JP4653336B2 - Energy ray detector and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宇宙線、α線、β線、γ線等の高エネルギー線を検出するためのエネルギー線検出器及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高エネルギー線検出の技術分野においては、エネルギー線の多くが半導体基板を透過することが知られている。そこで、エネルギー線の実効的吸収領域を増加させるため、複数の半導体基板を重ね合わせる等の試みが行われている。例えば、特開平4−343086号公報に記載の装置は、積層される基板周辺部の厚みを薄くすることによりエネルギー線入射方向(積層方向)におけるワイヤボンディングによるデッドスペースをなくし、高密度に積層することを可能にした優れた装置である。
【0003】
一方、基板の平面方向(二次元方向)に複数の検出器を、ワイヤーボンディングのスペースをなくし高密度に並べ、検出器間の不感領域を小さくすることができれば、高エネルギー線の入射位置或いはその一次元又は二次元的広がりにより構成される入射像を高分解能で検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の高エネルギー線検出器においては、半導体基板の一方面側の電極はバンプを介して同一面側に位置する配線パターンに接続することができるが、他方面側の電極はボンディングワイヤを介して配線パターンに接続しなければならない。このような接続は、検出器間の不感領域を小さくすることが出来ない。
【0005】
そこで、半導体基板の同一面側にアノード及びカソード電極を設け、それぞれの電極に接続される半導体層を、この同一面側に共に配置する手法が、可視光像検出器には用いられてきた。ところが、高エネルギー線の検出においては、実効的高エネルギー線吸収領域を増加させるため、半導体基板内の空乏層を基板厚み方向の略全域に広げる必要があり、このような電極の同一面側配置の構成は採用することができなかった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、エネルギー線入射方向(積層方向)におけるワイヤーボンディングのスペースをなくし高密度に並べ、検出器間の不感領域を小さくすることが出来るエネルギー線検出器及びエネルギー線検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係るエネルギー線検出器は、エネルギー線の入射に応答してキャリアを発生する半導体基板を備えるエネルギー線検出器において、前記半導体基板の一方面である第1表面側に、エネルギー線の主吸収領域を構成するPN接合界面と前記キャリアを収集するためのアノード及びカソード電極を配置し、これらの電極の一方を前記半導体基板を貫通する導電体を介して、前記半導体基板の他方面であってエネルギー線が入射する第2表面側に位置し、前記半導体基板のエネルギー線の主吸収領域よりも高いキャリア濃度を有するN型の半導体層に電気的に接続し、前記半導体基板の前記第2表面からN型不純物を拡散又はイオン注入することで形成され、前記半導体基板の前記第2表面における露出面から基板内部に向かう深さを有し、N型の前記半導体層よりも低いキャリア濃度を有するアキュムレーション層を備えてなる。
【0008】
このエネルギー線検出器によれば、半導体基板はエネルギー線の入射に応答してキャリア(電子・正孔)を発生するが、これらのキャリアはアノード及びカソード電極に収集され、キャリア流量の示す電流がエネルギー線の入射強度に対応することとなる。アノード及びカソード電極は共に半導体基板の一方面側に設けられているので、バンプを介して同一面側に位置する配線パターンに接続することが出来る。これを二次元状に配置した場合にはエネルギー線入射方向(積層方向)におけるワイヤーボンディングのスペースをなくし高密度に並べ、検出器間の不感領域を小さくすることができる。
【0009】
ここで、電極の一方は半導体基板を貫通する導電体を介して半導体基板の他方面側に接続されているので、アノード及びカソード電極に所定電位を与えると、半導体基板の一方及び他方の面双方に、この電位を与えることができる。なお、導電体とは金属であってもよいが、高濃度に不純物を添加した半導体であってもよい。エネルギー線検出器の半導体基板は、逆バイアス電圧等が与えられることにより使用されるので、前記所定電位は半導体基板に逆バイアス電圧等が印加されるように設定される。
【0010】
半導体基板内に空乏層を発生させる構造としては、PN接合構造が好ましいが、ショットキ接触構造を用いることもできる。
【0011】
半導体基板の他方面には、上記貫通導電体を介してアノード又はカソード電極が接続されているが、この接続構造は、他方面へのワイヤーボンディングによる電極への直接接触構造と比較すると、半導体基板の一方面から他方面に上記貫通導電体を介してアノード又はカソード電極が接続されている構造のほうが電流通過経路全体の抵抗値が高くなり、この抵抗値を提供する部分に半導体基板への印加電圧が消費され、空乏層形成に寄与する電圧成分が減少する。勿論、印加電圧を上昇させれば空乏層を基板厚み方向の略全域に広げることができるが、これは消費電力の増加、抵抗部分における発熱、発熱による温度特性の変化を生じさせる。エネルギー線の検出においては、極めて精密な測定が要求されるため、かかる抵抗成分は減少させられることが望ましい。
【0012】
