JP4645549B2 - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及びプロジェクタに関するものである。
従来、映像を投影するために用いられるプロジェクタ装置等では、スクリーンに映像を投影するため、例えば特許文献1に開示されているような照明装置を備える。
特許文献1に開示された照明装置では、ロッドレンズの入射側に、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色のLED(Light Emitting Diode)が設置されている。R,G,Bの各LEDは、ロッドレンズの入射側にアレイ状に配置されている。R,G,Bの各LEDは空間光変調器の色表示に同期して発光し、各色の時分割表示を行う。また、それぞれのLEDから供給された光は、ロッドレンズ内で多重反射を繰り返し、インテグレートされて強度分布が均一とされ、出射される。
特開2003−262795号公報(図1)
ところで、特許文献1で開示された照明装置では、ロッドレンズの入射側のみにアレイ状にLEDを配置しているので、LEDの配光角度のままロッドレンズ内でミキシングされる。LEDの配光角度は±80°程度であるが、このうちの約±30°以内の光しか利用できず、光の利用効率が悪いという問題がある。
本発明は上述した実情に鑑みてなされたものであり、良好な光の利用効率を備える照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る照明装置は、
断面形状が長方形状に形成されたインテグレータと、
前記インテグレータの長手方向端部近傍の各側面に、一方が開口する形状の回転体を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された窪み面と、
前記窪み面に対応する所定の位置に所定の光を射出する光源と、を備え、
前記光源から発せられた前記光は前記窪み面で反射し、前記インテグレータ内に入射し、前記インテグレータ内で強度がほぼ均一化され出射することを特徴とする。
前記窪み面は、回転楕円面を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された反射面としたものであり、
前記光源は、前記回転楕円体の焦点位置に配置されてもよい。
前記窪み面は、回転放物面を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された反射面としてもよい。
前記光源は発光ダイオードから構成され、
前記インテグレータは、プラスチックから形成されてもよい。
記インテグレータの断面の長手方向の側面に形成された前記窪み面に、赤の光を発する光源と、青の光を発する光源とをそれぞれ配置し、
短手方向の側面に形成された前記窪み面に、緑の光を発する光源を配置してもよい。
前記インテグレータは、
クロスプリズムと、
RGBの各光を発する光線反射部と、を更に備え、前記光線反射部の側面にそれぞれ前記窪みが形成されており、
前記光源から発せられた光は、前記窪み面で反射し、前記光線反射部からクロスプリズムを介して前記インテグレータの出射面方向に導かれてもよい。
前記光線反射部と、前記クロスプリズムとの間には、
前記光源から発せられた光が、前記クロスプリズムによって反射し、前記光線反射部へと導かれることを防ぐ、空気層が設置されてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るプロジェクタは、
上記第1の観点に係る照明装置と、
画像データに基づいて時分割で3原色のそれぞれの画像信号を出力する時分割駆動回路と、
前記照明装置から発せられた前記光を前記3原色の画像信号の1つに基づく画像として表示スクリーンに反射する空間光変調器と、
前記空間光変調器に照射される光の色を、前記時分割駆動回路から時分割で出力された前記3原色の画像信号に基づいて変化させる光制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、リフレクタ部が形成されたインテグレータを用いることによって、良好な光の利用効率を備える照明装置と、これを用いたプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明の各実施形態に係る照明装置及びプロジェクタについて図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るプロジェクタ10を図1に示す。プロジェクタ10は、図1に示すように投影部11と信号処理部12とから構成される。投影部11は、照明装置21と、リレーレンズ22と、ミラー23と、空間光変調器24と、投影レンズ25と、LED駆動部26と、時分割駆動回路27と、から構成される。また、プロジェクタ10は、画像データをスクリーンSに投影するものである。
照明装置21は、図2乃至図4に示すように、インテグレータ31と、光の3原色である赤、緑、青の光を発する光源32r,32g,32bと、から構成される。なお、図2は照明装置21の構成例を示す側面図である。図3(a)は、図2に示す照明装置の矢印X方向からの側面図であり、図3(b)は図2に示すA−A線断面図である。図4(a)は図2に示す照明装置21の矢印Y方向からの側面図であり、図4(b)は図2に示すB−B線断面図である。
インテグレータ31は、図2乃至図4に示すように、ロッド部31aと、赤、緑、青の光を発する光源がそれぞれ設置され凹状に形成されたリフレクタ部(窪み面)31br,31bg,31bbと、から構成される。なお、本実施形態では、緑の光を発する光源32gが2つ設置されるため、リフレクタ部31bgも2カ所に形成されている。また、詳細に後述するように光源32b,32g,32rから発せられた光は、それぞれリフレクタ部31br,31bg,31bbで反射し、それぞれロッド部31aに導かれ、ロッド部31a内で反射を繰り返しインテグレートされて、強度分布が一定な光となり、図3及び図4に示す出射面31cから出射される。
ロッド部31aは、ガラス、樹脂等から形成される。また、ロッド部31aは、図2に示すように、幅w、高さh(h<w)の断面形状を有し、図3に示すように、長さLを有する。換言すれば、ロッド部31aは断面が横長で長方形の棒状に形成される。ロッド部31aの断面形状は、後述する空間光変調器24のサイズに対応し、さらに、空間光変調器24のサイズは、画像がスクリーンSに投影されたときの投影画像のサイズに対応するように形成される。また、ロッド部31aの表面は、ロッド部31aの内部からの光の漏れを防ぐよう加工されている。
リフレクタ部(窪み面)31br,31bg,31bbは、図3及び図4に示すようにロッド部31aの側面、換言すれば光源からの光が出射される方向に水平に凹状に形成される。また、リフレクタ部31br,31bg,31bbは、ロッド部31aの出射面31cとは反対側の端に形成される。また、緑の光源32gが設置されるリフレクタ部31bgは、短手方向の側面(図2に示す高さhを備える側面)の対向する二つの側面にそれぞれ形成される。また、赤の光源32rが設置されるリフレクタ部31brと、青の光源32bが設置されるリフレクタ部31bbは、それぞれ長手方向の対向する側面(図2に示す幅wを備える側面)に形成される。
リフレクタ部31br,31bg,31bbは、それぞれ回転楕円面の一部を含むように形成される。具体的には、リフレクタ部31br,31bg,31bbは、図2乃至4に示すよう断面形状は半円、平面形状は半楕円状に形成される。また、それぞれのリフレクタ部31br,31bg,31bbでは、回転楕円面の回転軸上、且つ楕円の焦点位置に光源32r,32g,32bが設置される。例えば、赤の光源32rが設置されるリフレクタ部31brを例に挙げると、光源32rは、回転軸Z1上且つ、楕円Qの焦点位置f1、f2のうち一方の焦点位置であるf1に対応する位置に設置される。
また、上述したようにロッド部31aは、幅w、高さh(h<w)の断面形状を有するため、長手方向の対向する側面(図2に示す幅wを備える側面)に形成されるリフレクタ部31br,31bbは、短手方向の側面(図2に示す高さhを備える側面)に形成されるリフレクタ部31bgより大きく形成される。
なお、本実施の形態では長手方向の側面にR、Bの光源を設置、短手方向の側面にGの光源を二つ設置する構成を採っている。これは、光源として用いるLEDの輝度と比視感度によって、光のバランスをとるためである。具体的には、一般に用いられるLEDの輝度はR>G>Bであり、被視感度はG>R≒Bである。また上述したように、長手方向側面の方が、リフレクタ部を大きく形成することができるため、より大きな光源を搭載することができる。従って、長手方向の側面にRB光源を、短手方向の側面にGを二つ配置することで、光のバランスをとることができる。
また、リフレクタ部31br,31bg,31bbの表面は、光源32r,32g,32bから発せられる光が反射するように、銀等がコーティングされており、鏡面に加工されている。これによりそれぞれの光源32r,32g,32bから発せられた光はリフレクタ部31br,31bg,31bbで反射され、ロッド部31aに入射する。
リフレクタ部31br,31bg,31bbの鏡面加工は、例えば蒸着によって行われる。例えば、ロッド部31aをプラスチック等から形成する場合、予めロッド部31a、リフレクタ部31br,31bg,31bbの形状に対応する金型を形成し、この金型に熱硬化性樹脂等のプラスチックを流し込み成型する。次に、リフレクタ部31br,31bg,31bbに対応する領域に、蒸着によって金属膜をコーティングすることによってリフレクタ部31br,31bg,31bbが形成される。
上述した構成を採る照明装置21は、ロッド部31aに形成されたリフレクタ部で光源から発せられる光を反射させ、ロッド部31a内に入射させる。従って、例えば、従来技術のようにロッド部の端にLEDを設置する構成と比較し、LEDの光の利用効率を上昇させることが可能となる。
光源32r,32g,32bは、発光素子、例えばLED(Light Emitting Diode)から構成される。光源32rは赤色LEDから構成され、光源32gは緑色のLEDから構成され、光源32bは青色のLEDから構成される。光源32r,32g,32bには、それぞれ発光に必要な電流が供給されて、それぞれ、赤色、緑色、青色の光を発光する。また、これら3原色の各色の光源32r,32g,32bは、LED駆動部26によって時分割駆動される。なお、光源32r,32g,32bは図示しない基板等に設置されており、基板によってリフレクタ部31br,31bg,31bbを覆うように設置される。
尚、人間の視覚として、赤色の波長範囲は、概ね640〜770nm、緑色の波長範囲は、概ね490〜550nm、青色の波長範囲は、概ね430〜490nmである。これに対して、光源32rの発光光の波長は、例えば、644nm、光源32gの発光光の波長は、例えば、525nm、光源32bの発光光の波長は、例えば、470nmである。
このような照明装置21は、図に示すようなプロジェクタ10に設置される。このプロジェクタ10は、投影部11と、信号処理部12と、を備える。
信号処理部12は、供給された画像データに対して、画像処理等を施してRGB信号を投影部11に供給するものである。
投影部11は、信号処理部11から供給されたRGB信号に基づいて画像をスクリーンSに投影するものである。投影部11は、投影部11は、照明装置21と、リレーレンズ22と、ミラー23と、空間光変調器24と、投影レンズ25と、LED駆動部26と、時分割駆動回路27と、を備える。
照明装置21は、前述の構成を有するものである。
リレーレンズ22は、照明装置21から出射された光を空間光変調器24に集光するためのものである。
ミラー23は、リレーレンズ22からの光の角度を変え、空間光変調器24に導くためのものである。
空間光変調器24は、複数のマイクロミラー(図示せず)によって構成されたものである。各マイクロミラーは、10〜20μm程度の例えばアルミニウム片からなるものであり、受光した光を反射する。空間光変調器24は、このマイクロミラー素子を行列方向に配列して形成され、時分割駆動回路27によって駆動制御されて、各マイクロミラーを傾斜させることにより、照明装置21から出射された光をスクリーンSに投光する。
投影レンズ25は、空間光変調器24が投光した光による画像をスクリーンS上に結像させるためのものである。
LED駆動部26は、時分割駆動回路9からのRGBの各信号とのタイミングを示すタイミング信号が供給され、供給されたタイミング信号に従って照明装置21内に配置された赤、緑、青の光源(LED)32r,32g,32bを時分割で点灯させる。
LED駆動部26は、図6に示すように、ドライバコントローラ261と、赤色ドライバ262rと、緑色ドライバ262gと、青色ドライバ262bとを備える。ドライバコントローラ261は、時分割駆動回路27からのタイミング信号に従って、1)赤点灯タイミング(赤の画像を投影するタイミング)で、赤色ドライバ262rにオン制御信号を供給し、2)緑点灯タイミング(緑の画像を投影するタイミング)で、緑色ドライバ262gにオン制御信号を供給し、3)青点灯タイミング(青の画像を投影するタイミング)で、青色ドライバ262bにオン制御信号を供給する。
赤色ドライバ262r、緑色ドライバ262g、青色ドライバ262bは、それぞれ、オン制御信号が供給されたタイミングで、照明装置21内に配置されている赤色LEDから構成された光源32r、緑色LEDから構成された光源32g、青色LEDから構成された光源32bに駆動信号を供給して、点灯させる。駆動信号は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)変調されたパルス列である。
次に本実施形態に係るプロジェクタ10の動作を説明する。
信号処理部12は、供給された画像データに対して、画像処理等を施してRGB信号を投影部11に供給する。
時分割駆動回路27は、このRGB信号に対して演算を行って、これらの信号を時分割し、時分割したRGB信号を空間光変調器24に供給する。
また、時分割駆動回路27は、RGB各色の画像を投影するタイミングを指示するタイミング信号をLED駆動部26に供給する。LED駆動部26内のドライバコントローラ261は、タイミング信号に従って、いずれかのドライバ回路262r〜262bにオン信号を送信する。オン信号が供給されたドライバ回路262r〜262bは、それぞれ、オン信号に応答して、対応する光源32r,32g,32bに駆動信号を供給する。これにより、図7(a)〜(c)に示すように、R点灯タイミングで、赤色ドライバ262rが駆動信号を出力して赤色LEDからなる光源32rが点灯し、G点灯タイミングで、緑色ドライバ262gが駆動信号を出力して緑色LEDからなる光源32gが点灯し、B点灯タイミングで、青色ドライバ262bが駆動信号を出力して青色LEDからなる光源32bが点灯する。これにより、空間光変調器24には、赤の光、緑の光、青の光が周期的に照明装置21から照射される。
空間光変調器24は、時分割駆動回路27から供給されたRGB信号に基づいて、照明装置21から出射された出射光を、投影レンズ25を介してスクリーンSに投光する。
上述したように本実施の形態の構成によれば、ロッド部31aに形成されたリフレクタ部31br,31bg,31bbで光源32r,32g,32bから発せられる光を反射させ、ロッド部31a内に入射させることによって、良好な光の利用効率を備える照明装置と、これを用いたプロジェクタを提供することができる。
なお、理解を容易にするため、照明装置に3つの光源32r、32g、32bを配置する例を示したが、光源として用いるLEDの数は任意に設定することが可能である。また、図示せぬフィードバック回路などにより、RGB各色のLEDの発光強度を検出し、対応する駆動信号のパルス幅やパルス数を制御して、発光エネルギーを制御することも可能である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る照明装置及びプロジェクタについて図を用いて説明する。本実施形態の照明装置が実施形態1と異なるのは、本実施形態のインテグレータがクロスプリズムと、リフレクタ部が形成された光線反射部を備える点にある。実施形態1と同様の構成を採る部分に関しては同一の引用番号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係るプロジェクタ70は、図8に示すように投影部75と信号処理部12とから構成される。投影部75は、照明装置71と、リレーレンズ22と、ミラー23と、空間光変調器24と、投影レンズ25と、LED駆動部26と、時分割駆動回路27と、から構成される。
照明装置71は、インテグレータ81と、3原色の赤、緑、青の光源82r,82g,82bと、を備える。
インテグレータ81は、図9に示すように、光線反射部91r,91g,91bと、ライトトンネル92と、クロスプリズム93と、全反射部96r,96g,96bと、を備える。なお、図9は、照明装置71の構成例を模式的に示す図である。図10は、照明装置71のインテグレータ81を構成する光線反射部91rの構成例を示す側面図である。図11(a)は図10に示す矢印I方向からの側面図であり、図11(b)は、C−C線断面図である。図11(c)は図10に示す矢印II方向からの側面図であり、図11(d)は、D−D線断面図である。
光線反射部91r,91g,91bは、光の3原色である赤、緑、青に対応して形成される。光線反射部91r,91g,91bは、それぞれ実施形態1のインテグレータと同様に、ロッド部95r,95g,95bと、それぞれのロッド部95r,95g,95bに形成されたリフレクタ部94r,94g,94bとから構成される。光線反射部91r,91g,91bは、それぞれクロスプリズム93の入射面に対向するように設置される。また、赤の光源82rが設置される光線反射部91rと、青の光源82bが設置される光線反射部91bとは、クロスプリズム93を挟んで対向するように設置される。緑の光源82gが設置される光線反射部91gは、ライトトンネル92の出射面92cと対向するように、設置される。なお、それぞれの光線反射部91r,91g,91bとクロスプリズム93との間には、空間部を有する全反射部96r,96g,96bが設置される。
具体的に光線反射部91rを例に挙げて説明すると、光線反射部91rは、図10及び図11に示すように、ロッド部95rと、ロッド部95rの側面に形成されたリフレクタ部94r(94r1,94r2)とから構成される。
リフレクタ部94r1,94r2は、実施形態1と同様に回転楕円面の一部を含むように形成される。また、実施形態1と同様にロッド部95rの長手方向側面に形成されたのリフレクタ部94r1は、短手方向の側面に形成されたリフレクタ部94r2よりも大きく形成される。また、それぞれのリフレクタ部94r1,94r2の回転楕円面の焦点位置に光源82rが設置される。リフレクタ部94r1,94r2は、それぞれ銀等によってコーティングされており、鏡面加工が施されている。これにより、光源82rから発せられた光は、リフレクタ部94r1,94r2で反射され、全反射部96rを介してクロスプリズム93へと導かれる。
全反射部96r,96g,96bは、それぞれクロスプリズム93と、光線反射部91r,91g,91bとの間に設置される。全反射部96r,96g,96bは、光線反射部91r,91g,91bからクロスプリズム93へと入射した光が、クロスプリズム93内で反射し、再び光線反射部91r,91g,91bに再び入射することがないよう、全反射させるものである。
クロスプリズム93は、光線反射部91r,91g,91bから入射するそれぞれの光を、ライトトンネル92の出射面92cに導くものである。
ライトトンネル92は、中空に形成される。ライトトンネル92の断面形状は、長方形に形成され、実施形態1のロッド部と同様に空間光変調器24のサイズに合わせて形成される。それぞれの光線反射部91r,91g,91bから発せられた光はライトトンネル92内で反射を繰り返し均一にならされる。
上述の構成を採る照明装置71は、リフレクタ部94r,94g,94bが形成された光線反射部91r,91g,91bを光の3原色に対応して有するインテグレータ81を備えることによって、例えば従来技術のようにライトトンネルの一端に光源を配置させる例と比較し、光の利用効率を上昇させることが可能である。更に本実施形態の照明装置71は、3原色に対応する光線反射部91r,91g,91bを設けることにより、実施形態1の照明装置21と比較し、配置させることが可能な光源の数が増えるため、光の利用効率の上昇のみならず、光の強度を更に強くすることができる。
このように本実施形態によれば、良好な光の利用効率を備える照明装置とこれを用いたプロジェクタを提供することができる。
本発明は上述した各実施形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、発光素子をLEDとして説明した。しかし、発光素子は、LEDに限られるものではなく、例えば、半導体レーザ、また、EL(Electro Luminescence)発光素子等を用いることもできる。また、HIDランプ(High Intensity Discharge Lamps)を発光素子として用いることもできる。なお、インテグレータをプラスチックによって形成する場合、熱戦を大量に放射するHIDランプは、プラスチックを劣化させるおそれがあるため、LED、EL発光素子等を用いるのが好ましい。
また、上述した各実施形態では、光源としてRGBのLEDを設置する構成を採る場合を例に挙げて説明したが、これに限られず、単色の発光素子を設置することも可能である。
上述した実施形態1では、R、Bの光源を長手方向の側面に形成し、Gの光源を短手方向の側面に設置する構成を例に挙げて説明したが、これに限られず、光源を設置する面、数等は任意に変更することが可能である。
また、上述した各実施形態では、リフレクタ部が回転楕円面の一部を含むように形成される場合を例に挙げたが、これに限られず回転放物面の一部を含むように形成されても良い。なお、リフレクタ部を回転放物面の一部を含むように形成する場合、光源を回転軸上に設置すると、リフレクタ部からは平行光が出射されることとなるため、回転軸上以外に発光素子を設けるか、回転軸上に発光素子を設け、且つインテグレータ内に光の向きを変更する手段を設けるとよい。
また、上述した各実施形態では、光源を構成するLEDが図示しない基板上に設置される構成を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、図12に示す照明装置61のように、放熱板65r,65g,65b上に光源32r,32g,32bを設置することも可能である。具体的に放熱板65r,65g,65bとしては、例えばPCB(プリント配線基板)等を用いることができる。このように放熱板上に光源を設置すると、光源から発せられる熱を効率よく逃がすことができ、好ましい。なお、放熱板上に光源を設置する場合に限られず、光源を設置した基板に放熱板を更に設置することも可能である。
また、上述した実施形態では、照明装置をプロジェクタ用のものとして説明した。しかし、照明装置は、プロジェクタ用のものに限られるものではなく、例えば、写真現像装置等用のものであってもよい。
なお、上述した実施形態1ではインテグレータ31はロッド部31aを備える構成を例に挙げて説明したがこれに限られず、例えば実施形態3のように中空のライトトンネルから構成することも可能である。また、実施形態3についても、ライトトンネルを、ロッドから構成することも可能である。
本発明の実施形態に係るプロジェクタの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る照明装置の構成例を示す側面図である。 (a)は図2に示す照明装置の矢印X方向からの側面図であり、(b)は図2に示すA−A線断面図である。 (a)は図2に示す照明装置の矢印Y方向からの側面図であり、(b)は図2に示すB−B線断面図である。 光源がリフレクタ部に設置される位置を模式的に示す図である。 図1に示すLED駆動部の構成を説明するためのブロック図である。 (a)〜(c)は、時分割駆動回路とLED駆動部との動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る照明装置の構成例を示す図である。 照明装置のインテグレータを構成する光線反射部の構成例を示す側面図である。 (a)は図10に示す矢印I方向からの側面図であり、(b)は、C−C線断面図である。(c)は図10に示す矢印II方向からの側面図であり、(d)は、D−D線断面図である。 本発明の変形例を示す図である。
符号の説明
10,70・・・プロジェクタ、11・・・投影部、12・・・信号処理部、21,61,71・・・照明装置、22・・・リレーレンズ、23・・・ミラー、24・・・空間光変調器、25・・・投影レンズ、26・・・LED駆動部、27・・・時分割駆動回路、31,81・・・インテグレータ、31a・・・ロッド部、31br,31bg,31bb・・・リフレクタ部、32r,32g,32b,82r,82g,82b・・・光源、65r,65g,65b・・・放熱板91r,91g,91b・・・光線反射部、92・・・ライトトンネル、93・・・クロスプリズム、96r,96g,96b・・・全反射部

Claims (8)

  1. 断面形状が長方形状に形成されたインテグレータと、
    前記インテグレータの長手方向端部近傍の各側面に、一方が開口する形状の回転体を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された窪み面と、
    前記窪み面に対応する所定の位置に所定の光を射出する光源と、を備え、
    前記光源から発せられた前記光は前記窪み面で反射し、前記インテグレータ内に入射し、前記インテグレータ内で強度がほぼ均一化され出射することを特徴とする照明装置。
  2. 前記窪み面は、回転楕円面を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された反射面としたものであり、
    前記光源は前記回転楕円体の焦点位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記窪み面は、回転放物面を、回転軸を含む面で略半分とする鏡面に加工された反射面としたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記光源は発光ダイオードから構成され、
    前記インテグレータは、プラスチックから形成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 記インテグレータの断面の長手方向の側面に形成された前記窪み面に、赤の光を発する光源と、青の光を発する光源とをそれぞれ配置し、
    短手方向の側面に形成された前記窪み面に、緑の光を発する光源を配置することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記インテグレータは、
    クロスプリズムと、
    RGBの各光を発する光線反射部と、を更に備え、前記光線反射部の側面にそれぞれ前記窪みが形成されており、
    前記光源から発せられた光は、前記窪み面で反射し、前記光線反射部からクロスプリズムを介して前記インテグレータの出射面方向に導かれることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記光線反射部と、前記クロスプリズムとの間には、
    前記光源から発せられた光が、前記クロスプリズムによって反射し、前記光線反射部へと導かれることを防ぐ、空気層が設置されることを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置と、
    画像データに基づいて時分割で3原色のそれぞれの画像信号を出力する時分割駆動回路と、
    前記照明装置から発せられた前記光を前記3原色の画像信号の1つに基づく画像として表示スクリーンに反射する空間光変調器と、
    前記空間光変調器に照射される光の色を、前記時分割駆動回路から時分割で出力された前記3原色の画像信号に基づいて変化させる光制御部と、を有するプロジェクタ。
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