JP4662488B2 - 創傷用包帯 - Google Patents

創傷用包帯 Download PDF

Info

Publication number
JP4662488B2
JP4662488B2 JP2006506112A JP2006506112A JP4662488B2 JP 4662488 B2 JP4662488 B2 JP 4662488B2 JP 2006506112 A JP2006506112 A JP 2006506112A JP 2006506112 A JP2006506112 A JP 2006506112A JP 4662488 B2 JP4662488 B2 JP 4662488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
wound dressing
dressing according
wound
bandage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006506112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006522633A (ja
Inventor
パトリック・ジェラード・リネイン
ヘレン・ルイーズ・ショー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Convatec Technologies Inc
Original Assignee
Convatec Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Convatec Technologies Inc filed Critical Convatec Technologies Inc
Publication of JP2006522633A publication Critical patent/JP2006522633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4662488B2 publication Critical patent/JP4662488B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive bandages or dressings
    • A61F13/0203Adhesive bandages or dressings with fluid retention members
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive bandages or dressings
    • A61F13/0203Adhesive bandages or dressings with fluid retention members
    • A61F13/0226Adhesive bandages or dressings with fluid retention members characterised by the support layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F2013/00361Plasters
    • A61F2013/00365Plasters use
    • A61F2013/00412Plasters use for use with needles, tubes or catheters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

本発明は創傷用包帯、より詳しくは、これに限定されないが、創傷液を除去するのに排液(排膿)を要する術後創傷の包帯として用いる創傷用包帯に関する。
多少の滲出液を生成する創傷の場合、術後創傷用包帯として、薄いポリマーフイルムと低粘着性の吸収パッドから成るタイプのものがある。かかる包帯は、スミス・アンド・ネフェー(Smith and Nephew)により、商品名 OpSite Post-Op(登録商標)で売られている。かかる包帯の不都合は、創傷が排液管による排液を要する場合、排液管に順応できるように、看護スタッフが包帯を切り取らなければならないことである。
また吸収パッドは、包帯の柔軟性を大いに低下せしめ、このことは、吸収パッドを持つ術後包帯を体の一定部分、特に排液部位周囲にあてがうのが困難であり、かつ着用も不快となることを意味する。包帯を切り取って排液管に順応させることは、吸収パッドからほぐれた繊維が放出される可能性があり、かつほぐれた繊維が創傷の中へ取り残される可能性もあり、また健康管理スタッフにとって時間浪費の迷惑でもある。
さらなる不都合は、包帯を切り取る必要があると、排液のための切開周囲の完全な密閉が成しえず、その結果、感染の危険が高くなる。また、一般に排液管より広い、細長の楕円形状に切り取ると、部位の対応部分が露出したままになるので、漏れの危険も高まる。この部分にはいるいずれの創傷液も吸収されないだろう。
このため、術後創傷が通常生成する速度で創傷液を吸収することができ、かつ包帯を切り取る必要もなく排液管に順応する、術後創傷への使用に好適な創傷用包帯が必要である。
そこで我々は、吸収性と排液管への順応可能性の兼備により、上記の課題を多少とも解決する術後部位のための創傷用包帯を創案したが、該包帯は全体としての形が相応したもので、そして、本発明の第1具体例により、排液を要する術後部位のための創傷用包帯であって、
片面に接着剤を塗布した薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層;および
該薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層の接着剤面に配置した吸収層から成り、排液管に順応する開口を設け、および該開口から包帯の外縁までのスリットを入れたことを特徴とする創傷用包帯が提供される。
我々は、本発明に係る創傷用包帯が、排液管を有する術後部位に包帯をあてがうときに付随する課題を緩和しうることを見出した。このことは、包帯における開口および患者への包帯の適用を助成するスリットによって、一部達成されると考えられ、すなわち、スリットによって、排液管のまわりに開口を配置せしめ、次いで包帯全体が所定の位置になるまで排液管のまわりをずらす(out and around)。
薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層は、創傷に対してウイルスおよび細菌のバリアを付与する。それは、ポリウレタンから作られ、厚み0.02〜0.04mmを有し、かつ透けて見えるのが好ましい。薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層は好ましくは、高いMVTR(透湿度)を有する。これは、湿分(水分)が包帯から蒸発するのを可能ならしめる。フイルム層またはフイルム/フォームラミネート層は好ましくは、BP1993 Appendix XXJ1に記載の方法で測定して少なくとも1500gsm/24時間のMVTR、または1000〜10000gsm/24時間、好ましくは1500〜5000gsm/24時間範囲のMVTRを有する。
フイルムとして使用しうる物質としては、ポリウレタン;ポリウレア;酢酸ビニルのホモおよびコポリマー;ポリエーテル;アミドブロックを有するポリマー;ホモおよびコポリエステル;またはこれらの2種以上の混合物が挙げられる。フイルム/フォームラミネートは、ポリウレタンフイルムに発泡ポリウレタンフォームを積層したものであってよい。
吸収層の存在は好ましくは、創傷からの滲出液を吸収するためである。吸収層は好ましくは、アルギン酸塩包帯の吸収性試験(BP1995)で測定して、吸収層1g当り少なくとも10gの塩化ナトリウムおよび塩化カルシウム溶液(BP1995 Appendix 1A)の吸収性を有する。吸収層は、包帯の創傷接触層を構成しうる。吸収層は好ましくは、滲出液と接触すると透明なゲルを形成し、該ゲルは創傷と緊密に接触するようになり、創傷部位での適合性や易動性を高めるのを助長する。吸収層は繊維質が好ましく、最も好ましくはゲル形成繊維からなる。
ゲル形成繊維は好ましくは、織物形状の化学的変性セルロース繊維、特に Akzo Nobel UK LtdのWO/00/01425または Courtaulds PLCのWO94/16746に記載のカルボキシメチル化セルロース織物である。カルボキシメチル化セルロース織物は好ましくは、IR分光分析で測定した0.12〜0.45の置換度を有し(WO/00/01425に規定)、かつ吸収性が高まるように、セルロース織物またはセルロース不織布のカルボキシメチル化により作られる。特に好ましい織物は、上記の方法で測定した15g/g〜30g/gの上記規定の塩化ナトリウム/カルシウムの吸収性を有する。より特に好ましい織物は、上記の方法で測定した20g/g〜30g/g、最も好ましくは25g/g〜28g/gの塩化ナトリウム/カルシウムの吸収性を有する。
セルロース織物は好ましくは、単にセルロース繊維から成るが、一部に非セルロース紡織繊維またはゲル形成繊維を含有してもよい。セルロース繊維は、公知の種類のもので、かつフィラメント糸および/またはステープルファイバーを包含してもよい。カルボキシメチル化は一般に、水性系にて織物を強アルカリおよびカルボキシメチル化剤(たとえばクロロ酢酸)と接触させることによって行なう。
別の適当なゲル形成繊維は、アルギン酸繊維を包含する。アルギン酸繊維は、それ単独で吸収層に、または非セルロース紡織繊維と、カルボキシメチルセルロース繊維などの他のゲル形成繊維と、もしくは両方と混合して使用されてよい。かかる繊維で特に好ましいのは、10〜50重量%の水不溶性アルギン酸塩(たとえばアルギン酸カルシウム)に、少なくとも40重量%の別のポリサッカリドを分散させたマトリックスからなる吸収性の複合繊維である。他のポリサッカリドは好適には、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、他のセルロース誘導体、セルロース、ペクチン、ヒアルロン酸およびキトサン(chitosan)からなる群から選ばれてよい。
織物は好ましくは、創傷での繊維発散(fibre shedding)を縮小する不織タイプのものである。
吸収層は好ましくは、横方向の低い吸上速度を有し、このため、滲出液は吸収層の全体にわたって広がることはない。このことは、創傷を取り巻く皮膚の浸軟を縮小するという利点を有する。横方向の吸上速度は、10〜40mm/分が好ましい。より好ましい横方向吸上速度は、10〜20mm/分である。
本発明の接着剤層は、薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層に塗布され、包帯を皮膚に付着させることができ、この場合たとえば、吸収層は薄いフイルムまたはフイルム/フォームラミネートで囲まれた島である。好ましい接着剤組成物は、水溶性ハイドロコロイドの1種以上と、EP−B−92999に記載されるような低分子量ポリイソブチレンの1種以上との均質ブレンドから成る。水溶性ハイドロコロイドは、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム、ペクチン、ゼラチン、グアーゴム、ロウカストビーンゴム、カラヤゴムおよびこれらの混合物から選ばれてよい。ポリイソブチレンは、粘度平均分子量36000〜58000フローリー(Florey)を有する低分子量ポリイソブチレンから選ばれてよい。接着剤層は、滲出液を吸収することができ、その間、包帯の皮膚への付着を維持する。