そこで、本発明のエネルギー線検出器においては、半導体基板の前記他方面側に、高エネルギー線の主吸収領域よりも高いキャリヤ濃度の半導体層を設け、この半導体層に導電体を接続することとした。低い印加電圧で空乏層を形成するためには半導体基板を高抵抗とすればよいが、上記抵抗成分の減少の観点から、導電体に接続される基板他方面側の半導体層は、半導体基板よりも高いキャリア濃度を有することとし、この半導体層の平面形状はベタ型、格子(網目)状、螺旋状、或いは同心円状などのパターンを有してもよい。
【0013】
本発明のエネルギー線検出器においては、アノード及びカソード電極がバンプを介して支持基板上に形成されたパターン配線に接続されている場合にエネルギー線入射方向(積層方向)におけるワイヤーボンディングのスペースをなくし高密度に並べ、検出器間の不感領域を小さくすることができる。
【0014】
更に、エネルギー線検出器を二次元状に複数配置してなるエネルギー線検出装置は、個々の検出器からの出力信号を独立に取出すことによりエネルギー線の入射位置或いはその一次元又は二次元像を検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に係る高エネルギー線検出器及び当該検出器を二次元状に複数配列してなる高エネルギー線検出装置について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0016】
図1は、第1の実施形態に係る高エネルギー線検出装置の斜視図、図2は図1に示した装置を矢印II方向から見た当該装置の側面図である。
【0017】
支持基板(配線基板、回路基板)SP上には、高エネルギー線検出装置を構成する検出器PD1〜PD9が複数取付けられ、これらは二次元状に配置されている。本検出器においては、アノード及びカソード電極がバンプを介して支持基板上に形成されたパターン配線に接続されているので、積層させることができる。同図においては、2層の積層されるユニットを示すが、これは3層以上であってもよい。
【0018】
この高エネルギー線検出装置は、個々の検出器PD1〜PD9からの出力信号をパターン配線PW1〜PW9を介して独立に取出すことにより高エネルギー線の入射位置或いはその一次元又は二次元像を検出することができる。なお、各パターン配線PW1〜PW9は、厚さ15μmのバンプ(バンプ電極)Bを介して検出器PD1〜PD9のアノード及びカソード電極のいずれか一方にそれぞれ接続されており、パターン配線PWGはアノード及びカソード電極の他方に接続されている。個々の検出器PD1〜PD9の構造は同一である。したがって、以下では、1つの検出器PD1の構造について説明する。
【0019】
第1の実施形態に係わる検出器PD1の断面図を図3に示す。なお、断面図においては内部構造を分かり易く説明するため必要に応じてハッチングの記載を省略する。この検出器PD1は、高エネルギー線の検出に用いられる高エネルギー線検出器であり、縦横の寸法は11mm×11mm、厚さは0.5mmである。
【0020】
検出器PD1は、高エネルギー線の入射に応答してキャリアを発生する半導体基板1sを備えており、半導体基板1sの一方面(第1表面とする)側にキャリアを収集するためのアノード電極1a及びカソード電極1cを配置し、アノード電極1aを半導体基板1sを貫通する導電体CDTを介して半導体基板1sの他方面(第2表面とする)側に接続してなる。
【0021】
本例においては、第1表面は基板下面であり、第2表面は基板上面である。なお、説明において、エネルギー線が入射する側を第2表面とする。
【0022】
なお、電極1a,1cは、バンプBを介して上述のパターン配線に接続される。バンプBは、Ni/Auからなる。
【0023】
この高エネルギー線検出器によれば、半導体基板1sは高エネルギー線の入射に応答してキャリア(電子・正孔)を発生するが、これらのキャリアはアノード及びカソード電極に収集され、キャリア流量の示す電流が高エネルギー線の入射強度に対応することとなる。アノード電極1a及びカソード電極1cは共に半導体基板の一方面側に設けられているので、バンプを介して同一面側に位置する配線パターンに接続することが出来る。これを二次元状に配置した場合には基板の平面方向(二次元方向)に複数の検出器を、ワイヤーボンディングのスペースをなくし高密度に並べ、検出器間の不感領域を小さくすることができる。
【0024】
なお、半導体基板1sは、内部にPN接合を有しており(PN接合ダイオード)、このダイオードに逆バイアスを印加することにより、接合界面から広がる空乏層(エネルギー線主吸収領域)を形成する。
【0025】
ここでは、逆バイアス時に電子を収集する側をカソード(N型半導体)とし、他方をアノードとし、それぞれのキャリアを収集する電極をカソード電極1c、アノード電極1aとして説明する。
【0026】
第1表面側に設けられた電極1a,1cの一方(電極1a)は、半導体基板1sを貫通する導電体CDTを介して半導体基板1sの第2表面側に接続されているので、アノード及びカソード電極1a,1cに所定電位を与えると、半導体基板1sの第1及び第2表面の双方に、この電位を与えることができる。なお、導電体CDTは、金属であってもよいが、高濃度に不純物を添加した半導体であってもよい。また、本例においては貫通孔の直径は約100μmに設定される。高エネルギー線検出器PD1の半導体基板1sは、上述のように逆バイアス電圧が与えられることにより使用される。半導体基板1sの第1及び第2表面双方を介して逆バイアス電圧を印加すると、半導体基板1s内に形成される空乏層は基板厚さ方向の略全域に広げることができる。
【0027】
半導体基板1s内部の構造について詳説する。低濃度N型半導体基板1iの第2表面側に高濃度P型半導体層(拡散層)1pが、第1表面側に高濃度N型半導体層(拡散層)1nが位置し、これらはPIN構造を構成している。
