JP4639088B2 - 毛髪処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具 - Google Patents

毛髪処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具 Download PDF

Info

Publication number
JP4639088B2
JP4639088B2 JP2004563597A JP2004563597A JP4639088B2 JP 4639088 B2 JP4639088 B2 JP 4639088B2 JP 2004563597 A JP2004563597 A JP 2004563597A JP 2004563597 A JP2004563597 A JP 2004563597A JP 4639088 B2 JP4639088 B2 JP 4639088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
foil
sheet
hook
lightning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004563597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006514564A (ja
Inventor
ラッセル・マーシャ・エー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PWAI LLC
Original Assignee
PWAI LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PWAI LLC filed Critical PWAI LLC
Publication of JP2006514564A publication Critical patent/JP2006514564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4639088B2 publication Critical patent/JP4639088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0208Tissues; Wipes; Patches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D19/00Devices for washing the hair or the scalp; Similar devices for colouring the hair
    • A45D19/0041Processes for treating the hair of the scalp
    • A45D19/0066Coloring or bleaching
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D19/00Devices for washing the hair or the scalp; Similar devices for colouring the hair
    • A45D19/012Devices for colouring or bleaching separated strands of hair, e.g. highlighting
    • A45D19/018Devices for colouring or bleaching separated strands of hair, e.g. highlighting comprising wrapping foils or foldable sheets for enclosing a strand of hair during treatment, e.g. frosting foils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cleaning And Drying Hair (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Hair Curling (AREA)

Description

本発明は、頭髪に流体処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具に関し、特に、髪を分けて保持する特徴を有する改良ホイルを含むシステム,方法,器具や、人物の毛髪に毛髪用処理剤を塗布するための他の毛髪保持器具に関する。
本発明は、頭髪のカラーリング,ライティング(明色化),フロスティング(つや消し),ストレートニング(直毛化),ウェービングなど、人物の毛髪の外観および質感を変更する技術を対象とするものである。これらの技術は、人物の毛髪の色および全体的な外観を変えるために用いられる。特に、フロスティングおよびハイライティング処理は、他の束を自然の色または別の色にした上で、選択された毛束を被術者の頭皮上でカラーリングする必要がある。そのような選択的なカラーリング技術は、基本的に、時間や費用の掛かる技術である。
従来技術では、そのような処理を実施するために、多くの様々な方法が、美容師および髪の専門家によって用いられてきた。最も一般的な技術の一つは、「ホイル」と呼ばれるものを用いる。毛髪は、通常、選択された分け目に沿って分けられ、分け目の両側に下ろされる。「ウィービング」という技術においては、他の手持ちの道具および器具を用いて、分け目に沿った毛髪の中から選択された束が手で引き出される。紙またはホイル(通常、薬剤を通さない材料の小さな長方形のシート)が、一方の端部を分け目に合わせた状態で分け目の下側に置かれ、分け目の下側の毛髪を十分に覆う。選択された毛束は、ホイルの上に置かれ、その結果、ホイルは、選択された束と下側の毛髪および頭皮との間に薬剤や流体に対する障壁となる。その後、カラーリング剤が、ブラシや発泡体,スポンジを用いて、選択された束に対して慎重に塗布される。その後、ホイルの後ろ半分が、先端部に向かって折り畳まれ、薬剤の粘着性によってその状態で保持され、選択された束を折り畳まれたホイルの内部に挟むことで、カラーリングの薬剤が、最大限の効果で毛束に吸収されることを可能にする。挟まれた毛束をより良好に保持するために、ホイルは、再度折り畳まれ、二重に折り畳まれた状態で固定されても良い。ホイルの状態は、選択された毛束における折り畳まれたホイルの保持力によって決まる。
そのプロセスは、処理対象である頭皮および毛髪の各部に対して、新しい分け目と新しいホイルとを用いて繰り返される。結局、数十以上の別個のホイルが、被術者の頭を覆うことがあり、これらは、カラーリング剤が作用する間そのまま残される。最終的には、ホイルは除去されて処分される。
ホイルによる方法は、ホイル材料のコストに関する限りは、高価ではないが、極端に時間が掛かることから、スタイリストまたは髪の専門家が扱うことのできる顧客の数が制限され、その結果、各顧客に対するコストが高くなる。ホイルは、通例、コーティングされた金属ホイル材料からなり、ホイルという名称は、それに由来しているが、単に、紙またはコーティングされた紙であっても良い。それらは、処理される被術者の頭の各部に合わせて所望のサイズに切断されても良い。さらに重要なことには、ヘアスタイリストは、一方の手で、選択された毛束を保持しつつ、ホイルを他方の手に取って配置する必要がある。束が選択されてホイル上の適所に配置された後に、スタイリストは、一方の手にホイルを保持したまま、他方の手で束にカラーリング剤を塗布する。
そのプロセスは、厄介で、集中する必要があり、繰り返しに骨の折れるものである。その技術は、スタイリストが、必要となる材料すべてをすぐ手の届く範囲に置いておくことを必要とする。ホイルが折り畳まれて再度折り畳まれ、塗布された薬剤の粘性によって明らかに保持された後にだけ、スタイリストは、手を離して次のホイルに取りかかることができる。そうして、折り畳まれたホイルの頭皮上の位置は、複数回折り畳まれることで、ホイルの先端部にあたる分け目の毛髪の根本付近で、選択された束を保持することによって維持される。
スタイリストが、熟練者であり丁寧に作業したとしても、ホイルは、カラーリング剤を塗布する間に頭皮上で動くことがあり、その結果、所望の束を選択する遅延や困難、毛髪の望まない部分のカラーリング、薬剤への頭皮の過度な接触、または、折り畳まれたホイルによって包まれず効果的にカラーリングされない根本部分が必要以上に生じる。さらに、折り畳まれたホイルからカラーリング剤が漏れて、同様の問題を引き起こす危険性もある。
さらに、このプロセスに関する全処理時間および複雑さのために、スタイリストは、顧客に対して一貫したカラーリングの効果を維持するために、プロセスの詳細を管理することや、所望の一様な時間間隔の間だけカラーリング剤を伴った各ホイルの配置を連続的に維持することがしばしば困難である。さらに、処理用の薬剤が、ホイルの金属またはその他の物質と反応することや、部分的には個々のホイルに関するタイミングの問題や髪の色に対する効果の違いによって毛髪のカラーリングに過不足が生じることが、解決しがたい問題として残っている。
ホイルによる方法の問題を回避する試みとして、化学的な毛髪処理剤を管理する他の方法が用いられてきた。これらの方法は、多くの孔が形成されたキャップで被術者の毛髪を覆う工程と、フックまたはその他の適切な装置により孔を通して毛束を引き出す工程とを備える。その後、キャップを通して伸びる束に、カラーリング剤を塗布することができる。しかしながら、この方法には、多くの被術者にとって苦痛であるという問題が無かったとしても、多くの問題がある。
毛髪の管理に用いるための他の一般的な道具や装置は無数にある。毛髪を保持するため、および、帽子などの他の物を毛髪や頭に保持するための一般的な道具の一例として、一般的な「ボビーピン」が挙げられる。ボビーピンとは、毛髪内に押し込むために小さいV字形の入り口と小さいこぶ状のワイヤ端部とを有する単純な線ばねクリップである。バレットやヘアバンドなど、他の髪および頭用の装飾は、この技術に関連しないが、毛髪を側方に配置して保持するための滑らかな歯を有することが知られている。しかしながら、これらの装置はすべて、必然的に、毛髪から装置が簡単に浮くことを防止するために、さらなる要素に依存する。例えば、配置のためにばねを開かれて、着用者の頭の回りに配置された際に装置のばねのような締め付けを利用する弾力的なヘアバンドの長さと過度の屈曲が挙げられる。また、バレットは、バレットの下部に向かって多くの毛束を集めて締め付けるための底面ヘアクリップを備える。
明らかに、化学的な毛髪処理の分野および技術においては、関連するシステム,方法,器具を改善する余地がある。
本発明は、毛髪処理に関し、システム,道具,方法を含むものであり、従来技術の毛髪プロセスおよび製品の課題に関して大幅な改善を提供する。本発明の目的の一つは、ホイル自体のコストを低減することと、使用を容易にすることを含めて、従来のホイルに関する方法の利点を維持または改善することである。さらなる目的は、必要な技能および集中力のレベルを低減することである。別の目的は、本職のスタイリストの作業の質を改善することである。さらに別の目的は、同じ数のホイルを配置するのに必要な総時間を大幅に低減し、スタイリストの処理能力を向上させることである。
