JP4641456B2 - Test hammer for underwater evaluation and concrete compressive strength evaluation method - Google Patents
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Description
この発明は、水中にあるコンクリートの品質評価に用いて有益な水中評価用テストハンマ、および水中にあるコンクリートの品質を非破壊で評価することのできるコンクリート圧縮強度評価方法に関する。 The present invention relates to a test hammer for underwater evaluation useful for quality evaluation of underwater concrete, and a concrete compressive strength evaluation method capable of nondestructively evaluating the quality of underwater concrete.
近年、我が国では、地震による建物等の崩壊が相次ぎ、これら構造物の耐久性、中でもその老朽化(経年劣化)や早期劣化への関心が高まりつつある。そして、このような背景から、コンクリート構造物を合理的に維持管理するための技術が特に注目されている。 In recent years, the collapse of buildings and the like due to earthquakes has continued in Japan, and there is an increasing interest in the durability of these structures, especially their aging (aging) and early deterioration. And from such a background, a technique for rationally maintaining and managing a concrete structure has attracted particular attention.
一般に、コンクリート構造物の維持管理は、まず、コンクリート構造物の現状、すなわち材料であるコンクリートの品質を評価して、その評価の結果に基づいて補修・補強等の要否を判断するようにして行われている。すなわち、コンクリート構造物の合理的なメンテナンスを実現するためには、これを構成するコンクリートの品質を正確に把握(評価)することが必要不可欠である。 In general, the maintenance and management of concrete structures is performed by first assessing the current state of concrete structures, that is, the quality of the concrete that is the material, and determining whether repair or reinforcement is necessary based on the evaluation results. Has been done. That is, in order to realize rational maintenance of a concrete structure, it is indispensable to accurately grasp (evaluate) the quality of the concrete constituting the concrete structure.
こうしたコンクリートの品質評価方法の1つとして、評価対象であるコンクリート構造物の一部分を試験コア(試験体)として抜き取って、この試験コアに対して強度試験や組成分析等の各種試験を行う手法が知られている。しかしこの方法は、評価対象のコンクリート構造物を傷つけて行ういわば破壊検査であるため、強度低下や景観の悪化を伴い、好ましくない。 One method for evaluating the quality of concrete is to extract a part of the concrete structure to be evaluated as a test core (test body) and perform various tests such as strength tests and composition analysis on the test core. Are known. However, since this method is a so-called destructive inspection performed by damaging the concrete structure to be evaluated, it is not preferable because it involves a decrease in strength and a deterioration in scenery.
そこで従来、テストハンマによりコンクリートの表面を打撃して、その反発度合から圧縮強度を推定する方法(テストハンマ法)が提案されている(特許文献1〜4参照)。この方法によれば、手軽に非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質(詳しくはその圧縮強度)を評価することが可能になるため、現状においては、この方法が主流になっている。以下、図14および図15を参照して、このテストハンマ法、並びにこの方法に用いられるテストハンマの構造について、更に説明する。なお、図14は、このテストハンマの概略構造を測定前の状態として模式的に示す断面図、図15(a)〜(d)は、同ハンマを用いた上述のテストハンマ法の測定手順を示す模式図である。
Thus, conventionally, a method (test hammer method) has been proposed in which the surface of concrete is hit with a test hammer and the compressive strength is estimated from the degree of repulsion (see
同図14に示されるように、このテストハンマは、大きくは、後端に突部Tをもつ筐体1と、該筐体1内の前端に一端が固定されたスプリング(付勢手段)2と、該スプリング2の他端に接続されたハンマー体3と、上記筐体1との相対移動(スライド移動)に基づき突出方向に収容可能に配設されたプランジャ4とを有して構成されている。詳しくは、筐体1の後端にスプリング5を介して固定されたスライド部材6が、上記プランジャ4のスライド移動を可能にしている。また、測定前においては、係止具7のフックで上記ハンマー体3がスライド部材6に係止されている。更に、筐体1内で上記プランジャ4のスライド移動を固定するストップボタン8や、同プランジャ4のスライド位置を示す目盛9等が設けられている。
As shown in FIG. 14, this test hammer is roughly composed of a
そして、こうしたテストハンマによって実際に測定を行う際には、まず、上記プランジャ4をスライドさせ、これを伸びきった状態にする。すると、上記ハンマー体3が係止具7のフックに引っ掛かってスライド部材6に固定される。
And when actually measuring with such a test hammer, the said
次にこの状態で、図15(a)に示すように、筐体1から突出したプランジャ4の先端に評価対象となるコンクリート構造物を当接させる。次いで、図15(b)に示すように、評価対象側へ更に押圧を加えることによって筐体1内へ上記プランジャ4をスライド収容していく。こうして、筐体1後端に設けられた突部Tに係止具7が当たるまで、このプランジャ4がスライド移動すると、図15(c)に示すように、係止具7の回転によりフックが外れて、上記スプリング2に付勢されたハンマー体3がプランジャ4に衝突する。そして、この衝突を受けたプランジャ4により評価対象に打撃が加えられ、図15(d)に示すように、当該評価対象の反発する分だけ、プランジャ4が筐体1内へ押し戻される(収容される)。そうして、当該評価対象の反発度合としてこのプランジャ4の位置(戻り量)を目盛9から読み取る(計測する)ことにより、このプランジャ4の位置(評価対象の反発度合)からコンクリート構造物の品質(圧縮強度)を評価する。このとき、上記プランジャ4の位置(戻り量)の読取り(計測)は、打撃(反発)後の位置変動を避けるべく、打撃後、上記ストップボタン8により上記プランジャ4のスライド移動を固定してから行うようにする。
Next, in this state, as shown in FIG. 15A, the concrete structure to be evaluated is brought into contact with the tip of the
なお、このテストハンマ法に関しては、日本工業規格(JIS)「A1153−2003/コンクリートの反発度の測定方法」や、土木学会規準(JSCE)「504−1999/硬化コンクリートのテストハンマ−強度の試験方法」にも、試験方法が規定されている。 Regarding this test hammer method, Japanese Industrial Standard (JIS) “A1153-2003 / Measurement Method of Rebound of Concrete” and Japan Society of Civil Engineers Standard (JSCE) “504-1999 / Hardness Test of Hardened Concrete” The “Method” also defines the test method.
また従来、非破壊でコンクリートの品質評価を行う方法としては、こうしたテストハンマ法のほかにも、超音波による方法が知られている。
このように、上記詳述したテストハンマ法によれば、確かに非破壊でコンクリート構造物の品質を評価することができる。しかし、このテストハンマ法は、陸上での使用しか想定されておらず、水中では筐体内に水が浸入して、水の抵抗等の影響によりハンマー体の動きが阻害され、正常に動作しない。また、超音波による方法を採用した場合も、こうした方法では、計測の部分を電子計測器に頼らざるを得ず、水中での制約が多くなる。加えて、計測器自体の価格が高価であるとともに、測定が大掛かりになってしまい、簡易に測定を行うことができないという欠点もある。このため、水中において非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質を測定しようとする場合には、結局、上述した破壊検査等に頼らざるを得ない実情にある。 Thus, according to the test hammer method described in detail above, it is possible to evaluate the quality of the concrete structure without fail. However, this test hammer method is only supposed to be used on land, and underwater, water penetrates into the casing, and the movement of the hammer body is hindered by the influence of water resistance and the like, so that it does not operate normally. In addition, even when an ultrasonic method is employed, such a method has to rely on an electronic measuring instrument for measurement, and there are many restrictions in water. In addition, the cost of the measuring instrument itself is high, and there are also disadvantages that the measurement becomes large and the measurement cannot be performed easily. For this reason, when it is going to measure the quality of the concrete which comprises a concrete structure non-destructively in water, it exists in the situation which must rely on the destructive inspection etc. which were mentioned above after all.
しかしながら、コンクリート構造物を合理的に維持管理する上では、コンクリート構造物の水中部分の品質評価も、陸上部分の品質評価と同様に重要である。事実、我が国には、ライフラインとしての上下水道施設や、港湾施設、ダム、橋など、一部が常時水中にあるコンクリート構造物が多く存在し、これらの施設では、陸上部分だけでなく、水中部分の品質も、定量的に評価することが施設管理の観点から望まれている。また、これら施設の中には地下に埋まっているものもあり、例えば地下に埋まった貯水用のタンク等においては、内側(水中)からでないと測定自体を行うことができない実情にあることも、コンクリートの水中評価の実現が待望される理由の1つである。ただし、陸上での評価技術として既に確立されたテストハンマ法と全く異なる方法を採用した場合には、多くの不都合を伴ってしまうという問題もある。第一に、測定器具の開発を一から行わなければならず、多大な手間と時間、そして費用がかかる。第二に、これまで蓄積してきたテストハンマ法の測定データや測定ノウハウが無駄になってしまう。 However, in order to rationally maintain and manage the concrete structure, the quality evaluation of the underwater part of the concrete structure is as important as the quality evaluation of the land part. In fact, there are many concrete structures such as water and sewage facilities as lifelines, harbor facilities, dams, bridges, etc. that are always underwater in these facilities. From the viewpoint of facility management, it is desirable to quantitatively evaluate the quality of parts. In addition, some of these facilities are buried underground. For example, in storage tanks buried underground, it can be measured only from the inside (underwater). This is one of the reasons for the realization of underwater evaluation of concrete. However, when a completely different method from the already established test hammer method is adopted as an on-shore evaluation technique, there is also a problem that many disadvantages are involved. First, the measurement instrument must be developed from scratch, which requires great effort, time, and cost. Secondly, the measurement data and measurement know-how of the test hammer method accumulated so far are wasted.
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、陸上での簡便な評価技術として既に確立されているテストハンマ法を基に、水中において非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を好適に且つ円滑に行うことのできる水中評価用テストハンマおよびコンクリート圧縮強度評価方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and based on the test hammer method that has already been established as a simple evaluation technique on land, quality evaluation of concrete that constitutes a concrete structure nondestructively in water. It is an object of the present invention to provide a test hammer for underwater evaluation and a method for evaluating concrete compressive strength, which can be carried out suitably and smoothly.
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、前述したテストハンマ法に用いられる水中評価用テストハンマとして、筐体、プランジャ及びハンマー体を有して構成され、前記筐体から突出したプランジャの先端に評価対象が当接した状態から更に同評価対象側へ押圧が加えられることによって前記プランジャが前記筐体内へスライド収容されることに基づき同筐体内で付勢されたハンマー体が前記プランジャに衝突することで前記プランジャを介して前記評価対象へ加えた打撃に対する前記評価対象の反発度合を計測するハンマ本体と、該ハンマ本体を被包する被包部、および該被包部に形成されたプランジャ用突出口と前記プランジャとの間を摺動可能にシールするシール部を有して構成されて前記ハンマ本体を耐水密閉する耐水密閉容器とを備える構造とする。
In order to achieve such an object, in the invention described in
前述したように、既存の陸上タイプのテストハンマには防水性がないため、そのままの状態でテストハンマを水中に入れると、テストハンマの筐体内部に水が浸入し、水の抵抗により測定時のハンマー体の動きが阻害されてしまう。この点、上記テストハンマ(ハンマ構造)では、ハンマ本体が密閉されることにより、筐体内に水が浸入しなくなる。すなわち、こうした構造を採用することとすれば、既存の陸上タイプのテストハンマをそのまま水中で使用して、陸上での簡便な評価技術として既に確立されているテストハンマ法を基に、水中において非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を好適に且つ円滑に行うことが可能になる。 As mentioned above, existing land-type test hammers are not waterproof, so if you put the test hammer in the water as it is, water will enter the inside of the test hammer housing, and the resistance of the water will cause the measurement. The movement of the hammer body will be hindered. In this respect, in the test hammer (hammer structure), the hammer body is sealed, so that water does not enter the housing. In other words, if such a structure is adopted, the existing land-type test hammer is used as it is in the water, and it is not submerged in the water based on the test hammer method that has already been established as a simple evaluation technique on land. It becomes possible to perform the quality evaluation of the concrete which comprises a concrete structure by destruction suitably and smoothly.
また、前記耐水密閉容器について、前記被包部と前記ハンマ本体との間に所定の空隙が形成された構造とする。 Also, for the previous SL water sealed container, and the predetermined gap between the hammer body and encapsulation part is formed structure.
こうした空隙を設けることで、水中において浮力が働き、その分軽くなって、扱い易くなる。
ただし、空隙を大きく設定し過ぎてしまうと、今度は別の問題(課題)の生じることが懸念される。すなわち、水中でハンマから手を離すとハンマが浮き上がってしまうという問題である。こうした水中評価用テストハンマを水中で使用する場合は、空気ボンベを背負って水中で作業することが想定されるため、実際に空気ボンベを背負って作業を行ってみた。その結果、作業中誤ってハンマから手を離したときに浮力でハンマが浮き上がってしまう状況では、作業者(ダイバー)が水中で安定姿勢を保って測定を行うことはやはり困難であった。
By providing such a gap, buoyancy works in the water, and it becomes lighter and easier to handle.
However, if the gap is set too large, there is a concern that another problem (problem) may occur. That is, there is a problem that when the hand is released from the hammer underwater, the hammer will be lifted. When such a test hammer for underwater evaluation is used underwater, it is assumed that the work is carried out underwater with an air cylinder on its back. Therefore, the work was actually carried with the air cylinder on its back. As a result, in a situation where the hammer is lifted by buoyancy when the hand is accidentally released during the work, it is still difficult for the worker (diver) to perform measurement while maintaining a stable posture in water.
そこで、こうした問題(課題)を解決すべく発明者は、当該テストハンマの重量をW、水の密度をρ、前記ハンマ本体の筐体の容積をVM、前記ハンマ本体の筐体と前記耐水密閉容器との容積差をVS、前記プランジャの体積をVPとするとき、「(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立する水中評価用テストハンマを考案した。 Accordingly, the inventors in order to solve these problems (problem) is the weight of those the test hammer is W, the density of water [rho, wherein the volume of the housing of the hammer body VM, the housing of the hammer body water When the volume difference from the sealed container is VS and the volume of the plunger is VP, the relational expression “(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1” holds. A test hammer for underwater evaluation was devised.
詳しくは、重力加速度をgとするとき、当該テストハンマに作用する浮力は、「ρ×(VM+VS+VP)×g」と表せる。一方、当該テストハンマに作用する重力は、「W×g」と表せる。すなわち、当該テストハンマが浮き上がらないようにするには、「ρ×(VM+VS+VP)×g ≦ W×g」なる関係式が成立すればよい。そして、この関係式を変形すると、上記「(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」になる。すなわち上記構造によれば、前述したハンマが浮き上がってしまう問題(課題)が、原理・原則的な根拠をもって的確に解決されるようになる。また、海での使用も想定すれば、海では水面に養殖用の生け簀等、水中に海草や魚網等の障害物が多く存在する。このとき、ハンマの放出を防ごうとしてロープ等でテストハンマを作業者(ダイバー)に固定すれば、作業の邪魔になる可能性が高い。こうした不都合を的確に避ける上においても、上記構造の意義は大きい。なお、測定時の作業性を更に向上させることを考えれば、浮き上がりも沈みもしない(中性浮力になる)条件「(VS/VP)=(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」の成立する構造であることがより望ましい。 Specifically, when the gravitational acceleration is g, the buoyancy acting on the test hammer can be expressed as “ρ × (VM + VS + VP) × g”. On the other hand, the gravity acting on the test hammer can be expressed as “W × g”. That is, in order to prevent the test hammer from rising, a relational expression “ρ × (VM + VS + VP) × g ≦ W × g” may be satisfied. When this relational expression is modified, the above-mentioned “(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1” is obtained. That is, according to the above structure, the above-described problem (problem) that the hammer is lifted can be accurately solved based on the principle and the principle basis. Assuming use in the sea, there are many obstacles such as seaweeds and fish nets in the water. At this time, if the test hammer is fixed to an operator (diver) with a rope or the like in an attempt to prevent the release of the hammer, there is a high possibility that the work will be disturbed. In order to avoid such inconveniences, the above structure is significant. In consideration of further improving the workability at the time of measurement, the condition “(VS / VP) = (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) where neither lift nor sink (becomes neutral buoyancy)” It is more desirable that the structure is such that) -1 "is established.
また、上記構造によれば、水中実験により確認された別の不都合も抑制されるようになる。これは、プランジャにスライド不良(フリーズ現象)が生じるという問題である。詳しくは、上記水中評価用テストハンマの一形態を用いて水中で作業したところ、プランジャがスライドしにくくなって(フリーズして)、測定前の準備をするときにこれが完全に伸びきらなくなるという問題が確認された。しかし、上記構造のように、前記被包部と前記ハンマ本体との間に所定の空隙を設けることで、このスライド不良(フリーズ現象)が生じなくなることが分かった。 Further, according to the above Ki構 granulation, also to be suppressed Another disadvantage confirmed by underwater experiments. This is a problem that a slide failure (freeze phenomenon) occurs in the plunger. Specifically, when working in water using one form of the above-described test hammer for underwater evaluation, the plunger is difficult to slide (freezes) and cannot be fully extended when preparing for measurement. Was confirmed. However, as above Ki構 concrete, said by providing a predetermined gap between the hammer body and encapsulation section, the slide failure (freeze phenomenon) was found to not occur.
更に、発明者が、このフリーズ現象について検討を重ねた結果、次のような不良発生メカニズムを導き出すことができた。
すなわち、評価対象へ打撃を加えるプランジャは、測定後にあっては、上記ハンマ本体の筐体内にスライド収容された状態にある。次の測定を行うためには、これを完全に伸びきった状態にしなければならないため、測定開始前には、プランジャを伸びきった状態に戻す作業が行われる。陸上では問題なく行うことのできた作業であるが、これを周囲に空気(大気)のない環境、水中で行った場合には、当該ハンマ本体の筐体内に圧力変動が生じる。具体的には、陸上で密閉されたハンマ本体の筐体内は、通常、大気圧(ほぼ1気圧)に密閉されている。こうした密閉状態で、プランジャをスライドさせ、これを伸びきった状態に戻すと、筐体外へスライド移動したプランジャの体積分だけ、当該ハンマ本体の筐体内の体積(容積)が急増し、同筐体内の圧力は減少する(周知のボイル・シャルルの法則)。
Furthermore, as a result of the inventor's repeated examination of the freeze phenomenon, the following failure generation mechanism was able to be derived.
That is, the plunger that strikes the evaluation target is in a state of being slidably accommodated in the housing of the hammer body after measurement. In order to perform the next measurement, this must be fully extended. Therefore, before starting the measurement, an operation of returning the plunger to the fully extended state is performed. Although this work can be performed without any problem on land, when this is performed in an environment where there is no air (atmosphere) in the surroundings or in water, pressure fluctuations occur in the housing of the hammer body. Specifically, the interior of the hammer body sealed on land is normally sealed at atmospheric pressure (approximately 1 atmosphere). When the plunger is slid in this sealed state and returned to the fully extended state, the volume (volume) of the hammer body within the housing increases rapidly by the volume of the plunger that has been slid out of the housing. The pressure of the is reduced (the well-known Boyle-Charles law).
発明者は、こうした現象(筐体内の圧力減少)により、プランジャ突出口に設けられた防水シール部材が耐水密閉容器の内側へ引き付けられ(水圧で押され)、該防水シール部材がプランジャ突出口、ひいてはプランジャ自体を強く締め付ける(シール部材が浸水を防ごうとしてシール機能を高める)ようになるために、前述したフリーズ現象が引き起こされるようになる、すなわち、前記ハンマ本体と前記耐水密閉容器との間に所定の空隙を設けることで、この圧力減少が低く抑えられ、結果、水中で上述の準備作業を行った場合においても、前述したフリーズ現象が生じなくなると考えた。 As a result of such a phenomenon (decrease in pressure in the housing), the inventor attracted the waterproof seal member provided in the plunger projecting port to the inside of the watertight sealed container (pressed by water pressure), and the waterproof seal member is thus tightening the plunger itself strongly to become (seal member enhances a sealing function as attempt to prevent flooding), so caused is frozen phenomenon described above, i.e., the front Symbol hammer body and said water-sealed container By providing a predetermined gap in between, this pressure decrease can be suppressed low, and as a result, the above-described freeze phenomenon is considered not to occur even when the above-described preparatory work is performed in water.
そして、更にこのメカニズムを発展させて、前記ハンマ本体と前記耐水密閉容器との間に空隙を設けた場合であっても、上述したプランジャのスライド移動に伴うハンマ本体の筐体内の圧力変動に起因して、この空隙(筐体外空隙)と、前記ハンマ本体の筐体内の空間(筐体内空間)との間で圧力の平衡が崩れ、筐体外空隙から筐体内空間へ気体の移動が起こってしまえば、結局、上記筐体外空隙の圧力が減少して、上述の防水シール部材の引付けが生じてしまう可能性があると考えた。 And even if this mechanism is further developed and a gap is provided between the hammer body and the watertight sealed container, it is caused by the pressure fluctuation in the housing of the hammer body accompanying the slide movement of the plunger described above. As a result, the pressure balance is lost between the gap (outside the casing) and the space inside the housing of the hammer body (inside the casing), causing gas to move from the outside gap to the inner space. For example, it was considered that the pressure in the outer space outside the casing would eventually decrease, and the above-mentioned waterproof seal member might be attracted.
そして、こうした不良発生メカニズムの解析に基づいて、上記ハンマ本体の筐体と耐水密閉容器との容積差(上記筐体外空隙の容積)VSを上記プランジャの体積VPに対して大きく設定すれば、この空隙(筐体外空隙)の圧力減少を低く抑えることができ、結果、水中で上述の準備作業を行った場合においても、前述したフリーズ現象は生じなくなると考え、前記ハンマ本体の筐体と前記耐水密閉容器との容積差をVS、前記プランジャの体積をVPとするとき、「VS/VP」なる関係式で表される体積比が、水中で前記プランジャにスライド不良(フリーズ現象)の生じない程度に大きく設定された水中評価用テストハンマを考案した。発明者の実験では、前記シール部としてニトリル系のオイルシールを用い、前記「VS/VP」なる関係式で表される体積比を「4」に設定して作業を行った結果、実際の作業が想定される水深20mまで、前述したフリーズ現象を生じさせることなく円滑に、非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を行うことのできることが確認されている。なお、実験結果に基づけば、かかる体積比が「4」の場合に、30m付近までは、フリーズ現象が生じないであろうと推測される。また、かかる体積比は、「4」に限定されるものではなく、「3」以上であればフリーズ現象は回避可能である。ただし、この体積比が「4」以上であるときに、より好ましい動作が得られるようになる。 Based on the analysis of the failure occurrence mechanism, if the volume difference (volume of the void outside the housing) VS between the housing of the hammer body and the watertight sealed container is set larger than the volume VP of the plunger, voids can be suppressed low pressure decreased (housing outer voids), the result, even when performing the preparatory work described above in water, thought not occur freeze phenomenon described above, the housing of the previous SL hammer body wherein When the volume difference from the watertight sealed container is VS and the volume of the plunger is VP, the volume ratio represented by the relational expression “VS / VP” does not cause a slide failure (freeze phenomenon) in the plunger in water. We have devised a test hammer for underwater evaluation that is set to a large extent. In the inventor's experiment, a nitrile oil seal was used as the seal part, and the volume ratio represented by the relational expression “VS / VP” was set to “4”. It has been confirmed that the quality evaluation of concrete constituting a concrete structure can be performed smoothly and non-destructively up to a water depth of 20 m, without causing the above-mentioned freeze phenomenon. Based on the experimental results, when the volume ratio is “4”, it is estimated that the freeze phenomenon will not occur until around 30 m. Further, the volume ratio is not limited to “4”, and if it is “3” or more, the freeze phenomenon can be avoided. However, a more preferable operation can be obtained when the volume ratio is “4” or more.
また、空隙を設けることで、密閉容器内の容積(体積)が大きくなるため、水中においてプランジャのスライド移動に伴う圧力変化が小さくなる(周知のボイル・シャルルの法則)。このため、上記構造によれば、小さな力でプランジャをスライド移動(突没)させることが可能になり、ひいては測定開始前のプランジャを伸びきった状態に戻す作業などもより容易となる。 Moreover, since the volume (volume) in an airtight container becomes large by providing a space | gap, the pressure change accompanying the slide movement of a plunger in water becomes small (the well-known Boyle-Charles law). Therefore, according to the above Ki構 granulation, it is possible to slide the plunger with a small force (projecting and retracting) become more easy such operations to return to the state in which stretched and thus before the start of measurement plunger.
更に、水中深くなったり、浅くなったりして、深度が大きく異なるようなところでの使用を考えた場合には、請求項2に記載の発明によるように、上記請求項1に記載の水中評価用テストハンマにおいて、前記被包部に、前記耐水密閉容器内の圧力を調整する吸気弁および排気弁が設けられた構造とすることが有効である。
Additionally, water or deeper, with or shallow, when considering the use of in place like depths are significantly different, such as by the invention of
このように、耐水密閉容器に対して、同容器内の圧力(特に上記筐体外空隙の圧力)を調整する吸気弁(加圧用)および排気弁(減圧用)を設けるようにすれば、吸気弁を通じて容器内の圧力を高めることによって、上記請求項1に記載の発明と同様、前述したフリーズ現象が防止されるようになる。しかも、こうした構造によれば、吸気弁を通じて過度に吸気してしまった場合には、排気弁を通じて容器内の圧力を適度な圧力に調整することができるようになる。なお、実際に使用するときには、上記吸気弁にホースを接続して、例えば作業者自身の背負っている呼吸用の空気ボンベ等によって加圧を行うようにする。そして、水深と共に変化する水圧に対応して、作業場所毎に最適になるように、上記耐水密閉容器内の圧力を調整すれば、より確実に前述したフリーズ現象が防止されるようになる。具体的には、例えば深いところから浅いところへ浮上して作業するときには、水中深くなればなるほど水圧が高くなるため、容器内の空気が外へ出て代わりに容器内へ水が入ってくる可能性がある。こうした場合も、上記構造によれば、排気弁によって減圧するようにすることで、容器内への水の浸入を防ぐことができる。また、圧力の調整を円滑に行うためには、これら吸気弁および排気弁として、所定の設定値に容器内の圧力を自動調整すべく自動的に開・閉弁してくれるような弁(通常は逆支弁)を用いることがより有効である。 In this way, if an intake valve (for pressurization) and an exhaust valve (for decompression) that adjust the pressure inside the container (particularly the pressure of the gap outside the casing) are provided for the watertight sealed container, the intake valve By increasing the pressure in the container through, the freeze phenomenon described above can be prevented as in the first aspect of the invention. Moreover, according to such a structure, when excessive intake is performed through the intake valve, the pressure in the container can be adjusted to an appropriate pressure through the exhaust valve. In actual use, a hose is connected to the intake valve, and pressurization is performed by, for example, a breathing air cylinder carried by the operator himself. And if the pressure in the said water-resistant airtight container is adjusted so that it may become optimal for every work place corresponding to the water pressure which changes with water depth, the freeze phenomenon mentioned above will be prevented more reliably. Specifically, for example, when working from a deep place to a shallow place, the deeper the water, the higher the water pressure, so the air in the container can go out and water can enter the container instead. There is sex. Even in such a case, according to the above structure, water can be prevented from entering the container by reducing the pressure by the exhaust valve. In addition, in order to smoothly adjust the pressure, these intake valves and exhaust valves are valves that automatically open and close to automatically adjust the pressure in the container to a predetermined set value (usually It is more effective to use a reverse valve.
他方、請求項3に記載の発明では、評価対象であるコンクリートを打撃したときに加わるテストハンマへの反発度合の測定に基づいて、前記評価対象であるコンクリートの圧縮強度を評価する方法として、請求項1または2に記載の水中評価用テストハンマによって水中で前記評価対象であるコンクリートを打撃して前記水中評価用テストハンマへの反発度合を計測する工程と、該水中評価用テストハンマによる求関係式用コンクリートの打撃を予め水中で行って求めておいた該水中における反発度合と求関係式用コンクリートの圧縮強度との関係式に基づいて、前記水中評価用テストハンマへの反発度合を前記評価対象であるコンクリートの圧縮強度に換算する工程、とを備える方法とする。
On the other hand, in the invention according to
ところで、上記請求項1または2に記載の水中評価用テストハンマも含め、陸上評価用テストハンマを防水加工して作製される水中評価用テストハンマを用いてコンクリート構造物の品質評価を行う場合には、テストハンマの構造が既存の陸上評価用テストハンマと異なる上、測定環境も大きく異なるため、既存の陸上での反発度合とコンクリートの圧縮強度との関係式を用いることができない。この点、上記方法のように、求関係式用コンクリートへの打撃を予め水中で行って関係式を求めておくようにすれば、より正確な関係式に基づいて、より高い精度でコンクリートの圧縮強度を測定することができるようになる。また、同種の水中評価用テストハンマを用いた場合であっても、使用ハンマの変更に伴い、これらテストハンマの構造上の差異等に起因して正確な評価(圧縮強度)が得られなくなることが懸念される。この場合は、テストハンマ毎に反発度合と圧縮強度との関係式を求めることで、これらテストハンマ間に生じる評価ばらつきによることなく、より正確な圧縮強度の測定が可能になる。なお、こうした測定方法は、耐水密閉容器を備える上記テストハンマに適用して特に有効である。
By the way, when evaluating the quality of a concrete structure using an underwater evaluation test hammer produced by waterproofing a land evaluation test hammer including the underwater evaluation test hammer according to
また、製造方法の観点から考慮すれば、水中試験のデータに基づいて、「(前記ハンマ本体の筐体と前記耐水密閉容器との容積差VS)/(前記プランジャの体積VP)」の式で表される体積比が水中で前記プランジャにスライド不良(フリーズ現象)の生じない程度に大きくなるように、前記耐水密閉容器の形状を設計する方法を採用することが有効である。こうした製造方法によれば、前記ハンマ本体(既存のハンマ)の設計に一切の手を加えることなく、新たに追加された耐水密閉容器の形状設計のみによって、例えば上記請求項1または2に記載のような、陸上での評価技術として既に確立されているテストハンマ法を基に、水中において非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を好適に且つ円滑に行うことのできる水中評価用テストハンマが実現(製造)されるようになる。
Further, from the viewpoint of the manufacturing method, based on the data of the underwater test, the equation “(volume difference VS between the housing of the hammer body and the watertight sealed container) / (volume of the plunger VP)” is used. It is effective to adopt a method of designing the shape of the watertight sealed container so that the volume ratio expressed is increased to such an extent that no sliding failure (freeze phenomenon) occurs in the plunger. According to such a manufacturing method, for example, according to the above-described
また一方、当該テストハンマの重量をW、水の密度をρ、前記ハンマ本体の筐体の容積をVM、前記ハンマ本体の筐体と前記耐水密閉容器との容積差をVS、前記プランジャの体積をVPとするとき、「(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立するように、前記耐水密閉容器の形状を設計する方法を採用することとすれば、同様に前記ハンマ本体(既存のハンマ)の設計には一切の手を加えることなく、新たに追加された耐水密閉容器の形状設計のみによって、前述したような、水中でも浮き上がらず測定時の作業性に優れた水中評価用テストハンマが実現(製造)されるようになる。なお、上記「(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式を成立させる方法としては、重りなどを付けて当該テストハンマの重量を変更する(増大させる)ことも考えられる。しかしこの場合は、テストハンマ自体が重くなってしまうことで、結局、作業性の悪化を招いてしまう。こうした意味においても、この方法の意義は大きい。 On the other hand, the weight of the test hammer is W, the density of water is ρ, the volume of the housing of the hammer body is VM, the volume difference between the housing of the hammer body and the watertight sealed container is VS, and the volume of the plunger Is a method of designing the shape of the watertight sealed container so that the relational expression “(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1” is satisfied. In the same manner, the above-described hammer body (existing hammer) is not modified at all, and only the shape of the newly added watertight sealed container is used. In particular, a test hammer for underwater evaluation excellent in workability at the time of measurement that does not float up is realized (manufactured). As a method for establishing the relational expression “(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1”, the weight of the test hammer is changed by adding a weight or the like. It is conceivable to increase (increase). However, in this case, the test hammer itself becomes heavier, and eventually the workability is deteriorated. In this sense, the significance of this method is great.
以下、図1〜図13を参照して、この発明に係る水中評価用テストハンマおよびコンクリート圧縮強度評価方法を具体化した一実施の形態について説明する。なお、図1に示されるように、この実施の形態に係るテストハンマも、先の図14に示したような既存のハンマ(陸上評価用テストハンマ)、いわゆるシュミット式のテストハンマを基本として構成されている。ただし、このテストハンマにおいては、耐水密閉容器が新たに設けられることによって、このテストハンマが被包されるかたちで耐水密閉されている。このように、この実施の形態においては、既存の陸上タイプのテストハンマをそのまま水中で使用して、陸上での評価技術として既に確立されているテストハンマ法を基に、水中において非破壊で行うことのできるコンクリートの品質評価を実現するようにしている。 Hereinafter, an embodiment embodying a test hammer for underwater evaluation and a concrete compressive strength evaluation method according to the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the test hammer according to this embodiment is also configured based on the existing hammer (land evaluation test hammer) as shown in FIG. 14, that is, a so-called Schmitt test hammer. Has been. However, in this test hammer, a water-resistant airtight container is newly provided, so that the test hammer is sealed in a water-resistant manner so as to be encapsulated. As described above, in this embodiment, the existing land type test hammer is used as it is in the water, and the test hammer method already established as a land evaluation technique is performed non-destructively in the water. The quality evaluation of concrete that can be done is realized.
はじめに、図1および図2を参照して、この水中評価用テストハンマの概略構造について説明する。なお、図1は先の図14に対応する断面図、図2(a)はこのテストハンマの外観構造を示す斜視図、図2(b)はこのテストハンマをプランジャ用突出口側からみた平面図である。また、これら各図において、先の図14に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付して示しており、それら要素についての重複する説明は割愛する。 First, the schematic structure of the test hammer for underwater evaluation will be described with reference to FIGS. 1 and 2. 1 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 14, FIG. 2 (a) is a perspective view showing the external structure of the test hammer, and FIG. 2 (b) is a plan view of the test hammer as seen from the plunger projection opening side. FIG. Also, in these drawings, the same elements as those shown in FIG. 14 are denoted by the same reference numerals, and redundant description of these elements is omitted.
同図1に示すように、このテストハンマは、基本的には、上記シュミット式のテストハンマであるハンマ本体HMと、例えばアクリル等からなる耐水密閉容器VLとを有して構成されている。このうち、既存の陸上タイプのテストハンマであるハンマ本体HM自体の構造については、既に詳述したため、ここではその説明を割愛する(図14参照)。 As shown in FIG. 1, this test hammer basically includes a hammer body HM which is the Schmitt test hammer and a water-resistant airtight container VL made of, for example, acrylic. Among these, since the structure of the hammer body HM itself, which is an existing land type test hammer, has already been described in detail, the description thereof is omitted here (see FIG. 14).
他方、上記耐水密閉容器VLは、上記ハンマ本体HMを被包する部分(被包部)と、密閉状態を保つべく外部へ連通される箇所をシールする部分(シール部)とを有して構成されている。詳しくは、例えばプランジャ用突出口APに対しては、該突出口APと上記ハンマ本体HMのプランジャ4との間を摺動可能にシールする防水シール部材S1が設けられ、また、ストップボタン8の設置箇所に対しては、該ストップボタン8のスイッチング動作を可能としながら水の浸入を防ぐ防水シール部材S2が設けられている。
On the other hand, the watertight sealed container VL includes a portion (encapsulating portion) for encapsulating the hammer body HM and a portion (seal portion) for sealing a portion communicated to the outside in order to maintain a sealed state. Has been. Specifically, for example, a waterproof seal member S1 that slidably seals between the protrusion AP and the
図3に、この水中評価用テストハンマの断面構造の詳細を示し、こうした防水シール構造について更に説明する。また、図4には、同テストハンマの断面構造を、耐水密閉容器VLだけの状態で示す。なお、図3において、(a)は同テストハンマの断面構造を示す断面図、(b)は(a)中の領域A(プランジャ用突出口付近)を拡大して示す拡大断面図である。 FIG. 3 shows the details of the cross-sectional structure of the test hammer for underwater evaluation, and the waterproof seal structure will be further described. FIG. 4 shows the cross-sectional structure of the test hammer with only the watertight sealed container VL. 3A is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure of the test hammer, and FIG. 3B is an enlarged cross-sectional view showing an area A (near the protruding hole for the plunger) in FIG.
ここでは、防水シール部材S1にニトリル系のオイルシールを、防水シール部材S2にOリング(2本)を採用することで、水深「20m」の水圧にも耐え得る耐水密閉を実現している。また、プランジャ用突出口APの防水シール部材S1として、十分な柔軟性を有する素材(ここではニトリル系)のシール部材を用いたことにより、プランジャ4のスライド動作(突没動作)を阻害することなく、外部からの水の浸入を防止するために十分なシール(締り具合)が確保されるようになる。
Here, a nitrile oil seal is used for the waterproof seal member S1, and two O-rings are used for the waterproof seal member S2, thereby realizing a waterproof seal that can withstand water pressure at a water depth of “20 m”. Further, by using a sealing member made of a material having sufficient flexibility (here, nitrile type) as the waterproof sealing member S1 of the plunger projection AP, the sliding operation (protruding operation) of the
こうした耐水密閉容器VLおよびハンマ本体HMを備えるこの水中評価用テストハンマは、容器VL内に、被包されるかたちでハンマ本体HMが耐水密閉されて構成されている。そして、測定時にハンマ本体HMが容器VL内で自由に動くと、計測精度に影響を与えて正確な計測を妨げてしまうため、上記ハンマ本体HMが、容器VL内で所定の位置に固定されている。これにより、水中で繰り返し計測を行った場合であれ、その再現性が確保されるようになる。特に計測の回数を増やして精度を上げる場合には、こうした構造を採用することが重要である。 This test hammer for underwater evaluation provided with such a water-resistant airtight container VL and a hammer body HM is configured such that the hammer body HM is water-tightly sealed in a form encapsulated in the container VL. If the hammer body HM freely moves in the container VL during measurement, the measurement accuracy is affected and the accurate measurement is prevented. Therefore, the hammer body HM is fixed at a predetermined position in the container VL. Yes. Thereby, even if it is a case where it measures repeatedly in water, the reproducibility comes to be ensured. In particular, it is important to adopt such a structure when increasing the number of measurements to improve accuracy.
また、耐水密閉容器VL(詳しくはその被包部)とハンマ本体HMとの間には、空隙SCが形成されている。この空隙SCの体積は、ハンマ本体HMの筐体1と容器VLとの容積差に相当し、これをVS、プランジャ4の体積をVPとすると、「VS/VP」なる関係式で表される体積比は、「4」に設定されている。これにより、少なくとも実際の作業が想定される水深「20m」までは、前述したフリーズ現象を生じさせることなく円滑に、非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を行うことができるようになる。また、こうした空隙SCを設けることで、小さな力でプランジャ4をスライド移動させることも可能になり、ひいては測定開始前のプランジャ4を伸びきった状態に戻す作業などもより容易となる。
In addition, a gap SC is formed between the water-resistant airtight container VL (specifically, its enveloping part) and the hammer body HM. The volume of the gap SC corresponds to the volume difference between the
また更に、当該水中評価用テストハンマの重量をW、水の密度をρ、ハンマ本体HMの筐体1の容積をVMとするとき、「(VS/VP)=(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立するように、各パラメータが設定されている。これにより、水中で浮き上がりも沈みもしない中性浮力がとれて、水中での作業性が大幅に向上するとともに極めて円滑な反発度合の計測が可能になる。
Furthermore, when the weight of the test hammer for underwater evaluation is W, the density of water is ρ, and the volume of the
また、この実施の形態において、上記水中評価用テストハンマを製造する際には、
・上記「VS/VP」の式で表される体積比が、水中でプランジャ4に前述したフリーズ現象の生じない程度(ここでは「4」)に大きくなる。
・上記「(VS/VP)=(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立する。
という条件を満たすように、上記耐水密閉容器VLの形状を設定することとする。こうすることで、上記ハンマ本体HM(既存のハンマ)の設計に一切の手を加えることなく、新たに追加された耐水密閉容器VLの形状設計のみによって、上記水中評価用テストハンマが実現(製造)されることになる。なお、上記体積比「VS/VP」が、フリーズ現象の生じない程度に大きいか否かの判断は、水中試験のデータに基づいて行うこととする。また、テストハンマ法に用いられるべきプランジャの径は、日本工業規格(JIS)の規格で決まっている。
Further, in this embodiment, when manufacturing the test hammer for underwater evaluation,
The volume ratio represented by the formula “VS / VP” increases to such an extent that the above-mentioned freeze phenomenon does not occur in the
The relational expression “(VS / VP) = (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1” is established.
The shape of the watertight sealed container VL is set so as to satisfy the condition. In this way, the test hammer for underwater evaluation is realized (manufactured) only by designing the shape of the newly added water-resistant airtight container VL without making any changes to the design of the hammer body HM (existing hammer). ) Will be. Whether the volume ratio “VS / VP” is large enough not to cause the freeze phenomenon is determined based on the data of the underwater test. The diameter of the plunger to be used in the test hammer method is determined by the Japanese Industrial Standard (JIS) standard.
次に、上記水中評価用テストハンマを用いたコンクリート圧縮強度評価方法について説明する。なお、こうした水中評価用テストハンマを用いてコンクリートの品質(詳しくはその圧縮強度)を評価する場合も、基本的には、先の図15(a)〜(d)に示した手順と同様の手順をもって反発度合の計測が行われる。 Next, a concrete compressive strength evaluation method using the underwater evaluation test hammer will be described. Even when the quality of concrete (specifically, its compressive strength) is evaluated using such a test hammer for underwater evaluation, the procedure is basically the same as that shown in FIGS. 15 (a) to (d). The rebound degree is measured according to the procedure.
すなわち、図1に示したように、プランジャ4の伸びきった状態で、該プランジャ4の先端に評価対象(コンクリート)を当接させ、更に同評価対象側へ押圧を加えていく。そして、図5に示すように、係止具7が突部Tに当たるまでいくと、筐体1内で付勢されたハンマー体3がプランジャ4に衝突し、該プランジャ4を介して評価対象へ打撃が加えられるので、ストップボタン8でプランジャ4のスライド移動を固定してから、このときの評価対象の反発度合としてプランジャ4の位置(戻り量)を計測することとする。
That is, as shown in FIG. 1, with the
ただし、今度は測定が水中で行われるため、測定する場所毎に最適な測定方法を選択するようにする。例えば水深の深い所で作業を行う場合には、作業者が空気ボンベを背負うなどして、呼吸のできる状態で作業する必要がある。また、水中でコンクリートの品質評価を行う場合は、テストハンマの構造が既存の陸上評価用テストハンマと異なる上、測定環境も大きく異なるため、既存の陸上での反発度合とコンクリートの圧縮強度との関係式を用いることができない。このため、この実施の形態では、求関係式用コンクリートの打撃を予め水中で行って、テストハンマ毎に、水中における反発度合と求関係式用コンクリートの圧縮強度との関係式を求めることとする。 However, since the measurement is performed underwater this time, an optimal measurement method is selected for each measurement location. For example, when working in a deep water place, it is necessary for the worker to work in a breathable state by carrying an air cylinder on his back. In addition, when evaluating concrete quality underwater, the structure of the test hammer is different from that of the existing test hammer for land evaluation, and the measurement environment is also greatly different. Therefore, the degree of repulsion on the existing land and the compressive strength of the concrete Relational expressions cannot be used. For this reason, in this embodiment, the concrete for the relational expression is hit in water in advance, and the relational expression between the degree of repulsion in water and the compressive strength of the concrete for the relational expression is obtained for each test hammer. .
詳しくは、供試体(求関係式用コンクリート)を用意し、上記水中評価用テストハンマを用いて水中でその反発度合の計測を行うとともに、同供試体の圧縮強度を適宜の圧縮試験により別途測定し、該供試体についての水中における反発度合と圧縮強度との関係式を求めることとする。なお、こうした関係式の一般性を確保するためには、より多種類のコンクリート配合の供試体、また、より多くの材齢の供試体について、こうした関係式を求めることが望ましい。更に、水圧がテストハンマに与える影響を把握すべく異なる水圧環境下で同一の供試体に対して打撃(反発度合の計測)を行って、必要に応じて水圧の影響を補正することも有効である。 For details, prepare a specimen (concrete for relational expression), measure the degree of repulsion in water using the test hammer for underwater evaluation, and separately measure the compressive strength of the specimen by an appropriate compression test. Then, a relational expression between the degree of repulsion in water and the compressive strength of the specimen is obtained. In order to secure the generality of such a relational expression, it is desirable to obtain such a relational expression for specimens with a greater variety of concrete blends and for specimens with more ages. Furthermore, it is also effective to perform impact (measurement of the degree of repulsion) on the same specimen under different water pressure environments in order to understand the effect of water pressure on the test hammer, and to correct the water pressure effect as necessary. is there.
図6に、求めた関係式の一例(供試体:材齢「8日」のコンクリート)を示す。なお、この図6において、一点鎖線(菱形)にて示されるデータは、既存の陸上評価用テストハンマによる陸上での測定結果、また破線(矩形)にて示されるデータは、上記水中評価用テストハンマによる陸上での測定結果、また実線(三角)にて示されるデータは、同水中評価用テストハンマによる水中での測定結果、をそれぞれ示すものである。 FIG. 6 shows an example of the obtained relational expression (specimen: concrete of age “8 days”). In FIG. 6, the data indicated by the alternate long and short dash line (diamonds) is the measurement result on land by the existing land evaluation test hammer, and the data indicated by the broken line (rectangle) is the underwater evaluation test. The measurement results on land using a hammer and the data indicated by solid lines (triangles) indicate the measurement results in water using the test hammer for underwater evaluation.
同図6に示されるように、既存の陸上評価用テストハンマを用いた場合に得られる測定データと、防水加工して作製される上記水中評価用テストハンマを用いた場合に得られる測定データとでは、測定結果が大きく異なる。また、同一の上記水中評価用テストハンマを用いた場合であれ、程度は小さいものの、陸上で測定した場合と水中で測定した場合とでは、測定結果が異なることになる。 As shown in FIG. 6, measurement data obtained when using an existing land evaluation test hammer, measurement data obtained when using the above-described underwater evaluation test hammer produced by waterproofing, and Then, the measurement results are very different. Moreover, even when the same test hammer for underwater evaluation is used, the measurement result is different between the case of measurement on land and the case of measurement in water, although the degree is small.
次に、図7〜図13を参照して、こうした関係式を求める際に発明者が行った各種の実験およびその結果について詳述する。なお、これらの実験に際しては、人工的に水圧を調整することのできる装置(ホスピタルロック)により所望の水圧に調整された水槽中で、「JIS A 1155/コンクリートの反発度の測定方法」に従って、テストハンマによる水平方向の打撃(計測)を行うようにした。また、テストハンマ試験には「300×300×300(mm)」の立方体供試体を、圧縮強度試験には「φ100×200(mm)」の円柱供試体を用いることとした。 Next, with reference to FIG. 7 to FIG. 13, various experiments and results obtained by the inventor when obtaining such a relational expression will be described in detail. In these experiments, in a water tank adjusted to a desired water pressure by a device (hospital lock) that can artificially adjust the water pressure, according to “JIS A 1155 / Measurement method of rebound degree of concrete”, Stroke (measurement) in the horizontal direction using a test hammer. In addition, a cubic specimen of “300 × 300 × 300 (mm)” was used for the test hammer test, and a cylindrical specimen of “φ100 × 200 (mm)” was used for the compressive strength test.
図7に、これら供試体のコンクリート配合、並びにフレッシュ時の性状を示す。この図7に示されるように、水セメント比(W/C)を「30%」から「75%」の間にかけて「5%」ずつ変化させて、計10配合の供試体(求関係式用コンクリート)を用意した。セメントには、普通ポルトランドセメントを、また混和剤には、高性能減水剤およびAE剤を使用した。 FIG. 7 shows the concrete composition and fresh properties of these specimens. As shown in FIG. 7, the water-cement ratio (W / C) was changed by “5%” from “30%” to “75%”, and a total of 10 specimens (for the relationship equation) Concrete) was prepared. Ordinary Portland cement was used as the cement, and a high-performance water reducing agent and AE agent were used as the admixture.
図8は、市販されている陸上評価用テストハンマを用いて計測した水中における反発度合と圧縮強度との関係式を示すグラフである(供試体:材齢「7日」および「28日」のコンクリート)。なお、グラフ中の曲線は、計測値についての近似曲線である。 FIG. 8 is a graph showing a relational expression between the degree of repulsion in water and compressive strength measured using a commercially available test hammer for land evaluation (specimen: ages of “7 days” and “28 days”). concrete). In addition, the curve in a graph is an approximate curve about a measured value.
一方、図9は、上記水中評価用テストハンマ(図1〜図5参照)を用いて計測した反発度合と圧縮強度との関係式を示すグラフである(供試体:材齢「28日」および「56日」のコンクリート)。なお、グラフ中、実線(矩形)にて示されるデータは陸上(気中)での測定結果、また破線(三角)にて示されるデータは水中での測定結果である。また、グラフ中の曲線(実線および破線)は、各計測値(矩形および三角)についての近似曲線である。 On the other hand, FIG. 9 is a graph showing a relational expression between the degree of repulsion and the compressive strength measured using the test hammer for underwater evaluation (see FIGS. 1 to 5) (test specimen: material age “28 days” and “56 days of concrete). In the graph, data indicated by a solid line (rectangle) is a measurement result on land (in the air), and data indicated by a broken line (triangle) is a measurement result in water. Further, the curves (solid lines and broken lines) in the graph are approximate curves for the respective measured values (rectangles and triangles).
同図9に示される2つのデータを比較すると、両者の差は僅かであるようにも見えるが、同一強度の供試体について両者の反発度合の実測値を個々に比較すると、両者の差は決して小さいとはいえない。 When the two data shown in FIG. 9 are compared, the difference between the two seems to be slight, but when the measured values of the degree of repulsion of the same strength are compared individually, the difference between the two is never It's not small.
図10は、これらデータの反発度合の差を縦軸にとって、供試体の圧縮強度(横軸)との関係を示すグラフである。一般に、表面が湿潤状態にあるコンクリートの反発度合は、表面が乾燥状態にあるコンクリートよりも小さい値を示すことが知られている。このため、同図10に示す反発度合の差は、陸上(気中)で計測した反発度合から水中で計測した反発度合を差し引いて求めるようにした。なお、求めた反発度合の差がマイナスになったものについては、カウントしていない。 FIG. 10 is a graph showing the relationship between the compressive strength (horizontal axis) of the specimen with the difference in the degree of repulsion of these data as the vertical axis. In general, it is known that the rebound degree of concrete whose surface is wet is smaller than that of concrete whose surface is dry. For this reason, the difference in the rebound degree shown in FIG. 10 is obtained by subtracting the repulsion degree measured in water from the repulsion degree measured on land (in the air). It should be noted that the difference between the obtained degrees of repulsion is negative is not counted.
同図10に示されるように、圧縮強度が「50(N/mm2)」以下の範囲においては、反発度合の差が大きく、圧縮強度が「50(N/mm2)」以上の範囲においては、反発度合の差が「0〜2」程度と小さくなる傾向を示した。これは、高強度になるにつれてコンクリートの構造が緻密になり、表層部における含水量が小さくなるためであると考えられる。 As shown in FIG. 10, in the range where the compressive strength is “50 (N / mm 2 )” or less, the difference in the degree of repulsion is large, and in the range where the compressive strength is “50 (N / mm 2 )” or more. Shows a tendency that the difference in the degree of repulsion becomes as small as “0 to 2”. This is considered to be because the concrete structure becomes denser as the strength becomes higher, and the water content in the surface layer portion becomes smaller.
図11は、陸上(気中)における反発度合と圧縮強度との関係式(供試体:材齢「28日」のコンクリート)について、陸上評価用テストハンマで計測を行った場合(円形、実線)と水中評価用テストハンマで計測を行った場合(矩形、破線)との測定結果を対比して示すグラフである。なお、グラフ中の曲線(実線および破線)は、各計測値(円形および矩形)についての近似曲線である。 Fig. 11 shows the relationship between the degree of rebound on the land (in the air) and the compressive strength (specimen: concrete with age 28 days) measured with a land evaluation test hammer (circular, solid line). It is a graph which compares and shows the measurement result when measuring with a test hammer for underwater evaluation (rectangle, broken line). In addition, the curve (a solid line and a broken line) in a graph is an approximate curve about each measured value (circle and a rectangle).
同図11に示されるように、これら両者の同一強度における反発度合は、供試体の圧縮強度が大きくなるにつれて、陸上評価用テストハンマよりも水中評価用テストハンマのほうが大きくなる傾向にあることが確認された。これは、テストハンマを防水加工したときに生じた構造的な変化に起因していると考えられる。 As shown in FIG. 11, the degree of repulsion at the same strength of both of them tends to be larger in the underwater evaluation test hammer than in the land evaluation test hammer as the compressive strength of the specimen increases. confirmed. This is thought to be due to structural changes that occurred when the test hammer was waterproofed.
図12は、先の図9と同様、上記水中評価用テストハンマを用いて計測した反発度合と圧縮強度との関係式を示すグラフである(供試体:材齢「28日」および「56日」のコンクリート)。ただし、水中での測定結果については、図9とは異なる方法で求めた近似曲線を示す。詳しくは、先の図10のグラフに関する考察から、圧縮強度「50(N/mm2)」以下の範囲と圧縮強度「50(N/mm2)」以上の範囲とを分けて、これら範囲についてそれぞれ近似曲線を求めるようにした。こうすることで、コンクリートの表面状態も考慮されたより正確な関係式が得られるようになる。 FIG. 12 is a graph showing a relational expression between the degree of repulsion and the compressive strength measured using the above-described test hammer for underwater evaluation as in FIG. 9 (Specimen: Age “28 days” and “56 days”). "Concrete). However, about the measurement result in water, the approximated curve calculated | required by the method different from FIG. 9 is shown. Specifically, the study on the graph of the previous Figure 10, the compressive strength "50 (N / mm 2)" hereinafter range and compressive strength of "50 (N / mm 2)" separately and more ranges, for these ranges An approximate curve was obtained for each. By doing so, a more accurate relational expression that takes into account the surface condition of the concrete can be obtained.
また、図13は、水圧の影響に関する実験結果を示す図表である(供試体:材齢「50日」のコンクリート)。詳しくは、水中にあるコンクリートに加わる水圧を変化させて、上記水中評価用テストハンマにより反発度合の計測を行った結果である。 Moreover, FIG. 13 is a table | surface which shows the experimental result regarding the influence of water pressure (specimen: concrete of material age "50 days"). Specifically, it is the result of measuring the degree of repulsion by changing the water pressure applied to the concrete in the water and using the test hammer for underwater evaluation.
同図13に示されるように、「0(N/mm2)」(水深「0m」相当の水圧)から、「0.09(N/mm2)」(水深「9m」相当の水圧)、「0.20(N/mm2)」(水深「20m」相当の水圧)と変化させても、最大で「5%」程度の差しか生まれない。すなわち、少なくとも水深「0〜20(m)」の範囲であれば、同一の関係式を用いてコンクリートの品質評価を行うことが可能である。 As shown in FIG. 13, from “0 (N / mm 2 )” (water pressure corresponding to a water depth “0 m”) to “0.09 (N / mm 2 )” (water pressure corresponding to a water depth “9 m”), Even if it is changed to “0.20 (N / mm 2 )” (water pressure corresponding to a water depth of “20 m”), only a maximum of “5%” can be generated. That is, it is possible to evaluate the quality of concrete using the same relational expression as long as the depth is at least in the range of “0 to 20 (m)”.
以上説明したように、この実施の形態に係る水中評価用テストハンマおよびコンクリート圧縮強度評価方法によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)テストハンマ法に基づいて水中でコンクリートの品質評価を行う水中評価用テストハンマとして、シュミット式のハンマ本体HMと、該ハンマ本体HMを耐水密閉する耐水密閉容器VLとを備える構造とする。そして、該耐水密閉容器VLを、ハンマ本体HMを被包する被包部と、プランジャ用突出口APにてプランジャ4を摺動可能にシールするシール部とを有して構成されるものとした。これにより、既存の陸上タイプのテストハンマをそのまま水中で使用して、陸上での簡便な評価技術として既に確立されているテストハンマ法を基に、水中において手軽に非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を好適に且つ円滑に行うことが可能になる。
As described above, according to the test hammer for underwater evaluation and the concrete compressive strength evaluation method according to this embodiment, the following excellent effects can be obtained.
(1) As a test hammer for underwater evaluation that evaluates the quality of concrete underwater based on the test hammer method, a structure including a Schmitt-type hammer body HM and a water-resistant airtight container VL that waterproofly seals the hammer body HM. . And this water-resistant airtight container VL shall be comprised including the encapsulation part which encapsulates the hammer main body HM, and the seal part which seals the
(2)上記耐水密閉容器VLについて、上記被包部とハンマ本体HMとの間に所定の空隙を形成するようにした。これにより、水中において浮力が働き、その分軽くなって、テストハンマが扱い易くなる。また、空隙を設けることで、小さな力でプランジャ4をスライド移動(突没)させることが可能になり、ひいては測定開始前のプランジャ4を伸びきった状態に戻す作業などがより容易となる。
(2) About the said water-resistant airtight container VL, a predetermined space | gap was formed between the said to-be-encapsulated part and the hammer main body HM. Thereby, buoyancy works underwater, and it becomes light by that much, and it becomes easy to handle a test hammer. Further, by providing the gap, the
(3)上記ハンマ本体HMが、耐水密閉容器VL内で所定の位置に固定された構造とした。これにより、水中で繰り返し計測を行った場合であれ、その再現性が確保されるようになる。 (3) The hammer body HM is fixed at a predetermined position in the water-resistant airtight container VL. Thereby, even if it is a case where it measures repeatedly in water, the reproducibility comes to be ensured.
(4)ハンマ本体HMの筐体1と容器VLとの容積差をVS、プランジャ4の体積をVPとするとき、「VS/VP」なる関係式で表される体積比を、「4」に設定することとした。これにより、少なくとも実際の作業が想定される水深「20m」までは、前述したフリーズ現象を生じさせることなく円滑に、非破壊でコンクリート構造物を構成するコンクリートの品質評価を行うことができるようになる。
(4) When the volume difference between the
(5)当該水中評価用テストハンマの重量をW、水の密度をρ、ハンマ本体HMの筐体1の容積をVMとするとき、「(VS/VP)=(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立するように、各パラメータを設定した。これにより、水中で浮き上がりも沈みもしない中性浮力がとれて、水中での作業性が大幅に向上するとともに極めて円滑な反発度合の計測が可能になる。
(5) When the weight of the test hammer for underwater evaluation is W, the density of water is ρ, and the volume of the
(6)上記水中評価用テストハンマを製造する際に、水中試験のデータに基づいて、上記「VS/VP」の式で表される体積比が、水中でプランジャ4に前述したフリーズ現象の生じない程度(ここでは「4」)に大きくなるように、上記耐水密閉容器VLの形状を設定するようにした。また、上記「(VS/VP)=(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」なる関係式が成立するように、上記耐水密閉容器VLの形状を設定するようにした。こうすることで、上記ハンマ本体HM(既存のハンマ)の設計に一切の手を加えることなく、新たに追加された耐水密閉容器VLの形状設計のみによって、上記水中評価用テストハンマが実現(製造)されることになる。
(6) When the test hammer for underwater evaluation is manufactured, based on the data of underwater test, the volume ratio represented by the formula of “VS / VP” may cause the above-described freeze phenomenon in the
(7)求関係式用コンクリートの打撃を水中で行って、テストハンマ毎に水中における反発度合と求関係式用コンクリートの圧縮強度との関係式を事前に求めることとした。これにより、より正確な関係式に基づいて、より高い精度でコンクリートの圧縮強度を測定することができるようになる。また、テストハンマ毎に反発度合と圧縮強度との関係式を求めるようにしたことで、これらテストハンマ間に生じる評価ばらつきによることなく、より正確な圧縮強度の測定が可能になる。 (7) The concrete for the relational expression was hit in water, and the relational expression between the degree of repulsion in water and the compressive strength of the concrete for the relational expression was determined in advance for each test hammer. Thereby, the compressive strength of concrete can be measured with higher accuracy based on a more accurate relational expression. In addition, since the relational expression between the degree of repulsion and the compressive strength is obtained for each test hammer, it is possible to measure the compressive strength more accurately without depending on the evaluation variation occurring between the test hammers.
(8)所定の圧縮強度(ここでは「50(N/mm2)」)以下の範囲とこれ以上の範囲とを分けて、これら範囲についてそれぞれ近似曲線を求めることで、コンクリートの表面状態も考慮されたより正確な関係式が得られるようになる。 (8) Dividing a range below a predetermined compressive strength (here, “50 (N / mm 2 )”) and a range beyond this range, and calculating an approximate curve for each range, the concrete surface condition is also taken into consideration. A more accurate relational expression can be obtained.
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・耐水密閉容器VLの上記被包部に、同容器VL内の圧力を調整する吸気弁および排気弁の設けられた構造とすることもできる。こうした構造によれば、水中深くなったり、浅くなったりして、深度が大きく異なるようなところでの使用を考えた場合であれ、前述したフリーズ現象が防止されるようにもなる。しかも、吸気弁を通じて過度に吸気してしまった場合には、排気弁を通じて容器VL内の圧力を適度な圧力に調整することができるようになる。なお、実際に使用するときには、例えば上記吸気弁にホースを接続して、作業者自身の背負っている呼吸用の空気ボンベやコンプレッサ等からの圧縮空気等によって加圧を行うようにする。こうして、水深と共に変化する水圧に対応して、作業場所毎に最適になるように、上記容器VL内の圧力を調整することとすれば、より確実に前述したフリーズ現象が防止されるようになる。また、圧力の調整を円滑に行うためには、これら吸気弁および排気弁として、所定の設定値に容器VL内の圧力を自動調整すべく自動的に開・閉弁してくれるような弁を用いることがより有効である。
The embodiment described above may be modified as follows.
-It can also be set as the structure by which the said enveloping part of the water-resistant airtight container VL was provided with the intake valve and exhaust valve which adjust the pressure in the container VL. According to such a structure, the above-mentioned freeze phenomenon can be prevented even when considering use in a place where the depth is greatly different or the depth becomes deep underwater. In addition, when the air is excessively sucked through the intake valve, the pressure in the container VL can be adjusted to an appropriate pressure through the exhaust valve. In actual use, for example, a hose is connected to the intake valve, and pressure is applied by compressed air from a breathing air cylinder or a compressor carried by the operator himself. Thus, if the pressure in the container VL is adjusted so as to be optimal for each work place corresponding to the water pressure changing with the water depth, the above-mentioned freeze phenomenon can be prevented more reliably. . In order to smoothly adjust the pressure, these intake and exhaust valves are valves that automatically open and close to automatically adjust the pressure in the container VL to a predetermined set value. It is more effective to use.
・少なくとも、「VS/VP」なる関係式で表される体積比を、水中でプランジャ4にスライド不良(フリーズ現象)の生じない程度に大きく設定すれば、前述したフリーズ現象が抑止されるようになる。なお、同体積比「VS/VP」を少なくとも「3」以上に設定することによってこのフリーズ現象が抑制されること、また「4」以上に設定することによってより好ましい動作が得られることは、発明者によってすでに確認されている。
If at least the volume ratio represented by the relational expression “VS / VP” is set to a level that does not cause a slide failure (freeze phenomenon) in the
・少なくとも、「(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1」になる関係式が成立するように、上記各パラメータが設定されていれば、前述したテストハンマが浮き上がってしまう問題(課題)が、原理・原則的な根拠をもって的確に解決されるようになる。 If the above parameters are set so that at least the relational expression “(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1” is satisfied, The problem (problem) that raises the test hammer will be solved accurately based on the principle and rationale.
・少なくとも、上記耐水密閉容器VLについて、上記被包部とハンマ本体HMとの間に所定の空隙が形成された構造であれば、前記(2)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果は得られるようになる。 -At least for the watertight sealed container VL, if the predetermined gap is formed between the encapsulating part and the hammer body HM, the same effect as the effect of (2) or an effect equivalent thereto is It will be obtained.
・また、上記被包部とハンマ本体HMとの間に空隙のない構造であっても、上記耐水密閉容器VLさえあれば、上記ハンマ本体HMが密閉されることにより、筐体1内への水の浸入が防止されるようになる。すなわち、少なくともこうした構造であれば、前記(1)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果は得られるようになる。 In addition, even if there is no gap between the encapsulated portion and the hammer main body HM, the hammer main body HM is hermetically sealed as long as the watertight sealed container VL is provided. Water intrusion is prevented. That is, at least with such a structure, the same effect as the effect (1) or an effect equivalent thereto can be obtained.
・上記耐水密閉容器VLとしては、任意の材質・形状のものを採用することができる。要は、上記ハンマ本体HMを被包するかたちで耐水密閉することのできるものであれば足りる。 -As said water-resistant airtight container VL, the thing of arbitrary materials and shapes is employable. In short, it is sufficient if the hammer body HM can be sealed in a water-resistant manner.
・また、上記防水シール部材S1およびS2としても、耐水密閉容器VLの材質・形状等に応じて、任意の材質・形状のものを採用することができる。
・上記水中評価用テストハンマは、現状においては、コンクリート構造物の品質評価への需要が主であるが、水中での岩質調査等への応用も考えられる。
-Also, as the waterproof seal members S1 and S2, those of any material / shape can be adopted depending on the material / shape, etc. of the water-resistant airtight container VL.
・ Currently, the test hammer for underwater evaluation is mainly used for quality evaluation of concrete structures, but it can also be applied to underwater rock investigation.
1…筐体、2、5…スプリング、3…ハンマー体、4…プランジャ、6…スライド部材、7…係止具、8…ストップボタン、9…目盛、AP…プランジャ用突出口、HM…ハンマ本体、S1、S2…防水シール部材、SC…空隙、T…突部、VL…耐水密閉容器。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該ハンマ本体を被包する被包部、および該被包部に形成されたプランジャ用突出口と前記プランジャとの間を摺動可能にシールするシール部を有して構成されて前記ハンマ本体を耐水密閉する耐水密閉容器とを備え、
前記耐水密閉容器には、前記被包部と前記ハンマ本体との間に所定の空隙が形成され、
テストハンマの重量をW、水の密度をρ、前記筐体の容積をVM、前記筐体と前記耐水密閉容器との容積差をVS、前記プランジャの体積をVPとするとき、
(VS/VP)≦(W/(ρ×VP))−(VM/VP)−1
なる関係式が成立するように構成されている
ことを特徴とする水中評価用テストハンマ。 The plunger is configured to include a housing, a plunger, and a hammer body, and the plunger is moved from the state in which the evaluation object is in contact with the tip of the plunger protruding from the housing to the evaluation object side, whereby the plunger is moved to the housing. A hammer that measures the degree of repulsion of the evaluation object with respect to a hit applied to the evaluation object via the plunger when a hammer body that is energized in the housing by being slid into the body collides with the plunger. The body,
An envelope portion for encapsulating the hammer body, and a seal portion that slidably seals between the plunger projecting port formed in the encapsulation portion and the plunger. With a water-resistant airtight container that seals against water ,
In the watertight sealed container, a predetermined gap is formed between the encapsulated portion and the hammer body,
When the weight of the test hammer is W, the density of water is ρ, the volume of the housing is VM, the volume difference between the housing and the watertight sealed container is VS, and the volume of the plunger is VP,
(VS / VP) ≦ (W / (ρ × VP)) − (VM / VP) −1
A test hammer for underwater evaluation characterized in that the following relational expression is established .
ことを特徴とする請求項1に記載の水中評価用テストハンマ。 Wherein the encapsulation unit, underwater evaluating test hammer according to claim 1, characterized in that the intake valve and an exhaust valve for adjusting the pressure of the water closed container is provided.
請求項1または2に記載の水中評価用テストハンマによって水中で前記評価対象であるコンクリートを打撃して前記水中評価用テストハンマへの反発度合を計測する工程と、
該水中評価用テストハンマによる求関係式用コンクリートの打撃を予め水中で行って求めておいた該水中における反発度合と求関係式用コンクリートの圧縮強度との関係式に基づいて、前記水中評価用テストハンマへの反発度合を前記評価対象であるコンクリートの圧縮強度に換算する工程、とを備える
ことを特徴とするコンクリート圧縮強度評価方法。 Based on the measurement of the degree of repulsion to the test hammer applied when hitting the concrete to be evaluated, a method for evaluating the compressive strength of the concrete to be evaluated,
Hitting the concrete that is the object of evaluation in water by the test hammer for underwater evaluation according to claim 1 or 2, and measuring the degree of repulsion to the test hammer for underwater evaluation;
Based on the relational expression between the degree of repulsion in the water and the compressive strength of the concrete for the relational expression obtained in advance by hitting the concrete for the relational expression with the test hammer for the underwater evaluation, A method for converting the degree of repulsion to the test hammer into the compressive strength of the concrete to be evaluated, and a method for evaluating the compressive strength of the concrete.
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