JP4639211B2 - ロックデバイス、ロックデバイスによってロック可能なボディ、ボディをロックする方法、調節機構、および、リソグラフィ装置 - Google Patents

ロックデバイス、ロックデバイスによってロック可能なボディ、ボディをロックする方法、調節機構、および、リソグラフィ装置 Download PDF

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Description

[0001] 本発明は、ロックデバイス、調節機構、リソグラフィ装置、および、デバイスの製造方法に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に用いることができる。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを用いることができる。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイを含む)に転写することができる。パターンの転写は通常、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上での結像を介してなされる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワーク(network)を含んでいる。従来のリソグラフィ装置としては、ターゲット部分上にパターン全体を一度に露光することにより各ターゲット部分を照射する、いわゆるステッパ、および、ある特定の方向(「スキャン」方向)の放射ビームによってパターンをスキャンすると同時にこの方向に平行または逆平行に基板をスキャンすることにより各ターゲット部分を照射する、いわゆるスキャナが含まれる。パターンを基板上にインプリントすることにより、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
[0003] リソグラフィ用途など様々な用途において、色々な位置に調節可能な被調節機構(adjusted mechanism)(ボディ、オブジェクト、およびシステムとも称される)は、位置調節された状態でロックまたは固定される。従来、これは、ロック用ボルトを用いて軸(回転軸)を半径方向にクランプすることで行われている。そのような従来のシステムでは、ロック用ボルトが軸方向でアクセス可能に配置されている。ボディが6自由度、つまりx、y、z、Rx、RyおよびRzで調節される場合、ボディの調節を失うことなく被調節位置をロックするのは困難である
[0004] 特にリソグラフィ装置においては、照明システムおよび/または投影システム等の様々なボディを特定位置に調節する。その後、その位置がロックされる。上記のようなボディに対し、アクセス可能でかつ所要の精度を提供する有効なロックデバイスを限られた空間内に設けることは困難である。
[0005] また、リソグラフィ用途等の様々な用途においては、被調節機構(ボディ、オブジェクト、およびシステムとも称される)を高精度で位置調整するのが望ましい。従来、これは、ボディを所望の位置へシフトまたは回転させることにより実行されている。しかし、ボディの質量が大きく、例えば1200Kg程度であり、かつ所望とする精度が高い、例えば+/−6マイクロメータ程度である場合、従来の調節を用いる実現の可能性は低いかもしれない。
[0006] 特にリソグラフィ装置では、照明システムプラットフォームを調節するのが望ましい。また、照明システムプラットフォームを所定の位置に調節およびロックするのが望ましい。しかし、照明システムプラットフォームに対し、アクセス可能でかつ所要の精度に調節できる有効な調節機構を限られた空間内に設けることは困難である。
[0007] 従来のロックデバイスにおける1つ以上の問題に対処することが望ましい。特に、例えば、6自由度を有するボディ、例えば、照明システムまたは投影システムをロックすることが望ましい。
[0008] また、従来の調節機構における1つ以上の問題に対処することが望ましい。特に、例えば、質量を有するボディを所望の高精度で調節すること、例えば、照明システムプラットフォームまたは他のボディを調節することが望ましい。
[0009] 本発明の一態様によると、6自由度で位置決めされるボディをロックするためのロックデバイスであって、軸の周囲に配され、かつ、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に対してクランプする、クランプブッシングと、前記軸の周囲に配され、かつ、実質的に前記軸に沿って印加された圧縮力がかかると半径方向に拡大するように構成された、クランプリングと、前記圧縮力を印加するように構成されたロックアクチュエータであって、前記圧縮力の印加により、前記クランプリングが前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大し、それによって、前記クランプブッシングが押圧されて前記内面に接触し、それによって、前記クランプブッシングが前記内面に印加した前記力により前記ボディがロック位置にある、ロックアクチュエータと、
を備える、ロックデバイスが提供される。
[0010] 本発明の一態様によると、自身を通って延在するボアを備えるボディであって、少なくとも1自由度で位置決め可能であり、かつ、前記ボア内に挿入可能な上記ロックデバイスによってロック可能な、ボディが提供される。
[0011] 本発明の一態様によると、放射ビームを調整するように構成された照明システムおよびパターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影するように構成された投影システムの少なくとも一方と、前記照明システムおよび前記投影システムの少なくとも一方を固定位置にロックするためのロックデバイスと、を備えるリソグラフィ装置であって、前記ロックデバイスは、軸の周囲に配され、かつ、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に対してクランプする、クランプブッシングと、前記軸の周囲に配され、かつ、実質的に前記軸に沿って印加された圧縮力がかかると半径方向に拡大するように構成された、クランプリングと、前記圧縮力を印加するように構成されたロックアクチュエータであって、前記圧縮力の印加により、前記クランプリングが前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大し、それによって、前記クランプブッシングが押圧されて前記内面に接触し、それによって、前記クランプブッシングが前記内面に印加した前記力により前記照明システムおよび前記投影システムの少なくとも一方がロック位置にある、ロックアクチュエータと、を備える、リソグラフィ装置が提供される。
[0012] 本発明の一態様によると、6自由度で位置決めされるボディをロックする方法であって、クランプリングが周囲に配された軸に沿って圧縮力を印加する工程であって、前記圧縮力によって前記クランプリングが前記軸の周囲に配された前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大し、それによって、前記クランプブッシングが押圧されて、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に接触し、それによって、前記クランプブッシングが前記ボアの前記内面に印加した前記力により前記ボディがロック位置にあるロック状態が形成される、工程を備える、方法が提供される。
[0013] 本発明の一態様によると、質量を有するボディの位置を調節するための調節機構であって、上に前記ボディが取り付けられた中間ボディであって、第1方向に延在する第1部分と、第2方向に延在する第2部分とを備え、前記第1方向および前記第2方向によって面が定義される、中間ボディと、前記第1方向および前記第2方向それぞれにおける固定の位置に対して前記中間ボディの位置を調節するための、前記中間ボディの第1調節エレメントおよび第2調節エレメントであって、前記第1方向および前記第2方向における自由度で前記中間ボディを提供することにより、実質的に前記面内で前記中間ボディの調節を行う、第1調節エレメントおよび第2調節エレメントと、を備える、調節機構が提供される。
[0014] 本発明の一態様によると、前記調節機構内に挿入されるロックデバイスが提供される。
[0015] 本発明の一態様によると、放射ビームを調整するように構成された照明システム、および/または、パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影するように構成された投影システムと、前記照明システムおよび前記投影システムの少なくとも一方のような、リソグラフィ装置の一部の位置を調節するための調節機構と、を備えるリソグラフィ装置であって、前記調節機構は、上部に前記一部が取り付けられた中間ボディであって、第1方向に延在する第1部分と、第2方向に延在する第2部分とを備え、前記第1方向および前記第2方向によって面が定義される、中間ボディと、前記第1方向および前記第2方向それぞれにおける固定の位置に対して前記中間ボディの位置を調節するための、前記中間ボディの第1調節エレメントおよび第2調節エレメントであって、これらによって、前記第1方向および前記第2方向における自由度で前記中間ボディを提供することにより、実質的に前記面内で前記中間ボディの調節を行う、第1調節エレメントおよび第2調節エレメントと、を備える、リソグラフィ装置が提供される。
[0016] 本発明の一態様によると、質量を有するボディの位置を調節する方法であって、上に前記ボディが取り付けられた中間ボディを提供する工程であって、前記中間ボディは、第1方向に延在する第1部分と、第2方向に延在する第2部分とを備え、前記第1方向および前記第2方向によって面が定義される、工程と、前記第1方向および前記第2方向それぞれにおける固定の位置に対して前記中間ボディの位置を調節するために、前記中間ボディ上に、第1調節エレメントおよび第2調節エレメントを設ける工程であって、これによって、前記第1方向および前記第2方向における自由度で前記中間ボディを提供することにより、実質的に前記面内で前記中間ボディの調節を行う、工程と、を備える、方法が提供される。
[0011] 以下、添付の概略図面を参照しながら、単なる例として、本発明の実施形態を説明する。図面において、同じ参照符号は同じ部分を示す。
[0025] 図1は、本発明の一実施形態に係るリソグラフィ装置を概略的に示している。このリソグラフィ装置は、
[0026] 放射ビームB(例えば、UV放射またはEUV放射)を調整するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、
[0027] パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、かつ、特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置付けるように構成された第1位置決め装置PMに連結された、支持構造体(例えば、マスクテーブル)MTと、
[0028] 基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ、特定のパラメータに従って基板を正確に位置付けるように構成された第2位置決め装置PWに連結された、基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTと、
[0029] パターニングデバイスMAによって放射ビームBに付けられたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSとを備える。
[0030] 照明システムとしては、放射を誘導し、形成し、あるいは制御するために、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、またはその他のタイプの光学コンポーネント、あるいはそれらのあらゆる組合せ等の様々な型の光学コンポーネントを含み得る。
[0031] 支持構造体は、パターニングデバイスを支持する、即ち、パターニングデバイスの重みを支えるものである。支持構造体は、パターニングデバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、および、例えば、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているか否かなどといった他の条件に応じた態様でパターニングデバイスを保持する。支持構造体は、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。支持構造体は、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルであってもよい。支持構造体は、パターニングデバイスを、例えば、投影システムに対して所望の位置に確実に配置することができる。本明細書で使用される「レチクル」または「マスク」という用語はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語と同義であると考えてよい。
[0032] 本明細書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを生成するべく放射ビームの断面にパターンを付ける際に使用できるあらゆるデバイスを指していると広く解釈されるべきである。なお、放射ビームに付けたパターンは、例えば、そのパターンが位相シフトフィーチャ(phase-shifting feature)またはいわゆるアシストフィーチャ(assist feature)を含む場合、基板のターゲット部分内の所望のパターンに正確に一致しない場合もある。通常、放射ビームに付けたパターンは、集積回路などの、ターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定機能層に対応することになる。
[0033] パターニングデバイスは、透過型または反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィでは公知であり、バイナリ、Alternating位相シフト、および減衰型位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリックス配列が用いられており、各小型ミラーは、入射する放射ビームを様々な方向へ反射させるように、個別に傾斜させることができる。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスによって反射される放射ビームにパターンを付ける。
[0034] 本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用されている露光放射にとって、あるいは浸液の使用または真空の使用といった他の要因にとって適切な、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、および静電型光電システム、またはそれらのあらゆる組合せを含むあらゆる型の投影システムを包含していると広く解釈されるべきである。本明細書で使用される「投影レンズ」という用語はすべて、より一般的な「投影システム」という用語と同義であると考えてよい。
[0035] 本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、透過型のもの(例えば、透過型マスクを採用しているもの)である。また、リソグラフィ装置は、反射型のもの(例えば、上述の型のプログラマブルミラーアレイまたは反射型マスクを採用しているもの)であってもよい。
[0036] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上の支持構造体)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機構においては、追加のテーブルを並行して使うことができ、あるいは、予備工程を1つ以上のテーブルで実行しつつ、別の1つ以上のテーブルを露光用に使うこともできる。
[0037] また、リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を満たすように、比較的高屈折率を有する液体、例えば、水によって基板の少なくとも一部を覆うことができる型のものであってもよい。さらに、リソグラフィ装置内の別の空間、例えば、マスクと投影システムとの間に液浸液を加えてもよい。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させる技術として当該分野においてよく知られている。本明細書で使用される「液浸」という用語は、基板のような構造物を液体中に沈めなければならないという意味ではなく、単に、照射中、投影システムと基板との間に液体があるということを意味するものである。
[0038] 図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射ビームを受ける。例えば、放射源がエキシマレーザである場合、放射源とリソグラフィ装置は、別々の構成要素であってよい。そのような場合には、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとはみなされず、また、放射ビームは、放射源SOからイルミネータILへ、例えば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムBDを使って送られる。その他の場合においては、例えば、放射源が水銀灯である場合、放射源は、リソグラフィ装置の一体部分とすることもできる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要であれば、ビームデリバリシステムBDとともに、放射システムと呼んでもよい。
[0039] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調節するアジャスタADを含むことができる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOといった様々な他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使って放射ビームを調整すれば、放射ビームの断面に所望の均一性および強度分布をもたせることができる。
[0040] 放射ビームBは、支持構造体(例えば、マスクテーブル)MT上に保持されたパターニングデバイス(例えば、マスク)MA上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。パターニングデバイスMAを通り抜けた後、放射ビームBは、投影システムPSを通過し、投影システムPSは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点をあわせる。第2位置決め装置PWおよび位置センサIF(例えば、干渉装置、リニアエンコーダ、または容量センサ)を使って、例えば、様々なターゲット部分Cを放射ビームBの経路内に位置付けるように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。同様に、第1位置決め装置PMおよび別の位置センサIF(図1には明示されない)を使い、例えば、マスクライブラリからマスクを機械的に取り出した後またはスキャン中に、パターニングデバイスMAを放射ビームBの経路に対して正確に位置付けることもできる。通常、支持構造体MTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使って達成することができる。同様に、基板テーブルWTの移動も、第2位置決め装置PWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使って達成することができる。ステッパの場合は(スキャナとは対照的に)、支持構造体MTは、ショートストロークアクチュエータのみに連結されてよく、あるいは、固定されていてもよい。パターニングデバイスMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2、および基板アライメントマークP1、P2を使って、位置合わせされてもよい。例示では基板アライメントマークがそれ専用のターゲット部分に置かれているが、基板アライメントマークをターゲット部分とターゲット部分との間の空間内に置くこともできる(これらは、けがき線アライメントマーク(scribe-lane alignment mark)として公知である)。同様に、1つ以上のダイがパターニングデバイスMA上に設けられている場合、パターニングデバイスアライメントマークは、ダイとダイとの間に置かれてもよい。
[0041] 例示の装置は、以下のモードの少なくとも1つで使用できると考えられる。
[0042] 1. ステップモードにおいては、支持構造体MTおよび基板テーブルWTを基本的に静止状態に保ちつつ、放射ビームに付けられたパターン全体を一度に(すなわち、単一静止露光)ターゲット部分C上に投影する。基板テーブルWTは、その後、Xおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードにおいては、露光フィールドの最大サイズよって、単一静止露光時に結像されるターゲット部分Cのサイズが限定される。
[0043] 2. スキャンモードにおいては、支持構造体MTおよび基板テーブルWTを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付けられたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。支持構造体MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率および像反転特性によって決めることができる。スキャンモードにおいては、露光フィールドの最大サイズよって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決定される。
[0044] 3. 別のモードにおいては、プログラマブルパターニングデバイスを保持しながら支持構造体MTを基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTを動かすまたはスキャンする一方で、放射ビームに付けられているパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードにおいては、通常、パルス放射源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射パルスと放射パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[0045] 上述の使用モードの組合せおよび/または変形物、あるいは完全に異なる使用モードもまた採用可能である。
[0046] 図2は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの断面を示している。具体的には、6自由度で位置決めされるボディ2をロックするように構成されたロックデバイス1を示している。ボディとは、例えば、リソグラフィ装置のイルミネータILおよび/または投影システムPSである。あるいは、ボディは、その上に別のボディ、例えば、イルミネータILまたは投影システムPSが取り付けられた、中間ボディであってもよい。ロックデバイス1は軸4を有し、この軸4の周囲に、円筒形または球形のクランプブッシング6が配されている。ある実施形態では、クランプブッシングが、球体の一部表面を有している。クランプブッシングは、ボディ2を通って延在する実質的に円筒形のボア10の内面8に対してクランプするように構成されている。ロックデバイスは、さらに、軸4の周囲に配された1つ以上のクランプリング12を備えている。この1つ以上のクランプリングは、軸4に沿って印加された圧縮力がかかると、半径方向に拡大するように構成され得る。1つ以上のクランプリング12はRINGSPANNTMクランプリングであってよい。それらは、軸方向に圧縮される間、半径方向に拡大することができる。ロックデバイス1はロックアクチュエータ14をさらに備え、このロックアクチュエータ14は上記1つ以上のクランプリング12に対して圧縮力を印加し、これによって、1つ以上のクランプリングが半径方向に拡大しクランプブッシング6にぶつかる。半径方向に拡大することにより、クランプブッシング6が押圧されて内面8と接触し、クランプブッシング6がボア10の内面8に印加した力によってボディ2がロック位置に配されるロック状態が形成される。
[0047] 特に、特定の位置に調節されるボディ2は6自由度で固定される。ロックアクチュエータ14はボルトを有することができる。あるいは、必要な力を伝達できる別のエレメントを使用してもよい。x変位およびy変位を可能にする加圧リング16を介して、クランプ力が距離リング18およびブッシング20へ向けられる。距離リング18は、1つ以上のスプリングエレメント22、例えば、1組のスプリングに加圧するように構成されている。この1つ以上のスプリングエレメント22によって、別の加圧リング24に印加される力が制限される。この別の加圧リング24は、1つ以上のクランプリング12に圧縮力を印加する、つまり、加圧するように構成されている。上述したように、1つ以上のクランプリング12は、軸方向に圧縮される間、半径方向に拡大することができる。この軸方向への拡大は、1つ以上のクランプリング12によってクランプブッシング6に向けられる。クランプブッシング6は、被調節ボディを変位させることなく固定できる。それによって、正確な調節が達成される。例えば、被調節ボディは、その被調節位置に、+/−1マイクロメータの精度でロックされる。ロック状態は、円筒形ボア内で互いに反作用しあう半径方向力によって維持される。
[0048] 特に、ロックデバイス1は、非ロック状態にある場合、ボア10内で6自由度で動作可能とする大きさにされ得る。これによって、ボア10内でのロックデバイス1の向きに関わらず、ロックアクチュエータ14を作動させることでロック状態を実現できる。上述のように、ロック状態ではボディ2がロックデバイス1によってボア10内のある位置でロックされ、それによって、ボディ2がロックデバイス1によって静止位置に保持される。ロックデバイス1をクランプブッシング6を介してベース28に固定するため、ブッシング20の他にさらに別のブッシング26を設けてもよい。ベースは、固定ベースであってよい。具体的には、ロックデバイス1は位置28に固定され、ボディ2は、ロックデバイス1に対して6自由度で位置決め可能である。
[0049] ある実施形態では、ロックデバイス上のアクセス可能な位置にロックアクチュエータ14を配置できる。こうすることによって、より簡単に、より短時間で、ボディをロックできる。ある実施形態では、ロックデバイス1の上部30上にロックアクチュエートエレメント14を配することにより、上記を実現している。上述のように、ロックデバイス1は、軸4の周囲にそれぞれ配された第1加圧リング16および距離リング18を備えることができる。第1加圧リング16は、ロックアクチュエータ14から距離リング18へ圧縮を伝達するように構成されている。ある実施形態では、ロックデバイスはスプリング装荷されている。従って、ロックアクチュエータ14によって印加された力を制限することができる。これは、1つ以上のスプリングエレメント22を設けることによって達成でき、当該1つ以上のスプリングエレメント22は、1つ以上のクランプリング12に印加される力を制限するように構成されている。具体的には、ロックデバイス1は、1つ以上のスプリングエレメント22と1つ以上のクランプリング12との間に第2加圧リング24を備えてよく、それによって、制限された力を1つ以上のスプリングエレメント22から1つ以上のクランプリング12へ伝達することができる。
[0050] ロックデバイス1にはいくつかの応用が可能である。また、ボディは、単なるボディでもよく、または、その上にボディが取り付けられた中間ボディ(intermediate body)であってもよい。ある実施形態では、図1に示すようなリソグラフィ装置は、放射ビームを調整するように構成された照明システムIL、および/または、パターン付き放射ビームを基板Wのターゲット部分上に投影するように構成された投影システムPSを備えることができる。リソグラフィ装置は、さらに、照明システムILおよび/または投影システムPSを支持するための中間ボディ2と、本発明の一実施形態に係るロックデバイス1とを備えることができ、当該ロックデバイスは、照明システムおよび/または投影システムを固定位置にロックするように構成される。
[0051] 図3は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの3次元図である。具体的には、図2に示すロックデバイスの3次元図である。本発明の一実施形態では、クランプブッシング6は、軸4を中心に配された1つ以上のスリット32を備え、これらのスリット32によって、1つ以上のクランプリング12から力が印加されるとクランプブッシング6が拡大してボア10の内面8と接触する。
[0052] 図4は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの上面図であり、図2の断面図は線SA−SAに沿った断面図である。具体的には、図4は、ボルトが六角ボルトであってよいことを示している。スリット32は、隣接するもの同士の間に一定の間隔をあけて配することができる。そうすることによって、クランプブッシング6はその周囲において等しく拡大でき、実質的に等しい力を周囲のボア10の内面8に対して印加することができる。
[0053] 図5は、本発明の一実施形態に係るロック対象ボディの3次元図である。具体的には、図2〜図4に示すロックデバイス1でロックされる中間ボディ2を示している。中間ボディ2は、自身を通って延在するボア10を備えることができる。ボディ2は、少なくとも1自由度で位置決め可能である。また、ボディ2はロックデバイス1でロックできる。また、ある実施形態では、ボディ2は複数のロックデバイス1でロックできる。ロックデバイス1はボア10内に挿入できる。非ロック状態にある場合、ロックデバイス1はボア10内に自由に挿入可能である。ロックデバイス1は、1つ以上、6つ以下の自由度を有することができる。ボディ2をロックするためにボルト14が作動される。このボルト14は、ある実施形態ではロックデバイスの上部に配されているため、容易にアクセス可能である。中間ボディ2はベース28に固定できる。中間ボディ2は、イルミネータIL、投影システムPS、および/または、リソグラフィ装置の他のコンポーネント等の、別のボディまたはオブジェクトを支持することができる。ある実施形態ではボディは傾斜可能である。そうすることによって、中間ボディ、および、当該中間ボディが支持するボディを、容易に調節することができる。
[0054] 図5では、質量を有するボディ(図7参照)の位置を調節するための調節機構200が設けられている。特に、ボディは大きな質量を有する場合がある。調節機構は、その上にボディが取り付けられた中間ボディ2を備えることができる。中間ボディ2は、第1(x)方向52に延在する第1部分50と、第2方向56に延在する第2(y)部分54とを有することができる。当該第1方向52および第2方向56によって、面(xy)が定義される。中間ボディ2は、第1方向52および第2方向56それぞれにおける固定位置に対して中間ボディ2の位置を調節するための第1調節エレメント58および第2調節エレメント60をさらに備えることができ、これによって、第1方向52および第2方向56で中間ボディ2を傾斜させることにより、上記面(xy)において中間ボディ2の調節を達成できる。図5に示す本例では、支持されるボディはイルミネータILであり、固定位置が、イルミネータ/位置サービスモジュール(IPSM、図6に示す)のベースである。このようにして、調節エレメントを面(xy)内で調節することにより、質量を有するボディを容易に調節することができる。ある実施形態では、第1部分50および第2部分54は、単一の回転軸で旋回するように接合されている。中間ボディを旋回可能にすることにより、ボディを、調節を妨げ得る大きな摩擦を受けることなく、調節することができる。ある実施形態では、中間ボディ2はさらに、中間ボディ2を固定位置(図6に示すIPSMのベース)に連結するための第1ボールジョイント62を備えることができる。これによって、摩擦を最小限に抑えながら中間ボディを固定位置に連結することができる。また、中間ボディ2はさらに、中間ボディをボディ(例えば、イルミネータ)に連結するための第2ボールジョイント64を備えることができる。これによって、摩擦を最小限に抑えながら中間ボディをボディに連結することができる。具体的には、第1ボールジョイント62は、図6に示す回転軸66に配置してよい。図5〜図7に示す実施形態では、第1調節エレメント58および第2調節エレメント60は、それぞれ、第1調節ねじおよび第2調節ねじを備えることができる。これによって、ねじを回すことによって調節を容易に行うことができる。これらの調節エレメントはアクセス可能である。これは、調節エレメント58および60を中間ボディ2の上面65に配することにより達成できる。こうすることによって、調節エレメントに容易にアクセスすることができる。また、中間ボディ2は、ロックデバイス1が挿入されるボア10を備えることができ、このロックデバイス1によって、中間ボディ2を被調節位置にロックすることができる。ロックデバイス1は、図2〜図4に関して記載したロックデバイスであってよい。
[0055] 中間ボディの中心部分の幅WIと、調節エレメント58、60と中心部分との間の距離との比によって、提供される調節量が異なる。図5に示す例では、幅WIは、調節エレメント58、60と中心部分との間の距離のほぼ半分である。幅WIはおよそ100nmであり、調節エレメント58、60と中心部分64との間の距離はおよそ200nmである。したがって、第1調節エレメント58を1mm作動させることにより0.5mmの変位が生じる。xy面の例では、xy移動が小さければz移動(寄生的(parasitic)な移動)も比較的小さい(実際、移動は円形である)。したがって、調節により、中間ボディ2の実質的に線形の変位が生じる。上述したように、面(z)外への方向における寄生的変位は、実質的に抑制される。
[0056] 記載したように、第1調節エレメント58および第2調節エレメント60と、回転軸66との間の典型的な距離は約200mmである。ボールジョイント62、64のボールの典型的な直径は30mmである。第1調節エレメント58および第2調節エレメント60は回転軸66から等距離にあってよい。ある実施形態では、第1調節エレメントおよび第2調節エレメントと回転軸との間の距離は、ボールジョイントの半径の10〜15倍である。そうすることによって、ボディの線形変位を維持しながら、てこ作用(leverage)を実現することができる。
[0057] また、調節機構に挿入されるロックデバイスを設けることができる。ある実施形態では、図2〜図4に示すロックデバイスを中間ボディ2内に設けることができる。また、これとは別のロックデバイス、または、追加のロックデバイスを設けてもよい。本発明の一実施形態に係る調節機構は、多くの用途を有することができる。ある実施形態では、放射ビームを調整するように構成された照明システム、および/または、パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影するように構成された投影システムを備えたリソグラフィ装置が提供され、当該リソグラフィ装置は、さらに、本発明の一実施形態に係る調節機構を備えることができる。
[0058] 図6は、図5に示すロック対象ボディの調節原理を、x、y、z座標、およびボティとしてのイルミネータを使用して示している。具体的には、ある実施形態では、中間ボディを回転させることによってxy調節を実現することができる。調節の原理を以下に説明する。x調節ねじまたはy調節ねじを回転させることにより、イルミネータがxまたはy移動68する。中間ボディ2は回転軸66を中心に回転し、これによって、イルミネータILが実質的に線形変位する。寄生的変位はほぼ生じない。図5に示すように、本発明の一実施形態の利点は、調節ねじが容易にアクセス可能、例えば、上部からアクセス可能である点である。
[0059] 図7は、ロック対象オブジェクト、特に照明システム、の調節機構を概略的に示している。具体的には、イルミネータの全体的な調節機構を概略的に示している。図7の上部は上面図である。図7の下部は側面図である。図7から、本発明の一実施形態に係りかつ図5に示されている調節機構が、2度にわたって使用されることが分かる。
[0060] 本明細書では、IC製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的に言及しているが、本明細書記載のリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用のガイダンスパターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドの製造といった他の用途を有することが理解されるべきである。当業者には当然のことであるが、そのような別の用途においては、本明細書で使用される「ウェーハ」または「ダイ」という用語がすべて、それぞれより一般的な「基板」または「ターゲット部分」という用語と同義であると考えればよい。本明細書に記載した基板は、露光の前後に、例えば、トラック(通常、基板にレジスト層を塗布し、露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/または、インスペクションツールで処理されてもよい。適用可能な場合には、本明細書中の開示物を上記のような基板処理ツールおよびその他の基板処理ツールに適用してもよい。さらに、基板は、例えば、積層ICを作るために、複数回処理されてもよいので、本明細書で使用される基板という用語が、既に多重処理層を包含している基板を表すものとしてもよい。
[0061] 光学リソグラフィの関連での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、本発明は、他の用途、例えば、インプリントリソグラフィに使用してもよく、さらに状況が許すのであれば、光学リソグラフィに限定されることはない。インプリントリソグラフィにおいては、パターニングデバイス内のトポグラフィによって、基板上に創出されるパターンが定義される。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されたレジスト層の中にプレス加工され、基板上では、電磁放射、熱、圧力、またはそれらの組合せを適用することによってレジストを硬化させる。パターニングデバイスは、レジストが硬化した後、レジスト内にパターンを残してレジストの外へ移動される。
[0062] 本明細書で使用される「放射」および「ビーム」という用語は、紫外線(UV)放射(例えば、約365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長を有する)、および極紫外線(EUV)放射(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、ならびにイオンビームや電子ビームなどの微粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射を包含している。
[0063] 「レンズ」という用語は、屈折、反射、磁気、電磁気、および静電型光学コンポーネントを含む様々な種類の光学コンポーネントのどれか1つまたは組合せを指すことができる。
[0064] 以上、本発明の具体的な実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実行することも可能である。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取り可能な指示のシーケンスを含むコンピュータプログラム、または、そのようなコンピュータプログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。
[0065] 上記の説明は、制限ではなく例示を意図したものである。したがって、当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えることもできる。
[0018] 図1は、本発明の一実施形態に係るリソグラフィ装置を示している。 [0019] 図2は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの断面を示している。 [0020] 図3は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの3次元図である。 [0021] 図4は、本発明の一実施形態に係るロックデバイスの上面図であり、図2の断面図は線SA−SAに沿った断面図である。 [0022] 図5は、本発明の一実施形態に係るロック対象ボディの3次元図である。 [0023] 図6は、図5に示したロック対象ボディの調節原理を説明している。 [0024] 図7は、ロック対象オブジェクトの調節機構、特に、照明システムを概略的に示している。

Claims (15)

  1. 6自由度で位置決めされるボディをロックするためのロックデバイスであって、
    軸の周囲に配置され、かつ、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に対してクランプする、クランプブッシングと、
    前記軸の周囲に配置され、かつ、実質的に前記軸に沿って印加された圧縮力がかかると半径方向に拡大するように構成された、クランプリングと、
    前記クランプリングが前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大して、前記クランプブッシングが押圧されて前記内面に接触し、前記クランプブッシングが前記内面に印加した前記力により前記ボディがロック位置にある、前記圧縮力を印加するように構成されたロックアクチュエータと、
    を備える、ロックデバイス。
  2. 前記ロックデバイスは、非ロック状態において前記ボアまたは前記ロックデバイスの一方が他方に対して6自由度で動作可能であるような大きさである、請求項1に記載のロックデバイス。
  3. 前記ロック位置は、前記ボア内の前記ロックデバイスの向きに関わらず、前記ロックアクチュエータを作動させることにより達成される、請求項2に記載のロックデバイス。
  4. 前記ロック位置において前記ボディは前記ロックデバイスによって前記ボア内の所定位置でロックされ、前記ボディが前記ロックデバイスによって静止状態に保持される、請求項1に記載のロックデバイス。
  5. 前記ロックデバイスは所定位置に固定されており、前記ボディは前記ロックデバイスに対して6自由度で位置決め可能である、請求項1に記載のロックデバイス
  6. 前記軸の周囲にそれぞれ配置された第1加圧リングおよび距離リングをさらに備え、前記第1加圧リングは、前記ロックアクチュエータから前記距離リングへ前記圧縮力を伝達するように構成されている、請求項1に記載のロックデバイス。
  7. 前記ロックデバイスは、装荷されたスプリングである、請求項1に記載のロックデバイス
  8. 前記クランプブッシングはスリットを有し、前記クランプリングによって印加された力がかかると、前記クランプブッシングが拡大して前記ボアの前記内面に接触する、請求項1に記載のロックデバイス
  9. 前記ボディをさらに備える、請求項1に記載のロックデバイス。
  10. 前記クランプブッシングは球面を有する、請求項1に記載のロックデバイス。
  11. 自身を通って延在するボアを備えるボディであって、少なくとも1自由度で位置決め可能であり、かつ、前記ボア内に挿入可能な請求項1に記載のロックデバイスによってロック可能である、ボディ
  12. 前記ボディは、オブジェクトを支持するようになされた中間ボディであり、
    前記オブジェクトは、投影システムまたは照明システムのようなリソグラフィ装置のコンポーネントである、請求項1に記載の前記ボディ。
  13. 放射ビームを調整するように構成された照明システムおよびパターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影するように構成された投影システムの少なくとも一方と、
    前記照明システムおよび前記投影システムの少なくとも一方を固定位置にロックするためのロックデバイスと、
    を備え、
    前記ロックデバイスは、
    軸の周囲に配置され、かつ、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に対してクランプする、クランプブッシングと、
    前記軸の周囲に配置され、かつ、実質的に前記軸に沿って印加された圧縮力がかかると半径方向に拡大するように構成された、クランプリングと、
    前記クランプリングが前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大して、前記クランプブッシングが押圧されて前記内面に接触し、前記クランプブッシングが前記内面に印加した前記力により、前記照明システムおよび前記投影システムの少なくとも一方がロック位置にある、前記圧縮力を印加するように構成されたロックアクチュエータと、
    を備える、リソグラフィ装置
  14. 6自由度で位置決めされるボディをロックする方法であって、クランプリングが周囲に配置された軸に沿って圧縮力をロックアクチュエータによって印加することを含み、前記圧縮力によって前記クランプリングが前記軸の周囲に配置された前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大し、それによって、前記クランプブッシングが押圧されて、前記ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に接触して、前記クランプブッシングが前記ボアの前記内面に印加した前記力により前記ボディがロック位置にあるロック状態が形成される、方法
  15. 質量を有するボディの位置を調節するための調節機構であって、
    第1方向に延在する第1部分および第2方向に延在する第2部分を有し、前記第1方向および前記第2方向によって面が定義される、前記ボディが取り付けられた中間ボディと、
    前記第1方向および前記第2方向それぞれにおける固定の位置に対して前記中間ボディの位置を調節するために、前記第1方向および前記第2方向における自由度をもって前記中間ボディを提供することにより、実質的に前記面内で前記中間ボディの調節を行う、第1調節エレメントおよび第2調節エレメントと、
    を備え、かつ、
    前記中間ボディがボアを備え、前記ボア内には、前記中間ボディを被調節位置にロックするためのロックデバイスが挿入され、
    前記ロックデバイスは、
    軸の周囲に配置され、かつ、前記中間ボディを通って延在する実質的に円筒形のボアの内面に対してクランプする、クランプブッシングと、
    前記軸の周囲に配置され、かつ、実質的に前記軸に沿って印加された圧縮力がかかると半径方向に拡大するように構成された、クランプリングと、
    前記クランプリングが前記クランプブッシングに対して半径方向に拡大して、前記クランプブッシングが押圧されて前記内面に接触し、前記クランプブッシングが前記内面に印加した前記力により前記中間ボディがロック位置にある、前記圧縮力を印加するように構成されたロックアクチュエータと、
    を備える、調節機構。
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