本発明の目的は、ウィービングおよび化学的な毛髪処理剤の塗布のための改良されたホイルおよび関連の器具を提供することであり、それにより、素人および本職のヘアスタイリスト両方に対してプロセスを加速すると共に容易にして、プロセス全体を簡単にして効率化することができる。
そのために、毛束が処理のために選択される前もしくは後に、分け目の片側における櫛でとかれた毛髪に配置されると即座に、櫛でとかれた毛髪に粘着する改良ホイルが提供されており、それにより、スタイリストは、ウィービングおよび化学的な処理を行う際に両手を使う程度が大きいことと、必要に応じて塗布の間に動き回ることから解放される。毛束は、毛髪ホイルの先端部に沿って、据え付けられたホイルの下の櫛でとかれた毛髪の中から選択され選り分けられても良い。束が選択されてホイル上に配置されると、選択された毛束は、ホイルが折り畳まれる前に適所に保持されるため、従来技術と違って、絶え間なく毛束を調整する必要がない。その結果、本発明のホイルを用いた化学的な毛髪処理プロセスは、従来技術のホイルを用いた方法で必要な時間の何分の一かの時間で進行する。本発明は、さらに、スタイリストが、頭髪の半分以上にわたって伸びる分け目に一つのホイルを沿わせるなど、任意の有用な幅のホイルを用いることを可能にする。以前では、従来技術を用いてカラーリングまたは処理を行うことが困難もしくは不可能であった非常に短い毛髪でも、本発明を用いると簡単に処理できる。
この方法を用いると、カラーリング剤の塗布に必要な時間が減少するため、個々のホイルについてのタイミングの配慮が、大幅に軽減される。さらに、ホイルに透明の窓を用いたり、ホイルを透明の材料から形成したりすることにより、一つのホイルと次のホイルとの色が一致しない課題が解決される。
本発明の一態様によれば、化学的な毛髪処理の処置で用いられる毛髪ホイルであって、ホイル材料のシートと、シートの両側の一方の端部に貼り付けられた少なくとも一つの毛髪固定帯とから成る毛髪ホイルがある。その端部は、稲妻形状の端部であっても良く、毛髪固定帯は、稲妻形状の先端部に整列されても良い。毛髪固定帯は、ホイルの下面において、頭皮上の毛髪を掴みホイルを適所に保持するよう機能しても良いし、その上面において、カラーリングのために選択されホイル上に配置された毛束を掴む毛髪保持拘束具として機能してもよい。そのシートは、薬剤を塗布するための上面と、頭皮に接触するための下面とを有するように加工,処理,選定されても良い。
本発明の別の態様によれば、毛髪ホイルは、シートの上面または下面における先端部に近接して平行に配置された押し込みフラップを有し、押し込みフラップは、先端部から離れる方向に折り曲げられることによって、ホイルを差し込むための道具を挿入可能な隙間をフラップの下方に形成することとしても良い。
シートの上面の少なくとも一部は、毛束が容易に接着する粘着性を有するように提供または生成されても良い。ホイルのシートは、先端部の各端部において肩状の張り出しを備えても良く、それにより、先端部から少し離れたシートの一部が、先端部自体よりも広くなる。
本発明の更なる別の実施形態によれば、ホイルの下面において頭皮上の毛髪にかみ合う固定手段としても、ホイルの上面における選択された束のための毛髪保持拘束手段としても機能する毛髪保持帯または固着帯は、鉤状部および環状部による固定システムの一方の構成部から成り、横向きのズレに対する抵抗性に加えて、ホイルまたは器具の単純な浮き上がりに対する重要な抵抗性を提供しても良い。
全体的に用いられている「ホイル」という用語は、広く解釈されるよう意図されており、任意のシート(sheet),フィルム(film),ホイル(foil),複合体(web),層(layer)の他、処理のために編み込まれた毛髪すなわち選択された毛髪を、残りの毛髪および頭皮から隔離または分離するために利用可能な基材(substrate)または同様なものを含む。
本発明の更なる態様によれば、本発明のホイルの素材となるホイル材料,フィルム材料,紙材料,またはその他の材料は、頭皮のための薬剤耐性の保湿防壁と、化学的な毛髪処理プロセスを実施するための効果的かつ適切な表面とを提供する積層体(例えば、紙およびホイルまたはその他の材料)であっても良い。その積層体は、更に、折り畳まれたホイル内部の化学反応熱を遮る熱防壁として機能しても良い。
また、本発明の別の実施形態によれば、頭皮上の所望の位置に毛髪の部分を拘束するために用いられる毛髪器具,道具,ホイルシステムの構成材は、基礎プレートから成り、柔軟であるか硬質であるであるかどうか、細長いかどうかに拘らず、その下面は、少なくとも部分的に、鉤状部および環状部による固定システムの一方の構成部を有する。その器具の端部は、選択された毛束を器具の下から選り分け易くするために、稲妻形状すなわちジグザグ状に形成されても良い。その器具は、任意の種類の上側毛髪クリップまたはその他の追加の毛髪保持装置を備えても良く、それにより、更に多くの毛髪すなわち個々の毛束を、選択的に器具に取り付けることができる。その器具は、クリップや、隙間、粘着取り付けのための平坦部など、毛髪ホイル材シートを器具に取り付けるための手段を備えても良い。その器具または道具は、本発明のホイルと同様に頭皮に用いられ取り付けられるホイルシステムの先端部構成要素として構成および機能しても良い。
本発明の別の態様は、毛髪ホイルの製造方法に関する。その方法は、毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有するホイル材料の連続的な複合体を用いる工程と、毛髪固定材料の連続的な帯片を、複合体の中央付近の少なくとも片面に貼り付ける工程と、複合体を中央付近で二つの部位に分割する工程と、各部位を個々のホイルに切断する工程とを備える。
さらに別の態様は、化学的な毛髪処理の処置に用いられる押し込みフラップを備える毛髪ホイルの製造方法に関する。毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有し、頭皮に対して配置されるよう意図された下面と、薬剤を塗布されるよう意図された上面とを有するホイル材料の連続的な複合体を用いる工程と、第1に上面側に折り返し、第2に下面側に折り返し、第3に下面側に折り返し、第4に上面側に折り返して、一組の四つの隣接する折り目を複合体の中央部に折り込んで、第2および第3の折り目が後に押し込みフラップになる部分を画定するように、第1および第4の折り目を第2および第3の間に配置する工程とを備える。
次いで、連続的な毛髪固定材料の帯片が、複合体の下面に貼り付けられ、第1および第4の折り目の両方が被覆された後、フラップ取り付け用の結合部が固定される。次に、複合体は、第1および第4の折り目の間で二つの部位に分割されることで、毛髪固定材料の連続的な帯片も分割され、その後、各部位が個々の毛髪ホイルに切断される。分割工程は、ホイルウェブの二つの部位のそれぞれに稲妻形状の端部を形成するために、ジグザグの刃先を備える回転切断ホイールなどを用いて、ジグザグに分割することによって実行されても良い。
本発明の他の目的,利点,態様は、図面,説明,請求項から当業者に対して明らかとなる。
本発明は、装置および方法の多くの実施形態に適用可能である。本発明と同一の出願人による2002年12月23日に出願の米国特許出願第10/329815号は、引用されている従来技術を含めて、参照により組み込まれる。本明細書で説明される好ましい実施形態は、例示的なものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
図1aないし1eを参照して、一連の処理工程の形で、本発明の好ましい実施形態を説明する。図1aは、本発明の頭髪拘束器具60を用いて分けられた頭髪の一方の側を適所に保持することによって、頭髪10を分け、分け目12を作る処理を示す図である。次いで、スタイリストは、毛髪拘束器具60の分け目を挟む反対側に、本発明のホイル40を毛髪上に配置できる。本実施形態では、ホイル40は、稲妻形状の先端部42と押し込みフラップ46とを備えるように構成されている。
図1bは、上述の処理の更なる時点を示す図であり、選択された毛髪を、櫛70の柄を分け目12に沿って用いてホイル40の下からホイルの下側の毛髪固着要素(本図では図示しない)を通してウィービングすなわち選り分ける処理を示す。選択された毛髪は、先端部42の隙間に引き下ろされ、毛髪保持帯片46を横切ってホイル40の上面に垂らされる。
図1cは、上述の処理の更に先の時点を示す図であり、この時点では、ホイル40上での毛髪のウィービングおよび配置が完了しており、櫛70の柄は、フラップ46の下側に挿入され、ホイルを頭皮および分け目の方向に移動させることによって、ホイルを最終的に位置決めすると共に、選択された毛髪を先端部42の隙間に完全にかみ合わせるために用いられる。
図1dは、上述の処理の更に先の時点を示す図であり、ホイル40上に位置決めされ選択された毛髪に対して所望の毛髪処理剤をブラシ72で塗布する処理を示す。
図1eは、上述の処理の更なる時点を示す図であり、この時点では、ホイル40は、折り重ねられ、選択された毛髪に対する保持力を確保し、選択された毛髪を包むことによって毛髪用の薬剤がその作用を発揮するための処理空間を形成する。
図2は、本発明の二つの毛髪拘束器具60の使用工程を示す。それぞれの器具は、以下で詳述するように、稲妻形状の先端部42と、両面に設けられた毛髪保持要素とを有する。器具60の一方は、毛髪10を分けて、分け目12を画定するために用いられる。器具60の他方は、第1の器具に対して分け目の反対側に配置され、毛髪選択のための道具として機能する。図に示すように、選択された毛髪は、上側の器具60の上に配置され、上面の毛髪保持要素によって適所に保持されている。
ここで、図3を参照して、毛髪10を分けて分け目12を画定するための毛髪拘束器具60の使用について説明する。本発明の複数部分ホイルシステムの実施形態の一部である先端器具70は、稲妻形状の先端部42と、ホイル素材74が取り付けられる粘着性の上面68とを有し、器具60に対して分け目12の反対側の毛髪に配置されている。ホイル素材74は、頭皮への器具70の配置に先立って、器具70の粘着性を有する上面68に取り付けられても良いし、図に示すように、頭皮への器具70の配置の後に取り付けられても良い。
図4aないし4cは、本発明のホイル上面の三つの好ましい実施形態を示す。図4aのホイル40は、稲妻形状の先端部42を有するよう構成されている。ホイル40の幅は、先端部42よりも明らかに広く、それにより、より広い領域で、処理に用いる薬剤から頭皮を保護していることに注意されたい。先端部のフラップ46が備えられており、その上面は、マジックテープ(登録商標)材料による固定システムのフック構成要素と同様のフック面からなる毛髪保持帯片45aを有するよう構成されている。
図4bは、ホイル40の上面の第2の実施形態を示し、その上面は、同様に稲妻形状の端部42および押し込みフラップ46を有する。しかしながら、図4aの毛髪保持片45aは、より小さい毛髪保持要素45bのパターンに置き換えられており、それらの毛髪保持要素45bは、図4aのようにフック面であっても良いし、選択された毛髪を容易に着脱可能な粘着面であっても良い。
図4cは、ホイル40の上面の第3の実施形態を示す。その上面は、同様に稲妻形状の端部42および押し込みフラップ46を有するが、異なる毛髪保持帯片、すなわち、選択された毛髪が簡単に着脱される粘着面による毛髪保持帯片45cを、稲妻形状の端部に隣接して有するように構成されている。
ここで、図5aないし5cを参照して、ホイル40の下面の三つの好ましい実施形態を説明する。図5aは、ホイル40の下面の第1の例を示す。その下面は、非透過性の下層48と、稲妻形状の端部42と、稲妻形状の先端部42に合わせて切り取られ配置された第1の連続的な毛髪保持帯片44aと、第1の保持片から少し離れて配置されホイル40の全幅の長さまで伸びる第2の連続的な毛髪保持帯片44aとを有する。毛髪保持帯片44aは、フック面から成っても良いし、粘着性または接着性の面から成っても良い。いずれにしても、容易に貼り付けられ、使用中にホイルを適所に保持し、終了の際には、毛髪から容易に取り外される。
図5bは、ホイル40の下面の第2の例を示す。その下面は、同様に非透過性の下層48および稲妻形状の端部42を有するが、毛髪保持櫛44bの形態の細長い毛髪保持要素の硬質または半硬質のパターンを有する。毛髪保持櫛44bは、先端部から後ろ向きに角度の付いた櫛状の歯を備えることで、ホイルを被術者の毛髪内に向かって滑らかに引き下げることにより、すなわち、固定動作の際に、概して、毛髪と整列すると共に分け目に垂直になるよう保持しつつ歯を滑り込ませて固定することにより、ホイルを頭皮上に配置することを可能にする。櫛44bの歯の形状および間隔は、容易な固定,使用中のホイル位置の保持,取り外しの機能が実現される限りで大幅に変更されても良い。
図5cは、ホイル40の下面の第3の実施形態を示す。その下面は、同様に非透過性の下層48および稲妻形状の端部42を有するが、稲妻形状の端部の近傍に配置され図5aおよび5bの毛髪保持構造と同様の基本的な機能を有する毛髪保持要素44cのパターンを有する。
ここで、図6aおよび6bの上面図および側面図を参照して、好ましい実施形態のホイル40を説明する。そのホイルは、稲妻形状の端部42と、上面の押し込みフラップ46と、稲妻形状の端部に隣接して上面に設けられた毛髪保持帯片45と、稲妻形状の端部42の両側の肩状部47と、非透過性の下面48と、ホイル下面において離間する二つの毛髪保持帯片44と、特に毛髪処理剤容器41とを備える。毛髪処理剤容器41は、ホイルの上面から利用できるようにホイルに組み込まれ、図6bに示すように、形状または厚さに関し必要な範囲でホイルの下面から突出する。容器41の突出部すなわち段部は、ホイルの上側の表面の滑らかさを損なわない。
容器41は、ある量の化学的な毛髪処理剤を事前に収容しており、処理剤は、毛髪処理の効果を引き出すために、水またはその他の活性化成分を追加することを必要としても良いし、必要としなくても良い。容器は、開封帯すなわち剥離面カバーの利用や、道具で外皮に孔を容易に開けるなど任意の方法で開けられても良い。
肩状部47は、稲妻形状の端部42の幅を超えてホイルの幅まで伸びており、ホイルを配置する際の指の配置や、薬剤を塗布する際の頭皮と下側の毛髪に対する被覆および保護の拡張のための表面積の拡張、選択された毛束を置いたり薬剤を塗布したりするための作業面の拡張を実現する。実際のサイズは、変化しても良いが、一部の有用な実施形態は、2から4インチまでの範囲の長さを有する先端部と、両側において1/2から3/4インチ長い幅を有するホイルとを備える。好ましい実施形態では、直角に切断した肩状部が図示されているが、他の実施形態において、更なる幅および表面積を実現する任意の変形物が用いられても良い。
上面の毛髪保持帯片44は、ちょうど稲妻形状の端部42の長さまで伸びており、下面の毛髪保持帯片44は、ホイルの全幅まで伸びることにより、ホイルの全幅にわたって固着機能を実現している。
ここで、図7a,7b,7cに示すホイル40の稲妻形状の端部42の拡大上面図を参照して、稲妻形状の端部における三つの好ましい隙間末端として、狭いスリット43,V字スリット43b,スリットに連通する開口部43cについて説明する。これらの末端構造の全て、および、鋸歯の谷の下端における挟み部分の他の変形物は、各谷の中にあるウィービングされた少量の毛束の根本の周囲を、より完全に収容すなわち取り囲む。それにより、化学的な毛髪処理剤を、より良好にホイルの上側に閉じこめて、被術者の残りの毛髪と頭皮への接触を避けることができる。
図8aは、好ましい実施形態で向き合うホイル材料の連続的な複合体を加工するための対峙した連続長での組立処理を示す断面または側面図である。適切なシート材料は、中央線69に関して対称的に点57で折り畳まれると、フラップ46の下側にポケット59が形成される。連続的な毛髪保持帯片44は下面に接着される。次に、その結果形成される頭部を合わせた状態のホイルの複合体は、所定の幅で切断された後にスリットや鋸歯が形成されて二つのホイル完成品に分割されるか、または、スリットや鋸歯が形成されて稲妻形状の端部42をそれぞれ有する二つの複合体に分割される。図8aの複合体の左半分は、図8bの断面または側面図に示されている。次いで、図8bの複合体は、所望のホイルの幅に切断される。
ここで、図9の斜視図を参照して、稲妻形状の直線端部42と、上面および下面の各々に設けられた毛髪保持面62とを備える好ましい実施形態の毛髪器具60を説明する。その器具は、基本的に両面利用が可能であり、いずれの面が、頭皮上の毛髪に配置すなわち固定されても良く、その上面には、スタイリストに有用な任意の方法で拘束するために、更に選択された毛髪が配置されても良い。一方または他方、または両方の毛髪保持面62が、フック面であっても良い。
本発明の器具60およびその他の実施形態は、ヘアスタイリストの必要性と利益以外においても利点を提供する。人物の頭皮または毛髪を検査,研究,治療を行う必要のある医療従事者などは、一度に一つの束もしくはいくつかの束のいずれが配置される場合でも、受容する上面がさらなる毛髪の保持に利用可能な状態で、分け目を保持する助けになるものとして、迅速に利用できる装置を評価することになる。
ここで、図10の斜視図を参照して、稲妻形状の端部42と、下面に設けられた毛髪保持引っ掛け面(図示せず)と、上面に設けられた折り重ね式毛髪クリップ66とを備える好ましい実施形態の毛髪器具64を説明する。その装置は、図9の器具60と同じように毛髪および頭皮の上に配置されるが、毛髪クリップ66は、配置および保持のためにクリップを開閉する必要があるものの、上側での毛髪保持能力が増大することで装置64に寄与している。
図11は、稲妻形状の端部42と、毛髪保持引っ掛け下面(図示せず)と、粘着性の上面61とによって特徴付けられる好ましい実施形態のホイルシステムにおける連続長の先端部構成要素68を示す斜視図である。連続長の構成要素68は、製造されると、まとめて配給され、使用の時間および場所において任意の所望の長さに切断されることが可能である。粘着面61は、任意の適切なサイズおよび特性のホイル素材の取り付けを容易にする。
本発明のホイルは、毛髪の処理で用いられる処理用の薬剤から頭皮を保護するのに適切な任意のシート材料から形成されてよいことがわかる。本発明のホイルの最小限の実施形態は、ホイルの先端部を特定するものであり、毛髪の分け目に隣接して頭皮にホイルの先端部を取り付けるための手段と、選択された毛束をホイルの上面に固定すなわち接着するための手段とを備える。ホイルを頭皮に取り付けるための上述の手段は、一片の両面テープや、被覆片またはフラップを除去することにより露出できる接着面など、上側または下側の線または帯片の接着剤のように簡単なものであっても良い。ホイルの上面に毛束を固定するための上述の手段は、製造処理において噴霧などによって準備された粘着仕上げまたは接着層の全面的または部分的な表面層、もしくは、ホイルに毛髪を保持するためにも、ホイルの折り畳み面を合わせて保持するためにも、接着剤として利用できる毛髪処理用の薬剤の混合物の層のように簡単なものでも良い。
頭皮取り付けまたは毛髪保持すなわち固着機構(上述のように、先端部の近傍でホイルの上面または下面に構成されても良い)と、ホイルの上側の毛束固定すなわち毛髪保持構造とは、より構造的な手段で実現されても良い。例えば、毛束とかみ合う細かい毛を長さ全体にわたってはやした単純なパイプクリーナを下面に用いて、頭皮の毛髪とかみ合わせても良いし、上面に用いて、選択された毛束とかみ合わせても良い。いずれにしても、毛髪ホイルに必要な毛髪の保持力が提供される。取り付け機構の別の例としては、下面に設けられた細長い歯の櫛状の構造を、頭皮の毛髪に十分にかみ合わせることにより、ホイルを適所に保持しても良い。
本発明の好ましい実施形態の毛髪ホイルは、少なくとも、従来のマジックテープ材料の固定システムの一片またはより小さいスポットのパターン、もしくは、同等または同様な構造を用いる。これは、本明細書ではフック面(引っ掛け面)と呼ばれている。基礎となる面から突出する小さいプラスチックの返しすなわちフックのパターンが広がるフック材料は、頭皮上の適所にホイルまたは器具を保持するために、分け目に沿って毛髪に据え付けて引っかけることが容易である点で、特に有利である。また、その後に除去することが容易であり、しかも、個々の毛束を、持ち上げて処理するために、ピックなどの道具でホイルの端部の下からフック要素材料の返しを通して横方向に、ウィービングすなわち引き出すこともできる。本発明の毛髪保持の目的を特に対象とした一般に入手可能なマジックテープ材料の変形物については、任意の適切な材料から形成されたものが、本発明の範囲に含まれる。
同様に、同一または同様の材料の一片またはパッチが、処理のために引き出された毛束を扱う助けとして、粘着面またはその他の接着層を備えるか否かにかかわらず、毛束保持片としてホイルの上面に貼り付けられてもよいし組み込まれてもよい。以下で詳述するように、好ましい実施形態に対して、基本概念をさらに強化する。
上述のように、毛髪ホイルおよび毛髪処理の従来技術においては、少数の毛束が「ウィービング」される。すなわち、頭の特定の領域の毛髪が、選択されて引き出された後にまとめられ、ホイルが配置されている際には、わきに保持され、その後、化学的な処理のためにホイル上に置かれる。次に、ホイルが折り畳まれて(通例、二回)、毛束を握って固定する。すなわち、ホイルは、それらの毛束によって頭皮の適所に固定される。
前述のように、本発明の改良ホイルの主な利点は、スタイリストがホイルを適所に保持することなく、処理被術者の頭髪に固着することと、処理のために、選択された毛束を選り分けたり、据え付けられたホイルの下から毛束を引き出してホイルの表面上に配置したりする動作を可能にすることである。
図1,3,4,5,6,8によれば、本発明の好ましい実施形態のホイルは、薄くてしなやか、かつ、化学的耐性を有する材料の略長方形のシートを含む。少なくともシートの下面は、非透過性の防湿層を備えており、部分的には遮熱層としても機能しうる。一方、上面は、ホイルの表面および被術者の毛髪に塗布された液体またはペースト状の薬剤を保持することによって薬剤の流出を防止するために、若干の吸湿性を有してよい。上面は、毛束を適所に保持するためや、後端部を折り重ねて接着することでカラーリングされる毛束を包むために、若干の粘着性を有してよい。上面の色は、塗布されるヘアカラーに対して有用な程度のコントラストをなすように選択されてもよい。
基本的なホイルの好ましいサイズは、幅が約4インチ、長さが幅の二倍(この例では、約8インチの長さ)であり、それにより、ホイルは、処理の際に良好に折り重ねられることが可能となり、最初に折り畳まれる際に上端部の近傍に後端部すなわち反対側の端部が配置される。次に、従来技術と同様に、ホイルの折り目に相当する端部が、後端部に向かって再び折り畳まれ、従来の手段によって固定されてよい。
一実施形態では、シートの上端部(本明細書においては、先端部または分け目端部と呼ぶこともある)は、「稲妻形状」すなわちジグザグの歯のパターンを有しており、そのパターンは、端部に沿って溝を形成し、それらの溝の中で、毛束は、一様に選り分けられすなわち選択されて、適切な溝すなわちV字スロット内に分配され、ホイルの表面全体にわたって配置される。ホイルを配置する前に、所望の束を事前に選択する従来技術の方法と異なり、稲妻形状の端部は、スタイリストが、ホイルの先端部に沿って追加的かつ一様に作業して、分け目に沿って一様な配分の束を選択し、それらの束をホイルの下から引き出す際に、人間工学的な助けとなる。本発明の方法と、従来技術の方法との差異は、「(ホイルの)配置後に、(本発明のホイルの下から所望の束を)選り分ける」のか、「(所望の束の)選り分けの後に、(従来技術のホイルを)配置する」のかによって特徴付けられる。
稲妻形状の切り込みすなわち端部の設計は、一般的なジグザグのパターンをホイルの平面に有しており、前進された際に、より良好に毛髪とかみ合い毛髪を分割する先端と、束を選択するための目に見えるスロットとを備える単純な形状であることが好ましい。しかしながら、方形波または正弦波設計など、一様に増加する舌部およびスロットのパターンを提供する他の端部設計もすべて、本発明の範囲に含まれる。一部の実施形態のさらなる改良が、図7a,7b,7cに示されており、ピックなどの道具を用いて、ホイルが分け目に向かって前進されるように配置された後に、選択された毛束が、引っ張られて、中に押し込まれた際に固定される各溝の底部に、小さく狭い末端スロット形状を提供する。処理用の薬剤で束を湿らせた際に、膨張が生じ、処理後の束に対する末端スロットの保持力を増大させる。上述のような端部パターンが望ましいが、本発明は、単に直線的な先端部を備える実施形態も含む。
本発明のホイルの別の実施形態は、稲妻形状の端部パターンの代わりもしくは追加として、ホイルの先端部とその下側に、下向きに突出する歯のパターンを提供する。そのパターンは、ホイルの下において分けられた毛髪内に突出し、ホイルを適所に固定するものであり、この場合でも、選択された束を、処理のためにホイルの下から引き出すことが可能である。
ここで、図3によると、好ましい実施形態のホイルの先端部に沿った下側すなわち頭皮側の表面は、その材料のフック面、櫛状の歯、接着、ゲルのスポット、もしくは、その他の毛髪を握る、粘着する、またはつかむ形状によって頭皮における適所にホイルを保持する毛髪保持固着片を備える。図5,6,8に示すように、毛髪を握る取り付け固着片は、細長い略長方形の材料片から形成されてよく、ホイルの稲妻形状の端部に適合するように鋸歯を設けられる。毛髪保持固着片は、さらに、ホイルの上端部に、ある程度の硬さを提供することで、配置または使用の際に曲がったり壊れたりしないようにする。固着片は、接着または熱接着によってホイルに接着されることが好ましい。好ましい実施形態では、ホイルの端部および固着片は、事前に組み立てられ、同じ動作内で鋸歯を設けられる。
特に上述のフック面を備える場合のホイルの毛髪保持固着は、頭皮への握りを実現すると共に、ホイルの下側から毛束を選択して引き出すことを可能にする。
図4,6,9を再び参照すると、ホイルの上面は、毛髪保持片をさらに備えてもよい。毛髪保持片は、通例、稲妻形状の端部に近接してホイルに取り付けられるが、別の実施形態では、稲妻形状の端部からいくぶん(例えば、約1/4インチ)離される。本発明のこの要素は、細長い略長方形の材料片から形成されることが好ましく、一方または両方の端部に沿って鋸歯を設けられてよい。特に図4bを参照すると、一連のより小さい毛髪保持構造(例えば、小さい正方形、スポット、パッチ、または円形部分、または対角線上に配置された小片部分)など、ほぼ全幅における作用を提供する別の構成も、本発明の範囲に含まれる。これは、図5cに示された下側の毛髪保持パターンにいくぶん類似する。
上側の一つまたは複数の毛髪保持片は、カラーリングされる毛束をホイルの上面の適所に維持する助けとなり、さらに、ホイルを頭皮における適所に保持する助けとなる。毛髪保持片は、他の箇所で説明したフック面と同じ材料から形成されてよい。フック面の好ましい設計すなわち材料は、本発明で用いられるか組み込まれるか否かにかかわらず、Velcro(登録商標)のマジックテープ材料、またはその変形物と同様のものである。商標Velcro(登録商標)には、請求はなされない。好ましい実施形態では、フック面は、接着によってホイルに固定されるが、他の取り付け手段や、一体成型のフック面でも、本発明の範囲に含まれる。
図6の実施形態は、相互に結合する細胞のような配置のスポンジ発泡材料片またはパッドであってもよい容器41を備えており、容器41は、接着剤でホイルの上面に取り付けられるか、ホイルの構造内に組み込まれている。容器41は、毛髪処理材料のための流体またはペースト容器として機能する外皮であってもよい。容器は、天然のスポンジ、またはセルロースなどの合成スポンジ材料を含む任意の数の材料からなってよい。また、必要になるまでは、保護シートを有するか、もしくは、シーリングされていてもよく、開封帯や道具によって開封可能であってもよいし、単に、湿潤剤を加えることで、開封して中身が流れ出すようにしてもよい。これは、特に、家庭で利用するためのホイルの実施形態に適用されるが、本職のスタイリストは、自分の薬剤すなわちカラーリング処理剤を選択、準備、および塗布することを好む場合がある。
図6aおよび6bの実施形態では、供給容器は、ペースト状や、使用前に湿らせる必要な乾燥させた液体物状などでカラーリング剤を収容する。薬剤をスポンジから毛束に移すためにブラシが用いられる。
図6の上面図に示すように、供給容器41は、ホイルの幅にわたって伸びており、約1インチの幅である。図6bの側面図において、供給容器の厚さは、毛髪保持片45の厚さと等しいか、少し大きい。その厚さは、著しく大きいことはなく、さもなければ、毛髪保持片の機能を妨害する場合がある。しかしながら、妨害がない限りは、容器は、図のサイズや配置に限定されない。例えば、容器は、ホイルが切り出される材料の表面に一様に塗布された乾燥または粘着性の薄複合体コーティングであって、後に、ホイルが使用される際に、水またはその他の湿潤剤を塗布することにより利用できる状態になるものとしてもよい。また、開封帯またはその他のミシン目による手段によって開封される単純なブリスタすなわち気泡型の容器であってもよい。
再び図4,5,6を参照すると、好ましい実施形態のホイルは、非透過性すなわちホイルの下層と、紙の上層とで形成される。上層の全部または一部は、毛束が付着する粘着性の接着剤またはゲルで処理されてもよく、それにより、ホイルの後端部が折り畳まれてホイルの先端部に固定され、上述のように毛束を包むことができる。ホイルの一部、特に後端部側の半分は、上述のように折り畳まれた際に、化学作用およびカラーリングの進行のために、包まれた毛束を視覚的に観察することを可能にするための非透過性材料の窓を備えてもよい。別の実施形態は、上述のように後端部からではなく、カラーリングされる束を包む際にホイルの片側または両側から折り畳まれる一つまたは複数のシーリング部分を備えてもよい。別の実施形態は、選択された毛束を包む際に境を接する、または、重なり合う複数のシーリングフラップが、ホイルの利用可能な三つの辺に設けられてもよい。
特に、図1,6,8を参照すると、これらの実施形態は、ホイルを配置および利用する際の助けとなるスロット59(図8b)を形成する押し込みフラップ46を備えるよう構成されている。上述のように、毛束が選り分けられて、押し込みフラップとホイルとの上に配置されると、一部の束がホイルに向かって押し込みフラップ46をしっかりと保持することで、頭皮上のホイルを再配置するためにスロット59内に道具を押し込んでも、フラップが開かないようになる。
再び図8aおよび8bを参照すると、複合体の形態で本発明のホイルを加工する好ましい手段は、所望のホイルの長さの約2倍の幅のシート状のホイル材料を準備して、図8aに示すように中央線に沿って折り畳み、先端部が隣接した状態の二つのホイルを形成する。隣接するホイルの各折り目は、およそ鋸歯の幅だけ離れていることに注意されたい。保持片44が貼り付けられ、組み立て品が、接着のために圧迫された後、二つ分のホイル幅を有する一つの複合体は、好ましくは、稲妻形状の切断中央線69で、一つ分のホイル幅を有する二つの複合体に切断される。図8bによると、結果として生じるホイルの複合体のそれぞれに設けられた稲妻形状の毛髪保持片44は、折り目57を横切って稲妻形状の端部の突出した先端まで伸びており、それによって、スロット内に任意の種類の押すための道具で圧力を掛けた際に、押し込みフラップ46と稲妻形状の端部42の一体性が確保される。
他のホイル設計や、他のホイル加工手段も、本発明の範囲に含まれる。ホイルは、一般に入手可能な材料からスタイリストの店で手作りされてもよいが、面倒で時間の掛かる場合がある。ホイルは、共通の先端部を有するロールまたはシートの形態で加工され、必要に応じて、ミシン目で切断または引き裂かれる構成も可能である。先端部の一片またはロールが準備されて、それに対して、所望のサイズのホイル素材が、必要に応じて貼り付けられる構成も可能である。手作業または自動のホイル加工は、上面または下面に1または複数のフラップすなわち折り曲げ部分を形成して、配置の助け、配置に用いられる道具の覆いすなわち保護、および、使用するまでの接着部分の覆いなどを実現することができる。
ホイルは、一回または数回、再利用可能であるよう設計および加工されてもよいが、好ましい実施形態は、一回使用した後に使い捨てできる構成となっている。あるいは、ホイルの「ヘッド」すなわち先端部が、再利用可能に加工されてもよく、その場合、使い捨てのホイル素材が、使用ごとにそのヘッドに取り付けられる。
再び図9ないし11を参照すると、本発明の改良ホイルおよび器具に加えて、本明細書では、他の関連の道具および器具も開示されている。例えば、バレットの形状の基礎プレートからなり、下面の全体または一部分が、固着片材料(上述のように、フック面であることが好ましい)を備えるよう構成された一時的な毛髪拘束の道具が開示されている。毛髪拘束器具の基礎プレートは、柔軟または半硬質または硬質、曲面または平面であってもよく、1インチ未満から4インチ以上の長さまで、様々なサイズであってもよい。基礎プレートの一方の端部は、ホイルおよびその他の器具の稲妻形状の先端部と同じ理由から、直線または曲線の稲妻形状の端部を備えるよう構成されてもよい。基礎プレートは、上側に大きな毛髪クリップを備えてもよく、そうすれば、一部の毛髪を選択的に毛髪拘束器具に配置して挟むことができる。一時的な毛髪拘束器具は、ホイル素材に取り付けるか、ホイル素材を受け入れるかして、本発明のホイルのように機能するよう構成または適合されてもよい。ホイル素材は、基礎プレートの上部または一方の端部に、単に接着されたり挟まれたりしてもよい。本発明のホイルおよびその他の器具と同様に、上述の道具がまず配置された後に、毛束が、稲妻形状の端部に沿って選択され、固着または毛髪保持片を通して道具の基礎プレートの下から引き出され、所望の目的のためにまとめられてもよい。
本発明の別の単純な毛髪保持道具は、略楕円形の柔軟なプラスチックのパッドであり、一方の長い端部に沿って直線の端部を備えるよう加工されており、直線の端部と、残りの端部の少なくとも一部とは、稲妻形状の端部形状を有する。下側は、固着構造(上述のように、フック面であることが好ましい)を備えるよう加工される。この道具は、本発明のホイルと同様に、頭皮のどこにでも手早く簡単に配置されて、毛束を保持し、簡単に取り外される。稲妻形状の端部は、本発明のホイルおよびその他の器具と同じ「配置および選り分け」の能力を提供し、道具が配置された状態で、選択された毛束が、道具の下から引き出されることを可能にする。稲妻形状の屈曲した端部は、従来の直線状の端部を有するホイルでは通常見られない輪郭の効果を、毛束の選択において提供する。
明らかに、本発明の道具および器具は、本発明のホイルまたは従来技術のホイルと組み合わせて用いることで、様々な毛髪処理剤の塗布を容易にすることができる。
再び図1aないし1eを参照すると、一般に、上述のように本発明のホイルおよびその他の道具で毛髪を処理する方法における差異は、劇的なものであり、本職のスタイリストの生産性に大きな影響を与えると共に、その結果の質および一貫性を改善する。作業技術における上述の差異は、個々でいくぶん異なるものの、一般に、当業者であれば、上述のホイルおよび道具の説明から、容易に評価することができる。これらの差異は、非当業者向けに、上述のいくつかのホイルの実施形態に即してごく簡単に提示されている。
そのプロセスは、分け目によって分かれた取扱可能な区分に頭の毛髪を分けることにより始まる。この態様において、本発明の毛髪拘束道具または器具を一つまたは複数用いてもよい。毛髪の区分を分けて、特定の区分の作業中に、邪魔にならないように保持することにより、ホイルの使用が容易になる。
次に、ホイルは、ホイルの下面に設けられた取り付け用の固着片を用いて分け目の近傍の毛髪に取り付けられ、被術者の頭皮の適所に保持される。稲妻形状の端部のジグザグの設計は、分け目の片側の近くに配置され、それにより、ホイルは、先端部を頭皮に近接させた状態で適所に固定される。
スタイリストは、櫛に取り付けられた選り分けの道具すなわちピックを用いて、ホイルの下面の固着片を通してホイルの下から毛束を引き出し、稲妻形状のジグザグ端部パターンの適切なV字スロット内に配置する。このようにして、シートの下から引き出された毛髪は、ホイルの先端部全体に沿って「選り分けられ」、ホイルの上端部全体に沿って一様な密度の毛束を形成する。このように「選り分けられた」毛束の密度は、被術者の通常の毛髪の密度よりも大幅に小さいため、すべての利用可能な束の内の所望の割合だけが、カラーリングされるホイルの上部に配置される。
処理される束の密度を選ぶ際の柔軟性や、非常に短い長さの毛髪の処理が、本発明によって実現されることで、従来技術の方法、ホイル、および道具を用いて実践できなかった多くのパターンの色およびデザインを創出することができるようになる。
次に、スタイリストは、「選り分け」すなわち選択された毛束をホイルの上面に向かって分散すなわち分離したパターンで圧迫する。ここで、特に図1cに示されたホイルの実施形態を参照すると、この場合、ピックは、押し込みのための折り曲げ部分46の下のスロット内から頭皮または生え際に向かって、または、図示されるフラップを備えない実施形態については下側毛髪保持片に向かってホイルの下から、ホイルを押すことによってホイルの最終調整を行って、選り分けおよび圧迫プロセスによる移動が生じた場合に、生え際に対してホイルを再配置し、さらに、選択された毛髪を、図7a,7b,7cに図示された実施形態の末端スロット内に固定するために用いられる。
次いで、周囲の毛髪と接触しないように注意しつつ、液体の化学的な毛髪処理混合物が、ブラシまたはスポンジによってホイル上の毛髪に塗布される。ホイル上で毛髪に対する作業を行うことで、カラーリング剤を適切に塗布することができる。上述のように、一部の実施形態では、カラーリング剤は、ホイルで包装されており、ホイルが用いられる際に露出されて利用されるようになっている。
束に対して薬剤が適切に塗布された後に、ホイルは、下側の端部が上端部すなわち先端部に向かうように、通例は縦方向で半分に折り畳まれ、毛髪がカラーリング剤を吸収して反応するためのポケットを形成する。ホイルの表面は、必要な接着を提供するための粘着性の面またはその他の手段を有してもよいし準備されてもよい。液体の化学的な混合物は、ホイルを折り畳まれた位置に維持するための接着剤としても機能する。前述のように、ホイルの先端部の端の上に折り畳まれたホイルの前端すなわちシーリング部分は、透明であってもよい。一部の実施形態では、ホイルのシート全体が、透明であってもよい。
すべてのホイルが被術者の頭に取り付けられ、カラーリング剤が塗布されて、ホイルが折り畳まれた時に、被術者は、かなりの数のホイルを施されている場合がある。
最後に、用いられている化学的な混合物と、ホイル内での必要な反応のための処理時間の算出とに基づいて、各ホイルが取り外される。スタイリストは、カラーリングが、必要な程度だけ作用するために、経験に基づいて特定の時間だけ待ってもよい。あるいは、乾燥プロセスは、熱を与えることにより促進されてもよい。その際、ヘアドライヤまたは加熱ランプからの熱が用いられてもよい。
容器41を備えたホイルの図6aおよび6bの実施形態は、家庭での利用のための実施形態を代表するものであり、未熟または未経験のユーザのために、正確な量の薬剤を各ホイル内に収容している。この実施形態を用いるための方法は、ユーザが、ブラシおよび湿潤剤を用いて発泡パッドを湿らせて、薬剤の内容物を作業可能な濃度にする必要がある。なお、湿潤剤として、水以外の流体ではなく水を用いることが好ましい。次いで、ユーザは、同じブラシを用いて、カラーリング剤を毛束に塗布する。一部の実施形態では、発泡パッドは、すでに湿らされたブリーチまたはカラーリング剤の混合物を含み、剥離フィルムでシーリングされている。そうすれば、湿らせる工程は必要ない。この実施形態は、一部の商業環境での利用にも魅力的な場合がある。
毛束にカラーリングが十分に染みこむと、ホイルは、上述のように折り畳まれる。発泡パッドは、折り畳まれたホイルが、折り畳まれて適所に存在し、内部の毛束に付着されたままでいることを妨害しない。
本発明には、数多くの別の実施形態が存在する。例えば、少なくとも一つの稲妻形状の端部を有するホイル材料のシートからなり、毛髪カラーリング処置で用いられる毛髪ホイルがある。本開示における稲妻形状の端部は、均一なパターンのスロット、V字、溝、または同様の変形物を端部線に有することで、端部線を通して、下側に存在する櫛でとかれた毛髪の束を選り分けて引き出すことを可能にする任意の端部設計を含む。シート自体は、約2から6インチの間の幅と、4から12インチの間の長さを有してもよい。稲妻形状の端部に沿ってホイルの片側に、少なくとも一つの毛髪固定帯が貼り付けられてもよい。毛髪固定帯は、稲妻形状の先端部と整列されてもよい。
シートは、薬剤の塗布と化学的な毛髪処理プロセスの実行に適した上面と、下側に存在する毛髪および頭皮との接触に適した下面とを有してもよい。毛髪固定帯は、ホイルの両面の稲妻形状の端部の位置またはその近傍に、取り付けまたは構成されてもよい。シートの上面において先端部の近傍に平行に配置された押し込みフラップなど、一つまたは複数のフラップすなわち折り曲げ部分が、先端部から離れる方向へ折り曲げられることによってシートに設けられることで、ホイルを頭皮および毛髪の頭皮の方へ向かわせるために両側から櫛の柄などの手持ちの道具を内部に挿入可能なスロットすなわち下側に挿入可能な折り曲げ部分が形成されてよい。
シートの上面の少なくとも一部は、粘着性であってもよいし、毛束が容易に接着するような他の処理を施されてもよい。ホイル材料、すなわち、ホイルの一部は、柔軟で透明な材料から形成されてもよい。ホイルのシートは、先端部よりもシートの一部が広くなるように、先端部の各端部の二つの角において肩状の出っ張りを備えるよう構成されてもよい。
毛髪固定帯は、マジックテープ固定システムの一方の構成要素であってもよいし、それを利用するものであってもよく、また、短く小さい返しすなわちフックの歯の類似した平面配列として構成または加工されてもよい。それは、被術者の頭皮上の櫛でとかれた毛髪と容易にかみ合い、下側の毛髪が櫛でとかれたのと同じ方向の持ち上げや引っ張りの力で、意図的に引き出されるまで毛髪を保持する。マジックテープ材料またはフック面という用語は、本明細書で用いられているように、短い返しまたはフック状の歯の硬質または柔軟な平面配列を備え、緩くまとめられた繊維構造すなわち櫛でとかれた毛髪や、人物またはその他の対象の選り分けられた毛束など、一体または個々の細長い毛束または繊維と接触して容易に引っ掛かる、またはかみ合うすべての類似の構造を含む。
別の例は、長い毛髪の一部を頭皮上の所望の位置に拘束する際に用いられる毛髪処理器具または道具であって、柔軟または硬質であってよい基礎プレートからなり、その下面は、少なくとも部分的に、マジックテープ固定システムの一方の構成要素などの毛髪固定帯を備えるよう構成されており、基礎プレートの端部の少なくとも一部は、稲妻形状のパターンを備えるよう構成されている。その道具には、上側の毛髪クリップまたはその他の毛髪保持装置が組み込まれてもよい。その道具は、粘着面や細長いスロットまたはクリップなどによって、毛髪ホイル材料のシートの一方の端部に沿っての取り付けを受け入れてもよく、それにより、本発明のホイルと同様のものとなるか、同様に利用できるものとなる。
本発明の別の例は、化学的な毛髪処理の処置で用いられる毛髪ホイルを製造するための手作業または自動の方法であり、毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有するホイル材料の連続的な複合体を用いる工程と、連続的な複合体の中央付近の少なくとも片側に、連続的な毛髪固定材料片を貼り付ける工程と、中央付近で複合体を二つの部分すなわち複合体に分割する工程と、各複合体を個々のホイルに切断する工程とを備えてもよい。
さらに別の例は、毛髪ホイルを製造するための手作業または自動の方法であり、毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有すると共に、頭皮上の櫛でとかれた毛髪に対して配置されるよう意図された下面と、薬剤を塗布されるよう意図された上面とを有するホイル材料の連続的な複合体を用いる工程と、第1に上面側に折り返し、第2に下面側に折り返し、第3に下面側に折り返し、第4に上面側に折り返して、一組の四つの隣接する折り目をホイル材料の連続的な複合体の中央部に折り込んで、第1および第4の折り目を第2および第3の間に配置する工程とを備える。さらに、その後もしくは同時に、連続的な毛髪固定材料片を連続的なウェブの下面に貼り付けて、第1および第4の折り目を被覆する工程と、第1および第4の折り目の間で複合体を二つの部分に分割して、連続的な毛髪固定材料片を分割する工程と、各部分を個々の毛髪ホイルに切断する工程とを備える。分割工程は、各部分に稲妻形状の端部を設けるためにジグザグに分割することにより実行されてよい。
さらなる例は、先端部を備えた柔軟なシートからなる毛髪ホイルであって、櫛でとかれた毛髪に接着可能なシートの下側の毛髪固定帯によって、被術者の頭皮の櫛でとかれた毛髪上に配置可能であり、櫛でとかれた毛髪の内の選択された束は、先端部に沿って、選択された毛束を選り分けて引き出すことによって毛髪固定帯を通してシートの下から取り出し可能である。シートは、少なくとも一つのフラップすなわち折り曲げ部分を備えてよく、フラップのヒンジ線は、先端部に平行である。毛髪固定帯は、櫛でとかれた毛髪、またはその他の類似の構造とかみ合うことが可能な短い返しの歯の配列であってよい。
また別の例は、フック面を備えるよう構成された下面を有する基礎プレートからなる毛髪保持器具である。上面も、同様にフック面を備えるよう構成されてよい。上面は、毛髪クリップを備えるよう構成されてもよい。その器具は、毛髪ホイル材料のシートを取り付けるための手段を有してもよい。
本発明のさらに別の例は、連続長の毛髪保持基礎プレート材料からなる毛髪保持システムの構成要素であり、その下面はフック面を備えるよう構成され、基礎プレート材料の端部は稲妻形状の端部パターンを有するよう構成されており、それにより、本発明の器具またはホイルを使用する際に、連続長から、実用的な単位長の毛髪保持基礎プレート材料を切断することができる。基礎プレート材料の上面は、ホイル素材の取り付けに適した粘着面を備えるよう構成されてもよい。
本発明は、具体的な実施形態を参照して説明されているが、添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の範囲内で、他の様々な実施形態、特徴の組み合わせ、改良および変更を実施できることは明らかである。
図1aは、頭髪を分けて、本発明の頭髪拘束器具を用いて分け目を作り、毛髪拘束器具の分け目を挟む反対側に本発明のホイルを配置する処理を示す。 図1bは、毛髪を、ホイルの下から分け目に沿ってホイルの下面の頭皮固着要素を通してウィービングすなわち選り分け、ホイルの上面に配置する処理を示す。 図1cは、頭皮および分け目の方向にホイルを移動させることによって、ホイルを最終的に置決めすると共に、選択された毛髪を先端部の隙間に完全にかみ合わせるための先端部におけるホイルフラップ下のピックの使用工程を示す。 図1dは、ホイル上に位置決めされ選択された毛髪に対して毛髪処理剤をブラシで塗布する処理を示す。 図1eは、折り畳まれ、毛髪を包んで処理空間を形成するホイルを示す。 図2は、本発明の二つの毛髪拘束器具の使用工程を示し、一方は、毛髪を分けて頭髪の分け目を画定するために用いられ、他方は、第1の器具に対して分け目の反対側に配置され毛髪選択道具として機能する。 図3は、毛髪を分けて頭髪の分け目を画定するための本発明の毛髪拘束器具および、本発明の複数部分ホイルシステムの先端器具要素の使用工程を示す。 図4aは、稲妻形状の端部と、押し込みフラップと、稲妻形状の端部から少し離れた連続的な毛髪保持帯片とを有する本発明の好ましい実施形態の毛髪ホイル上面の第1の例を示す。 図4bは、稲妻形状の端部と、押し込みフラップと、毛髪保持要素のパターンとを有する好ましい実施形態の毛髪ホイル上面の第2の例を示す。 図4cは、稲妻形状の端部と、押し込みフラップと、稲妻形状の端部に隣接して貼り付けられた連続的な毛髪保持帯片とを有する好ましい実施形態の毛髪ホイル上面の第3の例を示す。 図5aは、稲妻形状の端部と、稲妻形状の端部に合わせて切り取られ配置された第1の連続的な毛髪保持帯片と、第1の保持帯片から少し離れた第2の連続的な毛髪保持帯片とを有する本発明の好ましい実施形態の毛髪ホイル下面の第1の例を示す。 図5bは、稲妻形状の端部と、先端部から後ろ向きに角度の付いた一組の櫛状の歯の形態の毛髪保持要素の硬質または半硬質のパターンとを有し、被術者の毛髪に歯をかみ合わせることによってホイルを頭皮上に配置することを可能にする好ましい実施形態の毛髪ホイル下面の第2の例を示す。 図5cは、稲妻形状の端部と、稲妻形状の端部の近くに配置された毛髪保持要素のパターンとを有する好ましい実施形態の毛髪ホイルの下面の第3の例を示す。 図6aは、稲妻形状の端部と、稲妻形状の端部に隣接して上面に配置された毛髪保持帯片と、上面の毛髪処理剤容器と、下面に離間して配置された二つの毛髪保持帯片とを有するホイルの上面図を示す。 図6bは、稲妻形状の端部と、稲妻形状の端部に隣接して上面に配置された毛髪保持帯片と、上面の毛髪処理剤容器と、下面に離間して配置された二つの毛髪保持帯片とを有するホイルの側面図を示す。 図7aは、好ましい実施形態のホイルの稲妻形状の端部における好ましい隙間末端としての狭いスリットの上面図を示す。 図7bは、好ましい実施形態のホイルの稲妻形状の端部における好ましい隙間末端としてのV字スリットの上面図を示す。 図7cは、好ましい実施形態のホイルの稲妻形状の端部における好ましい隙間末端としてのスリットに連通する開口部の上面図を示す。 図8aは、好ましい実施形態のホイルを加工するための対峙組立処理の分離前の様子を示す側面図である。 図8bは、好ましい実施形態のホイルを加工するための対峙組立処理の分離後の様子を示す側面図である。 図9は、稲妻形状の直線端部と、上面および下面の両方に設けられた毛髪保持引っ掛け面とを有する好ましい実施形態の毛髪器具を示す斜視図である。 図10は、稲妻形状の端部と、下面に設けられた毛髪保持引っ掛け面と、上面に設けられた折り重ね式毛髪クリップとを有する別の好ましい実施形態の毛髪器具を示す斜視図である。 図11は、稲妻形状の端部と、毛髪保持引っ掛け下面と、粘着性の上面とを有し、まとめて生産および配給され使用時間および使用場所において任意の所望の長さに切断可能な連続長の先端部材料を示す斜視図である。

Claims (25)

  1. 化学的な毛髪処理の処置に用いられる毛髪ホイルであって、
    少なくとも一つの稲妻形状の先端部を有するホイル材料製のシートと、
    前記稲妻形状の先端部に沿って前記シートの片面に貼り付けられた少なくとも一つの毛髪保持帯片と
    を備え、
    前記毛髪保持帯片は、フックが設けられたフック面であり、前記毛髪処理の対象である毛髪とは異なる被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記シートを位置決め可能に構成された、毛髪ホイル。
  2. 前記シートは、2から6インチの幅と、4から12インチの長さとを有する請求項1記載の毛髪ホイル。
  3. 前記毛髪保持帯片は、前記稲妻形状の先端部と一列に並ぶ請求項1または請求項2に記載の毛髪ホイル。
  4. 前記シートは、薬剤を塗布するための上面と、頭皮に接触するための下面とを有し、前記片面は前記シートの前記下面である請求項3記載の毛髪ホイル。
  5. 請求項に記載の毛髪ホイルであって、更に、前記シートの前記上面に設けられたフラップを備え、
    前記フラップは、前記先端部に近接して配置され、前記先端部から離れる方向に折り曲げられた帯片であり、前記先端部に平行な折り目を有する、毛髪ホイル。
  6. 前記シートは、前記稲妻形状の先端部の各端に肩状の張り出し部を有し、前記シートの一部は、前記先端部よりも幅広い請求項2に記載の毛髪ホイル。
  7. 前記シートは、前記稲妻形状の先端部の各端に肩状の張り出し部を有し、前記シートの一部は、前記稲妻形状の先端部よりも幅広い請求項に記載の毛髪ホイル。
  8. 前記ホイル材シートの一部は、透明な材料から成る請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の毛髪ホイル。
  9. 化学的な毛髪処理の処置に用いられる毛髪ホイルであって、
    薬剤を塗布するための上面と、頭皮に接触するための下面とを有するホイル材料製のシートであって、前記上面の少なくとも一部は、毛束に容易に接着する粘着性を有するシートと、
    前記シートの一方の端部である稲妻形状の先端部に沿って前記下面に貼り付けられた少なくとも一つの毛髪保持帯片と
    を備え、
    前記毛髪保持帯片は、フックが設けられたフック面であり、前記毛髪処理の対象である毛髪とは異なる被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記シートを位置決め可能に構成された、毛髪ホイル。
  10. 請求項に記載の毛髪ホイルであって、
    前記シートは、前記稲妻形状の先端部の各端に肩状の張り出し部を有し、前記シートの一部は前記先端部よりも幅広く、
    更に、前記シートの前記上面に設けられたフラップを備え、
    前記フラップは、前記先端部に近接して配置され、前記先端部から離れる方向に折り曲げられたシートであり、前記先端部に平行する折り目を有する、毛髪ホイル。
  11. 毛髪保持器具であって、
    毛髪保持帯片を下面に有する基礎プレートを備え、
    前記基礎プレートの端部の少なくとも一部は稲妻形状の端部形態であり、
    前記毛髪保持帯片は、フックが設けられたフック面であり、被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記基礎プレートを位置決め可能に構成された、毛髪保持器具。
  12. 更に、前記基礎プレートの上面に毛髪クリップを備える請求項11に記載の毛髪保持器具。
  13. 更に、毛髪用のホイル材料製のシートを前記基礎プレートに取り付けるための手段を備える請求項11に記載の毛髪保持器具。
  14. 化学的な毛髪処理の処置に用いられる毛髪ホイルの製造方法であって、
    毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有するホイル材料の連続的な複合体を取り扱う工程と、
    毛髪保持材料の連続的な帯片を、前記連続的な複合体の中央付近の少なくとも片面に貼り付ける工程と、
    前記複合体を前記中央付近で二つの部位に分割する工程と、
    前記部位の各々を個々のホイルに切断する工程と
    を備える製造方法。
  15. 化学的な毛髪処理の処置に用いられる毛髪ホイルの製造方法であって、
    毛髪ホイル完成品のシートの長さの少なくとも二倍の幅を有するホイル材料の連続的な複合体を取り扱う工程であって、前記複合体は、頭皮に配置されるよう意図された下面と、薬剤を塗布されるよう意図された上面とを有する工程と、
    一組の四つの隣接する折り目をホイル材料の前記連続的な複合体の中央部に折り込む工程であって、第1および第4の折り目を第2および第3の折り目の間に配置して、第1の折り目を前記上面側に出るように折り、第2の折り目を前記下面側に出るように折り、第3の折り目を前記下面側に出るように折り、第4の折り目を前記上面側に出るように折る工程と、
    毛髪保持材料の連続的な帯片を前記連続的な複合体の前記下面に貼り付けて、前記第1および第4の折り目の両方を被覆する工程と、
    前記第1および第4の折り目の間で前記複合体を二つの部位に分割して、毛髪保持材料の前記連続的な帯片を分割する工程と、
    前記部位の各々を個々の毛髪ホイルに切断する工程と
    を備える製造方法。
  16. 前記分割する工程は、前記部分の各々が稲妻形状の端部となるようにジグザグに分割する工程を有する請求項15記載の毛髪ホイルの製造方法。
  17. 前記毛髪保持材料は、鉤状部および環状部による固定システムの一方の構成部を有する請求項15記載の毛髪ホイルの製造方法。
  18. 化学的な毛髪処理で用いられる毛髪ホイルであって、
    先端部を有し櫛でとかれた被術者の頭皮の毛髪に配置可能な柔軟性シートと、
    前記柔軟性シートの下面に設けられ前記櫛でとかれた毛髪に接着可能な毛髪保持帯片と
    を備え、
    前記櫛でとかれた毛髪の内の選択された束は、前記先端部に沿って選り分けて引き出されることによって、前記毛髪保持帯片を通して前記柔軟性シートの下から取り出し可能であり、
    前記毛髪保持帯片は、フックが設けられたフック面であり、前記毛髪処理の対象である毛髪とは異なる被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記柔軟性シートを位置決め可能に構成された、毛髪ホイル。
  19. 請求項18に記載の毛髪ホイルであって、
    前記柔軟性シートは、少なくとも一つのフラップを備え、
    前記フラップは、前記先端部に近接して配置され、前記先端部から離れる方向に折り曲げられたシートであり、前記先端部に平行する折り目を有する、毛髪ホイル。
  20. 毛髪保持器具であって、
    フックが設けられたフック面を下面に有する基礎プレートを備え、
    前記フック面は、被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記基礎プレートを位置決め可能に構成された、毛髪保持器具。
  21. フックが設けられたフック面を前記基礎プレートの上面に有する請求項20に記載の毛髪保持器具。
  22. 毛髪クリップを前記基礎プレートの上面に有する請求項20に記載の毛髪保持器具。
  23. 更に、毛髪用のホイル材料製のシートを前記基礎プレートに取り付けるための手段を備える請求項20に記載の毛髪保持器具。
  24. 毛髪保持システムの構成材であって、
    毛髪を保持するための連続長の基礎プレート材料を備え、
    前記基礎プレート材料の下面は、フックが設けられたフック面を有し、
    前記基礎プレート材料の端部は、稲妻形状の端部形態であり、
    実用的な単位長の前記毛髪保持基礎プレート材料を前記連続長から切り出し可能であり、
    前記フック面は、被術者の頭皮に近接して横たわる毛髪を前記フックに引っかけて保持しつつ、前記フックを引っかけた毛髪の長手方向に移動して前記基礎プレート材料を位置決め可能に構成された、毛髪保持システムの構成材。
  25. 前記基礎プレート材料の上面は、ホイル素材の取り付けに適した粘着面を有する請求項24記載の毛髪保持システムの構成材。
JP2004563597A 2002-12-23 2003-12-17 毛髪処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具 Expired - Fee Related JP4639088B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/329,815 US6863076B2 (en) 2002-12-23 2002-12-23 Foil for use in hair coloring, and method of use
PCT/US2003/039997 WO2004057995A2 (en) 2002-12-23 2003-12-17 System, method and appliances for applying hair treatments

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006514564A JP2006514564A (ja) 2006-05-11
JP4639088B2 true JP4639088B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=32594738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004563597A Expired - Fee Related JP4639088B2 (ja) 2002-12-23 2003-12-17 毛髪処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具

Country Status (8)

Country Link
US (2) US6863076B2 (ja)
EP (1) EP1587390A2 (ja)
JP (1) JP4639088B2 (ja)
CN (1) CN1728955A (ja)
AU (1) AU2003303372A1 (ja)
BR (1) BR0316869A (ja)
CA (1) CA2509898A1 (ja)
WO (1) WO2004057995A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI313507B (en) * 2002-10-25 2009-08-11 Megica Corporatio Method for assembling chips
GB2398493B (en) * 2003-02-19 2006-11-22 Raymond Bird Hairdresser's masking aid
US7997284B1 (en) 2003-10-10 2011-08-16 Tanner Tammie J Hair coloring foil and method
US20070089759A1 (en) * 2004-02-19 2007-04-26 Winterstein James S Hair treatment method and apparatus to minimize contact of toxic compositions with scalp and to facilitate post-treatment chemical removal
GB2424579B (en) * 2005-03-29 2009-05-13 Matthew Cross Method of treating hair
GB2432117B (en) * 2005-11-11 2010-12-29 Yuen Pong Cheung Sheet material for use in the treatment of hair
US7543591B1 (en) 2006-02-21 2009-06-09 Karen Munsil Pre-charged folded compacts for coloring hair
US8158144B2 (en) * 2006-09-15 2012-04-17 Calvin Garris Hair care solution protecting natural hair from gluing products
GB2443386A (en) * 2006-11-02 2008-05-07 Kirnan Holdings Ltd Sheet for a hairdresser to mask selected strands of hair
US8251876B2 (en) 2008-04-22 2012-08-28 Hill-Rom Services, Inc. Breathing exercise apparatus
US20100083977A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-08 Lorri Goddard-Clark Hair Treatment Product and Method
EP2347169A4 (en) * 2008-11-13 2013-01-02 Tcms Tech2 Llc METHOD AND DEVICE FOR PRECISING APPLICATION OF HAIR CARE PRODUCTS
JP4905478B2 (ja) * 2009-01-27 2012-03-28 有限会社湘南ハーベスト 主につむじ、分け目の補正パーマ
US8215318B2 (en) * 2009-12-08 2012-07-10 Margaret Jacob Device, system, and method for applying hair color
DE102010029206A1 (de) * 2010-05-21 2011-11-24 Henkel Ag & Co. Kgaa Blondierfolien
US8770208B2 (en) * 2011-07-07 2014-07-08 Kelly Meinig Treatment of head lice infestations
US8596303B1 (en) * 2012-01-11 2013-12-03 Susan B. Ballenger Supplementary beater for a handloom
US9180271B2 (en) 2012-03-05 2015-11-10 Hill-Rom Services Pte. Ltd. Respiratory therapy device having standard and oscillatory PEP with nebulizer
ITBO20120133A1 (it) * 2012-03-14 2013-09-15 Extro Verso S N C Di Chiaretto Sa Mmy Cristophe Metodo ed elemento di presa per la divisione di ciocche di capelli
US8939160B2 (en) 2012-05-02 2015-01-27 Angela Falcucci Masking device for cosmetic hair treatment
US9167878B2 (en) * 2014-03-04 2015-10-27 Ruben Gonzalez, JR. System and method for dividing hair using water soluble dividers during the process of hair coloring or highlighting treatment
US10912363B1 (en) * 2014-09-05 2021-02-09 Bruce S. Kanter Hair treatment device for coloring hair
US11510448B2 (en) * 2018-07-24 2022-11-29 Crystal Adams Hair extension bar and method of use
US11427396B2 (en) * 2018-12-03 2022-08-30 Kessie Emmaline Noel System, method, and device for foiling hair
US20220232942A1 (en) * 2019-05-21 2022-07-28 L'oreal Foil for a strand of keratinic fibers and related kit and illumination process
RU193656U1 (ru) * 2019-05-21 2019-11-11 Наталия Сергеевна Андрюнина Застёжка для окрашивания волос
CA3145570A1 (en) 2019-06-25 2020-12-30 LUCYPOP, Inc. Nail products, methods of use and kits
WO2021151063A1 (en) * 2020-01-24 2021-07-29 Priel Maman Hair extension attachment tool

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US757204A (en) 1903-08-29 1904-04-12 William J Koenig Hair-clamp.
US1719555A (en) * 1925-02-25 1929-07-02 Le Mur Company Pad for hair-waving processes
US2475998A (en) 1947-07-25 1949-07-12 Soergel Oscar Hair retainer or barrette
US2524266A (en) * 1948-10-06 1950-10-03 Yolanda I Licastro Hair curler
US3308945A (en) * 1964-01-13 1967-03-14 Wood Conversion Co Method and apparatus for de-shotting and separating mineral fiber
US3304945A (en) 1964-03-12 1967-02-21 George W Anderson Hair treatment cap for selectively treating locks of hair
US4196741A (en) * 1977-07-18 1980-04-08 Minghenelli Santo M Product and process for highlighting and streaking hair
US4403622A (en) * 1982-07-28 1983-09-13 Stahl Michael L Device for use in straightening or relaxing hair, and method therefor
US4552159A (en) 1983-06-21 1985-11-12 Fabbri Vittorio E Apparatus for treating hair
AU3345884A (en) * 1983-10-03 1985-04-18 Nath, M.K. Hair colouring
US4655377A (en) 1985-07-31 1987-04-07 Orangeo Jr Joseph Apparatus for dispensing permanent wave processing paper
FR2615079B1 (fr) * 1987-05-12 1989-07-13 Fulgoni Jean Claude Dispositif protecteur pour proteger, au cours d'une permanente, la portion des cheveux anterieurement traitee, et procede pour fabriquer de tels dispositifs protecteurs
US5824384A (en) * 1989-08-14 1998-10-20 Hickox; John E. Hair perming mat material and apparatus
US5058609A (en) 1990-02-20 1991-10-22 William J. Sandoz Hair highlighting apparatus
US5056539A (en) * 1991-02-22 1991-10-15 Abramson Kevin G Product and process for highlighting hair
US5156172A (en) 1991-11-29 1992-10-20 Paul Straubinger Device and method for cosmetically treating hair
US5287864A (en) 1992-10-05 1994-02-22 Michael Gallo Frosting foils
US5335679A (en) 1993-05-10 1994-08-09 Lightworks International Inc. Device and process for use in coloring hair
DE9311823U1 (de) * 1993-08-09 1993-09-23 Wiegner Georg Haarwickler fuer dauerwellen
US5849421A (en) * 1994-03-03 1998-12-15 Xpurrt Limited Foil cuts
US5549126A (en) 1995-01-11 1996-08-27 Green; Gina Hair coloring device
WO1998011800A1 (de) * 1996-09-19 1998-03-26 Damiano Palummo Haarclip
US5860431A (en) 1997-04-15 1999-01-19 Abercrombie; Tracy Hill Applicator for coloring hair or fibers and methods for making and using same
US5799669A (en) 1997-09-09 1998-09-01 Briggs; Blanca Flor Apparatus and method for creating hair coloring designs
JP2002172017A (ja) * 2000-12-07 2002-06-18 Masayoshi Nishimura 染髪具
GB2371744B (en) * 2001-01-31 2003-02-12 Salim Rajwani Hair Treatment Device

Also Published As

Publication number Publication date
US6863076B2 (en) 2005-03-08
AU2003303372A1 (en) 2004-07-22
WO2004057995A2 (en) 2004-07-15
US20040129287A1 (en) 2004-07-08
EP1587390A2 (en) 2005-10-26
CA2509898A1 (en) 2004-07-15
BR0316869A (pt) 2005-11-16
AU2003303372A8 (en) 2004-07-22
CN1728955A (zh) 2006-02-01
WO2004057995A3 (en) 2004-12-09
US7191783B2 (en) 2007-03-20
JP2006514564A (ja) 2006-05-11
US20040118424A1 (en) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4639088B2 (ja) 毛髪処理剤を塗布するためのシステム,方法,器具
US8322353B2 (en) System, method, and appliances for applying hair treatments
JP2516440Y2 (ja) 美容師用マスキングシート
US4196741A (en) Product and process for highlighting and streaking hair
US5287864A (en) Frosting foils
US5349970A (en) Method for foiling hair
JP2007196016A (ja) 髪束を分離させるための用具
CA2030457A1 (en) Highlighting kit
US20090139538A1 (en) Sheet Material for Use in the Treatment of Hair
US20100083977A1 (en) Hair Treatment Product and Method
WO2009109742A2 (en) Hair highlights/balayage kit and method
RU2624520C2 (ru) Устройство и способ выборочного обесцвечивания или окрашивания нескольких прядей волос
US20040231690A1 (en) Method and apparatus for use in treating strands of hair
JP5477876B2 (ja) 人工まつげの取り付け方法
US20070119473A1 (en) System, method, and appliances for applying hair treatments
US20150320170A1 (en) Hair treatment foil and method
US5810024A (en) Touch-up kit
EP0063430A2 (en) Hair treatment aid
JP4171608B2 (ja) 縮毛矯正用具と縮毛矯正方法
JP4070754B2 (ja) 美容施術用パウチとその構成部材、及び美容施術方法
JPH1053910A (ja) 人工毛結着方法及び増毛具
JP2004305310A (ja) 脱毛シート
EP1900300A2 (en) Hairdressing tool
US20140158149A1 (en) Hair treatment foil and method
JPH11318546A (ja) 脱毛用粘着シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100810

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees