JP4664854B2 - 低圧蒸気タービン - Google Patents

低圧蒸気タービン Download PDF

Info

Publication number
JP4664854B2
JP4664854B2 JP2006117062A JP2006117062A JP4664854B2 JP 4664854 B2 JP4664854 B2 JP 4664854B2 JP 2006117062 A JP2006117062 A JP 2006117062A JP 2006117062 A JP2006117062 A JP 2006117062A JP 4664854 B2 JP4664854 B2 JP 4664854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner casing
steam turbine
pressure steam
casing
inlet pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006117062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007291855A (ja
Inventor
井 保 憲 岩
上 宏 川
関 良 樹 新
伯 祐 志 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006117062A priority Critical patent/JP4664854B2/ja
Publication of JP2007291855A publication Critical patent/JP2007291855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664854B2 publication Critical patent/JP4664854B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

本発明は、排気損失を低減することができる低圧蒸気タービンに関する。
火力発電所などで用いられる低圧蒸気タービンの効率を向上させることは、エネルギー資源の有効利用、CO排出量の削減のための重要な課題となっている。そして、低圧蒸気タービンの効率を向上させるには、与えられたエネルギーを有効に機械仕事に変換することが必要であり、このためには、様々な内部損失を低減する必要がある。
低圧蒸気タービン内の内部損失には、翼の形状に起因する損失、二次流れ損失、漏洩損失、湿り損失などの低圧蒸気タービン翼列内の損失、蒸気弁やクロスオーバ管などにおける損失及び排気損失がある。このうち排気損失は、低圧蒸気タービンにおける全損失の10%〜20%と非常に大きな割合を占めている。
排気損失は、最終段落の出口から、復水器の入口までの間で発生する損失であり、その内訳は、さらにリービング損失、フード損失、環状面積制限損失及びターンナップ損失に分類される。このうち、フード損失は、低圧蒸気タービンから復水器までの圧力損失であり、低圧蒸気タービンの形式や形状及び低圧蒸気タービンのサイズに大きく依存する。
一般に圧力損失は、流速の二乗で大きくなるため、許される範囲で排気サイズを大きくして流速を低減することが効果的であるが、排気サイズを大きくするにはコストや建屋などからの制約がある。フード損失も軸流速度、すなわち低圧蒸気タービンを通過する体積流量に依存する。図14に軸流速度と、排気損失との関係を、排気損失の内訳とともに示す。
低圧蒸気タービンは、蒸気タービン全体の非常に大きな容量を占めるため、フード損失を低減させるために低圧蒸気タービンのサイズを大きくすることは、発電所全体のサイズやコストに大きな影響を与える。このため、低圧蒸気タービンにおいては、限られたサイズで、その損失の小さくすることが特に重要となる。
低圧蒸気タービンの下側に復水器を配置してなるプラントは最も一般的であり、この場合に使用される従来の下方排気型の低圧蒸気タービンを図13(a)、(b)に示す。なお図13(a)、(b)に示す低圧蒸気タービンは、2つの低圧段落51,51がひとつにまとめられたダブルフロー型と呼ばれるものである。なお図13(a)は、従来技術における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図13(b)は、従来技術における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図13(a)、(b)に示すように、従来の低圧蒸気タービンは、外車室10と、外車室10内に配置され、外車室10に支持板6によって支持されている内車室8と、外車室10及び内車室8を貫通し、回転軸R周りを回転自在に配置されたロータ3と、内車室8に水平方向に二箇所で連結され、高中圧蒸気タービン(図示せず)から流入する蒸気を案内する入口管7,7とを備えている。また、ロータ3の外周に設けられた複数の動翼31と、内車室に設けられた複数のノズル32とから複数の段落33が構成され、この複数の段落33は少なくとも蒸気9を排出する最終段落34a,34bを含む。最終段落34a,34bの下流側には、最終段落34a,34bより排出された蒸気9を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイド36と、内周縁を構成する軸受コーン37とを有する環状のディフューザ35とが配置されている。
図13(a)、(b)において、入口管7,7を介して高中圧蒸気タービンから流入する蒸気は、内車室8内においてロータ3に沿って二方向に分かれ、それぞれの蒸気は各段落33で仕事をする。その後、最終段落34a,34bから蒸気9が排出されるとともに、この蒸気9は、環状のディフューザ35で減速されて静圧を回復する。そして、蒸気9は、外車室10で囲まれた空間で下向きに転向して、低圧蒸気タービン下方に位置する復水器(図示せず)に流出する。
