JP4666133B2 - 核酸検出装置 - Google Patents
核酸検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4666133B2 JP4666133B2 JP2004157498A JP2004157498A JP4666133B2 JP 4666133 B2 JP4666133 B2 JP 4666133B2 JP 2004157498 A JP2004157498 A JP 2004157498A JP 2004157498 A JP2004157498 A JP 2004157498A JP 4666133 B2 JP4666133 B2 JP 4666133B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nucleic acid
- acid detection
- detection
- reaction
- reagent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
核酸塩基配列の増幅方法は、例えばDNA合成の連鎖反応によるPolymerase Chain Reaction法(以下「PCR法」という、Science, 230:1350-1354,1985)やNASBA法(Nucleic Acid Sequence Based Amplification 法、Nature, 350,91-92,1991)及びLAMP法(特開2001-242169号公報)、ICAN法(特許登録番号3433929号)等が公知である。これらの核酸増幅反応は、複製増幅しようとする目的遺伝子や遺伝子領域(以下「目的遺伝子」という)の核酸塩基配列(以下「特定核酸」という)に相補的な1組の合成オリゴヌクレオチドプライマー(以下「プライマー」という)を用いて、液相中にて行われる。
同様に、反応によってはある試薬や洗浄液を流路を通して反応部位に加えた後に、反応部位の液体(試薬)を排出した後に、別の試薬や洗浄液を加えて次の反応を行う必要がある。そのための装置の機構をどのようにするかも、課題の一つとしてあげられていた。
本発明は、核酸の増幅工程及び核酸の検出工程を含む核酸の検出において、核酸の増幅、核酸チップとのハイブリダイゼーション、反応試薬の導入、洗浄等の操作を簡略化した迅速かつ簡便な核酸検出用装置を提供することにある。さらには、このような核酸検出用装置を用いる核酸の検出方法、核酸検出用キットならびに核酸検出用システムを提供することである。
1.特定核酸検出用プローブが予め固定化されてなる核酸検出部が設置されたデバイス、及び、核酸検出用試薬が充填された核酸検出反応槽が少なくとも一つ設置された少なくとも一つの支持体を備え、前記デバイスと、前記少なくとも一つの支持体は上下に重なり合い、該デバイスのその回転軸を中心とした回転により核酸検出部を移動させる手段を有し、該核酸検出部と前記核酸検出用試薬との接触を可能とする機能を備えていることを特徴とする核酸検出用装置。
2.前記支持体に設置された少なくとも一つの核酸検出反応槽が、前記デバイスの回転軸を中心とした同一円周に相当する位置に設置された前項1に記載の核酸検出用装置。
3.前記デバイスに、次の少なくとも一つが担持された前項1または2に記載の核酸検出用装置:
1)検体供給部位;
2)前記支持体に設置された少なくとも一つの核酸検出反応槽の開口部の閉鎖部位。
4.前記支持体に設置された核酸検出反応槽が、以下に示す槽のいずれかである前項1〜3何れか一に記載の核酸検出用装置:
1)特定核酸の増幅反応槽;
2)特定核酸のハイブリダイゼーション槽;
3)特定核酸の検出槽;
4)洗浄槽。
5.前記核酸検出部を移動させることにより、以下の少なくとも一の処理がなされる前項1〜4いずれか一に記載の核酸検出用装置:
1)特定核酸の検出用プローブとのハイブリダイゼーション;
2)検出のための検出前反応;
3)検出反応;
4)核酸検出部の洗浄。
6.前項1〜5のいずれか1に記載の核酸検出用装置を用いた特定核酸の検出方法。
7.少なくとも以下の工程を含む前項6記載の方法:
1)検体を、検体供給部位を通じて核酸検出反応槽の一つに導入する検体供給工程;
2)ハイブリダイズ用試薬を備える核酸検出反応槽において、核酸検出部に固定化された核酸検出用プローブと増幅された特定核酸をハイブリダイズさせる工程;
3)上記ハイブリダイズした核酸を、標識物質により検出する工程。
8.前記検体供給工程後に、核酸検出反応槽において、検体中に含まれる特定核酸を増幅させる特定核酸増幅工程を含む前項7に記載の方法。
9.核酸検出部においてハイブリダイズした核酸を標識物質により検出する工程の前に、該ハイブリダイズした核酸を、検出前反応用試薬と反応させる前項7又は8に記載の方法。
10.核酸検出反応槽においてなされる各反応の少なくとも一以上の反応後に、核酸検出部の洗浄が行われる前項7〜9の何れか一に記載の方法。
11.前項1〜5の何れか一に記載の核酸検出用装置を含む核酸検出用キット。
12.前項1〜5の何れか一に記載の核酸検出用装置を使って核酸検出を行う核酸検出用システム。
また、核酸増幅部位や核酸検出部位に、各々の試薬の供給、洗浄のための試薬や洗浄用試薬を加えたり除去したりする必要なく特定核酸の増幅反応及び検出前反応を行うことが可能となった。すなわち、特定核酸の増幅反応及び検出前反応の際に、特定核酸増幅、核酸プローブとのハイブリダイゼーション、反応試薬の導入、洗浄等の操作を簡略化することができ、迅速かつ簡便に核酸の検出を行うことが可能となった。
以下に本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応する部分を示すものとする。
本発明の核酸検出用装置の基本的構成は、
特定核酸検出用プローブが予め固定化されてなる核酸検出部が設置されたデバイスと、核酸検出用試薬が充填された核酸検出反応槽が少なくとも一つ設置された支持体からなり、前記デバイスに設置された核酸検出部を移動させることにより、該核酸検出部と前記核酸検出反応槽に充填された核酸検出用試薬(試薬、検体、洗浄液等)との接触を可能とする機能を備えている。本発明の核酸検出用装置には、支持体は少なくとも一つ含み、二以上の支持体を含んでいても良い。
本発明の核酸検出用装置が、支持体を二以上含む場合には、それぞれの支持体が平面的又は空間的な特定の位置で固定される。支持体間の距離は、特に限定されるものではないが、前記核酸検出部と前記核酸検出反応槽に充填された核酸検出用試薬(試薬、検体、洗浄液等)との接触を妨げない程度に近いことが好ましい。
具体的には、プローブDNAの固定化を目的としたニトロ・セルロースなどのメンブレンであれば、プローブDNA溶液を滴下後に紫外線照射・ベーキング・アルカリなどによって固定化する方法が知られている。さらに、これらのプローブDNA溶液を固定化したメンブレンなどを貼付して、検出部位として用いることができる。また、ポリスチレンなどの有機材料にオリゴDNAを固定化する場合、オリゴDNAに無関係な配列(ポリ・チミン鎖など)を付加し、DNAの分子量を大きくすることで固定化の効率を上げることもできる。また、担体表面がガラスなどの場合、シランカップリングやポリリジン等で担体表面を処理することで固定化の効率を上げることもできる。
なお、核酸検出用プローブは、上記容器に使用しうる有機材料のほか、ガラス、シリコンなどの無機材料、金、銀などの金属材料を担体として固定することもできる。
1)検体の供給部位
2)前記支持体に設置された少なくとも一つの核酸検出反応槽の開口部の閉鎖部位
1)特定核酸の増幅反応槽
2)特定核酸のハイブリダイゼーション槽
3)特定核酸の検出槽
4)各反応後の核酸検出部の洗浄槽
核酸抽出用試薬と特定核酸増幅用試薬は、一の反応槽に装填することが好適であり、効率的な核酸抽出及び特定核酸増幅処理を行うことができる。
本発明においては、特定核酸の増幅反応槽で、特定核酸を増幅させることもできるが、本発明とは別の増幅反応槽で特定の核酸を増幅させることもできる。
検出反応は、各種の公知の方法で行うことができる。
検出反応に、いくつかの試薬を用いて反応を行う場合には、さらに特定核酸検出用試薬を充填した検出槽を用意し、各検出槽で反応を行うことができる。
各試薬は各々別の核酸検出反応槽(3)とすることが好ましい。
核酸検出部(2)と該検出前反応用試薬が接触することによって検出前反応処理が行われ、その後に核酸検出部の核酸の検出を可能とする。ここで、検出前反応用試薬は、例えば化学発色法試薬及び基質反応試薬が挙げられ、各々が別々の槽に装填されている。
ただし、特定核酸の検出方法によっては、検出前反応用試薬を装填する核酸検出反応槽(3)は省略することができる。例えば、蛍光標識・RIによって検出する場合である。
検出反応や、検出部位の大きさに従い、各種目視、カラー識別センサーや各種スキャナーによって読みとりが可能である。
1)検体の供給
2)特定核酸のハイブリダイゼーション
3)検出のための検出前反応
4)検出反応
5)核酸検出部の洗浄
さらに、核酸増幅のための増幅反応槽を設けることができる。
このような機能と達成させるのに好適な形態は、デバイスが回転軸を中心として回転する形状であり、核酸検出部(2)と、少なくとも一つの支持体に設置される検体供給孔(1)及び核酸検出反応槽(3)を含む各槽が、回転軸を中心とした同一円周上の位置に相当する位置に設置されている。このような形態とするために、デバイス及び/又は支持体は、例えば円盤状の形状とすることができる。
本発明の別の発明は、上記のような核酸検出用装置を用いた、効率的な核酸検出方法である。具体的には、少なくとも以下の工程を含む核酸検出方法である。
1)検体を、検体供給手段を通じて核酸検出反応槽の一つに導入する検体供給工程;
2)ハイブリダイズ用試薬が装填された反応槽において、核酸検出部に固定化された核酸検出用プローブと増幅された特定核酸をハイブリダイズさせる工程;
3)核酸検出部においてハイブリダイズした核酸を、標識物質により検出する工程。
「検体供給工程」とは、特定核酸の含有可能性のある検体を、例えば、検体供給孔(1)を通じて、核酸検出反応槽(3)に導入することをいう。本工程は、核酸検出反応槽(3)で目的とする特定核酸を検出させるために行われる。特定核酸は、本発明においては具体的に特定されるものではないが、特定の遺伝子等が挙げられる。例えば、生体中の特定の遺伝子を検出したい場合や、特定の遺伝子の多型を解析したい場合には、該当する特定の配列部分を含む核酸をいう。また、遺伝子タイプの異なるウイルス感染について解析したい場合なども、特定の遺伝子の特定の配列部分を含む核酸をいう。
本発明の核酸検出装置では、予め別の装置にて核酸を増幅処理したものについても、核酸を検出することができる。このような場合には、核酸増幅処理したものを本発明の検体とすることができる。
核酸検出反応槽(3)に特定核酸増幅用試薬のみが装填されている場合は、検体は予めDNA抽出用試薬と接触させ、核酸の抽出処理が行われていることが必要である。DNA抽出処理後に、検体が特定核酸増幅用試薬と接触し、特定核酸の増幅が行われる。DNAの抽出方法は公知の方法で行うことができ、例えばフェノール抽出法、グアニジンチオシナネート抽出法、バナジルリボヌクレオシド複合抽出法等が公知であり、一般的である。
増幅すべき特定核酸の塩基数が100〜400塩基対、好ましくは150〜300塩基対の場合のPCR法により増幅する場合を例示して説明する。(i)2本鎖ゲノムDNAを約92〜95℃、約30秒〜1分間の反応条件で熱処理することにより1本鎖にする変性工程、(ii)該1本鎖DNAのそれぞれに約50〜65℃を約20秒〜1分間の反応条件で、少なくとも2種類の増幅プライマーを結合させることによりPCRの反応開始点となる2本鎖部分を作製するアニール工程、(iii)約70〜75℃を約20秒〜5分間の反応条件でDNAポリメラーゼを用いて反応させる鎖伸張工程の(i)〜(iii)の工程を通常の方法により20〜40回繰り返す。
後述する核酸検出のために、特定核酸増幅反応に使用するプライマーは、標識物質と反応しうる物質、例えばビオチン、放射性同位体等を修飾したものを使用することができる。
「ハイブリダイズさせる工程」とは、核酸検出反応槽(3)において増幅された特定核酸又は本発明とは別の核酸増幅反応槽で増幅した核酸を支持体の特定核酸のハイブリダイゼーション槽に移し、その後核酸検出部(2)に固定化された特定の核酸検出用プローブとハイブリダイズさせる工程をいう。これは前記増幅した核酸の配列中に目的の核酸を含むか、又は遺伝子多型の配列のうちいずれであるか等の分析のために行われる。
増幅した核酸は、例えば、酵素発光法、RI、蛍光物質、化学発光物質などを用いて検出することができる。
本工程では、該検出のために使用する核酸検出前反応用試薬を用いて、本発明の装置内で反応させる。核酸検出前反応のために、例えば図2のデバイスの(A)又は(B)のいずれかを回転させ、核酸検出部(2)を検出前反応用試薬が装填された次の核酸検出反応槽(3)に導き、反応させることができる。
なお、この検出前反応は、検出系によっては省略することができる。例えば、RIでは前処理反応を行うことなく、直接検出反応を行うことができる。
本発明は、本発明の核酸検出用装置を用いた核酸検出方法に使用する試薬、例えば核酸検出用装置に備えられる試薬等及び核酸検出用装置を含む核酸検出用キットにも及び、本発明の核酸検出用装置を使って核酸検出を行う核酸検出用システムにも及ぶ。
核酸検出用装置として、素材にはポリプロピレン(PP)を用い、円筒状のデバイスと支持体からなる核酸検出用装置を成形した。核酸検出用装置の図3の(A)のデバイスに核酸検出部(2)を設置した。また、デバイスに検体供給孔(1)をデバイスを貫通させて設けた。さらに、(1)と(2)の中間部の回転軸を中心とした同一円周上に核酸検出反応槽(3)の開口部に相応し、該開口部を密閉可能な円形凹部(41)を設けた。加えて、デバイスには回転軸を中心とした同一円周上に検体供給孔(1)と核酸検出部(2)、さらに前記凹部(41)に加えて、さらに核酸検出反応槽(3)の開口部に相応し該開口部を密閉可能な円形凹部を栓を目的として総計9箇所(4)に等間隔で設けた。
デバイス(A)に相応させて、支持体(B)には順次回転軸を中心とした同一円周上に等間隔で、核酸検出反応槽(31)〜(34)を設けた。それらは、ハイブリダイズ用試薬槽(31)、洗浄用試薬槽(34)、酵素試薬槽(32)、洗浄用試薬槽(34)、基質試薬槽(33)、洗浄用試薬槽(34)、測定孔(5)、孔無し部からなる。
核酸検出用装置として、素材にはポリプロピレン(PP)を用い、円筒状のデバイスと支持体からなる核酸検出用装置を成形した。核酸検出用装置の図1の(A)のデバイスに核酸検出部(2)に、特定のオリゴDNAを、検出用プローブとして固定化した。
これらは、エストロゲン受容体遺伝子のXba1遺伝子多型のX型とx型に対応した配列のオリゴヌクレオチドである。ターミナルトランスフェラーゼ(TerminalTransferase(プロメガ社))によって3'端にdTTPが約400塩基長ほど連なったポリT鎖(poly-T鎖)を付加した後1mMで0.5μL滴下し、乾燥させた。その後、波長312nmのUV照射装置(アットー社、15W×6本)で2分間照射して固定化した。同様に、5'端をビオチン標識した約400塩基長のpoly-T鎖もコントロールとして固定化した。
また、デバイス(A)の検体供給孔(1)、核酸検出部(2)及び支持体(B)の核酸検出反応槽(3)は、実施例1と同様に設けた。そして、各核酸検出反応槽(3)には事前に各反応試薬を装填しておいた。
検体として、健常人血液よりアンプリコア血液検体処理用試薬(ロシュ社)によりDNAを抽出したものを用いた。
検体2μlを採取し、PCR法による核酸の抽出及び特定核酸増幅反応を行った。特定核酸増幅のために、以下の特定核酸増幅用試薬と混合し、全量を20μLとした。特定核酸増幅用プライマーとして、エストロゲン受容体遺伝子のXba1多型を含んだ約200塩基長の配列を増幅させるものを用いた。
本検体における健常人のエストロゲン受容体遺伝子Xba1多型は既知で、xx型であった。
Taq DNA ポリメラーゼ(東洋紡社) 1Unit
dNTPs 0.2mM
Tris-HCl 10mM(pH8.3)
KCl 50mM
MgCl2 1.5mM
プライマー(それぞれ0.5μMで5'端ビオチン標識)
ヒトDNA 2μL
PCR反応は次の温度条件に従った。これにより、DNAの熱変性、プライマーのアニーリング、ポリメラーゼ反応による伸長反応を繰り返して核酸を増幅した。
95℃ 5分 1サイクル
95℃ 30秒、55℃ 20秒、72℃ 20秒 30サイクル
72℃ 5分 1サイクル
4℃ 保存
2 核酸検出部
3 核酸検出反応槽
31 特定核酸のハイブリダイゼーション槽
32 特定核酸の検出槽(酵素液槽)
33 特定核酸の検出槽(基質液槽)
34 各反応後の核酸検出部の洗浄槽
4 核酸検出反応槽蓋部
41 凹部
5 測定孔
Claims (12)
- 特定核酸検出用プローブが予め固定化されてなる核酸検出部が設置されたデバイス、及び、核酸検出用試薬が充填された核酸検出反応槽が少なくとも一つ設置された少なくとも一つの支持体を備え、前記デバイスと、前記少なくとも一つの支持体は上下に重なり合い、該デバイスのその回転軸を中心とした回転により核酸検出部を移動させる手段を有し、該核酸検出部と前記核酸検出用試薬との接触を可能とする機能を備えていることを特徴とする核酸検出用装置。
- 前記支持体に設置された少なくとも一つの核酸検出反応槽が、前記デバイスの回転軸を中心とした同一円周に相当する位置に設置された請求項1に記載の核酸検出用装置。
- 前記デバイスに、次の少なくとも一つが担持された請求項1または2に記載の核酸検出用装置:
1)検体供給部位;
2)前記支持体に設置された少なくとも一つの核酸検出反応槽の開口部の閉鎖部位。 - 前記支持体に設置された核酸検出反応槽が、以下に示す槽のいずれかである請求項1〜3の何れか一に記載の核酸検出用装置:
1)特定核酸の増幅反応槽;
2)特定核酸のハイブリダイゼーション槽;
3)特定核酸の検出槽;
4)洗浄槽。 - 前記核酸検出部を移動させることにより、以下の少なくとも一の処理がなされる請求項1〜4のいずれか一に記載の核酸検出用装置:
1)特定核酸の検出用プローブとのハイブリダイゼーション;
2)検出のための検出前反応;
3)検出反応;
4)核酸検出部の洗浄。 - 請求項1〜5のいずれか1に記載の核酸検出用装置を用いた特定核酸の検出方法。
- 少なくとも以下の工程を含む請求項6に記載の方法:
1)検体を、検体供給部位を通じて核酸検出反応槽の一つに導入する検体供給工程;
2)ハイブリダイズ用試薬を備える核酸検出反応槽において、核酸検出部に固定化された核酸検出用プローブと増幅された特定核酸をハイブリダイズさせる工程;
3)上記ハイブリダイズした核酸を、標識物質により検出する工程。 - 前記検体供給工程後に、核酸検出反応槽において、検体中に含まれる特定核酸を増幅させる特定核酸増幅工程を含む請求項7に記載の方法。
- 核酸検出部においてハイブリダイズした核酸を標識物質により検出する工程の前に、該ハイブリダイズした核酸を、検出前反応用試薬と反応させる請求項7又は8に記載の方法。
- 核酸検出反応槽においてなされる各反応の少なくとも一以上の反応後に、核酸検出部の洗浄が行われる請求項7〜9の何れか一に記載の方法。
- 請求項1〜5の何れか一に記載の核酸検出用装置を含む核酸検出用キット。
- 請求項1〜5の何れか一に記載の核酸検出用装置を使って核酸検出を行う核酸検出用システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004157498A JP4666133B2 (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 核酸検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004157498A JP4666133B2 (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 核酸検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005333882A JP2005333882A (ja) | 2005-12-08 |
