JP4667598B2 - Fluid packaging bag - Google Patents

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JP4667598B2
JP4667598B2 JP2000399394A JP2000399394A JP4667598B2 JP 4667598 B2 JP4667598 B2 JP 4667598B2 JP 2000399394 A JP2000399394 A JP 2000399394A JP 2000399394 A JP2000399394 A JP 2000399394A JP 4667598 B2 JP4667598 B2 JP 4667598B2
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龍 河原
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カウパック株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体包装袋に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、流体、例えば、洗剤、シャンプー、リンス、ボディシャンプー等の内容物を収容し、ボトル等の容器に詰め替えないでそのまま使用することができる流体包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最内層に熱溶着性合成樹脂層を有する前シートと後シートをヒートシールしてなる柔軟な充填袋(パウチ)は、素材が安価であって熱溶着で製造できることから、製造コストを押さえることができ、また、軽量・コンパクトであって、充填密封された製品の流通コストが低くて済むことや取り扱いが容易なこと、使用後の袋の廃棄が容易であって、しかも環境への負荷がプラスチック容器、ガラス容器、金属容器等と比べ低いこと等から、シャンプー、洗濯用や台所用の液体洗剤等、各種の分野で製品の詰替用袋として多く用いられている。このような袋には、平袋、底部を付けたスタンディングパウチ等があるが、これら袋に充填された内容物は、袋の上隅角部をハサミ等で開封し、形成された開口から所定の容器に内容物を移し替えて使用されている。これらの袋から容器への移し替えには、袋の開口と容器の口とを一致させ、袋の開口からの内容物の流出量を適量となるようにコントロールしながら移し替えることが必要であるが、面倒であり、袋の開口と容器の口がずれたり、流出量が多かったりすると、内容物がこぼれてしまうことになる。詰め替え易くする様々な工夫のなされた袋も開発されているが、袋から容器へ詰め替えること自体が面倒とされることが多い。
【0003】
容器に詰め替えないで、直接、このような袋から流出させて使用することも可能ではあるが、適量を流出させることが困難で、必要以上に内容物を消費し易い。内容物が残った袋を不使用時に保管するには、平袋等では開口を上にして倒れないようにする補助具を使用するか、クリップ等で開口を閉じることが必要である。スタンディングパウチでは、自立することから平袋のような補助具は必要ないが、立てておいたとき、不注意で倒したりすると、内容物が流出してしまうことになる。平袋等に限らずスタンディングパウチでも、不使用時に袋の開口をクリップ等で閉じることが好ましいが、使用・不使用の度に、クリップ等を取ったり付けたりすることは面倒である。
【0004】
内容物を移し替えないでそのまま使用することのできる袋として、特開平7−68635号公報(特許第2528611号)に記載の袋が知られている。この袋の上隅部に形成された屈曲形状の注出通路は、閉鎖先端を開封し、袋を握って内容物に圧力を加えると内容物が開口から流出し、内容物への圧力を低下させると内容物の流出が停止し、注出通路に残っている内容物を絞り出すと袋が逆さの状態でも内容物が流出しないものとなっている。この袋の内容物を充填した本体部を握り、内容物に圧力を加え、屈曲状の注出通路から内容物を流出させようとすると、注出通路が形成されている注出部と本体部との境界で袋が前後いずれかの方向に折れ曲がってしまい、注出通路が閉塞し易く、内容物を流出させ始めるには大きな力を必要とする。そして、注出通路からの内容物の流出は突如として生じ、流出方向も不安定であって予測し難く、取り扱いには難がある。また、引き続き注出通路から内容物を流出させ続けるのにもかなりの力を要する。
【0005】
ところで、この袋では、注出通路から所定距離離れた位置において、本体部のサイドシールが内側に向かって円弧状に溶着されている。この円弧状の溶着部は、袋を握って内容物に圧力を加えて注出通路から流出させようとする際に、この円弧状の溶着部付近で本体部に変形を生じさせ、注出通路が形成されている注出部と本体部との境界における袋の前後いずれかの方向への折れ曲がりを生じ難くしようとするものであるが、該折れ曲がりは緩和されるものの全くなくすことはできない。そして、袋を上手く握らないと、前記折れ曲がりが生じてしまうことも多い。また、内容物が減った時には、本体部を折ってから円弧状の溶着部も含めて握って、注出通路から内容物を流出させることになり、円弧状の溶着部の機能が十分働かず、注出通路の入口付近の注出部と本体部との境界における前記折れ曲がりが生ずることにもなる。
【0006】
この注出通路を備えた袋にシャンプー、洗剤等を充填し、風呂場、洗面所、台所等で吊り下げて使用するようにしても、上記したことから使い勝手があまりよいとはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、使用時には、開封した注出通路から必要な量の内容物を軽く握って、小さい力で容易、確実に、しかも、安定して流出させることができ、不使用時には、逆さであっても注出通路から内容物が流出しないようにできる注出通路を備えた流体包装袋であって、吊り下げて使用するのに好適な流体包装袋を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、最内層に熱溶着性合成樹脂層を有する前シートと後シートをヒートシールして、内容物を収容する本体部と、該本体部の上方と連通する注出通路を有する注出部が形成された流体包装袋において、前記注出通路は、閉鎖先端を開封し、本体部の内容物に圧力を加えると内容物が開口から流出し、内容物への圧力を低下させると内容物の流出が停止し、注出通路に残っている内容物を絞り出すと袋が逆さの状態でも内容物が流出しない形状とされており、前記注出通路の入口近傍を基端として注出通路の中間部に至る所定長さの外方に膨らんだ膨出部が、前シートまたは後シートの少なくとも一方に形成されている。
【0009】
これによれば、注出通路の閉鎖先端を開封し、流体包装袋を傾けたり、上下を逆さまにしたり、吊り下げたりすると、内容物が移動し、内容物の自重により、注出部側で本体部の前シートと後シートとが離れる方向に広がり、膨出部の本体部側の基端が広げられ、膨出部内に内容物が導入される。そして、その状態において、例えば、本体部を軽く握って、本体部の内容物に比較的低い圧力を加えるだけで、内容物が注出通路内を移動し、開口から小さい力で必要な量の内容物を容易に流出させることができる。
このように、本体部の内容物に比較的低い圧力を加えるだけで、内容物を注出通路から容易に流出させることができる理由は、はっきりしていないが、本発明者等の観察によれば、膨出部内に導入された内容物に伝達された圧力により内容物の先端が一種のくさびのような機能を果たして膨出部の先端部より先の注出通路が筒状になるように押し開くことになると考えられること、本体部の内容物に加えられた圧力が膨出部の基端と本体部とに作用して、注出通路の入口を閉塞するような注出部と本体部との境界での折れ曲がりが防止され、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されることになること等によるものと考えられる。
膨出部は、前シートまたは後シートの少なくとも一方に形成されていればよいが、前シートおよび後シートに対称に形成することが、袋としてのバランス等の面から好ましい。
【0010】
そして、前記注出通路が屈曲形状であることが好ましい。
これによれば、注出部をコンパクトとすることができる。
【0011】
そして、前記本体部の前シートまたは後シートの少なくとも一方には、前記膨出部の基端近傍においてシート変形補助用の所定形状の凹溝が形成されていることが好ましい。
これにより、膨出部の先端から凹溝近傍までを含めて前シートと後シートの内面同士が密着しないことになり、流体包装袋を傾けたり、上下を逆さまにしたり、吊り下げたりすると、内容物が移動し、内容物の自重により、注出部側で本体部の前シートと後シートとが離れる方向に広がるのに有効に作用することになる。そして、さらに、本体部の内容物に圧力が加えられることにより、前記凹溝でシート内側へ凹む変形が確実に形成されることになり、前記膨出部の基部が外側へ開き易くなり、注出通路の入口を閉塞するような注出部と本体部との境界での折れ曲がりが防止され、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されることになる。前記凹溝は、凹溝のない本体部の内容物に加えられた圧力によって応力集中で生ずる変形形状を参考にして、それと類似する適切な形状とすることが好ましい。
【0012】
これらのことから、前記凹溝は、前記膨出部の基端近傍を始点としたY字形またはV字形状に形成されてなることがより好ましい。
前記した膨出部、凹溝は、前シートと後シートとヒートシールして袋を形成する前工程で、前シートまたは後シートの少なくとも一方にプリフォーム用の金型を用いて形成すればよい。
【0013】
そして、サイドシール部に側辺から前記注出通路の入口近傍に至る切り込みが形成されてなることが好ましい。
本体部を握り、内容物を注出させる際、本体部の変形の影響が注出通路にまで及び、注出通路の方向性が不安定となる傾向があるが、前記の如く切り込みを形成することにより、内容物を注出させる際の本体部の変形の影響が注出通路にまで及び難くなり、注出通路の入口を閉塞するような注出部と本体部との境界での折れ曲がりが防止され、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されることになるとともに、握り方、力の入れ方の差による注出通路からの内容物の出易さのばらつきもなくなり、使用勝手が向上することになる。
【0014】
以上のことから、膨出部、線状凹溝、切り込みを適所に配置することで、これら構成要件が有機的に作用し、軽く握って、小さな力、すなわち、本体部の内容物に比較的低い圧力を加えるだけで、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されることになるとともに、膨出部に導入された内容物によって、容易に注出通路が筒状に押し開かれ、内容物が注出通路内を移動し、開口から必要な量の内容物の流出が極めて容易、確実で、しかも、安定して行えることとなり、使用勝手の優れた液体注出用袋を得ることができる。
【0015】
そして、前記注出通路が袋の上隅部に形成されてなることが好ましい。
【0016】
また、吊り下げて使用するため、前記本体部の下方シール部に吊り下げ用の孔またはスリットが形成されてなることが好ましい。
【0017】
そして、前記袋本体部の前シートと後シートの間に山折りされた底シートが挿入されてヒートシールされてなることが好ましく、この流体包装袋は、内容物を充填した製品とした後、自立した状態において、流通、販売等することができるるとともに、自立した状態での使用も可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示し、さらに詳しくこの発明について説明する。もちろんこの発明は以下の実施の形態によって限定されるものではない。
図1は、この発明の流体包装袋の正面図、図2は、図1に示すA−A線拡大概略断面図、図3は、分解図である。
【0019】
この流体包装袋1は、いわゆるスタンディングパウチであって、前シート2と後シート3の間に山折りされた底シート4が下方から挿入されて、内容物の充填口9を除き所定の溶着境界線6に沿ってその溶着境界線6の外側を端縁に至るまでヒートシールされてなるものである。
【0020】
この流体包装袋1は、ヒートシールされて底部から上方位置にかけて内容物を収容する本体部7が形成され、左上隅部に注出部8が形成されており、注出部8の右側は、未シールで内容物の充填口9となっている。
【0021】
注出部8には、屈曲形状の注出通路5が未シール部として残されることで形成され、該注出通路5はその入口10が本体部7の上方と連通しており、先端11は流体包装袋1の左上隅角部に位置して閉鎖されている。該屈曲形状の注出通路5は、閉鎖先端11を開封し、本体部の内容物に圧力を加えると内容物が開口から流出し、内容物への圧力を低下させると内容物の流出が停止し、注出通路に残っている内容物を絞り出すと袋が逆さの状態でも内容物が流出しないという機能を有する。
【0022】
そして、この流体包装袋1には、注出通路5の入口10近傍を基端として注出通路5の第1屈曲部5a近傍にまで至る膨出部13が形成されている。該膨出部13は、平面長楕円状で、断面円弧状であり、該膨出部13の基端13aは、本体部7にまで入り込んだ位置にある。
【0023】
前記本体部7には、前記注出通路5の入口10を構成している左右の溶着境界線近傍をそれぞれ始点とする線状凹溝14がY字形に形成されている。
【0024】
この流体包装袋1の左側サイドシール部15には、左側辺から前記注出通路5の入口10近傍に至る上辺と平行な切り込み16が形成されており、該切り込み16の中間位置から斜め上方に向かって三角形状に左側サイドシール部15が切り欠かれて傾斜辺が形成されている。該傾斜辺と上辺には、Vノッチ18、19がそれぞれ形成され、Vノッチ18、19の間には開封予定線20が形成されている。開封予定線20には、例えば、ハサミ等による切断線の印刷表示、易カット加工されたもの等がある。
【0025】
この流体包装袋1のA−A線に沿った断面は、概略、図2に示すようになっており、Y字形の線状凹溝14、14が当接しており、シート間に僅かな隙間が形成されている。
【0026】
本体部7の下方シール部21には、吊り下げ用の孔22が穿設されている。
【0027】
この流体包装袋1は、例えば、以下のようにして製造することができる。
すなわち、前シート2と後シート3の所定位置に、膨出部13と、Y字形の線状凹溝14とを適宜のプリフォーム用の金型を用いて形成する。次いで、図3に示されるように、前シート2と後シート3との間に山折りされた底シート4を下方から挿入し、2点鎖線で示した溶着境界線に沿ってその外側を端縁に至るまでヒートシールする。
液体包装袋の外形を整えたり、切り込み16、開封用のVノッチ18、19の形成、吊り下げ用の孔22の穿設等は、通常、ヒートシール後に行うが、便宜上、図3においては、吊り下げ用の孔22を除きこれらが形成されたものとして示している。
【0028】
前シート2、後シート3、底シート4としては、袋とした時に内面となる側に熱溶着性合成樹脂層を有する多層積層フィルムが使用できるが、熱溶着性合成樹脂の単層フィルムであってもよい。
熱溶着性合成樹脂層には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度エチレン−α−オレフィン共重合体、直鎖状超低密度ポリエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等が採用できるが、これらに限られるものではない。
多層積層フィルムにおいては、最内層よりも融点の高いものであれば、各種の素材が使用可能であって、熱可塑性合成樹脂、不織布、紙、セロファン、アルミ箔等が例示できる。
ガスバリヤー性を向上させるため、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミ等を蒸着したガスバリヤー性フィルム等を採用すればよく、紫外線耐性を向上させるため、例えば、紫外線防止剤を添加したフィルムや、紫外線防止剤をコートしたフィルムを採用したり、そのほか目的に応じ各種の添加剤を添加したフィルム等を採用することができる。
【0029】
図1に示される液体包装袋1の充填口9から、シャンプー、洗剤等の内容物を充填し、充填口9をヒートシールして密封して、製品とされたものを図4に示す。
内容物を充填した液体包装用袋1は、底シート4が船底形に広がって、自立することから、自立した状態で流通、販売等される。
【0030】
使用に当たっては、開封予定線20に沿って切り取り、注出通路5の先端11を開封し、例えば、図5に示されるように、吊り下げ用の孔22に紐24を通し、フック25に掛止して、風呂場、洗面所、台所等で使用する。もちろん、スタンディングパウチとして自立させて使用してもよい。
吊り下げられた時、流体包装袋1の内容物が移動し、流体包装袋1が変形する。すなわち、図6に示されるように、内容物の自重により、注出部8側で本体部7の前シート2と後シート3とが離れる方向に広がり、膨出部13の本体部側の基端13aが広げられ、膨出部13内に内容物が導入される。このような状態においても、開封された注出通路5の第1屈曲部5aから開口26まではシート同士が密着したままであり、開口26から内容物が漏れることはない。これは、膨出部13の先端から注出通路5の開口26位置までは対向するシートの剛性、注出通路5内に浸透した内容物の表面張力による密着性等が、内容物の自重による注出通路5を筒状に広げようとする圧力の作用よりも大きいことによるものと考えられる。
【0031】
そして、流体包装袋1を吊り下げた状態において、例えば、図7に示すように、本体部7を握ると、図8に示されるように、注出部8側で本体部7の前シート2と後シート3とがさらに離れる方向に広がり、膨出部13の基部13aが外に開かれるとともにY字形の線状凹溝14においてシートが内側に凹むように変形し、膨出部13と線状凹溝のY字の三つ又中心部までが一体となった膨らみが形成される。加えて、図9に示すように、切り込み16により、本体部7を握ることによる本体部7側の大きな変形の影響が注出部8にまでは及び難く、注出部8と本体部7との境界での折れ曲がりが防止され、注出通路5の方向が変わることなくそのまま安定して維持される。そして、軽く握って、小さな力、すなわち、本体部7の内容物に比較的低い圧力を加えるだけで、膨出部13に導入された内容物によって、容易に注出通路5が筒状に押し開かれ、内容物が注出通路5内を移動し、開口26から必要な量の内容物が極めて容易、確実に、しかも、安定して流出することになり、使用勝手が優れることになる。
【0032】
必要とする量の内容物の流出が終了し、手を緩めると、注出通路5から内容物の流出が停止する。そして、注出通路5に残っている内容物を絞り出せば、流体包装袋1は、再び図6の膨出部13まで内容物が導入された状態となり、次回の使用まで、そのままの状態に維持される。
この流体包装袋1は、内容物が減少しても、注出通路の入口を閉塞するような注出部と本体部との境界での折れ曲がりが防止され、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されて、内容物がなくなるまで、小さい力で容易、確実に、しかも、安定して内容物を流出させることができる。
【0033】
この流体包装袋の膨出部は、前記した形状に限られず、例えば、図10に示される菱形30、図11に示される三角形31であってもよく、その他四角形等であってもよい。
【0034】
また、線状凹溝はY字形に限られず、例えば、図12に示されるようなV字形の線状凹溝32であってもよい。線状凹溝は、一体に連続しておらず、例えば、図13に示すように分離した凹溝33であってもよいものであり、図14に示すように点状の凹部34が所定間隔で連なったものであってもよい
【0035】
そして、切り込みは、直線状に形成されたものに限られず、曲線状に形成されたものであってもよい。また、切り込みは、線状ではなく、型抜きによって所定幅に形成されたものであってもよい。切り込みは、単数に限られず、複数であってもよい
【0036】
この流体包装袋の上左隅部に注出部を形成しているが、これに限られず、例えば、上中央部に注出部を形成するようにしてもよいものである。
以上、流体包装袋としては、スタンディングパウチ形式のものについて説明したが、スタンディングパウチ形式のものに限られず、平袋等であってもよい。
また、吊り下げ用の孔に限られず、吊り下げ用のスリットであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
この発明は、以上詳しく説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、閉鎖先端を開封し、本体部の内容物に圧力を加えると内容物が開口から流出し、内容物への圧力を低下させると内容物の流出が停止し、注出通路に残っている内容物を絞り出すと袋が逆さの状態でも内容物が流出しない形状とされた注出通路を備えた流体包装袋から内容物を流出させる際、軽く握って、小さな力、すなわち、本体部の内容物に比較的低い圧力を加えるだけで、注出通路の方向が変わることなくそのまま安定して維持されることになるとともに、膨出部に導入された内容物によって、容易に注出通路が筒状に押し開かれ、内容物が注出通路内を移動し、開口から必要な量の内容物が極めて容易、確実に、しかも、安定して流出させることができ、使用勝手が優れており、本体部の内容物が多くても、内容物の残量が少なくなっても、使用勝手が変わることなく内容物を流出させることができる。
【0038】
内容物としてシャンプー、洗剤等をこの流体包装袋に充填し、風呂場、洗面所、台所等で吊り下げて使用する等これまでより使用範囲を広げることができ、力のない子供等でも使用ができることになり、対象範囲が拡大し、生活が便利となる。
そして、この流体包装袋は、袋を構成するシート以外の別部材を使用することがなく、安価にかつ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の流体包装袋の一例を示す正面図である。
【図2】図1に示す流体包装袋のA−A線拡大概略断面図である。
【図3】図1に示す流体包装袋の分解図である。
【図4】図1に示す流体包装袋に内容物を充填して密封した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示す流体包装袋の使用状態を示す概略図である。
【図6】図1に示す流体包装袋のA−A線位置に対応する図5の使用状態での拡大概略断面図である。
【図7】図5に示す流体包装袋から内容物を流出させる時の状態を示す概略図である。
【図8】図1に示す流体包装袋のA−A線位置に対応する図7の内容物流出時での拡大概略断面図である。
【図9】図7に示す流体包装袋から内容物を流出させる時の状態を示す注出通路側からの外観図である。
【図10】この発明の流体包装袋の他例を示す部分正面図である。
【図11】この発明の流体包装袋のさらに他の例を示す部分正面図である。
【図12】この発明の流体包装袋のさらに他の例を示す部分正面図である。
【図13】この発明の流体包装袋のさらに他の例を示す部分正面図である。
【図14】この発明の流体包装袋のさらに他の例を示す部分正面図である。
【符号の説明】
1 流体包装袋
5 注出通路
7 本体部
8 注出部
13 膨出部
14 線状凹溝
16 切り込み
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fluid packaging bag. More specifically, the present invention relates to a fluid packaging bag that contains fluids such as detergents, shampoos, rinses, body shampoos, etc., and can be used as it is without being refilled in a container such as a bottle.
[0002]
[Prior art]
Flexible filling bags (pouches) that heat-seal the front and rear sheets with the heat-sealable synthetic resin layer in the innermost layer are inexpensive and can be manufactured by heat welding, which can reduce manufacturing costs. It is lightweight and compact, and the distribution cost of filled and sealed products can be low, easy to handle, easy to dispose of bags after use, and the environmental impact is plastic. Since it is lower than containers, glass containers, metal containers, etc., it is widely used as a refill bag for products in various fields such as shampoo, liquid detergent for laundry and kitchen. Such bags include flat bags, standing pouches with bottoms, etc., and the contents filled in these bags are opened from the opening formed by opening the top corners of the bag with scissors or the like. The contents are transferred to the container. To transfer from these bags to the container, it is necessary to match the opening of the bag with the mouth of the container, and transfer while controlling the amount of outflow of contents from the opening of the bag to an appropriate amount. However, it is troublesome, and if the opening of the bag and the mouth of the container are shifted or the amount of outflow is large, the contents will be spilled. Bags that have been devised in various ways to facilitate refilling have also been developed, but it is often troublesome to refill the bags into containers.
[0003]
Although it is possible to flow out from such a bag directly without refilling the container, it is difficult to flow out an appropriate amount, and the contents are easily consumed more than necessary. In order to store the bag in which the contents remain when not in use, it is necessary to use an auxiliary tool that prevents the bag from falling down with a flat bag or the like, or to close the opening with a clip or the like. Because standing pouches are self-supporting, there is no need for an auxiliary tool such as a flat bag, but if they are stood up and they are knocked down carelessly, the contents will flow out. It is preferable to close the opening of the bag with a clip or the like when not in use even with a flat pouch or the like, but it is troublesome to attach or attach the clip or the like each time it is used or not used.
[0004]
As a bag that can be used as it is without transferring the contents, a bag described in JP-A-7-68635 (Japanese Patent No. 2528611) is known. The bend-shaped dispensing passage formed in the upper corner of the bag opens the closed tip, and when the bag is gripped and pressure is applied to the contents, the contents flow out of the opening, reducing the pressure on the contents Then, the outflow of the contents stops, and when the contents remaining in the extraction passage are squeezed out, the contents do not flow out even when the bag is upside down. When the main body filled with the contents of the bag is gripped, pressure is applied to the contents, and the contents are allowed to flow out of the bent-out outlet passage, the outlet portion and the main body portion where the outlet passage is formed The bag bends in either the front or rear direction at the boundary, and the pouring passage tends to be blocked, and a large force is required to start the contents to flow out. And the outflow of the content from the extraction passage suddenly occurs, the outflow direction is also unstable and difficult to predict, and it is difficult to handle. In addition, considerable power is required to keep the contents flowing out from the pouring passage.
[0005]
By the way, in this bag, the side seal of the main body is welded in an arc shape inward at a position away from the dispensing passage by a predetermined distance. When the arc-shaped welded portion grips the bag and applies pressure to the contents to flow out of the pouring passage, the arc-shaped welding portion causes deformation in the main body near the arc-shaped welding portion, and the pouring passage Although it is intended to make it difficult to bend the bag in the front or rear direction at the boundary between the pouring portion and the main body portion, the bending can be alleviated, but cannot be eliminated at all. If the bag is not gripped well, the bending often occurs. In addition, when the contents are reduced, the arcuate welded part will be gripped after folding the main body part and the contents will flow out from the pouring passage, and the function of the arcuate welded part will not work sufficiently. The bending at the boundary between the pouring part and the main body near the entrance of the pouring passage may also occur.
[0006]
Even if the shampoo, detergent or the like is filled in the bag provided with the dispensing passage and is used by being hung in a bathroom, a washroom, a kitchen or the like, it cannot be said that the usability is very good.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
This invention was devised as a result of diligent research in view of the above situation, and when in use, lightly grasp the required amount of contents from the opened dispensing passage, easily and reliably with a small force, Moreover, it is a fluid packaging bag having a pouring passage that can be stably spilled and prevents the contents from flowing out of the pouring passage even when it is upside down, and is used by being suspended. An object of the present invention is to provide a fluid packaging bag suitable for the above.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is configured to heat-seal a front sheet and a rear sheet having a heat-welding synthetic resin layer as an innermost layer, and to communicate with a main body part for containing contents and an upper part of the main body part. In the fluid packaging bag in which a pouring portion having a pouring passage is formed, the pouring passage opens the closed tip, and when pressure is applied to the content of the main body, the content flows out from the opening, When the pressure on the outlet is lowered, the outflow of the contents stops, and when the contents remaining in the extraction passage are squeezed out, the contents do not flow out even when the bag is upside down. A bulging portion bulging outward of a predetermined length from the vicinity to the middle portion of the pouring passage is formed in at least one of the front sheet and the rear sheet .
[0009]
According to this, when the closed end of the dispensing passage is opened and the fluid packaging bag is tilted, turned upside down, or suspended, the contents move, and the weight of the contents causes The front sheet and the rear sheet of the main body part spread in a direction away from each other, the base end of the bulging part on the main body part side is widened, and the contents are introduced into the bulging part. Then, in that state, for example, by gently grasping the main body part and applying a relatively low pressure to the contents of the main body part, the contents move in the extraction passage, and the required amount is obtained with a small force from the opening. The contents can be easily drained.
As described above, the reason why the contents can be easily discharged from the dispensing passage only by applying a relatively low pressure to the contents of the main body is not clear. For example, the pressure transferred to the contents introduced into the bulging part causes the tip of the contents to function as a kind of wedge so that the dispensing passage ahead of the bulging part becomes cylindrical. It is thought that it will push open, the pressure applied to the contents of the main body part acts on the base end of the bulging part and the main body part, and the pouring part and the main body block the inlet of the pouring passage This is considered to be due to the fact that bending at the boundary with the part is prevented and the direction of the dispensing passage is maintained as it is without being changed.
Although the bulging part should just be formed in at least one of a front sheet | seat or a rear sheet | seat, it is preferable from surfaces, such as the balance as a bag, to form symmetrically with a front sheet | seat and a rear sheet | seat.
[0010]
And it is preferable that the said extraction channel | path is a bending shape.
According to this, Ru can be a compact dispensing unit.
[0011]
Preferably, at least one of the front sheet and the rear sheet of the main body is formed with a groove having a predetermined shape for assisting sheet deformation in the vicinity of the base end of the bulging portion.
As a result, the inner surfaces of the front and rear sheets, including from the tip of the bulging part to the vicinity of the recessed groove, do not adhere to each other, and if the fluid packaging bag is tilted, turned upside down, or suspended, the contents The object moves and acts effectively to spread the front sheet and the rear sheet of the main body part away from each other by the weight of the contents. Further, when pressure is applied to the contents of the main body portion, deformation that is recessed toward the inside of the sheet by the recessed groove is surely formed, and the base portion of the bulging portion is easily opened to the outside. Bending at the boundary between the pouring portion and the main body that closes the inlet of the outlet passage is prevented, and the direction of the outlet passage is not changed and is maintained as it is. It is preferable that the concave groove has an appropriate shape similar to that with reference to a deformed shape caused by stress concentration due to pressure applied to the contents of the main body without the concave groove.
[0012]
For these reasons, it is more preferable that the concave groove is formed in a Y shape or a V shape starting from the vicinity of the proximal end of the bulging portion.
The bulging portion and the concave groove described above may be formed by using a preform mold on at least one of the front sheet and the rear sheet in a pre-process for forming a bag by heat-sealing the front sheet and the rear sheet. .
[0013]
And it is preferable that the side seal part is formed with a cut from the side to the vicinity of the inlet of the extraction passage.
When grasping the main body and pouring the contents, the influence of the deformation of the main body reaches the pouring passage and the direction of the pouring passage tends to become unstable, but as described above, the notch is formed. As a result, the deformation of the main body when the contents are poured out does not easily reach the pouring passage, and bending at the boundary between the pouring portion and the main body that closes the inlet of the pouring passage is prevented. This will prevent the direction of the dispensing passage from being changed and will remain stable as it is, and there will be no variation in the ease with which the contents can be dispensed from the dispensing passage due to the difference in grip and force application. Usability will be improved.
[0014]
From the above, by arranging the bulging part, the linear groove, and the notch in place, these constituent elements work organically, grasp lightly, and relatively little force, that is, the contents of the main body part. By simply applying a low pressure, the direction of the dispensing passage remains stable without change, and the contents introduced into the bulging part easily push the opening of the dispensing passage into a cylindrical shape. The contents move through the discharge passage, and the required amount of the contents can flow out of the opening very easily, reliably and stably. Obtainable.
[0015]
And it is preferable that the said extraction channel | path is formed in the upper corner part of a bag.
[0016]
Moreover, since it hangs and uses, it is preferable that the hole or slit for suspending is formed in the lower seal part of the said main-body part.
[0017]
And it is preferable that the bottom sheet folded in between the front sheet and the rear sheet of the bag body portion is inserted and heat sealed, and this fluid packaging bag is a product filled with contents, In an independent state, it can be distributed, sold, etc., and can be used in an independent state.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments will be shown and the present invention will be described in more detail. Of course, the present invention is not limited to the following embodiments.
1 is a front view of a fluid packaging bag of the present invention, FIG. 2 is an enlarged schematic cross-sectional view taken along line AA shown in FIG. 1, and FIG. 3 is an exploded view.
[0019]
The fluid packaging bag 1 is a so-called standing pouch, in which a bottom sheet 4 folded between a front sheet 2 and a rear sheet 3 is inserted from below, and a predetermined welding boundary is provided except for a filling port 9 for contents. It is heat-sealed along the line 6 until the outer edge of the welding boundary line 6 reaches the end edge.
[0020]
This fluid packaging bag 1 is heat-sealed to form a main body 7 that accommodates contents from the bottom to the upper position, and a pouring part 8 is formed in the upper left corner, and the right side of the pouring part 8 is It is an unsealed, filling port 9 for contents.
[0021]
The extraction portion 8 is formed by leaving the bending-shaped extraction passage 5 as an unsealed portion, and the extraction passage 5 has an inlet 10 communicating with the upper portion of the main body portion 7, and the tip 11 is The fluid packaging bag 1 is closed at the upper left corner of the fluid packaging bag 1. The bent-out pouring passage 5 opens the closed tip 11, and when pressure is applied to the contents of the main body, the contents flow out of the opening, and when the pressure on the contents is reduced, the outflow of the contents stops. When the contents remaining in the dispensing passage are squeezed out, the contents do not flow out even when the bag is upside down.
[0022]
The fluid packaging bag 1 is formed with a bulging portion 13 that extends from the vicinity of the inlet 10 of the dispensing passage 5 to the vicinity of the first bent portion 5 a of the dispensing passage 5. The bulging portion 13 has a plane oblong shape and an arc shape in cross section, and the base end 13 a of the bulging portion 13 is in a position where it reaches the main body portion 7.
[0023]
The main body 7 is formed with a Y-shaped linear groove 14 starting from the vicinity of the left and right welding boundary lines constituting the inlet 10 of the dispensing passage 5.
[0024]
The left side seal portion 15 of the fluid packaging bag 1 is formed with a notch 16 parallel to the upper side from the left side to the vicinity of the inlet 10 of the extraction passage 5, and obliquely upward from an intermediate position of the notch 16. The left side seal portion 15 is cut out in a triangular shape and an inclined side is formed. V notches 18 and 19 are formed on the inclined side and the upper side, respectively, and a scheduled opening line 20 is formed between the V notches 18 and 19. Examples of the expected opening line 20 include a print display of a cutting line with scissors and the like, and an easily cut line.
[0025]
The cross section along the line AA of the fluid packaging bag 1 is roughly as shown in FIG. 2, and the Y-shaped linear grooves 14 and 14 are in contact with each other, and a slight gap is formed between the sheets. Is formed.
[0026]
A hanging hole 22 is formed in the lower seal portion 21 of the main body portion 7.
[0027]
This fluid packaging bag 1 can be manufactured as follows, for example.
In other words, the bulging portion 13 and the Y-shaped linear groove 14 are formed at predetermined positions on the front sheet 2 and the rear sheet 3 by using an appropriate preform mold. Next, as shown in FIG. 3, a bottom sheet 4 that is folded between the front sheet 2 and the rear sheet 3 is inserted from below, and the outer side of the bottom sheet 4 ends along the welding boundary line indicated by a two-dot chain line. Heat seal to the edge.
The outer shape of the liquid packaging bag, the cut 16, the formation of the V-notches 18 and 19 for opening, the drilling of the hole 22 for hanging, etc. are usually performed after heat sealing, but for convenience, in FIG. These are shown as formed except for the hole 22 for suspension.
[0028]
As the front sheet 2, the rear sheet 3, and the bottom sheet 4, a multilayer laminated film having a heat-weldable synthetic resin layer on the inner surface side when used as a bag can be used, but it is a single-layer film of heat-weldable synthetic resin. May be.
The heat-welding synthetic resin layer includes low-density polyethylene, linear low-density ethylene-α-olefin copolymer, linear ultra-low-density polyethylene-α-olefin copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, Polypropylene or the like can be used, but is not limited thereto.
In the multilayer laminated film, various materials can be used as long as the melting point is higher than that of the innermost layer, and examples include thermoplastic synthetic resin, nonwoven fabric, paper, cellophane, and aluminum foil.
In order to improve the gas barrier property, for example, a gas barrier film on which silicon oxide, aluminum oxide or the like is deposited may be employed. It is possible to employ a film coated with an agent, or a film to which various additives are added depending on the purpose.
[0029]
FIG. 4 shows a product which is filled with contents such as shampoo and detergent from the filling port 9 of the liquid packaging bag 1 shown in FIG. 1 and is sealed by heat sealing.
The liquid packaging bag 1 filled with the contents is distributed, sold, etc. in a self-supporting state, since the bottom sheet 4 spreads into a ship bottom shape and is self-supporting.
[0030]
In use, cut along the planned opening line 20, open the tip 11 of the dispensing passage 5, pass the string 24 through the hole 22 for suspending, for example, as shown in FIG. Stop and use in a bathroom, washroom, kitchen, etc. Of course, it may be used as a standing pouch.
When suspended, the contents of the fluid packaging bag 1 move and the fluid packaging bag 1 is deformed. That is, as shown in FIG. 6, due to the weight of the contents, the front sheet 2 and the rear sheet 3 of the main body 7 are separated from each other on the side of the pouring portion 8, and the base of the bulging portion 13 on the main body side. The end 13 a is widened, and the contents are introduced into the bulging portion 13. Even in such a state, the sheets remain in close contact with each other from the first bent portion 5a of the opened dispensing passage 5 to the opening 26, and the contents do not leak from the opening 26. This is because the rigidity of the facing sheet from the tip of the bulging portion 13 to the position of the opening 26 of the extraction passage 5, the adhesion due to the surface tension of the content that has penetrated into the extraction passage 5, etc. are due to the weight of the content. This is considered to be due to the fact that it is larger than the action of the pressure for expanding the dispensing passage 5 in a cylindrical shape.
[0031]
And in the state which suspended the fluid packaging bag 1, if the main-body part 7 is gripped as shown, for example in FIG. 7, as shown in FIG. 8, the front sheet | seat 2 of the main-body part 7 will be shown by the extraction | pouring part 8 side. And the rear sheet 3 further expand in the direction away from each other, the base portion 13a of the bulging portion 13 is opened to the outside, and the Y-shaped linear groove 14 is deformed so that the sheet is recessed inwardly. A bulge is formed in which the Y-shaped three-pronged central portion of the concave groove is integrated. In addition, as shown in FIG. 9, due to the notch 16, the influence of the large deformation on the side of the main body 7 due to the gripping of the main body 7 does not reach the pouring part 8, and the pouring part 8 and the main body part 7 Bending at the boundary is prevented, and the direction of the dispensing passage 5 is not changed and is maintained stably as it is. Then, by gently grasping and applying a small force, that is, a relatively low pressure to the contents of the main body portion 7, the contents introduced into the bulging portion 13 can easily push the dispensing passage 5 into a cylindrical shape. The contents are opened, the contents move in the dispensing passage 5, and the necessary amount of contents can flow out from the opening 26 very easily, reliably and stably, and the convenience of use is excellent.
[0032]
When the necessary amount of content has been spilled and the hand has been loosened, the spillage of content from the dispensing passage 5 stops. Then, if the contents remaining in the dispensing passage 5 are squeezed out, the fluid packaging bag 1 is again in a state where the contents are introduced to the bulging portion 13 in FIG. 6, and remains in the state until the next use. Maintained.
Even if the contents of the fluid packaging bag 1 are reduced, the bending at the boundary between the pouring portion and the main body portion that closes the inlet of the pouring passage is prevented, and the direction of the pouring passage is not changed. The contents can be flowed out easily, reliably and stably with a small force until the contents disappear without being stably maintained.
[0033]
The bulging portion of the fluid packaging bag is not limited to the above-described shape, and may be, for example, a rhombus 30 shown in FIG. 10 or a triangle 31 shown in FIG.
[0034]
Further, the linear groove is not limited to the Y-shape, and may be a V-shaped linear groove 32 as shown in FIG. The linear concave grooves are not continuous continuously, and may be, for example, separated concave grooves 33 as shown in FIG. 13, and the dot-shaped concave portions 34 are arranged at predetermined intervals as shown in FIG. 14. It may be connected in series .
[0035]
In addition, the cut is not limited to a linear shape, and may be a curved shape. Further, the cut may be formed in a predetermined width by die cutting instead of being linear. The number of cuts is not limited to one, but may be plural .
[0036]
Although the extraction | pouring part is formed in the upper left corner part of this fluid packaging bag, it is not restricted to this, For example, you may make it form an extraction | pouring part in an upper center part.
As described above, the fluid packaging bag has been described as a standing pouch type, but is not limited to a standing pouch type, and may be a flat bag or the like.
Moreover, it is not restricted to the hole for suspension, The slit for suspension may be sufficient.
[0037]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described in detail above, the following effects can be obtained.
That is, when the closed tip is opened and pressure is applied to the contents of the main body, the contents flow out of the opening, and when the pressure on the contents is reduced, the outflow of the contents stops and remains in the extraction passage When the contents are squeezed out, even when the bag is upside down, the contents will not flow out. By simply applying a relatively low pressure to the object, the direction of the discharge passage is not changed, and it is stably maintained as it is. The contents move through the extraction passage, and the required amount of contents can be discharged from the opening very easily, reliably and stably, and it is easy to use. Even if there are many contents in the main unit, the remaining amount of contents If you run out, it is possible to drain the contents without the use without permission is changed.
