JP4641148B2 - 個人情報開示システム、個人情報開示方法および個人情報開示プログラム - Google Patents
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Description
最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「プレゼンス情報(特許請求の範囲に記載の「個人情報」に対応する。)」とは、ネットワークにおけるユーザの動的属性を示す各種の情報のことであり、具体的には、図3や図13に例示するように、ネットワークに対するログオン状態、ログオン場所、電話の使用状態を示す情報などがこれに該当する。
続いて、本実施例に係るプレゼンス情報開示システムの概要および特徴を説明する。本実施例に係るプレゼンス情報開示システムは、概略的には、被参照者における各種のプレゼンス情報を参照者の端末に送信して開示するものである。そして、かかるプレゼンス情報の開示に用いられるのが、上記の開示用チケットTまたは開示用アドレスTであり、これによって、被参照者の手間を省くとともに、コードを記憶するためのデータベースを不要にしている点に主たる特徴がある。
最初に、図1を用いて、実施例1に係るプレゼンス情報開示システムのシステム構成を説明する。図1は、実施例1に係るプレゼンス情報開示システムの全体構成を示すシステム構成図である。
被参照者端末10は、本発明に密接に関連するものとして、図1に例示するように、プレゼンス情報送信部11と、開示条件受付部12と、チケット生成部13と、秘密鍵記憶部14とを備える。なお、開示条件受付部12は特許請求の範囲に記載の「受付手段」に対応し、チケット生成部13は同じく「開示コード生成手段」に対応し、秘密鍵記憶部14は同じく「秘密鍵記憶手段」に対応する。
被参照者端末20は、本発明に密接に関連するものとして、図1に例示するように、プレゼンス情報要求部21と、チケット記憶部22とを備える。
プレゼンスサーバ30は、本発明に密接に関連するものとして、図1に例示するように、HTTP通信部31と、ユーザ認証部32と、ユーザ情報記憶部33と、プレゼンス情報更新部34と、プレゼンス情報記憶部35と、開示判定部36と、開示制御部37とを備える。なお、ユーザ情報記憶部33は特許請求の範囲に記載の「公開鍵記憶手段」に対応し、プレゼンス情報記憶部35は同じく「個人情報記憶手段」に対応し、開示判定部36は同じく「開示判定手段」に対応し、開示制御部37は同じく「開示制御手段」に対応する。
続いて、実施例1に係るプレゼンス情報開示システムの全体的な処理の流れを説明する。かかるプレゼンス情報開示システムでは、大きく分けると、(1)プレゼンス情報の登録に至る処理、(2)開示用チケットの入手に至る処理、(3)プレゼンス情報の開示に至る処理がそれぞれ実行される。以下に、それぞれの処理手順を説明する。
図4は、プレゼンス情報の登録に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、被参照者端末10は、プレゼンス情報送信処理として、被参照者の指示に応じて、または、所定時間ごと定期的に、若しくは、プレゼンス情報に変更が生じた際に、被参照者識別情報R、ユーザ認証用のパスワードおよびプレゼンス情報からなる更新要求メッセージをプレゼンスサーバ30に送信する(ステップS401)。
図5は、開示用チケットの入手に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、被参照者端末10は、チケット生成処理として、被参照者の識別情報R、開示条件Cにおける有効期限指定、参照者指定、開示情報項目を受け付けると、秘密鍵記憶部14に記憶された秘密鍵を用いて、開示用チケットTを生成する(ステップS501)。なお、かかる開示用チケットTの生成処理については、図7を用いて後に詳述する。
図6は、プレゼンス情報の開示に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、参照者端末20は、プレゼンス情報要求処理として、参照者の指示に応じて、若しくは、所定時間ごと定期的に、参照者識別情報W、ユーザ認証用のパスワード、開示要求対象の被参照識別情報R、並びに、当該被参照識別情報Rに対応してチケット記憶部22に記憶されている開示用チケットTからなる開示要求メッセージを送信する(ステップS601)。
次に、被参照者端末10による開示用チケットTの生成処理を説明する。図7は、開示用チケットの生成処理の流れを示すフローチャートである。
続いて、プレゼンスサーバ30による開示判定処理を説明する。図10は、開示判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、既に参照者識別情報Wおよび開示用チケットT(被参照者識別情報R、開示条件C、署名データ)がプレゼンスサーバ30に入力されているものとする。
上述してきたように、実施例1によれば、開示用チケットTによって、被参照者の代わりにプレゼンスサーバ等が開示可否の判定等を行うので、参照者の開示要求に対して被参照者が逐次応答する手間を省き、プレゼンス情報の開示までの処理を円滑にすることが可能になる。また、開示用チケットTごとに開示条件Cをデータベースで管理するのではなく、開示条件Cを開示用チケットTに含め込むので、開示用チケットTの作成数に比例してデータベースのリソースが大きくなることもなく、データベースそのものを不要にすることが可能になる。なお、所定の鍵を用いて開示用チケットTを生成するので、悪意の第三者による開示用チケットTの生成を困難にし、プレゼンス情報の漏洩を防止することが可能になる。
最初に、図11を用いて、実施例2に係るプレゼンス情報開示システムのシステム構成を説明する。図11は、実施例2に係るプレゼンス情報開示システムの全体構成を示すシステム構成図である。
被参照者端末40は、本発明に密接に関連するものとして、図11に例示するように、プレゼンス情報送信部41と、アドレス発行要求部42とを備える。
参照者端末50は、本発明に密接に関連するものとして、図11に例示するように、参照者登録要求部51と、アドレス記憶部52とを備える。
アドレス発行サーバ70は、本発明に密接に関連するものとして、図11に例示するように、HTTP通信部71と、ユーザ認証部72と、開示条件受付部73と、アドレス生成部74と、発行鍵記憶部75とを備える。なお、開示条件受付部73は特許請求の範囲に記載の「受付手段」に対応し、アドレス生成部74は同じく「開示コード生成手段」に対応し、発行鍵記憶部75は同じく「発行鍵記憶手段」に対応する。
プレゼンスサーバ60は、本発明に密接に関連するものとして、図11に例示するように、HTTP通信部61と、検証鍵記憶部62と、開示判定部63と、参照者登録部64と、プレゼンスセッション記憶部65と、プレゼンス情報更新部66と、プレゼンス情報記憶部67と、開示制御部68と、ユーザ認証部69とを備える。なお、検証鍵記憶部62は特許請求の範囲に記載の「検証鍵記憶手段」に対応し、開示判定部63は同じく「開示判定手段」に対応し、プレゼンスセッション記憶部65は同じく「参照者情報記憶手段」に対応し、プレゼンス情報記憶部67は同じく「個人情報記憶手段」に対応し、開示制御部68は同じく「開示制御手段」に対応する。
続いて、実施例2に係るプレゼンス情報開示システムの全体的な処理の流れを説明する。かかるプレゼンス情報開示システムでは、大きく分けると、(1)開示用アドレスの入手に至る処理、(2)参照者登録(プレゼンスセッション登録)に至る処理、(3)プレゼンス情報の開示に至る処理がそれぞれ実行される。以下に、それぞれの処理手順を説明する。
図15は、開示用アドレスの入手に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、被参照者端末40がアドレス発行サーバ70にアクセス要求メッセージを送信すると(ステップS1501)、アドレス発行サーバ70は、図18に例示するような「ユーザ認証ページ」からなるアクセス応答メッセージを被参照者端末40に送信する(ステップS1502)。
図16は、参照者登録(プレゼンスセッション登録)に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、参照者端末50は、参照者登録要求として、参照者の指示に応じて、若しくは、所定時間ごと定期的に、参照者識別情報W、および、開示要求対象の被参照識別情報Rに対応してアドレス記憶部52に記憶されている開示用アドレスTからなる参照者登録要求メッセージをプレゼンスサーバ60に送信する(ステップS1601)。なお、かかる要求に対してユーザ認証を行うようにしてもよい。
図17は、プレゼンス情報の開示に至る処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、被参照者端末40は、被参照者の指示に応じて、または、所定時間ごと定期的に、若しくは、プレゼンス情報に変更が生じた際に、被参照者識別情報R、ユーザ認証用のパスワードおよびプレゼンス情報からなる更新要求メッセージをプレゼンスサーバ60に送信する(ステップS1701)。
次に、アドレス発行サーバ70による開示用アドレスTの生成処理を説明する。図20は、開示用アドレスの生成処理の流れを示すフローチャートである。
続いて、プレゼンスサーバ60による開示判定処理を説明する。図22は、開示判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、参照者識別情報Wおよび開示用アドレスTが既にプレゼンスサーバ60に入力されているものとする。
続いて、プレゼンスサーバ60による開示制御処理を説明する。図23は、開示制御処理の流れを示すフローチャートである。
上述してきたように、実施例2によれば、実施例1と同様、参照者の開示要求に対して被参照者が逐次応答する手間を省き、プレゼンス情報の開示までの処理を円滑にすることが可能になる。また、開示用アドレスTの作成数に比例してデータベースのリソースが大きくなることもなく、データベースそのものを不要にすることが可能になる。なお、悪意の第三者による開示用アドレスTの生成を困難にし、プレゼンス情報の漏洩を防止することが可能になる。
例えば、上記の実施例1および2では、プレゼンス情報を開示するシステムに本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、参照者の住所、電話番号、メールアドレス、婚姻状態(配偶者の有無)、家族構成など、あらゆる個人情報を開示するシステムに同様に適用することができる。
また、上記の実施例1では、被参照者の秘密鍵を用いてチケット形式の開示コードを生成する場合を説明したが、本発明をこれに限定されるものではなく、かかる秘密鍵を用いてアドレス形式の開示コード(秘密鍵による署名データが連結された開示用アドレス)を生成するようにしてもよい。
例えば、上記の実施例2では、被参照者端末40から参照者端末50に開示用アドレスTを通知する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、開示用アドレスTを生成したアドレス発行サーバ70が参照者端末50に対して開示用アドレスTを通知するようにしてもよい。
また、上記の実施例1では、参照者端末20から開示用チケットTを受け付けたタイミングでプレゼンス情報を開示する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、実施例2の如く、プレゼンス情報が更新されたタイミングでプレゼンス情報を開示するようにしてもよい。
また、上記の実施例1および2で説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、ユーザ情報記憶部33に記憶された情報等)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
11 プレゼンス情報送信部
12 開示条件受付部
13 チケット生成部
14 秘密鍵記憶部
20 参照者端末
21 プレゼンス情報要求部
22 チケット記憶部
30 プレゼンスサーバ
31 HTTP通信部
32 ユーザ認証部
33 ユーザ情報記憶部
34 プレゼンス情報更新部
35 プレゼンス情報記憶部
36 開示判定部
37 開示制御部
Claims (7)
- 被参照者の個人情報を参照者の端末に送信して開示する個人情報開示システムであって、
前記被参照者を一意に識別する識別情報に対応付けて、各被参照者の個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
開示コードとして、通信の宛先となるアドレスであって、前記被参照者の識別情報と、当該識別情報に対応する個人情報の開示が許可される参照者の識別情報、当該個人情報の開示が許可される期限を示す期限情報または当該個人情報の開示が許可される時間帯を示す時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、複数の個人情報のうち開示が許可される項目を示す開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、または、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成する開示コード生成手段と、
前記参照者の端末から前記開示用アドレスを受け付け、前記開示用アドレスの文字列の一部と前記参照者の端末から受け付けた参照者の識別情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値が前記改ざん防止コードに一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定し、または、前記開示用アドレスの署名データを鍵によって復号化して前記データのハッシュ値を復元し、復元された情報が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記データから得られるハッシュ値に一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記期限情報から定まる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記時間帯情報から定まる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定する開示判定手段と、
前記開示判定手段によって開示が許可された場合に、前記個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示し、または、前記開示用アドレスの文字列の一部を復号化して導かれる開示情報項目情報もしくは当該文字列の一部である開示情報項目情報に対応する項目の個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示する開示制御手段と、
を備えたことを特徴とする個人情報開示システム。 - 前記被参照者の端末は、前記開示コード生成手段と、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを受け付け、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを受け付ける受付手段と、前記被参照者の秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段とを備え、
前記開示コード生成手段は、前記受付手段によって前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とが受け付けられた場合に、前記秘密鍵記憶手段から秘密鍵を読み出し、当該秘密鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを連ねたデータのハッシュ値を暗号化して得られる暗号化データ、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを連ねたデータのハッシュ値を暗号化して得られる暗号化データを含んだ開示コードを生成し、または、前記秘密鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コード、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを含んだ開示コードを生成し、
所定の開示サーバは、前記個人情報記憶手段と、前記開示判定手段と、前記開示制御手段と、各被参照者の秘密鍵に対応する公開鍵を記憶する公開鍵記憶手段とを備え、
前記開示判定手段は、前記参照者の端末から前記開示コードを受け付けた場合に、前記公開鍵記憶手段に記憶された公開鍵のうち当該開示コードに含められた前記被参照者の識別情報に対応する公開鍵を読み出し、当該公開鍵を用いて前記暗号化データから前記データのハッシュ値を復号化し、または、前記公開鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから生成される鍵付きハッシュ値、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから生成される鍵付きハッシュ値を生成し、前記個人情報の開示可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の個人情報開示システム。 - 所定の発行サーバは、前記開示コード生成手段と、前記被参照者の端末から当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを受け付け、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを受け付ける受付手段と、所定のマスター鍵を発行鍵として記憶する発行鍵記憶手段とを備え、
前記開示コード生成手段は、前記受付手段によって被参照者の端末から前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とが受け付けられ、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とが受け付けられた場合に、前記発行鍵記憶手段からマスター鍵を読み出し、当該マスター鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを連ねたデータのハッシュ値を暗号化して得られる暗号化データ、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを連ねたデータのハッシュ値を暗号化して得られる暗号化データを含んだ開示コードを生成し、または、前記マスター鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コード、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを含んだ開示コードを生成し、
所定の開示サーバは、前記個人情報記憶手段と、前記開示判定手段と、前記開示制御手段と、前記マスター鍵を検証鍵として記憶する検証鍵記憶手段とを備え、
前記開示判定手段は、前記参照者の端末から前記開示コードを受け付けた場合に、前記検証鍵記憶手段に記憶されたマスター鍵を読み出し、当該マスター鍵を用いて前記暗号化データから前記データのハッシュ値を復号化し、または、前記公開鍵を用いて前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから生成される鍵付きハッシュ値、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから生成される鍵付きハッシュ値を生成し、前記個人情報の開示可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の個人情報開示システム。 - 前記開示制御手段は、前記開示判定手段による前記参照者の端末からの開示コードの受け付けに応じて、前記個人情報を当該参照者の端末に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の個人情報開示システム。
- 前記開示判定手段によって開示が許可された開示コードに含められた被参照者の識別情報、並びに、当該開示コードが受け付けられた参照者の識別情報を対応付けて記憶する参照者情報記憶手段をさらに備え、
前記開示制御手段は、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報の更新がなされた場合に、当該更新に係る被参照者の識別情報に対応付けられた参照者の識別情報を前記参照者情報記憶手段から取得し、当該参照者の端末に更新に係る個人情報を送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の個人情報開示システム。 - 被参照者の個人情報を参照者の端末に送信して開示する個人情報開示方法であって、
コンピュータが、
前記被参照者を一意に識別する識別情報に対応付けて、各被参照者の個人情報を個人情報記憶手段に格納する個人情報格納工程と、
開示コードとして、通信の宛先となるアドレスであって、前記被参照者の識別情報と、当該識別情報に対応する個人情報の開示が許可される参照者の識別情報、当該個人情報の開示が許可される期限を示す期限情報または当該個人情報の開示が許可される時間帯を示す時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、複数の個人情報のうち開示が許可される項目を示す開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、または、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成する開示コード生成工程と、
前記参照者の端末から前記開示用アドレスを受け付け、前記開示用アドレスの文字列の一部と前記参照者の端末から受け付けた参照者の識別情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値が前記改ざん防止コードに一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定し、または、前記開示用アドレスの署名データを鍵によって復号化して前記データのハッシュ値を復元し、復元された情報が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記データから得られるハッシュ値に一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記期限情報から定まる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記時間帯情報から定まる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定する開示判定工程と、
前記開示判定工程によって開示が許可された場合に、前記個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示し、または、前記開示用アドレスの文字列の一部を復号化して導かれる開示情報項目情報もしくは当該文字列の一部である開示情報項目情報に対応する項目の個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示する開示制御工程と、
を含んだことを特徴とする個人情報開示方法。 - 被参照者の個人情報を参照者の端末に送信して開示する方法をコンピュータに実行させる個人情報開示プログラムであって、
前記被参照者を一意に識別する識別情報に対応付けて、各被参照者の個人情報を個人情報記憶手段に格納する個人情報格納手順と、
開示コードとして、通信の宛先となるアドレスであって、前記被参照者の識別情報と、当該識別情報に対応する個人情報の開示が許可される参照者の識別情報、当該個人情報の開示が許可される期限を示す期限情報または当該個人情報の開示が許可される時間帯を示す時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、複数の個人情報のうち開示が許可される項目を示す開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値である改ざん防止コードを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、または、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成し、もしくは、前記被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを含む文字列に、当該被参照者の識別情報と、前記参照者の識別情報、前記期限情報または前記時間帯情報のいずれか一つまたは複数と、前記開示情報項目情報とを連ねたデータのハッシュ値を鍵によって暗号化して得られる暗号化データである署名データを連結した文字列を有する開示用アドレスを生成する開示コード生成手順と、
前記参照者の端末から前記開示用アドレスを受け付け、前記開示用アドレスの文字列の一部と前記参照者の端末から受け付けた参照者の識別情報とから鍵によって生成される鍵付きハッシュ値が前記改ざん防止コードに一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部を数値化して導かれる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定し、または、前記開示用アドレスの署名データを鍵によって復号化して前記データのハッシュ値を復元し、復元された情報が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記データから得られるハッシュ値に一致するか否か、前記開示コードが受け付けられた日時が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記期限情報から定まる日時を過ぎているか否か、前記開示コードが受け付けられた時間帯が前記開示用アドレスの文字列の一部である前記時間帯情報から定まる時間帯を外れているか否かによって、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち当該開示用アドレスに含められた識別情報に対応する個人情報の開示可否を判定する開示判定手順と、
前記開示判定手順によって開示が許可された場合に、前記個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示し、または、前記開示用アドレスの文字列の一部を復号化して導かれる開示情報項目情報もしくは当該文字列の一部である開示情報項目情報に対応する項目の個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、当該読み出した個人情報を前記参照者の端末に送信して開示する開示制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする個人情報開示プログラム。
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