別法として、接着剤組成物は、ハイドロコロイドの1種以上、低分子量ポリイソブチレンの1種以上、スチレンブロックコポリマーの1種以上、鉱油、ブチルゴム、粘着付与剤および少量の任意成分の均質ブレンドから成ってよい。特定範囲量の上記成分の選択により、良好な皮膚付着性および伸縮性を有する接着剤組成物を調製することができる。かかる組成物およびその調製法は、EP−B−130061に開示されている。
別法として、接着剤はポリアミドウェブであってもよい。
また包帯は、さらに吸収層の上に重なる接着剤層を有してもよい。このさらなる接着剤層は、創傷接触面を構成し、また包帯が皮膚に付着するのを可能ならしめることもできる。さらなる接着剤層は、上記の組成を有してもよく、またEP−B−130061やEP−A−621041に記載されるような、包帯の構造保全性の持続を助成する強化用繊維を包含してもよい。強化用繊維は好ましくは、接着剤組成物の2〜10重量%の量で存在する。接着剤層は実質的に孔がなくてもよく;また別法として、直径0.25〜10mm、特に5〜8mmの多数の、好ましくは規則的に配列した孔を有していてもよい。
創傷接触面を構成するさらなる接着剤層は、接着剤層の異なる部分が種々の特性を有する島タイプ(island type)の形態の一層であってよく(たとえば該接着剤層は膨潤性物質の中心帯にこれを取り巻いて硬質の接着剤を裏打ちしたもの)、あるいはさらなる接着剤層は、滲出液の包帯への急速な捕捉(吸収)を可能ならしめる孔を有するものであってもよい。
包帯は典型例として、スリーサイズで作られるが、全包帯の厚みは好ましくは約0.6mmである。包帯は、中心開口および該開口から包帯の外側(外縁)に延びる湾曲した現厚(full-thickness)スリットを持つ円形が好ましい。湾曲したスリットは、包帯を排液管と共に創傷へ適用するのを助成し、かつ包帯を創傷へ使用状態に配置したときに、スリットの密閉を容易にすることができる。
本発明の第二の具体例において、包帯は楕円形が好ましく、この場合、開口は楕円の長軸の一端の方へ配置され、かつ湾曲したスリットが開口から包帯の外縁まで延びている。 吸収パッド(吸収層)は好ましくは、スリットの両縁までは延びず、スリットに隣接する吸収パッドから離れて、縁取り(border)を残すように形づくられている。より好ましくは包帯には、開口から少し離れて開口のすぐ近くの包帯の方へ延びるが、包帯の外縁までは延びない小さな切れ目の形状の追加のスリットが設けられる。この切れ目の存在は、大きな排液管に順応させ、かつ包帯の適合性を高めるためである。主要なスリットに対し120度の2つの切れ目を配置するのが好ましい。
スリットの縁取りは、吸収パッドから離れ、かつ接着剤を被覆することが好ましく、この結果、スリットの両縁は、創傷を取り巻く皮膚または包帯の一部に固定されることができ、かつ排液管の固定にも役立ちうる。
使用中にスリットの両縁が密閉されないと、皮膚への付着または包帯の別の部分への付着によって、創傷の一部が露出することにより、感染の危険を高めるかもしれない。創傷滲出液の漏れの危険が高まることにもなる。
スリットの縁取りに沿う接着剤は、スリットの両側を皮膚に密着せしめることにより、使用中のスリットを密閉させることができる。別法として、スリットの片側(第1側)のみを皮膚に密着するよう配列し、他の側(第2側)は第1側に重なり合って包帯の外面に密着するよう配列せしめてもよく、これによって使用中のスリットを密閉させることができる。
さらなる接着剤層が吸収層の上に重なって、創傷接触面を構成する他の具体例において、吸収パッドは包帯の縁まで延びてもよく、この場合、さらなる接着剤層が使用中のスリットの密閉を可能ならしめる。
以下、発明の好ましい具体例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る創傷用包帯の皮膚接触面の第1具体例の平面図を示し;および
図2は、本発明に係る創傷用包帯の皮膚接触面の第2具体例の平面図を示す。
図面、特に図1に関して、本発明に係る創傷用包帯の第1具体例が示される。かかる包帯は、中心吸収パッド2、該パッドを取り巻く接着剤縁取り4を包含する。接着剤縁取り4は、接着剤を塗布した薄フイルムの形状を有し、これに吸収パッド2が固着している。これは、接着剤縁取り4に取り巻かれた島パッド2を持つ包帯を創造する。
包帯は、形状が円形で使用中のしわ(rucking)を縮小し、かつ中心に、排液管(図示せず)に順応しうる開口6を有する。包帯は現厚スリット8を有し、該スリットは開口から包帯の外縁まで延びている。パッド2は、スリット8の両縁までは延びず、このため、スリット8の両縁に沿って接着剤縁取りが作られている。これらは、排液管の固定を助ける。
スリット8にはさらに、開口6からすぐ近くに小さな切れ目10が設けられ、該切れ目は開口がより大きなサイズの排液管に順応するのを可能ならしめ、かつ包帯の適合性を高める。
スリット8は湾曲しており、排液管のまわりの包帯の密閉を助成し、かつしわの危険を縮小する。また湾曲したスリットは、適合性も高める。
包帯は、排液管のまわりに開口を配置せしめ、次いで包帯全体が所定の位置になるまで排液管のまわりをずらすことによって、適用される。
包帯の第2具体例が図2に示される。この包帯は、形状が楕円形である以外は、図1に示されるものと類似の構造を有する。包帯は、吸収パッド20を有し、これに接着剤縁取り22が取り巻いている。包帯には、開口24と、開口から包帯の外縁まで延びる現厚スリット26が設けられている。
開口は、楕円の長軸の一端の方へ片寄り、中心に開口が位置する場合より、主たる外科切開部位へのより密なる包帯の適用を可能ならしめる。包帯の楕円形は、主たる外科切開口(これも包帯装着されるが)にきわめて接近する外科排液部位の包帯装着を可能ならしめ、しかも、2つの部位間の皮膚領域で包帯同士が重なることはない。
本発明の創傷用包帯は、WO00/01425、一般に該特許出願の実施例2に記載される吸収層を得ることによって作られてよく、かかる吸収層は25g/gの吸収性および横方向の吸上速度11mm/分を有し、かつその形態は、水中で絡ませた穿孔織物(hydroentangled apertured fabric)を適当なダイで所望形状にプレス打抜きし、次いでこれを、上述のハイドロコロイド接着剤を塗布したポリウレタンフイルムに、通常の熱積層/圧力技法で接着したものである。積層したウェブから、包帯をプレス打抜きまたはロール打抜きすることができる。
本発明の他の創傷用包帯において、吸収層の創傷に面する側に創傷接触面を構成する追加の接着剤層が設けられているが、かかる包帯は、WO00/01425に記載の吸収層を得ることによって作ることができ、この吸収層は低置換度を有し、かつその形態は、水中で絡ませた穿孔織物を、接着剤を塗布したポリウレタンフイルムに、通常の熱積層/圧力技法で接着したものである。
シリコーン剥離紙に接着剤を、正確な寸法にて押出で塗布し、次いでこれを包帯の吸収層上に移した後またはその前にヒートシール工程を行なう。このように接着剤を、通常の圧力/熱積層技法で吸収層に定着させることにより、接着剤の創傷接触面を形成する。積層したウェブから、包帯をプレス打抜きまたはロール打抜きすることができる。
別法として、接着剤の創傷接触面を持つ本発明の創傷用包帯は、吸収層をフラットな面に載せ、これに約10〜20gのコポリアミド粉末接着物質を塗布することによって作ることができる。次にこのコポリアミド粉末接着層に、ポリウレタンフイルム材料(加えてその支持体)を載せ,次いでかかる集成体を、約100℃の溶融プレス機に通す。次に5mm孔を有するハイドロコロイド接着剤のシートを、集成体の吸収剤面に載せ、接着する(80℃にセットした溶融プレス機にて)。上記で説明したように、包帯の中に接着剤が定着して、接着剤創傷接触層が形成される。新しい一枚の離型ライナーをハイドロコロイド層に置き、最終の包帯形状に切断する。ついで包帯を包装し、35.5kGyで照射する。
本発明包帯の一例を示す平面図である。 本発明包帯の他の例を示す平面図である。
符号の説明
2:吸収パッド
4:接着剤縁取り
6:開口
8:スリット
10:切れ目
20:吸収パッド
22:接着剤縁取り
24:開口
26:スリット

Claims (20)

  1. 排液を要する術後部位のための創傷用包帯であって、
    片面に接着剤を塗布した薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層、および、該薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層の接着剤面に配置した吸収層から成り、ここで、
    該包帯は、排液管に順応する開口を設け、該開口から包帯の外縁へ曲線路を描いているスリットを入れ、該吸収層が該スリットの縁までは延びないことを特徴とする、
    創傷用包帯。
  2. 包帯の形状が円形である請求項1に記載の創傷用包帯。
  3. 包帯の形状が楕円形である請求項1に記載の創傷用包帯。
  4. 開口から包帯の方へ延びるが、包帯の外縁までは延びない放射状の切れ目が開口に設けられ、より大きな径の排液管にも開口が順応できるようになっている請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  5. 吸収層が、滲出液を吸収すると透けて見えるようになる請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  6. 吸収層が繊維質である請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  7. 吸収層がゲル形成繊維からなる請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  8. 吸収層がカルボキシメチル化織物である請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  9. 吸収層がカルボキシメチル化セルロース織物であり、そのセルロース基の置換度がIR分光分析で測定して0.12〜0.45の範囲にある請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  10. 吸収層がリヨセル(Lyocell)から作られ、かつ少なくとも10g/塩化ナトリウム/カルシウム溶液gの吸収性を有する請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  11. 吸収層がアルギン酸繊維からなる請求項1乃至のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  12. 薄いフイルム層またはフイルム/フォームラミネート層が透けて見える請求項1乃至11のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  13. 薄いフイルム層がポリウレタンフイルムである請求項1乃至12のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  14. フイルム/フォームラミネート層が、ポリウレタンフイルムに発泡ポリウレタンフォームを積層したものである請求項1乃至12のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  15. フイルム層またはフイルム/フォームラミネート層が、吸収層を越えて延び、包帯を皮膚に固定する請求項1乃至14のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  16. スリットの吸収層がない縁に、接着剤を被覆した請求項に記載の創傷用包帯。
  17. 吸収層が包帯の創傷接触面である請求項1乃至16のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  18. 吸収層の上にさらに接着剤層が重なっている請求項1乃至16のいずれか1つに記載の創傷用包帯。
  19. さらなる接着剤層が孔を有している請求項18に記載の創傷用包帯。
  20. さらなる接着剤層が、包帯の創傷接触面である請求項18または19に記載の創傷用包帯。
JP2006506112A 2003-04-10 2004-04-07 創傷用包帯 Expired - Fee Related JP4662488B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0308311.0A GB0308311D0 (en) 2003-04-10 2003-04-10 Wound dressing
PCT/GB2004/001570 WO2004089265A2 (en) 2003-04-10 2004-04-07 Wound dressing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006522633A JP2006522633A (ja) 2006-10-05
JP4662488B2 true JP4662488B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=9956565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006506112A Expired - Fee Related JP4662488B2 (ja) 2003-04-10 2004-04-07 創傷用包帯

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7723559B2 (ja)
EP (1) EP1610743B1 (ja)
JP (1) JP4662488B2 (ja)
AT (1) ATE426382T1 (ja)
AU (1) AU2004228750B2 (ja)
CA (1) CA2521984C (ja)
DE (1) DE602004020199D1 (ja)
DK (1) DK1610743T3 (ja)
ES (1) ES2322261T3 (ja)
GB (1) GB0308311D0 (ja)
WO (1) WO2004089265A2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050228397A1 (en) * 1998-08-14 2005-10-13 Malandain Hugues F Cavity filling device
US7083818B2 (en) * 2002-08-16 2006-08-01 Apio, Inc. Party tray
US8415523B2 (en) 2005-04-16 2013-04-09 Aalnex, Inc. Secondary wound dressings for securing primary dressings and managing fluid from wounds, and methods of using same
US7745683B2 (en) 2005-04-16 2010-06-29 Aalnex, Inc. Deformable and conformable wound protecting apparatus and its method of application
US8067662B2 (en) * 2009-04-01 2011-11-29 Aalnex, Inc. Systems and methods for wound protection and exudate management
WO2007013912A2 (en) * 2005-07-21 2007-02-01 3D Medical Concepts, Llc Pin site wound protection system
US7601129B2 (en) 2005-12-15 2009-10-13 Aalnex, Inc. Wound shield and warming apparatus and method
US7622629B2 (en) 2005-12-15 2009-11-24 Aalnex, Inc. Wound shield for exudate management
US8586818B2 (en) 2005-12-15 2013-11-19 Aalnex, Inc. Wound shield
US7863495B2 (en) 2006-01-12 2011-01-04 Aalnex, Inc. Dressing substrate
US7816577B2 (en) 2006-02-13 2010-10-19 Aalnex, Inc. Wound shield
GB0606661D0 (en) * 2006-04-03 2006-05-10 Brightwake Ltd Improvements relating to dressings
US7576257B2 (en) * 2006-06-06 2009-08-18 Lagreca Sr Alfred J Reclosable wound dressing system
US20090287133A1 (en) * 2006-06-06 2009-11-19 Lagreca Sr Alfred J Disposable or Reclosable Wound or Skin Condition Dressing and Treatment System
DE102006047041A1 (de) * 2006-10-02 2008-04-10 Birgit Riesinger Flächenhafter Absorptionskörper
JP4867025B2 (ja) * 2007-01-30 2012-02-01 アルケア株式会社 カテーテル固定具
DE102007038993B4 (de) * 2007-08-17 2010-10-28 Paul Hartmann Ag Tubus-Fixierpflaster und dessen Verwendung
GB0809131D0 (en) * 2008-05-20 2008-06-25 Brightwake Ltd Soft silicones tapes
US8403899B2 (en) * 2008-07-08 2013-03-26 Monarch Labs Llc Maggot debridement therapy dressings and methods
US8454990B2 (en) * 2008-08-01 2013-06-04 Milliken & Company Composite article suitable for use as a wound dressing
US8252971B2 (en) 2009-07-16 2012-08-28 Aalnex, Inc. Systems and methods for protecting incisions
US8569567B2 (en) 2010-09-03 2013-10-29 Ethicon, Inc. Multi-piece antimicrobial dressing and percutaneous device securement cover
US9238123B2 (en) 2010-11-23 2016-01-19 Ethicon, Inc. Antimicrobial dressing providing percutaneous device securement and cover
CN102178579A (zh) * 2011-04-12 2011-09-14 于立刚 一种脑外科手术引流专用敷料贴
GB2493960B (en) 2011-08-25 2013-09-18 Brightwake Ltd Non-adherent wound dressing
US9132040B2 (en) 2011-11-17 2015-09-15 Ethicon, Inc. Dressing device
EP2752176B1 (de) * 2013-01-08 2024-03-20 BSN medical GmbH Antimikrobiell aktive Wundauflage für Katheterfixierungen
WO2014137824A1 (en) * 2013-03-07 2014-09-12 Life Sciences Llc Apparatus & method for wound infection prevention
US9629983B2 (en) 2013-03-08 2017-04-25 Ethicon, Inc. All in one antimicrobial dressing for catheter coverage
GB2526267B (en) * 2014-05-14 2020-10-28 Brightwake Ltd Dressing for surgical drain
USD773060S1 (en) 2015-12-21 2016-11-29 Covidien Lp Sacral wound dressing
CN113576759A (zh) * 2021-08-20 2021-11-02 乔晓雪 一种吸收敷料及其应用
US11413206B1 (en) 2021-10-12 2022-08-16 Orlando Health, Inc. Vacuum pad and related system

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4029103A (en) * 1975-08-11 1977-06-14 Mcconnell Francis P Anchoring plate for medical tubes
DE3129931C2 (de) * 1981-07-29 1983-10-13 Institut für wissenschaftliche Photographie und Kinematographie Willi Fischer, 1000 Berlin Medizinischer Verband zur Fixierung einer Sonde
US4915694A (en) 1987-10-02 1990-04-10 Vitaphore Corporation Antimicrobial wound dressing and skin fixator for percutaneous conduits
GB2211417B (en) * 1987-10-26 1991-08-07 Craig Med Prod Ltd Catheter retaining device
US5197945A (en) * 1988-05-31 1993-03-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Alginate wound dressing of good integrity
DK193991D0 (da) 1991-11-29 1991-11-29 Nicomed Aps A bandage for fixating a cannula of a venous catheter relative to a skin surface part of a person
WO1994016746A1 (en) * 1993-01-22 1994-08-04 Courtaulds Plc Wound dressings
US5447492A (en) * 1993-12-20 1995-09-05 New Dimensions In Medicine, Inc. External fixation dressing for accommodating a retaining pin
GB2290031B (en) 1994-06-08 1998-09-30 Seton Healthcare Group Plc Wound dressings
GB9411429D0 (en) * 1994-06-08 1994-07-27 Seton Healthcare Group Plc Wound dressings
US5554106A (en) 1994-10-13 1996-09-10 Quinton Instrument Company Hydrocolloid exit site dressing
JPH1085253A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 生体内留置医療用具の支持体
AU757461B2 (en) * 1998-07-01 2003-02-20 Acordis Speciality Fibres Limited Wound dressings and materials suitable for use therein
GB9900348D0 (en) * 1999-01-09 1999-02-24 Bristol Myers Squibb Co Multi layered wound dressing
DE29923683U1 (de) * 1999-07-15 2001-01-11 Frick, Ulrich, 71394 Kernen Kompresse zur Aufnahme von Flüssigkeiten, insbesondere von Körperflüssigkeiten
US6700034B1 (en) * 1999-10-01 2004-03-02 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with unitary absorbent layer for center fill performance
US6566575B1 (en) * 2000-02-15 2003-05-20 3M Innovative Properties Company Patterned absorbent article for wound dressing
GB0017080D0 (en) * 2000-07-12 2000-08-30 Bristol Myers Squibb Co Multi layered wound dresssing
US6497690B2 (en) * 2000-12-19 2002-12-24 Mcneil-Ppc, Inc. Descrete absorbent articles

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004089265A2 (en) 2004-10-21
GB0308311D0 (en) 2003-05-14
AU2004228750B2 (en) 2010-01-21
ATE426382T1 (de) 2009-04-15
AU2004228750A1 (en) 2004-10-21
ES2322261T3 (es) 2009-06-18
JP2006522633A (ja) 2006-10-05
US7723559B2 (en) 2010-05-25
EP1610743A2 (en) 2006-01-04
CA2521984A1 (en) 2004-10-21
CA2521984C (en) 2012-03-06
US20040249328A1 (en) 2004-12-09
EP1610743B1 (en) 2009-03-25
DE602004020199D1 (de) 2009-05-07
DK1610743T3 (da) 2009-06-08
WO2004089265A3 (en) 2005-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4662488B2 (ja) 創傷用包帯
JP5564419B2 (ja) 創傷包帯
JP4783540B2 (ja) 多層創傷包帯
JP4932498B2 (ja) 創傷用多層包帯
US7759539B2 (en) Wound dressing
JP4852677B2 (ja) 多層包帯
EP1607078A2 (en) A dressing
JP2018514360A (ja) 創傷被覆材
EP1919412A1 (en) An absorbent wound care device
GB2525494A (en) Wound dressing
GB2380945A (en) Multi-layered wound dressing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101207

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20101209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4662488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees