JP4651016B2 - セキュリティシステム - Google Patents
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Description
また、この情報処理システムに、2重のセキュリティ対策が施されており、出入管理システムにより出入が管理される部屋内に端末が配置されていることと端末をログインするときに認証システムからユーザに送付されるワンタイムパスワードを使うことである。
認証システムは、出入管理システムからワンタイムパスワードの送付の依頼を受けると、ワンタイムパスワードを生成し、該当する携帯電話機の不揮発メモリに生成したワンタイムパスワードを記憶するように携帯電話機に送付する。
また、認証システムは、端末のログインファイルに生成したワンタイムパスワードを送付する。
また、非接触ICカードとして、代表的にはソニー社が開発したFelica(登録商標)技術に基づいたFelicaチップがあるが、これに限るものではない。
また、クライアントPC5a、5bは、図2に示すように、部屋7内に配置され、部屋7の出入口8には扉9が配設されている。さらに、扉9は、電気錠10により旋解錠され、出入口8の外内には、それぞれ入用カードリーダー11および出用カードリーダー12が設置されている。
携帯電話網15は、インターネット21とiモードサーバー27を介して接続されている。また、イントラネット3は、ファイアウォールマシン28に構築されたファイアウォールを介してインターネット21に接続されている。
出入管理サーバー43は、図5に示すように、入用カードリーダー11または出用カードリーダー12から送られてくるユーザIDにより通行権限データを検索して出入口8の通行の可否を判断する通行可否判断手段45、通行が可と判断された場合、電気錠10を解錠する旋解錠手段46、月日時、ユーザIDおよび部屋IDを通行履歴として通行履歴データベース42に格納する通行履歴格納手段47、部屋IDとユーザIDとを添付してパスワード発行要求を認証サーバー31に送るパスワード要求手段48を有する。
S101で、ユーザは操作を希望するクライアントPC5aが配置されている部屋7の入用カードリーダー11に携帯電話機19のFelicaチップ18が面している面(以下、Felicaチップ面と称す。)をかざすことにより、入用カードリーダー11がユーザIDを読み取り、出入管理サーバー43に送信される。
S102で、出入管理サーバー43は、受け取ったユーザIDにより通行権限データを検索し、合致するデータの有無を判断する。合致するデータがあるとき、S103へ進み、合致するデータがないとき、S101へ戻る。このユーザは部屋7に入室する権限が与えられているので、通行権限データに合致するデータがある。
S103で、出入管理サーバー43は、入用カードリーダー11が設置されている扉9の電気錠10を解錠する。電気錠10は、一定時間経過後自動的に旋錠されるが、この間にユーザが部屋7に入室できる。
S104で、出入管理サーバー43は、解錠された月日時、ユーザID、部屋IDおよび入室を通行履歴データとして通行履歴データベース42に格納する。
S105で、出入管理サーバー43は、ユーザIDおよび部屋IDを添付したパスワード発行要求を認証サーバー31に送信する。
S107で、認証サーバー31は、ユーザがその部屋7に置かれているクライアントPC5a、5bの有無を判断する。操作が許可されているクライアントPC5a、5bがあるときS108へ進み、クライアントPC5a、5bが無いとき手順を終了する。
S108で、認証サーバー31は、ワンタイムパスワードを生成する。
S109で、認証サーバー31は、ユーザが所持している携帯電話機19にワンタイムパスワードを配信する。
S110で、携帯電話機19のiアプリ25は、配信されてきたワンタイムパスワードをFelicaチップ18に書き込む。
S111で、認証サーバー31は、ユーザが使用を許可されているクライアントPC5aにワンタイムパスワードを送信する。
S112で、ユーザが使用を許可されているクライアントPC5aは、送信されてきたワンタイムパスワードでログインファイルを書き換える。
S114で、クライアントPC5aのログインファイルは、ログインファイルに書き込まれているワンタイムパスワードがPC用カードリーダー32から送られてきたワンタイムパスワードに一致するか否かを判断する。一致するときクライアントPC5aをログインする。一致しないときS114を繰り返す。
S201で、ユーザは部屋7の出用カードリーダー12に所持する携帯電話機19のFelicaチップ面をかざすことにより、出用カードリーダー12がユーザIDを読み取り、出入管理サーバー43に送信される。
S202で、出入管理サーバー43は、受け取ったユーザIDにより通行権限データを検索し、合致するデータの有無を判断する。合致するデータがあるとき、S203へ進み、合致するデータがないとき、S201へ戻る。このユーザは部屋7に入室する権限が与えられているので、通行権限データに合致するデータがある。
S203で、出入管理サーバー43は、ユーザIDにより通行履歴データを検索し、入室したデータの有無を判断する。入室したデータがあるときはS204へ進み、入室したデータが無いときはS201へ戻る。このユーザは部屋7に正規に入室しているので通行履歴データに入室したデータが残っている。
S204で、出入管理サーバー43は、電気錠10を解錠し、ユーザが退室する。
S205で、出入管理サーバー43は、解錠された月日時、ユーザID、部屋IDおよび退室を通行履歴データとして通行履歴データベース42に格納する。
S206で、出入管理サーバー43は、ユーザIDおよび部屋IDを添付したパスワード消去要求を認証サーバー31に送信する。
S208で、認証サーバー31は、ユーザIDと部屋IDとに対応するクライアントPC5a、5bの有無を判断する。クライアントPC5a、5bがあるときS209へ進み、クライアントPC5a、5bが無いとき手順を終了する。
S209で、認証サーバー31は、ユーザが使用を許可されているクライアントPC5aにワンタイムパスワードの消去を指示する。
S210で、消去の指示を受けたクライアントPC5aは、ログインファイルのワンタイムパスワードを消去する。
また、入室の許可を受けるためにFelicaチップ18を入用カードリーダー11にかざす都度異なるワンタイムパスワードが認識サーバー31から直接Felicaチップ18に送られて記憶されるので、ユーザと一緒に入室しても、その携帯電話機19をPC用カードリーダー32にかざさないとクライアントPC5a、5bをログインできず、第3者単独でクライアントPC5a、5bを操作することができない。
また、クライアントPC5a、5bをログインするときにパスワードをキーボード入力する必要がなく、クライアントPC5a、5bに接続されたPC用カードリーダー32にFelicaチップ18をかざすだけでいいので、パスワードを忘れたり、入力をミスしたりすることが防げるとともに利便性が高い。
また、Felicaチップ18に送られて記憶されたパスワードは、ユーザがログアウトした時点で無効にされるので、不正に入室した人が残っていてクライアントPC5a、5bを再度ログインすることは防げる。
また、今や生活に不可欠とされる携帯電話機に対してパスワードが通知されるので、ユーザ自身も紛失や盗難への危機感が高いため、紛失後第3者が拾得して不正に利用することが困難になる。
Claims (2)
- インターネット接続サービスが提供される携帯電話網に対応し、不揮発メモリおよび無線通信チップから構成される非接触ICカードを内蔵する携帯電話機と、
インターネットに接続されたイントラネットに接続され、該イントラネット上に構築されている情報処理システムの端末の操作が許可された人にログインファイルで必要とするパスワードを生成して発行する認証サーバーと、
該イントラネットに接続され、上記端末が置かれている部屋の出入を管理する出入管理サーバーと、
上記端末と上記出入管理サーバーと個々に接続され、上記無線通信チップと通信を行って上記不揮発メモリに記憶されているデータを読み込むカードリーダーと、
を備え、
上記出入管理サーバーは、上記不揮発メモリに記憶されていて上記カードリーダーにより読み込まれた個人識別情報に基づいて上記部屋への入室を許可したとき、上記個人識別情報と該部屋を特定する情報とを上記認証サーバーに送り、
上記認証サーバーは、上記携帯電話網を経由して上記不揮発メモリに上記パスワードを送るとともに、上記個人識別情報と該部屋を特定する情報とに基づく端末に上記パスワードを送り、
上記端末は、上記不揮発メモリに記憶され、上記カードリーダーにより読み込まれたパスワードに基づいてログイン操作が行われることを特徴とするセキュリティシステム。 - 上記パスワードは、ワンタイムパスワードであることを特徴とする請求項1に記載するセキュリティシステム。
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