JP4651438B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機などの通信端末装置に関する。
携帯電話機などの通信端末装置で使用される多元接続方式に、符号分割多元接続(Cord Division Multiple Access:CDMA)方式がある。CDMA方式の通信システムでは通常、各基地局に位相オフセットの異なるパイロット信号が固定的に割り当てられており、通信端末装置は、上記パイロット信号の位相オフセットを検出することにより各基地局を識別している。そして、通信端末装置が各基地局のパイロット信号の捕捉を行う場合、主に、次の3つのパイロットオフセットの集合が定義されている。
1.アクティブセット:現在通信端末装置と通信中の基地局(通信端末装置との間にトラフィックチャネルが割り当てられた基地局)に割り当てられているオフセットの集合。通信中の基地局を示す。
2.キャンディデートセット:通信端末装置により予め決められた所定値以上の通信品質(良好な通話を維持するのに十分と考えられる通信品質)でパイロット信号が受信されているが、基地局及び基地局コントローラを含む網側での処理により、まだ上記アクティブセットのメンバーにはされていない基地局に割り当てられているオフセットの集合。ハンドオフ先の候補となる基地局を示す。
3.ネイバーセット:通信端末装置により予め決められた所定値未満の通信品質(良好な通話を維持するのには不十分と考えられる通信品質)でパイロット信号が受信されている基地局に割り当てられているパイロットオフセットの集合。ハンドオフ先の候補となる可能性はあるが、現在ハンドオフ先の候補外の基地局を示す。
従来のCDMA方式の通信システムでは、通信中において、通信端末装置が現在通信中の通信基地局(アクティブセット)から、この通信基地局の周辺に位置するハンドオフ先の候補となる可能性のある基地局(ネイバーセット)に関する情報をリスト化した「ネイバーセットリスト」が通信端末装置に送信される。ネイバーセットリストを受信した通信端末装置は、通信基地局のパイロット信号とともにネイバーセットリストに含まれる全ての基地局のパイロット信号を捕捉し、通信品質(例えば、RSSI値(受信信号強度))を計測する。そして、計測した通信品質が所定の閾値(通信端末装置と基地局間で良好な通信を確立することができるかどうかを判断するための閾値)を超えたパイロット信号があった場合には、そのパイロットオフセットをハンドオフ先の候補(キャンディデートセット)として通信基地局へ報告する。
通信基地局は、通信端末装置からの報告を受けて、所定の閾値を超えたキャンディデートセットをアクティブセットに入れるかどうか(キャンディデートセットを割り当てられている基地局と通信端末装置との通信チャネルを設定するかどうか)の判断を行う。判断の結果、キャンディデートセットをアクティブセットに登録すると、このキャンディデートセットを持つ基地局と通信端末装置とのトラフィックチャネルを確立するようになっている。
そして、以後、図に示すように、所定時間毎に全ての通信基地局(アクティブセットA1、A2)、全てのハンドオフ先の候補基地局(キャンディデートセットC1)、及び1つのハンドオフの候補外基地局(ネイバーセットN1、N2…)を順番に捕捉していく。
このようなCDMA方式の通信システムに準拠した通信端末装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2002−159039号公報
ところが、図5のように通信基地局(アクティブセット)、ハンドオフ先の候補基地局(キャンディデートセット)、及びハンドオフの候補外基地局(ネイバーセット)を順番に捕捉していくと、補足する基地局の数が多いと全ての基地局を補足するのに時間を要してしまうとともに、最悪の場合、通信断となってしまうという課題があった。
即ち、図6を参照すると、図1に示す従来のスケジューリングでは、全てのアクティブセット(A1、A2)と全てのキャンディデートセット(C1)とを補足した後、複数あるネイバーセットのうち1つのネイバーセット捕捉するようになっているため、例えば、ネイバーセットが3つある場合、A1、A2、C1、N1、A1、A2、C1、N2、A1、A2、C1、N3…が繰り返されることになる。しかし、このとき、図6のグラフに示すようにA1、A2のパイロット信号強度(通信品質)及びC1のパイロット信号強度が急激に減衰するとともにN1のパイロット信号強度が大きく上回り、N1をすぐさまキャンディデートセットとして報告すべき状態(図中に矢印で示すZ)において、N1を捕捉することができず、結果として基地局に報告できないままA1、A2の基地局との通信が途絶えることで通信断となってしまうことがある。(図中に矢印で示すY)