図13(a)、(b)において、下方に配置された下方最終段落34bから排出される蒸気9は、下方のディフューザ35で減速しながら、低圧蒸気タービン出口をそのまま通過して、復水器まで流れていく。一方、上方に配置された上方最終段落34aから排出された蒸気9は、外車室10内で低圧蒸気タービン中心部に転換して流れた後、下方に配置された復水器へと向かう。このため、低圧蒸気タービンの中心部と、低圧蒸気タービンの端部に設けられた下方側の軸受コーン37の下方部とにおいて蒸気9の流速が速くなっている。
ここで、図13(a)、(b)に示すように、高中圧蒸気タービンで仕事を終えた蒸気は、低圧蒸気タービン中央部に配置された入口管7,7から低圧段落51,51へ案内される。このため、上方最終段落34aから排出される蒸気9は、入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間の狭い通路(縮流部)13を通過した後、復水器へと至る。
この場合、上方最終段落34aから排出される蒸気9が縮流部13を通過する際、蒸気9の流速が加速され、縮流部13において発生する損失が大きくなってしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、上方最終段落から排出される蒸気が縮流部を通過する際に発生する損失を小さくしたり、又は当該損失をなくしたりすることができる低圧蒸気タービンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管が、高中圧蒸気タービンから3箇所以上に分岐して、前記内車室に連結していることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、内車室に水平方向に連結された当該入口管の断面形状は、水平方向の幅が垂直方向の幅より小さい扁平形状となっていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は前記ロータの左右に配置され、しかも左右で直径が異なっていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記内車室は、上方に配置された上方内車室と、下方に配置された下方内車室とからなり、前記入口管は、上方内車室に水平方向に連結されていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、前記支持板のうち当該入口管近傍部分には、最終段落より排出された蒸気が通過する開口部が形成され、最終段落より排出された蒸気を開口部から逃がすことを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、前記支持板は、前記内車室を上部に設けられた支持部を介して支持し、当該支持部は、その上端の高さが内車室に水平方向に連結された入口管の下端の高さよりも低くなるよう配置されていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、前記内車室を支持する支持板は、内車室に水平方向に連結された入口管の下方に配置されていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明は、高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、外車室と、外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、当該入口管の上方に、最終段落より排出された蒸気を支持板に対して入口管の反対側外方へと導く制御羽根が設けられていることを特徴とする低圧蒸気タービンである。
本発明によれば、上方最終段落から排出される蒸気の縮流部における流速の加速を抑えることによって、縮流部で発生する損失を小さくするか、又は当該縮流部を除去することによって縮流部で発生する損失をなくすことができる低圧蒸気タービンを提供することができる。
第1の実施の形態
以下、本発明に係る低圧蒸気タービンの第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1(a)、(b)は本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、本実施の形態の低圧蒸気タービンは、高中圧蒸気タービン(図示せず)から流入する蒸気によって仕事をし、2つの低圧段落51,51がひとつにまとめられたダブルフロー型と呼ばれるものである。
図1(a)、(b)に示すように、低圧蒸気タービンは、外車室10と、外車室10内に配置され、外車室10に支持板6によって支持されている内車室8と、外車室10及び内車室8を貫通し、回転軸R周りを回転自在に配置されたロータ3と、内車室8に連結され、高中圧蒸気タービン(図示せず)から流入する蒸気を案内する入口管7,7,12と、ロータ3の外周に設けられた複数の動翼31と、内車室8に設けられた複数のノズル32とからなり、少なくとも蒸気9を排出する最終段落34a,34bを含む複数の段落33とを備えている。なお図1(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図1(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
また図1(a)、(b)に示すように、最終段落34a,34bの下流側には、最終段落34a,34bより排出された蒸気9を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイド36と、内周縁を構成する軸受コーン37とを有する環状のディフューザ35が配置されている。
また図1(a)、(b)に示すように、高中圧蒸気タービンからの排出管(図示せず)が三方に分岐して入口管7,7,12となり、これら入口管7,7,12は内車室8の三箇所に連結されている。具体的には、入口管7,7が水平方向から二箇所で内車室8に連結され、入口管12が上方から一箇所で内車室8に連結されている。
なお内車室8は、上方に位置する上方内車室41と、下方に位置する下方内車室42とからなっている。また外車室10は、上方に位置する上方外車室1と、下方に位置する下方外車室2とからなっている。さらに、最終段落34a,34bは、外車室10内の上方に位置する上方最終段落34aと、下方に位置する下方最終段落34bとからなっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図1(a)、(b)において、高中圧蒸気タービンから流入する蒸気は、入口管7,7,12を介して内車室8内に流入した後、内車室8内において、ロータ3に沿って二方向(図1(a)の左右方向)に分かれ、各段落33で仕事をする。その後、最終段落34a,34bから蒸気9が排出されるとともに、この蒸気9は低圧蒸気タービン内での損失を極力低減するよう、チップフローガイド36及び軸受コーン37からなる環状のディフューザ35により減速して静圧を回復する。次に、この蒸気9は、外車室10で囲まれた空間で下向きに転向して、入口管7,7に当接しながら低圧蒸気タービン下方に位置する復水器(図示せず)に流出する。
図1(a)、(b)において、下方に位置する下方最終段落34bから排出された蒸気9は下方のディフューザ35で減速され、低圧蒸気タービン出口をそのまま通過して、復水器まで流れていく。一方、上方に位置する上方最終段落34aから排出された蒸気9は、外車室10内で低圧蒸気タービン中心部に転換して流れた後、下方に配置された復水器へと向かう。
なお、外車室10での損失を極力低減するためには、ディフューザ35で蒸気9を極力減速させて静圧を回復する必要があるが、急拡大流路では、流れが剥離してしまって有効な静圧回復が妨げられ、その拡大率や流路形状には最適値が存在する。このため、ディフューザ35の形状は制約されてしまう。そこで、本実施の形態においては、ディユーザ35の下流側に設けられる内車室8に水平方向に連結した入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間の通路(縮流部)13の構造を以下のように定めて、外車室10における排気損失を低減する。
すなわち本実施の形態においては、図1(a)、(b)に示すように、高中圧蒸気タービンから流入する蒸気を案内する入口管7,7,12が、内車室8に三箇所で連結しているため、入口管7,7の断面積を小さくすることができる。このため、内車室8に水平方向に連結した入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間の通路(縮流部)13の横断面積を大きくでき、絞りの程度を抑えることができる。この結果、最終段落34a,34bから排出され、縮流部13を通過する蒸気9の流速の加速を抑えることができるので、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。
なお比較のため、図1(a)に、内車室8に二箇所で連結している場合(従来技術)の入口管11を示すが、入口管7,7の断面積が入口管11の断面積よりも小さくなっていることがわかる。この場合、縮流部13の横断面積は小さくなり、縮流部13で発生する損失は大きくなってしまう。
第2の実施の形態
次に図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)により本発明の第2の実施の形態について説明する。図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示す第2の実施の形態は、入口管7,7,12,12が、高中圧蒸気タービンから四方に分岐し、内車室8の四箇所に連結しているものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示す第2の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図2(a)及び図3(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図2(b)及び図3(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
上述のように、高中圧蒸気タービンの排出管(図示せず)が四方に分岐して入口管7,7,12,12となり、これら入口管7,7,12,12は内車室8の四箇所に連結されている。具体的には、図2(a)、(b)に示すように、入口管7,7が、水平方向から2箇所で内車室8に連結され、入口管12,12が、斜め上方から2箇所で内車室8の上方内車室41に連結されている。
本実施の形態によれば、高中圧蒸気タービンから流入する蒸気を案内する入口管7,7,12,12が内車室8の四箇所に連結しているため、水平方向から内車室8に連結する入口管7,7の断面積を小さくすることができる。このため、内車室8に水平方向に連結した入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間に形成される縮流部13の横断面積を大きくでき、絞りの程度を抑えることができる。この結果、縮流部13を通過する蒸気9の流速の加速を抑えることができるので、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。
なお、図2(a)、(b)において、入口管7,7を水平方向から2箇所で内車室8に連結させ、入口管12,12を斜め上方から2箇所で内車室8の上方内車室41に連結させている態様を用いて説明したが、これに限らず、図3(a)、(b)に示すように、入口管7,7を水平方向から2箇所で内車室8に連結させ、入口管12aを上方から内車室8の上方内車室41に連結し、入口管12bが下方から内車室8の下方内車室42に連結させてもよい。
このように、高中圧蒸気タービンから流入する蒸気を案内する入口管7,7,12a,12bを、内車室8の周方向に対して均等に配置することによって、高中圧蒸気タービンからの蒸気を、内車室8内で均一に流入させることができ、好ましいタービン性能を得ることができる。
第3の実施の形態
次に図4(a)、(b)により本発明の第3の実施の形態について説明する。図4(a)、(b)に示す第3の実施の形態は、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,7が連結され、当該入口管7,7の断面形状が、水平方向の幅が垂直方向の幅より小さい扁平形状となっているものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図4(a)、(b)に示す第3の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図4(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図4(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、内車室8に水平方向に連結された入口管7,7の水平方向の幅が垂直方向の幅より小さくなっているので、内車室8に水平方向に連結した入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間に形成される縮流部13の横断面積を大きくでき、絞りの程度を抑えることができる。この結果、縮流部13を通過する蒸気9の流速の加速を抑えることができるので、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。
第4の実施の形態
次に図5(a)乃至(c)により本発明の第4の実施の形態について説明する。図5(a)乃至(c)に示す第4の実施の形態は、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,14が連結され、内車室8に水平方向に連結された入口管7,14の直径が、各々異なっているものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図5(a)乃至(c)に示す第4の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図5(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの平面断面図であり、図5(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図5(c)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図5(a)乃至(c)において、各段落33で仕事を終え、最終段落34a,34bから排出されてディフューザ35で案内された蒸気9は旋回流となっている場合がある。このように旋回流となった蒸気9は、ロータ3の左右でその流量及び流速が異なっている。
例えば、ロータ3に対して、図5(c)の左側で蒸気9の流速が遅い場合、蒸気9の流速の遅い側(図5(c)の左側)に径の大きな入口管14を配置する。そして、蒸気9の流速の速い側(図5(c)の右側)に径の小さな入口管7の径を配置する。このことによって、蒸気9の流速の速い側で内車室8に連結した入口管7と、内車室8を支持する支持板6との間で形成される縮流部13の横断面積を大きくでき、絞りの程度を抑えることができる。
このため、蒸気9が旋回流となった場合であっても、縮流部13を通過する蒸気9の流速の加速を抑えることができ、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。なお、低圧蒸気タービンを所定の一定運転条件で駆動している場合には、この旋回流の旋回方向及び旋回強さは一定になっている。
第5の実施の形態
次に図6(a)、(b)により本発明の第5の実施の形態について説明する。図6(a)、(b)に示す第5の実施の形態は、内車室8の上方内車室41に、水平方向から二箇所で入口管7,7が連結されているものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図6(a)、(b)に示す第5の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図6(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図6(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図6(a)、(b)に示すように、入口管7,7を内車室8の上方内車室41に水平方向に連結させることによって、内車室8に連結する入口管7,7を、内車室8を支持する支持板6の上方に配置することができ、入口管7,7と支持板6との間に縮流部13が形成されることはない。このため、蒸気9は、縮流部13においてその流速が加速されることなく、低圧蒸気タービン下方の復水器へと流れることができるので、全体的な排気損失を小さくすることができる。
第6の実施の形態
次に図7(a)、(b)により本発明の第6の実施の形態について説明する。図7(a)、(b)に示す第6の実施の形態は、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,7が連結され、支持板6のうち当該入口管7,7近傍部分に、上方最終段落34aより排出された蒸気9が通過する開口部15が形成されたものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図7(a)、(b)に示す第6の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図7(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図7(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図7(a)、(b)に示すように、支持板6のうち入口管7,7近傍部分に、上方最終段落34aより排出された蒸気9が通過する開口部15を形成することによって、縮流部13を通過する蒸気9の一部が、内車室8を支持する支持板6の開口部15を通過する。このため、縮流部13を通過する蒸気9の量を減らすことができ、絞りの程度を抑えることができる。この結果、蒸気9の流速の加速を抑えることができ、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。
第7の実施の形態
次に図8により本発明の第7の実施の形態について説明する。図8に示す第7の実施の形態において、開口部15が、開口部15入口から開口部15出口へ向かって下方に傾斜し、この開口部15の下流側の周縁上部には、蒸気9を案内する第二案内部20が設けられている。また入口管7,7の上部に、上方に突出し、上方から下方へ移動する蒸気9を案内する第一案内部19が設けられている。その他の構成は、図7(a)、(b)に示す第6の実施の形態と略同一である。
図8に示す第7の実施の形態において、図7(a)、(b)に示す第6の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、開口部15が、開口部15入口から開口部15出口へ向かって下方に傾斜しているので、縮流部13を通過する蒸気9は、支持板6の開口部15を通過しやすくなり、絞りの程度をより抑えることができる。このため、縮流部13での蒸気9の流速の加速を、より抑えることができ、縮流部13で発生する損失をより小さくすることができる。
また、図8に示すように、入口管7,7の上部には、上方に突出し、上方から下方へ移動する蒸気9を案内する第一案内部19が設けられているので、入口管7,7の上部を通過した蒸気9が、支持板6に設けられた開口部15を通過しやすくなり、絞りの程度をより抑えることができる。このため、縮流部13での蒸気9の流速の加速を、より抑えることができ、縮流部13で発生する損失をより小さくすることができる。
さらに、図8に示すように、開口部15の下流側であって、当該開口部15周縁の上部には、蒸気9を案内する第二案内部20が設けられている。このため、縮流部13を通過する蒸気9の一部が、支持板6の上部に発生する乱れた蒸気流21に左右されずに、支持板6の開口部15を通過しやすくなる。これにより、絞りの程度をより抑えることができるので、縮流部13での蒸気9の流速の加速をより抑えることができ、縮流部13で発生する損失をより小さくすることができる。
第8の実施の形態
次に図9(a)、(b)により本発明の第8の実施の形態について説明する。図9(a)、(b)に示す第8の実施の形態において、支持板6により内車室8を上部に設けられた支持部22を介して支持し、当該支持部22の上端の高さが内車室8に水平方向に連結された入口管7,7の下端の高さよりも低くなるよう配置されている。また、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,7が連結されている。その他の構成は、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図9(a)、(b)に示す第8の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図9(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図9(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図9(a)、(b)に示すように、内車室8を支持する支持板6の支持部22の上端の高さが、内車室8に水平方向に連結された入口管7,7の下端の高さよりも低くなっているので、水平方向に内車室8に連結する入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6との間に縮流部13が形成されることはない。このため、蒸気9は、縮流部13においてその流速が加速されることなく、低圧蒸気タービン下方の復水器へと流れることができるので、全体的な排気損失を小さくすることができる。
第9の実施の形態
次に図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)により本発明の第9の実施の形態について説明する。図10(a)、(b)に示す第9の実施の形態は、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,7が連結されており、内車室8を支持する二枚の支持板6,6が、当該入口管7,7の下方に配置されているものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)に示す第9の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図10(a)及び図11(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図10(b)及び図11(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
図10(a)、(b)に示すように、内車室8を支持する二枚の支持板6,6が、内車室8に水平方向に連結された入口管7,7の下方に配置されているため、水平方向に内車室8に連結する入口管7,7と、内車室8を支持する支持板6,6との間に縮流部13が形成されることはない。このため、蒸気9は、縮流部13においてその流速が加速されることなく、低圧蒸気タービン下方の復水器へと流れることができるので、全体的な排気損失を小さくすることができる。
なお図11(a)、(b)に示すように、内車室8を支持する支持板6を一枚にしてもよい。
第10の実施の形態
次に図12(a)、(b)により本発明の第10の実施の形態について説明する。図12(a)、(b)に示す第10の実施の形態は、内車室8に水平方向から二箇所で入口管7,7が連結され、当該入口管7,7の上方に、最終段落34a,34bより排出された蒸気9を支持板6に対して入口管7,7の反対側外方へと導く第一制御羽根17と第二制御羽根18とからなる制御羽根17,18を設けたものであり、他は図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図12(a)、(b)に示す第10の実施の形態において、図1(a)、(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお図12(a)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの側方断面図であり、図12(b)は、本実施の形態における低圧蒸気タービンの横断面図である。
具体的には、図12(a)、(b)に示すように、入口管7,7の上方に、両端部を延長した延長線が低圧蒸気タービンの中心部に繋がるように第一制御羽根17が配置されている。また、この第一制御羽根17の最終段落34a,34b側の側方に、両端部を延長した延長線が入口管7,7近傍に配置された支持板6の上端に繋がるよう、第二制御羽根18を配置されている。そして、これら第一制御羽根17と第二制御羽根18とにより、制御羽根17,18が構成されている。
このことによって、最終段落34a,34bより排出された蒸気9を、支持板6に対して入口管7,7の反対側外方へと導くことができる。このため、入口管7,7と支持板6との間に形成された縮流部13に流れる蒸気9の流量を減らすことができ、絞りの程度を抑えることができる。この結果、縮流部13における蒸気9の流速の加速を抑えることができ、縮流部13で発生する損失を小さくすることができる。
なお、中心に側壁(図示せず)を設けたシングルフロー型の低圧蒸気タービンを用いた場合には、制御羽根17,18のうち第一制御羽根17は、その両端部を延長した延長線が、当該側壁に接するように、配置される。
本発明による低圧蒸気タービンの第1の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第2の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第2の実施の形態の変形例を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第3の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第4の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第5の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第6の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第7の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第8の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第9の実施の形態を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第9の実施の形態の変形例を示す構成図。 本発明による低圧蒸気タービンの第10の実施の形態を示す構成図。 従来の低圧蒸気タービンを示す構成図。 排気損失の内訳と軸流速度との関係を示す図。
符号の説明
1 上方外車室
2 下方外車室
3 ロータ
6 支持板
7,12,12a,12b,14 入口管
8 内車室
9 (最終段落より排出された)蒸気
10 外車室
13 縮流部
15 開口部
19 第一案内部
20 第二案内部
22 支持部
17 第一制御羽根
18 第二制御羽根
31 動翼
32 ノズル
33 段落
34a,34b 最終段落
35 ディフューザ
36 チップフローガイド
37 軸受コーン
41 上方内車室
42 下方内車室
R 回転軸

Claims (11)

  1. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、高中圧蒸気タービンから3箇所以上に分岐して、前記内車室に連結していることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  2. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、
    内車室に水平方向に連結された当該入口管の断面形状は、水平方向の幅が垂直方向の幅より小さい扁平形状となっていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  3. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は前記ロータの左右に配置され、しかも左右で直径が異なっていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  4. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記内車室は、上方に配置された上方内車室と、下方に配置された下方内車室とからなり、
    前記入口管は、上方内車室に水平方向に連結されていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  5. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、
    前記支持板のうち当該入口管近傍部分には、最終段落より排出された蒸気が通過する開口部が形成され、最終段落より排出された蒸気を開口部から逃がすことを特徴とする低圧蒸気タービン。
  6. 前記開口部は、開口部入口から開口部出口へ向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項5記載の低圧蒸気タービン。
  7. 前記入口管の上部に、上方に突出し、上方から下方へ移動する蒸気を案内する第一案内部が更に設けられていることを特徴とする請求項5記載の低圧蒸気タービン。
  8. 前記開口部の下流側であって、該開口部周縁の上部に、蒸気を案内する第二案内部が更に設けられていることを特徴とする請求項6記載の低圧蒸気タービン。
  9. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、
    前記支持板は、前記内車室を上部に設けられた支持部を介して支持し、
    当該支持部は、その上端の高さが内車室に水平方向に連結された入口管の下端の高さよりも低くなるよう配置されていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  10. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、
    前記内車室を支持する支持板は、内車室に水平方向に連結された入口管の下方に配置されていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  11. 高中圧蒸気タービンの下流側に接続された低圧蒸気タービンにおいて、
    外車室と、
    外車室内に配置され、外車室に支持板によって支持されている内車室と、
    外車室及び内車室を貫通し、回転軸周りを回転自在に配置されたロータと、
    内車室に連結され、高中圧蒸気タービンからの排気蒸気を案内する入口管と、
    ロータの外周に設けられた複数の動翼および内車室に設けられた複数のノズルで構成され、最終段落を含む複数の段落と、
    最終段落の下流側に配置され、最終段落より排出された蒸気を案内するとともに、外周縁を構成するチップフローガイドと、内周縁を構成する軸受コーンとを有する環状のディフューザとを備え、
    前記入口管は、前記内車室に水平方向に連結され、
    当該入口管の上方に、最終段落より排出された蒸気を支持板に対して入口管の反対側外方へと導く制御羽根が設けられていることを特徴とする低圧蒸気タービン。
JP2006117062A 2006-04-20 2006-04-20 低圧蒸気タービン Expired - Fee Related JP4664854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117062A JP4664854B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 低圧蒸気タービン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117062A JP4664854B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 低圧蒸気タービン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007291855A JP2007291855A (ja) 2007-11-08
JP4664854B2 true JP4664854B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=38762730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006117062A Expired - Fee Related JP4664854B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 低圧蒸気タービン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664854B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087532A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 三菱重工業株式会社 蒸気タービン
JP6731359B2 (ja) 2017-02-14 2020-07-29 三菱日立パワーシステムズ株式会社 排気ケーシング、及びこれを備える蒸気タービン
US11131217B2 (en) 2017-03-30 2021-09-28 Mitsubishi Power, Ltd. Steam turbine exhaust chamber and steam turbine
JP6944307B2 (ja) 2017-08-15 2021-10-06 三菱パワー株式会社 蒸気タービン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150357A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Toshiba Corp 蒸気タービン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166601U (ja) * 1987-04-21 1988-10-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150357A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Toshiba Corp 蒸気タービン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007291855A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5422470B2 (ja) 軸流タービン
JP5499348B2 (ja) 蒸気タービンの排気装置
US7600962B2 (en) Turbine exhaust system and method for modifying the same
JP5606473B2 (ja) 蒸気タービン
CN101403321B (zh) 轴流式涡轮机以及轴流式涡轮机级结构
JP6847673B2 (ja) タービン排気室
JP6334258B2 (ja) 蒸気タービン
JP5812567B2 (ja) タービン
JP5606373B2 (ja) 蒸気タービン
JP5618879B2 (ja) 軸流排気タービン
JP4664854B2 (ja) 低圧蒸気タービン
JP2015194085A (ja) 蒸気タービン
JP4342840B2 (ja) 蒸気タービン
JP2004150357A (ja) 蒸気タービン
JP4557787B2 (ja) 蒸気タービン
US20180030834A1 (en) Axial flow turbine
JP2012107619A (ja) 排気フードディフューザ
JP4869370B2 (ja) 軸流タービンの蒸気導入部構造体および軸流タービン
JP2007255218A (ja) 蒸気タービン
JP5687641B2 (ja) 軸流排気タービン
JP2017061898A (ja) 蒸気タービン
JP2014114809A (ja) 排気ディフューザ
JP2005233154A (ja) 蒸気タービン
JP2016217285A (ja) 蒸気タービン
JP7278903B2 (ja) タービン排気室

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees