JP4650064B2 - 光伝送方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、光分散分割多重の光伝送方法及びシステム関する。
光ファイバ伝送路では、その群遅延の波長依存性によりパルス波形が歪む。通常は、この波形歪みを解消する為に、光受信装置には、光ファイバ伝送路の累積波長分散を相殺する波長分散を与える分散補償装置を配置する。光ファイバ伝送路上で累積波長分散値が過剰に大きくならないように、光送信装置で予め、光ファイバ伝送路の波長分散値とは逆符号の波長分散を付与することもある。
このような分散補償光伝送システムを利用して、複数の信号光を多重伝送できる。即ち、波長分散により信号光を多重する光分散分割多重伝送方式が特許文献1に記載されている。その多重伝送システムでは、光送信装置は、複数の光信号に光信号間で異なる波長分散を付与した上で、多重し、多重信号光を光ファイバ伝送路に出力する。光受信装置は、光ファイバ伝送路から入力した多重信号光をパワー分割し、各分割光に受信を希望する信号に応じた波長分散値を付与する。光受信装置で各分割光に付与する波長分散値は、受信を希望する信号光の累積波長分散値を実質的にゼロにする波長分散値、例えば、光送信装置で付加された波長分散値に光ファイバ伝送路の累積波長分散値を加算した値である。これにより、希望の信号光については、波長分散が残存しないので、光パルス波形が回復される。希望の信号光以外の信号光については、波長分散が残存し、光強度の最大値も小さいので、単にノイズと見做すことができるほどにパルスが広がる。
特許文献1には、所望の波長分散値を付加する装置として、光ファイバ及び光ファイバグレーティングが例示されている。
このような波長分散を利用する多重伝送に波長分割多重を併用することも可能である。その場合、光送信装置、光受信装置及びこれらの両方で波長分散を付加する単位は、信号光毎でも、隣接する波長の複数の信号光からなるチャネル毎でもよい。
特開平11−215103号公報
特許文献1に記載される分散付加回路に使用される光素子は、光ファイバ又は光ファイバグレーティングであり、信号光に与える波長分散値の差が小さく、光信号間でクロストークが生じやすい。
例えば、光パルスを弁別できない程の残留波長分散値は、例えば10Gbit/sのNRZ変調信号に対して約1000ps/nm以上である。即ち、光受信端局間で、1000ps/nm以上、波長分散量を相違させる必要がある。この波長分散量は、シングルモード光ファイバでは、約60kmの長さに相当し、現実的では無い。波長分散値の大きな他の光デバイスを使用したとしても、受信端局の大型化は避けえないし、多重チャネル数を増加するのも難しい。
また、異なる受信者に向けた信号光が受信装置に入力する場合、悪意のある受信者は、付与する波長分散値をスイープすることで、他の受信者に宛てられた信号を受信できてしまう。
そこで、クロストークに強く、解読しにくく、又はユーザ数の増加に容易に対応できる波長分散多重システムが望まれる
本発明は、このような要望を満たす光伝送方法及びシステム提示することを目的とする。
本発明に係る光伝送方法は、第1のデータを搬送する第1の信号光を生成するステップと、第2のデータを搬送する第2の信号光を生成するステップと、当該第1の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第1の非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延エンコーダにより、当該第1の信号光に群遅延を与えて第1の歪み信号光を生成するステップと、当該第2の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第2の非線形群遅延特性であって、当該第1の非線形群遅延特性とは異なる第2の非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延エンコーダにより、当該第2の信号光に群遅延を与えて第2の歪み信号光を生成するステップと、当該第1及び第2の歪み信号光を合波して合波光を光伝送路に出力するステップと、当該光伝送路からの光を第1及び第2の分割光にパワー分割するステップと、当該第1の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第1の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延デコーダにより、当該第1の分割光に群遅延を与えて第1の歪み低減信号光を生成するステップと、当該第1の歪み低減信号光を第1の電気信号に変換するステップと、当該第1の電気信号から第1のデータを復調するステップと、当該第2の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第2の