぼ直交する稜線を持つと共に、該稜線は各々の前記発光ダイオードの光源に対しほぼ同心円状に構成されていることを特徴とする照明装置。 - 前記分割されたそれぞれの部分の導光板上の前記グルーブの稜線は、前記発光ダイオード近傍を結ぶ線近傍で交わっていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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