従って、本発明は、通信中に通信品質の急激な減衰が起こっても、適切にハンドオフを行うことで、通信断を防ぐことができる通信端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信端末装置は、複数の基地局より受信するパイロット信号の受信頻度を管理するスケジュール情報を記憶する記憶手段と、前記スケジュール情報に基づき通信中の通信基地局及び当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局それぞれから順にパイロット信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信したパイロット信号の通信品質に基づいて、前記周辺基地局をハンドオフ先候補としての候補基地局とハンドオフ先候補ではない候補外基地局とに区分する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記周辺基地局が複数種類存在する状態下にて、前記受信手段によるパイロット信号の受信を行う際、前記通信基地局の数が少ない場合、一巡あたりでパイロット信号の受信対象とする前記周辺基地局の種類を、前記通信基地局の数が多い場合に比べて多くすることを特徴とする。
また、この通信端末装置において、前記制御手段は、前記受信手段によるパイロット信号の受信一巡内において、少なくとも前記通信基地局の全種を先にパイロット信号の受信対象としてから、前記周辺基地局を受信対象とすることを特徴とする。
また、この通信端末装置において、前記制御手段は、前記周辺基地局のうちの複数の基地局が前記候補外基地局に区分けされる状態下では、前記通信基地局の数が少ない場合におけるパイロット信号の受信一巡あたりで受信対象とする前記候補外基地局の種類を、前記通信基地局の数が多い場合に比べて多くすることを特徴とする。
さらに、この通信端末装置において、前記記憶手段は、一の基地局からパイロット信号を受信するのに要する時間の2倍以上の所定時間を記憶し、前記制御手段は、前記通信基地局の数が所定の閾値より少ない場合は、前記所定時間内に可能な限り多くの前記候補外基地局のパイロット信号を連続して受信するよう受信頻度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、通信端末装置において、通信中に通信品質の急激な減衰が起こっても適切にハンドオフを行い、通信断を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の通信端末装置として携帯電話機10を示すブロック図である。
携帯電話機10は、アンテナ11、通信部(受信手段)12、LCD(Liquid Crystal Display)等から成る表示部13、テンキー等の複数のキーから成る入力部14、音響信号を出力するスピーカ15、音響信号を入力するマイクロフォン16、記憶部17、上記11乃至17までの構成部と接続されて各々の制御を行うマイクロプロセッサから成る制御部(制御手段)18を備えている。
通信部12は、CDMA方式で電波の変復調などの送受信処理を行う。
記憶部17には、基地局より受信するパイロット信号の受信頻度を管理するスケジュール情報、及び後述する許容時間Tが記憶されている。
制御部18には特に、パイロット信号の強度を計測する計測手段19と、計測手段19での計測結果に基づいて基地局の分類を行う分類手段20が備わっている。
携帯電話機10は、CDMA方式で基地局(図示しない)を介して他の通信装置と通信を行う。携帯電話機10が他の通信装置と通信を開始すると、携帯電話機10と基地局と他の通信装置との間で個別のトラフィックチャネルを確立し、このトラフィックチャネル上で音声やデータの通信を行うようになっている。
そして、携帯電話機10は、他の通信装置と通信中において、現在トラフィックチャネルが確立している基地局(以下、通信基地局という)のパイロット信号と、この通信基地局の周辺に位置する基地局(以下、周辺基地局という)のパイロット信号を捕捉し、両パイロット信号の通信品質を比較してより通信品質の良い基地局とトラフィックチャネルを確立しようする。
このように、パイロット信号の捕捉及び比較を行うことを、本願明細書中にて「パイロットサーチ」という。また、通信する基地局を変更する動作のことを、本願明細書中にて「ハンドオフ」という。
通常、パイロットサーチは以下のように実行される。
即ち、携帯電話機10が属するCDMA通信システム内の各基地局には位相オフセットの異なるパイロット信号が固定的に割り当てられており、携帯電話機10は、上記パイロット信号の位相オフセットを検出することにより各基地局を識別している。そして、通信端末装置が各基地局のパイロット信号の捕捉を行う場合、主に、次の3つのパイロットオフセットの集合が定義されている。
1.アクティブセット:現在携帯電話機10が通信中の基地局(通信端末装置との間にトラフィックチャネルが確立している基地局)に割り当てられているオフセットの集合。通信中の基地局を示す。
2.キャンディデートセット:携帯電話機10により予め決められた所定値以上の通信品質(良好な通話を維持するのに十分と考えられる通信品質)でパイロット信号が受信されているが、基地局及び基地局コントローラ(ともに図示しない)を含む網側での処理により、まだ上記アクティブセットのメンバーにはされていない基地局に割り当てられているオフセットの集合。ハンドオフ先の候補となる基地局を示す。
3.ネイバーセット:携帯電話機10により予め決められた所定値未満の通信品質(良好な通話を維持するのには不十分と考えられる通信品質)でパイロット信号が受信されている基地局に割り当てられているオフセットの集合。ハンドオフ先の候補となる可能性はあるが、現在ハンドオフ先の候補外の基地局を示す。
CDMA方式の通信システムでは、携帯電話機10は一般的に、通信中において、通信基地局(アクティブセット)から、この通信基地局の周辺に位置するハンドオフ先の候補となる可能性のある基地局(ネイバーセット)に関する情報をリスト化した「ネイバーセットリスト」が携帯電話機10に送信される。ネイバーセットリストを受信した携帯電話機10は、通信基地局のパイロット信号とともにネイバーセットリストに含まれる全ての基地局のパイロット信号を、記憶部17に記憶されているスケジュール情報のスケジュールで捕捉し、通信品質(例えば、RSSI値(受信信号強度))を計測する。そして、計測した通信品質が所定の閾値(携帯電話機10と基地局間で良好な通信を確立することができるかどうかを判断するための閾値)を超えたパイロット信号があった場合には、そのオフセットをハンドオフ先の候補(キャンディデートセット)として通信基地局へ報告する。
通信基地局は、携帯電話機10からの報告を受けて、所定の閾値を超えたキャンディデートセットをアクティブセットに入れるかどうか(キャンディデートセットを割り当てられている基地局と携帯電話機10との通信チャネルを設定するかどうか)の判断を行う。判断の結果、キャンディデートセットをアクティブセットに登録すると、この基地局と通信端末装置との通信チャネルを確立するようになっている。
この後、再び記憶部17に記憶されているスケジュール情報に基づいて、アクティブセット、キャンディデートセット、及びネイバーセットのパイロット信号の捕捉及び通信品質の計測を行うが、このとき、本発明によれば、制御部18は、アクティブセットの数に基づいてスケジュールを変更し、キャンディデートセットのパイロット信号及び/又はネイバーセットのパイロット信号の捕捉を行う受信頻度を変更する。
具体的には、アクティブセットの数が所定の閾値未満であるときは、キャンディデートセットのパイロット信号及び/又はネイバーセットのパイロット信号の捕捉を行う受信頻度を上げるようにスケジュールを変更するとともに、アクティブセットの数が所定の閾値以上であるときは、キャンディデートセットのパイロット信号及び/又はネイバーセットのパイロット信号の捕捉を行う受信頻度を下げるようにスケジュールを変更する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、一例として、3つのアクティブセット(A1、A2、A3)、1つのキャンディデート(C1)、及び2つのネイバーセット(N1、N2)が存在している状況を想定し、アクティブセットの数が減少して所定の閾値(3)未満になった場合、ネイバーセットのパイロット信号の捕捉を行う受信頻度を上げるようにスケジュールを変更する例を説明する。
まず、3つのアクティブセット(A1、A2、A3)、1つのキャンディデートセット(C1)、及び2つのネイバーセット(N1、N2)が存在しているとき、図2(a)に示すように、まず全てのアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号を捕捉し、次に1つ(C1)のパイロット信号を捕捉し、さらに2つのネイバーセットのうち1つ(N1)のパイロット信号を捕捉する。その後、同様にアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号捕捉に続いて順番にキャンディデートセットとネイバーセットのパイロット信号を1つずつ捕捉していく。
このように、良好な通信品質で携帯電話機10と接続しているアクティブセットが十分に(3つ)ある場合は、アクティブセットを重視してパイロット信号の捕捉を行う。
図2(a)のような状態にあるとき、例えば、図3に示すようにアクティブセットA3のパイロット信号の通信品質が減衰して通信断となった場合、アクティブセットの総数が3つから2つに減少することで所定の閾値を下回ることから、図3に示す矢印Aのタイミング以降、制御部18は、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようスケジュールの変更を行う。なお、この間、ネイバーセット(N2)については、パイロット信号の通信品質は特に変化しなかったものとする。
具体的には、図3に示すように、矢印Aのタイミング以降は、2つのアクティブセット(A1、A2)及び1つのキャンディデートセットC1のパイロット信号補足に続いて、2つのネイバーセット(N1、N2)のパイロット信号の補足を連続して行う。すなわち、A1、A2、C1、N1、N2…が繰り返されることとなる。
このようにネイバーセットN1、N2のパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げることで、ネイバーセットN1、N2へのハンドオフが行いやすくなる。
そして、矢印Aのタイミング以降、さらにアクティブセットA2の通信品質が減衰して矢印BのタイミングでアクティブセットA2が通信断となった場合、アクティブセットの総数は1となる。
矢印Bのタイミング以降、アクティブセットA1の通信品質が著しく減衰する一方で、ネイバーセットN1の通信品質が改善し、アクティブセットA1よりも通信品質が良好となったネイバーセットN1へハンドオフすることのできる矢印Z区間において、ネイバーセットN1のパイロット信号を捕捉することができる。この時点でネイバーセットN1の通信品質がアクティブセットA1の通信品質を上回るため、基地局に対してネイバーセットN1をアクティブセットに設定する依頼を送信し、基地局側はネイバーセットN1を新たなアクティブセットにA1´に設定することで、良好な通信を維持することができる。
このように第1の実施形態では、アクティブセットの所定の閾値未満になると、ネイバーセットのパイロット信号補足の周期を上げるように制御することで、アクティブセットの通信品質が急激に減衰した場合であっても、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉しやすくなるため良好な通信を維持することができる。
なお、第1の実施形態では、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようにスケジュールを変更する例を示したが、キャンディデートセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようにスケジュールを変更しても良いのは明らかである。
また、キャンディデートセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようにスケジュールを変更する場合は、アクティブセットの通信品質が急激に減衰した場合において、キャンディデートセットのパイロット信号を捕捉しやすくなるのもまた明らかである。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、一例として、3つのアクティブセット(A1、A2、A3)、2つのキャンディデート(C1、C2)、及び2つのネイバーセット(N1、N2)が存在している状況を想定し、アクティブセットの数が減少して所定の閾値(3)未満になった場合、キャンディデートセットのパイロット信号及びネイバーセットのパイロット信号の捕捉を行う受信頻度を上げるようにスケジュールを変更する例を説明する。
まず、3つのアクティブセット(A1、A2、A3)、2つのキャンディデートセット(C1、C2)、及び2つのネイバーセット(N1、N2)が存在しているとき、図2(b)に示すように、まず全てのアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号を捕捉し、次に2つのキャンディデートセットのうち1つ(C1)のパイロット信号を捕捉し、さらに2つのネイバーセットのうち1つ(N1)のパイロット信号を捕捉する。その後、同様にアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号捕捉に続いて順番にキャンディデートセットとネイバーセットのパイロット信号を1つずつ捕捉していく。
このように、良好な通信品質で携帯電話機10と接続しているアクティブセットが十分に(3つ)ある場合は、アクティブセットを重視してパイロット信号の補足を行う。
図2(a)のような状態にあるとき、例えば、図3に示すようにアクティブセットA3のパイロット信号の通信品質が減衰して通信断となった場合、アクティブセットの総数が3つから2つに減少することで所定の閾値を下回ることから、図3に示す矢印Aのタイミング以降、制御部18は、キャンディデートセットのパイロット信号及びネイバーセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようスケジュールの変更を行う。なお、この間、キャンディデートセット(C2)及びネイバーセット(N2)については、パイロット信号の通信品質は特に変化しなかったものとする。
具体的には、図に示すように、矢印Aのタイミング以降は、2つのアクティブセット(A1、A2)及び2つのキャンディデートセット(C1、C2)のパイロット信号補足に続いて、2つのネイバーセット(N1、N2)のパイロット信号の補足を連続して行う。
すなわち、A1、A2、C1、C2、N1、N2…が繰り返されることとなる。
このようにキャンディデートセットC1、C2及びネイバーセットN1、N2のパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げることで、キャンディデートC1、C2及びネイバーセットN1、N2へのハンドオフが行いやすくなる。
そして、矢印Aのタイミング以降、さらにアクティブセットA2の通信品質が減衰して矢印BのタイミングでアクティブセットA2が通信断となった場合、アクティブセットの総数は1となる。
矢印Bのタイミング以降、アクティブセットA1の通信品質が著しく減衰する一方で、キャンディデートセットC1の通信品質が改善し、アクティブセットA1よりも通信品質が良好となったキャンディデートセットC1へハンドオフすることのできる矢印Z区間において、キャンディデートセットC1のパイロット信号を捕捉することができる。この時点でキャンディデートセットC1の通信品質がアクティブセットA1の通信品質を上回るため、基地局に対してキャンディデートセットC1をアクティブセットに設定する依頼を送信し、基地局側はキャンディデートセットC1を新たなアクティブセットにA1´に設定することで、良好な通信を維持することができる。
このように第2の実施形態では、アクティブセットの所定の閾値未満になると、キャンディデートセットのパイロット信号とネイバーセットのパイロット信号の両方の補足の受信頻度を上げるように制御することで、アクティブセットの通信品質が急激に減衰した場合であっても、キャンディデートセットのパイロット信号及びネイバーセットのパイロット信号を捕捉しやすくなるため、より良好な通信を維持することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉する許容時間が予め設定されており、制御部18は、この許容時間と、1つのネイバーセットのパイロット信号を捕捉するのに要する時間とに基づいて、一度に連続して捕捉するネイバーセットの数を制御する。この許容時間は、1つの基地局からパイロット信号を受信するのに要する時間の少なくとも2倍とすることで、少なくとも2つのネイバーセットから連続してパイロット信号を受信することができる。
まず、3つのアクティブセット(A1、A2、A3)、1つのキャンディデートセット(C1)、及び4つのネイバーセット(N1、N2、N3、N4)が存在しているとする。このとき、図2(c)に示すように、まず全てのアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号を捕捉し、次に2つのキャンディデートセットのうち1つ(C1)のパイロット信号を捕捉し、4つのネイバーセットのうち1つ(N1)のパイロット信号を捕捉する。その後、同様にアクティブセット(A1〜A3)のパイロット信号捕捉に続いて順番にキャンディデートセットとネイバーセットのパイロット信号の1つずつ捕捉していく。
このように、良好な通信品質で携帯電話機10と接続しているアクティブセットが十分に(3つ)ある場合は、アクティブセットを重視してパイロット信号の補足を行う。
図2(c)のような状態にあるとき、例えば、図に示すようにアクティブセットA3のパイロット信号の通信品質が減衰して通信断となった場合、アクティブセットの総数が3つから2つに減少することにより、図に示す矢印Aのタイミング以降、制御部18は、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げるようスケジュールの変更を行う。
ここで、図に示すように、矢印Aのタイミング以降は、記憶部17に記憶されている、一度にネイバーセットのパイロット信号補足を行う許容時間Tに基づき、この許容時間T内に補足できるだけのネイバーセットのパイロット信号を捕捉する。
例えば、ネイバーセット(N1〜N4)のそれぞれのパイロット信号補足に要する時間tが0.2msecであり、許容時間Tを0.7msecとしたとき、一度に3つのネイバーセットのパイロット信号を捕捉することができるようにする(合計0.6msec)。
すなわち、矢印Aのタイミング以降は、A1、A2、C1、N1、N2、N3、A1、A2、C1、N4、N1、N2・・・と一度に3つのネイバーセットのパイロット信号を捕捉する。
このようにネイバーセットN1〜N4のパイロット信号を捕捉する受信頻度を上げることで、ネイバーセットN1〜N4へのハンドオフが行いやすくなる。
そして、矢印Bのタイミング以降、アクティブセットA1の通信品質が著しく減衰する一方で、ネイバーセットN1の通信品質が改善し、アクティブセットA1よりも通信品質が良好となったネイバーセットN1へハンドオフすることのできる矢印Z区間において、ネイバーセットN1のパイロット信号を捕捉することができる。その結果、ネイバーセットN1の通信品質がアクティブセットA1の通信品質を上回るため、ネイバーセットN1をキャンディデートセットとして基地局へ報告し、基地局側はネイバーセットN1を新たなアクティブセットに設定する。
このように第2の実施形態では、アクティブセットの数が減ると、ネイバーセットのパイロット信号補足の周期を上げるように制御することで、アクティブセットの通信品質が急激に減衰した場合であっても、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉しやすくなるため良好な通信を維持することができる。
以上のように、本発明の第1及び第2の実施形態によれば、アクティブセットの数が減ると、ネイバーセットのパイロット信号補足の周期を上げるように制御することで、アクティブセットの通信品質が急激に減衰した場合であっても、ネイバーセットのパイロット信号を捕捉しやすくなるため良好な通信を維持することができる。
すなわち、ネイバーセットのパイロット信号補足の周期を上げるように制御することで、アクティブセットの通信品質が急激に減衰するとともにネイバーセットの通信品質が向上した場合に、通信品質が向上したネイバーセットにハンドオフを行って通信断を防ぐことができる可能性が飛躍的に高まる。
本発明に係る携帯電話機10を示すブロック図である。 本発明に係るパイロット信号捕捉のスケジュールの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るパイロット信号捕捉のスケジュールを示すグラフ図である。 本発明の第2の実施形態に係るパイロット信号捕捉のスケジュールを示すグラフ図である。 本発明の第3の実施形態に係るパイロット信号捕捉のスケジュールを示すグラフ図である。 従来のパイロット信号捕捉のスケジュールを示す図である。 従来のパイロット信号捕捉のスケジュールを示すグラフ図である。
符号の説明
10 携帯電話機(通信端末装置)
11 アンテナ
12 通信部
13 表示部
14 入力部
15 スピーカ
16 マイクロフォン
17 記憶部
18 制御部

Claims (4)

  1. 複数の基地局より受信するパイロット信号の受信頻度を管理するスケジュール情報を記憶する記憶手段と、
    前記スケジュール情報に基づき通信中の通信基地局及び当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局それぞれから順にパイロット信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したパイロット信号の通信品質に基づいて、前記周辺基地局をハンドオフ先候補としての候補基地局とハンドオフ先候補ではない候補外基地局とに区分する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記周辺基地局が複数種類存在する状態下にて、前記受信手段によるパイロット信号の受信を行う際、前記通信基地局の数が少ない場合、一巡あたりでパイロット信号の受信対象とする前記周辺基地局の種類を、前記通信基地局の数が多い場合に比べて多くする
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置において、
    前記制御手段は、前記受信手段によるパイロット信号の受信一巡内において、少なくとも前記通信基地局の全種を先にパイロット信号の受信対象としてから、前記周辺基地局を受信対象とする
    ことを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信端末装置において、
    前記制御手段は、前記周辺基地局のうちの複数の基地局が前記候補外基地局に区分けされる状態下では、前記通信基地局の数が少ない場合におけるパイロット信号の受信一巡あたりで受信対象とする前記候補外基地局の種類を、前記通信基地局の数が多い場合に比べて多くする
    ことを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項に記載の通信端末装置において、
    前記記憶手段は、一の基地局からパイロット信号を受信するのに要する時間の2倍以上の所定時間を記憶し、
    前記制御手段は、前記通信基地局の数が所定の閾値より少ない場合は、前記所定時間内に可能な限り多くの前記候補外基地局のパイロット信号を連続して受信するよう受信頻度を変更する
    ことを特徴とする通信端末装置。
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