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延デコーダにより、当該第2の分割光に群遅延を与えて第2の歪み低減信号光を生成するステップと、当該第2の歪み低減信号光を第2の電気信号に変換するステップと、当該第2の電気信号から第2のデータを復調するステップと、当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第2の非線形群遅延特性に変更し、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第1の非線形群遅延特性に変更することで、当該第1及び第2のデータの送信先を変更するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、第1のデータを搬送する第1の信号光を生成する第1の信号光発生装置と、第2のデータを搬送する第2の信号光を生成する第2の信号光発生装置と、当該第1の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第1の非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延エンコーダであって、当該第1の信号光に群遅延を与えて第1の歪み信号光を生成する第1の非線形群遅延エンコーダと、当該第2の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第2の非線形群遅延特性であって、当該第1の非線形群遅延特性とは異なる第2の非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延エンコーダであって、当該第2の信号光に群遅延を与えて第2の歪み信号光を生成する第2の非線形群遅延エンコーダと、当該第1及び第2の歪み信号光を合波して合波光を光伝送路に出力する光合波器と、当該光伝送路からの光をパワー分割し、第1及び第2の分割光を出力する光分波器と、当該第1の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第1の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延デコーダであって、当該第1の分割光に群遅延を与えて第1の歪み低減信号光を生成する第1の非線形群遅延デコーダと、当該第1の歪み低減信号光を第1の電気信号に変換する第1の光電変換器と、当該第1の電気信号から第1のデータを復調する第1のデータ復調器と、当該第2の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第2の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延デコーダであって、当該第2の分割光に群遅延を与えて第2の歪み低減信号光を生成する第2の非線形群遅延デコーダと、当該第2の歪み低減信号光を第2の電気信号に変換する第2の光電変換器と、当該第2の電気信号から第2のデータを復調する第2のデータ復調器とを具備し、当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性が当該第2の非線形群遅延特性に変更可能であり、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性が当該第1の非線形群遅延特性に変更可能であり、当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第2の非線形群遅延特性に変更し、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第1の非線形群遅延特性に変更することで、当該第1及び第2のデータの送信先を変更可能であることを特徴とする。
本発明に係る光送信装置は、第1のデータを搬送する第1の信号光を生成する第1の信号光発生装置と、当該第1の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第1の非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延エンコーダであって、当該第1の信号光群遅延を与えて第1の歪み信号光を生成する第1の非線形群遅延エンコーダとを具備することを特徴とする。
更には、第2のデータを搬送する第2の信号光を生成する第2の信号光発生装置と、当該第2の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第2の非線形群遅延特性であって、当該第1の非線形群遅延特性とは異なる第2の非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延エンコーダであって、当該第2の信号光に群遅延を与えて第2の歪み信号光を生成する第2の非線形群遅延エンコーダと、当該第1及び第2の歪み信号光を合波する光合波器とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、単なる群遅延値の大小でなく、信号光に正の傾斜の群遅延と負の傾斜の群遅延を与えるので、より少ないクロストークでより多くのチャネルを設定できる。即ち、より多くの信号光を収容できるようになる。非線形群遅延エンコーダ又はデコーダをプログラマブルにすることで、ネットワークの変更にも柔軟に対応できるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。光送信装置10は、光源であるレーザダイオード12を具備する。光分波器14は、レーザダイオード12の出力レーザ光を2分割し、一方を光強度変調器16aに、他方を光強度変調器16bに供給する。光強度変調器16aは、光分波器14からのレーザ光の強度をデータD1に従って変調し、データD1を搬送する光パルス信号S1を非線形群遅延エンコーダ18aに出力する。同様に、光強度変調器16bは、光分波器14からのレーザ光の強度をデータD2に従って変調し、データD2を搬送する光パルス信号S2を非線形群遅延エンコーダ18aに出力する。
非線形群遅延エンコーダ18a,18bは、光パルス信号S1,S2に互いに異なる非線形群遅延を与える光素子からなる。従来の光分散分割多重伝送方式では、光パルス信号にそのバンド内で一定の群遅延を与えていたが、本実施例の非線形群遅延エンコーダ18a,18bは、光パルス信号S1,S2のバンド内で周期的に変動する群遅延を光パルス信号S1,S2に与える。非線形群遅延エンコーダ18a,18bは、いわば、光パルス信号S1,S2のパルス波形を劣化させた歪み信号光を生成する。非線形群遅延エンコーダ18a,18bの構造と必要な群遅延特性については、後述する。
光合波器20は、非線形群遅延エンコーダ18a,18bの出力光を合波する。光合波器20による合波光は、光送信装置10の出力光であり、光ファイバ伝送路30に印加され、光ファイバ伝送路30を伝搬して、光受信装置40に入射する。
光受信装置40では、光分波器42が、光ファイバ伝送路30から入力する光を2分割し、一方を非線形群遅延デコーダ44aに、他方を非線形群遅延デコーダ44bに供給する。非線形群遅延デコーダ44aは、非線形群遅延エンコーダ18aにより光パルス信号S1に与えられた非線形群遅延を相殺する非線形群遅延特性を具備する。また、非線形群遅延デコーダ44bは、非線形群遅延エンコーダ18bにより光パルス信号S2に与えられた非線形群遅延を相殺する非線形群遅延特性を具備する。これにより、光ファイバ伝送路30での波形歪みを無視すると、非線形群遅延デコーダ44aは光パルス信号光S1を復元し、非線形群遅延デコーダ44bは光パルス信号光S2を復元する。
フォトダイオード46aは、非線形群遅延デコーダ44aの出力光を電気信号に変換し、データ復調器48aは、フォトダイオード46aの出力電気信号からデータD1を復調する。同様に、フォトダイオード46bは、非線形群遅延デコーダ44bの出力光を電気信号に変換し、データ復調器48bは、フォトダイオード46bの出力電気信号からデータD2を復調する。
光パルス信号のバンド内で周期的に変動する群遅延特性は、リング共振器により実現できる。即ち、非線形群遅延エンコーダ18a,18b及び非線形群遅延デコーダ44a,44bとして、単一のリング共振器、又は、シリアルに接続された複数のリング共振器を採用することで、本実施例に必要な非線形群遅延特性を得ることができる。
非線形群遅延エンコーダ18a,18b又は非線形群遅延デコーダ44a,44bとして使用可能な非線形群遅延光学素子を説明する。図2は、単一のリング共振器から非線形群遅延光学素子の一例の平面図を示し、図3は、図2のA−A線から見た断面図を示す。
基板50上にマッハツェンダ干渉計52を配置してある。マッハツェンダ干渉計52は、2入力・2出力の2つの光合分波器54,56と、光合分波器54の2つの出力ポートと、光合分波器56の2つの入力ポート間をそれぞれ接続する2つのアーム58,60を具備する。光合分波器54の一方の入力ポートに入力導波路62が接続し、光合分波器56の一方の出力ポートに出力導波路64が接続する。光合分波器56の他方の出力ポートが、導波路66を介して光合分波器54の他方の入力ポートに接続する。
結局、図示するリング共振器は、入力導波路62、アーム60及び出力導波路64からなる主導波路に対し、導波路66及びアーム58からなるリング導波路が近接配置され、当該リング導波路は、主導波路に光合分波器54,56の2箇所で光結合する構成になっている。
アーム60上に位相シフタとしての薄膜ヒータ68を配置し、電圧制御器70が、薄膜ヒータ68に電圧を印加する。薄膜ヒータ68により、アーム60の光路長を調節し、その結果、導波路62,64と導波路66との間の光結合率を調節できる。また、導波路66上には薄膜ヒータ72を配置してあり、電圧制御器74が、薄膜ヒータ72に電圧を印加する。薄膜ヒータ72により、アーム66の光路長、即ちリング導波路の光路長を調節できる。薄膜ヒータ68,72による光路長と結合効率の調節により、周期的な群遅延特性の共振周波数、周期及び群遅延量を調節可能である。
図2及び図3に示すようなリング共振器の群遅延特性は、下記式
τ(ω)=T(1−K)/{1+K−2Kcos(ωT−φ)}
但し、
K=(1−κ)1/2
κ=0.5+0.5cosθ
で与えられる。ωは光周波数、Tは上述のリング導波路を信号光が1周するのに要する時間、φは薄膜ヒータ72による位相シフト量(相対値)である。自由スペクトル領域FSR(Free Spectral Region)は1/Tで表される。θは薄膜ヒータ68による位相シフト量(相対値)である。κはマッハツェンダ干渉計52の結合率を示す。
図2に示すような構成のリング共振器をシリアルに複数接続することで、より複雑な群遅延特性を得ることができる。図4は、シリアル接続された3つのリング共振器からなる非線形群遅延光学素子の構成例を示す。直線状の入出力導波路80に沿って3つのリング共振器82,84,86が配置される。各リング共振器82,84,86のリング導波路82b,84b,86bが、マッハツェンダ干渉計52と同様の構成のマッハツェンダ干渉計型光結合器82a,84a,86aを介して入出力導波路80に光結合する。
リング導波路82b,84b,86b上には、光位相シフタ82c,84c,86cが配置される。光位相シフタ82c,84c,86cの光位相シフト量φ1,φ2,φ3をお互いに異なる値とすることで、リング共振器82,84,86の共振周波数をずらすことができる。光結合器82a,84a,86aの結合係数を調節することで、各リング共振器82,84,86における群遅延量を調節できる。
入出力導波路80の信号光入力側が入力導波路80aとなり、信号光出力側が出力導波路80bとなる。
図4に示す非線形群遅延光学素子のトータルの群遅延特性は、個々のリング共振器の群遅延特性の和に等しい。個々のリング共振器の共振周波数をずらすことで、高次の群遅延特性を得ることができる。
図5は、光強度変調器16a,16bから出力されるパルス信号光のパワースペクトルと、図4に示す構成の非線形群遅延エンコーダ18a,18bの群遅延特性を示す。横軸は、波長(nm)を示し、縦軸は、光強度変調器16a,16bから出力されるパルス信号光の光強度と、非線形群遅延エンコーダ18a,18bの相対群遅延を示す。上段に、非線形群遅延エンコーダ18a,18bのトータルの群遅延特性を示し、中段には、非線形群遅延エンコーダ18a,18bを構成する個々のリング共振82,84,86の群遅延特性を示し、下段に信号光のパワースペクトルを示す。
ここで、信号光は、中心波長が1550nm、ビットレートが10Gbit/s、パルス幅が30psのRZ変調光である。非線形群遅延エンコーダ18a,18bを構成する3つのリング共振器82,84,86の位相シフト量は、それぞれ、0,π/2(rad)及びπ(rad)とし、光結合器82a,84a,86aの光結合率は何れも0.85であるとした。リング共振器82,84,86のFSRは互いに等しいが、その共振周波数は僅かにずらしてある。
図5に示す計算例では、非線形群遅延エンコーダ18a,18bのFSRは8GHzであり、信号光のビットレート10Gbit/sの4/5倍になっている。得られる群遅延は、ピークツーピークで約250psである。A(Gbit/s)の光信号の帯域を4×A(GHz)と定義すると、10Gbit/sの信号光の帯域は40GHzである。従って、信号帯域内に、非線形群遅延エンコーダ18a,18bの群遅延特性の正の傾斜部分と負の傾斜部分、より具体的には複数の周期が入っている。
データD1,D2間のクロストークを低減するには、エンコーダ16a,16bで信号光S1,S2に与える群遅延特性をより複雑な形状にするのが好ましい。
本実施例では、信号帯域内で変動する複雑な形状の非線形群遅延を与えることができる。受信側では、送信側で付与された非線形群遅延を平坦化するような非線形群遅延を与えない限り、信号を受信するのは不可能又は困難になる。
現実的には、デコーダ44a,44bは、エンコーダ16a,16bにより与えられる非線形群遅延の変動幅を小さくする程度でよい。例えば、エンコーダ16a,16bが、3つのリング共振器82,84,86からなり、図5の上段に示すような非線形群遅延特性を示す場合、対応するデコーダ44a,44bは、図5の上段に示す非線形群遅延特性の山で谷となり、谷で山となる同じ周期の非線形群遅延特性を示すもの、例えば、単一のリング共振器からなるものであればよい。この組み合わせでは、デコーダ後の群遅延特性が平坦に近づく。光信号波形の劣化は、群遅延の波長微分の大きさに依存するので、デコーダ後の群遅延特性が平坦に近づけば、光信号の劣化も少ない。