【0028】
P型半導体層1pは、第2表面上に設けられた補助電極1a’に電気的及び物理的に接続されており、補助電極1a’は導電体CDTを介して第1表面側のアノード電極1aに電気的に接続されている。アノード電極1a、カソード電極1c、補助電極1a’はAlからなる。
【0029】
N型半導体層1nは、第1表面上に設けられたカソード電極1cに電気的及び物理的に接続されている。
【0030】
各電極1c,1aは、半導体基板1sの第1表面に設けられた絶縁膜ISTのコンタクトホール内に形成されている。また、絶縁膜ISTは導電体CDTが埋め込まれる貫通孔の内面を構成するように延びており、導電体CDTと周囲の半導体材料とを絶縁している。なお、絶縁膜ISTはSiO2又はSiNxからなる。また、補助電極1a’がエネルギー線入射部(検出領域10mm×10mm)を被覆してもよい。
【0031】
補助電極1a’の周囲には第2表面を被覆する金属製遮光(蔽)膜1shが設けられており、遮光膜1shは、P型半導体層1pの周囲に設けられた高濃度N型半導体コンタクト層1ctに電気的に接続され、遮光膜1shには必要に応じて接地電位が与えられる。もちろん、遮光膜1shを導電体CDTに電気的に接続してもよい。なお、遮光膜1shは、厚さ1μmのAlからなる。
【0032】
コンタクト層1ctは、P型半導体層1pの接合界面からチップのエッジにまで空乏層が広がるのを抑制するチャネルストッパとして機能する。チップのダイシング時においてはチップエッジに結晶欠陥が発生し、これがノイズの原因となっている。本例では、コンタクト層1ctがチャネルストッパとして機能しているので、このような原因によるノイズを抑制することができる。コンタクト層1ctの幅は、空乏層がエッジに到達しない程度に設定される。
【0033】
半導体基板1s内に空乏層を発生させる構造としては、上記の如くPN接合構造が好ましいが、ショットキ接触構造を用いることもできる。
【0034】
なお、各半導体の材料、不純物濃度、厚みは以下の通りである。
【0035】
【表1】
【0036】
また、導電体CDTの材料としてはInを用いることができるが、高濃度に不純物が添加されることにより低抵抗化された多結晶Si等を用いてもよい。
【0037】
次に、上記検出器の製造方法について説明する。
【0038】
▲1▼まず、高抵抗半導体基板1sを用意し、第1表面側にN型半導体層1nを形成する。これは第1表面からN型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。
【0039】
▲2▼次に、第2表面側にコンタクト層1ctを形成する。これは第2表面からN型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。
【0040】
▲3▼更に、第2表面側に形成された環状のコンタクト層1ctの内側に、P型半導体層1pを形成する。これは第2表面からP型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。
【0041】
▲4▼次に、第2表面から第1表面に貫通する貫通孔を複数形成する。貫通孔の形成にはICP(誘導結合プラズマ)エッチング等のドライエッチングを用いる。
【0042】
▲5▼更に、露出した第1及び第2表面及び貫通孔の内壁を熱酸化することによって、SiO2からなる絶縁膜ISTを形成する。
【0043】
▲6▼次に、形成された貫通孔内にIn等の導電体CDTを埋め込む。
【0044】
▲7▼第2表面上の絶縁膜ISTにコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にAlを蒸着することにより、補助電極1a’及び遮光膜1shを形成する。
【0045】
▲8▼第1表面上の絶縁膜ISTにコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にAlを蒸着することにより、アノード及びカソード電極1a,1cを形成する。
【0046】
▲9▼アノード及びカソード電極1a,1c上にバンプBを形成し、これを配線基板SP上のパターン配線に取付ける。
【0047】
以上のようにして製造された検出器PD1を1つずつ配線基板SP上に取付けることにより、図1に示した検出装置を製造することができる。
【0048】
次に、第2の実施形態に係る高エネルギー線検出器について説明する。
【0049】
図4は、この検出器PD1の断面図である。本検出器PD1は、第1の実施形態におけるN型半導体層1nとP型半導体層1pの位置を入れ替えることにより、エネルギー線の主吸収領域を構成するPN接合界面を基板下面(第1表面)側に位置させ、当該検出器を、裏面側からエネルギー線が入射する裏面入射型検出器としたものであり、説明において断りのない限り、その構成、材料や不純物濃度、逆バイアス電圧の印加等については、第1の実施形態のものと同一である。
【0050】
本例において、エネルギー線が入射する側を第2表面とするので、上述の実施形態と同様に、第1表面は基板下面であり、第2表面は基板上面である。
【0051】
本例の検出器PD1においては、上記入れ替えによって、アノード及びカソード電極1a,1cの位置が入れ替わり、貫通孔内に位置する導電体CDTは、カソード電極1cを第2表面に接続することとなる。アノード及びカソード電極1a,1cは、バンプBによって上述の配線パターンに接続される。導電体CDTの配置される貫通孔の内面には、上述の絶縁膜ISTに代えて高濃度にN型不純物が添加された高濃度N型半導体領域がコンタクト層1ctから延びて位置する。また、第1表面上にはパッシベーション膜(絶縁膜)PVが形成され、そのコンタクトホール内にアノード及びカソード電極1a,1cが形成される。