[0038]
Fill the fluid packaging bag with shampoo, detergent, etc. as the contents and hang it in a bathroom, washroom, kitchen, etc. to expand the range of use, and it can be used even by children without power As a result, the scope of coverage is expanded and life becomes convenient.
And this fluid packaging bag can be manufactured cheaply and easily, without using separate members other than the sheet | seat which comprises a bag.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a fluid packaging bag according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged schematic cross-sectional view taken along line AA of the fluid packaging bag shown in FIG.
3 is an exploded view of the fluid packaging bag shown in FIG. 1. FIG.
4 is a perspective view showing a state in which the fluid packaging bag shown in FIG. 1 is filled with the contents and sealed. FIG.
FIG. 5 is a schematic view showing a usage state of the fluid packaging bag shown in FIG. 1;
6 is an enlarged schematic cross-sectional view of the fluid packaging bag shown in FIG. 1 in the use state of FIG. 5 corresponding to the AA line position.
7 is a schematic view showing a state when contents are discharged from the fluid packaging bag shown in FIG. 5. FIG.
8 is an enlarged schematic cross-sectional view of the fluid packaging bag shown in FIG. 1 when the contents of FIG.
9 is an external view from the side of the dispensing passage showing a state when the contents are caused to flow out of the fluid packaging bag shown in FIG. 7. FIG.
FIG. 10 is a partial front view showing another example of the fluid packaging bag of the present invention.
FIG. 11 is a partial front view showing still another example of the fluid packaging bag of the present invention.
FIG. 12 is a partial front view showing still another example of the fluid packaging bag of the present invention.
FIG. 13 is a partial front view showing still another example of the fluid packaging bag of the present invention.
FIG. 14 is a partial front view showing still another example of the fluid packaging bag of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fluid packaging bag 5 Outlet passage 7 Main body part 8 Outlet part 13 Inflated part 14 Linear groove 16 Notch

Claims (6)

最内層に熱溶着性合成樹脂層を有する前シートと後シートをヒートシールして、内容物を収容する本体部と、該本体部の上方と連通する注出通路を有する注出部が形成された流体包装袋において、
前記注出通路は、閉鎖先端を開封し、本体部の内容物に圧力を加えると内容物が開口から流出し、内容物への圧力を低下させると内容物の流出が停止し、注出通路に残っている内容物を絞り出すと袋が逆さの状態でも内容物が流出しない屈曲形状とされており、
前記注出通路の入口近傍を基端として注出通路の中間部に至る所定長さの外方に膨らんだ膨出部が、前シートまたは後シートの少なくとも一方に形成されており
前記本体部の前シートまたは後シートの少なくとも一方には、前記膨出部の基端近傍始点とするY字形またはV字形状のシート変形補助用の凹溝が形成されており、
サイドシール部に側辺から前記注出通路の入口近傍に至る切り込みが形成されてなることを特徴とする流体包装袋。
A front sheet and a rear sheet having a heat-weldable synthetic resin layer as the innermost layer are heat-sealed to form a main body portion for containing contents and a pouring portion having a pouring passage communicating with the upper portion of the main body portion In a fluid packaging bag,
The dispensing passage opens the closed tip, and when pressure is applied to the contents of the main body, the contents flow out of the opening, and when the pressure on the contents is lowered, the outflow of the contents stops, and the dispensing passage remaining squeezing the contents are the contents in the bag is inverted state are a bent shape that does not flow to,
Bulge outwardly bulged a predetermined length extending in the middle portion of the pouring path of the vicinity of the entrance of the pouring path as the base end is formed on at least one of the front seat or rear seat,
At least one of the front sheet or the rear sheet of the main body is formed with a Y-shaped or V-shaped groove for assisting deformation of the sheet starting from the vicinity of the proximal end of the bulging part ,
A fluid packaging bag, wherein a cut is formed in the side seal portion from the side to the vicinity of the inlet of the extraction passage .
前記注出通路の入口近傍を基端として注出通路の中間部に至る所定長さの外方に膨らんだ膨出部が、前シートと後シートに形成されており
前記本体部の前シートと後シートには、前記膨出部の基端近傍を始点とするY字形またはV字形状のシート変形補助用の凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の流体包装袋。
A bulging portion bulging outward of a predetermined length from the vicinity of the inlet of the pouring passage to the middle portion of the pouring passage is formed in the front seat and the rear seat ,
Claims wherein the front sheet and the rear sheet of the main body portion, characterized that you groove of sheet deformation aid of Y-shaped or V-shaped starting at the base end vicinity of the bulge portion is formed Item 1. A fluid packaging bag according to Item 1.
前記切り込みが線状切り込みであることを特徴とする請求項1または2記載の流体包装袋。The fluid packaging bag according to claim 1, wherein the cut is a linear cut . 前記注出通路が袋の上隅部に形成されてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の流体包装袋。Claim 1, 2 or 3 fluid packaging bag wherein said pouring path is formed in the upper corner of the bag. 前記本体部の下方シール部に吊り下げ用の孔またはスリットが形成されてなることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の流体包装袋。Claims 1, 2, 3 or 4 fluid packaging bag wherein the hole or slit for hanging beneath the sealing portion of the body portion is formed. 前記袋本体部の前シートと後シートの間に山折りされた底シートが挿入されてヒートシールされてなることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の流体包装袋。The fluid packaging bag according to claim 1, 2, 3, 4, or 5, wherein a bottom sheet folded in a mountain is inserted between the front sheet and the rear sheet of the bag main body and heat sealed.
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