JP4666577B2 - データ保管制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、データ保管制御システムに関し、特に、保管対象データを複数の分割ファイルに分割し、各分割ファイルを異なるデータ保管装置に分散して格納する機能を有するデータ保管制御システムに関する。
コンピュータ等の電子機器から、外部の保管装置にデータを転送して保管しておき、当該データが必要になったときに、適宜、これを読出して利用することは、種々の用途で広く行われている。特に、コンピュータ相互間のネットワークが発達した今日では、ネットワークで接続されている他のファイルサーバ等に、作成したデータを転送して保管しておき、必要なときに必要なデータをネットワーク経由で取り出す利用形態が普及している。
また、下記の特許文献1には、保管されたデータのセキュリティを確保するために、データを預けた本人あるいはデータへのアクセスを許可された特定の者だけが、データの取り出しを正常に行うことができるようにする手法が開示されている。この文献に開示された手法では、保管対象データが複数の分割ファイルに分割され、ネットワーク上の複数の格納場所に分散して保存されることになる。このような保存方法を採れば、各格納場所に保存された個々の分割ファイル自身についてのセキュリティは低くても、元の保管対象ファイルの分割方法および個々の分割ファイルの格納場所が認識できない限り、元の保管対象ファイルを復元することは困難であり、十分なセキュリティを確保することが可能になる。
PCT国際公開第WO01/46808号公報
上述した特許文献に開示された手法のポイントは、1つのデータファイルを、複数の分割ファイルに分割し、個々の分割ファイルを複数の格納場所に分散して格納することにより、セキュリティの向上を図る点にある。しかしながら、この手法を採ると、保管していたデータを取り出して利用する必要が生じた場合、複数の格納場所から個々の分割ファイルをそれぞれ読出してくる必要があるため、完全なデータを得るまでに時間を要するという問題が生じることになる。特に、インターネットを利用して、世界中に分散している複数のファイルサーバに、個々の分割ファイルを分散して保管した場合、各分割ファイルを取り出す時間は様々になる。ネットワークを介してファイルサーバからデータを取り出す場合の速度は、ファイルサーバ自身の性能よりも、むしろネットワークを構成する伝送路のデータ伝送速度に依存し、しかも最も遅い伝送路がいわゆるボトルネックとなり、最終的な取り出し速度を低下させる要因となる。このため、分散保管したデータファイルを取り出して利用するには、取出速度が最も遅いファイルサーバからの分割ファイルの到着を待つ必要があり、場合によっては、非常に長い待ち時間が必要になってしまう。
そこで本発明は、保管対象データを複数の分割ファイルに分割し、各分割ファイルを異なるデータ保管装置に分散して格納する場合に、元の保管対象データをできるだけ短時間で利用可能にすることができるデータ保管制御システムを提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、データ処理装置から与えられた保管対象データを、複数の分割ファイルに分割して複数のデータ保管装置に分散して格納する機能を有するデータ保管制御システムにおいて、
データ処理装置から、時間軸にしたがって再生される性質の保管対象データを受け入れるデータ受入部と、
受け入れた保管対象データを、所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する分割処理部と、
分割ファイルを格納するために用意され、インターネットを介してアクセス可能な複数のデータ保管装置の所在を示す保管装置リストと、
保管装置リストに掲載されているデータ保管装置の中から、個々の分割ファイルの格納先を決定する格納先決定部と、
個々の分割ファイルをそれぞれ決定された格納先にインターネットを介して格納する処理を行う格納処理部と、
個々の保管対象データについて、分割処理部で行われた分割方法と格納先決定部で決定された格納先とを示す管理データを作成する管理データ作成部と、
各データ保管装置について、インターネットを介したデータ取出速度を測定し、測定結果を保管装置リストに記録する処理を行う速度測定部と、
管理データによって格納先として示された複数のデータ保管装置から、同一の保管対象データを構成するための分割ファイルを取り出す処理を並行して行う取出処理部と、
管理データによって示された分割方法を参照することにより、取出処理部によって取り出された各分割ファイルについての順序を認識する順編成部と、
各分割ファイルを、認識された順序にしたがって、到着の都度、データ処理装置に提供するデータ提供部と、
を設け、
格納先決定部が、保管装置リストに記録されたデータ取出速度を考慮して、もとの保管対象データの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、取出速度の速いデータ保管装置に割り当てられるように、格納先の決定を行うようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るデータ保管制御システムにおいて、
分割処理部が分割ファイルを暗号化する機能を有し、格納処理部が暗号化された分割ファイルを格納する機能を有し、取出処理部が暗号化された分割ファイルを取り出す機能を有し、順編成部が暗号化されている分割ファイルを復号化する機能を有するようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータ保管制御システムにおいて、
分割処理部が分割ファイルにダミーデータを付加する機能を有し、格納処理部がダミーデータが付加された分割ファイルを格納する機能を有し、取出処理部がダミーデータが付加された分割ファイルを取り出す機能を有し、順編成部がダミーデータが付加されている分割ファイルからダミーデータを除去する機能を有するようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第2または第3の態様に係るデータ保管制御システムにおいて、
管理データ作成部が、暗号化の処理方法もしくはダミーデータの付加方法を示す情報を含む管理データを作成する機能を有し、順編成部が、この管理データを参照して、復号化処理もしくはダミーデータの除去処理を行うようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1〜第4の態様に係るデータ保管制御システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを用意するようにしたものである。
本発明に係るデータ保管制御システムによれば、保管対象データを複数の分割ファイルに分割し、各分割ファイルを異なるデータ保管装置に分散して格納する場合に、元の保管対象データをできるだけ短時間で利用可能にすることができる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るデータ保管制御システム100の構成および動作を説明するためのブロック図である。このデータ保管制御システム100は、データ処理装置10から与えられた保管対象データを、複数の分割ファイルに分割して複数のデータ保管装置X,Y,Zに分散して格納する格納機能と、データ保管装置X,Y,Zに格納されている各分割ファイルを取り出し、データ処理装置10に提供する取出機能とを有している。
データ処理装置10は、データ処理機能を有する装置であれば、どのような装置であってもかまわない。具体的には、パソコン、携帯電話、PDA機器などが、一般的なデータ処理装置10として用いられるが、その他、デジタルコンテンツデータを再生して提示するような装置であってもかまわない。一方、データ保管装置X,Y,Zは、データを格納して保管する機能をもった装置であり、図示の例の場合、データサーバをデータ保管装置として用いた例が示されている。また、この例では、ネットワークNを介して、データ保管制御システム100およびデータ保管装置X,Y,Zが相互に接続されている。
データ処理装置10を利用しているオペレータは、保管対象データを、データ保管制御システム100に対して出し入れする操作を行うことにより、ネットワークNを介して接続されたデータ保管装置X,Y,Zにデータを格納したり、データを取り出したりすることができる。しかも、保管対象データは、複数の分割ファイルに分割された上で、各データ保管装置X,Y,Zに保管されるので、通常の方法による保管に比べて、セキュリティを高めることができる。
図2は、保管対象データDを3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割して保管する概念を示す図である。図示の例では、データ処理装置10から与えられた保管対象データDが、3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割され、それぞれデータ保管装置Y,Z,Xに分散して格納されている。このような分散格納をしておけば、万一、いずれかのデータ保管装置から不正な方法でデータが取り出されるようなことがあっても、元の保管対象データDの一部のデータのみが漏洩するだけですむので、1ヶ所に全データを保管する方法に比べて、より高いセキュリティを確保することができる。保管対象データDを利用する必要が生じたときには、データ処理装置10からデータ保管制御システム100に対して、利用要求を与えると、データ保管制御システム100が、データ保管装置X,Y,Zに保管されていた各分割ファイルD1,D2,D3を取り出す処理を実行し、これをデータ処理装置10へと提供する処理が行われる。
なお、図では、説明の便宜上、3つのデータ保管装置X,Y,Zのみを用いた例が示されているが、実際には、ネットワークNに接続された多数のデータ保管装置を用いた運用が行われることになる。特に、ネットワークNとしてインターネットを利用するようにすれば、全世界に設置された膨大な数のデータ保管装置を利用した運用が可能になる。したがって、1つの保管対象データDを構成する個々の分割ファイルD1,D2,D3の格納先となるのは、ネットワークNに接続された多数のデータ保管装置のうちのいくつかということになる。
続いて、図1のブロック図を参照しながら、データ保管制御システム100を構成する個々の構成要素の機能を説明する。まず、データ受入部110は、データ処理装置10から、保管対象データDを受け入れる機能をもった構成要素である。データ処理装置10から与えられた保管対象データDは、まず、このデータ受入部110に入力されることになる。
分割処理部120は、このデータ受入部110に入力された保管対象データDを、所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する処理を行う構成要素である。たとえば、図2に示す例では、保管対象データDは、3等分され、3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割されている。分割処理部120で実行される分割処理の方法は、任意に設定することが可能であり、セキュリティを高める上では、分割方法にバリエーションをもたせておき、新たな保管対象データが与えられるごとに、それぞれ異なる分割方法で分割を行うようにするのが好ましい。たとえば、ある時は3等分、別なある時は7等分、というように等分数をランダムに変えるようにしてもよいし、等分せずに、個々の部分ごとにデータ長を変えるようにしてもかまわない。
たとえば、保管対象データDの先頭部分から、10MB,15MB,8MBと、羊羹を切るように分割してゆく操作を繰り返してゆけば、10MB,15MB,8MBというデータ長を周期的に繰り返す複数の分割ファイルが形成されることになる。もちろん、このデータ長のパターンやその周期を毎回ランダムに変更するようにすれば、分割方法のバリエーションは無限に広がることになる。
格納処理部130は、分割処理部120における分割処理で発生した複数の分割ファイルを、それぞれ所定の格納先へと転送して格納する処理を行う構成要素である。たとえば、図2に示す例の場合、分割処理部120では、3つの分割ファイルD1,D2,D3が生成されることになり、格納処理部130は、これらをネットワークNを介して、それぞれデータ保管装置Y,Z,Xへと転送して格納する機能を果たす。
管理データ作成部140は、保管対象データDについて、このような格納が行われた場合に、分割処理部120で行われた分割方法を示す情報と、個々の分割ファイルD1,D2,D3の格納先を示す情報と、を含む管理データを作成する処理を行う。具体的には、上述の例の場合、保管対象データDについて、「3等分して先頭から順にD1,D2,D3なる分割ファイルを生成する」という分割方法を示す情報と、「D1→Y,D2→Z,D3→X」という各格納先を示す情報と、を含む管理データが作成される。この管理データは、後に、保管対象データDを取り出すときに必要な情報になる。
格納先決定部150は、分割処理部120によって生成された各分割ファイルの格納先をそれぞれ決定する処理を行う構成要素であるが、この格納先の決定を行うに際して、保管装置リスト160を参照する。保管装置リスト160は、分割ファイルを格納するために用意されている複数のデータ保管装置の所在を示すリストであり、図示の例の場合、データ保管装置X,Y,Zのそれぞれについて、装置の識別情報(たとえば、X,Y,Zなる記号)とネットワークNを介してアクセスするための所在情報がリストとして用意される。ネットワークNとしてインターネットを用いる場合、各データ保管装置の所在情報としては、URLを用いると便利である。なお、この保管装置リスト160には、後述するように、個々のデータ保管装置X,Y,Zからデータを取り出す際のデータ取出速度に関する情報が含まれており、速度測定部165は、各データ保管装置X,Y,Zについて、データ取出速度を測定し、測定結果を保管装置リスト160に記録する機能を有している。
以上の各構成要素が、データ格納処理を行うための構成要素である。続いて、データ取出処理を行うための構成要素を説明する。データ処理装置10側から、過去に格納処理を行った特定の保管対象データDについての利用要求があると、最終的には、データ提供部170からデータ処理装置10に対して、当該保管対象データDの提供が行われることになるが、そのためには、順編成部180および取出処理部190により次のような処理が行われる。
まず、データ処理装置10から、保管対象データDについての利用要求があると、管理データ作成部140から、当該利用要求があった保管対象データDについての管理データが、順編成部180および取出処理部190に与えられる。前述したように、データの保管時には、分割処理部120で行われた分割方法を示す情報と、格納先決定部150で決定された格納先を示す情報と、を含む管理データが、管理データ作成部140において作成される。データの取出時には、この管理データのうち、格納先を示す情報が取出処理部190に与えられ、分割方法を示す情報が順編成部180に与えられる。
取出処理部190は、管理データ作成部140から与えられた管理データに基づいて、格納先として示されている複数のデータ保管装置を認識し、そこから、同一の保管対象データを構成するための分割ファイルを取り出す処理を並行して行う。上述の例の場合、保管対象データDについて生成された管理データのうちの「D1→Y,D2→Z,D3→X」という各格納先を示す情報に基づいて、分割ファイルD1,D2,D3が、ネットワークNを介して、それぞれデータ保管装置Y,Z,Xから取り出されることになる。
一方、順編成部180は、管理データ作成部140から与えられた管理データに基づいて、利用要求のあった保管対象データDに対して施された分割方法を参照して、取出処理部190によって取り出された各分割ファイルについての順序を認識する機能を果たす。上述の例の場合、保管対象データDについて生成された管理データのうちの「3等分して先頭から順にD1,D2,D3なる分割ファイルを生成する」という分割方法を示す情報に基づいて、取出処理部190が取り出してきた3つの分割ファイルD1,D2,D3が、D1→D2→D3という順を形成する分割ファイルであることが認識できる。
こうして順序の認識が完了したら、最後に、データ提供部170によって、各分割ファイルが、認識された順序にしたがって、データ処理装置10へと提供されることになる。上述の例の場合、分割ファイルD1,D2,D3が、この順序でデータ処理装置10へと提供されることになり、データ処理装置10は、これら分割ファイルD1,D2,D3をこの順に連結することにより、元の保管対象データDを得ることができる。
なお、上述の例では、データ保管時に、保管対象データDについて作成された管理データは、管理データ作成部140内にそのまま格納され、データ取出時には、管理データ作成部140から、この管理データが順編成部180および取出処理部190に与えられるようになっているが、データ保管時に作成された管理データは、データ処理装置10に返送するようにしてもかまわない。この場合、返送された管理データは、いわば保管対象データDについての預かり証として機能することになる。すなわち、データ処理装置10側から、保管対象データDの利用要求を行う場合に、この預かり証として機能する管理データを、データ保管制御システム100へと差し出すようにする。データ保管制御システム100側では、こうして差し出された管理データを、順編成部180および取出処理部190に与えて、上述した取出処理の実行を行えばよい。
さて、本発明の特徴は、データ保管制御システム100によってデータ保管処理が行われる際の個々の分割ファイルの格納先の決定方法にある。上述したように、この格納先の決定処理は、分割処理部120から、生成された分割ファイルの数を通知する情報を受けた格納先決定部150が、保管装置リスト160に掲載されているデータ保管装置を参照して行うことになる。この格納先決定には、原理的には、任意のアルゴリズムを採用することができ、たとえば、乱数などを用いて全くランダムに格納先を決定することも可能である。ただ、本発明では、この格納先の決定を行う際に、もとの保管対象データDの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、取出速度の速いデータ保管装置に割り当てて格納を行う、という規則を設け、格納先決定部150が、この規則に従って格納先の決定を行うようにしている。
保管装置リスト160には、前述したとおり、個々のデータ保管装置からのデータ取出速度に関する情報が含まれている。したがって、格納先決定部150は、この速度に関する情報を参照することにより、もとの保管対象データの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、取出速度の速いデータ保管装置に割り当てられるように格納先の決定を行うことが可能になる。たとえば、図1に示す3台のデータ保管装置X,Y,Zについてのデータ取出速度をそれぞれVx,Vy,Vzとした場合、保管装置リスト160内に、データVy>Vz>Vxなる情報が含まれていたとすると、図2に示すように、もとの保管対象データDの先頭に位置する分割ファイルD1については、最も取出速度の速いデータ保管装置Yを割り当て、中間に位置する分割ファイルD2については、取出速度が中間であるデータ保管装置Zを割り当て、末尾に位置する分割ファイルD3については、最も取出速度の遅いデータ保管装置Xを割り当てるようにすればよい。
本発明により格納先の決定を行う上での唯一の規則は、もとの保管対象データDの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、取出速度の速いデータ保管装置に割り当てて格納を行う、という規則だけであり、この規則を満たしている限り、どのようなアルゴリズムで個々の格納先を決定するようにしてもかまわない。たとえば、合計100個のデータ保管装置が存在し、そのうちの3つを選択して、3つの分割ファイルD1,D2,D3を格納する場合であれば、100個のデータ保管装置の中から全くランダムに3個のデータ保管装置を選択し、そのうち取出速度が最速のものに分割ファイルD1を割り当て、2番目の速度のものに分割ファイルD2を割り当て、一番遅いものに分割ファイルD3を割り当てるようにすれば、本発明の目的は達成できる。
このように、データ取出速度を考慮した割り当てを行うことによるメリットは、取出時に、もとの保管対象データDの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、早く取り出すことができるようになり、順編成部180には、先頭に近い位置にあった分割ファイルから順に各分割ファイルが集まってくるようになる点にある。前述したように、データ処理装置10から、所定の保管対象データDについての取出要求があると、取出処理部190は、複数のデータ保管装置に分散して保管されている各分割ファイルを取り出す処理を並行して行う。ところが、取り出された分割ファイルが取出処理部190に到達する時間は、それぞれ異なっており、到着はバラバラになる。しかし、上記規則に基づいて、データ取出速度を考慮した割り当てを行っておけば、到着順は、もとの保管対象データDの先頭に近い順になるので、個々の分割ファイルを、その到着の都度、データ提供部170からデータ処理装置10へと提供することが可能になる。
たとえば、図2に示すような保管が行われている場合、取出処理部190から、各データ保管装置X,Y,Zに対して、分割ファイルD1,D2,D3に対する取出要求が並行して行われることになるが、分割ファイルD1,D2,D3が取出処理部190に到達する時間はそれぞれバラバラである。ところが、3台のデータ保管装置X,Y,Zについてのデータ取出速度がVy>Vz>Vxなる関係にあった場合に、図2に示すように、この取出速度を考慮した割り当てを行えば、何らかの事故が発生したり、取出速度に急激な変動が生じない限り、まず、取出速度の最も速い保管装置Yからの分割ファイルD1が到達し、続いて、保管装置Zからの分割ファイルD2が到達し、最後に、取出速度の最も遅い保管装置Xからの分割ファイルD3が到達することになる。
このように、もとの保管対象データDの先頭部分から個々の部分が、順次時間差をもって取出処理部190に到達するのであれば、保管対象データDの性質によっては、全データが揃うまで待つことなしに、個々の部分を、それぞれ到達した時点でデータ提供部170から提供した方が合理的な場合がある。具体的には、保管対象データDが、たとえば、音楽のデータや動画のデータのように、先頭から後尾に向かって順に利用されるようなデータであった場合、個々の部分が取出処理部190に到達した時点で、随時、データ提供部170からデータ処理装置10へと提供した方が合理的である。音楽データや動画データは、所定の時間軸にしたがって再生される性質のデータであるので、たとえば、図2に示す例において、先頭の分割ファイルD1の部分のデータだけが提供されたとしても、少なくとも当該先頭部分に関する音楽や動画の再生は支障なく行うことができる。そして、遅くとも、この分割ファイルD1の末尾部分の再生が終了する時点までに、次の分割ファイルD2の提供が行われていれば、データ処理装置10は、支障なく音楽や動画の再生を継続することができる。同様に、最後の分割ファイルD3は、分割ファイルD2の末尾部分の再生が終了する時点までに、データ処理装置10に提供されていれば足りる。
このように、各分割ファイルを、それぞれが到達する都度、データ処理装置10へ提供してゆく方式は、取出処理部190にすべての分割ファイルが到達するのを待って、保管対象データDを完全な形でデータ処理装置10へと提供する方式に比べると、データ処理装置10を操作するオペレータの待ち時間を短縮することが可能になり、極めて良好な応答性を実現させることができるようになる。特に、ネットワークNとしてインターネットを利用した場合、最も遅いデータ保管装置からの分割ファイルが取出処理部190に到達するまでに、かなりの時間を要するケースも少なくない。このようなケースでは、本発明に係る手法は極めて有効である。
なお、個々の分割ファイルの取出処理部190への到着順が、必ず予期した順になるのであれば、順編成部180を設けずに、取出処理部190に到達した分割ファイルを直ちにデータ提供部170へと転送し、データ処理装置10へと提供することも可能である。ただ、実用上は、各分割ファイルが必ずしも予期した順序で到達するとは限らないので、順編成部180による順序の認識処理を行うようにして、万一、予期した順とは異なる順序で分割ファイルが到達した場合には、データ提供部170から正しい順序で分割ファイルの提供が行われるようにするのが好ましい。たとえば、図2に示す例の場合、本来であれば、分割ファイルD1,D2,D3の順で取出処理部190に到達するはずであるが、もし、D1,D3,D2の順で到達したような場合は、順編成部180により、2番目に到達した分割ファイルD3が、実際には、先頭から3番目の分割ファイルであることが認識できるので、分割ファイルD2の到達を待って、分割ファイルD2の後に分割ファイルD3をデータ提供部170に転送するようにし、正しい順編成を行うことができる。そうすれば、データ提供部170からは、常に、保管対象データDの先頭に近い方から順に、各分割ファイルの提供が行われるようになる。
もちろん、保管対象データDの性質によっては、全データが揃わなければ意味をなさないようなデータも存在する。たとえば、一般的なアプリケーションプログラムのデータは、必ずしも先頭部分から順に利用されるとは限らないので、図2に示す例において、先頭の分割ファイルD1のみを先行してデータ処理装置10に提供しても意味はない。しかしながら、音楽データや動画データなど、いわゆるデジタルコンテンツと呼ばれるデータの多くは、先頭から後尾部分に向かって順に利用されることになるので、保管時において、データ取出速度を考慮したデータ保管装置の割り当てを行っておき、取出時には、各分割ファイルごとにデータ処理装置10に提供する、という手法をとる意味は十分にある。実用上は、保管対象データが、先頭から後尾部分に向かって順に利用されるタイプのデータであるか否かを判断し(たとえば、ファイル名の拡張子に基づいて判断を行うようなことが可能である)、順編成部180において、保管対象データ全体が揃うまで待ち、一括して提供するか、あるいは、個々の分割ファイルごとに順次提供を行ってゆくか、を決めるようにすればよい。