【0052】
すなわち、第1の実施形態においては、導電体CDTによるP型半導体層1pとN型半導体層1nとの電気的接続を抑制するように貫通孔内に絶縁膜ISTを形成したが、本例では半導体層1i、N型半導体層1n及びコンタクト層1ctが共に同一導電型であるため、このような絶縁処理を行わなくても良いという利点がある。勿論、行ってもよい。
【0053】
また、P型半導体層1pは第1表面側に位置することになったので、チャネルストッパとしても機能するコンタクト層1ctはP型半導体層1pの周囲を囲むように第1表面側に位置し、上記貫通孔はコンタクト層1ctを貫通している。P型半導体層1pの寸法は縦横が10mm×10mmに設定される。
【0054】
第2表面は、図3に示した補助電極1a’及び遮光膜1shを一体化してなる補助電極1c’によって被覆され、補助電極1c’は導電体CDTに電気的及び物理的に接続され、導電体CDTを介して基板表面側のカソード電極1cに電気的に接続されている。基板上面側に位置することとなったN型半導体層1nは網目等のパターンを有し、N型半導体層1nは基板上面側に位置するアキュムレーション層1ac内に位置する。なお、補助電極1c’は、第2表面を被覆しており、全面被覆しても良いし、N型半導体層1nの形状に略一致するパターンを有し、これに重なるように半導体層1n上に位置させても良い。
【0055】
すなわち、この高エネルギー線検出器においては、半導体基板1sの第2表面側に、高エネルギー線の主吸収領域1iよりも高いキャリヤ濃度であって所定パターンを有する半導体層1nを設け、この半導体層1nに導電体CDTを電気的に接続している。
【0056】
低い印加電圧で空乏層を形成するためにはキャリア濃度を低くすればよいので、半導体基板1sにおける高エネルギー線の主吸収領域1iは比較的低いキャリア濃度に設定されるが、上述の抵抗成分減少の観点から、導電体CDTに接続される基板裏面側の半導体層1nは、これよりも高いキャリア濃度を有することとし、この半導体層1nの平面形状は格子(網目)状、螺旋状、或いは同心円状などの所定パターンを有することとした。
【0057】
また、この検出器PD1においては、入射した高エネルギー線によって入射面表面近傍で発生したキャリアも検出したく、再結合を抑制するよう、半導体基板1sよりも高く、半導体層1nよりも低いキャリア濃度を有し、半導体基板1sの第2表面における露出面から基板内部に向かう深さを有するアキュムレーション層1acを形成し、前記アキュームレーション層1ac内に、半導体層1nは形成されている。
【0058】
半導体の露出表面においては、構成原子の非結合手が表面準位を形成すると共に多くの欠陥準位が存在し、半導体内部においては不整合原子が再結合中心を形成する傾向にあるが、これらの物理的要因は入射線に応じて発生したキャリアの再結合確率を増加させてしまう。アキュムレーション層は、その形成時においては不整合原子のゲッタリングを促進させ、形成後においては露出表面近傍におけるキャリアの再結合を抑制する。
【0059】
アキュムレーション層1acは、抵抗率の低下が目的ではないので、上述のような機能を奏するよう、前記半導体層1nよりも低いキャリア濃度を有することとし、内部に半導体層1nが形成されていることとした。なお、本例におけるアキュムレーション層1acはSiからなり、厚みはN型半導体層1nよりも薄く設定される。
【0060】
なお、図5は、格子状のパターンを有するN型半導体層1nの平面図である。N型半導体層1nの1つの格子の幅は20μmであり、補助電極1c’により被覆される。これにより直列抵抗を更に下げることができ、より高速な応答が実現できる。
【0061】
次に、本実施形態に係る検出器の製造方法について説明する。
【0062】
▲1▼まず、高抵抗の半導体基板を用意し、第1表面の周辺領域及び第2表面の周辺領域及び検出領域内のパターン形成領域にコンタクト層1ct及びN型半導体層1nを形成する。これは第1及び第2表面からN型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。これらの厚さは共に1.0μmとする。
【0063】
▲2▼次に、第1表面側に形成された環状のコンタクト層1ctの内側に、P型半導体層1pを形成する。これは第2表面からP型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。
【0064】
▲3▼次に、第2表面から第1表面に貫通する貫通孔を複数形成する。貫通孔の形成にはICPエッチング等のドライエッチングを用いる。
【0065】
▲4▼更に、貫通孔の内壁にN型不純物を添加することにより、コンタクト層1ctを貫通孔内面にも形成し、周囲の低濃度N型半導体層1iと共にハイロー接合を形成する。
【0066】
▲5▼次に、In等の導電体CDTを形成された貫通孔内に埋め込む。
【0067】
▲6▼更に、第2表面の受光部にアキュムレーション層1acを形成する。これは第2表面からN型不純物を拡散させることによって形成してもよいが、イオン注入法を用いることもできる。
【0068】
▲7▼更に、第1および第2表面上に絶縁膜ISTを形成し、第1表面上の絶縁膜ISTにコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にAlを蒸着することにより、アノード電極及びカソード電極1a、1cを形成し、第2表面上の絶縁膜ISTの所定領域内及びN型半導体層1nのパターン形状に併せた領域内にコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にAlを蒸着することにより、補助電極1c’を形成する。
【0069】
▲8▼第1表面上にパッシベーション膜PVを形成する。パッシベーション膜PVはSiO2からなり、この形成にはCVD(化学的気相成長)法を用いる。
【0070】
▲9▼第1表面上のパッシベーション膜PVに電気的な接続をとるための開口部を形成し、続いて、アノード及びカソード電極1a,1c上にバンプBを形成し、これを配線基板SP上のパターン配線に取付ける。
【0071】
以上のようにして製造された検出器PD1を1つずつ配線基板SP上に取付けることにより、図1に示した検出装置を製造することができる。
【0072】
以上説明したように、上述の高エネルギー線検出器PD1によれば、デッドスペースを低減することにより、高分解能の高エネルギー線検出装置を提供することができる。なお、上記半導体材料におけるN型及びP型の導電型は、反転させることもできる。
【0073】
【発明の効果】
本発明のエネルギー線検出器によれば、デッドスペースを低減することにより、高分解能のエネルギー線検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高エネルギー線検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示した装置を矢印II方向から見た当該装置の側面図である。
【図3】検出器PD1の断面図である。
【図4】別のタイプの検出器PD1の断面図である。
【図5】格子状のパターンを有するN型半導体層1nの平面図である。
【符号の説明】
1ac…アキュムレーション層,1a…アノード電極,1c…カソード電極,1ct…コンタクト層,1sh…金属製遮光膜,1p…P型半導体層,1n…N型半導体層,1i…半導体層,1c’…補助電極,1a’…補助電極,B…バンプ,IST…絶縁膜,PD1…半導体エネルギー線検出器,PV…絶縁膜,PW1…パターン配線,PWG…パターン配線,SP…支持基板。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, cosmic rays, alpha rays, beta rays, to energy-ray detector and a device for detecting the high energy beam of γ rays.
[0002]
[Prior art]
In the technical field of high energy ray detection, it is known that many energy rays pass through a semiconductor substrate. In order to increase the effective absorption region of energy rays, attempts such as stacking a plurality of semiconductor substrates have been made. For example, the apparatus described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-343086 eliminates dead space due to wire bonding in the energy ray incident direction (stacking direction) by reducing the thickness of the peripheral portion of the substrate to be stacked, and stacks at a high density. It is an excellent device that makes it possible.
[0003]
On the other hand, if it is possible to arrange a plurality of detectors in the plane direction (two-dimensional direction) of the substrate at a high density without the space for wire bonding and reduce the insensitive area between the detectors, An incident image constituted by one-dimensional or two-dimensional spread can be detected with high resolution.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional high energy ray detector, the electrode on one side of the semiconductor substrate can be connected to the wiring pattern located on the same side via the bump, but the bonding electrode is used for the electrode on the other side. It must be connected to the wiring pattern via. Such a connection cannot reduce the dead area between the detectors.
[0005]
Therefore, a method in which an anode and a cathode electrode are provided on the same surface side of a semiconductor substrate and a semiconductor layer connected to each electrode is disposed on the same surface side has been used for a visible light image detector. However, in the detection of high energy rays, in order to increase the effective high energy ray absorption region, it is necessary to extend the depletion layer in the semiconductor substrate to substantially the entire region in the substrate thickness direction, and such electrodes are arranged on the same side. The configuration of could not be adopted.
[0006]
The present invention has been made in view of such problems, arranged at a high density without the space of the wire bonding in the energy ray incident direction (stacking direction), Ru can be reduced dead zones between the detectors and to provide a energy-ray detector及beauty energy ray detector.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To solve the problems described above, engagement Rue energy-ray detector in the present invention, in the Rue energy-ray detector includes a semiconductor substrate for generating a carrier in response to the incidence of energy rays, of the semiconductor substrate- A PN junction interface that constitutes a main absorption region of energy rays and an anode and a cathode electrode for collecting the carriers are arranged on the first surface side that is the direction , and one of these electrodes conducts through the semiconductor substrate. through the body, said a other surface of the semiconductor substrate located in a second surface side of the energy beam is incident, N-type semiconductor layer having a higher carrier concentration than the main absorbent region of the energy beam of the semiconductor substrate electrically connected, said formed by diffusion or ion implantation of N-type impurity from the semiconductor substrate and the second surface, the exposed surface of said second surface of said semiconductor substrate Has a depth toward the interior plate made it comprises a accumulation layer having a lower carrier concentration than the N-type the semiconductor layer.
[0008]
According to this energy-ray detector, the semiconductor substrate is generates carriers (electrons and holes) in response to the incidence of energy rays, these carriers are collected in the anode and cathode electrodes, the carrier flow rate and thus corresponding to the incident intensity of the current Gae energy line shown. Since both the anode and the cathode electrode are provided on one surface side of the semiconductor substrate, they can be connected to a wiring pattern located on the same surface side via bumps. When these are arranged two-dimensionally, the space for wire bonding in the energy ray incident direction (stacking direction) can be eliminated, and the insensitive regions between detectors can be reduced by arranging them at high density.
[0009]
Here, since one of the electrodes is connected to the other surface side of the semiconductor substrate through a conductor penetrating the semiconductor substrate, when a predetermined potential is applied to the anode and cathode electrodes, both the one and other surfaces of the semiconductor substrate are provided. In addition, this potential can be applied. Note that the conductor may be a metal or a semiconductor to which impurities are added at a high concentration. A semiconductor substrate of energy-ray detector, because it is used by the reverse bias voltage or the like is applied, the predetermined potential is set so that a reverse bias voltage or the like is applied to the semiconductor substrate.
[0010]
As a structure for generating a depletion layer in a semiconductor substrate, a PN junction structure is preferable, but a Schottky contact structure can also be used.
[0011]
An anode or a cathode electrode is connected to the other surface of the semiconductor substrate via the through conductor, but this connection structure is a semiconductor substrate as compared with a direct contact structure to the electrode by wire bonding to the other surface. In the structure in which the anode or cathode electrode is connected from one side to the other side via the through conductor, the resistance value of the entire current passage path is higher, and the resistance value is applied to the semiconductor substrate. The voltage is consumed, and the voltage component contributing to the depletion layer formation is reduced. Of course, if the applied voltage is increased, the depletion layer can be spread over substantially the entire region in the thickness direction of the substrate, but this causes an increase in power consumption, heat generation in the resistance portion, and changes in temperature characteristics due to heat generation. In the detection of the energy ray, because the extremely precise measurement is required, such resistance component is desirably are reduced.
[0012]
Therefore, in the energy-ray detector of the present invention, the other surface of the semiconductor substrate, a semiconductor layer of high carrier concentration than the main absorbent region of the high energy beam is provided, connecting the conductors to the semiconductor layer It was. In order to form a depletion layer with a low applied voltage, the semiconductor substrate may have a high resistance, but from the viewpoint of reducing the resistance component, the semiconductor layer on the other side of the substrate connected to the conductor is less than the semiconductor substrate. Further, the planar shape of the semiconductor layer may have a pattern such as a solid shape, a lattice (mesh) shape, a spiral shape, or a concentric shape.
[0013]
In energy-ray detector of the present invention, the space for wire bonding in the energy ray incident direction (stacking direction) when anode and cathode electrodes are connected to the pattern formed wiring support substrate via bumps It is possible to arrange them in high density and reduce the insensitive area between the detectors.
[0014]
Furthermore, Rue energy ray detecting device by arranging a plurality of energy-ray detector in two dimensions, the incident position or primary its individual detector by an output signal to be taken out independently from Rie energy ray An original or two-dimensional image can be detected.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a high energy beam detector according to an embodiment and a high energy beam detection device in which a plurality of the detectors are two-dimensionally arranged will be described. In addition, the same code | symbol is used for the same element and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0016]
FIG. 1 is a perspective view of the high-energy ray detection apparatus according to the first embodiment, and FIG. 2 is a side view of the apparatus shown in FIG.
[0017]
A plurality of detectors PD <b> 1 to PD <b> 9 constituting a high energy beam detector are mounted on a support substrate (wiring substrate, circuit board) SP, and these are arranged two-dimensionally. In the present detector, the anode and the cathode electrode are connected to the pattern wiring formed on the support substrate via the bumps, so that they can be laminated. In the figure, a unit in which two layers are stacked is shown, but this may be three or more layers.
[0018]
This high energy ray detection device detects the incident position of a high energy ray or its one-dimensional or two-dimensional image by independently taking out the output signals from the individual detectors PD1 to PD9 via the pattern wirings PW1 to PW9. be able to. Each of the pattern wirings PW1 to PW9 is connected to one of the anode and the cathode electrode of each of the detectors PD1 to PD9 via a bump (bump electrode) B having a thickness of 15 μm. Connected to the other of the cathode electrodes. The structures of the individual detectors PD1 to PD9 are the same. Therefore, hereinafter, the structure of one detector PD1 will be described.
[0019]
A cross-sectional view of the detector PD1 according to the first embodiment is shown in FIG. In the cross-sectional view, hatching is omitted as necessary in order to easily explain the internal structure. This detector PD1 is a high energy ray detector used for detection of high energy rays, and has a vertical and horizontal dimension of 11 mm × 11 mm and a thickness of 0.5 mm.
[0020]
The detector PD1 includes a
[0021]
In this example, the first surface is the lower surface of the substrate, and the second surface is the upper surface of the substrate. In the description, the side on which the energy beam enters is the second surface.
[0022]
The
[0023]
According to this high energy ray detector, the
[0024]
The
[0025]
Here, the side that collects electrons at the time of reverse bias is a cathode (N-type semiconductor), the other is an anode, and the electrodes that collect respective carriers are a
[0026]
Since one of the
[0027]
The structure inside the
[0028]
The P-
[0029]
The N-
[0030]
Each
[0031]
A metal light-shielding film 1sh covering the second surface is provided around the
[0032]
The contact layer 1ct functions as a channel stopper that suppresses the depletion layer from spreading from the junction interface of the P-
[0033]
As a structure for generating a depletion layer in the
[0034]
The material, impurity concentration, and thickness of each semiconductor are as follows.
[0035]
[Table 1]
[0036]
In addition, although In can be used as the material of the conductor CDT, polycrystalline Si or the like whose resistance is reduced by adding an impurity at a high concentration may be used.
[0037]
Next, a method for manufacturing the detector will be described.
[0038]
(1) First, a high-
[0039]
(2) Next, a contact layer 1ct is formed on the second surface side. This may be formed by diffusing N-type impurities from the second surface, but an ion implantation method can also be used.
[0040]
(3) Further, a P-
[0041]
(4) Next, a plurality of through holes penetrating from the second surface to the first surface are formed. Dry etching such as ICP (inductively coupled plasma) etching is used to form the through holes.
[0042]
(5) Further, the exposed first and second surfaces and the inner walls of the through holes are thermally oxidized to form an insulating film IST made of SiO 2 .
[0043]
(6) Next, a conductor CDT such as In is embedded in the formed through hole.
[0044]
(7) A contact hole is formed in the insulating film IST on the second surface, and Al is deposited in the contact hole to form the
[0045]
(8) A contact hole is formed in the insulating film IST on the first surface, and Al is deposited in the contact hole, thereby forming anode and
[0046]
{Circle around (9)} Bumps B are formed on the anode and
[0047]
The detector shown in FIG. 1 can be manufactured by attaching the detector PD1 manufactured as described above one by one on the wiring board SP.
[0048]
Next, a high energy beam detector according to the second embodiment will be described.
[0049]
FIG. 4 is a sectional view of the detector PD1. In this detector PD1, the positions of the N-
[0050]
In this example, since the energy ray incident side is the second surface, the first surface is the lower surface of the substrate and the second surface is the upper surface of the substrate, as in the above-described embodiment.
[0051]
In the detector PD1 of this example, the positions of the anode and the
[0052]
That is, in the first embodiment, the insulating film IST is formed in the through hole so as to suppress the electrical connection between the P-
[0053]
Since the P-
[0054]
The second surface is covered with an
[0055]
That is, in this high energy beam detector, a
[0056]
In order to form a depletion layer with a low applied voltage, the carrier concentration may be lowered. Therefore, the
[0057]
Further, in this detector PD1, it is desirable to detect carriers generated near the surface of the incident surface by the incident high energy rays, and the carrier concentration is higher than that of the
[0058]
On the exposed surface of the semiconductor, the non-bonding hands of the constituent atoms form surface levels and there are many defect levels. In the semiconductor, mismatched atoms tend to form recombination centers. These physical factors increase the recombination probability of carriers generated according to the incident line. The accumulation layer promotes gettering of mismatched atoms at the time of formation, and suppresses recombination of carriers in the vicinity of the exposed surface after formation.
[0059]
Since the accumulation layer 1ac is not intended to lower the resistivity, the accumulation layer 1ac has a carrier concentration lower than that of the
[0060]
FIG. 5 is a plan view of the N-
[0061]
Next, a method for manufacturing the detector according to this embodiment will be described.
[0062]
(1) First, a high-resistance semiconductor substrate is prepared, and a contact layer 1ct and an N-
[0063]
(2) Next, a P-
[0064]
(3) Next, a plurality of through holes penetrating from the second surface to the first surface are formed. Dry etching such as ICP etching is used to form the through holes.
[0065]
(4) Further, by adding an N-type impurity to the inner wall of the through hole, the contact layer 1ct is also formed on the inner surface of the through hole, and a high-low junction is formed together with the surrounding low concentration N-
[0066]
(5) Next, a conductor CDT such as In is embedded in the formed through hole.
[0067]
(6) Further, an accumulation layer 1ac is formed on the light receiving portion on the second surface. This may be formed by diffusing N-type impurities from the second surface, but an ion implantation method can also be used.
[0068]
(7) Further, an insulating film IST is formed on the first and second surfaces, a contact hole is formed in the insulating film IST on the first surface, and Al is deposited in the contact hole, whereby an anode electrode and a cathode are formed.
[0069]
(8) A passivation film PV is formed on the first surface. The passivation film PV is made of SiO 2 and is formed by a CVD (Chemical Vapor Deposition) method.
[0070]
(9) Openings for electrical connection to the passivation film PV on the first surface are formed, and subsequently, bumps B are formed on the anode and
[0071]
The detector shown in FIG. 1 can be manufactured by attaching the detector PD1 manufactured as described above one by one on the wiring board SP.
[0072]
As described above, according to the above-described high energy beam detector PD1, it is possible to provide a high resolution high energy beam detector by reducing dead space. Note that the N-type and P-type conductivity types in the semiconductor material can be reversed.
[0073]
【The invention's effect】
According to energy-ray detector of the present invention, by reducing the dead space, it is possible to provide the energy-ray detector of high resolution.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a high energy ray detection device.
FIG. 2 is a side view of the apparatus shown in FIG. 1 as viewed from the direction of arrow II.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a detector PD1.
FIG. 4 is a cross-sectional view of another type of detector PD1.
FIG. 5 is a plan view of an N-
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1ac ... Accumulation layer, 1a ... Anode electrode, 1c ... Cathode electrode, 1ct ... Contact layer, 1sh ... Metal light shielding film, 1p ... P type semiconductor layer, 1n ... N type semiconductor layer, 1i ... Semiconductor layer, 1c '... Auxiliary Electrode, 1a '... auxiliary electrode, B ... bump, IST ... insulating film, PD1 ... semiconductor energy ray detector, PV ... insulating film, PW1 ... pattern wiring, PWG ... pattern wiring, SP ... support substrate.
Claims (4)
前記半導体基板の一方面である第1表面側に、エネルギー線の主吸収領域を構成するPN接合界面と前記キャリアを収集するためのアノード及びカソード電極を配置し、これらの電極の一方を前記半導体基板を貫通する導電体を介して、前記半導体基板の他方面であってエネルギー線が入射する第2表面側に位置し、前記半導体基板のエネルギー線の主吸収領域よりも高いキャリア濃度を有するN型の半導体層に電気的に接続し、
前記半導体基板の前記第2表面からN型不純物を拡散又はイオン注入することで形成され、前記半導体基板の前記第2表面における露出面から基板内部に向かう深さを有し、N型の前記半導体層よりも低いキャリア濃度を有するアキュムレーション層を備え
てなるエネルギー線検出器。In Rue energy-ray detector includes a semiconductor substrate for generating a carrier in response to the incidence of energy rays,
A PN junction interface constituting a main absorption region of energy rays and an anode and a cathode electrode for collecting the carriers are arranged on the first surface side which is one side of the semiconductor substrate, and one of these electrodes is used as the semiconductor. via a conductor through the substrate, the a other surface of the semiconductor substrate located in a second surface side of the energy beam is incident has a higher carrier concentration than the main absorbent region of the energy beam of the semiconductor substrate N Electrically connected to the semiconductor layer of the mold ,
An N-type semiconductor formed by diffusing or ion-implanting N-type impurities from the second surface of the semiconductor substrate and having a depth from the exposed surface of the second surface of the semiconductor substrate toward the inside of the substrate. energy-ray detector comprising Te <br/> equipped with accumulation layer having a lower carrier concentration than the layer.
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