図6は、エンコーダが図5の上段に示す非線形群遅延特性を具備し、且つ、デコーダが単一のリング共振器からなる場合で、エンコーダの群遅延特性の谷とデコーダの群遅延特性の山が一致するときの、エンコーダ及びデコーダの群遅延特性と、これらの合成の群遅延特性を示す。同時に、最下段に信号光のパワースペクトルを図示してある。横軸は波長を示し、縦軸は、相対群遅延及び光強度を示す。最上段が、エンコーダとデコーダの合成の群遅延特性を示し、2段目がエンコーダの群遅延特性を示し、3段目がデコーダの群遅延特性を示す。エンコーダとデコーダの合成群遅延特性の変動幅が、図6に示す程度に小さくなると、受信装置が、信号を受信できる。
図7は、エンコーダが図5の上段に示す非線形群遅延特性を具備し、且つ、デコーダが単一のリング共振器からなる場合で、エンコーダの群遅延特性の山とデコーダの群遅延特性の山が少しずれているときの、エンコーダ及びデコーダの群遅延特性と、これらの合成の群遅延特性を示す。横軸は波長を示し、縦軸は、相対群遅延を示す。最上段が、エンコーダとデコーダの合成の群遅延特性を示し、2段目がエンコーダの群遅延特性を示し、3段目がデコーダの群遅延特性を示す。エンコーダとデコーダの合成の群遅延特性の変動幅が、図6の場合に比べて大きく、且つまた、エンコーダの群遅延特性に比べても大きくなっている。このケースでは、デコード後でも、波形劣化が大きく、信号を受信できない。
本実施例では、群遅延量以外に、共振周波数及び周期(又はFSR)がパラメータとして加わるので、群遅延量のみを異ならせる従来例に比べ、解読が困難になり、クロストークを低減でき、収容ユーザ数を増やしやすくなる。
図2及び図4に示す非線形群遅延光学素子では、リング導波路上の位相シフタ72,82c,84c,86cを調節することで、共振周波数を調整できる。即ち、送信前に信号光に付与する非線形群遅延特性をチューニングできる。この非線形群遅延特性を容易に変更できる機能を使うことで、送信装置では、容易に信号光の宛先を変更することができ、受信装置では、受信する信号光を容易に変更できる。即ち、ネットワーク構成の変化に柔軟に対応できるようになる。
非線形群遅延エンコーダを構成するリング共振器の数と、非線形群遅延デコーダを構成するリング共振器の数は、同じでも異なっても良い。リング共振器数は4以上であってもよい。また、リング共振器の可変光結合器の結合率は、意図しないチャンネルの光信号をノイズと見なせるほどの群遅延の傾斜を与えられる結合効率であればよく、0より大きく1より小さい範囲の任意の値をとることができる。また、複数のリング共振器をシリアルに接続する構成で、異なるFSRを具備するリング共振器を使用しても良いし、同じFSRを有する場合でも、共振周波数を等間隔に配置する必要もない。
は、本発明の第2実施例の概略構成ブロック図を示す。この実施例では、1つの光送信装置から複数の光受信装置互いに異なる信号を伝送できる。
光送信装置110は、光源であるレーザダイオード112を具備する。光分波器114は、レーザダイオード112の出力レーザ光を4分割し、各分割光を光強度変調器116a〜116dに供給する。各光強度変調器116a〜116dは、光分波器114からのレーザ光の強度をデータD1〜D4に従って変調し、データD1〜D4を搬送する光パルス信号S1〜S4を非線形群遅延エンコーダ118a〜118dに出力する。
非線形群遅延エンコーダ118a〜118dは非線形群遅延エンコーダ18a,18bと同様の非線形群遅延光素子からなり、光パルス信号S1〜S4のバンド内で周期的に変動する互いに異なる非線形群遅延を光パルス信号S1〜S4に与える。
光合波器120は、非線形群遅延エンコーダ118a〜118dの出力光を合波する。光合波器120による合波光は、光送信装置110の出力光であり、光ファイバ伝送路130に印加される。
光分波器140は、光ファイバ伝送路30を伝搬した信号光を4つに分割し、各分割光を光受信装置142a〜142dに供給する。
各光受信装置142a〜142dは、非線形群遅延デコーダ144a〜144b、フォトダイオード146a〜146d及びデータ復調器148a〜148dからなる。非線形群遅延デコーダ144a〜144bは、それぞれ非線形群遅延エンコーダ118a〜118dにより信号光に与えられる群遅延を相殺又は減少するような非線形群遅延特性を具備する。例えば、非線形群遅延デコーダ144aは、非線形群遅延エンコーダ118aにより光パルス信号S1に与えられた非線形群遅延を相殺する非線形群遅延特性を具備し、非線形群遅延デコーダ144bは、非線形群遅延エンコーダ118bにより光パルス信号S2に与えられた非線形群遅延を相殺する非線形群遅延特性を具備する。
フォトダイオード146a〜146dは、非線形群遅延デコーダ144a〜144dの出力光を電気信号に変換し、データ復調器148a〜148dは、フォトダイオード146a〜146dの出力電気信号からデータD1〜D4を復調する。
