JP4654416B2 - 配電系統電圧調節システム - Google Patents

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Description

本発明は、配電系統の電圧維持の適正化を図った配電系統電圧調節システムに関する。
有限な化石燃料の消費を抑制し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を削減するため、太陽光・風力などの再生可能資源を用いた発電や、排熱の有効利用により総合効率を高められる熱電併給の普及が重要である。これらは小容量のものが点在する「分散型電源」であり、その多くが安定性および供給信頼性を高めるために配電系統に連系して運用される。
しかし配電系統は一般に、配電用変電所から各需要家への一方向電力潮流を想定して、それによる電圧降下を考慮して設計されてきた。そこで現在の配電系統に分散型電源を大量に連系すると、逆潮流が発生するなど電力潮流が複雑化し、線路電圧を規定範囲内に維持することが困難になる。
従来の配電系統では、配電用変電所変圧器やSVR(ステップ式自動電圧調整器)といった負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ切替と、電力用コンデンサ・分路リアクトル・SVC(静止形無効電力補償装置)・STATCOMといった調相設備や分散型電源の無効電力調節により、線路電圧を規定範囲内に維持するよう調節している。ただし現在は、これら電圧調節機器がそれぞれ、他の電圧調節機器がどのように動作しているかに関係なく、自端情報(自身がつながっている地点において得られる情報)のみに基づき動作している。そのため、配電系統全体で見たとき、最適な電圧調節が行われていない。
これに対し、監視制御装置が、対象となる系統内の電圧調節機器と通信手段を介してつながり、系統および機器の情報を収集し、その情報を元に演算をして制御設定値を算出し、各機器に動作指令を出す集中的制御手法が提案されている(特許文献1〜4参照)。
特開2003−259554号公報 特開2003−259555号公報 特開2004−56996号公報 特開2005−269744号公報 藤井二郎他:「太陽光発電システム多数台系統連系時の過電圧抑制対策の一考察」、平成16年電気学会全国大会、第6分冊、141-142頁 近藤潤次他:「アナログシミュレータによる配電系統内電圧調節実験」、平成18年電気学会全国大会、第6分冊、66-67頁 松田勝弘・上村敏:「分散型電源連系時の配電系統電圧管理手法の検討」、平成15年電気学会全国大会、第6分冊、74-75頁
しかし、上記特許文献1〜4では、監視制御装置が対象とする系統内の個々の電圧調節機器に対して直接、情報収集・制御設定値の算出・動作指令を行っている。そのため、系統内で電圧調節機器の台数が増えた場合に、監視制御装置は、制御設定値の算出に膨大な計算処理能力が必要となり、かつ計算処理に時間を要して高速な制御を行えない。このような事態に対処するために、対象とする系統をグループ分けし、各グループ毎に監視制御装置を設置すれば、各監視制御装置が管理する電圧調節機器の台数を減らすことができる。しかし、この場合、各グループ間で適切な協調を取らないと、対象とする系統全体において適切な電圧調節を行うことができない。このグループ分けの範囲の適切な決定方法と、グループ間の適切な協調の方法については、確立されていないのが現状である。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、配電系統をグループ分けして各グループに監視制御装置を設置する場合において、配電系統全体の電圧を適切に調節するための制御アルゴリズムを確立した配電系統電圧調整システムを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために下記の手段を採用した。
第1の手段は、配電系統を、1つの負荷時タップ切替装置付変圧器と、該負荷時タップ切替装置付変圧器の2次巻線側(前記負荷時タップ切替装置付変圧器から見て送電系統がある側と逆側、すなわち下流側)の配電系統とを含む領域でグループ分けし、前記各グループに監視制御装置を設置したことを特徴とする配電系統情報監視システムである。
第2の手段は、第1の手段において、配電系統の上流側のグループの監視制御装置は、自己のグループ内の電圧調節を行うために、隣接する下流側のグループの監視制御装置に無効電力調節の要請を行うことを特徴とする配電系統情報監視システムである。
第3の手段は、第1の手段において、配電系統の下流側のグループの監視制御装置は、隣接する上流側のグループの監視制御装置から無効電力調節の要請がある場合、前記要請に応答するとともに、当該下流側のグループ内の電圧調節を行うことを特徴とする配電系統情報監視システムである。
第4の手段は、第1の手段ないし第3の手段のいずれか1つの手段において、任意のグループにおける負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置は、当該グループの節点電圧が規定範囲外となる節点数が最小となり、かつ当該グループの無効電力調節装置の無効電力の絶対値を減じるように、決定されることを特徴とする配電系統情報監視システムである。
本発明の配電系統情報監視システムによれば、負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置および無効電力調節装置の無効電力を、配電系統の電圧分布が規定範囲に収まるよう的確に決定できる。また、本発明の配電系統情報監視システムによれば、制御設定値の算出に必要な計算処理を減じることができ、その結果、高速な制御を行うことができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図5を用いて説明する。
図1は本実施形態の発明に係る配電系統情報監視システムの構成を示す図である。
同図に示すように、この配電系統情報監視システムは、グループ内の各電圧調節機器と上流のグループの監視制御装置と下流のグループの監視制御装置との間で情報交換を行うための情報通信線を有する。
配電系統内の電圧調節機器としては、負荷時タップ切替装置付変圧器(例えば、配電用変電所内に設置される負荷時タップ切替変圧器(LRT)、配電用変電所出口から末端に至る線路途中に施設されるステップ式自動電圧調整器(SVR)、および現在研究段階にあるタップ制御付柱上変圧器(非特許文献1参照))や、無効電力調整装置(例えば、分散型電源(DG)、分散型電力貯蔵装置(DES)、静止形無効電力補償装置(SVC)、および静止形無効電力発生装置(STATCOM))がある。これらの電圧調節機器は線路電圧や無効電力出力状況の情報を情報通信線を介して自身のグループの監視制御装置に伝達する。
配電系統の上流側のグループの監視制御装置は、無効電力調節の要請を隣接する下流側のグループの監視制御装置に伝達する。下流側のグループの監視制御装置は、自身のグループ内の無効電力調整装置の無効電力出力状況の情報を、上流側のグループの監視制御装置に伝達する。
各グループの監視制御装置は収集した情報を基に、自身のグループ内の各電圧調節機器の制御設定値および下流側グループへ要請する無効電力値を算出する。そして算出した値を各電圧調節機器および下流側グループの監視制御装置に伝達する。各電圧調節機器は自身が所属するグループの監視制御装置からの指令に従って動作する。この一連の操作を規定時間間隔毎に繰り返す。
次に、本実施形態の発明に係る配電系統における電圧調節の原理について説明する。
配電系統の電圧を調節する方法には大きく分けて2つあり、1つは無効電力を調節することであり、もう1つは変圧器のタップを切替ることである。
まず、無効電力Qを調節したとき、負荷時タップ切替装置付変圧器の2次側の送出端(電圧V(0))から任意の距離lの地点における各線路の電圧Vがいかに変化するかを表す式は、xを単位長さあたりの線路のリアクタンスとするとき(1)式で近似できる。(特許文献4参照)。
Figure 0004654416
ただし、無効電力は前記任意の距離lの位置より線路下流側で消費される遅れ無効電力を正値としている。
(1)式より、例えば、送出端から任意の機器(例えば、分散型電源(DG))の連系点までの距離をlaとしたとき、距離laの地点に接続された機器が、無効電力消費をΔQだけ増加させたときの、距離lの地点の線路電圧変化は(2)式で近似できる。
Figure 0004654416
(2)式は、無効電力制御による電圧への影響が無効電力調整装置の連系点の上流・下流の双方に及ぶことを示している。
次に、変圧器のタップ変更に伴う線路電圧の変化を表す式を以下に示す。
タップ位置の変化量をΔN、1ステップのタップ切替に伴う二次電圧の変化分をδVとすると、二次側送出端からの距離lの地点における線間電圧変化は(3)式で近似できる。
Figure 0004654416
(3)式は、タップ位置制御による電圧への影響が二次側送出端より下流のみに及び、上流には及ばないことを示している。
各負荷の電圧が変わると電流も変化するので厳密解は上記の近似式と異なるが、簡潔で取り扱いやすいことから上記の近似式を制御アルゴリズムに用いる。
配電系統の任意のグループiにおいて負荷時タップ切替装置付変圧器の二次側の配電線路内のJ箇所の電圧を測定または推定しているとし、その地点を番号jで表し、その地点の電圧をVijとする。また、グループi内に接続されており、監視制御装置から無効電力を制御可能な無効電力調節装置がM台存在するとし、それらを番号mで表し、その無効電力調節装置が消費する遅れ無効電力をQimとする。ここで、無効電力調節装置とは、SVC、STATCOMといった、無効電力の調節を主な目的として設置されている機器のみならず、自励式インバータや同期発電機を介して系統連系する分散型電源(DG)や、自励式インバータを用いたBTB設備であるループコントローラなど、無効電力を調節する機能を有する設備を含む。さらに、グループi内に直結している下流側のグループがD個存在するとし、それらを番号dで表し、その中のすべての制御可能な無効電力調節装置が消費する遅れ無効電力の総和をQ’idとする。そして、グループiの負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ番号をNiとし、Niが大きくなる方向にタップを切替えた場合は変圧器二次電圧が高くなり、逆にNiが小さくなる方向にタップを切替えた場合は変圧器二次電圧が低くなるとする。
ここで(2)、(3)式より、負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ番号の変化ΔNiと各無効電力調節装置が消費する遅れ無効電力の変化分ΔQimと各下流グループd内の無効電力調節装置が消費する遅れ無効電力の変化分ΔQ’idによる、各電圧検出地点の電圧変化分ΔVijは、感度係数aijmを(2)式の右辺のΔQの係数に相当するΔQimの係数、感度係数bijdを(2)式の右辺のΔQの係数に相当するΔQ’idの係数、δViを(3)式の右辺のΔNの係数に相当する1ステップのタップ切替に伴う二次電圧の変化分をとする時、(4)式で表すことができる。
Figure 0004654416
電圧を測定または推定している各節点について(4)式を表すと、(5)式のように行列およびベクトルで表すことができる。ただし、(5)式内の行列とベクトルの定義は(6)式となる。
Figure 0004654416
Figure 0004654416
(5)式は、グループiの中の各節点電圧が、グループi内の無効電力調節装置の無効電力を変化させること、下流側グループdの無効電力を変化させること、およびグループi内の負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置を変化させることによって、どれだけ変化するかを表す式である。
次に、各グループ内に設置される監視制御装置における電圧調節アルゴリズムについて説明する。監視制御装置における電圧調節アルゴリズムの流れ図を図2に示す。
まず監視制御装置は、自身のグループ内の各節点の電圧Vijの情報を得る(ステップS1)。
次に、無効電力調節装置mの無効電力値Qimが飽和し(上限Qimmaxまたは下限Qimminに達し)、その絶対値をそれ以上増すことができない場合は、(6)式のベクトルΔQiおよび行列aiの該当する要素と列は、それぞれ削除する。同様に、下流側グループd内の無効電力調節装置の無効電力値の総和Q’idが飽和し(上限Q’idmaxまたは下限Q’idminに達し)、その絶対値をそれ以上増すことができない場合は、(6)式のベクトルΔQ’iおよび行列biの該当する要素と列は、それぞれ削除する(ステップS2)。そして、アルゴリズムを繰り返す上で、タップ切替に影響しないようにタップ切替に要する時間より長い期間、その無効電力値(QimおよびQ’id)を維持させる。その期間が経過した後、その無効電力値の絶対値を少しだけ低くした上で、該当する(6)式の要素と列を復帰させる。これにより、無効電力値が飽和した無効電力調節装置をあてにせずに、適切に電圧調節を行うことができる。
隣接する上流側グループuからの無効電力調節要請ΔQiuに応えるには、(7)式を満たす必要がある。
Figure 0004654416
(7)式を(4)式と同じ電圧の次元にそろえるために、(7)式の両辺にkiui0を乗じると、(8)式となる。係数kiuは自身のグループ内の電圧調節と隣接する上流グループuへの無効電力援助のどちらに重点をおくかを決める係数である。上流グループuから無効電力調節の要請が無い場合はkiu=0として自身のグループ内の電圧調節のみに専念し、上流グループuから無効電力調節の要請がある場合はkiuを0でない値にして上流グループへの無効電力援助も行う。係数qi0は行列ai内の一要素で、無効電力変化による変圧器の二次側送出端電圧の変化量であり、(9)、(10)、(11)式に後述する。
Figure 0004654416
続いて、電圧の規定上限Vhighと下限Vlowの平均値をVpavrとするとき、(6)式のΔVijにVpavr−Vijを代入する。そして、ΔNi=−1、0、+1の3つのケースについて、ΔQimとΔQ’idを(5)式と(8)式より最小二乗法により算出する。Qim+ΔQimがQimmax以上またはQimmin以下となった場合は、ΔQimをそれぞれQimmax−QimまたはQimmin−Qimに変更する。Q’id+ΔQ’idがQ’idmax以上またはQ’idmin以下となった場合は、ΔQ’idをそれぞれQ’idmax−Q’idまたはQ’idmin−Q’idに変更する(ステップS3)。
ここで電圧規定範囲より少し狭い電圧設定範囲を定義する。すなわち、設定上限V’highをVhighより少し低い値、設定下限V’lowをVlowより少し高い値とする。ステップS3で得られたΔQimとΔQ’idを(5)式に代入しΔVijを算出し、その結果得られるVij+ΔVijのうち、電圧設定範囲内に収まらない節点数Fを求める。また、ステップS3で得られたΔQimとΔQ’idを代入した(8)式の右辺とΔQiuとの差の絶対値が(V’high−V’low)/2より大きい場合は、上流グループuからの無効電力調節の要請に充分応えていないとして、Fに1を加える。ΔNi=−1、0、+1の3つのケースのうち、F=0となるΔNiがある場合は、その中で無効電力の二乗和(Σm(Qim+ΔQim)2+Σd(Q’id+ΔQ’id)2)を最小にするΔNiを選択する。F=0となるΔNiが無い場合は、Fを最小にするΔNiの中から、(5)式と(8)式の誤差の二乗和(Σj{Vpavr−(Vij+ΔVij)}2+{kiui0mΔQim+ΣdΔQ’id−ΔQiu)}2)を最小にするΔNiを選択する(ステップS4)。
ΔNi決定後、各電圧調節機器がつながっている配電線路の現在の電圧が設定範囲内に収まっているかどうかを調べる(ステップS5)。各電圧調節機器がつながっている配電線路のすべての節点電圧が設定範囲内に収まっており、かつ上流グループuからの無効電力調節の要請が無い(kiu=0)場合は、その配電線路につながっている無効電力QimをgQimに更新し、かつ下流側グループdへの無効電力要請の係数kdiを零にする(ステップS6)。ここで、gは1未満の正値であり、電流増加に伴う損失増加を防ぐために不要な無効電力を徐々に絞る効果がある。
各電圧調節機器がつながっている配電線路のいずれかの節点電圧が設定範囲を逸脱しているか、または上流側グループuからの無効電力調節の要請がある場合は、その配電線路につながっている無効電力QimをΔNi=0のケースで算出したΔQimを用いてQim+cΔQimに更新し、かつ下流側グループdへの無効電力要請の係数kdiを零でない値にする(ステップS7)。ここで、cは1未満の正値であり、Qimの急激な変化を抑制する効果がある。
上記のアルゴリズムにより決定したΔNiおよびQimを、それぞれ負荷時タップ切替装置付変圧器と無効電力調節装置に指令する(ステップS8)。この一連の操作が、監視制御装置内で行われる制御動作である。この制御動作を、規定時間間隔毎に繰り返す。
次に、非特許文献2に示されている6.6kVの三相三線式高圧配電系統2配電線路分を模擬する、三相三線2200V、18kVAのアナログシミュレータを用いて行った実験について、図3を用いて説明する。
6.6kV、3MVA の配電線路を200V、9kVAのモデルで模擬し、その単位長さあたりの抵抗rとリアクタンスxを上記容量を基準として、ある実系統のpu値に合わせている。以降では、200V、9kVAをpu表記の基準とする。図3において、V、P、Qはそれぞれの節点の電圧、消費有効電力、消費遅れ無効電力を表し、添字は節点番号を表す。lijは一つ上流の節点から節点ijまでの距離を表す。Ni(i=0−2)は、配電用変電所変圧器(i=0、タップ電圧幅δV0=1%pu、漏れリアクタンスxtr)、SVR1(i=1、δV1=1.25%pu、漏れリアクタンスxsvr)、SVR2(i=2、δV2=1.25%pu、漏れリアクタンスxsvr)の負荷時タップ切替器のタップ位置である。DGimは節点imに連系した分散型電源で、無効電力を連続的に変化でき、出力電力の力率に制限を設けていない。各分散型電源の定格遅れ無効電力(Qmax)および定格進み無効電力(−Qmin)は共に0.28puとした。
次に、配電線の電圧の上限値および下限値について説明する。
わが国では電気事業法により、引込口における電灯線電圧を 101V±6V以内に維持することが定められている。低圧線での電圧変動分を、重負荷時降下分6.5V、
最大逆潮流時上昇分2.0Vとする(非特許文献3参照)と、高圧配電線の許容電圧変動幅は、電灯線電圧換算で101.5V〜105.0Vとなる。
すべての柱上変圧器タップを6600V:105Vに設定しているとする。この場合、高圧配電線のすべての電圧を6380V〜6600V (0.967pu〜1.0pu)の間に維持する必要がある。これは実験システムでは下限Vlow=193.3V、上限Vhigh=200.0V内に維持することに相当する。電圧設定範囲は、下限V’low=Vlow+0.0025pu、上限V’high=Vhigh−0.0025puとした。
各節点の有効電力消費を変化させ、電圧変化を測定した。負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置と無効電力調節装置の無効電力は、上記のアルゴリズムにより自動調節した。ただし本回路において(6)式中の各行列とベクトルの要素は、グループ0については(9)式、グループ1については(10)式、グループ2については(11)式となる。
Figure 0004654416
Figure 0004654416
Figure 0004654416
ここでVbは、(2)式では線路送出端電圧V(0)であるが、簡単のため線路定格電圧である200V(1pu)を用い、係数qijを常に定数として扱えるようにした。
図3の実験回路では、DG01の無効電力Q01とグループ1からの無効電力Q’01の寄与が全く同じになっている。そこで、Q01が飽和している場合(Q01=QmaxまたはQmin)のみΔQ’10の要請を用いることとし、どちらか使わない方に該当する(9)式内の要素と列は、それぞれ削除する。
第1の実施形態のアルゴリズムにより制御した場合の実験結果を図4に示す。
ただし、ステップS6とS7で用いる係数を、c=0.1、g=0.98とし、計測と制御は0.5秒毎に行った。また、無効電力調節を要請する際の係数k10とk20をそれぞれ、1と2にした。
図4に示した電圧、有効電力、無効電力の単位はpuである。また、有効電力消費と遅れ無効電力消費を正値としている。有効電力は各節点での電力消費を模擬し、その時間変化は事前に設定され、簡単のため全ての負荷の力率は1とした。無効電力とタップ位置が本発明の監視制御装置により制御された。節点電圧および無効電力については、図4には重要なもののみを表示している。
図4のように、節点02では大きな電力消費があり、逆に配電線路1では大きな電力消費の後に大きな逆潮流が発生している状況を実験した。節点00と02の間が最も重潮流である上、節点02には無効電力を調節する機器が連系していないため、V02の電圧低下抑制が難しい状況である。V02を規定範囲内に維持するには、ブロック2内の分散型電源がV02を制御するために無効電力を出力する必要がある。実験の結果、グループ0の監視制御装置からの要請に従い、グループ2内のDG21およびDG24が適切に無効電力を調節して、V02を過渡的な変動を除き規定範囲内に維持した。また、配電線路1に関しても、グループ0の監視制御装置からの要請に従い、グループ1内のDG11が適切に無効電力を調節して、V01を過渡的な変動を除き規定範囲内に維持した。結果として、全ての節点の電圧を過渡的な変動を除き規定範囲内に維持した。
これに対し、従来の制御法による場合の実験結果を図5に示す。従来の制御法とは、負荷時タップ切替装置付変圧器は二次電圧および自身を通過する電力から下流の配電線での電圧分布を推定し、タップ位置を決定する。また、無効電力調節装置は、家庭用太陽光発電のパワーコンディショナのように、連系点電圧を測定し、規定範囲を逸脱していれば無効電力調節を行う。実験回路、電圧規定範囲、計測・制御間隔は、図4に示した実験と同じとした。また各節点での電力消費の変化パターンは、図4に示した実験とほぼ同じである。この場合、SVR2のタップ切替によりV21は常に設定範囲内に維持されたため、Q21は全く出力されていないし、配電線路2内の他の分散型電源についても、図5に示していないが同様であった。配電用変電所変圧器は潮流計算によりV02の低下を推定したため、タップN0を上げて送出電圧V00を規定上限Vhigh以上に高くしたが、それでもV02を規定下限Vlow以上に高くできなかった。また、配電線路1で逆潮流になる後半にV01がVhigh以上に上昇した。DG01の無効電力は定格に達してしまったため、DG11が無効電力を適切に制御しなければV01の上昇を抑えられない。しかし、SVR1のタップ切替によりV11は設定範囲内に維持されたため、この期間のQ11はほとんど零であった。以上の理由よりこの場合は、V00、V01、 V02が定常的に規定範囲を逸脱した。
以上の2つの実験結果から、配電系統における従来の制御法では電圧を規定範囲内に維持できない場合でも、本実施形態のアルゴリズムを用いた監視制御装置によれば規定範囲内に維持できることが明らかであり、本手法の有効性を確認できた。
なお、非特許文献2では、同じ実験回路において配電系統全体を1台の監視制御装置により一括制御する方式を試み、電圧調節に成功している。しかし、非特許文献2でも述べているように、この一括制御では、T台の負荷時タップ切替装置付変圧器がある場合にステップS3において3T通りのケースの演算をする必要がある。また、ベクトルΔQiの要素数および行列aiの列数は制御する無効電力調節装置の台数となるが、一括制御では配電系統内のすべてを制御するので、それら要素数および列数が大きくなる。このように制御に必要な演算量が多いため、電圧調節機器がこれ以上増加すると高速な制御ができなくなる。
本発明では、各グループの監視制御装置が、自身のグループ内の電圧調節機器のみを制御しつつ、上流または下流のグループとの連携を行っており、各監視制御装置での制御演算量を抑えられ、高速な制御が行える。
一実施形態の発明に係る監視制御装置の構成を示す図である。 配電系統の電圧を調節するアルゴリズムの流れを示す図である。 本実施形態の実施例として実験を行ったアナログシミュレータの回路構成を示す図である。 図3に示した実験回路において、図2に示した制御アルゴリズムに従い、変圧器のタップ位置と無効電力調節装置を制御した場合の実験結果を示す図である。 図3に示した実験回路において、従来の制御方法に従い、変圧器のタップ位置と無効電力調節装置を制御した場合の実験結果を示す図である。

Claims (2)

  1. 複数の負荷時タップ切替装置付変圧器と複数の無効電力調整装置を有する配電系統を、
    1つの前記負荷時タップ切替装置付変圧器と、少なくとも1つの前記無効電力調整装置を備えた前記1つの負荷時タップ切替装置付変圧器の2次巻線側の配電系統とを含む領域でグループ分けし、
    前記各グループにグループ内の配電系統の電圧分布を監視しグループ内の負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置とグループ内の無効電力調整装置の無効電力を制御する監視制御装置を設け、
    前記配電系統において上流側に位置するグループの前記監視制御装置は自己のグループ内の電圧分布を規定範囲内に維持するように調節するために隣接する下流側のグループの監視制御装置に無効電力調節の要請を行い、
    前記下流側のグループの監視制御装置は隣接する前記上流側のグループの監視制御装置から無効電力調節の要請がある場合に前記要請に応答するとともに当該下流側のグループ内の電圧分布を規定範囲内に維持するように調節することを特徴とする配電系統情報監視システム。
  2. 任意のグループにおける負荷時タップ切替装置付変圧器のタップ位置は、当該グループの節点電圧が規定範囲外となる節点数が最小となり、かつ当該グループの無効電力調節装置の無効電力の絶対値を減じるように、決定されることを特徴とする請求項1に記載の配電系統情報監視システム。
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