なお、図1に示す実施形態では、データ保管制御システム100内に速度測定部165を設けてある。この速度測定部165は、各データ保管装置X,Y,Zについて、データ取出速度を測定し、測定結果を保管装置リスト150に記録する処理を行う機能をもっている。もちろん、速度測定を行う場合、図示のようなネットワークNを介してアクセス可能なデータ保管装置X,Y,Zについては、当該ネットワークN上のデータ転送速度を含めた取出速度が測定されることになる。具体的には、速度測定部165から、ネットワークNを介して、テスト対象となるデータ保管装置に対してテスト用データを送信し、続いて、このテスト用データを取り出す処理を行い、テスト用データが速度測定部165に到達するまでの時間を測定する処理を行えばよい。ネットワークの伝送路によっては、上り方向と下り方向とで伝送速度が異なる非対称伝送路も存在するが、本発明で重要なのは、あくまでも各データ保管装置からデータを取り出すときの速度である。
もちろん、このようなテスト用データの取出速度を測定するだけでなく、実運用中に取出処理部190による取出処理が実行された場合に、この取出処理を監視する機能を設けておけば、実運用中でのデータの到達速度を測定することも可能である。また、実際には、個々のデータ保管装置の取出速度は経年変化により変動する可能性があるので、速度測定部165により定期的に速度の測定を行い、最新の測定結果を保管装置リスト160に書き込むようにしておけば、保管装置リスト160内の測定に関する情報を逐次更新することができる。
また、実用上は、データ保管装置X,Y,Zに格納される各分割ファイルについてのセキュリティを更に高めるために、暗号化処理を行うのが好ましい。すなわち、分割処理部120に、分割ファイルを暗号化する機能をもたせておき、格納処理部130に、暗号化された分割ファイルを各データ保管装置X,Y,Zに格納させるようにすれば、万一、各データ保管装置X,Y,Z内に格納されている個々の分割ファイルが不正に取り出されたとしても、暗号化されたままの状態であるため、安全性は向上することになる。
図3は、このような暗号化のプロセスの一例を示す図である。この例では、格納処理部130において、保管対象データDが3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割された後、それぞれが暗号化され、暗号化分割ファイルD1c,D2c,D3cが作成される。データ保管装置Y,Z,Xには、この暗号化分割ファイルD1c,D2c,D3cが格納されることになる。
もちろん、保管時に暗号化を行った場合、取出時には復号化を行う必要がある。すなわち、取出処理部190は、暗号化された分割ファイルを取り出してくるので、順編成部180に、この暗号化されている分割ファイルを復号化する機能をもたせておき、ここで各暗号化分割ファイルD1c,D2c,D3cを復号化して、分割ファイルD1,D2,D3に戻した後、データ処理装置10への提供が行われるようにしておけばよい。
暗号化とは別な手法として、各分割ファイルを構成する本来のデータには不要なダミーデータを付加する手法も有効である。図4は、このダミーデータを付加する手法の概念を説明するための図である。たとえば、図4(a) に示すように、本来のデータに、これとは無関係なダミーデータ(ハッチング部分)を付加する処理を行うと、本来は不要な余分なデータが混入することになり、正しいデータの利用を行うことができなくなる。特に、図4(b) に示すように、本来のデータを複数箇所で分断する形式で、ダミーデータを挿入するような方法を採れば、本来のデータとして利用することはほとんど不可能になる。
このようなダミーデータ付加の手法を採り入れる場合は、分割処理部120に、分割ファイルにダミーデータを付加する機能を付加しておけばよい。そうすれば、格納処理部130によって、ダミーデータが付加された状態の分割ファイルが格納されることになる。また、取出処理部190は、ダミーデータが付加された状態の分割ファイルを取り出してくることになるので、順編成部180には、このダミーデータが付加されている分割ファイルからダミーデータを除去する処理を行う機能を付加しておくようにする。
このように、データの保管時に、暗号化処理やダミーデータ付加処理を行った場合、データの取出時には、復号化処理やダミーデータ除去処理を行う必要がある。そのためには、データ保管時に、どのような暗号化を行ったのか、どのようなダミーデータをどのように付加したのかを示す情報をどこかに記録しておき、データ取出時に、この記録に基づいて、元の保管対象データDの復元を行う必要がある。このような記録は、管理データ作成部140で作成される管理データ内に行うようにすると便利である。結局、管理データ作成部140で作成される管理データには、分割方法を示す情報、各分割ファイルの格納先を示す情報、暗号化の処理方法、ダミーデータの付加方法を示す情報が含まれることになる。順編成部180は、この管理データを参照して、各分割ファイルの順序を認識するとともに、復号化処理およびダミーデータの除去処理を行うことになる。
ところで、図1に示す実施形態は、データ処理装置10とデータ保管制御システム100とが直接接続されているが、両者は必ずしも直接接続する必要はない。図5に示す実施形態は、2台のデータ処理装置A,Bを、ネットワークNを介してデータ保管制御システム100に接続した例である。データ保管制御システム100の内部構成は、図1のブロック図に示すものと同様である。データ処理装置AまたはBから、所定のデータをデータ保管装置X,Y,Zに保管する際には、保管対象データDをネットワークN経由でデータ保管制御システム100へ引き渡せばよい。その後の処理は、前述した実施形態と全く同様である。
なお、この図5に示す実施例では、ネットワークNを介して、複数のデータ処理装置A,Bをデータ保管制御システム100に接続することが可能になるので、データ処理装置Aによって保管された特定のデータを、別なデータ処理装置Bから取り出すようなことも可能である。ネットワークNとしてインターネットを利用すれば、たとえば、日本に設置されたデータ処理装置Aによって保管した特定のデータを、米国に設置されたデータ処理装置Bによって取り出すようなグローバルな利用形態も可能になる。
このような世界的な規模での利用形態とは逆に、本発明を極めてローカルなシステムに適用することも可能である。図6に示す例は、1台のパソコンと外部記憶装置からなるローカルなシステムに本発明を適用した例である。この例の場合、データ処理装置Aは、1台のパソコンであり、このパソコンAに、複数台の外部記憶装置が接続されている。図示の例では、3台のハードディスク記録装置HD1,HD2,HD3と、1台の光磁気ディスク記録装置MOと、1台の光ディスク記録装置LDと、がパソコンAに外部記憶装置として接続されている。また、ブロックで示すデータ保管制御システム100は、図1に示すデータ保管制御システム100と同等の機能をもったシステムである。もっとも、このデータ保管制御システム100は、特別なハードウエアとして用意されているものではなく、実際には、パソコンAにインストールされたプログラムとして実現されるシステムになる。
一般に、ハードディスク記録装置、光磁気ディスク記録装置、光ディスク記録装置は、互いに、アクセス速度がそれぞれ異なっている。また、ハードディスク記録装置でさえ、機種ごとにアクセス速度が異なっている。したがって、図6に示すように、パソコンAに5台の外部記憶装置を接続すれば、当然、データの読出速度はそれぞれで異なることになる。そこで、データ保管制御システム100内の保管装置リスト160に、これら5台の外部記憶装置の読出速度の情報を記録しておけば、データ保管制御システム100を介して、パソコンAで利用するデータを分割して複数の外部記憶装置に分散して格納する場合に、読出速度を考慮した格納先の決定を行うことが可能になる。具体的には、もとの保管対象データの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、読出速度の速い装置に格納すればよい。
このように、読出速度を考慮して格納先を決定しておけば、格納したデータを読み出してパソコンAで利用する場合に、データの先頭部分が読み出された時点で、これをパソコンAで利用開始することが可能になる。結局、保管していたデータをできるだけ短時間で利用可能にすることができるので、音楽データや動画データのように、先頭部分から順に利用して再生するようなデータの場合、非常に有用になる点は、前述の実施形態の場合と全く同様である。
このように、本発明に係るデータ保管制御システムは、図1や図5に示す実施例のようにネットワークを介してデータ保管を行う場合に限定されるものではなく、図6に示すような極めてローカルなシステムにも同様に適用可能である。図1のブロック図では、データ保管制御システム100を複数のブロックからなる構成要素として示したが、これらの構成要素は、いずれもプログラムの形式で実現可能な要素である。したがって、たとえば、図1に示す実施形態の場合、データ保管制御システム100の実体は、データ処理装置10内にインストールしたプログラムにより実現することが可能であり、図6に示す実施形態の場合、データ保管制御システム100の実体は、データ処理装置A(パソコン)内にインストールしたプログラムにより実現することが可能である。
また、図1のブロック図に示す各構成要素は、本発明の実現にあたって必ずしもすべてが必要になるものではない。たとえば、図6に示す実施例のように、外部記憶装置の仕様書などにより、各データ保管装置のデータ読出速度が既知の場合には、速度測定部165を敢えて設ける必要はない。この場合、既知の読出速度を、そのまま保管装置リスト160に書き込めば足りる。また、図1のデータ保管制御システム100には、データ提供部170、順編成部180、取出処理部190というデータの取出処理を行うための構成要素が含まれているが、この取出処理は、データ処理装置10に直接実行させることも可能なので、データ保管制御システム100には必ずしも設ける必要はない。
本発明の一実施形態に係るデータ保管制御システム100の構成および動作を説明するためのブロック図である。 保管対象データDを3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割して保管する概念を示す図である。 図1に示すデータ保管制御システム100で行われる暗号化のプロセスの一例を示す図である。 図1に示すデータ保管制御システム100で行われるダミーデータを付加するプロセスの概念を説明するための図である。 2台のデータ処理装置A,Bを、ネットワークNを介してデータ保管制御システム100に接続した実施例を示すブロック図である。 1台のパソコンと外部記憶装置からなるローカルなシステムに本発明を適用した実施例を示すブロック図である。
符号の説明
10…データ処理装置
100…データ保管制御システム
110…データ受入部
120…分割処理部
130…格納処理部
140…管理データ作成部
150…格納先決定部
160…保管装置リスト
165…速度測定部
170…データ提供部
180…順編成部
190…取出処理部
A,B…データ処理装置(パソコン)
D…保管対象データ
D1,D2,D3…分割ファイル
D1c,D2c,D3c…暗号化分割ファイル
HD1,HD2,HD3…ハードディスク記録装置
LD…光ディスク記録装置
MO…光磁気ディスク記録装置
N…ネットワーク
X,Y,Z…データ保管装置(データサーバ)

Claims (5)

  1. データ処理装置から与えられた保管対象データを、複数の分割ファイルに分割して複数のデータ保管装置に分散して格納する機能を有するデータ保管制御システムであって、
    データ処理装置から、時間軸にしたがって再生される性質の保管対象データを受け入れるデータ受入部と、
    受け入れた保管対象データを、所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する分割処理部と、
    分割ファイルを格納するために用意され、インターネットを介してアクセス可能な複数のデータ保管装置の所在を示す保管装置リストと、
    前記保管装置リストに掲載されているデータ保管装置の中から、個々の分割ファイルの格納先を決定する格納先決定部と、
    個々の分割ファイルをそれぞれ決定された格納先にインターネットを介して格納する処理を行う格納処理部と、
    個々の保管対象データについて、前記分割処理部で行われた分割方法と前記格納先決定部で決定された格納先とを示す管理データを作成する管理データ作成部と、
    前記各データ保管装置について、インターネットを介したデータ取出速度を測定し、測定結果を前記保管装置リストに記録する処理を行う速度測定部と、
    前記管理データによって格納先として示された複数のデータ保管装置から、同一の保管対象データを構成するための分割ファイルを取り出す処理を並行して行う取出処理部と、
    前記管理データによって示された分割方法を参照することにより、前記取出処理部によって取り出された各分割ファイルについての順序を認識する順編成部と、
    各分割ファイルを、認識された順序にしたがって、到着の都度、データ処理装置に提供するデータ提供部と、
    を備え、
    前記格納先決定部が、前記保管装置リストに記録されたデータ取出速度を考慮して、もとの保管対象データの先頭に近い位置にあった分割ファイルほど、取出速度の速いデータ保管装置に割り当てられるように、格納先の決定を行うことを特徴とするデータ保管制御システム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、
    分割処理部が分割ファイルを暗号化する機能を有し、格納処理部が暗号化された分割ファイルを格納する機能を有し、取出処理部が暗号化された分割ファイルを取り出す機能を有し、順編成部が暗号化されている分割ファイルを復号化する機能を有することを特徴とするデータ保管制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のシステムにおいて、
    分割処理部が分割ファイルにダミーデータを付加する機能を有し、格納処理部がダミーデータが付加された分割ファイルを格納する機能を有し、取出処理部がダミーデータが付加された分割ファイルを取り出す機能を有し、順編成部がダミーデータが付加されている分割ファイルからダミーデータを除去する機能を有することを特徴とするデータ保管制御システム。
  4. 請求項2または3に記載のシステムにおいて、
    管理データ作成部が、暗号化の処理方法もしくはダミーデータの付加方法を示す情報を含む管理データを作成する機能を有し、順編成部が、前記管理データを参照して、復号化処理もしくはダミーデータの除去処理を行うことを特徴とするデータ保管制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ保管制御システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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