このようにして、図に示す実施例では、光送信装置110は、異なる場所に位置する光受信装置142a〜142dにそれぞれデータD1〜D4を送信することができる。非線形群遅延エンコーダと非線形群遅延デコーダの群遅延特性が互いに対応する場合にのみ、データを受信できるので、非線形群遅延エンコーダ118a〜118dと非線形群遅延デコーダ144a〜144dの群遅延特性を適切に選択することで、光受信装置142a〜142dが、それぞれデータD1〜D4のみを選択的に受信できる状況を設定できる。
は、本発明の第3実施例の概略構成ブロック図を示す。この実施例では、複数の光送信装置と複数の光受信装置間に、波長分割多重を利用して複数のチャネルを設定できる。
各光送信装置210a〜210dは、レーザダイオード212a〜212d、光強度変調器216a〜216d、及び非線形群遅延エンコーダ218a〜218dを具備する。光強度変調器216a〜216dはそれぞれ、レーザダイオード212a〜212dからのレーザ光の強度をデータD1〜D4に従って変調し、データD1〜D4を搬送する光パルス信号S1〜S4を非線形群遅延エンコーダ218a〜218dに出力する。
非線形群遅延エンコーダ218a〜218dは、非線形群遅延エンコーダ118a〜118dと同様に、光パルス信号S1〜S4のバンド内で周期的に変動する互いに異なる非線形群遅延を光パルス信号S1〜S4に与える。非線形群遅延エンコーダ218a〜218dの出力光が、光送信装置210a〜210dの出力信号光となり、光合波器220に供給される。
光合波器220は、光送信装置210a〜210dの出力信号光を合波する。光合波器220による合波光は、光ファイバ伝送路230を伝搬し、光分波器240で4つに分割される。光分波器240による各分割光は、光受信装置242a〜242dに入射する。
光受信装置242a〜242dの構成と機能は、図に示す実施例の光受信装置142a〜142dの構成と機能と同じである。各光受信装置242a〜242dは、非線形群遅延デコーダ244a〜244、フォトダイオード246a〜246d及びデータ復調器248a〜248dからなる。非線形群遅延デコーダ244a〜244は、それぞれ非線形群遅延エンコーダ218a〜218dにより信号光に与えられる群遅延を相殺又は減少するような非線形群遅延特性を具備する。
フォトダイオード246a〜246dは、非線形群遅延デコーダ244a〜244dの出力光を電気信号に変換し、データ復調器248a〜248dは、フォトダイオード246a〜246dの出力電気信号からデータD1〜D4を復調する。
非線形群遅延エンコーダ218a〜218dとして、その非線形群遅延特性を容易に変更できる光素子、例えば、上述した1又は複数のリング共振器からなる光素子を採用することで、光送信装置210a〜210dは、光信号の宛先を容易に変更することができる。また、逆に、非線形群遅延デコーダ244a〜244dとして、その非線形群遅延特性を容易に変更できる光素子、例えば、上述した1又は複数のリング共振器からなる光素子を採用することで、光受信装置242a〜242dは、受信する光信号を容易に変更できる。本実施例では、このような特徴により、ネットワーク構成の変更に柔軟に対応できる。
非線形群遅延光素子として使用するリング共振器の可変光結合器の結合率は、意図しないチャンネルの光信号をノイズと見なせるほどの群遅延の傾斜を与えられる結合効率であればよく、0より大きく1より小さい範囲の任意の値をとることができる。また、複数のリング共振器をシリアルに接続する構成で、異なるFSRを具備するリング共振器を使用しても良いし、同じFSRを有する場合でも、共振周波数を等間隔に配置する必要もない。
(その他の非線形群遅延光素子)
リング共振器の代わりに、ファブリペロー型光共振器を用いても良い。図1は、ファブリペロー型光共振器の概略構成図を示す。定板310上に、x%反射器312を固定し、反射器312に平行な100%反射器314を微動台316を介して定板310に置く。xは0より大きく、100より小さい。微動台316により、反射器312,314間の距離Lを調節する。この構成は、共振器長が2Lのファブリペロー共振器となる。リング共振器のリング導波路の光路長が2Lに対応し、リング共振器の位相シフタが、反射鏡312,314の間隔を調節する微動台316に対応し、可変光結合器の結合率が、x%反射鏡312の透過率(100−x)(%)に対応する。図1に図示したファブリペロー共振器の入出力特性は、図2に図示したリング共振器のそれと等価である。従って、図1に示す構成のファブリペロー型光共振器も、バンド内で変動する非線形群遅延特性を実現できる。
また、光波を2つに分岐し、再度干渉させる方式であるマッハツェンダ干渉計(MZI)を使っても、同様な非線形群遅延特性を実現できる。図1は、2つの非対称MZIを使う非線形群遅延光学素子の概略構成ブロック図を示す。例えば、アーム間に光路長差ΔLを有する非対称MZI410と、アーム間に光路長差−ΔLを有する非対称MZI412との間に、光路長の異なる2つの光路414a,414bを有する非対称光遅延器414を配置する。非対称MZI410の光路長差ΔLにより生ずる位相差Δφは、
Δφ=2πnΔL/λ
である。但し、nは実効屈折率、λは光波の波長である。これにより、Δφが0又はπとなる波長λが交互に存在する。従って、波長により、非対称光遅延器414の光路414a,414bを伝搬する光波の割合が変化する。非対称MZI412は、非対称MZI410と反対の構造になっているので、光路414a,414bからの光を合波して、出力ポートから出力する。これにより、波長に対して周期的に群遅延が増減する群遅延特性を得ることができる。
共振周波数において群遅延が極大となる(上に凸)非線形群遅延特性を説明したが、共振周波数において群遅延が極小(下に凸)となる非線形群遅延特性を利用することも可能である。従ってまた、エンコーダとして上に凸の群遅延特性を用い、デコーダとして下に凸の群遅延特性を用いても、またその逆の関係を用いても良い。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。 非線形群遅延光学素子の一例の平面図を示す。 図2のA−A線から見た断面図を示す。 はシリアル接続された3つのリング共振器からなる非線形群遅延光学素子の構成例を示す。 は光強度変調器16a,16bから出力されるパルス信号光のパワースペクトルと、非線形群遅延エンコーダ18a,18bの群遅延特性を示す。 エンコーダの群遅延特性の山とデコーダの群遅延特性の谷が合うときの、エンコーダ及びデコーダの群遅延特性と、これらの合成の群遅延特性を示す。 エンコーダの群遅延特性の山とデコーダの群遅延特性の山が少しずれているときの、エンコーダ及びデコーダの群遅延特性と、これらの合成の群遅延特性を示す。 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図を示す。 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図を示す。 ファブリペロー型光共振器からなる非線形群遅延光学素子の概略構成図を示す。 2つの非対称MZIを使う非線形群遅延光学素子の概略構成ブロック図を示す。
符号の説明
10:光送信装置
12:レーザダイオード
14:光分波器
16a,16b:光強度変調器
18a,18b:非線形群遅延エンコーダ
20:光合波器
30:光ファイバ伝送路
40:光受信装置
42:光分波器
44a,44b:非線形群遅延デコーダ
46a,46b:フォトダイオード
48a,48b:データ復調器
50:基板
52:マッハツェンダ干渉計
54,56:光合分波器
58,60:アーム
62:入力導波路
64:出力導波路
66:導波路
68:薄膜ヒータ
70:電圧制御器
72:薄膜ヒータ
74:電圧制御器
80:入出力導波路
82,84,86:リング共振器
82a,84a,86a:マッハツェンダ干渉計型光結合器
82b,84b,86b:リング導波路
82c,84c,86c:位相シフタ
110:光送信装置
112:レーザダイオード
114:光分波器
116a〜116d:光強度変調器
118a〜118d:非線形群遅延エンコーダ
120:光合波器
130:光ファイバ伝送路
140:光分波器
142a〜142d:光受信装置
144a〜144d:非線形群遅延デコーダ
146a〜146b:フォトダイオード
148a〜148d:データ復調器
210a〜210d:光送信装置
212a〜212d:レーザダイオード
216a〜216d:光強度変調器
218a〜218d:非線形群遅延エンコーダ
220:光合波器
230:光ファイバ伝送路
240:光分波器
242a〜242d:光受信装置
244a〜244d:非線形群遅延デコーダ
246a〜246b:フォトダイオード
248a〜248d:データ復調器
310:定板
312:x%反射器
314:100%反射器
316:微動台
410,412:非対称MZI
414:非対称光遅延器
414a,414b:光路長の異なる光路

Claims (2)

  1. 第1のデータを搬送する第1の信号光を生成するステップと、
    第2のデータを搬送する第2の信号光を生成するステップと、
    当該第1の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第1の非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延エンコーダにより、当該第1の信号光に群遅延を与えて第1の歪み信号光を生成するステップと、
    当該第2の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第2の非線形群遅延特性であって、当該第1の非線形群遅延特性とは異なる第2の非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延エンコーダにより、当該第2の信号光に群遅延を与えて第2の歪み信号光を生成するステップと、
    当該第1及び第2の歪み信号光を合波して合波光を光伝送路に出力するステップと、
    当該光伝送路からの光を第1及び第2の分割光にパワー分割するステップと、
    当該第1の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第1の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延デコーダにより、当該第1の分割光に群遅延を与えて第1の歪み低減信号光を生成するステップと、
    当該第1の歪み低減信号光を第1の電気信号に変換するステップと、
    当該第1の電気信号から第1のデータを復調するステップと、
    当該第2の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第2の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延デコーダにより、当該第2の分割光に群遅延を与えて第2の歪み低減信号光を生成するステップと、
    当該第2の歪み低減信号光を第2の電気信号に変換するステップと、
    当該第2の電気信号から第2のデータを復調するステップと、
    当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第2の非線形群遅延特性に変更し、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第1の非線形群遅延特性に変更することで、当該第1及び第2のデータの送信先を変更するステップ
    とを有することを特徴とする光伝送方法。
  2. 第1のデータを搬送する第1の信号光を生成する第1の信号光発生装置と、
    第2のデータを搬送する第2の信号光を生成する第2の信号光発生装置と、
    当該第1の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第1の非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延エンコーダであって、当該第1の信号光に群遅延を与えて第1の歪み信号光を生成する第1の非線形群遅延エンコーダと、
    当該第2の信号光の信号帯域内において正と負の傾きを有する第2の非線形群遅延特性であって、当該第1の非線形群遅延特性とは異なる第2の非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延エンコーダであって、当該第2の信号光に群遅延を与えて第2の歪み信号光を生成する第2の非線形群遅延エンコーダと、
    当該第1及び第2の歪み信号光を合波して合波光を光伝送路に出力する光合波器と、
    当該光伝送路からの光をパワー分割し、第1及び第2の分割光を出力する光分波器と、
    当該第1の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第1の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第1の非線形群遅延デコーダであって、当該第1の分割光に群遅延を与えて第1の歪み低減信号光を生成する第1の非線形群遅延デコーダと、
    当該第1の歪み低減信号光を第1の電気信号に変換する第1の光電変換器と、
    当該第1の電気信号から第1のデータを復調する第1のデータ復調器と、
    当該第2の信号光の信号帯域内のすべてにおいて当該第2の非線形群遅延特性と傾きの正負が反転した非線形群遅延特性を具備する第2の非線形群遅延デコーダであって、当該第2の分割光に群遅延を与えて第2の歪み低減信号光を生成する第2の非線形群遅延デコーダと、
    当該第2の歪み低減信号光を第2の電気信号に変換する第2の光電変換器と、
    当該第2の電気信号から第2のデータを復調する第2のデータ復調器
    とを具備し、
    当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性が当該第2の非線形群遅延特性に変更可能であり、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性が当該第1の非線形群遅延特性に変更可能であり、
    当該第1の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第2の非線形群遅延特性に変更し、当該第2の非線形群遅延エンコーダの非線形群遅延特性を当該第1の非線形群遅延特性に変更することで、当該第1及び第2のデータの送信先を変更可能である
    ことを特徴とする光伝送システム。
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