JP4666133B2 true JP4666133B2 (ja) | 2011-04-06 |
Family
ID=35488115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004157498A Expired - Fee Related JP4666133B2 (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 核酸検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4666133B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4689475B2 (ja) * | 2006-01-11 | 2011-05-25 | ニプロ株式会社 | 核酸固定用成形体および核酸固定化方法 |
JP4930872B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2012-05-16 | 秋田県 | 核酸検出システム及び核酸検出方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002171975A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-18 | Hitachi Software Eng Co Ltd | ハイブリダイゼーション反応装置及びハイブリダイゼーション方法 |
-
2004
- 2004-05-27 JP JP2004157498A patent/JP4666133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002171975A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-18 | Hitachi Software Eng Co Ltd | ハイブリダイゼーション反応装置及びハイブリダイゼーション方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005333882A (ja) | 2005-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7364848B2 (en) | Integrated microarray analysis | |
JP5795313B2 (ja) | アッセイを行うための方法及び装置 | |
JP5258835B2 (ja) | ポリヌクレオチドの検出及び定量装置 | |
JP2023001374A5 (ja) | ||
DK2809799T3 (en) | Rotatable Nucleic Acid Sequencing Lead Platform | |
JP2011062119A (ja) | 生体試料定量用チップ | |
JP2009136220A (ja) | 生体試料反応用チップ、生体試料反応装置、および生体試料反応方法 | |
ES2307306T3 (es) | Proceso y sistema integrado para la ampliacion y deteccion de ac. | |
US20200075130A1 (en) | System and method for automated reagent verification | |
JP4666133B2 (ja) | 核酸検出装置 | |
JP4556230B2 (ja) | 核酸検出容器 | |
WO2007131999A1 (en) | Lid for pcr vessel comprising probes permitting pcr amplification and detection of the pcr product by hybridisation without opening the pcr vessel | |
JP5505646B2 (ja) | 生体試料定量方法 | |
JP2010011791A (ja) | 複数核酸の検出方法 | |
JP2009150754A (ja) | 生体試料反応用チップ、生体試料反応装置、および生体試料反応方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100721 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101007 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101215 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101228 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4666133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |